JPH1182054A - 包囲型エンジン - Google Patents
包囲型エンジンInfo
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- JPH1182054A JPH1182054A JP24054497A JP24054497A JPH1182054A JP H1182054 A JPH1182054 A JP H1182054A JP 24054497 A JP24054497 A JP 24054497A JP 24054497 A JP24054497 A JP 24054497A JP H1182054 A JPH1182054 A JP H1182054A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- engine
- muffler
- cover
- case
- cooling air
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 冷却ファンの風切騒音及びマフラから放出さ
れる爆発音を低減しつつ、エアクリーナから吸入される
空気の充填効率を高める。 【解決手段】 その内面に吸音材を貼着した複数の包囲
板11〜14から成る防音ケース10でファンケース8
及び導風カバー9の外からエンジンEの周囲を包囲し、
防音ケース10内への冷却風入口17を吸気管2の周囲
に臨ませて開口する。排気管5及び排気マフラ6をマフ
ラカバー15で覆い、防音ケース10外への冷却風出口
18を排気管5の周囲に臨ませて開口し、冷却風出口1
8をマフラカバー15の基端部に連通する。
れる爆発音を低減しつつ、エアクリーナから吸入される
空気の充填効率を高める。 【解決手段】 その内面に吸音材を貼着した複数の包囲
板11〜14から成る防音ケース10でファンケース8
及び導風カバー9の外からエンジンEの周囲を包囲し、
防音ケース10内への冷却風入口17を吸気管2の周囲
に臨ませて開口する。排気管5及び排気マフラ6をマフ
ラカバー15で覆い、防音ケース10外への冷却風出口
18を排気管5の周囲に臨ませて開口し、冷却風出口1
8をマフラカバー15の基端部に連通する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ファンケース及
び導風カバーの外からエンジンを包囲する包囲型エンジ
ンに関する。
び導風カバーの外からエンジンを包囲する包囲型エンジ
ンに関する。
【0002】
【従来の技術】ファンケース及び導風カバーを備えたエ
ンジンとしては、従来より、例えば図5(A)(B)に
示すものが知られている(以下「従来例1)という)。
ここで、図5は従来の空冷ガソリンエンジンを示し、同
図(A)はそのエンジンの側面図、同図(B)はそのエ
ンジンのガソリンタンクを外した状態の平面図である。
このエンジンは、図5(A)(B)に示すように、クラ
ンク軸(図示せず)の一端に冷却ファン57を固定し、
冷却ファン57をファンケース58で覆い、冷却風Aで
シリンダヘッド51A及びエンジン本体51を冷却する
ように構成されている。また、エンジン本体51の一側
面には図5(B)に示すようにエアクリーナ54とマフ
ラ56が配設されている。
ンジンとしては、従来より、例えば図5(A)(B)に
示すものが知られている(以下「従来例1)という)。
ここで、図5は従来の空冷ガソリンエンジンを示し、同
図(A)はそのエンジンの側面図、同図(B)はそのエ
ンジンのガソリンタンクを外した状態の平面図である。
このエンジンは、図5(A)(B)に示すように、クラ
ンク軸(図示せず)の一端に冷却ファン57を固定し、
冷却ファン57をファンケース58で覆い、冷却風Aで
シリンダヘッド51A及びエンジン本体51を冷却する
ように構成されている。また、エンジン本体51の一側
面には図5(B)に示すようにエアクリーナ54とマフ
ラ56が配設されている。
【0003】そして冷却ファン57によって起風された
冷却風Aはファンケース58及び導風カバー59によっ
て導かれ、排気管55を冷却した後、マフラ56に当て
ることによりマフラ56をも冷却するように構成されて
いる。また、従来例1とは別に、空冷エンジンと発電機
を防音ケース内に収容した包囲型エンジン発電機(以下
「従来例2」という)においては、冷却ファンによって
起風された冷却風を防音ケース内に配設したマフラ周囲
に導いたものがある。
冷却風Aはファンケース58及び導風カバー59によっ
て導かれ、排気管55を冷却した後、マフラ56に当て
ることによりマフラ56をも冷却するように構成されて
いる。また、従来例1とは別に、空冷エンジンと発電機
を防音ケース内に収容した包囲型エンジン発電機(以下
「従来例2」という)においては、冷却ファンによって
起風された冷却風を防音ケース内に配設したマフラ周囲
に導いたものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例1によれば、以下の課題がある。上記冷却ファン5
7の風切音がファンケース58の吸気流入口8aから直
接放出される。また、エンジン側面にマフラ56が露出
しているおり、マフラ56を介してエンジンの爆発音が
放出されるので、さらに騒音が大きくなる。そこで冷却
ファンの風切音及びマフラから放出される爆発音を低減
するために、図5で示す空冷エンジン全体を防音ケース
内に収容した前記従来例2が提案されているが、この従
来例2では防音ケース内の温度が高くなるため、エアク
リーナ54から吸入される空気の充填効率が低下する。
本発明は上記難点を解決するためになされたもので、冷
却ファンの風切音及びマフラから放出される爆発音を低
減しつつ、エアクリーナから吸入される空気の充填効率
を高めることを技術課題とする。
来例1によれば、以下の課題がある。上記冷却ファン5
7の風切音がファンケース58の吸気流入口8aから直
接放出される。また、エンジン側面にマフラ56が露出
しているおり、マフラ56を介してエンジンの爆発音が
放出されるので、さらに騒音が大きくなる。そこで冷却
ファンの風切音及びマフラから放出される爆発音を低減
するために、図5で示す空冷エンジン全体を防音ケース
内に収容した前記従来例2が提案されているが、この従
来例2では防音ケース内の温度が高くなるため、エアク
リーナ54から吸入される空気の充填効率が低下する。
本発明は上記難点を解決するためになされたもので、冷
却ファンの風切音及びマフラから放出される爆発音を低
減しつつ、エアクリーナから吸入される空気の充填効率
を高めることを技術課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するものとして、以下のように構成される。即ち、請求
項1に記載の発明は、その内面に吸音材を貼着した複数
の包囲板11〜14から成る防音ケース10でファンケ
ース8及び導風カバー9の外からエンジンEの周囲を包
囲し、防音ケース10内への冷却風入口17を吸気管2
の周囲に臨ませて開口したことを特徴とする包囲型エン
ジンである。
するものとして、以下のように構成される。即ち、請求
項1に記載の発明は、その内面に吸音材を貼着した複数
の包囲板11〜14から成る防音ケース10でファンケ
ース8及び導風カバー9の外からエンジンEの周囲を包
囲し、防音ケース10内への冷却風入口17を吸気管2
の周囲に臨ませて開口したことを特徴とする包囲型エン
ジンである。
【0006】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
した包囲型エンジンにおいて、前記エンジンEの排気管
5及び排気マフラ6をマフラカバー15で覆い、前記防
音ケース10外への冷却風出口18を排気管5の周囲に
臨ませて開口し、上記冷却風出口18をマフラカバー1
5の基端部に連通したことを特徴とするものである。
した包囲型エンジンにおいて、前記エンジンEの排気管
5及び排気マフラ6をマフラカバー15で覆い、前記防
音ケース10外への冷却風出口18を排気管5の周囲に
臨ませて開口し、上記冷却風出口18をマフラカバー1
5の基端部に連通したことを特徴とするものである。
【0007】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
した包囲型エンジンにおいて、前記エンジンEのシリン
ダヘッド1Aの上側で前記防音ケース10外に沸騰冷却
装置の放熱器20を設け、前記マフラカバー15の上側
に断熱カバー16を付設配置したことを特徴とするもの
である。
した包囲型エンジンにおいて、前記エンジンEのシリン
ダヘッド1Aの上側で前記防音ケース10外に沸騰冷却
装置の放熱器20を設け、前記マフラカバー15の上側
に断熱カバー16を付設配置したことを特徴とするもの
である。
【0008】
【発明の作用及び効果】本発明によれば、次の作用・効
果を奏する。 (イ)請求項1に記載の発明では、その内面に吸音材を
貼着した複数の包囲板11〜14から成る防音ケース1
0でファンケース8及び導風カバー9の外からエンジン
Eの周囲を包囲したことから、ファンケース58の吸気
流入口8aから放出される冷却ファン57の風切音は、
防音ケース10内面の吸音材で吸音され、外へ漏れ出る
ことはなくなる。また、防音ケース10内への冷却風入
口17を吸気管2の周囲に臨ませて開口したことから、
冷却風入口17より防音ケース10内へ流入する冷却風
Aで吸気管2や気化器3を強力に冷却することができ
る。これにより冷却ファンの風切音を低減しつつ、エア
クリーナから吸入される空気の充填効率を高めることが
できる。
果を奏する。 (イ)請求項1に記載の発明では、その内面に吸音材を
貼着した複数の包囲板11〜14から成る防音ケース1
0でファンケース8及び導風カバー9の外からエンジン
Eの周囲を包囲したことから、ファンケース58の吸気
流入口8aから放出される冷却ファン57の風切音は、
防音ケース10内面の吸音材で吸音され、外へ漏れ出る
ことはなくなる。また、防音ケース10内への冷却風入
口17を吸気管2の周囲に臨ませて開口したことから、
冷却風入口17より防音ケース10内へ流入する冷却風
Aで吸気管2や気化器3を強力に冷却することができ
る。これにより冷却ファンの風切音を低減しつつ、エア
クリーナから吸入される空気の充填効率を高めることが
できる。
【0009】(ロ)請求項2に記載の発明では、請求項
1に記載した包囲型エンジンにおいて、エンジンEの排
気管5及び排気マフラ6をマフラカバー15で覆うこと
から、排気マフラ5から放出される爆発音はマフラカバ
ー15内にとどまり、外部に漏れ出る爆発音を大幅に低
減することができる。また、防音ケース10外への冷却
風出口18を排気管5の周囲に臨ませて開口し、上記冷
却風出口18をマフラカバー15の基端部に連通したこ
とから、防音ケース10の冷却風出口18より流出する
冷却風Aは、マフラカバー15内を通って排気管5及び
マフラー6を強力に冷却した後、防音ケース10外へ流
出する。これにより防音ケース10内の温度が高くなる
のを防止できる。
1に記載した包囲型エンジンにおいて、エンジンEの排
気管5及び排気マフラ6をマフラカバー15で覆うこと
から、排気マフラ5から放出される爆発音はマフラカバ
ー15内にとどまり、外部に漏れ出る爆発音を大幅に低
減することができる。また、防音ケース10外への冷却
風出口18を排気管5の周囲に臨ませて開口し、上記冷
却風出口18をマフラカバー15の基端部に連通したこ
とから、防音ケース10の冷却風出口18より流出する
冷却風Aは、マフラカバー15内を通って排気管5及び
マフラー6を強力に冷却した後、防音ケース10外へ流
出する。これにより防音ケース10内の温度が高くなる
のを防止できる。
【0010】(ハ)請求項3に記載の発明では、請求項
1又は請求項2に記載した包囲型エンジンにおいて、前
記エンジンEのシリンダヘッド1Aの上側で前記防音ケ
ース10外に沸騰冷却装置の放熱器20を設け、前記マ
フラカバー15の上側に断熱カバー16を付設配置した
ことから、上記断熱カバー16はマフラカバー15から
の放熱が上昇するのを遮る。これにより上記放熱が沸騰
冷却装置の放熱器20に及ぶのを遮断することができ
る。
1又は請求項2に記載した包囲型エンジンにおいて、前
記エンジンEのシリンダヘッド1Aの上側で前記防音ケ
ース10外に沸騰冷却装置の放熱器20を設け、前記マ
フラカバー15の上側に断熱カバー16を付設配置した
ことから、上記断熱カバー16はマフラカバー15から
の放熱が上昇するのを遮る。これにより上記放熱が沸騰
冷却装置の放熱器20に及ぶのを遮断することができ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の実施形
態に係る包囲型エンジンの正面図、図2はその包囲型エ
ンジンの左側面図、図3はその包囲型エンジンの背面
図、図4はその包囲型エンジンの放熱器を取り外した状
態の平面図である。
図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の実施形
態に係る包囲型エンジンの正面図、図2はその包囲型エ
ンジンの左側面図、図3はその包囲型エンジンの背面
図、図4はその包囲型エンジンの放熱器を取り外した状
態の平面図である。
【0012】この包囲型エンジンは、沸騰冷却式単気筒
ガソリンエンジンEに適用したもので、この沸騰冷却式
単気筒ガソリンエンジンEは、図1及び図2に示すよう
に、シリンダブロックとクランクケースとが一体化され
たエンジン本体1にシリンダヘッド1Aを組み付け、こ
のシリンダヘッド1Aの上側で防音ケース10外に沸騰
冷却装置の放熱器20を設け、クランクケース前壁から
突出したクランク軸の先端21に冷却ファン7を固定
し、この冷却ファン7をファンケース8で覆い、シリン
ダヘッド1Aの右横側に導風カバー9を設け、複数の包
囲板11〜14から成る防音ケース10でエンジンEを
包囲するように構成されている。なお、図1〜図3中の
符号21は沸騰冷却装置のアキュームレータを、22は
動力取出軸22をそれぞれ示し、図1中の矢印Aは冷却
風を、矢印Bは冷却ファンの回転方向をそれぞれ示す。
ガソリンエンジンEに適用したもので、この沸騰冷却式
単気筒ガソリンエンジンEは、図1及び図2に示すよう
に、シリンダブロックとクランクケースとが一体化され
たエンジン本体1にシリンダヘッド1Aを組み付け、こ
のシリンダヘッド1Aの上側で防音ケース10外に沸騰
冷却装置の放熱器20を設け、クランクケース前壁から
突出したクランク軸の先端21に冷却ファン7を固定
し、この冷却ファン7をファンケース8で覆い、シリン
ダヘッド1Aの右横側に導風カバー9を設け、複数の包
囲板11〜14から成る防音ケース10でエンジンEを
包囲するように構成されている。なお、図1〜図3中の
符号21は沸騰冷却装置のアキュームレータを、22は
動力取出軸22をそれぞれ示し、図1中の矢印Aは冷却
風を、矢印Bは冷却ファンの回転方向をそれぞれ示す。
【0013】上記防音ケース10は、図1を正面図とし
て、ファンケース8の外からエンジンEの正面を覆う第
1の包囲板11と、導風カバー9の外からエンジンEの
右側面と上面と背面の一部分(マフラカバー15の上側
部分及びエンジンEの背面の右半部分)を覆う第2の包
囲板12と、エンジンEの左側面と背面の一部分(マフ
ラカバー15の下側部分)を覆う第3の包囲板13とか
ら成り、動力取出軸22の近傍部分を除いてエンジンE
の周囲を包囲するように構成されている。なお、上記各
包囲板11〜13の内面には吸音材が貼着されている。
また、上記導風カバー9はシリンダヘッド1Aの右半分
に冷却風Aを案内する機能を有するのに対して、上記第
3の包囲板13はシリンダヘッド1Aの左半分に冷却風
Aを案内するための導風カバーとしての機能をも兼備し
ている。
て、ファンケース8の外からエンジンEの正面を覆う第
1の包囲板11と、導風カバー9の外からエンジンEの
右側面と上面と背面の一部分(マフラカバー15の上側
部分及びエンジンEの背面の右半部分)を覆う第2の包
囲板12と、エンジンEの左側面と背面の一部分(マフ
ラカバー15の下側部分)を覆う第3の包囲板13とか
ら成り、動力取出軸22の近傍部分を除いてエンジンE
の周囲を包囲するように構成されている。なお、上記各
包囲板11〜13の内面には吸音材が貼着されている。
また、上記導風カバー9はシリンダヘッド1Aの右半分
に冷却風Aを案内する機能を有するのに対して、上記第
3の包囲板13はシリンダヘッド1Aの左半分に冷却風
Aを案内するための導風カバーとしての機能をも兼備し
ている。
【0014】この防音ケース10内への冷却風入口17
は、図1〜図4に示すように、吸気管2及び気化器3の
周囲に臨ませて開口されている。これは冷却風入口17
より防音ケース10内へ流入する冷却風Aで吸気管2や
気化器3を強力に冷却することを意図したものである。
また、第1の包囲板11内でファンケース8の外周部に
は二つ割り状の仕切板14が設けられている。この仕切
板14は、上記冷却風入口17以外の箇所より冷却風A
が防音ケース10内へ流入するのを防止するために、当
該箇所を塞ぐためのものである。
は、図1〜図4に示すように、吸気管2及び気化器3の
周囲に臨ませて開口されている。これは冷却風入口17
より防音ケース10内へ流入する冷却風Aで吸気管2や
気化器3を強力に冷却することを意図したものである。
また、第1の包囲板11内でファンケース8の外周部に
は二つ割り状の仕切板14が設けられている。この仕切
板14は、上記冷却風入口17以外の箇所より冷却風A
が防音ケース10内へ流入するのを防止するために、当
該箇所を塞ぐためのものである。
【0015】図3に示すように、排気管5及び排気マフ
ラ6はマフラカバー15で覆われている。これはマフラ
6から放出される爆発音をマフラカバー15内にとど
め、外部に漏れ出るのを極力低減することを意図したも
のである。上記防音ケース10外への冷却風出口18は
排気管5の周囲に臨ませて開口され、この冷却風出口1
8はマフラカバー15の基端部に連通されている。ま
た、図2〜図4に示すように、マフラカバー15の上側
には、エンジンEの上面を覆う第2の包囲板12の後ろ
に連接させて断熱カバー16が付設配置されている。こ
れはマフラカバー15からの放熱が沸騰冷却装置の放熱
器20に及ぶのを遮断することを意図したものである。
ラ6はマフラカバー15で覆われている。これはマフラ
6から放出される爆発音をマフラカバー15内にとど
め、外部に漏れ出るのを極力低減することを意図したも
のである。上記防音ケース10外への冷却風出口18は
排気管5の周囲に臨ませて開口され、この冷却風出口1
8はマフラカバー15の基端部に連通されている。ま
た、図2〜図4に示すように、マフラカバー15の上側
には、エンジンEの上面を覆う第2の包囲板12の後ろ
に連接させて断熱カバー16が付設配置されている。こ
れはマフラカバー15からの放熱が沸騰冷却装置の放熱
器20に及ぶのを遮断することを意図したものである。
【0016】以下、冷却風Aの流れについて説明する。
冷却ファン7により起風され、冷却風入口17より防音
ケース10内へ流入した冷却風Aは、吸気管2や気化器
3を強力に冷却した後、ファンケース8の吸気流入口8
aよりファンケース8内に流入する。そして冷却風Aは
導風カバー9によりシリンダヘッド1Aの右半分に案内
され、第3の包囲板13によりシリンダヘッド1Aの左
半分に案内されて、それぞれシリンダヘッド1Aを強力
に冷却する。次いでこの冷却風Aは、マフラカバー15
の基端部に連通している冷却風出口18よりマフラカバ
ー15内を通り防音ケース10外へ流出する。その際に
排気管5及びマフラー6を強力に冷却するとともに、防
音ケース10内の温度が上昇するのを防止する。
冷却ファン7により起風され、冷却風入口17より防音
ケース10内へ流入した冷却風Aは、吸気管2や気化器
3を強力に冷却した後、ファンケース8の吸気流入口8
aよりファンケース8内に流入する。そして冷却風Aは
導風カバー9によりシリンダヘッド1Aの右半分に案内
され、第3の包囲板13によりシリンダヘッド1Aの左
半分に案内されて、それぞれシリンダヘッド1Aを強力
に冷却する。次いでこの冷却風Aは、マフラカバー15
の基端部に連通している冷却風出口18よりマフラカバ
ー15内を通り防音ケース10外へ流出する。その際に
排気管5及びマフラー6を強力に冷却するとともに、防
音ケース10内の温度が上昇するのを防止する。
【0017】上記構成によれば、ファンケース8の吸入
口8aから放出される冷却ファン57の風切音は、防音
ケース10内の吸音材に吸音されて外へ漏れ出なくな
る。また、冷却風入口17より防音ケース10内へ流入
する冷却風Aで吸気管2や気化器3を強力に冷却するこ
とができ、その結果エアクリーナから吸入される空気の
充填効率を高めることができる。また、上記構成によれ
ば、エアクリーナや気化器等が防音ケース外に臨むの
で、エアクリーナの定期メンテナンスや気化器の調整が
容易になる。さらに、上記構成によれば全体として防音
ケースが小さくなり、内部に無駄なスペースができな
い。
口8aから放出される冷却ファン57の風切音は、防音
ケース10内の吸音材に吸音されて外へ漏れ出なくな
る。また、冷却風入口17より防音ケース10内へ流入
する冷却風Aで吸気管2や気化器3を強力に冷却するこ
とができ、その結果エアクリーナから吸入される空気の
充填効率を高めることができる。また、上記構成によれ
ば、エアクリーナや気化器等が防音ケース外に臨むの
で、エアクリーナの定期メンテナンスや気化器の調整が
容易になる。さらに、上記構成によれば全体として防音
ケースが小さくなり、内部に無駄なスペースができな
い。
【0018】上記実施形態では、沸騰冷却式単気筒ガソ
リンエンジンを対象とするものについて例示したが、本
発明は上記実施の形態に限るものではなく、その他の空
冷エンジンについても、適用することができる。また、
防音ケース10を構成する包囲部材についても適宜変更
を加えて実施することができる。
リンエンジンを対象とするものについて例示したが、本
発明は上記実施の形態に限るものではなく、その他の空
冷エンジンについても、適用することができる。また、
防音ケース10を構成する包囲部材についても適宜変更
を加えて実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る包囲型エンジンの正面
図である。
図である。
【図2】上記包囲型エンジンの左側面図である。
【図3】上記包囲型エンジンの背面図である。
【図4】上記包囲型エンジンの放熱器を取り外した状態
の平面図である。
の平面図である。
【図5】従来の空冷ガソリンエンジンを示し、図5
(A)はそのエンジンの側面図、図5(B)はそのエン
ジンのガソリンタンクを外した状態の平面図である。
(A)はそのエンジンの側面図、図5(B)はそのエン
ジンのガソリンタンクを外した状態の平面図である。
1A…シリンダヘッド、2…吸気管、3…気化器、5…
排気管、6…排気マフラ、8…ファンケース、9…導風
カバー、10…防音ケース、11・12・13…包囲
板、15…マフラカバー、16…断熱カバー、17…冷
却風入口、18…冷却風出口、20…沸騰冷却装置の放
熱器、E…エンジン。
排気管、6…排気マフラ、8…ファンケース、9…導風
カバー、10…防音ケース、11・12・13…包囲
板、15…マフラカバー、16…断熱カバー、17…冷
却風入口、18…冷却風出口、20…沸騰冷却装置の放
熱器、E…エンジン。
Claims (3)
- 【請求項1】 その内面に吸音材を貼着した複数の包囲
板(11〜14)から成る防音ケース(10)でファン
ケース(8)及び導風カバー(9)の外からエンジン
(E)の周囲を包囲し、防音ケース(10)内への冷却
風入口(17)を吸気管(2)の周囲に臨ませて開口し
た、ことを特徴とする包囲型エンジン。 - 【請求項2】 請求項1に記載した包囲型エンジンにお
いて、 前記エンジン(E)の排気管(5)及び排気マフラ
(6)をマフラカバー(15)で覆い、前記防音ケース
(10)外への冷却風出口(18)を排気管(5)の周
囲に臨ませて開口し、上記冷却風出口(18)をマフラ
カバー(15)の基端部に連通した、ことを特徴とする
包囲型エンジン。 - 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載した包囲型
エンジンにおいて、 前記エンジン(E)のシリンダヘッド(1A)の上側で
前記防音ケース(10)外に沸騰冷却装置の放熱器(2
0)を設け、前記マフラカバー(15)の上側に断熱カ
バー(16)を付設配置した、ことを特徴とする包囲型
エンジン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24054497A JPH1182054A (ja) | 1997-09-05 | 1997-09-05 | 包囲型エンジン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24054497A JPH1182054A (ja) | 1997-09-05 | 1997-09-05 | 包囲型エンジン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1182054A true JPH1182054A (ja) | 1999-03-26 |
Family
ID=17061116
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24054497A Pending JPH1182054A (ja) | 1997-09-05 | 1997-09-05 | 包囲型エンジン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1182054A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012062840A (ja) * | 2010-09-16 | 2012-03-29 | Honda Motor Co Ltd | 汎用液冷エンジンのカバー構造体 |
JP2012062843A (ja) * | 2010-09-16 | 2012-03-29 | Honda Motor Co Ltd | 汎用液冷エンジンのカバー構造体 |
CN109681342A (zh) * | 2019-02-15 | 2019-04-26 | 重庆华世丹动力科技股份有限公司 | 输入式全包发动机 |
CN113276655A (zh) * | 2021-06-08 | 2021-08-20 | 江苏悦达专用车有限公司 | 一种抑尘车罩壳结构 |
-
1997
- 1997-09-05 JP JP24054497A patent/JPH1182054A/ja active Pending
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