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JP2001305871A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JP2001305871A
JP2001305871A JP2000116532A JP2000116532A JP2001305871A JP 2001305871 A JP2001305871 A JP 2001305871A JP 2000116532 A JP2000116532 A JP 2000116532A JP 2000116532 A JP2000116532 A JP 2000116532A JP 2001305871 A JP2001305871 A JP 2001305871A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
intermediate transfer
cleaning blade
lubricant
image
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000116532A
Other languages
English (en)
Inventor
Shin Kayahara
伸 茅原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2000116532A priority Critical patent/JP2001305871A/ja
Publication of JP2001305871A publication Critical patent/JP2001305871A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 クリーニングブレードの離間時に生じる中間
転写体上のブレード跡を除去できる画像形成装置を提供
する。 【解決手段】 中間転写体上へ所定タイミングで接離可
能に配設されたクリーニングブレード504と、この下
流側で中間転写体上へ所定タイミングで接離可能に配設
された潤滑剤塗布ブラシ505と、を備えた画像形成装
置において、中間転写体からクリーニングブレード50
4を離間するときは、クリーニングブレード504から
潤滑剤塗布ブラシ505までの周方向長Y、及び中間転
写体の周速度Xに基づいて、潤滑剤塗布ブラシ505の
離間タイミングを、クリーニングブレード504の離間
タイミングより所定時間遅らせる制御手段514を有す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、いわゆる中間転写
方式を採用する画像形成装置において、上記中間転写体
上へ所定のタイミングで接離可能に配設されたクリーニ
ングブレード手段を備えた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】カラー複写機等の画像形成装置におい
て、感光体から一次転写された可視像を転写材へ二次転
写する、いわゆる中間転写方式は、紙種対応性が広くそ
の転写部のレイアウトの自由度が高いなどの利点もあっ
て広く採用されている。一般に中間転写方式は周知であ
るが、具体的には、以下のステップにより画像を形成す
る。
【0003】まず、感光体上に原稿像に対応する露光に
より静電潜像が形成され、トナーなどの現像剤で可視像
化したトナー像は中間転写体へ一次転写される。フルカ
ラー画像を形成する場合、一般的にはこのステップを4
回繰り返し、中間転写体上にトナー画像を重ね合わせ
る。中間転写体上に重ね合わされたカラートナー画像は
この中間転写体へ送られた転写材に二次転写される。転
写材に転写されたトナーは、定着装置において転写材へ
融着定着され最終的なコピー画像が得られる。
【0004】上記画像形成の工程において、上記中間転
写体の二次転写部の下流側に転写残トナーなどの異物を
除去するためのクリーニング手段が設けられ、ゴムブレ
ードやブラシなどを上記二次転写後の所定タイミングで
中間転写体の表面に接触させて清掃が行われる。中間転
写体に用いられるクリーニング手段は、トナー像を重ね
転写する際には、画像形成の邪魔とならないように中間
転写体から離間させる必要がある。この種のクリーニン
グ手段としては、安価で構成が簡単であることから、中
間転写体にクリーニングブレードをカウンタ方向で当接
するものが広く採用されている。
【0005】一方、上記クリーニングブレード手段にお
けるクリーニング性の低下等を防止するため、例えば、
中間転写体の現像剤のフィルミング、ブレードのビビリ
や巻き込みなどを回避する目的で、中間転写体上へ潤滑
剤を塗布する装置が知られている。例えば、特開平6−
337598号方向には、中間転写体上のトナーフィル
ミングを防止する目的でステアリン酸亜鉛を主成分とす
る潤滑油添加剤を塗布する構成が開示されており、ま
た、特開平11−174868号公報には、文字の中抜
けや潤滑剤の不均一な塗布を防ぐために、潤滑剤の塗布
量を制御するを備えた構成が開示されている。ブラシ状
部材等を用いた潤滑剤塗布手段も中間転写体に対して接
離自在に設けることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記接
離自在なクリーニングブレードを採用する装置におい
て、クリーニングを終えるために中間転写体からブレー
ドを離間したとき、ブレード先端に堰き止められていた
トナーが中間転写体上にスジ状に残ってしまうという不
具合があった(以下、スジ状に残るものを「ブレード
跡」と称する)。図3にこのブレード跡の発生メカニズ
ムを示す。
【0007】二次転写後に中間転写ベルト501上に残
った転写残トナーTは、図3の波線位置で当接するクリ
ーニングブレード504の先端部に掻き取られる。この
状態から、同図の実線で示されるようにクリーニングブ
レード504が離間した瞬間に、クリーニングブレード
504と中間転写ベルト501との間に溜まったトナー
のうち、主としてベルト側に接しているトナーが中間転
写ベルト501上に残され、下流方向にブレード跡とし
て流れてしまう。
【0008】このようなブレード跡はコピー画像に異常
画像となって現れ、特に転写材のジャム処理後は多量の
トナーがクリーニングブレード504に付着しているた
め、より深刻な問題となる。転写残トナー等の異物を堰
き止めてこれを機械的に掻き落とすブレード手段におい
ては、このブレード跡は少なからず発生するものであ
る。
【0009】そこで、本発明は、上記の問題を解決する
ためになされたものであり、その目的とするところは、
上記潤滑剤塗布手段を有効に利用することで、ブレード
跡が発生してもコピー画像に異常画像となって現れない
画像形成装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の画像形成装置は、像担持体上から一次転写
された可視像を転写材へ二次転写する中間転写体と、該
中間転写体上へ所定のタイミングで接離可能に配設され
中間転写体上をクリーニングするためのクリーニングブ
レード手段と、該クリーニングブレード手段の下流側に
あって上記中間転写体上へ所定のタイミングで接離可能
に配設され潤滑剤を塗布するための潤滑剤塗布手段と、
を備えた画像形成装置において、上記中間転写体から上
記クリーニングブレード手段を離間するときは、上記中
間転写体上におけるクリーニングブレード手段から潤滑
剤塗布手段までの周方向長、及び上記中間転写体の周速
度に基づいて、上記潤滑剤塗布手段の離間タイミング
を、上記クリーニングブレード手段の離間タイミングよ
り所定時間遅らせる制御手段を有することを特徴として
いる。
【0011】また、上記制御手段は、上記クリーニング
ブレード手段の当接位置から上記潤滑剤塗布手段の当接
位置までの上記中間転写体の周方向長をY[mm]、上記中
間転写体の周速度をX[mm/sec]としたとき、上記潤滑
剤塗布手段の離間タイミングを遅らせる所定時間T[se
c]が、次の関係式; Y/X<T≦(Y+40)/X を満たすように制御する構成が望ましい。
【0012】さらに、上記潤滑剤塗布手段が、ブラシ状
部材により潤滑剤を塗布する構成や、そのブラシ状部材
にバイアスが印加される構成が好適である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明をカ
ラー複写機に適用した実施の形態を説明する。本カラー
複写機は、図1に示す画像形成部のほか、図示しないカ
ラー画像読み取り部(以下「カラースキャナ」とい
う)、給紙部及びこれらを駆動制御する制御手段などに
よって構成されている。
【0014】上記カラースキャナは、原稿のカラー画像
情報を、例えばレッド、グリーン、ブルー(以下、それ
ぞれ「R」、「G」、「B」という)の色分解光ごとに
読み取り、電気的な画像信号に変換する。そして、この
カラースキャナで得たR、G、Bの色分解画像信号の強
度レベルをもとにして、図示しない画像処理部で色変換
処理を行い、ブラック、シアン、マゼンタ、イエロー
(以下、それぞれ「Bk」、「C」、「M」、「Y」と
いう)の画像データを得る。
【0015】図1は、この実施の形態に係るカラー複写
機の主要部である画像形成部の概略構成図である。同図
の画像形成部は、像担持体としての感光体ドラム10
0、帯電手段としての帯電チャージャ200、感光体ク
リーニング装置300、露光手段としての図示しない書
き込み光学ユニット、現像手段としてのリボルバ現像ユ
ニット400、中間転写ユニット500、二次転写ユニ
ット600、定着ユニットなどで構成されている。
【0016】感光体ドラム100は図中に矢印で示すよ
うに半時計方向に回転し、その周囲には、帯電チャージ
ャ200、感光体クリーニング装置300、リボルバ現
像ユニット400の選択された現像機、中間転写ベルト
501などが配置されている。上記書き込み光学ユニッ
トは、カラースキャナからのカラー画像データを光信号
に変換して、帯電チャージャ200によって一様に帯電
された感光体ドラム100の表面に、原稿の画像に対応
したレーザ光Lを照射して光書き込みを行い、感光体ド
ラム100の表面に静電潜像を形成する。
【0017】また、リボルバ現像ユニット400は、B
kトナーを用いるBk現像機401、Cトナーを用いる
C現像機402、Mトナーを用いるM現像機403、Y
トナーを用いるY現像機404、及びユニット全体を半
時計回りに回転させる現像リボルバ駆動部などによって
構成されている。この形態例では、各現像機401〜4
04内のトナーはフェライトキャリアとの攪拌によって
負極性に帯電され、また、各現像スリーブには図示しな
い現像バイアス電源により負の直流電圧Vdc(直流成
分)に交流電圧Vac(交流成分)が重畳された現像バ
イアス電圧が印加され、各現像スリーブが感光体ドラム
100の金属基体層に対して所定電圧にバイアスされて
いる。
【0018】カラー複写機本体の待機状態では、リボル
バ現像ユニット400はBk現像機401が現像位置に
位置するホームポジションで停止しており、コピースタ
ートキーが押されると、原稿が像データの読み取りを開
始し、そのカラー画像データに基づいて、レーザ光Lに
よる光書き込みすなわち静電潜像形成が始まる(以下、
Bk画像データによる静電潜像を「Bk静電潜像」とい
う。C、M、Yについても同様)。このBk静電潜像の
先端部から現像可能にすべく、Bk現像位置に静電潜像
の先端部が到達する前に、Bk現像スリーブの回転を開
始してBk静電潜像をBkトナーで現像する。そして、
以後Bk静電潜像の現像動作を続けるが、Bk静電潜像
の後端部がBk現像位置を通過した時点で、速やかに次
の色の現像機が現像位置に来るまで、リボルバ現像ユニ
ット400が回転する。これは少なくとも、次の画像デ
ータによる静電潜像の先端部が現像位置に到達する前に
完了させる。
【0019】中間転写ユニット500は、後述する複数
のローラに張架された中間転写体である中間転写ベルト
501などで構成されている。中間転写ベルト501
は、一次転写電荷付与手段である一次転写バイアスロー
ラ507、ベルト駆動ローラ508、ベルトテンション
ローラ509、二次転写対向ローラ510,クリーニン
グ対向ローラ511、及びアースローラ512に張架さ
れている。各ローラは導電性材料で形成され、一次転写
バイアスローラ507以外の各ローラは接地されてい
る。この中間転写ベルト501は半導体又は絶縁体で、
単層又は多層構造となっている。中間転写ベルト501
の周りには、二次転写ユニット600の転写材担持体で
ある二次転写ベルト601、二次転写電荷付与手段であ
る二次転写バイアスローラ605、ブレードクリーニン
グ手段であるクリーニングブレード504、潤滑剤塗布
手段としてブラシ状部材からなる潤滑剤塗布ブラシ50
5が対向するように配設されている。潤滑剤塗布ブラシ
505は、板状に形成された潤滑剤としてのステアリン
酸亜鉛506を研磨し、この研磨された微粒子を中間転
写ベルト501に塗布するものである。
【0020】図2は、上記クリーニングブレード504
及び潤滑剤塗布ブラシ505周辺を拡大して示す構成図
である。クリーニングブレード504は、クリーニング
装置のハウジング513に固定され、カム等を用いた図
示しない接離機構によって中間転写ベルト501の表面
に対して接触又は離反可能となっている。また、同様に
して、潤滑剤塗布ブラシ505は、クリーニングブレー
ド504の当接位置から下流近傍にて支持され、図示し
ない接離機構によって中間転写ベルト501の表面に対
して接触又は離反可能となっている。中間転写ベルト5
01に沿ってクリーニングブレード504の当接位置か
ら、上記潤滑剤塗布ブラシ505のその当接位置までの
周方向長がY[mm]となっている。
【0021】図2の制御手段514は、クリーニングブ
レード504と、潤滑剤塗布ブラシ505の各接離機構
を独立に駆動制御可能で、後述の所定のタイミングでク
リーニングブレード504又は潤滑剤塗布ブラシ505
を矢印方向に駆動する。また、潤滑剤塗布ブラシ505
には、バイアス印加手段515が接続されており、バイ
アス印加手段515で潤滑剤塗布ブラシ505に電圧を
印加することによって中間転写ベルト501との間に電
界が形成される。本例の潤滑剤塗布ブラシ505は、中
間転写ベルト501に接触しているときはブラシの回転
により潤滑剤の塗布するだけでなく、ブラシによりクリ
ーニングブレード504を抜けてくるトナー等を除去
し、また、この機械的な清掃に加えて、上記中間転写ベ
ルト501との間に電界によって電気的にトナー等(ブ
レード跡)を回収可能になっている。
【0022】上記中間転写ベルト501は、図示しない
駆動モータによって矢印方向に周速Xでもって回転駆動
され、一次転写バイアスローラ507には、定電流また
は定電圧制御された一次転写電源801により、トナー
像の重ね合わせ数に応じて所定の大きさの電流又は電圧
に制御された転写バイアスが印加される。また、感光体
ドラム100上のトナー像を中間転写ベルト501に転
写する一次転写部では、一次転写バイアスローラ507
及びアースローラ512で中間転写ベルト501を感光
体ドラム100側に押し当てるように張架することによ
り、感光体ドラム100と中間転写ベルト501との間
に所定幅のニップ部を形成している。
【0023】二次転写ユニット600は、3つの支持ロ
ーラ602、603、604に張架された二次転写ベル
ト601などで構成され、中間転写ベルト501の支持
ローラ602と603間の張架部が二次転写対向ローラ
510に対して圧接可能になっている。3つの支持ロー
ラ602,603,604の一つは、図示しない駆動手
段によって回転駆動される駆動ローラであり、その駆動
ローラにより二次転写ベルト601が図中に矢印で示す
方向に駆動される。二次転写バイアスローラ605は、
二次転写対向ローラ510との間に中間転写ベルト50
1と二次転写ベルト601を挟持するように配設され、
定電流制御される二次転写電源802によって所定電流
の転写バイアスが印加される。また、上記二次転写ベル
ト601及び二次転写バイアスローラ605が、二次転
写対向ローラ510に対して圧接する位置と離間する位
置とを取り得るように、支持ローラ602及び二次転写
バイアスローラ605を矢印方向に駆動する図示しない
離接機構が設けられている。図1において、離間位置に
ある二次転写ベルト601及び支持ローラ602を2点
鎖線で示している。
【0024】二次転写ベルト601の定着ローラ対70
1側で、支持ローラ603に張架されている部分には、
転写材除電チャージャ606と、ベルト除電チャージャ
607とが対向している。また、二次転写ベルト601
の図中下側の支持ローラ604に張架されている部分に
は、ブレード608が当接している。転写材除電チャー
ジャ606は、転写材に保持されている電荷を除電する
ことにより、転写材自体のこしの強さで転写材を二次転
写ベルト601から良好に分離できるようにするもので
ある。ベルト除電チャージャ607は、二次転写ベルト
601上に残留する電荷を除電するものである。上記ブ
レード608は、二次転写ベルト601の表面に付着し
た付着物を除去してクリーニングするものである。
【0025】レジストローラ対650は、二次転写バイ
アスローラ605と二次転写対向ローラ510とに挟持
された中間転写ベルト501と二次転写ベルト601の
間に、所定のタイミングで転写材である転写材Pを送り
込む。
【0026】以上のように構成したカラー複写機におい
て、画像形成サイクルが開始されると、感光体ドラム1
00は、図示しない駆動モータによって矢印で示す半時
計方向に回転され、中間転写ベルト501はベルト駆動
ローラ508によって矢印で示す時計回りに感光体ドラ
ム100と同一の周速Xで回転される。その中間転写ベ
ルト501の回転に伴って、Bkトナー像形成、Cトナ
ー像形成、Mトナー像形成、Yトナー像形成が行われ、
これらが最終的にBk、C、M、Yの順に中間転写ベル
ト501上に重ねられる。
【0027】例えばBkトナー像形成は次のように行わ
れる。帯電チャージャ200は、コロナ放電によって感
光体ドラム100の表面を負電荷で所定電位に一様に帯
電する。そして、図示しない書き込み光学ユニットによ
り、Bkカラー画像信号に基づいてレーザ光によるラス
タ露光を行う。このラスタ像が露光されたとき、当初一
様帯電された感光体ドラム100の表面の露光された部
分は、露光光量に比例する電荷が消失し、bk静電潜像
が形成される。このBk静電潜像に、Bk現像機401
のBk現像ローラ上の負帯電されたBkトナーが接触す
ることにより、感光体ドラム100の電荷が残っている
部分にはトナーが付着せず、電荷の無い部分つまり露光
された部分にはトナーが吸着し、静電潜像と相似なBk
トナー像が形成される。この感光体ドラム100上に形
成されたBkトナー像は、感光体ドラム100と接触状
態で等速駆動している中間転写ベルト501の表面に転
写される。以下、感光体ドラム100から中間転写ベル
ト501へのトナー像の転写を「ベルト転写」という。
ベルト転写後の感光体ドラム100の表面に残留してい
る若干の未転写残留トナーは、感光体ドラム100の再
使用に備えて、感光体クリーニング装置300で清掃さ
れる。
【0028】感光体ドラム100側ではBk画像形成工
程の次にC画像形成工程に進み、所定のタイミングでカ
ラースキャナによるC画像データの読み取りが始まり、
そのC画像データによるレーザ光書き込みによって、感
光体ドラム100の表面にC静電潜像を形成する。そし
て、先のBk静電潜像の後端部が通過した後で、且つC
静電潜像の先端部が到達する前にリボルバ現像ユニット
400の回転動作が行われ、C現像機402が現像位置
にセットされ、C静電潜像がCトナーで現像される。以
後、C静電潜像領域の現像を続けるが、C静電潜像の後
端部が通過した時点で、先のBk現像機401の場合と
同様にリボルバ現像ユニットの回転動作を行い、次のM
現像機403を現像位置に移動させる。これもやはり次
のM静電潜像の先端部が現像位置に到達する前に完了さ
せる。なお、M及びYの画像形成工程については、それ
ぞれのカラー画像データ読み取り、静電潜像形成、現像
の動作が上述のBk、Cの工程と同様であるので説明は
省略する。
【0029】こうして感光体ドラム100上に順次形成
されるBk、C、M、Yのトナー像が、中間転写ベルト
501上の同一面に順次位置合わせされて転写され、最
大で4色が重ね合わされたトナー像が形成される。
【0030】上記画像形成動作が開始される時期に、転
写材Pは図示しない転写材カセット又は手差しトレイな
どの給紙部から給送され、レジストローラ対650のニ
ップで待機している。二次転写対向ローラ510及び二
次転写バイアスローラによりニップが形成された二次転
写部に中間転写ベルト501上のトナー像の先端がさし
かかるときに、ちょうど転写材Pの先端がこのトナー像
の先端に一致するようにレジストローラ対650が駆動
され、転写材Pとトナー像とのレジスト合わせが行われ
る。
【0031】そして、転写材Pが中間転写ベルト501
上のトナー像と重ねられて二次転写部を通過する。この
とき、二次転写電源802によって二次転写バイアスロ
ーラ605に印加される電圧による転写バイアスによ
り、中間転写ベルト501上の4色重ねトナー像が転写
材上に一括転写される。転写材Pは、二次転写ベルト6
01の移動方向における二次転写部の下流側に配置した
転写材除電チャージャ606との対向部を通過するとき
に除電され、二次転写ベルト601から剥離して定着ロ
ーラ対701に向けて送られる。この定着ローラ対70
1のニップ部でトナー像が溶融定着され、図示しない排
出ローラ対で装置本体外に送り出され、図示しないコピ
ートレイに表向きにスタックされ、フルカラーコピーを
得る。
【0032】また、転写材Pにトナー像を転写した後の
中間転写ベルト501の表面に残留したトナーは、図2
の制御手段により中間転写ベルト501に押圧されるク
リーニングブレード504によってクリーニングされ
る。ついで、上記の制御手段は、潤滑剤塗布ブラシ50
5を中間転写ベルト501から離間させるが、本発明に
関わる当該カラー複写機では、上記クリーニングブレー
ド504の離間動作を、潤滑剤塗布ブラシ505の離間
時から所定時間T後に行わせる。ここで、中間転写ベル
ト501の周速がX[mm/sec]、クリーニングブレード
504から潤滑剤塗布ブラシ505までの周方向長がY
[mm]であるところ、次の関係式; Y/X<T≦(Y+40)/X [sec] を満たす範囲に上記所定時間Tが設定されている。
【0033】この関係式において、所定時間Tは、中間
転写ベルト501の離間に伴って生じたブレード跡が潤
滑剤塗布ブラシ505の当接位置までに到達する時間Y
/X[sec]よりも長い時間を下限とし、かつ、潤滑剤塗
布ブラシ505への到達時をまたがる40 [mm]相当の
クリーニング範囲、すなわち(Y+40)/X[sec]以
下である時間を上限としている。一般的に使用される潤
滑剤塗布ブラシ505は大きいものでも直径20[mm]程
度であり、この観点から所定時間Tは(Y+40)/X
[sec]以下に設定することが妥当である。
【0034】上記の関係式を満足する所定時間T[se
c]によれば、クリーニングブレード504と共に接触
作動していた潤滑剤塗布ブラシ505の離間タイミング
を遅らせるだけで、クリーニングブレード504の離間
で発生したブレード跡は、中間転写ベルト501に接触
中の潤滑剤塗布ブラシ505を通過する際にこの潤滑剤
塗布ブラシ505で確実に除去される。当然のことなが
ら、中間転写ベルト501の周速度Xが変化したときに
は、上記の関係式に基づいて、所定時間Tも変化する。
【0035】〔実施例〕以下、実施例を説明する。中間
転写ベルト501として、厚さ0.15mm、幅368m
m、内周長565mmのものを用いた。この中間転写ベル
ト501は多層構造からなり、ベルト全体の体積抵抗率
は、10〜1014Ωcmであった。また、中間転写ベ
ルト501の移動速度は200mm/secに設定した。ま
た、一次転写バイアスローラ507としてはニッケルメ
ッキの金属ローラを用い、アースローラ512としては
金属ローラを用い、その他のローラとしては金属ローラ
または導電性樹脂ローラを用いた。また、二次転写バイ
アスローラ605としては、導電性スポンジまたは導電
性ゴムからなる表面層と、金属または導電性樹脂からな
るコア層とを有するローラを用いた。また、二次転写ベ
ルト601としては、厚さが100μmのベルト材を用
いた。
【0036】クリーニングブレード504と潤滑剤塗布
ブラシ505は、上記実施の形態で示したように、二次
転写部下流側における二次転写部と一次転写部との間に
近接配置し、クリーニングブレード504の当接位置
と、潤滑剤塗布ブラシ505の当接位置との間の周方向
長Yは30mmに設定した。中間転写ベルト501の周速
Xは200mm/secであり、カラーモード(単色モー
ド、フルカラーモードなど)や紙種が変化したときも、
ベルトクリーニング時の中間転写ベルト501の周速度
は変化しない仕様とした。
【0037】ここに、中間転写ベルト501の周速Xは
200mm/secで、その周方向長Yが30mmであるか
ら、クリーニングブレード504の離間タイミングから
潤滑剤塗布ブラシ505の離間タイミングまでの時間T
の許容範囲は、下限が30/200=0.15[sec]
<Tで、その上限がT≦(30+40)/200=0.
35[sec]となる。本実施例では、時間T=0.20
[sec]に設定した。
【0038】ブレード跡の除去効果を確認するために、
上記時間T=0[sec]に設定した場合との比較を行っ
た。この比較において、ブレード跡の発生、つまり転写
材への異常画像の発生および転写材ジャム後における異
常画像の有無を評価した。評価の結果、T=0[sec]
とした時には、ブレード跡による異常画像、特に転写材
ジャム後のブレード跡発生による汚れがひどかったのに
対し、T=0.20[sec]に設定した時には良好にブ
レード跡が除去され、転写材ジャム後も含めてブレード
跡による異常画像の発生は全く認められなかった。
【0039】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、中間転写体上におけるクリーニングブレード手
段から潤滑剤塗布手段までの周方向長、及び上記中間転
写体の周速度に基づいて、上記潤滑剤塗布手段の離間タ
イミングを、上記クリーニングブレード手段の離間タイ
ミングより所定時間遅らせる構成なので、上記クリーニ
ングブレード手段を中間転写体から離間したときに生ず
るブレード跡が上記潤滑剤塗布手段によって掻き取られ
るように、該潤滑剤塗布手段の離間タイミングを制御可
能であり、これによりブレード跡が発生してもコピー画
像に異常画像となって現れない画像形成装置を提供でき
る。
【0040】また、上記制御手段は、上記クリーニング
ブレード手段の当接位置から上記潤滑剤塗布手段の当接
位置までの上記中間転写体の周方向長をY[mm]、上記中
間転写体の周速度をX[mm/sec]としたとき、上記潤滑
剤塗布手段の離間タイミングを遅らせる所定時間T[se
c]が、次の関係式; Y/X<T≦(Y+40)/X を満たすように制御する構成によれば、上記ブレード跡
が潤滑剤塗布手段によって確実に掻き取られるような上
記潤滑剤塗布手段の離間タイミングを設定可能である。
【0041】また、上記潤滑剤塗布手段が、ブラシ状部
材により潤滑剤を塗布する構成によれば、ブラシ状部材
を用いるので、より効果的にブレード跡を除去可能であ
る。
【0042】さらには、上記潤滑剤塗布手段のブラシ状
部材にバイアスが印加される構成によれば、上記バイア
スの印加による電気的なクリーニングを併用することと
で、さらに効果的にブレード跡を除去可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係るカラー複写機の画像形成部
の概略構成図である。
【図2】図1のクリーニングブレード504及び潤滑剤
塗布ブラシ505周辺を拡大して示す構成図である
【図3】ブレード跡の発生メカニズムを説明する図であ
る。
【符号の説明】
100 感光体ドラム(像担持体) 501 中間転写ベルト(中間転写体) 504 クリーニングブレード(クリーニングブレード
手段) 505 潤滑剤塗布ブラシ(潤滑剤塗布手段) 514 制御手段 P 転写材 X 中間転写体の周速度 Y クリーニングブレード手段から潤滑剤塗布手段
までの周方向長

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体上から一次転写された可視像を
    転写材へ二次転写する中間転写体と、該中間転写体上へ
    所定のタイミングで接離可能に配設され中間転写体上を
    クリーニングするためのクリーニングブレード手段と、
    該クリーニングブレード手段の下流側にあって上記中間
    転写体上へ所定のタイミングで接離可能に配設され潤滑
    剤を塗布するための潤滑剤塗布手段と、を備えた画像形
    成装置において、 上記中間転写体から上記クリーニングブレード手段を離
    間するときは、上記中間転写体上におけるクリーニング
    ブレード手段から潤滑剤塗布手段までの周方向長、及び
    上記中間転写体の周速度に基づいて、上記潤滑剤塗布手
    段の離間タイミングを、上記クリーニングブレード手段
    の離間タイミングより所定時間遅らせる制御手段を有す
    ることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 上記制御手段は、上記クリーニングブレ
    ード手段の当接位置から上記潤滑剤塗布手段の当接位置
    までの上記中間転写体の周方向長をY[mm]、上記中間転
    写体の周速度をX[mm/sec]としたとき、上記潤滑剤塗
    布手段の離間タイミングを遅らせる所定時間T[sec]
    が、次の関係式; Y/X<T≦(Y+40)/X を満たすように制御することを特徴とする請求項1記載
    の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 上記潤滑剤塗布手段が、ブラシ状部材に
    より潤滑剤を塗布するものであることを特徴とする請求
    項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 上記潤滑剤塗布手段のブラシ状部材にバ
    イアスが印加されることを特徴とする請求項1から3の
    いずれかに記載の画像形成装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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