JPS5822080Y2 - マイクロ波加熱炉 - Google Patents
マイクロ波加熱炉Info
- Publication number
- JPS5822080Y2 JPS5822080Y2 JP1473379U JP1473379U JPS5822080Y2 JP S5822080 Y2 JPS5822080 Y2 JP S5822080Y2 JP 1473379 U JP1473379 U JP 1473379U JP 1473379 U JP1473379 U JP 1473379U JP S5822080 Y2 JPS5822080 Y2 JP S5822080Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hole
- inner container
- microwave
- outer container
- container
- Prior art date
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- Constitution Of High-Frequency Heating (AREA)
- Vertical, Hearth, Or Arc Furnaces (AREA)
- Waste-Gas Treatment And Other Accessory Devices For Furnaces (AREA)
- Furnace Details (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案はマイクロ波で物質を加熱するマイクロ波加熱
炉に関するものである。
炉に関するものである。
第1図は先行技術に係るマイクロ波加熱炉の断面図で、
1はマイクロ波発生装置、2は導波管、3はマイクロ波
オーブン、4は被加熱物、5は被加熱物4を収容する内
側容器で、高耐熱性でマイクロ波損失の大きい物質、例
えば酸化亜鉛を主成分とする焼結材で形成される。
1はマイクロ波発生装置、2は導波管、3はマイクロ波
オーブン、4は被加熱物、5は被加熱物4を収容する内
側容器で、高耐熱性でマイクロ波損失の大きい物質、例
えば酸化亜鉛を主成分とする焼結材で形成される。
6は内側容器5を収容する外側容器で、耐火断熱性でマ
イクロ波損失の小さい物質、例えばJIS A類7種の
耐火断熱レンガで形成される。
イクロ波損失の小さい物質、例えばJIS A類7種の
耐火断熱レンガで形成される。
7は置台である。次に動作について説明する。
マイクロ波発生装置1で発生されたマイクロ波は、導波
管2によってマイクロ波オーブン3に導かれる。
管2によってマイクロ波オーブン3に導かれる。
このとき、マイクロ波オーブン3内には、各種モードの
共振電磁界が発生する。
共振電磁界が発生する。
外側容器6はマイクロ波損失が小さいので、マイクロ波
電界はほとんど減衰せず、内側容器5が有効に力ロ熱さ
れることになる。
電界はほとんど減衰せず、内側容器5が有効に力ロ熱さ
れることになる。
外側容器6は断熱体で構成されているので、内側容器5
の内部の温度はたとえば1000℃以上の高温度に均一
に保持される。
の内部の温度はたとえば1000℃以上の高温度に均一
に保持される。
従って内側容器5内に置かれた被加熱物4は、例えば陶
磁器などのように、マイクロ波損失の小さい物質でも高
温度に、均一に加熱することができる。
磁器などのように、マイクロ波損失の小さい物質でも高
温度に、均一に加熱することができる。
このような高温度に加熱して焼成する被加熱物4には通
常、バインダーが含まれており、昇温過程においてバイ
ンダーが気化して被加熱物4からぬけでる。
常、バインダーが含まれており、昇温過程においてバイ
ンダーが気化して被加熱物4からぬけでる。
(これを脱バインダーと呼ぶ)この脱バインダーの過程
は非常に重要であり、脱バインダーがスムーズに行なわ
れないと、加熱後の焼成体の特性に悪影響を及ぼすだけ
でなく、焼成体が変形したり、さらにはひび割れを生じ
る場合がある。
は非常に重要であり、脱バインダーがスムーズに行なわ
れないと、加熱後の焼成体の特性に悪影響を及ぼすだけ
でなく、焼成体が変形したり、さらにはひび割れを生じ
る場合がある。
ところが上記先行技術に係るマイクロ波加熱炉では、被
加熱物4を内側容気5と外側容器6とで密閉するように
構成したので、被加熱物4からぬけでたガス化したバイ
ンダーは内側容器5内部に充満するため脱バインダーの
過程がスムーズに行なわれ難いという難点があった。
加熱物4を内側容気5と外側容器6とで密閉するように
構成したので、被加熱物4からぬけでたガス化したバイ
ンダーは内側容器5内部に充満するため脱バインダーの
過程がスムーズに行なわれ難いという難点があった。
この考案は上記の難点の解消を目的としてなされたもの
で、内側容器5および外側容器6の周面に、それぞれ少
なくとも1個以上の透孔をもうけることにより通気性を
改善し、更には強制換気を施すことにより脱バインダー
過程をスムーズに行ないうるようにしたものである。
で、内側容器5および外側容器6の周面に、それぞれ少
なくとも1個以上の透孔をもうけることにより通気性を
改善し、更には強制換気を施すことにより脱バインダー
過程をスムーズに行ないうるようにしたものである。
以下、この考案の一実施例を図について説明する。
第2図において、8aは内側容器5に設けられた透孔、
8bは外側容器6に設けられた透孔で、透孔8aと連通
して通気孔8を形成する。
8bは外側容器6に設けられた透孔で、透孔8aと連通
して通気孔8を形成する。
このような通気孔8を設けると、高温度に加熱された被
加熱物4からぬけでたガス化したバインダーは、通気孔
8をとおってマイクロ波オーブン3内に排気されるから
、脱バインダー過程がスムーズに行なわれ、焼結体の特
性を損うことがなく、また変形、ひび割れ等のない焼成
体を得ることができる。
加熱物4からぬけでたガス化したバインダーは、通気孔
8をとおってマイクロ波オーブン3内に排気されるから
、脱バインダー過程がスムーズに行なわれ、焼結体の特
性を損うことがなく、また変形、ひび割れ等のない焼成
体を得ることができる。
第3図はこの考案の他の実施例の断面図で、外側容器6
に設けた透孔8bを屈折させたものである。
に設けた透孔8bを屈折させたものである。
このようにすると、被加熱物4および発熱体である内側
容器5から輻射された熱線は外側容器6で受止められる
ので、通気孔8をとおって逃げる熱量を少くすることが
でき、それだけ加熱効率の向上が図れるばかりでなく、
加熱しうる最高温度も第2図の装置に比し高くすること
ができる。
容器5から輻射された熱線は外側容器6で受止められる
ので、通気孔8をとおって逃げる熱量を少くすることが
でき、それだけ加熱効率の向上が図れるばかりでなく、
加熱しうる最高温度も第2図の装置に比し高くすること
ができる。
第4図はこの考案の更に他の実施例で、第3図の実施例
と同様に熱輻射による損失の軽減を図ったものである。
と同様に熱輻射による損失の軽減を図ったものである。
図において6bは第2の外側容器で、第1の外側容器6
aの間隙9をもって収容するとともに、透孔8bの軸線
の延長線上から離れた位置に設けられた透孔8cを備え
ている。
aの間隙9をもって収容するとともに、透孔8bの軸線
の延長線上から離れた位置に設けられた透孔8cを備え
ている。
このように構成すると、透孔8a 、8cをとおった熱
線は第2の外側容器6bで遮られるから、通気性を損う
ことなく熱遮蔽を行うことができ、第2図の実施例のも
のより高効率かつ高温度に加熱することができる。
線は第2の外側容器6bで遮られるから、通気性を損う
ことなく熱遮蔽を行うことができ、第2図の実施例のも
のより高効率かつ高温度に加熱することができる。
以上の各実施例は倒れも容器の上面に透孔を設けた例を
示したが上面に限られるものではなく、側面または適当
な間隙を設けるようにすれば下面に透孔を設ける構成と
してもよいことはいうまでもない。
示したが上面に限られるものではなく、側面または適当
な間隙を設けるようにすれば下面に透孔を設ける構成と
してもよいことはいうまでもない。
また、透孔8bを途中で屈折させた形状のものを示した
が、内側容器5に設ける透孔8aの軸線と、外側容器6
に設ける透孔8bの軸線とを適当な角度で交わるように
し、透孔8aと8bとで屈折した通気孔8を形成させる
ようにしてもよい。
が、内側容器5に設ける透孔8aの軸線と、外側容器6
に設ける透孔8bの軸線とを適当な角度で交わるように
し、透孔8aと8bとで屈折した通気孔8を形成させる
ようにしてもよい。
この考案は以上説明したように、高耐熱性でマイクロ波
損失の大きい物質よりなり、周面に設けられた透孔8a
を有し、内部に被加熱物を収容し得るように構成された
内側容器と、耐火断熱性でマイクロ波損失の小さい物質
よりなり、上記内側容器を収容しうる形成に構成され、
周面に上記内側容器の透孔8aに連通して通気孔8を形
成する透孔8bが設けられている外側容器と、この外側
容器を収容し、これをとおして内側容器にマイクロ波を
照射するマイクロ波照射装置とを備えたもので、内側容
器内と外側容器外とを連通する通気孔を設けたので先行
技術に係るマイクロ波加熱炉に比べて加熱特性を損うこ
となく脱バインダー過程をスムーズに行いうるという利
点がある。
損失の大きい物質よりなり、周面に設けられた透孔8a
を有し、内部に被加熱物を収容し得るように構成された
内側容器と、耐火断熱性でマイクロ波損失の小さい物質
よりなり、上記内側容器を収容しうる形成に構成され、
周面に上記内側容器の透孔8aに連通して通気孔8を形
成する透孔8bが設けられている外側容器と、この外側
容器を収容し、これをとおして内側容器にマイクロ波を
照射するマイクロ波照射装置とを備えたもので、内側容
器内と外側容器外とを連通する通気孔を設けたので先行
技術に係るマイクロ波加熱炉に比べて加熱特性を損うこ
となく脱バインダー過程をスムーズに行いうるという利
点がある。
第1図は先行技術に係るマイクロ波加熱炉の概念的構成
を示す断面図、第2図ないし第4図はそれぞれこの考案
の一実施例の概念的構成を示す断面図である。 図において1はマイクロ波発生装置、2は導波管、3は
マイクロ波オーブン、4は彼方0熱物、5は内側容器、
6.6a、6bは外側容器、8は通気孔、8a 、8b
8cは透孔、9は間隙である。 なお、図中同一符号はそれぞれ同一または相当部分を示
す。
を示す断面図、第2図ないし第4図はそれぞれこの考案
の一実施例の概念的構成を示す断面図である。 図において1はマイクロ波発生装置、2は導波管、3は
マイクロ波オーブン、4は彼方0熱物、5は内側容器、
6.6a、6bは外側容器、8は通気孔、8a 、8b
8cは透孔、9は間隙である。 なお、図中同一符号はそれぞれ同一または相当部分を示
す。
Claims (4)
- (1)つぎの(イ)ないしeXユ構成を備えたマイクロ
波加熱炉。 (イ)高耐熱性でマイクロ波損失の大きい物質よりなり
、周面に設けられた貫通孔8aを有し、内部に被加熱物
を収容し得る形状に構成された内側容器、 (0) 耐火断熱性でマイクロ波損失の小さい物質よ
りなり、上記内側容器を収容し得る形状に構成され、周
面に上記内側容器の貫通孔8aに連通して通気孔を形成
する貫通孔8bが設けられている外側容器、 (ハ)上記外側容器を収容し、これをとおして内側容器
にマイクロ波を照射するマイクロ波照射装置。 - (2)内側容器に設けた貫通孔8aと外側容器の貫通孔
8bとの向きを被加熱物から輻射された熱線が直接通過
し得ない方向に形成せることを特徴とする実用新案登録
請求の範囲第1項に記載のマイクロ波力ロ熱炉。 - (3)外側容器に設けた貫通孔8bの向きを、内側容器
の貫通孔8aの向きに対して所定角度傾けた実用新案登
録請求の範囲第2項に記載のマイクロ波加熱炉。 - (4)二重に構成された外側容器を有し、これらの外側
容器の周面に設けられた貫通孔ab 、 8cが異なる
軸線上に位置するように設けられていることを特徴とす
る実用新案登録請求の範囲第2項に記載のマイクロ波加
熱炉。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1473379U JPS5822080Y2 (ja) | 1979-02-07 | 1979-02-07 | マイクロ波加熱炉 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1473379U JPS5822080Y2 (ja) | 1979-02-07 | 1979-02-07 | マイクロ波加熱炉 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55114498U JPS55114498U (ja) | 1980-08-12 |
JPS5822080Y2 true JPS5822080Y2 (ja) | 1983-05-11 |
Family
ID=28835178
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1473379U Expired JPS5822080Y2 (ja) | 1979-02-07 | 1979-02-07 | マイクロ波加熱炉 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5822080Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63285121A (ja) * | 1987-05-18 | 1988-11-22 | Power Reactor & Nuclear Fuel Dev Corp | マイクロ波加熱焙焼・還元装置 |
JP4782537B2 (ja) * | 2004-10-21 | 2011-09-28 | 新日鐵化学株式会社 | 炭素材料焼成炉および炭素材料の焼成方法 |
-
1979
- 1979-02-07 JP JP1473379U patent/JPS5822080Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55114498U (ja) | 1980-08-12 |
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