[go: up one dir, main page]

JP2003263740A - 記録状態検出指数の算出方法並びにこれを用いた光ディスク記録方法及び光ディスク記録装置 - Google Patents

記録状態検出指数の算出方法並びにこれを用いた光ディスク記録方法及び光ディスク記録装置

Info

Publication number
JP2003263740A
JP2003263740A JP2002061306A JP2002061306A JP2003263740A JP 2003263740 A JP2003263740 A JP 2003263740A JP 2002061306 A JP2002061306 A JP 2002061306A JP 2002061306 A JP2002061306 A JP 2002061306A JP 2003263740 A JP2003263740 A JP 2003263740A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording
index
power
state detection
optical disc
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002061306A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3858731B2 (ja
Inventor
Seiichiro Miyaki
誠一郎 宮木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2002061306A priority Critical patent/JP3858731B2/ja
Priority to US10/383,353 priority patent/US7126896B2/en
Publication of JP2003263740A publication Critical patent/JP2003263740A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3858731B2 publication Critical patent/JP3858731B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/004Recording, reproducing or erasing methods; Read, write or erase circuits therefor
    • G11B7/0045Recording
    • G11B7/00456Recording strategies, e.g. pulse sequences
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/12Heads, e.g. forming of the optical beam spot or modulation of the optical beam
    • G11B7/125Optical beam sources therefor, e.g. laser control circuitry specially adapted for optical storage devices; Modulators, e.g. means for controlling the size or intensity of optical spots or optical traces
    • G11B7/126Circuits, methods or arrangements for laser control or stabilisation
    • G11B7/1263Power control during transducing, e.g. by monitoring
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/12Heads, e.g. forming of the optical beam spot or modulation of the optical beam
    • G11B7/125Optical beam sources therefor, e.g. laser control circuitry specially adapted for optical storage devices; Modulators, e.g. means for controlling the size or intensity of optical spots or optical traces
    • G11B7/126Circuits, methods or arrangements for laser control or stabilisation
    • G11B7/1267Power calibration

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)
  • Optical Head (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 多くの種類の光ディスクや光ディスク装置に
対しても、温度変動等に対する安定性及び記録状態の検
出感度を向上させた記録状態検出指数を得ることによ
り、記録状態変動に対する追従性能を向上させる。 【解決手段】 記録時ピット反射光レベルSpと、記録
時スペース反射光レベルSsとを検出する。そして、こ
れらの検出値Sp,Ssに、記録時に半導体レーザ素子
からのレーザ光が光ヘッドの対物レンズから出射される
記録パワーPw1と係数nとを加え、Rm=Sp/Ss
/Pw1によって光ディスクの記録状態を検出する指
数Rmを求める。係数nは、光ディスクや光ディスク装
置の種類毎に、再生波形の非対称性の変動が小さくなる
ように予め最適化したものを用いる。そして、この記録
状態検出指数Rmに基づいて、記録パワーPw1を制御
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスクへの情
報記録時に光ディスクの記録状態を検出する指数を求め
る記録状態検出指数の算出方法、並びにこれを用いた光
ディスク記録方法及び光ディスク記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスクの記録状態を示すパラメータ
として、記録波形を再生したRF波形の非対称性を示す
「アシンメトリ」と「β」とがある。
【0003】「アシンメトリ」とは、図8(1)に示す
ように、DC結合されたHF信号の3T,11Tのラン
ドレベル及びピットレベルをそれぞれI3L,I3p,
I11L,I11pで表すと、次式で求められる。
【0004】 アシンメトリ={(I3L+I3p)/2−(I11L+I11p)/2} /(I11L−I11p) ・・・(20)
【0005】記録パワーを上げるとアシンメトリの値は
小さくなり、記録パワーを下げるとアシンメトリの値は
大きくなる。図8(1)と図8(2)とのHF波形を比
べると、図8(1)の方が、記録パワーが高いのでアシ
ンメトリの値が小さい。
【0006】一方、「β」とは、図8(2)に示すよう
に、AC結合されたHF波形のAC−GNDをゼロレベ
ルとした場合のHF波形エンベロープのランド側レベル
とピット側レベルとをそれぞれA1,A2と表すと、次
式で求められる。
【0007】 β=(A1+A2)/(A1−A2) ・・・(21)
【0008】アシンメトリとは逆に、記録パワーを上げ
るとβの値は大きくなり、記録パワーを下げるとβの値
は小さくなる。よって、図8(1)のHF波形と図8
(2)のHF波形とでは、アシンメトリの値とは逆に、
記録パワーの高い(1)の波形の方がβの値は大きい。
【0009】このβ(アシンメトリ)とジッタとには、
図9に示すような関係がある。一般に、βが大きすぎた
り小さすぎたりすると、ジッタが悪化する。許されるジ
ッタ値以下のβ(アシンメトリ)の幅を、一般にパワー
マージンと呼ぶ。このパワーマージンは光ディスクの種
類によって様々であるが、特にパワーマージンが狭い光
ディスクに記録する場合に、β(アシンメトリ)の変動
が大きな問題となる。そのため、光ディスク全面におい
て均一なβ(アシンメトリ)の記録状態になることが要
求される。近年進められている高倍速記録化の場合は、
更にパワーマージンが狭くなる傾向があるため、光ディ
スク全面において均一なβ(アシンメトリ)がより一層
要求される。
【0010】このような背景の中で、通常の光ディスク
のCLV(constant linear velocity)記録方法は、光
ディスクの所定の試し書き領域(Power Calibration Ar
ea、以下「PCA」という。)において、予め最適記録
パワーを校正するための動作(Optimum Power Calibrat
ion、以下「OPC」という。)を行い、このOPCで
求めた最適記録パワーに固定してデータ記録領域への実
記録動作を行う。しかし、以下にあげるような原因によ
り、OPCで求めた最適パワーで記録しているにもかか
わらず、光ディスクの記録状態が最適ではなくなる、と
いう問題が起こる。
【0011】1)光ディスクの特性の面内変化。 2)光ヘッドのレーザ光線の光軸と光ディスク記録面と
の、機械的な傾きのズレの面内変化。例えば、ラジアル
SKEWの面内変化、ディスク反りなど。 3)OPC時と実記録時との温度変化による光ディスク
の特性の変化。 4)OPC時と実記録時との温度変化による、半導体レ
ーザ素子の波長変化による記録特性の変化。
【0012】これらの諸問題を解決するために、記録時
に様々な方法で記録状態を検出し、これに基づいて記録
パワーを補正し、OPC時の記録状態を維持する動作
(これを一般に「ランニングOPC」と呼ぶ。)を行う
場合がある。
【0013】このランニングOPCには、例えば特開2
000−215454号公報(以下「第一従来例」とい
う。)、特開平9‐270128号公報(以下「第二従
来例」という。)、及び特開平9―91705号公報
(以下「第三従来例」という。)に開示された技術が知
られている。
【0014】第一従来例では、記録時ピット反射光レベ
ルのPEAK値(以下、「PEAK値」という。)と、
記録時ピット反射光後半のサンプリングホールドレベル
(上記公報では「B値」と呼んでいる。)とから、次の
演算式により記録状態を検出し記録パワーを補正する。
【0015】 記録状態検出指数=(B値)/(PEAK値) ・・・(22)
【0016】すなわち、OPC時に記録状態検出指数を
上記の方法で測定し、これを記録状態検出指数の目標値
とし、データ記録領域への記録時に測定する記録状態検
出指数が目標値になるように記録パワーを制御する。
【0017】第二従来例では、記録時ピット反射光レベ
ルのPEAK値(上記公報では「Am」と呼んでい
る。)と、記録時ピット反射光後半のサンプリングホー
ルドレベル(上記公報では「Bm」と呼んでいる)とか
ら、次の演算式により記録状態を検出し記録パワーを補
正する。
【0018】 記録状態検出指数=(Am)/N―(Bm) ・・・(23)
【0019】第三従来例では、記録時ピット反射光レベ
ルと記録パワーとから、次の演算式により記録状態を検
出し、記録パワーを補正する。
【0020】 記録状態検出指数=(記録時ピット反射光レベル)/(記録パワー) ・・ ・(24)
【0021】すなわち、データ記録領域への記録し始め
に記録状態検出指数を上記の方法で測定し、これを記録
状態検出指数の目標値とし、以降の記録時に測定する記
録状態検出指数が目標値になるように記録パワーを制御
する。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、第一乃
至第三従来例では、次のような問題があった。
【0023】第一従来例では、次のような問題があっ
た。式(22)に含まれるPEAK値は、反射光検出回
路の周波数特性の影響が大きく、温度変化等によっても
その周波数特性が変化するため、安定した測定が困難で
ある。また、周波数特性や飽和による検出誤差の補正を
考慮していない。更に、当然のことながら、ピークホー
ルド回路が必要であるため、回路コストが高価になる。
更にまた、式(22)のみで得られる記録状態検出指数
に基づいて記録パワーを制御するランニングOPC方法
では、光ディスクの種類によっては、様々な要因によっ
て記録状態変動に対する十分な追従性能が得られない場
合がある。
【0024】第二従来例では、次のような問題があっ
た。式(23)中の「N」は、実験により求めた値であ
り、光ディスクの種類別に値を設定しておく必要があ
る。そのため、多種の光ディスクに対応するのに手間が
かかるとともに、光ディスク装置の一台ごとの差によっ
ても「N」の最適値がばらつく。式(23)のみで得ら
れる記録状態検出指数に基づいて記録パワーを制御する
ランニングOPC方法では、光ディスクの種類によって
は、様々な要因によって記録状態変動に対する十分な追
従性能が得られない場合がある。また、第一従来例と同
様に、測定困難な記録時ピット反射光レベル(PEA
K)を演算パラメータに使用している、という問題があ
る。
【0025】第三従来例では、第一及び第二従来例で問
題となる「PEAK値」を演算パラメータに使用しな
い。しかし、式(24)で求める記録状態検出指数は、
光ディスクの種類によっては、様々な要因によって記録
状態変動に対する十分な追従性能が得られない場合があ
る。また、光ディスクによっては、逆にランニングOP
Cが効きすぎるということが起こる。理想は変動量0%
である。
【0026】一方、本発明者は、これらの問題を解決し
て記録状態変動に対する追従性をより向上させた技術
を、既に特許出願している(特願2001−18260
号[未公開]、以下「第四従来例」という。)この第四
従来例では、光ディスクへの情報記録時に当該光ディス
クの記録状態を検出する指数Rmを求める際に、ピット
部を生成するパワーPw1で照射したレーザ光の反射光
強度の安定した部分を光強度レベルSpとして検出し、
ピット部を生成しないパワーで照射したレーザ光のスペ
ース部からの反射光強度を光強度レベルSsとして検出
し、次式 Rm=Sp/Ss/Pw1 ・・・(25) によって指数Rmを求める。
【0027】第四従来例によれば、パワーPw1で照射
したレーザ光の反射光強度のPEAK値を用いないの
で、温度変動等に影響されない安定した記録状態検出指
数が得られる。これに加え、パワーPw1を用いるこ
とにより、記録パワーに対する変化量を大きくできるの
で、記録状態の検出感度を向上させた記録状態検出指数
が得られる。
【0028】第四従来例の方法は、図2のグラフの「n
=2」の場合に相当する。しかしこの方法でも、光ディ
スクや光ディスク装置の種類によっては、様々な要因に
より記録状態変動に対する十分な追従性能が得られない
場合がある。つまり、最近では多種の光ディスクや光デ
ィスク装置があるので、一つの演算式ではそれらの光デ
ィスクや光ディスク装置に対応しきれないのである。
【0029】
【発明の目的】そこで、本発明の目的は、多くの種類の
光ディスクや光ディスク装置に対しても、温度変動等に
対する安定性及び記録状態の検出感度を向上させた記録
状態検出指数を得るための記録状態検出指数の算出方
法、並びにこれを用いた光ディスク記録方法及び光ディ
スク記録装置を提供することにある。
【0030】
【課題を解決するための手段】本発明に係る算出方法
は、光ディスクへの情報記録時に、当該光ディスクの記
録状態を検出する指数Rmを求めるものである。
【0031】ピット部を生成するパワーPw1で照射し
たレーザ光の反射光強度の安定した部分を光強度レベル
Spとして検出し、ピット部を生成しないパワーで照射
したレーザ光のスペース部からの反射光強度を光強度レ
ベルSsとして検出し、これに係数n(n=2を除
く。)を加え、次式Rm=Sp/Ss/Pw1
(1)によって前記指数Rmを求める(請求項1)。
【0032】ピット部を生成するパワーPw1で照射し
たレーザ光の反射光強度の安定した部分を光強度レベル
Spとして検出し、これに係数n及び記録領域で予め測
定した反射率Refを加え、次式Rm=Sp/Ref/
Pw1…(2)によって前記指数Rmを求める(請求
項2)。
【0033】ピット部を生成するパワーPw1で照射し
たレーザ光の反射光強度が安定した部分を光強度レベル
Spとして検出し、これに係数n(n=2を除く。)を
加え、次式Rm=Sp/Pw1…(3)によって前記
指数Rmを求める(請求項3)。
【0034】ピット部を生成するパワーPw1で照射し
たレーザ光の反射光強度のうち、ピーク部分を光強度レ
ベルSpk、安定した部分を光強度レベルSpとして検
出し、これに係数n及び前記光強度レベルSpkの補正
係数aを加え、次式Rm=Spk×a×n−Sp…
(4)によって前記指数Rmを求める(請求項4)。
【0035】ピット部を生成するパワーPw1で照射し
たレーザ光の反射光強度のうち、ピーク部分を光強度レ
ベルSpk、安定した部分を光強度レベルSpとして検
出し、これに係数n及び前記光強度レベルSpkの補正
係数aを加え、次式Rm=(Spk×a×n−Sp)×
Pw1…(5)によって前記指数Rmを求める(請求項
5)。
【0036】ピット部を生成するパワーPw1で照射し
たレーザ光の反射光強度のうち、ピーク部分を光強度レ
ベルSpk、安定した部分を光強度レベルSpとして検
出し、ピット部を生成しないパワーで照射したレーザ光
のスペース部からの反射光強度を光強度レベルSsとし
て検出し、これに係数n及び前記光強度レベルSpkの
補正係数aを加え、次式Rm=(Spk×a×n−S
p)/Ss…(6)によって前記指数Rmを求める(請
求項6)。
【0037】請求項4乃至6のいずれかに記載の算出方
法において、ピット部を生成しないパワーで照射したレ
ーザ光のスペース部からの反射光強度を光強度レベルS
sとして検出し、これに前記パワーPw1、記録時の再
生パワーPr1及び前記光強度レベルSpkの補正係数
aを加え、次式Spk=Ss/Pr1×Pw1又はSp
k×a=Ss/Pr1×Pw1…(7)によって前記光
強度レベルSpkを求める(請求項7)。
【0038】請求項1乃至7のいずれかに記載の算出方
法において、CAV記録における記録線速度変化による
記録パワー変化率をRpとした場合、前記式(1)乃至
式(7)のいずれかにおいて、前記Spを含むときはこ
れに代えてSp/Rpとし、前記Pw1を含むときはこ
れに代えてPw1/Rpとした(請求項8)。
【0039】請求項8記載の算出方法において、記録ス
トラテジが同一である場合、記録線速度(記録線速度
比、記録速度等を含む。)をLv、この記録線速度Lv
の関数をf(Lv)としたとき、次式Rp=f(Lv)
…(15)によって前記記録パワー変化率Rpを求める
(請求項9)。
【0040】請求項8記載の算出方法において、記録ス
トラテジが同一である場合、前記記録パワー変化率Rp
の比例係数をb、記録線速度(記録線速度比、記録速度
等を含む。)をLvとしたとき、次式Rp=b×√Lv
…(16)によって前記記録パワー変化率Rpを求める
(請求項10)。
【0041】請求項8記載の算出方法において、前記記
録ストラテジが変化する場合、前記記録パワー変化率R
pの比例係数をb、記録線速度(記録線速度比、記録速
度等を含む。)をLv、当該記録ストラテジによる記録
パワー変化率をRpsとしたとき、次式Rp=b×√L
v×Rps…(17)によって前記記録パワー変化率R
pを求める(請求項11)。
【0042】請求項1乃至3のいずれかに記載の算出方
法において、前記nがn=m/l(ただしm,lは整
数)と表せる場合、前記式(1)乃至式(3)のいずれ
かにおいて、両辺をl乗し、その右辺を前記指数Rmと
する(請求項12)。
【0043】請求項1乃至12のいずれかに記載の算出
方法において、前記光ディスクの少なくとも1周分につ
いて前記指数Rmを求め、更にこれらの指数Rmの平均
値を求め、その平均値を真の指数Rmとする(請求項1
3)。
【0044】請求項1乃至13のいずれかに記載の算出
方法において、前記光ディスクの少なくとも1周分につ
いて前記指数Rmを算出するためのパラメータを検出
し、更にこれらのパラメータの平均値を求め、これらの
平均値を用いて前記指数Rmを算出する(請求項1
4)。
【0045】請求項1乃至14のいずれかに記載の算出
方法において、前記係数nは、光ディスクの種類毎若し
くは光ディスク装置の種類毎に、又は光ディスクの一枚
毎若しくは光ディスク装置の一台毎に、再生波形の非対
称性の変動が小さくなるように予め最適化した値である
(請求項15、16)。
【0046】本発明に係る光ディスク記録方法は、本発
明に係る算出方法を用いて情報記録時に前記指数Rmを
測定し、当該指数Rmとその目標値との差が最小になる
ように前記パワーPw1を制御する(請求項17)。
【0047】請求項17記載の光ディスク記録方法にお
いて、本発明に係る算出方法を用いてOPC時に前記指
数Rmを測定し、当該指数Rmを前記目標値とする(請
求項18)。
【0048】請求項17記載の光ディスク記録方法にお
いて、本発明に係る算出方法を用いて、PCAに最適記
録パワーで試し書きする際に前記指数Rmを測定し、当
該指数Rmを前記目標値とする(請求項19)。
【0049】請求項17記載の光ディスク記録方法にお
いて、本発明に係る算出方法を用いてデータ領域実記録
開始直後に前記指数Rmを測定し、当該指数Rmを前記
目標値とする(請求項20)。
【0050】本発明に係る光ディスク記録装置は、光デ
ィスクへの情報記録時に当該光ディスクの記録状態を検
出する指数Rmを求め、当該指数Rmとその目標値との
差が最小になるように、ピット部を生成するパワーPw
1を制御するものである。そして、本発明に係る算出方
法を用いて当該指数Rmを求める手段と、当該指数Rm
とその目標値との差が最小になるように前記パワーPw
1を制御する手段とを備えている(請求項21)。
【0051】請求項21記載の光ディスク記録装置にお
いて、OPC時に前記指数Rmを測定し、当該指数Rm
を前記目標値とする(請求項22)
【0052】請求項21記載の光ディスク記録装置にお
いて、PCAに最適記録パワーで試し書きする際に前記
指数Rmを測定し、当該指数Rmを前記目標値とする
(請求項23)。
【0053】請求項21記載の光ディスク記録装置にお
いて、データ領域実記録開始直後に前記指数Rmを測定
し、当該指数Rmを前記目標値とする(請求項24)。
【0054】換言すると、本発明は次のような特徴を有
する。 1.記録状態検出指数を、請求項1乃至16記載のいず
れかの方法で求める。 2.記録状態検出指数の目標値を、OPC時に請求項1
乃至16記載のいずれかの方法で求める。 3.記録状態検出指数目標値を、PCAで最適記録パワ
ーで試し書きする際に請求項1乃至16記載のいずれか
の方法で求める。 4.記録状態検出指数目標値を、データ領域実記録開始
直後に請求項1乃至16記載のいずれかで求める方法。 5.記録状態検出指数を算出する式の分母に、「記録パ
ワー^n」を使用する。「^」は累乗を示す記号であ
る。 6.記録時に常に(又は一定間隔若しくは時々)記録状
態検出指数を測定し、これと目標値との差が最小になる
ように記録パワーを制御する。 7.記録状態検出指数を、光ディスク回転の少なくとも
一周分以上測定して平均した値を使用する。 8.記録状態検出指数を算出するためのパラメータ測定
を、光ディスク回転の少なくとも1周分以上測定して平
均した値を使用して、記録状態検出指数を演算する。 9.記録状態検出指数を算出する式中のランニングOP
C感度係数nの値により、ランニングOPCの効き具合
を微調整する。 10.光ディスク装置や光ディスクに合わせて、記録状
態検出指数の計算式を最適に設定する。 11.CAV記録の場合のランニングOPC方法に適用
する。 12.記録状態検出指数を算出する式中のべき乗計算の
n(ランニングOPC感度係数)が整数ではない場合
に、その式を整数のべき乗計算に変形して、計算を簡単
にする。
【0055】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る記録状態検
出指数の算出方法の一実施形態を示す説明図である。以
下、この図面に基づき説明する。
【0056】本発明は、光ディスク装置における記録方
法を提案するものである。光ディスクに情報記録を行う
際に、記録状態を何らかの手段により検出しながら記録
パワーを制御して記録状態を制御することを「ランニン
グOPC」という。以下に、このランニングOPCにお
ける制御のための記録状態検出指数を求める演算式を提
案する。
【0057】まず、記録時の光ディスクからの反射光の
うちピット生成記録パワー照射時の反射光レベルが安定
した後半部分をサンプルホールドしたレベル(以下、
「記録時ピット反射光レベルSp」という。)と、記録
時の光ディスクからの反射光のうちピット生成しない再
生パワー照射時のスペース部反射光をサンプルホールド
したレベル(以下、「記録時スペース反射光レベルS
s」という。)とを検出する。そして、これらの検出値
Sp,Ssと、記録時に半導体レーザ素子からのレーザ
光が光ヘッドの対物レンズから出射される記録パワーP
w1と、ランニングOPC感度係数nとから、次式によ
って光ディスクの記録状態を検出する指数を求める。 Rm=Sp/Ss/Pw1 ・・・(1) Rm:記録状態検出指数 Sp:記録時ピット反射光レベル Ss:記録時スペース反射光レベル Pw1:記録パワー n:ランニングOPC感度係数 この記録状態検出指数Rmに基づいて、記録パワーを制
御する。
【0058】また、式(1)中のランニングOPC感度
係数nの値を変化させることにより、ランニングOPC
の効き具合を微妙に制御することが可能である。例えば
図2に示すグラフは、ある光ディスクにおいて式(1)
のランニングOPC感度係数nを1,1.5,2,3と
してランニングOPCを行った場合と、ランニングOP
Cを行わない場合との五通りの記録について、記録波形
のアシンメトリ(β値)を測定したものである。このグ
ラフによれば、ランニングOPC感度係数nの値を大き
くすると、ランニングOPCの感度が低くなることによ
り、ランニングOPCの効きが悪くなるので、ランニン
グOPC=OFFの記録状態変動に近くなる。逆に、ラ
ンニングOPC感度係数nの値を小さくすると、ランニ
ングOPCの感度が高くなることにより、ランニングO
PCの効きが良くなる。しかし、n<2になると、ラン
ニングOPCが効き過ぎて、記録状態変動がランニング
OPC=OFFの場合と比べて逆方向に変動してしまっ
ている。つまり、図2の測定に使用した光ディスク及び
動作環境では、記録状態変動の少なさに関してn≒2が
適切であると言える。このように、ランニングOPC感
度係数nの値を調整することで各種の光ディスクや光デ
ィスク装置等の環境に合った最適なランニングOPCを
設定することが可能である。また、量産を考えた場合に
は、光ディスク装置一台ごとのバラツキが一番少なくな
るようなランニングOPCに設定することも可能であ
る。
【0059】また、式(1)の記録時スペース反射光レ
ベルSsは、記録時のピットを形成しない再生パワー照
射時の反射光レベルであるので、記録時の再生パワーが
安定していなければ記録時スペース反射光Ssを正確に
測定できない。よって、記録時の再生パワーが不安定な
場合には誤差を生じやすいため、式(2)のように、記
録時スペース反射光レベルSsの代わりに、記録領域に
おいて予め測定した反射率Refを使用することも可能
である。 Rm=Sp/Ref/Pw1 ・・・(2) Rm:記録状態検出指数 Sp:記録時ピット反射光レベル Ref:記録領域反射率 Pw1:記録パワー n:ランニングOPC感度係数
【0060】この記録領域反射率Refを計算式に使う
場合は、OPC用テストエリアも含めて、予め光ディス
ク未記録エリアの数カ所において反射率を測定して光デ
ィスクの未記録面全体の反射率カーブを測定しておく必
要がある。又は簡略化して、記録状態検出指数の目標値
を取得するべき領域(例えばOPCを行うテストエリ
ア)と記録開始領域との反射率のみを採用するという考
えであれば、記録状態検出指数の目標値を取得するべき
領域(例えばテストエリア)及び記録開始領域のみの反
射率を測定して記録状態検出指数の計算に使用するとい
う方法も可能である。
【0061】また、光ディスクの面内反射率変動が問題
にならないレベルすなわち無視できるのであれば、回路
や計算式や動作の簡略化のために、記録時スペース反射
光レベルを使用しない式(3)によって記録状態検出指
数Rmを求める方法も可能である。 Rm=Sp/Pw1 ・・・(3) Rm:記録状態検出指数 Sp:記録時ピット反射光レベル Pw1:記録パワー n:ランニングOPC感度係数
【0062】また、上記Sp,Ss検出機能の他に、記
録時ピット反射光ピークレベルSpk(図1参照)を検
出する機能を有していれば、これら検出値(Sp、S
s、Spk)と、記録時に半導体レーザ素子からのレー
ザ光が光ヘッドの対物レンズから出射される記録パワー
Pw1とから、式(4)によって光ディスクの記録状態
を検出する方法も可能である。ここで、記録時ピット反
射光ピークレベルSpkとは、記録時の光ディスクから
の反射光に含まれるピット生成記録パワー照射時の反射
光レベルのうち、ピット生成記録パワー照射直後のレベ
ル、つまりピット生成記録パワー照射時反射信号の先頭
のレベルの高い部分をピークホールドしたレベル、又は
ピット生成記録パワー照射時反射信号のレベルの高い先
頭部分付近をサンプルホールドしたレベルのことをい
う。 Rm=Spk×a×n−Sp ・・・(4) Rm:記録状態検出指数 Spk:記録時ピット反射光ピークレベル a:記録時ピット反射光ピークレベル補正係数 n:ランニングOPC感度係数 Sp:記録時ピット反射光レベル
【0063】この方法は、記録時ピット反射光ピークレ
ベルSpkと記録時ピット反射光レベルSpとの差分が
光ディスクに吸収されたエネルギ相当である、という考
え方に基づいている。しかし、記録時ピット反射光ピー
クレベルSpkは、回路特性の制限等により正確な測定
が非常に困難である。そのため、予め求めた実験値から
補正係数aを求め、記録時ピット反射光ピークレベルS
pkに補正係数aを掛けて補正するとなお良い。また、
この場合も、ランニングOPC感度係数nの値を調整す
ることでランニングOPC感度を調整することが可能で
ある。
【0064】また、式(4)に記録パワーPw1を乗じ
た式(5)で計算することで、より正確に光ディスク吸
収エネルギ相当値を算出することが可能となる。 Rm=(Spk×a×n−Sp)×Pw1 ・・・(5) Rm:記録状態検出指数 Spk:記録時ピット反射光ピークレベル a:記録時ピット反射光ピークレベル補正係数 n:ランニングOPC感度変数 Sp:記録時ピット反射光レベル Pw1:記録パワー
【0065】また、式(5)と同様な考え方で、次式で
も同等の効果が期待できる。 Rm=(Spk×a×n−Sp)/Ss ・・・(6) Rm:記録状態検出指数 Spk:記録時ピット反射光ピークレベル a:記録時ピット反射光ピークレベル補正係数 n:ランニングOPC感度変数 Sp:記録時ピット反射光レベル Ss:記録時スペース反射光レベル
【0066】また、式(4)〜式(6)の方法は、記録
時ピット反射光ピークレベルSpkを測定しなければな
らない。しかし、記録時ピット反射光ピークレベルSp
kは、正確かつ安定な測定が非常に困難である。そこ
で、記録時ピット反射光ピークレベルSpkを測定しな
くても式(7)を使用すれば、記録時スペース反射光レ
ベルSsと記録時再生パワーPr1と記録パワーPw1
とから、記録時ピット反射光ピークレベルSpkを算出
することが可能である。 Spk=Ss/Pr1×Pw1 又は Spk×a=Ss/Pr1×Pw1 ・・・(7) Spk:記録時ピット反射光ピークレベル a:記録時ピット反射光ピークレベル補正係数 Ss:記録時スペース反射光レベル Pr1:記録時再生パワー Pw1:記録パワー
【0067】この式(7)を使用すると、安定した測定
の困難な記録時ピット反射光ピークレベルSpkを使用
しないので、すなわちその測定回路が必要無いので回路
の簡略化及びコスト低下が可能となる。これに加え、記
録時ピット反射光ピークレベルSpkよりも安定した測
定が容易な記録時スペース反射光レベルSsに基づき、
記録時ピット反射光ピークレベルSpk相当値を算出で
きるので、動作が安定する。
【0068】また、これまでの式(1)〜式(7)は、
定線速度記録すなわちCLV記録を前提としている。一
方、定回転記録すなわちCAV記録の場合は、記録線速
度が常に変化するため、これまでの計算式では上手くい
かない。
【0069】CAV記録の場合は、記録時ピット反射光
レベルSpと記録パワーPw1とを、記録線速度変化に
よる既知の記録パワー変化率Rpで除算した値とするこ
とで対応が可能となる。つまり、式(1)〜式(7)の
記録時ピット反射光レベルSpをSp/Rpとおき、記
録パワーPw1をPw1/Rpと置き換えた式(8)〜
式(14)となる。 Rm=(Sp/Rp)/Ss/(Pw1/Rp) ・・・(8) Rm=(Sp/Rp)/Ref/(Pw1/Rp) ・・・(9) Rm=(Sp/Rp)/(Pw1/Rp) ・・・(10) Rm=Spk×a×n−Sp/Rp ・・・(11) Rm=(Spk×a×n−Sp/Rp)×Pw1/Rp ・・・(12) Rm=(Spk×a×n−Sp/Rp)/Ss ・・・(13) Spk=Ss/Pr1×(Pw1/Rp) 又は Spk×a=Ss/Pr 1×(Pw1/Rp) ・・・(14) Rm:記録状態検出指数 Sp:記録時ピット反射光レベル Ss:記録時スペース反射光レベル Spk:記録時ピット反射光ピークレベル Pw1:記録パワー Pr1:記録時再生パワー Ref:記録領域反射率 n:ランニングOPC感度係数 a:記録時ピット反射光ピークレベル補正係数 Rp:記録線速度変化による既知の記録パワー変化率
【0070】ここで、式(8)〜式(14)中の記録パ
ワー変化率Rpは、記録ストラテジが同一であれば式
(15)のように記録線速度Lv(記録線速度比、記録
速度等を含む。)の関数f(Lv)で表すことができ
る。しかし、記録ストラテジが変化する場合はひとつの
関数であらわせるとは限らない。 Rp=f(Lv) ・・・(15) Rp:記録線速度による記録パワー変化率 Lv:記録線速度、記録線速度比又は記録速度
【0071】一例として、CAV記録パワー変化率Rp
は、理論的には記録線速度比Lvの平方根に比例すると
考えられるので、式(16)のように置き換えることが
できる。 Rp=b×√Lv ・・・(16) Rp:記録線速度による既知の記録パワー変化率 b:記録パワー変化率の比例係数 Lv:記録線速度又は記録速度
【0072】CAV記録においてストラテジが変化する
場合は、ストラテジによる記録パワー変化率Rpsを予
め測定しておいて、式(17)のように計算式に組み込
むことで対応可能である。 Rp=b×√Lv×Rps ・・・(17) Rp:記録線速度による既知の記録パワー変化率 b:記録パワー変化率の比例係数 Lv:記録線速度又は記録速度 Rps:ストラテジによる記録パワー変化率
【0073】また、以上の式は、全て式中のランニング
OPC感度係数nを調整することで、ランニングOPC
の効き具合を微妙にコントロールすることが可能であ
る。
【0074】ここで、記録状態検出指数Rmの計算式中
に“nのべき乗”計算がある場合について説明する。記
録状態検出指数Rmの計算中のべき乗計算は、ランニン
グOPC感度係数nが整数の場合、かけ算をn回繰り返
すことでできるためプログラム的には容易である。しか
し、ランニングOPC感度係数nが整数ではない場合
は、プログラム的には非常に難しくなる。
【0075】このような場合は次のような方法でプログ
ラムを簡単にすることが可能である。今回のランニング
OPC制御は、記録状態検出指数Rmが常にある目標値
になるように制御する方法であるため、記録状態検出指
数Rm自体をl乗(エル乗)したとしても、動作可能で
ある。
【0076】式(1)を例にあげると、n≒m/l
(ただしm,lは整数)と表せる場合、 Rm=Sp/Ss/Pw1 ・・・(1) は、次式のように変形できる。 Rm’=((Sp/Ss))/(Pw1) ・・・(18) ただし、n≒m/l、m,lは整数。 他の式においても、べき乗計算が整数でない場合は、同
様にして計算を簡単に変形できる。
【0077】そして、データ記録領域への実記録の前
に、光ディスク所定の試し書き領域(PCA)におい
て、最適記録パワーPw0を校正するための動作(OP
C)を行うと同時に、最適記録パワーPw0による記録
時に上記各式によって記録状態検出指数Rmを測定し、
これを目標値Rtとして記憶しておき、以降のデータ領
域への実記録時に測定する記録状態検出指数Rmと目標
値Rtとの差、記録状態検出指数誤差ΔRmが最小にな
るように記録パワーPw1を制御する。このように記録
状態を検出しながら記録パワーを制御する動作を「ラン
ニングOPC」という。
【0078】ランニングOPCを行わない(定線速度)
記録の場合、OPCにより求めた最適記録パワーPw0
を固定してデータ領域に記録する。そのため、データ領
域においては、様々な要因によりOPCで求めた最適記
録パワーPw0が必ずしも最適ではなくなるので、記録
状態が変動して記録品質の悪化が起こる。ここで「記録
状態の変動」とは、記録波形を再生した波形の非対称性
を表すアシンメトリ(又はβ)の変動のことをいう。
【0079】しかし、本実施形態のランニングOPC制
御方法を行った記録の場合、その光ディスクや光ディス
ク装置に最適な記録状態検出指数の演算式を選び、更に
ランニングOPC感度係数nの値も最適に選ぶことによ
り、図2に示すグラフのように、OPCによって求めた
最適記録パワーPw0による記録状態(つまりアシンメ
トリ又はβ)を、常に安定に維持して記録を行うことが
可能になる。したがって、光ディスク全面において安定
した記録品質(均一なアシンメトリ又はβ)を実現する
ことができる。
【0080】図3は、本発明に係る光ディスク記録装置
の一実施形態を示すブロック図である。以下、この図面
に基づき説明する。同時に、本発明に係る光ディスク記
録方法についても説明する。
【0081】スピンドルモータ2によって回転するター
ンテーブル22上に光ディスク1が装着され、光ディス
ク1のデータは光ヘッド3によって読み書きされる。光
ヘッド3内の半導体レーザ素子4から出力されたレーザ
ビームは、ハーフミラー23によって反射され、対物レ
ンズ5によって光ディスク1上に焦点を結ぶ。光ディス
ク1からのレーザビーム反射光は、再び光ヘッド3に戻
り複数に分割された信号検出用受光素子8により反射光
量を検出され、電流−電圧変換アンプ14により電圧信
号に変換され各ブロックに供給される。この複数の電圧
信号のうち主ビームの和信号はRF信号21として、光
ディスク1上の記録波形を読み出したり、記録時の記録
状態を検出したりするために使用される。
【0082】また、電流−電圧変換アンプ14により電
圧信号に変換された複数の電圧信号のマトリクスは、サ
ーボ制御用検出信号25となる。サーボ制御用検出信号
25は、光ディスク1上にレーザビームの焦点を合わせ
るフォーカス機構や、光ディスク1上のトラックにレー
ザビームスポットを追従させるトラッキング機構を、制
御するためのものである。
【0083】光ディスク1にデータを記録する際には、
光ディスク1上にピットを生成するために、レーザビー
ムを記録パワーと再生パワーとで交互に照射する(図1
)。そのため、再生パワー照射時のみの反射光電圧信
号を、サンプルホールド回路15により保持しサーボ制
御信号とする。このサーボ制御信号は、サーボ制御回路
16により処理され、光ヘッド3のトラッキング/フォ
ーカス機構6を駆動することにより対物レンズ5を制御
して、レーザビームスポットを光ディスク1上の所定の
位置にサーボ制御する。また、図示していないが光ディ
スク内周/外周へ光ヘッド3を移動させるスレッド機構
も設けられており、大まかなトラックへの追従はこのス
レッド機構が行う。
【0084】一方、半導体レーザ素子4から出力された
レーザビームのうちハーフミラー23を透過する分は、
フロントモニタ受光素子7に直接照射される。これによ
り、半導体レーザ素子4のレーザビーム強度が、電流−
電圧変換アンプ9によって電圧信号(フロントモニタ検
出信号24)に変換される。このフロントモニタ検出信
号24は、レーザビーム強度を常に設定された強度に保
つための自動パワー制御(Auto Power Control、以下
「APC」という。)を行うために使用される。
【0085】光ディスク記録時において、光ディスク1
上にピットを生成するため、レーザビームを記録パワー
と再生パワーとで交互に出射する。そのため、再生パワ
ー出射時の瞬間と記録パワー出射時の瞬間とのフロント
モニタ検出信号24は、それぞれサンプルホールド回路
10,11によって保持され、それぞれ再生APC回路
12と記録APC回路13とに入力される。各APC回
路12,13は、記録パワー/再生パワー制御部20に
よって出射パワー目標値が設定され、レーザビーム強度
がこの設定パワーになるように、フロントモニタ検出信
号24の各サンプルホールド信号に基づいてAPC制御
する。
【0086】そして、再生時の光ディスク1からの反射
光電圧信号21は、アシンメトリ検出回路17に入力さ
れる。その結果、再生波形のアシンメトリを示すシンメ
トリ値又はβ値が検出される。
【0087】また、光ディスク1からの反射光電圧信号
21は、ピット反射光サンプルホールド回路18にも入
力され、記録時は図1に示すような波形になる。ピッ
ト反射光サンプルホールド回路18は、記録パワー照射
時にピット生成が飽和して反射光レベルが安定する反射
光電圧信号21の後半部分を、サンプルホールドして記
録時ピット反射光信号26とする。
【0088】同様に、反射光電圧信号21は、スペース
反射光サンプルホールド回路19にも入力され、記録時
は図1に示すような波形になる。スペース反射光サン
プルホールド回路19は、再生パワー照射時の反射光レ
ベルが安定する反射光電圧信号21の部分を、サンプル
ホールドして記録時スペース反射光信号27とする。
【0089】同様に、反射光電圧信号21は、ピット反
射光ピーク検出回路28にも入力され、記録時は図1
に示すような波形になる。ピット反射光ピーク検出回路
28は、記録パワー照射時反射光のピークレベルを、ピ
ークホールドして記録時ピット反射光ピーク信号30と
する。
【0090】これらの記録時ピット反射光信号26と記
録時スペース反射光信号27とに加え、必要に応じて記
録時ピット反射光ピーク信号30が、記録状態検出指数
演算部20に入力される。そして、記録状態検出指数演
算部20が「記録状態検出指数」を求める。この記録状
態検出指数に基づいて記録パワーを制御し、ランニング
OPCを実行する。
【0091】図4乃至図7は、本実施形態の光ディスク
記録装置における動作の一例を示すフローチャートであ
る。以下、図1乃至図7に基づき説明する。
【0092】まず、図4に示すように、データ領域への
実記録動作前に光ディスク1の所定の試し書き領域(P
CA)において、最適記録パワーPw0を校正するため
の動作(OPC)を行う。
【0093】これは、記録パワー制御部20により、記
録パワーを段階的に変化させながら記録し(ステップ1
00)、その波形を再生して各記録パワーに対応するア
シンメトリ(又はβ)をアシンメトリ検出回路17によ
り測定して、光ディスク1毎に定められた目標アシンメ
トリ(又は目標β)相当の記録パワーPw0を演算より
求め、その最適記録パワーPw0に記録パワーPw1を
設定する(ステップ102)。このときの記録動作と同
時に、ピット反射光サンプルホールド回路18とスペー
ス反射光サンプルホールド回路19とにより、記録時ピ
ット反射光レベルSpと記録時スペース反射光レベルS
sとを測定して記憶しておく(ステップ101)。この
とき、必要に応じて、記録線速度Lv又は記録線速度比
Lv、記録時ピット反射光ピークレベルSpk等も測定
して記憶しておく。
【0094】これら各検出信号のタイミングは、図1に
示す通りである。記録中のRF信号21は、図1のよ
うな波形になり、ピット生成記録パワー照射時の最初は
ピットがまだ形成されていないため波形レベルが高い。
このピット生成記録パワー照射時の反射光のピークレベ
ルが、ピット反射光ピーク検出回路28により検出され
て記録時ピット反射光ピーク信号Spkとなる。そし
て、徐々にピットが形成されると反射光量は次第に低く
なり、一定時間経過してピット生成が飽和し始めると信
号レベルも飽和して安定する。このピット生成記録パワ
ー照射時後半の反射光レベルが安定したレベルを、図1
のタイミングでピット反射光サンプルホールド回路1
8によりサンプルホールドする。そのレベルが記録時ピ
ット反射光レベルSpとなる。一方、記録時の再生パワ
ー照射時の図1の波形を、スペース反射光サンプルホ
ールド回路19によりサンプルホールドしたレベルが、
記録時スペース反射光レベルSsである。
【0095】このようにして測定した各検出値Sp、S
s、Spk、Lvに基づき記録状態検出指数演算部20
によって、OPCで求めた最適記録パワーPw0に相当
する記録状態検出指数Rmを式(1)〜式(17)のい
ずれかにより求めて(ステップ103)、これを記録状
態検出指数の目標値Rtとして記憶する(ステップ10
4)。
【0096】また、記録状態検出指数の目標値Rtを求
める別な方法として、図5に示すような方法もある。
【0097】OPCにより最適記録パワーPw0を求め
(ステップ110)、その最適記録パワーPw0に記録
パワーPw1を設定し(ステップ111)、PCA数フ
レームにその最適記録パワー(Pw1=Pw0)で試し
書きを行う(ステップ112)。この記録動作と同時
に、ピット反射光サンプルホールド回路18とスペース
反射光サンプルホールド回路19とにより、記録時ピッ
ト反射光レベルSpと記録時スペース反射光レベルSs
とを測定する(ステップ113)。このとき、必要に応
じて、ピット反射光ピーク検出回路28や線速度検出回
路29によって記録時ピット反射光ピークレベルSpk
や記録線速度Lvを測定する。続いて、各検出値から記
録状態検出指数Rmを式(1)〜式(17)のいずれか
により求めて(ステップ114)、これを目標値Rtと
して記憶する(ステップ115)。
【0098】目標値Rtを求める更に別な方法として、
図6に示すような方法もある。
【0099】OPCにより最適記録パワーを求め(ステ
ップ120)、その最適記録パワーPw0に記録パワー
Pw1を設定し(ステップ121)、データ記録領域の
実記録をこの記録パワー(Pw1=Pw0)で開始する
(ステップ122)。続いて、開始直後にピット反射光
サンプルホールド回路18とスペース反射光サンプルホ
ールド回路19とにより、記録時ピット反射光レベルS
pと記録時スペース反射光レベルSsとを測定する(ス
テップ123)。このとき、このとき、必要に応じて、
ピット反射光ピーク検出回路28や線速度検出回路29
によって記録時ピット反射光ピークレベルSpkや記録
線速度Lvを測定する。続いて、各検出値から記録状態
検出指数Rmを式(1)〜(17)のいずれかにより求
めて(ステップ124)、これを目標値Rtとして記憶
する(ステップ125)。
【0100】これまでに説明した図4〜図6のいずれか
のフローチャートによって、目標値Rtが求められる。
以降のデータ記録領域への実記録では、図7に示す記録
パワー制御(ランニングOPC)が行われる。
【0101】まず、既に定められている記録パワーPw
1でデータ記録領域に記録を行う(ステップ131)。
そして、ピット反射光サンプルホールド回路18とスペ
ース反射光サンプルホールド回路19とにより図1の
波形をサンプルホールドし、記録時ピット反射光レベル
Spと記録時スペース反射光レベルSsとを測定する
(ステップ132)。このとき、光ディスク回転周期に
伴う検出値の変動を吸収するために最低ディスク1回転
以上測定を行い、それぞれ平均した検出値を使用する。
【0102】続いて、記録状態検出指数演算部20によ
り記録状態検出指数Rmを式(1)〜式(17)のいず
れかにより求め(ステップ133)、記録状態検出指数
Rmとその目標値Rtとの差「記録状態検出誤差ΔR
m」を次式により求める(ステップ134)。 (記録状態検出誤差ΔRm)=(記録状態検出指数Rm)―(目標値Rt) ・・・(30)
【0103】続いて、以下のA〜Cのいずれかの処理を
実行する。
【0104】A.記録状態検出誤差ΔRmと記録パワー
制御しきい値Hsとを比較し(ステップ135)、ΔR
mがHs以上である場合は、「記録状態を維持するため
には記録パワーが低い」と判断できるので、次式により
記録パワーPw1を記録パワーステップ幅ΔPw分上げ
る(ステップ136)。 (記録パワーPw1)←(記録パワーPw1)+(記録パワーステップ幅Δ Pw) ・・・(31)
【0105】B.記録状態検出誤差ΔRmと負の記録パ
ワー制御しきい値−Hsとを比較し(ステップ13
7)、ΔRmが−Hs以下である場合は、「記録状態を
維持するためには記録パワーが高い」と判断できるの
で、次式により記録パワーPw1を記録パワーステップ
ΔPw分下げる(ステップ138)。 (記録パワーPw1)←(記録パワーPw1)−(記録パワーステップ幅Δ Pw) ・・・(32)
【0106】C.上記A,Bのいずれにも当てはまらな
い場合、つまり −Hs<ΔRm<+Hs の場合は、記録パワーPw1は変化させない。
【0107】以上の図7に示す動作を、データ記録が継
続される限り繰り返し行う(ステップ139)。
【0108】なお、本発明は、いうまでもなく、上記実
施形態に限定されるものではない。例えば、ピット反射
光サンプルホールド回路18やスペース反射光サンプル
ホールド回路19の代わりに、記録時反射光をAD変換
して演算により記録時ピット反射光量、記録時スペース
反射光量、記録時ピット反射光ピークレベル等を求めて
もよい。
【0109】また、記録状態検出指数の演算式では、い
ずれも「記録パワー」が使われている。ここで、ここ
で、記録パワーは、実質的に同じもの、すなわち記録パ
ワー相当の信号を使用してもよい。例えば、作動プッシ
ュプル方式のようにサブビームを持つ場合であれば、フ
ロント側のサブビームの反射光量を記録パワーに置き換
えることができる。又は、フロントモニタ信号レベルを
記録パワーの代わりに置き換えることもできる。
【0110】
【発明の効果】本発明に係る記録状態検出指数の算出方
法によれば、光ディスクや光ディスク装置の種類毎にn
を最適化することにより、どのような種類の光ディスク
や光ディスク装置に対しても、温度変動等に対する安定
性及び記録状態の検出感度を向上させた記録状態検出指
数を得ることができる。
【0111】請求項1乃至3記載の算出方法によれば、
パワーPw1で照射したレーザ光の反射光強度のPEA
K値を用いないので、温度変動等に影響されない安定し
た記録状態検出指数Rmを得ることができる。これに加
え、パワーPw1のn乗を用い、光ディスクや光ディス
ク装置の種類毎にnを最適化することにより、記録パワ
ーに対する変化量を光ディスクや光ディスク装置の種類
毎に設定できるので、どのような種類の光ディスクや光
ディスク装置に対しても、温度変動等に対する安定性及
び記録状態の検出感度を向上させた記録状態検出指数R
mを得ることができる。
【0112】請求項2記載の算出方法によれば、記録時
スペース反射光レベルSsの代わりに、記録領域におい
て予め測定した反射率Refを使用することにより、記
録時の再生パワーが不安定な場合でも正確に記録状態検
出指数Rmを得ることができる。
【0113】請求項3記載の算出方法によれば、光ディ
スクの面内反射率変動が問題にならないレベルである場
合に、記録時スペース反射光レベルを使用しないことに
より、回路や計算式や動作を簡略化できる。
【0114】記録時ピット反射光ピークレベルSpk
は、正確かつ安定な測定が非常に困難である。請求項4
乃至7記載の算出方法によれば、記録時ピット反射光ピ
ークレベルSpkに、補正係数aを掛けて補正すること
により、正確な記録状態検出指数Rmを得ることができ
る。
【0115】請求項7記載の算出方法によれば、記録時
ピット反射光ピークレベルSpkを測定しなくても、記
録時スペース反射光レベルSsと記録時再生パワーPr
1と記録パワーPw1とから、記録時ピット反射光ピー
クレベルSpkを算出することができる。また、記録時
ピット反射光ピークレベルSpkを測定しないので、す
なわちその測定回路が必要ないので、回路の簡略化及び
コスト低下が可能となる。これに加え、記録時ピット反
射光ピークレベルSpkよりも安定した測定が容易な記
録時スペース反射光レベルSsに基づき、記録時ピット
反射光ピークレベルSpk相当値を算出できるので、動
作を安定化できる。
【0116】請求項8乃至11記載の算出方法によれ
ば、記録時ピット反射光レベルSpと記録パワーPw1
とを、記録線速度変化による既知の記録パワー変化率R
pで除算した値とすることにより、式(1)〜式(7)
をCAV記録に適用することができる。
【0117】請求項12記載の算出方法によれば、nが
n=m/l(ただしm,lは整数)と表せる場合、式
(1)乃至式(3)のいずれかにおいて、両辺をl乗
し、その右辺を指数Rmとすることにより、nが整数で
はない場合の計算プログラムを簡略化できる。
【0118】請求項13記載の算出方法によれば、光デ
ィスクの少なくとも1周分について指数Rmを求め、更
にこれらの指数Rmの平均値を求め、その平均値を真の
指数Rmとすることにより、ノイズ等の影響を除去でき
るので、指数Rmの精度を向上できる。
【0119】請求項14記載の算出方法によれば、光デ
ィスクの少なくとも1周分について指数Rmを算出する
ためのパラメータを検出し、更にこれらのパラメータの
平均値を求め、これらの平均値を用いて指数Rmを算出
することにより、ノイズ等の影響を除去できるので、指
数Rmの精度を向上できる。
【0120】本発明に係る光ディスク記録方法及び装置
によれば、本発明に係る記録状態検出指数の算出方法を
用いることにより、温度変動等に対する安定性及び記録
状態の検出感度を向上させた記録状態検出指数を得るこ
とができるので、記録状態変動に対する追従性能を向上
できる。換言すると、最適記録状態時の記録状態検出指
数をその目標値Rtとして測定しておき、データ領域へ
の実記録中に常に記録状態検出指数Rmを測定して、R
mとRtの差が最小になるように記録パワーPw1を制
御しているので、常に安定した最適記録状態を維持する
ことができる。つまり、光ディスク全面にわたって、常
に安定して均一な最適アシンメトリ(最適β値又はシン
メトリ値)の記録品質を維持することができる。
【0121】本発明の効果を確かめるための実験結果
を、図2のグラフに示してある。本発明によれば、ラン
ニングOPC感度係数nの値を変えることにより、ラン
ニングOPCの効果を微妙に制御できる。また、記録状
態検出指数の様々な演算式の中から最適な演算式を予め
選んでおくことで、最適なランニングOPCを設定でき
る。したがって、ランニングOPCを行わないで記録パ
ワー固定で光ディスク全面に記録した場合に比べて、ラ
ンニングOPCを行って記録した場合は、常に安定して
均一な最適アシンメトリの記録品質を維持できる。
【0122】また、従来のランニングOPCで測定が困
難であった記録時ピット反射光ピークレベルSpkを使
用しない演算式を選べば、記録時ピット反射光ピークレ
ベルの測定誤差による記録状態検出指数の誤差を無くす
ことができる。
【0123】更に、光ディスクの色素の種類によって
は、記録パワーを上げていくと記録状態検出指数の変化
量が徐々に小さくなって記録状態検出指数が飽和してい
くという問題があるが、本発明に係る記録状態検出指数
の算出方法を適切に選び、nの値を適切に設定すること
で、そのような光ディスクでも最適なランニングOPC
効果を得ることができる。
【0124】更にまた、定線速度記録(CLV記録)ば
かりではなく定回転記録(CAV記録)にも対応可能な
演算式も考慮してある。したがって、本発明によれば、
従来のランニングOPC方法に比べて、光ディスクや光
ディスク装置の種類に適切で、かつ安定した良好な特性
のランニングOPCを簡単に実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る記録状態検出指数の算出方法の一
実施形態を示す説明図である。
【図2】本発明におけるランニングOPCの結果を示す
グラフである。
【図3】本発明に係る光ディスク記録装置の一実施形態
を示すブロック図である。
【図4】図3の光ディスク記録装置の動作の一例を示す
フローチャートである。
【図5】図3の光ディスク記録装置の動作の一例を示す
フローチャートである。
【図6】図3の光ディスク記録装置の動作の一例を示す
フローチャートである。
【図7】図3の光ディスク記録装置の動作の一例を示す
フローチャートである。
【図8】アシンメトリ及びβを説明するためのグラフで
あり、図8(1)はアシンメトリ、図8(2)はβであ
る。
【図9】β値とジッタとの関係の一例を示すグラフであ
る。
【符号の説明】
Sp 記録時ピット反射光レベル Spk 記録時ピット反射光ピークレベル Ss 記録時スペース反射光レベル Pw1 記録パワー Pr1 再生パワー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5D090 AA01 BB04 CC01 CC05 CC16 EE01 HH01 KK03 LL08 5D119 AA23 AA41 BA01 DA01 DA09 EC09 HA02 HA17 HA46 5D789 AA23 AA41 BA01 DA01 DA09 EC09 HA02 HA17 HA46

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ディスクへの情報記録時に、当該光デ
    ィスクの記録状態を検出する指数Rmを求める、記録状
    態検出指数の算出方法において、 ピット部を生成するパワーPw1で照射したレーザ光の
    反射光強度の安定した部分を光強度レベルSpとして検
    出し、ピット部を生成しないパワーで照射したレーザ光
    のスペース部からの反射光強度を光強度レベルSsとし
    て検出し、 これに係数n(n=2を除く。)を加え、次式 Rm=Sp/Ss/Pw1 ・・・(1) によって前記指数Rmを求める、ことを特徴とする記録
    状態検出指数の算出方法。
  2. 【請求項2】 光ディスクへの情報記録時に、当該光デ
    ィスクの記録状態を検出する指数Rmを求める、記録状
    態検出指数の算出方法において、 ピット部を生成するパワーPw1で照射したレーザ光の
    反射光強度の安定した部分を光強度レベルSpとして検
    出し、 これに係数n及び記録領域で予め測定した反射率Ref
    を加え、次式 Rm=Sp/Ref/Pw1 ・・・(2) によって前記指数Rmを求める、ことを特徴とする記録
    状態検出指数の算出方法。
  3. 【請求項3】 光ディスクへの情報記録時に、当該光デ
    ィスクの記録状態を検出する指数Rmを求める、記録状
    態検出指数の算出方法において、 ピット部を生成するパワーPw1で照射したレーザ光の
    反射光強度が安定した部分を光強度レベルSpとして検
    出し、 これに係数n(n=2を除く。)を加え、次式 Rm=Sp/Pw1 ・・・(3) によって前記指数Rmを求める、 ことを特徴とする記録状態検出指数の算出方法。
  4. 【請求項4】 光ディスクへの情報記録時に、当該光デ
    ィスクの記録状態を検出する指数Rmを求める、記録状
    態検出指数の算出方法において、 ピット部を生成するパワーPw1で照射したレーザ光の
    反射光強度のうち、ピーク部分を光強度レベルSpk、
    安定した部分を光強度レベルSpとして検出し、 これに係数n及び前記光強度レベルSpkの補正係数a
    を加え、次式 Rm=Spk×a×n−Sp ・・・(4) によって前記指数Rmを求める、ことを特徴とする記録
    状態検出指数の算出方法。
  5. 【請求項5】 光ディスクへの情報記録時に、当該光デ
    ィスクの記録状態を検出する指数Rmを求める、記録状
    態検出指数の算出方法において、 ピット部を生成するパワーPw1で照射したレーザ光の
    反射光強度のうち、ピーク部分を光強度レベルSpk、
    安定した部分を光強度レベルSpとして検出し、 これに係数n及び前記光強度レベルSpkの補正係数a
    を加え、次式 Rm=(Spk×a×n−Sp)×Pw1 ・・・(5) によって前記指数Rmを求める、ことを特徴とする記録
    状態検出指数の算出方法。
  6. 【請求項6】 光ディスクへの情報記録時に、当該光デ
    ィスクの記録状態を検出する指数Rmを求める、記録状
    態検出指数の算出方法において、ピット部を生成するパ
    ワーPw1で照射したレーザ光の反射光強度のうち、ピ
    ーク部分を光強度レベルSpk、安定した部分を光強度
    レベルSpとして検出し、ピット部を生成しないパワー
    で照射したレーザ光のスペース部からの反射光強度を光
    強度レベルSsとして検出し、これに係数n及び前記光
    強度レベルSpkの補正係数aを加え、次式 Rm=(Spk×a×n−Sp)/Ss ・・・(6) によって前記指数Rmを求める、 ことを特徴とする記録状態検出指数の算出方法。
  7. 【請求項7】 ピット部を生成しないパワーで照射した
    レーザ光のスペース部からの反射光強度を光強度レベル
    Ssとして検出し、 これに前記パワーPw1、記録時の再生パワーPr1及
    び前記光強度レベルSpkの補正係数aを加え、次式 Spk=Ss/Pr1×Pw1 又は Spk×a=Ss/Pr1×Pw1 ・・・(7) によって前記光強度レベルSpkを求める、請求項4乃
    至6のいずれかに記載の記録状態検出指数の算出方法。
  8. 【請求項8】 CAV(Constant Angular Velocity)
    記録における記録線速度変化による記録パワー変化率を
    Rpとした場合、 前記式(1)乃至式(7)のいずれかにおいて、前記S
    pを含むときはこれに代えてSp/Rpとし、前記Pw
    1を含むときはこれに代えてPw1/Rpとした、 請求項1乃至7のいずれかに記載の記録状態検出指数の
    算出方法。
  9. 【請求項9】 記録ストラテジが同一である場合、記録
    線速度(記録線速度比、記録速度等を含む。)をLv、
    この記録線速度Lvの関数をf(Lv)としたとき、次
    式 Rp=f(Lv) ・・・(15) によって前記記録パワー変化率Rpを求める、請求項8
    記載の記録状態検出指数の算出方法。
  10. 【請求項10】 記録ストラテジが同一である場合、前
    記記録パワー変化率Rpの比例係数をb、記録線速度
    (記録線速度比、記録速度等を含む。)をLvとしたと
    き、次式 Rp=b×√Lv ・・・(16) によって前記記録パワー変化率Rpを求める、 請求項8記載の記録状態検出指数の算出方法。
  11. 【請求項11】 前記記録ストラテジが変化する場合、
    前記記録パワー変化率Rpの比例係数をb、記録線速度
    (記録線速度比、記録速度等を含む。)をLv、当該記
    録ストラテジによる記録パワー変化率をRpsとしたと
    き、次式 Rp=b×√Lv×Rps ・・・(17) によって前記記録パワー変化率Rpを求める、 請求項8記載の記録状態検出指数の算出方法。
  12. 【請求項12】 前記nがn=m/l(ただしm,lは
    整数)と表せる場合、前記式(1)乃至式(3)のいず
    れかにおいて、両辺をl乗し、その右辺を前記指数Rm
    とする、 請求項1乃至3のいずれかに記載の記録状態検出指数の
    算出方法。
  13. 【請求項13】 前記光ディスクの少なくとも1周分に
    ついて前記指数Rmを求め、更にこれらの指数Rmの平
    均値を求め、その平均値を真の指数Rmとする、 請求項1乃至12のいずれかに記載の記録状態検出指数
    の算出方法。
  14. 【請求項14】 前記光ディスクの少なくとも1周分に
    ついて前記指数Rmを算出するためのパラメータを検出
    し、更にこれらのパラメータの平均値を求め、これらの
    平均値を用いて前記指数Rmを算出する、 請求項1乃至13のいずれかに記載の記録状態検出指数
    の算出方法。
  15. 【請求項15】 前記係数nは、光ディスクの種類毎又
    は光ディスク装置の種類毎に、再生波形の非対称性の変
    動が小さくなるように予め最適化した値である、 請求項1乃至14のいずれかに記載の記録状態検出指数
    の算出方法。
  16. 【請求項16】 前記係数nは、光ディスクの一枚毎又
    は光ディスク装置の一台毎に、再生波形の非対称性の変
    動が小さくなるように予め最適化した値である、 請求項1乃至14のいずれかに記載の記録状態検出指数
    の算出方法。
  17. 【請求項17】 請求項1乃至16のいずれかに記載の
    記録状態検出指数の算出方法を用いて情報記録時に前記
    指数Rmを測定し、当該指数Rmとその目標値との差が
    最小になるように前記パワーPw1を制御する、 光ディスク記録方法。
  18. 【請求項18】 請求項1乃至16のいずれかに記載の
    記録状態検出指数の算出方法を用いてOPC(Optimum
    Power Calibration)時に前記指数Rmを測定し、当該
    指数Rmを前記目標値とする、 請求項17記載の光ディスク記録方法。
  19. 【請求項19】 請求項1乃至16のいずれかに記載の
    記録状態検出指数の算出方法を用いて、PCA(Power
    Calibration Area)に最適記録パワーで試し書きする際
    に前記指数Rmを測定し、当該指数Rmを前記目標値と
    する、 請求項17記載の光ディスク記録方法。
  20. 【請求項20】 請求項1乃至16のいずれかに記載の
    記録状態検出指数の算出方法を用いてデータ領域実記録
    開始直後に前記指数Rmを測定し、当該指数Rmを前記
    目標値とする、 請求項17記載の光ディスク記録方法。
  21. 【請求項21】 光ディスクへの情報記録時に当該光デ
    ィスクの記録状態を検出する指数Rmを求め、当該指数
    Rmとその目標値との差が最小になるように、ピット部
    を生成するパワーPw1を制御する、光ディスク記録装
    置において、 請求項1乃至16のいずれかに記載の記録状態検出指数
    の算出方法を用いて当該指数Rmを求める手段と、 当該指数Rmとその目標値との差が最小になるように前
    記パワーPw1を制御する手段と、 を備えたことを特徴とする光ディスク記録装置。
  22. 【請求項22】 OPC(Optimum Power Calibratio
    n)時に前記指数Rmを測定し、当該指数Rmを前記目
    標値とする、 請求項21記載の光ディスク記録装置。
  23. 【請求項23】 PCA(Power Calibration Area)に
    最適記録パワーで試し書きする際に前記指数Rmを測定
    し、当該指数Rmを前記目標値とする、 請求項21記載の光ディスク記録装置。
  24. 【請求項24】 データ領域実記録開始直後に前記指数
    Rmを測定し、当該指数Rmを前記目標値とする、 請求項21記載の光ディスク記録装置。
JP2002061306A 2002-03-07 2002-03-07 記録状態検出指数の算出方法並びにこれを用いた光ディスク記録方法及び光ディスク記録装置 Expired - Fee Related JP3858731B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002061306A JP3858731B2 (ja) 2002-03-07 2002-03-07 記録状態検出指数の算出方法並びにこれを用いた光ディスク記録方法及び光ディスク記録装置
US10/383,353 US7126896B2 (en) 2002-03-07 2003-03-07 Information recording method, recording condition detection method, and information recording apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002061306A JP3858731B2 (ja) 2002-03-07 2002-03-07 記録状態検出指数の算出方法並びにこれを用いた光ディスク記録方法及び光ディスク記録装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005163371A Division JP3858930B2 (ja) 2005-06-03 2005-06-03 記録状態検出指数の算出方法並びにこれを用いた光ディスク記録方法及び光ディスク記録装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003263740A true JP2003263740A (ja) 2003-09-19
JP3858731B2 JP3858731B2 (ja) 2006-12-20

Family

ID=27784847

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002061306A Expired - Fee Related JP3858731B2 (ja) 2002-03-07 2002-03-07 記録状態検出指数の算出方法並びにこれを用いた光ディスク記録方法及び光ディスク記録装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7126896B2 (ja)
JP (1) JP3858731B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005073961A1 (ja) * 2004-01-28 2005-08-11 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 記録パワー決定方法および装置
US8081546B2 (en) 2005-11-18 2011-12-20 Teac Corporation Optical disk apparatus for performing power control
US8542563B2 (en) 2007-09-07 2013-09-24 Taiyo Yuden Co., Ltd. Recording method for optical disk and optical disk recording reproduction device

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI233114B (en) * 2003-10-24 2005-05-21 Lite On It Corp Method of determining the time of executing optimal power calibration of an optical drive
TW200532675A (en) * 2004-03-26 2005-10-01 Liteon It Corp Method of determining the time of adjusting writing strategy of an optical drive
JP2005293689A (ja) * 2004-03-31 2005-10-20 Sony Corp 記録装置、記録方法
JP2005322304A (ja) * 2004-05-07 2005-11-17 Taiyo Yuden Co Ltd 光情報記録装置
JP4691539B2 (ja) * 2006-11-16 2011-06-01 太陽誘電株式会社 記録パワー補正方法及び光ディスク記録再生装置

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0991705A (ja) 1995-07-14 1997-04-04 Ricoh Co Ltd 追記型光ディスク装置およびその制御方法
JP3096239B2 (ja) 1996-04-01 2000-10-10 太陽誘電株式会社 光ディスクのランニングopc方法及び光ディスク記録再生装置
JP3302919B2 (ja) * 1997-11-27 2002-07-15 株式会社リコー 光記録媒体の初期化方法及び初期化装置
JP3537662B2 (ja) * 1998-03-24 2004-06-14 パイオニア株式会社 光ビームの記録パワー制御装置
JP2000215454A (ja) 1999-01-27 2000-08-04 Matsushita Electric Ind Co Ltd 光ディスク記録装置、及び光ディスクへの情報記録方法
JP2001018260A (ja) 1999-07-09 2001-01-23 Citizen Electronics Co Ltd 射出成形方法
JP3926967B2 (ja) * 2000-05-19 2007-06-06 富士通株式会社 記憶装置
JP3702817B2 (ja) * 2000-09-13 2005-10-05 ティアック株式会社 光ディスクドライブ装置
JP3539388B2 (ja) * 2001-01-26 2004-07-07 日本電気株式会社 光ディスク記録方法及び光ディスク記録装置
JP2002230766A (ja) * 2001-01-29 2002-08-16 Nec Corp 光ディスク記録装置及びその記録方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005073961A1 (ja) * 2004-01-28 2005-08-11 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 記録パワー決定方法および装置
US8081546B2 (en) 2005-11-18 2011-12-20 Teac Corporation Optical disk apparatus for performing power control
US8542563B2 (en) 2007-09-07 2013-09-24 Taiyo Yuden Co., Ltd. Recording method for optical disk and optical disk recording reproduction device

Also Published As

Publication number Publication date
US20030169659A1 (en) 2003-09-11
US7126896B2 (en) 2006-10-24
JP3858731B2 (ja) 2006-12-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3908720B2 (ja) 光ディスク装置及び光情報記録方法
JP2002352430A (ja) 情報記録方法及び光ディスク装置
JP3539388B2 (ja) 光ディスク記録方法及び光ディスク記録装置
JP3858731B2 (ja) 記録状態検出指数の算出方法並びにこれを用いた光ディスク記録方法及び光ディスク記録装置
JP2004086987A (ja) 光ディスク記録媒体用記録方法及び記録装置
JP3830755B2 (ja) 光量制御装置と情報記録装置
JP2004062938A (ja) 球面収差補正装置及び球面収差補正方法
JP4580367B2 (ja) 記録パワー調節方法および光記録再生装置
US20070195671A2 (en) Semiconductor laser driving device and optical disc device
US20050270941A1 (en) Optical disk device and program for recording and reproducing information on and from an optical recording medium
JP4460569B2 (ja) 光ディスク装置及びその記録パワー設定方法
US7230895B2 (en) Information recording apparatus and information recording method
JP3858930B2 (ja) 記録状態検出指数の算出方法並びにこれを用いた光ディスク記録方法及び光ディスク記録装置
US20040145993A1 (en) Writing waveform controlling method and optical disk apparatus
US20060198262A1 (en) Optical recording apparatus and optical recording method controlling laser power for disc overwriting
KR100688590B1 (ko) 광 기록 장치 및 광 기록 장치의 기록 파워 설정 방법
US7489611B2 (en) Optical disc device
KR100695894B1 (ko) 광디스크 장치 및 광정보 기록방법 그리고 프로그램 기록매체
JP2006099889A (ja) 光ディスク記憶装置における最適パワー記録方法
KR100790987B1 (ko) 광정보기록장치 및 광정보기록방법
JP4417889B2 (ja) 光ディスク装置、光情報記録方法およびプログラム
KR100917483B1 (ko) 광디스크 드라이브의 기록 파워 설정방법
JP2008159133A (ja) 光ディスク装置および光ディスク記録再生方法
JP2009015883A (ja) 光ディスク装置及びその制御方法
JP2007141404A (ja) 光ディスク装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041216

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050405

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050603

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050705

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20050804

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20050804

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050905

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20051129

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060829

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060911

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090929

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100929

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees