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JPH07245841A - ワイヤハーネスの防水構造 - Google Patents

ワイヤハーネスの防水構造

Info

Publication number
JPH07245841A
JPH07245841A JP6036114A JP3611494A JPH07245841A JP H07245841 A JPH07245841 A JP H07245841A JP 6036114 A JP6036114 A JP 6036114A JP 3611494 A JP3611494 A JP 3611494A JP H07245841 A JPH07245841 A JP H07245841A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
waterproof sheet
electric wire
waterproof
butyl
sheet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP6036114A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiji Maki
敬二 牧
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP6036114A priority Critical patent/JPH07245841A/ja
Publication of JPH07245841A publication Critical patent/JPH07245841A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Details Of Indoor Wiring (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ワイヤハーネスの電線に外装材をかぶせたも
のにおいて、外装材の先端から浸入した水が内部に浸水
するのを防止する。 【構成】 コネクタ7に接続される端子6を先端に取り
付けた複数の電線Wに対して、端子取付部と所要の間隔
をあけて防水シート13が巻き付けられ、該防水シート
の端子取付側の先端縁に沿って予め貼着しているブチル
系接着剤14Aが電線の外周面に隙間なく接着されてい
ると共に該ブチル系接着剤によりシートの先端側の端縁
同士が巻き付け状態で接着され、かつ、電線の長さ方向
に沿って防水シートに予め貼着しているブチル系接着剤
14Bにより、防水シートの端縁同士が電線の長さ方向
に接着されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のエンジンルー
ム等の水がかかりやすい被水位置に配線するワイヤハー
ネスの防水構造に関し、特に、幹線から分岐する支線に
おいて、該支線の電線の先端に端子が取付られ、該端子
をコネクタに接続するために、端子取付位置の電線先端
まで外装材が取り付けられず、当該部分から浸水が発生
するものにおいて、この浸水の発生を確実に防止できる
ようにするものである。
【0002】
【従来の技術】自動車において、エンジンルームまたは
タイヤハウスと車室との間に配線するワイヤハーネス
は、エンジンルーム側およびタイヤハウス側で水かかか
りやすく、ワイヤハーネス内に浸水が発生すると、自動
車走行時に車室内に負圧が発生し、この負圧によりワイ
ヤハーネス内に浸水した水が車室側まで伝わり、車室側
に接続したコネクタに腐食を発生させると共に、車室内
に水を垂らす問題が発生する。また、ワイヤハーネス内
に電線同士を接続したスプライス部が存在すると、該ス
プライス部の接続端子に腐食を発生させる問題がある。
【0003】上記水のかかりやすい被水部分に配線する
ワイヤハーネスに対して種々の防水対策が施されてお
り、例えば、図6に示すように、ワイヤハーネスW/H
の幹線1より分岐した支線2にはビニールチューブ等の
丸チューブ3をかぶせると共に、幹線1はテープ巻きを
施して、さらにコルゲートチューブ4で外装している。
また、車室側Xとエンジンルーム側Yとの間には、グロ
メット5をワイヤハーネスW/Hに取り付け、隔壁6に
設けた貫通孔に上記グロメット5を取り付けて、ワイヤ
ハーネスの貫通部から車室側Xへの浸水を防止してい
る。
【0004】上記支線2に取り付ける丸チューブ3は、
図7(A)に示すように、端子6を取り付けた先端側か
ら通して、幹線1に達する位置までかぶせている。その
時、各電線Wに取付られている端子6は電線Wより大き
いため、端子6を通してかぶせる丸チューブ3は、内部
に通す複数の電線Wの直径の合計よりも内径が大きいも
のを使用しなければならず、かつ、電線群をスムーズに
通すためにも、丸チューブ3の内周面と電線群との間に
は隙間が生じるものが使用されている。また、丸チュー
ブ3の先端3aは端子6より所要の間隔Sをあけて位置
するように丸チューブ3の長さを設定している。上記間
隔Sは、図7(B)に示すように、端子6を後でコネク
タ7に挿入する場合に電線Wを把持するために必要であ
ると共に、端子6をコネクタ7の端子収容室に分散させ
て挿入するために必要であり、コネクタとの接続部に当
接する位置まで丸チューブの先端を位置させることがで
きない。
【0005】上記のように、支線2に丸チューブ3をか
ぶせた後、丸チューブ3から突出させている端子6にコ
ネクタ7を取り付けている。この時、上記したように、
コネクタ7と丸チューブ3の先端3aの間には必然的に
上記隙間Cが発生している。また、上記したように、幹
線1にはテープ5を巻き付け、さらに、コルゲートチュ
ーブ4で外装して、丸チューブ3の幹線接続側をコルゲ
ートチューブ4のスリット4aを通して、コルゲートチ
ューブ4の内部におさめ、分岐部分からの浸水の発生を
防止している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、エンジ
ンルーム等の水がかかりやすい被水部位に配線するワイ
ヤハーネスには、支線に丸チューブ3を幹線にはコルゲ
ートチューブ4を外装して防水を図っているが、図6に
示すように、丸チューブ3の先端3aとコネクタ4との
間に隙間Cがあり、しかも、丸チューブ3の先端3aの
開口には、内部に挿通する電線Wとの間に、上記したよ
うに必然的に隙間が発生し、言わば、丸チューブの口が
開いた状態となっている。
【0007】よって、この丸チューブ3の先端開口よ
り、水が丸チューブ3の内部へと浸水し、幹線1を通し
て車室側へと浸水していき、車室内のコネクタ接続部ま
で達する。其の結果、車室側に接続したコネクタに腐食
を発生させると共に、車室内に水を垂らせる問題があ
る。さらに、ワイヤハーネスの幹線1は、テープ巻きし
ていると共にコルゲートチューブで外装しているため、
幹線1にあるスプライス部分は図8に示すように、非防
水スプライスとしている場合が多い。そのため、支線2
からの浸水が幹線1に達してスプライス部に水がかかる
と、スプライス部の電線接続端子8に腐食が生じる問題
がある。
【0008】本発明は上記した問題に鑑みてなされたも
ので、上記支線にかぶせる丸チューブに代えて、電線と
の間に隙間を発生させない外装材を取り付け、電線の外
装材とコネクタ取付部との隙間からワイヤハーネス内へ
の浸水の発生を無くすことを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、請求項1で、コネクタに接続される端子
を先端に取り付けた複数の電線に対して、端子取付部と
所要の間隔をあけて防水シートが巻き付けられ、該防水
シートの端子取付側の先端縁に沿って予め貼着している
ブチル系接着剤が電線の外周面に隙間なく接着されてい
ると共に該ブチル系接着剤によりシートの先端側の端縁
同士が巻き付け状態で接着され、かつ、電線の長さ方向
に沿って防水シートに予め貼着しているブチル系接着剤
により、防水シートの端縁同士が電線の長さ方向に接着
されていることを特徴とするワイヤハーネスの防水構造
を提供するものである。
【0010】上記防水シートは、上記電線を挟んで張り
合わせ状態で電線に巻き付けられていることが好まし
い。(請求項2) しかしながら、上記張り合わせ式に限定されず、防水シ
ートの電線に対して渦巻き状に巻き付けて良い。
【0011】上記防水シートを巻き付け、該防水シート
に予め貼着しているブチル系接着剤を電線に隙間なく接
着させる防水構造は、支線先端のコネクタ取付部より浸
水が発生しやすいため、ワイヤハーネスの幹線より分岐
している支線に対して施すことが好ましい。(請求項
3) しかしながら、必ずしも支線にかぎらず、幹線に対して
上記防水シートを巻き付けて、幹線の防水構造として用
いることが出来る。
【0012】上記防水シートとしてビニール、ポリエチ
レン、ポリプロピレンからなる矩形状の絶縁樹脂シート
が用いられ、少なくとも、端子側に巻き付ける一辺およ
び該辺と直交する一辺に沿って、上記ブチル系接着剤を
予め貼着している。(請求項4) しかしながら、上記防水シートとなるものは、上記樹脂
に限定されず、防水性、絶縁性及び強度を有するもので
あれば好適に用いられる。また、ブチル系接着剤の貼着
箇所も上記2辺に限定されず、防水シートの4辺、ある
いは、一面全体に貼着しておいても良いが、上記2辺に
貼着しておくと必要な防水が施されると共にシート自体
を電線に巻き付けた状態に保持することが出来る。
【0013】
【作用】上記請求項1のワイヤハーネスの防水構造とす
ると、端子取付部と間隔をあけて防水シートを電線に巻
き付けても、防水シートの先端側に貼着しているブチル
系接着剤により電線と防水シートとの間に隙間は発生し
ないため、防水シートの先端から防水シート内部に浸水
が発生することを防止出来る。また、防水シートは電線
の長さ方向に沿って、その端縁同士をブチル系接着剤で
接着しているため、防水シートの巻き付け端より浸水が
発生することもない。
【0014】上記請求項2に記載したように、防水シー
トを、上記電線を挟んで張り合わせ状態で電線に巻き付
けられると、防水シートを互いに接着するように押圧す
ると、シート内面に貼着したブチル系接着材を同士を強
固に接着出来ると共に、電線の外周面に隙間なく接着さ
せることができ、かつ、隣接する電線の隙間にブチル系
接着剤を隙間なく充填させることが出来る。また、張り
合わせすると、断面積を小さくすることも出来る。
【0015】上記請求項3に記載したように、ワイヤハ
ーネスの幹線より分岐している支線に上記防水シートを
巻き付けて防水構造とすると、支線の先端のコネクタ取
付部分から従来発生していた浸水を確実に防止出来る。
特に、ワイヤハーネスを構成する全ての支線を上記防水
構造とすると、ワイヤハーネスの全体を防水構造とする
事が出来る。
【0016】上記請求項4に記載したように、防水シー
トとしてビニール、ポリエチレン、ポリプロピレンから
なる矩形状の絶縁樹脂シートを用いると、無駄なく、か
つ、作業性良く、電線に取り付ける事が出来る。また、
該防水シートの端子側に巻き付ける一辺および該辺と直
交する一辺に沿って、上記ブチル系接着剤を予め貼着し
ていると、必要最小限で確実な防水を図ることができ、
防水構造としたワイヤハーネスの断面積が大きくなるこ
とを防止出来る。
【0017】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例により詳細
に説明する。本発明に係わる図1のワイヤハーネス10
は、前記図6に示すワイヤハーネスと同様に、ワイヤハ
ーネス10の幹線11を自動車の車室内よりタイヤハウ
ス上部を通りエンジンルーム内へと配線されるもので、
該ワイヤハーネスの一部を図1に示している。上記ワイ
ヤハーネス10は、幹線11より分岐した支線12を備
え、該支線12に防水シート13からなる外装材を取り
付けて防水を図っている。幹線11は従来と同様に、テ
ープ巻きした状態で、コルゲートチューブ4により外装
している。
【0018】上記支線12には図3に示すような矩形状
の塩化ビニールからなる防水シート13を支線12の2
本の電線Wを挟んでだ状態で2つ折りして張り合わせる
ようにして巻き付けている。上記防水シート13は、支
線12を構成する電線W(図1の支線では2本の電線
W)の幹線との分岐端より、端子(図示せず)を予め圧
着している端末先端の近傍まで、防水シート13を巻き
付けている。上記端子との間の間隔S(図7に示す)は
従来と略同一の間隔で、防水シート13の先端13aよ
り突出する電線Wを把持して端子をコネクタ7に挿入出
来るだけの間隔をあけている。
【0019】上記防水シート13には、張り合わせ内面
側に、図3に示すように、端子側となる辺13bと、該
辺13bと直交して電線Wの長さ方向に沿う一方の辺1
3cに、ブチル系接着剤14(14A、14B)を所定
幅t1、t2で予め貼着している。よって、防水シート
13を電線Wを挟んで張り合わせた状態で、互いに強固
に接着するように押圧すると、端子取付側の先端13a
では、図2(A)に示すように、2本の電線Wの外周面
にブチル系接着剤14Aが隙間なく接着され、かつ、隣
接する電線Wの隙間にブチル系接着剤14Aが充填され
ると共に、各電線Wの外側で張り合わせられたブチル系
接着剤14Aが互いに接着された状態となる。即ち、電
線Wと防水シート3との間は、ブチル系接着剤により浸
水が発生する隙間が全くない状態となっている。
【0020】また、上記端子取付側より幹線との分岐位
置までは、図2(B)に示すように、防水シート13の
張り合わせ端縁がブチル系接着剤14Bにより隙間なく
接着しており、防水シート13の張り合わせ端縁によっ
て浸水が発生しない状態となっている。上記図2(B)
に示す端子取付側先端を除く部分は、防水シート13の
張り合わせ端のみ隙間が発生しないように接着すればよ
く、防水シートと電線Wの間に隙間があっても浸水の問
題はないため、防水シート13と電線Wとはブチル系接
着剤により接着していない。
【0021】上記ワイヤハーネス10は、上記のよう
に、支線12の電線Wに防水シート13を、機械により
或いは作業員が手作業で、張り合わせて巻き付けた後、
該防水シート13の先端より突出した電線Wの先端の端
子をコネクタ7に挿入して組みつけている。ついで、支
線12と接続する幹線11の電線にテープ(図1では図
示せず)を巻き付けて結束し、ついで、コルゲートチュ
ーブ4を外装している。その際、コルゲートチューブ4
のスリット4aを通して防水シート13を取り付けた支
線12の分岐部分をコルゲートチューブ4の内部に収め
ている。
【0022】上記のワイヤハーネスでは、支線12にお
いて、電線Wを外装した防水シート13と先端に取り付
けたコネクタ7との間に間隔Cが発生しているが、その
間より水が防水シート13へ浸水しようとしても、防水
シート13の先端ではブチル系接着剤14Aにより防水
シート13と電線Wとの間に隙間が全く発生していない
ため、先端からの浸水の発生が確実に防止出来る。ま
た、支線の長さ方向に沿った部分においても、防止シー
ト13はブチル系接着剤14Bによりシートの端縁同士
が隙間なく接着されているため、防止シート13の張り
合わせ部分からの浸水の発生も確実に防止出来る。
【0023】尚、上記実施例に限定されず、例えば、防
水シート13に対して、図4(A)に示すように矩形状
の防水シート13の張り合わせ面側の4辺にブチル系接
着剤14を貼着しておき、端子接続側および幹線との分
岐側の両端でブチル系接着剤を支線の電線に隙間なく接
着すると共に、電線の長さ方向に沿う部分でブチル系接
着剤を張り合わせで接着しても良い。さらに、図4
(B)に示すように、防水シート13の張り合わせ面側
の全面にブチル系接着剤14を貼着しておき、支線12
の電線Wの長さ方向の全体で、電線Wに対してブチル系
接着剤を隙間なく接着させてもよい。
【0024】しかしながら、図3に示すように防水シー
ト13の2辺にブチル系接着剤を貼着しておくと、必要
な箇所はブチル系接着剤で接着でき、しかも、支線12
の断面積を増大させることなく防水が図れる利点があ
る。
【0025】さらに、防水シート13は、上記実施例の
ように、電線Wを挟んで2つ折り状態で張り合わせる以
外に、図5(A)(B)に示すように電線Wに渦巻き状
に巻き付けてもよい。図5(A)(B)は図3に示す防
水シート13を電線Wに巻き付けた状態を示し、(A)
は端子取付側の先端部分、(B)はそれ以外の部分を示
す。
【0026】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
の請求項1に係わるワイヤハーネスの防水構造とする
と、端子取付部と間隔をあけて防水シートを電線に巻き
付けても、防水シートの先端側に貼着しているブチル系
接着剤により電線と防水シートとの間に隙間は発生しな
いため、防水シートの先端から防水シート内部に浸水が
発生することを防止出来る。また、防水シートは電線の
長さ方向に沿って、その端縁同士をブチル系接着剤で接
着しているため、防水シートの巻き付け端より浸水が発
生することもない。
【0027】上記のように、防水シートを電線の端子取
付部と間隔をあけて取り付けても浸水の発生を確実に防
止でき、よって、防水シートより電線を突出させた状態
として、該電線の先端に取り付けた端子をコネクタに作
業性よく挿入して取り付けることが出来る。また、従来
の丸チューブに電線を通す作業より、電線を防水シート
に巻き付ける作業は簡単で、作業性が良好となる。
【0028】また、本発明の請求項2に記載したよう
に、防水シートを、上記電線を挟んで張り合わせ状態と
して、防水シートを互いに接着するように押圧すると、
シート内面に貼着したブチル系接着材を同士を強固に接
着出来ると共に、断面積を小さく保持しながら、電線の
外周面に隙間なく接着させることができ、かつ、隣接す
る電線の隙間にブチル系接着剤を隙間なく充填させるこ
とが出来る。
【0029】また、請求項3に記載したように、ワイヤ
ハーネスの幹線より分岐している支線に上記防水シート
を巻き付けて防水構造とすると、支線の先端のコネクタ
取付部分から従来発生していた浸水を確実に防止出来
る。特に、ワイヤハーネスを構成する全ての支線を上記
防水構造とすると、ワイヤハーネスの全体を防水構造と
する事が出来る。特に、上記防水構造を、自動車のエン
ジンルーム内よりタイヤハウス上部を通り車室内へと配
線するワイヤハーネスの支線に対して適用すると、支線
の先端のコネクタ取付部分からの浸水の発生が防止でき
るため、車室内側に発生する負圧により浸入した水が車
室内側まで伝わって、車室内のコネクタに腐食を発生さ
せたり、車室内に水が垂れる等の不具合を防止できる。
また、支線からの浸水を確実に防止しているため、幹線
部分に非防水スプライス部があっても、該スプライス部
の端子に腐食が発生する不具合も防止できる。
【0030】さらに、上記請求項4に記載したように、
防水シートとしてビニール、ポリエチレン、ポリプロピ
レンからなる矩形状の絶縁樹脂シートを用いると、無駄
なく、かつ、作業性良く、電線に取り付ける事が出来
る。また、該防水シートの端子側に巻き付ける一辺およ
び該辺と直交する一辺に沿って、上記ブチル系接着剤を
予め貼着していると、必要最小限で確実な防水を図るこ
とができ、防水構造としたワイヤハーネスの断面積が大
きくなることを防止出来る利点を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のワイヤハーネスの要部斜視図であ
る。
【図2】 (A)は図1のA−A線断面図、(B)は図
1のB−B線断面図である。
【図3】 図1の防水シートの展開図である。
【図4】 (A)(B)は防水シートの変形例を示す展
開図である。
【図5】 (A)(B)は防水シートの他の方法で巻つ
付けた変形例を示す断面図である。
【図6】 従来のワイヤハーネスの要部斜視図である。
【図7】 (A)(B)は図6に示す従来のワイヤハー
ネスの工程図である。
【図8】 図6のワイヤハーネスの幹線に設けられるス
プライス部分を示す概略図である。
【符号の説明】
W 電線 4 コルゲートチューブ 6 端子 7 コネクタ 10 ワイヤハーネス 11 幹線 12 支線 13 防水シート 13a 先端 14、14A、14B ブチル系接着剤

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コネクタに接続される端子を先端に取り
    付けた複数の電線に対して、端子取付部と所要の間隔を
    あけて防水シートが巻き付けられ、該防水シートの端子
    取付側の先端縁に沿って予め貼着しているブチル系接着
    剤が電線の外周面に隙間なく接着されていると共に該ブ
    チル系接着剤によりシートの先端側の端縁同士が巻き付
    け状態で接着され、かつ、電線の長さ方向に沿って防水
    シートに予め貼着しているブチル系接着剤により、防水
    シートの端縁同士が電線の長さ方向に接着されているこ
    とを特徴とするワイヤハーネスの防水構造。
  2. 【請求項2】 上記防水シートは、上記電線を挟んで張
    り合わせ状態で電線に巻き付けられていることを特徴と
    する請求項1に記載の防水構造。
  3. 【請求項3】 上記ワイヤハーネスは幹線より支線が分
    岐し、該支線に対して上記防水シートが巻き付けられて
    いる請求項1または請求項2に記載の防水構造。
  4. 【請求項4】 上記防水シートはビニール、ポリエチレ
    ン、ポリプロピレンからなる矩形状の絶縁樹脂シート
    で、少なくとも、端子側に巻き付ける一辺および該辺と
    直交する一辺に沿って、上記ブチル系接着剤が予め貼着
    されている前記請求項のいずれか1項に記載の防水構
    造。
JP6036114A 1994-03-07 1994-03-07 ワイヤハーネスの防水構造 Withdrawn JPH07245841A (ja)

Priority Applications (1)

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JP (1) JPH07245841A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010093959A (ja) * 2008-10-08 2010-04-22 Sumitomo Wiring Syst Ltd ワイヤハーネス
US10243338B2 (en) 2015-03-23 2019-03-26 Yazaki Corporation Fixing structure for wiring material and wire harness

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