JPH06258972A - 画像記録装置 - Google Patents
画像記録装置Info
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- JPH06258972A JPH06258972A JP5046267A JP4626793A JPH06258972A JP H06258972 A JPH06258972 A JP H06258972A JP 5046267 A JP5046267 A JP 5046267A JP 4626793 A JP4626793 A JP 4626793A JP H06258972 A JPH06258972 A JP H06258972A
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Links
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Landscapes
- Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
- Fixing For Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】定着装置入口直前で転写材のトナー付着面と反
対の面に、トナー粒子と逆極性の電荷を付与し、転写材
とトナー粒子との吸着力を増加させることにより定着加
熱ロール表面へのトナーの付着を抑制し、オフセットの
無い良好な画像を得る。 【構成】感光体ドラム表面から剥離した転写材を定着器
へ案内する搬送ガイド板設置位置に、転写材にトナー粒
子の極性と逆極性の電荷を付与できるよう、転写材に対
しトナーと同極性の帯電系列の材料を配置するあるいは
トナーと逆極性の電荷を付与できる装置を配置する。 【効果】転写材からのトナーの離脱を防止し、オフセッ
トの発生のない高画質な画像が得られる装置を提供でき
る効果がある。
対の面に、トナー粒子と逆極性の電荷を付与し、転写材
とトナー粒子との吸着力を増加させることにより定着加
熱ロール表面へのトナーの付着を抑制し、オフセットの
無い良好な画像を得る。 【構成】感光体ドラム表面から剥離した転写材を定着器
へ案内する搬送ガイド板設置位置に、転写材にトナー粒
子の極性と逆極性の電荷を付与できるよう、転写材に対
しトナーと同極性の帯電系列の材料を配置するあるいは
トナーと逆極性の電荷を付与できる装置を配置する。 【効果】転写材からのトナーの離脱を防止し、オフセッ
トの発生のない高画質な画像が得られる装置を提供でき
る効果がある。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は転写材上のトナーを転写
材に静電的に吸着して搬送する電子写真プロセスに係
り、特に定着部で誤印字のない良好な画像を得る画像記
録装置に関する。
材に静電的に吸着して搬送する電子写真プロセスに係
り、特に定着部で誤印字のない良好な画像を得る画像記
録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式を用いた画像記録装置で
は、光導電現象を利用して感光体上に静電潜像と呼ばれ
る静電的な電荷からなる画像を形成し、さらにトナーと
呼ばれる着色帯電微粒子を静電力で静電潜像に付着させ
て、可視化像を作像する。図5は従来の画像記録装置の
基本構成を示す断面側面図である。1は感光体ドラム、
2は帯電器、3は露光器、4は現像器、5は転写帯電
器、6はイレーズランプ、7はクリーナ、8は転写材、
10は定着器、10aは加熱ロール、10bは加圧ロー
ル、24はトナーである。まず暗所で帯電器2により感
光体ドラム1表面を一様帯電する。次に、露光器3より
形成すべき画像部領域に光を当て、光の当たった部分を
導電化し、これによりこの部分の電荷の一部を除去、す
なわち画像部領域の電位を0に近づけ、電位の絶対値が
大きい画像部以外のバックグラウンドとの間で、電位の
コントラストを発生させることにより静電潜像を形成す
る。
は、光導電現象を利用して感光体上に静電潜像と呼ばれ
る静電的な電荷からなる画像を形成し、さらにトナーと
呼ばれる着色帯電微粒子を静電力で静電潜像に付着させ
て、可視化像を作像する。図5は従来の画像記録装置の
基本構成を示す断面側面図である。1は感光体ドラム、
2は帯電器、3は露光器、4は現像器、5は転写帯電
器、6はイレーズランプ、7はクリーナ、8は転写材、
10は定着器、10aは加熱ロール、10bは加圧ロー
ル、24はトナーである。まず暗所で帯電器2により感
光体ドラム1表面を一様帯電する。次に、露光器3より
形成すべき画像部領域に光を当て、光の当たった部分を
導電化し、これによりこの部分の電荷の一部を除去、す
なわち画像部領域の電位を0に近づけ、電位の絶対値が
大きい画像部以外のバックグラウンドとの間で、電位の
コントラストを発生させることにより静電潜像を形成す
る。
【0003】図6は従来の現像器の断面側面図である。
【0004】25は現像ロール、26は磁気ブラシ、1
は感光体ドラム、28はドクタブレード、29はトナー
ホッパ、30は撹拌ロール、31はトナー濃度センサで
ある。図示はしないが現像ロール25はバイアス電圧を
印加できる構造になっている。現像器4内部にはトナー
24が蓄えられ、摩擦帯電によりほぼ一定で静電潜像と
同極の電荷が付与されている。
は感光体ドラム、28はドクタブレード、29はトナー
ホッパ、30は撹拌ロール、31はトナー濃度センサで
ある。図示はしないが現像ロール25はバイアス電圧を
印加できる構造になっている。現像器4内部にはトナー
24が蓄えられ、摩擦帯電によりほぼ一定で静電潜像と
同極の電荷が付与されている。
【0005】現像ロール25に静電潜像の画像部領域と
非画像部領域の電位の中間値のバイアス電圧を印加する
と、現像ロール25の電位と静電潜像の非画像部領域電
位の間、また静電潜像の画像部領域電位と現像ロール電
圧の間、それぞれで電界が発生する。この電界とトナー
24が持っている電荷との間で静電力が働き、トナー2
4粒子の電荷量とトナー24粒子に作用する電界の積で
表される静電気力によって静電潜像は可視化像になる。
すなわち、静電潜像非画像部の電位と同符号の電荷を有
しているトナー24粒子は非画像部の電荷からクーロン
反発力を受け、静電潜像画像部の電位の絶対値の小さい
部分に付着する。感光体ドラム1周表面に形成された電
位の絶対値が小さい静電潜像の画像部領域と現像ロール
に印加されたバイアス電圧により形成された電界によ
り、感光体ドラム1周表面の一様帯電極性と同極性に帯
電したトナー24粒子を画像部領域に引き付け、可視化
像形成が行われるのである。
非画像部領域の電位の中間値のバイアス電圧を印加する
と、現像ロール25の電位と静電潜像の非画像部領域電
位の間、また静電潜像の画像部領域電位と現像ロール電
圧の間、それぞれで電界が発生する。この電界とトナー
24が持っている電荷との間で静電力が働き、トナー2
4粒子の電荷量とトナー24粒子に作用する電界の積で
表される静電気力によって静電潜像は可視化像になる。
すなわち、静電潜像非画像部の電位と同符号の電荷を有
しているトナー24粒子は非画像部の電荷からクーロン
反発力を受け、静電潜像画像部の電位の絶対値の小さい
部分に付着する。感光体ドラム1周表面に形成された電
位の絶対値が小さい静電潜像の画像部領域と現像ロール
に印加されたバイアス電圧により形成された電界によ
り、感光体ドラム1周表面の一様帯電極性と同極性に帯
電したトナー24粒子を画像部領域に引き付け、可視化
像形成が行われるのである。
【0006】一方、図示しない転写材供給器により矢印
A方向から供給した転写材8を搬送し、感光体ドラム1
と転写帯電器5が対向する領域に搬送する。転写材8を
前記対向部で感光体ドラム1表面のトナー24像に重
ね、転写材8の感光体ドラム1側の面の反対面からコロ
ナ帯電器5でトナー24の帯電極性と逆極性の電荷を転
写材8に与え、静電力により、トナー24を転写材8に
転写する。このとき転写材8のトナー24付着面はトナ
ー24と同極性、その反対面はトナー24と逆極性にな
っている。転写材8のトナー24付着面は転写領域通過
時に転写帯電器5の付与した電荷による静電力で、トナ
ー24と同様、感光体ドラム1上のバックグラウンド領
域にある電荷が転写材8に転移するのである。さらにこ
の時転写材8は感光体ドラム1との摩擦帯電を引き起こ
し、感光体ドラム1上の電荷が摩擦によって転写材1に
転移する。これが、転写後の転写材8のトナー24付着
面のトナー24と同極性電荷過多を引き起こす原因とな
っている。その後転写材8は搬送ガイド板19により定
着器10に導かれる。定着器10は主に加熱ロール10
aと加圧ロール10bの2つのロール対からなり加熱ロ
ール10aは金属コアの表面に離型被服層を、加圧ロー
ル10bは金属コアの上に弾性層を有しており、加熱ロ
ール10a,加圧ロール10bが圧接されその圧接部で
転写材8を挟持しこの領域で転写材8とトナー24に熱
供給を行い、トナー24を転写材8上で溶融させる。圧
力・熱エネルギをトナー24に付与してトナー24を溶
融,広がり,浸透をさせて定着が完了する。一方、転写
後の感光体ドラム1上の潜像電荷は光により除電され
る。また、転写されずに感光体ドラム1上に残った残留
トナーはクリーナー7で除去する。この帯電からクリー
ニングおよび定着の過程を繰り返すことによって連続的
印字が行われる。
A方向から供給した転写材8を搬送し、感光体ドラム1
と転写帯電器5が対向する領域に搬送する。転写材8を
前記対向部で感光体ドラム1表面のトナー24像に重
ね、転写材8の感光体ドラム1側の面の反対面からコロ
ナ帯電器5でトナー24の帯電極性と逆極性の電荷を転
写材8に与え、静電力により、トナー24を転写材8に
転写する。このとき転写材8のトナー24付着面はトナ
ー24と同極性、その反対面はトナー24と逆極性にな
っている。転写材8のトナー24付着面は転写領域通過
時に転写帯電器5の付与した電荷による静電力で、トナ
ー24と同様、感光体ドラム1上のバックグラウンド領
域にある電荷が転写材8に転移するのである。さらにこ
の時転写材8は感光体ドラム1との摩擦帯電を引き起こ
し、感光体ドラム1上の電荷が摩擦によって転写材1に
転移する。これが、転写後の転写材8のトナー24付着
面のトナー24と同極性電荷過多を引き起こす原因とな
っている。その後転写材8は搬送ガイド板19により定
着器10に導かれる。定着器10は主に加熱ロール10
aと加圧ロール10bの2つのロール対からなり加熱ロ
ール10aは金属コアの表面に離型被服層を、加圧ロー
ル10bは金属コアの上に弾性層を有しており、加熱ロ
ール10a,加圧ロール10bが圧接されその圧接部で
転写材8を挟持しこの領域で転写材8とトナー24に熱
供給を行い、トナー24を転写材8上で溶融させる。圧
力・熱エネルギをトナー24に付与してトナー24を溶
融,広がり,浸透をさせて定着が完了する。一方、転写
後の感光体ドラム1上の潜像電荷は光により除電され
る。また、転写されずに感光体ドラム1上に残った残留
トナーはクリーナー7で除去する。この帯電からクリー
ニングおよび定着の過程を繰り返すことによって連続的
印字が行われる。
【0007】一般に定着工程では加熱ロール10aに転
写材8上のトナー24の一部が付着し、この付着したト
ナー24が加熱ロール10aが一周したときに転写材8
の上に再付着して画像汚れによる誤印字を引き起こすオ
フセット現象がおこる。
写材8上のトナー24の一部が付着し、この付着したト
ナー24が加熱ロール10aが一周したときに転写材8
の上に再付着して画像汚れによる誤印字を引き起こすオ
フセット現象がおこる。
【0008】従来、図5のように定着器10入口の搬送
ガイド板12は接地された状態にあった。そのため転写
材8のトナー24付着面の反対面が搬送ガイド板12と
接触することによって、上述の説明で定着器10前まで
に形成されたトナー24と逆極性の電荷が転写材8のト
ナー24付着面の反対面から逃げる。このため、転写材
8のトナー24付着面の反対面のトナー24と逆極性の
電荷は減少する。すなわち、トナー24を転写材8に引
き付ける力が減少し、加熱ロール10aと加圧ロール1
0bが接触する領域でトナー24は転写材8上にトナー
24と同極性の電荷が存在するため転写材8のトナー2
4付着面とトナー24との間でトナー24が転写材8か
ら離脱する力が働く。このために加熱ロール10aへの
トナー24の付着を発生させオフセットによる誤印字を
生じる場合がある。
ガイド板12は接地された状態にあった。そのため転写
材8のトナー24付着面の反対面が搬送ガイド板12と
接触することによって、上述の説明で定着器10前まで
に形成されたトナー24と逆極性の電荷が転写材8のト
ナー24付着面の反対面から逃げる。このため、転写材
8のトナー24付着面の反対面のトナー24と逆極性の
電荷は減少する。すなわち、トナー24を転写材8に引
き付ける力が減少し、加熱ロール10aと加圧ロール1
0bが接触する領域でトナー24は転写材8上にトナー
24と同極性の電荷が存在するため転写材8のトナー2
4付着面とトナー24との間でトナー24が転写材8か
ら離脱する力が働く。このために加熱ロール10aへの
トナー24の付着を発生させオフセットによる誤印字を
生じる場合がある。
【0009】そのため、オフセットを対策したものとし
て図7,図8のようなものもある。図7は従来の画像記
録装置の転写部から定着部にいたる模式説明図である。
10cは導電性粒子含有加熱ロール表面層、10dは加熱
ロール金属コア、10eは加圧ロール金属コア、10f
は加圧ロール表面層である。
て図7,図8のようなものもある。図7は従来の画像記
録装置の転写部から定着部にいたる模式説明図である。
10cは導電性粒子含有加熱ロール表面層、10dは加熱
ロール金属コア、10eは加圧ロール金属コア、10f
は加圧ロール表面層である。
【0010】図7においては定着部は加熱ロールの金属
コア10cをカーボン粉末等の導電性粒子を含有するフ
ッ素樹脂離型層10dを被覆した構成になっている。加
熱ロール10aの離型性層の導電性を増すことによって
加熱ロール10aの離型性層とトナー24の摩擦によっ
て電荷を逃がし、これによって、加熱ロール10aの表
面にトナー24が静電吸着することによって生ずるオフ
セット付着を防止している。
コア10cをカーボン粉末等の導電性粒子を含有するフ
ッ素樹脂離型層10dを被覆した構成になっている。加
熱ロール10aの離型性層の導電性を増すことによって
加熱ロール10aの離型性層とトナー24の摩擦によっ
て電荷を逃がし、これによって、加熱ロール10aの表
面にトナー24が静電吸着することによって生ずるオフ
セット付着を防止している。
【0011】図8は従来の画像記録装置の転写部から定
着部にいたる模式説明図である。図8においては加熱ロ
ール10aにトナー24像の帯電極性と同極電位、加圧
ロール10bにトナー24像の帯電極性と逆電位が印加
できる構成になっている。これによって、加熱ロール1
0aへはトナー24の極性と同電位によって生じた静電
力によって加熱ロール10aへのトナー24の接近を拒
み、加圧ロール10bへはトナー24の極性と逆電位に
よって生じた静電力によって加圧ロール10b側へトナ
ーを引き付けることによりオフセットトナーの加熱ロー
ル10aの表面への付着を防止している。
着部にいたる模式説明図である。図8においては加熱ロ
ール10aにトナー24像の帯電極性と同極電位、加圧
ロール10bにトナー24像の帯電極性と逆電位が印加
できる構成になっている。これによって、加熱ロール1
0aへはトナー24の極性と同電位によって生じた静電
力によって加熱ロール10aへのトナー24の接近を拒
み、加圧ロール10bへはトナー24の極性と逆電位に
よって生じた静電力によって加圧ロール10b側へトナ
ーを引き付けることによりオフセットトナーの加熱ロー
ル10aの表面への付着を防止している。
【0012】図7は加熱ロール10a表面層を導電化し
たためにトナー24の保持している電荷に対してトナー
24と逆極性の鏡像電荷により加熱ロール10aの表面
層にトナー24が引っ張られる作用が生まれ、トナー2
4が加熱ロール10aに付きやすくなるので必ずしもオ
フセット抑制の効果があるとは言い難い。
たためにトナー24の保持している電荷に対してトナー
24と逆極性の鏡像電荷により加熱ロール10aの表面
層にトナー24が引っ張られる作用が生まれ、トナー2
4が加熱ロール10aに付きやすくなるので必ずしもオ
フセット抑制の効果があるとは言い難い。
【0013】図8は加熱ロール10a表面層や加圧ロー
ル10bゴムなどを介してバイアスによる静電力を作用
させるため、金属コアへのバイアス電位印加によるトナ
ー24への力の作用は小さく、加熱ロール10a,加圧
ロール10b圧接部でのトナーの加熱ロール10aへの
付着を反発させる力は弱い。さらに転写材8とトナー2
4との反発力そのものを弱める作用は無いため、オフセ
ット防止効果は十分ではない。
ル10bゴムなどを介してバイアスによる静電力を作用
させるため、金属コアへのバイアス電位印加によるトナ
ー24への力の作用は小さく、加熱ロール10a,加圧
ロール10b圧接部でのトナーの加熱ロール10aへの
付着を反発させる力は弱い。さらに転写材8とトナー2
4との反発力そのものを弱める作用は無いため、オフセ
ット防止効果は十分ではない。
【0014】なお、この種の画像記録装置として関連す
るものには特開昭55−96970 号公報などが挙げられる。
るものには特開昭55−96970 号公報などが挙げられる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、従
来の技術では加熱ロールと加圧ロール圧着部における転
写材とトナーとの間に作用する力について配慮が欠けて
おり、そのため、オフセット防止が十分でないという問
題点があった。そこで、本発明の目的は転写材とトナー
との間の引力を増加させることによりオフセット現象を
防止し、誤印字のない画像記録装置を提供することにあ
る。
来の技術では加熱ロールと加圧ロール圧着部における転
写材とトナーとの間に作用する力について配慮が欠けて
おり、そのため、オフセット防止が十分でないという問
題点があった。そこで、本発明の目的は転写材とトナー
との間の引力を増加させることによりオフセット現象を
防止し、誤印字のない画像記録装置を提供することにあ
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は転写後の
転写材に対して定着ロール入口の搬送ガイド板設置部分
で転写材のトナー付着面の反対面にトナーと逆極性の電
荷を付与するようにした点にある。この構成によって転
写材とトナーの引力を定着直前で増加させ圧接部におい
てこれを維持することができるのでオフセット現象を防
止することができる。
転写材に対して定着ロール入口の搬送ガイド板設置部分
で転写材のトナー付着面の反対面にトナーと逆極性の電
荷を付与するようにした点にある。この構成によって転
写材とトナーの引力を定着直前で増加させ圧接部におい
てこれを維持することができるのでオフセット現象を防
止することができる。
【0017】
【作用】定着器直前でトナーと逆極性を有する電荷を転
写材のトナーの付着面の反対面に付与された転写材は定
着器圧接部で転写材にトナーを引き付ける。これによっ
て転写材からのトナーの離脱を抑制でき、オフセット現
象を防止できる。
写材のトナーの付着面の反対面に付与された転写材は定
着器圧接部で転写材にトナーを引き付ける。これによっ
て転写材からのトナーの離脱を抑制でき、オフセット現
象を防止できる。
【0018】
(実施例1)以下本発明の実施例を図1を用いて説明す
る。図1は本発明における画像記録装置の基本構成図を
示す断面側面図である。1は感光体ベルト、2は帯電
器、3は露光器、4は現像器、5は転写帯電器、8は転
写材、10は定着器、10aは加熱ロール、10bは加
圧ロール、13は搬送ベルト、19は搬送ガイド板、2
4はトナー、25は現像ロールである。転写材8とは紙
などの記録材である。本実施例の特徴は搬送ガイド板1
9の転写材接触面にフッ素樹脂層を配置している点にあ
る。感光体ドラム1に負帯電、現像器4に二成分現像剤
を用いた反転現像方式で、転写帯電器5はコロトロンで
あり、その極性は正である。
る。図1は本発明における画像記録装置の基本構成図を
示す断面側面図である。1は感光体ベルト、2は帯電
器、3は露光器、4は現像器、5は転写帯電器、8は転
写材、10は定着器、10aは加熱ロール、10bは加
圧ロール、13は搬送ベルト、19は搬送ガイド板、2
4はトナー、25は現像ロールである。転写材8とは紙
などの記録材である。本実施例の特徴は搬送ガイド板1
9の転写材接触面にフッ素樹脂層を配置している点にあ
る。感光体ドラム1に負帯電、現像器4に二成分現像剤
を用いた反転現像方式で、転写帯電器5はコロトロンで
あり、その極性は正である。
【0019】本装置における画像形成の過程は、まず感
光体ドラム1の表面に帯電器2により負電荷を与え、露
光器3により画像部分に光を照射し画像部領域にほぼ0
電位の静電潜像を形成する。現像器4内部のトナー24
は摩擦帯電により負電荷が付与されている。現像ロール
25に上記画像部分の電位と非画像部分の電位の中間に
当たる電位を印加し静電潜像の画像部電位間との電界中
でトナー24の電荷に作用する静電力によりトナー24
を静電潜像に付着させ可視像を形成する。一方、転写材
8は矢印A方向に搬送,感光体ドラム1と対向した転写
帯電器5で正電荷を付与され、感光体ドラム1上の負電
荷を持つトナー24は転写材8上に転写される。この
時、転写材8と感光体ドラム1の摩擦の作用も合わせ
て、感光体ドラム1上にあるトナー24と同極の負電荷
が転写材8のトナー24付着面に転移する。これにより
転写材8のトナー24付着面は負電荷過多になってい
る。転写材8のトナー24付着面の反対面に存在する正
電荷とトナー24の負電荷が互いに引合い、その状態で
転写材8は搬送される。搬送ベルト13から分離した転
写材8は定着器10入口に設置された搬送ガイド板19
に接触し、摩擦しながら定着器に導かれる。この際、転
写材8の搬送ガイド板19の接触面と搬送ガイド板19
上のフッ素樹脂層19aとは摩擦帯電する。転写材との
摩擦において負の帯電系であるフッ素樹脂層19aに負
電荷が発生する。その反面、転写材8の搬送ガイド板1
9との接触面が正電荷を供給されることになる。電荷の
トナー24に対して転写材8のトナー24付着面の反対
面に新たに付与された正電荷によって転写材8とトナー
24の静電引力が増加し、これにより定着器10の加熱
ロール10aと加圧ロール10bの圧接部で、トナー2
4の転写材からの離脱を抑えながら定着を行い、転写材
8は矢印B方向へ搬送される。
光体ドラム1の表面に帯電器2により負電荷を与え、露
光器3により画像部分に光を照射し画像部領域にほぼ0
電位の静電潜像を形成する。現像器4内部のトナー24
は摩擦帯電により負電荷が付与されている。現像ロール
25に上記画像部分の電位と非画像部分の電位の中間に
当たる電位を印加し静電潜像の画像部電位間との電界中
でトナー24の電荷に作用する静電力によりトナー24
を静電潜像に付着させ可視像を形成する。一方、転写材
8は矢印A方向に搬送,感光体ドラム1と対向した転写
帯電器5で正電荷を付与され、感光体ドラム1上の負電
荷を持つトナー24は転写材8上に転写される。この
時、転写材8と感光体ドラム1の摩擦の作用も合わせ
て、感光体ドラム1上にあるトナー24と同極の負電荷
が転写材8のトナー24付着面に転移する。これにより
転写材8のトナー24付着面は負電荷過多になってい
る。転写材8のトナー24付着面の反対面に存在する正
電荷とトナー24の負電荷が互いに引合い、その状態で
転写材8は搬送される。搬送ベルト13から分離した転
写材8は定着器10入口に設置された搬送ガイド板19
に接触し、摩擦しながら定着器に導かれる。この際、転
写材8の搬送ガイド板19の接触面と搬送ガイド板19
上のフッ素樹脂層19aとは摩擦帯電する。転写材との
摩擦において負の帯電系であるフッ素樹脂層19aに負
電荷が発生する。その反面、転写材8の搬送ガイド板1
9との接触面が正電荷を供給されることになる。電荷の
トナー24に対して転写材8のトナー24付着面の反対
面に新たに付与された正電荷によって転写材8とトナー
24の静電引力が増加し、これにより定着器10の加熱
ロール10aと加圧ロール10bの圧接部で、トナー2
4の転写材からの離脱を抑えながら定着を行い、転写材
8は矢印B方向へ搬送される。
【0020】以上の構成および作用により、トナー24
を転写された転写材8が定着器10を通過するまで、定
着器10直前でトナー24の極性と逆極性の電荷を転写
材8に付与し、転写材8とトナー24の引力を増加させ
ることによって特に定着器10の加熱ロール10aと加
圧ロール10bの圧接部においての転写材8からトナー
24の離脱を抑えることができ、加熱ロール側へのトナ
ー24の付着が抑制されるのでオフセットによる誤印字
のない高画質画像が得られる画像記録装置を提供するこ
とができる。
を転写された転写材8が定着器10を通過するまで、定
着器10直前でトナー24の極性と逆極性の電荷を転写
材8に付与し、転写材8とトナー24の引力を増加させ
ることによって特に定着器10の加熱ロール10aと加
圧ロール10bの圧接部においての転写材8からトナー
24の離脱を抑えることができ、加熱ロール側へのトナ
ー24の付着が抑制されるのでオフセットによる誤印字
のない高画質画像が得られる画像記録装置を提供するこ
とができる。
【0021】(実施例2)以下、本発明のその他の実施
例を図2を用いて説明する。図2は本発明における画像
記録装置の基本構成図を示す断面側面図である。1は感
光体ドラム、2は帯電器、3は露光器、4は現像器、5
は転写帯電器、8は転写材、10は定着器、15は転写
搬送ベルト、19は搬送ガイド板、19aはフッ素樹脂
層、24はトナー、25は現像ロール、点Cは転写搬送
ベルト上の転写材剥離点である。本実施例の特徴は、転
写搬送ベルト15を用いたベルト転写方式である点、搬
送ガイド板19が接地され、転写材8との接触面がフッ
素樹脂層19aである点である。図2における感光体ド
ラム1は負帯電で、現像器4は二成分現像剤を用い、反
転現像方式を採用している。転写帯電器5は正極性のコ
ロトロンである。
例を図2を用いて説明する。図2は本発明における画像
記録装置の基本構成図を示す断面側面図である。1は感
光体ドラム、2は帯電器、3は露光器、4は現像器、5
は転写帯電器、8は転写材、10は定着器、15は転写
搬送ベルト、19は搬送ガイド板、19aはフッ素樹脂
層、24はトナー、25は現像ロール、点Cは転写搬送
ベルト上の転写材剥離点である。本実施例の特徴は、転
写搬送ベルト15を用いたベルト転写方式である点、搬
送ガイド板19が接地され、転写材8との接触面がフッ
素樹脂層19aである点である。図2における感光体ド
ラム1は負帯電で、現像器4は二成分現像剤を用い、反
転現像方式を採用している。転写帯電器5は正極性のコ
ロトロンである。
【0022】本装置における画像形成の過程は、まず感
光体ドラム1の表面に帯電器2により負電荷を与え、露
光器3により画像部分に光を照射し、ほぼ0電位の静電
潜像を形成する。現像器4内部のトナー24は摩擦帯電
により負電荷が付与されているが、上記静電潜像の画像
部電位と非画像部電位の中間の電位を現像ロール25に
印加することにより、トナー24は静電潜像の画像部の
みに付着し、可視像を形成する。一方、転写材8は矢印
A方向に搬送、転写搬送ベルト15上に搬送され、感光
体ドラム1と転写搬送ベルト15が接するニップ領域に
送られる。転写搬送ベルト15は、感光体ドラム1と対
向した転写帯電器5で正電荷を付与され、感光体ドラム
1上の負電荷を持つトナー24は転写材8上に転写され
る。転写材8がニップ領域通過時に、転写搬送ベルト1
5の裏面に与えられた正電荷による静電引力で、感光体
ドラム1上にあるトナー24と同極性の負電荷が転写材
8に転移する。また、転写材8と感光体ドラム1の摩擦
の作用も合わせて、感光体ドラム上にあるトナー24と
同極の負極性の負電荷が転写材8のトナー24付着面に
転移する。転写搬送ベルト15裏面で転写搬送ベルト1
5は正電荷を保持し、転写材8は負電荷を保持すること
により転写材8は転写搬送ベルト15に密着した状態で
搬送される。転写材8の転写搬送ベルト15からの分離
は、転写搬送ベルト15,転写材8それぞれ正電荷,負
電荷を保持した状態で図2中のC点で行われる。従っ
て、転写材8の転写搬送ベルト15の各々極性の異なる
電荷が分離されるので分離後には転写材8は負電荷が極
めて過多の状態となる。この時、転写材8とトナー24
は同極電荷による反発力が働き、転写材からトナーが極
めて離脱しやすい状態にある。その後この負電荷過多の
転写材8は搬送ガイド板19に接触する。この時、負電
荷を持つ転写材8と搬送ガイド板19の金属部で鏡像力
が発生する。この鏡像力により、転写材8と搬送ガイド
板19は十分に密着し、両者は摩擦されることになる。
搬送ガイド板19の転写材8との接触面に配置されてい
るフッ素樹脂層19aは転写材8に対して負極性の帯電
系列材料であり、転写材8と搬送ガイド板19の十分な
摩擦によりフッ素樹脂層19aに負電荷、転写材8の搬
送ガイド板19接触面に十分な正電荷を付与することに
なる。その結果、転写材8のトナー24付着面は負電
荷、転写材8のトナー24付着面の反対面は十分な正電
荷を保持することになり、転写材8とトナー24との引
力を大きく増加させる。これにより定着器10の加熱ロ
ール10aと加圧ロール10bの圧接部で、トナー24
の転写材からの離脱を抑えながら定着を行い、転写材8
は矢印B方向へ搬送されることになる。
光体ドラム1の表面に帯電器2により負電荷を与え、露
光器3により画像部分に光を照射し、ほぼ0電位の静電
潜像を形成する。現像器4内部のトナー24は摩擦帯電
により負電荷が付与されているが、上記静電潜像の画像
部電位と非画像部電位の中間の電位を現像ロール25に
印加することにより、トナー24は静電潜像の画像部の
みに付着し、可視像を形成する。一方、転写材8は矢印
A方向に搬送、転写搬送ベルト15上に搬送され、感光
体ドラム1と転写搬送ベルト15が接するニップ領域に
送られる。転写搬送ベルト15は、感光体ドラム1と対
向した転写帯電器5で正電荷を付与され、感光体ドラム
1上の負電荷を持つトナー24は転写材8上に転写され
る。転写材8がニップ領域通過時に、転写搬送ベルト1
5の裏面に与えられた正電荷による静電引力で、感光体
ドラム1上にあるトナー24と同極性の負電荷が転写材
8に転移する。また、転写材8と感光体ドラム1の摩擦
の作用も合わせて、感光体ドラム上にあるトナー24と
同極の負極性の負電荷が転写材8のトナー24付着面に
転移する。転写搬送ベルト15裏面で転写搬送ベルト1
5は正電荷を保持し、転写材8は負電荷を保持すること
により転写材8は転写搬送ベルト15に密着した状態で
搬送される。転写材8の転写搬送ベルト15からの分離
は、転写搬送ベルト15,転写材8それぞれ正電荷,負
電荷を保持した状態で図2中のC点で行われる。従っ
て、転写材8の転写搬送ベルト15の各々極性の異なる
電荷が分離されるので分離後には転写材8は負電荷が極
めて過多の状態となる。この時、転写材8とトナー24
は同極電荷による反発力が働き、転写材からトナーが極
めて離脱しやすい状態にある。その後この負電荷過多の
転写材8は搬送ガイド板19に接触する。この時、負電
荷を持つ転写材8と搬送ガイド板19の金属部で鏡像力
が発生する。この鏡像力により、転写材8と搬送ガイド
板19は十分に密着し、両者は摩擦されることになる。
搬送ガイド板19の転写材8との接触面に配置されてい
るフッ素樹脂層19aは転写材8に対して負極性の帯電
系列材料であり、転写材8と搬送ガイド板19の十分な
摩擦によりフッ素樹脂層19aに負電荷、転写材8の搬
送ガイド板19接触面に十分な正電荷を付与することに
なる。その結果、転写材8のトナー24付着面は負電
荷、転写材8のトナー24付着面の反対面は十分な正電
荷を保持することになり、転写材8とトナー24との引
力を大きく増加させる。これにより定着器10の加熱ロ
ール10aと加圧ロール10bの圧接部で、トナー24
の転写材からの離脱を抑えながら定着を行い、転写材8
は矢印B方向へ搬送されることになる。
【0023】以上のような構成および作用により、特に
ベルトを用いた転写方式のように転写搬送ベルト15か
ら剥離した後の転写材8が同極性の電荷過多の場合に、
転写材8が定着器10の入口の搬送ガイド板19のフッ
素樹脂層19aと十分に摩擦することによって転写材8
にトナー24と逆極性の電荷を与えることができる。こ
れにより転写材8とトナー24の引力を大幅に増加させ
ることができるので転写材8からのトナー24の離脱を
抑えることができ、定着時に加熱ロール10aへトナー
24が付着するオフセットによる誤印字のない高画質画
像が得られる画像記録装置を提供することができる。
ベルトを用いた転写方式のように転写搬送ベルト15か
ら剥離した後の転写材8が同極性の電荷過多の場合に、
転写材8が定着器10の入口の搬送ガイド板19のフッ
素樹脂層19aと十分に摩擦することによって転写材8
にトナー24と逆極性の電荷を与えることができる。こ
れにより転写材8とトナー24の引力を大幅に増加させ
ることができるので転写材8からのトナー24の離脱を
抑えることができ、定着時に加熱ロール10aへトナー
24が付着するオフセットによる誤印字のない高画質画
像が得られる画像記録装置を提供することができる。
【0024】また、この作用を十分に引き出すには、転
写材8と搬送ガイド板19の接触搬送時における摩擦力
を十分に高める必要がある。そのためには、両者の鏡像
力を高める必要がある。従って、フッ素樹脂層19aの
厚さが問題となる。すなわち、フッ素樹脂層19aが厚
すぎると鏡像力が弱まり、上記効果が少なくなる。発明
者らの実験によれば、フッ素樹脂19aの厚さが30μ
m以下の条件で上記効果が大きいことを確認した。
写材8と搬送ガイド板19の接触搬送時における摩擦力
を十分に高める必要がある。そのためには、両者の鏡像
力を高める必要がある。従って、フッ素樹脂層19aの
厚さが問題となる。すなわち、フッ素樹脂層19aが厚
すぎると鏡像力が弱まり、上記効果が少なくなる。発明
者らの実験によれば、フッ素樹脂19aの厚さが30μ
m以下の条件で上記効果が大きいことを確認した。
【0025】(実施例3)以下、本発明のその他の実施
例を図3の画像記録装置の基本構成図を示す断面側面図
ならびに図4の帯電器の模式構成図を用いて説明する。
本実施例においては、画像形成に関与する基本的な部品
は図1と同様であるが、定着器入口直前に搬送ガイド板
のかわりに帯電器20を設置したことを特徴としてい
る。1は感光体ドラム、2は帯電器、3は露光器、4は
現像器、5は転写帯電器、8は転写材、10は定着器、
10aは加熱ロール、10bが加圧ロール、13は搬送
ベルト、20は帯電器、20aは橋かけ板、24はトナ
ー、25は現像ロールである。感光体ドラム1は負帯
電、現像器4に二成分現像剤を用いた反転現像方式で、
転写帯電器5はコロトロンであり、その極性は正であ
る。また、帯電器20は正極性のコロトロンでありその
開口部には転写材搬送性確保のため橋かけ板20aを配
置している。
例を図3の画像記録装置の基本構成図を示す断面側面図
ならびに図4の帯電器の模式構成図を用いて説明する。
本実施例においては、画像形成に関与する基本的な部品
は図1と同様であるが、定着器入口直前に搬送ガイド板
のかわりに帯電器20を設置したことを特徴としてい
る。1は感光体ドラム、2は帯電器、3は露光器、4は
現像器、5は転写帯電器、8は転写材、10は定着器、
10aは加熱ロール、10bが加圧ロール、13は搬送
ベルト、20は帯電器、20aは橋かけ板、24はトナ
ー、25は現像ロールである。感光体ドラム1は負帯
電、現像器4に二成分現像剤を用いた反転現像方式で、
転写帯電器5はコロトロンであり、その極性は正であ
る。また、帯電器20は正極性のコロトロンでありその
開口部には転写材搬送性確保のため橋かけ板20aを配
置している。
【0026】本装置における画像形成の過程を以下に述
べる。
べる。
【0027】本装置における画像形成は、転写材8にト
ナー24が転写されるまで実施例1と同様の過程を経
る。そして、転写材8のトナー24付着面は感光体の極
性ならびに感光体と転写材の摩擦によりトナー24と同
極性の負電荷過多になっている。
ナー24が転写されるまで実施例1と同様の過程を経
る。そして、転写材8のトナー24付着面は感光体の極
性ならびに感光体と転写材の摩擦によりトナー24と同
極性の負電荷過多になっている。
【0028】搬送ベルト13から分離した転写材8は定
着器10入口に設置された帯電器20上を通過し定着器
10に導かれる。この際、帯電器20の開口面より転写
材上のトナー24の極性と逆極性の正電荷を転写材8の
トナー付着面の反対面に付与する。負電荷のトナー24
に対して、転写材8のトナー24付着面の反対面に新た
に付与された正電荷によって転写材8とトナー24の静
電引力が増加し、これにより定着器10の加熱ロール1
0aと加圧ロール10bの圧接部で、トナー24の転写
材からの離脱を抑えながら定着を行い、転写材8は矢印
B方向へ搬送される。
着器10入口に設置された帯電器20上を通過し定着器
10に導かれる。この際、帯電器20の開口面より転写
材上のトナー24の極性と逆極性の正電荷を転写材8の
トナー付着面の反対面に付与する。負電荷のトナー24
に対して、転写材8のトナー24付着面の反対面に新た
に付与された正電荷によって転写材8とトナー24の静
電引力が増加し、これにより定着器10の加熱ロール1
0aと加圧ロール10bの圧接部で、トナー24の転写
材からの離脱を抑えながら定着を行い、転写材8は矢印
B方向へ搬送される。
【0029】以上の構成および作用により、トナー24
を転写された転写材8が定着器10を通過するまで、定
着器10入口直前でトナー24の極性と逆極性の十分な
電荷を転写材に付与し、転写材8とトナー24の引力を
増加させることによって特に定着器10の加熱ロール1
0aと加圧ロール10bの圧接部においての転写材8か
らトナー24の離脱を抑えることができ、加熱ロール1
0a側へのトナー24の付着が抑制されるのでオフセッ
トによる誤印字のない高画質画像が得られる画像記録装
置を提供することができる。
を転写された転写材8が定着器10を通過するまで、定
着器10入口直前でトナー24の極性と逆極性の十分な
電荷を転写材に付与し、転写材8とトナー24の引力を
増加させることによって特に定着器10の加熱ロール1
0aと加圧ロール10bの圧接部においての転写材8か
らトナー24の離脱を抑えることができ、加熱ロール1
0a側へのトナー24の付着が抑制されるのでオフセッ
トによる誤印字のない高画質画像が得られる画像記録装
置を提供することができる。
【0030】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば定着
部入口搬送ガイドでの転写材へのトナーと逆極性電荷の
付与によりトナーを転写材に静電的に吸着させることが
できるため、加熱ロール表面へのオフセットトナーの付
着を抑制し、オフセット現象による誤印字を防止するこ
とができる。
部入口搬送ガイドでの転写材へのトナーと逆極性電荷の
付与によりトナーを転写材に静電的に吸着させることが
できるため、加熱ロール表面へのオフセットトナーの付
着を抑制し、オフセット現象による誤印字を防止するこ
とができる。
【図1】本発明の画像記録装置の実施例の基本構成図で
ある。
ある。
【図2】本発明の画像記録装置の実施例の基本構成図で
ある。
ある。
【図3】本発明の画像記録装置の実施例の基本構成図で
ある。
ある。
【図4】本発明の実施例での帯電器の模式説明図であ
る。
る。
【図5】従来の画像記録装置の基本構成図である。
【図6】従来の画像記録装置の現像器基本構成図であ
る。
る。
【図7】従来の画像記録装置の転写部から定着部にいた
る模式説明図である。
る模式説明図である。
【図8】従来の画像記録装置の転写部から定着部にいた
る模式説明図である。
る模式説明図である。
1…感光体ドラム、2,20…帯電器、3…露光器、4
…現像器、5…転写帯電器、6…イレーズランプ、7,
16…クリーナ、8…転写材、9,10…定着器、10
a…加熱ロール、10b…加圧ロール、10c…導電性
粒子含有フッ素樹脂加熱ロール表面層、10d…加熱ロ
ール金属コア、10e…加圧ロール金属コア、10f…
加圧ロール表面層、11,14,18…駆動ロール、1
2,19…搬送ガイド板、13…搬送ベルト、15…転
写搬送ベルト、17…接地回路、19a…フッ素樹脂
層、20a…橋かけ板、24…トナー、25…現像ロー
ル、26…磁気ブラシ、28…ドクタブレード、29…
トナーホッパ、30…撹拌ロール、31…トナー濃度セ
ンサー。
…現像器、5…転写帯電器、6…イレーズランプ、7,
16…クリーナ、8…転写材、9,10…定着器、10
a…加熱ロール、10b…加圧ロール、10c…導電性
粒子含有フッ素樹脂加熱ロール表面層、10d…加熱ロ
ール金属コア、10e…加圧ロール金属コア、10f…
加圧ロール表面層、11,14,18…駆動ロール、1
2,19…搬送ガイド板、13…搬送ベルト、15…転
写搬送ベルト、17…接地回路、19a…フッ素樹脂
層、20a…橋かけ板、24…トナー、25…現像ロー
ル、26…磁気ブラシ、28…ドクタブレード、29…
トナーホッパ、30…撹拌ロール、31…トナー濃度セ
ンサー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤原 重隆 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 増田 和人 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 三輪 正人 東京都千代田区大手町二丁目6番2号 日 立工機株式会社内 (72)発明者 鈴木 貴志 東京都千代田区大手町二丁目6番2号 日 立工機株式会社内
Claims (6)
- 【請求項1】感光ドラムに対向に配置し、その対向部に
搬送される転写材上のトナー付着面の反対面に転写材上
のトナーと逆極性のコロナ放電を行って転写材に前記ト
ナーを転写する帯電器と、互いに圧接しながら回転する
2つのロールからなり、前記2ロール圧接部で転写材を
挟持しながら転写材を搬送すると同時に上記トナーを転
写材上に加熱することにより融着させる定着ロール対
と、前記定着ロール対の転写材搬送系直上流に前記転写
材と接触するガイド部材を備えた画像記録装置におい
て、前記ガイド部材配置位置でトナーと逆極性の電荷を
転写材に付与する帯電器を設けたことを特徴とする画像
記録装置。 - 【請求項2】請求項1記載の画像記録装置において、前
記定着器入口直前の前記ガイド部材の転写材との接触部
が、転写材に対してトナーの極性と同極性の帯電系列材
料で構成したことを特徴とする画像記録装置。 - 【請求項3】請求項2記載の画像記録装置において、前
記定着器入口直前の前記ガイド部材の転写材との接触部
が、フッ素樹脂であることを特徴とする画像記録装置。 - 【請求項4】請求項3記載の画像記録装置において、前
記定着器入口直前の前記ガイド部材の転写材との接触部
に配置したフッ素樹脂の厚みが、30μm以下であるこ
とを特徴とする画像記録装置。 - 【請求項5】請求項1記載の画像記録装置において、前
記定着器入口直前に転写材のトナーと逆極性の電荷を付
与する帯電器を設けたことを特徴とする画像記録装置。 - 【請求項6】未定着のトナーを付与された転写材を、静
電的に吸着して搬送する転写搬送ベルトからなる転写材
搬送手段を有し、転写材搬送手段から転写材を剥離し、
転写材上にトナーを定着する手段を有する画像形成装置
であって、定着装置直前の該ガイド部材の転写材との接
触面に転写材に対してトナーと同極性の帯電極性を有す
る材料を配置することを特徴とする画像記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5046267A JPH06258972A (ja) | 1993-03-08 | 1993-03-08 | 画像記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5046267A JPH06258972A (ja) | 1993-03-08 | 1993-03-08 | 画像記録装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06258972A true JPH06258972A (ja) | 1994-09-16 |
Family
ID=12742449
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5046267A Pending JPH06258972A (ja) | 1993-03-08 | 1993-03-08 | 画像記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06258972A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005156905A (ja) * | 2003-11-26 | 2005-06-16 | Fuji Xerox Co Ltd | 定着装置、画像形成装置およびガイド部材 |
US9141065B2 (en) | 2012-03-14 | 2015-09-22 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS57193397A (en) * | 1981-05-26 | 1982-11-27 | Toyo Polymer Kk | Note with nonslip and its manufacture |
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JPS58177609A (ja) * | 1982-04-13 | 1983-10-18 | 昭和電工株式会社 | 椅子用構造体 |
JPS5988904A (ja) * | 1982-10-18 | 1984-05-23 | フリ−ドリツヒ・ミユンヒ・ゲ−エムベ−ハ−・ウント・コンパニ−・カ−ゲ− | 手袋 |
JPS62109860A (ja) * | 1985-11-07 | 1987-05-21 | Akebono Brake Res & Dev Center Ltd | 有機系摩擦材 |
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-
1993
- 1993-03-08 JP JP5046267A patent/JPH06258972A/ja active Pending
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