JP2003143731A - ワイヤハーネスの防水構造 - Google Patents
ワイヤハーネスの防水構造Info
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- 238000004804 winding Methods 0.000 claims abstract description 10
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- 238000004078 waterproofing Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Installation Of Indoor Wiring (AREA)
- Insulated Conductors (AREA)
- Electric Cable Installation (AREA)
- Details Of Indoor Wiring (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 エンジンルーム内の浸水領域でワイヤハーネ
スが分岐する部分を確実に防水する。 【解決手段】 自動車のエンジンルーム内の浸水領域に
配索され、幹線からT字状に支線が分岐し、該T字分岐
位置から幹線側への浸水発生を防止するワイヤハーネス
の防水構造であって、裏面に粘着剤が塗布されている矩
形状の1枚の防水シートを用い、該防水シートの中央部
を上記T字分岐位置の幹線下面に位置させた状態で両側
部を幹線の外周面に巻き付けると共に、幹線巻付部分の
上端より延長する両側部を支線の根元部分を挟む込んで
封水状態として互いに貼り合わせている。
スが分岐する部分を確実に防水する。 【解決手段】 自動車のエンジンルーム内の浸水領域に
配索され、幹線からT字状に支線が分岐し、該T字分岐
位置から幹線側への浸水発生を防止するワイヤハーネス
の防水構造であって、裏面に粘着剤が塗布されている矩
形状の1枚の防水シートを用い、該防水シートの中央部
を上記T字分岐位置の幹線下面に位置させた状態で両側
部を幹線の外周面に巻き付けると共に、幹線巻付部分の
上端より延長する両側部を支線の根元部分を挟む込んで
封水状態として互いに貼り合わせている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワイヤハーネスの
防水構造に関し、詳しくは、自動車のエンジンルーム内
に配索されるワイヤハーネスにおいて、浸水領域で幹線
側から支線が上向きあるいは上傾斜方向に分岐部分があ
る箇所において、該分岐部分からの幹線側への浸水防止
を簡単な構成で防止を図るものである。
防水構造に関し、詳しくは、自動車のエンジンルーム内
に配索されるワイヤハーネスにおいて、浸水領域で幹線
側から支線が上向きあるいは上傾斜方向に分岐部分があ
る箇所において、該分岐部分からの幹線側への浸水防止
を簡単な構成で防止を図るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車のエンジンルーム内に搭載
したバッテリーに室内側に配置するジャンクションボッ
クスとを接続するワイヤハーネス(エンジンルーム・ハ
ーネスあるいはフロントハーネスと称す)が車長方向に
配索されている。このワイヤハーネスの幹線から支線が
上方に立ち上がるように分岐させて、リレーボックス等
へと接続している。
したバッテリーに室内側に配置するジャンクションボッ
クスとを接続するワイヤハーネス(エンジンルーム・ハ
ーネスあるいはフロントハーネスと称す)が車長方向に
配索されている。このワイヤハーネスの幹線から支線が
上方に立ち上がるように分岐させて、リレーボックス等
へと接続している。
【0003】図4に示すように、上記ワイヤハーネスの
幹線W/H−1から支線W/H−2が上向きに立ち上が
るように分岐する箇所は浸水領域になり、このT字状の
分岐位置から、支線を伝った水が幹線へと流入し、さら
に室内側へと浸水していくために、支線が分岐する位置
に防水対策を施す必要がある。
幹線W/H−1から支線W/H−2が上向きに立ち上が
るように分岐する箇所は浸水領域になり、このT字状の
分岐位置から、支線を伝った水が幹線へと流入し、さら
に室内側へと浸水していくために、支線が分岐する位置
に防水対策を施す必要がある。
【0004】従来、防水対策として、幹線W/H−1お
よび支線W/H−2の電線群にはテープTをハーフラッ
プ巻きして電線が外部に露出させないようにすると共
に、支線が分岐する位置を避けて、図5に示すように、
幹線の両側部の幹線に保護シートSを夫々巻き付け、先
端に塗布されている粘着剤2で貼り合わせている。
よび支線W/H−2の電線群にはテープTをハーフラッ
プ巻きして電線が外部に露出させないようにすると共
に、支線が分岐する位置を避けて、図5に示すように、
幹線の両側部の幹線に保護シートSを夫々巻き付け、先
端に塗布されている粘着剤2で貼り合わせている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記支線の電線群には
テープTをハーフラップ巻きしているが、洗車時等で勢
いよく水がかかると、テープの隙間からの浸水を防止で
きない。また、支線からの浸水を幹線側に巻き付けた保
護シートSで遮断するようにしているが、支線の根元部
分には保護シートSが巻き付けられていないため、この
部分から幹線に浸水が発生しやすく、その場合には両側
部に巻き付けた保護シートSは役に立たない。さらに、
支線を跨いだ幹線の両側に保護シートSをそれぞれ巻き
付けているため、保護シートSが2枚必要となり、か
つ、夫々別個に取り付ける作業を行う必要があり、作業
性も悪い問題がある。
テープTをハーフラップ巻きしているが、洗車時等で勢
いよく水がかかると、テープの隙間からの浸水を防止で
きない。また、支線からの浸水を幹線側に巻き付けた保
護シートSで遮断するようにしているが、支線の根元部
分には保護シートSが巻き付けられていないため、この
部分から幹線に浸水が発生しやすく、その場合には両側
部に巻き付けた保護シートSは役に立たない。さらに、
支線を跨いだ幹線の両側に保護シートSをそれぞれ巻き
付けているため、保護シートSが2枚必要となり、か
つ、夫々別個に取り付ける作業を行う必要があり、作業
性も悪い問題がある。
【0006】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、簡単さ作業で、T字状の分岐位置からの浸水発生を
確実に防止できるようにすることを課題としている。
で、簡単さ作業で、T字状の分岐位置からの浸水発生を
確実に防止できるようにすることを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、自動車のエンジンルーム内の浸水領域に
配索され、幹線からT字状に支線が分岐し、該T字分岐
位置から幹線側への浸水発生を防止するワイヤハーネス
の防水構造であって、裏面に粘着剤が塗布されている矩
形状の1枚の防水シートを用い、該防水シートの中央部
を上記T字分岐位置の幹線下面に位置させた状態で両側
部を幹線の外周面に巻き付けると共に、幹線巻付部分の
上端より延長する両側部を支線の根元部分を挟む込んで
封水状態として互いに貼り合わせているワイヤハーネス
の防水構造を提供している。
め、本発明は、自動車のエンジンルーム内の浸水領域に
配索され、幹線からT字状に支線が分岐し、該T字分岐
位置から幹線側への浸水発生を防止するワイヤハーネス
の防水構造であって、裏面に粘着剤が塗布されている矩
形状の1枚の防水シートを用い、該防水シートの中央部
を上記T字分岐位置の幹線下面に位置させた状態で両側
部を幹線の外周面に巻き付けると共に、幹線巻付部分の
上端より延長する両側部を支線の根元部分を挟む込んで
封水状態として互いに貼り合わせているワイヤハーネス
の防水構造を提供している。
【0008】上記のように、本発明では、従来は2枚用
いていた防水用のシートを、1枚の防水シートに代え、
この防水シートをT字状の分岐位置において、横方向の
両側の幹線部分から縦方向の支線にかけて、周方向の両
側より挟みこむように巻き付けて、その両端を貼り合わ
せている。このように、1枚の防水シートにより、T字
状分岐位置の幹線と支線の両方を電線を露出させること
く巻き付けて封水状態とすることができるため、分岐位
置からの浸水発生を確実に防止することができる。
いていた防水用のシートを、1枚の防水シートに代え、
この防水シートをT字状の分岐位置において、横方向の
両側の幹線部分から縦方向の支線にかけて、周方向の両
側より挟みこむように巻き付けて、その両端を貼り合わ
せている。このように、1枚の防水シートにより、T字
状分岐位置の幹線と支線の両方を電線を露出させること
く巻き付けて封水状態とすることができるため、分岐位
置からの浸水発生を確実に防止することができる。
【0009】上記支線は幹線より上向きに立ち上がる方
向で分岐しており、上記防水シートの左右両側端近傍に
おいて、上記幹線巻付部分の外周面から上記支線の左右
両側の張り合わせ部をそれぞれ巻き込むようにテープを
巻き付け、かつ、上記支線を挟み込んでいる部分の先端
から支線にかけてテープ巻きしている。
向で分岐しており、上記防水シートの左右両側端近傍に
おいて、上記幹線巻付部分の外周面から上記支線の左右
両側の張り合わせ部をそれぞれ巻き込むようにテープを
巻き付け、かつ、上記支線を挟み込んでいる部分の先端
から支線にかけてテープ巻きしている。
【0010】防水シートとしては所要厚さの塩化ビニル
シートを用い、その裏面に粘着材を予め塗布している。
よって、該防水シートを幹線および支線への巻き付ける
と、これらの外周面に密着させることができるが、上記
のように、幹線側および支線側の防水シートの先端部を
テープ巻きして、先端部に生じる隙間を完全に無くして
おくと、より防水機能を発揮させることができる。
シートを用い、その裏面に粘着材を予め塗布している。
よって、該防水シートを幹線および支線への巻き付ける
と、これらの外周面に密着させることができるが、上記
のように、幹線側および支線側の防水シートの先端部を
テープ巻きして、先端部に生じる隙間を完全に無くして
おくと、より防水機能を発揮させることができる。
【0011】上記ワイヤハーネスのT字分岐位置に巻き
付けた防水シートの先端側を、上記ワイヤハーネスの幹
線を貫通させているプロテクタの内部に収容している。
上記のように、幹線側に巻き付けた防水シートの先端を
幹線に取り付けるプロテクタの内部に位置させると、防
水シート先端からの浸水発生をより確実に防止できる。
このプロテクタの内部に位置させる防水シートの先端に
は、上記テープを巻き付けなくとも良い。
付けた防水シートの先端側を、上記ワイヤハーネスの幹
線を貫通させているプロテクタの内部に収容している。
上記のように、幹線側に巻き付けた防水シートの先端を
幹線に取り付けるプロテクタの内部に位置させると、防
水シート先端からの浸水発生をより確実に防止できる。
このプロテクタの内部に位置させる防水シートの先端に
は、上記テープを巻き付けなくとも良い。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。図1に示すワイヤハーネスは、前記
図4と同様に自動車のエンジンルーム内に配索されるも
ので、幹線W/H−1から支線W/H−2がT字状に分
岐しており、該分岐した支線W/H−2は上向きに立ち
上がっている。この分岐位置は浸水領域に当たり、よっ
て、洗車時等に上方から勢いよく水がかかると、上向き
の支線W/H−2を伝って水が幹線W/H−1側へと伝
わることとなる。幹線W/H−1の図中右側は車室へと
延在され、該T字状分岐位置に近接した位置に外部干渉
材との干渉を防止するためにプロテクタ13が幹線W/
H−1に取り付けられる。
参照して説明する。図1に示すワイヤハーネスは、前記
図4と同様に自動車のエンジンルーム内に配索されるも
ので、幹線W/H−1から支線W/H−2がT字状に分
岐しており、該分岐した支線W/H−2は上向きに立ち
上がっている。この分岐位置は浸水領域に当たり、よっ
て、洗車時等に上方から勢いよく水がかかると、上向き
の支線W/H−2を伝って水が幹線W/H−1側へと伝
わることとなる。幹線W/H−1の図中右側は車室へと
延在され、該T字状分岐位置に近接した位置に外部干渉
材との干渉を防止するためにプロテクタ13が幹線W/
H−1に取り付けられる。
【0013】上記幹線W/H−1および支線W/H−2
を構成する電線群にはテープTが予めハーフラップ巻き
されており、電線群が外部に露出させない状態とされて
いる。
を構成する電線群にはテープTが予めハーフラップ巻き
されており、電線群が外部に露出させない状態とされて
いる。
【0014】上記T字状分岐部には、塩化ビニル製で、
矩形状とした1枚の防水シート10を幹線W/H−1側
から支線W/H−2側にかけて巻き付け、その両端を貼
り合わせている。上記防水シート10は0.3mmの厚
さとし、ハーフラップ巻きするテープが0.1mmであ
るため、3倍の厚みを有している。また、防水シート1
0は少なくも裏面の周辺部には粘着剤11を塗布し、貼
り合わせ部分では互いに粘着すると共に、幹線および支
線の外周面に粘着されるようにしている。なお、粘着剤
は防水シート10の裏面全面に塗布しておいてもよい。
矩形状とした1枚の防水シート10を幹線W/H−1側
から支線W/H−2側にかけて巻き付け、その両端を貼
り合わせている。上記防水シート10は0.3mmの厚
さとし、ハーフラップ巻きするテープが0.1mmであ
るため、3倍の厚みを有している。また、防水シート1
0は少なくも裏面の周辺部には粘着剤11を塗布し、貼
り合わせ部分では互いに粘着すると共に、幹線および支
線の外周面に粘着されるようにしている。なお、粘着剤
は防水シート10の裏面全面に塗布しておいてもよい。
【0015】具体的には、図2に示すように、上記防水
シート10の幅方向の中央部をT字分岐位置の幹線下面
に位置させた状態で両側部10a、10bを幹線W/H
−1の外周面に巻き付けると共に、幹線巻付部分の上端
より延長する両側部10a1,10b1を支線W/H−2
の根元部分を挟む込んで封水状態として互いに貼り合わ
せている。本実施形態では、幹線部分より延長する部分
の長さは10mm程度としている。
シート10の幅方向の中央部をT字分岐位置の幹線下面
に位置させた状態で両側部10a、10bを幹線W/H
−1の外周面に巻き付けると共に、幹線巻付部分の上端
より延長する両側部10a1,10b1を支線W/H−2
の根元部分を挟む込んで封水状態として互いに貼り合わ
せている。本実施形態では、幹線部分より延長する部分
の長さは10mm程度としている。
【0016】この状態で、支線W/H−1の外周面に
は、防水シート10の両側部10a1と10b1が裏面の
粘着剤11を介して電線群の外周面に密着されており、
水滴が入りこまない状態となる。この電線群への密着部
分から左右両側に延在する両側部10a1と10b1の先
端面同士および左右端縁同士も裏面の粘着剤11を介し
て密着させて貼り合わせている。
は、防水シート10の両側部10a1と10b1が裏面の
粘着剤11を介して電線群の外周面に密着されており、
水滴が入りこまない状態となる。この電線群への密着部
分から左右両側に延在する両側部10a1と10b1の先
端面同士および左右端縁同士も裏面の粘着剤11を介し
て密着させて貼り合わせている。
【0017】さらに、防水を確実なものとするため、図
3に示すように、防水シート10の左右両側端10c、
10dの近傍において、幹線巻付部分の外周面から支線
の左右両側の張り合わせ部をそれぞれ巻き込むようにテ
ープ15を巻き付けて、防水シート10の左右貼り合わ
せ部も封水状態としている。かつ、支線W/H−20を
挟み込んでいる部分の先端から支線にかけてテープ16
を巻きして、支線W/H−2の分岐部上端から水滴が入
るのを完全に遮断している。
3に示すように、防水シート10の左右両側端10c、
10dの近傍において、幹線巻付部分の外周面から支線
の左右両側の張り合わせ部をそれぞれ巻き込むようにテ
ープ15を巻き付けて、防水シート10の左右貼り合わ
せ部も封水状態としている。かつ、支線W/H−20を
挟み込んでいる部分の先端から支線にかけてテープ16
を巻きして、支線W/H−2の分岐部上端から水滴が入
るのを完全に遮断している。
【0018】幹線W/H−1の図中右側の防水シート1
0の巻き付け位置の先端部分は前記プロテクタ13内に
配置している。
0の巻き付け位置の先端部分は前記プロテクタ13内に
配置している。
【0019】上記のように、1枚の防水シート10を用
いて、T字状分岐位置で幹線W/H−1から支線W/H
−2を挟みこむように防水シート10を巻き付け、その
先端面同士を支線の外周面に密着させた状態で粘着剤1
1を介して張り合わせておくと、支線W/H−2に沿っ
て下方へと落下してくる水滴が分岐位置に浸水するのを
確実に防止できる。さらに、この部分にテープ16を巻
き付けているため、防水シート10が支線W/H−2か
ら離反することがない。
いて、T字状分岐位置で幹線W/H−1から支線W/H
−2を挟みこむように防水シート10を巻き付け、その
先端面同士を支線の外周面に密着させた状態で粘着剤1
1を介して張り合わせておくと、支線W/H−2に沿っ
て下方へと落下してくる水滴が分岐位置に浸水するのを
確実に防止できる。さらに、この部分にテープ16を巻
き付けているため、防水シート10が支線W/H−2か
ら離反することがない。
【0020】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
によれば、浸水領域にあるT字状分岐位置において、1
枚の防水シートを用い、該防水シートを幹線側から支線
側にかけて両側部を巻き付けて、その先端を張り合わせ
るだけで、電線群への浸水の発生を確実に防止すること
ができる。特に、支線が上向きに分岐する場合、水滴の
落下により支線側から浸水が発生しやすいが、本発明に
よれば、支線の外周面に対して封水状態で防水シートの
先端部を貼り合わせているため、支線側からの浸水発生
を有効に防止することができる。さらに、前記図4およ
び図5に示す分岐位置の根元部分に防水シートを被せて
いない場合には、斜め方向からの浸水を防止できなかっ
たが、本発明では、上記根元部分も完全に防水シートで
覆っているため、斜め方向からの浸水も防止することが
できる。
によれば、浸水領域にあるT字状分岐位置において、1
枚の防水シートを用い、該防水シートを幹線側から支線
側にかけて両側部を巻き付けて、その先端を張り合わせ
るだけで、電線群への浸水の発生を確実に防止すること
ができる。特に、支線が上向きに分岐する場合、水滴の
落下により支線側から浸水が発生しやすいが、本発明に
よれば、支線の外周面に対して封水状態で防水シートの
先端部を貼り合わせているため、支線側からの浸水発生
を有効に防止することができる。さらに、前記図4およ
び図5に示す分岐位置の根元部分に防水シートを被せて
いない場合には、斜め方向からの浸水を防止できなかっ
たが、本発明では、上記根元部分も完全に防水シートで
覆っているため、斜め方向からの浸水も防止することが
できる。
【0021】さらに、防水シートは、従来は2枚必要で
あったが、本発明は1枚でよく、かつ、1枚の防水シー
トを貼り合わせる作業だけですむため、作業性も良くな
る利点がある。
あったが、本発明は1枚でよく、かつ、1枚の防水シー
トを貼り合わせる作業だけですむため、作業性も良くな
る利点がある。
【図1】 本発明の実施形態を示す斜視図である。
【図2】 防水シートの取付方法を示す斜視図である。
【図3】 防水シートを取り付けた後に行うテープ巻き
を示す図面である。
を示す図面である。
【図4】 従来例を示す斜視図である。
【図5】 従来の保護材の取付作業を示す図面である。
【符号の説明】
W/H−1 幹線
W/H−2 支線
10 防水シート
11 粘着剤
13 プロテクタ
15、16 テープ
T テープ
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
H02G 3/38 H02G 3/28 F
Claims (3)
- 【請求項1】 自動車のエンジンルーム内の浸水領域に
配索され、幹線からT字状に支線が分岐し、該T字分岐
位置から幹線側への浸水発生を防止するワイヤハーネス
の防水構造であって、 裏面に粘着剤が塗布されている矩形状の1枚の防水シー
トを用い、該防水シートの中央部を上記T字分岐位置の
幹線下面に位置させた状態で両側部を幹線の外周面に巻
き付けると共に、幹線巻付部分の上端より延長する両側
部を支線の根元部分を挟む込んで封水状態として互いに
貼り合わせているワイヤハーネスの防水構造。 - 【請求項2】 上記支線は幹線より上向きに立ち上がる
方向で分岐しており、 上記防水シートの左右両側端近
傍において、上記幹線巻付部分の外周面から上記支線の
左右両側の張り合わせ部をそれぞれ巻き込むようにテー
プを巻き付け、さらに、上記支線を挟み込んでいる部分
の先端から支線にかけてテープ巻きしている請求項1に
記載のワイヤハーネスの防水構造。 - 【請求項3】 上記ワイヤハーネスのT字分岐位置に巻
き付けた防水シートの先端側を、上記ワイヤハーネスの
幹線を貫通させているプロテクタの内部に収容している
請求項1または請求項2に記載のワイヤハーネスの防水
構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001336841A JP2003143731A (ja) | 2001-11-01 | 2001-11-01 | ワイヤハーネスの防水構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001336841A JP2003143731A (ja) | 2001-11-01 | 2001-11-01 | ワイヤハーネスの防水構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003143731A true JP2003143731A (ja) | 2003-05-16 |
Family
ID=19151596
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001336841A Withdrawn JP2003143731A (ja) | 2001-11-01 | 2001-11-01 | ワイヤハーネスの防水構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003143731A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2010130796A (ja) * | 2008-11-27 | 2010-06-10 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | ワイヤハーネス分岐構造 |
WO2012096107A1 (ja) * | 2011-01-13 | 2012-07-19 | 矢崎総業株式会社 | ワイヤーハーネス |
JP2015033207A (ja) * | 2013-08-01 | 2015-02-16 | 矢崎総業株式会社 | ワイヤハーネス及びワイヤハーネスの製造方法 |
CN105408964A (zh) * | 2013-08-01 | 2016-03-16 | 矢崎总业株式会社 | 线束 |
JP2016533976A (ja) * | 2013-07-26 | 2016-11-04 | フェデラル−モーグル・パワートレイン・リミテッド・ライアビリティ・カンパニーFederal−Mogul Powertrain Llc | クロージャー付きのラップ可能な保護スリーブと配置の特徴と製造方法とその使途 |
CN113904278A (zh) * | 2017-05-10 | 2022-01-07 | 日立金属株式会社 | 电缆的阻水构造以及线束 |
US12125614B2 (en) * | 2019-09-13 | 2024-10-22 | Sumitomo Wiring Systems, Ltd. | Wiring member |
-
2001
- 2001-11-01 JP JP2001336841A patent/JP2003143731A/ja not_active Withdrawn
Cited By (13)
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