JP2007181597A - 洗濯機および洗濯機のすすぎ方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】外槽5、排水管11、分岐管15、タンク4、タンク水供給管55およびタンク水直通管61で循環水路を形成する。すすぎ工程において、すすぎ水を、浄化装置6で浄化させつつ、循環水路内で循環させることにより、すすぎに繰返し利用することができ、すすぎに用いる水の量を減らせることができるので、すすぎ工程を1回で済ませることができる。すすぎ水は、浄化装置6に含まれる多孔質物質71により、汚れや洗剤成分が吸着され、効果的に浄化される。多孔質物質71には微生物を蓄えることができるので、多孔質物質71が吸着した汚れや洗剤成分を微生物処理にて分解することができる。
【選択図】図2
Description
このような背景のもとになされたこの発明は、少ないすすぎ回数で衣類の汚れや洗剤成分をすすぎ落とすことができる、節水性能が向上された洗濯機を提供することを主たる目的とする。
そして、この発明は、少ないすすぎ回数で衣類の汚れや洗剤成分をすすぎ落とすことができるすすぎ方法を提供することをさらに別の目的とする。
請求項2記載の発明は、すすぎ工程において、前記洗濯槽の水が前記循環水路を循環するように制御するための循環制御手段を含むことを特徴とする、請求項1記載の洗濯機である。
請求項4記載の発明は、前記浄化装置は、種類の異なる多孔質物質が前記循環方向に沿って2段に配置されていることを特徴とする、請求項2または3記載の洗濯機である。
請求項6記載の発明は、前記浄化装置は、前記循環水路における、前記洗濯槽と前記タンクとの間に挿入されていることを特徴とする、請求項5記載の洗濯機である。
請求項8記載の発明は、オゾン発生手段と、前記循環水路を循環する水に前記オゾン発生手段で発生されたオゾンを供給するためのオゾン供給手段と、をさらに含むことを特徴とする、請求項5〜7のいずれかに記載の洗濯機である。
請求項10記載の発明は、前記多孔質物質は微生物処理のための担体を含むことを特徴とする、請求項5〜9のいずれかに記載の洗濯機である。
請求項11記載の発明は、前記担体に対して空気を供給するための手段を有することを特徴とする、請求項10記載の洗濯機である。
請求項13記載の発明は、前記多孔質物質は、アルミナ、シリカおよび炭素の少なくとも一つを含むことを特徴とする、請求項1〜12のいずれかに記載の洗濯機である。
請求項14記載の発明は、前記浄化装置に対して、水道水または柔軟剤成分を供給し、前記多孔質物質に吸着されたものを乖離させることによって前記多孔質物質をリフレッシュさせるリフレッシュ手段を有することを特徴とする、請求項1〜13のいずれかに記載の洗濯機である。
請求項6記載の発明によれば、浄化装置は、洗濯槽とタンクとの間に挿入されているので、浄化装置で浄化された水をタンクに溜めて洗濯槽に戻すこと、または、タンクに溜められた水を浄化装置で浄化して洗濯槽に戻すことができる。これにより、洗濯機の節水性能の向上を図ることができる。
請求項8記載の発明によれば、循環水路を循環し、浄化装置で汚れや洗剤成分等が除去される水には、オゾン発生手段で発生されたオゾンがオゾン供給手段により供給されるので、この水は、さらに脱色、脱臭および除菌される。これにより、循環水路を循環する水は確実に浄化される。また、この浄化された水が循環水路を循環するので、浄化装置も、この水に混入したオゾンより脱色、脱臭および除菌される。これにより、循環流路を流れる水の浄化に加えて、循環流路および浄化装置を清潔に保つこともできる。そのため、循環される水を効果的に浄化することができる。
請求項12記載の発明によれば、循環水路で、通常の循環方向、すなわち循環水路内の水を浄化するときの水の循環方向とは逆方向に水が流されることにより、通常の循環において濾材で捕獲された糸屑などを濾材から除去して、濾材をリフレッシュすることができる。これにより、濾材による水の浄化を促進することができ、また濾材の交換等の手間を省くことができる。
請求項14記載の発明によれば、リフレッシュ部材が供給する水道水または柔軟剤成分により、多孔質物質に吸着された汚れや洗剤成分等を乖離して、多孔質物質をリフレッシュすることができる。これにより、多孔質物質による水の浄化を促進することができ、また多孔質物質の交換等の手間を省くことができる。
請求項16記載の発明によれば、すすぎ工程において、洗濯槽から汲み出した水を、多孔質物質を有する浄化装置で浄化して洗濯槽へ戻すように循環させながらすすぎを行う。そのため、すすぎに用いる水の量を減らすことができるので、すすぎ工程の回数も減らすことができ、すすぎにおいて節水を図ることができる。
図1は、この発明の一実施形態に係る洗濯機の斜視図であり、前方斜め上方から見た図である。
この洗濯機1は、やや縦長のハウジング2によって外殻が構成されている。ハウジング2の上面には給水口9が設けられており、この給水口9に水道等の給水設備が接続される。ハウジング1の前面上方には、操作パネル75が配置されている。操作パネル75を操作することにより、ユーザは、洗濯機1に所望の運転を行わせることができる。
ハウジング2の前面は、下から上に見ると、下方部が垂直に立ち上がり、途中から斜め後方に向かって緩く傾斜した面となっている。そして前面の中央部上寄りには、扉27が設けられている。扉27は、正面側から見ると角が丸められた正方形状であるが、その内部には、後述する外槽5を塞ぐための円形のシールパッキン(図示せず)が備えられている。ハウジング2の前面下方には、独立して取り外し可能な前パネル2aが設けられていて、前パネル2aを取り外すことにより、洗濯機1の下方前部が露出し、その下方前部に備えられたポンプ、切替バルブおよびフィルタ等(これらについては後述する)のメンテナンスを容易に行うことができる。
ハウジング2の上面後方は、一段低くされた低段面2bとなっている。この洗濯機1は、ハウジング2の背丈が比較的高いので、設置しようとした場合に、ハウジング2の上部が水道栓と干渉する場合がある。そこで、水道栓が低い場合でも、洗濯機1を支障なく配置できるよう、上部後部に背の低い段差面2bが形成されている。
この洗濯機1は、その外殻がハウジング2によって区画されている。ハウジング2内にはドラム3が配置されている。
ドラム3は、円筒状をしており、同じく円筒状の外槽5内に同軸状に収容されている。この実施形態では、ドラム3および外槽5が洗濯槽を構成している。ドラム3はモータ(図示せず)によりドラム3の中心軸を中心に回転される。
第1呼び水管48は、その他端がハウジング2内に備えられた供給ポンプ57に接続されており、ハウジング2内で水を汲み出すために供給ポンプ57を駆動させるときに、収容部7から供給ポンプ57に呼び水を供給するものである。
なお、風呂水供給ポンプ52には、風呂水供給管41の一端が接続されている。風呂水供給管41の他端は、収容部7を介して給水管8に接続されている。そのため、図示しない風呂槽からの風呂水を風呂水供給ポンプ52で汲み出し、風呂水供給管41および給水管8を介して外槽5内に供給することができる。
また、タンク4には、エア抜きホース51の一端が接続されている。エア抜きホース51は、タンク4から上方に延び、その他端が除湿パイプ19に接続されている。これにより、タンク4内部と乾燥風路16とは連通している。
圧力調整用排水管29には、また、オーバーフロー管23が接続されている。そのため、外槽5内に所定量以上の水が供給された場合、その所定量以上の水が、オーバーフロー管23により外槽5の外部にオーバーフローされ、排水管11を介して機外へ排出される。
タンク水供給管55の、タンク4から第2切替バルブ56までの間には、水の流れ方向に沿って、順に供給ポンプ57と、第3切替バルブ34とが介挿されている。
第3切替バルブ34は3方弁であり、供給ポンプ57から吐出されて1方向から流入するタンク4の水を2方向のいずれかに流出させるように切替える。すなわち、引き続きタンク水供給管55に沿って第2切替バルブ56まで流すための供給出口58および排水出口59を有する。
そのため、第3切替バルブ34を切替えることによって、タンク4内の水を、供給ポンプ57で汲み出し、供給出口58からタンク水供給管55に沿って第2切替バルブ56まで流すことができる。
第2切替バルブ56は4方弁であり、タンク水供給管55を通過して1方向から流入する水を3方向のいずれかへ流出させるように切替える。すなわち、第1出口36、第2出口37および第3出口38を有する。
第2出口37には、タンク水直通管61の一端が接続されている。タンク水直通管61の他端は、外槽5の周面壁の最上部に接続されている。
第3出口38には、タンク水給水管60の一端が接続されている。タンク水給水管60の他端は、収容部7を介して給水管8に接続されている。
また、第2切替バルブ56を切替えることによって、タンク4内の水を、第3出口38からタンク水給水管60を介して給水管8へ送り、洗濯に再利用するために外槽5へ溜めることができる。
そして、タンク4の近傍には、オゾン発生手段としてのオゾン発生装置47が設けられている。オゾン発生装置47は、フィルタ62を介して取り込んだ空気に対し無声放電(沿面放電)を行ってオゾンを発生する装置である。オゾン発生装置47を通過した空気にはオゾンが含まれている。
図3に示すように、洗濯機1には、たとえばマイクロコンピュータ等で構成された、循環制御手段としての制御部74が備えられている。制御部74は、操作パネル75の操作に応じて運転制御を行う。そして、その際、制御部74は、排水バルブ12、第1切替バルブ13、ブロア21、ヒータ22、貯水バルブ25、循環ポンプ33、第3切替バルブ34、ユニットバルブ44、オゾン発生装置47、風呂水供給ポンプ52、第2切替バルブ56および供給ポンプ57の切り換え制御を行う。
(洗い工程)
操作パネル75の操作に応じて、制御部74は、図2に示すように、排水バルブ12を閉じてから、ユニットバルブ44の、上述した第1、第2または第3のバルブを開いて、水道栓(図示せず)からの水道水を、給水管8または水道水直通管63を介して外槽5に溜め、また収容部7に収容した洗剤を水道水に溶解させながら外槽5内へ供給し、そしてモータ(図示せず)を駆動してドラム3を回転させて衣類を洗う洗い工程を行う。なお、制御部74は、風呂水ポンプ52を駆動させることにより、風呂水を外槽5に供給してもよい。
(すすぎ工程)
図4は、すすぎ工程を説明するためのフローチャートである。
そして、制御部74は、ユニットバルブ44の、上述した第1、第2または第3のバルブを開いて、水道栓(図示せず)からの水道水を、給水管8または水道水直通管63を介して外槽5に溜める(S2)。
その後、制御部74は、モータ(図示せず)を駆動してドラム3を回転させ、衣類のすすぎを行う(S5)。
ドラム3が所定時間回転されると、第1切替バルブ13が閉じられ(S6)、排水バルブ12および貯水バルブ25が開かれる(S7)。これにより、外槽5のすすぎ水がタンク4に導かれる。
その後、供給ポンプ57が駆動され(S9)、S7でタンク4に導かれた水は、タンク水供給管55およびタンク水直通管61を介して外槽5に供給される。また、この水は、外槽5に供給されて衣類のすすぎに用いられた後、すすぎ工程が完了するまで、たとえば10〜30分間循環水路を循環する。なお、すすぎ水が循環水路を循環する間、外槽5に供給されるすすぎ水の給水量と、外槽5からタンク4へ排出されるすすぎ水の排水量との間に変動差が生じないように、排水バルブ12、貯水バルブ25、第2切替バルブ56、第3切替バルブ34および供給ポンプ57が、制御部74によって適宜制御される。また、必要に応じて水道水を外槽5へ補充するような制御を加えてもよい。
図5および図6は、浄化装置6の概略側断面図である。
図2に示すように、また上述したように、浄化装置6は、分岐管15の、リントフィルタ14と貯水バルブ25の間に介挿されている。なお、図5および図6において、紙面上方がリントフィルタ14側であり、紙面下方が貯水バルブ25側である。以降、リントフィルタ14から貯水バルブ25への流れ(図5および図6(a)実線矢印方向)を循環方向、貯水バルブ25からリントフィルタ14への流れ(図6(b)破線矢印方向)を逆循環方向とする。
多孔質物質71は、アルミナ、シリカおよび炭素の少なくとも一つを含む略球体である。
アルミナおよびシリカは、セラミックに含有される成分であり、市販のガラスにも含有されているので、比較的安価にかつ容易に入手することができる。また、アルミナおよびシリカには、洗濯に用いた水に含まれる、汚れとしての衣類の色素、洗剤成分としての陰イオン界面活性剤(LAS:直鎖アルキルベンゼンスルホン酸)等を吸着する性質がある。
そして、多孔質物質71の表面には、微小な孔隙を有する凹部72が多数形成されており、これにより多孔質物質71の表面積は大きくなり、多孔質物質71の、上述した汚れおよび洗剤成分に対する吸着性能は高いものとなっており、循環水路内を流れる水を、洗濯に再利用するのに適するまで効果的に浄化することができる。
そして、糸屑などが除去された水は、その中に含まれる上述した汚れおよび洗剤成分が、濾材73よりも循環方向下流側の多孔質物質71の凹部72に吸着されることにより、除去され、出口70から分岐管15を介してタンク4内に導かれる。
なお、すすぎ水に含まれる汚れおよび洗剤成分の量が、浄化装置6で対処しきれない程多い場合には、制御部74は、図2に示すように、泡沫分離手段としてのエゼクタ35に空気を供給し、この空気の気泡により、タンク4内において、汚れおよび洗剤成分をすすぎ水から泡沫分離することができる。なお、泡沫分離されて、空気の気泡に含まれた汚れおよび洗剤成分は、入口26から、圧力調整用排水管29および排水管11を介して機外に排出される。これにより、すすぎ水を効果的に浄化することが可能となる。
以上のように、すすぎ水は、その中に含まれる汚れおよび洗剤成分が浄化装置6の多孔質物質71に吸着される。そのため、汚れおよび洗剤成分が一定量吸着されると、多孔質物質71の吸着性能は低下するので、この吸着性能を回復させる必要がある。
制御部74は、収容部7に収容した柔軟剤を水道水に溶解させながら外槽5内へ供給し、リフレッシュ手段としての水道水または柔軟剤が溶解している水道水を循環水路内で循環させる。
よって、このようなリフレッシュ運転により、多孔質物質71の吸着性能を回復(リフレッシュ)することができる。そのため、多孔質物質71による水の浄化を促進することができる。また、多孔質物質71の交換等の手間を省くことができる。
(乾燥工程)
乾燥工程において、制御部74は、図2に示すように、ヒータ22をONし、ブロア21およびドラム3を回転させ、熱風を乾燥風路16、ドラム3および外槽5内で循環させ、ドラム3内の衣類に含まれる水分を気化させて、衣類の乾燥を行う。このとき、制御部74は、ユニットバルブ44の、上述した第4のバルブを開いて、水道栓(図示せず)からの水道水を、熱交換用給水管49から除湿パイプ19内に落下させることにより、上述したように、気化した水分(水蒸気)を液化させる。なお、操作パネル75の操作に応じ、制御部74は、供給ポンプ57を駆動し、第3切替バルブ34および第2切替バルブ56を切替えて、タンク4内に溜められた水を、上述した水道水に代えて、熱交換用タンク水給水管24から除湿パイプ19内に落下させてもよい。そして、制御部74は、操作パネル75の操作に応じ、排水バルブ12を開き、貯水バルブ25または第1切替バルブ13を開いて、除湿パイプ19内に落下された水および液化した水分を、貯水バルブ25を開く場合にはタンク4に溜め、第1切替バルブ13を開く場合には機外に排出する。
そして、上記した所定時間ドラム3内にオゾンを供給した後、制御部74は、オゾン発生装置47の作動を停止させ、ヒータ22をOFFし、オゾンの供給を停止する。なお、ブロア21およびドラム3の回転は継続されており、加熱されていない空気がドラム3内に供給されて、所定温度まで衣類を冷却するいわゆるクールダウン運転が、所定時間行われる。このクールダウン運転中において、ドラム3を含めたハウジング2内全てのオゾンが酸化反応により消滅し、オゾンの濃度は人体にとって影響のないレベルにまで低下する。また、扉27は、ドラム3内へのオゾン供給開始時からクールダウン運転が終了した後も、引き続き、所定時間ロックされており、不用意に開かれることがないので、オゾンが漏れ出す虞はなく、オゾンの制御が安全なものとなる。その後、ブロア21およびドラム3は回転を停止し、乾燥工程は終了する。このため、乾燥工程終了後に、ユーザが扉(図示せず)を開けたときに、オゾン臭等が外部に漂ったりせず、安全である。また、衣類も冷却されているので快適に取り出すことができる。
(変形例)
図7は、第1の変形例を適用した洗濯機1の構成ブロック図である。また、図8は、第1の変形例を適用した洗濯機1のタンク4および浄化装置6を示したものである。そして、図9は、第2の変形例を適用した洗濯機1の構成ブロック図である。なお、上記に説明した部材と同様の部材には同一の符号を付してその説明を省略する。
また、循環路32および循環ポンプ33はなく、エゼクタ35は、タンク水給水管55の、第3切替バルブ34と供給ポンプ57との間に介挿されている。
なお、変形例2において、浄化装置6は、洗濯機1のハウジング2内に設けられていたが、この洗濯機1を業務用として複数台使用する場合には、浄化装置6をハウジング2外に設け、複数台の洗濯機1からの排出される水を一括して浄化するような構成をとってもよい。
3 ドラム
4 タンク
5 外槽
6 浄化装置
11 排水管
15 分岐管
33 循環ポンプ
35 エゼクタ
47 オゾン発生装置
55 タンク水供給管
61 タンク水直通管
71 多孔質物質
73 濾材
74 制御部
Claims (16)
- 洗濯槽と、
前記洗濯槽の水を汲み出し、再び前記洗濯槽へ戻すための循環水路と、
前記循環水路に設けられ、前記循環水路を流れる水に含まれる汚れや洗剤成分等を吸着するための多孔質物質を有する浄化装置と、
を含むことを特徴とする洗濯機。 - すすぎ工程において、前記洗濯槽の水が前記循環水路を循環するように制御するための循環制御手段を含むことを特徴とする、請求項1記載の洗濯機。
- 前記循環水路において、
濾材と、
前記濾材に対して水の循環方向下流側に隣接配置された前記多孔質物質と、
を含むことを特徴とする、請求項2記載の洗濯機。 - 前記浄化装置は、種類の異なる多孔質物質が前記循環方向に沿って2段に配置されていることを特徴とする、請求項2または3記載の洗濯機。
- 前記循環水路に挿入され、前記循環水路を流れる水を一旦溜めるためのタンクを含むことを特徴とする、請求項2〜4のいずれかに記載の洗濯機。
- 前記浄化装置は、前記循環水路における、前記洗濯槽と前記タンクとの間に挿入されていることを特徴とする、請求項5記載の洗濯機。
- 前記浄化装置は、前記タンク内に設けられていることを特徴とする、請求項5記載の洗濯機。
- オゾン発生手段と、
前記循環水路を循環する水に前記オゾン発生手段で発生されたオゾンを供給するためのオゾン供給手段と、
をさらに含むことを特徴とする、請求項5〜7のいずれかに記載の洗濯機。 - 前記オゾン供給手段は、前記タンクに溜められた水にオゾンを供給することを特徴とする、請求項8記載の洗濯機。
- 前記多孔質物質は微生物処理のための担体を含むことを特徴とする、請求項5〜9のいずれかに記載の洗濯機。
- 前記担体に対して空気を供給するための手段を有することを特徴とする、請求項10記載の洗濯機。
- 前記循環水路に、前記循環方向とは逆方向に水を流す手段を有することを特徴とする請求項3〜11のいずれかに記載の洗濯機。
- 前記多孔質物質は、アルミナ、シリカおよび炭素の少なくとも一つを含むことを特徴とする、請求項1〜12のいずれかに記載の洗濯機。
- 前記浄化装置に対して、水道水または柔軟剤成分を供給し、前記多孔質物質に吸着されたものを乖離させることによって前記多孔質物質をリフレッシュさせるリフレッシュ手段を有することを特徴とする、請求項1〜13のいずれかに記載の洗濯機。
- 洗濯槽と、
前記洗濯槽の水を汲み出し、再び前記洗濯槽へ戻すための循環水路と、
前記循環水路に挿入され、前記循環水路を流れる水を一旦溜めるためのタンクと、
前記タンク内に溜められた水に対して微細気泡を供給し、前記タンク内に溜められた水に含まれる汚れや洗剤成分等を分離させるための泡沫分離手段と、
を含むことを特徴とする洗濯機。 - すすぎ工程においてに、洗濯槽の水を汲み出し、多孔質物質を有する浄化装置を通過させた後、前記洗濯槽へと戻すように水を循環させながらすすぎを行うことを特徴とする、洗濯機のすすぎ方法。
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