JPS61162526A - 新規ポリアミドイミド樹脂とその製造法 - Google Patents
新規ポリアミドイミド樹脂とその製造法Info
- Publication number
- JPS61162526A JPS61162526A JP209085A JP209085A JPS61162526A JP S61162526 A JPS61162526 A JP S61162526A JP 209085 A JP209085 A JP 209085A JP 209085 A JP209085 A JP 209085A JP S61162526 A JPS61162526 A JP S61162526A
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- Japan
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- formulas
- formula
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- mathematical
- chemical
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- Pending
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- Polymers With Sulfur, Phosphorus Or Metals In The Main Chain (AREA)
- Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の技術分野]
本発明は成形性が良好で、かつ、従来のポリアミドイミ
ド樹脂よりも優れた機械的性質を有する新規なポリアミ
ドイミド樹脂とその製造法に関する。
ド樹脂よりも優れた機械的性質を有する新規なポリアミ
ドイミド樹脂とその製造法に関する。
[発明の技術的背景とその間Ill
ポリアミドイミド樹脂は、機械的性質に優れた重性質を
更に向上させるべく、高分子主鎖に芳香族環を高密度に
含む剛直なポリアミドイミド樹脂が提案されている。し
かしながら、このものは、良好な機械的性質を有するも
のの、その反面、溶解性が低下し、結果として、成形加
工が困難になるという問題がある。
更に向上させるべく、高分子主鎖に芳香族環を高密度に
含む剛直なポリアミドイミド樹脂が提案されている。し
かしながら、このものは、良好な機械的性質を有するも
のの、その反面、溶解性が低下し、結果として、成形加
工が困難になるという問題がある。
かかる問題を改善する目的で種々の検討がなされている
(特開昭58−91723号、同5B−117220号
。
(特開昭58−91723号、同5B−117220号
。
同58−219237号公報参照)が、しかし、逆に製
造工程が煩雑になるなど、何れの場合も充分な解決策と
はなっていない。
造工程が煩雑になるなど、何れの場合も充分な解決策と
はなっていない。
[発明の目的]
本発明は、従来のかかる問題を解消し、溶解性、したが
って成形加工性を損なうことなく、しかも、機械的性質
に優れた新規ポリアミドイミド樹脂およびそれを容易に
製造しうる方法の提供を目的とする。
って成形加工性を損なうことなく、しかも、機械的性質
に優れた新規ポリアミドイミド樹脂およびそれを容易に
製造しうる方法の提供を目的とする。
[発明の概要]
本発明の新規ポリアミドイミド樹脂は、で示される繰り
返し単位m個、および5次式: (式中、A「は上と同じ意味を有する)で示される繰り
返し単位n個、および、0゜9の関係を満足する数を表
わす) を有し、かつ、N、N−ジメチルアセトアミドを溶媒と
する0、5g1dl 6度の溶液の25℃における固有
粘度が0゜2dl/g以上であるポリアミック酸を加熱
環化してなる、 次式: (式中、 ArおよびXはそれぞれ上と同じ意味を有す
る) で示される繰り返し単位m個、および、次式: (式中、Arは上と同じ意味を有する)で示される繰り
返し単位n個 (ただし、m、nは上記の関係を満足する数を表わす) を有することを特徴とし、その製造法は、で示されるジ
アミン類と、 4,4′−ジアミノベンズアニリド並び
に (式中、Arは上と同じ意味を有する)で示されるテト
ラカルボン酸無水物とを溶媒の存在下で反応させること
により、 次式: (式中、ArおよびXはそれぞれ上と同じ意味を有する
) で示される繰り返し単位m個、および、次式: (式中、Arは上と同じ意味を有する)(ただし、m、
nはそれぞれ上記の関係を満足する数を表わす) を有し、かつ、N、N−ジメチルアセトアミドを溶媒と
する0、5g/dfL濃度の溶液の25℃における固有
粘度が0.2dfL/g以上であるポリアミック酸を生
成せしめ、しかるのち、該ポリアミック酸を熱処理する
ことを特徴とする。
返し単位m個、および5次式: (式中、A「は上と同じ意味を有する)で示される繰り
返し単位n個、および、0゜9の関係を満足する数を表
わす) を有し、かつ、N、N−ジメチルアセトアミドを溶媒と
する0、5g1dl 6度の溶液の25℃における固有
粘度が0゜2dl/g以上であるポリアミック酸を加熱
環化してなる、 次式: (式中、 ArおよびXはそれぞれ上と同じ意味を有す
る) で示される繰り返し単位m個、および、次式: (式中、Arは上と同じ意味を有する)で示される繰り
返し単位n個 (ただし、m、nは上記の関係を満足する数を表わす) を有することを特徴とし、その製造法は、で示されるジ
アミン類と、 4,4′−ジアミノベンズアニリド並び
に (式中、Arは上と同じ意味を有する)で示されるテト
ラカルボン酸無水物とを溶媒の存在下で反応させること
により、 次式: (式中、ArおよびXはそれぞれ上と同じ意味を有する
) で示される繰り返し単位m個、および、次式: (式中、Arは上と同じ意味を有する)(ただし、m、
nはそれぞれ上記の関係を満足する数を表わす) を有し、かつ、N、N−ジメチルアセトアミドを溶媒と
する0、5g/dfL濃度の溶液の25℃における固有
粘度が0.2dfL/g以上であるポリアミック酸を生
成せしめ、しかるのち、該ポリアミック酸を熱処理する
ことを特徴とする。
本発明の新規ポリアミドイミド樹脂にあっては、式(m
)の繰り返し単位1個又はこの単位が複数個適宜に直鎖
状に連結して成る連結体と、式(IV)の繰り返し単位
1個又はこの単位が複数個適宜に直鎖状に連結して成る
連結体とが、互いに無秩序に又は秩序立って直鎖状に連
結して構成されている。
)の繰り返し単位1個又はこの単位が複数個適宜に直鎖
状に連結して成る連結体と、式(IV)の繰り返し単位
1個又はこの単位が複数個適宜に直鎖状に連結して成る
連結体とが、互いに無秩序に又は秩序立って直鎖状に連
結して構成されている。
この重合体において、各繰り返し単位の総る数であるこ
とが必要である。□がO01未満m+n の場合には充分な機械的強度が得られず、また□が0.
9を超えると、重合体の溶解性が低下m + n 成形体の物性のトータルバランスを低下させる。
とが必要である。□がO01未満m+n の場合には充分な機械的強度が得られず、また□が0.
9を超えると、重合体の溶解性が低下m + n 成形体の物性のトータルバランスを低下させる。
本発明の新規ポリアミドイミド樹脂は次のようにして製
造される。
造される。
すなわち、この製造工程は、ポリアミドイミド樹脂の前
駆物質に相当する重合体、すなわち、ポリアミック酸を
製造する第1工程と、該ポリアミック酸を熱処理して目
的とするポリアミドイミド樹脂を得る第2工程とから組
み立てられる。
駆物質に相当する重合体、すなわち、ポリアミック酸を
製造する第1工程と、該ポリアミック酸を熱処理して目
的とするポリアミドイミド樹脂を得る第2工程とから組
み立てられる。
先ず、第1工程として、式(V)で示されるジアミン類
と、 4,4′−ジアミノベンズアニリド並びに式(V
I)で示されるテトラカルボン醜無水物とを後述する溶
媒および条件下で反応させる。
と、 4,4′−ジアミノベンズアニリド並びに式(V
I)で示されるテトラカルボン醜無水物とを後述する溶
媒および条件下で反応させる。
式(V)の化合物において、Xとしては上に列挙したも
のであれば何であってもよいが、−CH2−。
のであれば何であってもよいが、−CH2−。
−o−、−5o2−はとくに好ましいものである。また
、式(Vl)の化合物において、Arとしては上に列挙
ヒものであればよいが、とくに@: 、ス渕江は好まし
いものである。
、式(Vl)の化合物において、Arとしては上に列挙
ヒものであればよいが、とくに@: 、ス渕江は好まし
いものである。
各化合物の使用量は式(V)の化合物の使用量を11モ
ル、 4.4−ジアミノベンズアニリドの使用量をηモ
ル、式(VI)の化合物の使用量を月モルとすれば、1
3=Ill十町の関係を満足すればよい。
ル、 4.4−ジアミノベンズアニリドの使用量をηモ
ル、式(VI)の化合物の使用量を月モルとすれば、1
3=Ill十町の関係を満足すればよい。
上記重合反応は溶媒中で行なわれる。使用する溶媒とし
ては、各種の有機溶媒、例えば、ジメチルアセトアミド
、ジメチルホルムアミド、N−メチル−2−ピロリドン
、ジメチルスルホキシド、スルホラン、N、N、N’
、N’−テトラメチル尿素などをあげることができ、そ
の使用量は上記各化合物を溶解せしめるに充分な量であ
ればよい。
ては、各種の有機溶媒、例えば、ジメチルアセトアミド
、ジメチルホルムアミド、N−メチル−2−ピロリドン
、ジメチルスルホキシド、スルホラン、N、N、N’
、N’−テトラメチル尿素などをあげることができ、そ
の使用量は上記各化合物を溶解せしめるに充分な量であ
ればよい。
このとJの反応温度は0〜300℃、好ましくは20〜
60℃、反応時間は1〜10時間、好ましくは、2〜4
時間である。
60℃、反応時間は1〜10時間、好ましくは、2〜4
時間である。
この反応終了後に1反応生成物を成形加工するか、又は
、例えば水のような貧溶媒に再沈して回収する。以上の
工程により本発明のポリアミドイミド樹脂の前駆物質で
あるポリアミック酸が得られる。このポリアミック酸は
、上記式(1)および(II)で示される繰り返し単位
を有する。
、例えば水のような貧溶媒に再沈して回収する。以上の
工程により本発明のポリアミドイミド樹脂の前駆物質で
あるポリアミック酸が得られる。このポリアミック酸は
、上記式(1)および(II)で示される繰り返し単位
を有する。
このポリアミック酸の重合度は後述する工程により最終
的に得られる本発明のポリアミドイミド樹脂の重合度、
ひいては機械的強度に直接的に影響するので、その重合
度は、このポリアミック酸をN、N−ジメチルアセトア
ミドに溶解させてその濃度C= 0.5g/dlとした
とき、この溶液の25℃に文nηr おける固有粘度(ηinh = −; ηr:相対相 対変)が0.2dgL/g以ヒであるような重合度とす
る必要がある。この固有粘度(η1nh)が0−2di
/g未満である場合には、得られるポリアミドイミド
樹脂に十分な機械的強度が発現しない。
的に得られる本発明のポリアミドイミド樹脂の重合度、
ひいては機械的強度に直接的に影響するので、その重合
度は、このポリアミック酸をN、N−ジメチルアセトア
ミドに溶解させてその濃度C= 0.5g/dlとした
とき、この溶液の25℃に文nηr おける固有粘度(ηinh = −; ηr:相対相 対変)が0.2dgL/g以ヒであるような重合度とす
る必要がある。この固有粘度(η1nh)が0−2di
/g未満である場合には、得られるポリアミドイミド
樹脂に十分な機械的強度が発現しない。
次いで、第2工程において、上記により得られたポリア
ミック酸を熱処理して、重合体中に完全なイミド環を形
成せしめ上記式(m)および式(IV)で示される繰り
返し単位を有する本発明のポリアミドイミド樹脂を得る
。
ミック酸を熱処理して、重合体中に完全なイミド環を形
成せしめ上記式(m)および式(IV)で示される繰り
返し単位を有する本発明のポリアミドイミド樹脂を得る
。
成形加工法としては、ポリアミック酸に対してキャスト
製膜法、湿式紡糸法、強化繊維を含浸させたプリプレグ
法などを適用することができる。
製膜法、湿式紡糸法、強化繊維を含浸させたプリプレグ
法などを適用することができる。
は100〜400℃、好ましくは200〜350℃、処
理時間は1〜50時間、好ましくは3〜20時間である
。尚、この熱処理工程は減圧下で行なうことが好ましい
。
理時間は1〜50時間、好ましくは3〜20時間である
。尚、この熱処理工程は減圧下で行なうことが好ましい
。
[発明の実施例]
実施例I
N、N−ジメチルアセトアミド 50層文にジアミンと
して4.4′−ジアミノジフェニルエーテル1.801
9g(8ミリモル)と、 4,4°−ジアミノベンズア
ニリド0.4548g (2ミリモル)を入れ、40℃
において溶解させた後、これにピロメリット酸無水物2
.1812g(lOミリモル)を加え、40℃において
4時間反応させることによりポリアミック酸を得た。こ
のポリアミック酸のN、N−ジメチルアセトアミドを溶
媒とする0、5g/di濃度の溶液の25℃における固
有粘度 Cη1nb)はo、325djl /gであっ
た。
して4.4′−ジアミノジフェニルエーテル1.801
9g(8ミリモル)と、 4,4°−ジアミノベンズア
ニリド0.4548g (2ミリモル)を入れ、40℃
において溶解させた後、これにピロメリット酸無水物2
.1812g(lOミリモル)を加え、40℃において
4時間反応させることによりポリアミック酸を得た。こ
のポリアミック酸のN、N−ジメチルアセトアミドを溶
媒とする0、5g/di濃度の溶液の25℃における固
有粘度 Cη1nb)はo、325djl /gであっ
た。
しかるのち、このポリアミック酸溶液をガラス板上に流
延し、キャスト製膜した。得られたフィルムを減圧下、
350℃において3時間熱処樹脂を得た。このポリアミ
ドイミド樹脂において n/(man)の値は0.2で
あった。又、コノポリアミドイミド樹脂フィルムの赤外
吸収(IR)スペクトルによる分析を行なったところ、
1780c層→。
延し、キャスト製膜した。得られたフィルムを減圧下、
350℃において3時間熱処樹脂を得た。このポリアミ
ドイミド樹脂において n/(man)の値は0.2で
あった。又、コノポリアミドイミド樹脂フィルムの赤外
吸収(IR)スペクトルによる分析を行なったところ、
1780c層→。
1380 c m−’および720 c m−’にイミ
ド結合による特性吸収、そして、1870 c m−’
および3470cm′4にアミド結合による弱い特性吸
収が確認された。
ド結合による特性吸収、そして、1870 c m−’
および3470cm′4にアミド結合による弱い特性吸
収が確認された。
更に、このポリアミドイミド樹脂フィルムについて引張
強度、引張弾性率および破断伸びを測定し、結果を表に
示した。
強度、引張弾性率および破断伸びを測定し、結果を表に
示した。
実施例2
N、N−ジメチルアセトアミド50mMにジアミンとし
て4.4°−ジ7ミノジフェこルエーテル1.20目g
(6ミリモル)と、 4,4°−ジアミノベンズアニリ
ド0.9091 g (4ミリモル)を入れ、40℃に
おいて溶解させた後、これにピロメリット酸二無水物2
.1812g(10ミリモル)を加えて、40℃におい
て4時間反応させた。ついで反応生成物を水中に投入し
て、重合体をか別回収し、メタノールで洗浄したのち、
100℃で8時間減圧乾燥した。ここで得られたポリ
アミック酸の収率は86%であり。
て4.4°−ジ7ミノジフェこルエーテル1.20目g
(6ミリモル)と、 4,4°−ジアミノベンズアニリ
ド0.9091 g (4ミリモル)を入れ、40℃に
おいて溶解させた後、これにピロメリット酸二無水物2
.1812g(10ミリモル)を加えて、40℃におい
て4時間反応させた。ついで反応生成物を水中に投入し
て、重合体をか別回収し、メタノールで洗浄したのち、
100℃で8時間減圧乾燥した。ここで得られたポリ
アミック酸の収率は86%であり。
N、N−ジメチルアセトアミドを溶媒とする0、58ノ
dll濃度の溶液の25℃における固有粘度(η1nb
)はQ、30 dl /gであった。
dll濃度の溶液の25℃における固有粘度(η1nb
)はQ、30 dl /gであった。
つぎに、このポリアミック酸をN〜メチル−2−ピロリ
ドンに溶解して60℃においてキャストil!sした。
ドンに溶解して60℃においてキャストil!sした。
得られたフィルムは、減圧下に350℃で3時間熱処理
することによってポリアミドイミド樹脂とした。このポ
リアミドイミド樹脂のn/(■◆n)の値は0.4であ
り、IR分析の結果は実施例1と同様であった。
することによってポリアミドイミド樹脂とした。このポ
リアミドイミド樹脂のn/(■◆n)の値は0.4であ
り、IR分析の結果は実施例1と同様であった。
実施例3
実施例1において用いた4、4°−ジアミノジフェニル
エーテルの使用量を0.8010g(4ミリモル)とし
、かつ4.4°−ジアミノ欠ンズアニリドの使用量を1
.3837g(fl ミリモル)としたほかは実施例1
と同様にした。ポリアミック酸の固有粘度(η1nh)
は0.49dll /gであった。また、得られたポリ
アミドイミド樹脂の n/(膳◆n)の値は 0.6で
あり、IR分析の結果は実施例1と同様であった。
エーテルの使用量を0.8010g(4ミリモル)とし
、かつ4.4°−ジアミノ欠ンズアニリドの使用量を1
.3837g(fl ミリモル)としたほかは実施例1
と同様にした。ポリアミック酸の固有粘度(η1nh)
は0.49dll /gであった。また、得られたポリ
アミドイミド樹脂の n/(膳◆n)の値は 0.6で
あり、IR分析の結果は実施例1と同様であった。
実施例4
4.4°−ジアミノジフェニルエーテルの使用量を0.
8010g (2ミリモル)、 4.4′−ジアミノベ
ンズアニリドの使用量を1.8182g (8ミリモル
)としたほかは実施例1と同様にした。ηinh =0
.381dJL /g 、 n/ (man) =
0.8 、 IR分析の結果は実施例1と同様であった
。
8010g (2ミリモル)、 4.4′−ジアミノベ
ンズアニリドの使用量を1.8182g (8ミリモル
)としたほかは実施例1と同様にした。ηinh =0
.381dJL /g 、 n/ (man) =
0.8 、 IR分析の結果は実施例1と同様であった
。
比較例1
実施例1において用いた4、4′−ジアミノジフェニル
エーテルの使用量を2.0024g(10ミリモル)と
し、かつ4.4゛−ジアミノベンズアニリトハ全く使用
しなかったほかは実施例1と同様にした。
エーテルの使用量を2.0024g(10ミリモル)と
し、かつ4.4゛−ジアミノベンズアニリトハ全く使用
しなかったほかは実施例1と同様にした。
この場合のポリアミック酸の固有粘度(η1nh)は0
−3tsclJ1 /gであった。
−3tsclJ1 /gであった。
比較例?
実施例1において用いた4、4°−ジアミノベンズアニ
リドの使用量を2.2728g(10ミリモル)とし、
かつ、 4,4′−ジアミノジフェニルエーテルを全く
使用しなかったほかは、実施例1と同様にした。しかし
、得られたポリアミック酸は、N−メチル−2−ピロリ
ドン、N、N−ジメチルアセトアミド等に溶解しなかっ
た。
リドの使用量を2.2728g(10ミリモル)とし、
かつ、 4,4′−ジアミノジフェニルエーテルを全く
使用しなかったほかは、実施例1と同様にした。しかし
、得られたポリアミック酸は、N−メチル−2−ピロリ
ドン、N、N−ジメチルアセトアミド等に溶解しなかっ
た。
また、反応生成溶液より実施例工と同様にしてキャスト
製膜し、熱処理したフィルムについて。
製膜し、熱処理したフィルムについて。
表示の機械的強度の測定を行なった。その結果。
ポリアミドイミド樹脂フィルムの破断伸びはわずか4.
2%であり、非常に脆いフィルムであることが確認され
た。
2%であり、非常に脆いフィルムであることが確認され
た。
実施例5
実施例2におけるピロメリット酸二無水物に代えて、3
,3°、4,4°−ベンゾフェノンテトラカルポン酸二
無水物3.2223g(10ミリモル)を用いたほかは
実施例2と同様にした。 ηinh = 0.343d
JL /g 。
,3°、4,4°−ベンゾフェノンテトラカルポン酸二
無水物3.2223g(10ミリモル)を用いたほかは
実施例2と同様にした。 ηinh = 0.343d
JL /g 。
n / (+s+n) =O−4a IR分析結果は実
施例2と同様。
施例2と同様。
比較例3
4.4°−ジアミノジフェニルエーテルの使用量を2.
0024g(10ミリモル)とし、 4,4°−ジアミ
ノベンズアニリドは使用しなかったほかは実施例5と同
様にした。 77 inh = 0.327dJl /
g。
0024g(10ミリモル)とし、 4,4°−ジアミ
ノベンズアニリドは使用しなかったほかは実施例5と同
様にした。 77 inh = 0.327dJl /
g。
実施例6
実施例2における4、4゛−ジアミノジフェニルエーテ
ルに代えて、4,4゛−ジアミノジフェニルメタン1.
181313g (8ミリモル)を用いたほかは実施例
2と同様にした。 ηjnh = 0.317cNL
/g 。
ルに代えて、4,4゛−ジアミノジフェニルメタン1.
181313g (8ミリモル)を用いたほかは実施例
2と同様にした。 ηjnh = 0.317cNL
/g 。
n / (man) = 0.4 、 IR分析結果は
実施例2と同様。
実施例2と同様。
比較例4
4.4′−ジアミノジフェニルメタンの使用量を1.9
827g(10ミリモル)とし、 4,4°−ジアミノ
ベンズアニリドは使用しなかったほかは実施例6と同様
にした。 ηinh = 0.239cHL /g。
827g(10ミリモル)とし、 4,4°−ジアミノ
ベンズアニリドは使用しなかったほかは実施例6と同様
にした。 ηinh = 0.239cHL /g。
実施例7
ジアミンとして4,4°−ジアミノジフェニルメタン1
.1898g (8ミリモル)を用い、テトラカルボン
酸無水物として3.3°、4,4°−ベンゾフェノンテ
トラカルボン酸二無水物3.2223g(10ミリモル
)を用いたほかは実施例2と同様にした。ηinh =
0.355dl /g 、 n/ (man) =
0.4 、 IR分析結果は実施例2と同様。
.1898g (8ミリモル)を用い、テトラカルボン
酸無水物として3.3°、4,4°−ベンゾフェノンテ
トラカルボン酸二無水物3.2223g(10ミリモル
)を用いたほかは実施例2と同様にした。ηinh =
0.355dl /g 、 n/ (man) =
0.4 、 IR分析結果は実施例2と同様。
比較例5
4.4゛−ジアミノジフェニルメタンの使用量を1.9
82”1g(IQミ!J モ/l/) トL、 4,4
°−ジアミノベンズアニリドを用いなかったほかは実施
例7と同様にした。 ηinh = 0.241clQ
/g。
82”1g(IQミ!J モ/l/) トL、 4,4
°−ジアミノベンズアニリドを用いなかったほかは実施
例7と同様にした。 ηinh = 0.241clQ
/g。
以上、実施例2〜7並びに比較例1〜5についてもそれ
ぞれ実施例1と同様にして機械的強度。
ぞれ実施例1と同様にして機械的強度。
すなわち、破断強度、引張弾性率および破断伸びを測定
し、それぞれの結果を表に示した。
し、それぞれの結果を表に示した。
[発明の効果]
以上の説明から明らかなように、本発明方法を適用して
製造された新規ポリアミドイミド樹脂は、成形加工性に
優れていることは言うまでもなく、破断強度、引張弾性
率、破断伸びなどの機械的性質においても非常に優れて
いるため、電子・電気機器、各種機械部品、航空機など
の素材として極めて有用である。
製造された新規ポリアミドイミド樹脂は、成形加工性に
優れていることは言うまでもなく、破断強度、引張弾性
率、破断伸びなどの機械的性質においても非常に優れて
いるため、電子・電気機器、各種機械部品、航空機など
の素材として極めて有用である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、次式: ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、Arは▲数式、化学式、表等があります▼、▲
数式、化学式、表等があります▼、▲数式、化学式、表
等があります▼又は▲数式、化学式、表等があります▼
を表わし、Xは−O−、−S−、−SO_2−、−CO
−、−CH_2−又は▲数式、化学式、表等があります
▼を表わす)で示される繰り返し単位m個、および、 次式: ▲数式、化学式、表等があります▼(II) (式中、Arは上と同じ意味を有する) で示される繰り返し単位n個 (ただし、m、nはそれぞれ0.1≦n/(m+n)≦
0.9の関係を満足する数を表わす) を有し、かつ、N,N−ジメチルアセトアミドを溶媒と
する0.5g/dl濃度の溶液の25℃における固有粘
度が0.2dl/g以上であるポリアミック酸を加熱環
化してなる、 次式: ▲数式、化学式、表等があります▼(III) (式中、ArおよびXはそれぞれ上と同じ意味を有する
) で示される繰り返し単位m個、および、 次式: ▲数式、化学式、表等があります▼(IV) (式中、Arには上と同じ意味を有する) で示される繰り返し単位n個 (ただし、m、nは上記の関係を満足する数を表わす) を有することを特徴とする新規ポリアミドイミド樹脂。 2、次式: ▲数式、化学式、表等があります▼(V) (式中、Xは−O−、−S−、−SO_2−、CO−、
−CH_2−又は▲数式、化学式、表等があります▼を
表わす) で示されるジアミン類と、4,4′−ジアミノベンズア
ニリド並びに 次式: ▲数式、化学式、表等があります▼(VI) (式中、Arは▲数式、化学式、表等があります▼、▲
数式、化学式、表等があります▼、▲数式、化学式、表
等があります▼又は▲数式、化学式、表等があります▼
を表わす) で示されるテトラカルボン酸無水物とを溶媒の存在下で
反応させることにより、 次式: ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、ArおよびXはそれぞれ上と同じ意味を有する
) で示される繰り返し単位m個、および、 次式: ▲数式、化学式、表等があります▼(II) (式中、Arには上と同じ意味を有する) で示される繰り返し単位n個 (ただし、m、nはそれぞれ0.1≦n/(m+n)≦
0.9の関係を満足する数を表わす) を有し、かつ、N,N−ジメチルアセトアミドを溶媒と
する0.5g/dl濃度の溶液の25℃における固有粘
度が0.2dl/g以上であるポリアミック酸を生成せ
しめ、しかるのち、該ポリアミック酸を熱処理すること
)特徴とする、 次式: ▲数式、化学式、表等があります▼(III) (式中、ArおよびXはそれぞれ上と同じ意味を有する
) で示される繰り返し単位m個、および、 次式: ▲数式、化学式、表等があります▼(IV) (式中、Arは上と同じ意味を有する) で示される繰り返し単位n個 (ただし、m、nは上記の関係を満足する数を表わす) を有する新規ポリアミドイミド樹脂の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP209085A JPS61162526A (ja) | 1985-01-11 | 1985-01-11 | 新規ポリアミドイミド樹脂とその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP209085A JPS61162526A (ja) | 1985-01-11 | 1985-01-11 | 新規ポリアミドイミド樹脂とその製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61162526A true JPS61162526A (ja) | 1986-07-23 |
Family
ID=11519647
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP209085A Pending JPS61162526A (ja) | 1985-01-11 | 1985-01-11 | 新規ポリアミドイミド樹脂とその製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61162526A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62280224A (ja) * | 1986-05-28 | 1987-12-05 | Toray Ind Inc | ポリアミドイミドフイルム |
JPH01315419A (ja) * | 1988-06-15 | 1989-12-20 | Sumitomo Bakelite Co Ltd | ポリイミドフィルム |
JPH02150452A (ja) * | 1988-12-01 | 1990-06-08 | Sumitomo Bakelite Co Ltd | 低熱膨張ポリイミドフィルム |
JPH02150453A (ja) * | 1988-12-01 | 1990-06-08 | Sumitomo Bakelite Co Ltd | ポリイミドフィルムおよびその製造方法 |
JPH03149227A (ja) * | 1989-11-06 | 1991-06-25 | Sumitomo Bakelite Co Ltd | 樹脂組成物 |
-
1985
- 1985-01-11 JP JP209085A patent/JPS61162526A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62280224A (ja) * | 1986-05-28 | 1987-12-05 | Toray Ind Inc | ポリアミドイミドフイルム |
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JPH03149227A (ja) * | 1989-11-06 | 1991-06-25 | Sumitomo Bakelite Co Ltd | 樹脂組成物 |
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