JP2005156905A - 定着装置、画像形成装置およびガイド部材 - Google Patents
定着装置、画像形成装置およびガイド部材 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005156905A JP2005156905A JP2003395003A JP2003395003A JP2005156905A JP 2005156905 A JP2005156905 A JP 2005156905A JP 2003395003 A JP2003395003 A JP 2003395003A JP 2003395003 A JP2003395003 A JP 2003395003A JP 2005156905 A JP2005156905 A JP 2005156905A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fixing
- recording material
- toner image
- toner
- guide
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Fixing For Electrophotography (AREA)
- Feeding Of Articles By Means Other Than Belts Or Rollers (AREA)
Abstract
【解決手段】 用紙Pに担持されたトナー像を定着する定着装置60であって、定着ロール61と、定着ロール61に接触してニップ部Nを形成しながら移動可能なエンドレスベルト62と、用紙Pをニップ部Nに導く定着入口ガイド56とを備えており、定着入口ガイド56は、トナー像を用紙Pに対して静電的に拘束した状態を保持しながら、用紙Pをトナー像が互いに融着する程度の熱が及ぶ領域まで導く上流側ガイド部562と、トナー像が互いに融着された状態で用紙Pをニップ部N近傍まで導く下流側ガイド部561とを有する。
【選択図】 図3
Description
なお、上記した特許文献2に記載された技術では、飛び散りの生じ易い重合トナーを用いた場合に、トナー像の乱れを抑えるには不充分であった。
また、ガイド部材は、第2ガイド部を金属で形成することができる。さらには、第1ガイド部と第2ガイド部とを一体構成することもできる。
一方、トナー像は、重合トナーで形成されることを特徴とすることもできる。
また、ガイド部材は、上流側ガイド部をリブ状に形成することができる。特に、上流側ガイド部の断面を記録材との当接部に向けて細く形成することもできる。さらには、下流側ガイド部の記録材を搬送する面にエンボス加工を施すことを特徴とすることができる。また、下流側ガイド部の記録材を搬送する面にフッ素樹脂を被覆することもできる。さらにまた、下流側ガイド部のニップ部側の端部がヘミング加工されたことを特徴とすることもできる。
ここで、圧力部材は、定着ベルトに配設される発熱源で構成されることを特徴とすることもできる。
ここで、トナー像形成手段は、重合トナーによりトナー像を形成することを特徴とすることができる。また、定着手段は、ガイド部材の第2ガイド部をダイオードを介して接地することもできる。
ここで、上流側ガイド部は、記録材とは摩擦帯電系列においてマイナス側に位置する高抵抗材料で形成することができる。また、下流側ガイド部は、金属で形成することができる。
[実施の形態1]
図1は本実施の形態が適用される画像形成装置を示した概略構成図である。図1に示す画像形成装置1は、一般にタンデム型と呼ばれる中間転写方式の画像形成装置である。画像形成装置1では、電子写真方式によりイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色成分のトナー像が形成される複数の画像形成ユニット1Y,1M,1C,1K、画像形成ユニット1Y,1Mによって形成されたY,Mトナー像が順次転写される上流側第1中間転写ロール21、画像形成ユニット1C,1Kにより形成されたC,Kトナー像が順次転写される下流側第1中間転写ロール22、上流側第1中間転写ロール21と下流側第1中間転写ロール22に転写された各色成分トナー像が順次転写される第2中間転写ロール23、第2中間転写ロール23に転写された重畳トナー像を用紙Pに一括転写する転写ロール30、転写ロール30によって転写されたトナー像を用紙P上に定着させる定着装置60を備えている。また、各装置の動作を制御する制御部40を有している。
また、転写ロール30は、シャフトと、シャフトの周囲に固着された弾性層と、弾性体層に被覆された樹脂層とで構成されている。シャフトは鉄、SUS等の金属で構成された円柱棒である。弾性層はカーボンブラック等の導電剤を適当量含有させたウレタンゴムで形成され、体積抵抗率が106〜109Ωcmの円筒ロールである。
さらに、上流側第1中間転写ロール21、下流側第1中間転写ロール22、および第2中間転写ロール23には、転写後のロール表面上の残留トナーや紙粉を除去してクリーニングするクリーナ21a、22a、23aがそれぞれ設けられている。
図1に示すような画像形成装置1では、図示しない画像読取装置(IIT)や図示しないパーソナルコンピュータ(PC)等から出力される画像データは、図示しない画像処理装置(IPS)により所定の画像処理が施された後、画像形成ユニット1Y,1M,1C,1Kによって作像作業が実行される。IPSでは、入力された反射率データに対して、シェーディング補正、位置ズレ補正、明度/色空間変換、ガンマ補正、枠消しや色編集、移動編集等の各種画像編集等の所定の画像処理が施される。画像処理が施された画像データは、Y、M、C、Kの4色の色材階調データに変換され、各レーザ露光器13に出力される。
ここで、図2は、画像形成ユニット1Y,1M,1C,1Kの感光体ドラム11上に形成されたトナー像が用紙Pに転写されるまでの流れを説明する図である。上流側第1中間転写ロール21には、通常+250〜500V、例えば+320Vの電圧が印加されることによって、トナーの帯電極性(マイナス極性)とは逆極性の電界(一次転写バイアス)が付加されている。そのため、上流側第1中間転写ロール21の回転方向(矢印B)に沿って、まず画像形成ユニット1Mの感光体ドラム11Mからマゼンタ(M)トナー像が一次転写され、次に画像形成ユニット1Yの感光体ドラム11Yからイエロー(Y)トナー像が一次転写されて、上流側第1中間転写ロール21の表面に、順次Mトナー像およびYトナー像が重ね合わされる。
なお、上流側第1中間転写ロール21および下流側第1中間転写ロール22に印加する電圧値は、トナーの帯電状態、雰囲気温度および湿度等に基づいて、制御部40によって最適値を設定することができる。
なお、第2中間転写ロール23の表面上における各色トナー像のレジストレーションが精度良く行われるように、各レーザ露光器13における書き出しタイミングが制御部40によって制御されている。
搬送ガイド55には、用紙Pの搬送方向に沿って複数のリブが表面に形成され、リブとリブの間においてはリブ面に対して1.5mm低い位置に金属板が配置されている。金属板はダイオードを介して接地され、リブ面を通過する用紙Pに対して静電吸着力を作用させている。ダイオードは、高温高湿環境下において用紙Pの抵抗が低下した際に、転写ロール30に供給された転写電流が用紙Pを介して搬送ガイド55からリークするのを防止するために設けられている。このダイオードにより、転写ロール30と第2中間転写ロール23との電位差を500Vに設定した場合において金属板の電位を+1〜2kVに維持している。なお、高温高湿環境下においても用紙Pをリブ面に吸着させて搬送させるため、搬送ガイド55には、用紙Pを吸引搬送するためのファンが設けられている。
このように、リブをPPのような紙に対してトナー極性とは反対のプラス極性に摩擦帯電させる材質で形成することによって、用紙Pがリブに接触することによって摩擦帯電し、用紙Pの裏面側に保持されたプラス極性の電荷量が増加する。また、リブを高抵抗の材料で形成しているため、用紙Pの裏面から電荷をリークさせることもない。そのため、トナー像は用紙Pに対してさらに強く拘束されるので、トナー像が周辺に飛び散る現象を抑制することができる。
一方、リブが用紙Pと接触する面積に関しては、可能な限り小さく構成されている。リブは紙をプラス極性に摩擦帯電させるが、リブ自体はマイナス極性に帯電するため、リブと用紙Pとの接触面積が大きくなると、リブの表面に保持されたマイナス電荷によってトナー像(マイナス極性)に対する反発力が強くなり、逆にトナー像の飛散を引き起こし易くなるからである。したがって、リブは、用紙Pの搬送方向に沿って細長く形成し、リブ面近傍の断面形状が半円形、または三角形のように先端の面積が小さくなるように形成している。
一方、用紙Pへの転写が終了した後、上流側第1中間転写ロール21および下流側第1中間転写ロール22、さらには第2中間転写ロール23の表面上に残った残留トナーは、それぞれの回転に伴ってクリーニング部まで搬送され、それぞれクリーナ21a、22a、23aによって除去される。
図3は本実施の形態の定着装置60の構成を示す側断面図である。定着装置60は、回動部材の一例としての定着ロール61、加圧部材の一例としてのエンドレスベルト62、エンドレスベルト62を介して定着ロール61から押圧される圧力パッド64、用紙Pをニップ部Nに導くガイド部材の一例としての定着入口ガイド56により主要部が構成されている。なお、本実施の形態の定着装置60では、定着ロール61とエンドレスベルト62とによって定着部材が構成され、また、圧力パッド64は加圧部材の一部を構成する。
定着ロール61の内部には、発熱源としてのハロゲンヒータ66が配設されている。一方、定着ロール61の表面には温度センサ69が接触して配置されている。画像形成装置1の制御部40は、この温度センサ69による温度計測値に基づいてハロゲンヒータ66の点灯を制御し、定着ロール61の表面温度が所定の設定温度(例えば、170℃)を維持するように調整している。
エンドレスベルト62は、圧力パッド64と後段で述べるエッジガイド80とによって回動自在に支持されている。そして、ニップ部Nにおいて定着ロール61に対して圧接されて配置されている。
圧力パッド64は、幅(エンドレスベルト62と定着ロール61の移動方向における長さ)の広いニップ部Nを確保するためのプレニップ部材64aをニップ部Nの入口側に配置し、定着ロール61に歪みを与えるための剥離ニップ部材64bをニップ部Nの出口側に配置している。さらに、エンドレスベルト62の内周面と圧力パッド64との摺擦抵抗を小さくするために、プレニップ部材64aおよび剥離ニップ部材64bのエンドレスベルト62と接する面に、低摩擦シート68が設けられている。そして、圧力パッド64と低摩擦シート68とは、金属製のホルダ65に保持されている。
特に、定着ロール61の歪みを局所的に大きくすることによって、小さい歪み量で高い剥離性能を得ることが可能となる。そのため、定着ロール61の離型層613として、薄膜の耐熱性樹脂を用いた場合においても、用紙Pにおける紙しわの発生を抑制できる。また、耐熱性弾性体層612と離型層613との間の剥がれ等も発生し難く、剥離性能の維持と併せて長期に亘る部品性能の信頼性を向上させることができる。
なお、剥離の補助手段として、定着ロール61のニップ部Nの下流側に、剥離部材70を配設することも可能である。剥離部材70は、剥離バッフル71が定着ロール61の回転方向と対向する向き(カウンタ方向)に定着ロール61と近接する状態でホルダ72によって保持されている。
まず定着ロール61は、外径が26.5mmのロールである。コア611は、鉄、アルミニウム、SUS等の熱伝導率の高い金属製の円筒体で構成されている。コア611の外形および肉厚は、本実施の形態の定着装置60では、圧力パッド64の押圧力が小さいため、小径化、薄肉化を図ることができる。
耐熱性弾性体層612としては、耐熱性の高い弾性体であればどのような材料を用いることも可能である。特に、ゴム硬度が25〜40°(JIS−A)程度のゴム、エラストマ等の弾性体を用いるのが好ましく、具体的には、シリコーンゴム、フッ素ゴム等を挙げることができる。
また、エンドレスベルト62の内周面は、圧力パッド64との摺擦抵抗を低減するため、表面粗さRa(算術平均粗さ)を0.4μm以下に設定している。また、エンドレスベルト62の外周面は、定着ロール61からの駆動力を受け易いように、表面粗さRaを1.2〜2.0μmに設定している。
剥離ニップ部材64bは、PPS(ポリフェニレンサルファイド)、ポリイミド、ポリエステル、ポリアミド等の耐熱性を有する樹脂、または鉄、アルミニウム、SUS等の金属で形成されている。剥離ニップ部材64bの形状としては、ニップ部Nにおける外面形状が一定の曲率半径を有する凸曲面状に形成される。
なお、低摩擦シート68は、プレニップ部材64aや剥離ニップ部材64bと別体に構成しても、プレニップ部材64aや剥離ニップ部材64bと一体的に構成しても、いずれでもよい。
図4は、エンドレスベルト62が支持された状態を説明する定着装置60の端部の断面図であり、用紙Pの搬送方向下流側から見た図である。
図4に示すように、ホルダ65の両端部にはエッジガイド80が配設されている。エッジガイド80は、ニップ部Nとその近傍に対応する部分に切り欠きが形成された円筒状、すなわち断面がC形状のベルト走行ガイド部801、ベルト走行ガイド部801の外側に設けられ、エンドレスベルト62の内径よりも大きな外径で形成されたフランジ部802、さらにフランジ部802の外側に設けられ、エッジガイド80を定着装置60本体に位置決めして固定するための保持部803で構成されている。
ホルダ65は、両端部がフランジ部802の内側面に固定され支持されている。また、ベルト走行ガイド部801は、ホルダ65の端部の一定領域とオーバーラップするように配置されている。
また、フランジ部802は、ホルダ65の両端部に配置されたフランジ部802の内側面同士の間隔がエンドレスベルト62の幅と略一致するように配置され、エンドレスベルト62の幅方向への移動(ベルトウォーク)を規制している。このように、エンドレスベルト62は、エッジガイド80によって回動方向および幅方向の移動が規制されるように設定されている。
なお、エンドレスベルト62は、ニップ部Nを除いては、接触する部材が潤滑剤塗布部材67とこのエッジガイド80だけであるため、摺擦抵抗を極力小さく構成することができ、熱の損失も小さくすることができる。
図5は、定着入口ガイド56の構成を具体的に説明する斜視図である。図5に示したように、定着入口ガイド56は、下流側ガイド部561と上流側ガイド部562とで構成されている。下流側ガイド部561には、ニップ部Nに向けた平面部561aと、ニップ部N側にはへミング加工された端面561bが形成されている。ニップ部N側の端面561bは、定着ロール61およびエンドレスベルト62の回転軸と略平行に形成されている。
また、上流側ガイド部562は、下流側ガイド部561の用紙Pの搬送方向上流側において用紙P搬送方向に向けて配置した板状のリブ562aを、下流側ガイド部561の長手方向に沿って複数配列させて構成されている。そして、このリブ562aには下流側ガイド部561の平面部561aよりも突き出た凸部562bが形成されている。さらに、リブ562aのニップ部N側の端部562cは、下流側ガイド部561のニップ部N側の端面561bよりも用紙Pの搬送方向上流側に位置するように配置している。
また、リブ562aのニップ部N側の端部562cは、下流側ガイド部561のニップ部N側の端面561bよりも用紙Pの搬送方向上流側に位置している。また、下流側ガイド部561のニップ部N側の端面561bは、用紙Pの搬送側とは反対側(図6では下側)に折り曲げられたへミング加工が施されている。
画像形成装置1の最終転写部Eにおいて第2中間転写ロール23からトナー像が一括転写された用紙Pは、搬送ガイド55を経て、定着装置60の定着入口ガイド56に搬送される。定着入口ガイド56では、用紙Pは、まず上流側ガイド部562の凸部562bに接触し、凸部562bが形成する仮想平面562dに沿って搬送される。その際、下流側ガイド部561の平面部561aと凸部562bによる仮想平面562dとの間には段差が設けられているので、用紙Pは下流側ガイド部561の平面部561aには直接接触しない状態で搬送される。
用紙Pが上流側ガイド部562を通過する際には、用紙Pにはトナー像が担持されているが、最終転写部Eにおいて転写ロール30により用紙Pの裏面にはトナー像の帯電電荷(マイナス極性)とは反対極性(プラス極性)の電荷が付与されており、トナー像は用紙Pの裏面側のプラス極性の電荷との間でクーロン力によって用紙Pに拘束されている。そして、用紙Pが上流側ガイド部562の凸部562bに接触する際には、プラス極性の電荷を保持した状態の裏面が凸部562bと接触することとなる。
このように、凸部562bをPPのような紙に対してプラス極性に摩擦帯電させる材質で形成することによって、用紙Pが上流側ガイド部562の凸部562bに接触して摩擦帯電され、用紙Pの裏面側に保持されたプラス極性の電荷量が増加する。また、凸部562bを高抵抗の材料で形成しているため、用紙Pの裏面から電荷をリークさせることもない。そのため、トナー像は用紙Pに対してさらに強く拘束されるので、トナー像が周辺に飛び散る現象を抑制することができる。
特に、重合トナーを用いた場合には、重合トナーは、数μmという小粒径で均一性の高い球形であるために、体積に対して表面積の比率が高いという構造を有している。そのために、トナーの単位重量当たりの電荷量(比電荷量)は高くなり、静電的に飛散し易い特性を有する。また、形状的にも球形であるため、トナーの表面エネルギーが非常に小さく、僅かな物理的、電気的なストレスによっても飛散が生じ易い。したがって、凸部562bをPPのような紙に対してプラス極性に摩擦帯電させる材質で形成する効果は大きい。
ところが、凸部562bを構成する材料として、上述したPPのような紙に対してプラス極性に摩擦帯電させる材質を用いた場合には、かかる材質は樹脂であるため、ニップ部Nの近傍まで延ばして配置した際に、定着ロール61からの熱により変形や溶融が生じる場合がある。
上述したように、上流側ガイド部562においては、トナー像が周辺に飛び散ることを抑制する程度に、トナー像を用紙Pに対して強く拘束した状態を維持させることができる。ところが、用紙Pが上流側ガイド部562を離れて下流側ガイド部561に到達すると、下流側ガイド部561は熱に強い金属等の耐熱性の材質で形成されるため、用紙Pの裏面が下流側ガイド部561と接触することにより用紙Pの裏面に保持されているプラス電荷が不安定となって、トナー像の飛び散りが生じ易くなる。そこで、上流側ガイド部562は、ニップ部N側においてトナー粒子同士が互いに融着する程度の熱を定着ロール61から受ける領域内に位置するように配設されている。そのため、上流側ガイド部562の下流領域において、用紙P上のトナー像には、完全に溶融してはいないが、少なくともトナー像の表面に存在するトナー粒子とトナー粒子とが互いに付着して拘束し合う「融着」が生じるため、飛び散りの発生を抑制することができる。特に、トナーとして重合トナーを用いた場合には、重合トナーは飛び散りを発生し易い特性を有している一方で、従来の粉砕トナーに比べて比較的低い温度で互いを融着させることができるので、定着ロール61から比較的離れた位置でもトナー同士を融着させることが容易である。
ここで、本実施の形態の定着装置60では、上流側ガイド部562のリブ562aの材質としてPPを用いた場合、PPが変形を生じない耐熱温度は約120℃以下であり、重合トナーが融着を生じる温度が約100℃以上であることから、上流側ガイド部562のリブ562aのニップ部N側の領域が100〜120℃の温度領域内に位置するように、リブ562aの端部562cとニップ部Nとの距離は18mmに設定している。
また、ニップ部N側の端面561bではへミング加工が施されて、下流側ガイド部561の端部(エッジ)を用紙Pが接触する平面部561aから遠ざけるように構成している。エッジでは段差が生じることから、エッジを通過する用紙Pの先端エッジ部には僅かではあるが物理的な振動が発生する。そのために、用紙Pの先端エッジ部に付着したトナーが剥離してエッジにトナーの堆積が起こり易い。そこで、ニップ部N側の端面561bをへミング加工することで、端面561bを滑らかに湾曲した曲面として、端面561bを通過する用紙Pに物理的な振動が発生することを防いでいる。このように構成することによって、端面561bでは用紙Pの先端エッジ部に付着したトナーが剥離し難くなり、トナーの堆積による用紙Pの裏汚れの発生を抑制することができる。
なお、定着入口ガイド56と転写ロール30との間隔が最大用紙Pの長さ以上に設定されている場合や、転写ロール30に印加する転写電圧を0Vに設定する構成とした場合には、定着入口ガイド56の下流側ガイド部561はダイオードを介さず直接接地することも可能である。
実施の形態1では、加熱手段として発熱源を有する定着ロール61を用い、加圧手段として圧力パッド64が押圧されたエンドレスベルト62を用いた定着装置60が搭載された画像形成装置について説明した。実施の形態2では、図1に示した画像形成装置に搭載する定着装置であって、加熱手段として発熱源が押圧された定着ベルトを用い、加圧手段として加圧ロールを用いた定着装置について説明する。尚、実施の形態1と同様な構成については同様な符号を用い、ここではその詳細な説明を省略する。
セラミックヒータ82は、加圧ロール91側の面がほぼフラットに形成され、定着領域の全幅に亘って配置されている。そして、ホルダ65に支持されて、定着ベルト92を介して加圧ロール91に押圧される状態で配置され、ニップ部Nを形成している。したがって、セラミックヒータ82は圧力部材としても機能している。ニップ部Nを通過した用紙Pは、ニップ部Nの出口領域(剥離ニップ部)において定着ベルト92の曲率の変化によって定着ベルト92から剥離される。
また、ホルダ65には、セラミックヒータ82を支持する位置とは反対の位置に潤滑剤塗布部材67が支持されている。潤滑剤塗布部材67は、耐熱性フェルトで構成され、例えば粘度300csのアミノ変性シリコーンオイル等の潤滑剤が3g程度含浸されている。そして、潤滑剤塗布部材67は定着ベルト92内周面に対して接触するように配置され、耐熱性フェルトからの浸透圧により、潤滑剤を常時適量ずつ定着ベルト92内周面に供給している。なお、潤滑剤塗布部材67は、耐熱性フェルトからの潤滑剤の供給が過多にならないように、耐熱性フェルトのエッジ部のみが定着ベルト92内周面に接触するように構成されている。これにより、定着ベルト92と低摩擦シート68との摺動部に潤滑剤を供給し、低摩擦シート68を介した定着ベルト92とセラミックヒータ82との摺擦抵抗をさらに低減して、定着ベルト92の円滑な回動を図っている。
また、剥離の補助手段として、定着ベルト92のニップ部Nの下流側に、剥離部材70を配設することも可能である。剥離部材70は、剥離バッフル71が定着ベルト92の回転方向と対向する向き(カウンタ方向)に定着ベルト92と近接する状態でホルダ72によって保持されている。
そのため、トナーとして重合トナーを用いた場合においても、トナー像の飛び散りを抑えることが可能となる。さらには、用紙Pを正確にニップ部Nに導くことができるので、用紙ジャムや紙折れ、さらには画像乱れの発生をも抑制することができる。
Claims (23)
- 記録材に担持されたトナー像を加熱して定着する定着部材と、
前記定着部材側の端部が前記トナー像を互いに融着させる温度領域内に配置されるとともに、前記記録材に接触して当該記録材を前記トナー像の帯電極性とは反対極性に摩擦帯電させる第1ガイド部と、当該定着部材の近傍まで延びた耐熱性を有する第2ガイド部とを有するガイド部材と、
を備えたことを特徴とする定着装置。 - 前記ガイド部材の前記第1ガイド部は、当該第1ガイド部を熱変形させる温度領域外に配置されることを特徴とする請求項1記載の定着装置。
- 前記ガイド部材は、前記第1ガイド部が前記記録材とは摩擦帯電系列においてマイナス側に位置する高抵抗材料で形成されたことを特徴とする請求項1記載の定着装置。
- 前記ガイド部材は、前記第1ガイド部がポリプロピレンで形成されたことを特徴とする請求項3記載の定着装置。
- 前記ガイド部材は、前記第2ガイド部が金属で形成されたことを特徴とする請求項1記載の定着装置。
- 前記ガイド部材は、前記第1ガイド部と前記第2ガイド部とが一体構成されたことを特徴とする請求項1記載の定着装置。
- 前記トナー像は、重合トナーで形成されることを特徴とする請求項1記載の定着装置。
- 記録材に担持されたトナー像を定着する定着装置であって、
発熱源を有する回動部材と、
前記回動部材に接触してニップ部を形成しながら移動可能な加圧部材と、
前記記録材を前記ニップ部に導くガイド部材とを備え、
前記ガイド部材は、前記トナー像を前記記録材に対して静電的に拘束した状態を保持しながら、当該記録材を当該トナー像が互いに融着する程度の熱が及ぶ領域まで導く上流側ガイド部と、当該トナー像が互いに融着された状態で当該記録材を前記ニップ部近傍まで導く下流側ガイド部とを有することを特徴とする定着装置。 - 前記回動部材は、前記発熱源を内部に有した定着ロールであることを特徴とする請求項8記載の定着装置。
- 前記加圧部材は、エンドレスベルトで構成され、内部に前記ニップ部において当該エンドレスベルトを前記回動部材に圧接させる圧力部材を備えたことを特徴とする請求項8記載の定着装置。
- 前記ガイド部材は、前記上流側ガイド部がリブ状に形成されたことを特徴とする請求項8記載の定着装置。
- 前記ガイド部材は、前記上流側ガイド部の断面が前記記録材との当接部に向けて細く形成されたことを特徴とする請求項11記載の定着装置。
- 前記ガイド部材は、前記下流側ガイド部の前記記録材を搬送する面にエンボス加工が施されたことを特徴とする請求項8記載の定着装置。
- 前記ガイド部材は、前記下流側ガイド部の前記記録材を搬送する面にフッ素樹脂が被覆されたことを特徴とする請求項8記載の定着装置。
- 前記ガイド部材は、前記下流側ガイド部の前記ニップ部側の端部がヘミング加工されたことを特徴とする請求項8記載の定着装置。
- 表面が弾性変形するとともに、回転可能な加圧ロールと、
発熱源を有し、前記加圧ロールに接触してニップ部を形成しながら従動可能な定着ベルトと、
前記定着ベルトの内側に配置され、前記ニップ部において当該定着ベルトを前記加圧ロールに圧接させる圧力部材と、
前記記録材を前記ニップ部に導くガイド部材とを備え、
前記ガイド部材は、前記トナー像を前記記録材に対して静電的に拘束した状態を保持しながら、当該記録材を当該トナー像が互いに融着する程度の熱が及ぶ領域まで導く上流側ガイド部と、当該トナー像が互いに融着された状態で当該記録材を前記ニップ部近傍まで導く下流側ガイド部とを有することを特徴とする定着装置。 - 前記圧力部材は、前記定着ベルトに配設される発熱源で構成されることを特徴とする請求項16記載の定着装置。
- トナー像を形成するトナー像形成手段と、
前記トナー像形成手段によって形成されたトナー像を記録材上に転写する転写手段と、
前記記録材上に転写されたトナー像を当該記録材に定着する定着手段とを含み、
前記定着手段は、
発熱源を有する回動部材と、
前記回動部材に接触してニップ部を形成しながら移動可能な加圧部材と、
前記ニップ部側の端部が前記トナー像を互いに融着させる温度領域内に配置されるとともに、前記記録材に接触して当該記録材を前記トナー像の帯電極性とは反対極性に摩擦帯電させる第1ガイド部と、当該ニップ部の近傍まで延びた耐熱性を有する第2ガイド部とを有するガイド部材と
を備えたことを特徴とする画像形成装置。 - 前記トナー像形成手段は、重合トナーによりトナー像を形成することを特徴とする請求項18記載の画像形成装置。
- 前記定着手段は、前記ガイド部材の第2ガイド部がダイオードを介して接地されたことを特徴とする請求項18記載の画像形成装置。
- トナー像を担持した記録材を、発熱源を有する回動部材と当該回動部材に接触しながら移動可能な加圧部材とによって形成されるニップ部に搬送するガイド部材であって、
前記トナー像を前記記録材に対して静電的に拘束した状態を保持しながら、当該記録材を当該トナー像が互いに融着する程度の熱が及ぶ領域まで導く上流側ガイド部と、
当該トナー像が互いに融着された状態で当該記録材を前記ニップ部近傍まで導く下流側ガイド部と
を有することを特徴とするガイド部材。 - 前記上流側ガイド部は、前記記録材とは摩擦帯電系列においてマイナス側に位置する高抵抗材料で形成されたことを特徴とする請求項21記載のガイド部材。
- 前記下流側ガイド部は、金属で形成されたことを特徴とする請求項21記載のガイド部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003395003A JP2005156905A (ja) | 2003-11-26 | 2003-11-26 | 定着装置、画像形成装置およびガイド部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003395003A JP2005156905A (ja) | 2003-11-26 | 2003-11-26 | 定着装置、画像形成装置およびガイド部材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005156905A true JP2005156905A (ja) | 2005-06-16 |
Family
ID=34720873
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003395003A Pending JP2005156905A (ja) | 2003-11-26 | 2003-11-26 | 定着装置、画像形成装置およびガイド部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005156905A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007127677A (ja) * | 2005-10-31 | 2007-05-24 | Ricoh Co Ltd | ガイド部材および画像形成装置 |
JP2013064957A (ja) * | 2011-09-20 | 2013-04-11 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成装置 |
CN103676567A (zh) * | 2012-09-14 | 2014-03-26 | 富士施乐株式会社 | 定影装置和图像形成装置 |
US9389551B2 (en) | 2010-08-05 | 2016-07-12 | Ricoh Company, Ltd. | Fixing unit and image forming apparatus including same |
US9753416B2 (en) | 2015-05-25 | 2017-09-05 | Ricoh Company, Ltd. | Fixing device including a guide having a roughened face and image forming apparatus |
JP2020134681A (ja) * | 2019-02-19 | 2020-08-31 | 株式会社リコー | ニップ形成部材、定着装置および画像形成装置 |
Citations (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5289915U (ja) * | 1975-12-26 | 1977-07-05 | ||
JPS61101547U (ja) * | 1984-12-07 | 1986-06-28 | ||
JPH04182685A (ja) * | 1990-11-19 | 1992-06-30 | Ricoh Co Ltd | 電子写真装置 |
JPH06130639A (ja) * | 1992-10-19 | 1994-05-13 | Fuji Photo Film Co Ltd | 感光材料処理装置 |
JPH06258972A (ja) * | 1993-03-08 | 1994-09-16 | Hitachi Ltd | 画像記録装置 |
JPH06314005A (ja) * | 1993-04-28 | 1994-11-08 | Canon Inc | 画像形成装置 |
JPH1184895A (ja) * | 1997-09-01 | 1999-03-30 | Konica Corp | 画像形成装置用転写材案内部材および画像形成装置 |
JP2002278329A (ja) * | 2001-03-16 | 2002-09-27 | Brother Ind Ltd | 熱定着装置及びプリンタ |
JP2002293449A (ja) * | 2001-03-30 | 2002-10-09 | Canon Inc | ガイド、定着装置及び画像形成装置 |
JP2003270991A (ja) * | 2002-03-19 | 2003-09-25 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2003295642A (ja) * | 2002-04-04 | 2003-10-15 | Canon Inc | 定着装置及び画像形成装置 |
-
2003
- 2003-11-26 JP JP2003395003A patent/JP2005156905A/ja active Pending
Patent Citations (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5289915U (ja) * | 1975-12-26 | 1977-07-05 | ||
JPS61101547U (ja) * | 1984-12-07 | 1986-06-28 | ||
JPH04182685A (ja) * | 1990-11-19 | 1992-06-30 | Ricoh Co Ltd | 電子写真装置 |
JPH06130639A (ja) * | 1992-10-19 | 1994-05-13 | Fuji Photo Film Co Ltd | 感光材料処理装置 |
JPH06258972A (ja) * | 1993-03-08 | 1994-09-16 | Hitachi Ltd | 画像記録装置 |
JPH06314005A (ja) * | 1993-04-28 | 1994-11-08 | Canon Inc | 画像形成装置 |
JPH1184895A (ja) * | 1997-09-01 | 1999-03-30 | Konica Corp | 画像形成装置用転写材案内部材および画像形成装置 |
JP2002278329A (ja) * | 2001-03-16 | 2002-09-27 | Brother Ind Ltd | 熱定着装置及びプリンタ |
JP2002293449A (ja) * | 2001-03-30 | 2002-10-09 | Canon Inc | ガイド、定着装置及び画像形成装置 |
JP2003270991A (ja) * | 2002-03-19 | 2003-09-25 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2003295642A (ja) * | 2002-04-04 | 2003-10-15 | Canon Inc | 定着装置及び画像形成装置 |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007127677A (ja) * | 2005-10-31 | 2007-05-24 | Ricoh Co Ltd | ガイド部材および画像形成装置 |
US7899386B2 (en) | 2005-10-31 | 2011-03-01 | Ricoh Co., Ltd. | Image forming apparatus and guide therefor capable of reducing toner scattered on recording medium |
US8412089B2 (en) | 2005-10-31 | 2013-04-02 | Ricoh Company, Ltd. | Image forming apparatus and guide therefor capable of reducing toner scattered on recording medium |
US9389551B2 (en) | 2010-08-05 | 2016-07-12 | Ricoh Company, Ltd. | Fixing unit and image forming apparatus including same |
JP2013064957A (ja) * | 2011-09-20 | 2013-04-11 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成装置 |
CN103676567A (zh) * | 2012-09-14 | 2014-03-26 | 富士施乐株式会社 | 定影装置和图像形成装置 |
JP2014059389A (ja) * | 2012-09-14 | 2014-04-03 | Fuji Xerox Co Ltd | 定着装置および画像形成装置 |
CN103676567B (zh) * | 2012-09-14 | 2018-06-15 | 富士施乐株式会社 | 定影装置和图像形成装置 |
US9753416B2 (en) | 2015-05-25 | 2017-09-05 | Ricoh Company, Ltd. | Fixing device including a guide having a roughened face and image forming apparatus |
JP2020134681A (ja) * | 2019-02-19 | 2020-08-31 | 株式会社リコー | ニップ形成部材、定着装置および画像形成装置 |
JP7274118B2 (ja) | 2019-02-19 | 2023-05-16 | 株式会社リコー | ニップ形成部材、定着装置および画像形成装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4595447B2 (ja) | 定着装置、および画像形成装置 | |
JP4534682B2 (ja) | 定着装置、および画像形成装置 | |
JP2005173441A (ja) | 定着装置および画像形成装置 | |
JP4534679B2 (ja) | 定着装置および画像形成装置 | |
JP2013195908A (ja) | 定着装置および画像形成装置 | |
JP4548548B2 (ja) | 定着装置および画像形成装置 | |
JP2005084484A (ja) | 定着装置および画像形成装置 | |
JP5040183B2 (ja) | 画像形成装置および定着装置 | |
JP4196734B2 (ja) | ベルト状部材の潤滑装置及びこれを用いた定着装置 | |
JP2005077872A (ja) | 定着装置および画像形成装置 | |
JP2005156905A (ja) | 定着装置、画像形成装置およびガイド部材 | |
US9128433B2 (en) | Fixation device and image formation apparatus | |
JP4428030B2 (ja) | 定着装置および画像形成装置 | |
JP7630983B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP3153754B2 (ja) | 定着装置 | |
JP4244837B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP4424010B2 (ja) | 定着装置および画像形成装置 | |
JP2016009017A (ja) | 定着装置及び画像形成装置 | |
JP2005300732A (ja) | 定着装置および画像形成装置 | |
JP6772613B2 (ja) | 定着装置及び画像形成装置 | |
JP2004198700A (ja) | オイル塗布装置、定着装置および画像形成装置 | |
JP2017026761A (ja) | 定着装置及び画像形成装置 | |
JP2005249992A (ja) | 定着装置および画像形成装置 | |
JP2005148544A (ja) | 定着装置および画像形成装置 | |
JP4729853B2 (ja) | 定着装置および画像形成装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20061020 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090423 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090428 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090626 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20091006 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20091207 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20100506 |