[go: up one dir, main page]

JP2001232209A - 有機高分子シロキサン触媒 - Google Patents

有機高分子シロキサン触媒

Info

Publication number
JP2001232209A
JP2001232209A JP2000045861A JP2000045861A JP2001232209A JP 2001232209 A JP2001232209 A JP 2001232209A JP 2000045861 A JP2000045861 A JP 2000045861A JP 2000045861 A JP2000045861 A JP 2000045861A JP 2001232209 A JP2001232209 A JP 2001232209A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
catalyst
hydrocarbon group
sulfonic acid
containing hydrocarbon
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000045861A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidekazu Ookubo
英主 大久保
Kazuyo Matsu
和世 松
Takao Araki
隆夫 荒木
Toshihiro Takai
敏浩 高井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Chemicals Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Chemicals Inc filed Critical Mitsui Chemicals Inc
Priority to JP2000045861A priority Critical patent/JP2001232209A/ja
Publication of JP2001232209A publication Critical patent/JP2001232209A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

Landscapes

  • Catalysts (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】反応時間の経過と共に低下する触媒活性、所謂
触媒の劣化を抑制し、触媒入替え期間を短縮できるビス
フェノールAの製造において有利な有機高分子シロキサ
ン触媒を提供することを目的とするものである。 【解決手段】スルホン酸基含有炭化水素基とメルカプト
基含有炭化水素基を共に有する有機高分子シロキサン触
媒おいて、メソポーラス部の細孔径20〜200Åの範
囲における平均細孔径が25〜80Åであることを特徴
とする有機高分子シロキサン触媒。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有機高分子シロキ
サン触媒に関し、詳しくはスルホン酸基含有炭化水素基
とメルカプト基含有炭化水素基を共に有する有機高分子
シロキサン触媒に関する。これら触媒は、アセトンとフ
ェノールとの脱水縮合によりビスフェノールA製造用触
媒として用いられる。
【0002】
【従来の技術】ビスフェノールA[2,2−ビス(4−
ヒドロキシフェニル)プロパン]は通常、固体触媒にア
セトンとモル比にして8〜15倍の過剰のフェノールを
通液する、いわゆる固定床流通反応の形態で連続的に製
造されている。
【0003】従来、これらの固体触媒としては、陽イオ
ン交換樹脂もしくはメルカプトアルキルアミンを部分的
に中和し、メルカプト基を固定化したメルカプト変性陽
イオン交換樹脂等を用いる技術が知られている。
【0004】また、イオン交換樹脂触媒以外の固体触媒
については、例えば特開平8−208545号、特開平
9−110767号、特開平9−110989号及び特
開平10−225638号公報にスルホン酸基含有炭化
水素基とメルカプト基含有炭化水素基を共に有する有機
高分子シロキサン触媒を固体触媒とする技術が記載され
ており、この有機高分子シロキサン触媒はイオン交換樹
脂触媒と比較して触媒活性及び選択性が非常に高い触媒
であることが知られている。
【0005】これら有機高分子シロキサン触媒は一般的
に異種アルコキシシラン類の加水分解、それに次ぐ脱水
縮合、いわゆるゾル−ゲル法により合成される多孔性物
質である。通常その比表面積は500〜1500m2
gであり、また、200Å以上のマクロポーラス部、2
0〜200Åの範囲のメソポーラス部の細孔径を有して
いる。そのメソポーラス部分の平均細孔径は通常20〜
100Åである。
【0006】また、有機高分子シロキサン触媒を固定床
流通反応で用いる際には、特開平6−172241号公
報に記載のメルカプト変性陽イオン交換樹脂触媒を固定
床流通反応で用いる場合と同様、有機高分子シロキサン
触媒の場合も、原料に微量の水を添加することで触媒寿
命が大幅に向上することも知られている。
【0007】しかしながら、この有機高分子シロキサン
触媒では、原料への水添加を行っても、反応時間の経過
と共に触媒活性が連続的に低下するという大きな問題点
がまだ解決されておらず、現在に至るまで工業化には至
っていない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述の方法により得ら
れた有機高分子シロキサン触媒は反応時間の経過と共に
触媒活性が連続的に低下する触媒劣化が激しいために実
際の使用に耐えない。そのような触媒をそのまま固定床
に充填すると、触媒入替え期間が短くなり、生産物の生
産コストが増加するなどの問題が生じ、工業的に不利で
あった。
【0009】本発明は、有機高分子シロキサン触媒にお
ける細孔径を適切な範囲に制限することにより、触媒の
劣化を抑制した触媒を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、かかる問
題点を解決するため鋭意研究を行い、スルホン酸基含有
炭化水素基とメルカプト基含有炭化水素基を共に有する
有機高分子シロキサン触媒におけるメソポーラス部(2
0〜200Å)の平均細孔径を変化させ得るところに注
目した結果、メソポーラス部における細孔径を適切な範
囲に制限することにより、触媒の劣化を大幅に抑制し、
しかも連続的にビスフェノールAを製造できることを見
出し、本発明を完成するに至ったものである。
【0011】即ち、本発明は、スルホン酸基含有炭化水
素基とメルカプト基含有炭化水素基を共に有する有機高
分子シロキサン触媒おいて、メソポーラス部の細孔径2
0〜200Åの範囲における平均細孔径が25〜80Å
であることを特徴とする有機高分子シロキサン触媒であ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明におけるスルホン酸基含有
炭化水素基とメルカプト基含有炭化水素基を有する有機
高分子シロキサン触媒とは、特開平8−208545
号、特開平9−110989号 、特開平10−225
638号公報に記載されているシロキサン結合からなる
シリカマトリックス中に部分的にスルホン酸基含有炭化
水素基とメルカプト基含有炭化水素基が直接シリカマト
リックス中のケイ素原子と炭素−ケイ素結合またはメル
カプト基−ケイ素結合により結合した構造を有する有機
高分子シロキサンである。
【0013】スルホン酸基含有炭化水素基を有する炭化
水素基は、少なくとも1個のスルホン酸基(−SO3
H)を有する炭化水素基で有ればいかなる炭化水素基で
あっても本発明に使用することが可能であるが、好まし
くはスルホン酸基含有炭化水素基を少なくとも1個有す
る炭素数1以上20以下の炭化水素基であり、好ましく
は炭素数6以上20以下、更に好ましくは炭素数6以上
15以下の少なくとも1個のスルホン酸基を有する置換
ないしは無置換の芳香族炭化水素基(芳香族基に直接ス
ルホン酸基が置換された基でも、芳香族基に置換された
炭化水素基にスルホン酸基が置換された基でもよい)、
また好ましくは少なくとも1個のスルホン酸基を有する
炭素数1以上15以下、更に好ましくは炭素数1以上1
0以下の置換ないしは無置換の脂肪族炭化水素(脂環式
化合物を含む)基よりなる群から選ばれた少なくとも1
種の炭化水素基である。
【0014】このようなスルホン酸基含有炭化水素基を
有する炭化水素基の例としては、少なくとも1個のスル
ホン酸基により核置換されたフェニル基、トリル基、ナ
フチル基、メチルナフチル基等の芳香族基、ベンジル
基、ナフチルメチル基等の芳香族置換アルキル基等、少
なくとも1個のスルホン酸基で置換された、メチル基、
エチル基、n−プロピル基、i−プロピル基、n−ブチ
ル基、i−ブチル基、t−ブチル基、直鎖または分枝の
ペンチル基、直鎖または分枝のヘキシル基、直鎖または
分枝のヘプチル基、直鎖または分枝のオクチル基、シク
ロヘキシル基、メチルシクロヘキシル基、エチルシクロ
ヘキシル基等が挙げられる。さらにこれらの芳香族炭化
水素基、または飽和・不飽和の脂肪族炭化水素(脂環式
化合物を含む)基はスルホン酸基の他にハロゲン原子、
アルコキシ基、ニトロ基、ヒドロキシ基等の置換基を有
する炭化水素基であってもよい。
【0015】また、メルカプト基を有する炭化水素基
は、示性式として−SHで表されるメルカプト基を少な
くとも1個有する炭素数1以上20以下の炭化水素基か
ら選ばれた少なくとも1種であり、芳香族炭化水素、ま
たは飽和・不飽和の脂肪族炭化水素(脂環式化合物を含
む)に−SH基が結合した炭化水素基である。好ましく
は芳香族炭化水素、または飽和・不飽和の脂肪族炭化水
素(脂環式化合物を含む)基に−SH基が少なくとも1
個結合した炭化水素基である。
【0016】このようなメルカプト基を有する炭化水素
基の例としては、メルカプトメチル基、2−メルカプト
エチル基、3−メルカプト−n−プロピル基等のメルカ
プトアルキル基類、4−メルカプトシクロヘキシル基、
4−メルカプトメチルシクロヘキシル基等の脂環式炭化
水素基類、p−メルカプトフェニル基、p−メルカプト
メチルフェニル基等のメルカプト芳香族基類等が挙げら
れる。また、これらの芳香族または脂肪族ないしは脂環
式炭化水素基はメルカプト基の他にハロゲン原子、アル
コキシ基、ニトロ基、ヒドロキシ基等の置換基を有する
炭化水素基であってもよい。
【0017】本発明におけるスルホン酸基含有炭化水素
基とメルカプト基含有炭化水素基を有する有機高分子シ
ロキサン触媒において、スルホン酸基含有炭化水素基と
メルカプト基含有炭化水素基とのモル比については、特
に限定されることはないが、好ましくはスルホン酸基含
有炭化水素基のモル量:メルカプト基含有炭化水素基の
モル量=0.5〜1.5:0.5〜1.5であり、さら
に好ましくは1:1である。
【0018】このような有機高分子シロキサン触媒の調
製方法としては、例えば、(1)スルホン酸基含有炭化
水素基を有するアルコキシシランとメルカプト基含有炭
化水素基を有するアルコキシシランとテトラアルコキシ
シランとを任意の割合で混合し、加水分解し、共縮合す
る調製法、(2)水溶性のスルホン酸基含有炭化水素基
を有するアルコキシシランの加水分解物とメルカプトメ
チル基を有するアルコキシシランとテトラアルコキシシ
ランとを任意の割合で混合し、加水分解させて共縮合す
る調製法などの所謂アルコキシシランのゾル−ゲル法に
よる調製法と、(3)スルホン酸基含有炭化水素基を有
する有機高分子シロキサンに存在するシラノール基に、
メルカプト基含有炭化水素基を有するアルコキシシラン
をシリル化し、メルカプト基を固定化する、所謂シリル
化による調製法が知られている。
【0019】これら有機高分子シロキサン触媒は高い触
媒活性を有する多孔性物質であり、その比表面積が50
0〜1500m2/gと高い値を有する。
【0020】本発明で重要なのは、この多孔性物質であ
る有機高分子シロキサン触媒のメソポーラス部における
細孔径の平均細孔径を制限することで、詳しくは不明で
あるが有機高分子シロキサン触媒の寿命が向上すること
を見出したことである。即ち、このメソポーラス部にお
ける20〜200Åの範囲にある細孔径を、平均細孔径
としては25〜80Å、好ましくは30〜70Åの範囲
に制限することにより、触媒の劣化を抑制した有機高分
子シロキサン触媒が得られる。
【0021】これら有機高分子シロキサン触媒のメソポ
ーラス部の細孔径を求める大きさに調製する方法として
は、種々の方法が存在する。例えば、活性点量を変化さ
せることにより細孔径を調節する方法、また有機化合物
をテンプレート剤として用いて調節する方法、さらに熱
処理により調節する方法などがあり、何れの方法を取っ
ても上述した触媒の寿命が格段に向上すると言う効果を
もたらすものである。また、メソポーラス部の細孔分布
の測定は窒素吸着法により測定が可能である。
【0022】
【実施例】以下、本発明を実施例により、具体的に説明
する。しかしながら、この実施例は単なる例示であっ
て、本発明はこれらに限定されるものではない。また、
実施例において、触媒の寿命を300時間後の劣化率
(アセトン転化率において、反応後20時間目の値と3
00時間目の値との差を20時間目の値で除した値)で
表わした。そこで、メソポーラス部の平均細孔径が30
Å以下である触媒の劣化率(比較例1、及び比較例2)
を100とした時、対応する触媒の劣化率を相対値(当
該触媒の劣化率の値を、メソポーラス部の平均細孔径が
30Å以下である触媒の劣化率の値で除して100を乗
じた値)で表わした時の許容範囲が60以内を目安とし
た。
【0023】(1)スルホン酸基含有アルコキシシラン
の合成 滴下ロートを取り付けた2口の500mlの丸底フラス
コに塩化メチレンを200ml入れ、これにフェニルト
リクロロシラン124.02g(0.585mol)を
加え、氷冷した。これに無水硫酸46.80g(0.5
85mol)を塩化メチレン100mlに溶解させた溶
液を窒素気流下30分かけて滴下した後、氷浴を取り外
し室温で1時間攪拌し、スルホン化を行った。滴下ロー
トを取り外し、窒素気流下、油浴を用いて100℃に加
熱し、塩化メチレンを留去した。次いで、エタノール1
61.50gを窒素気流下、塩化水素を取り除きなが
ら、2時間かけて滴下し、エトキシ化反応を行った。得
られた不純物を含むフェニルスルホン酸基含有エトキシ
シランのエタノール溶液238.60gを以下のスルホ
ン酸基含有炭化水素基とメルカプト基含有炭化水素基を
有する有機高分子シロキサン触媒のゾル−ゲル調製にお
けるスルホン酸成分の原料として用いた。
【0024】(2)有機高分子ポリシロキサン触媒の調
製 触媒1 攪拌棒を取り付けた2口の500mlの丸底フラスコに
上記したスルホン酸基含有エトキシシランのエタノール
溶液18.09g(22.00mmol)、テトラエト
キシシラン159.74g(766.77mmol)、
メルカプトメチルトリメトキシシラン3.70g(2
2.00mmol)、エタノール150mlを入れて混
合し、さらに水29.0gを30分かけて滴下した。つ
いでこれを加熱し、65℃で4時間攪拌した。放冷後、
28%アンモニア水10mlと水70.0mlを混合し
た水溶液を滴下し、室温で4時間攪拌した。さらに65
℃で3日間攪拌し、熟成させた。これをエバポレーター
で減圧留去し、白色の固体を得た。ついで2Nの塩酸3
00mlを加え、室温で30分間攪拌する操作を2回繰
り返し、プロトン型に戻した。濾別後、イオン交換水3
00mlで洗浄する操作を2回繰り返して塩酸を取り除
いた。最後に減圧下、100℃で6時間乾燥した。
【0025】以上の操作によりスルホン酸基含有炭化水
素基とメルカプト基含有炭化水素基を有する有機高分子
シロキサン57.3gを得、触媒1とした。この触媒1
の固体酸量を測定したところ、0.37meq/gであ
った。また、BET法でガス吸着法により測定した比表
面積は666m2/gであり、窒素吸着法によりメソポ
ーラス部(20〜200Å)の細孔分布を測定した結
果、平均細孔径は40Å、細孔容積は0.67ml/g
であった。
【0026】触媒2 有機高分子シロキサン触媒2の調製を上記触媒1の合成
と同様の方法において、表1に示す条件にて行った。結
果を表1に示す。
【0027】触媒3〜5 メルカプトメチルトリメトキシシランをメルカプトプロ
ピルトリメトキシシランに代えた他は有機高分子シロキ
サン触媒3〜5の調製を上記触媒1の合成と同様の方法
において、表1に示す条件にて行った。結果を表1に示
す。
【0028】実施例1 有機高分子シロキサン触媒1、26.9g(50cc)
を円筒形反応器(直径2.2cm、長さ40cm、触媒
層13cm)に充填した。この反応器の下側からモル比
が5:1:0.5のフェノール/アセトン/水の混合物
を20.00g/hrの速度で触媒中を通過させた。反
応温度は100℃とし、20時間後に得られた反応生成
物を液体クロマトグラフィーで分析した結果、アセトン
の転化率は88%であり、ビスフェノールA類([2,
2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン]、[2
−(2’−ヒドロキシフェニル)、2−(4’−ヒドロ
キシフェニル)プロパン])の選択率は92%であっ
た。
【0029】300時間後に得られた反応生成物を同様
に、液体クロマトグラフィーで分析した結果、アセトン
の転化率は86%であった。また、上述の方法により計
算した触媒寿命を評価する触媒の劣化率は、300時間
で2.3%、劣化率の相対値は、比較例1を100とし
て16.7であった。結果を表1に示す。
【0030】比較例1 実施例1と酸量を同量にするため有機高分子シロキサン
触媒2を8.9g(16cc)を円筒形反応器に充填し
た他は実施例1と同様に行った。結果を表1に示す。
【0031】実施例2 有機高分子シロキサン触媒の酸量を9.96mmolと
するため有機高分子シロキサン触媒3、26.2g(5
0cc)を円筒形反応器に充填した他は実施例1と同様
に行った。結果を表1に示す。
【0032】実施例3 実施例2と酸量を同量にするため有機高分子シロキサン
触媒4、49.8g(92cc)を円筒形反応器に充填
した他は実施例2と同様に行った。結果を表1に示す。
【0033】比較例2 実施例2と酸量を同量にするため有機高分子シロキサン
触媒5、8.9g(16cc)を円筒形反応器に充填し
た他は実施例2と同様に行った。結果を表1に示す。
【0034】
【表1】
【0035】
【発明の効果】本発明の方法により、メソポーラス部の
細孔径を制御することにより有機高分子シロキサン触媒
が高活性で、その寿命も向上でき、工業上重要であるビ
スフェノールA製造をプロセス上及び経済上著しく優位
に行うことができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 荒木 隆夫 大阪府高石市高砂1丁目6番地 三井化学 株式会社内 (72)発明者 高井 敏浩 大阪府高石市高砂1丁目6番地 三井化学 株式会社内 Fターム(参考) 4G069 AA02 AA08 BA22A BA22B BD02A BD02B BD05A BD05B BE10C BE21A BE21B BE22A BE22B BE37C BE41A BE41B CB25 DA05 EA01Y EC04Y EC06Y EC07Y EC08Y EC14X EC14Y EC15X FA01 FB08 FC02 4H006 AA02 AC25 BA53 BA85 4H039 CA19 CA41 CA60 CD10 CD40

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スルホン酸基含有炭化水素基とメルカプト
    基含有炭化水素基を共に有する有機高分子シロキサン触
    媒おいて、メソポーラス部の細孔径20〜200Åの範
    囲における平均細孔径が25〜80Åであることを特徴
    とする有機高分子シロキサン触媒。
  2. 【請求項2】アセトンとフェノールを原料とするビスフ
    ェノールA製造用触媒である請求項1記載の有機高分子
    シロキサン触媒。
JP2000045861A 2000-02-23 2000-02-23 有機高分子シロキサン触媒 Pending JP2001232209A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000045861A JP2001232209A (ja) 2000-02-23 2000-02-23 有機高分子シロキサン触媒

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000045861A JP2001232209A (ja) 2000-02-23 2000-02-23 有機高分子シロキサン触媒

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001232209A true JP2001232209A (ja) 2001-08-28

Family

ID=18568387

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000045861A Pending JP2001232209A (ja) 2000-02-23 2000-02-23 有機高分子シロキサン触媒

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001232209A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004190021A (ja) * 2002-11-27 2004-07-08 Mitsui Chemicals Inc 有機高分子シロキサン及びその用途
JP2006152263A (ja) * 2004-10-27 2006-06-15 Tokyo Institute Of Technology 有機−無機ハイブリッド型メソポーラス材料、その製造方法及び固体触媒

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004190021A (ja) * 2002-11-27 2004-07-08 Mitsui Chemicals Inc 有機高分子シロキサン及びその用途
JP2006152263A (ja) * 2004-10-27 2006-06-15 Tokyo Institute Of Technology 有機−無機ハイブリッド型メソポーラス材料、その製造方法及び固体触媒

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6229037B1 (en) Polyorganosiloxane catalyst
JP3888799B2 (ja) ビスフェノールaの製造方法
JP2001233812A (ja) ビスフェノールaの製造方法
JP2001232209A (ja) 有機高分子シロキサン触媒
JP4371388B2 (ja) 有機高分子シロキサン触媒
JP2001104794A (ja) 有機高分子シロキサン担持触媒
JP3770634B2 (ja) ビスフェノールaの製造方法
JPH0940681A (ja) アルコキシシロキサンの製造方法
JP4357393B2 (ja) 芳香族ポリアミンの製造方法
JP4571393B2 (ja) 有機高分子シロキサン及びその用途
JP3888937B2 (ja) ビスフェノールaの製造法
JP3888936B2 (ja) ビスフェノールa製造法
JP3788547B2 (ja) ビスフェノール製造用触媒、その調製方法及びビスフェノールの製造方法
KR100377808B1 (ko) 폴리오르가노실록산촉매
JP5019447B2 (ja) 有機カルボニル化合物のシアノシリル化触媒
JP3761342B2 (ja) ビスフェノールa製造用触媒の再生方法
JP4321839B2 (ja) ビスフェノールaの製造法
JP2000319215A (ja) ビスフェノールaの製造方法
CN110872125A (zh) 铁硅分子筛及其制备方法以及硫醚氧化方法
JPWO2003076072A1 (ja) 実用的キラルジルコニウム触媒
JPH11209472A (ja) スルホン酸基含有有機高分子シロキサンの製造法
CN108912332B (zh) 一种用碳酸铯催化硅烷氧化制备笼型倍半硅氧烷的方法
JP2004346133A (ja) スルホン酸基含有有機高分子シロキサンの製造方法
JP3891726B2 (ja) 有機高分子シロキサン触媒の充填方法
JP2004307737A (ja) スルホン酸基含有有機高分子シロキサンの製造方法