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JP2002241651A - インクジェット記録用インク - Google Patents

インクジェット記録用インク

Info

Publication number
JP2002241651A
JP2002241651A JP2001036699A JP2001036699A JP2002241651A JP 2002241651 A JP2002241651 A JP 2002241651A JP 2001036699 A JP2001036699 A JP 2001036699A JP 2001036699 A JP2001036699 A JP 2001036699A JP 2002241651 A JP2002241651 A JP 2002241651A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
parts
water
resin
pigment
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001036699A
Other languages
English (en)
Inventor
Noriyasu Asaki
則泰 朝木
Yutaka Kurabayashi
豊 倉林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2001036699A priority Critical patent/JP2002241651A/ja
Publication of JP2002241651A publication Critical patent/JP2002241651A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Ink Jet (AREA)
  • Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
  • Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 吐出安定性と分散安定性が良好であり、普通
紙に印字した際にも印字物が優れた耐水性を示すインク
ジェット記録用インクを提供すること。 【構成】 少なくとも油溶性染料又は顔料、樹脂、有機
溶剤及び水を含有するインクの380〜700nmにお
けるインクの最大吸光度をAmax 、希釈倍率をD、樹脂
量(インク全体の重量に対する重量%値)をRとしたと
き、Amax ×D/Rの値を200〜2500に設定す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット記
録用インクに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、インクジェット記録用のインクと
しては、水溶性染料を水と有機溶剤に溶解したものが一
般的に用いられている。
【0003】しかし、水溶性染料は水に対する溶解性が
高いことから、印字物の耐水性が悪いという欠点を有し
ていた。この欠点を解消するため、耐水性の良好な油溶
性染料や顔料を用いる試みがなされている。例えば、特
開平8−34939号公報や特開平9−183224号
公報等に開示されているように、油溶性染料或は顔料を
樹脂によって水性媒体中に分散させたインクや特開平8
−183920号公報や特開平9−241565号公報
等に開示されているように、油溶性染料や顔料を水分散
性樹脂によって内包したマイクロカプセル型或はマイク
ロエマルジョン型の分散体を用いたインク等が提案され
ており、これらの分散インクにより普通紙においても耐
水性の優れた印字物を得ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
油溶性染料或は顔料分散インクは、含有する樹脂量が適
当でないと十分な分散安定性が得られなかったり、又、
インクのノズルヘの目詰まりが起き易くなる等の吐出安
定性の低下を招いてしまう。
【0005】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、吐出安定性と分散安定性が良
好であり、普通紙に印字した際にも印字物が優れた耐水
性を示すインクジェット記録用インクを提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、少なくとも油溶性染料又は顔料、樹脂、
有機溶剤及び水を含有するインクの380〜700nm
におけるインクの最大吸光度をAmax 、希釈倍率をD、
樹脂量(インク全体の重量に対する重量%値)をRとし
たとき、Amax ×D/Rの値を200〜2500に設定
したことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を詳細
に説明する。
【0008】本発明に係るインクにおいては、インクジ
ェット記録用インクとして従来から使用されている油溶
性染料及び顔料を用いることができる。油溶性染料とし
てはC.I.ソルベントブラック3,5,7,22,2
3,27,29、C.I.ソルベントイエロー6,1
4,15,19,21,30,56,61,80,14
9,162、C.I.ソルベントレッド1,3,8,2
3,24,27,30,49,82,84,100,1
09,121,132,218、C.I.ソルベントブ
ルー2,11,12,25,35,36,55,70,
73等が使用され、又、顔料としてはカーボンブラッ
ク、アゾ顔料、フタロシアニン顔料、キナクリドン顔料
等が使用される。これらは1種或は2種以上を組み合わ
せて用いることができる。
【0009】又、本発明に係るインクは油溶性染料や顔
料を分散或は内包する樹脂粒子を含有する。この樹脂の
成分としては、インクジェット記録用インクにおいて従
来から使用されている樹脂と同様の樹脂成分を使用する
ことができ、スチレン−アクリル酸共重合体、スチレン
−アクリル酸−メタクリル酸共重合体、スチレン−マレ
イン酸樹脂等が例示される。
【0010】油溶性染料或は顔料分散体を作製する際に
用いる有機溶剤としては、樹脂及び油溶性染料或は顔料
を溶解するものであれば特に限定することなく用いるこ
とができる。例えば、メタノール、エタノール、イソプ
ロピルアルコール等のアルコール系溶剤、アセトン、メ
チルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等のケトン
系溶剤、エチレングリコールモノメチルエーテル等のグ
リコールエーテル系溶剤、ベンゼン、トルエン等の芳香
族系溶剤等が挙げられる。
【0011】油溶性染料或は顔料分散体は、これらの油
溶性染料或は顔料がインク全体に対して1〜10重量
%、より好ましくは2〜5重量%となるように含有する
ことが望ましい。油溶性染料或は顔料の濃度を1重量%
以上とすることによって十分な印字濃度を与えることが
でき、10重量%以下とすることによって良好な吐出安
定性を得ることができる。
【0012】本発明に係るインクは水系インクであるた
めに水を主体とするが、水の他に親水性有機溶剤を添加
して用いるのが好ましい。親水性有機溶剤としては、エ
チレングリコール、プロピレングリコール、ブチレング
リコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコ
ール、ポリエチレングリコール、グリセリン等の多価ア
ルコール類又はそれらのアルキルエーテル類、2−ピロ
リドン、N−メチル−2−ピロジドン等が挙げられる。
これらはインク全体に対して0.1〜50重量%、好ま
しくは0.1〜30重量%含有することが吐出安定性の
点から望ましい。
【0013】又、本発明に係るインクは、場合により、
インクの乾燥性、浸透性等を向上させるため一価アルコ
ールを加えることができる。これらはインク全体に対し
て1〜10重量%含有することができる。
【0014】更に、本発明に係るインクは、場合によ
り、界面活性剤を添加することができる。界面活性剤と
しては、従来から用いられているノニオン、アニオン界
面活性剤を用いることができる。これらはインク全体に
対して0.1〜2重量%含有することによって吐出安定
性を向上させることができるが、含有量が多過ぎると泡
が生じ易くなる等の問題が生じる可能性がある。
【0015】本発明に係るインクの物性は適宜制御する
ことができるが、インクの粘度は10cps以下、又、
インクの表面張力は30〜50dyne/cmであるこ
とが安定した吐出を得る上で好ましい。
【0016】[実施例]以下、実施例によって本発明を
具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるもの
ではない。尚、本文中、「部」は重量部を表す。
【0017】<実施例1> C.I.ソルベントブラック29 12部 スチレンアクリル酸樹脂 28部 (酸価150、平均分子量25000) メチルエチルケトン(MEK) 50部 を混合撹拌しながら、20%水酸化ナトリウム水溶液2
0部を加え、更に純水200部を加えた。その後、エバ
ポレーターを用いてMEKを留去し、更に水を一部除去
して固形分濃度20%の水分散体を得た。更に、 上記分散体 60部 グリセリン 10部 ジエチレングリコール 5部 界面活性剤(ポリオキシエチレンアルキルエーテル) 1部 純水 24部 を混合撹拌した後、3μmフィルターを用いて濾過を行
い、インクジェット記録用インクとした。得られたイン
クのAmax ×D/Rの値は215であった。尚、Amax
は380〜700nmにおけるインクの最大吸光度、D
は希釈倍率、Rは樹脂量(インク全体の重量に対する重
量%値)である。
【0018】<実施例2> C.I.ソルベントブラック29 20部 スチレンアクリル酸樹脂 20部 (酸価150、平均分子量25000) メチルエチルケトン(MEK) 50部 を混合撹拌しながら、20%水酸化ナトリウム水溶液1
5部を加え、更に純水200部を加えた。その後、エバ
ポレーターを用いてMEKを留去し、更に水を一部除去
して固形分濃度20%の水分散体を得た。更に、 上記分散体 40部 グリセリン 7部 ジエチレングリコール 5部 界面活性剤(ポリオキシエチレンアルキルエーテル) 0.5部 純水 47.5部 を混合撹拌した後、3μmフィルターを用いて濾過を行
い、インクジェット記録用インクとした。得られたイン
クのAmax。×D/Rの値は550であった。
【0019】<実施例3> C.Iソルベントブルー70 30部 スチレンアクリル酸樹脂 15部 (酸価150、平均分子量25000) メチルエチルケトン(MEK) 50部 を混合撹拌しながら、20%水酸化ナトリウム水溶液1
1部を加え、更に純水200部を加えた。その後、エバ
ポレーターを用いてMEKを留去し、更に水を一部除去
して固形分濃度20%の水分散体を得た。更に、 上記分散体 30部 グリセリン 7部 ジエチレングリコール 5部 界面活性剤(ポリオキシエチレンアルキルエーテル) 0.5部 純水 57.5部 を混合撹拌した後、3μmフィルターを用いて濾過を行
い、インクジェット記録用インクとした。得られたイン
クのAmax。×D/Rの値は1110であった。
【0020】<実施例4> C.I.ソルベントブルー70 30部 スチレンアクリル酸樹脂 6部 (酸価150、平均分子量25000) メチルエチルケトン(MEK) 50部 を混合撹拌しながら、20%水酸化ナトリウム水溶液
4.5部を加え、更に純水200部を加えた。その後、
エバポレーターを用いてMEKを留去し、更に水を一部
除去して固形分濃度20%の水分散体を得た。更に、 上記分散体 24部 グリセリン 7部 ジエチレングリコール 5部 界面活性剤(ポリオキシエチレンアルキルエーテル) 0.5部 純水 63.5部 を混合撹拌した後、3μmフィルターを用いて濾過を行
い、インクジェット記録用インクとした。得られたイン
クのAmax ×D/Rの値は1850であった。
【0021】<比較例1> C.I.ソルベントブラック29 6部 スチレンアクリル酸樹脂 30部 (酸価150、平均分子量25000) メチルエチルケトン(MEK) 36部 を混合撹拌しながら、20%水酸化ナトリウム水溶液2
2.5部を加え、更に純水200部を加えた。その後、
エバポレーターを用いてMEKを留去し、更に水を一部
除去して固形分濃度20%の水分散体を得た。更に、 上記分散体 60部 グリセリン 10部 ジエチレングリコール 5部 界面活性剤(ポリオキシエチレンアルキルエーテル) 1部 純水 24部 を混合撹拌した後、3μmフィルターを用いて濾過を行
い、インクジェット記録用インクとした。得られたイン
クのAmax ×D/Rの値は120であった。
【0022】<比較例2> C.I.ソルベントブルー70 40部 スチレンアクリル酸樹脂 4部 (酸価150、平均分子量25000) メチルエチルケトン(MEK) 50部 を混合撹拌しながら、20%水酸化ナトリウム水溶液3
部を加え、更に純水200を加えた。その後、エバポレ
ーターを用いてMEKを留去し、更に水を一部除去して
固形分濃度20%の水分散体を得た。更に、 上記分散体 22部 グリセリン 7部 ジエチレングリコール 5部 界面活性剤(ポリオキシエチレンアルキルエーテル) 0.5部 純水 65.5部 を混合撹拌した後、3μmフィルターを用いて濾過を行
い、インクジェット記録用インクとした。得られたイン
クのAmax ×D/Rの値は5000であった。
【0023】実施例1〜4及び比較例1,2における配
合成分を表1に示す。
【0024】表1 <評価方法>得られた各インクをキヤノン(株)製BJ
C−430Jを用いて普通紙に印字を行い、下記項目に
ついて評価した。評価結果は表2の通りであった。 (1)吐出安定性 テストパターンを遮続で10枚印字して印字品位の劣化
を目視で評価した。 (2)分散安定性 各インクをテフロン(登録商標)製の容器に入れ、60
℃の恒温槽にて1箇月保存した。そして、保存後のイン
クを用いて印字を行い、印字品位の劣化を評価した。各
項目は以下のように評価した。
【0025】 ◎:初期と比べて印字のかすれや滲みは全くなく、品位
の劣化は見られない。 ○:実用上問題となるような印字品位の劣化は見られな
い。 ×:明らかに印字品位の劣化が見られる。 表2
【0026】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、少なくとも油溶性染料又は顔料、樹脂、有機溶
剤及び水を含有するインクの380〜700nmにおけ
るインクの最大吸光度をAmax 、希釈倍率をD、樹脂量
(インク全体の重量に対する重量%値)をRとしたと
き、Amax ×D/Rの値を200〜2500に設定した
ため、吐出安定性と分散安定性が良好となり、普通紙に
印字した際にも印字物が優れた耐水性を示すという効果
が得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C056 EA13 FC01 FC02 2H086 BA52 BA53 BA55 BA59 BA60 4J039 AD03 AD09 AD14 BA12 BC03 BC07 BC13 BC14 BC16 BE01 BE07 DA07 EA38 EA46 EA48 GA24

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも油溶性染料又は顔料、樹脂、
    有機溶剤及び水を含有するインクであって、380〜7
    00nmにおけるインクの最大吸光度をAma x 、希釈倍
    率をD、樹脂量(インク全体の重量に対する重量%値)
    をRとしたとき、Amax ×D/Rの値を200〜250
    0に設定したことを特徴とするインクジェット記録用イ
    ンク。
JP2001036699A 2001-02-14 2001-02-14 インクジェット記録用インク Withdrawn JP2002241651A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005014733A1 (ja) * 2003-08-11 2005-02-17 Dainippon Ink And Chemicals, Inc. インクジェット記録用水性顔料分散液の製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005014733A1 (ja) * 2003-08-11 2005-02-17 Dainippon Ink And Chemicals, Inc. インクジェット記録用水性顔料分散液の製造方法
US8163820B2 (en) 2003-08-11 2012-04-24 Dainippon Ink And Chemicals, Inc. Process for producing aqueous pigment dispersions for ink-jet recording

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