JP2002067903A - 制動制御装置 - Google Patents
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- B60T—VEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
- B60T13/00—Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator with power assistance or drive; Brake systems incorporating such transmitting means, e.g. air-pressure brake systems
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- B60T13/662—Electrical control in fluid-pressure brake systems characterised by specified functions of the control system components
-
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- B60T—VEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
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-
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Abstract
圧を発生するにあたり、減速度の違和感が運転者に与え
られたり、制御性能を確保できなかったりする状況を回
避する。 【解決手段】運転者がアクセルペダルを戻し、ブレーキ
ペダルを踏込んでおらず、目標減速度の絶対値|Gx*
|が所定値Gx0 * 以上のときに、予備制動制御フラグ
FPBをセットして予備制動を行う。但し、検出される予
備制動流体圧実測値の高圧側値PHiが所定値PHi0 以上
である時間が所定時間CNTHi0 以上経過したら、前記
予備制動制御フラグFPBをリセットして、予備制動力を
零とする。逆に、検出される予備制動流体圧実測値の低
圧側値PLOが所定値PLO0 以下である時間が所定時間C
NTLO0 以上経過したら、予備制動流体圧(指令値)P
PBを最大値PPBMAX に設定する。
Description
障害物に自車両が接近したときに制動を行う予備制動装
置に関し、特に、運転者がアクセルペダルを戻して制動
操作に入る以前に、予備制動を行うのに好適なものであ
る。
制御装置としては、例えば特開平8−80822号公
報、特開平10−59150号公報、特開平11−32
1591号公報に記載されるものがある。このうち、第
1の従来例は、アクセルペダルを解除する速度を検出
し、その速度が所定値以上である場合には、緊急のため
に、続いてブレーキペダルを踏込むなどの制動操作が行
われるとし、事前に制動流体圧をホイールシリンダに供
給して、制動部材のクリアランスを小さくする程度の自
動ブレーキの構成が提案されている。また、第2の従来
例は、スロットルバルブの閉方向への速さが所定値を超
えたときに、ブレーキ操作によるブレーキ力、つまりブ
レーキペダル踏込みに伴う制動力とは別に、支援ブレー
キ力を発生させる緊急ブレーキ支援装置が提案されてい
る。また、第3の従来例は、ブレーキパッドとライニン
グとの隙間(クリアランス)を調整可能或いは可変と
し、アクセルペダルの圧力を低減したりアクセルペダル
を離したりしたときに、この隙間を小さくして、制動時
間や制動距離を短縮する構成が提案されている。
うな制動制御装置において、制動部材のクリアランスを
小さくする程度の微小の制動流体圧を供給しようとした
ときに、目標値或いは指令値よりも大きな制動流体圧が
供給されてしまうと、運転者に違和感を与える可能性が
ある。また、制動流体圧を、比較的制御性能に優れ、構
成が簡易且つ安価な制御型負圧ブースタで制御しようと
した場合、大気圧や気温といった環境要件によって、目
標値或いは指令値よりも小さな制動流体圧となり、緊急
時の支援ブレーキ装置として作動しなくなる可能性があ
る。
発されたものであり、単に制動力をフィードバックする
のではなく、制動力或いはそれに相当する物理量を検出
し、或いはその変化速度を求め、それらが所定値以上で
あるか、或いは所定値以下であるかによって、制動力自
体を変更することで、運転者への違和感を払拭したり、
必要な制御性能を確保したりすることができる制動制御
装置を提供することを目的とするものである。
に、本発明のうち請求項1に係る制動制御装置は、車両
前方の障害物に対する相対距離を検出する相対距離検出
手段と、自車両の速度を検出する自車速検出手段と、前
記相対距離検出手段で検出された相対距離と自車速検出
手段で検出された自車速とに基づいて自車両が車両前方
の障害物に接近しているときに、運転者の制動操作に先
立って、予備制動を行うための制動力を制御する予備制
動力制御手段と、前記予備制動力制御手段によって実際
に発現する予備制動力又はそれに相当する物理量を検出
する予備制動力実値検出手段とを備え、前記予備制動力
制御手段は、前記予備制動力実値検出手段で検出される
予備制動力又はそれに相当する物理量が所定値以上であ
るときにその予備制動力を変更する予備制動力変更手段
を備えたことを特徴とするものである。
御装置は、前記請求項1の発明において、前記予備制動
力変更手段は、前記予備制動力又はそれに相当する物理
量が所定値以上である時間を検出し、その時間が所定時
間以上になったときに、その予備制動力を小さくするこ
とを特徴とするものである。また、本発明のうち請求項
3に係る制動制御装置は、前記請求項1又は2の発明に
おいて、前記予備制動力変更手段は、前記予備制動力又
はそれに相当する物理量が所定値以上である時間を検出
し、その時間に応じて予備制動力を調整することを特徴
とする請求項1又は2に記載の制動制御装置。
御装置は、車両前方の障害物に対する相対距離を検出す
る相対距離検出手段と、自車両の速度を検出する自車速
検出手段と、前記相対距離検出手段で検出された相対距
離と自車速検出手段で検出された自車速とに基づいて自
車両が車両前方の障害物に接近しているときに、運転者
の制動操作に先立って、予備制動を行うための制動力を
制御する予備制動力制御手段と、前記予備制動力制御手
段によって実際に発現する予備制動力又はそれに相当す
る物理量を検出する予備制動力実値検出手段とを備え、
前記予備制動力制御手段は、前記予備制動力実値検出手
段で検出される予備制動力又はそれに相当する物理量が
所定値以下であるときにその予備制動力を変更する予備
制動力変更手段を備えたことを特徴とするものである。
御装置は、前記請求項4の発明において、前記予備制動
力変更手段は、前記予備制動力又はそれに相当する物理
量が所定値以下である時間を検出し、その時間が所定時
間以上になったときに、その予備制動力を大きくするこ
とを特徴とするものである。また、本発明のうち請求項
6に係る制動制御装置は、前記請求項4又は5の発明に
おいて、前記予備制動力変更手段は、前記予備制動力又
はそれに相当する物理量が所定値以下である時間を検出
し、その時間に応じて予備制動力を調整することを特徴
とする請求項4又は5に記載の制動制御装置。
御装置は、車両前方の障害物に対する相対距離を検出す
る相対距離検出手段と、自車両の速度を検出する自車速
検出手段と、前記相対距離検出手段で検出された相対距
離と自車速検出手段で検出された自車速とに基づいて自
車両が車両前方の障害物に接近しているときに、運転者
の制動操作に先立って、予備制動を行うための制動力を
制御する予備制動力制御手段と、前記予備制動力制御手
段によって実際に発現する予備制動力又はそれに相当す
る物理量を検出する予備制動力実値検出手段とを備え、
前記予備制動力制御手段は、前記予備制動力実値検出手
段で検出される予備制動力又はそれに相当する物理量の
変化速度を求め、その変化速度が所定値以上であるとき
に当該予備制動力を小さくする予備制動力抑制手段を備
えたことを特徴とするものである。
御装置は、車両前方の障害物に対する相対距離を検出す
る相対距離検出手段と、自車両の速度を検出する自車速
検出手段と、前記相対距離検出手段で検出された相対距
離と自車速検出手段で検出された自車速とに基づいて自
車両が車両前方の障害物に接近しているときに、運転者
の制動操作に先立って、予備制動を行うための制動力を
制御する予備制動力制御手段と、前記予備制動力制御手
段によって実際に発現する予備制動力又はそれに相当す
る物理量を検出する予備制動力実値検出手段とを備え、
前記予備制動力制御手段は、前記予備制動力実値検出手
段で検出される予備制動力又はそれに相当する物理量の
変化速度を求め、その変化速度が所定値以下であるとき
に当該予備制動力を大きくする予備制動力増大手段を備
えたことを特徴とするものである。
動制御装置によれば、検出される予備制動力又はそれに
相当する物理量が所定値以上であるときに、予備制動力
を変更する構成としたため、実際に発現する予備制動力
に応じてそれを変更することができ、大きな制動流体圧
の供給に伴う違和感が運転者に与えられるのを抑制防止
することができる。
御装置によれば、予備制動力又はそれに相当する物理量
が所定値以上である時間を検出し、その時間が所定時間
以上になったときに、その予備制動力を小さくする構成
としたため、予備制動力がある時間以上大きくなりすぎ
て、減速度などの違和感が運転者に与えられる前に、そ
の予備制動力を小さくして、当該違和感が運転者に与え
られるのを抑制防止することができる。
御装置によれば、予備制動力又はそれに相当する物理量
が所定値以上である時間を検出し、その時間に応じて予
備制動力を調整する構成としたため、例えば予備制動力
を小さくする際に、当該予備制動力が所定値以上である
時間に応じて、その減少代を設定することにより、予備
制動装置としての性能を確保しながら、減速度などの違
和感が運転者に与えられるのを抑制防止することができ
る。
御装置によれば、検出される予備制動力又はそれに相当
する物理量が所定値以下であるときに、予備制動力を変
更する構成としたため、予備制動力が小さすぎて、必要
な制御性能が確保できないという状態を回避することが
できる。また、本発明のうち請求項5に係る制動制御装
置によれば、予備制動力又はそれに相当する物理量が所
定値以下である時間を検出し、その時間が所定時間以上
になったときに、その予備制動力を大きくする構成とし
たため、予備制動力がある時間以上小さくなりすぎて、
必要な制御性能が確保できなくなる前に、その予備制動
力を大きくして、必要な制御性能が確保できないという
状態を回避することができる。
御装置によれば、予備制動力又はそれに相当する物理量
が所定値以下である時間を検出し、その時間に応じて予
備制動力を調整する構成としたため、例えば予備制動力
を大きくする際に、当該予備制動力が所定値以下である
時間に応じて、その増加代を設定することにより、減速
度などの違和感を運転者に与えることなく、必要な制御
性能が確保できないという状態を回避することができ
る。
御装置によれば、検出される予備制動力又はそれに相当
する物理量の変化速度を求め、その変化速度が所定値以
上であるときに当該予備制動力を小さくする構成とした
ため、予備制動力が大きくなりすぎる前に、その予備制
動力を小さくして、減速度などの違和感が運転者に与え
られるのを抑制防止することができる。
御装置によれば、検出される予備制動力又はそれに相当
する物理量の変化速度を求め、その変化速度が所定値以
下であるときに当該予備制動力を大きくする構成とした
ため、予備制動力が小さくなりすぎる前、或いは大きく
ならなすぎる前に、その予備制動力を大きくして、必要
な制御性能が確保できないという状態を回避することが
できる。
に基づいて説明する。図1は本発明の第1の実施形態を
示すシステム構成図であり、図中、21FL,21FR
は自車両の前輪、21RL,21RRは後輪であって、
これら前輪21FL,21FR及び後輪21RL,21
RRには夫々例えばディスクブレーキで構成されるブレ
ーキアクチュエータ22FL,22FR及び22RL,
22RRが装着されている。
RRの夫々は、供給される制動流体圧に応じた制動力を
発生するように構成され、各ブレーキアクチュエータ2
2FL〜22RRがブレーキペダル23に電子式負圧ブ
ースタ24を介して連結されたマスタシリンダ25に連
結されている。ここで、電子式負圧ブースタ24は、図
2に示すように、変圧室1と負圧室2とがダイヤフラム
14によって画成され、変圧室1はブレーキ非作動時は
エンジン負圧によって定まる負圧状態となって、負圧室
2と圧力釣り合い状態にあり、ブレーキ作動時には大気
が導入され、負圧室2との差圧が生じて、マスタシリン
ダ25に倍力された荷重が伝達される。負圧室2は、エ
ンジン始動中は常に所定の負圧に維持されている。
筒17が固定され、この軸筒17内に負圧室2と変圧室
1とを連通する連通路11が形成され、この連通路11
の右端側開口部に真空弁3が配設され、この真空弁3は
運転者によってブレーキペダル23がストロークしたと
き或いは電磁弁5が励磁されたときに閉じ、負圧室2と
変圧室1との連通を遮断する。
が配設され、この大気弁4は、後述する摺動筒体5bに
形成された弁体12と協働して動作し、運転者によりブ
レーキペダル23がストロークしたとき或いは電磁弁5
が励磁されたときに開き、変圧室1に大気が導入され
る。電磁弁5は、軸筒17の内周部に配設されたソレノ
イド5aと、このソレノイド5aと対向して摺動自在に
配設された摺動筒体5bとで構成され、摺動筒体5bの
右端側に前述した真空弁3及び大気弁4を作動させる係
合部18が形成されている。
れたリターンスプリング15によって右方向に付勢され
ているとともに、内部には、オペレーティングロッド6
が配設され、このオペレーティングロッド6の先端がプ
ッシュロッド8を介してマスタシリンダ25に連結され
ている。また、オペレーティングロッド6と軸筒17及
び真空弁3,大気弁4との間に夫々リターンスプリング
13a及び13bが配設されていると共に、オペレーテ
ィングロッド6と摺動筒体5bとの間にリターンスプリ
ング16が配設されている。
ド6には、プレーキペダル23が取付けられていると共
に、このブレーキペダル23の踏込みを検出するブレー
キスイッチ26が配設されている。一方、アクセルペダ
ル27には、そのストロークからアクセル開度θを検出
するアクセルストロークセンサ28が配設されている。
には、車両で発現する制動力を検出するために、実際の
制動流体圧Pw1 、Pw2 を検出する二つの圧力センサ
32、33が配設されている。これら二つの圧力センサ
32、33で検出される制動流体圧Pw1 、Pw2 は、
本来、同じ値を検出するはずであるが、何れか一方に検
出誤差が生じたときにでも、システムの制御性を確保す
るため、後述のような演算処理に備えて、二つ設けてあ
る。
られて自車速Vmを検出する車速センサ30、自車の前
方、フロントグリルに配設されたレーザレーダ、ミリ波
レーダ等で構成され、車両前方の障害物までの相対距離
Lを検出する車間距離センサ31、自動的に予備制動を
行うための切替えスイッチ34などが設けられている。
磁弁5が制御装置29によって制御される。この制御装
置29には、前記ブレーキスイッチ26のONOFF信
号、アクセルストロークセンサ28のアクセル開度θ、
圧力センサ32、33の制動流体圧Pw1 、Pw2 、車
速センサ30の車速Vm、車間距離センサ31の相対距
離L及び切替スイッチ34のスイッチ信号Swが入力さ
れ、これらに基づいて予備制動力を必要とする予備制動
であるか否かを判断して、予備制動力が必要なときに予
備制動流体圧PPBを設定し、前記電子式負圧ブースタ2
4の電磁弁5を制御する予備制動制御処理を行う。
ピュータ等の演算処理装置によって構成されており、後
述する演算処理を行うことで、予備制動制御に必要な予
備制動流体圧制御を行う。次に、前記制御装置29で行
われる予備制動制御のための演算処理を図3のフローチ
ャートに従って説明する。
0msec. )毎のタイマ割込処理として実行される。な
お、このフローチャートでは、特に通信のためのステッ
プを設けていないが、演算によって得られた情報は随時
記憶され、記憶されている情報は、必要に応じて、随時
読込まれる。この演算処理は、まずステップS1で、同
ステップ内で行われる個別の演算処理に従って、前記各
センサやスイッチ類の出力を読込む。
プS1で読込んだ各情報の中から自車速Vmを読込む。
次にステップS3に移行して、前記ステップS1で読込
んだ各情報の中から前方障害物までの相対距離Lを読込
む。次にステップS4に移行して、前記相対距離Lの時
間微分値から相対距離変化速度dL/dtを算出する。
Vm、前方障害物までの相対距離L、相対距離変化速度
dL/dtを用いて、下記1式に従って目標減速度Gx
* を算出する。 Gx* ={Vm2 −(Vm−dL/dt)2 }/2L ……… (1) 次にステップS6に移行して、前記アクセルストローク
センサ28で検出されたアクセル開度θが、予め設定さ
れたアクセル閉所定値θOFF 以下であるか否かを判定
し、当該アクセル開度θがアクセル閉所定値θOFF 以下
である場合にはステップS7に移行し、そうでない場合
にはステップS8に移行する。
ッチ26からのブレーキスイッチ信号SBRK がON状態
を示す“1”であるか否かを判定し、当該ブレーキスイ
ッチ信号SBRK がON状態である場合にはステップS9
に移行し、そうでない場合には前記ステップS8に移行
する。前記ステップS9では、前記ステップS5で算出
した目標減速度の絶対値|Gx* |が、予め設定された
目標減速度所定値Gx0 * 以上である(数値としては目
標減速度所定値の負値(ーGx0 * )以下である)か否
かを判定し、当該目標減速度の絶対値|Gx* |が目標
減速度所定値Gx0 * 以上である場合にはステップS1
0に移行し、そうでない場合には前記ステップS8に移
行する。
ラグFPBを“1”にセットしてからステップS11に移
行する。前記ステップS11では、同ステップ内で行わ
れる個別の演算処理に従って、前記二つの圧力センサ3
2、33で検出された二つの制動流体圧実測値Pw1 、
Pw2 を、高圧側制動流体圧実測値(図では高圧側実測
値)PHiと、低圧側制動流体圧実測値(図では低圧側実
測値)PLOとに選別してからステップS12に移行す
る。
流体圧実測値PHiが、予め設定された高圧側制動流体圧
所定値PHi0 以上であるか否かを判定し、当該高圧側制
動流体圧実測値PHiが高圧側制動流体圧所定値PHi0 以
上である場合にはステップS13に移行し、そうでない
場合にはステップS14に移行する。前記ステップS1
3では、高圧カウンタCNTHiをインクリメントしてか
ら前記ステップS14に移行する。
動制御カウンタCNTが、例えば1秒程度に設定された
予備制動カウントアップ所定値CNT0 以上であるか否
かを判定し、当該予備制動制御カウンタCNTが予備制
動カウントアップ所定値CNT0 以上である場合にはス
テップS15に移行し、そうでない場合にはステップS
16に移行する。
ラグFPBを“0”にリセットしてから前記ステップS1
6に移行する。前記ステップS16では、前記高圧カウ
ンタCNTHiが、例えば100msec.程度に設定された
高圧カウントアップ所定値CNTHi0 以上であるか否か
を判定し、当該高圧カウンタCNTHiが高圧カウントア
ップ所定値CNTHi0 以上である場合にはステップS1
7に移行し、そうでない場合にはステップS18に移行
する。
御フラグFPBを“0”にリセットしてから前記ステップ
S18に移行する。一方、前記ステップS8では、前記
予備制動制御フラグFPBを“0”にリセットしてからス
テップS19に移行する。前記ステップS19では、前
記高圧カウンタCNTHiをクリアしてからステップS2
0に移行する。
御カウンタCNTをクリアしてから前記ステップS18
に移行する。前記ステップS18では、前記予備制動制
御フラグFPBが“1”のセット状態であるか否かを判定
し、当該予備制動制御フラグFPBがセット状態である場
合にはステップS21に移行し、そうでない場合にはス
テップS22に移行する。
(指令値)PPBを予め設定された予備制動流体圧所定値
PPB0 に設定してからステップS23に移行する。前記
ステップS23では、前記予備制動カウンタCNTをイ
ンクリメントしてからメインプログラムに復帰する。一
方、前記ステップS22では、予備制動流体圧(指令
値)PPBを“0”(大気圧)に設定してからメインプロ
グラムに復帰する。
で種々の車両情報を読込んだ後、同ステップS2〜ステ
ップS5で目標減速度Gx* を算出する。次いで、ステ
ップS6でアクセルペダルが戻されていることを判定
し、更にステップS7でブレーキペダルが踏込まれてい
ないことを判定した後、ステップS9で、前記目標減速
度の絶対値|Gx* |が目標減速度所定値Gx0 * 以上
であることが判定されたら、ステップS10に移行して
予備制動制御フラグFPBがセットされる。一方、前記ス
テップS6でアクセルペダルが戻されていないとか、ス
テップS7でブレーキペダルが踏込まれているとか、ス
テップS9で、前記目標減速度の絶対値|Gx* |が目
標減速度所定値Gx0 * 以上でない場合にはステップS
8に移行して予備制動制御フラグFPBはリセットされ、
次のステップS19では高圧カウンタCNTHiが、ステ
ップS20では予備制動制御カウンタCNTが、夫々、
クリアされる。
御フラグFPBがセットされると、本来は、ステップS1
8からステップS21に移行し、ここで予備制動流体圧
(指令値)PPBが所定値PPB0 に設定され、これにより
前記電子式負圧ブースタ24の電磁弁5を制御して予備
制動が行われる。また、予備制動制御フラグFPBがリセ
ットされていると、同ステップS18からステップS2
2に移行し、ここで予備制動流体圧(指令値)PPBは
“0”に設定されるため、予備制動は行われない。な
お、前述のように予備制動を行っているときには、ステ
ップS23で予備制動制御カウンタCNTをインクリメ
ントする。
テップ10で予備制動制御フラグF PBがセットされた後
も、ステップS11で、前記二つの流体圧センサ32、
33で検出された、本来、同じ値であるはずの制動流体
圧実測値Pw1 、Pw2 の大小判定を行い、高圧側制動
流体圧実測値PHiと低圧側制動流体圧実測値PLOとに選
別する。そして、次のステップS12で、前記高圧側制
動流体圧実測値PHiが高圧側制動流体圧所定値PHi0 以
上である場合にはステップS13に移行して、高圧カウ
ンタCNTHiをインクリメントする。そして、この高圧
カウンタCNT Hiが、例えば100msec. 程度に設定さ
れた高圧カウントアップ所定値CNTHi 0 以上になった
ら、ステップS16からステップS17に移行して、予
備制動制御フラグFPBをリセットしてしまう。このた
め、これ以後は、予備制動は行われない。つまり、この
演算処理によれば、検出される二つの制動流体圧実測値
Pw 1 、Pw2 のうち、より高圧側の高圧側制動流体圧
実測値PHiが所定値PHi0 以上である時間を検出し、そ
の時間が、前記高圧カウントアップ所定値CNTHi0に
相当する所定時間になると、予備制動力を小さくする、
具体的には予備制動力を零にしてしまうので、例えば大
きすぎる制動力によって生じる減速度などの違和感が運
転者に与えられる以前に、その予備制動力を小さくし、
もって違和感が運転者に与えられるのを抑制防止するこ
とができる。
23でインクリメントされる予備制動制御カウンタCN
Tが、例えば1秒程度に設定された予備制動カウントア
ップ所定値CNT0 以上になると、同ステップS14か
らステップS15に移行して、前記予備制動制御フラグ
FPBをリセットしてしまうので、この場合も、これ以後
は予備制動が行われないようになっている。
明の相対距離検出手段を構成し、以下同様に、車速セン
サ30が自車速検出手段を構成し、図3の演算処理全体
が予備制動力制御手段を構成し、前記圧力センサ32、
33が予備制動力実値検出手段を構成し、図3の演算処
理のステップS11〜ステップS13、ステップS1
6、ステップS17が予備制動力変更手段を構成してい
る。
態について説明する。この実施形態における車両の構成
は、前記第1実施形態の図1と同様であり、合わせて制
動流体圧制御に用いられる電子式負圧ブースタ24や、
その電磁弁5についても、前記第1実施形態の図2と同
様である。本実施形態では、前記制御装置29で実行さ
れる予備制動制御の演算処理が、前記第1実施形態の図
3のものから図4に示すものに変更されている。図4の
演算処理は、図3の演算処理に類似している。具体的に
は、図3の演算処理のステップS12が図11ではステ
ップS12’に、同ステップ13がステップS13’
に、同ステップS16がステップS16’に、同ステッ
プS17がステップS17’に、同ステップS19がス
テップS19’に変更されている。このうち、ステップ
S12’では、前記第1実施形態と同様にして前記ステ
ップS11で選別された低圧側制動流体圧実測値P
LOが、予め設定された低圧側制動流体圧所定値PLO0 以
下であるか否かを判定し、当該低圧側制動流体圧実測値
PLOが低圧側制動流体圧所定値PLO0 以下である場合に
はステップS13’に移行し、そうでない場合には前記
第1実施形態で説明したステップS14に移行する。
CNTLOをインクリメントしてから前記ステップS14
に移行する。また、前記ステップS16’では、前記低
圧カウンタCNTLOが、例えば100msec. 程度に設定
された低圧カウントアップ所定値CNTLO0 以上である
か否かを判定し、当該低圧カウンタCNTLOが低圧カウ
ントアップ所定値CNTLO0以上である場合にはステッ
プS17’に移行し、そうでない場合には前記第1実施
形態で説明したステップS18に移行する。
形態で説明したステップS21で用いられる予備制動流
体圧所定値PPB0 を予備制動流体圧最大値PPBMAX に設
定してから前記ステップS18に移行する。一方、前記
低圧カウンタCNTLOをクリアしてから前記第1実施形
態で説明したステップS20に移行する。
と同様に、ステップS1で種々の車両情報を読込んだ
後、同ステップS2〜ステップS5で目標減速度Gx*
を算出する。次いで、ステップS6でアクセルペダルが
戻されていることを判定し、更にステップS7でブレー
キペダルが踏込まれていないことを判定した後、ステッ
プS9で、前記目標減速度の絶対値|Gx* |が目標減
速度所定値Gx0 * 以上であることが判定されたら、ス
テップS10に移行して予備制動制御フラグFPBがセッ
トされる。一方、前記ステップS6でアクセルペダルが
戻されていないとか、ステップS7でブレーキペダルが
踏込まれているとか、ステップS9で、前記目標減速度
の絶対値|Gx* |が目標減速度所定値Gx0 * 以上で
ない場合にはステップS8に移行して予備制動制御フラ
グFPBはリセットされ、次のステップS19’では低圧
カウンタCNTLOが、ステップS20では予備制動制御
カウンタCNTが、夫々、クリアされる。
様に、前記ステップS10で予備制動制御フラグFPBが
セットされると、本来は、ステップS18からステップ
S21に移行し、ここで予備制動流体圧(指令値)PPB
が所定値PPB0 に設定され、これにより前記電子式負圧
ブースタ24の電磁弁5を制御して予備制動が行われ
る。また、予備制動制御フラグFPBがリセットされてい
ると、同ステップS18からステップS22に移行し、
ここで予備制動流体圧(指令値)PPBは“0”に設定さ
れるため、予備制動は行われない。なお、前述のように
予備制動を行っているときには、ステップS23で予備
制動制御カウンタCNTをインクリメントする。
テップ10で予備制動制御フラグF PBがセットされた後
も、前記第1実施形態と同様に、ステップS11で、前
記二つの流体圧センサ32、33で検出された、本来、
同じ値であるはずの制動流体圧実測値Pw1 、Pw2 の
大小判定を行い、高圧側制動流体圧実測値PHiと低圧側
制動流体圧実測値PLOとに選別する。そして、次のステ
ップS12’で、前記低圧側制動流体圧実測値PLOが低
圧側制動流体圧所定値PLO0 以下である場合にはステッ
プS13’に移行して、低圧カウンタCNTLOをインク
リメントする。そして、この低圧カウンタCNTLOが、
例えば100msec. 程度に設定された低圧カウントアッ
プ所定値CNTLO0 以上になったら、ステップS16’
からステップS17’に移行して、予備制動流体圧最大
値PPBMAX を予備制動流体圧所定値PPB0 に設定する。
このため、これ以後、前記ステップS18からステップ
S21に移行して予備制動を行うに当たり、この予備制
動流体圧最大値PPBMAX が予備制動流体圧PPBに設定さ
れる。つまり、この演算処理によれば、検出される二つ
の制動流体圧実測値Pw1 、Pw2 のうち、より低圧側
の低圧側制動流体圧実測値PLOが所定値PLO0 以下であ
る時間を検出し、その時間が、前記低圧カウントアップ
所定値CNTLO0 に相当する所定時間になると、予備制
動力を大きくする、具体的には予備制動力を最大にして
しまうので、例えば制動力が小さすぎて必要な制御性能
が確保できなくなる前に、その予備制動力を大きくし
て、必要な制御性能が確保できないという状態を回避す
ることができる。
態と同様に、前記ステップS23でインクリメントされ
る予備制動制御カウンタCNTが、例えば1秒程度に設
定された予備制動カウントアップ所定値CNT0 以上に
なると、同ステップS14からステップS15に移行し
て、前記予備制動制御フラグFPBをリセットしてしまう
ので、この場合も、これ以後は予備制動が行われないよ
うになっている。
明の相対距離検出手段を構成し、以下同様に、車速セン
サ30が自車速検出手段を構成し、図4の演算処理全体
が予備制動力制御手段を構成し、前記圧力センサ32、
33が予備制動力実値検出手段を構成し、図4の演算処
理のステップS11〜ステップS13’、ステップS1
6’、ステップS17’が予備制動力変更手段を構成し
ている。
態について説明する。この実施形態における車両の構成
は、前記第1実施形態の図1と同様であり、合わせて制
動流体圧制御に用いられる電子式負圧ブースタ24や、
その電磁弁5についても、前記第1実施形態の図2と同
様である。本実施形態では、前記制御装置29で実行さ
れる予備制動制御の演算処理が、前記第1実施形態の図
3のものから図5に示すものに変更されている。図5の
演算処理は、図3の演算処理に類似している。具体的に
は、図5の演算処理においてもステップS1〜ステップ
S11は、前記図3の演算処理のそれと同じであり、同
図3の演算処理のステップS12〜ステップS23が、
この図5の演算処理ではステップS32〜ステップS4
5に変更されている。
1実施形態と同様にして前記ステップS11で選別され
た高圧側制動流体圧実測値PHiが、予め設定された高圧
側制動流体圧所定値PHi0 以上であるか否かを判定し、
当該高圧側制動流体圧実測値PHiが高圧側制動流体圧所
定値PHi0 以下である場合にはステップS33に移行
し、そうでない場合にはステップS34に移行する。
カウンタCNTDNをインクリメントしてから前記ステッ
プS34に移行する。前記ステップS34では、前記ス
テップS11で選別された低圧側制動流体圧実測値PLO
が、予め設定された低圧側制動流体圧所定値PLO0 以下
であるか否かを判定し、当該低圧側制動流体圧実測値P
LOが低圧側制動流体圧所定値PLO0 以下である場合には
ステップS35に移行し、そうでない場合にはステップ
S36に移行する。
カウンタCNTUPをインクリメントしてから前記ステッ
プS36に移行する。前記ステップS36では、前記第
1実施形態と同様に、予備制動制御カウンタCNTが予
備制動カウントアップ所定値CNT0 以上であるか否か
を判定し、当該予備制動制御カウンタCNTが予備制動
カウントアップ所定値CNT0 以上である場合にはステ
ップS37に移行し、そうでない場合にはステップS3
8に移行する。
ラグFPBを“0”にリセットしてから前記ステップS3
8に移行する。一方、前記第1実施形態と同様にステッ
プS8からステップS39に移行した場合には、前記制
動流体圧抑制カウンタCNTDNをクリアしてからステッ
プS40に移行する。
増大カウンタCNTUPをクリアしてからステップS41
に移行する。前記ステップS41では、前記第1実施形
態と同様に、前記予備制動制御カウンタCNTをクリア
してから前記ステップS38に移行する。そして、前記
ステップS38では、前記制動流体圧抑制カウンタCN
TDNから制動流体圧増大カウンタCNTUPを減じた値を
トータルカウンタCNTTTL として算出する。
実施形態と同様に、前記予備制動制御フラグFPBが
“1”のセット状態であるか否かを判定し、当該予備制
動制御フラグFPBがセット状態である場合にはステップ
S43に移行し、そうでない場合にはステップS44に
移行する。前記ステップS43では、同ステップ内で行
われる個別の演算処理に従って、後述する図6の制御マ
ップにより、前記ステップS38で算出したトータルカ
ウンタCNTTTL に応じた予備制動流体圧(指令値)P
PBを設定してからステップS45に移行する。
態と同様に、前記予備制動カウンタCNTをインクリメ
ントしてからメインプログラムに復帰する。一方、前記
ステップS44では、前記第1実施形態と同様に、予備
制動流体圧(指令値)PPBを“0”(大気圧)に設定し
てからメインプログラムに復帰する。
3で用いられる制御マップについて図6を用いて説明す
る。この制御マップは、横軸に前記トータルカウンタC
NT TTL をとり、縦軸に予備制動流体圧(指令値)PPB
をとっている。この制御マップでは、トータルカウンタ
CNTTTL が正の所定値CNTTTL0以上の領域では予備
制動流体圧PPBは“0”(大気圧)一定であり、トータ
ルカウンタCNTTTLが負の所定値(−CNTTTL )以
下の領域では予備制動流体圧PPBは正の所定値PPB1 一
定であり、両者の間では、トータルカウンタCNTTTL
の増加に伴って、前記二つの所定値の間で予備制動流体
圧PPBがリニアに減少するようになっている。なお、こ
の実施形態では、前記トータルカウンター予備制動流体
圧制御マップのy切片が、前記第1実施形態の所定値P
PB0 になるように設定してあり、前記正の所定値PPB1
が前記第2実施形態の予備制動流体圧最大値PPBMAX に
なるように設定してある。つまり、トータルカウンタC
NTTTL が正の領域、即ちどちらかというと前記高圧側
制動流体圧PHiが高圧側制動流体圧所定値PHi0 以上
で、その結果、前記制動流体圧抑制カウンタCNTDNが
制動流体圧増大カウンタCNTUPより大きいとき、当該
トータルカウンタCNTTTL が正の領域で大きいほど、
予備制動流体圧(指令値)PPBは小さくなるように設定
されている。逆に、トータルカウンタCNTTTL が負の
領域、即ちどちらかというと前記低圧側制動流体圧PLO
が低圧側制動流体圧所定値PLO0 以上で、その結果、前
記制動流体圧増大カウンタCNTUPが制動流体圧抑制カ
ウンタCNTDNより大きいとき、当該トータルカウンタ
CNTTTL が負の領域で小さいほど、予備制動流体圧
(指令値)PPBは大きくなるように設定されている。
記第1実施形態と同様に、ステップS1で種々の車両情
報を読込んだ後、同ステップS2〜ステップS5で目標
減速度Gx* を算出する。次いで、ステップS6でアク
セルペダルが戻されていることを判定し、更にステップ
S7でブレーキペダルが踏込まれていないことを判定し
た後、ステップS9で、前記目標減速度の絶対値|Gx
* |が目標減速度所定値Gx0 * 以上であることが判定
されたら、ステップS10に移行して予備制動制御フラ
グFPBがセットされる。一方、前記ステップS6でアク
セルペダルが戻されていないとか、ステップS7でブレ
ーキペダルが踏込まれているとか、ステップS9で、前
記目標減速度の絶対値|Gx* |が目標減速度所定値G
x0 * 以上でない場合にはステップS8に移行して予備
制動制御フラグFPBはリセットされ、次のステップS3
9では制動流体圧抑制カウンタCNTDNが、ステップS
40では制動流体圧増大カウンタCNTUPが、ステップ
S41では予備制動制御カウンタCNTが、夫々、クリ
アされる。
フラグFPBがセットされたら、次のステップS11で、
前記第1実施形態と同様に、前記二つの流体圧センサ3
2、33で検出された、本来、同じ値であるはずの制動
流体圧実測値Pw1 、Pw2の大小判定を行い、高圧側
制動流体圧実測値PHiと低圧側制動流体圧実測値PLOと
に選別する。そして、前記高圧側制動流体圧実測値PHi
が高圧側制動流体圧所定値PHi0 以上である場合には、
ステップS32からステップS33に移行して制動流体
圧抑制カウンタCNTDNをインクリメントし、前記低圧
側制動流体圧実測値PLOが低圧側制動流体圧所定値PLO
以下である場合には、ステップS34からステップS3
5に移行して制動流体圧増大カウンタCNTUPをインク
リメントする。そして、ステップS38で、前記制動流
体圧抑制カウンタCNTDNから制動流体圧増大カウンタ
CNTUPを減じてトータルカウンタCNTTTL を算出す
る。
様に、前記ステップS10で予備制動制御フラグFPBが
セットされると、ステップS42からステップS43に
移行して予備制動が行われるのであるが、この実施形態
では、予備制動流体圧(指令値)PPBを前記トータルカ
ウンタCNTTTL の大きさに応じて設定し、この予備制
動流体圧(指令値)PPBが達成されるように前記電子式
負圧ブースタ24の電磁弁5を制御して予備制動が行わ
れる。このトータルカウンタCNTTTL は、前述のよう
に、制動流体圧実測値が所定値以上である時間、或いは
制動流体圧実測値が所定値以下である時間のトータルで
ある。そして、トータルカウンタCNT TTL が正値であ
るほど、つまり制動流体圧実測値が所定値以上である時
間が長いほど、予備制動流体圧(指令値)PPBは小さな
値に設定される。逆に、トータルカウンタCNTTTL が
負値であるほど、つまり制動流体圧実測値が所定値以下
である時間が長いほど、予備制動流体圧(指令値)PPB
は大きな値に設定される。従って、予備制動力を小さく
する際に、当該予備制動力が所定値以上である時間に応
じて、その減少代を設定することにより、予備制動装置
としての性能を確保しながら、減速度などの違和感が運
転者に与えられるのを抑制防止することができる。ま
た、予備制動力を大きくする際に、当該予備制動力が所
定値以下である時間に応じて、その増加代を設定するこ
とにより、減速度などの違和感を運転者に与えることな
く、必要な制御性能が確保できないという状態を回避す
ることができる。
ットされていると、同ステップS42からステップS4
4に移行し、ここで予備制動流体圧(指令値)PPBは
“0”に設定されるため、予備制動は行われない。ま
た、前述のように予備制動を行っているときには、ステ
ップS45で予備制動制御カウンタCNTをインクリメ
ントする。
態と同様に、前記ステップS45でインクリメントされ
る予備制動制御カウンタCNTが、例えば1秒程度に設
定された予備制動カウントアップ所定値CNT0 以上に
なると、同ステップS36からステップS37に移行し
て、前記予備制動制御フラグFPBをリセットしてしまう
ので、この場合も、これ以後は予備制動が行われないよ
うになっている。
明の相対距離検出手段を構成し、以下同様に、車速セン
サ30が自車速検出手段を構成し、図5の演算処理全体
が予備制動力制御手段を構成し、前記圧力センサ32、
33が予備制動力実値検出手段を構成し、図5の演算処
理のステップS11、ステップS32〜ステップS3
5、ステップS38、ステップS43が予備制動力変更
手段を構成している。
態について説明する。この実施形態における車両の構成
は、前記第1実施形態の図1と同様であり、合わせて制
動流体圧制御に用いられる電子式負圧ブースタ24や、
その電磁弁5についても、前記第1実施形態の図2と同
様である。本実施形態では、前記制御装置29で実行さ
れる予備制動制御の演算処理が、前記第1実施形態の図
3のものから図7に示すものに変更されている。図7の
演算処理は、図3の演算処理に類似している。具体的に
は、図7の演算処理においてもステップS1〜ステップ
S11は、前記図3の演算処理のそれと同じであり、同
図3の演算処理のステップS12〜ステップS23が、
この図7の演算処理ではステップS52〜ステップS6
7に変更されている。
1実施形態と同様にして前記ステップS11で選別され
た高圧側制動流体圧実測値及び低圧制動流体圧実測値の
今回値PHi(n) 、PLO(n) と、更新記憶されている各前
回値PHi(n-1) 、PLO(n-1)とを用い、下記2式に従っ
て制動流体圧実測値変化速度ΔP1 〜ΔP4 を算出して
からステップS53に移行する。
の演算処理に従って、前記四つの制動流体圧実測値変化
速度ΔP1 〜ΔP4 から制動流体圧実測値最大変化速度
ΔPMAX 及び制動流体圧実測値最小変化速度ΔPMIN を
選出してからステップS54に移行する。なお、この最
大値及び最小値の選出方法は、従来既存の選出方法に準
ずる。
実測値最大変化速度ΔPMAX が、例えば通常のブレーキ
ペダル踏込み時の制動流体圧の最大変化速度程度に設定
された制動流体圧最大変化速度所定値ΔPMAX0以上であ
るか否かを判定し、当該制動流体圧実測値最大変化速度
ΔPMAX が制動流体圧最大変化速度所定値ΔPMAX0以上
である場合にはステップS55に移行し、そうでない場
合にはステップS56に移行する。
ラグFPBを“0”にリセットしてから前記ステップS5
6に移行する。前記ステップS56では、前記制動流体
圧実測値最小変化速度ΔPMIN が、例えば緊急時の予備
制動制御装置として制御性能が確保できない程度に設定
された制動流体圧最小変化速度所定値ΔPMIN0以下であ
るか否かを判定し、当該制動流体圧実測値最小変化速度
ΔPMIN が制動流体圧最小変化速度所定値ΔPMIN0以下
である場合にはステップS57に移行し、そうでない場
合にはステップS58に移行する。
流体圧所定値PPB0 に予備制動流体圧増圧所定値ΔP
PB0 を和した値を新たな予備制動流体圧所定値PPB0 に
設定してからステップS59に移行する。ここで、予備
制動流体圧増圧所定値ΔPPB0は、予備制動流体圧所定
値PPB0 以下の微小圧である。前記ステップS59で
は、前記予備制動流体圧所定値PPB0 が前記制動流体圧
最大値PPBMAX 以上であるか否かを判定し、当該予備制
動流体圧所定値PPB0 が予備制動流体圧最大値PPBMAX
以上である場合にはステップS60に移行し、そうでな
い場合には前記ステップS58に移行する。
体圧最大値PPBMAX を予備制動流体圧所定値PPB0 に設
定してから前記ステップS58に移行する。前記ステッ
プS58では、前記第1実施形態と同様に、予備制動制
御カウンタCNTが予備制動カウントアップ所定値CN
T0 以上であるか否かを判定し、当該予備制動制御カウ
ンタCNTが予備制動カウントアップ所定値CNT0 以
上である場合にはステップS61に移行し、そうでない
場合にはステップS62に移行する。
ラグFPBを“0”にリセットしてから前記ステップS6
2に移行する。一方、前記第1実施形態と同様にステッ
プS8からステップS63に移行した場合には、前記第
1実施形態と同様に、前記予備制動制御カウンタCNT
をクリアしてからステップS64に移行する。
予備制動流体圧初期値PPB00を予備制動流体圧所定値P
PB0 に設定してから前記ステップS62に移行する。そ
して、前記ステップS62では、前記第1実施形態と同
様に、前記予備制動制御フラグFPBが“1”のセット状
態であるか否かを判定し、当該予備制動制御フラグFPB
がセット状態である場合にはステップS65に移行し、
そうでない場合にはステップS66に移行する。
態と同様に、予備制動流体圧(指令値)PPBを予め設定
された予備制動流体圧所定値PPB0 に設定してからステ
ップS67に移行する。前記ステップS67では、前記
第1実施形態と同様に、前記予備制動カウンタCNTを
インクリメントしてからメインプログラムに復帰する。
実施形態と同様に、予備制動流体圧(指令値)PPBを
“0”(大気圧)に設定してからメインプログラムに復
帰する。この演算処理によれば、前記第1実施形態と同
様に、ステップS1で種々の車両情報を読込んだ後、同
ステップS2〜ステップS5で目標減速度Gx* を算出
する。次いで、ステップS6でアクセルペダルが戻され
ていることを判定し、更にステップS7でブレーキペダ
ルが踏込まれていないことを判定した後、ステップS9
で、前記目標減速度の絶対値|Gx* |が目標減速度所
定値Gx0 * 以上であることが判定されたら、ステップ
S10に移行して予備制動制御フラグFPBがセットされ
る。一方、前記ステップS6でアクセルペダルが戻され
ていないとか、ステップS7でブレーキペダルが踏込ま
れているとか、ステップS9で、前記目標減速度の絶対
値|Gx* |が目標減速度所定値Gx0 * 以上でない場
合にはステップS8に移行して予備制動制御フラグFPB
はリセットされ、次のステップS63では予備制動制御
カウンタCNTがクリアされ、次のステップS64で予
備制動流体圧所定値PPBが初期値PPB00に設定される。
様に、前記ステップS10で予備制動制御フラグFPBが
セットされると、本来は、ステップS62からステップ
S65に移行し、ここで予備制動流体圧(指令値)PPB
が所定値PPB0 に設定され、これにより前記電子式負圧
ブースタ24の電磁弁5を制御して予備制動が行われ
る。また、予備制動制御フラグFPBがリセットされてい
ると、同ステップS62からステップS66に移行し、
ここで予備制動流体圧(指令値)PPBは“0”に設定さ
れるため、予備制動は行われない。なお、前述のように
予備制動を行っているときには、ステップS67で予備
制動制御カウンタCNTをインクリメントする。
テップ10で予備制動制御フラグF PBがセットされた後
も、前記第1実施形態と同様に、ステップS11で、前
記二つの流体圧センサ32、33で検出された、本来、
同じ値であるはずの制動流体圧実測値Pw1 、Pw2 の
大小判定を行い、高圧側制動流体圧実測値PHiと低圧側
制動流体圧実測値PLOとに選別する。そして、次のステ
ップS52で、高圧側制動流体圧実測値及び低圧側制動
流体圧実測値の今回値PHi(n) 、PLO(n) と前回値P
Hi(n-1) 、PLO(n-1) とを用い、前記2式に従って、各
値との間の制動流体圧実測値変化速度ΔP1 〜ΔP4 を
算出し、次のステップS53で、それらの中から、制動
流体圧実測値最大変化速度ΔPMAX 及び制動流体圧実測
値最小変化速度ΔPMIN を選出する。つまり、前記二つ
の圧力センサ32、33が、常に同じ傾向で制動流体圧
Pw1 、Pw2 を検出するとすれば、制動流体圧実測値
最大変化速度ΔPMAX は高圧側制動流体圧実測値の今回
値PHi(n) から前回値PHi(n -1) を減じた値で求められ
るし、制動流体圧実測値最小変化速度ΔPMIN は低圧側
制動流体圧実測値の今回値PLO(n) から前回値P
LO(n-1) を減じた値で求められるはずである。しかし、
本来、同じ値であるはずの制動流体圧実測値Pw1 、P
w2 を二つの圧力センサ32、33で検出し、しかもそ
の値に大小が生じるとすれば、それらは多分に計測誤差
を含んでいると考えられる。そこで、全ての制動流体圧
実測値変化速度ΔP1 〜ΔP4 を求め、それらの中から
最大変化速度ΔPMAX と最小変化速度ΔPMIN とを選出
するようにした。
MAX が、通常のブレーキペダル踏込みで生じる制動流体
圧の最大変化速度程度に設定された制動流体圧最大変化
速度所定値ΔPMAX0以上である場合には、前記ステップ
S54からステップS55に移行して、前記予備制動制
御フラグFPBをリセットしてしまうので、これ以後は予
備制動は行われない。即ち、制動流体圧が急速に増圧す
ることにより、予備制動力が大きくなりすぎてしまう場
合には、当該予備制動力が大きくなりすぎる前に、その
予備制動力を小さくして、減速度などの違和感が運転者
に与えられるのを抑制防止することができる。
MIN が、予備制動制御装置としての制御性能を確保でき
ない制動流体圧の最小変化速度程度に設定された制動流
体圧最小変化速度所定値ΔPMIN0以下である場合には、
前記ステップS56からステップS57に移行して、前
回の予備制動流体圧所定値PPB0 に予備制動流体圧増圧
所定値ΔPPB0 を和した値を新たな予備制動流体圧所定
値PPB0 に設定する。もし、次回の制御周期にも制動流
体圧最小変化速度ΔPMIN が制動流体圧最小変化速度所
定値ΔPMIN0以下である場合には、同じルーチンで予備
制動流体圧所定値PPB0 が増圧される。この制動流体圧
所定値PPB0 は前記ステップS65で、予備制動流体圧
(指令値)PPBに設定されるから、制動流体圧最小変化
速度ΔPMI N が制動流体圧最小変化速度所定値ΔPMIN0
以下である場合には、予備制動流体圧(指令値)PPBは
少しずつ増圧される。なお、予備制動流体圧所定値P
PB0 が前記予備制動流体圧最大値PPBMAX を超える場合
には、前記ステップS59からステップS60に移行し
て、当該最大値PPBMAX が予備制動流体圧所定値PPB0
に設定される。従って、制動流体圧がいつまでも増圧さ
れないことにより、予備制動力が小さくなりすぎてしま
うような場合に、当該予備制動力が小さくなりすぎる
前、或いは大きくならなすぎる前に、その予備制動力を
大きくして、必要な制御性能が確保できないという状態
を回避することができる。
態と同様に、前記ステップS67でインクリメントされ
る予備制動制御カウンタCNTが、例えば1秒程度に設
定された予備制動カウントアップ所定値CNT0 以上に
なると、同ステップS58からステップS61に移行し
て、前記予備制動制御フラグFPBをリセットしてしまう
ので、この場合も、これ以後は予備制動が行われないよ
うになっている。
明の相対距離検出手段を構成し、以下同様に、車速セン
サ30が自車速検出手段を構成し、図7の演算処理全体
が予備制動力制御手段を構成し、前記圧力センサ32、
33が予備制動力実値検出手段を構成し、図7の演算処
理のステップS52〜ステップS55が予備制動力抑制
手段を構成し、図7の演算処理のステップS52、ステ
ップS53、ステップS56、ステップS57が予備制
動力増大手段を構成している。
レーキペダルを踏込むと、予備制動流体圧を解除するも
のについて説明したが、緊急制動操作時には、或る程度
の制動流体圧が作用していても違和感がないので、特に
解除しなくともよい。また、前記各実施形態において
は、負圧ブースタ24に電磁弁5を組込むことにより、
予備制動流体圧を制御するものについて説明したが、こ
れに限定されるものではなく、別途油圧ポンプ等の流体
圧源を設け、この流体圧源の流体圧を圧力制御弁等で圧
力制御して制動流体圧を発生させ、これを予備制動流体
圧として用いてもよい。
シリンダ25を使用してブレーキ圧を発生させる場合に
ついて説明したが、これに限定されるものではなく、ブ
レーキアクチュエータとして電動モータを使用して制動
力を発生させる場合には、予備制動流体圧PPBに基づい
て電動モータの駆動電流を制御するようにしてもよい。
成図である。
断面図である。
算処理のフローチャートである。
算処理のフローチャートである。
算処理のフローチャートである。
る。
算処理のフローチャートである。
Claims (8)
- 【請求項1】 車両前方の障害物に対する相対距離を検
出する相対距離検出手段と、自車両の速度を検出する自
車速検出手段と、前記相対距離検出手段で検出された相
対距離と自車速検出手段で検出された自車速とに基づい
て自車両が車両前方の障害物に接近しているときに、運
転者の制動操作に先立って、予備制動を行うための制動
力を制御する予備制動力制御手段と、前記予備制動力制
御手段によって実際に発現する予備制動力又はそれに相
当する物理量を検出する予備制動力実値検出手段とを備
え、前記予備制動力制御手段は、前記予備制動力実値検
出手段で検出される予備制動力又はそれに相当する物理
量が所定値以上であるときにその予備制動力を変更する
予備制動力変更手段を備えたことを特徴とする制動制御
装置。 - 【請求項2】 前記予備制動力変更手段は、前記予備制
動力又はそれに相当する物理量が所定値以上である時間
を検出し、その時間が所定時間以上になったときに、そ
の予備制動力を小さくすることを特徴とする請求項1に
記載の制動制御装置。 - 【請求項3】 前記予備制動力変更手段は、前記予備制
動力又はそれに相当する物理量が所定値以上である時間
を検出し、その時間に応じて予備制動力を調整すること
を特徴とする請求項1又は2に記載の制動制御装置。 - 【請求項4】 車両前方の障害物に対する相対距離を検
出する相対距離検出手段と、自車両の速度を検出する自
車速検出手段と、前記相対距離検出手段で検出された相
対距離と自車速検出手段で検出された自車速とに基づい
て自車両が車両前方の障害物に接近しているときに、運
転者の制動操作に先立って、予備制動を行うための制動
力を制御する予備制動力制御手段と、前記予備制動力制
御手段によって実際に発現する予備制動力又はそれに相
当する物理量を検出する予備制動力実値検出手段とを備
え、前記予備制動力制御手段は、前記予備制動力実値検
出手段で検出される予備制動力又はそれに相当する物理
量が所定値以下であるときにその予備制動力を変更する
予備制動力変更手段を備えたことを特徴とする制動制御
装置。 - 【請求項5】 前記予備制動力変更手段は、前記予備制
動力又はそれに相当する物理量が所定値以下である時間
を検出し、その時間が所定時間以上になったときに、そ
の予備制動力を大きくすることを特徴とする請求項4に
記載の制動制御装置。 - 【請求項6】 前記予備制動力変更手段は、前記予備制
動力又はそれに相当する物理量が所定値以下である時間
を検出し、その時間に応じて予備制動力を調整すること
を特徴とする請求項4又は5に記載の制動制御装置。 - 【請求項7】 車両前方の障害物に対する相対距離を検
出する相対距離検出手段と、自車両の速度を検出する自
車速検出手段と、前記相対距離検出手段で検出された相
対距離と自車速検出手段で検出された自車速とに基づい
て自車両が車両前方の障害物に接近しているときに、運
転者の制動操作に先立って、予備制動を行うための制動
力を制御する予備制動力制御手段と、前記予備制動力制
御手段によって実際に発現する予備制動力又はそれに相
当する物理量を検出する予備制動力実値検出手段とを備
え、前記予備制動力制御手段は、前記予備制動力実値検
出手段で検出される予備制動力又はそれに相当する物理
量の変化速度を求め、その変化速度が所定値以上である
ときに当該予備制動力を小さくする予備制動力抑制手段
を備えたことを特徴とする制動制御装置。 - 【請求項8】 車両前方の障害物に対する相対距離を検
出する相対距離検出手段と、自車両の速度を検出する自
車速検出手段と、前記相対距離検出手段で検出された相
対距離と自車速検出手段で検出された自車速とに基づい
て自車両が車両前方の障害物に接近しているときに、運
転者の制動操作に先立って、予備制動を行うための制動
力を制御する予備制動力制御手段と、前記予備制動力制
御手段によって実際に発現する予備制動力又はそれに相
当する物理量を検出する予備制動力実値検出手段とを備
え、前記予備制動力制御手段は、前記予備制動力実値検
出手段で検出される予備制動力又はそれに相当する物理
量の変化速度を求め、その変化速度が所定値以下である
ときに当該予備制動力を大きくする予備制動力増大手段
を備えたことを特徴とする制動制御装置。
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