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JP2003007390A - コネクタ - Google Patents

コネクタ

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JP2003007390A
JP2003007390A JP2001184851A JP2001184851A JP2003007390A JP 2003007390 A JP2003007390 A JP 2003007390A JP 2001184851 A JP2001184851 A JP 2001184851A JP 2001184851 A JP2001184851 A JP 2001184851A JP 2003007390 A JP2003007390 A JP 2003007390A
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JP
Japan
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retainer
connector housing
connector
lance
pair
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JP2001184851A
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Hideto Nakamura
英人 中村
Kenji Tsuji
健司 辻
Ryotaro Ishikawa
亮太郎 石川
Osamu Kawase
治 川瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Priority to DE60223454T priority patent/DE60223454T2/de
Priority to US10/176,262 priority patent/US6716069B2/en
Priority to EP02013622A priority patent/EP1271705B1/en
Publication of JP2003007390A publication Critical patent/JP2003007390A/ja
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/40Securing contact members in or to a base or case; Insulating of contact members
    • H01R13/42Securing in a demountable manner
    • H01R13/436Securing a plurality of contact members by one locking piece or operation
    • H01R13/4364Insertion of locking piece from the front
    • H01R13/4365Insertion of locking piece from the front comprising a temporary and a final locking position
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/46Bases; Cases
    • H01R13/502Bases; Cases composed of different pieces
    • H01R13/506Bases; Cases composed of different pieces assembled by snap action of the parts

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  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 リテーナがコネクタハウジングから外れるの
を防止することの可能なコネクタを提供する。 【解決手段】 リテーナ40は一対の側片42を備えた
略門形状をなし、雌側コネクタハウジング20の両側面
に設けられたリテーナ装着凹部31へ各側片42を嵌め
込みつつ雌側コネクタハウジング20を跨ぐように取り
付けられる。リテーナ40の側片42と雌側コネクタハ
ウジング20との間には、アリ溝34とアリ46とから
なる開き止め手段が設けられているため、リテーナ40
を操作する場合などに、側片42が開き変形してリテー
ナ装着凹部31より外れ、リテーナ40が雌側コネクタ
ハウジング20から外れてしまうことを防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リテーナを備えた
コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、キャビティに収容された端子金具
を抜け止めするためのリテーナを備えたコネクタとし
て、リテーナが一対の側片を備えた略門形状をなし、コ
ネクタハウジングの両側面に設けられたリテーナ装着凹
部へ各側片を嵌め込みつつコネクタハウジングを跨ぐよ
うに取り付けられるものがある。リテーナは、キャビテ
ィへの端子金具の挿入を許容する仮係止位置と、端子金
具を正規挿入位置に保持する本係止位置との間でスライ
ド移動可能となっており、リテーナ装着凹部におけるコ
ネクタハウジングの側面に設けられた突起に係合するこ
とで前記の両位置に位置決めされるようになっている。
なお、このような略門形状のリテーナを備えたコネクタ
は、例えば特開平6−151002号公報に記載されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年ではコネクタの小
型化が要望されており、上記のようなコネクタにおいて
も、リテーナの側片の厚みとコネクタハウジングの側壁
の厚みとをできるだけ小さく形成することで、横幅方向
の小型化を図ることがある。しかし、それに伴ってリテ
ーナの側片とリテーナ装着凹部との掛かりも浅くなるた
め、例えばリテーナをスライド操作する際に側片が前記
の突起に乗り上げた時などに、手許を誤ると側片がリテ
ーナ装着凹部から外れ、リテーナがコネクタハウジング
から外れてしまう場合があった。本発明は、上記事情に
鑑みてなされたもので、その目的は、リテーナがコネク
タハウジングから外れるのを防止することの可能なコネ
クタを提供するところにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの請求項1の発明に係るコネクタは、端子金具を前方
向へ挿入可能なキャビティを複数個横方向に並んで備え
ると共に、両側面にリテーナ装着凹部が凹み形成された
コネクタハウジングと、一対の側片を有する略門形状を
なして、前記リテーナ装着凹部に前記側片を嵌め込んで
前記コネクタハウジングを跨ぐようにして取り付けら
れ、かつ前記キャビティへの前記端子金具の挿入を許容
する位置から前記端子金具を正規挿入位置に保持する本
係止位置へのスライド移動可能なリテーナとを備えたコ
ネクタであって、前記一対の側片と前記コネクタハウジ
ングとの間には、前記一対の側片の開き変形を規制する
開き止め手段が設けられているところに特徴を有する。
【0005】請求項2の発明は、請求項1に記載のもの
において、前記開き止め手段は、前記一対の側片と前記
コネクタハウジングとのうちの一方側に前記リテーナの
スライド方向に沿って設けられた溝部と、他方側に設け
られて前記溝部へ前記スライド方向に沿って移動可能に
嵌合される嵌合突部とから構成されているところに特徴
を有する。
【0006】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
に記載のものにおいて、前記キャビティには、前記端子
金具に係止可能な係止部を有するランスが撓み変形可能
に設けられている一方、前記リテーナは、前記本係止位
置にて前記ランスの撓み空間に進出してその撓み変形を
規制する撓み規制部を備えているところに特徴を有す
る。
【0007】請求項4の発明は、請求項1から請求項3
のいずれかに記載のものにおいて、前記ランスは、前記
端子金具の挿入方向に沿って延出されるとともに、その
断面が前記キャビティの並び方向とその直交方向とに沿
った略L字形をなしているところに特徴を有する。
【0008】
【発明の作用および効果】請求項1の発明によれば、リ
テーナの側片とコネクタハウジングとの間に開き止め手
段を設けたことで、リテーナを操作する場合などに、側
片が開き変形してリテーナ装着凹部より外れ、リテーナ
がコネクタハウジングから外れてしまうことを防止でき
る。
【0009】請求項2の発明によれば、嵌合突部を溝部
に嵌合することで一対の側片が開き止めされると共に、
リテーナのスライド移動の際には、側片が移動方向に案
内されるため、操作が円滑に行われる。
【0010】請求項3の発明によれば、リテーナを本係
止位置に移動することによって、ランスの撓み変形が規
制され、端子金具が二重係止される。
【0011】請求項4の発明によれば、ランスは、断面
L字形をなし、キャビティの並び方向(横方向)に対し
て斜めの方向に撓むため、ランスの撓み方向に沿った撓
み変形量に比べて、コネクタハウジングの縦方向及び横
方向について必要な撓み空間の寸法を小さくすることが
できる。従って、ランスの撓み変形量を十分にとって端
子金具に対する係止力を確保しつつ、キャビティの配列
ピッチを小さくすることでコネクタを小型化できる。
【0012】
【発明の実施の形態】次に本発明の一実施形態について
図1から図13を参照して説明する。本実施形態のコネ
クタは、雄側端子金具を備えた雄側のコネクタハウジン
グ(図示せず)と嵌合可能な雌側のコネクタであり、図
1に示すように、複数本の雌側端子金具10を装着可能
な雌側コネクタハウジング20と、雌側端子金具10を
二重係止するためのリテーナ40とを備えている。な
お、以下の説明において、図1の左側を前方とし、上下
方向については図1を基準とする。
【0013】雌側端子金具10は、図1に示すように、
1枚の導電性金属板を所定形状に打ち抜いた後、折り曲
げ加工を施して形成されており、前端側に雄側端子金具
の雄タブと接続される角筒部11を備え、後端側に電線
Wの端末における芯線部分が圧接される圧接部12と、
電線Wの被覆部分をかしめるバレル部13とを連ねて備
えている。
【0014】角筒部11の内部には弾性接触片が形成さ
れ、前面の開口から雄タブが挿入されると弾性接触片が
弾性的に接触することで雄側端子金具と電気的に接続さ
れるようになっている。角筒部11の下面には、その後
端部分の正面から見て右端位置に挿入案内用のスタビラ
イザ14が下方へ突設されている。また、角筒部11の
下面には、前後方向の中央部が段差状に凹んだ係止凹部
15が形成され、ここには後述するランス26の係止部
27が進入して互いに係止可能とされている。
【0015】雌側コネクタハウジング20は、図1から
図4に示すように、合成樹脂材によって全体として略直
方体状に形成されており、その上面には、雄側コネクタ
ハウジングとの正規嵌合時にロックを行うためのロック
アーム21が設けられている。雌側コネクタハウジング
20の内部には、雌側端子金具10を前後方向に沿って
挿入可能なキャビティ22が横方向に8個、縦方向に2
段整列して設けられており、各キャビティ22の後端に
は雌側端子金具10を挿入するための端子挿入口23が
開口している。キャビティ22の底面には、正面から見
て右端に、前後方向に沿ったガイド溝24が形成され、
ここに前記した雌側端子金具10のスタビライザ14が
進入することで雌側端子金具10の挿入姿勢が安定化さ
れるようになっている。キャビティ22の前端付近は、
ほぼ下半分が開放された形状となっており、キャビティ
22の上半分の前端位置には、キャビティ22に挿入さ
れる雌側端子金具10の前止まりとなる前壁25が形成
され、この前壁25は、雄側端子金具の有する雄タブを
挿通可能なタブ挿入口の孔縁部の上半分を構成してい
る。
【0016】各キャビティ22の前部における下半分の
開放部分よりもやや後方位置には、前方へ向けてランス
26が延設されている。ランス26はキャビティ22の
左下角部に配されてキャビティ22の壁面の一部を構成
しており、側壁26Aと底壁26Bとを備えた断面L字
状に形成されている。ランス26の先端では、底壁26
Bが上方へ張り出して係止部27となっており、この係
止部27は、前記した雌側端子金具10の係止凹部15
内に進入することで雌側端子金具10と係止可能とされ
ている。また、ランス26は全体に薄肉状に形成され、
先端付近が斜め方向(正面から見て左下方向)へ撓み変
形可能とされている。
【0017】一方、リテーナ40は、同じく合成樹脂材
により形成され、図1及び図3から図5に示すように、
横方向に延びて上下一対に分かれてなる前面壁41と、
前面壁41の左右両側端から後方へ延出する一対の側片
42とを備えて全体として門形状をなしている。リテー
ナ40は、後に詳述するように雌側コネクタハウジング
20に対して前方から横幅方向に跨ぐようにして取り付
け可能とされており、組付け完了時には前面壁41はキ
ャビティ22前部の下半分の開放部分を覆うと共に、前
壁25と整合して雄タブを挿通可能なタブ挿入口の孔縁
部の下半分を構成する。上下の前面壁41の下端からは
水平な板状をなす撓み規制部43が後方へ突設され、こ
の撓み規制部43がランス26の係止部27の下方の撓
み空間に進入することでランス26の撓みが規制される
ようになっている。
【0018】また、一対の側片42は、互いに平行な面
をなして先端側が開き方向に撓み変形可能とされてい
る。両側片42の互いに内側の面には、前後方向に細長
い凹部44が形成され、さらにその先端側には凹部44
に対して凸状をなすロック部45が形成されている。ま
た、両側片42の先端縁には、内側へ向かって傾斜する
傾斜面42Aが形成されている。
【0019】一方、雌側コネクタハウジング20の左右
両側面には、前後に細長いリテーナ装着凹部31が凹み
形成され、ここにはリテーナ40の側片42を嵌め込み
可能とされている。側片42の厚さ寸法とリテーナ装着
凹部31の深さ寸法とは概ね同じくされ、両者を組み付
けたときに側片42は雌側コネクタハウジング20の側
面とほぼ面一をなすようにされている。また、リテーナ
40は、一対の側片42をリテーナ装着凹部31に嵌め
入れた状態で前後方向にスライド移動可能とされてお
り、前記の撓み規制部43がランス26の係止部27の
下方の撓み空間へ進出する本係止位置(図13参照)
と、撓み規制部43が本係止位置より前方に退避してラ
ンス26の撓みを許容する仮係止位置(図10参照)と
の2つの位置が設定されている。また、リテーナ装着凹
部31における雌側コネクタハウジング20の側面に
は、仮係止突起32及び本係止突起33が前後及び上下
方向に位置ずれして設けられている。両突起32,33
は、共に前面側がなだらかな傾斜面をなし、側片42の
凹部44に嵌まり込んだ状態で後面側にロック部45が
係止することでリテーナ40が仮係止位置又は本係止位
置に位置決めされるようになっている。
【0020】リテーナ装着凹部31の上下の縁部には、
前方へ開口するアリ溝34(図2参照、本発明の「開き
止め手段」及び「溝部」に相当)が前後方向に沿って形
成されており、ここにはリテーナ40の側片42の上下
端縁に前後方向に沿って設けられたアリ46(図5参
照、本発明の「開き止め手段」及び「嵌合突部」に相
当)が前後方向に沿って移動可能に嵌合されるようにな
っている。なお、アリ溝34とアリ46との間には、図
7にも示すように側片42の開き方向への撓み変形を所
定量許容する遊びが設けられている。
【0021】本発明は以上の構成であり、次にその作用
を説明する。リテーナ40を雌側コネクタハウジング2
0に取り付けるには、リテーナ40を雌側コネクタハウ
ジング20に対して正面から接近させ、アリ46をアリ
溝34に嵌合させるようにして一対の側片42をリテー
ナ装着凹部31へ嵌め入れる。リテーナ40を後方へ移
動させると、側片42がアリ溝34によって案内されつ
つリテーナ装着凹部31を後方へスライドし、側片42
の傾斜面42Aが仮係止突起32の前面に当接する。
【0022】リテーナ40をさらに後方へ移動させる
と、一対の側片42がその傾斜面42Aと仮係止突起3
2の傾斜面とに案内されて、互いに開き方向に撓み変形
し、ロック部45が仮係止突起32に乗り上がる(図6
及び図7参照)。この状態では、側片42がリテーナ装
着凹部31の底面から離間して、側片42とリテーナ装
着凹部31との掛かりが浅くなるが、アリ溝34とアリ
46とが嵌合していることから、操作中に手許を誤って
リテーナ40に対して例えば上下方向への力が加わった
ような場合でも側片42がリテーナ装着凹部31から外
れることが確実に防止できる。
【0023】リテーナ40が仮係止位置に至ると、ロッ
ク部45が仮係止突起32を越えて、側片42が復帰変
形すると共に仮係止突起32が凹部44の内側に進入し
てロック部45と係止し、これによりリテーナ40がこ
の位置に保持される(図8から図10参照)。
【0024】続いて、各キャビティ22に雌側端子金具
10を挿入する。雌側端子金具10の角筒部11がラン
ス26の係止部27に突き当たると、ランス26の先端
は下方に押圧力を受けるが、底壁26Bと側壁26Aと
が断面L字形状をなしていることから、ランス26の先
端は、図12に矢線で示すように、正面から見て左下方
向へ撓み変形する(図11の上側のキャビティ22もあ
わせて参照)。そして、雌側端子金具10が前壁25に
突き当たる正規位置に至ると、図11の下側のキャビテ
ィ22に示すように、ランス26が復帰変形すると共に
係止部27が雌側端子金具10の係止凹部15内に進入
して互いに係止する。これにより雌側端子金具10が抜
止め状態に一次係止される。
【0025】こうして、全てのキャビティ22に雌側端
子金具10を挿入した後、リテーナ40を仮係止位置か
ら後方へ押し込むと、側片42の傾斜面42Aが本係止
突起33の前面に当接し、仮係止突起32の場合と同様
に側片42が開き方向に撓み変形してロック部45が本
係止突起33に乗り上がる。ここでもアリ溝34にアリ
46が嵌合していることから、側片42がリテーナ装着
凹部31より外れることが規制される。そして、リテー
ナ40をさらに押し込むと、ロック部45が本係止突起
33を乗り越えて、側片42が復帰変形すると共にロッ
ク部45が本係止突起33に係止し、リテーナ40が本
係止位置に保持される(図13参照)。このとき、撓み
規制部43がランス26の係止部27の下方の撓み空間
に差し込まれて、ランス26の撓み変形が規制され、雌
側端子金具10が二重係止された状態となる。以上によ
りコネクタの組付けが完了する。
【0026】なお、上記の作業の過程で、いずれかの雌
側端子金具10が誤って正規位置まで至らない半挿入状
態のまま、リテーナ40を本係止位置に移動させようと
した場合には、撓み規制部43が撓んだ状態のランス2
6の先端に突き当たることでリテーナ40の移動が規制
されるため、作業者が半挿入状態であることを知ること
ができる。
【0027】以上のように、本実施形態によれば、リテ
ーナ40の側片42と雌側コネクタハウジング20との
間に、アリ溝34とアリ46とからなる開き止め手段を
設けたことで、リテーナ40を操作する場合などに、側
片42が開き変形してリテーナ装着凹部31より外れ、
リテーナ40が雌側コネクタハウジング20から外れて
しまうことを防止できる。
【0028】また、アリ46をアリ溝34に嵌合するこ
とで一対の側片42が開き止めされると共に、リテーナ
40の移動の際には、側片42が移動方向に案内される
ため、操作が円滑に行われる。
【0029】さらに、リテーナ40を本係止位置に移動
することによって、ランス26の撓み変形が規制され、
雌側端子金具10が二重係止される。
【0030】また、ランス26は、断面L字形をなし、
キャビティ22の並び方向(横方向及び縦方向)に対し
て斜めの方向に撓むため、ランス26の撓み方向に沿っ
た撓み変形量に比べて、雌側コネクタハウジング20の
縦方向及び横方向について必要な撓み空間の寸法を小さ
くすることができる。従って、ランス26の撓み変形量
を十分にとって雌側端子金具10に対する係止力を確保
しつつ、キャビティ22の配列ピッチを小さくすること
でコネクタを小型化できる。
【0031】本発明の技術的範囲は、上記した実施形態
によって限定されるものではなく、例えば、次に記載す
るようなものも本発明の技術的範囲に含まれる。 (1)本発明は、雄側端子金具を備えた雄側のコネクタ
にも適用することができる。 (2)上記実施形態では、リテーナを、コネクタハウジ
ングに対して正面から組み付けられてランスの撓み変形
を規制することで端子金具を二重係止するいわゆるフロ
ントリテーナタイプのものとしたが、本発明は、リテー
ナをキャビティに直交する方向から組み付けられて端子
金具に直接係止するいわゆるサイドリテーナタイプのも
のとしたものにも適用することができる。 (3)本発明によれば、開き止め手段は、特に側片をス
ライド方向に案内するような機能を備えていなくても良
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態のコネクタの分解側断面図
【図2】コネクタハウジングの正面図
【図3】コネクタハウジング及びリテーナの組付け前の
平断面図
【図4】その側面図
【図5】リテーナの背面図
【図6】リテーナの側片が仮係止突起に乗り上がった状
態を示す平断面図
【図7】その正断面図
【図8】リテーナが仮係止位置にある状態を示す平断面
【図9】その正断面図
【図10】その側断面図
【図11】端子金具の装着途中を示す側断面図
【図12】ランスの動作を説明するコネクタハウジング
の部分拡大正面図
【図13】組付け完了状態を示す側断面図
【符号の説明】
10…雌側端子金具(端子金具) 20…雌側コネクタハウジング(コネクタハウジング) 22…キャビティ 26…ランス 27…係止部 31…リテーナ装着凹部 34…アリ溝(開き止め手段、溝部) 40…リテーナ 42…側片 43…撓み規制部 46…アリ(開き止め手段、嵌合突部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石川 亮太郎 三重県四日市市西末広町1番14号 住友電 装株式会社内 (72)発明者 川瀬 治 三重県四日市市西末広町1番14号 住友電 装株式会社内 Fターム(参考) 5E087 EE02 EE11 EE14 FF06 FF13 GG14 GG25 JJ08 QQ04 RR04 RR36

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端子金具を前方向へ挿入可能なキャビテ
    ィを複数個横方向に並んで備えると共に、両側面にリテ
    ーナ装着凹部が凹み形成されたコネクタハウジングと、 一対の側片を有する略門形状をなして、前記リテーナ装
    着凹部に前記側片を嵌め込んで前記コネクタハウジング
    を跨ぐようにして取り付けられ、かつ前記キャビティへ
    の前記端子金具の挿入を許容する位置から前記端子金具
    を正規挿入位置に保持する本係止位置へのスライド移動
    可能なリテーナとを備えたコネクタであって、 前記一対の側片と前記コネクタハウジングとの間には、
    前記一対の側片の開き変形を規制する開き止め手段が設
    けられていることを特徴とするコネクタ。
  2. 【請求項2】 前記開き止め手段は、前記一対の側片と
    前記コネクタハウジングとのうちの一方側に前記リテー
    ナのスライド方向に沿って設けられた溝部と、他方側に
    設けられて前記溝部へ前記スライド方向に沿って移動可
    能に嵌合される嵌合突部とから構成されていることを特
    徴とする請求項1に記載のコネクタ。
  3. 【請求項3】 前記キャビティには、前記端子金具に係
    止可能な係止部を有するランスが撓み変形可能に設けら
    れている一方、前記リテーナは、前記本係止位置にて前
    記ランスの撓み空間に進出してその撓み変形を規制する
    撓み規制部を備えていることを特徴とする請求項1又は
    請求項2に記載のコネクタ。
  4. 【請求項4】 前記ランスは、前記端子金具の挿入方向
    に沿って延出されるとともに、その断面が前記キャビテ
    ィの並び方向とその直交方向とに沿った略L字形をなし
    ていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれ
    かに記載のコネクタ。
JP2001184851A 2001-06-19 2001-06-19 コネクタ Expired - Lifetime JP3755429B2 (ja)

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