JPS5838468B2 - キノフタロンケイカゴウブツ ノ セイゾウホウ - Google Patents
キノフタロンケイカゴウブツ ノ セイゾウホウInfo
- Publication number
- JPS5838468B2 JPS5838468B2 JP10342974A JP10342974A JPS5838468B2 JP S5838468 B2 JPS5838468 B2 JP S5838468B2 JP 10342974 A JP10342974 A JP 10342974A JP 10342974 A JP10342974 A JP 10342974A JP S5838468 B2 JPS5838468 B2 JP S5838468B2
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- Japan
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- parts
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- naphthalene
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- dicarboxylic
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は新規な化合物であるキノフタロン系化合物の製
造法である。
造法である。
更に詳しくは、特に耐光性・耐熱性にすぐれた顔料とし
て用いるに好適なキノフタロン系化合物の製造法である
。
て用いるに好適なキノフタロン系化合物の製造法である
。
従来、キノフタロン系化合物として多くの化合物が知ら
れているが、顔料として用いるに好適な特に耐光性、耐
熱性のすぐれた化合物はあまり知**られていない。
れているが、顔料として用いるに好適な特に耐光性、耐
熱性のすぐれた化合物はあまり知**られていない。
すなわち、例えば、下記式(IV)
〔式中、Yはハロゲン原子、X、Xl、X2は水素原子
又はハロゲン原子、nは1〜4の整数〕で表わされるキ
ノフタロン系化合物が提案されている(特開昭48−3
0,736号公報、特開昭48−32,916号公報参
照)が、それでもなお耐熱性が必ずしも充分とは云えず
、耐熱性を充分にするには更にハロゲン化することが必
要であった。
又はハロゲン原子、nは1〜4の整数〕で表わされるキ
ノフタロン系化合物が提案されている(特開昭48−3
0,736号公報、特開昭48−32,916号公報参
照)が、それでもなお耐熱性が必ずしも充分とは云えず
、耐熱性を充分にするには更にハロゲン化することが必
要であった。
本発明者は、かかる欠点を解決した耐熱性、色調のすぐ
れた更に耐熱性も向上したキノフタロン系化合物を提供
する方法を鋭意研究した結果、上記式〔■〕で示される
新規化合物を工業的に有利に製造する方法を究明し、本
発明に到達したものである。
れた更に耐熱性も向上したキノフタロン系化合物を提供
する方法を鋭意研究した結果、上記式〔■〕で示される
新規化合物を工業的に有利に製造する方法を究明し、本
発明に到達したものである。
すなわち、本発明は、
下記式(I)
〔式中、Aはイオン化しない置換基により置換されてい
ても良く、2個のカルボニル基(1および2)のオルト
位又はぺり位で結合しているフェニレン基又はナフチレ
ン基、Xはイオン化しない置換基、nはO〜3の整数〕 で表わされるナフタレン−2,3−ジカルボン酸類又は
その2,3−ジカルボン酸無水物類を、下記式(It) ※ 〔式中、Rは水素原子、カルボキシル基又はハロゲン原
子、Yはイオン化しない置換基、mは1〜4の整数〕 で表わされるキノリン誘導体と加熱反応させ、所望によ
り更にハロゲン化することを特徴とする下記式CIII
) 〔式中、A、X、Y、mおよびnは上式に同じ、R′は
水素原子又はハロゲン原子、〕 で表わされるキノフタロン系化合物又は更にハロゲン化
されたキノフタロン系化合物の製造法である。
ても良く、2個のカルボニル基(1および2)のオルト
位又はぺり位で結合しているフェニレン基又はナフチレ
ン基、Xはイオン化しない置換基、nはO〜3の整数〕 で表わされるナフタレン−2,3−ジカルボン酸類又は
その2,3−ジカルボン酸無水物類を、下記式(It) ※ 〔式中、Rは水素原子、カルボキシル基又はハロゲン原
子、Yはイオン化しない置換基、mは1〜4の整数〕 で表わされるキノリン誘導体と加熱反応させ、所望によ
り更にハロゲン化することを特徴とする下記式CIII
) 〔式中、A、X、Y、mおよびnは上式に同じ、R′は
水素原子又はハロゲン原子、〕 で表わされるキノフタロン系化合物又は更にハロゲン化
されたキノフタロン系化合物の製造法である。
本発明方法において用いられるナフタレン−2゜3−ジ
カルボン酸類又はその2,3−ジカルボン酸無水物類は
上記式〔■〕で表わされるものである。
カルボン酸類又はその2,3−ジカルボン酸無水物類は
上記式〔■〕で表わされるものである。
式中、Aはイオン化しない置換基により置換されていて
も良く、また、イミド環を形成している2個のカルボニ
ル基(式では1および2の番号が付しである)とオルト
位又はぺり位で結合しているフェニレン基又はナフチレ
ン基であり、Xはイオン化しない置換基、nはO〜3の
整数である。
も良く、また、イミド環を形成している2個のカルボニ
ル基(式では1および2の番号が付しである)とオルト
位又はぺり位で結合しているフェニレン基又はナフチレ
ン基であり、Xはイオン化しない置換基、nはO〜3の
整数である。
イオン化しない置換基とは、例えば、カルボン酸基、ス
ルホン酸基の如きアルカリと反応して水溶性の塩を形成
するような基ではないことを表わすものであり、具体的
には、塩素、臭素の如きハロゲン原子、メチル基、エチ
ル基、プロピル基、ブチル基の如きアルキル基、メトキ
シ基、エトキシ基の如きアルコキシ基、フェニル基、ト
リル基の如きアリル基、ベンゾイル基、アセチル基の如
きアシル基等を好ましいものとしてあげることができる
。
ルホン酸基の如きアルカリと反応して水溶性の塩を形成
するような基ではないことを表わすものであり、具体的
には、塩素、臭素の如きハロゲン原子、メチル基、エチ
ル基、プロピル基、ブチル基の如きアルキル基、メトキ
シ基、エトキシ基の如きアルコキシ基、フェニル基、ト
リル基の如きアリル基、ベンゾイル基、アセチル基の如
きアシル基等を好ましいものとしてあげることができる
。
かかる化合物の具体例としては、例えば、およびこれら
化合物のフタルイミド基あるいはナフトイルイミド基を
構成するベンゼン環またはナフタレン環が1〜4個のハ
ロゲン原子、特に塩素又は臭素原子により置換されたも
のに相当する化合物、 および、これら化合物のフタルイミド基又はナフトイル
イミド基を構成するベンゼン環またはナフタレン環が1
〜4個のハロゲン原子特に塩素又は臭素原子により置換
されたものに相当する化合物、およびこれら化合物のフ
タルイミド基又はナフトイルイミド基を構成するベンゼ
ン環またはナフタレン環が1〜4個のハロゲン原子、特
に塩素又は臭素原子により置換されたものに相当する化
合物、更には上記各式に表わされる化合物の臭素原子(
すなわち、2,3−ナフタレンジカルボン酸部位の臭素
原子)が塩素原子により置換された化合物等をあげるこ
とができる。
化合物のフタルイミド基あるいはナフトイルイミド基を
構成するベンゼン環またはナフタレン環が1〜4個のハ
ロゲン原子、特に塩素又は臭素原子により置換されたも
のに相当する化合物、 および、これら化合物のフタルイミド基又はナフトイル
イミド基を構成するベンゼン環またはナフタレン環が1
〜4個のハロゲン原子特に塩素又は臭素原子により置換
されたものに相当する化合物、およびこれら化合物のフ
タルイミド基又はナフトイルイミド基を構成するベンゼ
ン環またはナフタレン環が1〜4個のハロゲン原子、特
に塩素又は臭素原子により置換されたものに相当する化
合物、更には上記各式に表わされる化合物の臭素原子(
すなわち、2,3−ナフタレンジカルボン酸部位の臭素
原子)が塩素原子により置換された化合物等をあげるこ
とができる。
これらの化合物は、5アミノ−または6アミノー2,3
−ナフタレンジカルボン酸、或はこれらのハロゲン化誘
導体と、無水フタル酸、2,3−ナフタレンジカルボン
酸無水物、L2−ナフタレンジカルボン酸無水物、1,
8−ナフタル酸無水物或はこれらのハロゲン化誘導体と
を加熱反応させ、所望により更にハロゲン化することに
より合成することができる。
−ナフタレンジカルボン酸、或はこれらのハロゲン化誘
導体と、無水フタル酸、2,3−ナフタレンジカルボン
酸無水物、L2−ナフタレンジカルボン酸無水物、1,
8−ナフタル酸無水物或はこれらのハロゲン化誘導体と
を加熱反応させ、所望により更にハロゲン化することに
より合成することができる。
また、本発明方法において用いられるキノリン誘導体と
しては、例えば、3−オキシキナルジン、3−オキシキ
ナルジン−4−カルボン酸、3−オキシ−4−ブロムキ
ナルジン、3−オキシ−4−クロルキナルジン、3−オ
キシ−6−ブロムキナルジン、3−オキシ−6−クロル
キナルジン、3−オキシ−8−ブロムキナルジン、3−
オキシ−8−クロルキナルジン、3−オキシ−4,6−
ジブロムキナルジン、3−オキシ−6,8−ジブロムキ
ナルジン、3−オキシ−4−ブロム−6−クロルキナル
ジン、3−オキシ−6,8−ジクロルキナルジン、3−
オキシ−6−プロムキナルジンー4−カルボン酸、3−
オキシ−6,7−ジクロルキナルジン、3−オキシ−5
,6−ジクロルキナルジン等を好ましいものとしてあげ
られる。
しては、例えば、3−オキシキナルジン、3−オキシキ
ナルジン−4−カルボン酸、3−オキシ−4−ブロムキ
ナルジン、3−オキシ−4−クロルキナルジン、3−オ
キシ−6−ブロムキナルジン、3−オキシ−6−クロル
キナルジン、3−オキシ−8−ブロムキナルジン、3−
オキシ−8−クロルキナルジン、3−オキシ−4,6−
ジブロムキナルジン、3−オキシ−6,8−ジブロムキ
ナルジン、3−オキシ−4−ブロム−6−クロルキナル
ジン、3−オキシ−6,8−ジクロルキナルジン、3−
オキシ−6−プロムキナルジンー4−カルボン酸、3−
オキシ−6,7−ジクロルキナルジン、3−オキシ−5
,6−ジクロルキナルジン等を好ましいものとしてあげ
られる。
本発明の反応は溶媒の存在下または不存在下で行うこと
ができる。
ができる。
溶媒の存在下で反応を行う場合、用いられる溶媒として
は、反応に不活性な有機溶媒例えば、ニトロベンゼン、
O−ニトロトルエン、O−ジクロベンゼン、トリクロル
ベンゼン、トリメチルベンゼン、デカリン、テトラリン
、クロルナフタレン、N−メチルピロリドン、ジメチル
アセトアミド等が用いられる。
は、反応に不活性な有機溶媒例えば、ニトロベンゼン、
O−ニトロトルエン、O−ジクロベンゼン、トリクロル
ベンゼン、トリメチルベンゼン、デカリン、テトラリン
、クロルナフタレン、N−メチルピロリドン、ジメチル
アセトアミド等が用いられる。
使用される量は反応物に対して2〜20重量倍で良く、
更に大量の溶媒を用いても良いが反応後の溶媒の回収等
の点から好ましくは3〜15重量倍でよい。
更に大量の溶媒を用いても良いが反応後の溶媒の回収等
の点から好ましくは3〜15重量倍でよい。
また、上記式〔I〕で表わされるイミド化ナフタレン−
2,3−ジカルボン酸類またはその2,3−ジカルボン
酸無水物と上記式(II)で表わされるキノリン誘導体
の使用割合は、如何なる範囲でも行なわれ得るが、キノ
リン誘導体がナフタレンジカルボン酸誘導体又はその無
水物に比して分解しやすいのでキノリン誘導体を効率よ
く反応させるためには、ナフタレン−2,3−ジカルボ
ン酸誘導体又はその無水物を過剰に用いた方が良い。
2,3−ジカルボン酸類またはその2,3−ジカルボン
酸無水物と上記式(II)で表わされるキノリン誘導体
の使用割合は、如何なる範囲でも行なわれ得るが、キノ
リン誘導体がナフタレンジカルボン酸誘導体又はその無
水物に比して分解しやすいのでキノリン誘導体を効率よ
く反応させるためには、ナフタレン−2,3−ジカルボ
ン酸誘導体又はその無水物を過剰に用いた方が良い。
例えば、キノリン誘導体に対して2〜20モル倍の量が
使用される。
使用される。
反応は100〜300℃の温度範囲で行われうるが、好
ましくは160〜260℃の範囲が良い。
ましくは160〜260℃の範囲が良い。
反応は原料混合物を上記溶媒の存在下或は不存在下で、
適当な温度でただ加熱するだけでも進行するが、一層効
果的に行うために、塩化亜鉛、塩化アルミニウム、沸化
ホウ素−エーテル錯体等の触媒を加えて行うこともでき
る。
適当な温度でただ加熱するだけでも進行するが、一層効
果的に行うために、塩化亜鉛、塩化アルミニウム、沸化
ホウ素−エーテル錯体等の触媒を加えて行うこともでき
る。
以上詳述した通り、本発明によれば、新規化合物である
キノフタロン系化合物が極めて容易に製造し得、しかも
これらの化合物はすぐれた耐熱性と色調とを有している
ため特に顔料として有用な化合物を提供しうるものであ
り、その効果は犬である。
キノフタロン系化合物が極めて容易に製造し得、しかも
これらの化合物はすぐれた耐熱性と色調とを有している
ため特に顔料として有用な化合物を提供しうるものであ
り、その効果は犬である。
以下、実施例により本発明方法を詳述する。
実施例中「部」は「重量部」を表わしている。
実施例 1
(1)ナフタレン−2,3−ジカルボン酸20fを比重
1.42の硝酸60ydに室温で加え、100℃に1時
間保持した。
1.42の硝酸60ydに室温で加え、100℃に1時
間保持した。
後、水を加え濾過水洗乾燥して淡黄色の粗製化合物23
1(収率97φ)を得た。
1(収率97φ)を得た。
氷酢酸より再結晶して、融点238℃の淡黄色プリズム
晶の5−ニトロ−2,3−ナフタレンジカルボン酸を得
た。
晶の5−ニトロ−2,3−ナフタレンジカルボン酸を得
た。
(2) 5−ニトロ−2,3−ナフタレンジカルボン
酸14グをアンモニア水(28%アンモニア水100r
nlに水300−を加えたもの)に溶解し、これに結晶
性硫酸第1鉄1221を水200rrllに溶解した熱
溶液を加え、スチームバスで30分間加熱した。
酸14グをアンモニア水(28%アンモニア水100r
nlに水300−を加えたもの)に溶解し、これに結晶
性硫酸第1鉄1221を水200rrllに溶解した熱
溶液を加え、スチームバスで30分間加熱した。
後、生成物を熱時濾過し、ろ液に氷酢酸50rrllを
加え12時間放置し、析出した沈澱を炉取、水洗更に乾
燥し8.6f(収率69.7%)の粗製化合物を得た。
加え12時間放置し、析出した沈澱を炉取、水洗更に乾
燥し8.6f(収率69.7%)の粗製化合物を得た。
75φの酢酸より再結晶を行い融点360℃以上で下記
の如き元素分析値を示す5−アミノ−2,3−ナフタレ
ンジカルボン酸を得た。
の如き元素分析値を示す5−アミノ−2,3−ナフタレ
ンジカルボン酸を得た。
CHN
理論値(至) 62.30 3.90 6.06
実測値帆 61.35 4.01 5.69(3
)上記(2)の如くして製造した5−アミノ−2,3−
ナフタレンジカルボン酸9.2 P (0,04モル)
と無水フタル酸6f(0,04モル)を氷酢酸に溶解し
2時間加熱還流した。
実測値帆 61.35 4.01 5.69(3
)上記(2)の如くして製造した5−アミノ−2,3−
ナフタレンジカルボン酸9.2 P (0,04モル)
と無水フタル酸6f(0,04モル)を氷酢酸に溶解し
2時間加熱還流した。
後、氷水中に注入し析出した沈澱を泗取、水洗更に乾燥
して81(収率56φ)の粗製化合物を得た。
して81(収率56φ)の粗製化合物を得た。
これを65咎の氷酢酸から再結晶して融点300℃以上
の5−フタルイミノ−ナフタレン−2,3−yカルボン
酸を得た。
の5−フタルイミノ−ナフタレン−2,3−yカルボン
酸を得た。
また、上記(1)〜(3)の工程と同様にして表−1に
示した如き種々のイミノ化ナフタレン−2,3−ジカル
ボン酸類を合成した。
示した如き種々のイミノ化ナフタレン−2,3−ジカル
ボン酸類を合成した。
収率、融点、元素分析値を表−1に合せて示した。
また、これらの2,3−ジカルボン酸無水物類は相当す
る2、3−ジカルボン酸類を無水酢酸中で1時間加熱還
流することにより製造した。
る2、3−ジカルボン酸類を無水酢酸中で1時間加熱還
流することにより製造した。
(4)5−フタルイミノナフタレン−2,3−ジカルボ
ン酸無水物11部と2−メチル−3−オキシキノリン−
4−カルボン酸6.2部をニトロベンゼン60部中で6
時間還流下に加熱後冷却し、*水蒸気蒸留により溶媒を
留去した。
ン酸無水物11部と2−メチル−3−オキシキノリン−
4−カルボン酸6.2部をニトロベンゼン60部中で6
時間還流下に加熱後冷却し、*水蒸気蒸留により溶媒を
留去した。
沈澱を炉取しエタノールで洗浄後乾燥して下記構造を有
する黄色生成物7.0部を得た。
する黄色生成物7.0部を得た。
キシレンより再結晶した生成物の融点は示差熱分析(D
TA)によると488℃であった。
TA)によると488℃であった。
元素分析値は下記表−2の通りで計算値とはシ一致した
。
。
又、このものはジメチルホルムアミド
(DMF)中での最大吸収波長462mμを示した。
このものは微粉砕することによりそのまま着色顔料とし
て使用することが出来るが、更にこれを硫酸に溶解させ
て氷水中に投入し再沈澱させて水洗することにより顔料
化した。
て使用することが出来るが、更にこれを硫酸に溶解させ
て氷水中に投入し再沈澱させて水洗することにより顔料
化した。
この顔料は耐光性、耐熱性、耐薬品性にすぐれており印
刷インク塗料、プラスチックス等の着色に適するもので
あった。
刷インク塗料、プラスチックス等の着色に適するもので
あった。
実施例 2
5−(2,3’−ナフタルイミノ)ナフタレン−2,3
−ジカルボン酸無水物12.7部と2−メチル−3−オ
キシキノリン−4−カルボン酸6.2部とをニトロベン
ゼン60部中で6時間還流下に加熱後冷却し、水蒸気蒸
留により溶媒を留去した。
−ジカルボン酸無水物12.7部と2−メチル−3−オ
キシキノリン−4−カルボン酸6.2部とをニトロベン
ゼン60部中で6時間還流下に加熱後冷却し、水蒸気蒸
留により溶媒を留去した。
沈澱を炉取しエタノールで洗浄後乾燥して下記構造を有
する黄色生成物8.3部を得た。
する黄色生成物8.3部を得た。
N−メチルピロリドンで再結晶した生成物の融点は36
0℃以上であった。
0℃以上であった。
又、DMF中での最大吸収波長は462mμであった。
元素分析値は下記表−3の通りで計算値とほぼ一致した
。
。
実施例 3
5−テトラブロムフタルイミノ−ナフタレン−2,3−
ジカルボン酸無水物21.0部と2−メチル−3−オキ
シキノリン−4−カルボン酸6.2部をトリクロロベン
ゼン100部中で8時間還流下に加熱後冷却して生成す
る沈澱を枦取しエタノールで洗浄後乾燥して下記の構造
式を有する生成物12.3部を得た。
ジカルボン酸無水物21.0部と2−メチル−3−オキ
シキノリン−4−カルボン酸6.2部をトリクロロベン
ゼン100部中で8時間還流下に加熱後冷却して生成す
る沈澱を枦取しエタノールで洗浄後乾燥して下記の構造
式を有する生成物12.3部を得た。
トリクロルベンゼンで熱時洗浄して精製した生成物の融
点は360℃以上であった。
点は360℃以上であった。
DMF中での最大吸収波長は464mμであった。
元素分析値は下記表−4の通りで計算値とほぼ一致した
。
。
実施例 4
5−テトラクロルフタルイミノ−ナフタレン−2,3−
ジカルボン酸無水物15.4部と2−メチル−3−オキ
シキノリン−4−カルボン酸6.2部をトリクロルベン
ゼン100部中で8時間還流下に加熱後冷却して生成す
る沈澱を炉取しエタノールで洗浄後乾燥して下記の構造
式を有する生成物10.2部を得た。
ジカルボン酸無水物15.4部と2−メチル−3−オキ
シキノリン−4−カルボン酸6.2部をトリクロルベン
ゼン100部中で8時間還流下に加熱後冷却して生成す
る沈澱を炉取しエタノールで洗浄後乾燥して下記の構造
式を有する生成物10.2部を得た。
トリクロルベンゼンで熱時洗浄して精製した生成物の融
点はDTAによると430℃であった。
点はDTAによると430℃であった。
又、DMF中での最大吸収波長は462mμであづた。
元素分析値は下記表−5の通りで計算値とはシ一致した
。
。
実施例 5
5−(5’ 、 8’−ジブロモナフタルイミノ)ナフ
タレン−2,3−ジカルボン酸無水物20部と2−メチ
ル−3−オキシキノリン−4−カルボン酸6.2部をニ
トロベンゼン100部中で8時間還流下に加熱後冷却し
て生成する沈澱を炉取し、エタノールで洗浄して下記の
構造式を有する生成物14部を得た。
タレン−2,3−ジカルボン酸無水物20部と2−メチ
ル−3−オキシキノリン−4−カルボン酸6.2部をニ
トロベンゼン100部中で8時間還流下に加熱後冷却し
て生成する沈澱を炉取し、エタノールで洗浄して下記の
構造式を有する生成物14部を得た。
融点はDTAによると442℃であった。
入DMF中での最大吸収波長は462mμであった。
元素分析値は下記表−6の通りで計算値とはV 一実施
例 6 5−(5’、6’、7’、8’−テトラブロモナフタル
イミノ)ナフタレン−2,3−ジカルボン酸無水物50
部と2−メチル−3−オキシキノリン−4−カルボン酸
7部とをニトロベンゼン150部中で8時間還流下に加
熱したのち、冷却して生成する沈澱を炉取し、エタノー
ルで洗浄して下記の構造式を有する生成物20部を得た
。
例 6 5−(5’、6’、7’、8’−テトラブロモナフタル
イミノ)ナフタレン−2,3−ジカルボン酸無水物50
部と2−メチル−3−オキシキノリン−4−カルボン酸
7部とをニトロベンゼン150部中で8時間還流下に加
熱したのち、冷却して生成する沈澱を炉取し、エタノー
ルで洗浄して下記の構造式を有する生成物20部を得た
。
このものの融点はDTAによると500℃以上であった
。
。
又、DMF中での最大吸収波長は467mμであった0
元素分析値は下記表−7の通りで計算値とはシ一致した
。
元素分析値は下記表−7の通りで計算値とはシ一致した
。
実施例 7
5−(1’ 、 2’−ナフタルイミノ)ナフタレン−
2,3−ジカルボン酸無水物12.7部と2−メチル−
3−オキシキノリン−4−カルボン酸6.2部ヲ二トロ
ベンゼン60部中で6時間還流下に加熱後冷却し生成す
る沈澱を炉取し、エタノールで洗浄後乾燥して下記構造
を有する融点360℃以上の黄色生成物7.7部を得た
。
2,3−ジカルボン酸無水物12.7部と2−メチル−
3−オキシキノリン−4−カルボン酸6.2部ヲ二トロ
ベンゼン60部中で6時間還流下に加熱後冷却し生成す
る沈澱を炉取し、エタノールで洗浄後乾燥して下記構造
を有する融点360℃以上の黄色生成物7.7部を得た
。
元素分析値は下記表−8の通りで計算値とほぼ一致した
。
。
実施例
※ 5−(1’ 、 8’−ナフタルイミノ)−ナフタ
レン−2,3−ジカルボン酸無水物12,7部と2−メ
チル−3−オキシキノリン−4−カルボン酸6.2部を
ニトロベンゼン60部中で6時間還流下に加熱後冷却し
生成する沈澱を炉取し、エタノールで洗浄後乾燥して下
記構造を有する融点360℃以上の黄色生成物7.5部
を得た。
レン−2,3−ジカルボン酸無水物12,7部と2−メ
チル−3−オキシキノリン−4−カルボン酸6.2部を
ニトロベンゼン60部中で6時間還流下に加熱後冷却し
生成する沈澱を炉取し、エタノールで洗浄後乾燥して下
記構造を有する融点360℃以上の黄色生成物7.5部
を得た。
元素分析値は下記表−9の通りで計算値とほぼ一致した
。
。
実施例 9
実施例1(4)の方法で得られた生成物1−0部と〇−
ジクロルベンゼン100部を混合して160℃に加熱し
攪拌しながら臭素6.4部を滴加した。
ジクロルベンゼン100部を混合して160℃に加熱し
攪拌しながら臭素6.4部を滴加した。
添加終了後更に2時間反応させたのち冷却し、生成物を
濾過してエタノールで洗浄後乾燥して下記構造式を有す
る融点360℃以上の黄色生成物12部を得た。
濾過してエタノールで洗浄後乾燥して下記構造式を有す
る融点360℃以上の黄色生成物12部を得た。
元素分析値は表−10に示す通りで計算値とほぼ一致し
た。
た。
実施例 10
8−ブロム−5−(2’ 、 3’−ナフタルイミノ)
−ナフタレン−2,3−ジカルボン酸無水物25部と2
−メチル−3−オキシキノリン−4−カルボン酸10部
をデカリン中で20時間還流下加熱後冷却して生成する
沈澱を炉別し、エタノールで洗浄後乾燥して融点360
℃以上の下記構造式で表わされる黄色生成物12部を得
た。
−ナフタレン−2,3−ジカルボン酸無水物25部と2
−メチル−3−オキシキノリン−4−カルボン酸10部
をデカリン中で20時間還流下加熱後冷却して生成する
沈澱を炉別し、エタノールで洗浄後乾燥して融点360
℃以上の下記構造式で表わされる黄色生成物12部を得
た。
元素分析値は下記表−11の通りで計算値とほぼ一致し
た。
た。
実施例 11
5−(2’、3’−ナフタルイミノ)−ナフタレン−2
,3−ジカルボン酸無水物20部と6−ブロム−2−メ
チル−3−オキシキノリン−4−カルボン酸9部をデカ
リン中で20時間還流下加熱後冷却して生成する沈澱を
炉別し、エタノールで洗浄後乾燥して融点360℃以上
の下記構造式で示される黄色生成物9部を得た。
,3−ジカルボン酸無水物20部と6−ブロム−2−メ
チル−3−オキシキノリン−4−カルボン酸9部をデカ
リン中で20時間還流下加熱後冷却して生成する沈澱を
炉別し、エタノールで洗浄後乾燥して融点360℃以上
の下記構造式で示される黄色生成物9部を得た。
元素分析値は下記表−12の通り計算値とほぼ一致した
。
。
実施例 12
8−ブロム−5−(2’ 、3’−ナフタルイミノ)−
ナフタレンー2,3−ジカルボン酸無水物20部と6−
ブロム−2−メチル−3−オキシキノリン−4−カルボ
ン酸10部をデカリン中で20時間還流下に加熱したの
ち冷却して生成する沈澱を炉別しエタノールで洗浄後乾
燥して融点360℃以上の下記式で示される黄色生成物
11部を得た。
ナフタレンー2,3−ジカルボン酸無水物20部と6−
ブロム−2−メチル−3−オキシキノリン−4−カルボ
ン酸10部をデカリン中で20時間還流下に加熱したの
ち冷却して生成する沈澱を炉別しエタノールで洗浄後乾
燥して融点360℃以上の下記式で示される黄色生成物
11部を得た。
元素分析値は下記表
一致した。
13の通りで計算値とほぼ
実施例 13
5−(5’、8’−ジブロモナフタルイミノ)−ナフタ
レン−2,3−ジカルボン酸無水物30部と2.6−シ
メチルー3−オキシキノリン−4−カルボン酸10部を
ニトロベンゼン中で8時間還流下に加熱後冷却して、生
成する沈澱を炉取し、エタノールで洗浄して下記の構造
を有する融点360℃以上の黄色生成物15部を得た。
レン−2,3−ジカルボン酸無水物30部と2.6−シ
メチルー3−オキシキノリン−4−カルボン酸10部を
ニトロベンゼン中で8時間還流下に加熱後冷却して、生
成する沈澱を炉取し、エタノールで洗浄して下記の構造
を有する融点360℃以上の黄色生成物15部を得た。
元素分析値は下記表−14の通りで計算値とほぼ一致し
た。
た。
実施例2〜13で得られた生成物は微粉砕することによ
りそのま\着色剤として使用することが出来るが、更に
これを硫酸に溶解させて氷水中に投入することにより再
沈澱させ水洗して顔料化される。
りそのま\着色剤として使用することが出来るが、更に
これを硫酸に溶解させて氷水中に投入することにより再
沈澱させ水洗して顔料化される。
尚、実施例7〜13で得られた生成物の最大吸収波長は
、以下、 実施例7の生成物 462 nm実施例8の
生成物 463 nm実施例9の生成物
465 nm実施例10の生成物 4
63 nm実施例11の生成物 465 nm
実施例12の生成物 466 nm実施例13
の生成物 463 nmの通りである。
、以下、 実施例7の生成物 462 nm実施例8の
生成物 463 nm実施例9の生成物
465 nm実施例10の生成物 4
63 nm実施例11の生成物 465 nm
実施例12の生成物 466 nm実施例13
の生成物 463 nmの通りである。
この顔料は耐光性、耐熱仏耐薬品性にすぐれており印刷
インク、塗料、プラスチックスの着色に適することも明
らかとなった。
インク、塗料、プラスチックスの着色に適することも明
らかとなった。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 下記式(I) * 〔式中、Aはハロゲン原子により置換されていても
よく、2個のカルボニル基(1および2)のオルト位又
はぺり位で結合しているフェニレン基又はナフチレン基
、Xはハロゲン原子、nはO〜3の整数〕 で表わされるナフタレン−2,3−ジカルボン酸類又は
その2,3−ジカルボン酸無水物類を、下記式(II) 〔式中、Rは水素原子、カルボキシル基又はハ5 ロゲ
ン原子、Yはハロゲン原子又は低級アルキル基、mは1
〜4の整数〕 で表わされるキノリン誘導体と加熱反応させ、所望によ
り更にハロゲン化することを特徴とする下記式(I[) 〔式中、A、X、Y、mおよびnは上式に同じ、R′は
水素原子又はハロゲン原子、〕 で表わされるキノフタロン系化合物又は更にハロゲン化
されたキノフタロン系化合物の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10342974A JPS5838468B2 (ja) | 1974-09-10 | 1974-09-10 | キノフタロンケイカゴウブツ ノ セイゾウホウ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10342974A JPS5838468B2 (ja) | 1974-09-10 | 1974-09-10 | キノフタロンケイカゴウブツ ノ セイゾウホウ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5130827A JPS5130827A (ja) | 1976-03-16 |
JPS5838468B2 true JPS5838468B2 (ja) | 1983-08-23 |
Family
ID=14353781
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10342974A Expired JPS5838468B2 (ja) | 1974-09-10 | 1974-09-10 | キノフタロンケイカゴウブツ ノ セイゾウホウ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5838468B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5559940U (ja) * | 1978-10-18 | 1980-04-23 | ||
DE10326631A1 (de) * | 2003-06-11 | 2005-01-05 | Basf Ag | Verwendung von Chinaldin- und Naphthalinderivaten als Kristallisationsmodifikatoren |
JP4809656B2 (ja) * | 2005-09-29 | 2011-11-09 | 富士フイルム株式会社 | ナフタロシアニン色素およびその製造方法 |
-
1974
- 1974-09-10 JP JP10342974A patent/JPS5838468B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5130827A (ja) | 1976-03-16 |
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