JPS5935612Y2 - 津波、高潮による海上浮上構造物の陸上への移動防止装置 - Google Patents
津波、高潮による海上浮上構造物の陸上への移動防止装置Info
- Publication number
- JPS5935612Y2 JPS5935612Y2 JP2301380U JP2301380U JPS5935612Y2 JP S5935612 Y2 JPS5935612 Y2 JP S5935612Y2 JP 2301380 U JP2301380 U JP 2301380U JP 2301380 U JP2301380 U JP 2301380U JP S5935612 Y2 JPS5935612 Y2 JP S5935612Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tsunamis
- floating structures
- moving onto
- storm surges
- prevent floating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、津波や台風による高潮が発生した場合、港
湾内に停泊している船舶等の海上浮上構造物が陸上に移
動してしまうことを防止するための防止装置に関するも
のである。
湾内に停泊している船舶等の海上浮上構造物が陸上に移
動してしまうことを防止するための防止装置に関するも
のである。
従来、津波や台風による高潮が発生すると、港湾に停泊
している船舶等の海上浮上構造物は、係留索を切断し、
陸上に移動してしまい、波、潮が引いた後、陸上にその
まま残留する事態が発生する。
している船舶等の海上浮上構造物は、係留索を切断し、
陸上に移動してしまい、波、潮が引いた後、陸上にその
まま残留する事態が発生する。
陸上に残留した海上浮上構造物が船舶等の大型構造物で
あると、再び海上に戻すことは不可能であるので解体し
てスクラップにせざるを得ず、多大の損害をこうむるこ
とになる。
あると、再び海上に戻すことは不可能であるので解体し
てスクラップにせざるを得ず、多大の損害をこうむるこ
とになる。
また、さらに、このような大型構造物が道路、鉄道路上
に残留した場合には、交通面でも大きな問題点が発生す
ることとなる。
に残留した場合には、交通面でも大きな問題点が発生す
ることとなる。
この考案は、前述の津波や台風による高潮により、海上
浮上構造物が陸上に移動してしまうことを防止するため
の装置を提供するものであって、岸壁前面の平常水位よ
り高い位置に段部を設け、該段部にガイド杭を立設する
とともに該ガイド杭に浮体を挿入してなることに特徴を
有する。
浮上構造物が陸上に移動してしまうことを防止するため
の装置を提供するものであって、岸壁前面の平常水位よ
り高い位置に段部を設け、該段部にガイド杭を立設する
とともに該ガイド杭に浮体を挿入してなることに特徴を
有する。
この考案を以下、実施例とともに図面を参照しながら説
明する。
明する。
第1図は、この考案の装置による平常水位時の係船状態
を示す斜視図であり第2図は、この考案の装置の異常水
位時における状態を示す側面図である。
を示す斜視図であり第2図は、この考案の装置の異常水
位時における状態を示す側面図である。
1は港湾、造船所等の岸壁、1″は該岸壁に設けられた
段部で、該段部1′は平常の水位2より上方に形成され
ている。
段部で、該段部1′は平常の水位2より上方に形成され
ている。
該段部1′には岸壁1の長手方向に沿って複数のガイド
杭3が固着立設されている。
杭3が固着立設されている。
さらに、該ガイド杭3には、同様に岸壁1の長手方向に
沿って複数設けられた、浮体4が挿入状態で配置されて
いる。
沿って複数設けられた、浮体4が挿入状態で配置されて
いる。
尚、5は、海上浮上構造物としての船舶である。
6,7はボラード、8は係留索、9は異常水位を各々示
す。
す。
この考案は、以上の構成からなるので、津波゛、高潮が
発生した場合は、第2図に示すごとく水位の上昇につれ
浮体4がガイド杭3を案内として浮上し、それにつれ船
舶5も浮上する。
発生した場合は、第2図に示すごとく水位の上昇につれ
浮体4がガイド杭3を案内として浮上し、それにつれ船
舶5も浮上する。
もし、船舶5が陸側へ移動しようとしても、浮体4はガ
イド杭3に上下動のみ移動自在に挿入されているので、
これに阻止され移動することがない。
イド杭3に上下動のみ移動自在に挿入されているので、
これに阻止され移動することがない。
また、反対に海側に移動しようとしても、係留索8によ
り係留されているので、流される虞れはない。
り係留されているので、流される虞れはない。
さらに、岸壁1には、段部1′を設け、浮体4は常時そ
の位置に定置されるようになっているので、岸壁1の地
上面と一致した状態となり、通行、荷役面に支障がない
他、浮体が常時水中にないので、腐食あるいは浸食上の
問題も発生しない。
の位置に定置されるようになっているので、岸壁1の地
上面と一致した状態となり、通行、荷役面に支障がない
他、浮体が常時水中にないので、腐食あるいは浸食上の
問題も発生しない。
以上説明したように、この考案によれば、津波、高潮に
際し、船舶等の海上浮上構造物が陸地に移動し、潮の引
いた後、陸地に残留するという異常状態が未然に防止で
きるというきわめて大きな効果をもたらされる。
際し、船舶等の海上浮上構造物が陸地に移動し、潮の引
いた後、陸地に残留するという異常状態が未然に防止で
きるというきわめて大きな効果をもたらされる。
第1図は、この考案の装置による平常水位時の係船状態
を示す斜視図、第2図は、この考案の装置の異常水位時
における状態を示す側面図である。 図面にお゛いて、 1・・・・・・岸壁、1′・・・・・・段部、2・・・
・・・平常時の水位、3・・・・・・ガイド杭、4・・
・・・・浮体、5・・・・・・船舶、6゜7・・・・・
・ボラード、8・・・・・・係留索、9・・・・・・異
常の水位。
を示す斜視図、第2図は、この考案の装置の異常水位時
における状態を示す側面図である。 図面にお゛いて、 1・・・・・・岸壁、1′・・・・・・段部、2・・・
・・・平常時の水位、3・・・・・・ガイド杭、4・・
・・・・浮体、5・・・・・・船舶、6゜7・・・・・
・ボラード、8・・・・・・係留索、9・・・・・・異
常の水位。
Claims (1)
- 岸壁前面の、平常水位より高い位置に段部1′を設け、
該段部にガイド杭3を立設するとともに該ガイド杭に浮
体4を挿入してなることを特徴とする津波、高潮による
海上浮上構造物の陸上への移動防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2301380U JPS5935612Y2 (ja) | 1980-02-26 | 1980-02-26 | 津波、高潮による海上浮上構造物の陸上への移動防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2301380U JPS5935612Y2 (ja) | 1980-02-26 | 1980-02-26 | 津波、高潮による海上浮上構造物の陸上への移動防止装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56124586U JPS56124586U (ja) | 1981-09-22 |
JPS5935612Y2 true JPS5935612Y2 (ja) | 1984-10-02 |
Family
ID=29619129
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2301380U Expired JPS5935612Y2 (ja) | 1980-02-26 | 1980-02-26 | 津波、高潮による海上浮上構造物の陸上への移動防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5935612Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6246250B2 (ja) * | 2015-08-04 | 2017-12-13 | 和歌山県 | 船舶係留装置 |
-
1980
- 1980-02-26 JP JP2301380U patent/JPS5935612Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56124586U (ja) | 1981-09-22 |
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