JP2003263740A - 記録状態検出指数の算出方法並びにこれを用いた光ディスク記録方法及び光ディスク記録装置 - Google Patents
記録状態検出指数の算出方法並びにこれを用いた光ディスク記録方法及び光ディスク記録装置Info
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Abstract
対しても、温度変動等に対する安定性及び記録状態の検
出感度を向上させた記録状態検出指数を得ることによ
り、記録状態変動に対する追従性能を向上させる。 【解決手段】 記録時ピット反射光レベルSpと、記録
時スペース反射光レベルSsとを検出する。そして、こ
れらの検出値Sp,Ssに、記録時に半導体レーザ素子
からのレーザ光が光ヘッドの対物レンズから出射される
記録パワーPw1と係数nとを加え、Rm=Sp/Ss
/Pw1nによって光ディスクの記録状態を検出する指
数Rmを求める。係数nは、光ディスクや光ディスク装
置の種類毎に、再生波形の非対称性の変動が小さくなる
ように予め最適化したものを用いる。そして、この記録
状態検出指数Rmに基づいて、記録パワーPw1を制御
する。
Description
報記録時に光ディスクの記録状態を検出する指数を求め
る記録状態検出指数の算出方法、並びにこれを用いた光
ディスク記録方法及び光ディスク記録装置に関する。
として、記録波形を再生したRF波形の非対称性を示す
「アシンメトリ」と「β」とがある。
ように、DC結合されたHF信号の3T,11Tのラン
ドレベル及びピットレベルをそれぞれI3L,I3p,
I11L,I11pで表すと、次式で求められる。
小さくなり、記録パワーを下げるとアシンメトリの値は
大きくなる。図8(1)と図8(2)とのHF波形を比
べると、図8(1)の方が、記録パワーが高いのでアシ
ンメトリの値が小さい。
に、AC結合されたHF波形のAC−GNDをゼロレベ
ルとした場合のHF波形エンベロープのランド側レベル
とピット側レベルとをそれぞれA1,A2と表すと、次
式で求められる。
るとβの値は大きくなり、記録パワーを下げるとβの値
は小さくなる。よって、図8(1)のHF波形と図8
(2)のHF波形とでは、アシンメトリの値とは逆に、
記録パワーの高い(1)の波形の方がβの値は大きい。
図9に示すような関係がある。一般に、βが大きすぎた
り小さすぎたりすると、ジッタが悪化する。許されるジ
ッタ値以下のβ(アシンメトリ)の幅を、一般にパワー
マージンと呼ぶ。このパワーマージンは光ディスクの種
類によって様々であるが、特にパワーマージンが狭い光
ディスクに記録する場合に、β(アシンメトリ)の変動
が大きな問題となる。そのため、光ディスク全面におい
て均一なβ(アシンメトリ)の記録状態になることが要
求される。近年進められている高倍速記録化の場合は、
更にパワーマージンが狭くなる傾向があるため、光ディ
スク全面において均一なβ(アシンメトリ)がより一層
要求される。
のCLV(constant linear velocity)記録方法は、光
ディスクの所定の試し書き領域(Power Calibration Ar
ea、以下「PCA」という。)において、予め最適記録
パワーを校正するための動作(Optimum Power Calibrat
ion、以下「OPC」という。)を行い、このOPCで
求めた最適記録パワーに固定してデータ記録領域への実
記録動作を行う。しかし、以下にあげるような原因によ
り、OPCで求めた最適パワーで記録しているにもかか
わらず、光ディスクの記録状態が最適ではなくなる、と
いう問題が起こる。
の、機械的な傾きのズレの面内変化。例えば、ラジアル
SKEWの面内変化、ディスク反りなど。 3)OPC時と実記録時との温度変化による光ディスク
の特性の変化。 4)OPC時と実記録時との温度変化による、半導体レ
ーザ素子の波長変化による記録特性の変化。
に様々な方法で記録状態を検出し、これに基づいて記録
パワーを補正し、OPC時の記録状態を維持する動作
(これを一般に「ランニングOPC」と呼ぶ。)を行う
場合がある。
000−215454号公報(以下「第一従来例」とい
う。)、特開平9‐270128号公報(以下「第二従
来例」という。)、及び特開平9―91705号公報
(以下「第三従来例」という。)に開示された技術が知
られている。
ルのPEAK値(以下、「PEAK値」という。)と、
記録時ピット反射光後半のサンプリングホールドレベル
(上記公報では「B値」と呼んでいる。)とから、次の
演算式により記録状態を検出し記録パワーを補正する。
上記の方法で測定し、これを記録状態検出指数の目標値
とし、データ記録領域への記録時に測定する記録状態検
出指数が目標値になるように記録パワーを制御する。
ルのPEAK値(上記公報では「Am」と呼んでい
る。)と、記録時ピット反射光後半のサンプリングホー
ルドレベル(上記公報では「Bm」と呼んでいる)とか
ら、次の演算式により記録状態を検出し記録パワーを補
正する。
ルと記録パワーとから、次の演算式により記録状態を検
出し、記録パワーを補正する。
に記録状態検出指数を上記の方法で測定し、これを記録
状態検出指数の目標値とし、以降の記録時に測定する記
録状態検出指数が目標値になるように記録パワーを制御
する。
至第三従来例では、次のような問題があった。
た。式(22)に含まれるPEAK値は、反射光検出回
路の周波数特性の影響が大きく、温度変化等によっても
その周波数特性が変化するため、安定した測定が困難で
ある。また、周波数特性や飽和による検出誤差の補正を
考慮していない。更に、当然のことながら、ピークホー
ルド回路が必要であるため、回路コストが高価になる。
更にまた、式(22)のみで得られる記録状態検出指数
に基づいて記録パワーを制御するランニングOPC方法
では、光ディスクの種類によっては、様々な要因によっ
て記録状態変動に対する十分な追従性能が得られない場
合がある。
た。式(23)中の「N」は、実験により求めた値であ
り、光ディスクの種類別に値を設定しておく必要があ
る。そのため、多種の光ディスクに対応するのに手間が
かかるとともに、光ディスク装置の一台ごとの差によっ
ても「N」の最適値がばらつく。式(23)のみで得ら
れる記録状態検出指数に基づいて記録パワーを制御する
ランニングOPC方法では、光ディスクの種類によって
は、様々な要因によって記録状態変動に対する十分な追
従性能が得られない場合がある。また、第一従来例と同
様に、測定困難な記録時ピット反射光レベル(PEA
K)を演算パラメータに使用している、という問題があ
る。
題となる「PEAK値」を演算パラメータに使用しな
い。しかし、式(24)で求める記録状態検出指数は、
光ディスクの種類によっては、様々な要因によって記録
状態変動に対する十分な追従性能が得られない場合があ
る。また、光ディスクによっては、逆にランニングOP
Cが効きすぎるということが起こる。理想は変動量0%
である。
て記録状態変動に対する追従性をより向上させた技術
を、既に特許出願している(特願2001−18260
号[未公開]、以下「第四従来例」という。)この第四
従来例では、光ディスクへの情報記録時に当該光ディス
クの記録状態を検出する指数Rmを求める際に、ピット
部を生成するパワーPw1で照射したレーザ光の反射光
強度の安定した部分を光強度レベルSpとして検出し、
ピット部を生成しないパワーで照射したレーザ光のスペ
ース部からの反射光強度を光強度レベルSsとして検出
し、次式 Rm=Sp/Ss/Pw12 ・・・(25) によって指数Rmを求める。
したレーザ光の反射光強度のPEAK値を用いないの
で、温度変動等に影響されない安定した記録状態検出指
数が得られる。これに加え、パワーPw12を用いるこ
とにより、記録パワーに対する変化量を大きくできるの
で、記録状態の検出感度を向上させた記録状態検出指数
が得られる。
=2」の場合に相当する。しかしこの方法でも、光ディ
スクや光ディスク装置の種類によっては、様々な要因に
より記録状態変動に対する十分な追従性能が得られない
場合がある。つまり、最近では多種の光ディスクや光デ
ィスク装置があるので、一つの演算式ではそれらの光デ
ィスクや光ディスク装置に対応しきれないのである。
光ディスクや光ディスク装置に対しても、温度変動等に
対する安定性及び記録状態の検出感度を向上させた記録
状態検出指数を得るための記録状態検出指数の算出方
法、並びにこれを用いた光ディスク記録方法及び光ディ
スク記録装置を提供することにある。
は、光ディスクへの情報記録時に、当該光ディスクの記
録状態を検出する指数Rmを求めるものである。
たレーザ光の反射光強度の安定した部分を光強度レベル
Spとして検出し、ピット部を生成しないパワーで照射
したレーザ光のスペース部からの反射光強度を光強度レ
ベルSsとして検出し、これに係数n(n=2を除
く。)を加え、次式Rm=Sp/Ss/Pw1n…
(1)によって前記指数Rmを求める(請求項1)。
たレーザ光の反射光強度の安定した部分を光強度レベル
Spとして検出し、これに係数n及び記録領域で予め測
定した反射率Refを加え、次式Rm=Sp/Ref/
Pw1n…(2)によって前記指数Rmを求める(請求
項2)。
たレーザ光の反射光強度が安定した部分を光強度レベル
Spとして検出し、これに係数n(n=2を除く。)を
加え、次式Rm=Sp/Pw1n…(3)によって前記
指数Rmを求める(請求項3)。
たレーザ光の反射光強度のうち、ピーク部分を光強度レ
ベルSpk、安定した部分を光強度レベルSpとして検
出し、これに係数n及び前記光強度レベルSpkの補正
係数aを加え、次式Rm=Spk×a×n−Sp…
(4)によって前記指数Rmを求める(請求項4)。
たレーザ光の反射光強度のうち、ピーク部分を光強度レ
ベルSpk、安定した部分を光強度レベルSpとして検
出し、これに係数n及び前記光強度レベルSpkの補正
係数aを加え、次式Rm=(Spk×a×n−Sp)×
Pw1…(5)によって前記指数Rmを求める(請求項
5)。
たレーザ光の反射光強度のうち、ピーク部分を光強度レ
ベルSpk、安定した部分を光強度レベルSpとして検
出し、ピット部を生成しないパワーで照射したレーザ光
のスペース部からの反射光強度を光強度レベルSsとし
て検出し、これに係数n及び前記光強度レベルSpkの
補正係数aを加え、次式Rm=(Spk×a×n−S
p)/Ss…(6)によって前記指数Rmを求める(請
求項6)。
法において、ピット部を生成しないパワーで照射したレ
ーザ光のスペース部からの反射光強度を光強度レベルS
sとして検出し、これに前記パワーPw1、記録時の再
生パワーPr1及び前記光強度レベルSpkの補正係数
aを加え、次式Spk=Ss/Pr1×Pw1又はSp
k×a=Ss/Pr1×Pw1…(7)によって前記光
強度レベルSpkを求める(請求項7)。
法において、CAV記録における記録線速度変化による
記録パワー変化率をRpとした場合、前記式(1)乃至
式(7)のいずれかにおいて、前記Spを含むときはこ
れに代えてSp/Rpとし、前記Pw1を含むときはこ
れに代えてPw1/Rpとした(請求項8)。
トラテジが同一である場合、記録線速度(記録線速度
比、記録速度等を含む。)をLv、この記録線速度Lv
の関数をf(Lv)としたとき、次式Rp=f(Lv)
…(15)によって前記記録パワー変化率Rpを求める
(請求項9)。
トラテジが同一である場合、前記記録パワー変化率Rp
の比例係数をb、記録線速度(記録線速度比、記録速度
等を含む。)をLvとしたとき、次式Rp=b×√Lv
…(16)によって前記記録パワー変化率Rpを求める
(請求項10)。
録ストラテジが変化する場合、前記記録パワー変化率R
pの比例係数をb、記録線速度(記録線速度比、記録速
度等を含む。)をLv、当該記録ストラテジによる記録
パワー変化率をRpsとしたとき、次式Rp=b×√L
v×Rps…(17)によって前記記録パワー変化率R
pを求める(請求項11)。
法において、前記nがn=m/l(ただしm,lは整
数)と表せる場合、前記式(1)乃至式(3)のいずれ
かにおいて、両辺をl乗し、その右辺を前記指数Rmと
する(請求項12)。
方法において、前記光ディスクの少なくとも1周分につ
いて前記指数Rmを求め、更にこれらの指数Rmの平均
値を求め、その平均値を真の指数Rmとする(請求項1
3)。
方法において、前記光ディスクの少なくとも1周分につ
いて前記指数Rmを算出するためのパラメータを検出
し、更にこれらのパラメータの平均値を求め、これらの
平均値を用いて前記指数Rmを算出する(請求項1
4)。
方法において、前記係数nは、光ディスクの種類毎若し
くは光ディスク装置の種類毎に、又は光ディスクの一枚
毎若しくは光ディスク装置の一台毎に、再生波形の非対
称性の変動が小さくなるように予め最適化した値である
(請求項15、16)。
明に係る算出方法を用いて情報記録時に前記指数Rmを
測定し、当該指数Rmとその目標値との差が最小になる
ように前記パワーPw1を制御する(請求項17)。
いて、本発明に係る算出方法を用いてOPC時に前記指
数Rmを測定し、当該指数Rmを前記目標値とする(請
求項18)。
いて、本発明に係る算出方法を用いて、PCAに最適記
録パワーで試し書きする際に前記指数Rmを測定し、当
該指数Rmを前記目標値とする(請求項19)。
いて、本発明に係る算出方法を用いてデータ領域実記録
開始直後に前記指数Rmを測定し、当該指数Rmを前記
目標値とする(請求項20)。
ィスクへの情報記録時に当該光ディスクの記録状態を検
出する指数Rmを求め、当該指数Rmとその目標値との
差が最小になるように、ピット部を生成するパワーPw
1を制御するものである。そして、本発明に係る算出方
法を用いて当該指数Rmを求める手段と、当該指数Rm
とその目標値との差が最小になるように前記パワーPw
1を制御する手段とを備えている(請求項21)。
いて、OPC時に前記指数Rmを測定し、当該指数Rm
を前記目標値とする(請求項22)
いて、PCAに最適記録パワーで試し書きする際に前記
指数Rmを測定し、当該指数Rmを前記目標値とする
(請求項23)。
いて、データ領域実記録開始直後に前記指数Rmを測定
し、当該指数Rmを前記目標値とする(請求項24)。
する。 1.記録状態検出指数を、請求項1乃至16記載のいず
れかの方法で求める。 2.記録状態検出指数の目標値を、OPC時に請求項1
乃至16記載のいずれかの方法で求める。 3.記録状態検出指数目標値を、PCAで最適記録パワ
ーで試し書きする際に請求項1乃至16記載のいずれか
の方法で求める。 4.記録状態検出指数目標値を、データ領域実記録開始
直後に請求項1乃至16記載のいずれかで求める方法。 5.記録状態検出指数を算出する式の分母に、「記録パ
ワー^n」を使用する。「^」は累乗を示す記号であ
る。 6.記録時に常に(又は一定間隔若しくは時々)記録状
態検出指数を測定し、これと目標値との差が最小になる
ように記録パワーを制御する。 7.記録状態検出指数を、光ディスク回転の少なくとも
一周分以上測定して平均した値を使用する。 8.記録状態検出指数を算出するためのパラメータ測定
を、光ディスク回転の少なくとも1周分以上測定して平
均した値を使用して、記録状態検出指数を演算する。 9.記録状態検出指数を算出する式中のランニングOP
C感度係数nの値により、ランニングOPCの効き具合
を微調整する。 10.光ディスク装置や光ディスクに合わせて、記録状
態検出指数の計算式を最適に設定する。 11.CAV記録の場合のランニングOPC方法に適用
する。 12.記録状態検出指数を算出する式中のべき乗計算の
n(ランニングOPC感度係数)が整数ではない場合
に、その式を整数のべき乗計算に変形して、計算を簡単
にする。
出指数の算出方法の一実施形態を示す説明図である。以
下、この図面に基づき説明する。
法を提案するものである。光ディスクに情報記録を行う
際に、記録状態を何らかの手段により検出しながら記録
パワーを制御して記録状態を制御することを「ランニン
グOPC」という。以下に、このランニングOPCにお
ける制御のための記録状態検出指数を求める演算式を提
案する。
うちピット生成記録パワー照射時の反射光レベルが安定
した後半部分をサンプルホールドしたレベル(以下、
「記録時ピット反射光レベルSp」という。)と、記録
時の光ディスクからの反射光のうちピット生成しない再
生パワー照射時のスペース部反射光をサンプルホールド
したレベル(以下、「記録時スペース反射光レベルS
s」という。)とを検出する。そして、これらの検出値
Sp,Ssと、記録時に半導体レーザ素子からのレーザ
光が光ヘッドの対物レンズから出射される記録パワーP
w1と、ランニングOPC感度係数nとから、次式によ
って光ディスクの記録状態を検出する指数を求める。 Rm=Sp/Ss/Pw1n ・・・(1) Rm:記録状態検出指数 Sp:記録時ピット反射光レベル Ss:記録時スペース反射光レベル Pw1:記録パワー n:ランニングOPC感度係数 この記録状態検出指数Rmに基づいて、記録パワーを制
御する。
係数nの値を変化させることにより、ランニングOPC
の効き具合を微妙に制御することが可能である。例えば
図2に示すグラフは、ある光ディスクにおいて式(1)
のランニングOPC感度係数nを1,1.5,2,3と
してランニングOPCを行った場合と、ランニングOP
Cを行わない場合との五通りの記録について、記録波形
のアシンメトリ(β値)を測定したものである。このグ
ラフによれば、ランニングOPC感度係数nの値を大き
くすると、ランニングOPCの感度が低くなることによ
り、ランニングOPCの効きが悪くなるので、ランニン
グOPC=OFFの記録状態変動に近くなる。逆に、ラ
ンニングOPC感度係数nの値を小さくすると、ランニ
ングOPCの感度が高くなることにより、ランニングO
PCの効きが良くなる。しかし、n<2になると、ラン
ニングOPCが効き過ぎて、記録状態変動がランニング
OPC=OFFの場合と比べて逆方向に変動してしまっ
ている。つまり、図2の測定に使用した光ディスク及び
動作環境では、記録状態変動の少なさに関してn≒2が
適切であると言える。このように、ランニングOPC感
度係数nの値を調整することで各種の光ディスクや光デ
ィスク装置等の環境に合った最適なランニングOPCを
設定することが可能である。また、量産を考えた場合に
は、光ディスク装置一台ごとのバラツキが一番少なくな
るようなランニングOPCに設定することも可能であ
る。
ベルSsは、記録時のピットを形成しない再生パワー照
射時の反射光レベルであるので、記録時の再生パワーが
安定していなければ記録時スペース反射光Ssを正確に
測定できない。よって、記録時の再生パワーが不安定な
場合には誤差を生じやすいため、式(2)のように、記
録時スペース反射光レベルSsの代わりに、記録領域に
おいて予め測定した反射率Refを使用することも可能
である。 Rm=Sp/Ref/Pw1n ・・・(2) Rm:記録状態検出指数 Sp:記録時ピット反射光レベル Ref:記録領域反射率 Pw1:記録パワー n:ランニングOPC感度係数
場合は、OPC用テストエリアも含めて、予め光ディス
ク未記録エリアの数カ所において反射率を測定して光デ
ィスクの未記録面全体の反射率カーブを測定しておく必
要がある。又は簡略化して、記録状態検出指数の目標値
を取得するべき領域(例えばOPCを行うテストエリ
ア)と記録開始領域との反射率のみを採用するという考
えであれば、記録状態検出指数の目標値を取得するべき
領域(例えばテストエリア)及び記録開始領域のみの反
射率を測定して記録状態検出指数の計算に使用するとい
う方法も可能である。
にならないレベルすなわち無視できるのであれば、回路
や計算式や動作の簡略化のために、記録時スペース反射
光レベルを使用しない式(3)によって記録状態検出指
数Rmを求める方法も可能である。 Rm=Sp/Pw1n ・・・(3) Rm:記録状態検出指数 Sp:記録時ピット反射光レベル Pw1:記録パワー n:ランニングOPC感度係数
録時ピット反射光ピークレベルSpk(図1参照)を検
出する機能を有していれば、これら検出値(Sp、S
s、Spk)と、記録時に半導体レーザ素子からのレー
ザ光が光ヘッドの対物レンズから出射される記録パワー
Pw1とから、式(4)によって光ディスクの記録状態
を検出する方法も可能である。ここで、記録時ピット反
射光ピークレベルSpkとは、記録時の光ディスクから
の反射光に含まれるピット生成記録パワー照射時の反射
光レベルのうち、ピット生成記録パワー照射直後のレベ
ル、つまりピット生成記録パワー照射時反射信号の先頭
のレベルの高い部分をピークホールドしたレベル、又は
ピット生成記録パワー照射時反射信号のレベルの高い先
頭部分付近をサンプルホールドしたレベルのことをい
う。 Rm=Spk×a×n−Sp ・・・(4) Rm:記録状態検出指数 Spk:記録時ピット反射光ピークレベル a:記録時ピット反射光ピークレベル補正係数 n:ランニングOPC感度係数 Sp:記録時ピット反射光レベル
ベルSpkと記録時ピット反射光レベルSpとの差分が
光ディスクに吸収されたエネルギ相当である、という考
え方に基づいている。しかし、記録時ピット反射光ピー
クレベルSpkは、回路特性の制限等により正確な測定
が非常に困難である。そのため、予め求めた実験値から
補正係数aを求め、記録時ピット反射光ピークレベルS
pkに補正係数aを掛けて補正するとなお良い。また、
この場合も、ランニングOPC感度係数nの値を調整す
ることでランニングOPC感度を調整することが可能で
ある。
た式(5)で計算することで、より正確に光ディスク吸
収エネルギ相当値を算出することが可能となる。 Rm=(Spk×a×n−Sp)×Pw1 ・・・(5) Rm:記録状態検出指数 Spk:記録時ピット反射光ピークレベル a:記録時ピット反射光ピークレベル補正係数 n:ランニングOPC感度変数 Sp:記録時ピット反射光レベル Pw1:記録パワー
も同等の効果が期待できる。 Rm=(Spk×a×n−Sp)/Ss ・・・(6) Rm:記録状態検出指数 Spk:記録時ピット反射光ピークレベル a:記録時ピット反射光ピークレベル補正係数 n:ランニングOPC感度変数 Sp:記録時ピット反射光レベル Ss:記録時スペース反射光レベル
時ピット反射光ピークレベルSpkを測定しなければな
らない。しかし、記録時ピット反射光ピークレベルSp
kは、正確かつ安定な測定が非常に困難である。そこ
で、記録時ピット反射光ピークレベルSpkを測定しな
くても式(7)を使用すれば、記録時スペース反射光レ
ベルSsと記録時再生パワーPr1と記録パワーPw1
とから、記録時ピット反射光ピークレベルSpkを算出
することが可能である。 Spk=Ss/Pr1×Pw1 又は Spk×a=Ss/Pr1×Pw1 ・・・(7) Spk:記録時ピット反射光ピークレベル a:記録時ピット反射光ピークレベル補正係数 Ss:記録時スペース反射光レベル Pr1:記録時再生パワー Pw1:記録パワー
の困難な記録時ピット反射光ピークレベルSpkを使用
しないので、すなわちその測定回路が必要無いので回路
の簡略化及びコスト低下が可能となる。これに加え、記
録時ピット反射光ピークレベルSpkよりも安定した測
定が容易な記録時スペース反射光レベルSsに基づき、
記録時ピット反射光ピークレベルSpk相当値を算出で
きるので、動作が安定する。
定線速度記録すなわちCLV記録を前提としている。一
方、定回転記録すなわちCAV記録の場合は、記録線速
度が常に変化するため、これまでの計算式では上手くい
かない。
レベルSpと記録パワーPw1とを、記録線速度変化に
よる既知の記録パワー変化率Rpで除算した値とするこ
とで対応が可能となる。つまり、式(1)〜式(7)の
記録時ピット反射光レベルSpをSp/Rpとおき、記
録パワーPw1をPw1/Rpと置き換えた式(8)〜
式(14)となる。 Rm=(Sp/Rp)/Ss/(Pw1/Rp)n ・・・(8) Rm=(Sp/Rp)/Ref/(Pw1/Rp)n ・・・(9) Rm=(Sp/Rp)/(Pw1/Rp)n ・・・(10) Rm=Spk×a×n−Sp/Rp ・・・(11) Rm=(Spk×a×n−Sp/Rp)×Pw1/Rp ・・・(12) Rm=(Spk×a×n−Sp/Rp)/Ss ・・・(13) Spk=Ss/Pr1×(Pw1/Rp) 又は Spk×a=Ss/Pr 1×(Pw1/Rp) ・・・(14) Rm:記録状態検出指数 Sp:記録時ピット反射光レベル Ss:記録時スペース反射光レベル Spk:記録時ピット反射光ピークレベル Pw1:記録パワー Pr1:記録時再生パワー Ref:記録領域反射率 n:ランニングOPC感度係数 a:記録時ピット反射光ピークレベル補正係数 Rp:記録線速度変化による既知の記録パワー変化率
ワー変化率Rpは、記録ストラテジが同一であれば式
(15)のように記録線速度Lv(記録線速度比、記録
速度等を含む。)の関数f(Lv)で表すことができ
る。しかし、記録ストラテジが変化する場合はひとつの
関数であらわせるとは限らない。 Rp=f(Lv) ・・・(15) Rp:記録線速度による記録パワー変化率 Lv:記録線速度、記録線速度比又は記録速度
は、理論的には記録線速度比Lvの平方根に比例すると
考えられるので、式(16)のように置き換えることが
できる。 Rp=b×√Lv ・・・(16) Rp:記録線速度による既知の記録パワー変化率 b:記録パワー変化率の比例係数 Lv:記録線速度又は記録速度
場合は、ストラテジによる記録パワー変化率Rpsを予
め測定しておいて、式(17)のように計算式に組み込
むことで対応可能である。 Rp=b×√Lv×Rps ・・・(17) Rp:記録線速度による既知の記録パワー変化率 b:記録パワー変化率の比例係数 Lv:記録線速度又は記録速度 Rps:ストラテジによる記録パワー変化率
OPC感度係数nを調整することで、ランニングOPC
の効き具合を微妙にコントロールすることが可能であ
る。
に“nのべき乗”計算がある場合について説明する。記
録状態検出指数Rmの計算中のべき乗計算は、ランニン
グOPC感度係数nが整数の場合、かけ算をn回繰り返
すことでできるためプログラム的には容易である。しか
し、ランニングOPC感度係数nが整数ではない場合
は、プログラム的には非常に難しくなる。
ラムを簡単にすることが可能である。今回のランニング
OPC制御は、記録状態検出指数Rmが常にある目標値
になるように制御する方法であるため、記録状態検出指
数Rm自体をl乗(エル乗)したとしても、動作可能で
ある。
(ただしm,lは整数)と表せる場合、 Rm=Sp/Ss/Pw1n ・・・(1) は、次式のように変形できる。 Rm’=((Sp/Ss)l)/(Pw1m) ・・・(18) ただし、n≒m/l、m,lは整数。 他の式においても、べき乗計算が整数でない場合は、同
様にして計算を簡単に変形できる。
に、光ディスク所定の試し書き領域(PCA)におい
て、最適記録パワーPw0を校正するための動作(OP
C)を行うと同時に、最適記録パワーPw0による記録
時に上記各式によって記録状態検出指数Rmを測定し、
これを目標値Rtとして記憶しておき、以降のデータ領
域への実記録時に測定する記録状態検出指数Rmと目標
値Rtとの差、記録状態検出指数誤差ΔRmが最小にな
るように記録パワーPw1を制御する。このように記録
状態を検出しながら記録パワーを制御する動作を「ラン
ニングOPC」という。
記録の場合、OPCにより求めた最適記録パワーPw0
を固定してデータ領域に記録する。そのため、データ領
域においては、様々な要因によりOPCで求めた最適記
録パワーPw0が必ずしも最適ではなくなるので、記録
状態が変動して記録品質の悪化が起こる。ここで「記録
状態の変動」とは、記録波形を再生した波形の非対称性
を表すアシンメトリ(又はβ)の変動のことをいう。
御方法を行った記録の場合、その光ディスクや光ディス
ク装置に最適な記録状態検出指数の演算式を選び、更に
ランニングOPC感度係数nの値も最適に選ぶことによ
り、図2に示すグラフのように、OPCによって求めた
最適記録パワーPw0による記録状態(つまりアシンメ
トリ又はβ)を、常に安定に維持して記録を行うことが
可能になる。したがって、光ディスク全面において安定
した記録品質(均一なアシンメトリ又はβ)を実現する
ことができる。
の一実施形態を示すブロック図である。以下、この図面
に基づき説明する。同時に、本発明に係る光ディスク記
録方法についても説明する。
ンテーブル22上に光ディスク1が装着され、光ディス
ク1のデータは光ヘッド3によって読み書きされる。光
ヘッド3内の半導体レーザ素子4から出力されたレーザ
ビームは、ハーフミラー23によって反射され、対物レ
ンズ5によって光ディスク1上に焦点を結ぶ。光ディス
ク1からのレーザビーム反射光は、再び光ヘッド3に戻
り複数に分割された信号検出用受光素子8により反射光
量を検出され、電流−電圧変換アンプ14により電圧信
号に変換され各ブロックに供給される。この複数の電圧
信号のうち主ビームの和信号はRF信号21として、光
ディスク1上の記録波形を読み出したり、記録時の記録
状態を検出したりするために使用される。
圧信号に変換された複数の電圧信号のマトリクスは、サ
ーボ制御用検出信号25となる。サーボ制御用検出信号
25は、光ディスク1上にレーザビームの焦点を合わせ
るフォーカス機構や、光ディスク1上のトラックにレー
ザビームスポットを追従させるトラッキング機構を、制
御するためのものである。
光ディスク1上にピットを生成するために、レーザビー
ムを記録パワーと再生パワーとで交互に照射する(図1
)。そのため、再生パワー照射時のみの反射光電圧信
号を、サンプルホールド回路15により保持しサーボ制
御信号とする。このサーボ制御信号は、サーボ制御回路
16により処理され、光ヘッド3のトラッキング/フォ
ーカス機構6を駆動することにより対物レンズ5を制御
して、レーザビームスポットを光ディスク1上の所定の
位置にサーボ制御する。また、図示していないが光ディ
スク内周/外周へ光ヘッド3を移動させるスレッド機構
も設けられており、大まかなトラックへの追従はこのス
レッド機構が行う。
レーザビームのうちハーフミラー23を透過する分は、
フロントモニタ受光素子7に直接照射される。これによ
り、半導体レーザ素子4のレーザビーム強度が、電流−
電圧変換アンプ9によって電圧信号(フロントモニタ検
出信号24)に変換される。このフロントモニタ検出信
号24は、レーザビーム強度を常に設定された強度に保
つための自動パワー制御(Auto Power Control、以下
「APC」という。)を行うために使用される。
上にピットを生成するため、レーザビームを記録パワー
と再生パワーとで交互に出射する。そのため、再生パワ
ー出射時の瞬間と記録パワー出射時の瞬間とのフロント
モニタ検出信号24は、それぞれサンプルホールド回路
10,11によって保持され、それぞれ再生APC回路
12と記録APC回路13とに入力される。各APC回
路12,13は、記録パワー/再生パワー制御部20に
よって出射パワー目標値が設定され、レーザビーム強度
がこの設定パワーになるように、フロントモニタ検出信
号24の各サンプルホールド信号に基づいてAPC制御
する。
光電圧信号21は、アシンメトリ検出回路17に入力さ
れる。その結果、再生波形のアシンメトリを示すシンメ
トリ値又はβ値が検出される。
21は、ピット反射光サンプルホールド回路18にも入
力され、記録時は図1に示すような波形になる。ピッ
ト反射光サンプルホールド回路18は、記録パワー照射
時にピット生成が飽和して反射光レベルが安定する反射
光電圧信号21の後半部分を、サンプルホールドして記
録時ピット反射光信号26とする。
反射光サンプルホールド回路19にも入力され、記録時
は図1に示すような波形になる。スペース反射光サン
プルホールド回路19は、再生パワー照射時の反射光レ
ベルが安定する反射光電圧信号21の部分を、サンプル
ホールドして記録時スペース反射光信号27とする。
射光ピーク検出回路28にも入力され、記録時は図1
に示すような波形になる。ピット反射光ピーク検出回路
28は、記録パワー照射時反射光のピークレベルを、ピ
ークホールドして記録時ピット反射光ピーク信号30と
する。
録時スペース反射光信号27とに加え、必要に応じて記
録時ピット反射光ピーク信号30が、記録状態検出指数
演算部20に入力される。そして、記録状態検出指数演
算部20が「記録状態検出指数」を求める。この記録状
態検出指数に基づいて記録パワーを制御し、ランニング
OPCを実行する。
記録装置における動作の一例を示すフローチャートであ
る。以下、図1乃至図7に基づき説明する。
実記録動作前に光ディスク1の所定の試し書き領域(P
CA)において、最適記録パワーPw0を校正するため
の動作(OPC)を行う。
録パワーを段階的に変化させながら記録し(ステップ1
00)、その波形を再生して各記録パワーに対応するア
シンメトリ(又はβ)をアシンメトリ検出回路17によ
り測定して、光ディスク1毎に定められた目標アシンメ
トリ(又は目標β)相当の記録パワーPw0を演算より
求め、その最適記録パワーPw0に記録パワーPw1を
設定する(ステップ102)。このときの記録動作と同
時に、ピット反射光サンプルホールド回路18とスペー
ス反射光サンプルホールド回路19とにより、記録時ピ
ット反射光レベルSpと記録時スペース反射光レベルS
sとを測定して記憶しておく(ステップ101)。この
とき、必要に応じて、記録線速度Lv又は記録線速度比
Lv、記録時ピット反射光ピークレベルSpk等も測定
して記憶しておく。
示す通りである。記録中のRF信号21は、図1のよ
うな波形になり、ピット生成記録パワー照射時の最初は
ピットがまだ形成されていないため波形レベルが高い。
このピット生成記録パワー照射時の反射光のピークレベ
ルが、ピット反射光ピーク検出回路28により検出され
て記録時ピット反射光ピーク信号Spkとなる。そし
て、徐々にピットが形成されると反射光量は次第に低く
なり、一定時間経過してピット生成が飽和し始めると信
号レベルも飽和して安定する。このピット生成記録パワ
ー照射時後半の反射光レベルが安定したレベルを、図1
のタイミングでピット反射光サンプルホールド回路1
8によりサンプルホールドする。そのレベルが記録時ピ
ット反射光レベルSpとなる。一方、記録時の再生パワ
ー照射時の図1の波形を、スペース反射光サンプルホ
ールド回路19によりサンプルホールドしたレベルが、
記録時スペース反射光レベルSsである。
s、Spk、Lvに基づき記録状態検出指数演算部20
によって、OPCで求めた最適記録パワーPw0に相当
する記録状態検出指数Rmを式(1)〜式(17)のい
ずれかにより求めて(ステップ103)、これを記録状
態検出指数の目標値Rtとして記憶する(ステップ10
4)。
める別な方法として、図5に示すような方法もある。
(ステップ110)、その最適記録パワーPw0に記録
パワーPw1を設定し(ステップ111)、PCA数フ
レームにその最適記録パワー(Pw1=Pw0)で試し
書きを行う(ステップ112)。この記録動作と同時
に、ピット反射光サンプルホールド回路18とスペース
反射光サンプルホールド回路19とにより、記録時ピッ
ト反射光レベルSpと記録時スペース反射光レベルSs
とを測定する(ステップ113)。このとき、必要に応
じて、ピット反射光ピーク検出回路28や線速度検出回
路29によって記録時ピット反射光ピークレベルSpk
や記録線速度Lvを測定する。続いて、各検出値から記
録状態検出指数Rmを式(1)〜式(17)のいずれか
により求めて(ステップ114)、これを目標値Rtと
して記憶する(ステップ115)。
図6に示すような方法もある。
ップ120)、その最適記録パワーPw0に記録パワー
Pw1を設定し(ステップ121)、データ記録領域の
実記録をこの記録パワー(Pw1=Pw0)で開始する
(ステップ122)。続いて、開始直後にピット反射光
サンプルホールド回路18とスペース反射光サンプルホ
ールド回路19とにより、記録時ピット反射光レベルS
pと記録時スペース反射光レベルSsとを測定する(ス
テップ123)。このとき、このとき、必要に応じて、
ピット反射光ピーク検出回路28や線速度検出回路29
によって記録時ピット反射光ピークレベルSpkや記録
線速度Lvを測定する。続いて、各検出値から記録状態
検出指数Rmを式(1)〜(17)のいずれかにより求
めて(ステップ124)、これを目標値Rtとして記憶
する(ステップ125)。
のフローチャートによって、目標値Rtが求められる。
以降のデータ記録領域への実記録では、図7に示す記録
パワー制御(ランニングOPC)が行われる。
1でデータ記録領域に記録を行う(ステップ131)。
そして、ピット反射光サンプルホールド回路18とスペ
ース反射光サンプルホールド回路19とにより図1の
波形をサンプルホールドし、記録時ピット反射光レベル
Spと記録時スペース反射光レベルSsとを測定する
(ステップ132)。このとき、光ディスク回転周期に
伴う検出値の変動を吸収するために最低ディスク1回転
以上測定を行い、それぞれ平均した検出値を使用する。
り記録状態検出指数Rmを式(1)〜式(17)のいず
れかにより求め(ステップ133)、記録状態検出指数
Rmとその目標値Rtとの差「記録状態検出誤差ΔR
m」を次式により求める(ステップ134)。 (記録状態検出誤差ΔRm)=(記録状態検出指数Rm)―(目標値Rt) ・・・(30)
実行する。
制御しきい値Hsとを比較し(ステップ135)、ΔR
mがHs以上である場合は、「記録状態を維持するため
には記録パワーが低い」と判断できるので、次式により
記録パワーPw1を記録パワーステップ幅ΔPw分上げ
る(ステップ136)。 (記録パワーPw1)←(記録パワーPw1)+(記録パワーステップ幅Δ Pw) ・・・(31)
ワー制御しきい値−Hsとを比較し(ステップ13
7)、ΔRmが−Hs以下である場合は、「記録状態を
維持するためには記録パワーが高い」と判断できるの
で、次式により記録パワーPw1を記録パワーステップ
ΔPw分下げる(ステップ138)。 (記録パワーPw1)←(記録パワーPw1)−(記録パワーステップ幅Δ Pw) ・・・(32)
い場合、つまり −Hs<ΔRm<+Hs の場合は、記録パワーPw1は変化させない。
続される限り繰り返し行う(ステップ139)。
施形態に限定されるものではない。例えば、ピット反射
光サンプルホールド回路18やスペース反射光サンプル
ホールド回路19の代わりに、記録時反射光をAD変換
して演算により記録時ピット反射光量、記録時スペース
反射光量、記録時ピット反射光ピークレベル等を求めて
もよい。
ずれも「記録パワー」が使われている。ここで、ここ
で、記録パワーは、実質的に同じもの、すなわち記録パ
ワー相当の信号を使用してもよい。例えば、作動プッシ
ュプル方式のようにサブビームを持つ場合であれば、フ
ロント側のサブビームの反射光量を記録パワーに置き換
えることができる。又は、フロントモニタ信号レベルを
記録パワーの代わりに置き換えることもできる。
法によれば、光ディスクや光ディスク装置の種類毎にn
を最適化することにより、どのような種類の光ディスク
や光ディスク装置に対しても、温度変動等に対する安定
性及び記録状態の検出感度を向上させた記録状態検出指
数を得ることができる。
パワーPw1で照射したレーザ光の反射光強度のPEA
K値を用いないので、温度変動等に影響されない安定し
た記録状態検出指数Rmを得ることができる。これに加
え、パワーPw1のn乗を用い、光ディスクや光ディス
ク装置の種類毎にnを最適化することにより、記録パワ
ーに対する変化量を光ディスクや光ディスク装置の種類
毎に設定できるので、どのような種類の光ディスクや光
ディスク装置に対しても、温度変動等に対する安定性及
び記録状態の検出感度を向上させた記録状態検出指数R
mを得ることができる。
スペース反射光レベルSsの代わりに、記録領域におい
て予め測定した反射率Refを使用することにより、記
録時の再生パワーが不安定な場合でも正確に記録状態検
出指数Rmを得ることができる。
スクの面内反射率変動が問題にならないレベルである場
合に、記録時スペース反射光レベルを使用しないことに
より、回路や計算式や動作を簡略化できる。
は、正確かつ安定な測定が非常に困難である。請求項4
乃至7記載の算出方法によれば、記録時ピット反射光ピ
ークレベルSpkに、補正係数aを掛けて補正すること
により、正確な記録状態検出指数Rmを得ることができ
る。
ピット反射光ピークレベルSpkを測定しなくても、記
録時スペース反射光レベルSsと記録時再生パワーPr
1と記録パワーPw1とから、記録時ピット反射光ピー
クレベルSpkを算出することができる。また、記録時
ピット反射光ピークレベルSpkを測定しないので、す
なわちその測定回路が必要ないので、回路の簡略化及び
コスト低下が可能となる。これに加え、記録時ピット反
射光ピークレベルSpkよりも安定した測定が容易な記
録時スペース反射光レベルSsに基づき、記録時ピット
反射光ピークレベルSpk相当値を算出できるので、動
作を安定化できる。
ば、記録時ピット反射光レベルSpと記録パワーPw1
とを、記録線速度変化による既知の記録パワー変化率R
pで除算した値とすることにより、式(1)〜式(7)
をCAV記録に適用することができる。
n=m/l(ただしm,lは整数)と表せる場合、式
(1)乃至式(3)のいずれかにおいて、両辺をl乗
し、その右辺を指数Rmとすることにより、nが整数で
はない場合の計算プログラムを簡略化できる。
ィスクの少なくとも1周分について指数Rmを求め、更
にこれらの指数Rmの平均値を求め、その平均値を真の
指数Rmとすることにより、ノイズ等の影響を除去でき
るので、指数Rmの精度を向上できる。
ィスクの少なくとも1周分について指数Rmを算出する
ためのパラメータを検出し、更にこれらのパラメータの
平均値を求め、これらの平均値を用いて指数Rmを算出
することにより、ノイズ等の影響を除去できるので、指
数Rmの精度を向上できる。
によれば、本発明に係る記録状態検出指数の算出方法を
用いることにより、温度変動等に対する安定性及び記録
状態の検出感度を向上させた記録状態検出指数を得るこ
とができるので、記録状態変動に対する追従性能を向上
できる。換言すると、最適記録状態時の記録状態検出指
数をその目標値Rtとして測定しておき、データ領域へ
の実記録中に常に記録状態検出指数Rmを測定して、R
mとRtの差が最小になるように記録パワーPw1を制
御しているので、常に安定した最適記録状態を維持する
ことができる。つまり、光ディスク全面にわたって、常
に安定して均一な最適アシンメトリ(最適β値又はシン
メトリ値)の記録品質を維持することができる。
を、図2のグラフに示してある。本発明によれば、ラン
ニングOPC感度係数nの値を変えることにより、ラン
ニングOPCの効果を微妙に制御できる。また、記録状
態検出指数の様々な演算式の中から最適な演算式を予め
選んでおくことで、最適なランニングOPCを設定でき
る。したがって、ランニングOPCを行わないで記録パ
ワー固定で光ディスク全面に記録した場合に比べて、ラ
ンニングOPCを行って記録した場合は、常に安定して
均一な最適アシンメトリの記録品質を維持できる。
難であった記録時ピット反射光ピークレベルSpkを使
用しない演算式を選べば、記録時ピット反射光ピークレ
ベルの測定誤差による記録状態検出指数の誤差を無くす
ことができる。
は、記録パワーを上げていくと記録状態検出指数の変化
量が徐々に小さくなって記録状態検出指数が飽和してい
くという問題があるが、本発明に係る記録状態検出指数
の算出方法を適切に選び、nの値を適切に設定すること
で、そのような光ディスクでも最適なランニングOPC
効果を得ることができる。
かりではなく定回転記録(CAV記録)にも対応可能な
演算式も考慮してある。したがって、本発明によれば、
従来のランニングOPC方法に比べて、光ディスクや光
ディスク装置の種類に適切で、かつ安定した良好な特性
のランニングOPCを簡単に実現できる。
実施形態を示す説明図である。
グラフである。
を示すブロック図である。
フローチャートである。
フローチャートである。
フローチャートである。
フローチャートである。
あり、図8(1)はアシンメトリ、図8(2)はβであ
る。
る。
Claims (24)
- 【請求項1】 光ディスクへの情報記録時に、当該光デ
ィスクの記録状態を検出する指数Rmを求める、記録状
態検出指数の算出方法において、 ピット部を生成するパワーPw1で照射したレーザ光の
反射光強度の安定した部分を光強度レベルSpとして検
出し、ピット部を生成しないパワーで照射したレーザ光
のスペース部からの反射光強度を光強度レベルSsとし
て検出し、 これに係数n(n=2を除く。)を加え、次式 Rm=Sp/Ss/Pw1n ・・・(1) によって前記指数Rmを求める、ことを特徴とする記録
状態検出指数の算出方法。 - 【請求項2】 光ディスクへの情報記録時に、当該光デ
ィスクの記録状態を検出する指数Rmを求める、記録状
態検出指数の算出方法において、 ピット部を生成するパワーPw1で照射したレーザ光の
反射光強度の安定した部分を光強度レベルSpとして検
出し、 これに係数n及び記録領域で予め測定した反射率Ref
を加え、次式 Rm=Sp/Ref/Pw1n ・・・(2) によって前記指数Rmを求める、ことを特徴とする記録
状態検出指数の算出方法。 - 【請求項3】 光ディスクへの情報記録時に、当該光デ
ィスクの記録状態を検出する指数Rmを求める、記録状
態検出指数の算出方法において、 ピット部を生成するパワーPw1で照射したレーザ光の
反射光強度が安定した部分を光強度レベルSpとして検
出し、 これに係数n(n=2を除く。)を加え、次式 Rm=Sp/Pw1n ・・・(3) によって前記指数Rmを求める、 ことを特徴とする記録状態検出指数の算出方法。 - 【請求項4】 光ディスクへの情報記録時に、当該光デ
ィスクの記録状態を検出する指数Rmを求める、記録状
態検出指数の算出方法において、 ピット部を生成するパワーPw1で照射したレーザ光の
反射光強度のうち、ピーク部分を光強度レベルSpk、
安定した部分を光強度レベルSpとして検出し、 これに係数n及び前記光強度レベルSpkの補正係数a
を加え、次式 Rm=Spk×a×n−Sp ・・・(4) によって前記指数Rmを求める、ことを特徴とする記録
状態検出指数の算出方法。 - 【請求項5】 光ディスクへの情報記録時に、当該光デ
ィスクの記録状態を検出する指数Rmを求める、記録状
態検出指数の算出方法において、 ピット部を生成するパワーPw1で照射したレーザ光の
反射光強度のうち、ピーク部分を光強度レベルSpk、
安定した部分を光強度レベルSpとして検出し、 これに係数n及び前記光強度レベルSpkの補正係数a
を加え、次式 Rm=(Spk×a×n−Sp)×Pw1 ・・・(5) によって前記指数Rmを求める、ことを特徴とする記録
状態検出指数の算出方法。 - 【請求項6】 光ディスクへの情報記録時に、当該光デ
ィスクの記録状態を検出する指数Rmを求める、記録状
態検出指数の算出方法において、ピット部を生成するパ
ワーPw1で照射したレーザ光の反射光強度のうち、ピ
ーク部分を光強度レベルSpk、安定した部分を光強度
レベルSpとして検出し、ピット部を生成しないパワー
で照射したレーザ光のスペース部からの反射光強度を光
強度レベルSsとして検出し、これに係数n及び前記光
強度レベルSpkの補正係数aを加え、次式 Rm=(Spk×a×n−Sp)/Ss ・・・(6) によって前記指数Rmを求める、 ことを特徴とする記録状態検出指数の算出方法。 - 【請求項7】 ピット部を生成しないパワーで照射した
レーザ光のスペース部からの反射光強度を光強度レベル
Ssとして検出し、 これに前記パワーPw1、記録時の再生パワーPr1及
び前記光強度レベルSpkの補正係数aを加え、次式 Spk=Ss/Pr1×Pw1 又は Spk×a=Ss/Pr1×Pw1 ・・・(7) によって前記光強度レベルSpkを求める、請求項4乃
至6のいずれかに記載の記録状態検出指数の算出方法。 - 【請求項8】 CAV(Constant Angular Velocity)
記録における記録線速度変化による記録パワー変化率を
Rpとした場合、 前記式(1)乃至式(7)のいずれかにおいて、前記S
pを含むときはこれに代えてSp/Rpとし、前記Pw
1を含むときはこれに代えてPw1/Rpとした、 請求項1乃至7のいずれかに記載の記録状態検出指数の
算出方法。 - 【請求項9】 記録ストラテジが同一である場合、記録
線速度(記録線速度比、記録速度等を含む。)をLv、
この記録線速度Lvの関数をf(Lv)としたとき、次
式 Rp=f(Lv) ・・・(15) によって前記記録パワー変化率Rpを求める、請求項8
記載の記録状態検出指数の算出方法。 - 【請求項10】 記録ストラテジが同一である場合、前
記記録パワー変化率Rpの比例係数をb、記録線速度
(記録線速度比、記録速度等を含む。)をLvとしたと
き、次式 Rp=b×√Lv ・・・(16) によって前記記録パワー変化率Rpを求める、 請求項8記載の記録状態検出指数の算出方法。 - 【請求項11】 前記記録ストラテジが変化する場合、
前記記録パワー変化率Rpの比例係数をb、記録線速度
(記録線速度比、記録速度等を含む。)をLv、当該記
録ストラテジによる記録パワー変化率をRpsとしたと
き、次式 Rp=b×√Lv×Rps ・・・(17) によって前記記録パワー変化率Rpを求める、 請求項8記載の記録状態検出指数の算出方法。 - 【請求項12】 前記nがn=m/l(ただしm,lは
整数)と表せる場合、前記式(1)乃至式(3)のいず
れかにおいて、両辺をl乗し、その右辺を前記指数Rm
とする、 請求項1乃至3のいずれかに記載の記録状態検出指数の
算出方法。 - 【請求項13】 前記光ディスクの少なくとも1周分に
ついて前記指数Rmを求め、更にこれらの指数Rmの平
均値を求め、その平均値を真の指数Rmとする、 請求項1乃至12のいずれかに記載の記録状態検出指数
の算出方法。 - 【請求項14】 前記光ディスクの少なくとも1周分に
ついて前記指数Rmを算出するためのパラメータを検出
し、更にこれらのパラメータの平均値を求め、これらの
平均値を用いて前記指数Rmを算出する、 請求項1乃至13のいずれかに記載の記録状態検出指数
の算出方法。 - 【請求項15】 前記係数nは、光ディスクの種類毎又
は光ディスク装置の種類毎に、再生波形の非対称性の変
動が小さくなるように予め最適化した値である、 請求項1乃至14のいずれかに記載の記録状態検出指数
の算出方法。 - 【請求項16】 前記係数nは、光ディスクの一枚毎又
は光ディスク装置の一台毎に、再生波形の非対称性の変
動が小さくなるように予め最適化した値である、 請求項1乃至14のいずれかに記載の記録状態検出指数
の算出方法。 - 【請求項17】 請求項1乃至16のいずれかに記載の
記録状態検出指数の算出方法を用いて情報記録時に前記
指数Rmを測定し、当該指数Rmとその目標値との差が
最小になるように前記パワーPw1を制御する、 光ディスク記録方法。 - 【請求項18】 請求項1乃至16のいずれかに記載の
記録状態検出指数の算出方法を用いてOPC(Optimum
Power Calibration)時に前記指数Rmを測定し、当該
指数Rmを前記目標値とする、 請求項17記載の光ディスク記録方法。 - 【請求項19】 請求項1乃至16のいずれかに記載の
記録状態検出指数の算出方法を用いて、PCA(Power
Calibration Area)に最適記録パワーで試し書きする際
に前記指数Rmを測定し、当該指数Rmを前記目標値と
する、 請求項17記載の光ディスク記録方法。 - 【請求項20】 請求項1乃至16のいずれかに記載の
記録状態検出指数の算出方法を用いてデータ領域実記録
開始直後に前記指数Rmを測定し、当該指数Rmを前記
目標値とする、 請求項17記載の光ディスク記録方法。 - 【請求項21】 光ディスクへの情報記録時に当該光デ
ィスクの記録状態を検出する指数Rmを求め、当該指数
Rmとその目標値との差が最小になるように、ピット部
を生成するパワーPw1を制御する、光ディスク記録装
置において、 請求項1乃至16のいずれかに記載の記録状態検出指数
の算出方法を用いて当該指数Rmを求める手段と、 当該指数Rmとその目標値との差が最小になるように前
記パワーPw1を制御する手段と、 を備えたことを特徴とする光ディスク記録装置。 - 【請求項22】 OPC(Optimum Power Calibratio
n)時に前記指数Rmを測定し、当該指数Rmを前記目
標値とする、 請求項21記載の光ディスク記録装置。 - 【請求項23】 PCA(Power Calibration Area)に
最適記録パワーで試し書きする際に前記指数Rmを測定
し、当該指数Rmを前記目標値とする、 請求項21記載の光ディスク記録装置。 - 【請求項24】 データ領域実記録開始直後に前記指数
Rmを測定し、当該指数Rmを前記目標値とする、 請求項21記載の光ディスク記録装置。
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