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JP2003346798A - 二次電池およびそれを用いた組電池、および二次電池の使用方法 - Google Patents

二次電池およびそれを用いた組電池、および二次電池の使用方法

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Publication number
JP2003346798A
JP2003346798A JP2002150701A JP2002150701A JP2003346798A JP 2003346798 A JP2003346798 A JP 2003346798A JP 2002150701 A JP2002150701 A JP 2002150701A JP 2002150701 A JP2002150701 A JP 2002150701A JP 2003346798 A JP2003346798 A JP 2003346798A
Authority
JP
Japan
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secondary battery
positive electrode
active material
battery
negative electrode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002150701A
Other languages
English (en)
Inventor
Chika Kanbe
千夏 神部
Tatsuji Numata
達治 沼田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2002150701A priority Critical patent/JP2003346798A/ja
Publication of JP2003346798A publication Critical patent/JP2003346798A/ja
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

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  • Secondary Cells (AREA)
  • Battery Mounting, Suspending (AREA)
  • Connection Of Batteries Or Terminals (AREA)
  • Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)
  • Sealing Battery Cases Or Jackets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 サイクル数に伴う容量低下や、高温での安全
性の低下が抑制され、大容量かつ高安全性を実現する二
次電池およびそれを用いた組電池、および二次電池の使
用方法を提供することを目的とする。 【解決手段】 二次電池において、正極活物質として下
記式(I)で示される化合物を用いる。 LiNiMn1−y (I) (ただし、式(I)において、x、y、は、0.9≦x
≦1.1、0.45≦y≦0.55を満たす。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、二次電池およびそ
れを用いた組電池、および二次電池の使用方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】リチウムイオン二次電池をはじめとする
二次電池は、自動車用の電池や電力貯蔵用電池などの用
途において、大型化、大容量化が求められている。その
際、エネルギー密度の高いセルを組電池化し、大容量化
する必要がある。
【0003】リチウムイオン二次電池のエネルギー密度
を高める方法として、電池の動作電位を上昇させること
が有効である。従来のLiCoOやLiNiO、L
iMnOを正極活物質として用いたリチウムイオン二
次電池では、動作電位はいずれも4V級(平均動作電位
=3.6〜3.8V:対リチウム電位)となる。これ
は、CoイオンもしくはMnイオンの酸化還元反応(C
3+←→Co4+、Ni3+←→Ni4+、もしくは
Mn3+←→Mn4+)によって発現電位が規定される
ためである。
【0004】これらの4V級正極活物質のうち、LiC
oOやLiNiOは、層状岩塩構造(α-NaFe
構造)を有しているため、充電時のリチウム離脱に
より、電気陰性度の大きい酸素層が隣接することにな
る。そのため、過充電状態などリチウムの引き抜き量が
多すぎる場合、酸素層間の静電反発力のため構造変化を
起こし発熱する。
【0005】4V級正極活物質のうち、LiCoO
電位平坦性、容量、放電電位、サイクル特性のそれぞれ
が、ある程度良好な特性を示すため、リチウムイオン二
次電池の正極活物質として広く用いられている。しかし
ながら、コバルトは可採埋蔵量が少なく高価な化合物で
ある。またLiNiOはLiCoO以上の容量を有
しているものの、LiCoOよりも酸素脱離温度が低
く安全性確保はより困難な化合物である。
【0006】また、LiNiMn1−y型の化
合物を正極活物質として用いることも研究されているも
のの、従来の報告では、Mn置換量の大きくなるにつれ
層状化が低下したり、容量が低下するという問題があ
り、化合物yの値が小さく高容量で安全性の高い物質を
得ることは困難である。
【0007】一方、LiMnはスピネル構造を有
している。安価なマンガンを原料としており、過充電時
にのみ使用される余分なリチウムをほとんど含んでいな
いためLiCoOと比較し高い安全性を示す。しか
し、エネルギー密度はLiNiO、LiCoOに比
べて小さい。また、LiMn等のスピネル化合物
の場合も、サイクルに伴う容量低下や、高温での結晶構
造の劣化が起こることがある。
【0008】また、これらのリチウムイオン二次電池を
組電池化した際にも、正極活物質の熱安定性が組電池の
安全性に大きく影響を与える。
【0009】さらに、組電池化する際には、巻回型の二
次電池では電極が長く、電極中の抵抗のばらつきは大き
くなり、安全性に影響を与える。
【0010】ここで、ラミネート外装体に収納された構
成を用いることにより、二次電池やそれを用いた組電池
の軽量化や自由な形状が可能となる。しかし、ラミネー
ト型の場合、円筒型と比べて、電池素子にかかる圧力が
低いことなどから、構成材料の熱安定性などの影響を大
きく受ける性質を有する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】こうした状況に鑑み、
本発明は、サイクル数に伴う容量低下や、高温での安全
性の低下が抑制され、大容量かつ高安全性を実現する二
次電池およびそれを用いた組電池、および二次電池の使
用方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、正極、
負極、およびこれらに挟持された電解質を備える二次電
池であって、正極活物質として下記式(I)で表される
化合物を含むことを特徴とする特徴とする二次電池が提
供される。 LiNiMn1−y (I) (ただし、x、yは、0.9≦x≦1.1、0.45≦
y≦0.55を満たす。)
【0013】上記式(I)で示される正極活物質は、安
全性の高いLiCoO以上の容量を有し、かつ容量が
高いが酸素脱離温度が低いLiNiOより安全性が高
い化合物である。
【0014】したがって、上記式(I)で示される化合
物を正極活物質として含むことにより、サイクルに伴う
容量低下や、高温での発煙、発火などの安全性の低下を
抑えつつ、大容量を実現する二次電池が提供される。
【0015】本発明の二次電池において、0.9≦x≦
1.1とすることにより、好ましい電池特性が発揮され
る。さらに、x=1とすることにより、より好ましい電
池特性が発揮される。また、yの値は0.45≦y≦
0.55とすることができる。0.45≦yとすること
により、二次電池の高い容量が確保される。
【0016】本発明の二次電池において、前記式(I)
において、0.5≦y≦0.55とすることができる。
こうすることにより、さらに高い容量が得られる。一
方、y≦0.55とすることにより、電池の安全性が維
持される。
【0017】本発明の二次電池において、前記正極活物
質のD50粒径(メジアン径)を1μm以上100μm
以下とすることができる。D50粒径を1μm以上とす
ることにより、正極活物質の比表面積を適度に小さくす
ることができるため、結着剤の必要量を減少することが
できる。したがって、正極活物質の含量を高めることが
でき、正極の容量密度を増加させることができる。ま
た、D50粒径を100μm以下とすることにより、反
応の均一性が保たれ、スラリー作製の容易さ、安全性な
どが確保される。
【0018】本発明の二次電池において、電池容量を
1.0Ah以上10Ah以下とすることができる。こう
することにより、電池の発火、発煙が抑制され、電池の
安全性を確保することができる。
【0019】本発明の二次電池において、正極活物質と
して前記式(I)で示される化合物に加え、さらにスピ
ネル型リチウムマンガン酸化物を5重量%以上含む構成
とすることができる。5重量%以上とすることにより、
高温における電池の安全性をさらに向上させることがで
きる。また、95重量%以下とすることにより、前記二
次電池のエネルギー密度を高めることができる。さら
に、80重量%以下とすることにより、前記二次電池の
エネルギー密度をより高めることができる。
【0020】本発明の二次電池において、前記スピネル
型リチウムマンガン酸化物は、Li 1+xMn
(0.02≦x≦0.5)とすることができる。
【0021】本発明の二次電池において、電池容量を
1.0Ah以上20Ah以下とすることができる。こう
することにより、電池の発火、発煙が抑制され、安全性
を確保することができる。
【0022】本発明の二次電池において、前記正極およ
び前記負極が矩形であって、前記正極および前記負極の
それぞれについて、一辺に電極端子取付部が設けられ、
下記式(II)を満たす構成とすることができる。 0<B/A≦30 (II) (ただし、Aは矩形である電極の一辺で、電極端子取付
部となる辺の長さ、Bは矩形である電極の一辺で、Aに
垂直方向における活物質領域の最長幅を表す。)
【0023】こうすることにより、電極の抵抗による発
熱が抑制されるため、電池の安全性をさらに高めること
ができる。
【0024】本発明の二次電池は、ラミネート外装体を
有する構成とすることができる。こうすることにより、
二次電池やそれを用いた組電池の軽量化が可能となり、
また二次電池や組電池を自由な形状に容易に構成するこ
とができる。
【0025】本発明によれば、前記二次電池が、前記正
極および前記負極それぞれに設けられた電極端子取付部
を介して複数個組み合わせてなる組電池が提供される。
【0026】本発明に係る組電池は、正極活物質として
前記式(I)で示される化合物を含む。こうすることに
より、組電池エネルギー密度および安全性の高い大型電
池へ展開することができる。したがって、組電池におい
ても電池の発火、発煙が抑制され、電池の安全性を確保
することができる。
【0027】また、発明によれば、二次電池の使用方法
であって、放電深度(DOD)5%以上100%以下の
範囲で使用することを特徴とする二次電池の使用方法が
提供される。こうすることにより、サイクル数に伴う容
量低下が抑制することができる。なお、放電深度(DO
D)は、容量に対する放電した容量の百分率である。
【0028】
【発明の実施の形態】本発明に係る二次電池は、正極、
負極、およびこれらに挟持された電解質とを備える。
【0029】たとえば、本発明に係る二次電池は、リチ
ウム含有金属複合酸化物を正極活物質とした正極と、リ
チウムを吸蔵放出可能な負極活物質を持つ負極を主要成
分とすることができる。正極と負極の間に電気的接続を
起こさないようなセパレータが挟まれ、正極と負極はリ
チウムイオン伝導性の電解液に浸った状態であり、これ
らが外装体の中に密閉された状態となっている。
【0030】図1は、本発明に係る二次電池の斜視図で
あり、図2は図1の電池の電池要素の分解斜視図であ
り、図3は当該電池要素の断面図である。図3に示すよ
うに、セパレータ3で区切られた空間に負極1と正極2
を交互に配置され、それぞれの負極1の末端から延出さ
れた負極集電部7を介して負極端子4が設けられる。同
様に、それぞれの正極2の末端から延出された正極集電
部8を介して正極端子5が設けられている。また、図3
では、負極集電部7と正極集電部8、負極端子4と正極
端子5は互いに反対方向に延出させている。
【0031】また、図5は、本発明に係る二次電池の電
極の積層構造の例を示した断面図である。正極板100
上に正極活物質層102が形成され、正極110を構成
している。また、負極板108上に負極活物質層106
が形成され、負極112を構成している。正極110と
負極112は、電解液に浸漬した状態のセパレータ10
4を介して対向配置されている。
【0032】正極と負極に電圧を印加することにより正
極活物質からリチウムイオンが脱離し、負極活物質にリ
チウムイオンが吸蔵され、充電状態となる。また、正極
と負極の電気的接触を電池外部で起こすことにより、充
電時と逆に、負極活物質からリチウムイオンが放出さ
れ、正極活物質にリチウムイオンが吸蔵されることによ
り、放電が起こる。
【0033】本発明の二次電池は、正極活物質として下
記式(I)で示される化合物を含む。
【0034】LiNiMn1−y (I) (ただし、x、yは、0.9≦x≦1.1、0.45≦
y≦0.55を満たす。)
【0035】式(I)で示される化合物は、LiNiO
やLiCoOに比べ熱的に安定で、安全性に優れて
いる。かつLiCoOと同等のエネルギー密度を有し
ている。
【0036】本発明では、Li原料と、MnおよびLi
原料としてニッケルマンガン酸化物を用いることによ
り、式(I)におけるyの値が0.45≦y≦0.55
と従来の正極活物質より小さい範囲となる化合物を得る
ことができる。
【0037】したがって、式(I)で示される化合物を
積層ラミネート型リチウムイオン二次電池に用いること
により、従来の正極活物質では安全性を確保するのが困
難であった容量領域においても、電池の作製、使用が可
能であるため、エネルギー密度を落とさずに大型電池へ
展開することができる。
【0038】式(I)において、xの値はプロセス上の
変動を伴うが、たとえば0.9≦x≦1.1とすること
ができる。また、x=1とすることにより、さらに優れ
た電池特性が発揮される。また、yの値は0.45≦y
≦0.55とすることができる。0.45≦yとするこ
とにより、二次電池の高い容量が確保される。また、
0.5≦yとすることにより、さらに高い容量が得られ
る。一方、y≦0.55とすることにより、電池の安全
性が維持される。
【0039】本発明において、式(I)で示される化合
物は、たとえば以下のようにして作製することができ
る。
【0040】正極活物質として用いられる式(I)で示
される化合物の作製原料として、Li原料には、Li
CO、LiOH、LiO、LiSOなどを用い
ることができるが、LiCO、LiOHなどが適し
ている。また、MnおよびNi原料には、たとえばMn
とNiの複合酸化物、たとえば(Mn0.5
0. を用いることができる。
【0041】原料の粒径は、できるだけ分散の幅が小さ
いことが望ましい。また、式(I)で示される化合物の
粒径は、原料の粒径に依存する。たとえば出発原料とし
てLiCOと(Mn0.5Ni0.5を用
いる場合、LiCOは、粉砕などの方法によってD
50粒径5μm以下とすることにより、反応の均一性を
より確実なものとすることができる。また、(Mn
0.5Ni0.5は分級などの方法により、D
50粒径を、5μm以上20μm以下とすることによ
り、反応の均一性をより確実なものとすることができ
る。
【0042】こうして粒径が揃えられたLiCO
よび(Mn0.5Ni0.5 を、所定の割合で
混合し、混合紛を空気中または酸素中で、600℃以上
950℃以下で焼成することにより、目的の正極活物質
を得る。焼成温度は、それぞれの元素の拡散させるため
には高温である方が望ましいが、焼成温度が高すぎると
酸素欠損を生じ、電池特性に悪影響がある。このことか
ら、700℃から850℃程度であることが望ましい。
【0043】得られた正極活物質は、たとえば空気分級
機などを用いて、粒径を揃えることができる。たとえ
ば、LiNi0.5Mn0.5を正極活物質として
用いる場合、たとえばLiNi0.5Mn0.5
50粒径を1μm以上とすることができる。こうする
ことにより、正極活物質の比表面積を適度に小さくする
ことができるため、結着剤の必要量を減少することがで
きる。したがって、正極活物質の含量を高めることがで
き、正極の容量密度を増加させることができる。さら
に、D50粒径を5μm以上とすることにより、より一
層正極活物質の含量を高めることができ、正極の容量密
度を増加させることができる。また、得られた正極活物
質の比表面積は3m/g以下であることが望ましく、
好ましくは1m/g以下である。比表面積が大きいほ
ど、結着剤が多く必要であり、正極の容量密度の点で不
利になるからである。
【0044】また、LiNi0.5Mn0.5のD
50粒径を100μm以下とすることができる。こうす
ることにより、反応の均一性が保たれ、スラリー作製の
容易さ、安全性などが確保される。さらに、D50粒径
を20μm以下とすることにより、一層反応の均一性が
より高められ、スラリー作製の容易さ、安全性が向上す
る。
【0045】本発明の正極活物質は、式(I)で示され
る化合物に加え、さらに適宜スピネル型リチウムマンガ
ン酸化物を含むことができる。スピネル型リチウムマン
ガン酸化物は、正極活物質中5重量%以上含むことがで
き、これにより高温における電池の安全性をさらに向上
させることができる。また正極活物質中のスピネル型リ
チウムマンガン酸化物を80重量%以下とすることによ
り、エネルギー密度をより高めることができる。スピネ
ル型リチウムマンガン酸化物として、たとえばLi
1+xMn(0.02≦x≦0.5)などを用い
ることができる。
【0046】なお、本発明の積層ラミネート型リチウム
イオン二次電池用正極活物質において、スラリー調整、
安全性に大きく影響しない範囲内であれば、式(I)で
示す化合物に他の活物質、例えばLiNiOやLiC
oO等を少量混合することができる。
【0047】得られた正極活物質を用いて、以下のよう
にして正極を作製することができる。正極活物質を導電
性付与剤と混合し、結着剤によって集電体上に形成す
る。導電付与剤の例としては、炭素材料の他、導電性酸
化物の粉末などを使用することができる。結着剤として
はポリフッ化ビニリデンなどが用いられる。集電体とし
てはAlなどを主体とする金属薄膜を用いる。
【0048】導電付与剤の添加量は、たとえば1〜10
重量%程度とすることができ、結着剤の添加量は1〜1
0重量%程度とすることができる。活物質重量の割合が
大きい方が重量あたりの容量が大きくなる。導電付与剤
と結着剤の割合が小さすぎると、導電性が保てなくなっ
たり、電極剥離の問題が生じる。
【0049】また、本発明のリチウム二次電池において
用いることのできるセパレータとしては、ポリプロピレ
ン、ポリエチレン等のポリオレフィン、フッ素樹脂等の
多孔性フィルムを用いることができる。
【0050】本発明に係る二次電池に用いられる電解液
としては、プロピレンカーボネート(PC)、エチレン
カーボネート(EC)、ブチレンカーボネート(B
C)、ビニレンカーボネート(VC)等の環状カーボネ
ート類、ジメチルカーボネート(DMC)、ジエチルカ
ーボネート(DEC)、エチルメチルカーボネート(E
MC)、ジプロピルカーボネート(DPC)等の鎖状カ
ーボネート類、ギ酸メチル、酢酸メチル、プロピオン酸
エチル等の脂肪族カルボン酸エステル類、γ−ブチロラ
クトン等のγ−ラクトン類、1,2−エトキシエタン
(DEE)、エトキシメトキシエタン(EME)等の鎖
状エーテル類、テトラヒドロフラン、2−メチルテトラ
ヒドロフラン等の環状エーテル類、ジメチルスルホキシ
ド、1,3−ジオキソラン、ホルムアミド、アセトアミ
ド、ジメチルホルムアミド、ジオキソラン、アセトニト
リル、プロピルニトリル、ニトロメタン、エチルモノグ
ライム、リン酸トリエステル、トリメトキシメタン、ジ
オキソラン誘導体、スルホラン、メチルスルホラン、
1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、3−メチル
−2−オキサゾリジノン、プロピレンカーボネート誘導
体、テトラヒドロフラン誘導体、エチルエーテル、1,
3−プロパンサルトン、アニソール、N−メチルピロリ
ドン、フッ素化カルボン酸エステルなどの非プロトン性
有機溶媒を一種又は二種以上を混合して使用し、これら
の有機溶媒に溶解するリチウム塩を溶解させる。リチウ
ム塩としては、例えばLiPF、LiAsF、Li
AlCl、LiClO、LiBF、LiSb
、LiCFSO、LiCCO 、LiC
(CFSO、LiN(CFSO、Li
N(CSO、LiB10Cl10、低級脂
肪族カルボン酸カルボン酸リチウム、クロロボランリチ
ウム、四フェニルホウ酸リチウム、LiBr、LiI、
LiSCN、LiCl、イミド類などがあげられる。ま
た、電解液に代えてポリマー電解質を用いてもよい。
【0051】電解質としては、LiBF、LiP
、LiClO、LiAsF、LiSbF、L
iCFSO、Li(CFSO)N、LiC
SO、Li(CFSOC、Li(C
SONなどを単独もしくは混合して用いることが
できる。電解質濃度はたとえば0.5mol/l〜1.
5mol/lとすることができる。濃度が高すぎると密
度と粘度が増加することがあり、濃度が低すぎると電気
電導率が低下することがある。
【0052】負極活物質としてはリチウムを吸蔵放出可
能な材料が用いられ、グラファイトまたは非晶質炭素等
の炭素材料、Li金属、Si、Sn、Al、SiO、S
nOなどを単独または混合して用いることができる。
【0053】負極活物質は導電性付与剤と結着剤によっ
て集電体上に形成させる。導電付与剤の例としては、炭
素材料の他、導電性酸化物の粉末などを使用することが
できる。結着剤としてはポリフッカビニリデンなどが用
いられる。集電体としてはAl、Cuなどを主体とする
金属薄膜を用いることができる。
【0054】作製された正極と負極はセパレータによっ
て電気的接触がない状態で対向させる。セパレータとし
てはポリエチレン、ポリプロピレンなどからなる微多孔
質膜を用いることができる。
【0055】その際、たとえば図1、図5に示すような
積層型の構造とすることができる。積層型にすることに
より、巻回型の二次電池よりも電極の長さを短くするこ
とがきるため、電極中の抵抗のばらつきを低減すること
ができる。このため、積層型形状とすることにより、抵
抗のばらつきによる発熱が抑制されるため、大容量の電
池においても安全性を確保することができる。
【0056】ここで、図5においては2組の正極−セパ
レータ−負極積層体114を、セパレータ104を介し
て積層する例を示したが、3組以上の積層体について
も、同様に作製することができる。
【0057】この正極と負極がセパレータを挟んで対向
したものを、外装体に収納する。
【0058】外装体として、たとえばラミネートフィル
ムを用いることができる。図1では、図3の電池要素が
フィルム外装体6に収納されている。外装体にラミネー
トフィルムを用いる場合、セパレータを挟んで対向した
正極、負極を積層型の形態でラミネートパックし、正極
活物質、負極活物質の両方が電解液に接するような状態
となるように電解液に浸す。正極、負極それぞれと電気
的接触を保った電極端子を接続しておき、その電極端子
を電極ケース外部に通ずるように接続しておき、ラミネ
ートパックを密閉して二次電池が完成する。
【0059】また、図1、図2、図3の積層形態では、
正極および負極の電極端子取付部は対向して設けられて
いるが、必要に応じて同じ辺側に設けることもできる
し、隣り合う辺に設けることもできる。
【0060】本実施形態に係る二次電池において、正極
および負極が矩形である場合、正極および負極はそれぞ
れについて、一辺に電極端子取付部、たとえば正極活物
質および負極活物質の未塗布部が設けられ(図4、図
6)、0<B/A≦30 (II)(ただし、Aは
矩形である電極の一辺で、電極端子取付部となる辺の長
さ、Bは矩形である電極の一辺で、Aに垂直方向におけ
る活物質領域の最長幅を表す。)とした場合、電池の安
全性がより確実なものとなる。
【0061】図4は本実施形態の電極の上面図、図6は
正極を例にした場合の電極の斜視図である。図4では、
活物質領域13は集電体上の活物質が塗布された領域で
あり、電極端子取付部15は活物質が塗布されていない
領域である。また、電極端子14は電極端子取付部15
上に取り付けられている。図4中のAは、活物質領域の
幅を表し、Bは活物質領域の長さを表し、Cは電極端子
幅を表す。電極端子幅Cは、電池形態に応じて所定の長
さに設定することができる。また、図6では、電極端子
取付部の一例として、正極活物質未塗布部116が設け
られている。
【0062】ここで、式(II)におけるB/Aの値が
大きいほど、電極板の長さが電極端子取付部に対して大
きくなるため、電極板の抵抗は大きくなる。抵抗値と発
熱量は比例関係にあるため、電極板の抵抗が大きいほど
発熱の原因となり、電池の安全性を低下させる要因にな
る。本実施形態においては、正極活物質に式(I)で示
される化合物を用いることにより、電極が式(II)を
満たす範囲で、電極板の抵抗による発熱が抑制され、電
池の安全性をさらに高めることができる。
【0063】以上のようにして作製された二次電池は、
容量が1.0Ah以上10Ah以下で安全性が確保され
る。特に、正極活物質として、式(I)で示される化合
物およびスピネル型リチウムマンガン酸化物を含む二次
電池電池では、容量が1.0Ah以上20Ah以下で安
全性が確保される。
【0064】また、本発明の二次電池は、放電深度(D
OD)0%以上100%以下の範囲で使用することがで
きる。特に、DOD5%以上100%以下で使用するこ
とにより、充放電サイクルの増加による容量低下を好ま
しく防ぐことができる。
【0065】本発明の二次電池を単電池として、複数の
単電池を接続して所望の電圧、容量の組電池を構成する
ことができる。例えば、正、負極を揃えて積層し接続す
ることによって並列接続による組電池が得られる。ま
た、積層する際に正、負極を交互に接続すれば直列接続
による組電池が得られる。さらに、並列接続と直列接続
を併用して組電池を構成することも可能であり、自由な
レイアウトでかつ空間を有効利用した、直列、並列、直
並列型組電池を得ることができる。
【0066】
【実施例】〔実施例1〕本実施例では、正極活物質にL
iNi0.5Mn0.5を用いた積層ラミネート型
リチウムイオン二次電池を作製し、正極活物質をLiC
oO、LiNiO、LiMnとした場合と電
池特性の比較を行った。
【0067】LiCOと(Mn0.5Ni0.5
を出発原料として、LiNi 0.5Mn0.5
合成した。LiCOは粉砕し、D50粒径が1.
4μmとなったものを用いた。(Mn0.5
0.5(田中化学社製)は分級により、D
50粒径が10μmとなったものを用いた。
【0068】こうして粒径が揃えられたLiCO
よび(Mn0.5Ni0.5 を、[Li]:
[Mn]=1.0:0.5の割合で混合した。
【0069】この混合紛を酸素フローの雰囲気下、75
0℃で焼成し、LiNi0.5Mn 0.5を得た。
次いで、LiNi0.5Mn0.5粒子の中で、粒
径が1μm以下のものを空気分級器により除去した。こ
うして得られたLiNi0. Mn0.5の各種粉
体測定を測定したところ、粉体特性は、比表面積が0.
9m/g、タップ密度が2.39g/ml、真密度が
4.42g/ml、D 粒径が13μm、格子定数が
0.8175nmであった。ここで、真密度は気体置換
法により求め、D50粒径測定にはレーザー回折法を用
い、比表面積はガス吸着法により算出した。また、格子
定数はX線回折により測定した。
【0070】このようにして得られたLiNi0.5
0.5を正極活物質として用いて、積層ラミネー
ト型リチウムイオン二次電池を作製した。
【0071】正極の作製は以下のように行った。LiN
0.5Mn0.5および導電性付与剤を乾式混合
し、バインダーであるポリビニリデンフルオライド(P
VdF)を溶解させたN−メチル―2−ピロリドン(N
MP)中に超音波分散機を用いて均一に分散させ、スラ
リーを作製した。導電性付与剤としては平均粒径4μm
のグラファイト(ロンザジャパン社製)を用い、正極中
の固形分は重量比でLiNi0.5Mn0.5:導
電性付与剤:PVdF=80:10:10となるよう混合
した。得られたスラリーを、厚さ25μmのアルミ金属
箔上に塗布し、100℃〜140℃にてNMPを蒸発さ
せた後、100mm×150mmに切断し、正極シート
とした。
【0072】一方、負極の作製は以下のように行った。
重量比でハードカーボン:PVdF=90:10となる
ように混合し、NMPに分散させた。これを厚さ20μ
mの銅箔上に塗布し、100℃〜140℃にてNMPを
蒸発させた後115mm×155mmに切断し、負極シ
ートとした。
【0073】以上のようにして得られた正極シートおよ
び負極シートを、厚さ25μm、大きさ120mm×1
60mmのポリエチレン多孔膜セパレータを介して積層
した。ここで、10Ahおよび10.5Ahの積層ラミ
ネート型リチウムイオン二次電池二次電池を作製するた
めに、その積層数を変更させた。
【0074】次に、セパレータを介して積層した電極板
の電極端子取付部と、正極リード端子としてアルミニウ
ム板とを一括して超音波溶接した。同様に、負極の電極
端子取付部と、負極リード端子としてニッケル板とを一
括して超音波溶接した。これを、電池素子とした。
【0075】上で得られた電池素子を、電極リード端子
のみがラミネート外装体から突出するようにして、ラミ
ネートフィルムで被い、熱融着によって外装体の周囲三
辺を溶接した。ここで、ラミネートフィルムには、ナイ
ロン/アルミニウム/ポリプロピレンの三層構造を持つ
アルミラミネートフィルムを用いた。
【0076】次に、接合してない残りの一辺から、上記
電池素子に電解液を注液した。電解液は1MのLiPF
を支持塩とし、プロピレンカーボネート(PC)とエ
チレンカーボネート(EC)とジエチルカーボネート
(DEC)の混合溶液を溶媒とした。混合比は体積比で
PC:EC:DEC=20:30:50とした。電解液注
液後、真空中にて外装体を封口し、10Ahおよび1
0.5Ahの積層ラミネート型リチウムイオン二次電池
を得た。
【0077】さらに、上と同様にして、正極活物質にL
iCoO、LiNiO、およびLiMnをそ
れぞれ用いた10Ahおよび10.5Ahの積層ラミネ
ート型二次電池を作製した。
【0078】これらの積層ラミネート型リチウムイオン
二次電池を、160℃のホットボックス試験に供した。
電池温度を3時間で160℃まで昇温した後160℃で
3時間保持し、その後降温した。結果を表1に示す。
【0079】表1より、正極活物質にLiNi0.5
0.5を用いた場合、10Ahの積層ラミネート
型リチウムイオン二次電池では、発煙・発火が認められ
ず、10.5Ahではわずかな蒸気が確認された。一
方、正極活物質にLiCoOまたはLiNiOを用
いた場合、10Ahであっても発煙・発火が認められ
た。またLiMnを正極活物質とした場合は、発
煙・発火は認められなかったものの、重量が他に比べ極
めて重かった。
【0080】従って、LiNi0.5Mn0.5
正極活物質とした積層ラミネート型リチウムイオン二次
電池は軽量で、かつ160℃にて安全に用いられること
が確認され、10Ah以下での使用がより好ましいこと
が確かめられた。
【0081】また、正極活物質にLiNi0.5Mn
0.5を用いた10Ahの積層ラミネート型リチウ
ムイオン二次電池を、60℃で1Cの定電流定電圧試験
に供し、放電深度(DOD)0%〜DOD100%、お
よびDOD5%〜DOD100%でのサイクル特性の評
価を行った。サイクル特性は、10サイクル目の容量を
基準とした。結果を表2に示す。
【0082】表2より、本実施例の正極活物質にLiN
0.5Mn0.5を用いた積層ラミネート型リチ
ウムイオン二次電池二次電池は、DOD0%〜DOD1
00%の使用においても、600サイクル目の容量変化
率が低かった。さらに、上限DODが5%以下で使用を
すれば、信頼性がより一層向上することが確かめられ
た。
【0083】
【表1】
【0084】
【表2】
【0085】〔実施例2〕実施例1と同様の方法によ
り、正極活物質にLiNi0.5Mn0.5を用い
て0.9Ahおよび1.0Ahの積層ラミネート型リチ
ウムイオン二次電池を作製し、得られたセルを4本並列
に接続した組電池を作製した。さらに、比較としてLi
CoO、LiNiO2、LiMnを用いた組電
池を作製した。これらの組電池に対し、釘刺し試験を行
った。釘刺しスピードは5mm/minとした。試験結
果を表3に示す。
【0086】表3より、正極活物質にLiNi0.5
0.5を用いた場合、組電池の容量が3.6A
h、4Ahいずれの場合も発煙・発火が認められず、組
電池とした際の安全が確保されていることが確かめられ
た。これに対し、正極活物質にLiCoOまたはLi
NiOを用いた場合、3.6Ahでは発煙、発火は生
じなかったものの、4Ahではあっても発煙・発火が認
められ、安全性確保が困難であった。またLiMn
を正極活物質とした場合は、発煙・発火は認められな
かったものの、同一容量での組電池の重量が大きかっ
た。
【0087】したがって、本実施例より、正極活物質に
LiNi0.5Mn0.5を用い、特に1.0Ah
以上の積層ラミネート型リチウムイオン二次電池組を組
電池化することにより、LiCoOやLiNiO
用いた場合よりも、より安全に用いることができ、また
LiMnを用いた場合よりも、より高エネルギー
密度の電池が得られることが確かめられた。
【0088】
【表3】
【0089】〔実施例3〕本実施例では、正極活物質に
LiNi0.5Mn0.5およびLi1+xMn
(0.02≦x≦0.5)を用いた積層ラミネート
型リチウムイオン二次電池を作製し、正極活物質にLi
Ni0.5Mn0.5のみを用いた場合との電池特
性の比較を行った。
【0090】LiNi0.5Mn0.5は、実施例
1と同様の方法により調製した。LiNi0.5Mn
0.5、Li1+xMn、および導電性付与
剤を乾式混合した。これを、バインダーであるPVdF
を溶解させたN―メチル―2−ピロリドン(NMP)中
に超音波分散機を用いて均一に分散させ、スラリーを作
製した。導電性付与剤としては平均粒径4μmのグラフ
ァイト(ロンザジャパン社製)を用いた。正極中の固形
分は、重量比でLiNi0.5Mn0.5:Li
1+xMn:導電性付与剤:PVdF=(100
−α)×80:α×80:10:10となるよう混合し
た。得られたスラリーを、厚さ25μmのアルミ金属箔
上に塗布し、100℃〜140℃にてNMPを蒸発させ
た後、100mm×150mmに切断し、正極シートと
した。
【0091】負極の作製は実施例1と同様に行い、負極
シートを得た。
【0092】以上のようにして得られた正極シートおよ
び負極シートを、厚さ25μm、大きさ120mm×1
60mmのポリエチレン多孔膜セパレータを介して積層
し、その積層数を変更させることにより、実施例1と同
様にして20Ahの積層ラミネート型リチウムイオン二
次電池を得た。ここで、電解液は実施例1と同様、1M
のLiPFを支持塩とし、プロピレンカーボネート
(PC)とエチレンカーボネート(EC)とジエチルカ
ーボネート(DEC)の混合溶液を溶媒とした。混合比
は体積比でPC:EC:DEC=20:30:50とし
た。
【0093】また、正極活物質にLiNi0.5Mn
0.5のみを用いた20Ahの積層ラミネート型リ
チウムイオン二次電池を上と同様にして作製した。
【0094】これらの二次電池セルを、160℃のホッ
トボックス試験に供した。電池温度を3時間で160℃
まで昇温した後160℃で3時間保持し、その後降温し
た。結果を表4に示す。
【0095】表4より、正極活物質にLi1+xMn
を5%以上混合することにより、20Ahの電池容
量であっても発煙・発火が認められず、より安全に用い
ることができることが確かめられた。また、Li1+x
Mnの混合量を80%以下とすることにより、よ
り高いエネルギー密度の二次電池が得られることが確か
められた。
【0096】
【表4】
【0097】〔実施例4〕本実施例においては、正極活
物質にLiNi0.5Mn0.5を用いた。正極お
よび負極に、正極、負極を長方形の板状の電極とし、正
極、負極それぞれについて、電極端子取付部として活物
質の未塗布部を設け、電極端子取付部となる辺の長さ
と、これに垂直な辺の長さとの比を変化させた際の電池
特性の評価を行った。
【0098】実施例1と同様に、正極を作製した。Li
Ni0.5Mn0.5および導電性付与剤を乾式混
合し、バインダーであるポリビニリデンフルオライド
(PVdF)を溶解させたN−メチル―2−ピロリドン
(NMP)中に超音波装置を用いて均一に分散させ、ス
ラリーを作製した。導電性付与剤としては平均粒径4μ
mのグラファイト(ロンザジャパン社製)を用い、正極
中の固形分は重量比でLiNi0.5Mn0.5
導電性付与剤:PVdF=80:10:10となるよう混
合した。得られたスラリーを、厚さ25μmのアルミ金
属箔上に塗布し、100℃〜140℃にてNMPを蒸発
させた。
【0099】得られた正極は、(辺A(5mm))×
(辺B(150mm))に切断し、正極シートとした。
ここで、辺Aには電極端子取付部として、正極活物質の
未塗布部を設けた(図6)。
【0100】負極の作製も、実施例1と同様以下のよう
に行った。重量比でハードカーボン:PVdF=90:
10となるように混合し、NMPに分散させた。これを
厚さ20μmの銅箔上に塗布し、100℃〜140℃に
てNMPを蒸発させた。
【0101】得られた負極は、(辺A(6mm))×
(辺B(152mm))に切断し、負極シートとした。
正極同様、辺Aには電極端子取付部として、負正極活物
質の未塗布部を設けた。
【0102】以上のようにして得られた正極シートおよ
び負極シートを、厚さ25μm、大きさ8mm×155
mmのポリエチレン多孔膜セパレータを介して積層し、
その積層数を変更させることにより、実施例1と同様に
して2.0Ahの積層ラミネート型リチウムイオン二次
電池を作製した。ここで、電解液は実施例1同様、1M
のLiPFを支持塩とし、プロピレンカーボネート
(PC)とエチレンカーボネート(EC)とジエチルカ
ーボネート(DEC)の混合溶液を溶媒とした。混合比
は体積比でPC:EC:DEC=20:30:50とし
た。
【0103】また、同様にして、正極活物質にLiNi
0.5Mn0.5を用い、電極シートの大きさが異
なる2.0Ahの積層ラミネート型リチウムイオン二次
電池を作製した。ここで、正極および負極の電極シート
はそれぞれ、(辺A(5mm))×(辺B(160m
m))および(辺A(6mm))×(辺B(164m
m))に切断した。正極、負極とも辺Aには電極端子取
付部として、活物質の未塗布部を設けた。また、ポリエ
チレン多孔膜セパレータの大きさは、8mm×166m
mとした。
【0104】さらに、同様にして、正極活物質にLiC
oOを用いた2.0Ahの積層ラミネート型リチウム
イオン二次電池を作製した。ここで、正極および負極の
電極シートはそれぞれ、(辺A(5mm))×(辺B
(150mm))および(辺A(6mm))×(辺B
(152mm))に切断した。正極、負極とも辺Aには
電極端子取付部として、活物質の未塗布部を設けた。ま
た、ポリエチレン多孔膜セパレータの大きさは、8mm
×155mmとした。
【0105】これらの二次電池の過充電試験を行った。
セル過充電条件は12V―3Cとした。結果を表5に示
す。
【0106】表5より、正極活物質にLiNi0.5
0.5を用い、電極端子取付部となる辺Aと、こ
れに垂直な辺Bとの長さとした際に 0<B/A≦30 (II) とした場合は、過充電時の発煙・発火が生じなかった。
【0107】したがって、本実施例において、正極活物
質にLiNi0.5Mn0.5を用い、式(II)
で示される電極形状を採用することにより、より安全に
用いることができる二次電池が提供されることが確かめ
られた。
【0108】以上の実施例より、本発明に係る正極活物
質にLiNi0.5Mn0.5を用いた積層ラミネ
ート型リチウムイオン二次電池およびそれを用いた組電
池は、安全性が高く、かつエネルギー密度が高いことが
明らかになった。
【0109】
【表5】
【0110】
【発明の効果】本発明によれば、サイクル数に伴う容量
低下や、高温での安全性の低下が抑制され、大容量かつ
高安全性を実現する二次電池およびそれを用いた組電
池、および二次電池の使用方法が実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の積層ラミネート型リチウムイオン二次
電池の斜視図である。
【図2】本発明の積層ラミネート型リチウムイオン二次
電池の電池要素の分解斜視図である。
【図3】本発明のフィルム外装電池の電池要素の断面図
である。
【図4】本発明の二次電池の正極または負極と電極端子
との寸法比を説明するための上面図である。
【図5】本発明に係る二次電池の電極の積層構造を模式
的に示す断面図である。
【図6】本発明に係る二次電池の正極を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 負極 2 正極 3 セパレータ 4 負極端子 5 正極端子 6 フィルム外装体 7 負極集電部 8 正極集電部 13 活物質領域 14 電極端子 15 電極端子取付部 100 正極板 102 正極活物質層 104 セパレータ 106 負極活物質層 108 負極板 110 正極 112 負極 114 正極−セパレータ−負極積層体 116 正極活物質未塗布部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01M 10/40 H01M 10/40 Z 5H050 10/44 10/44 Z Fターム(参考) 5H011 AA13 BB04 CC02 CC06 CC10 EE04 5H022 AA09 AA19 CC02 CC16 5H029 AJ05 AJ12 AK03 AL02 AL06 AL07 AL11 AL12 AM03 AM04 AM05 AM07 BJ04 BJ12 DJ02 DJ05 DJ17 EJ01 EJ12 HJ02 HJ04 HJ05 HJ19 5H030 AA06 AA10 AS03 AS08 BB21 FF41 5H040 AS01 AS06 AS07 AT04 AY01 DD03 DD05 5H050 AA07 AA15 BA16 BA17 CA08 CA09 CB02 CB08 CB11 CB12 FA02 FA19 HA01 HA02 HA05 HA19

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正極、負極、およびこれらに挟持された
    電解質を備える二次電池であって、正極活物質として下
    記式(I)で表される化合物を含むことを特徴とする特
    徴とする二次電池。 LiNiMn1−y (I) (ただし、x、yは、0.9≦x≦1.1、0.45≦
    y≦0.55を満たす。)
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の二次電池において、前
    記式(I)において、0.5≦y≦0.55であること
    を特徴とする二次電池。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の二次電池にお
    いて、前記正極活物質が粒子の形態であって、そのメジ
    アン径(D50粒径)が1μm以上100μm以下であ
    ることを特徴とする二次電池。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3いずれかに記載の二次電
    池において、電池容量が1.0Ah以上10Ah以下で
    あることを特徴とする二次電池。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4いずれかに記載の二次電
    池において、正極活物質として前記式(I)で示される
    化合物に加え、さらにスピネル型リチウムマンガン酸化
    物を含み、前記正極活物質全体に対する前記スピネル型
    リチウムマンガン酸化物の含有量が5重量%以上である
    ことを特徴とする二次電池。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の二次電池において、前
    記正極活物質全体に対する前記スピネル型リチウムマン
    ガン酸化物の含有率が5重量%以上95重量%以下であ
    ることを特徴とする二次電池。
  7. 【請求項7】 請求項5または6に記載の二次電池にお
    いて、前記スピネル型リチウムマンガン酸化物がLi
    1+xMn(0.02≦x≦0.5)であること
    を特徴とする二次電池。
  8. 【請求項8】 請求項5乃至7いずれかに記載の二次電
    池において、電池容量が1.0Ah以上20Ah以下で
    あることを特徴とする二次電池。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至8いずれかに記載の二次電
    池において、前記正極および前記負極が矩形であって、
    前記正極および前記負極のそれぞれについて、一辺に電
    極端子取付部が設けられ、下記式(II)を満たすこと
    を特徴とする二次電池。 0<B/A≦30 (II) (ただし、Aは矩形である電極の一辺で、電極端子取付
    部となる辺の長さ、Bは矩形である電極の一辺で、Aに
    垂直方向における活物質領域の最長幅を表す。)
  10. 【請求項10】 請求項1乃至9いずれかに記載の二次
    電池において、ラミネート外装体を有することを特徴と
    する二次電池。
  11. 【請求項11】 請求項1乃至10いずれかに記載の二
    次電池が、前記正極および前記負極それぞれに設けられ
    た電極端子取付部を介して複数個組み合わせてなる組電
    池。
  12. 【請求項12】 請求項1乃至10いずれかに記載の二
    次電池の使用方法であって、放電深度5%以上〜放電深
    度100%以下の範囲で使用することを特徴とする二次
    電池の使用方法。
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