JPS6290376A - 敷物のバッキング方法 - Google Patents
敷物のバッキング方法Info
- Publication number
- JPS6290376A JPS6290376A JP22943285A JP22943285A JPS6290376A JP S6290376 A JPS6290376 A JP S6290376A JP 22943285 A JP22943285 A JP 22943285A JP 22943285 A JP22943285 A JP 22943285A JP S6290376 A JPS6290376 A JP S6290376A
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- Laminated Bodies (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)
- Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
- Carpets (AREA)
- Synthetic Leather, Interior Materials Or Flexible Sheet Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明はカーペット、ニードルパンチ、マット等の敷物
のバッキング用組成物に関する。更に詳しくは、バッキ
ング層の型付性に優れ、それによって優れた化粧効果を
発揮し、更に耐水性、耐熱性、耐候性、長期間使用にお
ける圧縮回復率の高い敷物バッキング用組成物に関する
ものである。
のバッキング用組成物に関する。更に詳しくは、バッキ
ング層の型付性に優れ、それによって優れた化粧効果を
発揮し、更に耐水性、耐熱性、耐候性、長期間使用にお
ける圧縮回復率の高い敷物バッキング用組成物に関する
ものである。
(従来技術)
従来、敷物バッキング用組成物としては、天然ゴム、S
BR,NBR,CR等のゴムラテックスに発泡剤、発泡
助剤、架橋剤、老化防止剤、増粘剤、泡安定剤、分散剤
、ゲル化剤、充填剤等の各種添加剤を適宜組み合わせこ
れらを混合したバッキング剤が用いられていた。近年、
住宅産業の発展による生活様式の変化とニーズの多様化
にともない玄関マット、キッチンマット、風呂場マット
等の水と接触する敷物にバッキング剤が使われるように
なったが、従来のバッキング剤を用いた場合そのバッキ
ング層の耐アルカリ性、耐水性が十分でなく、更には屋
外の日光乾燥に対する耐候性が悪い等の欠点があった。
BR,NBR,CR等のゴムラテックスに発泡剤、発泡
助剤、架橋剤、老化防止剤、増粘剤、泡安定剤、分散剤
、ゲル化剤、充填剤等の各種添加剤を適宜組み合わせこ
れらを混合したバッキング剤が用いられていた。近年、
住宅産業の発展による生活様式の変化とニーズの多様化
にともない玄関マット、キッチンマット、風呂場マット
等の水と接触する敷物にバッキング剤が使われるように
なったが、従来のバッキング剤を用いた場合そのバッキ
ング層の耐アルカリ性、耐水性が十分でなく、更には屋
外の日光乾燥に対する耐候性が悪い等の欠点があった。
この為、これら敷物が水に濡れたり、或は汚物が付着し
て水洗すると、その後使用できなくなるといった問題が
あった。
て水洗すると、その後使用できなくなるといった問題が
あった。
耐候性を向上させる方法としては、一般に、老化防止剤
、充填剤、安定剤等を大量に添加することがおこなわれ
ているが、バッキング用組成物の安定性、クッション性
1発泡性などが損なわれ、その上耐候性も満足できる程
度に改良されていない。
、充填剤、安定剤等を大量に添加することがおこなわれ
ているが、バッキング用組成物の安定性、クッション性
1発泡性などが損なわれ、その上耐候性も満足できる程
度に改良されていない。
耐候性を改良する別の方法として、ゴムラテックスに耐
候性のよいエマルジョンを使用する方法が提案されてい
る。例えば、特公昭54−28425に於てはカルボキ
シ変性のアクリル共重合体エマルジョンを用いたバッキ
ング用組成物が開示されている。このバッキング用組成
物は耐候性については優れているが、ゲル化しにくいた
め型付性に劣り、そのためにバッキング層の機械材等の
化粧効果に劣るため商品価値を高めることができず、更
には着床性、長期間の使用における圧縮回復率も低いと
いう多くの欠点があった。
候性のよいエマルジョンを使用する方法が提案されてい
る。例えば、特公昭54−28425に於てはカルボキ
シ変性のアクリル共重合体エマルジョンを用いたバッキ
ング用組成物が開示されている。このバッキング用組成
物は耐候性については優れているが、ゲル化しにくいた
め型付性に劣り、そのためにバッキング層の機械材等の
化粧効果に劣るため商品価値を高めることができず、更
には着床性、長期間の使用における圧縮回復率も低いと
いう多くの欠点があった。
(発明が解決しようとする問題点)
本発明は前記の欠点を解決し、型付性、着床性、耐水性
、化粧効果、圧縮回復率、更には発泡適性、耐候性に優
れた敷物バッキング用組成物を提供するものである。
、化粧効果、圧縮回復率、更には発泡適性、耐候性に優
れた敷物バッキング用組成物を提供するものである。
(問題点を解決するための手段)
本発明者らは、鋭意検討した結果、特定の単量体成分を
用い重合させて得られた共重合体ラテックスを用いると
上記目的を達成できることを知り、この知見に基づいて
本発明を完成するに至った。
用い重合させて得られた共重合体ラテックスを用いると
上記目的を達成できることを知り、この知見に基づいて
本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、
(a)炭素数2〜10のアルキル基を有するアクリル酸
アルキルエステルおよび炭素数6〜14のアルキル基を
有するメタクリル酸アルキルエステルから選ばれた1種
以上のモノマー60〜90重量% (b)アクリロニトリルおよび/またはメタクリロニト
リル5〜25重量% (Q)不飽和カルボン酸0.1〜1.2重量%(d)共
重合可能なその他のモノマー0〜20重量% からなるモノマーを共重合してなる、ガラス転移温度が
一30℃〜5℃のアクリル共重合体のラテックスを50
〜90重量部(固形分)とゴムラテックス10〜50重
量部(固形分)(合計100重量部)を含有することを
特徴とする敷物バッキング用組成物である。
アルキルエステルおよび炭素数6〜14のアルキル基を
有するメタクリル酸アルキルエステルから選ばれた1種
以上のモノマー60〜90重量% (b)アクリロニトリルおよび/またはメタクリロニト
リル5〜25重量% (Q)不飽和カルボン酸0.1〜1.2重量%(d)共
重合可能なその他のモノマー0〜20重量% からなるモノマーを共重合してなる、ガラス転移温度が
一30℃〜5℃のアクリル共重合体のラテックスを50
〜90重量部(固形分)とゴムラテックス10〜50重
量部(固形分)(合計100重量部)を含有することを
特徴とする敷物バッキング用組成物である。
特に本発明は、上記アクリル共重合体とゴム両ラテック
スの混合物を機械的あるいは化学的に発泡させ、湿潤発
泡物を形成し、これをカーペット等の基体に塗布し、乾
燥、硬化してフオームバッキングとするために好適なバ
ッキング用組成物である。
スの混合物を機械的あるいは化学的に発泡させ、湿潤発
泡物を形成し、これをカーペット等の基体に塗布し、乾
燥、硬化してフオームバッキングとするために好適なバ
ッキング用組成物である。
以下本発明について詳しく説明する。
(1)アクリル共重合体ラテックスの千ツマー成分は1
次の(a)〜(d)からなる。
次の(a)〜(d)からなる。
(a)アクリル酸アルキルエステルはアルキル基の炭素
数が2〜10のものが使用されるが、特に2〜8のもの
が好ましい。例えば、アクリル酸エチル(単独重合体の
ガラス転移温度(以下同様)−22℃)、アクリル酸n
−ブチル(−52℃)、アクリル酸2−エチルヘキシル
(−55℃)があり、特にアクリル酸n−ブチルが好ま
しい。
数が2〜10のものが使用されるが、特に2〜8のもの
が好ましい。例えば、アクリル酸エチル(単独重合体の
ガラス転移温度(以下同様)−22℃)、アクリル酸n
−ブチル(−52℃)、アクリル酸2−エチルヘキシル
(−55℃)があり、特にアクリル酸n−ブチルが好ま
しい。
メタクリル酸アルキルエステルは、アルキル基の炭素数
が6〜14のものが使用される。例えばメタクリル酸ラ
ウリル(−65℃)、メタクリル酸オクチル(−20℃
)、メタクリル酸ヘキシル(−5℃)がある。
が6〜14のものが使用される。例えばメタクリル酸ラ
ウリル(−65℃)、メタクリル酸オクチル(−20℃
)、メタクリル酸ヘキシル(−5℃)がある。
これらの(メタ)アクリル酸アルキルエステルの使用量
は60〜90重量%、好ましくは65〜85重量%であ
り、60重量%未満では共重合体の’rgが大となり、
バッキングの柔軟性が不足すると共に、耐候性が不十分
になる。90重量%を越えるとバッキングの硬度が不足
する。
は60〜90重量%、好ましくは65〜85重量%であ
り、60重量%未満では共重合体の’rgが大となり、
バッキングの柔軟性が不足すると共に、耐候性が不十分
になる。90重量%を越えるとバッキングの硬度が不足
する。
(b)アクリロニトリルおよび/またはメタクリロニト
リルはバッキングの強度と弾性、耐洗たく性の向上に必
要であり、その使用量は5〜25重量%、好ましくは1
0〜20重量%である。5重量%未満では、バッキング
の耐洗たく性が小となり、25重量%を越えるとバッキ
ングの風合いが低下する。
リルはバッキングの強度と弾性、耐洗たく性の向上に必
要であり、その使用量は5〜25重量%、好ましくは1
0〜20重量%である。5重量%未満では、バッキング
の耐洗たく性が小となり、25重量%を越えるとバッキ
ングの風合いが低下する。
CQ)不飽和カルボン酸は、共重合体の架橋、ラテック
スの安定化等に必要であり、その使用量は、本発明にお
いて特に重要であっ1.2 て0.1〜X重量%の範囲、好ましくは0゜2〜0.9
重量%である。0.1重量%未満ではバッキングの接着
性が不十分であり、1.2重量%を越えると、バッキン
グ用組成物のゲル化が困難になるので、特にフオームバ
ッキング用には好ましくない。
スの安定化等に必要であり、その使用量は、本発明にお
いて特に重要であっ1.2 て0.1〜X重量%の範囲、好ましくは0゜2〜0.9
重量%である。0.1重量%未満ではバッキングの接着
性が不十分であり、1.2重量%を越えると、バッキン
グ用組成物のゲル化が困難になるので、特にフオームバ
ッキング用には好ましくない。
不飽和カルボン酸としては、アクリル酸、メタクリル酸
、イタコン酸、フマル酸、マレイン酸などが使用できる
が、特にメタクリル酸が好ましい。
、イタコン酸、フマル酸、マレイン酸などが使用できる
が、特にメタクリル酸が好ましい。
(d)共重合可能なその他のモノマーの使用量は0〜2
0重量%、好ましくは0〜15重量%である。そのモノ
マーとしては、アクリル酸メチル、炭素数5以下のアル
キル基を有するメタクリル酸アルキルエステル、芳香族
ビニルモノマーなどがあり、メタクリル酸メチル、スチ
レンが好ましく、特にメタクリル酸メチルが好ましい。
0重量%、好ましくは0〜15重量%である。そのモノ
マーとしては、アクリル酸メチル、炭素数5以下のアル
キル基を有するメタクリル酸アルキルエステル、芳香族
ビニルモノマーなどがあり、メタクリル酸メチル、スチ
レンが好ましく、特にメタクリル酸メチルが好ましい。
なお、単量体(d)の種類、量を適宜選択することによ
りバッキング層の風合い、強度、接着性、粘度、耐水性
、耐熱性などを目的に応じて調整することができる。
りバッキング層の風合い、強度、接着性、粘度、耐水性
、耐熱性などを目的に応じて調整することができる。
上記のモノマーを共重合して得られるアクリル共重合体
のガラス転移温度(以下Tgと略記することがある)は
、−30〜5℃であることが重要である。Tgが一30
℃未満では耐ブロッキング性が劣り、Tgが5℃を越え
るとバッキングの風合いが低下する。
のガラス転移温度(以下Tgと略記することがある)は
、−30〜5℃であることが重要である。Tgが一30
℃未満では耐ブロッキング性が劣り、Tgが5℃を越え
るとバッキングの風合いが低下する。
本発明のアクリル共重合体ラテックスは、乳化重合法で
製造する。すなわち、前記のモノマー混合物と、重合開
始剤、乳化剤、必要に応じ分子量調節剤などを加えたも
のを撹拌しながら約40〜90℃に加熱して重合し得る
ことができる。この場合、モノマー混合物を連続もしく
は間欠的に加えて重合することが可能である。
製造する。すなわち、前記のモノマー混合物と、重合開
始剤、乳化剤、必要に応じ分子量調節剤などを加えたも
のを撹拌しながら約40〜90℃に加熱して重合し得る
ことができる。この場合、モノマー混合物を連続もしく
は間欠的に加えて重合することが可能である。
重合時のモノマー/水の重量比は、乾燥時の熱量負荷と
高固形分化による重合時の粘度上昇のバランスを勘案し
てモノマー混合物100重量部に対し、水60〜150
重量部、好ましくは70〜100重量部である。
高固形分化による重合時の粘度上昇のバランスを勘案し
てモノマー混合物100重量部に対し、水60〜150
重量部、好ましくは70〜100重量部である。
重合開始剤としては、過硫酸アンモニウム、過硫酸カリ
ウム、過硫酸ナトリウムなどの通値−8= 酸塩、または過酸化水素、クメンハイドロパーオキサイ
ドなどの過酸化剤が使用され、必要に応じてチオ硫酸ソ
ーダ、硫酸第一鉄アンモニウムなどの還元剤を併用して
レドックス反応による乳化重合をさせることも可能であ
る。
ウム、過硫酸ナトリウムなどの通値−8= 酸塩、または過酸化水素、クメンハイドロパーオキサイ
ドなどの過酸化剤が使用され、必要に応じてチオ硫酸ソ
ーダ、硫酸第一鉄アンモニウムなどの還元剤を併用して
レドックス反応による乳化重合をさせることも可能であ
る。
乳化剤としては、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウ
ム、ラウリル硫酸ナトリウム、ナトリウムジオクチルス
ルホサクシネート、ジナトリウムドデシルジフェニルエ
ーテルジスルホネマートなどのアニオン性乳化剤、ポリ
オキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン
アルキルフェニルエーテルなどのノニオン性乳化剤など
、通常の乳化剤が挙げられるが特にラウリル硫酸ナトリ
ウムが好ましい。これら乳化剤の使用量は、通常、モノ
マー1. OO重量部当たり0.1〜3重量部、好まし
くは0.3〜1重量部である。
ム、ラウリル硫酸ナトリウム、ナトリウムジオクチルス
ルホサクシネート、ジナトリウムドデシルジフェニルエ
ーテルジスルホネマートなどのアニオン性乳化剤、ポリ
オキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン
アルキルフェニルエーテルなどのノニオン性乳化剤など
、通常の乳化剤が挙げられるが特にラウリル硫酸ナトリ
ウムが好ましい。これら乳化剤の使用量は、通常、モノ
マー1. OO重量部当たり0.1〜3重量部、好まし
くは0.3〜1重量部である。
かかる乳化重合においては、分子量調節剤の使用も可能
であり、例えばn−ドデシルメルカプタン、t−ドデシ
ルメルカプタン、ジアルキルキサントゲンジスルフィド
などが挙げられ、これらの分子量調節剤の使用量は、モ
ノマー100重量部当たり0〜5重量部、好ましくは0
〜1重量部である。
であり、例えばn−ドデシルメルカプタン、t−ドデシ
ルメルカプタン、ジアルキルキサントゲンジスルフィド
などが挙げられ、これらの分子量調節剤の使用量は、モ
ノマー100重量部当たり0〜5重量部、好ましくは0
〜1重量部である。
アクリル共重合体ラテックス50〜90重量部(固形分
)に対して、使用するゴムラテックスは10〜50重量
部(固形分)、好ましくは20〜45重量部である。ゴ
ムラテックスの種類は、天然ゴムラテックス、ブタジェ
ン系(共)重合体ラテックス、SBR、カルボキシ変性
SBR,PBD、NBR等の各ラテックス、クロロプレ
ンラテックスなどがあるが、天然ゴムラテックスが特に
好ましく、次いでSBHなどのブタジェン系共重合体ラ
テックスが好ましい。
)に対して、使用するゴムラテックスは10〜50重量
部(固形分)、好ましくは20〜45重量部である。ゴ
ムラテックスの種類は、天然ゴムラテックス、ブタジェ
ン系(共)重合体ラテックス、SBR、カルボキシ変性
SBR,PBD、NBR等の各ラテックス、クロロプレ
ンラテックスなどがあるが、天然ゴムラテックスが特に
好ましく、次いでSBHなどのブタジェン系共重合体ラ
テックスが好ましい。
ゴムラテックスの併用により、ゲル化、型付性、耐水性
1強度が向上する。ゴムラテックスが10重量部未満で
はこれらの改善効果が小となり、特に強度が不足する。
1強度が向上する。ゴムラテックスが10重量部未満で
はこれらの改善効果が小となり、特に強度が不足する。
一方、50重量部を越えると、バッキングの耐候性、耐
久性が悪くなる。
久性が悪くなる。
本発明の組成物には、難燃性を高める為に、必要に応じ
、少量の難燃性を使用することができる。難燃剤として
は、公知のものが用いられ、例えば、リン酸エステル系
、含ハロゲンリン酸エステル、トリリン酸アンモニウム
、三酸化アンチモン、ホウ酸亜鉛、メタホウ酸バリウム
、水酸化アルミニウムなどを挙げることができる。
、少量の難燃性を使用することができる。難燃剤として
は、公知のものが用いられ、例えば、リン酸エステル系
、含ハロゲンリン酸エステル、トリリン酸アンモニウム
、三酸化アンチモン、ホウ酸亜鉛、メタホウ酸バリウム
、水酸化アルミニウムなどを挙げることができる。
更に本発明の組成物に、必要に応じて、充填剤、乳化剤
、架橋剤、感熱ゲル化剤等を配合することができる。架
橋剤としては、フェノール樹脂、アミノ樹脂、イソシア
ネート、エポキシ札脂、メラミン樹脂、酸化亜鉛等を挙
げることができる。充填剤としては重質炭酸カルシウム
、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、クレー等
を挙げることができる。感熱ゲル化剤としては、オルガ
ノポリシロキサンが好ましい。
、架橋剤、感熱ゲル化剤等を配合することができる。架
橋剤としては、フェノール樹脂、アミノ樹脂、イソシア
ネート、エポキシ札脂、メラミン樹脂、酸化亜鉛等を挙
げることができる。充填剤としては重質炭酸カルシウム
、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、クレー等
を挙げることができる。感熱ゲル化剤としては、オルガ
ノポリシロキサンが好ましい。
更に、分散剤、老化防止剤、殺菌剤、増粘剤等も適宜配
合し、固形分60〜85重量%とじて使用することがで
きる。
合し、固形分60〜85重量%とじて使用することがで
きる。
本発明の組成物は、フオームバッキング用組酸物として
使用するのに特に適しており、均一な発泡により肌の美
麗な発泡層を得ることができるので商品価値が一段と向
上される。発泡は、従来から用いられている機械的方法
、例えば、連続発泡機、ウィッパーなどにより発泡して
、あるいは発泡剤を用いて化学的に発泡させて湿潤発泡
物を形成し、これをカーペットなどの基体の裏面に塗布
し、乾燥、硬化してフオームバッキングとするのに特に
適している。
使用するのに特に適しており、均一な発泡により肌の美
麗な発泡層を得ることができるので商品価値が一段と向
上される。発泡は、従来から用いられている機械的方法
、例えば、連続発泡機、ウィッパーなどにより発泡して
、あるいは発泡剤を用いて化学的に発泡させて湿潤発泡
物を形成し、これをカーペットなどの基体の裏面に塗布
し、乾燥、硬化してフオームバッキングとするのに特に
適している。
なお、発泡して使用するときには、硅フッ化ナトリウム
などのゲル剤を配合する。
などのゲル剤を配合する。
実施例
以下、実施例・により本発明を更に詳細に説明するが、
本発明は以下の実施例に限定されるものではない。なお
、実施例中、部および%は、重量部および重量%である
。また、実施例中で得られる共重合体およびバッキング
用組成物の性能は、下記の方法によって測定されたもの
である アクリル共重合体のガラス転移温度 キャスティング法によりエマルジョンのフィルムを作成
した後、デュポン社製の示差熱分析計にて測定した。
本発明は以下の実施例に限定されるものではない。なお
、実施例中、部および%は、重量部および重量%である
。また、実施例中で得られる共重合体およびバッキング
用組成物の性能は、下記の方法によって測定されたもの
である アクリル共重合体のガラス転移温度 キャスティング法によりエマルジョンのフィルムを作成
した後、デュポン社製の示差熱分析計にて測定した。
フオームバッキング加工マットの評価
タック
試料の塗工面のタックを指触にて判定した。
○:タックなし
Δ:少しあり
×:タックあり
風合い
試料をカンチレバー法にて測定した。
強度
常温にてエマルジョンフィルムを作成したのち、JIS
K2SO3に準じて測定した。
K2SO3に準じて測定した。
圧縮回復性
試料の塗工面に指で荷重をかけた後の塗工面のへこみの
回復性を目視により判定した。
回復性を目視により判定した。
○:直ちに元に戻る。
Δ:元に戻るがおそい。
×:元に戻らない。
着床性
10■X15CI+の試料をあらかじめワックスがけさ
れた塩ビタイル上に乗せ2kgの荷重をかけスベリ抵抗
を指触判定した。
れた塩ビタイル上に乗せ2kgの荷重をかけスベリ抵抗
を指触判定した。
O:殆どすべらない。
Δ:少しすべる。
×:よくすべる。
耐候性
試料をフェードメーター(スガ試験機(社)製)にて1
00時間曝露し劣化状態を目視により判定した。
00時間曝露し劣化状態を目視により判定した。
O:変色、劣化なし。
Δ:変色あり、劣化なし。
X:変色があり、劣化が大きい。
耐水性
試料を家庭用洗濯機にて市販中性洗剤と共に洗濯、脱水
後の試料の形状を目視にて判定した。
後の試料の形状を目視にて判定した。
O:変化なし。
Δ:少し膨潤する。
×:原形をとどめない。
型付性
エンボスロールで型付されたフオームの型付の状態を目
視により判定した。
視により判定した。
0:型付良好。
Δ:型付が十分でない。
×:型付されない。
実施例1〜5
反応器に蒸留水200部、炭酸カリウム0゜2部、酸性
亜硫酸ナトリウム0.03部、過硫酸カリウム0.3部
および第1表に示した単量体及び乳化剤を仕込み、50
℃で5時間反応させ、重合転化率はいずれも98%以上
に達し、アクリル共重合体ラテックスを得た。ラテック
スはアンモニア水でpH6に調整した。
亜硫酸ナトリウム0.03部、過硫酸カリウム0.3部
および第1表に示した単量体及び乳化剤を仕込み、50
℃で5時間反応させ、重合転化率はいずれも98%以上
に達し、アクリル共重合体ラテックスを得た。ラテック
スはアンモニア水でpH6に調整した。
これらアクリル共重合体ラテックスおよび天然ゴムラテ
ックスを第1表に示す割合で用いて、下記の配合Aにて
フオームバッキング用組成物を調整した。これらを配合
Bに示す処方にて架橋剤、ゲル化剤を添加した後、ウィ
ッパーにて、撹拌発泡させカーペットマットの裏面に塗
布し、−15= 加熱してゲル化した後、エンボスロールにてフオームに
型付けを行った。120℃で30分間乾燥、架橋させて
フオームバッキング加工されたマットを作成し、物性を
調べた。結果は第1表に示す。
ックスを第1表に示す割合で用いて、下記の配合Aにて
フオームバッキング用組成物を調整した。これらを配合
Bに示す処方にて架橋剤、ゲル化剤を添加した後、ウィ
ッパーにて、撹拌発泡させカーペットマットの裏面に塗
布し、−15= 加熱してゲル化した後、エンボスロールにてフオームに
型付けを行った。120℃で30分間乾燥、架橋させて
フオームバッキング加工されたマットを作成し、物性を
調べた。結果は第1表に示す。
配合A
安定剤(オレイン酸カリ)1.5
分散剤(トリポリリン酸ソーダ)0.2充填剤(水酸化
アルミニウム)50 増粘剤(ポリアクリル酸ソーダ)0.4配合B (重合部) 配合A 100亜鉛華(5
0%分散液) 2実施例6 実施例1の共重合体ラテックス60部(固形分)、天然
ゴムラテックス40部(固形分)を配合Aのポリマー分
として用いたほかは、実施例1と同様に実験した。結果
を第1表にしめす。
アルミニウム)50 増粘剤(ポリアクリル酸ソーダ)0.4配合B (重合部) 配合A 100亜鉛華(5
0%分散液) 2実施例6 実施例1の共重合体ラテックス60部(固形分)、天然
ゴムラテックス40部(固形分)を配合Aのポリマー分
として用いたほかは、実施例1と同様に実験した。結果
を第1表にしめす。
実施例7
単量体としてブタジェン70部、スチレン30部、乳化
剤としてオレイン酸カリ2部を用いたほかは、実施例2
と同様に重合して、5BR(ガラス転移温度−60℃)
ラテックスを得た。
剤としてオレイン酸カリ2部を用いたほかは、実施例2
と同様に重合して、5BR(ガラス転移温度−60℃)
ラテックスを得た。
このラテックス40部(固形分)と、実施例1のラテッ
クス60部(固形分)とを、配合Aのポリマーとして用
いたほかは、実施例1と同様に実験した。結果を第1表
にしめす。
クス60部(固形分)とを、配合Aのポリマーとして用
いたほかは、実施例1と同様に実験した。結果を第1表
にしめす。
実施例8
単量体として、ブタジェン60部、スチレン28部、メ
タクリル酸メチル10部、アクリル酸2部、乳化剤とし
てドデシルベンゼンスルホン酸ソーダ2部を用いたほか
は、実施例1と同様に重合して、カルボキシ変性SBR
(ガラス転移温度−50℃)ラテックスを得た。このラ
テックス40部(固形分)と、実施例1のラテックス6
0部(固形分)とを、配合Aのポリマー分として用いた
ほかは、実施例1と同様に実験した。結果を第1表にし
めす。
タクリル酸メチル10部、アクリル酸2部、乳化剤とし
てドデシルベンゼンスルホン酸ソーダ2部を用いたほか
は、実施例1と同様に重合して、カルボキシ変性SBR
(ガラス転移温度−50℃)ラテックスを得た。このラ
テックス40部(固形分)と、実施例1のラテックス6
0部(固形分)とを、配合Aのポリマー分として用いた
ほかは、実施例1と同様に実験した。結果を第1表にし
めす。
比較例1〜6
単量体として第1表に記載のものを使用したほかは実施
例1と同様にして重合し、共重合体ラテックスを得た。
例1と同様にして重合し、共重合体ラテックスを得た。
このラテックス70部(固形分)と天然ゴムラテックス
30部(固形分)と配合し、実施例1と同様に実験した
。結果を第1表にしめす。
30部(固形分)と配合し、実施例1と同様に実験した
。結果を第1表にしめす。
比較例7
実施例1のアクリル共重合体ラテックスを固形分で40
部、天然ゴムラテックスを固形分で60部使用したほか
は、実施例1と同様に実験した。結果を第1表にしめす
。
部、天然ゴムラテックスを固形分で60部使用したほか
は、実施例1と同様に実験した。結果を第1表にしめす
。
比較例8
実施例1のアクリル共重合体ラテックスを固形分で95
部、天然ゴムラテックスを固形分で5部使用したほかは
実施例1と同様に実験した。
部、天然ゴムラテックスを固形分で5部使用したほかは
実施例1と同様に実験した。
結果を第1表に示す。
以上の結果、本発明のバッキング用組成物は、良好なフ
オームバッキングとすることができた。
オームバッキングとすることができた。
一方、本発明の範囲外のものは、タック、風合°い、強
度、圧縮回復性、着床性等において何らかの欠点がある
ものであった。
度、圧縮回復性、着床性等において何らかの欠点がある
ものであった。
(発明の効果)
本発明の敷物バッキング用組成物は従来の耐候性バッキ
ング用組成物に比べ次の様な利点をもっている。
ング用組成物に比べ次の様な利点をもっている。
(1)ゲル化の調製が容易であり、その結果、型付性に
優れ、バッキング層の模様付等の化粧効果により商品価
値の高い敷物を得ることができる。
優れ、バッキング層の模様付等の化粧効果により商品価
値の高い敷物を得ることができる。
(2)着床性、長期間の使用における圧縮回復率が優れ
ており、敷物本来の性能を長時間にわたって維持するこ
とができる。
ており、敷物本来の性能を長時間にわたって維持するこ
とができる。
(3)耐水性、耐候性に優れているので、敷物は水と接
触する場所での使用、汚れたときの洗濯、更には屋外で
の日光乾燥の可能である。
触する場所での使用、汚れたときの洗濯、更には屋外で
の日光乾燥の可能である。
(4)発泡させたフオームバッキング用組成物は、フオ
ームバッキング層の発泡が均一であり、その結果、肌が
美麗、機械的強度にすぐれ、更に高発泡が可能であり、
高発泡においても優れた柔軟性を特徴する
ームバッキング層の発泡が均一であり、その結果、肌が
美麗、機械的強度にすぐれ、更に高発泡が可能であり、
高発泡においても優れた柔軟性を特徴する
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1)(a)炭素数2〜10のアルキル基を有するアクリ
ル酸アルキルエステルおよび炭素数6〜14のアルキル
基を有するメタクリル酸アルキルエステルから選ばれた
1種以上のモノマー60〜90重量% (b)アクリロニトリルおよび/またはメタクリロニト
リル5〜25重量% (c)不飽和カルボン酸0.1〜1.2重量%(d)共
重合可能なその他のモノマー0〜20重量% からなるモノマーを共重合してなる、ガラス転移温度が
−30℃〜5℃のアクリル共重合体のラテックスを50
〜90重量部(固形分)とゴムラテックス10〜50重
量部(固形分)(合計100重量部)を含有することを
特徴とする敷物バッキング用組成物。 2)アクリル共重合体ラテックスとゴムラテックスとの
混合物を発泡させて湿潤発泡物を形成し、これを基体に
塗布し、乾燥、硬化してフォームバッキングとする特許
請求の範囲第1項記載の敷物バッキング用組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22943285A JPS6290376A (ja) | 1985-10-15 | 1985-10-15 | 敷物のバッキング方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22943285A JPS6290376A (ja) | 1985-10-15 | 1985-10-15 | 敷物のバッキング方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6290376A true JPS6290376A (ja) | 1987-04-24 |
Family
ID=16892135
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22943285A Expired - Lifetime JPS6290376A (ja) | 1985-10-15 | 1985-10-15 | 敷物のバッキング方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6290376A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08188676A (ja) * | 1994-05-20 | 1996-07-23 | Denki Kagaku Kogyo Kk | クロロプレン系重合体組成物及びその製造方法 |
WO2000009798A1 (en) * | 1998-08-17 | 2000-02-24 | The Dow Chemical Company | Spill resistant carpet backing |
US6743844B1 (en) | 1998-08-17 | 2004-06-01 | Dow Global Technologies Inc. | Spill resistant carpet backing |
JP2007119620A (ja) * | 2005-10-28 | 2007-05-17 | Dainippon Ink & Chem Inc | 繊維素繊維加工用水性樹脂分散体の製造方法 |
CN105419198A (zh) * | 2015-12-28 | 2016-03-23 | 广州市优伟家居用品有限公司 | 一种水性防滑胶及其制备方法与应用 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5632511A (en) * | 1979-08-23 | 1981-04-02 | Roehm Gmbh | Emulsified polymer and thickener |
JPS58104278A (ja) * | 1981-12-11 | 1983-06-21 | 住友化学工業株式会社 | 賦型敷物の製造方法 |
-
1985
- 1985-10-15 JP JP22943285A patent/JPS6290376A/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5632511A (en) * | 1979-08-23 | 1981-04-02 | Roehm Gmbh | Emulsified polymer and thickener |
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WO2000009798A1 (en) * | 1998-08-17 | 2000-02-24 | The Dow Chemical Company | Spill resistant carpet backing |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |