JPS6251619A - 外用ゲル製剤 - Google Patents
外用ゲル製剤Info
- Publication number
- JPS6251619A JPS6251619A JP19115985A JP19115985A JPS6251619A JP S6251619 A JPS6251619 A JP S6251619A JP 19115985 A JP19115985 A JP 19115985A JP 19115985 A JP19115985 A JP 19115985A JP S6251619 A JPS6251619 A JP S6251619A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- clindamycin
- pharmaceutical
- aqueous gel
- agent
- carboxyvinyl polymer
- Prior art date
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- Pending
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- Medicinal Preparation (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、例えば尋常性座街(所謂、化膿性の「ニキビ
」)等の治療に有効なクリンダマイシン(Clinda
mycin)の外用水性ゲル製剤に関する。
」)等の治療に有効なクリンダマイシン(Clinda
mycin)の外用水性ゲル製剤に関する。
クリンダマイシンはブドウ球菌、連鎖球菌、肺炎球菌等
のグラム陽性球菌に優れた抗菌作用を示す半合成抗生物
質で、下記化学構造を有する。
のグラム陽性球菌に優れた抗菌作用を示す半合成抗生物
質で、下記化学構造を有する。
クリンダマイシンはヒト好中球(食菌能力を持つ細胞)
内に能動的に取り込まれることで、免疫能力の低下した
患者に対しても抗菌力を発揮する抗生物質として最近特
に注目を集めている。
内に能動的に取り込まれることで、免疫能力の低下した
患者に対しても抗菌力を発揮する抗生物質として最近特
に注目を集めている。
クリンダマイシンは、より一般的には尋常性座槍(所謂
、化膿性の「ニキビ」)の治療薬として知られており、
Prapionibacterium acne (ア
クネ菌〕に対して特に強い抗菌作用を示すことが知られ
ている。
、化膿性の「ニキビ」)の治療薬として知られており、
Prapionibacterium acne (ア
クネ菌〕に対して特に強い抗菌作用を示すことが知られ
ている。
タリンダ÷イシンは、通常、塩層塩、バルミチン醜エス
テル塩i!S塩、リン酸エステル等の型で用いられ、カ
プセル剤やシロップ液等として経口投与に供されるか、
若しくは点滴静注、筋注等注射用製剤として体内投与さ
れており、外用製剤としては、米国で発売されているr
cLEOcIN ’ TJなる液剤があるが、国内に於
ては、液剤、軟膏剤、クリーム製剤、水性ゲル製剤等、
外用製剤として用いられた例はこれまでに未だない。
テル塩i!S塩、リン酸エステル等の型で用いられ、カ
プセル剤やシロップ液等として経口投与に供されるか、
若しくは点滴静注、筋注等注射用製剤として体内投与さ
れており、外用製剤としては、米国で発売されているr
cLEOcIN ’ TJなる液剤があるが、国内に於
ては、液剤、軟膏剤、クリーム製剤、水性ゲル製剤等、
外用製剤として用いられた例はこれまでに未だない。
本発明は、取扱いが至便゛で、使用感、薬効共に優れた
クリンダマイシンの外用水性ゲル製剤を提供することを
目的とする。
クリンダマイシンの外用水性ゲル製剤を提供することを
目的とする。
本発明は、クリンダマイシン(C11ndaIyc i
n)又はその誘導体、又はそれらの医薬的に許容し得る
塩類 0.1〜10重量%(クリンダマイシンとして)
、湿潤剤5〜30重量%、カルボキシビニルポリマー0
.1〜5重量%、炭素数3以下の低級アルコール5〜5
0重量%、及びpH調整の為の中和剤、並びに適量の水
から成るクリンダマイシン水性ゲル製剤の発明である。
n)又はその誘導体、又はそれらの医薬的に許容し得る
塩類 0.1〜10重量%(クリンダマイシンとして)
、湿潤剤5〜30重量%、カルボキシビニルポリマー0
.1〜5重量%、炭素数3以下の低級アルコール5〜5
0重量%、及びpH調整の為の中和剤、並びに適量の水
から成るクリンダマイシン水性ゲル製剤の発明である。
本発明に於て用いられる抗生物質のクリンダマイシンは
、通常その塩酸塩の形で用いられるが、これに限らず、
例えば硫酸塩、硝酸塩、リン酸塩等、医薬的に許容し得
る水溶性の塩や、リン酸エステル、バルミチン酸エステ
ル塩酸塩等水溶性誘導体或はその医策的に許容し得る塩
であればいずれにてもよい。その使用量は、通常、遊離
のクリンダマイシンとして0.1〜10%、好ましくは
0.1〜5%である。尚、要すれば更に防if&剤とし
ての有効量のフルキルパラベン類、塩化ベンザルコニウ
ム、塩化セチルピリジニウム、クロルヘキシジン等を配
合しても一向に差し支えない。
、通常その塩酸塩の形で用いられるが、これに限らず、
例えば硫酸塩、硝酸塩、リン酸塩等、医薬的に許容し得
る水溶性の塩や、リン酸エステル、バルミチン酸エステ
ル塩酸塩等水溶性誘導体或はその医策的に許容し得る塩
であればいずれにてもよい。その使用量は、通常、遊離
のクリンダマイシンとして0.1〜10%、好ましくは
0.1〜5%である。尚、要すれば更に防if&剤とし
ての有効量のフルキルパラベン類、塩化ベンザルコニウ
ム、塩化セチルピリジニウム、クロルヘキシジン等を配
合しても一向に差し支えない。
本発明に於て用いられる湿潤剤としては、皮膚の角質に
保湿性を与え、生薬の透過吸収を容易ならしめるもので
あればいずれにてもよく、例えば、プロピレングリコー
ル、ジエチレングリコール、グリセリン、1,3−ブチ
レングリコール、ソルビトール等の無害なポリオール類
などがその代表的なものとして挙げられるが、なかでも
プロピレングリコールが特に好ましく用いられる。その
配合量は通常、5〜30%、好ましくは10〜20%で
あり、少なすぎると目的を達し難く、多すぎるのは無意
味であると共にベタつき感の原因となるので好ましくな
い。
保湿性を与え、生薬の透過吸収を容易ならしめるもので
あればいずれにてもよく、例えば、プロピレングリコー
ル、ジエチレングリコール、グリセリン、1,3−ブチ
レングリコール、ソルビトール等の無害なポリオール類
などがその代表的なものとして挙げられるが、なかでも
プロピレングリコールが特に好ましく用いられる。その
配合量は通常、5〜30%、好ましくは10〜20%で
あり、少なすぎると目的を達し難く、多すぎるのは無意
味であると共にベタつき感の原因となるので好ましくな
い。
本発明の水性ゲル製剤に於て最も重要な役割を果してい
るのはゲル化増粘剤として用いられているカルボキシビ
ニルポリマーであり、他のゲル化増粘剤を用いた場合に
は必らずしも本発明と同様の効果は得られない、即ち、
カルボキシビニルポリマーの代りに他の増粘剤、例えば
、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、非架
橋型ポリアクリル酸ナトリウム、メチルセルロース、ア
ルギン酩ナトリウム等を用いた場合には、これらが木質
的に粘着性が強い為に、使用時に不快なベタつき感を起
こさせ、又、増粘効果が低い為に相対的にその添加量を
多くする必要があり、使用後に固形基材が皮膚面上に固
形のカス状に残留する等の不都合をきたす。
るのはゲル化増粘剤として用いられているカルボキシビ
ニルポリマーであり、他のゲル化増粘剤を用いた場合に
は必らずしも本発明と同様の効果は得られない、即ち、
カルボキシビニルポリマーの代りに他の増粘剤、例えば
、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、非架
橋型ポリアクリル酸ナトリウム、メチルセルロース、ア
ルギン酩ナトリウム等を用いた場合には、これらが木質
的に粘着性が強い為に、使用時に不快なベタつき感を起
こさせ、又、増粘効果が低い為に相対的にその添加量を
多くする必要があり、使用後に固形基材が皮膚面上に固
形のカス状に残留する等の不都合をきたす。
本発明の水性ゲル製剤に於て、ゲル化増粘剤としてカル
ボキシビニルポリマーが特に効果的である理由は、過度
な粘着性がなく、チクソトロビックな性質が大きい為、
皮膚面での塗布展開が容易でありながらサラッとしてベ
タつき感がなく、そのうえ薬剤の皮膚面での貯留性も良
いことなどが挙げられる。また、薬物の経皮吸収性が良
い理由は未だ充分に解明されていないが、カルボキシビ
ニルポリマーの皮膜形成性能が何らかの作用をなしてい
るのではないかと考えられる。
ボキシビニルポリマーが特に効果的である理由は、過度
な粘着性がなく、チクソトロビックな性質が大きい為、
皮膚面での塗布展開が容易でありながらサラッとしてベ
タつき感がなく、そのうえ薬剤の皮膚面での貯留性も良
いことなどが挙げられる。また、薬物の経皮吸収性が良
い理由は未だ充分に解明されていないが、カルボキシビ
ニルポリマーの皮膜形成性能が何らかの作用をなしてい
るのではないかと考えられる。
本発明で用いられるカルボキシビニルポリマーの具体例
としては、例えば、和光純薬工業株製の商品名ハイビス
フコ−103,同104.同105゜同106.同20
4.グツドリツチ社の商品名カーポポール907.同9
10.同934.同840.同941゜日本紬薬■製の
商品名シュンロンPW 110.同PW 111.同F
W 150等の架橋型ポリアクリル酸が代表的なものと
して挙げられるが、これ等に限定されるものでないこと
はいうまでもない、その配合量は通常0.1〜5%、好
ましくは1〜5%であり、濃度が低すぎると効果がなく
、また、高濃度ではゲルが固くなりすぎて好ましくない
。
としては、例えば、和光純薬工業株製の商品名ハイビス
フコ−103,同104.同105゜同106.同20
4.グツドリツチ社の商品名カーポポール907.同9
10.同934.同840.同941゜日本紬薬■製の
商品名シュンロンPW 110.同PW 111.同F
W 150等の架橋型ポリアクリル酸が代表的なものと
して挙げられるが、これ等に限定されるものでないこと
はいうまでもない、その配合量は通常0.1〜5%、好
ましくは1〜5%であり、濃度が低すぎると効果がなく
、また、高濃度ではゲルが固くなりすぎて好ましくない
。
本発明に於て、皮膚に清涼感と軽度の麻酔性を与え5.
p者の苦痛を軽減させる目的と、主薬の経皮吸収を促進
する目的で用いられる炭素数3以下の低級アルコールと
しては、エタノール、n−プロバノール、1so−プロ
パツール等無害な低級アルコールが挙げられるが、なか
でもエタノールが特に好ましく用いられる。その配合量
は、通常5〜50%、好ましくは10〜40%であり、
5%未満では目的を達し難く、50%を超えると脱脂、
脱水作用が強くなり、皮膚が荒れる等の不都合を生じる
ので好ましくない。
p者の苦痛を軽減させる目的と、主薬の経皮吸収を促進
する目的で用いられる炭素数3以下の低級アルコールと
しては、エタノール、n−プロバノール、1so−プロ
パツール等無害な低級アルコールが挙げられるが、なか
でもエタノールが特に好ましく用いられる。その配合量
は、通常5〜50%、好ましくは10〜40%であり、
5%未満では目的を達し難く、50%を超えると脱脂、
脱水作用が強くなり、皮膚が荒れる等の不都合を生じる
ので好ましくない。
pH調整の為の中和剤としては1通常、アンモニア水が
好ましく用いられるが、これに限定されるものではなく
、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナト
リウム、炭酸カリウム等の無[i塩類やトリエタノール
アミン、ジイソプロパツールアミン、トリエチルアミン
等の無害な有機アミン類、更には塩基性アミノ酸類等の
塩基類なども同様に使用し得る。使用量は、カルボキシ
ビニルポリマーや生薬塩類(即ち、クリンダマイシン又
は、その誘導体の塩類)の濃度に応じ、また目的とする
pHに応じて適宜増減され使用される。
好ましく用いられるが、これに限定されるものではなく
、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナト
リウム、炭酸カリウム等の無[i塩類やトリエタノール
アミン、ジイソプロパツールアミン、トリエチルアミン
等の無害な有機アミン類、更には塩基性アミノ酸類等の
塩基類なども同様に使用し得る。使用量は、カルボキシ
ビニルポリマーや生薬塩類(即ち、クリンダマイシン又
は、その誘導体の塩類)の濃度に応じ、また目的とする
pHに応じて適宜増減され使用される。
本発明に於て用いられる水は、医薬品という観点からし
て蒸留水が望ましい。その使用量は他の成分の配合量に
応じて適宜定められるものであり、極めて流動的である
。
て蒸留水が望ましい。その使用量は他の成分の配合量に
応じて適宜定められるものであり、極めて流動的である
。
本発明の水性ゲル製剤の液性はPH3〜12の範囲のい
ずれにても、薬効的に、また、ゲル製剤として特に支障
はないが1通常は、皮膚を損傷刺激する恐れが少なく更
にクリンダマイシン又はその誘導体(又はその塩類)の
安定性もよいpH4〜7の範囲が好ましく用いられる。
ずれにても、薬効的に、また、ゲル製剤として特に支障
はないが1通常は、皮膚を損傷刺激する恐れが少なく更
にクリンダマイシン又はその誘導体(又はその塩類)の
安定性もよいpH4〜7の範囲が好ましく用いられる。
本発明の水性ゲル製剤の調製法は、概略以下の通りであ
る。
る。
即ち、例えば、先ず、クリンダマイシン又はその誘導体
、又はそれらの塩を適当量の蒸留水に溶解しく市販のカ
プセル剤等を用いる場合は、これを外して水に溶解した
後、水に不溶の賦型剤、滑沢剤などを濾過して除き)、
これに一定量(所定量の一部)のカルボキシビニルポリ
マーを少量ずつ加えて充分分散溶解させる。別に所定量
の湿潤剤に残りのカルポキシビこルボリマーを少量スつ
加えて充分分散溶解させた溶液を調製する。後者に低級
アルコールを一定量(所定量の一部)加え撹拌混和後、
前者を加え均一混和した後、更に残りの低級アルコール
を加えて充分撹拌する0次いで、これに中和剤を徐々に
加え中和するが、このとき急激に粘度が上昇するので撹
拌に注意を要す。また、撹拌中に空気が混入し易く、体
積増加を来すことがある。空気泡が多ければ、適当な減
圧脱気装置を用いて脱気する。最後に蒸留水を加えて液
量を調整する。
、又はそれらの塩を適当量の蒸留水に溶解しく市販のカ
プセル剤等を用いる場合は、これを外して水に溶解した
後、水に不溶の賦型剤、滑沢剤などを濾過して除き)、
これに一定量(所定量の一部)のカルボキシビニルポリ
マーを少量ずつ加えて充分分散溶解させる。別に所定量
の湿潤剤に残りのカルポキシビこルボリマーを少量スつ
加えて充分分散溶解させた溶液を調製する。後者に低級
アルコールを一定量(所定量の一部)加え撹拌混和後、
前者を加え均一混和した後、更に残りの低級アルコール
を加えて充分撹拌する0次いで、これに中和剤を徐々に
加え中和するが、このとき急激に粘度が上昇するので撹
拌に注意を要す。また、撹拌中に空気が混入し易く、体
積増加を来すことがある。空気泡が多ければ、適当な減
圧脱気装置を用いて脱気する。最後に蒸留水を加えて液
量を調整する。
かくして得られた本発明の水性ゲル製剤は、極めて安定
であり、室温保存1年経過後も、W飯時と全く変化がな
く、相分離等も起さず、また、加水分解等による薬効の
低下も殆ど見られない。
であり、室温保存1年経過後も、W飯時と全く変化がな
く、相分離等も起さず、また、加水分解等による薬効の
低下も殆ど見られない。
本発明の水性ゲル製剤は、例えば、ニキビ(尋常性座街
)の治療等に有効に使用し得るが、これに限定されるも
のではなく、ml疹、毛のう炎、尋常性毛債、その他の
慢性膿皮症、外傷、熱傷等の治療にも同様に有効に使用
し得るこ、とか、期待できる。
)の治療等に有効に使用し得るが、これに限定されるも
のではなく、ml疹、毛のう炎、尋常性毛債、その他の
慢性膿皮症、外傷、熱傷等の治療にも同様に有効に使用
し得るこ、とか、期待できる。
本発明の水性ゲル製剤は外用剤であるので、その治療に
於ける効果はより直接的であり、また、カプセル剤、シ
ロップ剤等の経口投与剤と違って胃腸障害を起すような
恐れも当然のことながら全くない。
於ける効果はより直接的であり、また、カプセル剤、シ
ロップ剤等の経口投与剤と違って胃腸障害を起すような
恐れも当然のことながら全くない。
本発明の水性ゲル製剤は、同じ外用剤である液剤と比べ
、流出、飛散等の恐れが少ないので取扱いが至便であり
、患部塗布に当っては皮膚面での貯留性が良く、また、
溶媒蒸発によって皮膜を形成し、生薬を患部創傷面に固
定化する。また従来の軟膏基材と比べ使用感に優れてお
り(サラパリしている)、より合目的である。
、流出、飛散等の恐れが少ないので取扱いが至便であり
、患部塗布に当っては皮膚面での貯留性が良く、また、
溶媒蒸発によって皮膜を形成し、生薬を患部創傷面に固
定化する。また従来の軟膏基材と比べ使用感に優れてお
り(サラパリしている)、より合目的である。
本発明の水性ゲル製剤が既存の液剤と比べ、経皮吸収率
に於ても優れていることは臨床効果の点から明らかであ
る。
に於ても優れていることは臨床効果の点から明らかであ
る。
以下に実施例を挙げるが、本発明はこれら実施例により
何ら制約を受けるものではない。
何ら制約を受けるものではない。
実施例1. クリンダマイシン水性ゲル製剤の調製塩酸
クリンダマイシン1gを約30a/の蒸留水に溶かし、
これにハイビスワコ−104(カルボキシビニルポリマ
ー:和光純薬工業株商品名) 1.5gを少量ずつ加え
、−昼夜放置した(溶液■)、別に、プロピレングリコ
ール15gに撹拌下ハイビスワコ−1040,5gを少
量ずつ加え、同じく一昼夜放置した(溶液■)。溶液■
にエタノール20gを加え、撹拌混和後、溶液■を加え
て均一混和した後、更にエタノール10gを加えて充分
撹拌した。
クリンダマイシン1gを約30a/の蒸留水に溶かし、
これにハイビスワコ−104(カルボキシビニルポリマ
ー:和光純薬工業株商品名) 1.5gを少量ずつ加え
、−昼夜放置した(溶液■)、別に、プロピレングリコ
ール15gに撹拌下ハイビスワコ−1040,5gを少
量ずつ加え、同じく一昼夜放置した(溶液■)。溶液■
にエタノール20gを加え、撹拌混和後、溶液■を加え
て均一混和した後、更にエタノール10gを加えて充分
撹拌した。
次に5%アンモニア水6gを徐々に加えて中和し、最後
に蒸留水を加えて全量100gとした。
に蒸留水を加えて全量100gとした。
ここで得られた水性ゲル製剤は、安定性に優れ、室温保
存が可能であり、室温1年間保存後も相分離を起さず、
また、主薬の加水分解等の経日水 変化も殆どなく、外掩符ゲル製剤としての使用に何ら支
障を来すようなことはなかった。また、ここで得られた
水性ゲル製剤を尋常性座厘患者の患部に塗布したところ
使用感、塗布後の外観共に良好であり、且つ、カルボキ
シビニルポリマーの有する皮膜性と、有機溶剤が吸収促
進剤としてはたらくなどの利点も考えられ、その経皮吸
収率は既存の液剤のそれ(約10%といわれている)よ
りも明らかに良いことが臨床効果の点から証明された。
存が可能であり、室温1年間保存後も相分離を起さず、
また、主薬の加水分解等の経日水 変化も殆どなく、外掩符ゲル製剤としての使用に何ら支
障を来すようなことはなかった。また、ここで得られた
水性ゲル製剤を尋常性座厘患者の患部に塗布したところ
使用感、塗布後の外観共に良好であり、且つ、カルボキ
シビニルポリマーの有する皮膜性と、有機溶剤が吸収促
進剤としてはたらくなどの利点も考えられ、その経皮吸
収率は既存の液剤のそれ(約10%といわれている)よ
りも明らかに良いことが臨床効果の点から証明された。
実施例2 クリンダマイシンゲル製剤を用いた臨床例
実施例1の調製法により得られた下記無法のクリンダマ
イシン水性ゲル製剤を用い、尋常性座槍、p者に治療を
施したときの症例(3例)を表1に示す。
イシン水性ゲル製剤を用い、尋常性座槍、p者に治療を
施したときの症例(3例)を表1に示す。
[5N剤処方]
タリンダマイシン 1gハイビスワ
コー104 2 g(カルボキシビ
ニルポリマー エタノール 30gプロブレン
ゲリコール 15g5%アンモニア水
6g蒸 留 水
46g全Jl 100g 〔発明の効果〕 以上述べた如く、本発明は、これまで主として経口投与
剤、注射剤として用いられていたクリンダマイシンを外
用剤として効果的に用いる方法を提供するものであり、
本発明のタリンダマイシンゲル製剤を用いることにより
下記の如き効果が得られる。
コー104 2 g(カルボキシビ
ニルポリマー エタノール 30gプロブレン
ゲリコール 15g5%アンモニア水
6g蒸 留 水
46g全Jl 100g 〔発明の効果〕 以上述べた如く、本発明は、これまで主として経口投与
剤、注射剤として用いられていたクリンダマイシンを外
用剤として効果的に用いる方法を提供するものであり、
本発明のタリンダマイシンゲル製剤を用いることにより
下記の如き効果が得られる。
(1)患部に直接塗布するので、作用はより直接的であ
りより速かである。
りより速かである。
(2)経口投与剤のように胃腸障害を起すようなことは
ない。
ない。
(3)同じ外用剤である液剤と比べ、
■流出、飛散等の恐れが少ないので取扱いが至便である
。
。
■患部塗布に際して、皮膚面での貯留性が良く、また、
溶媒蒸発によって皮膜を形成し、主薬を患部創傷面に固
定化する。
溶媒蒸発によって皮膜を形成し、主薬を患部創傷面に固
定化する。
■経皮吸収率に優れている。
(4)従来タイプ基材使用の軟膏と比べ使用感に優れて
いる(サラパリしている)。
いる(サラパリしている)。
手続補正書
昭和61年11月2g日
特許庁長官 i 口1、事件の表
示 昭和60年 特許願 第191159号2、発明の名称 外用ゲル製剤 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 〒 541 住 所 大阪府大阪市東区道峰町3丁目IO番地連絡先
特許課(東京)置03−270−8571自発 5、補正の対象 明細書の発明の詳細な説明の欄。
示 昭和60年 特許願 第191159号2、発明の名称 外用ゲル製剤 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 〒 541 住 所 大阪府大阪市東区道峰町3丁目IO番地連絡先
特許課(東京)置03−270−8571自発 5、補正の対象 明細書の発明の詳細な説明の欄。
6、補正の内容
(1)明細書12頁13行目に記載の「プロブレンゲリ
コール」を「プロピレングリコール」と補正する。
コール」を「プロピレングリコール」と補正する。
以上
Claims (1)
- クリンダマイシン(Clindamycin)又はその
誘導体、又はそれらの医薬的に許容し得る塩類0.1〜
10重量%(クリンダマイシンとして)、湿潤剤5〜3
0重量%、カルボキシビニルポリマー0.1〜5重量%
、炭素数3以下の低級アルコール5〜50重量%、及び
pH調整の為の中和剤、並びに適量の水から成るクリン
ダマイシン水性ゲル製剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19115985A JPS6251619A (ja) | 1985-08-30 | 1985-08-30 | 外用ゲル製剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19115985A JPS6251619A (ja) | 1985-08-30 | 1985-08-30 | 外用ゲル製剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6251619A true JPS6251619A (ja) | 1987-03-06 |
Family
ID=16269882
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19115985A Pending JPS6251619A (ja) | 1985-08-30 | 1985-08-30 | 外用ゲル製剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6251619A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004517829A (ja) * | 2000-11-28 | 2004-06-17 | カンフォード・ベー・ベー | 皮膚科用処方剤 |
JP2009526057A (ja) * | 2006-02-06 | 2009-07-16 | ターロ ファーマシューティカルズ ノース アメリカ インコーポレイテッド | 耐流出性抗生物質製剤 |
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