JP2005062486A - 投射システム、投射装置、及び投射方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 スクリーン上に投射された投射画像上の指示位置にポインタを安定して投射する。
【解決手段】 投射装置の一例であるプロジェクタ20は、画像をスクリーン50に投射する画像投射部22と、外部から指示されたスクリーン50上の指示位置を特定する位置特定部252と、位置特定部252により特定されたスクリーン50上の指示位置に、レーザー光により生成したポインタを投射するポインタ投射部24とを備える。上記プロジェクタ20において、プロジェクタ20を無線通信により遠隔操作し、プロジェクタ20と別体であるリモコン40からの入力に基づき、位置特定部252が指示位置を特定する。
【選択図】図2
【解決手段】 投射装置の一例であるプロジェクタ20は、画像をスクリーン50に投射する画像投射部22と、外部から指示されたスクリーン50上の指示位置を特定する位置特定部252と、位置特定部252により特定されたスクリーン50上の指示位置に、レーザー光により生成したポインタを投射するポインタ投射部24とを備える。上記プロジェクタ20において、プロジェクタ20を無線通信により遠隔操作し、プロジェクタ20と別体であるリモコン40からの入力に基づき、位置特定部252が指示位置を特定する。
【選択図】図2
Description
本発明は、投射システム、投射装置、及び投射方法に関する。特に本発明は、画像を生成する画像生成装置および画像をスクリーンに投射する投射装置を備える投射システムに関する。
会議等の発表の場において、発表者は、画像をスクリーンに表示させながら発表を行う。この場合、発表者は、発表する内容に対応するスクリーン上の画像の一部を、手に保持したレーザーポインタ等によって、指示しながら発表を行う(例えば、特許文献1を参照)。
特開平10−91344号公報(段落0010)
しかし、発表者が原稿や資料等を見ながら発表を行う場合、手に保持したポインタが指示するスクリーン上の位置が移動してしまう場合があり、ポインタがスクリーン上のどこを指示しているのか不明確になる場合があった。また、発表に使われた画像を参照して、聴衆が質問を行う場合、質問者はレーザーポインタを受け取る必要があり、会議の進行に時間がかかる場合があった。
そこで本発明は、上記の課題を解決することのできる投射システム、投射装置、及び投射方法を提供することを目的とする。この目的は特許請求の範囲における独立項に記載の特徴の組み合わせにより達成される。また従属項は本発明の更なる有利な具体例を規定する。
本発明の第1の形態によると、投射装置は、画像をスクリーンに投射する画像投射部と、外部から指示されたスクリーン上の指示位置を特定する位置特定部と、位置特定部により特定されたスクリーン上の指示位置に、レーザー光により生成したポインタを投射するポインタ投射部とを備える。これにより、投射装置は、スクリーン上に投射された画像上の指示位置にポインタを安定して投射することができる。また、スクリーンに投射される画像よりも光の強度が高いレーザー光が指示位置に投射されるので、投射装置は、投射された画像の中の指示位置を確実に強調することができる。
上記した投射装置は、投射装置を無線通信により遠隔操作し、投射装置と別体である遠隔操作装置からの入力に基づき、位置特定部が、指示位置を特定する。遠隔操作により投射装置の電源制御、画質調整、及びピント合わせ等を行う遠隔操作装置を使って、指示位置を投射装置に指示することができるので、ポインタを操作するための新たな装置を設ける必要がない。
上記した投射装置は、スクリーン上の指示位置を指示する指示者を撮像する指示者撮像部をさらに備え、位置特定部は、指示者撮像部により撮像された指示者の映像および指示者からスクリーンまでの距離に基づき、指示者が指示したスクリーン上の指示位置を特定する。これにより、指示者は、指示位置を投射装置に指示するための機器を受け取ることなく、指示位置を投射装置に指示することができる。
本発明の第2の形態によると、投射装置は、画像をスクリーンに投射する画像投射部と、スクリーン上に投射された画像を指示する指示者を撮像する指示者撮像部と、指示者撮像部により撮像された指示者の映像および指示者からスクリーンまでの距離に基づき、指示者が指示したスクリーン上の指示位置を特定する位置特定部と、位置特定部により特定されたスクリーン上の指示位置にポインタを投射するポインタ投射部とを備える。これにより、指示者は、指示位置を投射装置に指示するための機器を受け取ることなく、投射装置に指示位置を指示することができる。
上記した指示者撮像部は、指示者の指を撮像し、位置特定部は、指示者撮像部により撮像された指示者の指の方向とスクリーンとの交点を指示位置として特定する。これにより、投射装置は、指示者の指が指示するスクリーン上の指示位置を精度良く特定することができる。また、上記した指示者撮像部は、指示者の指を拡大して撮像する。これにより、投射装置は、指示者の指が指示するスクリーン上の指示位置をさらに精度良く特定することができる。
また、上記した指示者撮像部は、撮像すべき領域を指示者の指が移動した方向に移動する。これにより、指示者の指が移動した場合であっても、投射装置は、指示者の指が指示するスクリーン上の指示位置を特定することができる。また、上記した指示者撮像部は、指示者の視線を撮像し、位置特定部は、指示者撮像部により撮像された指示者の視線とスクリーンとの交点を指示位置として特定する。これにより、指示者は、機器等を操作することなく、スクリーン上に投射された画像上の指示位置を注視することにより、投射装置に指示位置を指示することができる。
本発明の第3の形態は、画像を生成する画像生成装置および画像をスクリーンに投射する投射装置を備える投射システムであって、投射装置は、画像生成装置により生成された画像をスクリーンに投射する画像投射部と、外部から指示されたスクリーン上の指示位置を特定する位置特定部と、位置特定部により特定されたスクリーン上の指示位置に、レーザー光により生成したポインタを投射するポインタ投射部とを有する。また、上記した投射システムは、投射装置と別体であり、投射装置の画像投射部を無線通信により遠隔操作する遠隔操作装置をさらに備え、上記した位置特定部は、遠隔操作装置からの入力により、指示位置を特定する。これにより、第1の形態と同様の効果を得ることができる。
本発明の第4の形態によると、画像を生成する画像生成装置および画像をスクリーンに投射する投射装置を備える投射システムであって、投射装置は、画像生成装置により生成された画像をスクリーンに投射する画像投射部と、スクリーン上に投射された画像を指示する指示者を撮像する指示者撮像部と、指示者撮像部により撮像された指示者の映像および指示者からスクリーンまでの距離に基づき、指示者が指示したスクリーン上の指示位置を特定する位置特定部と、位置特定部により特定されたスクリーン上の指示位置にポインタを投射するポインタ投射部とを有する。これにより、第2の形態と同様の効果を得ることができる。
本発明の第5の形態によると、投射方法は、画像をスクリーンに投射し、外部から指示されたスクリーン上の指示位置を特定し、特定された指示位置に、レーザー光により生成したポインタを投射する。これにより、第1の形態と同様の効果を得ることができる。
本発明の第6の形態によると、投射方法は、画像をスクリーンに投射し、スクリーン上に投射された画像を指示する指示者を撮像し、撮像された指示者およびスクリーンの映像に基づき、指示者からスクリーンまでの距離を算出し、算出した距離に基づき、指示者が指示したスクリーン上の指示位置を特定し、特定されたスクリーン上の指示位置にポインタを投射する。これにより、第2の形態と同様の効果を得ることができる。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、本発明の一実施形態に係る投射システム10の構成の一例を示す。本実施形態の投射システム10は、スクリーン50に投射された投射画像52上の指示位置にポインタ54を安定して投射する。投射システム10は、プロジェクタ20、PC(Personal Computer)30、及びリモコン40を備える。PC30は、スクリーン50上に投射すべき画像を生成する。リモコン40は、プロジェクタ20と別体であり、プロジェクタ20を遠隔操作する。リモコン40は、複数の操作キー42を有し、例えば電波又は赤外線等の無線通信により、プロジェクタ20の電源制御、画質調整、ピント合わせ等を行う。また、リモコン40は、操作キー42を介して、指示者からのポインタ54の位置を特定するための入力を受け取り、プロジェクタ20へ送る。
プロジェクタ20は、画像投射部22、ポインタ投射部24、及び受信部26を有する。画像投射部22は、PC30により生成された画像を投射画像52として、スクリーン50上に投射する。受信部26は、リモコン40から受け取った指示者の入力に基づいて、スクリーン50に投射された投射画像52上の指示位置を特定する。ポインタ投射部24は、受信部26が特定したスクリーン50上の指示位置に、レーザー光によるポインタ54を投射する。これにより、プロジェクタ20は、スクリーン50上に投射画像52を投射し、投射画像52上の指示位置にポインタ54を投射する。
ポインタ投射部24は、画像投射部22に対して既知の位置に固定されているので、スクリーン50に投射された投射画像52上の指示位置に、ポインタ54を安定して投射することができる。また、ポインタを投射するポインタ投射部24がプロジェクタ20の筐体内に一体に設けられているので、プロジェクタ20の使用者は、プロジェクタ20を使用する会場へ、プロジェクタ20を持ち込んだ場合、ポインタを投射するために別体の機器を用意する必要がない。また、ポインタ投射部24がプロジェクタ20の筐体内に一体に設けられているので、プロジェクタ20の使用者は、ポインタを表示させるための機器を紛失することがない。更に、ポインタ54を操作するための新たな装置を設けることなく、遠隔操作によりプロジェクタ20の電源制御、画質調整、及びピント合わせ等を行うリモコン40を使って、プロジェクタ20の使用者は、指示位置をプロジェクタ20に指示することができる。
尚、プロジェクタ20は、本発明における投射装置の一例であり、PC30は、本発明における画像生成装置の一例であり、リモコン40は、本発明における遠隔操作装置の一例であり、受信部26は、本発明における位置特定部の一例である。また、他の例において、画像を生成する画像生成装置は、プロジェクタ20と別体のPC30とは限られず、プロジェクタ20の内部に設けられてもよい。
図2は、投射システム10の詳細な構成の一例を示す。画像投射部22は、画像処理部220、照射光学系222、液晶バルブ224、及び投射光学系226を備える。画像処理部220は、PC30から受け取った画像を、液晶バルブ224を駆動する画像信号に変換する。照射光学系222は、光源及び反射鏡等により、液晶バルブ224へ均一な光を照射する。液晶バルブ224は、照射光学系222から照射された光を、画像処理部220から受け取った画像信号で変調し、光学像を生成する。投射光学系226は、複数のレンズを有し、液晶バルブ224が生成した光学像をスクリーン50へ投射する。
ポインタ投射部24は、レーザー発振器240、モーター242、及びミラー246を備える。レーザー発振器240は、レーザー光を生成する。ミラー246は、レーザー発振器240が生成したレーザー光を反射することにより、スクリーン50上にポインタ54を投射する。モーター242は、受信部26が特定した指示位置に基づいて、ミラー246を移動させることにより、スクリーン50上の指示位置にポインタ54を投射させる。尚、他の例として、モーター242は、レーザー発振器240自体の向きを制御することにより、スクリーン50上の指示位置にポインタ54を投射させてもよい。
これにより、ポインタ投射部24は、受信部26が特定した指示者の入力に基づく指示位置を受け取ることにより、スクリーン50上の指示位置にポインタ54を投射する。ここで、レーザー発振器240が生成する光は、照射光学系222が生成する光よりも強い。そのため、投射されたポインタ54がスクリーン50上で発する光は、スクリーン50上に投射された投射画像52がスクリーン50上で発する光よりも強い。従って、本例のプロジェクタ20は、投射画像52の中でポインタ54のある位置を確実に強調することができる。
図3は、本発明の一実施形態に係る投射システム10の構成の他の例を示す。尚、以下に説明する点を除き、図3において、図1と同じ符号を付した構成は、図1における構成と同一又は同様の機能及び構成を有するので説明を省略する。プロジェクタ20は、位置特定部252及び指示者撮像部254を更に備える。指示者撮像部254は、スクリーン50上の指示位置を指示する発表者又は聴衆等である指示者60を撮像する。位置特定部252は、指示者撮像部254が撮像した指示者60の撮像データに基づいて、スクリーン50上の指示位置を特定する。そして、位置特定部252は、ポインタ投射部24を制御することにより、スクリーン50上の指示位置にポインタ54を投射させる。尚、指示者60が聴衆の場合、指示者撮像部254は、例えば立ち上がった聴衆を指示者60として撮像してもよい。
図4は、図3を用いて説明した投射システム10の詳細な構成の一例を示す。尚、以下に説明する点を除き、図4において、図2および図3と同じ符号を付した構成は、図2および図3における構成と同一又は同様の機能及び構成を有するので説明を省略する。指示者撮像部254は、例えばCCD等の撮像デバイス、複数のレンズ、及び方向変更機構を備える。複数のレンズは、互いの相対距離を変化させることにより、撮像デバイスが撮像する焦点距離を変化させる。方向変更機構は、撮像デバイス及び複数のレンズを移動させることにより指示者撮像部254の撮像方向を変化させる。方向変更機構は、例えばステッピングモータを有し、位置特定部252により制御される。位置特定部252は、指示者撮像部254から受け取った撮像データに基づいて、方向変更手段を制御することにより、指示者撮像部254の撮像方向を変化させる。
指示者撮像部254は、複数のレンズの相対位置を移動させることにより、焦点距離を変化させながら、指示者60の手62を複数回撮像し、撮像した複数の撮像データを位置特定部252へ送る。位置特定部252は、指示者撮像部254が撮像した複数の撮像データを受け取り、それぞれの撮像データに基づいて、指示者60の手62の指、例えば人差し指の位置、及びその指が指示する方向を特定する。
例えば、指示者撮像部254は、それぞれのレンズの相対距離と焦点距離とを対応づけて格納している。そして、指示者撮像部254は、撮像した複数の撮像データのそれぞれに焦点距離を対応づけて位置特定部252へ送る。位置特定部252は、指示者撮像部254から受け取った撮像データの中で、焦点の一致している部分を、その撮像データに対応づけられた焦点距離にある被写体であると判定する。位置特定部252は、この撮像データに基づいて、指示者撮像部254から被写体までの距離、及び指示者撮像部254の撮像領域内における被写体の位置を算出する。これにより、位置特定部252は、指示者撮像部254に対する被写体の位置を空間的に特定することができる。更に、指示者撮像部254に異なる焦点距離で被写体を撮像させることにより、位置特定部252は、指示者撮像部254の撮像方向における被写体の向きを算出することができる。
ここで、本例において、位置特定部252が、指示者撮像部254からの撮像データに基づいて、指示者60の手62の指の位置、及びその指が指示する方向を特定する動作を説明する。プロジェクタ20がスクリーン50に対して設置された状態において、ポインタ投射部24がスクリーン50上にパルス状のポインタ54を投射し、その反射光を指示者撮像部254が受光する。位置特定部252は、これら投射と受光の時間差に基づきスクリーン50までの距離を算出し、格納する。次に、指示者60が、例えば握り拳から人差し指を延伸させた手62の形状でスクリーン50を指示する場合、位置特定部252は、指示者撮像部254に、人差し指の先端に焦点を合わせて手62を撮像させる。この撮像データに基づいて、位置特定部252は、指示者撮像部254から人差し指の先端までの距離、及び指示者撮像部254の撮像領域内における人差し指の先端の位置を算出する。これにより、位置特定部252は、指示者撮像部254に対する人差し指の先端の位置を空間的に特定する。なお、プロジェクタ20とスクリーン50との距離を算出する方法は、投射と反射の時間差に限られず、投射と反射の位相差に基づいて算出してもよい。また、他の方法として、位置特定部252は、ポインタ投射部24においてポインタ54が出射される角度および位置に対して、指示者撮像部254の撮像デバイスにおいてポインタ54の反射光を受光した位置に基づき、三角測量の原理によってスクリーン50までの距離を算出してもよい。
次に、位置特定部252は、指示者撮像部254に、人差し指以外の指に焦点を合わせて手62を撮像させ、指示者撮像部254から人差し指以外の指までの距離、及び指示者撮像部254の撮像領域内における人差し指以外の指の位置を算出する。位置特定部252は、人差し指の先端及び人差し指以外の指の位置から、人差し指の指示する方向を算出する。位置特定部252は、指示者撮像部254からスクリーン50までの距離、指示者撮像部254から手62の人差し指の先端までの距離、及び手62の人差し指の指示する方向から、指示者60の指の方向とスクリーン50との交点を算出し、スクリーン50上の指示位置として特定する。そして、モーター242は、位置特定部252が特定した指示位置に基づいて、ミラー246を移動させることにより、スクリーン50上の指示位置にポインタ54を投射させる。
このように、指示者60は、指示位置をプロジェクタ20に指示するための機器を受け取ることなく、プロジェクタ20に指示位置を指示することができる。従って、発表者に対して聴衆が質問する場合、ポインタ54を表示させるための機器等を質問者に渡す手間及び時間を省くことができる。また、指示者60の指の指示する方向に基づいて指示位置を特定するので、プロジェクタ20は、指示者60が指示するスクリーン50上の指示位置を精度良く特定することができる。
また、指示者撮像部254は、指示者60の手62を撮像する場合、指示者60がスクリーン50上の指示位置を指示している指を拡大して撮像する。これにより、プロジェクタ20は、指示者60の指の詳細な画像を撮像することができる。従って、プロジェクタ20は、指示者60の指が指示するスクリーン50上の指示位置をさらに精度良く特定することができる。
また、位置特定部252は、指示者撮像部254から受け取った指示者60の指の撮像データを格納する。そして、位置特定部252は、新たに指示者撮像部254から受け取った指示者60の指の撮像データと、格納された指示者60の指の前回の撮像データとを比較することにより、撮像領域内での指示者60の指の移動方向及び移動距離を算出する。そして、位置特定部252は、指示者60の指の先端が指示者撮像部254の撮像領域の略中央となるように、指示者撮像部254の方向変更機構を制御して、指示者撮像部254の撮像方向を移動させる。これにより、指示者60の指が移動した場合、指示者60の指が移動した方向へ、指示者撮像部254は撮像すべき領域を移動する。そのため、指示者60の指が移動した場合であっても、指示者撮像部254は、移動した指示者60の指の先端を常に捉えることができる。従って、指示者60の指が移動した場合であっても、プロジェクタ20は、指示者60の指が指示するスクリーン50上の指示位置を特定することができる。
また、他の例として、指示者撮像部254は、指示者60の目を撮像してもよい。この場合、位置特定部252は、指示者撮像部254により撮像された指示者60の目の撮像データから、指示者60の視線を検出する。そして、位置特定部252は、指示者60の視線とスクリーン50との交点を指示位置として特定する。そして、位置特定部252は、指示者撮像部254から指示者60の目までの距離、指示者60の視線の方向、及び予め測定している指示者撮像部254からスクリーン50までの距離から、指示者60の視線とスクリーン50との交点を算出し、指示位置として特定する。これにより、機器等を操作することなく、指示者60は、スクリーン50上に投射された投射画像52上の指示位置を注視することにより、指示位置をプロジェクタ20に指示することができる。なお、この場合に、位置特定部252は、算出した交点の所定時間平均、例えば10秒平均の位置を、指示位置としてもよい。これにより、小刻みに移動しやすい視線に追従しすぎることなく、指示者60が指示する指示位置にポインタ54を安定して投射することができる。
尚、本例において、プロジェクタ20は、1つの指示者撮像部254を用いて、スクリーン50上の指示位置を特定したが、他の例として、プロジェクタ20が2つの指示者撮像部254を備え、これらを用いて、スクリーン50上の指示位置を特定してもよい。この場合、位置特定部252は、それぞれの指示者撮像部254が撮像したそれぞれの撮像領域内における被写体の位置の違いにより、指示者撮像部254に対する被写体の位置を空間的に特定することができる。従って、本例においても、位置特定部252は、指示者60の指の指示する方向とスクリーン50との交点を算出し、スクリーン50上の指示位置として特定することができる。また、本例において、位置特定部252が、それぞれの指示者撮像部254が撮像したそれぞれの撮像領域内における被写体の位置の違いに基づいて、奥行きを含む被写体の位置を特定するので、指示者撮像部254は、それぞれのレンズの相対距離と焦点距離とを対応づけて格納する必要がない。
また、他の例として、位置特定部252は、特定された指示位置に基づいて、画像処理部220に、投射すべき画像上の指示位置にポインタを重畳させることにより、ポインタ54が重畳された投射画像52をスクリーン50へ投射させてもよい。これにより、プロジェクタ20を構成する部品を削減することができる。
上記説明から明らかなように、図1及び図2に示す本実施形態によれば、ポインタ投射部24は、画像投射部22に対して既知の位置に固定されているので、スクリーン50に投射された投射画像52上の指示位置に、ポインタ54を安定して投射することができる。また、ポインタを投射するポインタ投射部24がプロジェクタ20の筐体内に一体に設けられているので、プロジェクタ20の使用者は、プロジェクタ20を使用する会場へ、プロジェクタ20を持ち込んだ場合、別体のポインタを表示させるための機器を用意する必要がない。また、プロジェクタ20の使用者は、ポインタを表示させるための機器を紛失することがない。
また、図3及び図4に示す本実施形態によれば、指示者60は、スクリーン50上の指示位置をプロジェクタ20に指示するための機器を受け取ることなく、プロジェクタ20に指示位置を指示することができる。従って、発表者に対して聴衆が質問する場合、ポインタ54を表示させるための機器等を質問者に渡す手間及び時間を省くことができる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
10・・・投射システム、20・・・プロジェクタ、22・・・画像投射部、220・・・画像処理部、222・・・光学系、224・・・液晶バルブ、226・・・投射光学系、24・・・ポインタ投射部、240・・・レーザー発振器、242・・・モーター、246・・・ミラー、252・・・位置特定部、254・・・指示者撮像部、26・・・受信部、30・・・パソコン、40・・・リモコン、42・・・操作キー、50・・・スクリーン、52・・・投射画像、54・・・ポインタ、60・・・指示者、62・・・手
Claims (13)
- 画像をスクリーンに投射する画像投射部と、
外部から指示された前記スクリーン上の指示位置を特定する位置特定部と、
前記位置特定部により特定された前記スクリーン上の前記指示位置に、レーザー光により生成したポインタを投射するポインタ投射部と、
を備える投射装置。 - 前記投射装置を無線通信により遠隔操作し、前記投射装置と別体である遠隔操作装置からの入力に基づき、前記位置特定部が前記指示位置を特定する請求項1に記載の投射装置。
- 前記スクリーン上の前記指示位置を指示する指示者を撮像する指示者撮像部をさらに備え、
前記位置特定部は、前記指示者撮像部により撮像された前記指示者の映像および前記指示者から前記スクリーンまでの距離に基づき、前記指示者が指示した前記スクリーン上の前記指示位置を特定する請求項1に記載の投射装置。 - 画像をスクリーンに投射する画像投射部と、
前記スクリーン上に投射された前記画像を指示する指示者を撮像する指示者撮像部と、
前記指示者撮像部により撮像された前記指示者の映像および前記指示者から前記スクリーンまでの距離に基づき、前記指示者が指示した前記スクリーン上の指示位置を特定する位置特定部と、
前記位置特定部により特定された前記スクリーン上の前記指示位置にポインタを投射するポインタ投射部と
を備える投射装置。 - 前記指示者撮像部は、前記指示者の指を撮像し、
前記位置特定部は、前記指示者撮像部により撮像された前記指示者の前記指の方向と前記スクリーンとの交点を前記指示位置として特定する請求項3または4に記載の投射装置。 - 前記指示者撮像部は、前記指示者の指を拡大して撮像する請求項5に記載の投射装置。
- 前記指示者撮像部は、撮像すべき領域を前記指示者の指が移動した方向に移動する請求項5に記載の投射装置。
- 前記指示者撮像部は、前記指示者の視線を撮像し、
前記位置特定部は、前記指示者撮像部により撮像された前記指示者の前記視線と前記スクリーンとの交点を前記指示位置として特定する請求項3または4に記載の投射装置。 - 画像を生成する画像生成装置および前記画像をスクリーンに投射する投射装置を備える投射システムであって、
前記投射装置は、
前記画像生成装置により生成された前記画像を前記スクリーンに投射する画像投射部と、
外部から指示された前記スクリーン上の指示位置を特定する位置特定部と、
前記位置特定部により特定された前記スクリーン上の前記指示位置に、レーザー光により生成したポインタを投射するポインタ投射部とを有する
投射システム。 - 前記投射装置と別体であり、前記投射装置の画像投射部を無線通信により遠隔操作する遠隔操作装置をさらに備え、
前記位置特定部は、前記遠隔操作装置からの入力により、前記指示位置を特定する請求項9に記載の投射システム。 - 画像を生成する画像生成装置および前記画像をスクリーンに投射する投射装置を備える投射システムであって、
前記投射装置は、
前記画像生成装置により生成された前記画像を前記スクリーンに投射する画像投射部と、
前記スクリーン上に投射された前記画像を指示する指示者を撮像する指示者撮像部と、
前記指示者撮像部により撮像された前記指示者の映像および前記指示者から前記スクリーンまでの距離に基づき、前記指示者が指示した前記スクリーン上の指示位置を特定する位置特定部と、
前記位置特定部により特定された前記スクリーン上の前記指示位置にポインタを投射するポインタ投射部とを有する
投射システム。 - 前記画像を前記スクリーンに投射し、
外部から指示された前記スクリーン上の指示位置を特定し、
特定された前記指示位置に、レーザー光により生成したポインタを投射する
投射方法。 - 前記画像を前記スクリーンに投射し、
前記スクリーン上に投射された前記画像を指示する指示者を撮像し、
撮像された前記指示者および前記スクリーンの映像に基づき、前記指示者から前記スクリーンまでの距離を算出し、算出した前記距離に基づき、前記指示者が指示した前記スクリーン上の指示位置を特定し、
特定された前記スクリーン上の前記指示位置にポインタを投射する
投射方法。
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---|---|---|---|
JP2003292677A JP2005062486A (ja) | 2003-08-12 | 2003-08-12 | 投射システム、投射装置、及び投射方法 |
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Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2003
- 2003-08-12 JP JP2003292677A patent/JP2005062486A/ja active Pending
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