JP2876902B2 - カラー電子写真装置 - Google Patents
カラー電子写真装置Info
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- JP2876902B2 JP2876902B2 JP4165828A JP16582892A JP2876902B2 JP 2876902 B2 JP2876902 B2 JP 2876902B2 JP 4165828 A JP4165828 A JP 4165828A JP 16582892 A JP16582892 A JP 16582892A JP 2876902 B2 JP2876902 B2 JP 2876902B2
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- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G2215/00—Apparatus for electrophotographic processes
- G03G2215/01—Apparatus for electrophotographic processes for producing multicoloured copies
- G03G2215/0167—Apparatus for electrophotographic processes for producing multicoloured copies single electrographic recording member
- G03G2215/0174—Apparatus for electrophotographic processes for producing multicoloured copies single electrographic recording member plural rotations of recording member to produce multicoloured copy
- G03G2215/0183—Reciprocal movement of transfer member across transfer point
Landscapes
- Color Electrophotography (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラー複写機やカラー
プリンタ等に応用できるカラー電子写真装置に関するも
のである。
プリンタ等に応用できるカラー電子写真装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】一般の電子写真方法では、カラー画像を
形成するために、イエロ、マゼンタ、シアンの各色、あ
るいはさらに黒のトナー像を転写材上で重ね合わせる方
法がとられている。このトナー像の重ね合わせを転写材
上で行なう方法としては、転写ドラムに巻き付けた転写
材を繰り返し同一の転写位置に運び、順次形成される各
色トナー像を重ね転写する転写ドラム方式と、複数の像
形成ユニットを並置し別個の転写位置で順次各色のトナ
ー像を転写材に重ね転写する連続転写方式とが一般的で
ある。
形成するために、イエロ、マゼンタ、シアンの各色、あ
るいはさらに黒のトナー像を転写材上で重ね合わせる方
法がとられている。このトナー像の重ね合わせを転写材
上で行なう方法としては、転写ドラムに巻き付けた転写
材を繰り返し同一の転写位置に運び、順次形成される各
色トナー像を重ね転写する転写ドラム方式と、複数の像
形成ユニットを並置し別個の転写位置で順次各色のトナ
ー像を転写材に重ね転写する連続転写方式とが一般的で
ある。
【0003】この後者の連続転写方式を用いたカラー電
子写真装置の例として、特開平2−16580号公報が
ある。図7に特開平2−16580号公報の複写機の像
形成部であるプリンタ部を示す。この例では4色の像形
成のために、それぞれが感光体、露光装置などを有する
4つの像形成ユニットが並び、ベルトに搬送された用紙
がそれぞれの感光体の転写部を通過しトナー像が重ね合
わされる。画像読み取り部から送られたデジタル信号
は、プリンタ部に入力され、それぞれの色信号のレーザ
露光装置、黒1Bk、シアン1C、マゼンタ1M、イエ
ロ1Yに送られる。プリンタ部には4組の像形成ユニッ
ト2Bk、2C、2M、2Yが並置されている。各像形
成ユニット2はそれぞれ同じ構成部材よりなるため、C
用のユニットについて説明し他色のユニットについては
省略する。なお、各色について同じ部分には同じ符号を
付し、各色の構成の区別をつけるために符号に各色を示
す添え字を付す。像形成ユニット2Cは露光装置1Cの
ほかに感光体ドラム3Cを有する。感光体3Cには、帯
電器4C、露光装置1C、現像装置5C、転写帯電器6
C等が公知の電子写真装置と同様に配置されている。帯
電器4Cにより一様に帯電された感光体3Cは、露光装
置1Cによる露光によりシアン像の潜像を形成し、現像
装置5Cにより現像してトナー顕像を形成する。転写紙
(図示せず)は転写ベルト7により搬送され、それぞれ
カラートナー顕像を形成した感光体3Bk、3C、3
M、3Yに順次送られ、転写器6の作用でトナー像を転
写される。このようにして転写紙上にフルカラー像を得
る。
子写真装置の例として、特開平2−16580号公報が
ある。図7に特開平2−16580号公報の複写機の像
形成部であるプリンタ部を示す。この例では4色の像形
成のために、それぞれが感光体、露光装置などを有する
4つの像形成ユニットが並び、ベルトに搬送された用紙
がそれぞれの感光体の転写部を通過しトナー像が重ね合
わされる。画像読み取り部から送られたデジタル信号
は、プリンタ部に入力され、それぞれの色信号のレーザ
露光装置、黒1Bk、シアン1C、マゼンタ1M、イエ
ロ1Yに送られる。プリンタ部には4組の像形成ユニッ
ト2Bk、2C、2M、2Yが並置されている。各像形
成ユニット2はそれぞれ同じ構成部材よりなるため、C
用のユニットについて説明し他色のユニットについては
省略する。なお、各色について同じ部分には同じ符号を
付し、各色の構成の区別をつけるために符号に各色を示
す添え字を付す。像形成ユニット2Cは露光装置1Cの
ほかに感光体ドラム3Cを有する。感光体3Cには、帯
電器4C、露光装置1C、現像装置5C、転写帯電器6
C等が公知の電子写真装置と同様に配置されている。帯
電器4Cにより一様に帯電された感光体3Cは、露光装
置1Cによる露光によりシアン像の潜像を形成し、現像
装置5Cにより現像してトナー顕像を形成する。転写紙
(図示せず)は転写ベルト7により搬送され、それぞれ
カラートナー顕像を形成した感光体3Bk、3C、3
M、3Yに順次送られ、転写器6の作用でトナー像を転
写される。このようにして転写紙上にフルカラー像を得
る。
【0004】さらにまた、USP4905048では、
転写材上に異なる色のトナー像を重ねてカラー像を形成
する他の方法として、転写材を感光体に対して往復移動
させ転写を繰り返し、トナー像を重ね合わせる方法が開
示されている。
転写材上に異なる色のトナー像を重ねてカラー像を形成
する他の方法として、転写材を感光体に対して往復移動
させ転写を繰り返し、トナー像を重ね合わせる方法が開
示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような特開平2−
16580号公報に示される連続転写方式は、色数に等
しい像形成位置が必要なため、感光体に像露光するため
の露光手段が色数だけ必要になり装置が高価になる。さ
らにこの構成では、特開平1−250970号公報にも
例示されているように、露光装置の各色位置合わせには
高精度が要求され、像露光系には特別の工夫と複雑な構
成が必要であるという問題点もある。さらにまた、像形
成位置が複数箇所別個に存在するため、転写材上での各
色の位置合わせも困難となり、前記した露光装置の位置
合わせの困難さと併せて、色ズレが大きくなりやすい構
成であるという問題点も有している。
16580号公報に示される連続転写方式は、色数に等
しい像形成位置が必要なため、感光体に像露光するため
の露光手段が色数だけ必要になり装置が高価になる。さ
らにこの構成では、特開平1−250970号公報にも
例示されているように、露光装置の各色位置合わせには
高精度が要求され、像露光系には特別の工夫と複雑な構
成が必要であるという問題点もある。さらにまた、像形
成位置が複数箇所別個に存在するため、転写材上での各
色の位置合わせも困難となり、前記した露光装置の位置
合わせの困難さと併せて、色ズレが大きくなりやすい構
成であるという問題点も有している。
【0006】さらに、USP4905048に開示され
ている転写材を往復移動させカラー像を形成する例で
は、同一の感光体を用いて各色トナー像を順番に形成す
るために、1)感光体形状が大きくなり、2)転写材を
逆進させるときに転写材を感光体と離接する構造と制御
が複雑、3)各色現像器を感光体と離接する構造と制御
が複雑という問題点を有していた。
ている転写材を往復移動させカラー像を形成する例で
は、同一の感光体を用いて各色トナー像を順番に形成す
るために、1)感光体形状が大きくなり、2)転写材を
逆進させるときに転写材を感光体と離接する構造と制御
が複雑、3)各色現像器を感光体と離接する構造と制御
が複雑という問題点を有していた。
【0007】本発明の目的は上記問題点に鑑み、像露光
系の位置合わせのための複雑な構成が不要で各色の位置
合わせが正確であり、各像形成ユニットの現像剤溜めの
容量を大きくしながらも全体としては小型シンプルな構
成で、かつ感光体や現像器を含む像形成ユニットの構成
が簡単で交換が容易である優れたカラー電子写真装置を
提供するものである。
系の位置合わせのための複雑な構成が不要で各色の位置
合わせが正確であり、各像形成ユニットの現像剤溜めの
容量を大きくしながらも全体としては小型シンプルな構
成で、かつ感光体や現像器を含む像形成ユニットの構成
が簡単で交換が容易である優れたカラー電子写真装置を
提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、各々が回動する感光体とそれぞれ色の異
なるトナーを有する現像手段とを備え、感光体上にそれ
ぞれ異なった色のトナー像を形成する複数の移動可能な
像形成手段と、転写材を担持し往復移動し、かつ同一の
転写位置で感光体上のトナー像を転写材に転写する転写
手段を備える転写搬送手段と、転写位置に対応づけた同
一の露光位置で像露光する露光手段と、複数の像形成手
段が隣接して水平方向に並び設置され、転写位置に対応
しかつ露光位置に対応する像形成位置に複数の像形成手
段のそれぞれを順次移動させる移動手段とを有して、転
写材上に異なる色のトナー像を重ね合わせカラー像形成
を行い、熱定着器により転写材上に定着するカラー電子
写真装置であって、複数の像形成手段の配置順序が黒の
像形成手段を水平方向の最も定着器側の位置に配置する
ことを特徴とするカラー電子写真装置である。
に、本発明は、各々が回動する感光体とそれぞれ色の異
なるトナーを有する現像手段とを備え、感光体上にそれ
ぞれ異なった色のトナー像を形成する複数の移動可能な
像形成手段と、転写材を担持し往復移動し、かつ同一の
転写位置で感光体上のトナー像を転写材に転写する転写
手段を備える転写搬送手段と、転写位置に対応づけた同
一の露光位置で像露光する露光手段と、複数の像形成手
段が隣接して水平方向に並び設置され、転写位置に対応
しかつ露光位置に対応する像形成位置に複数の像形成手
段のそれぞれを順次移動させる移動手段とを有して、転
写材上に異なる色のトナー像を重ね合わせカラー像形成
を行い、熱定着器により転写材上に定着するカラー電子
写真装置であって、複数の像形成手段の配置順序が黒の
像形成手段を水平方向の最も定着器側の位置に配置する
ことを特徴とするカラー電子写真装置である。
【0009】また、本発明は、回動する感光体と、感光
体を帯電する帯電器と、色の異なるトナーと、トナーを
溜め置く現像剤溜めと、感光体を前記トナーで現像する
現像器と、感光体をクリーニングするクリーナとを備
え、感光体上にそれぞれ異なった色のトナー像を形成す
る複数の像形成手段と、転写材を担持し往復移動し、か
つ同一の転写位置で感光体上のトナー像を転写材に転写
する転写手段を備える転写搬送手段と、転写位置に対応
づけた同一の露光位置で像露光する露光手段と、複数の
像形成手段が隣接して水平方向に並置され、転写位置に
対応しかつ露光位置に対応する像形成位置に複数の像形
成手段のそれぞれを順次移動させる移動手段とを有し
て、転写材上に異なる色のトナー像を重ね合わせ転写し
カラー像形成を行い、転写材上にカラー像を得るカラー
電子写真装置であって、像形成手段の現像剤溜めの一部
が、隣接する像形成手段の帯電器の上方空間を利用する
構成であることを特徴とするカラー電子写真装置であ
る。
体を帯電する帯電器と、色の異なるトナーと、トナーを
溜め置く現像剤溜めと、感光体を前記トナーで現像する
現像器と、感光体をクリーニングするクリーナとを備
え、感光体上にそれぞれ異なった色のトナー像を形成す
る複数の像形成手段と、転写材を担持し往復移動し、か
つ同一の転写位置で感光体上のトナー像を転写材に転写
する転写手段を備える転写搬送手段と、転写位置に対応
づけた同一の露光位置で像露光する露光手段と、複数の
像形成手段が隣接して水平方向に並置され、転写位置に
対応しかつ露光位置に対応する像形成位置に複数の像形
成手段のそれぞれを順次移動させる移動手段とを有し
て、転写材上に異なる色のトナー像を重ね合わせ転写し
カラー像形成を行い、転写材上にカラー像を得るカラー
電子写真装置であって、像形成手段の現像剤溜めの一部
が、隣接する像形成手段の帯電器の上方空間を利用する
構成であることを特徴とするカラー電子写真装置であ
る。
【0010】さらにまた、本発明は、回動する感光体
と、感光体を帯電する帯電器と、色の異なるトナーと、
トナーを溜め置く現像剤溜めと、感光体を前記トナーで
現像する現像器と、感光体をクリーニングするクリーナ
とを備え、感光体上にそれぞれ異なった色のトナー像を
形成する複数の像形成手段と、転写材を担持し往復移動
し、かつ同一の転写位置で感光体上のトナー像を転写材
に転写する転写手段を備える転写搬送手段と、転写位置
に対応づけた同一の露光位置で像露光する露光手段と、
複数の像形成手段が隣接して水平方向に並置され、転写
位置に対応しかつ露光位置に対応する像形成位置に複数
の像形成手段のそれぞれを順次移動させる移動手段とを
有して、転写材上に異なる色のトナー像を重ね合わせ転
写しカラー像形成を行い、転写材上にカラー像を得るカ
ラー電子写真装置であって、像形成手段の現像剤溜めの
一部が、隣接する像形成手段のクリーナの上方空間を利
用する構成であることを特徴とするカラー電子写真装置
である。
と、感光体を帯電する帯電器と、色の異なるトナーと、
トナーを溜め置く現像剤溜めと、感光体を前記トナーで
現像する現像器と、感光体をクリーニングするクリーナ
とを備え、感光体上にそれぞれ異なった色のトナー像を
形成する複数の像形成手段と、転写材を担持し往復移動
し、かつ同一の転写位置で感光体上のトナー像を転写材
に転写する転写手段を備える転写搬送手段と、転写位置
に対応づけた同一の露光位置で像露光する露光手段と、
複数の像形成手段が隣接して水平方向に並置され、転写
位置に対応しかつ露光位置に対応する像形成位置に複数
の像形成手段のそれぞれを順次移動させる移動手段とを
有して、転写材上に異なる色のトナー像を重ね合わせ転
写しカラー像形成を行い、転写材上にカラー像を得るカ
ラー電子写真装置であって、像形成手段の現像剤溜めの
一部が、隣接する像形成手段のクリーナの上方空間を利
用する構成であることを特徴とするカラー電子写真装置
である。
【0011】さらにまた、本発明は、各々が回動する感
光体とそれぞれ色の異なるトナーを有する現像手段とを
備え、感光体上にそれぞれ異なった色のトナー像を形成
する複数の移動可能な像形成手段と、転写材を担持し往
復移動し、かつ同一の転写位置で感光体上のトナー像を
転写材に転写する転写手段を備える転写搬送手段と、転
写位置に対応づけた同一の露光位置で像露光する露光手
段と、複数の像形成手段が隣接して水平方向に並置さ
れ、転写位置に対応しかつ露光位置に対応する像形成位
置に複数の像形成手段のそれぞれを順次移動させる移動
手段とを有して、転写材上に異なる色のトナー像を重ね
合わせ転写しカラー像形成を行い、転写材上にカラー像
を得るカラー電子写真装置であって、隣接する像形成手
段がそれぞれ単独に斜め上方向に取り出せる形状である
ことを特徴とするカラー電子写真装置である。
光体とそれぞれ色の異なるトナーを有する現像手段とを
備え、感光体上にそれぞれ異なった色のトナー像を形成
する複数の移動可能な像形成手段と、転写材を担持し往
復移動し、かつ同一の転写位置で感光体上のトナー像を
転写材に転写する転写手段を備える転写搬送手段と、転
写位置に対応づけた同一の露光位置で像露光する露光手
段と、複数の像形成手段が隣接して水平方向に並置さ
れ、転写位置に対応しかつ露光位置に対応する像形成位
置に複数の像形成手段のそれぞれを順次移動させる移動
手段とを有して、転写材上に異なる色のトナー像を重ね
合わせ転写しカラー像形成を行い、転写材上にカラー像
を得るカラー電子写真装置であって、隣接する像形成手
段がそれぞれ単独に斜め上方向に取り出せる形状である
ことを特徴とするカラー電子写真装置である。
【0012】
【作用】本発明は、従来の転写ドラムのような複雑な構
成の転写部を用いず、比較的単純な構成の転写ベルトを
用いてこれに静電的に吸着した転写紙の上でカラー像形
成を行うことにより、簡単な装置構成でしかも紙搬送の
信頼性を向上することができる。
成の転写部を用いず、比較的単純な構成の転写ベルトを
用いてこれに静電的に吸着した転写紙の上でカラー像形
成を行うことにより、簡単な装置構成でしかも紙搬送の
信頼性を向上することができる。
【0013】また、像形成位置が4つの連続転写装置に
比べ、各色の像形成を全て同一位置で行うため露光装置
などの構成が簡単になり、またカラー像の位置合わせが
正確にできる。
比べ、各色の像形成を全て同一位置で行うため露光装置
などの構成が簡単になり、またカラー像の位置合わせが
正確にできる。
【0014】さらに、現像器と感光体を離接するとトナ
ーや現像材の飛び散りの問題が発生し易いが、本発明で
は像形成手段は各色ごとにそれぞれ独立する像形成ユニ
ットを構成するために、像形成位置に各色ユニットを移
動させる際にトナーこぼれなどのトラブルが発生しにく
いという利点がある。
ーや現像材の飛び散りの問題が発生し易いが、本発明で
は像形成手段は各色ごとにそれぞれ独立する像形成ユニ
ットを構成するために、像形成位置に各色ユニットを移
動させる際にトナーこぼれなどのトラブルが発生しにく
いという利点がある。
【0015】さらにまた、カラー電子写真装置であって
も文書のプリントなどでは黒単独での使用が最も頻繁と
なるが、このとき図1に示すように4台並んだ像形成ユ
ニットの最も左端に黒ユニットを配置すると、その間他
色ユニットは熱源である定着器から離れた位置に静置さ
れるので、多数枚プリントを長時間続けても他色ユニッ
トが熱の影響を受けトナー凝固等のトラブルが発生する
ことを避けることができる。
も文書のプリントなどでは黒単独での使用が最も頻繁と
なるが、このとき図1に示すように4台並んだ像形成ユ
ニットの最も左端に黒ユニットを配置すると、その間他
色ユニットは熱源である定着器から離れた位置に静置さ
れるので、多数枚プリントを長時間続けても他色ユニッ
トが熱の影響を受けトナー凝固等のトラブルが発生する
ことを避けることができる。
【0016】さらに、一般的な使用では黒単独での使用
が最も頻繁であるため、作像動作待機時に像形成位置に
黒の像形成ユニットを配置しておくと、前述のように他
色ユニットを熱によるトラブルから守ることができるだ
けでなく、プリント動作開始までの時間を短縮すること
ができる。これにより、本発明のカラー電子写真装置を
黒単独で使用したときに、一般の白黒電子写真装置と比
較して何等遜色のない性能を得ることができる。
が最も頻繁であるため、作像動作待機時に像形成位置に
黒の像形成ユニットを配置しておくと、前述のように他
色ユニットを熱によるトラブルから守ることができるだ
けでなく、プリント動作開始までの時間を短縮すること
ができる。これにより、本発明のカラー電子写真装置を
黒単独で使用したときに、一般の白黒電子写真装置と比
較して何等遜色のない性能を得ることができる。
【0017】また、通常は帯電器の上方部分の空間は何
等利用されず無駄な空間となるが、隣接する像形成ユニ
ットの現像剤溜めの空間として利用すると、4台のユニ
ットを並べたときにユニット群全体としての大きさを変
えることなく空間を最大限有効利用できる。このとき、
各像形成ユニットを斜め上方に引き出せる側面形状、例
えば平行四辺形形状にすると、4台並んだ像形成ユニッ
ト群から1台の像形成ユニットだけを単独で引き出せる
構成にできる。これは、各色毎に像形成手段を交換する
ときにメンテナンス性において非常に優れた効果を生み
出す。
等利用されず無駄な空間となるが、隣接する像形成ユニ
ットの現像剤溜めの空間として利用すると、4台のユニ
ットを並べたときにユニット群全体としての大きさを変
えることなく空間を最大限有効利用できる。このとき、
各像形成ユニットを斜め上方に引き出せる側面形状、例
えば平行四辺形形状にすると、4台並んだ像形成ユニッ
ト群から1台の像形成ユニットだけを単独で引き出せる
構成にできる。これは、各色毎に像形成手段を交換する
ときにメンテナンス性において非常に優れた効果を生み
出す。
【0018】
【実施例】本発明に使用する感光体には、酸化亜鉛、セ
レン、硫化カドミウム、アモルファスシリコン、さらに
フタロシアニンやアゾ顔料を用いた有機感光体等を用い
ることができる。
レン、硫化カドミウム、アモルファスシリコン、さらに
フタロシアニンやアゾ顔料を用いた有機感光体等を用い
ることができる。
【0019】本発明には、トナーと磁性キャリアよりな
る2成分現像剤を用いることができる。本発明に用いる
トナーは、カーボンブラックやフタロシアニンなどの着
色顔料を、アクリル樹脂やポリエステル樹脂などのバイ
ンダ樹脂に分散し粉砕後分級したものである。このトナ
ーは噴霧乾燥によって得られる粉体でも良いし、またパ
ール重合法や乳化重合法等で化学的に合成される粉体で
あっても良い。さらにトナー粒子はそのままキャリアに
混合しても良いし、トナーの表面にシリカ微粒子やフッ
素樹脂微粉末を付着させてから混合したものであっても
良い。用いるトナーの平均粒径は15μm以下が望まし
いが、12μm以下にするとさらにシャープな画像が得
られる。本発明に用いるキャリアは、鉄粉やフェライト
粉などの磁性体、あるいはそれらの表面を樹脂コートし
た粉体、フェライト粉やマグネタイトなどの微粉末を3
0〜80%程度の割合で、スチレン樹脂、エポキシ樹
脂、スチレンアクリル樹脂等に分散混合し粉砕分級した
磁性粉などが用いられる。キャリアの平均粒径は300
μm以下が好ましいが、特に150μm以下にするとト
ナーを均一に帯電することができる。
る2成分現像剤を用いることができる。本発明に用いる
トナーは、カーボンブラックやフタロシアニンなどの着
色顔料を、アクリル樹脂やポリエステル樹脂などのバイ
ンダ樹脂に分散し粉砕後分級したものである。このトナ
ーは噴霧乾燥によって得られる粉体でも良いし、またパ
ール重合法や乳化重合法等で化学的に合成される粉体で
あっても良い。さらにトナー粒子はそのままキャリアに
混合しても良いし、トナーの表面にシリカ微粒子やフッ
素樹脂微粉末を付着させてから混合したものであっても
良い。用いるトナーの平均粒径は15μm以下が望まし
いが、12μm以下にするとさらにシャープな画像が得
られる。本発明に用いるキャリアは、鉄粉やフェライト
粉などの磁性体、あるいはそれらの表面を樹脂コートし
た粉体、フェライト粉やマグネタイトなどの微粉末を3
0〜80%程度の割合で、スチレン樹脂、エポキシ樹
脂、スチレンアクリル樹脂等に分散混合し粉砕分級した
磁性粉などが用いられる。キャリアの平均粒径は300
μm以下が好ましいが、特に150μm以下にするとト
ナーを均一に帯電することができる。
【0020】本発明に用いる像形成ユニットは、中にい
れる現像剤を除きそれぞれ同じ構成部材よりなっている
ので、説明を簡略化するためマゼンタ用の像形成ユニッ
トについて説明し他色については省略する。なお、各色
用について、同じ部分には同じ符号を付し、各色の構成
の区別をつける必要がある場合は、符号に各色を示す文
字を付す。図2から図5において、マゼンタ用像形成ユ
ニット8Mを詳細に示す。なお各図において、隣接し設
置される像形成ユニットの位置を破線で示す。
れる現像剤を除きそれぞれ同じ構成部材よりなっている
ので、説明を簡略化するためマゼンタ用の像形成ユニッ
トについて説明し他色については省略する。なお、各色
用について、同じ部分には同じ符号を付し、各色の構成
の区別をつける必要がある場合は、符号に各色を示す文
字を付す。図2から図5において、マゼンタ用像形成ユ
ニット8Mを詳細に示す。なお各図において、隣接し設
置される像形成ユニットの位置を破線で示す。
【0021】図2において、9はフタロシアニンをポリ
カーボネイト系バインダ樹脂に分散した感光体としての
ドラム状の有機感光体、10は感光体9の軸心と同軸に
固定された磁石、11は感光体をマイナスに帯電するコ
ロナ帯電器、12は感光体の帯電電位を制御するグリッ
ド電極、13はレーザビーム走査光、14は現像剤溜め
である。現像剤溜め14内には、表面をシリコーン樹脂
でコートした粒径100μmの鉄粉キャリア15Mとト
ナー16Mを混合した2成分現像剤17Mをいれ、磁石
10の磁力により感光体9表面に付着させた。用いるト
ナーはポリエステル樹脂に顔料を分散して、さらに添加
剤を加えたものである。18は磁性ステンレス製のトナ
ー規制ブレード、19はアルミニウム製の現像剤回収電
極ローラ、20は現像剤回収電極ローラに電圧を印加す
る交流高圧電源、21は現像剤回収電極ローラ上のトナ
ーをかきおとすポリエステルフィルム製のスクレーパで
ある。22は転写後の感光体表面に残ったトナーを清掃
するクリーナである。感光体9表面での磁束密度は最大
位置で800ガウスである。感光体9の直径は30mm
で、周速120mm/sで回転させた。このユニットは
4台並べたときに、各ユニットを矢印Aの方向に引き出
す事が可能であるという利点を有するが、2点鎖線で示
す帯電器11とクリーナ22の上部空間Bを有効利用で
きないという欠点がある。
カーボネイト系バインダ樹脂に分散した感光体としての
ドラム状の有機感光体、10は感光体9の軸心と同軸に
固定された磁石、11は感光体をマイナスに帯電するコ
ロナ帯電器、12は感光体の帯電電位を制御するグリッ
ド電極、13はレーザビーム走査光、14は現像剤溜め
である。現像剤溜め14内には、表面をシリコーン樹脂
でコートした粒径100μmの鉄粉キャリア15Mとト
ナー16Mを混合した2成分現像剤17Mをいれ、磁石
10の磁力により感光体9表面に付着させた。用いるト
ナーはポリエステル樹脂に顔料を分散して、さらに添加
剤を加えたものである。18は磁性ステンレス製のトナ
ー規制ブレード、19はアルミニウム製の現像剤回収電
極ローラ、20は現像剤回収電極ローラに電圧を印加す
る交流高圧電源、21は現像剤回収電極ローラ上のトナ
ーをかきおとすポリエステルフィルム製のスクレーパで
ある。22は転写後の感光体表面に残ったトナーを清掃
するクリーナである。感光体9表面での磁束密度は最大
位置で800ガウスである。感光体9の直径は30mm
で、周速120mm/sで回転させた。このユニットは
4台並べたときに、各ユニットを矢印Aの方向に引き出
す事が可能であるという利点を有するが、2点鎖線で示
す帯電器11とクリーナ22の上部空間Bを有効利用で
きないという欠点がある。
【0022】同様に像形成に用いる事のできる他の改良
された像形成ユニットを図3に示す。図3において、2
3は隣接する像形成ユニットの形状を考慮し、空間を有
効利用した構成の現像剤溜めである。この像形成ユニッ
トでは現像剤溜めの容量を図2に示すユニットより約
1.5倍に大きくする事ができる。しかし、単独の像形
成ユニット8Mを取り替えるときには、図3中の矢印C
の方向においても、また矢印Dの方向においても、隣接
する像形成ユニットに当たるため抜きさることができな
い。例えば4台並べられた像形成ユニットのうち最も右
側に配置された像形成ユニットを上方に引き出すときに
は、隣接する左側のユニット全てを引き出してからでな
いと取り出せないという欠点がある。したがってこのと
きは像形成ユニットを図面前方向に引き出す構成をとら
なければならないという装置設計上の制約が生じる。
された像形成ユニットを図3に示す。図3において、2
3は隣接する像形成ユニットの形状を考慮し、空間を有
効利用した構成の現像剤溜めである。この像形成ユニッ
トでは現像剤溜めの容量を図2に示すユニットより約
1.5倍に大きくする事ができる。しかし、単独の像形
成ユニット8Mを取り替えるときには、図3中の矢印C
の方向においても、また矢印Dの方向においても、隣接
する像形成ユニットに当たるため抜きさることができな
い。例えば4台並べられた像形成ユニットのうち最も右
側に配置された像形成ユニットを上方に引き出すときに
は、隣接する左側のユニット全てを引き出してからでな
いと取り出せないという欠点がある。したがってこのと
きは像形成ユニットを図面前方向に引き出す構成をとら
なければならないという装置設計上の制約が生じる。
【0023】この図3に示す像形成ユニットの問題点を
改良した像形成ユニットを図4に示す。図4において、
24は隣接する像形成ユニットの帯電器及びクリーナ部
の上部空間を現像剤溜めとして有効利用し、しかも像形
成ユニット単独での取り出しの容易さを考慮したもので
ある。この像形成ユニットでは現像剤溜めの容量を大き
くすることができ、しかもこのユニットを4台並べたと
きでも、図4中の矢印Eの方向に像形成ユニットを単独
で取り出すことが可能になる。この像形成ユニットの構
成を説明する。現像剤溜め24内には、表面をシリコー
ン樹脂でコートした粒径100μmの鉄粉キャリア15
Mとトナー16Mを混合した2成分現像剤17Mをい
れ、固定化された磁石10の磁力により感光体9表面に
付着させる。用いるトナーはポリエステル樹脂に顔料を
分散して、さらに添加剤を加えたものである。25はア
ルミニウム製の現像剤回収電極ローラ、26は現像剤回
収ローラの内部に固定した磁石である。20は現像剤回
収電極ローラに電圧を印加する交流高圧電源、21は現
像剤回収電極ローラ上のトナーをかきおとすポリエステ
ルフィルム製のスクレーパである。22は転写後の感光
体表面に残ったトナーを清掃するクリーナである。
改良した像形成ユニットを図4に示す。図4において、
24は隣接する像形成ユニットの帯電器及びクリーナ部
の上部空間を現像剤溜めとして有効利用し、しかも像形
成ユニット単独での取り出しの容易さを考慮したもので
ある。この像形成ユニットでは現像剤溜めの容量を大き
くすることができ、しかもこのユニットを4台並べたと
きでも、図4中の矢印Eの方向に像形成ユニットを単独
で取り出すことが可能になる。この像形成ユニットの構
成を説明する。現像剤溜め24内には、表面をシリコー
ン樹脂でコートした粒径100μmの鉄粉キャリア15
Mとトナー16Mを混合した2成分現像剤17Mをい
れ、固定化された磁石10の磁力により感光体9表面に
付着させる。用いるトナーはポリエステル樹脂に顔料を
分散して、さらに添加剤を加えたものである。25はア
ルミニウム製の現像剤回収電極ローラ、26は現像剤回
収ローラの内部に固定した磁石である。20は現像剤回
収電極ローラに電圧を印加する交流高圧電源、21は現
像剤回収電極ローラ上のトナーをかきおとすポリエステ
ルフィルム製のスクレーパである。22は転写後の感光
体表面に残ったトナーを清掃するクリーナである。
【0024】さらに別の像形成ユニットを図5に示す。
これは、現像器に従来の電子写真装置で一般的な磁気ブ
ラシ現像法を用いている。図5において、24は隣接す
る像形成ユニットの帯電器及びクリーナ部の上部空間を
有効利用した現像剤溜めである。この像形成ユニットで
は現像剤溜めの容量を大きくする事ができ、しかもこの
ユニットを4台並べたときでも、図5中の矢印Eの方向
に像形成ユニットを単独で取り出すことが可能になる。
このユニットの構成を説明する。現像剤溜め24内に
は、表面をシリコーン樹脂でコートした粒径100μm
の鉄粉キャリア15Mとトナー16Mを混合した2成分
現像剤17Mをいれ、内部に磁石27を有する現像ロー
ラ28に付着させ、現像剤層厚規制部材29により現像
剤層を形成し感光体9を現像する。30は現像ローラに
電圧を印加する高圧電源である。
これは、現像器に従来の電子写真装置で一般的な磁気ブ
ラシ現像法を用いている。図5において、24は隣接す
る像形成ユニットの帯電器及びクリーナ部の上部空間を
有効利用した現像剤溜めである。この像形成ユニットで
は現像剤溜めの容量を大きくする事ができ、しかもこの
ユニットを4台並べたときでも、図5中の矢印Eの方向
に像形成ユニットを単独で取り出すことが可能になる。
このユニットの構成を説明する。現像剤溜め24内に
は、表面をシリコーン樹脂でコートした粒径100μm
の鉄粉キャリア15Mとトナー16Mを混合した2成分
現像剤17Mをいれ、内部に磁石27を有する現像ロー
ラ28に付着させ、現像剤層厚規制部材29により現像
剤層を形成し感光体9を現像する。30は現像ローラに
電圧を印加する高圧電源である。
【0025】(実施例1)以下本発明の第1の実施例の
カラー電子写真装置について、図面を参照しながら説明
する。図1は本発明のカラー電子写真装置の像形成を行
うプリンタ部を描いたものである。
カラー電子写真装置について、図面を参照しながら説明
する。図1は本発明のカラー電子写真装置の像形成を行
うプリンタ部を描いたものである。
【0026】まず、プリンタ部には黒、シアン、マゼン
タ、イエロの各色用の4組の像形成手段としての像形成
ユニット8Bk、8C、8M、8Yがこの順番で並置さ
れている。ここで、各像形成ユニットは図4に示す構成
を用いた。図4を用いて各像形成ユニットの動作を説明
する。感光体9をコロナ帯電器11(印加電圧−5k
V、グリッド12の電圧−500V)を用い、−500
Vに帯電させた。この感光体9にレーザビーム走査光1
3を照射し静電潜像を形成した。このとき感光体の露光
電位は−100Vであった。このようにして静電潜像が
形成された感光体9を現像剤17Mに通過させると、現
像剤17は感光体内部の磁石10に吸着され、その後現
像剤回収電極ローラ25の内部磁石26の磁力によって
現像剤回収電極ローラ25に回収された。この現像剤回
収電極ローラ25には高圧電源20により、−300V
の直流電圧を重畳した400V0-p(ピーク・ツー・ピ
ーク800V)の交流電圧(周波数1kHz)を印加し
た。これにより、感光体9上のトナーは感光体9と現像
剤回収電極ローラ25の間を静電力と同時に磁力を受け
運動しながら移動し、感光体9上には画像部のみにネガ
ポジ反転したトナー像が残った。現像剤回収電極ローラ
25上に付着したトナーは、スクレーパ21によってか
きとり、再び現像剤溜め24内に戻し次の像形成に用い
た。こうして感光体9上にはマゼンタ色のトナー像が得
られた。マゼンタ以外の他の現像器8Bk、8C、8Y
についても同様の構成を有し、同じ動作が行われる。
タ、イエロの各色用の4組の像形成手段としての像形成
ユニット8Bk、8C、8M、8Yがこの順番で並置さ
れている。ここで、各像形成ユニットは図4に示す構成
を用いた。図4を用いて各像形成ユニットの動作を説明
する。感光体9をコロナ帯電器11(印加電圧−5k
V、グリッド12の電圧−500V)を用い、−500
Vに帯電させた。この感光体9にレーザビーム走査光1
3を照射し静電潜像を形成した。このとき感光体の露光
電位は−100Vであった。このようにして静電潜像が
形成された感光体9を現像剤17Mに通過させると、現
像剤17は感光体内部の磁石10に吸着され、その後現
像剤回収電極ローラ25の内部磁石26の磁力によって
現像剤回収電極ローラ25に回収された。この現像剤回
収電極ローラ25には高圧電源20により、−300V
の直流電圧を重畳した400V0-p(ピーク・ツー・ピ
ーク800V)の交流電圧(周波数1kHz)を印加し
た。これにより、感光体9上のトナーは感光体9と現像
剤回収電極ローラ25の間を静電力と同時に磁力を受け
運動しながら移動し、感光体9上には画像部のみにネガ
ポジ反転したトナー像が残った。現像剤回収電極ローラ
25上に付着したトナーは、スクレーパ21によってか
きとり、再び現像剤溜め24内に戻し次の像形成に用い
た。こうして感光体9上にはマゼンタ色のトナー像が得
られた。マゼンタ以外の他の現像器8Bk、8C、8Y
についても同様の構成を有し、同じ動作が行われる。
【0027】再び、図1を用いて、プリンタ部の構成を
説明する。像形成ユニット全体としては、移動手段であ
る移動モータ31に駆動され水平方向に移動可能で、順
次各像形成ユニットが転写搬送ベルト32の、ベルト規
制材33によりやや押し上げられた転写部34に対向し
た像形成位置35に位置することができる。並置されて
いる像形成ユニット8Bk、8C、8M、8Yは、像形
成待機時には図1の状態のように黒ユニット8Bkが像
形成位置に配置されている。
説明する。像形成ユニット全体としては、移動手段であ
る移動モータ31に駆動され水平方向に移動可能で、順
次各像形成ユニットが転写搬送ベルト32の、ベルト規
制材33によりやや押し上げられた転写部34に対向し
た像形成位置35に位置することができる。並置されて
いる像形成ユニット8Bk、8C、8M、8Yは、像形
成待機時には図1の状態のように黒ユニット8Bkが像
形成位置に配置されている。
【0028】36はレーザ露光装置でプリンタ部に入力
された信号で変調されたレーザビーム走査光13を発生
するが、これはミラー37、38により反射されて第1
の像形成位置35にある像形成ユニットの感光体に照射
され潜像を形成する。図1の状態では黒用の像形成ユニ
ット8Bkに作用する。
された信号で変調されたレーザビーム走査光13を発生
するが、これはミラー37、38により反射されて第1
の像形成位置35にある像形成ユニットの感光体に照射
され潜像を形成する。図1の状態では黒用の像形成ユニ
ット8Bkに作用する。
【0029】32は転写搬送ベルトで厚さ100μmの
エンドレスベルト状のポリエステルフィルムよりなり、
駆動ローラ39およびローラ40に巻回し、その表面に
転写紙を吸着して往復移動可能に構成されている。ここ
で、本実施例では駆動ローラ39とローラ40の間の距
離はA4用紙の短手方向の長さ(210mm)の2倍よ
り長い距離(470mm)に設定している。転写搬送ベ
ルトの右端には、給紙部41から送られてくる用紙を転
写搬送ベルトに吸着させるための吸着帯電器42が設け
られ、転写部35には転写帯電器43、左端には転写搬
送ベルトより剥離されて定着器44へ送る用紙を除電す
るための除電器45が配置されている。46は定着後の
用紙を排出する排出ローラである。
エンドレスベルト状のポリエステルフィルムよりなり、
駆動ローラ39およびローラ40に巻回し、その表面に
転写紙を吸着して往復移動可能に構成されている。ここ
で、本実施例では駆動ローラ39とローラ40の間の距
離はA4用紙の短手方向の長さ(210mm)の2倍よ
り長い距離(470mm)に設定している。転写搬送ベ
ルトの右端には、給紙部41から送られてくる用紙を転
写搬送ベルトに吸着させるための吸着帯電器42が設け
られ、転写部35には転写帯電器43、左端には転写搬
送ベルトより剥離されて定着器44へ送る用紙を除電す
るための除電器45が配置されている。46は定着後の
用紙を排出する排出ローラである。
【0030】本実施例では転写搬送ベルトは絶縁性のポ
リエステルフィルムで構成したが、他に例えばポリエス
テル、ウレタンなどにカーボンなどを分散した半導電性
の材料からなるフィルムによって構成することも可能
で、この場合には転写搬送ベルトに帯電時の電荷がたま
りにくいので重ね転写がさらに行いやすくなる。
リエステルフィルムで構成したが、他に例えばポリエス
テル、ウレタンなどにカーボンなどを分散した半導電性
の材料からなるフィルムによって構成することも可能
で、この場合には転写搬送ベルトに帯電時の電荷がたま
りにくいので重ね転写がさらに行いやすくなる。
【0031】なお、装置内で紙がつまって取り除かなけ
ればならないときには、図1のF部分での紙詰まり時に
は4つの像形成ユニットを右端(図示の状態)へ、また
G部分での紙詰まり時には左端に移動させて処理すれば
良い。以上が本発明の電子写真装置の主要構成の説明で
ある。
ればならないときには、図1のF部分での紙詰まり時に
は4つの像形成ユニットを右端(図示の状態)へ、また
G部分での紙詰まり時には左端に移動させて処理すれば
良い。以上が本発明の電子写真装置の主要構成の説明で
ある。
【0032】次に、この装置のA4大のカラー像形成時
の動作を説明する。A4用紙(図示せず)を短手方向に
給紙部41より給紙し、吸着帯電器42の作用により転
写搬送ベルト32に吸着させ転写搬送ベルトにのせて像
形成ユニット内での像形成と同じ速度で左方向(以後順
方向と呼ぶ)に移動させる。この時用紙は転写搬送ベル
ト32に確実に吸着されるため、後述のように転写搬送
ベルトを往復移動させても転写搬送ベルトと用紙の位置
が互いにずれることなく、各色のトナー像を重ねるとき
位置合わせしやすい。
の動作を説明する。A4用紙(図示せず)を短手方向に
給紙部41より給紙し、吸着帯電器42の作用により転
写搬送ベルト32に吸着させ転写搬送ベルトにのせて像
形成ユニット内での像形成と同じ速度で左方向(以後順
方向と呼ぶ)に移動させる。この時用紙は転写搬送ベル
ト32に確実に吸着されるため、後述のように転写搬送
ベルトを往復移動させても転写搬送ベルトと用紙の位置
が互いにずれることなく、各色のトナー像を重ねるとき
位置合わせしやすい。
【0033】まず最初は、像形成ユニットは図1に示す
位置にあり、黒の像形成ユニット8Bkが像形成位置3
5で転写部34に対向している。図右から転写搬送ベル
ト32に乗って運ばれる用紙のタイミングを合わせて、
レーザ露光装置36により黒の信号光が像形成ユニット
8Bkに入力され、黒トナーによる像形成が行われる。
この時像形成ユニット8Bkの像形成の速度(感光体の
周速に等しい)と転写搬送ベルトの移動速度は同一にな
るように設定されており、像形成されるとともに、同時
に用紙の移動に伴って転写帯電器43の作用で黒トナー
像が転写紙に転写される。黒のトナー像がすべて転写し
終わって用紙の後端が転写部を通過した直後に、転写搬
送ベルト32の移動を一旦止めて次に前と逆方向(以後
逆方向と呼ぶ)に、先の順方向移動速度より大きい速度
で移動させる。この時用紙の先端は、転写搬送ベルト3
2の長さが充分長いため駆動ローラ39の手前で止ま
り、転写搬送ベルトから剥離することはない。
位置にあり、黒の像形成ユニット8Bkが像形成位置3
5で転写部34に対向している。図右から転写搬送ベル
ト32に乗って運ばれる用紙のタイミングを合わせて、
レーザ露光装置36により黒の信号光が像形成ユニット
8Bkに入力され、黒トナーによる像形成が行われる。
この時像形成ユニット8Bkの像形成の速度(感光体の
周速に等しい)と転写搬送ベルトの移動速度は同一にな
るように設定されており、像形成されるとともに、同時
に用紙の移動に伴って転写帯電器43の作用で黒トナー
像が転写紙に転写される。黒のトナー像がすべて転写し
終わって用紙の後端が転写部を通過した直後に、転写搬
送ベルト32の移動を一旦止めて次に前と逆方向(以後
逆方向と呼ぶ)に、先の順方向移動速度より大きい速度
で移動させる。この時用紙の先端は、転写搬送ベルト3
2の長さが充分長いため駆動ローラ39の手前で止ま
り、転写搬送ベルトから剥離することはない。
【0034】一方、転写搬送ベルトの逆方向移動開始と
ほぼ同時に、像形成ユニット群8Bk、8C、8M、8
Yは全体が移動モータ31に駆動されて一体的に図1の
左方向に移動する。このとき、用紙が逆方向に移動して
その後端が転写部34を通過した直後に、像形成ユニッ
ト8Cが像形成位置35に達するように、転写搬送ベル
ト32の逆方向移動速度と、像形成ユニットの移動時間
を設定する。用紙後端が転写部34を右方向に通過し、
像形成ユニット8Cが像形成位置35に到着後、再び転
写搬送ベルト32は一定速度で順方向に移動させる。前
と同様に今度はレーザ露光装置36がシアン信号を像形
成ユニット8Cに入力しシアンのトナー像の形成と転写
が行われる。このとき転写搬送ベルト32の移動開始
は、信号光の書き込みの開始に対し、用紙上の黒のトナ
ー像に次のシアンのトナー像が位置的に合致するように
タイミングを制御する。
ほぼ同時に、像形成ユニット群8Bk、8C、8M、8
Yは全体が移動モータ31に駆動されて一体的に図1の
左方向に移動する。このとき、用紙が逆方向に移動して
その後端が転写部34を通過した直後に、像形成ユニッ
ト8Cが像形成位置35に達するように、転写搬送ベル
ト32の逆方向移動速度と、像形成ユニットの移動時間
を設定する。用紙後端が転写部34を右方向に通過し、
像形成ユニット8Cが像形成位置35に到着後、再び転
写搬送ベルト32は一定速度で順方向に移動させる。前
と同様に今度はレーザ露光装置36がシアン信号を像形
成ユニット8Cに入力しシアンのトナー像の形成と転写
が行われる。このとき転写搬送ベルト32の移動開始
は、信号光の書き込みの開始に対し、用紙上の黒のトナ
ー像に次のシアンのトナー像が位置的に合致するように
タイミングを制御する。
【0035】以上の動作を、マゼンタ、イエロについて
も同様に行い、転写紙上に4色のトナー像を位置的に合
致して重ね合わせカラー像を形成する。最後のイエロト
ナー像の転写後、今度は転写搬送ベルト32をそのまま
順方向に移動させ、カラー像が形成された転写紙を除電
器45により除電しながら転写搬送ベルト32より分離
し、さらに定着器44によりトナー像を定着し、最後に
排出ローラ46を経て装置外に排出する。
も同様に行い、転写紙上に4色のトナー像を位置的に合
致して重ね合わせカラー像を形成する。最後のイエロト
ナー像の転写後、今度は転写搬送ベルト32をそのまま
順方向に移動させ、カラー像が形成された転写紙を除電
器45により除電しながら転写搬送ベルト32より分離
し、さらに定着器44によりトナー像を定着し、最後に
排出ローラ46を経て装置外に排出する。
【0036】なお、転写搬送ベルト32の駆動ローラ3
9とローラ40の間の距離は、像形成ユニット群の図1
の横方向の合計長さの4分の7の長さより大きく設定す
るので、像形成ユニットのそれぞれが像形成位置に到達
するまで、像形成ユニット群が一体的に移動しても、吸
着帯電器42及び除電器45にあたることはない。以上
が本実施例の電子写真装置の、A4カラーモード時の動
作の説明である。
9とローラ40の間の距離は、像形成ユニット群の図1
の横方向の合計長さの4分の7の長さより大きく設定す
るので、像形成ユニットのそれぞれが像形成位置に到達
するまで、像形成ユニット群が一体的に移動しても、吸
着帯電器42及び除電器45にあたることはない。以上
が本実施例の電子写真装置の、A4カラーモード時の動
作の説明である。
【0037】次に単色モード時の動作を説明する。単色
モード時は、まず最初に転写紙が転写位置に達する前
に、所定の色の像形成ユニットを像形成位置35に移動
させる。次に前と同様にして所定の色の像形成および転
写を行い、今度は転写後もそのまま転写搬送ベルト32
を順方向に移動し続けて定着する。したがって単色モー
ド時は、A4以上の大きさの例えばA3用紙でも使用可
能となるのが本発明のカラー電子写真装置の特徴であ
る。
モード時は、まず最初に転写紙が転写位置に達する前
に、所定の色の像形成ユニットを像形成位置35に移動
させる。次に前と同様にして所定の色の像形成および転
写を行い、今度は転写後もそのまま転写搬送ベルト32
を順方向に移動し続けて定着する。したがって単色モー
ド時は、A4以上の大きさの例えばA3用紙でも使用可
能となるのが本発明のカラー電子写真装置の特徴であ
る。
【0038】以上が第1の実施例の構成と動作の説明で
ある。 (実施例2)別の実施例について図6を用い説明する。
実施例1と像形成ユニットの構成が異なる。プリンタ部
には黒、シアン、マゼンタ、イエロの各色用の4組の像
形成手段としての像形成ユニット8Bk、8C、8M、
8Yが並んで配置されている。像形成ユニットは図5の
構成を用いた。以下図5を用いてその動作を説明する。
感光体9をコロナ帯電器11(印加電圧−5kV、グリ
ッド12の電圧−500V)で、−500Vに帯電させ
た。この感光体9にレーザビーム走査光13を照射し静
電潜像を形成した。この静電潜像をM現像剤17Mを担
持した現像ローラ28で現像した。このとき現像ローラ
28には高圧電源30により−400Vの直流電圧を印
加した。マゼンタ以外の他の現像器8Bk、8C、8Y
についても同様の構成を有し、同じ動作が行われる。
ある。 (実施例2)別の実施例について図6を用い説明する。
実施例1と像形成ユニットの構成が異なる。プリンタ部
には黒、シアン、マゼンタ、イエロの各色用の4組の像
形成手段としての像形成ユニット8Bk、8C、8M、
8Yが並んで配置されている。像形成ユニットは図5の
構成を用いた。以下図5を用いてその動作を説明する。
感光体9をコロナ帯電器11(印加電圧−5kV、グリ
ッド12の電圧−500V)で、−500Vに帯電させ
た。この感光体9にレーザビーム走査光13を照射し静
電潜像を形成した。この静電潜像をM現像剤17Mを担
持した現像ローラ28で現像した。このとき現像ローラ
28には高圧電源30により−400Vの直流電圧を印
加した。マゼンタ以外の他の現像器8Bk、8C、8Y
についても同様の構成を有し、同じ動作が行われる。
【0039】再び、図6を用いて、プリンタ部の構成を
説明する。並んで配置されている像形成ユニット8B
k、8C、8M、8Yは全体として移動手段である移動
モータ31に駆動され横方向に移動可能で、順次各像形
成ユニットが転写搬送ベルト32の、ベルト規制材33
によりやや押し上げられた転写部34に対向した像形成
位置35に位置することができる。その他の構成は図1
の構成と同じである。
説明する。並んで配置されている像形成ユニット8B
k、8C、8M、8Yは全体として移動手段である移動
モータ31に駆動され横方向に移動可能で、順次各像形
成ユニットが転写搬送ベルト32の、ベルト規制材33
によりやや押し上げられた転写部34に対向した像形成
位置35に位置することができる。その他の構成は図1
の構成と同じである。
【0040】A4用紙を短手方向に、給紙部41より給
紙し、吸着帯電器42の作用により転写搬送ベルト32
に吸着させながら転写搬送ベルトにのせて一定の速度で
順方向に移動させる。まず、黒用の像形成ユニット8B
kを像形成位置35に配置し、転写部34に対向させ
る。図右から転写搬送ベルト32に乗って運ばれる用紙
のタイミングを合わせて、レーザ露光装置36により黒
の信号光が像形成ユニット8Bkに入力され、黒トナー
による像形成が行われる。黒のトナー像がすべて転写し
終わって用紙の後端が転写部を通過した直後に、転写搬
送ベルト32の移動を一旦止めて次に逆方向に移動させ
る。一方、転写搬送ベルトの逆方向移動開始とほぼ同時
に、像形成ユニット群8Bk、8C、8M、8Yは全体
が移動モータ31に駆動されて一体的に図6の左方向に
移動する。つぎにシアン信号を像形成ユニット8Cに入
力しシアンのトナー像の形成と転写を行なう。同様の動
作を、マゼンタ、イエロについて行い用紙上に4色のト
ナー像を重ね合わせカラー像を得る。最後のイエロトナ
ー像の転写後は転写搬送ベルト32をそのまま順方向に
移動し、定着器44により定着する。以上が、第2の実
施例のカラー電子写真装置の構成と動作の説明である。
紙し、吸着帯電器42の作用により転写搬送ベルト32
に吸着させながら転写搬送ベルトにのせて一定の速度で
順方向に移動させる。まず、黒用の像形成ユニット8B
kを像形成位置35に配置し、転写部34に対向させ
る。図右から転写搬送ベルト32に乗って運ばれる用紙
のタイミングを合わせて、レーザ露光装置36により黒
の信号光が像形成ユニット8Bkに入力され、黒トナー
による像形成が行われる。黒のトナー像がすべて転写し
終わって用紙の後端が転写部を通過した直後に、転写搬
送ベルト32の移動を一旦止めて次に逆方向に移動させ
る。一方、転写搬送ベルトの逆方向移動開始とほぼ同時
に、像形成ユニット群8Bk、8C、8M、8Yは全体
が移動モータ31に駆動されて一体的に図6の左方向に
移動する。つぎにシアン信号を像形成ユニット8Cに入
力しシアンのトナー像の形成と転写を行なう。同様の動
作を、マゼンタ、イエロについて行い用紙上に4色のト
ナー像を重ね合わせカラー像を得る。最後のイエロトナ
ー像の転写後は転写搬送ベルト32をそのまま順方向に
移動し、定着器44により定着する。以上が、第2の実
施例のカラー電子写真装置の構成と動作の説明である。
【0041】
【発明の効果】本発明は上記した構成によって、複雑な
構成の転写ドラムを用いずに各色の像形成がすべて同一
の像形成位置で行われるため、シンプルな構成で正確な
色同士の位置合わせが行え、かつ像形成手段は各色ごと
にそれぞれ独立してひとつの像形成手段として完結して
いるため構成が単純で、また各色毎に像形成手段を容易
に交換することができる等のメンテナンス性も優れたも
のとなる。
構成の転写ドラムを用いずに各色の像形成がすべて同一
の像形成位置で行われるため、シンプルな構成で正確な
色同士の位置合わせが行え、かつ像形成手段は各色ごと
にそれぞれ独立してひとつの像形成手段として完結して
いるため構成が単純で、また各色毎に像形成手段を容易
に交換することができる等のメンテナンス性も優れたも
のとなる。
【0042】また、各像形成ユニットの現像剤溜めの容
量を大きくしながらも全体としては小型シンプルな構成
を保ち、かつ感光体や現像器を含む像形成ユニットの構
成が簡単で交換が容易である優れたカラー電子写真装置
が得られる。
量を大きくしながらも全体としては小型シンプルな構成
を保ち、かつ感光体や現像器を含む像形成ユニットの構
成が簡単で交換が容易である優れたカラー電子写真装置
が得られる。
【図1】本発明の第1の実施例におけるカラー電子写真
装置の構成図
装置の構成図
【図2】本発明に用いる像形成ユニットの構成図
【図3】本発明に用いる像形成ユニットの構成図
【図4】本発明の第1の実施例に用いる像形成ユニット
の構成図
の構成図
【図5】本発明の第2の実施例に用いる像形成ユニット
の構成図
の構成図
【図6】本発明の第2の実施例におけるカラー電子写真
装置の構成図
装置の構成図
【図7】従来のカラー電子写真装置の概略図
8 像形成ユニット 9 感光体 10 磁石 11 コロナ帯電器 13 レーザ露光 14・24 現像剤溜め 25 電極ローラ 20・30 高圧電源 32 転写搬送ベルト 31 ユニット移動手段 35 像形成位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−67970(JP,A) 特開 平3−50572(JP,A) 特開 平2−135379(JP,A) 特開 昭62−71971(JP,A) 特開 平1−261673(JP,A) 特開 平4−147874(JP,A) 特開 昭63−212960(JP,A) 特開 平5−72866(JP,A) 実開 昭61−167655(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03G 13/01 G03G 15/01 - 15/01 117
Claims (6)
- 【請求項1】各々が回動する感光体とそれぞれ色の異な
るトナーを有する現像手段とを備え、前記感光体上にそ
れぞれ異なった色のトナー像を形成する複数の移動可能
な像形成手段と、 転写材を担持し往復移動し、かつ同一の転写位置で前記
感光体上のトナー像を前記転写材に転写する転写手段を
備える転写搬送手段と、 前記転写位置に対応づけた同一の露光位置で像露光する
露光手段と、 前記複数の像形成手段が隣接して水平方向に並び設置さ
れ、前記転写位置に対応しかつ前記露光位置に対応する
像形成位置に前記複数の像形成手段のそれぞれを同一露
光位置に順次移動させる移動手段とを有して、 前記転写材上に異なる色のトナー像を重ね合わせカラー
像形成を行い、熱定着器により前記転写材上に定着する
カラー電子写真装置であって、 前記複数の像形成手段の配置順序が黒の像形成手段を水
平方向の最も定着器側の位置に配置することを特徴とす
るカラー電子写真装置。 - 【請求項2】カラー電子写真装置の作像動作待機時に
は、黒の像形成手段が像形成位置に位置することを特徴
とする特許請求項1記載のカラー電子写真装置 - 【請求項3】回動する感光体と、前記感光体を帯電する
帯電器と、色の異なるトナーと、トナーを溜め置く現像
剤溜めと、前記感光体を前記トナーで現像する現像器
と、前記感光体をクリーニングするクリーナとを備え、
前記感光体上にそれぞれ異なった色のトナー像を形成す
る複数の像形成手段と、 転写材を担持し往復移動し、かつ同一の転写位置で前記
感光体上のトナー像を前記転写材に転写する転写手段を
備える転写搬送手段と、 前記転写位置に対応づけた同一の露光位置で像露光する
露光手段と、 前記複数の像形成手段が隣接して水平方向に並置され、
前記転写位置に対応しかつ前記露光位置に対応する像形
成位置に前記複数の像形成手段のそれぞれを順次移動さ
せる移動手段とを有して、前記転写材上に異なる色のト
ナー像を重ね合わせ転写しカラー像形成を行い、前記転
写材上にカラー像を得るカラー電子写真装置であって、 前記像形成手段の現像剤溜めの一部が、隣接する像形成
手段の前記帯電器の上方空間を利用する構成であること
を特徴とするカラー電子写真装置。 - 【請求項4】回動する感光体と、前記感光体を帯電する
帯電器と、色の異なるトナーと、トナーを溜め置く現像
剤溜めと、前記感光体を前記トナーで現像する現像器
と、前記感光体をクリーニングするクリーナとを備え、
前記感光体上にそれぞれ異なった色のトナー像を形成す
る複数の像形成手段と、 転写材を担持し往復移動し、かつ同一の転写位置で前記
感光体上のトナー像を前記転写材に転写する転写手段を
備える転写搬送手段と、 前記転写位置に対応づけた同一の露光位置で像露光する
露光手段と、 前記複数の像形成手段が隣接して水平方向に並置され、
前記転写位置に対応しかつ前記露光位置に対応する像形
成位置に前記複数の像形成手段のそれぞれを順次移動さ
せる移動手段とを有して、前記転写材上に異なる色のト
ナー像を重ね合わせ転写しカラー像形成を行い、前記転
写材上にカラー像を得るカラー電子写真装置であって、 前記像形成手段の現像剤溜めの一部が、隣接する像形成
手段の前記クリーナの上方空間を利用する構成であるこ
とを特徴とするカラー電子写真装置。 - 【請求項5】各々が回動する感光体とそれぞれ色の異な
るトナーを有する現像手段とを備え、前記感光体上にそ
れぞれ異なった色のトナー像を形成する複数の移動可能
な像形成手段と、 転写材を担持し往復移動し、かつ同一の転写位置で前記
感光体上のトナー像を前記転写材に転写する転写手段を
備える転写搬送手段と、 前記転写位置に対応づけた同一の露光位置で像露光する
露光手段と、 前記複数の像形成手段が隣接して水平方向に並置され、
前記転写位置に対応しかつ前記露光位置に対応する像形
成位置に前記複数の像形成手段のそれぞれを順次移動さ
せる移動手段とを有して、 前記転写材上に異なる色のトナー像を重ね合わせ転写し
カラー像形成を行い、前記転写材上にカラー像を得るカ
ラー電子写真装置であって、 前記隣接する像形成手段がそれぞれ単独に斜め上方向に
取り出せる形状であることを特徴とするカラー電子写真
装置。 - 【請求項6】像形成手段の側面形状が略平行四辺形であ
ることを特徴とする請求項4または5記載のカラー電子
写真装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4165828A JP2876902B2 (ja) | 1992-06-24 | 1992-06-24 | カラー電子写真装置 |
DE69315751T DE69315751T2 (de) | 1992-06-24 | 1993-06-22 | Elektrophotographisches Farbegerät |
EP93109902A EP0575947B1 (en) | 1992-06-24 | 1993-06-22 | Color electrophotographic apparatus |
US08/079,881 US5303018A (en) | 1992-06-24 | 1993-06-23 | Color electrophotographic apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4165828A JP2876902B2 (ja) | 1992-06-24 | 1992-06-24 | カラー電子写真装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH063919A JPH063919A (ja) | 1994-01-14 |
JP2876902B2 true JP2876902B2 (ja) | 1999-03-31 |
Family
ID=15819778
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4165828A Expired - Fee Related JP2876902B2 (ja) | 1992-06-24 | 1992-06-24 | カラー電子写真装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2876902B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1610188B1 (en) | 2004-06-22 | 2012-03-07 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Image-forming device |
US7555238B2 (en) | 2004-09-29 | 2009-06-30 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Image-forming device and angularly shifted belt unit |
US7778567B2 (en) | 2004-09-29 | 2010-08-17 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus and image forming unit |
JP4742562B2 (ja) * | 2004-10-19 | 2011-08-10 | ブラザー工業株式会社 | 画像形成装置 |
JP4710476B2 (ja) * | 2004-10-28 | 2011-06-29 | ブラザー工業株式会社 | 画像形成装置 |
JP4815932B2 (ja) * | 2004-10-29 | 2011-11-16 | ブラザー工業株式会社 | プロセスカートリッジおよび画像形成装置 |
US8663482B2 (en) | 2008-03-25 | 2014-03-04 | Tsukishima Kikai Co., Ltd. | Solid-liquid separating device, filtering apparatus, and solid-liquid separating method |
-
1992
- 1992-06-24 JP JP4165828A patent/JP2876902B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JPH063919A (ja) | 1994-01-14 |
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