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JP2006276647A - 携帯端末 - Google Patents

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Abstract

【課題】 プロジェクタの利用を不必要に妨げることなく、プロジェクタが出力する光に対してアイセーフを確保することのできる携帯端末を提供する。
【解決手段】 プロジェクタ2は、画像を外部のスクリーンに投射する。距離測定部4は、プロジェクタ2の光源と人物の目までの距離を測定する。光源制御部6は、測定した距離に基づいて、プロジェクタ2の光源の出力を制御する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、携帯端末に関し、特に、プロジェクタを備えた携帯端末に関する。
従来から、プロジェクタを備えた携帯端末が提案されている。このような携帯端末ではアイセーフが問題となる。アイセーフとは、目の網膜に対する安全性を意味する。レーザ製品のアイセーフについては国際標準IEC60825規格によるクラス分けがなされている。クラス1は、目や皮膚に障害を与えないレベルとされているが、光源から極端に近い場所(たとえば、10cm以内)から光源を覗き込むと、目に障害を与える可能性がある。また、今後、明るい場所でよりクリアな画像を表示できるように、より強い光源(クラス2、3A、3B)の需要が増える可能性があるが、そうなると、目への危険度も増し、実用化への障害となる。
アイセーフを確保するための方法として、たとえば、特許文献1では、プロジェクタから所定距離内に物体が検出されたときに、光源を停止する方法が開示されている。
特開平9−197045号公報
しかしながら、特許文献1のアイセーフを確保する方法では、人がプロジェクタの前を横切っただけで、プロジェクタの光源を見ていないときにも光源が停止されてしまい、プロジェクタが利用できなくなる。特に、公共の場では、人がプロジェクタの前面を横切ることが多く、実際上、プロジェクタが利用できないという問題がある。
それゆえに、本発明の目的は、プロジェクタの利用を不必要に妨げることなく、プロジェクタが出力する光に対してアイセーフを確保することのできる携帯端末を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明の携帯端末は、画像を外部のスクリーンに投射するプロジェクタと、プロジェクタの光源と人物の目までの距離を測定する測定部と、測定した距離に基づいて、プロジェクタの光源の出力を制御する光源制御部とを備える。
好ましくは、光源制御部は、測定した距離に加えてさらにプロジェクタの光源の出力値にも基づいて、プロジェクタの光源の出力を制御する。
好ましくは、光源制御部は、プロジェクタの光源の出力値と測定した距離とに基づいて、人物の目に照射される光エネルギー密度を特定し、特定した光エネルギー密度が所定値を超えるときに、プロジェクタの光源の出力値を下げる。
好ましくは、光源制御部は、プロジェクタの光源の出力値と測定した距離とに基づいて、人物の目に照射される光エネルギー密度を特定し、算出した光エネルギー密度が所定値を超えるときに、プロジェクタの光源からの出力を停止する。
好ましくは、測定部は、プロジェクタの光源を挟む位置に配置される第1および第2のカメラと、2台のカメラで撮影された画像をそれぞれ画像処理して、人物の目の位置を抽出した2個の画像を生成する目領域抽出部と、人物の目の位置が抽出された2個の画像を用いて、パノラマ法に基づいて、プロジェクタの光源と人物の目との距離を算出する演算部とを含み、第1のカメラの中心と第2のカメラの中心とプロジェクタの光源の中心は、同一直線上にあり、かつプロジェクタの光源の中心から第1のカメラの中心までの距離と第2のカメラの中心までの距離は等しい。
本発明の携帯端末によれば、プロジェクタの利用を不必要に妨げることなく、プロジェクタが出力する光に対してアイセーフを確保することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
[第1の実施形態]
(構成)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る携帯端末の構成を示す図である。
図1を参照して、この携帯端末1は、プロジェクタ2と、距離測定部4と、光エネルギー密度特定部5と、光源制御部6と、携帯機能部3とを備える。
プロジェクタ2は、携帯端末1の内部で生成した画像または外部から取得した画像を外部のスクリーンに投射する。
距離測定部4は、プロジェクタ2の光源と人物の目までの距離を測定する。距離測定部4は、カメラ7aと、カメラ7bと、目領域抽出部8と、距離演算部9とを備える。
カメラ7aとカメラ7bは、同一の種類であり、性能、大きさなどは同一である。
図2は、カメラ7aと、カメラ7bとプロジェクタ2の光源との配置関係を表わす図である。
図2を参照して、プロジェクタ2の光源を挟んで一方の側にカメラ7aが配置され、他方の側にカメラ7bが配置される。図2において、紙面に向かう方向に投射スクリーンがあるものとする。カメラ7aは、投射スクリーンに向かってプロジェクタ2の光源よりも左側に配置され、カメラ7bは、投射スクリーンに向かってプロジェクタ2の光源よりも右側に配置される。
プロジェクタ2の光源の中心と、メラ7aのレンズの中心とカメラ7bのレンズの中心とは、同一直線上にある。プロジェクタ2で投射スクリーンに投射された画面の横方向(X軸方向)が地面に対して平行になるように携帯端末の向きを調整したときには、カメラ7aのレンズの中心と、カメラ7bのレンズの中心と、プロジェクタ2の光源の中心は、地面から同一の高さにある。
また、プロジェクタ2の光源の中心からカメラ7aの中心までの距離とカメラ7bの中心までの距離は等しい。
目領域抽出部8は、右側に配置されるカメラ7aで得られた画像に対して微分フィルタを施してエッジ成分を抽出した画像を生成する。さらに、目領域抽出部8は、パターンマッチング処理等によって、生成された画像から人物の抽出、抽出した人物内の顔の抽出を順次行なう。さらに、目領域抽出部8は、抽出した顔の中の各部位(目、鼻、口)の配置関係に基づいて、人物の目の領域を抽出し、人物の目の領域のみが画素値「1」で、それ以外は画素値「0」の2値画像を生成する。
図3(a)、(b)、(c)は、目領域抽出部8による目の領域の抽出の例を表わす図である。
図3(a)は、原画像を表わす図である。図3(b)は、エッジ成分抽出画像を表わす図である。図3(c)は、人物の目の領域が抽出された画像を表わす図である。
目領域抽出部8は、左側に配置されるカメラ7bで得られた画像に対しても、右側に配置されるカメラ7aで得られた画像と同様にして、目の領域を抽出する。
距離演算部9は、目の領域が抽出された2枚の画像、すなわち、右側のカメラ7bで得られ、目の領域が抽出された画像Rと、左側のカメラ7aで得られ、目の領域が抽出された画像Lとを用いてパノラマ法によって、プロジェクタ2の光源と人物の目までの距離を算出する。
図4は、パノラマ法の原理を説明するための図である。
図4を参照して、左目の領域の中心と右目の領域の中心とを結ぶ線分の中点を対象物とする。
左側のカメラ7aのレンズの中心と、右側のカメラのレンズ7bの中心との距離をBとする。カメラ7a、7bのレンズの中心と撮像面との距離である焦点距離をfとする。左側のカメラ7aのレンズと右側のカメラ7bのレンズとを結ぶ直線と対象物との距離をDとする。対象物の左カメラの撮像面での位置と、対象物の右カメラの撮像面での位置とのずれをZとする。
以上の関係によると、三角形STUと、三角形UVWとは相似になり、D:B=f:Zの式が成立つ。それゆえ、D=B×f/Zで表わされる。
ここで、撮像面での位置ずれZは、右側のカメラ7bで得られ、目の領域が抽出された画像Rと、左側のカメラ7aで得られ、目の領域が抽出された画像Lとを用いて算出することができる。
図5(a)は、右側のカメラ7bで得られ、目の領域が抽出された画像Rを表わす図である。図5(b)は、左側のカメラ7aで得られ、目の領域が抽出された画像Lを表わす図である。
図5(c)は、画像Rと、画像Lとを合成した画像を表わす図である。
同図に示すように、画像Rの対象物(左目の領域の中心と、右目の領域の中心とを結ぶ線分の中点CR)、画像Lの対象物(左目の領域の中心と、右目の領域の中心とを結ぶ線分の中点CL)との間にある画素数Nを算出することができる。
この画素数Nと、カメラ7a(および7b)の撮像面の大きさによって、撮像面での位置ずれZを算出することができる。
光エネルギー密度特定部5は、プロジェクタ2の光源の出力値Pと、プロジェクタ2の光源から目までの距離Dとの組み合わせに対応する光エネルギー密度Eを定めたテーブルを保持する。
図6は、出力値Pと距離Dとの組み合わせに対応する光エネルギー密度Eを定めたテーブルの例を表わす図である。
図6を参照して、プロジェクタ2の光源の出力値Pと、プロジェクタ2の光源から目までの距離Dとの組合わせ(p0,d0)、(p1,d1)、(p2,d2)・・・に対応して光エネルギー密度Eがe0、e1、e2・・・のように定められる。
光エネルギー密度特定部5は、このテーブルを参照して、プロジェクタ2の光源の実際の出力値Pと、距離測定部4で測定したプロジェクタ2の光源から目までの距離Dとの組み合わせに対応する光エネルギー密度E、すなわち目に照射される光エネルギー密度Eを特定する。
光源制御部6は、特定された光エネルギー密度Eが所定値Gを超えた場合には、テーブルを参照して、同一の距離Dにおいて、エネルギー密度Eが所定値G以下となるような光源の出力値P′(P>P′)を特定する。光源制御部6は、プロジェクトタ2の光源の出力値がP′になるように制御する。
ここで所定値Gとして、たとえば、レーザ光が目に入ったり、皮膚に当たったときに許容できる安全なレベルとして定められているMPE(Maximum Permissible exposure)を用いることができる。
(動作)
図7は、本発明の第1の実施形態に係る携帯端末の動作手順を表わすフローチャートである。
図7を参照して、まず、ユーザによるプロジェクタ2の光源の出力の開始を指示する操作が行なわれる(ステップS101)。
次に、目領域抽出部8は、右側に配置されるカメラ7aで得られた画像に対して微分フィルタを施してエッジ成分を抽出した画像を生成した後、パターンマッチング処理等によって、生成された画像から人物の抽出、抽出した人物内の顔の抽出を順次行なう。さらに、目領域抽出部8は、抽出した顔の中の各部位(目、鼻、口)の配置関係に基づいて、人物の目の領域を抽出し、人物の目の領域のみが画素値「1」で、それ以外は画素値「0」の2値画像を生成する(ステップS102)。
次に、距離演算部9は、目の領域が抽出された2枚の画像、すなわち、右側のカメラ7bで得られ、目の領域が抽出された画像Rと、左側のカメラ7aで得られ、目の領域が抽出された画像Lとを用いてパノラマ法によって、プロジェクタ2の光源と人物の目までの距離Dを算出する(ステップS103)。
次に、光エネルギー密度特定部5は、プロジェクタ2の光源の出力値Pと、プロジェクタ2の光源から目までの距離Dとの組み合わせに対応する光エネルギー密度Eを定めたテーブルを参照して、プロジェクタ2の光源の実際の出力値Pと、距離測定部4で測定したプロジェクタ2の光源から目までの距離Dとの組み合わせに対応する光エネルギー密度E、すなわち目に照射される光エネルギー密度Eを特定する(ステップS104)。
次に、光源制御部6は、特定された光エネルギー密度Eが所定値Gを超えていない場合には(ステップS105でNO)、光源から未だ光が出力されていないときには(ステップS106でNO)、光源から出力値Pで光の出力を開始させる(ステップS107)。
一方、光源制御部6は、特定された光エネルギー密度Eが所定値Gを超えている場合には(ステップS105でYES)、テーブルを参照して、同一の距離Dにおいて、エネルギー密度Eが所定値G以下となるような光源の出力値P′を特定する(ステップS108)。
次に、光源制御部6は、光源から既に出力値Pで光が出力中の場合には(ステップS109でYES)、プロジェクタ2の光源の出力値をP′に変化させる(ステップS110)。
また、光源制御部6は、光源から未だ光が出力されていない場合には(ステップS109でNO)、光源から出力値P′で光の出力を開始させる(ステップS111)。
次に、ユーザによるプロジェクタ2の光源の出力の停止を指示する操作が行なわれた場合には(ステップS112でYES)、終了し、ステップS106でYESおよびステップS112でNOの場合には、ステップS102に戻り、人物の移動などによる条件の変化に対応するため、光エネルギー密度Eを再び求めるための処理を行なう。
以上のように、第1の実施形態に係る携帯端末によれば、人物の目に照射される光エネルギー密度Eが所定値Gを超えたときに限り、プロジェクタの光源の出力が弱められるので、プロジェクタの利用を不必要に妨げることなく、プロジェクタが出力する光に対してアイセーフを確保することができる。
[第2の実施形態]
第1の実施形態では、光エネルギー密度特定部5は、プロジェクタ2の光源の出力値Pと、プロジェクタ2の光源から目までの距離Dとの組み合わせに対応する光エネルギー密度Eを定めたテーブルを参照して、プロジェクタ2の光源の実際の出力値Pと、距離測定部4で測定したプロジェクタ2の光源から目までの距離Dとの組み合わせに対応する光エネルギー密度Eを特定した。
これに対して、第2の実施形態では、光エネルギー密度特定部5は、プロジェクタ2の光源の実際の出力値Pと、距離測定部4で測定したプロジェクタ2の光源から目までの距離Dとを用いて、光エネルギー密度Eを算出する。
レーザ製品の放射安全基準を定めたJISC6802規格で用いられている算出式を用いると、以下のようにしてエネルギー密度Eを算出することができる。
プロジェクタ2の出射ビーム径をa0とし、プロジェクタ2の光源と人物の目との距離をDとすると、人物の目の位置におけるプロジェクタのビーム径arおよびビームの断面積Sは、以下のようになる。
r=a0+D×φ ・・・(A1)
S=π×ar 2=π×(a0+r×φ)2 ・・・(A2)
また、人物の目の位置におけるエネルギー密度Eは、光源の出力値(全パワー)Pを、人物の目の位置でのビームの断面積で割った値の2倍になる。
E=2×P/S=2×P/π×(a0+D×φ)2 ・・・(A3)
したがって、光エネルギー密度特定部5は、式(A3)を用いて、エネルギー密度Eを算出する。
以上のように、第2の実施形態に係る携帯端末によれば、第1の実施形態と同様に、人物の目に照射される光エネルギー密度Eが所定値Gを超えたときに限り、プロジェクタの光源の出力が弱められるので、プロジェクタの利用を不必要に妨げることなく、プロジェクタが出力する光に対してアイセーフを確保することができる。
[第3の実施形態]
第1の実施形態では、光源制御部6は、特定された光エネルギー密度Eが所定値Gを超えている場合には、テーブルを参照して、同一の距離Dにおいて、エネルギー密度Eが所定値G以下となるような光源の出力値P′を特定し、光源から既に出力値Pで光が出力中の場合に光源の出力値をP′に変更した。
これに対して、第3の実施形態では、光源制御部6は、特定された光エネルギー密度Eが所定値Gを超えている場合に、光源から既に光が出力中の場合には、プロジェクタ2の光源を停止させる。
(動作)
図8は、本発明の第3の実施形態に係る携帯端末の動作手順を表わすフローチャートである。
図8のステップS101〜S107、S112は、図7に示す第1の実施形態のステップS101〜S107、S112と同様である。以下、図7のフローチャートと相違する点について説明する。
光源制御部6は、特定された光エネルギー密度Eが所定値Gを超えている場合には(ステップS105でYES)、光源から既に出力値Pで光が出力中の場合には(ステップS201でYES)、光源からの光の出力を停止させる(ステップS202)。
また、光源制御部6は、光源から未だ光が出力されていない場合には(ステップS201でNO)、ステップS102に戻り、人物の移動などによる条件の変化に対応するため、光エネルギー密度Eを再び求めるための処理を行なう。
以上のように、第3の実施形態の携帯端末によれば、目に照射される光エネルギー密度Eが所定値Gを超えたときに限り、プロジェクタの光源の出力が停止されるので、プロジェクタの利用を不必要に妨げることなく、プロジェクタが出力する光に対してアイセーフを確保することができる。
[第4の実施形態]
第3の実施形態では、光源制御部6は、特定された光エネルギー密度Eが所定値Gを超えている場合に、光源から光が出力中の場合には、プロジェクタ2の光源を停止させた。
これに対して、第4の実施形態では、光源の出力値は一定であるとする。それゆえ、光源制御部6は、プロジェクタ2の光源と人物の目との距離Dのみに基づいて、光源を制御することができる。すなわち、光源制御部6は、プロジェクタ2の光源と人物の目との距離Dが所定値Kを超えている場合に、光源から既に光が出力中の場合には、プロジェクタ2の光源を停止させる。
以上のように、第4の実施形態の携帯端末によれば、プロジェクタの光源の出力値が一定のときに、プロジェクタの光源と人物の目との距離が所定値Kを超えたときに限り、プロジェクタの光源の出力が停止されるので、プロジェクタの利用を不必要に妨げることなく、プロジェクタが出力する光に対してアイセーフを確保することができる。
(変形例)
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、たとえば、以下のような変形例が考えられる。
(1) 光エネルギー密度Eの算出を不要とする方法
本発明の第1〜第3の実施形態では、プロジェクタ2の光源の出力値Pと、プロジェクタ2の光源から目までの距離Dとから人物の目に照射される光エネルギー密度Eを特定し、特定した光エネルギー密度Eが所定値Gを超えている場合に、光源の出力を制御するものとしたが、これに限定されるものではなく、たとえば、プロジェクタ2の光源の出力値Pと、プロジェクタ2の光源から目までの距離Dとの組合わせをそのまま用いて(エネルギー密度Eを計算することなく)、光源の出力を制御するものとしてもよい。
すなわち、光源制御部6は、プロジェクタ2の光源の出力値Pと、プロジェクタ2の光源から目までの距離Dとの組合わせに対して、光源の出力を停止させるか否かを定めたテーブルを用いて、プロジェクタ2の光源の実際の出力値Pと、距離測定部4で測定したプロジェクタ2の光源から目までの距離Dとの組み合わせに対して光源の出力を停止させる必要があるかどうかを判断して、制御するものとしてもよい。
(2) 光源の出力値の制御
本発明の第1の実施形態では、光源制御部6は、目に照射される光エネルギー密度Eが所定値Gを超えているときには、テーブルを参照して、同一の距離Dにおいて、エネルギー密度Eが所定値G以下となるような光源の出力値P′を特定して、プロジェクタ2の光源の出力値をP′に変化させたが、これに限定されるものではない。
たとえば、光源制御部6は、目に照射される光エネルギー密度Eが所定値Gを超えているときには、プロジェクタ2の光源の出力値を一定量だけ小さくするものとしてもよい。そして、次に算出された光エネルギー密度Eがまだ所定値Gを超えているときには、プロジェクタ2の光源の出力値をさらに一定量だけ小さくする。このような処理を繰返すことによって、光源の出力値が段階的に減少していき、目に照射される光エネルギー密度Eを所定値G以下にすることがことができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の第1の実施形態に係る携帯端末の構成を示す図である。 カメラ7aと、カメラ7bとプロジェクタ2の光源との配置関係を表わす図である。 (a)は、原画像を表わす図であり、(b)は、エッジ成分抽出画像を表わす図であり、(c)は、人物の目の領域が抽出された画像を表わす図である。 パノラマ法の原理を説明するための図である。 (a)は、右側のカメラ7bで得られ、目の領域が抽出された画像Rを表わす図であり、(b)は、左側のカメラ7aで得られ、目の領域が抽出された画像Lを表わす図であり、(c)は、画像Rと、画像Lとを合成した画像を表わす図である。 出力値Pと距離Dとの組み合わせに対応する光エネルギー密度Eを定めたテーブルの例を表わす図である。 本発明の第1の実施形態に係る携帯端末の動作手順を表わすフローチャートである。 本発明の第3の実施形態に係る携帯端末の動作手順を表わすフローチャートである。
符号の説明
1 携帯端末、2 プロジェクタ、3 携帯機能部、4 距離測定部、5 光エネルギー密度特定部、6 光源制御部、7a,7b カメラ、8 目領域抽出部、9 距離演算部。

Claims (5)

  1. 画像を外部のスクリーンに投射するプロジェクタと、
    前記プロジェクタの光源と人物の目までの距離を測定する測定部と、
    前記測定した距離に基づいて、前記プロジェクタの光源の出力を制御する光源制御部とを備えた携帯端末。
  2. 前記光源制御部は、前記測定した距離に加えてさらに前記プロジェクタの光源の出力値にも基づいて、前記プロジェクタの光源の出力を制御する請求項1記載の携帯端末。
  3. 前記光源制御部は、前記プロジェクタの光源の出力値と前記測定した距離とに基づいて、前記人物の目に照射される光エネルギー密度を特定し、前記特定した光エネルギー密度が所定値を超えるときに、前記プロジェクタの光源の出力値を下げる、請求項2記載の携帯端末。
  4. 前記光源制御部は、前記プロジェクタの光源の出力値と前記測定した距離とに基づいて、前記人物の目に照射される光エネルギー密度を特定し、前記算出した光エネルギー密度が所定値を超えるときに、前記プロジェクタの光源からの出力を停止する、請求項2記載の携帯端末。
  5. 前記測定部は、
    前記プロジェクタの光源を挟む位置に配置される第1および第2のカメラと、
    前記2台のカメラで撮影された画像をそれぞれ画像処理して、前記人物の目の位置を抽出した2個の画像を生成する目領域抽出部と、
    前記人物の目の位置が抽出された2個の画像を用いて、パノラマ法に基づいて、前記プロジェクタの光源と前記人物の目との距離を算出する演算部とを含み、
    前記第1のカメラの中心と前記第2のカメラの中心と前記プロジェクタの光源の中心は、同一直線上にあり、かつ前記プロジェクタの光源の中心から前記第1のカメラの中心までの距離と前記第2のカメラの中心までの距離は等しい、請求項1記載の携帯端末。
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