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JP2007036711A - 半導体集積回路装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 リーク電流検出回路の検出感度を向上させることができ、レスポンスを改善することができる半導体集積回路装置を提供すること。
【解決手段】 半導体集積回路装置100は、内部回路130に基板電圧を供給して該内部回路130のNchMOSトランジスタの閾値電圧を制御する基板電圧制御ブロック120と、ドレインに高電位側電源電圧VDDを供給し、ソースが定電流源111に接続され、ゲートには任意の安定電位を印加し、基板電圧が基板電圧制御ブロック120により制御されるリーク電流検出NchMOSトランジスタTn1と、リーク電流検出NchMOSトランジスタTn1のソース電位と、あらかじめ決められた基準電位とを比較する比較器COMP1とからなるリーク電流検出回路110とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、MIS(Metal Insulated Semiconductor)トランジスタの閾値電圧を制御する半導体集積回路装置に関し、特に、微細化されたMISトランジスタに対する低電源電圧動作における基板電圧制御が可能な半導体集積回路装置に関する。
近年、半導体集積回路の低消費電力化の有力な方法として、電源電圧を下げる方法が知られている。しかし、電源電圧を下げることにより、MISトランジスタ又はMOS(Metal Oxide Semiconductor)トランジスタの閾値電圧変動が半導体集積回路の動作速度に与える影響が大きくなってきた。
この問題に対し、従来、閾値電圧のばらつきを小さくする回路技術が開発されている。例えば、図12に示すように、サブスレッシュホールド領域で動作させた2つのNchMOSトランジスタM1nとM2nにより生成された安定電位をリーク電流検出用NchMOSトランジスタMLnのゲートに印加し、前記トランジスタMLnのドレインに定電流源を接続したリーク電流検出回路と、基板バイアス回路を使って以下の動作を行う。まず、閾値電圧が目標値より低い時は、リーク電流が目標値より増えるので、検出したリーク電流が設定値より大きくなる。その結果、基板バイアス回路が作動して、基板バイアスが深くなり、閾値電圧は高く修正される。逆に、閾値電圧が目標値より高い時は、リーク電流が目標値より減るので、検出したリーク電流が設定値より小さくなる。その結果、基板バイアス回路が基板バイアスを浅くし、閾値電圧は低く修正される(特許文献1参照)。
また、図13に示すように、半導体基板上に、集積回路本体16Bと、複数のNchMOSトランジスタのうちの少なくとも一つのドレイン電流をモニタするモニタ手段15Bと、ドレイン電流が一定になるように、半導体基板の基板電圧BNを制御する基板電圧調整手段14Bを具備し、NchMOSトランジスタ11Bのドレインは定電流源12Bに接続され、ソースは接地電位VSS端子に接続され、ゲートは任意の電圧17Bに設定され、比較部13Bの基準入力IN1の電圧値は電源電圧値に設定される。比較部13Bの被測定側入力IN2は前記MOSトランジスタ11Bのドレインに接続されている(特許文献2参照)。
さらに、特許文献2には、図14に示すように、半導体基板上に集積回路本体16Aと、複数のPchMOSトランジスタのうちの少なくとも一つのドレイン電流をモニタするモニタ手段15Aと、ドレイン電流が一定になるように、半導体基板の基板電圧BPを制御する基板電圧調整手段14Aを具備し、モニタ手段は、定電流源12Aと、前記複数のPchMOSトランジスタと同一基板上に形成されたモニタ用PchMOSトランジスタ11Aのドレインと、集積回路本体の複数のPchMOSトランジスタ又はNchMOSトランジスタのドレインと、を接地電位VSS端子に接続した状態で、モニタ用PchMOSトランジスタのソース電位と、あらかじめ決められた基準電位と、を比較する比較手段13Aを具備し、比較結果をモニタ用PchMOSトランジスタの基板電圧にフィードバックしている(特許文献2参照)。
また、図15に示すように、ゲートとドレインを定電流源に接続したNchMOSトランジスタのドレイン電位をモニタするモニタ手段と、ドレイン電位が一定になるように、半導体基板の基板電圧Vbnを制御する基板電圧調整手段を具備し、NchMOSトランジスタのドレインを比較部の一方に接続し、他方を基準電位Vgsn(一定電位)に接続する。そして、比較部の出力が基板電圧調整手段に入力され、基板電圧調整手段から基板電圧Vbnを発生する(非特許文献1参照)。
特開平9−130232号公報 特開2004−165649号公報 Sumita, M. etc., "Mixed Body Bias Techniques With Fixed Vt and Ids Generation Circuits" IEEE JOURNAL OF SOLID-STATE CIRCUITS, VOL. 40, NO.1,JANUARY 2005
しかしながら、このような従来の半導体集積回路装置にあっては、以下のような3つの課題が存在する。まず、第1の課題としては、特許文献1及び特許文献2の方法においては、共にリーク電流検出NchMOSトランジスタのドレイン電位の変動を検出する方法であるため、初期電位からドレイン電位の変動を検出するための基準電位を超えるまでのドレイン電位変動がないとリーク電流の変化を検出できないという問題がある。このため、リーク電流検出の検出感度とレスポンスの向上に限界がある。
また、第2の課題としては、特許文献2に開示されているPchMOSトランジスタの基板電圧制御においては、モニタ用PchMOSFETのドレインと、集積回路本体の複数のPchMOSFET又はNchMOSFETのドレインと、を接地電位VSS端子に接続するという制限が存在する。このため、回路接続制限などの回路設計上の制約があるという欠点がある。
さらに、第3の課題としては、特許文献2と非特許文献1の方法においては、コンパレータ又はオペアンプを用いた比較器を用いているため、比較器のDCオフセット誤差が閾値電圧設定値誤差となることである。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、リーク電流検出回路の検出感度を向上させることができ、レスポンスを改善することができる半導体集積回路装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、比較器のDCオフセット誤差をキャンセルすることができ、基板電圧を制御する精度を向上させることができる半導体集積回路装置を提供することを別の目的とする。
(1)本発明の半導体集積回路装置は、半導体基板上に複数のMISトランジスタを有する内部回路と、前記内部回路に基板電圧を供給して該内部回路のMISトランジスタの閾値電圧を制御する基板電圧制御ブロックと、ドレインに任意の電位の電源電圧を供給し、ソースが定電流源に接続され、ゲートには任意の安定電位を印加し、基板電圧が前記基板電圧制御ブロックにより制御されるリーク電流検出MISトランジスタと、前記リーク電流検出MISトランジスタのソース電位と、あらかじめ決められた基準電位とを比較する比較器とからなるリーク電流検出回路とを備え、前記基板電圧制御ブロックは、前記比較器の比較結果を基に基板電圧を発生し、発生した基板電圧を前記リーク電流検出MISトランジスタの基板及び前記内部回路のMISトランジスタの基板に印加する構成を採る。
(2)本発明の半導体集積回路装置は、半導体基板上に複数のMISトランジスタを有する内部回路と、前記内部回路に基板電圧を供給して該内部回路のMISトランジスタの閾値電圧を制御する基板電圧制御ブロックと、ドレインに高電位側電源電圧VDDを供給し、ソースが定電流源に接続され、ゲートには任意の安定電位を印加し、基板電圧が前記基板電圧制御ブロックにより制御されるリーク電流検出NchMISトランジスタと、前記リーク電流検出NchMISトランジスタのソース電位と、あらかじめ決められた基準電位とを比較する比較器とからなるリーク電流検出回路とを備え、前記基板電圧制御ブロックは、前記比較器の比較結果を基に基板電圧を発生し、発生した基板電圧を前記リーク電流検出NchMISトランジスタの基板及び前記内部回路のNchMISトランジスタの基板に印加する構成を採る。
(3)本発明の半導体集積回路装置は、半導体基板上に複数のMISトランジスタを有する内部回路と、前記内部回路に基板電圧を供給して該内部回路のMISトランジスタの閾値電圧を制御する基板電圧制御ブロックと、ドレインに低電位側電源電圧VSSを供給し、ソースが定電流源に接続され、ゲートには任意の安定電位を印加し、基板電圧が前記基板電圧制御ブロックにより制御されるリーク電流検出PchMISトランジスタと、前記リーク電流検出PchMISトランジスタのソース電位と、あらかじめ決められた基準電位とを比較する比較器とからなるリーク電流検出回路とを備え、前記基板電圧制御ブロックは、前記比較器の比較結果を基に基板電圧を発生し、発生した基板電圧を前記リーク電流検出PchMISトランジスタの基板及び前記内部回路のPchMISトランジスタの基板に印加し、前記内部回路の複数のPchMOSトランジスタのソースが高電位側電源電圧VDD端子に接続される構成を採る。
(4)さらに、前記比較器の第1及び第2入力端子と、前記リーク電流検出MISトランジスタのソース及び基準電位端子間に設置されたスイッチと、前記内部回路が動作していない時に、前記リーク電流検出MISトランジスタのソース及び基準電位端子と前記比較器の各入力端子間を前記スイッチで切り替えることにより、基板電圧調整を2度行い、それぞれの基板電圧設定値の平均をとり、前記内部回路の通常動作時に、前記平均をとった基板電圧設定値を基に基板電圧を発生することにより前記比較器のDCオフセットを補正する入力データ補正手段とを備えることがより好ましい。
(5)本発明の半導体集積回路装置は、半導体基板上に複数のMISトランジスタを有する内部回路と、前記内部回路に基板電圧を供給して該内部回路のMISトランジスタの閾値電圧を制御する基板電圧制御ブロックと、ソースに低電位側電源電圧VSSを供給し、ゲートとドレインを結線し且つ定電流源に接続され、基板電圧が前記基板電圧制御ブロックにより制御されるリーク電流検出NchMISトランジスタと、前記リーク電流検出NchMISトランジスタのドレイン電位と、あらかじめ決められた基準電位とを比較する比較器とからなるリーク電流検出回路とを備え、前記基板電圧制御ブロックは、前記比較器の比較結果を基に基板電圧を発生し、発生した基板電圧を前記リーク電流検出NchMISトランジスタの基板及び前記内部回路のNchMISトランジスタの基板に印加し、前記比較器の第1及び第2入力端子と、前記リーク電流検出NchMISトランジスタのドレイン及び基準電位端子間に設置されたスイッチと、前記内部回路が動作していない時に、前記リーク電流検出NchMISトランジスタのドレイン及び基準電位端子と前記比較器の各入力端子間を前記スイッチで切り替えることにより、基板電圧調整を2度行い、それぞれの基板電圧設定値の平均をとり、前記内部回路の通常動作時に、前記平均をとった基板電圧設定値を基に基板電圧を発生することにより前記比較器のDCオフセットを補正する入力データ補正手段とを備える構成を採る。
(6)本発明の半導体集積回路装置は、半導体基板上に複数のMISトランジスタを有する内部回路と、前記内部回路に基板電圧を供給して該内部回路のMISトランジスタの閾値電圧を制御する基板電圧制御ブロックと、ソースに高電位側電源電圧VDDを供給し、ゲートとドレインを結線し且つ定電流源に接続され、基板電圧が前記基板電圧制御ブロックにより制御されるリーク電流検出PchMISトランジスタと、前記リーク電流検出PchMISトランジスタのドレイン電位と、あらかじめ決められた基準電位とを比較する比較器とからなるリーク電流検出回路とを備え、前記基板電圧制御ブロックは、前記比較器の比較結果を基に基板電圧を発生し、発生した基板電圧を前記リーク電流検出PchMISトランジスタの基板及び前記内部回路のPchMISトランジスタの基板に印加し、前記比較器の第1及び第2入力端子と、前記リーク電流検出PchMISトランジスタのドレイン及び基準電位端子間に設置されたスイッチと、前記内部回路が動作していない時に、前記リーク電流検出PchMISトランジスタのドレイン及び基準電位端子と前記比較器の各入力端子間を前記スイッチで切り替えることにより、基板電圧調整を2度行い、それぞれの基板電圧設定値の平均をとり、前記内部回路の通常動作時に、前記平均をとった基板電圧設定値を基に基板電圧を発生することにより前記比較器のDCオフセットを補正する入力データ補正手段とを備える構成を採る。
本発明によれば、トランジスタの閾値電圧を制御する半導体集積回路装置のリーク電流検出回路において、リーク電流検出MISトランジスタの検出電位の検出感度の向上及びレスポンスの向上を図ることができる。また、リーク電流検出MISトランジスタの電位検出ノード及び基準電位端子と比較器の入力端子との間にスイッチを入れることにより、比較器のDCオフセットをキャンセルすることができる。
以下、MISトランジスタの代表例であるMOSトランジスタを用いた本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
(原理説明)
まず、本発明の基本原理について説明する。
本発明のMOSトランジスタの閾値電圧を制御する半導体集積回路装置は、リーク電流検出回路と基板電圧制御ブロックと内部回路により構成され、前記リーク電流検出回路は、以下の回路構成をとる。まず、第1の課題を解決するため、ドレインに高電位側電源電圧VDDを供給し、ソースが定電流源に接続され、ゲートには任意の安定電位Vref1を印加し、基板電圧が基板電圧制御ブロックにより制御されたリーク電流検出NchMOSトランジスタTn1を形成する。次に、NchMOSトランジスタTn1のソースをコンパレータ又はオペアンプを用いた比較器の入力端子IN1に接続し、前記比較器の入力端子IN2には基準電位として低電位側電源電圧VSSを印加する。内部回路においては、VSS端子は複数のNchMOSトランジスタのソースに接続されている。比較器の出力は基板電圧制御ブロックに入力され、前記ソース電位がVSSより大きいか小さいかの僅かな変化を検出し、リーク電流検出NchMOSトランジスタTn1と内部回路のNchMOSトランジスタの基板電圧を制御する。
これにより、リーク電流検出NchMOSトランジスタTn1の検出電位の検出感度及びレスポンスが向上することになる。
また、特許文献2に開示されたPchMOSトランジスタの基板電圧制御において、第2の課題を解決するため、ドレインに低電位側電源電圧VSSを供給し、ソースが定電流源に接続され、ゲートには任意の安定電位Vref2を印加し、基板電圧が基板電圧制御ブロックにより制御されたリーク電流検出PchMOSトランジスタTp1を形成する。次に、PchMOSトランジスタTp1のソースを比較器の入力端子IN1に接続し、前記比較器の入力端子IN2には基準電位としてVDDを印加する。以上は、従来例と同じであるが、従来例では、リーク電流検出PchMOSトランジスタTp1のドレインと、内部回路の複数のPchMOSトランジスタ又はNchMOSトランジスタのドレインと、を共にVSS端子に接続するのに比べ、本実施の形態では、リーク電流検出PchMOSトランジスタTp1のドレインのみをVSS端子に接続し、内部回路においては、複数のPchMOSトランジスタのソースをVDD端子に接続していることが異なる。
さらに、第3の課題を解決するため、特許文献2に示すNchMOSトランジスタの閾値電圧を制御する半導体集積回路装置において、前記比較器のそれぞれの入力端子IN1、IN2と、NchMOSトランジスタTn1のソース及びVSS端子間にスイッチを設ける。まず、内部回路が動作していない時に、NchMOSトランジスタTn1のソースをIN1に接続し、VSS端子をIN2に接続してリーク電流検出NchMOSトランジスタの基板電圧を調整し、その基板電圧設定値をコントローラ内部のレジスタ1に入力する。次に、前記スイッチを切り替えて、NchMOSトランジスタTn1のソースをIN2に接続し、VSS端子をIN1に接続してリーク電流検出NchMOSトランジスタの基板電圧を調整する。この場合は基板電圧の極性を考慮して行う必要がある。このようにして求めた基板電圧設定値をコントローラ内部のレジスタ2に入力する。次に、レジスタ1とレジスタ2に格納されたそれぞれの基板電圧設定値の平均をとり、レジスタ3に格納し、内部回路の通常動作時に、レジスタ3の基板電圧設定値で内部回路の基板電圧を制御するようにする。これにより、比較器のDCオフセットをキャンセルすることができ、基板電圧を制御する精度を向上させることができる。これは、PchMOSトランジスタの基板電圧制御回路においても、同様に適用することができる。
また、非特許文献1に示すNchMOSトランジスタの閾値電圧を制御する半導体集積回路装置において、前記比較器のそれぞれの入力端子IN1、IN2と、NchMOSトランジスタTn1のドレイン及び基準電位Vref3端子間にスイッチを設ける。まず、内部回路が動作していない時に、NchMOSトランジスタTn1のドレインをIN1に接続し、基準電位Vref3端子をIN2に接続してドレイン電圧検出NchMOSトランジスタの基板電圧を調整し、その基板電圧設定値をコントローラ内部のレジスタ1に入力する。次に、前記スイッチを切り替えて、NchMOSトランジスタTn1のドレインをIN2に接続し、基準電位Vref3端子をIN1に接続してドレイン電圧検出NchMOSトランジスタの基板電圧を調整する。この場合は基板電圧の極性を考慮して行う必要がある。このようにして求めた基板電圧設定値をコントローラ内部のレジスタ2に入力する。次に、レジスタ1とレジスタ2に格納されたそれぞれの基板電圧設定値の平均をとり、レジスタ3に格納し、内部回路の通常動作時に、レジスタ3の基板電圧設定値で内部回路の基板電圧を制御するようにする。これにより、比較器のDCオフセットをキャンセルすることができ、基板電圧を制御する精度を向上させることができる。これは、PchMOSトランジスタの基板電圧制御回路においても、同様に適用することができる。
(実施の形態1)
図1は、上記基本的な考え方に基づく本発明の実施の形態1に係る半導体集積回路装置の構成を示す図である。本実施の形態は、NchMOSトランジスタのリーク電流検出回路と基板電圧制御ブロックと内部回路とを備える半導体集積回路装置に適用した例である。
図1において、半導体集積回路装置100は、NchMOSトランジスタのリーク電流検出回路110と、基板電圧制御を行う基板電圧制御ブロック120と、半導体基板上に複数のMOSトランジスタを有する内部回路130とを備え、半導体集積回路装置100は、内部回路130を構成するNchMOSトランジスタの閾値電圧を制御する。
リーク電流検出回路110は、ドレインがVDD端子に接続され、ソースが定電流源に接続され、ゲートには任意の安定電位Vref1を印加し、基板電圧が基板電圧制御ブロック120により制御されたリーク電流検出NchMOSトランジスタTn1と、一方の入力端子IN1にNchMOSトランジスタTn1のソースを接続し、他方の入力端子IN2には基準電位としてVSSを印加した比較器COMP1と、リーク電流検出NchMOSトランジスタTn1に定電流を供給する定電流源111とを備えて構成される。
定電流源111は、ソースをVDD端子に接続し、ゲートをVSS端子に接続したPchMOSトランジスタTp1と、ゲートとドレインがTp1のドレインに接続され、ソースがVSS2端子に接続されたNchMOSトランジスタTn3とカレントミラー回路を構成し、ソースがVSS2端子に接続されたNchMOSトランジスタTn2により構成される。
比較器COMP1は、コンパレータやオペアンプで構成され、リーク電流検出NchMOSトランジスタTn1のソース電位が、基準電位であるVSSより高ければ、−1(ローレベル)を出力し、低ければ+1(ハイレベル)を出力する。比較器COMP1の出力信号は、コントローラ127内のアップダウンカウンタ121(後述)に入力され、−1の時はダウンカウントを行い、+1の時はアップカウントを行う。そして、カウント値をレジスタ1に格納する。別の方法として、加減算器を用いることも可能である。
比較器COMP1には、電源電圧としてVDDとVSSより低い電圧であるVSS2を印加する。ここで内部回路130においては、VSS端子は複数のNchMOSトランジスタのソースに接続されている。比較器COMP1の出力は、基板電圧制御ブロック120に入力される。
基板電圧制御ブロック120は、アナログ方式の回路とデジタル方式の回路の2種類あるが、ここでは、デジタル方式の回路の例を説明する。この例では、基板電圧制御ブロック120は、アップダウンカウンタ121、レジスタ122(レジスタ1)、基板電圧設定上限値レジスタ123、基板電圧設定下限値レジスタ124、比較回路125及びレジスタ126(レジスタ2)により構成されたコントローラ127と、コントローラ127からデジタル値を受けて基板電圧を発生するDA変換器128とから構成される。コントローラ127は、比較器COMP1の出力を基にアップダウンカウンタのカウント値を変化させることでリーク電流検出NchMOSトランジスタTn1の基板及び内部回路130のNchMOSトランジスタの基板に印加する基板電圧を変える制御を行う。DA変換器128は、コントローラ127からのデジタル値をDA変換して基板電圧を発生する。
基板電圧制御ブロック120のDA変換器128が発生する基板電圧は、リーク電流検出回路110のリーク電流検出NchMOSトランジスタTn1の基板及び内部回路130のNchMOSトランジスタの基板に印加される。
内部回路130は、半導体集積回路装置100によって内部のNchMOSトランジスタの閾値電圧が制御される回路であればどのような回路でもよいが、ここではPchMOSトランジスタとNchMOSトランジスタとを直列に接続しゲートを共通にしたCMOS(Complementary MOS)回路を例に採る。
上記リーク電流検出NchMOSトランジスタTn1は、内部回路130のNchMOSトランジスタと同じ基板上に配置されていても良く、また、別の基板上に配置されていて、電気的に接続されていても良い。
基板電圧制御ブロック120の出力の上限は、内部回路130のVSS以上であり、下限は内部回路130のVSS以下である。コントローラ127内部のレジスタ123,124に基板電圧設定上限値と基板電圧設定下限値を格納しておき、比較回路125でレジスタ1の値と比較を行い、レジスタ1の値が基板電圧設定上限値を超える場合はその基板電圧設定上限値を出力し、レジスタ1の値が基板電圧設定下限値を超える場合はその基板電圧設定下限値を出力し、レジスタ1の値が基板電圧設定下限値と基板電圧設定上限値の間であればレジスタ1の値を出力する。そして、その出力された比較結果をレジスタ2に格納する。すなわち、レジスタ2の値は基板電圧設定値の上限と下限を超えることは無い。
コントローラ127からレジスタ2の値をDA変換器128に入力し、DA変換器128からレジスタ2に対応する基板電圧が、リーク電流検出NchMOSトランジスタTn1の基板及び内部回路130のNchMOSトランジスタの基板に印加される。又は、DA変換器128の出力を例えばオペアンプを使ったバッファ(DA変換器の出力をオペアンプの+入力端子に接続し、オペアンプの−入力端子と出力端子を結線したインピーダンス変換回路)を介して、基板電圧を発生させることもできる。
以下、上述のように構成された半導体集積回路装置100の基板電圧制御動作について説明する。
まず、基板電圧制御の動作を開始する前に、アップダウンカウンタ121のカウント値及びレジスタ122,126(レジスタ1,2)の値をゼロ(0)にリセットするか、前回測定した値を設定する。リーク電流検出NchMOSトランジスタTn1のソース電位が、基準電位であるVSSより高ければ、比較器COMP1は、−1(ローレベル)を出力し、アップダウンカウンタ121はダウンカウントし、カウント値がレジスタ1に格納される。比較回路125は、基板電圧設定上限値又は下限値を超えていないか否かを比較し、レジスタ2に比較結果を格納する。そして、DA変換器128は、レジスタ2の値に対応する基板電圧を出力し、リーク電流検出NchMOSトランジスタTn1の基板電圧を下げる(深くする)。その結果、リーク電流検出NchMOSトランジスタTn1の閾値電圧が大きくなり、NchMOSトランジスタTn1ソース電位が下げられる。
逆に、リーク電流検出NchMOSトランジスタTn1のソース電位が、基準電位であるVSSより低ければ、比較器COMP1は、+1(ハイレベル)を出力し、アップダウンカウンタ121はアップカウントし、カウント値がレジスタ1に格納される。比較回路125は、基板電圧設定上限値又は下限値を超えていないか否かを比較し、レジスタ2に比較結果を格納する。そして、DA変換器128は、レジスタ2の値の対応する基板電圧を出力し、リーク電流検出NchMOSトランジスタTn1の基板電圧を上げる(浅くする)。その結果、リーク電流検出NchMOSトランジスタTn1の閾値電圧が小さくなり、NchMOSトランジスタTn1ソース電位が上げられる。
以上の動作を繰り返すことにより、最終的には、リーク電流検出NchMOSトランジスタTn1のソース電位がVSSと同じ電位になるように収束する。
基板電圧制御ブロック120の出力の下限は、NchMOSトランジスタにGIDL(Gate-Induced Drain Leakage)効果が発生しない範囲の電圧に設定されることが望ましい。GIDL効果とは、基板に対し負の電圧であるバックバイアスをかけすぎると、サブスレッシュホールド電流が増加する効果のことである。また、基板電圧制御ブロック120の出力の上限は、MOSトランジスタがバイポーラ特性を示さない範囲の電圧に設定されることが望ましい。基板に対し正の電圧であるフォワードバイアスをかけすぎると、MOSトランジスタがバイポーラ特性を示し、閾値制御回路のフィードバックのゲインが非常に大きくなり、フィードバック系が発振を起こすので、防止する必要があるからである。
以上説明したように、リーク電流検出回路110は、ドレインがVDD端子に接続され、ソースが定電流源に接続され、ゲートには任意の安定電位Vref1を印加し、基板電圧が基板電圧制御ブロックにより制御されたリーク電流検出NchMOSトランジスタTn1により構成されたソースフォロワ回路を利用している。したがって、ソース電位に現れる極めて僅かな変化(閾値レベルの電圧変動)を比較器COMP1によって比較・検出するので、リーク電流検出NchMOSトランジスタのドレイン電位の変動を検出する従来の方法に比べて、リーク電流検出NchMOSトランジスタTn1の検出電位の検出感度及びレスポンスが飛躍的に向上する。これにより、内部回路130のMOSトランジスタの基板電圧を適切に制御することができ、低電源電圧動作における閾値電圧制御が可能になる。
制御動作に関しては、上述した閾値電圧制御動作を常時行うこともできるし、内部回路130が動作していない時に行い、リーク電流検出NchMOSトランジスタTn1のソース電位がVSSと同じ電位になったら動作を止めることもできる。
(実施の形態2)
実施の形態2は、リーク電流検出PchMOSトランジスタを用いたリーク電流検出回路に適用する例である。
図2は、本発明の実施の形態2に係る半導体集積回路装置の構成を示す図である。本実施の形態は、PchMOSトランジスタのリーク電流検出回路と基板電圧制御ブロックと内部回路とを備える半導体集積回路装置に適用した例である。図1と同一構成部分には同一符号を付して重複箇所の説明を省略する。
図2において、半導体集積回路装置200は、PchMOSトランジスタのリーク電流検出回路210と、基板電圧制御ブロック120と、内部回路130とを備え、半導体集積回路装置200は、内部回路130を構成するPchMOSトランジスタの閾値電圧を制御する。
リーク電流検出回路210は、ドレインがVSS端子に接続され、ソースが定電流源に接続され、ゲートには任意の安定電位Vref2を印加し、基板電圧が基板電圧制御ブロックにより制御されたリーク電流検出PchMOSトランジスタTp1と、一方の入力端子IN1にPchMOSトランジスタTp1のソースを接続し、他方の入力端子IN2には基準電位としてVDDを印加した比較器COMP2と、リーク電流検出PchMOSトランジスタTp1に定電流を供給する定電流源211とを備えて構成される。
定電流源211は、ソースをVSS端子に接続し、ゲートをVDD端子に接続したNchMOSトランジスタTn1と、ゲートとドレインがTn1のドレインに接続され、ソースがVDD2端子に接続されたPchMOSトランジスタTp3とカレントミラー回路を構成し、ソースがVDD2端子に接続されたPchMOSトランジスタTp2により構成される。
比較器COMP2は、コンパレータやオペアンプで構成され、リーク電流検出PchMOSトランジスタTp1のソース電位が、基準電位であるVDDより高ければ、−1(ローレベル)を出力し、低ければ+1(ハイレベル)を出力する。比較器COMP2の出力信号は、コントローラ127内のアップダウンカウンタ121に入力され、−1の時はダウンカウントを行い、+1の時はアップカウントを行う。そして、カウント値をレジスタ1に格納する。別の方法として、加減算器を用いることも可能である。
比較器COMP2には、電源電圧としてVDDより高い電圧であるVDD2とVSSを印加する。本実施の形態では、従来例と異なり、内部回路130の複数のPchMOSトランジスタ又はNchMOSトランジスタのドレインをVSS端子に接続する代わりに、VDD端子を内部回路の複数のPchMOSトランジスタのソースに接続している。比較器COMP2の出力は、基板電圧制御ブロックに入力される。
基板電圧制御ブロック120は、アナログ方式の回路とデジタル方式の回路の2種類あるが、ここでは、実施の形態1と同様にデジタル入力の回路の例を説明する。基板電圧制御ブロック120は、基板電圧制御を行うアップダウンカウンタ121、レジスタ122(レジスタ1)、基板電圧設定上限値レジスタ123、基板電圧設定下限値レジスタ124、比較回路125及びレジスタ126(レジスタ2)により構成されたコントローラ127と、コントローラ127からデジタル値を受けて基板電圧を発生するDA変換器128とから構成される。コントローラ127は、比較器COMP2の出力を基にアップダウンカウンタのカウント値を変化させることでリーク電流検出PchMOSトランジスタTp1基板電圧を変える制御を行う。DA変換器128は、コントローラ127からのデジタル値をDA変換して基板電圧を発生する。DA変換器128が発生する基板電圧は、リーク電流検出回路120のリーク電流検出PchMOSトランジスタTp1の基板及び内部回路130のPchMOSトランジスタの基板に印加される。
内部回路130は、半導体集積回路装置200によって内部のPchMOSトランジスタの閾値電圧が制御される回路であればどのような回路でもよいが、ここではPchMOSトランジスタとNchMOSトランジスタとを直列に接続しゲートを共通にしたCMOS回路を例に採る。
上記リーク電流検出PchMOSトランジスタTp1は、内部回路130のPchMOSトランジスタと同じ基板上に配置されていても良く、また、別の基板上に配置されていて、電気的に接続されていても良い。
基板電圧制御ブロック120の出力の上限は、内部回路130のVDD以上であり、下限は内部回路130のVDD以下である。コントローラ127内部のレジスタ123,124に基板電圧設定上限値と基板電圧設定下限値を格納しておき、比較回路125でレジスタ1の値と比較を行い、レジスタ1の値が基板電圧設定上限値を超える場合はその基板電圧設定上限値を出力し、レジスタ1の値が基板電圧設定下限値を超える場合はその基板電圧設定下限値を出力し、レジスタ1の値が基板電圧設定下限値と基板電圧設定上限値の間であればレジスタ1の値を出力する。そして、その出力された比較結果をレジスタ2に格納する。すなわち、レジスタ2の値は基板電圧設定値の上限と下限を超えることは無い。
コントローラ127からレジスタ2の値をDA変換器128に入力し、DA変換器128からレジスタ2に対応する基板電圧が、リーク電流検出PchMOSトランジスタTp1の基板及び内部回路130のPchMOSトランジスタの基板に印加される。実施の形態1と同様、DA変換器128の出力を例えばオペアンプを使ったバッファ(DA変換器の出力をオペアンプの+入力端子に接続し、オペアンプの−入力端子と出力端子を結線したインピーダンス変換回路)を介して、基板電圧を発生させることもできる。
以下、上述のように構成された半導体集積回路装置200の基板電圧制御動作について説明する。
まず、基板電圧制御の動作を開始する前に、アップダウンカウンタ121のカウント値及びレジスタ122,126(レジスタ1,2)の値をゼロ(0)にリセットするか、前回測定した値を設定する。リーク電流検出PchMOSトランジスタTp1のソース電位が、基準電位であるVDDより高ければ、比較器COMP2は、−1(ローレベル)を出力し、アップダウンカウンタ121はダウンカウントし、カウント値がレジスタ1に格納される。比較回路125は、基板電圧設定上限値又は下限値を超えていないか否かを比較し、レジスタ2に比較結果を格納する。そして、DA変換器128は、レジスタ2の値に対応する基板電圧を出力し、リーク電流検出PchMOSトランジスタTp1の基板電圧を下げる(浅くする)。その結果、リーク電流検出PchMOSトランジスタTp1の閾値電圧が小さくなり、PchMOSトランジスタTp1ソース電位が下げられる。
逆に、リーク電流検出PchMOSトランジスタTp1のソース電位が、基準電位であるVDDより低ければ、比較器COMP2は、+1(ハイレベル)を出力し、アップダウンカウンタはアップカウントし、カウント値がレジスタ1に格納される。基板電圧設定上限値又は下限値を超えていないか否かを比較し、レジスタ2に比較結果を格納する。そして、DA変換器128は、レジスタ2の値の対応する基板電圧を出力し、リーク電流検出PchMOSトランジスタTp1の基板電圧を上げる(深くする)。その結果、リーク電流検出PchMOSトランジスタTp1の閾値電圧が大きくなり、PchMOSトランジスタTp1ソース電位が上げられる。
以上の動作を繰り返すことにより、最終的には、リーク電流検出PchMOSトランジスタTp1のソース電位がVDDと同じ電位になるように収束する。
基板電圧制御ブロック120の出力の上限は、PchMOSトランジスタに前記GIDL効果が発生しない範囲の電圧に設定されることが望ましい。また、基板電圧制御ブロック120の出力の下限は、PchMOSトランジスタがバイポーラ特性を示さない範囲の電圧に設定されることが望ましい。
このように、本実施の形態によれば、リーク電流検出PchMOSトランジスタを用いたリーク電流検出回路210においても実施の形態1と同様の効果が得られ、リーク電流検出PchMOSトランジスタTp1の検出電位の検出感度及びレスポンスを向上させることができる。
制御動作に関しては、上述した閾値電圧制御動作を常時行うこともできるし、内部回路130が動作していない時に行い、リーク電流検出PchMOSトランジスタTp1のソース電位がVDDと同じ電位になったら動作を止めることもできる。
(実施の形態3)
実施の形態3は、実施の形態1と実施の形態2の半導体集積回路装置の両方を用いて、内部回路においてCMOS回路を構成するPchMOSトランジスタとNchMOSトランジスタの基板電圧をそれぞれ制御する例である。
図3は、本発明の実施の形態3に係る半導体集積回路装置の構成を示す図である。図1及び図2と同一構成部分には同一符号を付して重複箇所の説明を省略する。
図3において、半導体集積回路装置300は、NchMOSトランジスタのリーク電流検出回路110と、PchMOSトランジスタのリーク電流検出回路210と、2組の基板電圧制御ブロック120と、内部回路130とを備え、半導体集積回路装置300は、内部回路130を構成するNchMOSトランジスタ及びPchMOSトランジスタの閾値電圧を制御する。
このように、本実施の形態によれば、CMOS回路においても同様の効果が得られ、リーク電流検出NchMOSトランジスタTn1及びリーク電流検出PchMOSトランジスタTp1の検出電位の検出感度及びレスポンスを向上させることができる。さらに、このようなCMOS回路を用いた内部回路に適用することにより、PchMOSトランジスタとNchMOSトランジスタの閾値電圧を同時に、且つ最適に制御することができる。
(実施の形態4)
実施の形態4は、比較器のDCオフセットをキャンセルするリーク電流検出回路に適用する例である。
図4は、本発明の実施の形態4に係る半導体集積回路装置の構成を示す図である。本実施の形態は、NchMOSトランジスタのリーク電流検出回路と基板電圧制御ブロックと内部回路とを備える半導体集積回路装置に適用した例である。図1と同一構成部分には同一符号を付して重複箇所の説明を省略する。
図4において、半導体集積回路装置400は、NchMOSトランジスタのリーク電流検出回路410と、基板電圧制御を行う基板電圧制御ブロック420と、内部回路130とを備え、半導体集積回路装置400は、内部回路130を構成するNchMOSトランジスタの閾値電圧を制御する。
リーク電流検出回路410は、ドレインがVDD端子に接続され、ソースが定電流源に接続され、ゲートには任意の安定電位Vref1を印加し、基板電圧が基板電圧制御ブロック420により制御されたリーク電流検出NchMOSトランジスタTn1と、一方の入力端子IN1にNchMOSトランジスタTn1のソースを接続し、他方の入力端子IN2には基準電位としてVSSを印加した比較器COMP1と、比較器COMP1のそれぞれの入力端子IN1,IN2と、NchMOSトランジスタTn1のソース及びVSS端子間に設置され、内部回路130が動作していない時に、NchMOSトランジスタTn1のソース及びVSS端子と比較器COMP1のそれぞれの入力端子間を切り替える入力切替用のスイッチ411と、リーク電流検出NchMOSトランジスタTn1に定電流を供給する定電流源111とを備えて構成される。
基板電圧制御ブロック420は、比較器COMP1の出力をあらかじめ決められた基準電位とを比較することでリーク電流検出NchMOSトランジスタTn1及び内部回路130のNchMOSトランジスタの基板に印加する基板電圧を変える制御を行うコントローラ430と、コントローラ430からのデジタル値をDA変換して基板電圧を発生するDA変換器128とを備える。また、基板電圧制御ブロック420は、入力切替用のスイッチ411の切り替え制御とオフセット調整量演算制御の容易性からデジタル回路で構成される。
本実施の形態は、図1の半導体集積回路100において、比較器COMP1のそれぞれの入力端子IN1、IN2と、NchMOSトランジスタTn1のソース及びVSS端子間に入力切替用のスイッチ411を設けた構成である。また、基板電圧制御ブロック420のコントローラ430が、さらに入力切替用のスイッチ411の切り替え制御とオフセット調整量演算制御の機能を備える。
図5は、上記コントローラ430の回路構成を示す図である。
図5において、コントローラ430は、インバータ431及びセレクタ432からなり、比較器COMP1の出力信号の極性を選択的に反転させるための極性反転器433と、
入力データ補正部434と、レジスタ2とレジスタ13を切り替えるセレクタ435とを備えて構成される。
入力切替用のスイッチ411と極性反転器433は、モード切替信号1によって制御され、セレクタ435はモード切替信号2によって制御される。
入力データ補正部434は、アップダウンカウンタ451とレジスタ452(レジスタ1)からなり、1LSB(least significant bit)ずつ変化させる逐次比較法を用いた基板電圧設定値生成手段453と、基板電圧設定上限値レジスタ454、基板電圧設定下限値レジスタ455、比較回路456及びレジスタ457(レジスタ2)からなる基板電圧設定値上限下限比較回路458と、第1の基板電圧設定値及び第2の基板電圧設定値を一時的に格納するためのレジスタ459(レジスタ11)及びレジスタ460(レジスタ12)と、演算回路461と、演算結果を格納するためのレジスタ462(レジスタ13)とを備えて構成される。
以下、上述のように構成された半導体集積回路装置400の動作について説明する。半導体集積回路装置400の基板電圧制御の全体動作は、実施の形態1と同様である。
まず、上記基板電圧制御動作における、比較器COMP1のDCオフセットを補償するための動作を説明する。
この動作は、内部回路130が動作していない時における、第1の基板電圧設定値を求める動作(第1の入力モード)と、第2の基板電圧設定値を求める動作(第2の入力モード)と、第3の基板電圧設定値を求める動作(演算モード)により行われる。
そして、このように求められた第3の基板電圧設定値を用いて基板電圧を印加することにより、比較器COMP1のDCオフセットを除去することができる。
入力切替用のスイッチ411は、図5に示すように、入力端子A,Bを、出力端子C,Dの内のいずれかに選択的に接続する機能を持つ。
第1の入力モード時では、入力切替用のスイッチ411は、A端子とC端子が接続され、また、B端子とD端子が接続されており、極性反転器433におけるセレクタ432は、比較器COMP1の出力信号をそのまま通過させる。
比較器COMP1の出力信号は、基板電圧設定値生成手段453として機能するアップダウンカウンタ451に与えられる。
まず基板電圧制御の動作を開始する前に、アップダウンカウンタ451のカウント値及びレジスタ452(レジスタ1)の値をゼロ(0)にリセットするか、前回測定した値を設定する。次に、アップダウンカウンタ451は、このとき与えられる比較器COMP1の出力信号が+1(ハイレベル)の時はアップカウントし、−1(ローレベル)の時はダウンカウントし、カウント値をレジスタ1に格納する。
入力データ補正部434に格納された基板電圧設定上限値及び基板電圧設定下限値と、レジスタ1の値を比較回路を用いて比較し、レジスタ1の値が基板電圧設定上限値を超える場合はその基板電圧設定上限値を出力し、レジスタ1の値が基板電圧設定下限値を超える場合はその基板電圧設定下限値を出力し、レジスタ1の値が基板電圧設定下限値と基板電圧設定上限値の間であればレジスタ1の値を出力する。そして、その出力された比較結果をレジスタ457(レジスタ2)に格納する。
モード切替信号2により、入力データ補正部434からセレクタ435を介してレジスタ2の値をDA変換器128に入力する。その結果、DA変換器128からレジスタ2に対応する基板電圧が、リーク電流検出NchMOSトランジスタTn1の基板及び内部回路130のNchMOSトランジスタの基板に印加される。
すなわち、リーク電流検出NchMOSトランジスタTn1のソース電位が、基準電位であるVSSより高ければ、比較器COMP1は−1(ローレベル)を出力し、アップダウンカウンタはダウンカウントし、カウント値がレジスタ1に格納される。比較回路456は、基板電圧設定上限値又は下限値を超えていないか否かを比較し、レジスタ2に比較結果を格納する。そして、DA変換器128は、レジスタ2の値に対応する基板電圧を出力し、リーク電流検出NchMOSトランジスタTn1の基板電圧を下げる(深くする)。その結果、リーク電流検出NchMOSトランジスタTn1の閾値電圧が大きくなり、NchMOSトランジスタTn1ソース電位が下げられる。
逆に、リーク電流検出NchMOSトランジスタTn1のソース電位が、基準電位であるVSSより低ければ、比較器は+1(ハイレベル)を出力し、アップダウンカウンタはアップカウントし、カウント値がレジスタ1に格納される。比較回路456は、基板電圧設定上限値又は下限値を超えていないか否かを比較し、レジスタ2に比較結果を格納する。そして、DA変換器128は、レジスタ2の値の対応する基板電圧を出力し、リーク電流検出NchMOSトランジスタTn1の基板電圧を上げる(浅くする)。その結果、リーク電流検出NchMOSトランジスタTn1の閾値電圧が小さくなり、NchMOSトランジスタTn1ソース電位が上げられる。
以下、上記のループを回して同様の動作を行い、その動作は、比較器COMP1の出力信号の極性が反転するまで継続される。
すなわち、基板電圧設定値生成手段453は、比較器COMP1の出力信号の極性の反転を検知すると、そのときのカウント値(これが、第1の基板電圧設定値である)をレジスタ459(レジスタ11)に保持させる。
なお、極性の反転の検出は、信号電圧の微小な揺れを考慮して慎重に行う必要がある。
次に、入力切替用のスイッチ411を制御して、A端子をD端子に接続し、B端子をC端子に接続し、第2の入力モードとする。
このとき、極性反転器433のセレクタ432は、インバータ431の出力信号を選択する。すなわち、比較器COMP1の出力信号の極性を反転した信号が、アップダウンカウンタ451に与えられることになる。
このような状態で、基板電圧設定値生成手段453のアップダウンカウンタ451のカウント値をゼロ(0)に戻し、第1の入力モードと同様の動作を行うか、又は第1の入力モードで求めた第1の基板電圧設定値と同じカウント値から、継続して第2の基板電圧設定値を求める動作を行う。その結果として得られた第2の基板電圧設定値がレジスタ460(レジスタ12)に格納される。
そして、レジスタ11及びレジスタ12から、第1及び第2の基板電圧設定値を取り出し、演算回路461により平均値を取ることにより第3の基板電圧設定値を算出し、それをレジスタ462(レジスタ13)に格納する。
この第3の基板電圧設定値は、比較器COMP1がまったくDCオフセットを有しない場合における基板電圧設定値(つまり、比較器COMP1のDCオフセットを完全にキャンセルした基板電圧設定値)である。
したがって、内部回路130の通常動作時に、モード切替信号2によりセレクタを制御し、レジスタ13の第3の基板電圧設定値を用いて内部回路130の基板電圧を制御することにより、比較器COMP1のDCオフセットを完全にキャンセルすることができ、基板電圧を制御する精度を大幅に向上させることができる。
このように、本実施の形態によれば、比較器COMP1のそれぞれの入力端子IN1、IN2と、NchMOSトランジスタTn1のソース及びVSS端子間に入力切替用のスイッチ411を設け、内部回路130が動作していない時に、NchMOSトランジスタTn1のソース及びVSS端子と比較器COMP1のそれぞれの入力端子間を入力切替用のスイッチ411で切り替えることにより、基板電圧調整を2度行い、それぞれの基板電圧設定値をコントローラ430内部のレジスタ1とレジスタ2に格納し、それぞれの基板電圧設定値の平均をとり、レジスタ3に格納し、内部回路130の通常動作時に、レジスタ3の基板電圧設定値で内部回路の基板電圧を制御するようにしているので、比較器COMP1のDCオフセット誤差をキャンセルすることができ、基板電圧を制御する精度を向上させることができる。
(実施の形態5)
実施の形態5は、比較器のDCオフセットキャンセルを、リーク電流検出PchMOSトランジスタを用いたリーク電流検出回路に適用する例である。
図6は、本発明の実施の形態5に係る半導体集積回路装置の構成を示す図である。本実施の形態は、PchMOSトランジスタのリーク電流検出回路と基板電圧制御ブロックと内部回路とを備える半導体集積回路装置に適用した例である。図2及び図4と同一構成部分には同一符号を付して重複箇所の説明を省略する。
図6において、半導体集積回路装置500は、PchMOSトランジスタのリーク電流検出回路510と、基板電圧制御ブロック420と、内部回路130とを備え、半導体集積回路装置500は、内部回路130を構成するPchMOSトランジスタの閾値電圧を制御する。
リーク電流検出回路510は、ドレインがVSS端子に接続され、ソースが定電流源に接続され、ゲートには任意の安定電位Vref2を印加し、基板電圧が基板電圧制御ブロックにより制御されたリーク電流検出PchMOSトランジスタTp1と、一方の入力端子IN1にPchMOSトランジスタTp1のソースを接続し、他方の入力端子IN2には基準電位としてVDDを印加した比較器COMP2と、比較器COMP2のそれぞれの入力端子IN1,IN2と、PchMOSトランジスタTp1のソース及びVDD端子間に設置され、内部回路130が動作していない時に、PchMOSトランジスタTp1のソース及びVDD端子と比較器COMP2のそれぞれの入力端子間を切り替える入力切替用のスイッチ411と、リーク電流検出PchMOSトランジスタTp1に定電流を供給する定電流源211とを備えて構成される。
基板電圧制御ブロック420は、比較器COMP2の出力を基に、アップダウンカウンタのカウント値を変化させることでリーク電流検出PchMOSトランジスタTp1基板電圧を変える制御を行うコントローラ430と、コントローラ430からのデジタル値をDA変換して基板電圧を発生するDA変換器128とを備える。また、基板電圧制御ブロック420は、入力切替用のスイッチ411の切り替え制御とオフセット調整量演算制御の容易性からデジタル回路で構成される。
上記コントローラ430の回路構成は、図5と同様である。
本実施の形態5の半導体集積回路装置500の動作原理及び比較器COMP2のDCオフセット誤差をキャンセル動作原理は、NchMOSトランジスタとPchMOSトランジスタが入れ替わるだけで、実施の形態4と全く同じである。
したがって、実施の形態4と同様の効果を得ることができる。
(実施の形態6)
実施の形態6は、実施の形態4と実施の形態5の半導体集積回路装置の両方を用いて、内部回路においてCMOS回路を構成するPchMOSトランジスタとNchMOSトランジスタの基板電圧をそれぞれ制御する例である。
図7は、本発明の実施の形態6に係る半導体集積回路装置の構成を示す図である。図4及び図6と同一構成部分には同一符号を付して重複箇所の説明を省略する。
図7において、半導体集積回路装置600は、NchMOSトランジスタのリーク電流検出回路410と、PchMOSトランジスタのリーク電流検出回路510と、2組の基板電圧制御ブロック420と、内部回路130とを備え、半導体集積回路装置600は、内部回路130を構成するNchMOSトランジスタ及びPchMOSトランジスタの閾値電圧を制御する。
したがって、CMOS回路においても同様に適用することができ、実施の形態3乃至実施の形態5と同様の効果を得ることができる。
(実施の形態7)
実施の形態7は、NchMOSトランジスタの基板電圧制御回路において、比較器のDCオフセットをキャンセルするリーク電流検出回路に適用する例である。
図8は、本発明の実施の形態7に係る半導体集積回路装置の構成を示す図である。本実施の形態は、NchMOSトランジスタのドレイン電位検出回路と、コントローラとDA変換器で構成された基板電圧制御ブロックと、内部回路により構成されたNchMOSトランジスタの閾値電圧を制御する半導体集積回路装置に適用した例である。図6と同一構成部分には同一符号を付して重複箇所の説明を省略する。
図8において、半導体集積回路装置700は、NchMOSトランジスタのリーク電流検出回路710と、基板電圧制御ブロック420と、内部回路130とを備え、半導体集積回路装置700は、内部回路130を構成するNchMOSトランジスタの閾値電圧を制御する。
リーク電流検出回路710は、ゲートとドレインを結線し且つ定電流源に接続され、ソースがVSS端子に接続され、基板電圧が基板電圧制御ブロック420により制御されるリーク電流検出NchMOSトランジスタTn1と、リーク電流検出NchMOSトランジスタTn1に定電流を供給する定電流源711と、一方の入力端子IN1にNchMOSトランジスタTn1のドレインを接続し、他方の入力端子IN2には基準電位としてVref3を印加した比較器COMP1と、比較器COMP1のそれぞれの入力端子IN1,IN2と、NchMOSトランジスタTn1のドレイン及び基準電位Vref3端子間に設置され、内部回路130が動作していない時に、NchMOSトランジスタTn1のドレイン及び基準電位Vref3端子と比較器COMP1のそれぞれの入力端子間を切り替える入力切替用のスイッチ712とを備えて構成される。
定電流源711は、ソースをVSSに接続し、ゲートをVDDに接続したNchMOSトランジスタTn4と、ゲートとドレインがTn4のドレインに接続され、ソースがVDDに接続されたPchMOSトランジスタTp13とカレントミラー回路を構成し、ソースがVDDに接続されたPchMOSトランジスタTp12により構成される。
基板電圧制御ブロック420は、比較器COMP1の出力を基に、アップダウンカウンタのカウント値を変化させることでリーク電流検出NchMOSトランジスタTn1基板電圧を変える制御を行うコントローラ430と、コントローラ430からのデジタル値をDA変換して基板電圧を発生するDA変換器128とを備える。また、基板電圧制御ブロック420は、入力切替用のスイッチ712の切り替え制御とオフセット調整量演算制御の容易性からデジタル回路で構成される。
本実施の形態は、前記非特許文献1のNchMOSトランジスタの基板電圧制御回路において、前記比較器のそれぞれの入力端子IN1、IN2と、NchMOSトランジスタTn1のドレイン及び基準電位Vref3端子間に入力切替用のスイッチ712を設けた構成となっている。
図9は、上記コントローラ430の回路構成を示す図であり、図5と同一構成部分には同一符号を付している。
図9において、コントローラ430は、インバータ431及びセレクタ432からなり、比較器COMP1の出力信号の極性を選択的に反転させるための極性反転器433と、入力データ補正部434と、レジスタ2とレジスタ13を切り替えるセレクタ435とを備えて構成される。
入力切替用のスイッチ712と極性反転器433は、モード切替信号1によって制御され、セレクタ435はモード切替信号2によって制御される。
入力データ補正部434は、アップダウンカウンタ451とレジスタ452(レジスタ1)からなり、1LSBずつ変化させる逐次比較法を用いた基板電圧設定値生成手段453と、基板電圧設定上限値レジスタ454、基板電圧設定下限値レジスタ455、比較回路456及びレジスタ457(レジスタ2)からなる基板電圧設定値上限下限比較回路458と、第1の基板電圧設定値及び第2の基板電圧設定値を一時的に格納するためのレジスタ459(レジスタ11)及びレジスタ460(レジスタ12)と、演算回路461と、演算結果を格納するためのレジスタ462(レジスタ13)とを備えて構成される。
第1の入力モード時では、入力切替用のスイッチ712は、A端子とC端子が接続され、また、B端子とD端子が接続されており、極性反転器433におけるセレクタ432は、コンパレータの出力信号をそのまま通過させる。実施の形態4と全く同じ基板電圧制御動作を行い、第1の基板電圧設定値をレジスタ11に格納する。
第2の入力モード時では、入力切替用のスイッチ712は、A端子とD端子が接続され、また、B端子とC端子が接続されており、極性反転器433におけるセレクタ432は、比較器COMP1の出力信号を反転させる。実施の形態4と全く同じ基板電圧制御動作を行い、第2の基板電圧設定値をレジスタ12に格納する。
そして、レジスタ11及びレジスタ12から、第1及び第2の基板電圧設定値を取り出し、演算回路461により平均値を取ることにより第3の基板電圧設定値を算出し、それをレジスタ13に格納する。
この第3の基板電圧設定値は、比較器がまったくDCオフセットを有しない場合における基板電圧設定値(つまり、比較器のDCオフセットを完全にキャンセルした基板電圧設定値)である。
したがって、内部回路の通常動作時に、モード切替信号2によりセレクタ435を制御し、レジスタ13の第3の基板電圧設定値を用いて内部回路130の基板電圧を制御することにより、比較器COMP1のDCオフセット誤差を完全にキャンセルすることができ、基板電圧を制御する精度を大幅に向上させることができる。
(実施の形態8)
実施の形態8は、比較器のDCオフセットキャンセルを、リーク電流検出PchMOSトランジスタを用いたリーク電流検出回路に適用する例である。
図10は、本発明の実施の形態8に係る半導体集積回路装置の構成を示す図である。本実施の形態は、PchMOSトランジスタのドレイン電位検出回路と、コントローラとDA変換器で構成された基板電圧制御ブロックと、内部回路により構成されたPchMOSトランジスタの閾値電圧を制御する半導体集積回路装置に適用した例である。図4及び図8と同一構成部分には同一符号を付して重複箇所の説明を省略する。
図10において、半導体集積回路装置800は、PchMOSトランジスタのリーク電流検出回路810と、基板電圧制御ブロック420と、内部回路130とを備え、半導体集積回路装置800は、内部回路130を構成するPchMOSトランジスタの閾値電圧を制御する。
リーク電流検出回路810は、ゲートとドレインを結線し且つ定電流源に接続され、ソースがVDD端子に接続され、基板電圧が基板電圧制御ブロック420により制御されるリーク電流検出PchMOSトランジスタTp1と、リーク電流検出PchMOSトランジスタTp1に定電流を供給する定電流源811と、一方の入力端子IN1にPchMOSトランジスタTp1のドレインを接続し、他方の入力端子IN2には基準電位としてVref4を印加した比較器COMP2と、比較器COMP2のそれぞれの入力端子IN1,IN2と、PchMOSトランジスタTp1のドレイン及び基準電位Vref4端子間に設置され、内部回路130が動作していない時に、PchMOSトランジスタTp1のドレイン及び基準電圧Vref4端子と比較器COMP2のそれぞれの入力端子間を切り替える入力切替用のスイッチ812とを備えて構成される。
定電流源811は、ソースをVDD端子に接続し、ゲートをVSS端子に接続したPchMOSトランジスタTp4と、ゲートとドレインがTp4のドレインに接続され、ソースがVSS端子に接続されたNchMOSトランジスタTn13とカレントミラー回路を構成し、ソースがVSS端子に接続されたNchMOSトランジスタTn12により構成される。
基板電圧制御ブロック420は、比較器COMP2の出力を基に、アップダウンカウンタのカウント値を変化させることでリーク電流検出PchMOSトランジスタTp1基板電圧を変える制御を行うコントローラ430と、コントローラ430からのデジタル値をDA変換して基板電圧を発生するDA変換器128とを備える。また、基板電圧制御ブロック420は、入力切替用のスイッチ812の切り替え制御とオフセット調整量演算制御の容易性からデジタル回路で構成される。
上記コントローラ430の回路構成は、図9と同様である。
本実施の形態8の半導体集積回路装置800の動作原理及び比較器COMP2のDCオフセットをキャンセル動作原理は、NchMOSトランジスタとPchMOSトランジスタが入れ替わるだけで、実施の形態7と全く同じである。
したがって、実施の形態7と同様の効果を得ることができる。
(実施の形態9)
実施の形態9は、実施の形態7と実施の形態8の半導体集積回路装置の両方を用いて、内部回路においてCMOS回路を構成するPchMOSトランジスタとNchMOSトランジスタの基板電圧をそれぞれ制御する例である。
図11は、本発明の実施の形態9に係る半導体集積回路装置の構成を示す図である。図8及び図10と同一構成部分には同一符号を付して重複箇所の説明を省略する。
図11において、半導体集積回路装置900は、NchMOSトランジスタのリーク電流検出回路710と、PchMOSトランジスタのリーク電流検出回路810と、2組の基板電圧制御ブロック420と、内部回路130とを備え、半導体集積回路装置900は、内部回路130を構成するNchMOSトランジスタ及びPchMOSトランジスタの閾値電圧を制御する。
したがって、CMOS回路において、実施の形態7及び実施の形態8と同様の効果を得ることができる。
以上の説明は本発明の好適な実施の形態の例証であり、本発明の範囲はこれに限定されることはない。
また、本実施の形態では半導体集積回路装置という名称を用いたが、これは説明の便宜上であり、半導体集積回路、基板電圧制御方法等であってもよいことは勿論である。
さらに、上記半導体集積回路装置を構成する各回路部、例えば比較部等の種類、数及び接続方法などは前述した実施の形態に限られない。
上記各実施の形態は、基板が電気的に分離された複数の回路ブロック毎に、行うこともできる。
さらに、通常のシリコン基板上に構成されたMOSトランジスタだけでなく、SOI(Silicon On Insulator)構造のMOSトランジスタによって構成された半導体集積回路に対しても、実施することができる。
本発明に係るトランジスタの閾値電圧を制御する半導体集積回路装置は、リーク電流検出回路の検出感度の向上及びレスポンスの向上を図ることができ、また、比較器のDCオフセットをキャンセルすることができる。したがって、低電源電圧で動作させる半導体集積回路の閾値電圧のばらつきを高感度、高レスポンス、高精度に制御する手段として非常に有効である。
本発明の実施の形態1に係る半導体集積回路装置の構成を示す図 本発明の実施の形態2に係る半導体集積回路装置の構成を示す図 本発明の実施の形態3に係る半導体集積回路装置の構成を示す図 本発明の実施の形態4に係る半導体集積回路装置の構成を示す図 上記実施の形態4のコントローラの回路構成を示す図 本発明の実施の形態5に係る半導体集積回路装置の構成を示す図 本発明の実施の形態6に係る半導体集積回路装置の構成を示す図 本発明の実施の形態7に係る半導体集積回路装置の構成を示す図 上記実施の形態7のコントローラの回路構成を示す図 本発明の実施の形態8に係る半導体集積回路装置の構成を示す図 本発明の実施の形態8に係る半導体集積回路装置の構成を示す図 従来のNchMOSトランジスタの閾値電圧を制御する半導体集積回路装置の構成を示す図 従来のNchMOSトランジスタの閾値電圧を制御する半導体集積回路装置の構成を示す図 従来のPchMOSトランジスタの閾値電圧を制御する半導体集積回路装置の構成を示す図 従来のNchMOSトランジスタの閾値電圧を制御する半導体集積回路装置の構成を示す図
符号の説明
100,200,300,400,500,600,700,800,900 半導体集積回路装置
111,211,711,811 定電流源
110,210,410,510,710,810 リーク電流検出回路
120,420 基板電圧制御ブロック
127,430 コントローラ
128 DA変換器
121,451 アップダウンカウンタ
122,452 レジスタ(レジスタ1)
123,454 基板電圧設定上限値レジスタ
124,455 基板電圧設定下限値レジスタ
125,456 比較回路
126,457 レジスタ(レジスタ2)
130 内部回路
411,712,812 入力切替用のスイッチ
431 インバータ
432,435 セレクタ
433 極性反転器
434 入力データ補正部
453 基板電圧設定値生成手段
461 演算回路
n1 リーク電流検出NchMOSトランジスタ
p1 リーク電流検出PchMOSトランジスタ
COMP1,COMP2 比較器

Claims (18)

  1. 半導体基板上に複数のMISトランジスタを有する内部回路と、
    前記内部回路に基板電圧を供給して該内部回路のMISトランジスタの閾値電圧を制御する基板電圧制御ブロックと、
    ドレインに任意の電位の電源電圧を供給し、ソースが定電流源に接続され、ゲートには任意の安定電位を印加し、基板電圧が前記基板電圧制御ブロックにより制御されるリーク電流検出MISトランジスタと、
    前記リーク電流検出MISトランジスタのソース電位と、あらかじめ決められた基準電位とを比較する比較器とからなるリーク電流検出回路とを備え、
    前記基板電圧制御ブロックは、前記比較器の比較結果を基に基板電圧を発生し、発生した基板電圧を前記リーク電流検出MISトランジスタの基板及び前記内部回路のMISトランジスタの基板に印加することを特徴とする半導体集積回路装置。
  2. 半導体基板上に複数のMISトランジスタを有する内部回路と、
    前記内部回路に基板電圧を供給して該内部回路のMISトランジスタの閾値電圧を制御する基板電圧制御ブロックと、
    ドレインに高電位側電源電圧VDDを供給し、ソースが定電流源に接続され、ゲートには任意の安定電位を印加し、基板電圧が前記基板電圧制御ブロックにより制御されるリーク電流検出NchMISトランジスタと、
    前記リーク電流検出NchMISトランジスタのソース電位と、あらかじめ決められた基準電位とを比較する比較器とからなるリーク電流検出回路とを備え、
    前記基板電圧制御ブロックは、前記比較器の比較結果を基に基板電圧を発生し、発生した基板電圧を前記リーク電流検出NchMISトランジスタの基板及び前記内部回路のNchMISトランジスタの基板に印加することを特徴とする半導体集積回路装置。
  3. 前記基準電位が低電位側電源電圧VSSであることを特徴とする請求項2に記載の半導体集積回路装置。
  4. 半導体基板上に複数のMISトランジスタを有する内部回路と、
    前記内部回路に基板電圧を供給して該内部回路のMISトランジスタの閾値電圧を制御する基板電圧制御ブロックと、
    ドレインに低電位側電源電圧VSSを供給し、ソースが定電流源に接続され、ゲートには任意の安定電位を印加し、基板電圧が前記基板電圧制御ブロックにより制御されるリーク電流検出PchMISトランジスタと、
    前記リーク電流検出PchMISトランジスタのソース電位と、あらかじめ決められた基準電位とを比較する比較器とからなるリーク電流検出回路とを備え、
    前記基板電圧制御ブロックは、前記比較器の比較結果を基に基板電圧を発生し、発生した基板電圧を前記リーク電流検出PchMISトランジスタの基板及び前記内部回路のPchMISトランジスタの基板に印加し、前記内部回路の複数のPchMISトランジスタのソースが高電位側電源電圧VDD端子に接続されることを特徴とする半導体集積回路装置。
  5. 前記基準電位が高電位側電源電圧VDDであることを特徴とする請求項4に記載の半導体集積回路装置。
  6. 前記比較器の第1及び第2入力端子と、前記リーク電流検出MISトランジスタのソース及び基準電位端子間に設置されたスイッチと、
    前記内部回路が動作していない時に、前記リーク電流検出MISトランジスタのソース及び基準電位端子と前記比較器の各入力端子間を前記スイッチで切り替えることにより、基板電圧調整を2度行い、それぞれの基板電圧設定値の平均をとり、前記内部回路の通常動作時に、前記平均をとった基板電圧設定値を基に基板電圧を発生することにより前記比較器のDCオフセットを補正する入力データ補正手段とを備えることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の半導体集積回路装置。
  7. 前記入力データ補正手段は、
    前記内部回路が動作していない時に、前記リーク電流検出MISトランジスタのソースを第1入力端子に接続し、基準電位端子を第2入力端子に接続して前記リーク電流検出MISトランジスタの基板電圧を調整し、その基板電圧設定値を第1レジスタに入力するとともに、
    前記スイッチを切り替えて、前記リーク電流検出MISトランジスタのソースを前記第2入力端子に接続し、前記基準電位端子を前記第1入力端子に接続して前記リーク電流検出MISトランジスタの基板電圧を調整し、その基板電圧設定値を第2レジスタに入力し、
    前記第1レジスタに格納された基板電圧設定値と前記第2レジスタに格納された基板電圧設定値の平均をとり、平均をとった基板電圧設定値を第3レジスタに格納し、前記内部回路の通常動作時に、前記第3レジスタに格納された基板電圧設定値を基に基板電圧を発生することにより前記比較器のDCオフセットを補正することを特徴とする請求項6記載の半導体集積回路装置。
  8. 半導体基板上に複数のMISトランジスタを有する内部回路と、
    前記内部回路に基板電圧を供給して該内部回路のMISトランジスタの閾値電圧を制御する基板電圧制御ブロックと、
    ソースに低電位側電源電圧VSSを供給し、ゲートとドレインを結線し且つ定電流源に接続され、基板電圧が前記基板電圧制御ブロックにより制御されるリーク電流検出NchMISトランジスタと、
    前記リーク電流検出NchMISトランジスタのドレイン電位と、あらかじめ決められた基準電位とを比較する比較器とからなるリーク電流検出回路とを備え、
    前記基板電圧制御ブロックは、前記比較器の比較結果を基に基板電圧を発生し、発生した基板電圧を前記リーク電流検出NchMISトランジスタの基板及び前記内部回路のNchMISトランジスタの基板に印加し、
    前記比較器の第1及び第2入力端子と、前記リーク電流検出NchMISトランジスタのドレイン及び基準電位端子間に設置されたスイッチと、
    前記内部回路が動作していない時に、前記リーク電流検出NchMISトランジスタのドレイン及び基準電位端子と前記比較器の各入力端子間を前記スイッチで切り替えることにより、基板電圧調整を2度行い、それぞれの基板電圧設定値の平均をとり、前記内部回路の通常動作時に、前記平均をとった基板電圧設定値を基に基板電圧を発生することにより前記比較器のDCオフセットを補正する入力データ補正手段とを備えることを特徴とする半導体集積回路装置。
  9. 半導体基板上に複数のMISトランジスタを有する内部回路と、
    前記内部回路に基板電圧を供給して該内部回路のMISトランジスタの閾値電圧を制御する基板電圧制御ブロックと、
    ソースに高電位側電源電圧VDDを供給し、ゲートとドレインを結線し且つ定電流源に接続され、基板電圧が前記基板電圧制御ブロックにより制御されるリーク電流検出PchMISトランジスタと、
    前記リーク電流検出PchMISトランジスタのドレイン電位と、あらかじめ決められた基準電位とを比較する比較器とからなるリーク電流検出回路とを備え、
    前記基板電圧制御ブロックは、前記比較器の比較結果を基に基板電圧を発生し、発生した基板電圧を前記リーク電流検出PchMISトランジスタの基板及び前記内部回路のPchMISトランジスタの基板に印加し、
    前記比較器の第1及び第2入力端子と、前記リーク電流検出PchMISトランジスタのドレイン及び基準電位端子間に設置されたスイッチと、
    前記内部回路が動作していない時に、前記リーク電流検出PchMISトランジスタのドレイン及び基準電位端子と前記比較器の各入力端子間を前記スイッチで切り替えることにより、基板電圧調整を2度行い、それぞれの基板電圧設定値の平均をとり、前記内部回路の通常動作時に、前記平均をとった基板電圧設定値を基に基板電圧を発生することにより前記比較器のDCオフセットを補正する入力データ補正手段とを備えることを特徴とする半導体集積回路装置。
  10. 前記入力データ補正手段は、
    前記内部回路が動作していない時に、前記リーク電流検出MISトランジスタのドレインを第1入力端子に接続し、基準電位端子を第2入力端子に接続して前記リーク電流検出MISトランジスタの基板電圧を調整し、その基板電圧設定値を第1レジスタに入力するとともに、
    前記スイッチを切り替えて、前記リーク電流検出MISトランジスタのドレインを前記第2入力端子に接続し、前記基準電位端子を前記第1入力端子に接続して前記リーク電流検出MISトランジスタの基板電圧を調整し、その基板電圧設定値を第2レジスタに入力し、
    前記第1レジスタに格納された基板電圧設定値と前記第2レジスタに格納された基板電圧設定値の平均をとり、平均をとった基板電圧設定値を第3レジスタに格納し、前記内部回路の通常動作時に、前記第3レジスタに格納された基板電圧設定値を基に基板電圧を発生することにより前記比較器のDCオフセットを補正することを特徴とする請求項8又は請求項9に記載の半導体集積回路装置。
  11. 前記基板電圧制御ブロックは、前記内部回路のトランジスタの閾値電圧を制御する電圧調整動作を常時行うことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の半導体集積回路装置。
  12. 前記基板電圧制御ブロックは、前記内部回路のトランジスタの閾値電圧を制御する電圧調整動作を、前記内部回路が動作していない時に行うことを特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれかに記載の半導体集積回路装置。
  13. 前記基板電圧制御ブロックは、前記比較器の比較結果に基づいて出力される出力基板電圧に対し、前記出力基板電圧の上限と下限に制限を加えた電圧値を出力するリミット手段を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項12のいずれかに記載の半導体集積回路装置。
  14. 前記基板電圧制御ブロックの出力電圧値の上限は、前記内部回路の電源電圧以上、かつ、前記リーク電流検出NchMOSトランジスタがバイポーラ特性を示さない範囲の電圧に設定し、前記出力電圧値の下限は、前記内部回路の前記電源電圧以下、かつ、前記リーク電流検出NchMOSトランジスタにGIDL効果が発生しない範囲の電圧に設定することを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項6又は請求項8のいずれかに記載の半導体集積回路装置。
  15. 前記基板電圧制御ブロックの出力電圧値の下限は、前記内部回路の電源電圧以下、かつ、前記リーク電流検出PchMOSトランジスタがバイポーラ特性を示さない範囲の電圧に設定し、前記出力電圧値の上限は、前記内部回路の前記電源電圧以上、かつ、前記リーク電流検出PchMOSトランジスタにGIDL効果が発生しない範囲の電圧に設定することを特徴とする請求項1、請求項4、請求項5、請求項6又は請求項9のいずれかに記載の半導体集積回路装置。
  16. 前記基板電圧制御ブロックは、基板が電気的に分離された複数の機能ブロック毎に設置されることを特徴とする請求項1乃至請求項15のいずれかに記載の半導体集積回路装置。
  17. 前記MOSトランジスタは、SOI構造であることを特徴とする請求項1乃至請求項16のいずれかに記載の半導体集積回路装置。
  18. 前記内部回路は、CMOS回路を有し、
    前記基板電圧制御ブロックは、前記CMOS回路のNchMOSトランジスタ及びPchMOSトランジスタの閾値電圧を制御することを特徴とする請求項1乃至請求項17のいずれかに記載の半導体集積回路装置。
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