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JP3888862B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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JP3888862B2 JP2001159403A JP2001159403A JP3888862B2 JP 3888862 B2 JP3888862 B2 JP 3888862B2 JP 2001159403 A JP2001159403 A JP 2001159403A JP 2001159403 A JP2001159403 A JP 2001159403A JP 3888862 B2 JP3888862 B2 JP 3888862B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置において、感光体等の像担持体上に形成した顕画像(トナー像)を中間転写体を介して記録材(転写紙等)上に転写する方式のものがある。この中間転写体を用いた画像形成装置は、用紙対応性の高さやレイアウト自由度の高さという利点が着目され、現在幅広く使用されている。このような画像形成装置としては、単数の像坦持体と中間転写体で構成されるもの、複数の像坦持体と中間転写体で構成されるもの(いわゆるタンデム方式)があり、後者は大量複写・印刷を目的とした画像形成装置に主として用いられる。
【0003】
また、このような画像形成装置の中間転写体としては、単層または複層からなる無端ベルトがよく用いられる。中間転写体は、体積抵抗率が10〜1015[Ω・cm]の物が一般的で、中間転写体が電気的に帯電してしまう場合に備え、その残留電荷を除去する除電手段を設けるものも多い。また、中間転写体に残留した不要なトナーを除去するために、ブレード状もしくはブラシ状のクリーニング手段を設けることも一般的である。
【0004】
従来技術における中間転写体の除電手段は、例えば特開2000−56588号公報や特開平6−161298号公報に見られるように、中間転写体の回転方向においてクリーニング手段の下流側に設けるのが通常である。
【0005】
特開2000−56588号公報に記載のものは、中間転写体上の残留電荷を確実に均一に除去し、次の画像形成工程での画像ムラの発生を防止することを目的としている。また、特開平6−161298号公報に記載のものは、中間転写回転体上のフィルミング層に蓄積してしまう電荷を直接除去し、長期的に安定した良好な転写効率を得ることを目的としている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来技術においては、残留トナーがクリーニング手段に突入するときの帯電状況が無管理であるために、クリーニング手段でいったん除去したはずの残留トナーが、中間転写体に再付着してしまうという問題があった。再度中間転写体に付着してしまったトナー像は、次の作像工程に混じり込み、画像が残留トナーで汚されてしまうため、非常に深刻な問題である。
【0007】
本発明は、従来の画像形成装置における上述の問題を解決し、2次転写後の残留トナーおよび中間転写体の帯電状況をコントロールし、クリーニング部材から中間転写体への残留トナーの再付着を防止して、残留トナーによる汚れのない高画質を得ることのできる画像形成装置を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記の課題は、本発明により、像担持体と、中間転写体と、前記像担持体上に形成した顕画像を中間転写体に転写する1次転写手段と、前記中間転写体に転写された顕画像を記録材に転写する2次転写手段と、前記中間転写体上に残留した現像剤を除去するためのクリーニング手段と、前記中間転写体に潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布手段と、前記中間転写体の除帯電を行う除帯電手段とを備える画像形成装置において、前記除帯電手段を、前記中間転写体の移動方向において前記2次転写手段の下流且つ前記潤滑剤塗布手段の上流位置に配置するとともに、前記除帯電手段により前記中間転写体を現像剤帯電極性と逆極性に帯電させ、前記潤滑剤塗布手段に付着した現像剤を前記中間転写体に捕獲させて潤滑剤塗布手段の清掃が可能なことにより解決される。
【0009】
また、前記の課題を解決するため、本発明は、前記除帯電手段に対向するよう、前記中間転写体の裏側にアース部材を設けることを提案する。
【0010】
また、前記の課題を解決するため、本発明は、前記除帯電手段に直流成分と交流成分を重畳した除電バイアスを印加することを提案する。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、単数の感光体を持つ画像形成装置と、複数の感光体を持つタンデム方式の画像形成装置の2例について、それぞれ図面に基づいて説明する。
【0013】
図1は、単数の感光体を持つカラー複写機の主要部である画像形成部の概略構成図である。このカラー複写機は、図に示す画像形成部のほか、図示しないカラー画像読み取り部(以下、カラースキャナ部という)、給紙部及びこれらを駆動制御する制御部などによって構成されている。カラースキャナや給紙部等の構成は従来周知のものと同様であるので説明を省略し、本発明に関わる画像形成部を中心に説明する。
【0014】
図1に示すように、画像形成部は、像担持体としての感光体ドラム1、帯電手段としての帯電チャージャ2、クリーニングブレード及びファーブラシからなる感光体クリーニング装置3、露光手段としての図示しない書き込み光学ユニット、現像手段としてのリボルバ現像ユニット40、中間転写ユニット10、2次転写ユニット30、及び定着ローラ対5を用いた定着ユニットなどで構成されている。
【0015】
感光体ドラム1は図中に矢印で示すように反時計方向に回転し、その周囲には、帯電チャージャ2,感光体クリーニング装置3,リボルバ現像ユニット40の選択された現像機、中間転写ユニット10の中間転写体としての中間転写ベルト11などが配置されている。
【0016】
また、図示しない書き込み光学ユニットは、カラースキャナからのカラー画像データを光信号に変換して、帯電チャージャ2によって一様に帯電された感光体ドラム1の表面に、原稿の画像に対応したレーザ光Lを照射して光書き込みを行い、感光体ドラム1の表面に静電潜像を形成する。
【0017】
また、上記リボルバ現像ユニット40は、黒(Bk)トナーを用いるBk現像機41,シアン(C)トナーを用いるC現像機42、マゼンタ(M)トナーを用いるM現像機43,イエロー(Y)トナーを用いるY現像機44、及びユニット全体を半時計回りに回転させる現像リボルバ駆動部(図示せず)などによって構成されている。
【0018】
本実施形態では、各現像機41〜44内のトナーはフェライトキャリアとの攪拌によって負極性に帯電され、また、各現像スリーブには図示しない現像バイアス印加手段としての現像バイアス電源により負の直流電圧Vdc(直流成分)に交流電圧Vac(交流成分)が重畳された現像バイアス電圧が印可され、各現像スリーブが感光体ドラム1の金属基体層に対して所定電圧にバイアスされている。
【0019】
図示しない操作パネル上に設けられたコピースタートキーが押されると、原稿画像データの読み取りを開始し、そのカラー画像データに基づいて、レーザ光Lによる光書き込みすなわち静電潜像形成が始まる(以下、Bk画像データによる静電潜像を「Bk静電潜像」という。C、M、Yについても同様)。
【0020】
このBk静電潜像の先端部から現像可能にすべく、Bk現像位置に静電潜像の先端部が到達する前に、Bk現像スリーブの回転を開始してBk静電潜像をBkトナーで現像する。そして、以後Bk静電潜像の現像動作を続けるが、Bk静電潜像の後端部がBk現像位置を通過した時点で、速やかに次の色の現像機が現像位置に来るまで、リボルバ現像ユニット40が回転する。これは少なくとも、次の画像データによる静電潜像の先端部が現像位置に到達する前に完了させる。
【0021】
中間転写ユニット10は、後述する複数のローラに張架された中間転写体である中間転写ベルト11などで構成されている。この中間転写ベルト11の周りには、2次転写ユニット30の転写材担持体である2次転写ベルト31、2次転写電荷付与手段である2次転写バイアスローラ35、中間転写体クリーニング手段であるベルトクリーニングブレード14、潤滑剤塗布手段である潤滑剤塗布ブラシ15などが対向するように配設されている。
【0022】
また、中間転写体11の回転方向において2次転写手段(バイアスローラ35)の下流、且つクリーニングブレード14の上流位置に中間転写体の除帯電手段である除帯電チャージャ13が設けられている。
【0023】
中間転写ベルト11は、1次転写電荷付与手段である1次転写バイアスローラ17、ベルト駆動ローラ18、ベルトテンションローラ19、2次転写対向ローラ20,クリーニング対向ローラ21、及びアースローラ22に張架されている。各ローラは導電性材料で形成され、1次転写バイアスローラ17以外の各ローラは接地されている。また、除帯電チャージャ13の対向電極として、ブラシ23が中間転写ベルト11に接するように設けられ、ブラシ23は接地されている。
【0024】
1次転写バイアスローラ17には、定電流または定電圧制御された1次転写電源24により、トナー像の重ね合わせ数に応じて所定の大きさの電流又は電圧に制御された転写バイアスが印可されている。また、中間転写ベルト11は、図示しない駆動モータによって図中時計回りに回転駆動されるベルト駆動ローラ18により、矢印方向(図中時計回り)に駆動される。
【0025】
また、除帯電チャージャ13には、直流成分を交流成分に重畳したバイアスを印加できる除電電源25により、中間転写ベルト11の除帯電に必要な電界が付与される。
【0026】
また、この中間転写ベルト11は、半導体、または絶縁体で、単層または多層構造となっている。
【0027】
感光体ドラム1上のトナー像を中間転写ベルト11に転写する転写部(以下「1次転写部」という)では、1次転写バイアスローラ17及びアースローラ22で中間転写ベルト11を感光体ドラム1側に押し当てるように張架することにより、感光体ドラム1と中間転写ベルト11との間に所定幅のニップ部を形成している。
【0028】
潤滑剤塗布ブラシ15は、板状に形成された潤滑剤としてのステアリン酸亜鉛16を研磨し、この研磨された微粒子を中間転写ベルト11に塗布するものである。この潤滑剤塗布ブラシ15は、図示しない機構により中間転写ベルト11に対して接離可能に構成され、所定のタイミングで中間転写ベルト11に接触するように制御される。
【0029】
2次転写ユニット30は、3つの支持ローラ32,33,34に張架された2次転写ベルト31などで構成されている。2次転写ベルト31の支持ローラ32と33間の張架部が、中間転写ユニットの2次転写対向ローラ20に対して圧接可能になっている。3つの支持ローラ32,33,34の一つは、図示しない駆動手段によって回転駆動される駆動ローラであり、その駆動ローラにより2次転写ベルト31が図中反時計回りの方向に駆動される。
【0030】
2次転写バイアスローラ35は2次転写手段であり、中間転写ユニットの2次転写対向ローラ20との間に中間転写ベルト11と2次転写ベルト31を挟持するように配設され、定電流制御される2次転写電源36によって所定電流の転写バイアスが印加されている。また、上記2次転写ベルト31及び2次転写バイアスローラ35が、2次転写対向ローラ20に対して圧接する位置と離間する位置とを取り得るように、支持ローラ32及び2次転写バイアスローラ35を上下方向に移動させる図示しない離接機構が設けられている。その離間位置にある2次転写ベルト31及び支持ローラ32を、図1に2点鎖線で示している。
【0031】
図1において支持ローラ32の右方にあるローラ対26はレジストローラ対であり、2次転写バイアスローラ35と2次転写対向ローラ20とに挟持された中間転写ベルト11と2次転写ベルト31の間に、所定のタイミングで転写材である転写紙Pを送り込む。
【0032】
2次転写ベルト31の定着ローラ対5側の支持ローラ33に張架されている部分には、転写材除電手段である転写紙除電チャージャ37と、転写材担持体除電手段であるベルト除電チャージャ38とが対向している。また、2次転写ベルト31の図中下側の支持ローラ34に張架されている部分には、転写材担持体クリーニング手段であるクリーニングブレード39が当接している。
【0033】
転写紙除電チャージャ37は、転写紙に保持されている電荷を除電することにより、転写紙自体の腰の強さで転写紙を2次転写ベルト31から良好に分離できるようにするものである。ベルト除電チャージャ38は、2次転写ベルト31上に残留する電荷を除電するものである。また、上記クリーニングブレード39は、2次転写ベルト31の表面に付着した付着物を除去してクリーニングするものである。
【0034】
上記のように構成されたカラー複写機において、画像形成サイクルが開始されると、感光体ドラム1は図示しない駆動モータによって矢印で示す反時計方向に回転され、中間転写ベルト11はベルト駆動ローラ18によって矢印で示す時計回りに回転される。その中間転写ベルト11の回転に伴ってBkトナー像形成、Cトナー像形成、Mトナー像形成、Yトナー像形成が行われ、形成された各色画像はその都度1次転写バイアスローラ17に印可される電圧による転写バイアスにより中間転写ベルト11上に1次転写され、最終的にBk、C、M、Yの順に中間転写ベルト11上に重ねてトナー像が形成される。
【0035】
上記ベルト転写(1次転写)後の感光体ドラム1の表面に残留している若干の未転写残留トナーは、感光体ドラム1の再使用に備えて、感光体クリーニング装置3で清掃される。
【0036】
このように、中間転写ベルト11上には、感光体ドラム1上に順次形成されるBk、C、M、Yのトナー像が、同一面に順次位置合わせされて転写される。それにより、中間転写ベルト11上には最大で4色が重ね合わされたトナー像が形成される。
【0037】
上記画像形成動作が開始される時期に、転写紙Pは図示しない転写紙カセット又は手差しトレイなどの給紙部から給送され、レジストローラ対26のニップで待機している。2次転写対向ローラ20及び2次転写バイアスローラ35によりニップが形成された2次転写部に中間転写ベルト11上のトナー像の先端がさしかかるときに、ちょうど転写紙Pの先端がこのトナー像の先端に一致するようにレジストローラ対26が駆動され、転写紙Pとトナー像とのレジスト合わせが行われる。
【0038】
そして、転写紙Pが中間転写ベルト11上のトナー像と重ねられて2次転写部を通過する。このとき、2次転写電源36によって2次転写バイアスローラ35に印可される電圧による転写バイアスにより、中間転写ベルト11上の4色重ねトナー像が転写紙上に一括転写される。以下、中間転写ベルト11から転写紙Pへのトナー像の一括転写を「2次転写」という。
【0039】
2次転写開始とほぼ同時期に、除電電源25が出力を開始し、除帯電チャージャ13により、転写紙Pにトナー像を転写した後の中間転写ベルト11の除帯電および中間転写ベルト11上の残留トナーの除電が行われる。このとき、除電電源25の出力は交流成分のみの出力に制御されるため、中間転写体11と中間転写体上の残留トナーは、ゼロ帯電に近い状態にコントロールされる。
【0040】
そして、除帯電が終わった中間転写ベルト11の表面に残留したトナーは、図示しない離接機構によって中間転写ベルト11に押圧されるベルトクリーニングブレード14によってクリーニングが行われるが、中間転写ベルト11上の残留トナーは、すでに除帯電チャージャ13により充分な除電を受けているため、中間転写ベルト11との静電的な吸着力は少なく、良好なクリーニング性を示す。また中間転写ベルト11自体も充分な除電が行われているために、クリーニングブレード14上の残留トナーを中間転写体11へ静電的に引き戻そうとする力は少なく、再付着が生じることがなくなる。
【0041】
上記中間転写ベルト11の除電工程について、従来技術との相違を、模式的に図2を用いて説明する。図2において、上段は従来技術を、下段は本発明実施形態における作用を、それぞれ示している。
【0042】
図2(a)は、2次転写後の中間転写ベルト11の表面状態のモデルである。2次転写後は、中間転写ベルト11は、部分的な正帯電部分を除き、ほぼ負帯電が支配的な状態となっている。また、残留トナーも正負両極の帯電トナーが混在していると考えられるが、全体的には2次転写部で電荷注入を受けた正帯電トナーが支配的な状態となっている。
【0043】
従来技術の場合、この(a)の状態のまま、(b)のクリーニング工程に突入する。(b)では一旦機械的に残留トナーを掻き取ることはできるが、いざクリーニングブレードを離間するときには、一部のトナーが中間転写ベルト上に取り残されてしまう(c)。これは、残留トナーおよび中間転写ベルトが電荷を帯びているための静電引力がブレードとの吸着力を上回ることで起こる。また、クリーニングブレードを離間した瞬間はブレードに付着していたトナーも、離間途中で中間転写ベルトとブレードのギャップが近い時に中間転写ベルトの負帯電部分が通過すると、静電的引力により再び中間転写ベルトに残留トナーが飛び移ってしまう場合がある(d)。その後、(e)の除電工程、さらには次回作像工程へと進むが、残留トナーは中間転写ベルト上に残ってしまっている。
【0044】
一方、本発明によれば、(a)の状態の後、まず除帯電チャージャ13により中間転写ベルト11と残留トナーの除電が行われる(b)。その後、クリーニング工程へと進むが(c)、中間転写ベルト11と残留トナーが除電されているために、互いの吸着力が弱く、クリーニングブレード14で容易に掻き取ることができ、またその後も、静電的要因によるトナーの再付着現象は起こらない(d),(e)。このように、本実施形態においては、中間転写ベルト11上に残留したトナーがクリーニング手段14に突入する前の段階で2次転写手段後の残留トナー及び中間転写ベルト11の帯電状況をコントロールすることができ、クリーニング手段14でいったん除去したはずの残留トナーが中間転写ベルト11に再付着することを防いで、中間転写ベルト11への残留トナー再付着による画像劣化が無く、高品質な画像を得ることができる。
【0045】
再び図1を参照して、本実施形態における、2次転写後の動作について説明する。
【0046】
転写紙Pは、2次転写ベルト31の移動方向における2次転写部の下流側に配置した転写紙除電チャージャ37との対向部を通過するときに除電され、2次転写ベルト31から剥離されて定着ローラ対5に向けて送られる。この定着ローラ対5のニップ部でトナー像が溶融定着され、図示しない排出ローラ対で装置本体外に送り出され、図示しない排紙トレイに表向きにスタックされ、フルカラーコピーを得る。
【0047】
上記ベルト転写(1次転写)後の感光体ドラム1の表面は、感光体クリーニング装置3でクリーニングされ、図示しない除電ランプで均一に除電される。
【0048】
次に、中間転写ユニット10における、クリーニングブレード14、潤滑剤塗布ブラシ15の清掃モードについて図3を参照して説明する。図3において、上段は従来技術を、下段は本発明実施形態における作用を、それぞれ示している。
【0049】
通常の通紙状態であれば、クリーニングブレードや潤滑剤塗布ブラシが残留トナーによって極端に汚れることはない。しかし、転写材ジャム時などの機械ストップ時には、大量のトナーが中間転写ベルト上に残留し(a)、これをクリーニングブレードにて掻き取る時には、ブレード上に大量のトナーが付着し汚れてしまう(b)。また、クリーニングブレードに突入した大量のトナーが、中間転写ベルトの回転による気流に乗って潤滑剤塗布ブラシまで達し、ブラシ部材をトナーで汚してしまう場合がある。そのため、ジャムリカバリー時などの特定の場面、および電源投入時などリフレッシュさせたい時には、清掃シーケンスに動作を移行させ、クリーニングブレードおよび潤滑剤塗布ブラシを掃除するように制御している。
【0050】
従来技術では、(b)の状態のまま次回の作像工程へと進むため、次回作像時に中間転写ベルトへブレード上のトナーが転移し、画像を汚しやすい。
【0051】
一方、本発明による清掃シーケンスでは、(a),(b)の後、中間転写ベルト11,感光体ドラム1,2次転写ベルト31を回転動作させながら、除帯電チャージャ13により中間転写ベルト11をトナーとは逆極性に帯電させる(c)。これにより、クリーニングブレード14および潤滑剤塗布ブラシ15に付着していた残留トナーは中間転写ベルト11に静電的に引きつけられ、清掃される。その後、中間転写ベルト11に再付着させられた残留トナーは、1次転写部および2次転写部にて感光体ドラム1あるいは2次転写ベルト31へと転写され、それぞれのクリーニング手段により分担されてクリーニングが行われる。このジョブを実施することにより、クリーニングブレード14および潤滑剤塗布ブラシ15に付着していた残留トナーが一掃され、清掃シーケンスは完了する。なお、清掃シーケンスの終了間際には、中間転写ベルト11の帯電電位がゼロ近くになるよう、通常作像シーケンス時の除電制御が行われ、電位が整えられて次回作像工程に備える(d)。
【0052】
次に、本実施形態における装置各部のより具体的な構成について説明する。
上記感光体ドラム1としては有機感光体(OPC)を用い、帯電チャージャ2によって−200〜−2000Vに一様に帯電させ、これに原稿画像に対応したレーザ光Lを照射して光書き込みを行い、静電潜像を形成する。トナーは負帯電性のものを用いてネガ−ポジ現像を行い、感光体ドラム1上にトナー像を形成する。上記中間転写ベルト11として、厚さ0.15mm、幅368mm、内周長565.5mmの中間転写ベルトを用い、この中間転写ベルト11の移動速度を245mm/secに設定した。
【0053】
また、上記中間転写ベルト11の表層は厚さ1μm程度の絶縁層で形成し、中間層はPVDF(ポリフッ化ビニリデン)からなる厚さ75μm程度の絶縁層(体積抵抗率:約1013Ω・cm)で形成し、ベース層はPVDF(ポリフッ化ビニリデン)及び酸化チタンからなる厚さ75μm程度の中抵抗層(体積抵抗率:10〜1011Ωcm)で形成した。
【0054】
このような材質で形成した中間転写ベルト11全体の体積抵抗率を測定したところ、10〜1014Ω・cmであった。上記各体積抵抗率は、JIS K 6911に記載されている測定方法を用い、電圧100Vを10秒間印加して測定したものである。また、上記中間転写ベルト11の表層側の表面における表面抵抗率を、三菱油化製の抵抗測定器「ハイレスターIP」で測定したところ、10〜1014Ω/cmであった。この表面抵抗率は、上記抵抗測定器を用いるほか、JIS K 6911に記載されている表面抵抗測定法で測定する事もできる。
【0055】
また、中間転写ユニット10において、1次転写バイアスローラ17としてはニッケルメッキの金属ローラを用い、ベルト除電ローラ22としては金属ローラを用い、その他のローラとしては金属ローラまたは導電性樹脂ローラを用いた。また、1次転写バイアスローラ17には、例えば第1色目のトナー像に対して22μA、第2色目のトナー像に対して25μA、第3色目のトナー像に対して27μA、第4色目のトナーに対して29μAというように、適切な大きさの定電流制御された電界を印加した。
【0056】
1次転写バイアスの印加により中間転写ベルト11は帯電するが、本実施形態では、2次転写直前の中間転写ベルト地肌部の帯電量は−300〜−1500V程度であった。また、2次転写後の中間転写ベルト11電位は、約−100〜−300V程度であった。
【0057】
また、2次転写ユニット30において、2次転写バイアスローラ35としては、導電性スポンジ又は導電性ゴムからなる表面層と、金属又は導電性樹脂からなるコア層とを有するローラを用い、このローラに5〜80μAに定電流制御された転写バイアスを印加した。また、2次転写ベルト31としては、PVDF(ポリフッ化ビニリデン)で形成された厚さが100μm、体積抵抗率が1013Ω・cmのベルト材を用いた。
【0058】
また、通常作像シーケンス時、清掃モード時の1次転写手段、2次転写手段、除帯電手段の出力の関係は、次の表1のような出力制御を行うことで良好な結果を得ることができた。
【0059】
【表1】
Figure 0003888862
【0060】
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
上記第1の実施形態では、単数の像坦持体を用いた装置について説明したが、本発明は複数の像坦持体を有するものにも適用することができる。例えば、4つの像坦持体を用いたタンデム方式の画像形成装置にも適用することができる。
【0061】
第1実施形態との装置構成上の違いは、中間転写ベルトへのトナー転写が単数の感光体ドラムから複数の感光体ドラムになったことが主で、本発明適用部分の構成及び基本動作に限定して考えれば、図2、図3を用いて説明したものと同じである。そのため、重複する説明は省略する。
【0062】
図4は、本発明の第2の実施形態であるタンデム方式のカラー複写機の作像部を示した概略構成図である。図中央部に配置されているのは、無端ベルト状の中間転写体11である。中間転写体11は、3つの支持ローラ51,52,53に掛け渡されて図中時計回りに回転される。3つの支持ローラのうちの一つが駆動ローラである。図において一番左にある支持ローラ51の部分に、画像転写後に中間転写体11上に残留する残留トナーを除去する中間転写体クリーニング装置14および中間転写体11への潤滑剤塗布装置15が設けられている。また、2次転写対向ローラである支持ローラ53よりも中間転写体11の回転方向において下流側、且つ中間転写体クリーニング装置14の上流側に中間転写体の除帯電を行うことができる除帯電チャージャ13が設置されている。除帯電チャージャ13の中間転写体11を挟んだ向かい側には、アースブラシ23が設置される。除帯電チャージャ13には、図示しない電源により直流成分を交流成分に重畳した除電バイアスを印加することができる。
【0063】
また、支持ローラ51と支持ローラ52間に張り渡した中間転写体11の上辺部には、その搬送方向に沿って、ブラック,イエロー,マゼンタ,シアンの4つの作像ユニット50を横に並べて配置してタンデム方式の画像形成部を構成する。各作像ユニット50においては、感光体ドラム1の周囲に各色現像器4や帯電ローラ57の他、電子写真プロセスに必要な図示しない機器が配置されている。そのタンデム画像形成部の上方には、図示しないスキャナユニットが配置される。
【0064】
一方、中間転写体11の下方には、2次転写ユニット30が設けられている。2次転写ユニット30は、図示例では、2つのローラ54,55間に、無端ベルトである2次転写ベルト31を掛け渡して構成している。2次転写ベルト31は、中間転写ユニット10の支持ローラ53に押し当てて配置され、中間転写体11上の画像を転写材に2次転写する。支持ローラ54部にはクリーニング手段39が配置されている。また、もう一方のローラ55は、2次転写バイアスローラとして構成されており、図示しない電源より2次転写バイアスが印加される。
【0065】
2次転写ユニット30の左方には、転写材上の転写画像を定着するための定着装置が設けられている。定着装置は、定着ローラ対5を備えている。
【0066】
上述した2次転写ユニット30は、画像転写後の転写材をこの定着装置5へと搬送する機能も備えている。もちろん、2次転写ユニット30としては、転写ローラや非接触のチャージャを配置してもよく、そのような場合は、転写材の搬送機能を併せて備えることは難しくなる。
【0067】
さて、本実施形態のカラー電子写真装置を用いてコピーをとるときは、図示しないスキャナユニットのコンタクトガラス上に原稿をセットする。そして、図示しない操作パネル上に設けられたスタートスイッチを押すと、スキャナを駆動し、光源からの反射光をミラーで反射することにより図示しない結像レンズを通して図示しない読取りセンサに入れ、原稿情報を読み取る。
【0068】
また、同じく操作パネル上に設けられたスタートスイッチを押すと、図示しない駆動モータで支持ローラ51,52,53の1つを回転駆動して他の2つの支持ローラを従動回転させ、中間転写体11を回転搬送する。同時に、個々の作像ユニット50において感光体1を回転させ、各感光体1上にそれぞれ、ブラック,イエロー,マゼンタ,シアンの単色画像を形成する。そして、中間転写体11の回動とともに、それらの単色画像を1次転写ローラ56に電界を印加することにより中間転写体11上に順次転写して合成カラー画像を形成する。
【0069】
一方、スタートスイッチが押されると、図示しない給紙テーブルから転写材を繰り出し、レジストローラ26に突き当てて一時停止させる。
【0070】
そして、中間転写体11上の合成カラー画像にタイミングを合わせてレジストローラ26を回転し、中間転写体11と2次転写ユニット30との間に転写材を送り込み、この2次転写ユニット30で画像を転写して転写材上にカラー画像を記録する。
【0071】
一方、画像転写後の中間転写体11は、除帯電チャージャ13にて中間転写体11および中間転写体11上の残留トナーの除電を行い、その後中間転写体クリーニング装置14で残留トナーを除去し、タンデム方式の画像形成部による再度の画像形成に備える。
【0072】
清掃シーケンスでは、中間転写体11,各色感光体1,2次転写ベルト31を回転動作させながら、除帯電チャージャ13により、中間転写体11をトナーとは逆極性に帯電させる。これにより、クリーニング装置14に付着していた残留トナーは中間転写体11に静電的に引きつけられて清掃される。その後、中間転写体11に再付着させられた残留トナーは、1次転写部および2次転写部にて感光体1、2次転写ベルト31へと転写され、それぞれのクリーニング手段によりクリーニングが行われる。このジョブを実施することにより、クリーニング装置14および潤滑剤塗布装置15に付着していた残留トナーが一掃され、清掃シーケンスは完了する。なお、清掃シーケンスの終了間際には、中間転写体11の帯電電位がゼロ近くになるよう、通常作像シーケンス時の除電制御が行われる。
【0073】
次に、本実施形態における装置各部のより具体的な構成について説明する。
上記感光体1としては、直径50mmの有機感光体(OPC)を用い、帯電ローラ57によって−200〜−2000Vに一様に帯電させ、これに原稿画像に対応したレーザ光を照射して光書き込みを行い静電潜像を形成する。トナーは負帯電性のものを用いてネガ−ポジ現像を行い、感光体1上にトナー像を形成する。上記中間転写体11として、PVDFを基材とする150μmの樹脂層、ウレタンポリマーを基材とする150μmの弾性層および5μmの表層の3層構成からなる弾性転写ベルトを採用した。また、この中間転写体11の移動速度を200mm/secに設定した。
【0074】
このような材質で形成した中間転写ベルト全体の体積抵抗率を測定したところ、10〜1014Ω・cmであった。上記各体積抵抗率は、JIS K 6911に記載されている測定方法を用い、電圧100Vを10秒間印加して測定したものである。また、上記中間転写体11の表層側の表面における表面抵抗率を、三菱油化製の抵抗測定器「ハイレスターIP」で測定したところ、10〜1014Ω/cmであった。この表面抵抗率は、上記抵抗測定器を用いるほか、JIS K 6911に記載されている表面抵抗測定法で測定する事もできる。
【0075】
また、中間転写体11を張架するローラ51,52,53としては金属ローラまたは導電性樹脂ローラを用いた。また、1次転写バイアスローラ56には、例えば第1色目のトナー像に対して30μA、第2色目のトナー像に対して32μA、第3色目のトナー像に対して34μA、第4色目のトナーに対して36μAというように、適切な大きさの定電流制御された電界を印加した。
【0076】
また、上記2次転写バイアスローラ55としては、導電性ゴムからなる表面層と、金属又は導電性樹脂からなるコア層とを有するローラを用い、このローラに5〜80μAに定電流制御された転写バイアスを印加した。また、上記2次転写ベルト31としては、PVDF(ポリフッ化ビニリデン)で形成された厚さが100μm、体積抵抗率が1013Ω・cmのベルト材を用いた。
【0077】
また、通常作像シーケンス時、清掃モード時の1次転写手段(56)、2次転写手段(55)、除帯電手段(13)の出力の関係は、次の表2のような出力制御を行うことで良好な結果を得ることができた。
【0078】
【表2】
Figure 0003888862
【0079】
以上、本発明を図示の各実施形態により説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明の範囲内で適宜の変更が可能である。
【0080】
すなわち、上記2つの実施形態では、中間転写ベルト11の除帯電装置13としてチャージャを用いた例について説明したが、本発明は、他の構成の除帯電システムを用いるものにも適用することができる。例えば、中間転写ベルト11の除帯電装置を接触タイプのブラシやローラ状とすることも出来る。
【0081】
また、上記2つの実施形態では、像担持体として感光体ドラムを用いた例について説明したが、本発明は、他の形状の像担持体を用いる者にも適用することができる。例えば、像担持体として無端状感光体ベルトを用いることもできる。
【0082】
また、上記2つの実施形態では、中間転写体11として中間転写ベルトを用いた例について説明したが、本発明は、他の形状の中間転写体を用いるものにも適用することができる。例えば、中間転写体としてドラム状のものを用いることもできる。
【0083】
また、各実施形態における上記中間転写ベルト11の電気的特性(体積抵抗率、表面抵抗率など)、厚さ、構造(単層、2層、…)、材料、材質などは、作像条件などにより適切な物を種々選択して採用することができる。
【0084】
また、上記2つの実施形態では、1次転写の電荷付与手段として接触型のもの(バイアスローラ)を用いた例で説明したが、1次転写の電荷付与手段としては他の形状のものを採用することもできる。例えば、転写ブラシ等の接触型のものや、転写チャージャ等の非接触型のものを用いることもできる。
【0085】
また、各実施形態におおける1次転写バイアスローラ17や2次転写バイアスローラ35、除帯電チャージャ13等の電荷付与手段に加えられる電圧、電流などの値は、上記例に限定されるものではなく、種々の作像条件に応じて好適な値に設定することができる。
【0086】
また、上記2つの実施形態では、2次転写電荷付与手段としてバイアスローラ(35,55)を用いた例について説明したが、2次転写電荷付与手段としては、ブレード、ブラシなどの他の形状の部材を用いたものを採用することができる。
【0087】
また、上記2つの実施形態では、2次転写部において転写材を担持する転写材担持体として転写ベルトを用いているが、本発明は、このベルトに代えてドラムなどの他の形状の部材を用いたものにも適用することができる。
【0088】
また、上記2つの実施形態では、感光体ドラム1の帯電電位が負極性であり、2成分系現像剤を用いた反転現像方式を採用する現像器を備えた場合について説明したが、本発明は、感光体ドラムの帯電電位が負極性であるものに限定されることはなく、また、1成分系現像剤を用いたものや正規現像方式を採用したものにも適用できるものである。
【0089】
もちろん、画像形成装置としては複写機以外のプリンタやファクシミリであっても良いことは言うまでもない。
【0090】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の画像形成装置によれば、除帯電手段を中間転写体の移動方向において2次転写手段の下流且つ潤滑剤塗布手段の上流位置に配置するとともに、除帯電手段により前記中間転写体を現像剤帯電極性と逆極性に帯電させ、前記潤滑剤塗布手段に付着した現像剤を前記中間転写体に捕獲させて潤滑剤塗布手段の清掃が可能なので、その後の作像工程における潤滑剤塗布手段から中間転写体への現像剤再付着を防ぎ、画像劣化のない高品質な画像を得ることができる。
【0091】
また、除帯電手段に直流成分と交流成分を重畳した除電バイアスを印加することにより、残留トナー及び中間転写体の除電をより効果的に行うことができ、残留トナーの中間転写体への再付着をより効果的に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態であるカラー複写機の画像形成部の概略構成図である。
【図2】中間転写ベルトの除電工程を、従来技術と比較しながら説明する模式図である。
【図3】本実施形態の清掃モードにおける、クリーニング手段清掃の作用を説明するための模式図である。
【図4】本発明の第2の実施形態であるタンデム方式のカラー複写機の作像部を示した概略構成図である。
【符号の説明】
1 感光体ドラム(像担持体)
10 中間転写ユニット
11 中間転写ベルト(中間転写体)
13 除帯電チャージャ(除帯電手段)
14 クリーニングブレード(中間転写体クリーニング手段)
15 潤滑剤塗布ブラシ
17 1次転写バイアスローラ
23 アースブラシ
25 除帯電電源
30 2次転写ユニット
35 2次転写バイアスローラ
40 リボルバ現像ユニット
50 作像ユニット

Claims (3)

  1. 像担持体と、中間転写体と、前記像担持体上に形成した顕画像を中間転写体に転写する1次転写手段と、前記中間転写体に転写された顕画像を記録材に転写する2次転写手段と、前記中間転写体上に残留した現像剤を除去するためのクリーニング手段と、前記中間転写体に潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布手段と、前記中間転写体の除帯電を行う除帯電手段とを備える画像形成装置において、
    前記除帯電手段を、前記中間転写体の移動方向において前記2次転写手段の下流且つ前記潤滑剤塗布手段の上流位置に配置するとともに、
    前記除帯電手段により前記中間転写体を現像剤帯電極性と逆極性に帯電させ、前記潤滑剤塗布手段に付着した現像剤を前記中間転写体に捕獲させて潤滑剤塗布手段の清掃が可能なことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記除帯電手段に対向するよう、前記中間転写体の裏側にアース部材を設けたことを特徴とする、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記除帯電手段に直流成分と交流成分を重畳した除電バイアスを印加することを特徴とする、請求項1又は2に記載の画像形成装置。
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