JP3134783B2 - コネクタ - Google Patents
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- JP3134783B2 JP3134783B2 JP08200671A JP20067196A JP3134783B2 JP 3134783 B2 JP3134783 B2 JP 3134783B2 JP 08200671 A JP08200671 A JP 08200671A JP 20067196 A JP20067196 A JP 20067196A JP 3134783 B2 JP3134783 B2 JP 3134783B2
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Description
ことによってターミナルを挿入状態に保持するようにし
たコネクタに関するものである。
入状態に保持するようにしたコネクタとしては、図12
に示すものがある。これは、コネクタハウジングに設け
た弾性係止片1の突起1Aをターミナル2の係止孔2A
に入り込ませてその孔縁に一次係止させ、さらに撓み空
間3内にリテーナ4を進入させることにより弾性係止片
1がターミナル2から外れる方向へ変位するのを規制し
て二次係止し、もってターミナル2を二重係止して正規
挿入状態に確実に保持する構成となっている。このコネ
クタでは、ターミナル2が半挿入状態のときにはその下
面に突起1Aが当たって弾性係止片1が押し下げられて
撓み空間2内に進出するため、リテーナ4が弾性係止片
1に突き当たって撓み空間3内に進入できなくなり、こ
れによって半挿入状態のターミナル2の存在が検知され
るようになっている。
起1Aの係止孔2Aに対する係止代が大きいほど、即ち
突起1Aの高さが高いほど弾性係止片1による一次係止
機能が向上する。しかし、図示するように弾性係止片1
の真上に舌片2Bが配されているような場合には、その
舌片2Bが原因となって突起1Aを高くすることに制約
が生じることがあり、この場合には、弾性係止片1によ
る一次係止機能の信頼性向上を実現することはできな
い。
13に示すものがある。このコネクタでは、ターミナル
5に切り起こしによって片持ち状に斜めに延出する弾性
係止片5Aを形成するとともに、コネクタハウジング6
には弾性係止片5Aと係止可能な突部6Aを設けた構成
になる。ターミナル5を挿入すると弾性係止片5Aが撓
むことによって突部6Aを通過し、正規挿入されると弾
性係止片5Aが弾性復帰して突部6Aと係合し、もって
ターミナル5が正規挿入状態に保持される。このコネク
タでは、弾性係止片5Aの突出高さを高くすることに関
して厳しい制約がないため、弾性係止片5Aによる一次
係止機能の信頼性向上を図ることは可能である。しかし
ながら、このものではリテーナを用いて弾性係止片5A
を二次係止することは構造上難しいため、ターミナル5
をリテーナによって二重係止することができないだけで
なく、半挿入状態のターミナル5の存在を検知すること
もできないという欠点がある。
のであって、リテーナの二次係止機能と半挿入検知機能
を損なわずに弾性係止片による一次係止機能の信頼性を
向上させることを目的とするものである。
ミナルが挿入されるコネクタハウジングと、このコネク
タハウジングに取付け可能なリテーナとを備えてなり、
前記ターミナルにはその外面から突出する係止突起が設
けられ、前記コネクタハウジングには、前記ターミナル
が半挿入の状態では前記係止突起により撓み空間内へ弾
性変位させられるとともに前記ターミナルが正規挿入さ
れると弾性復帰することにより前記係止突起に係止して
そのターミナルを戻り規制状態に保持する弾性係止片が
設けられ、前記リテーナには、前記撓み空間内に進入す
ることにより前記弾性係止片の前記係止突起から外れる
方向への弾性変位を規制可能であるとともに弾性変位を
生じた前記弾性係止片に当接することにより前記撓み空
間への進入を規制される撓み規制部が設けられ、前記係
止突起と前記弾性係止片の少なくとも一方には、前記タ
ーミナルの挿入時に前記弾性係止片を前記撓み空間へ弾
性変位させる方向へ誘導するテーパ状の誘導面が設けら
れ、前記係止突起と前記弾性係止片の少なくとも一方に
は、前記ターミナルの正規挿入位置からの抜取りに伴っ
て前記弾性係止片を前記撓み空間へ弾性変位させる方向
へ誘導するテーパ状の抜取り用誘導面が設けられている
ところに特徴を有する。
るコネクタハウジングと、このコネクタハウジングに取
付け可能なリテーナとを備えてなり、前記ターミナルに
はその外面から突出する係止突起が設けられ、前記コネ
クタハウジングには、前記ターミナルが半挿入の状態で
は前記係止突起により撓み空間内へ弾性変位させられる
とともに前記ターミナルが正規挿入されると弾性復帰す
ることにより前記係止突起に係止してそのターミナルを
戻り規制状態に保持する弾性係止片が設けられ、前記リ
テーナには、前記撓み空間内に進入することにより前記
弾性係止片の弾性変位を規制可能であるとともに弾性変
位を生じた前記弾性係止片に当接することにより前記撓
み空間への進入を規制される撓み規制部が設けられ、前
記係止突起と前記弾性係止片の少なくとも一方には、前
記ターミナルの挿入時に前記弾性係止片を前記撓み空間
へ弾性変位させる方向へ誘導するテーパ状の誘導面が設
けられ、前記弾性係止片が前記ターミナルの挿入方向に
沿って片持ち状に延出しているとともに、正規挿入され
た前記ターミナルの係止突起が前記弾性係止片の先端縁
に係止可能とされ、前記弾性係止片におけるその先端部
を除いた領域には、前記ターミナルの挿入動作に伴って
移動する前記係止突起と前記弾性係止片とを非干渉とす
る逃がし部が設けられているところに特徴を有する。請
求項3の発明は、ターミナルが挿入されるコネクタハウ
ジングと、このコネクタハウジングに取付け可能なリテ
ーナとを備えてなり、前記ターミナルにはその外面から
突出する係止突起が設けられ、前記コネクタハウジング
には、前記ターミナルが半挿入の状態では前記係止突起
により撓み空間内へ弾性変位させられるとともに前記タ
ーミナルが正規挿入されると弾性復帰することにより前
記係止突起に係止してそのターミナルを戻り規制状態に
保持する弾性係止片が設けられ、前記リテーナには、前
記撓み空間内に進入することにより前記弾性係止片の弾
性変位を規制可能であるとともに弾性変位を生じた前記
弾性係止片に当接することにより前記撓み空間への進入
を規制される撓み規制部が設けられ、前記係止突起と前
記弾性係止片の少なくとも一方には、前記ターミナルの
挿入時に前記弾性係止片を前記撓み空間へ弾性変位させ
る方向へ誘導するテーパ状の誘導面が設けられ、前記弾
性係止片の幅を前記ターミナルの幅よりも大きく設定し
たところに特徴を有する。
るコネクタハウジングと、このコネクタハウジングに取
付け可能なリテーナとを備えてなり、前記ターミナルに
はその外面から突出する係止突起が設けられ、前記コネ
クタハウジングには、前記ターミナルが半挿入の状態で
は前記係止突起により撓み空間内へ弾性変位させられる
とともに前記ターミナルが正規挿入されると弾性復帰す
ることにより前記係止突起に係止してそのターミナルを
戻り規制状態に保持する弾性係止片が設けられ、前記リ
テーナには、前記撓み空間内に進入することにより前記
弾性係止片の弾性変位を規制可能であるとともに弾性変
位を生じた前記弾性係止片に当接することにより前記撓
み空間への進入を規制される撓み規制部が設けられ、前
記係止突起と前記弾性係止片の少なくとも一方には、前
記ターミナルの挿入時に前記弾性係止片を前記撓み空間
へ弾性変位させる方向へ誘導するテーパ状の誘導面が設
けられ、前記リテーナに、仮係止状態において前記撓み
空間内に進出することにより前記弾性係止片の一定以上
の撓みを規制する過度撓み規制部が設けられているとこ
ろに特徴を有する。請求項5の発明は、請求項2乃至請
求項4のいすれかの発明において、係止突起と弾性係止
片の少なくとも一方には、ターミナルの抜取り時に前記
弾性係止片を撓み空間へ弾性変位させる方向へ誘導する
テーパ状の抜取り用誘導面が設けられていることを特徴
とすることを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれ
かところに特徴を有する。
いては、ターミナルの挿入途中で係止突起が弾性係止片
を撓ませるとき、弾性係止片はテーパ状の誘導面によっ
て撓み空間側へ誘導されるため撓みが円滑に行われる。
ターミナルが正規挿入されると係止突起と弾性係止片と
の係止によりターミナルが一次係止され、さらにリテー
ナの撓み規制部が弾性係止片の弾性変位を規制すること
により二次係止され、もってターミナルが二重係止され
る。ターミナルが半挿入のときには撓み空間内に変位し
た弾性係止片に撓み規制部が当接するため撓み規制部の
撓み空間内への進入が規制され、これによって半挿入の
ターミナルの存在が判る。また、係止突起がターミナル
の外面から突出していて係止突起と弾性係止片がターミ
ナルの外部で係止されるため、係止突起の突出寸法の設
定に際してターミナルの内部構造に起因する制約を受け
ずに済む。したがって、係止突起と弾性係止片との係止
代を大きく確保し、一次係止機能の信頼性を向上させる
ことが可能である。このように本発明によれば、リテー
ナの二次係止機能と半挿入検知機能を損なうことなく弾
性係止片による一次係止機能の信頼性向上を図ることが
できる。
ターミナルを抜き取る際には、リテーナの撓み規制部を
撓み空間の外へ取り出しておき、この状態でターミナル
を抜取り方向へ引っ張るようにする。すると、弾性係止
片はテーパ状の抜取り用誘導面によって撓み空間側へ誘
導されるため、弾性係止片が弾性変位して係止突起から
離脱する係止解除動作が円滑に行われ、ターミナルを容
易に抜き取ることができる。このように本発明では、抜
取り用誘導面を設けたことにより、ターミナルを引っ張
るだけで弾性係止片と係止突起との係止が解除されるよ
うになっているため、治具を用いて弾性係止片を係止突
起から外す必要がなく、ターミナル抜取りの操作性に優
れている。
挿入過程で係止突起が逃がし部内を移動することによっ
て弾性係止片と非干渉となるため、弾性係止片は弾性変
位を生じない。ターミナルが正規挿入に至る直前では係
止突起が弾性係止片の先端部と係合して弾性係止片が弾
性変位するが、その直後にターミナルが正規挿入位置に
達すると係止突起が外れて弾性係止片が弾性復帰する。
ターミナルの挿入時において係止突起と弾性係止片との
係合に起因する挿入抵抗は一時的に生じるだけなので、
全体としての操作抵抗が小さくて済むだけでなく、正規
挿入の直前で節度感が得られるので挿入操作が確実に行
われる。しかも、係止突起は弾性係止片の基端部ではな
くて先端部に係合するから、弾性係止片に生じる応力を
軽減することができる。
ターミナルの内部に入り込まずに済むという構造上の特
徴に鑑みて弾性係止片の幅をターミナルの幅よりも大き
く設定する構成とした。かかる構成としたことにより、
弾性係止片の撓み強度が大きくなり弾性係止片による一
次係止機能が向上する。また、撓み空間内に変位した弾
性係止片に撓み規制部が当接した場合に、その当接力が
強くても弾性係止片が変形し難くなる。請求項4の発明
においては、ターミナルの挿入または抜取りの際に弾性
係止片が撓んで撓み空間内に突出したときに、その弾性
係止片の撓み量が一定以上になると、それ以上の撓みは
過度撓み規制部によって規制される。よって、弾性係止
片がその弾性範囲を超えて過度に撓むことが防止され
る。
図1乃至図8を参照して説明する。本実施形態のコネク
タは、雌ターミナル20が挿入されるコネクタハウジン
グ10と、このコネクタハウジング10に取り付けられ
て雌ターミナル20を挿入状態に保持するためのリテー
ナ30とを備えて構成される。雌ターミナル20は、方
形の筒部21と電線固着部22を前後に連ねて一体成形
してなり、筒部21の下面には叩き出しにより下方へ突
出する係止突起23が形成されている。この係止突起2
3は側方から視て等脚台形をなしている。係止突起23
の前面は斜め下方を向いたテーパ状の挿入用誘導面(本
発明の請求項1の構成要件である誘導面)23Aとなっ
ており、係止突起23の後面は斜め下方を向いたテーパ
状の抜取り用誘導面23Bとなっている。
1内において上下2段に分かれて各段2個ずつ合計4個
のブロック12が設けられており、各ブロック12に形
成したキャビティ13には、夫々、後方の開口から雌タ
ーミナル20が挿入される。上段のキャビティ13は、
その前端部の下面において下段のブロック12との間隙
に開口し、下段の2室のキャビティ13は、その前端部
の下面においてコネクタハウジング10の下面に開口し
ている。
弾性係止片14が設けられている。弾性係止片14は、
開口の後端縁から雌ターミナル20の挿入方向と平行に
前方へ片持ち状に延出している。弾性係止片14は板面
を上下方向に向けた板状をなし、下方への弾性撓みが可
能となっている。弾性係止片14の幅方向中央には、雌
ターミナル20の挿入方向に沿った前後方向の逃がし溝
(本発明の構成要件である逃がし部)14Aが形成され
ている。この逃がし溝14Aは、弾性係止片14の基端
(後端)位置から前端の少し手前位置まで達する。この
逃がし溝14Aには、上記雌ターミナル20の挿入・抜
取り過程で係止突起23が入り込む。係止突起23は、
逃がし溝14A内に入り込んでいる間、弾性係止片14
と非干渉となる。逃がし溝14Aの前端内壁は斜め上方
を向いたテーパ状の挿入用誘導面(本発明の請求項1の
構成要件である誘導面)14Bとなっている。弾性係止
片14の前端縁は上下に切り立った係止面14Cとなっ
ている。
ターミナル20の内部に入り込まずに、雌ターミナル2
0の外部において係止突起23と係合するようになって
いることから、弾性係止片14の幅の設定に際して雌タ
ーミナル20の幅寸法による制約を受けずに済む。した
がって、本実施形態では、弾性係止片14の幅寸法を雌
ターミナル20の筒部21の幅寸法よりも大きく設定し
てある。上述したように弾性係止片14は下方への弾性
撓みが可能となっているが、その各弾性係止片14の下
方は撓み空間15となっている。弾性係止片14が撓む
と前端を下げた斜め姿勢となって撓み空間15内に突出
する。これらの撓み空間15には後述するリテーナ30
の撓み規制部32が進入可能となっている。
の取付孔31を有しており、コネクタハウジング10に
対して正面側から取り付けられる。リテーナ30を取り
付けると、コネクタハウジング10の外面を覆い隠すよ
うになるとともに、各取付孔31にブロック12を嵌入
させた状態となる。リテーナ30は、コネクタハウジン
グ10に対し図示しない係止手段によって仮係止位置と
本係止位置とに選択的に保持される。リテーナ30が仮
係止されているときにはリテーナ30の前端面がフード
部11の前端とほぼ面一の状態(図4を参照)となり、
本係止されているときにはリテーナ30の前端面がフー
ド部11の前端面よりも奥側(後側)へ押し込まれた状
態(図5を参照)となる。
が設けられている。上段の2つの取付孔31の撓み規制
部32は、上下両段の取付孔31を区画する仕切壁によ
って構成されている。下段の2つの撓み規制部32は、
その取付孔31の床面を一段高くすることによって形成
されている。リテーナ30が仮係止の状態では、撓み規
制部32が弾性係止片14の前端よりも前方に位置する
ため、弾性係止片14の撓み空間15への弾性撓みが許
容される。リテーナ30が本係止されると、撓み規制部
32が撓み空間15内に進入して弾性係止片14の下に
潜り込むため、弾性係止片14の弾性撓みが規制され
る。また、弾性係止片14が撓んで撓み空間15内に突
出している状態では、その撓んだ弾性係止片14の前端
に撓み規制部32が突き当たるため、リテーナ30の仮
係止位置から本係止位置への移動が規制される。また、
リテーナ30の下面板34において撓み規制部32より
もさらに突出する部分は、下段側の弾性係止片14と対
応する過度撓み規制部33となっている。この過度撓み
規制部33は、リテーナ30が仮係止状態のときに撓み
空間15内に進出し、弾性係止片14の下方において待
機するようになっている。尚、上段の弾性係止片14に
ついては、コネクタハウジング10の下段側のブロック
12の上面が過度撓み規制部16となっている。この過
度撓み規制部16は、リテーナ30が仮係止状態となっ
て撓み空間15から撓み規制部32が前方に退避したと
きに、弾性係止片14の下方に待機するようになってい
る。
る。本実施形態のコネクタの組付けに際しては、まず、
フード部11の前面の開口からリテーナ30をコネクタ
ハウジング10に仮係止する。この状態では、図4に示
すように撓み規制部32が弾性係止片14の前方に位置
しているため、弾性係止片14の撓み空間15への弾性
撓みが可能となっている。この仮係止状態で雌ターミナ
ル20をキャビティ13内に挿入すると、雌ターミナル
20はその下面を弾性係止片14の上面に沿わせつつ前
進するとともに、挿入途中から係止突起23が弾性係止
片14の逃がし溝14Aに入り込んで弾性係止片14と
干渉することなく移動する。
に近づくと、係止突起23の挿入用誘導面23Aが逃が
し溝14Aの前端の挿入用誘導面14Bに当接する。す
ると、その挿入用誘導面14B,23Aの傾斜角度によ
って弾性係止片14の前端部には下向きの押圧力が作用
することになり、図7に示すように、弾性係止片14は
弾性撓みを生じて撓み空間15内に突出する。この後、
図6に示すように、係止突起23が弾性係止片14の前
端部上面に擦れながらさらに前進する。
に達すると、係止突起23が弾性係止片14の前端から
外れるため、弾性係止片14が弾性復帰して撓み空間1
5内から退避し、図5に示すように、弾性係止片14の
前端面が係止突起23に後方から係止して一次係止状態
となる。この後、リテーナ30を仮係止位置から本係止
位置へ押し込むと、図5に示すように、撓み規制部32
が撓み空間15内に進出して弾性係止片14の下に潜り
込むため、弾性係止片14の下方への弾性撓み、即ち係
止突起23から外れる方向への弾性撓みが規制された二
次係止状態となる。これにより、雌ターミナル20が二
重係止状態となり、正規挿入位置において抜取り方向の
移動を規制された状態に確実に保持される。
位置に達しておらず、半挿入状態の雌ターミナル20が
存在する場合には、次のようになる。雌ターミナル20
が半挿入の状態では、図6に示すように、係止突起23
が弾性係止片14の前端部上面に係合してこれを撓み空
間15内へ弾性撓みさせている。したがって、リテーナ
30を本係止位置へ押し込もうとしても、撓み規制部3
2の先端が弾性係止片14の先端に突き当たるため、撓
み規制部32が撓み空間15へ進入することができな
い。
は、まず、リテーナ30を本係止位置から仮係止位置へ
引き戻し、撓み規制部32を弾性係止片14から外して
二次係止を解除するとともに、撓み規制部32を撓み空
間15の外へ退避させて弾性係止片14の弾性撓みを可
能とする。この状態で雌ターミナル20を方向へ引っ張
ると、図8に示すように、係止突起23の抜取り用誘導
面23Bが弾性係止片14の前端縁に係合し、弾性係止
片14は抜取り用誘導面23Bの傾斜により下方へ誘導
されて円滑に弾性撓みを生じ、係止突起23と弾性係止
片14による一次係止が解除される。
弾性係止片14の前端部上面を擦った後、弾性係止片1
4が弾性復帰し、逃がし溝14A内に係止突起23が入
り込んで非干渉のままで移動し、最終的に雌ターミナル
20がキャビティ13から抜き取られる。上述のよう
に、本実施形態においては、雌ターミナル20の係止突
起23に対して弾性係止片14を一次係止させるととも
に、その弾性係止片14に対してリテーナ30の撓み規
制部32を二次係止させることによって雌ターミナル2
0を二重係止することができるようになっている。ま
た、全ての雌ターミナル20が正規挿入されている場合
にはリテーナ30を本係止位置へ移動させることができ
るのに対し、半挿入の雌ターミナル20が存在する場合
にはリテーナ30を本係止位置へ移動することができな
いようになっているので、リテーナ30の本係止位置へ
の押込みの可否によって雌ターミナル20の半挿入検知
を行うことができる。さらに、係止突起23が雌ターミ
ナル20の外面から突出するように設けられていて係止
突起23に対する弾性係止片14の一次係止が雌ターミ
ナル20の外部で行われるため、係止突起23の突出寸
法を大きくするときに雌ターミナル20の内部構造に起
因する制約を受けずに済む。したがって、係止突起23
の突出寸法を大きくして弾性係止片14との係止代を大
きく確保し、弾性係止片14による一次係止機能の信頼
性向上を図ることが可能となっている。即ち、本実施形
態によれば、リテーナ30の二次係止機能と半挿入検知
機能を損なうことなく弾性係止片14による一次係止機
能の信頼性向上が実現されている。
係止突起23にテーパ状の挿入用誘導面14B,23A
を形成して弾性係止片14の弾性撓みが円滑に行われる
ようになっているから、治具を用いて弾性係止片14を
係止突起23から外す必要がなく、雌ターミナル20の
挿入操作性に優れている。また、弾性係止片14に逃が
し溝14Aを設けたから、雌ターミナル20の挿入過程
の大部分において係止突起23と弾性係止片14とが非
干渉状態に保たれ、係止突起23が弾性係止片14と係
合するのは正規挿入位置に達する直前だけとなってい
る。したがって、全体としての操作抵抗が少なくて済
み、操作性に優れている。また、雌ターミナル20が正
規挿入位置に達する直前で挿入抵抗が一時的に大きくな
って節度感が得られるようになっているから、作業者が
半挿入状態のままで操作を終わらせてしまうことが防止
される。さらに、係止突起23が弾性係止片14と係合
するのは、弾性係止片14の基端部ではなくて前端部だ
から、弾性係止片14に生じる応力が軽減されている。
ターミナル20の内部に入り込まずに済むという構造上
の特徴に鑑みて弾性係止片14の幅を雌ターミナル20
の幅よりも大きく設定する構成としている。かかる構成
としたことにより、弾性係止片14の撓み強度が大きく
なり弾性係止片14による一次係止機能が向上する。ま
た、撓み空間15内に変位した弾性係止片14に撓み規
制部32が当接した場合に、その当接力が強くても弾性
係止片14の変形が確実に防止される。さらに、本実施
形態では、リテーナ30が仮係止の状態では弾性係止片
14の下方に過度撓み規制部16,33が待機するよう
になっている。したがって、雌ターミナル20の挿入時
及び抜取り時に係止突起23との係合によって弾性係止
片14が撓まされたときや、半挿入検知の際に撓み規制
部32の突き当てによって弾性係止片14の先端に下方
への押圧力が作用したときには、弾性係止片14が過度
撓み規制部16,33に当接するようになり、これによ
って弾性係止片14の弾性限度を超えた過度の撓みが防
止されるとともに、弾性係止片14に生じる応力を抑制
することができる。
実施形態2を図9を参照して説明する。本実施形態は、
上記実施形態1において弾性係止片の構成を異ならせた
ものである。本実施形態の弾性係止片40は、全体とし
ての形状は実施形態1と同様であるが、逃がし溝41の
前端内壁面は、雌ターミナル20の挿入方向に対して直
交している。雌ターミナル20を挿入するときには、係
止突起23の挿入用誘導面23が逃がし溝41の前端内
壁上縁に係合することにより弾性係止片40の弾性撓み
が円滑に行われる。
実施形態3を図10を参照して説明する。本実施形態
は、上記実施形態1において係止突起と弾性係止片の構
成を異ならせたものである。本実施形態の係止突起42
は、実施形態1と同様に叩き出しによって形成されてい
るが、側面から視た形状がほぼ長方形をなしている。即
ち、係止突起42の前面42Aと後面42Bは雌ターミ
ナル20の挿入方向に対して直交している。弾性係止片
43は、基本的に実施形態1と同じ構成であるが、前端
面は、斜め上向きに傾いたテーパ状の抜取り用誘導面4
3Aとなっている。尚、逃がし溝44の前端内壁面は、
実施形態1と同様に、斜め上向きに傾いたテーパ状の挿
入用誘導面43Bとなっている。雌ターミナル20を抜
き取るときには、係止突起42が抜取り用誘導面43A
に係合することによって弾性係止片43の弾性撓みが円
滑に行われる。
実施形態4を図11を参照して説明する。本実施形態
は、上記実施形態1において弾性係止片の構成を異なら
せたものである。本実施形態の弾性係止片45は、実施
形態1の弾性係止片よりも板厚寸法が大きく、逃がし溝
46が弾性係止片45の上面のみに開口され、下面側に
は開口しない構成となっている。かかる弾性係止片45
は、板厚が厚いので、撓み強度が高くなっており、一次
係止の信頼性向上が図られている。
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)上記実施形態では雌ターミナルを備える雌コネク
タについて説明したが、本発明は雄コネクタにも適用す
ることができる。 (2)上記実施形態では抜取り用誘導面を設けた場合に
ついて説明したが、本発明によれば、抜取り用誘導面を
設けない構成としてもよい。この場合には、治具を用い
ることによって弾性係止片を係止突起から外せばよい。
し溝を設けた場合について説明したが、本発明によれ
ば、逃がし溝を設けない構成としてもよい。 (4)上記実施形態では弾性係止片の幅を雌ターミナル
の幅よりも大きく設定した場合について説明したが、本
発明によれば、弾性係止片の幅を雌ターミナルの幅と同
じかこれよりも狭くすることもできる。 (5)上記実施形態では弾性係止片の幅方向中央に逃が
し溝を形成してこの逃がし溝内を係止突起が移動するよ
うにしたが、本発明によれば、係止突起を左右一対形成
するとともに、弾性係止片の両側縁に沿って切欠するこ
とにより左右一対の逃がし部を設け、この一対の逃がし
溝み内で一対の係止突起が移動する構成してもよい。
止状態をあらわす部分拡大横断面図
をあらわす縦断面図
とともにリテーナを本係止した状態をあらわす縦断面図
をあらわす縦断面図
の係止突起と弾性係止片との係止状態をあらわす部分拡
大縦断面図
の係止突起と弾性係止片との係止状態をあらわす部分拡
大縦断面図
らわす部分拡大縦断面図
あらわす部分拡大縦断面図
の係止状態をあらわす部分拡大横断面図
Claims (5)
- 【請求項1】 ターミナルが挿入されるコネクタハウジ
ングと、このコネクタハウジングに取付け可能なリテー
ナとを備えてなり、前記ターミナルにはその外面から突
出する係止突起が設けられ、前記コネクタハウジングに
は、前記ターミナルが半挿入の状態では前記係止突起に
より撓み空間内へ弾性変位させられるとともに前記ター
ミナルが正規挿入されると弾性復帰することにより前記
係止突起に係止してそのターミナルを戻り規制状態に保
持する弾性係止片が設けられ、前記リテーナには、前記
撓み空間内に進入することにより前記弾性係止片の前記
係止突起から外れる方向への弾性変位を規制可能である
とともに弾性変位を生じた前記弾性係止片に当接するこ
とにより前記撓み空間への進入を規制される撓み規制部
が設けられ、前記係止突起と前記弾性係止片の少なくと
も一方には、前記ターミナルの挿入時に前記弾性係止片
を前記撓み空間へ弾性変位させる方向へ誘導するテーパ
状の誘導面が設けられ、前記係止突起と前記弾性係止片
の少なくとも一方には、前記ターミナルの正規挿入位置
からの抜取りに伴って前記弾性係止片を前記撓み空間へ
弾性変位させる方向へ誘導するテーパ状の抜取り用誘導
面が設けられていることを特徴とするコネクタ。 - 【請求項2】 ターミナルが挿入されるコネクタハウジ
ングと、このコネクタハウジングに取付け可能なリテー
ナとを備えてなり、前記ターミナルにはその外面から突
出する係止突起が設けられ、前記コネクタハウジングに
は、前記ターミナルが半挿入の状態では前記係止突起に
より撓み空間内へ弾性変位させられるとともに前記ター
ミナルが正規挿入されると弾性復帰することにより前記
係止突起に係止してそのターミナルを戻り規制状態に保
持する弾性係止片が設けられ、前記リテーナには、前記
撓み空間内に進入することにより前記弾性係止片の弾性
変位を規制可能であるとともに弾性変位を生じた前記弾
性係止片に当接することにより前記撓み空間への進入を
規制される撓み規制部が設けられ、前記係止突起と前記
弾性係止片の少なくとも一方には、前記ターミナルの挿
入時に前記弾性係止片を前記撓み空間へ弾性変位させる
方向へ誘導するテーパ状の誘導面が設けられ、前記弾性
係止片が前記ターミナルの挿入方向に沿って片持ち状に
延出しているとともに、正規挿入された前記ターミナル
の係止突起が前記弾性係止片の先端 縁に係止可能とさ
れ、前記弾性係止片におけるその先端部を除いた領域に
は、前記ターミナルの挿入動作に伴って移動する前記係
止突起と前記弾性係止片とを非干渉とする逃がし部が設
けられていることを特徴とするコネクタ。 - 【請求項3】 ターミナルが挿入されるコネクタハウジ
ングと、このコネクタハウジングに取付け可能なリテー
ナとを備えてなり、前記ターミナルにはその外面から突
出する係止突起が設けられ、前記コネクタハウジングに
は、前記ターミナルが半挿入の状態では前記係止突起に
より撓み空間内へ弾性変位させられるとともに前記ター
ミナルが正規挿入されると弾性復帰することにより前記
係止突起に係止してそのターミナルを戻り規制状態に保
持する弾性係止片が設けられ、前記リテーナには、前記
撓み空間内に進入することにより前記弾性係止片の弾性
変位を規制可能であるとともに弾性変位を生じた前記弾
性係止片に当接することにより前記撓み空間への進入を
規制される撓み規制部が設けられ、前記係止突起と前記
弾性係止片の少なくとも一方には、前記ターミナルの挿
入時に前記弾性係止片を前記撓み空間へ弾性変位させる
方向へ誘導するテーパ状の誘導面が設けられ、前記弾性
係止片の幅を前記ターミナルの幅よりも大きく設定した
ことを特徴とするコネクタ。 - 【請求項4】 ターミナルが挿入されるコネクタハウジ
ングと、このコネクタハウジングに取付け可能なリテー
ナとを備えてなり、前記ターミナルにはその外面から突
出する係止突起が設けられ、前記コネクタハウジングに
は、前記ターミナルが半挿入の状態では前記係止突起に
より撓み空間内へ弾性変位させられるとともに前記ター
ミナルが正規挿入されると弾性復帰することにより前記
係止突起に係止してそのターミナルを戻り規制状態に保
持する弾性係止片が設けられ、前記リテーナには、前記
撓み空間内に進入することにより前記弾性係止片の弾性
変位を規制可能であるとともに弾性変位を生じた前記弾
性係止片に当接することにより前記撓み空間への進入を
規制される撓み規制部が設けられ、前記係止突起と前記
弾性係止片の少なくとも一方には、前記ターミナルの挿
入時に前記弾性係止片を前記撓み空間へ弾性変位させる
方向へ誘導するテーパ状の誘導面が設けられ、前記リテ
ーナに、仮係止状態において前記撓み空間内に進出する
ことにより前記弾性係止片の一定以上の撓みを規制する
過度撓み規制部が設けられているこ とを特徴とするコネ
クタ。 - 【請求項5】 係止突起と弾性係止片の少なくとも一方
には、ターミナルの抜取り時に前記弾性係止片を撓み空
間へ弾性変位させる方向へ誘導するテーパ状の抜取り用
誘導面が設けられていることを特徴とすることを特徴と
する請求項2乃至請求項4のいずれかに記載のコネク
タ。
Priority Applications (7)
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EP97113117A EP0827236B1 (en) | 1996-07-30 | 1997-07-30 | A connector |
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DE69716315T DE69716315T2 (de) | 1996-07-30 | 1997-07-30 | Elektrischer Steckverbinder |
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Family Applications (1)
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JP08200671A Expired - Fee Related JP3134783B2 (ja) | 1996-07-30 | 1996-07-30 | コネクタ |
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JP3755429B2 (ja) * | 2001-06-19 | 2006-03-15 | 住友電装株式会社 | コネクタ |
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JP3783797B2 (ja) * | 1996-06-18 | 2006-06-07 | タイコエレクトロニクスアンプ株式会社 | 電気コネクタ |
-
1996
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JPH1050380A (ja) | 1998-02-20 |
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