[go: up one dir, main page]

JP2004504282A - α−オレフィン類の製造方法 - Google Patents

α−オレフィン類の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2004504282A
JP2004504282A JP2002512099A JP2002512099A JP2004504282A JP 2004504282 A JP2004504282 A JP 2004504282A JP 2002512099 A JP2002512099 A JP 2002512099A JP 2002512099 A JP2002512099 A JP 2002512099A JP 2004504282 A JP2004504282 A JP 2004504282A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
carbon group
hydrogen
group
halogen
ethylene
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002512099A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004504282A5 (ja
Inventor
デービッド エー.カルバー
リナルド エス.シフィーノ
ジョエル デービッド シトロン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
EIDP Inc
Original Assignee
EI Du Pont de Nemours and Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by EI Du Pont de Nemours and Co filed Critical EI Du Pont de Nemours and Co
Publication of JP2004504282A publication Critical patent/JP2004504282A/ja
Publication of JP2004504282A5 publication Critical patent/JP2004504282A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C2/00Preparation of hydrocarbons from hydrocarbons containing a smaller number of carbon atoms
    • C07C2/02Preparation of hydrocarbons from hydrocarbons containing a smaller number of carbon atoms by addition between unsaturated hydrocarbons
    • C07C2/04Preparation of hydrocarbons from hydrocarbons containing a smaller number of carbon atoms by addition between unsaturated hydrocarbons by oligomerisation of well-defined unsaturated hydrocarbons without ring formation
    • C07C2/06Preparation of hydrocarbons from hydrocarbons containing a smaller number of carbon atoms by addition between unsaturated hydrocarbons by oligomerisation of well-defined unsaturated hydrocarbons without ring formation of alkenes, i.e. acyclic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond
    • C07C2/08Catalytic processes
    • C07C2/26Catalytic processes with hydrides or organic compounds
    • C07C2/32Catalytic processes with hydrides or organic compounds as complexes, e.g. acetyl-acetonates
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C2531/00Catalysts comprising hydrides, coordination complexes or organic compounds
    • C07C2531/16Catalysts comprising hydrides, coordination complexes or organic compounds containing coordination complexes
    • C07C2531/22Organic complexes

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

特定の鉄含有エチレンオリゴマー化触媒を用いるα−オレフィン類の効率的な製造方法は、反応用エチレンのほぼバブルポイントにある1台以上の液体充満反応器と、任意に、第1の反応器よりも低い圧力である最終反応器とを含み、両方とも別の指定条件下で運転される。この方法は、プラントの資本および操業コストの両方を最小限に抑える。生成されるα−オレフィン類は、ポリマー用のモノマーとしておよび洗浄剤などを作製するための化学中間体として有用である。

Description

【0001】
(発明の分野)
特定の鉄含有エチレンオリゴマー化触媒を用いるα−オレフィン類の効率的な製造方法は、反応用エチレンのほぼバブルポイントにある1台以上の液体充満反応器と、任意に、エチレンが供給されない最終反応器とを含み、両方とも別の指定条件下で運転される。
【0002】
(技術的な背景)
α−オレフィンは、重要な商取引品目であり、数十億キログラムが毎年製造されている。それらは、(共)重合用のモノマーとしておよび洗浄剤や界面活性剤などの多くの他の物質を製造するための化学中間体として有用である。現在、ほとんどのα−オレフィンは、種々の触媒、特に、特定のニッケル錯体またはアルミニウムアルキルによるエチレンの触媒的オリゴマー化によって製造される。たとえば、米国特許第4020121号およびI.Kroschwitz,et al.,Ed.,Kirk−Othmer Encyclopedia of Chemical Technology,4th Ed.,Vol.17,John Wiley & Sons,New York,pp.839−858を参照されたい。使用する触媒および所望の生成物分布に応じて、種々の方法が使用されるが、それらの方法は、高圧および/または高温運転ならびに/あるいは大量の再循環ストリームの使用ならびに/あるいは複雑さ(たとえば、触媒ストリームの再循環)を伴う傾向がある。これらはいずれも、製造プラントの資本コストの増大および/またはプラント操業コストの増大をまねく。もちろん、どちらのコストも望ましいものではない。したがって、α−オレフィンのより良好な製造方法に対して、商業的に関心がもたれる。
【0003】
米国特許第5955555号および米国特許第6103946号に報告されているように、最近、特定の三座配位子の鉄錯体が、エチレンからα−オレフィンを製造するための優れた触媒であることが見いだされた。これらの特許はいずれも、あらゆる目的に対してあたかも完全に記載されたかのごとく参照により本明細書に組み込まれるものとする。本明細書に記載されているのは、そのような触媒を用いるとりわけ有用なα−オレフィンの製造方法である。この方法を用いると、他の方法を用いたときよりも、製造プラントの資本コストが低減され、かつ/またはプラントの操業コストが低減される。
【0004】
(発明の概要)
本発明は、線状α−オレフィン生成物の製造方法に関する。この方法は、連続攪拌タンク反応器中またはその等価物中で、約35℃から約80℃までの温度、および該連続攪拌タンク反応器またはその等価物が本質的に単一相液体充満であるような圧力で、活性エチレンオリゴマー化触媒組成物と、エチレンと、溶媒とを含むプロセス成分を接触させる工程を含む。ここで、該活性エチレンオリゴマー化触媒は、式
【0005】
【化4】
Figure 2004504282
【0006】
〔式中、
、RおよびRは、それぞれ独立して、水素、ヒドロカルビル、置換ヒドロカルビルまたは不活性官能基であり、ただし、R、RおよびRのうち互いにビシナル位にある任意の2つは、一緒になって、環を形成してもよいことを条件とし;
およびRは、それぞれに独立して、水素、ヒドロカルビル、置換ヒドロカルビルまたは不活性官能基であり;
およびRは、それぞれに独立して、イミノ窒素に結合した第1の環原子を有する置換アリールであり、ただし:
中、前記第1の環原子に隣接する第2の環原子は、ハロゲン、第一級炭素基、第二級炭素基または第三級炭素基に結合されることを条件とし;
中、前記第2の環原子がハロゲンまたは第一級炭素基に結合される場合、前記第1の環原子に隣接するRおよびR中の他の環原子のうちの0、1または2個は、ハロゲンまたは第一級炭素基に結合され、前記第1の環原子に隣接する環原子のうちの残りは、水素原子に結合され;あるいは
中、前記第2の環原子が第二級炭素基に結合される場合、前記第1の環原子に隣接するRおよびR中の他の環原子のうちの0、1または2個は、ハロゲン、第一級炭素基または第二級炭素基に結合され、前記第1の環原子に隣接する環原子のうちの残りは、水素原子に結合され;あるいは
中、前記第2の環原子が第三級炭素基に結合される場合、前記第1の環原子に隣接するRおよびR中の他の環原子のうちの0または1個は、第三級炭素基に結合され、前記第1の環原子に隣接する環原子のうちの残りは、水素原子に結合されることをさらなる条件とする〕
で表される化合物の鉄錯体を含む。
【0007】
本発明のこれらのおよび他の特徴および利点は、当業者であれば、以下の詳細な説明を読むことからより容易に理解されよう。明確にするために個別の実施形態に関連して以下に記載した本発明の特定の特徴は、単一の実施形態で組み合わせて提供することも可能であることを理解すべきである。それとは逆に、簡潔にするために単一の実施形態に関連して記載した本発明の種々の特徴は、別々にまたは任意の部分的組み合わせで提供することも可能である。
【0008】
(好ましい実施形態の詳細な説明)
本明細書中では、特定の用語を使用する。そのうちのいくつかを以下に示す。
「ヒドロカルビル基」とは、炭素と水素だけを含有する1価の基である。ヒドロカルビルの例としては、無置換アルキル、シクロアルキルおよびアリールが挙げられる。別段の記載がなければ、ヒドロカルビル基(およびアルキル基)は、本明細書中では1から約30個の炭素原子を含有することが好ましい。
【0009】
「置換ヒドロカルビル」とは、本明細書中では、これらの基を含有する化合物が晒されるプロセス条件下で不活性である1個以上の置換基を含有するヒドロカルビル基を意味する。置換基はまた、オリゴマー化プロセスにもオリゴマー化触媒系の作用にも実質的に有害な影響を及ぼさないものである。別段の記載がなければ、置換ヒドロカルビル基は、本明細書中では1から約30個の炭素原子を含有することが好ましい。「置換」の意味には、窒素、酸素および/または硫黄のような1個以上のヘテロ原子を含有する環が含まれ、置換ヒドロカルビルの自由原子価は、該ヘテロ原子に対するものであってもよい。置換ヒドロカルビルでは、トリフルオロメチルの場合のように、すべての水素が置換されてもよい。
【0010】
「(不活性)官能基」とは、本明細書中では、この基を含有する化合物が晒されるプロセス条件下で不活性である、ヒドロカルビルまたは置換ヒドロカルビル以外の基を意味する。官能基はまた、それらの存在する化合物が関与しうる本明細書に記載の任意のプロセスに実質的に有害な影響を及ぼさないものである。官能基としては、たとえば、ハロ(フルオロ、クロロ、ブロモおよびヨード)ならびに−OR50〔式中、R50は、ヒドロカルビルまたは置換ヒドロカルビルである。〕のようなエーテルが挙げられる。官能基が遷移金属原子の近傍にある可能性がある場合、官能基は、単独で、金属原子に配位すると記されているこれらの化合物中の基よりも強く金属原子に配位してはならない。すなわち、官能基は、所望の配位性基を置換してはならない。
【0011】
「共触媒」または「触媒活性化剤」とは、遷移金属化合物と反応として活性化された触媒種を形成する1種以上の化合物を意味する。そのような触媒活性化剤の1つは、「アルキルアルミニウム化合物」である。この化合物は、本明細書中では、少なくとも1個のアルキル基がアルミニウム原子に結合した化合物を意味する。アルコキシド、ヒドリドおよびハロゲンのような他の基もまた、化合物中のアルミニウム原子に結合する可能性がある。
【0012】
「線状α−オレフィン生成物」とは、式H(CHCHCH=CH〔式中、qは、1から約18までの整数である。〕で表される化合物(または化合物の混合物)を主に含む組成物を意味する。ほとんどの場合、本発明の方法の線状α−オレフィン生成物は、1から18までのさまざまなq値を有する化合物の混合物であり、18超のq値を有する副次量の化合物も含まれる。好ましくは生成物の50重量パーセント未満、より好ましくは20重量パーセント未満は、18超のq値を有するであろう。生成物にはさらに、少量(好ましくは30重量パーセント未満、より好ましくは10重量パーセント未満、特に好ましくは2重量パーセント未満)の他のタイプの化合物、たとえば、アルカン、分枝状アルケン、ジエンおよび/または内部オレフィンが含まれる可能性がある。
【0013】
「第一級炭素基」とは、本明細書中では、式−CH−−−〔式中、自由原子価−−−は、任意の原子に対するものであり、実線で表される結合は、第一級炭素基が結合した置換アリールの環原子に対するものである。〕で表される基を意味する。したがって、自由原子価−−−は、水素原子、ハロゲン原子、炭素原子、酸素原子、硫黄原子などに結合することが可能である。言いかえれば、自由原子価−−−は、水素、ヒドロカルビル、置換ヒドロカルビルまたは官能基に対するものであってよい。第一級炭素基としては、たとえば、−CH、−CHCH(CH、−CHCl、−CH、−OCHおよび−CHOCHが挙げられる。
【0014】
「第二級炭素基」とは、基
【0015】
【化5】
Figure 2004504282
【0016】
〔式中、実線で表される結合は、第二級炭素基が結合した置換アリールの環原子に対するものであり、破線で表される両方の自由結合は、水素以外の1個または複数個の原子に対するものである。〕
を意味する。これらの原子または基は、同一であっても異なっていてもよい。言いかえれば、破線で表される自由原子価は、ヒドロカルビル、置換ヒドロカルビルまたは不活性官能基に対するものであってよい。第二級炭素基としては、たとえば、−CH(CH3)、−CHCl、−CH(C、シクロヘキシル、−CH(CH)OCH、および−CH=CCHが挙げられる。
【0017】
「第三級炭素基」とは、式
【0018】
【化6】
Figure 2004504282
【0019】
〔式中、実線で表される結合は、第三級炭素基が結合した置換アリールの環原子に対するものであり、破線で表される3つの自由結合は、水素以外の1個または複数個の原子に対するものである。〕
で表される基を意味する。言いかえれば、破線で表される結合は、ヒドロカルビル、置換ヒドロカルビルまたは不活性官能基に対するものである。第三級炭素基としては、たとえば、−C(CH、−C(C、−CCl、−CF、−C(CHOCH、−C≡CH、−C(CHCH=CH、アリールおよび置換アリール、たとえば、フェニルおよび1−アダマンチルが挙げられる。
【0020】
「アリール」とは、自由原子価が芳香環の炭素原子に対するものである1価の芳香族基を意味する。アリールは、縮合されていてもよいし単結合もしくは他の基によって連結されていてもよい1個以上の芳香環を有していてもよい。
【0021】
「置換アリール」とは、「置換ヒドロカルビル」の先の定義に記載されているように置換された1価の芳香族基を意味する。アリールと同じように、置換アリールは、縮合されていてもよいし単結合もしくは他の基によって連結されていてもよい1個以上の芳香環を有していてもよいが、置換アリールが複素芳香環を有する場合、置換アリール基中の自由原子価は、炭素の代わりに複素芳香環のヘテロ原子(たとえば、窒素)に対するものであってもよい。
【0022】
「本質的に単一相液体充満」とは、本明細書中では、反応器の容量の少なくとも95体積パーセントが、単一相である液体によって占有されていることを意味する。反応器の容量のうちの少量は、ガスで占められていてもよい。たとえば、プロセス条件下で迅速に溶解するガスとしてエチレンを反応器に添加してもよい。しかしながら、ある少量の溶解性エチレンガスが存在していてもよい。反応器のファウリングから生じたいかなる固体も、反応器の容量には含めない。
【0023】
「バブルポイント」とは、本明細書中では、プロセス時にエチレンなどの成分のすべてを液体相(すなわち、溶解された状態)に保持するためにプロセス成分に加えなければならない最小圧力を意味する。バブルポイント圧は、プロセスの温度および液体相の組成により変化するであろう。たとえば、温度を上昇させるにつれて、エチレンガス相を含まない液体相(エチレンを含む)を保持するために必要とされる最小圧力は増大するであろう。その逆も成立する。バブルポイント圧はまた、液体媒質の組成によっても変化する。バブルポイントは、所与の設定条件下でエチレンガス相が「消失」する最小圧力を決定するためのビューポートを備えた圧力セルを用いて種々の条件下で測定することが可能である。バブルポイントを測定するのに有用な特定の技術は、A.Y.Dandekar,et al.,Ind.Eng.Chem.Res.,vol.39,p.2586−2591(2000);WO98/45691;およびS.Raham,et al.,J.Pet.Sci.Eng.,vol.14,p.25−34(1995)に見いだされるであろう。これらの文献はいずれも、あらゆる目的に対してあたかも完全に記載されたかのごとく参照により本明細書に組み込まれるものとする。
【0024】
「イミノ窒素原子に結合したRおよびR中の第1の環原子」とは、(I)に示されるイミノ窒素に結合したこれらの基中の環原子を意味し、たとえば、以下の例が挙げられる。
【0025】
【化7】
Figure 2004504282
【0026】
(II)および(III)中の環の1位に示される原子は、イミノ炭素原子に結合した第1の環原子である(アリール基に置換されうる他の基は図示されていない)。第1の環原子に隣接する環原子は、たとえば、(IV)および(V)に示される。ここで、これらの隣接原子への開放原子価は、破線で示される((IV)中の2,6−位および(V)中の2,5−位)。
【0027】
【化8】
Figure 2004504282
【0028】
(I)の好ましい1実施形態では、Rは、
【0029】
【化9】
Figure 2004504282
【0030】
かつRは、
【0031】
【化10】
Figure 2004504282
【0032】
〔式中、
は、ハロゲン、第一級炭素基、第二級炭素基または第三級炭素基であり;かつ
、R10、R11、R14、R15、R16およびR17は、それぞれに独立して、水素、ヒドロカルビル、置換ヒドロカルビルまたは官能基であり;
ただし:
がハロゲンまたは第一級炭素基である場合、R12、R13およびR17のうちの0、1または2個は、ハロゲンまたは第一級炭素基であり、R12、R13およびR17のうちの残りは、水素であり;あるいは
が第二級炭素基である場合、R12、R13およびR17のうちの0または1個は、ハロゲン、第一級炭素基または第二級炭素基であり、R12、R13およびR17のうちの残りは、水素であり;あるいは
が第三級炭素基である場合、R12、R13およびR17のうちの0または1個は、第三級炭素基であり、R12、R13およびR17のうちの残りは、水素であることを条件とし;
、R、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R16およびR17のうち互いにビシナル位にある任意の2つは、一緒になって、環を形成してもよいことをさらなる条件とする〕
である。
【0033】
上記の式(VI)および(VII)中、Rは、イミノ窒素に結合した第1の環原子に隣接する第2の環原子に対応し、R12、R13およびR17は、第1の環原子に隣接する他の環原子に対応する。
【0034】
(VI)および(VII)を含有する化合物(I)では、
が第一級炭素基である場合、R13は第一級炭素基であり、かつR12およびR17は水素であり;あるいは
が第二級炭素基である場合、R13は第一級炭素基または第二級炭素基、より好ましくは第二級炭素基であり、かつR12およびR17は水素であり;あるいは
が第三級炭素基(より好ましくはトリハロメチルのようなトリハロ第三級炭素基)である場合、R13は第三級炭素基(より好ましくはトリハロメチルのようなトリハロ第三級基)であり、かつR12およびR17は水素であり;あるいは
がハロゲンである場合、R13はハロゲンであり、かつR12およびR17は水素であることが特に好ましい。
【0035】
(VI)および(VII)が現われるすべての特定の好ましい化合物(I)では、R、RおよびRが水素であり;かつ/またはRおよびRがメチルであることが好ましい。さらに好ましくは、
、R10、R11、R12、R14、R15、R16およびR17がすべて水素であり;R13がメチルであり;かつRが第一級炭素基、より好ましくはメチルであり;あるいは
、R10、R11、R12、R14、R15、R16およびR17がすべて水素であり;R13がエチルであり;かつRが第一級炭素基、より好ましくはエチルであり;あるいは
、R10、R11、R12、R14、R15、R16およびR17がすべて水素であり;R13がイソプロピルであり;かつRが第一級炭素基、より好ましくはイソプロピルであり;あるいは
、R10、R11、R12、R14、R15、R16およびR17がすべて水素であり;R13がn−プロピルであり;かつRが第一級炭素基、より好ましくはn−プロピルであり;あるいは
、R10、R11、R12、R14、R15、R16およびR17がすべて水素であり;R13がクロロであり;かつRがハロゲン、より好ましくはクロロであり;あるいは
、R10、R11、R12、R14、R15、R16およびR17がすべて水素であり;R13がトリハロメチル、より好ましくはトリフルオロメチルであり;かつRがトリハロメチル、より好ましくはトリフルオロメチルである。
【0036】
(I)の他の好ましい実施形態では、RおよびRは、それぞれ、
【0037】
【化11】
Figure 2004504282
【0038】
〔式中、
18は、ハロゲン、第一級炭素基、第二級炭素基または第三級炭素基であり;かつ
19、R20、R23およびR24は、それぞれに独立して、水素、ヒドロカルビル、置換ヒドロカルビルまたは官能基であり;
ただし:
18がハロゲンまたは第一級炭素基である場合、R21、R22およびR25のうちの0、1または2個は、ハロゲンまたは第一級炭素基であり、R21、R22およびR25のうちの残りは、水素であり;あるいは
18が第二級炭素基である場合、R21、R22およびR25のうちの0または1個は、ハロゲン、第一級炭素基または第二級炭素基であり、R21、R22およびR25のうちの残りは、水素であり;
18が第三級炭素基である場合、R21、R22およびR25のうちの0または1個は、第三級炭素基であり、R21、R22およびR25のうちの残りは、水素であることを条件とし;
18、R19、R20、R21、R22、R23、R24およびR25のうち互いにビシナル位にある任意の2つは、一緒になって、環を形成してもよいことをさらなる条件とする〕
である。
【0039】
上記の式(VIII)および(IX)中、R18は、イミノ窒素に結合した第1の環原子に隣接する第2の環原子に対応し、R21、R22およびR25は、第1の環原子に隣接する他の環原子に対応する。
【0040】
(VIII)および(IX)を含有する化合物(I)では、
18が第一級炭素基である場合、R22は第一級炭素基であり、かつR21およびR25は水素であり;あるいは
18が第二級炭素基である場合、R22は第一級炭素基または第二級炭素基、より好ましくは第二級炭素基であり、かつR21およびR25は水素であり;あるいは
18が第三級炭素基(より好ましくはトリハロメチルのようなトリハロ第三級炭素基)である場合、R22は第三級炭素基(より好ましくはトリハロメチルのようなトリハロ第三級基)であり、かつR21およびR25は水素であり;あるいは
18がハロゲンである場合、R22はハロゲンであり、かつR21およびR25は水素である、
ことが特に好ましい。
【0041】
(VIII)および(IX)が現われるすべての特定の好ましい化合物(I)では、R、RおよびRが水素であり;かつ/またはRおよびRがメチルであることが好ましい。さらに好ましくは、
19、R20、R21、R23およびR24がすべて水素であり;R22がメチルであり;かつR18が第一級炭素基、より好ましくはメチルであり;あるいは
19、R20、R21、R23およびR24がすべて水素であり;R22がエチルであり;かつR18が第一級炭素基、より好ましくはエチルであり;あるいは
19、R20、R21、R23およびR24がすべて水素であり;R22がイソプロピルであり;かつR18が第一級炭素基、より好ましくはイソプロピルであり;あるいは
19、R20、R21、R23およびR24がすべて水素であり;R22がn−プロピルであり;かつR18が第一級炭素基、より好ましくはn−プロピルであり;あるいは
19、R20、R21、R23およびR24がすべて水素であり;R22がクロロまたはブロモであり;かつR18がハロゲン、より好ましくはクロロまたはブロモである。
【0042】
活性オリゴマー化触媒は、さまざまな方法により調製することが可能である。たとえば、米国特許第5955555号および米国特許第6103946号、ならびに米国特許第6232259号および国際特許公開第00/08034号を参照されたい。これらの文献はいずれも、あらゆる目的に対してあたかも完全に記載されたかのごとく参照により本明細書に組み込まれるものとする。
【0043】
活性触媒種に対してアルキルアルミニウム化合物のような共触媒が必要である場合、(I)の鉄錯体、たとえば、(I)とFeClとの錯体を、アルキルアルミニウム化合物、好ましくはメチルアルミノキサンのようなアルミノキサンと反応させて活性なエチレンオリゴマー化種を形成することも可能である。オリゴマー化におけるアルミニウム(アルキルアルミニウム化合物として)と鉄(錯体として)との比は、約10から約1000にすることが可能である。
【0044】
本発明の方法で使用される触媒は、担持されていないものであってもよいし、先に組み入れた参考文献に開示されているようないくつかの周知の担体のいずれかに担持させてもよい。しかしながら、好ましくは、担持されていない形態で触媒を使用する。
【0045】
本明細書に記載の方法では、ほとんどの化学製造法の場合と同様に、多くの場合、製造プラントの初期資本コストと所望の生成物を製造する操業コストとの間で調整がなされる。ための例外的に低いに帰着する、本明細書に記載の方法は、これらの2つの因子間の調整を行って、α−オレフィンの製造コストを大幅に低下させる。本明細書に記載のパラメーターの範囲内で、エチレンのコスト、エネルギーのローカルコストなどのような種々の因子に基づいて、コストをさらに最適化するように小変更を加えることができる。
【0046】
「連続攪拌タンク反応器またはその等価物」とは、本明細書中では、当業者により理解されているような連続攪拌タンク反応器(「CSTR」)およびそれと機能的に等価であるとみなされる反応器構成を意味する。
【0047】
標準的なCSTRは、触媒成分(1種または複数種)、任意の再循環α−オレフィン(溶媒)または他の溶媒およびエチレンに対する入口と、生成物ストリームに対する出口とを備えた攪拌タンクを含む。CSTRは当技術分野で周知である。たとえば、J.I.Kroschwitz,et al.,Ed.,Kirk−Othmer Encyclopedia of Chemical Technology,4th Ed.,Vol.20,John Wiley & Sons,New York,1996,pp.1007−1059を参照されたい。この文献は、あらゆる目的に対してあたかも完全に記載されたかのごとく参照により本明細書に組み込まれるものとする。
【0048】
上述したように、CSTRに対する機能的等価物、たとえば、成分がループ全体にわたって本質的に均一である循環ループ反応器を使用してもよい。そのような機能的等価物は周知であるか、または当業者により容易に決定することができる。
【0049】
たとえば、直列接続された2台の小型の反応器(好ましい構成)よりも経費がかさむ可能性のある非常に大型の反応器を設置しないでもすむように、または反応系に十分な冷却能力を提供するために、直列接続された2台以上のCSTR(または等価物)を使用することも可能である(以下を参照されたい)。
【0050】
反応は、プロセス成分(触媒、溶媒、エチレンおよび生成物)を本質的に単一相液体であるようにして反応器が本質的に単一相液体充満となるような圧力で行われる。好ましくは、この圧力は、バブルポイント圧を超える圧力からバブルポイント圧の2倍未満までの範囲であるが、エチレンの臨界圧を超えないものとする。そうすることにより、本発明に使用される反応器(1台または複数台)は、本質的に単一相液体充満状態で運転される。これにより、反応器の容量が最も効率的に使用され、この場合、反応器の全容量を用いてα−オレフィンが生成される。エチレンは、当技術分野で公知であるスパージもしくはディップ管、スパージリングなどに通してバブルポイントまたはそれよりも高い圧力でガスとして反応器に導入してもよい。ガスが溶解する間、少量のエチレン気泡(<反応器の5体積%)が存在してもよく、この場合も依然として本発明では液体充満とみなされる。
【0051】
この方法は、「溶媒」中、液体相で行われる。溶媒は、プロセス成分のいずれとも有意な程度に反応することのない不活性有機液体のような液体であってもよい。好ましくは、溶媒は、オリゴマー化自体の反応生成物、すなわち、1種以上のα−オレフィン、好ましくはこの方法により生成されたα−オレフィンの混合物または部分混合物(たとえば、1−ブテンのように沸点がそれほど低くないα−オレフィン)である。この方法を開始するにあたり、最初に別の溶媒を使用して最終的に液体媒質がほとんどα−オレフィンになるようにしてもよいし、最初から1種以上のα−オレフィンを使用してもよい。生成物ストリームのα−オレフィンの一部分を反応器に再循環させてプロセス用の追加「溶媒」(特に、エチレンオリゴマー化成分)としてもよいし、α−オレフィンをまったく再循環させないでもよい。
【0052】
通常、約35℃と約80℃の間、より好ましくは約35℃と約75℃の間であるプロセス温度は、いくつかの形でα−オレフィンの製造コストに影響を及ぼす。温度が高いほど、反応器に対して行わなければならない冷却処理が軽減され、かつ/または所望の温度に保持するために使用される冷却剤の温度が高くなる。冷却処理の軽減および/または冷却剤温度の増大により、一般的にはコストが減少する。温度を上昇させるとともに、活性オリゴマー化触媒の劣化が増大する。触媒の良好な絶対的生産性と組み合わされたα−オレフィンの最大量生産が、通常、約45℃から約65℃の範囲で行われることを見いだした。したがって、この温度範囲が好ましい。最後に、温度はまた、液体相のバブルポイント圧およびエチレン量に影響を及ぼす。温度が高いほど、単一相を保持するのに必要な圧力は高くなり、製造プラントの資本コストが増大する。なぜなら、たとえば、より肉厚の容器が必要とされ、より高いエチレン圧力を得るためにコンプレッサーが大型化するからである。圧力が高いほど、エネルギーコストがかさむようになる。この場合にもまた、記載の温度範囲にすれば、中程度のバブルポイント圧になる。
【0053】
図1は、この方法で生成されたα−オレフィンの典型的な混合物を溶媒として使用して25℃から80℃の範囲の温度に対するバブルポイント圧を示したものである。約0.74のシュルツ・フローリー定数(以下を参照されたい)および10重量パーセントのエチレン含量を有する。図1において、グラフ中の直線の上側の圧力では単一相が存在し、一方、グラフ中の直線の下側の圧力では液体および気体相が存在するであろう。このグラフは、成分のこの特定混合物に特有なものであるが、成分の他の組み合わせに対しても、類似のプロットを行うことができる。好ましくは、反応器(1台もしくは複数台)の全圧は、それらの特定プロセス条件下でバブルポイント圧の1.0から約1.5倍、より好ましくはバブルポイント圧の1.0から約1.2倍である。
【0054】
反応に使用されるエチレンオリゴマー化触媒の量は、好ましくは、反応器(1台もしくは複数台)の冷却容量により許容される最大量であろう。触媒は、第1の反応器だけに添加してもよいし、直列接続された1台以上の後続の反応器に添加してもよい。さまざまな量の触媒をそれぞれの反応器に添加することも可能である。オリゴマー化は、きわめて発熱的であり、オリゴマー化されるエチレン1モルあたり100kJの発熱を伴う。したがって、反応器(1台もしくは複数台)の高い容積生産性を保持しつつ所望のプロセス温度を保持するために、通常、反応器(1台もしくは複数台)に対して冷却処理が施されるであろう。
【0055】
それぞれの反応器の温度および/または圧力が、異なっていてもよい。エチレンは、第1の反応器だけに添加してもよいし、任意の組み合わせの反応器に添加してもよい。
【0056】
冷却は、当技術分野で公知の任意の方法により行うことが可能である。たとえば、内容物を冷却するために、1台以上の反応器の内部に冷却管を通してもよい。他の冷却方法には、反応器の外部に1台以上の熱交換器を配置して液体ループにより反応器に接続することによって反応器の内容物を冷却する方法がある。これらの外部熱交換器は、典型的なシェルおよびチューブ熱交換器であってもよい。それらには、反応器内部の熱交換器よりも容易に洗浄を行いうること、および2台以上の外部熱交換器が存在する場合、製造プロセスを継続しながら、それらのうちの1台を洗浄のために停止させることが可能であるという利点がある。これらの外部熱交換ループによる循環はまた、反応器の内容物の攪拌を支援する可能性もある。冷却用ジャケットで反応器(1台もしくは複数台)を覆ってもよい。反応器のうちのいくつかまたはすべてに送られるフィードの一部分または全部を冷却することにより、成分の顕熱で反応器(1台もしくは複数台)を冷却(支援)することも可能である。2台以上の反応器を使用する場合、反応器を連結する液体ライン(1本もしくは複数本)を冷却し、かつ/または熱交換器に通すことが可能である。これらの方法のいずれかまたはすべてを任意に組み合わせて使用し、必要に応じてプロセス成分を冷却することにより、所望のプロセス温度を保持することも可能である。
【0057】
この製造プラントの資本コストおよびその操業コストに関与する重要な項目は、プロセス時に再循環されなければならないエチレンの量である。エチレンの再循環には、多くの場合、生成物ストリームからの未反応エチレンのフラッシング、他の揮発性成分(たとえば、1−ブテン)からの分離、および1台以上の反応器への再圧縮供給が含まれる。コンプレッサーおよび関連装置は、資本コストを非常に増大させ、多くのエネルギーを使用する。
【0058】
再循環エチレンの量を低減するために、この方法にはまた、エチレンフィード(最終反応器に供給される液体に溶解されているエチレン以外)が供給されない直列接続された「最終」反応器が含まれていてもよい。したがって、最終反応器から送出される液体中のエチレン濃度は、減少するであろう。なぜなら、送入されたエチレンの一部分がα−オレフィン生成反応により消費されるからである。
【0059】
この最終反応器は、1相(液体充満)最終CSTR(または等価物)であってもよいし、単に液体充満最終プラグフロー反応器であってもよい。プラグフロー反応器については、当技術分野で周知である。たとえば、J.I.Kroschwitz,et al.,Ed.,Kirk−Othmer Encyclopedia of Chemical Technology,4th Ed.,Vol.20,John Wiley & Sons,New York,1996,p.1007−1059を参照されたい。この文献は、あらゆる目的に対してあたかも完全に記載されたかのごとく参照により本明細書に組み入れられるものとする。最終反応器に対するフィードは、反応器列中の最後の液体充満反応器から送られる。前の反応器からの圧力を保持することにより、および/または温度を低下させることにより、最終反応器中で単一相を保持することができる。温度を低下させるとバブルポイント圧が低下するので、その温度における液体のバブルポイントまで圧力を低下させてもよい。たとえば、最後の反応器と「最終」反応器との間のラインは、プロセス液体の温度を低下させる熱交換器を含んでいてもよく、その後、液体に加える圧力を低下させてもよい。しかしながら、前の反応器で観測されるのと同一の圧力に最終反応器の圧力を保持することが好ましい。
【0060】
最終反応器はプラグフロー反応器であることが好ましい。最終反応器から送出される液体相中のエチレン含量の低減は、CSTRよりもプラグフロー反応器のほうがより容易に行える。本質的には、最終反応器は、プロセスに供給されたエチレンの全転化率を増大させ、それにより、再循環されるエチレンの量を減少させる。
【0061】
図2は、1台のCSTR液体充満反応器と最終単一相プラグフロー反応器とを備えたα−オレフィン製造プラントの1つの可能な構成の概略図を示している。CSTR反応器1は、攪拌機2と、外部冷却ループ5にエチレンガスを供給するエチレンフィード管3と、オリゴマー化触媒フィードライン4と、熱交換器6により冷却される外部冷却ループ5とを備えている。ここで、熱交換(冷却)流体は、ライン7を介して熱交換器6に供給され、ライン8を介して排出される。1から送出された液体は、ポンプ9により5を通って循環される。液体24は、ライン10を介して1から送出され、ライン12および13により冷却剤が循環されるシェルおよびチューブ熱交換器11を通って、最終プラグフロー反応器15に送られる。15中の液体16は、ライン17から減圧弁18を通って気液分離器19に入る。次に、20からのα−オレフィンを含有した液体ストリームを、たとえば、分別蒸留により種々のα−オレフィンを分離することによって、精製してもよい。19からのほとんどがエチレンであるオーバーヘッドは、ライン21およびコンプレッサー22を通って(図示されていないが、エチレンを精製してもよい)1に戻される。ライン21はまた、再循環エチレンストリームから不純物を除去するためにエチレンパージライン23を有する。また、図示されていないが、20中の生成物ストリームの比較的少量部分を1に再循環させることが可能である。この際、1に直接送入されるか、または4から供給されるオリゴマー化触媒との混合が行われる保持容器に送入される。1の内容物を合理的に均一に保持するのに十分な攪拌が冷却ループ5からの循環により提供できる場合、攪拌機2は必要でないかもしれない。その際、3から5へ、さらに1へのエチレンの添加により、さらなる攪拌が提供される可能性がある。このプラントのすべての詳細項目が示されているわけではなく、主要な容器およびいくつかの他の装置が示されているにすぎない。種々のライン上の矢印は、搬送されるガスまたは液体の流れの方向を示している。
【0062】
本明細書に記載されているオリゴマー化触媒を用いると、α−オレフィンの混合物が得られる。得されるオレフィンの分子量の尺度は、シュルツ・フローリー理論から誘導される係数Kである(たとえば、B.Elvers,et al.,Ed.Ullmann’s Encyclopedia of Industrial Chemistry,Vol.A13,VCH Verlagsgesellschaft mbH,Weinheim,1989,p.243−247 and 275−276を参照されたい)。これは次のように定義される。
K=n(Cn+2オレフィン)/n(Cオレフィン)
式中、n(Cオレフィン)は、n個の炭素原子を含有するオレフィンのモル数であり、そしてn(Cn+2オレフィン)は、n+2個の炭素原子を含有するオレフィン、言いかえれば、Cオレフィンの次に高級なオリゴマー、のモル数である。これから、得られたオリゴマー反応生成物混合物中の種々のオレフィンの重量(質量)分率を決定することができる。商業上最も関心の高いオレフィンを製造するためには、係数Kが約0.65から約0.8までの範囲にあることが好ましい。この係数は、ある程度、変化させることができる。たとえば、先に組み入れるものとした米国特許第6103946号を参照されたい。
【図面の簡単な説明】
【図1】エチレンおよび本発明の方法で典型的に得られるα−オレフィンの混合物の温度(℃)vsバブルポイント圧(MPa単位)のグラフである。
【図2】本発明の方法によるα−オレフィン製造用のプラント例の概略図を示している。

Claims (12)

  1. 活性エチレンオリゴマー化触媒組成物と、エチレンと、溶媒とを含むプロセス成分を接触させる工程を含み、該活性エチレンオリゴマー化触媒が、式
    Figure 2004504282
    〔式中、
    、RおよびRは、それぞれ独立して、水素、ヒドロカルビル、置換ヒドロカルビルまたは不活性官能基であり、ただし、R、RおよびRのうち互いにビシナル位にある任意の2つは、一緒になって、環を形成してもよいことを条件とし;
    およびRは、それぞれに独立して、水素、ヒドロカルビル、置換ヒドロカルビルまたは不活性官能基であり;
    およびRは、それぞれに独立して、イミノ窒素に結合した第1の環原子を有する置換アリールであり、ただし:
    中、前記第1の環原子に隣接する第2の環原子は、ハロゲン、第一級炭素基、第二級炭素基または第三級炭素基に結合されることを条件とし;
    中、前記第2の環原子がハロゲンまたは第一級炭素基に結合される場合、前記第1の環原子に隣接するRおよびR中の他の環原子のうちの0、1または2個は、ハロゲンまたは第一級炭素基に結合され、前記第1の環原子に隣接する環原子のうちの残りは、水素原子に結合され;あるいは
    中、前記第2の環原子が第二級炭素基に結合される場合、前記第1の環原子に隣接するRおよびR中の他の環原子のうちの0、1または2個は、ハロゲン、第一級炭素基または第二級炭素基に結合され、前記第1の環原子に隣接する環原子のうちの残りは、水素原子に結合され;あるいは
    中、前記第2の環原子が第三級炭素基に結合される場合、前記第1の環原子に隣接するRおよびR中の他の環原子のうちの0または1個は、第三級炭素基に結合され、前記第1の環原子に隣接する環原子のうちの残りは、水素原子に結合されることをさらなる条件とする〕
    で表される化合物の鉄錯体を含み、
    該プロセス成分を、連続攪拌タンク反応器中またはその等価物中で、約35℃から約80℃までの温度、および該連続攪拌タンク反応器またはその等価物が本質的に単一相液体充満であるような圧力で、接触させることを特徴とする線状α−オレフィン生成物の製造方法。
  2. が、
    Figure 2004504282
    かつRが、
    Figure 2004504282
    〔式中、
    は、ハロゲン、第一級炭素基、第二級炭素基または第三級炭素基であり;かつ
    、R10、R11、R14、R15、R16およびR17は、それぞれに独立して、水素、ヒドロカルビル、置換ヒドロカルビルまたは官能基であり;
    ただし:
    がハロゲンまたは第一級炭素基である場合、R12、R13およびR17のうちの0、1または2個は、ハロゲンまたは第一級炭素基であり、R12、R13およびR17のうちの残りは、水素であり;あるいは
    が第二級炭素基である場合、R12、R13およびR17のうちの0または1個は、ハロゲン、第一級炭素基または第二級炭素基であり、R12、R13およびR17のうちの残りは、水素であり;あるいは
    が第三級炭素基である場合、R12、R13およびR17のうちの0または1個は、第三級炭素基であり、R12、R13およびR17のうちの残りは、水素であることを条件とし;
    、R、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R16およびR17のうち互いにビシナル位にある任意の2つは、一緒になって、環を形成してもよいことをさらなる条件とする〕
    であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. が第一級炭素基である場合、R13は第一級炭素基であり、かつR12およびR17は水素であり;あるいは
    が第二級炭素基である場合、R13は第一級炭素基または第二級炭素基、より好ましくは第二級炭素基であり、かつR12およびR17は水素であり;あるいは
    が第三級炭素基(より好ましくはトリハロメチルのようなトリハロ第三級炭素基)である場合、R13は第三級炭素基(より好ましくはトリハロメチルのようなトリハロ第三級基)であり、かつR12およびR17は水素であり;あるいは
    がハロゲンである場合、R13はハロゲンであり、かつR12およびR17は水素である
    ことを特徴とする請求項2に記載の方法。
  4. 、RおよびRが水素であり、かつRおよびRがメチルであり;しかも:
    、R10、R11、R12、R14、R15、R16およびR17がすべて水素であり;R13がメチルであり;かつRが第一級炭素基であり;あるいは
    、R10、R11、R12、R14、R15、R16およびR17がすべて水素であり;R13がエチルであり;かつRが第一級炭素基であり;あるいは
    、R10、R11、R12、R14、R15、R16およびR17がすべて水素であり;R13がイソプロピルであり;かつRが第一級炭素基であり;あるいは
    、R10、R11、R12、R14、R15、R16およびR17がすべて水素であり;R13がn−プロピルであり;かつRが第一級炭素基であり;あるいは
    、R10、R11、R12、R14、R15、R16およびR17がすべて水素であり;R13がクロロであり;かつRがハロゲンであり;あるいは
    、R10、R11、R12、R14、R15、R16およびR17がすべて水素であり;R13がトリハロメチル、より好ましくはトリフルオロメチルであり;かつRがトリフルオロメチルである
    ことを特徴とする請求項2に記載の方法。
  5. アルミニウム対鉄が約10対約1000の割合で、アルキルアルミニウム化合物がさらに存在することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  6. 前記プロセス成分のバブルポイント圧またはそれを超える圧力であるがエチレンの臨界圧を超えない圧力で前記反応を行うことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  7. 前記圧力が前記バブルポイント圧の2倍未満であることを特徴とする請求項6に記載の方法。
  8. 前記温度が約35℃から約75℃であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  9. 前記温度が約45℃から約65℃であることを特徴とする請求項8に記載の方法。
  10. 直列接続された2台以上の前記連続攪拌タンク反応器またはその等価物が存在することを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の方法。
  11. 直列接続された最終反応器をさらに含み、該最終反応器が、前記最終反応器に入る液体に溶解されているエチレン以外の追加のエチレンが添加されない最終連続攪拌タンク反応器またはプラグフロー液体充満反応器であることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の方法。
  12. 直列接続された最終反応器をさらに含み、該最終反応器が、前記最終反応器に入る液体に溶解されているエチレン以外の追加のエチレンが添加されない最終連続攪拌タンク反応器またはプラグフロー液体充満反応器であることを特徴とする請求項8に記載の方法。
JP2002512099A 2000-07-18 2001-07-18 α−オレフィン類の製造方法 Pending JP2004504282A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US21888800P 2000-07-18 2000-07-18
PCT/US2001/022628 WO2002006192A1 (en) 2000-07-18 2001-07-18 MANUFACTURING PROCESS FOR α-OLEFINS

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004504282A true JP2004504282A (ja) 2004-02-12
JP2004504282A5 JP2004504282A5 (ja) 2008-08-28

Family

ID=22816892

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002512099A Pending JP2004504282A (ja) 2000-07-18 2001-07-18 α−オレフィン類の製造方法

Country Status (9)

Country Link
US (1) US6534691B2 (ja)
EP (1) EP1311464B1 (ja)
JP (1) JP2004504282A (ja)
KR (1) KR100780226B1 (ja)
CN (1) CN100374398C (ja)
AU (1) AU2001273556A1 (ja)
BR (1) BR0112568A (ja)
DE (1) DE60130342T2 (ja)
WO (1) WO2002006192A1 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004511437A (ja) * 2000-08-03 2004-04-15 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー α−オレフィンの連続製造方法
JP2013095671A (ja) * 2011-10-28 2013-05-20 Mitsui Chemicals Inc オレフィンの製造方法
JP2013518834A (ja) * 2010-02-02 2013-05-23 リンデ アクチエンゲゼルシャフト 線状αオレフィンを製造する方法
CN105693448A (zh) * 2016-03-18 2016-06-22 浙江大学 一种乙烯齐聚的多釜串联工艺
CN105732254A (zh) * 2016-03-18 2016-07-06 浙江大学 一种乙烯齐聚制备线性α-烯烃的操作方法
JP2018108983A (ja) * 2016-12-22 2018-07-12 アクセンス 洗浄デバイスを採用するオレフィンのオリゴマー化方法

Families Citing this family (81)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6710006B2 (en) * 2000-02-09 2004-03-23 Shell Oil Company Non-symmetrical ligands and catalyst systems thereof for ethylene oligomerization to linear alpha olefins
US7037988B2 (en) * 2000-10-03 2006-05-02 Shell Oil Company Process for the co-oligomerisation of ethylene and alpha olefins
CZ2004163A3 (cs) * 2001-08-01 2004-09-15 Shell Internationale Research Maatschappij B.V. Ligandy a katalytické systémy s jejich obsahem pro oligomeraci ethylenu na lineární alfa-olefiny
US7053259B2 (en) * 2002-09-17 2006-05-30 E. I. Du Pont De Nemours And Company Process of producing α-olefins
EP1542797B1 (en) * 2002-09-25 2006-05-31 Shell Internationale Researchmaatschappij B.V. Catalyst systems for ethylene oligomerisation to linear alpha olefins
CA2499887C (en) * 2002-09-25 2011-08-16 Shell Internationale Research Maatschappij B.V. Process for making a linear alpha-olefin oligomer using a heat exchanger
CN1684930A (zh) * 2002-09-25 2005-10-19 国际壳牌研究有限公司 使用换热器制备直链α-烯烃低聚物的方法
US20040143147A1 (en) * 2002-11-08 2004-07-22 Ittel Steven Dale Process for producing alpha-olefins
US20050014983A1 (en) * 2003-07-07 2005-01-20 De Boer Eric Johannes Maria Process for producing linear alpha olefins
US7022787B2 (en) * 2003-09-25 2006-04-04 E. I. Du Pont De Nemours And Company Olefin polymerization catalyst
US20050187418A1 (en) * 2004-02-19 2005-08-25 Small Brooke L. Olefin oligomerization
US20070043181A1 (en) * 2005-08-19 2007-02-22 Knudsen Ronald D Methods of preparation of an olefin oligomerization catalyst
US20050187098A1 (en) * 2004-02-20 2005-08-25 Knudsen Ronald D. Methods of preparation of an olefin oligomerization catalyst
US9550841B2 (en) 2004-02-20 2017-01-24 Chevron Phillips Chemical Company Lp Methods of preparation of an olefin oligomerization catalyst
US7384886B2 (en) * 2004-02-20 2008-06-10 Chevron Phillips Chemical Company Lp Methods of preparation of an olefin oligomerization catalyst
EP1740598B1 (en) 2004-03-24 2008-03-05 Shell Internationale Researchmaatschappij B.V. Transition metal complexes
CN101010351B (zh) * 2004-07-09 2011-06-22 纳幕尔杜邦公司 用于烯烃聚合或低聚的催化剂
AR049714A1 (es) * 2004-07-13 2006-08-30 Shell Int Research Proceso de preparacion de alfa olefinas lineales
EP1831225A2 (en) 2004-11-19 2007-09-12 The Regents of the University of California Anti-inflammatory pyrazolopyrimidines
US8093244B2 (en) 2005-03-29 2012-01-10 Icos Corporation Heteroaryl urea derivatives useful for inhibiting CHK1
US7268096B2 (en) * 2005-07-21 2007-09-11 Chevron Phillips Chemical Company Lp Diimine metal complexes, methods of synthesis, and methods of using in oligomerization and polymerization
US7271121B2 (en) * 2005-07-21 2007-09-18 Chevron Phillips Chemical Company Lp Diimine metal complexes, methods of synthesis, and methods of using in oligomerization and polymerization
US7727926B2 (en) * 2005-07-21 2010-06-01 Chevron Phillips Chemical Company Lp Diimine metal complexes, methods of synthesis, and method of using in oligomerization and polymerization
AU2007347115A1 (en) 2006-04-04 2008-10-23 The Regents Of The University Of California PI3 kinase antagonists
US20110160232A1 (en) 2007-10-04 2011-06-30 Pingda Ren Certain chemical entities and therapeutic uses thereof
US7902415B2 (en) * 2007-12-21 2011-03-08 Chevron Phillips Chemical Company Lp Processes for dimerizing or isomerizing olefins
US8193182B2 (en) 2008-01-04 2012-06-05 Intellikine, Inc. Substituted isoquinolin-1(2H)-ones, and methods of use thereof
BRPI0906474A2 (pt) 2008-01-04 2015-07-14 Intellikine Inc Certas entidades químicas, composições e métodos
JP5547099B2 (ja) 2008-03-14 2014-07-09 インテリカイン, エルエルシー キナーゼ阻害剤および使用方法
WO2009114874A2 (en) 2008-03-14 2009-09-17 Intellikine, Inc. Benzothiazole kinase inhibitors and methods of use
AU2009268611B2 (en) 2008-07-08 2015-04-09 Intellikine, Llc Kinase inhibitors and methods of use
WO2010006072A2 (en) 2008-07-08 2010-01-14 The Regents Of The University Of California Mtor modulators and uses thereof
WO2010036380A1 (en) 2008-09-26 2010-04-01 Intellikine, Inc. Heterocyclic kinase inhibitors
EP2358720B1 (en) 2008-10-16 2016-03-02 The Regents of The University of California Fused ring heteroaryl kinase inhibitors
US8476282B2 (en) 2008-11-03 2013-07-02 Intellikine Llc Benzoxazole kinase inhibitors and methods of use
WO2010129816A2 (en) 2009-05-07 2010-11-11 Intellikine, Inc. Heterocyclic compounds and uses thereof
US8980899B2 (en) 2009-10-16 2015-03-17 The Regents Of The University Of California Methods of inhibiting Ire1
EP2552973A1 (en) 2010-03-29 2013-02-06 E.I. Du Pont De Nemours And Company Improved olefin polymerization process
FR2959751B1 (fr) * 2010-05-06 2012-06-08 Inst Francais Du Petrole Procede de production de base pour carburants a partir d'une charge ethylenique mettant en oeuvre au moins une etape d'oligomerisation en presence d'un systeme catalytique homogene.
JP5951600B2 (ja) 2010-05-21 2016-07-13 インフィニティー ファーマシューティカルズ, インコーポレイテッド キナーゼ調節のための、化合物、組成物および方法
AU2011326427B2 (en) 2010-11-10 2016-01-07 Infinity Pharmaceuticals Inc. Heterocyclic compounds and uses thereof
CA2723515C (en) * 2010-12-01 2018-05-15 Nova Chemicals Corporation Heat management in ethylene oligomerization
CN103648499B (zh) 2011-01-10 2017-02-15 无限药品股份有限公司 用于制备异喹啉酮的方法及异喹啉酮的固体形式
EP2678018A4 (en) 2011-02-23 2015-09-30 Intellikine Llc COMBINATION OF CHINESE HEMMER AND USES THEREOF
WO2013012918A1 (en) 2011-07-19 2013-01-24 Infinity Pharmaceuticals Inc. Heterocyclic compounds and uses thereof
US8969363B2 (en) 2011-07-19 2015-03-03 Infinity Pharmaceuticals, Inc. Heterocyclic compounds and uses thereof
TW201311663A (zh) 2011-08-29 2013-03-16 Infinity Pharmaceuticals Inc 雜環化合物及其用途
CA2846496C (en) 2011-09-02 2020-07-14 The Regents Of The University Of California Substituted pyrazolo[3,4-d]pyrimidines and uses thereof
US9586872B2 (en) * 2011-12-30 2017-03-07 Chevron Phillips Chemical Company Lp Olefin oligomerization methods
US8940742B2 (en) 2012-04-10 2015-01-27 Infinity Pharmaceuticals, Inc. Heterocyclic compounds and uses thereof
US8828998B2 (en) 2012-06-25 2014-09-09 Infinity Pharmaceuticals, Inc. Treatment of lupus, fibrotic conditions, and inflammatory myopathies and other disorders using PI3 kinase inhibitors
BR112015006828A8 (pt) 2012-09-26 2019-09-17 Univ California composto, ou um sal farmaceuticamente aceitável do mesmo; composição farmacêutica; uso do composto; e método para modular a atividade de uma proteína ire1
EP2914296B2 (en) 2012-11-01 2021-09-29 Infinity Pharmaceuticals, Inc. Treatment of cancers using pi3 kinase isoform modulators
US9481667B2 (en) 2013-03-15 2016-11-01 Infinity Pharmaceuticals, Inc. Salts and solid forms of isoquinolinones and composition comprising and methods of using the same
CN105073966B (zh) 2013-03-28 2018-03-23 宝洁公司 包含聚醚胺的清洁组合物
EP3964507A1 (en) 2013-10-04 2022-03-09 Infinity Pharmaceuticals, Inc. Heterocyclic compounds and uses thereof
WO2015051241A1 (en) 2013-10-04 2015-04-09 Infinity Pharmaceuticals, Inc. Heterocyclic compounds and uses thereof
US9775844B2 (en) 2014-03-19 2017-10-03 Infinity Pharmaceuticals, Inc. Heterocyclic compounds and uses thereof
EP3122850A1 (en) 2014-03-27 2017-02-01 The Procter & Gamble Company Cleaning compositions containing a polyetheramine
CA2941253A1 (en) 2014-03-27 2015-10-01 Frank Hulskotter Cleaning compositions containing a polyetheramine
US20150320755A1 (en) 2014-04-16 2015-11-12 Infinity Pharmaceuticals, Inc. Combination therapies
EP3152288A1 (en) 2014-06-06 2017-04-12 The Procter & Gamble Company Detergent composition comprising polyalkyleneimine polymers
CA2956121A1 (en) 2014-08-27 2016-03-03 The Procter & Gamble Company Method of treating a fabric
CA2956088C (en) 2014-08-27 2019-07-30 The Procter & Gamble Company Detergent composition comprising a cationic polymer
WO2016032993A1 (en) 2014-08-27 2016-03-03 The Procter & Gamble Company Detergent composition comprising a cationic polymer
EP3186349B1 (en) 2014-08-27 2019-09-25 The Procter and Gamble Company Detergent composition comprising a cationic polymer
EP3197992B1 (en) 2014-09-25 2023-06-28 The Procter & Gamble Company Fabric care compositions containing a polyetheramine
US9708348B2 (en) 2014-10-03 2017-07-18 Infinity Pharmaceuticals, Inc. Trisubstituted bicyclic heterocyclic compounds with kinase activities and uses thereof
HK1261923A1 (zh) 2015-09-14 2020-01-10 Twelve Therapeutics, Inc. 异喹啉酮衍生物的固体形式、其制备方法、包含其的组合物及其使用方法
US10759806B2 (en) 2016-03-17 2020-09-01 Infinity Pharmaceuticals, Inc. Isotopologues of isoquinolinone and quinazolinone compounds and uses thereof as PI3K kinase inhibitors
US10919914B2 (en) 2016-06-08 2021-02-16 Infinity Pharmaceuticals, Inc. Heterocyclic compounds and uses thereof
RU2754507C2 (ru) 2016-06-24 2021-09-02 Инфинити Фармасьютикалз, Инк. Комбинированная терапия
US9944661B2 (en) 2016-08-09 2018-04-17 Chevron Phillips Chemical Company Lp Olefin hydroboration
KR101928079B1 (ko) 2016-12-12 2018-12-11 한화케미칼 주식회사 디시클로펜타디엔계 수지의 제조 방법 및 디시클로펜타디엔계 수지
US10407360B2 (en) 2017-12-22 2019-09-10 Chevron Phillips Chemical Company Lp Ethylene oligomerization processes
US10604457B2 (en) 2016-12-29 2020-03-31 Chevron Phillips Chemical Company Lp Ethylene oligomerization processes
US20180186708A1 (en) 2016-12-29 2018-07-05 Chevron Phillips Chemical Company Lp Ethylene Oligomerization Processes
US10633306B2 (en) * 2017-06-06 2020-04-28 Liquidpower Specialty Products Inc. Method of increasing alpha-olefin content
KR102592638B1 (ko) 2019-08-21 2023-10-23 주식회사 엘지화학 알파 올레핀 제조 방법 및 알파 올레핀 제조 장치
WO2023017794A1 (ja) 2021-08-10 2023-02-16 株式会社日本触媒 ポリアルキレンオキシド含有化合物
WO2024226497A1 (en) 2023-04-27 2024-10-31 Chevron Phillips Chemical Company Lp Catalyst system and ethylene oligomerization process for the preparation of linear alpha olefins

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5152106A (ja) * 1974-08-29 1976-05-08 Ici Ltd
JPS5278805A (en) * 1975-12-15 1977-07-02 Shell Int Research Method of oligomerization of ethylene
WO1998027124A1 (en) * 1996-12-17 1998-06-25 E.I. Du Pont De Nemours And Company Polymerization of ethylene with specific iron or cobalt complexes, novel pyridinebis(imines) and novel complexes of pyridinebis(imines) with iron and cobalt
JPH10338722A (ja) * 1997-06-10 1998-12-22 Denki Kagaku Kogyo Kk スチレン系重合体の製造方法
WO1999002472A1 (en) * 1997-07-11 1999-01-21 E.I. Du Pont De Nemours And Company Manufacture of alpha-olefins
JPH1160626A (ja) * 1997-08-26 1999-03-02 Mitsubishi Chem Corp α−オレフィン低重合体の製造方法
WO2000015646A1 (en) * 1998-09-12 2000-03-23 Bp Chemicals Limited Polymerisation catalyst
JP2002509954A (ja) * 1998-03-30 2002-04-02 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー オレフィンの重合
JP2003522757A (ja) * 2000-02-09 2003-07-29 シエル・インターナシヨナル・リサーチ・マートスハツペイ・ベー・ヴエー エチレンを線状アルファオレフィンにオリゴマー化するための非対称配位子およびその触媒系
JP2004501876A (ja) * 2000-06-30 2004-01-22 シエル・インターナシヨナル・リサーチ・マートスハツペイ・ベー・ヴエー エチレンをオリゴマー化して直鎖状アルファオレフィンを得るための配位子およびその触媒系

Patent Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5152106A (ja) * 1974-08-29 1976-05-08 Ici Ltd
JPS5278805A (en) * 1975-12-15 1977-07-02 Shell Int Research Method of oligomerization of ethylene
WO1998027124A1 (en) * 1996-12-17 1998-06-25 E.I. Du Pont De Nemours And Company Polymerization of ethylene with specific iron or cobalt complexes, novel pyridinebis(imines) and novel complexes of pyridinebis(imines) with iron and cobalt
US5955555A (en) * 1996-12-17 1999-09-21 E.I. Du Pont De Nemours And Company Polymerization of ethylene
JP2002302510A (ja) * 1996-12-17 2002-10-18 E I Du Pont De Nemours & Co エチレンの重合用触媒及び重合方法
JPH10338722A (ja) * 1997-06-10 1998-12-22 Denki Kagaku Kogyo Kk スチレン系重合体の製造方法
WO1999002472A1 (en) * 1997-07-11 1999-01-21 E.I. Du Pont De Nemours And Company Manufacture of alpha-olefins
JPH1160626A (ja) * 1997-08-26 1999-03-02 Mitsubishi Chem Corp α−オレフィン低重合体の製造方法
JP2002509954A (ja) * 1998-03-30 2002-04-02 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー オレフィンの重合
WO2000015646A1 (en) * 1998-09-12 2000-03-23 Bp Chemicals Limited Polymerisation catalyst
JP2003522757A (ja) * 2000-02-09 2003-07-29 シエル・インターナシヨナル・リサーチ・マートスハツペイ・ベー・ヴエー エチレンを線状アルファオレフィンにオリゴマー化するための非対称配位子およびその触媒系
JP2004501876A (ja) * 2000-06-30 2004-01-22 シエル・インターナシヨナル・リサーチ・マートスハツペイ・ベー・ヴエー エチレンをオリゴマー化して直鎖状アルファオレフィンを得るための配位子およびその触媒系

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004511437A (ja) * 2000-08-03 2004-04-15 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー α−オレフィンの連続製造方法
JP2013518834A (ja) * 2010-02-02 2013-05-23 リンデ アクチエンゲゼルシャフト 線状αオレフィンを製造する方法
US9896391B2 (en) 2010-02-02 2018-02-20 Linde Aktiengesellschaft Process for preparing linear α-olefins
JP2013095671A (ja) * 2011-10-28 2013-05-20 Mitsui Chemicals Inc オレフィンの製造方法
CN105693448A (zh) * 2016-03-18 2016-06-22 浙江大学 一种乙烯齐聚的多釜串联工艺
CN105732254A (zh) * 2016-03-18 2016-07-06 浙江大学 一种乙烯齐聚制备线性α-烯烃的操作方法
CN105693448B (zh) * 2016-03-18 2018-06-19 浙江大学 一种乙烯齐聚的多釜串联工艺
CN105732254B (zh) * 2016-03-18 2019-01-08 浙江大学 一种乙烯齐聚制备线性α-烯烃的操作方法
JP2018108983A (ja) * 2016-12-22 2018-07-12 アクセンス 洗浄デバイスを採用するオレフィンのオリゴマー化方法
JP7025916B2 (ja) 2016-12-22 2022-02-25 アクセンス 洗浄デバイスを採用するオレフィンのオリゴマー化方法

Also Published As

Publication number Publication date
DE60130342T2 (de) 2008-05-29
US6534691B2 (en) 2003-03-18
DE60130342D1 (de) 2007-10-18
US20020016521A1 (en) 2002-02-07
EP1311464B1 (en) 2007-09-05
AU2001273556A1 (en) 2002-01-30
CN100374398C (zh) 2008-03-12
EP1311464A1 (en) 2003-05-21
CN1443149A (zh) 2003-09-17
BR0112568A (pt) 2003-07-29
KR100780226B1 (ko) 2007-11-27
KR20030020385A (ko) 2003-03-08
WO2002006192A1 (en) 2002-01-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2004504282A (ja) α−オレフィン類の製造方法
EP1539659B1 (en) Process for producing alpha-olefins
RU2616602C2 (ru) Способ олигомеризации этилена
RU2339604C2 (ru) Способ получения линейного альфа-олефинового олигомера с использованием теплообменника
KR100926605B1 (ko) 중간-범위 비닐리덴 함량의 폴리이소부틸렌 및 그의 제조
US6555723B2 (en) Continuous manufacturing process for alpha-olefins
EP1252204B1 (en) Process for production of polyolefins
WO2007016996A1 (en) Method for preparing linear alpha-olefins with improved heat removal
EP1546069B1 (en) Process for making a linear alpha-olefin oligomer using a heat exchanger
CN101200404A (zh) 一种乙烯低聚合成短链烯烃的方法
RU2410367C2 (ru) СПОСОБ ПОЛУЧЕНИЯ ЛИНЕЙНЫХ ОЛИГОМЕРОВ α-ОЛЕФИНОВ
JP7502288B2 (ja) クロム補助エチレンオリゴマー化プロセスにおける1-オクテンの生成のための配位子
EP1305271B1 (en) Continuous manufacturing process for alpha-olefins
CN113710631A (zh) 用于在铬辅助的乙烯寡聚化方法中制备1-辛烯的配体
TW202132242A (zh) 寡聚反應器中烯烴寡聚之方法
TW202248184A (zh) 包含回收經預冷之溶劑之步驟之寡聚方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080709

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080709

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110421

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110506

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20111021