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JP3096239B2 - 光ディスクのランニングopc方法及び光ディスク記録再生装置 - Google Patents

光ディスクのランニングopc方法及び光ディスク記録再生装置

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JP3096239B2
JP3096239B2 JP08079078A JP7907896A JP3096239B2 JP 3096239 B2 JP3096239 B2 JP 3096239B2 JP 08079078 A JP08079078 A JP 08079078A JP 7907896 A JP7907896 A JP 7907896A JP 3096239 B2 JP3096239 B2 JP 3096239B2
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reflected light
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隆一 砂川
和徳 江原
晃 下島
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Taiyo Yuden Co Ltd
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Taiyo Yuden Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、主としてEFM(E
ight to Fourteen Modulation)方式を用いて光ディスク
へ情報を記録する際の光ディスクのランニングOPC方
法及び光ディスク記録再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、光情報記録媒体、例えばWOディ
スク等の光ディスクに大容量の情報を記録する技術が一
般に普及してきた。光ディスクに例えば音響信号を記録
する場合、再生時における歪みや雑音等を排除するため
に、記録時において音響信号をディジタル化して記録す
る方法が一般に行われている。また、ディジタル化され
た音響信号(以下、基準ディジタル信号と称する)に対
してCIRC(Cross Interleaved Reed-Solomon Code)
により誤り訂正のためのパリティが付加されると共に、
さらにこれをEFM方式により変調することによって再
生特性の向上を図っている。
【0003】前述したEFM変調を行うことにより、基
準ディジタル信号のハイレベル及びロ−レベルの時間幅
として、所定の基準時間幅Tの3〜11倍の9通りの時
間幅(以下、3T〜11T時間幅と称する)が与えられ
る。この基準ディジタル信号に基づいて光ディスクにレ
−ザ光が照射され、記録層にピット部が形成される。例
えば、基準ディジタル信号のハイレベルの期間にピット
部を形成できる強度のパルス状のレ−ザ光が照射され
る。
【0004】また従来、追記型光ディスク(CD−W
O)に情報を記録する際には記録レーザ光強度最適化
(OPC:Optimun Power Control ,以下OPCと称す
る)を行っている。OPCは光ディスクのパワーキャリ
ブレーションエリア(PCA:Power Calibration Are
a,以下、PCAと称する)に所定の情報を記録すると
共に、記録した情報を再生することによって行われてい
る。PCAはテストエリアとカウントエリアに分けら
れ、それぞれ100個のパーティションに分けられてい
る。
【0005】テストエリアの1パーティションは15フ
レームで構成され、1回の試し書きにおいて1パーティ
ションが使用される。追記型光ディスクの規格書である
オレンジブックには、使用例として、15フレームの間
で、15段階のレーザ光強度で試し書きを行い、その中
で最も記録状態の良かったレーザ光強度を選択して以降
の情報記録を行う、という方法が記載されている。
【0006】さらにオレンジブックには、情報記録時に
おいては、ランニングOPCを行うと記載されている。
このランニングOPCとは、前述したOPC時における
ピット部からの反射光強度と、情報記録時におけるピッ
ト部からの反射光強度とを比較し、この比較結果に基づ
いて、OPC時に求めたレーザ光強度に対して随時補正
を行いながら情報記録を行うというものである。ここ
で、反射光強度を求めるピット部としては11T時間幅
を有するピット部が用いられ、このピット部の後端部か
らの反射光強度が使用されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たように情報記録中に11T時間幅を有するピット部の
後端部からの反射光強度に基づいてレーザ光強度を補正
した場合、光ディスクの種類によってはレーザ光強度を
上げていくと、あるところで飽和してしまい、レーザ光
強度が高くなったことを検出できなくなってしまう。
【0008】即ち、図2に示すように、3T時間幅のピ
ット部Paからの反射光強度Vに比べると、11T時間
幅のピット部Paの後端部からの反射光強度Vは、ある
程度ピット部が形成されてしまっているので低くなると
共に、レーザ光強度を上げても、もともとの反射光強度
が低いのでその変化量は少ない。このため、使用する光
ディスクの種類によっては検出感度が大きく落ちること
があり、レーザ光強度の変動を検出できなかったり、誤
検出することがあった。
【0009】さらに、PCAを用いた初期のOPCにお
ける測定値を基準値としてランニングOPC時の補正を
行っているので、偏芯の影響を受けやすく、的確なレー
ザ光強度の補正ができないことがあった。
【0010】即ち、オレンジブックの記載によると、P
CAを用いた初期のOPCの一連の動作は前述したよう
に15フレーム以内で行うことになっており、通常15
フレーム中13フレームを使用している。従って、ラン
ニングOPCの基準値測定に使用できるのは残りの2フ
レームであり、この2フレームは約26.7msであ
る。また、OPCは光ディスクの内周で行われるため、
偏芯成分を平均化するのには少なくとも1回転分のデー
タを取り込む必要があるが、OPC領域では標準速度の
場合1回転に約120msかかるので、OPC領域で基
準値を測定すると偏芯の影響を大きく受けてしまう。
【0011】本発明の目的は上記の問題点に鑑み、情報
記録時においてレ−ザ光強度の的確な補正を行える光デ
ィスクのランニングOPC方法及び光ディスク記録再生
装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために、請求項1では、記録対象の情報に対応す
ると共に、ピット部を形成できる強度のレ−ザ光を照射
する期間を表す第1の信号レベルと前記強度よりも低い
所定強度のレ−ザ光を照射する期間を表す第2の信号レ
ベルとを有し、該第1及び第2の信号レベルは所定の基
準時間幅の3倍乃至11倍の時間幅をもつ基準ディジタ
ル信号に基づき、光ディスクに対して所定強度のパルス
状のレ−ザ光を照射してピットを形成し、情報を記録す
るときの光ディスクのランニングOPC方法において、
前記光ディスクへの情報記録開始時に実記録領域で複数
フレームに渡り、複数のピット部の反射光強度の最大値
及び該ピット部の先端から所定時間後のサンプル反射光
強度を検出し、該検出結果に基づいて、基準値となる反
射光強度最大値及びサンプル反射光強度を求め、前記情
報記録開始時以降は、前記ピット部からの反射光強度最
大値及び前記サンプル反射光強度を検出して、該検出結
果と前記基準値とを比較し、該比較結果に基づいて、前
記レーザ光強度を補正する光ディスクのランニングOP
C方法を提案する。
【0013】該光ディスクのランニングOPC方法によ
れば、前記光ディスクへの情報記録開始時に実記録領域
で複数フレームに渡り、複数のピット部からの反射光強
度最大値及びピット部の先端から所定時間経過後のサン
プル反射光強度が検出され、該検出結果に基づいて、基
準値となる反射光強度最大値及びサンプル反射光強度が
求められる。さらに、前記情報記録開始時以降は、前記
ピット部からの反射光強度最大値及び前記サンプル反射
光強度が検出されて、該検出結果と前記基準値とが比較
され、該比較結果に基づいて、前記レーザ光強度が補正
される。前記ピット部の反射光強度の最大値は、前記ピ
ット部の先端におけるものであり、情報記録に使用する
レーザ光強度に対して飽和するポイントが高いので、よ
り高い光強度まで検出することが可能となる。
【0014】また、請求項2では、請求項1記載の光デ
ィスクのランニングOPC方法において、前記検出結果
と基準値との比較の際、前記基準値における前記反射光
強度最大値に所定の定数を乗算した値と前記サンプル反
射光強度との差を求めると共に、情報記録時において検
出した前記反射光強度最大値とサンプル反射光強度とか
ら、同様にして反射光強度最大値に所定の定数を乗算し
た値とサンプル反射光強度との差を求め、これらの差の
値がほぼ一致するようにレーザ光強度を補正する光ディ
スクのランニングOPC方法を提案する。
【0015】該光ディスクのランニングOPC方法によ
れば、例えば、外乱や周囲温度の上昇があった場合、見
かけ上の記録レーザ光強度が下がり、記録中のピット部
からの反射光強度が上昇するため、前記基準値における
前記反射光強度最大値に所定の定数を乗算した値と前記
サンプル反射光強度との差を求めると共に、情報記録時
において検出した前記反射光強度最大値とサンプル反射
光強度とから、同様にして反射光強度最大値に所定の定
数を乗算した値とサンプル反射光強度との差を求め、こ
れらの差の値がほぼ一致するようにレーザ光強度を補正
することにより、最適状態での情報記録が可能となる。
【0016】また、請求項3では、請求項2記載の光デ
ィスクのランニングOPC方法において、前記定数は、
情報記録対象となる光ディスクの種類毎に予め設定され
ている光ディスクのランニングOPC方法を提案する。
【0017】該光ディスクのランニングOPC方法によ
れば、前記検出結果と基準値との比較の際に用いる定数
は、情報記録対象となる光ディスクの種類毎に予め設定
され、該定数を用いて補正が行われるので、光ディスク
の種類が変わってもこれに対応してレーザ光強度の補正
が可能となる。
【0018】また、請求項4では、請求項1乃至3の何
れかに記載の光ディスクのランニングOPC方法におい
て、前記ピット部の先端から前記基準時間幅経過後に前
記サンプル反射光強度を検出する光ディスクのランニン
グOPC方法を提案する。
【0019】該光ディスクのランニングOPC方法によ
れば、ピット部の先端から基準時間幅経過後に検出した
反射光強度がサンプル反射光強度とされる。このように
ピット部の先端から基準時間幅経過後の位置における反
射光強度は、ピット部の形成状態が確定していないの
で、基準時間幅の3倍乃至11倍の時間幅をもつピット
部の何れにおいてもほぼ同一となる。
【0020】また、請求項5では、記録対象の情報に対
応すると共に、ピット部を形成できる強度のレ−ザ光を
照射する期間を表す第1の信号レベルと前記強度よりも
低い所定強度のレ−ザ光を照射する期間を表す第2の信
号レベルとを有し、該第1及び第2の信号レベルは所定
の基準時間幅の3倍乃至11倍の時間幅をもつ基準ディ
ジタル信号に基づき、光ディスクに対して所定強度のパ
ルス状のレ−ザ光を照射し、ピットを形成する光情報記
録装置において、少なくとも前記ピット部の形成時に前
記光ディスクからの反射光の強度を検知する光強度検知
手段と、該光強度検知手段の検知結果に基づき、前記ピ
ット部の反射光強度の最大値を検出する最大反射光強度
検出手段と、前記光強度検知手段の検知結果に基づき、
前記ピット部の先端から所定時間経過後の反射光強度を
検出するサンプル反射光強度検出手段と、情報記録開始
時における前記反射光強度最大値及びサンプル反射光強
度を記憶する記憶手段と、情報記録開始時以降に前記記
憶手段の記憶内容と前記最大反射光強検出手段及びサン
プル反射光強度検出手段の検出結果とに基づいて、前記
レーザ光の強度を補正するレーザ光強度補正手段とを備
えた光ディスク記録再生装置を提案する。
【0021】該光ディスク記録再生装置によれば、光強
度検知手段によって、ピット部の形成時に光ディスクか
らの反射光の強度が検知され、該光強度検知手段の検知
結果に基づき、最大反射光強度検出手段によって前記ピ
ット部からの反射光強度の最大値が検出されると共に、
サンプル反射光強度検出手段によって、前記ピット部の
先端から所定時間経過後の反射光強度が検出される。さ
らに、情報記録開始時における前記反射光強度最大値及
びサンプル反射光強度が記憶手段に記憶され、情報記録
開始時以降には前記記憶手段の記憶内容と最大反射光強
検出手段及びサンプル反射光強度検出手段の検出結果と
に基づいて、レーザ光強度補正手段によってレーザ光の
強度が補正される。前記ピット部の反射光強度最大値は
ピット部の先端におけるものであり、情報記録に使用す
るレーザ光強度に対して飽和するポイントが高いので、
より高い光強度まで検出することが可能となる。
【0022】また、請求項6では、請求項5記載の光デ
ィスク記録再生装置において、前記レーザ光強度補正手
段は、前記記憶手段に記憶された反射光強度最大値に所
定の定数を乗算した値とサンプル反射光強度との差を求
めると共に、情報記録時において検出した前記反射光強
度最大値とサンプル反射光強度とから、同様にして反射
光強度最大値に所定の定数を乗算した値とサンプル反射
光強度との差を求め、これらの差の値がほぼ一致するよ
うにレーザ光強度を補正する光ディスク記録再生装置を
提案する。
【0023】該光ディスク記録再生装置によれば、例え
ば、偏芯等の外乱や周囲温度の上昇があった場合、見か
け上の記録レーザ光強度が下がり、記録中のピット部か
らの反射光強度が上昇するため、前記基準値における前
記反射光強度最大値に所定の定数を乗算した値と前記サ
ンプル反射光強度との差を求めると共に、情報記録時に
おいて検出した前記反射光強度最大値とサンプル反射光
強度とから、同様にして反射光強度最大値に所定の定数
を乗算した値とサンプル反射光強度との差を求め、これ
らの差の値がほぼ一致するようにレーザ光強度を補正す
ることにより、最適状態での情報記録が可能となる。
【0024】また、請求項7では、請求項6記載の光デ
ィスク記録再生装置において、前記定数は、情報記録対
象となる光ディスクの種類毎に予め設定されている光デ
ィスク記録再生装置を提案する。
【0025】該光ディスク記録再生装置によれば、前記
定数は、情報記録対象となる光ディスクの種類毎に予め
設定されており、前記レーザ光強度補正の際には該定数
が使用される。
【0026】また、請求項8では、請求項5乃至7の何
れかに記載の光ディスク記録再生装置において、前記サ
ンプル反射光強度検出手段は、前記ピット部の先端から
前記基準時間幅経過後に前記ピット部からの反射光強度
を検出する光ディスク記録再生装置を提案する。
【0027】該光ディスク記録再生装置によれば、サン
プル反射光強度検出手段によって、ピット部の先端から
基準時間幅経過後に検出した反射光強度がサンプル反射
光強度とされる。このようにピット部の先端から基準時
間幅経過後の位置における反射光強度は、ピット部の形
成状態が確定していないので、基準時間幅の3倍乃至1
1倍の時間幅をもつピット部の何れにおいてもほぼ同一
となる。
【0028】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施形態を示す
構成図である。図において、1は光情報記録媒体である
光ディスク、2は光情報記録装置(以下、記録装置と称
する)である。 周知のように情報記録時において、光
ディスク1は図示せぬスピンドルモ−タ等によって回転
される。
【0029】記録装置2は、光ピックアップ21、RF
アンプ22、ロ−パスフィルタ23、タイミングパルス
発生回路24、ピーク検出回路25、サンプルホ−ルド
回路26、演算回路27、光ディスクエンコーダ28、
レ−ザ駆動回路29及びATIPデコーダ30によって
構成され、周知のEFM変調された基準ディジタル信号
Aを入力し、基準ディジタル信号Aがハイレベルのとき
にピット部を形成できる高強度のレ−ザ光を光ディスク
1に出射し、基準ディジタル信号Aがロ−レベルのとき
に非ピット部を形成できかつ情報を再生できる低強度の
レ−ザ光を光ディスク1に出射する。
【0030】光ピックアップ21は、レ−ザダイオ−ド
21a、フォトディテクタ21b、ハ−フミラ−21
c、レンズ21d等から構成されている。レ−ザダイオ
−ド21aは、レ−ザ駆動回路29から入力する電流に
対応した強度のレ−ザ光を出射し、このレ−ザ光はハ−
フミラ−21c及びレンズ21dを介して光ディスク1
に照射される。
【0031】これにより、レ−ザ光の強度が高いときに
光ディスク1にピット部が形成され、レ−ザ光の強度が
低いときに非ピット部が形成される。また、光ディスク
1からの反射光はレンズ21d及びハ−フミラ−21c
を介してフォトディテクタ21bに入射され、フォトデ
ィテクタ21bによって反射光強度に比例した電圧を有
する電気信号Bに変換されてRFアンプ22に入力され
る。
【0032】RFアンプに入力された信号Bは所定の増
幅度にて増幅された信号B1とされた後、ロ−パスフィ
ルタ23によって所定周波数以上の高周波成分が除去さ
れた信号B2として、ピーク検出回路25及びサンプル
ホ−ルド回路26に入力される。これにより、光ディス
ク1に形成された傷等によるノイズ成分が除去される。
【0033】サンプルパルス発生回路24は、演算回路
27から読み出し書き込み制御信号Gを入力すると共
に、光ディスクエンコーダ28から記録制御信号A’を
入力し、読み出し書き込み制御信号Gが書き込みを表し
ているときに、図3に示すように、記録制御信号A’の
立ち上がりから基準時間幅Tを経過した後に基準時間幅
Tを有するパルス信号Dをサンプルホールド回路26に
出力する。
【0034】ピーク検出回路25は、信号B2における
パルスの電圧レベルの最大値を検出して、この電圧を有
する信号Eを出力する。
【0035】サンプルホ−ルド回路26は、サンプルパ
ルス発生回路24からパルス信号Dを入力したときに、
信号B2の電圧レベルを検出して保持すると共に、この
保持電圧を有する信号Fを出力する。
【0036】これにより、図4に示すように、ピーク検
出回路25にはピット部Paの先端部からの反射光強度
に対応した電圧VFが保持され、サンプルホ−ルド回路
26にはピット部Paの先端から基準時間幅Tを経過し
た後の位置における反射光強度に対応した電圧VSが保
持される。
【0037】演算回路27は周知のCPU27aを主体
として構成され、CPU27aには演算処理動作のプロ
グラムが記憶されたROM27b及び演算処理に必要な
データ並びに演算処理中のデータ等を記憶するEEPR
OM27c、RAM27dが接続されている。
【0038】また、演算回路27のCPU27aには、
ATIPデコーダ30から出力されるATIPシンクパ
ルスC及び信号E,Fが入力され、ピーク検出回路25
及びサンプルホ−ルド回路26のそれぞれから出力され
た信号E,Fは、ATIPシンクパルスCをタイミング
パルスとして2ATIPフレーム毎にCPU27aに取
り込まれる。
【0039】これによりCPU27aには、ピット部P
aの先端における最大反射光強度に対応した電圧VFの
値と、ピット部Paの先端から基準時間幅Tを経過した
位置の反射光強度(サンプル反射光強度)に対応した電
圧VSの値とが、ディジタルデータとして取り込まれ
る。
【0040】さらに、CPU27aは取り込んだ電圧V
F,VSの値に基づいて後述する演算を行い、レーザダ
イオード21aからの出射光強度を制御する電圧値デー
タKを算出し、これをレーザ駆動回路29に出力する。
【0041】光ディスクエンコーダ28は、基準ディジ
タル信号A及び読み出し書き込み制御信号Gを入力し、
基準ディジタル信号Aに対応した記録制御信号A’をサ
ンプルパルス発生回路24に出力すると共に、レーザ駆
動回路29の動作を制御する制御信号Jを出力する。
【0042】レーザ駆動回路29は、信号G及び電圧値
データKに基づく記録信号Mを生成する。この記録信号
Mによりレ−ザダイオ−ド21aが駆動され、光ディス
ク1に情報が記録される。
【0043】また、ここでは光ディスク1としては、例
えばトラッキング用グル−ブが形成された基板上にシア
ニン色素によって記録層が形成され、さらにこの記録層
の上に金の反射層及び紫外線硬化樹脂による保護層が形
成された光ディスクが用いられる。さらに、図5に示す
ように、基準ディジタル信号AがハイレベルHのときに
ピット部Paを形成できる高強度のレ−ザ光を光ディス
クに照射し、ロ−レベルLのときにはレーザ光強度は再
生パワーレベルになり、ピット部が形成されるずに非ピ
ット部Pbとなる。
【0044】次に、前述の構成よりなる本実施形態の動
作を説明する。本実施形態における光ディスク記録再生
装置では、予め光ディスクの各種類において後述する演
算に用いる定数Nを実験によって求め、これらの定数N
をディスクの種類に対応してEEPROM27cに記憶
させておく。
【0045】また、情報の記録を行う際には従来と同様
にOPCを行うと共に、情報記録時にはランニングOP
Cを行っている。このランニングOPCでは、光ディス
ク1への情報記録開始時に実記録領域で数フレームに渡
り、複数のピットの先端及び先端から基準時間幅Tを経
過した位置の反射光強度を検出し、この検出結果に基づ
いて、基準値となる反射光強度最大値及びサンプル反射
光強度を求め、これらをRAM27dに記憶している。
【0046】さらに、情報記録開始時以降は、ピットP
aの先端及び先端から基準時間幅Tを経過した位置の反
射光強度を検出して、この検出結果とRAM27dに記
憶してある基準値とを比較して後述する演算を行い、こ
の結果に基づいて、レーザ光強度を随時補正しながら情
報の記録を行っている。
【0047】これらのOPC処理は、図6に示す制御フ
ローに基づいて行われている。即ち、光ディスク1に情
報を記録する際には、光ディスク1のATIPに記録さ
れている光ディスク種別を読み取り(S1)、これに対
応した演算定数Nを選択する(S2)。
【0048】次に、従来と同様にPCAにおいてOPC
を行い(S3)、パルス幅補正値を求める(S4)と共
に、レーザ光強度の補正値を求め(S5)、これらをR
AM27dに記憶する(S6)。
【0049】この後、これらの補正値に基づいてパルス
幅及びレーザ光強度を補正し(S7)、光ディスク1上
の所定領域に記録対象となる情報の書き込みを行う(S
8)。さらに、これと並行して光ディスク1に記録した
情報の再生が行われ、ピット部Paの先端からの反射光
強度(反射光強度最大値)A0と先端から基準時間幅T
を経過した位置の反射光強度(サンプル反射光強度)B
0を検出する(S9)。これは、複数フレームに渡って
行われ、最低1回転分の領域において行われる。
【0050】次いで、検出したn個(nは自然数)のピ
ット部Paの反射光強度最大値A0とサンプル反射光強
度B0 のそれぞれの平均値Am ,Bm を算出する(S1
0)。さらに、これらの平均値Am ,Bm を用いて、次
の(1) 式に示す値SB0 を算出する(S11)と共に、
RAM27dに記憶する(S12)。
【0051】 SB0 =Am ×(1/N)−Bm …(1) ここで、Nは、前述したように実験によって予め求めら
れ、EEPROM27cに記憶されている光ディスクの
種類に対応した定数である。
【0052】この後、順次情報の書き込みを行い(S1
3)、所定時間経過後に情報の書き込みと並行して前述
と同様に光ディスク1に記録した情報の再生が行われ、
ピット部Paの先端からの反射光強度(反射光強度最大
値)A0 と先端から基準時間幅Tを経過した位置の反射
光強度(サンプル反射光強度)B0 を検出する(S1
4)と共に、検出したn個(nは自然数)のピット部P
aの反射光強度最大値A0 とサンプル反射光強度B0
それぞれの平均値Am ,Bm を算出し(S15)、これ
らの平均値Am ,Bm を用いて、次の(2) 式に示す値S
1 を算出する(S16)。
【0053】 SB1 =Am ×(1/N)−Bm …(2) 次に、前述の処理によって求めた値SB0 ,SB1 を用
いて、次の(3) 式に示す値ROPCを算出する(S1
7)。
【0054】ROPC=SB0 −SB1 …(3) ここで、前述したS10乃至S17の処理の具体的意味
を説明する。情報記録開始時においては、図7の(a)
に示すように適切なレーザ光強度によってピット部Pa
の形成が行われているので、ピット部Paの先端及び先
端から基準時間幅Tを経過した位置の反射光強度A0
0 は最適状態におけるものであると見なすことができ
る。前記(1) 式によって求めた値SB0 は、このときの
反射光強度最大値A0 とサンプル反射光強度B0 の差S
0 に対応する値となっている。
【0055】また、偏芯等の外乱や周囲温度変化によっ
て、ピット部Paの形成状態が最適状態でなくなると、
ピット部Paの先端及び先端から基準時間幅Tを経過し
た位置の反射光強度A0 ,B0 も変化してくる。この変
化は、11T時間幅を有するピット部よりも3T時間幅
を有するピット部において顕著に現れてくることが実験
によって確認されている。
【0056】即ち、レーザ光強度が増加したと同じ状態
になると、図7(b)に示すように、ピット部Paが深
く広く形成されて反射光強度A0 ’,B0 ’が低下す
る。また、レーザ光強度が低下したと同じ状態になる
と、図7の(c)に示すように、ピット部Paが浅く狭
く形成されて反射光強度A0 ’,B0 ’が増加する。こ
のとき、ピット部Paは通常、熱伝導の影響によって涙
形状に形成されるので、先端部よりも後端部の方がより
深く広く形成され、各部における反射率は微妙に変化し
てくる。
【0057】従って、A0 −B0 曲線は平行移動するこ
とは無く、この曲線を最適記録状態時のものに維持する
こと、即ち前述したSB0 の値に保つことによって、最
適な記録状態を維持することができる。
【0058】前述した処理S17を行った後、演算結果
の値ROPCが所定範囲内、例えば−α〜0〜+αの範
囲内にあるか否かを判定し(S18)、この判定の結
果、値ROPCが−α〜0〜+αの範囲内に無いとき
は、値ROPCに基づいてレーザ光強度の補正を行い
(S19)、後述するS20の処理に移行する。
【0059】また、S18の判定の結果、値ROPCが
−α〜0〜+αの範囲内にあるときは情報の書き込みが
終了したか否かを判定する(S20)。この判定の結
果、情報の書き込みが終了していないときは前記S13
の処理に移行する。
【0060】前述したように本実施形態によれば、ラン
ニングOPCを情報の記録領域にて行い、光ディスク1
の記録層の性質の変化、或いは光ディスク1の偏心等に
よって形成状態が顕著に変化するピット部Paの形成状
態を反射光によって検出し、レ−ザ光強度を増減して光
ディスク1への熱の供給量を補正しているので、常に基
準ディジタル信号Aに対応した形状のピットを形成する
ことができ、記録特性を向上させることができる。
【0061】また、周囲温度が変化し、レーザ光の強度
或いは発振波長が変化した場合においても、前述したよ
うにレーザ光強度が増減され、光ディスク1への熱の供
給量が補正されるので、ジッター等を低減できると共
に、常に基準ディジタル信号Aに対応した形状のピット
を形成することができ、記録特性を向上させることがで
きる。
【0062】尚、本実施形態における演算等は一例であ
りこれに限定されることはない。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1記
載の光ディスクのランニングOPC方法によれば、光デ
ィスクへの情報記録開始時に実記録領域で複数フレーム
に渡り、複数のピット部からの反射光強度が検出され、
該検出結果に基づいて、基準値となる反射光強度最大値
及びサンプル反射光強度が求められ、前記情報記録開始
時以降は、前記ピット部からの反射光強度最大値及びサ
ンプル反射光強度が検出されて、該検出結果と前記基準
値とが比較され、該比較結果に基づいて、前記レーザ光
強度が補正される。従って、前記ピット部からの反射光
強度最大値は、情報記録に使用するレーザ光強度に対し
て飽和するポイントが高いため、より高い光強度まで検
出することが可能となるので、偏芯等の外乱や周囲温度
変化の影響を受けることなく、的確なレーザ光強度の補
正を行うことができる。これにより、常に最適な状態で
情報記録を行うことができる。
【0064】また、請求項2記載の光ディスクのランニ
ングOPC方法によれば、上記の効果に加えて、情報記
録開始時に求めた基準値におけるピット部からの反射光
強度最大値に所定の定数を乗算した値とサンプル反射光
強度との差を求めると共に、情報記録時において検出し
たピット部からの反射光強度最大値とサンプル反射光強
度とから、同様にして反射光強度最大値に所定の定数を
乗算した値とサンプル反射光強度との差を求め、これら
の差の値がほぼ一致するようにレーザ光強度を補正して
いるので、例えば、外乱や周囲温度の上昇があった場合
に、見かけ上の記録レーザ光強度が下がり、記録中のピ
ット部からの反射光強度が上昇しても、常に最適状態で
の情報記録が可能となる。
【0065】また、請求項3記載の光ディスクのランニ
ングOPC方法によれば、上記の効果に加えて、前記検
出結果と基準値との比較の際に用いる定数は、情報記録
対象となる光ディスクの種類毎に予め設定され、該定数
を用いてレーザ光強度の補正が行われるので、光ディス
クの種類が変わってもこれに対応してレーザ光強度の補
正が可能となる。
【0066】また、請求項4記載の光ディスクのランニ
ングOPC方法によれば、上記の効果に加えて、ピット
部の先端から基準時間幅経過後に検出した反射光強度が
サンプル反射光強度とされ、このようにピット部の先端
から基準時間幅経過後の位置における反射光強度は、ピ
ット部の形成状態が確定していないため、基準時間幅の
3倍乃至11倍の時間幅をもつピット部の何れにおいて
もほぼ同一となるので、情報記録に使用するレーザ光強
度に対して飽和するポイントが高くなり、より高い光強
度まで検出することが可能となる。これにより、偏芯等
の外乱や周囲温度変化の影響をさらに排除することがで
き、常に最適な状態で情報記録を行うことができる。
【0067】また、請求項5記載の光ディスク記録再生
装置によれば、情報記録開始時におけるピット部からの
反射光強度最大値及びサンプル反射光強度が記憶手段に
記憶され、情報記録開始時以降には前記記憶手段の記憶
内容と最大反射光強検出手段及びサンプル反射光強度検
出手段の検出結果とに基づいて、レーザ光強度補正手段
によってレーザ光の強度が補正される。従って、前記ピ
ット部からの反射光強度最大値はピット部の先端におけ
るものであり、情報記録に使用するレーザ光強度に対し
て飽和するポイントが高いため、より高い光強度まで検
出することが可能となるので、偏芯等の外乱や周囲温度
変化の影響を受けることなく、的確なレーザ光強度の補
正を行うことができる。これにより、常に最適な状態で
情報記録を行うことができる。
【0068】また、請求項6記載の光ディスク記録再生
装置によれば、上記の効果に加えて、偏芯等の外乱や周
囲温度の上昇があった場合にも、適切なレーザ光強度の
補正が行われるので、最適状態での情報記録が可能とな
る。
【0069】また、請求項7記載の光ディスク記録再生
装置によれば、上記の効果に加えて、レーザ光強度補正
の際に用いる定数は、情報記録対象となる光ディスクの
種類毎に予め設定されているので、光ディスクの種類が
変わってもこれに対応してレーザ光強度の適切な補正が
可能となる。
【0070】また、請求項8記載の光ディスク記録再生
装置によれば、上記の効果に加えて、ピット部の先端か
ら基準時間幅経過後に検出した反射光強度がサンプル反
射光強度とされ、このようにピット部の先端から基準時
間幅経過後の位置における反射光強度は、ピット部の形
成状態が確定していないため、基準時間幅の3倍乃至1
1倍の時間幅をもつピット部の何れにおいてもほぼ同一
となるので、情報記録に使用するレーザ光強度に対して
飽和するポイントが高くなり、より高い光強度まで検出
することが可能となる。これにより、偏芯等の外乱や周
囲温度変化の影響をさらに排除することができ、的確な
レーザ光強度の補正を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の光ディスク記録再生装置
を示す構成図
【図2】従来例における3T時間幅ピット部と11T時
間幅ピット部の反射光強度の違いを説明する図
【図3】本発明の一実施形態における検出タイミングを
説明する図
【図4】本発明の一実施形態におけるピーク検出回路及
びサンプルホールド回路の検出値を説明する図
【図5】本発明の一実施形態におけるディジタル基準信
号とピットとの関係を説明する図
【図6】本発明の一実施形態におけるOPC処理制御フ
ローチャート
【図7】本発明の一実施形態におけるレーザ光強度補正
方法を説明する図
【符号の説明】
1…光ディスク、2…光情報記録装置、21…光ピック
アップ、21a…レ−ザダイオ−ド、21b…フォトデ
ィテクタ、21c…ハ−フミラ−、21d…レンズ、2
2…RFアンプ、23…ローパスフィルタ、24…サン
プルパルス発生回路、25…ピーク検出回路、26…サ
ンプルホ−ルド回路、27…演算回路、27a…CP
U、27b…ROM、27c…EEPROM、27d…
RAM、28…光ディスクエンコーダ、29…レ−ザ駆
動回路、30…ATIPデコーダ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−89438(JP,A) 特開 平2−54424(JP,A) 特開 平8−203079(JP,A) 特開 平9−91705(JP,A) 特開 平9−7177(JP,A) 特開 平8−212553(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 7/00 - 7/013 G11B 7/125

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録対象の情報に対応すると共に、ピッ
    ト部を形成できる強度のレ−ザ光を照射する期間を表す
    第1の信号レベルと前記強度よりも低い所定強度のレ−
    ザ光を照射する期間を表す第2の信号レベルとを有し、
    該第1及び第2の信号レベルは所定の基準時間幅の3倍
    乃至11倍の時間幅をもつ基準ディジタル信号に基づ
    き、光ディスクに対して所定強度のパルス状のレ−ザ光
    を照射してピットを形成し、情報を記録するときの光デ
    ィスクのランニングOPC方法において、 前記光ディスクへの情報記録開始時に実記録領域で複数
    フレームに渡り、複数のピット部の反射光強度の最大値
    及び該ピット部の先端から所定時間後のサンプル反射光
    強度を検出し、 該検出結果に基づいて、基準値となる反射光強度最大値
    及びサンプル反射光強度を求め、 前記情報記録開始時以降は、前記ピット部からの反射光
    強度最大値及び前記サンプル反射光強度を検出して、 該検出結果と前記基準値とを比較し、 該比較結果に基づいて、前記レーザ光強度を補正するこ
    とを特徴とする光ディスクのランニングOPC方法。
  2. 【請求項2】 前記検出結果と基準値との比較の際、前
    記基準値における前記反射光強度最大値に所定の定数を
    乗算した値と前記サンプル反射光強度との差を求めると
    共に、情報記録時において検出した前記反射光強度最大
    値とサンプル反射光強度とから、同様にして反射光強度
    最大値に所定の定数を乗算した値とサンプル反射光強度
    との差を求め、これらの差の値がほぼ一致するようにレ
    ーザ光強度を補正することを特徴とする請求項1記載の
    光ディスクのランニングOPC方法。
  3. 【請求項3】 前記定数は、情報記録対象となる光ディ
    スクの種類毎に予め設定されていることを特徴とする請
    求項2記載の光ディスクのランニングOPC方法。
  4. 【請求項4】 前記ピット部の先端から前記基準時間幅
    経過後に前記サンプル反射光強度を検出することを特徴
    とする請求項1乃至3の何れかに記載の光ディスクのラ
    ンニングOPC方法。
  5. 【請求項5】 記録対象の情報に対応すると共に、ピッ
    ト部を形成できる強度のレ−ザ光を照射する期間を表す
    第1の信号レベルと前記強度よりも低い所定強度のレ−
    ザ光を照射する期間を表す第2の信号レベルとを有し、
    該第1及び第2の信号レベルは所定の基準時間幅の3倍
    乃至11倍の時間幅をもつ基準ディジタル信号に基づ
    き、光ディスクに対して所定強度のパルス状のレ−ザ光
    を照射し、ピットを形成する光情報記録装置において、 少なくとも前記ピット部の形成時に前記光ディスクから
    の反射光の強度を検知する光強度検知手段と、 該光強度検知手段の検知結果に基づき、前記ピット部の
    反射光強度の最大値を検出する最大反射光強度検出手段
    と、 前記光強度検知手段の検知結果に基づき、前記ピット部
    の先端から所定時間経過後の反射光強度を検出するサン
    プル反射光強度検出手段と、 情報記録開始時における前記反射光強度最大値及びサン
    プル反射光強度を記憶する記憶手段と、 情報記録開始時以降に前記記憶手段の記憶内容と前記最
    大反射光強検出手段及びサンプル反射光強度検出手段の
    検出結果とに基づいて、前記レーザ光の強度を補正する
    レーザ光強度補正手段とを備えたことを特徴とする光デ
    ィスク記録再生装置。
  6. 【請求項6】 前記レーザ光強度補正手段は、前記記憶
    手段に記憶された反射光強度最大値に所定の定数を乗算
    した値とサンプル反射光強度との差を求めると共に、情
    報記録時において検出した前記反射光強度最大値とサン
    プル反射光強度とから、同様にして反射光強度最大値に
    所定の定数を乗算した値とサンプル反射光強度との差を
    求め、これらの差の値がほぼ一致するようにレーザ光強
    度を補正することを特徴とする請求項5記載の光ディス
    ク記録再生装置。
  7. 【請求項7】 前記定数は、情報記録対象となる光ディ
    スクの種類毎に予め設定されていることを特徴とする請
    求項6記載の光ディスク記録再生装置。
  8. 【請求項8】 前記サンプル反射光強度検出手段は、前
    記ピット部の先端から前記基準時間幅経過後に前記ピッ
    ト部からの反射光強度を検出することを特徴とする請求
    項5乃至7の何れかに記載の光ディスク記録再生装置。
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