JPH1179526A - 紙葉類収納装置 - Google Patents
紙葉類収納装置Info
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- JPH1179526A JPH1179526A JP9239414A JP23941497A JPH1179526A JP H1179526 A JPH1179526 A JP H1179526A JP 9239414 A JP9239414 A JP 9239414A JP 23941497 A JP23941497 A JP 23941497A JP H1179526 A JPH1179526 A JP H1179526A
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Abstract
の紙葉類収納装置において、搬入時および搬出時に紙葉
類の端部の折れ曲がりや食い込みを防止する。 【解決手段】 紙幣31が搬入されると、再びプーリ2
1が駆動し、ベルト23、および補助プーリ24,2
5,27が図面左回りに回転する。ベルト23やガイド
ローラ29などは、紙幣31がストッパ14に当接した
頃を見計らって停止する。このとき、紙幣31の先端部
31aがストッパ14に当接しても、すぐにベルト23
の回転が停止しないので、紙幣31は図面右方向に力を
受け続ける。しかし、ベルト23とリフトアーム12と
の間には、退避部としての空間T1が設けられているの
で、紙幣31が過度に力を受けた場合には、破線L1に
示すように、空間T1側に折れ曲がる。これにより、紙
幣31の搬入方向への力が分散され、先端部31aが折
れ曲がったり、下方の紙幣30とストッパ14との隙間
に食い込むことがない。
Description
取り込んで収納するための紙葉類収納装置に関し、特に
収納室に収納された紙葉類を1枚ずつ搬出する機能を有
する紙葉類収納装置に関する。
により挿入された紙幣や有価物などの紙葉類を収納する
紙葉類収納装置が内蔵されている。この紙葉類収納装置
は、主に、紙葉類を1枚ずつ積層して収納する収納室
と、この収納室に紙葉類を搬入する搬入機構部とから構
成されている。
す側面図である。この紙葉類収納装置60は、主に、紙
葉類を1枚ずつ積層して収納する収納室61と、この収
納室61に紙葉類を搬入または搬出を行う搬入出機構部
62とから構成されている。収納室61には、押し上げ
プレート611が設けられている。この押し上げプレー
ト611は、ローラ611a,611bなどを介して収
納室61内を図面上下方向にスライド可能に設けられて
いる。また、押し上げプレート611は、図示されてい
ないバネにより上方に付勢されており、この力によっ
て、積層されている紙葉類63を上方に押し上げる。
フトアーム612によって紙葉類63の上面が押さえら
れ、これにより、押し上げプレート611および紙葉類
63は、搬入出機構部62の位置よりも適度に押し下げ
られた位置に固定されている。
型の部材であり、2本の歯の幅(紙面と垂直な方向)
は、搬入出機構部62の幅よりも広く、かつ紙葉類63
の両端を押さえられる程度に形成されている。このリフ
トアーム612は、アーム駆動装置613によって上下
動制御される。
の端面を揃えるために設けられている。ストッパ614
の上方には、ブレーキ部材615がその軸615aを中
心に上下に回動可能に設けられている。ブレーキ部材6
15は、紙葉類の搬出時、下方に回動して、その先端の
ブレーキ面615bにより、紙葉類の端部を押さえ、重
送を防止する。
およびプーリ622の間にベルト623がかけられるこ
とにより構成されている。プーリ621は図示されてい
ない駆動モータと連結されており、この駆動モータの動
作に応じて、図面右回りまたは左回りに回転し、ベルト
623を回転させる。プーリ621およびプーリ622
の間には、補助プーリ624,625,626,627
が設けられている。これら補助プーリ624,625,
626,627の軸芯は、プーリ621およびプーリ6
22の軸芯よりもやや下方に位置している。そして、ベ
ルト623の下側部分623aの動きを補助する。
いない分離ローラが設けられている。この分離ローラ
は、対向する位置に設けられた分離ローラ628と協動
して、重送された紙葉類を分離する。
出機構部62のプーリ621,622、ベルト623、
補助プーリ624,625,626などを1個ずつ示し
たが、実際には、それぞれ1対に設けられており、その
対をなす部材は、図面の向こう側に設けられている。
た図示されていない光センサとともに、紙葉類の通過を
検知する。このような搬入出機構部62は、ベルト62
3を回転させることにより、図示されていない搬送機構
部側から送られる紙葉類を収納室61内に搬入したり、
収納室61内の紙葉類を搬送機構部側に搬出する。
0の動作について説明する。搬入動作を行う場合、リフ
トアーム612は、図9の位置に固定される。この状態
で搬送機構部側から紙葉類631が搬送されると、プー
リ621が駆動し、ベルト623が図面左回りに回転す
る。また、同時に、分離ローラ628が図面右回りに回
転する。このベルト623や分離ローラ628の回転に
より、紙葉類631は、ベルト623とリフトアーム6
12との間に搬入される。そして、紙葉類631がスト
ッパ614に当接した頃を見計らって、ベルト623や
分離ローラ628の回転が停止する。
ム612が収納室61の天井部分まで上昇することによ
り、リフトアーム612の歯の間を紙葉類631がすり
抜けて、下側に積層されている紙葉類63の最上部に載
置される。このとき、押し上げプレート611はリフト
アーム612による付勢が解かれるので、図示されてい
ないバネの力により上昇し、図10のように紙葉類63
をベルト623に押し付ける。最終的にリフトアーム6
12は、再び下降し、図9で示した定常状態になる。
動作を示す図である。搬出動作を行う場合、図10と同
様に、リフトアーム612が収納室61の天井部分まで
上昇し、プーリ621が図面右回りに回転を開始し、こ
れと同時にベルト623も右回りに回転する。ただし、
分離ローラ628は停止したままである。
葉類63のうち、最上部の紙葉類631がベルト623
の摩擦力に引っ張られて図面左側に搬出される。このと
き、紙葉類631のすぐ下の紙葉類632が一緒に引っ
張られたとしても、紙葉類632は出口の分離ローラ6
28により、それ以上の進行が阻止され、重送が防止さ
れる。
出されて、センサ64がこれを検知すると、ブレーキ部
材615が下がり、そのブレーキ面615bが紙葉類6
32の上面を押さえつける。これにより、最上部の紙葉
類631以外の紙葉類が引っ張り出されることが防止さ
れる。
従来の紙葉類収納装置60では、図10のように紙葉類
631を収納した直後、紙葉類631を完全に収納室6
1に収納することと、ストッパ614に当接させて整列
させるために、プーリ621が駆動し、ベルト623が
図面左回りに回転する。そして、紙葉類631の端部が
ストッパ614に当接した頃合いを見計らって、ベルト
623の回転を停止する。
るためには、ややオーバーめに設定する必要があった。
このため、紙葉類631の端部がストッパ614に当接
していても、ベルト623は少しの間回転しているの
で、その勢いで紙葉類631の端部が折れ曲がったり、
下部の隙間に食い込んだりするという問題があった。
知信号などに基づいて微妙なタイミング制御をすること
が考えられるが、ソフトウェアの設計が複雑になり、コ
スト高となってしまう。
葉類631を搬出するとき、図11で説明したように、
分離ローラ628の摩擦力で下側の紙葉類632を分離
するようにしていたが、この分離ローラ628に上側の
紙葉類631の端部が触れたとき、分離ローラ628の
摩擦で端部が止まってしまい、折れ曲がってしまうこと
があった。
のであり、搬入時に紙葉類の端部の折れ曲がりや食い込
みを防止することのできる紙葉類収納装置を提供するこ
とを目的とする。
類の端部の折れ曲がりを防止し、かつ確実に重送を防止
することである。
決するために、紙幣などの紙葉類を取り込んで収納する
ための紙葉類収納装置において、前記紙葉類が収納され
る収納室と、ベルトを回転させることによって前記紙葉
類を前記収納室内に搬入する搬入機構部と、前記すでに
収納された紙葉類を弾性力により前記搬入機構部側に押
し付ける押し付け部材と、前記搬入された紙葉類の進入
を所定の位置で停止させるストッパと、前記紙葉類の一
部分を退避させるための退避部と、を有することを特徴
とする紙葉類収納装置が提供される。
構部の動作により、紙葉類を搬入すると、紙葉類は、す
でに収納された紙葉類とともに押し付け部材により搬入
機構部側に押し付けられる。その後、搬入した紙葉類を
整列させるためにベルトに密着させ、再びベルトを回転
させると、紙葉類は、ストッパに当接した位置で停止す
る。停止してもまだベルトが回転していて紙葉類が進行
方向に力を受けていても、退避部側に紙葉類の一部が退
避するので、ストッパ部分で紙葉類の端部が折れ曲がっ
たり、下方に食い込んだりすることがない。
納し、必要に応じて1枚ずつ搬出する機能を有する紙葉
類収納装置において、ベルトを回転させることによっ
て、収納室内に積層された前記紙葉類を1枚ずつ取り出
して搬出する搬出機構部と、前記収納室の出口付近の前
記ベルト側に設けられ、前記ベルトの回転に同期して回
転する第1の分離ローラと、前記第1の分離ローラと対
向するように設けられ、重送された前記紙葉類を前記第
1の分離ローラとの摩擦力で分離する第2の分離ローラ
と、前記第2の分離ローラとほぼ同一軸芯上に設けら
れ、前記第2の分離ローラよりも径が大きく、かつ、前
記紙葉類が滑る程度の摩擦力に外周面が形成されたガイ
ドローラと、を有することを特徴とする紙葉類収納装置
が提供される。
部がベルトを回転させることによって、収納室内に積層
された紙葉類の最上部の紙葉類を取り出して搬出する。
この最上部の紙葉類は、出口において、まず、径の大き
いガイドローラと接触する。ガイドローラは、外周面が
紙葉類が滑る程度の摩擦力なので、紙葉類の先端部分
は、折れ曲がることなく持ち上げられる。そして、紙葉
類は、第1の分離ローラおよび第2の分離ローラの間を
通過して搬出される。
が一緒に引っ張られたとしても、第1の分離ローラと第
2の分離ローラとによって、上下の紙葉類は分離され、
上側の紙葉類のみが搬出される。
照して説明する。図2は本形態の紙葉類収納装置として
の紙幣収納装置を備えた紙幣収納ユニットの内部構成を
示す概略図である。ここで示す紙幣収納ユニット1は、
例えば自動販売機内に備えられる。この紙幣収納ユニッ
ト1の紙幣取り込み機構部2は、紙幣挿入口2aから挿
入された紙幣を取り込み、紙幣搬送機構部3に送る。紙
幣搬送機構部3は、取り込まれた紙幣の種類別に各紙幣
収納装置4,5,6に搬送する。ここでは、例えば紙幣
収納装置4は千円札、紙幣収納装置5は5千円札、紙幣
収納装置6は1万円札を収納するために設けられている
ものとする。
て、各紙幣収納装置4,5,6から紙幣を搬出し、紙幣
排出機構部7に送る。紙幣排出機構部7は、紙幣搬送機
構部3からの紙幣を、例えば釣り銭として排出口7aか
ら排出する。
れていない制御ユニットによってその動作が制御され
る。次に、紙幣収納装置4の具体的な構成について説明
する。
す側面図である。この紙幣収納装置4は、主に、紙幣を
1枚ずつ積層して収納する収納室10と、この収納室1
0に紙幣を搬入する搬入出機構部20とから構成されて
いる。収納室10には、押し付け部材としての押し上げ
プレート11が設けられている。この押し上げプレート
11は、ローラ11a,11bなどを介して、収納室1
0内で図面上下方向にスライド可能に設けられている。
また、押し上げプレート11は、図示されていないバネ
により上方に付勢されており、この付勢力によって、積
層されている紙幣30を上方に押し上げる。
フトアーム12によって紙幣30の上面が押さえられ、
押し上げプレート11および紙幣30は、搬入出機構部
20の位置よりも適度に押し下げられた位置に固定され
ている。
の部材であり、2本の歯の幅(紙面と垂直な方向)は、
搬入出機構部20の幅よりも広く、かつ紙幣30の両端
を押さえられる程度に形成されている。このリフトアー
ム12は、アーム駆動装置13によって上下動制御され
る。
面を揃えるために設けられている。ストッパ14の上側
端部には、紙幣30を上側から保持する押さえ部材16
が設けられている。押さえ部材16は、搬入された紙葉
類をその最も下がった押さえ面16aで押さえて保持す
る。また、押さえ部材16のストッパ側部分16bは、
押さえ面16aよりも上方に膨らむように形成されてい
る。
15がその軸15aを中心に上下に回動可能に設けられ
ている。ブレーキ部材15は、図示されていない駆動装
置と連結されており、紙幣の搬出時、下方に回動して、
その先端のブレーキ面15bにより、紙幣の端部を押さ
え、重送を防止する。
よびプーリ22の間にベルト23がかけられることによ
り構成されている。なお、搬入出機構部20は、図面手
前側部分と図面奥側部分とで対の構成になっているが、
図3では、都合上、図面手前側部分の構成のみを示す。
タと連結されており、この駆動モータの動作に応じて、
図面右回りまたは左回りに回転し、ベルト23を回転さ
せる。プーリ21およびプーリ22の間には、補助プー
リ24,25,26,27が設けられている。
の軸芯は、プーリ21およびプーリ22の軸芯よりもや
や下方に位置している。このうち、補助プーリ24,2
5,27は、ベルト23の下側部分23aの動きを補助
する。一方、小径の補助プーリ26の上部には、ベルト
23の下側部分23aがかけられている。これにより、
ベルト23とリフトアーム12との間には、後述する紙
幣の逃げ部としての空間部T1が形成されている。補助
プーリ26と同一の軸には、大径のプーリ28が設けら
れている。このプーリ28は、補助プーリ26とは独立
して回転する。また、プーリ28には、ベルト40の一
端がかけられている。補助ベルト40の他端は、補助プ
ーリ27の内側に一体に形成された図示されていないプ
ーリにかけられている。
29が設けられている。次に、補助プーリ24およびガ
イドローラ29付近の具体的な構成について説明する。
図4は図3のX−X線に沿う断面図である。軸51上に
は、図3で示した補助プーリ24と、この補助プーリ2
4とほぼ同じ形状の補助プーリ241が固定されてい
る。補助プーリ241は、ベルト23と平行にかけられ
たベルト231の回転の補助を行う。また、この補助プ
ーリ241と同様に、ベルト231の回転のためのプー
リとして、プーリ221がプーリ22と同一の軸54上
に固定されている。さらに、図には示していないが、図
3で示したプーリ21、補助プーリ25,26,27の
軸上にも、それぞれに対応するプーリが固定されてい
る。
41との間には、上側分離ローラ52,53が互いに所
定間隔を空けて軸51上に固定されている。上側分離ロ
ーラ52,53の径は、補助プーリ24,241の径と
ほぼ同じであり、そのローラ表面は、紙幣を面方向に引
っ張るのに十分な摩擦力を有している。
5上には、ガイドローラ29とほぼ同じ形状のガイドロ
ーラ291が固定されている。ガイドローラ29とガイ
ドローラ291との間には、3個の下側分離ローラ5
6,57,58が軸55上に固定されている。これら下
側分離ローラ56,57,58は、下側分離ローラ5
6,57間に上側分離ローラ52が位置するように、ま
た、下側分離ローラ57,58間に上側分離ローラ53
が位置するように、それぞれ位置決め固定されている。
また、下側分離ローラ56,57,58の上側端面と上
側分離ローラ52,53の下側端面は、高さがほぼ一致
するように設けられている。さらに、下側分離ローラ5
6,57,58のローラ表面は、紙幣を面方向に引っ張
るのに十分な摩擦力を有している。
対して、ガイドローラ29,291は、やや径が大きく
形成されている。また、ガイドローラ29,291の各
ローラ表面は、紙幣が十分に滑る低摩擦力の部材で形成
されている。ガイドローラ29,291を有する軸55
は、図示されていない駆動系とギアなどを介して連結さ
れており、その回転が制御される。
1,55間を通過する紙幣31は、図に示すように湾曲
しながら、ベルト23,231の下側部分23a,23
1aに引っ張られて搬送される。
置に設けられた図示されていない光センサとともに、紙
幣の通過を検知する。次に、このような構成の紙幣収納
装置4の具体的な動作について説明する。
を説明する図である。搬入動作を行う場合、図2で示し
た紙幣搬送機構部3側から紙幣31が搬送されると、プ
ーリ21が駆動し、ベルト23、および補助プーリ2
4,25,27が図面左回りに回転する。補助プーリ2
7の回転に応じて、プーリ28も左回りに回転する。た
だし、プーリ26は右回りに回転する。また、同時に、
ガイドローラ29が図面右回りに回転する。
により、紙幣31は、ベルト23とリフトアーム12と
の間に搬入される。そして、紙幣31がストッパ14に
当接した頃を見計らって、ベルト23やガイドローラ2
9などの回転が停止する。
リフトアーム12が収納室10の天井部分まで上昇し、
これにより、リフトアーム12の歯の間を紙幣31がす
り抜けて、下側に積層されている紙幣30の最上部に載
置される。これと同時に、リフトアーム12の付勢力か
ら解かれた紙幣30は、押し上げプレート11によって
ベルト23側に押し付けられる。その後、紙幣31を完
全に収納室10に搬入することと、ストッパ14の位置
に整列させるために、再びプーリ21が駆動し、ベルト
23、および補助プーリ24,25,27が図面左回り
に回転する。
ある。ベルト23やガイドローラ29などは、紙幣31
がストッパ14に当接した頃を見計らって停止する。こ
のとき、紙幣31の先端部31aがストッパ14に当接
しても、すぐにベルト23の回転が停止しないので、紙
幣31は図面右方向に力を受け続ける。しかし、ベルト
23とリフトアーム12との間には、退避部としての空
間T1が設けられているので、紙幣31が過度に力を受
けた場合には、破線L1に示すように、空間T1側に折
れ曲がる。これにより、紙幣31の搬入方向への力が分
散され、先端部31aが折れ曲がったり、下方の紙幣3
0とストッパ14との隙間に食い込むことがない。
ッパ側部分16bが、押さえ面16aよりも上方に膨ら
むように形成されているので、先端部31aが過度に力
を受けた場合には、上方に折れ曲がることができる。こ
れにより、先端部31aが下方に食い込むことが防止さ
れる。
側で紙幣31の当接する位置よりもやや低い位置に突状
部14aを形成することにより、より確実に先端部31
aの下方への食い込みを防止することができる。
リフトアーム12は再び下降し、図3で示した状態にな
る。次に、紙幣収納装置4における搬出動作について説
明する。
を説明する図である。搬出動作を行う場合、図に示すよ
うに、リフトアーム12が収納室10の天井部分まで上
昇し、プーリ21が図面右回りに回転を開始し、これと
同時にベルト23も右回りに回転する。ただし、ガイド
ローラ29および下側分離ローラ56,57,58(図
4参照)は、停止したままである。ベルト23が回転す
ると、積層された紙幣30のうち、最上部の紙幣31が
ベルト23の摩擦力に引っ張られ、図面左方向に搬送さ
れる。
説明する図であり、(A)はガイドローラ29に紙幣3
1が当接した状態を示す図、(B)は紙幣を引き込んだ
状態を示す図である。ベルト23によって搬送された紙
幣31は、図(A)に示すように、その先端部31b
が、径の大きいガイドローラ29,291(ガイドロー
ラ291は図4参照)に最初に接触する。前述したよう
に、ガイドローラ29,291は、そのローラ面の摩擦
力が小さいので、紙幣31の先端部31bは滑って上方
に押し上げられる。
に示すように、下方に折れ曲がることなく、図4で示し
た上側分離ローラ52,53、下側分離ローラ56,5
7,58の間を通過する。このとき、紙幣31のすぐ下
の紙幣32も一緒に引っ張られても、上側分離ローラ5
2,53と下側分離ローラ56,57,58との分離作
用によって、紙幣31と紙幣32は分離され、紙幣32
のそれ以上の進行が阻止され、重送が防止される。
出されて、センサ41がこれを検知すると、図7に示す
ブレーキ部材15が下がり、そのブレーキ面15bが紙
幣32の上面を押さえつける。これにより、最上部の紙
幣31以外の紙幣が重送されることが確実に防止され
る。
などを搬入、搬出する例を示したが、磁気カードや、他
の有価物を収納する装置にも本発明を適用できる。ま
た、上記説明では、紙幣収納装置4の構成について述べ
たが、紙幣収納装置5、6についてもほぼ同じ構成なの
で、ここでは説明を省略する。
の一部分を退避させるための退避部を設けるようにした
ので、紙葉類の搬入、整列時に、紙葉類の先端がストッ
パに当接してもなお進行方向に力を受けた状態では、退
避部側に紙葉類の一部が退避するので、ストッパ部分で
紙葉類の端部が折れ曲がったり、下方に食い込んだりす
ることが防止される。
向するように設けられた第2の分離ローラとほぼ同一軸
芯上に、第2の分離ローラよりも径が大きく、かつ紙葉
類が滑る程度の摩擦力に外周面が形成されたガイドロー
ラを設けたので、紙葉類の搬出時には、紙葉類の先端部
が最初にガイドローラに当接し、紙葉類の先端部分は、
折れ曲がることなく持ち上げられ、第1の分離ローラお
よび第2の分離ローラの間を通過して搬出することがで
きる。さらに、第1の分離ローラおよび第2の分離ロー
ラによって、重送が防止される。
を備えた紙幣収納ユニットの内部構成を示す概略図であ
る。
る。
である。
す図である。
である。
り、(A)はガイドローラに紙幣が当接した状態を示す
図、(B)は紙幣を引き込んだ状態を示す図である。
ある。
図である。
ある。
Claims (6)
- 【請求項1】 紙幣などの紙葉類を取り込んで収納する
ための紙葉類収納装置において、 前記紙葉類が収納される収納室と、 ベルトを回転させることによって前記紙葉類を前記収納
室内に搬入する搬入機構部と、 前記すでに収納された紙葉類を弾性力により前記搬入機
構部側に押し付ける押し付け部材と、 前記搬入された紙葉類の進入を所定の位置で停止させる
ストッパと、 前記紙葉類の一部分を退避させるための退避部と、 を有することを特徴とする紙葉類収納装置。 - 【請求項2】 前記退避部は、前記ベルトの前記紙葉類
側の一部を、プーリによって前記紙葉類側から退避させ
ることにより形成されていることを特徴とする請求項1
記載の紙葉類収納装置。 - 【請求項3】 前記ストッパの上端部には、前記紙葉類
を上方から押さえて保持する押さえ部材が設けられ、前
記押さえ部材には、前記紙幣の先端部が上方に退避でき
る膨らみ部分が形成されていることを特徴とする請求項
1記載の紙葉類収納装置。 - 【請求項4】 前記ストッパには、前記搬入された紙葉
類の先端部よりも下の位置に突状部が形成されているこ
とを特徴とする請求項1記載の紙葉類収納装置。 - 【請求項5】 紙幣などの紙葉類を収納し、必要に応じ
て1枚ずつ搬出する機能を有する紙葉類収納装置におい
て、 ベルトを回転させることによって、収納室内に積層され
た前記紙葉類を1枚ずつ取り出して搬出する搬出機構部
と、 前記収納室の出口付近の前記ベルト側に設けられ、前記
ベルトの回転に同期して回転する第1の分離ローラと、 前記第1の分離ローラと対向するように設けられ、重送
された前記紙葉類を前記第1の分離ローラとの摩擦力で
分離する第2の分離ローラと、 前記第2の分離ローラとほぼ同一軸芯上に設けられ、前
記第2の分離ローラよりも径が大きく、かつ、前記紙葉
類が滑る程度の摩擦力に外周面が形成されたガイドロー
ラと、 を有することを特徴とする紙葉類収納装置。 - 【請求項6】 前記ガイドローラは、前記紙幣の両側の
端部をそれぞれ押し上げ可能な位置に少なくとも1個ず
つ設けられていることを特徴とする請求項4記載の紙葉
類収納装置。
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---|---|---|---|
JP23941497A JP3927290B2 (ja) | 1997-09-04 | 1997-09-04 | 紙葉類収納装置 |
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JP23941497A JP3927290B2 (ja) | 1997-09-04 | 1997-09-04 | 紙葉類収納装置 |
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