JPH1174527A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents
半導体装置およびその製造方法Info
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- JPH1174527A JPH1174527A JP10185452A JP18545298A JPH1174527A JP H1174527 A JPH1174527 A JP H1174527A JP 10185452 A JP10185452 A JP 10185452A JP 18545298 A JP18545298 A JP 18545298A JP H1174527 A JPH1174527 A JP H1174527A
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- H10D30/60—Insulated-gate field-effect transistors [IGFET]
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- Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)
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Abstract
中を緩和し、トランジスタの特性劣化を防止することを
可能とする。 【解決手段】 半導体基板上に、第1の膜および第2の
膜を形成する工程と、第2の膜、第1の膜及び半導体基
板の上部を選択的に除去して、第1の溝を形成する工程
と、第1の溝に第1の絶縁膜を埋め込み、素子分離領域
を形成する工程と、素子分離領域により囲まれた第2の
膜をパターニングして、ダミーゲート層を形成する工程
と、ダミーゲート層をマスクとして用いて、半導体基板
に不純物を導入する工程と、ダミーゲート層および第1
の絶縁膜により囲まれた半導体基板上に第2の絶縁膜を
形成する工程と、ダミーゲート層および第1の膜を除去
し、第2の溝を形成する工程と、第2の溝内の前記半導
体基板上にゲート絶縁膜を形成する工程と、第2の溝内
の前記ゲート絶縁膜上にゲート電極を形成する工程とを
具備することを特徴とする。
Description
その製造方法に係り、特に、ダミーゲートを形成する工
程を含む半導体装置の製造方法に関する。
回路の高性能化及び低コスト化のため、素子サイズの微
細化が重要な役割を果たしている。素子サイズの微細化
は、STI(Shallow Trench Isolation)技術を用いて
実現することができるが、微細化による配線抵抗が増加
するという問題を解決するため、ゲート電極に抵抗の低
い金属材料を用いて配線抵抗を下げる方法が提案されて
いる。
ゲート電極形成後にソース・ドレイン領域を形成する場
合、高温熱工程及び熱酸化工程が必要となり、メタル電
極の抵抗増加やゲート絶縁膜の信頼性劣化といった問題
があった。
工程を必要とするソース・ドレイン領域の形成工程を先
に行い、ソース・ドレイン領域に対して自己整合的に形
成されている溝にゲート絶縁膜及びゲート電極を埋め込
み形成する方法が提案されている。
技術(特願平8−356493)の一例を説明する。な
お、図67および図68はトランジスタのL方向(チャ
ネル長方向)の断面を示した図であり、図69はトラン
ジスタのW方向(チャネル幅方向)の断面を示した図で
ある。
用いて、Si基板501にトランジスタ形成領域502
及び素子分離領域503を形成する(図67(a)、図
69(a))。
厚さ10nm程度のSiO2 膜504を形成し、このS
iO2 膜504上にダミーゲートパターン用のポリSi
膜を300nm程度の膜厚で堆積し、例えばリソグラフ
ィー法とRIE法などを用いて加工し、ダミーゲートパ
ターン505を形成する(図67(b))。
クとして用いて、素子分離領域503により囲まれた素
子領域に、例えばリンのイオン注入を行ない、n- 型拡
散領域506を形成する(図67(c))。
後、全面にRIEを施し、ダミーゲートパターン505
の側壁に膜厚20nm程度のSi3 N4 膜507を形成
する(図67(d))。
びSi3 N4 膜507をマスクとして用いて、n- 型拡
散領域506に、例えば砒素のイオン注入を行ない、n
+ 型拡散領域508を形成し、いわゆるLDD構造を形
成する(図67(e))。
を例えば300nm程度堆積し、例えば800℃程度の
N2 雰囲気で30分程度デンシファイを行なった後に、
全面をCMPにより平坦化し、ダミーゲートパターン5
05の表面を露出をさせる(図68(f))。
的に除去して溝510を形成した後、所望の領域に形成
したレジスト膜(図示せず)、層間膜(SiO2 膜50
9)及び側壁絶縁膜(Si3 N4 膜507)をマスクと
して用いて、溝510の下方のチャネル予定領域にのみ
イオン注入を行なう。このチャネル不純物の活性化は、
この後、例えばRTAを用いて、800℃、10秒程度
の熱処理によって行ない、チャネル不純物領域511を
形成する(図68(g))。
04を除去する(図68(h)、図69(b))。
例えばTa2 O5 膜等の高誘電体膜を膜厚20nm程度
堆積し、続いてゲート電極513として例えばRuなど
のメタル膜を全面に堆積する。その後、全面にCMPを
施すことにより、メタル電極513及び高誘電体ゲート
膜512を溝510内に残留させ、溝510内に埋め込
まれた形とする(図68(i))。
膜を約200nm程度の膜厚堆積した後、この層間絶縁
膜に、ソース、ドレイン領域及びゲート電極へのコンタ
クトを開口し、更に、全面にAl層を形成した後、これ
をパターニングしてAl配線を形成する。そして、全面
にパッシベーション膜を堆積し、トランジスタの基本構
造が完了する。
(a)及び図69(b)に示すように、2度も素子分離
領域の端部が露出するため、例えばフッ酸系のエッチン
グ液によってエッチングを施すと、この部分に大きな窪
みが形成され、素子領域のエッジコーナー部が露出して
しまう。従って、このエッジコーナー部に電界が集中
し、ゲート絶縁膜の信頼性低下等、トランジスタの特性
劣化が生じてしまう。
てソース・ドレイン領域を形成した後、ダミーゲートパ
ターンを除去することにより形成された溝内にゲート絶
縁膜及びゲート配線を形成するトランジスタの製造方法
において、従来は、素子分離領域端部に大きな窪みが生
じて、素子領域のエッジコーナー部が露出するため、エ
ッジコーナー部に電界が集中し、トランジスタの特性劣
化が生じるという問題があった。
ジスタの製造プロセスの他の問題点について説明する。
タの製造プロセスにおいては、図70(a)に示すよう
に、ダミーゲート505の側面にエッチング耐性のある
側壁絶縁膜507を形成し、後に形成される層間絶縁膜
にゲート電極やソース・ドレイン領域へのコンタクトホ
ールを形成する際に多少の合せずれがあっても、側壁絶
縁膜507の存在のため、ゲート電極とソース・ドレイ
ン領域との短絡が防止され、それによって集積度を向上
させている。
製造プロセスにおいて、非結晶シリコン膜505aとシ
リコン窒化膜505bとからなるダミーゲート505の
側面(酸化膜が形成されている)に側壁絶縁膜507を
形成するには、層間絶縁膜にCMPを施す際に、そのC
MP終了時に側壁絶縁膜507が露出しないように、側
壁絶縁膜507の高さを側壁絶縁膜507形成時のRI
Eにより制御しなければならなかった。
P終了時に側壁絶縁膜507の上部が露出した場合は、
図70(c)に示すように、ダミーゲート505を除去
する際に側壁絶縁膜507も消失するなど、エッチング
バラツキに対してのマージンが低かった。
の側壁絶縁膜507及びゲート電極上に形成するエッチ
ングストッパとしてシリコン窒化膜を用いた場合、シリ
コン窒化膜では誘電率があまり低くなく、微細化し、高
速動作させるという要求を満たすには、寄生容量の低減
が不十分であるという懸念があった。
セスにおいて、ダミーゲートは層間絶縁膜の平坦化の際
のCMPストッパを兼ねるため、ダミーゲート(の上
層)には、図70(a)〜70(c)に示す例と同様、
シリコン窒化膜505bが使用される(図71
(a))。通常、ダミーゲート505の側面に形成され
るライナーとしてはシリコン窒化膜520が一般的であ
るが、ダマシンゲートトランジスタの場合では、ダミー
ゲート除去の際に(図71(b))、ゲートライナー5
20も同時にエッチングされてしまう。
非結晶シリコン膜505aを除去し(図71(c))、
更にバッファとして用いたシリコン酸化膜504を除去
する時に、ゲートが形成される溝の上部はシリコン窒化
膜520によるライナーが無いため、ダミーゲート50
5の寸法よりtだけ広がってしまう(図71(d))。
微細化し、集積度を向上させるほど、大容量化を図るこ
とができる。しかし、上述した従来例では設計寸法であ
るダミーゲートの幅より、実際に完成したトランジスタ
の寸法が広がってしまうため、微細化には不利となる。
厚さを10nmとし、シリコン窒化膜ライナーの幅を1
5nmとすると、ライナーの厚さ15nmに加え、バッ
ファ酸化膜を剥離した際にゲート周辺の埋め込み絶縁膜
の広がり分10nm×1.3=13nmを加えた28n
mが設計上のゲート寸法からの広がりになる。0.1μ
m世代のトランジスタを考えると、ゲート配線が隣接し
た個所では、設計上のゲート配線間距離0.1μmに対
し、28nm×2=56nmも狭くなることになり、配
線間容量を考えた場合に高周波数動作上不利になる。
トの形成においても、コンタクト形成のための層間絶縁
膜のパターニングに対するマージンを減少させることに
なり、そのぶんだけ最小設計寸法をゆるめなければなら
ず、このことも高集積化に対して不利な点である。
消しようとした場合、ゲートの溝が広がっていないレベ
ルまでCMP等によりオーバーエッチングを行う必要が
出てくる。そのため、ゲート高さを稼ぐことができず、
例えば、ダミーゲートを膜厚200nmの多結晶シリコ
ンと膜厚200nmのシリコン窒化膜とで形成した場合
には、ゲート形成後のゲート高さが非常に低くなってし
まう。その結果、ゲート配線の抵抗が高くなり、消費電
力が増大するほか、誘電特性も悪くなる。
型のFET素子の微細化は、ゲート電極材料として多結
晶シリコンを採用するようになってから急激に進むよう
になった。多結晶シリコンゲートを採用する以前に用い
られてきた金属ゲートトランジスタの製造プロセスを、
図72を参照して以下に示す。
絶縁膜602、p型の拡散層603を形成する(図72
(a))。次いで、フォトレジスト604をマスクに砒
素等のn型不純物をイオン注入することにより、n型拡
散層(ソース、ドレイン領域)605を形成する(図7
2(b))。
(ソース、ドレイン領域)605に打ち込まれた不純物
を活性化した後に、熱酸化工程によってシリコン基板6
01表面を酸化することによりシリコン酸化膜606を
形成し、アルミニウム等の金属層607を堆積する。こ
の金属層607を、フォトリソグラフ工程により、n型
の不純物拡散層(ソース、ドレイン領域)の間の領域を
残してパターニングし、金属のゲート電極607を形成
する。
08を堆積し、コンタクトホールを開口、金属配線層6
09を形成し、トランジスタを完成させる。
ート電極607を形成する以前に、ソース、ドレイン拡
散層605の活性化まで済ませておく必要があるため、
ソース、ドレイン拡散層605とゲート電極607の位
置関係は、フォトリソグラフ工程によって決定される。
そのため、図72(c),(d)に示すように、ソース
・ドレイン拡散層605とゲート電極607はフォトリ
ソグラフ工程のあわせ余裕「d」の分だけオーバーラッ
プする必要が生じる。また、このようなプロセスにおい
ては、ゲート端部の拡散層の不純物濃度を薄くかつ拡散
深さを浅くするといった、いわゆるLDD(Light
ly Doped Drain)構造を採用することが
不可能であるために、短チャネル効果の抑制が困難であ
るという問題もある。
性が高く、かつアルミニウム等の金属に比べて微細加工
のしやすい多結晶シリコンを用いるようになった。ゲー
ト電極に多結晶シリコンを用いたトランジスタの製造方
法の一例を、図73を参照して以下に示す。
絶縁膜702、p型の拡散層703を形成する(図73
(a))。
01表面を酸化することにより、シリコン酸化膜704
を形成し、多結晶シリコン層705を堆積する。この多
結晶シリコン層705を、フォトリソグラフ工程により
パターニングし、ゲート電極705を形成し、熱酸化等
によりシリコン基板701表面および多結晶シリコンゲ
ート電極705の周囲を酸化してシリコン酸化膜706
を形成し、砒素等のn型不純物のイオン注入および90
0℃以上の熱処理による不純物活性化を行い、浅くかつ
不純物濃度の比較的低いn- 型拡散層(LDD領域)7
07を形成する(図73(b))。
し、異方性エッチングを行うことにより、多結晶シリコ
ンゲート電極705の側面にシリコン酸化膜側壁708
を形成し、ゲート電極705およびシリコン酸化膜側壁
708をマスクにして再びイオン注入および900℃以
上の熱処理による不純物活性化を行うことにより、n+
型の不純物拡散層(ソース、ドレイン領域)709を形
成するとともに、多結晶シリコンゲート電極705もn
+ 型にドーピングする(図73(c))。
10を堆積し、コンタクトホールを開口、金属配線層7
11を形成し、トランジスタを完成させる(図73
(d))。
セスと比べ、ゲート電極の加工性が向上するだけではな
く、多結晶のゲート電極をマスクにイオン注入を行い不
純物の活性化を行えるようになるために、ゲート電極と
ソース、ドレイン拡散層の位置合わせを自己整合的に行
えるようになり、フォトリソグラフ工程での位置合わせ
のようなあわせ余裕が不要になる。また、素子の微細化
に伴い生じる短チャネル効果対策として、ゲート電極端
部のソース、ドレイン拡散層の不純物濃度を薄く、かつ
拡散層の深さを浅くするといったいわゆるLDD構造を
用いることも容易になる。
が進行し、ゲート長0.1μm以下のトランジスタを製
造しようとした場合に、多結晶シリコンのゲート電極で
は寄生抵抗が無視し得ないほど大きくなり、素子性能を
劣化させる要因になる。この問題を解決するためには、
ゲート電極の材料に低抵抗の材料を採用する必要があ
り、再びゲート電極材料に採用することが望まれるよう
になってきた。ただ、図72に示すような製造方法で
は、前述のように微細素子の製造は困難であるため、ソ
ース、ドレイン拡散層とゲート電極の位置合わせを自己
整合的に出来、かつソース、ドレイン拡散層の活性化終
了後にゲート電極を形成するプロセスが要求されるよう
になってきた。
絶縁膜に熱酸化によって形成したシリコン酸化膜を用い
てきたが、ゲート長0.1μm以下の世代になると、要
求されるゲート絶縁膜厚が5nm以下と非常に薄くなっ
ていくため、トンネル電流が発生してしまうといった問
題点が生じる。この問題を解決するために、シリコン酸
化膜に比べて誘電率の高い膜、たとえばタンタル酸化膜
(Ta2 O5 )のような高誘電体膜を用いて、物理膜厚
を厚くしてやることが必要となってくる。このタンタル
酸化膜のような高誘電体絶縁膜についても、耐熱性の点
から不純物活性化の熱工程を受けることを避ける必要が
あるため、ソース、ドレイン拡散層形成後にゲート絶縁
膜を形成することが望ましい。
び図75に示すようなトランジスタ製造プロセスが提案
されている。
02、p型の拡散層803を形成する(図74
(a))。
01表面を酸化することにより、シリコン酸化膜804
を形成し、シリコン窒化膜805を堆積、パターニング
し、ダミーのゲート電極を形成する。このダミーゲート
805をマスクとして用いて、p型拡散層803に砒素
等のn型不純物をイオン注入し、900℃以上の熱処理
による不純物活性化を行うことにより、n- 型LDD拡
散層806を形成する(図74(b))。
ッチングを行うことにより、シリコン窒化膜ダミーゲー
ト805の側面に側壁シリコン酸化膜807を形成し、
ゲート電極805およびシリコン酸化膜側壁807をマ
スクとして用いて、再びイオン注入を行うとともに90
0℃以上の熱処理による不純物活性化を行うことによ
り、n+ 型の不純物拡散層(ソース、ドレイン領域)8
08を形成する(図74(c))。
し、シリコン窒化膜からなるダミーゲート805をスト
ッパーとして用いてシリコン酸化膜809を研磨し、平
坦化する。このシリコン酸化膜809の研磨工程におい
て、ストッパーとして使用するために、ダミーゲートの
材料としてはシリコン窒化膜が望ましい(図74
(d))。
等の処理により除去し、ゲート電極形成領域に溝を形成
する(図75(e))。
酸化膜804を、フッ酸等によりエッチング除去し、シ
リコン基板801表面を露出させる(図75(f))。
810を堆積し、拡散バリア層としてのチタン窒化膜8
11、ゲート電極としてのアルミニウム層812を堆積
し、CMP研磨等を用いて溝部以外のアルミニウム、チ
タン窒化膜を除去する(図75(g))。
ンタクトホールを開口、金属配線層814を形成し、ト
ランジスタを完成させる(図75(h))。
メタルを用いたゲート電極をソース、ドレイン拡散層形
成後に形成でき、かつソース、ドレイン拡散層とゲート
電極の位置合わせは自己整合的に出来るようになる。
示すように、ダミーゲート805を除去し、シリコン基
板801を露出させる際に、初めに微細加工によって形
成したダミーゲートパターンの寸法(L)よりも溝の幅
(L′)が広がってしまうために、微細ゲートを形成す
ることが困難になるという問題点がある。この問題点
は、側壁絶縁膜807やダミーゲートパターン周囲の埋
め込み材料810を、ダミーゲートパターン805の材
料であるシリコン窒化膜およびダミーゲート電極下部の
シリコン酸化膜804に対してエッチング選択性のある
絶縁材料を用いることによいり解決可能であるようにみ
えるが、半導体製造プロセスにおいてそのような特徴を
持つ材料を新たに採用することには非常な困難が伴う。
な事情を考慮してなされ、その目的は、素子領域のエッ
ジコーナー部における電界集中を緩和し、トランジスタ
の特性劣化を防止することが可能な半導体装置の製造方
法を提供することにある。
側壁の形成の際のバラツキに対するマージンを広くし、
歩留まりよく、半導体装置を製造することを可能とする
半導体装置の製造方法を提供することにある。
の除去の際に溝が広がることがなく、微細な半導体装置
を製造することを可能とする半導体装置の製造方法を提
供することにある。
容量を増加させることなく、かつ微細な半導体装置を製
造することを可能とする半導体装置の製造方法を提供す
ることにある。
め、本発明は、半導体基板上に、第1の膜および第2の
膜を形成する工程と、前記第2の膜、第1の膜及び半導
体基板の上部を選択的に除去して、第1の溝を形成する
工程と、前記第1の溝に第1の絶縁膜を埋め込み、素子
分離領域を形成する工程と、前記素子分離領域により囲
まれた前記第2の膜をパターニングして、ダミーゲート
層を形成する工程と、前記ダミーゲート層をマスクとし
て用いて、前記半導体基板に不純物を導入する工程と、
前記ダミーゲート層および前記第1の絶縁膜により囲ま
れた前記半導体基板上に第2の絶縁膜を形成する工程
と、前記ダミーゲート層および前記第1の膜を除去し、
第2の溝を形成する工程と、前記第2の溝内の前記半導
体基板上にゲート絶縁膜を形成する工程と、前記第2の
溝内の前記ゲート絶縁膜上にゲート電極を形成する工程
とを具備する半導体装置の製造方法を提供する。
ナー部の露出を抑制することができるため、エッジコー
ナー部の電界集中によるトランジスタの特性劣化を防止
することができる。また、チャネル平面部においても基
板表面の露出が抑制されるため、基板とゲート絶縁膜と
の界面の荒さが減少し、動作速度の早いトランジスタを
得ることができる。
くとも前記ゲート電極上及び前記第1の絶縁膜上に前記
ゲート電極に接続される配線部を形成する工程をさらに
有するようにしてもよい。
(シリコン膜)、特にアモルファスシリコン膜を用いる
ことが好ましい。シリコン膜を用いることにより、シリ
コン酸化膜やシリコン窒化膜等に対して選択性よくダミ
ーパターンを除去することができる。また、アモルファ
スシリコン膜を用いることにより、ダミーパターンを加
工する際の加工ばらつきを低減することができる。
絶縁膜および第1の導電性膜を形成する工程と、前記第
1の導電性膜、ゲート絶縁膜および半導体基板の上部を
選択的に除去して、第1の溝を形成する工程と、前記第
1の溝に第1の絶縁膜を埋め込み、素子分離領域を形成
する工程と、前記第1の導電性膜および素子分離領域上
にダミー膜を形成する工程と、前記ダミー膜および第1
の導電性膜をパターニングして、島状層を形成する工程
と、前記島状層をマスクとして用いて、前記半導体基板
に不純物を導入する工程と、前記島状層および前記第1
の絶縁膜により囲まれた前記ゲート絶縁膜上に第2の絶
縁膜を形成する工程と、前記ダミー膜を除去し、第2の
溝を形成する工程と、前記第2の溝内の前記第1の導電
性膜上に第2の導電性膜を形成し、前記第1の導電性膜
および第2の導電性膜からなるゲート電極を形成する工
程とを具備する半導体装置の製造方法を提供する。
ナー部の露出を抑制することができるため、エッジコー
ナー部の電界集中によるトランジスタの特性劣化を防止
することができる。また、ゲート形成用パターンの上面
を平坦にすることができる(素子領域上での窪みをなく
すことができる)ため、第2の絶縁膜を形成する工程や
その後の工程が容易となり、ゲート配線の平坦化を達成
することができる。
形成する工程と、前記第1の溝に第1の絶縁膜を埋め込
み、素子分離領域を形成する工程と、前記素子分離領域
により囲まれた半導体基板の表面に第1の膜および第2
の膜を形成する工程と、前記第2の膜をパターニングし
て、ダミーゲート層を形成する工程と、前記ダミーゲー
ト層をマスクとして用いて、前記半導体基板に不純物を
導入する工程と、前記ダミーゲート層および前記第1の
絶縁膜により囲まれた前記第1の膜上に第2の絶縁膜を
形成する工程と、前記ダミーゲート層およびその下の前
記第1の膜の部分を除去し、第2の溝を形成する工程
と、前記第2の溝内の前記半導体基板上にゲート絶縁膜
を形成する工程と、前記第2の溝内の前記ゲート絶縁膜
上にゲート電極を形成する工程とを具備する半導体装置
の製造方法を提供する。
ート層を形成する工程と、前記ダミーゲート層の側面に
ダミー側壁を形成する工程と、全面に層間絶縁膜を堆積
する工程と、前記層間絶縁膜を、前記ダミーゲート層の
上面が露出するまで除去する工程と、前記ダミーゲート
層を除去し、溝を形成する工程と、前記溝内にゲート電
極を形成する工程と、前記ダミー側壁を除去して空洞を
形成する工程と、前記空洞内を側壁材料で埋め、側壁を
形成する工程とを具備する半導体装置の製造方法を提供
する。
縁膜を形成する工程と、前記ゲート絶縁膜上にゲート電
極を形成する工程と、前記ゲート電極の側面にダミー側
壁を形成する工程と、全面に層間絶縁膜を堆積する工程
と、前記層間絶縁膜を、前記ゲート電極の上面が露出す
るまで除去する工程と、前記ダミーダミー側壁を除去し
て空洞を形成する工程と、前記空洞内を側壁材料で埋
め、側壁を形成する工程とを具備する半導体装置の製造
方法を提供する。
ート層を形成する工程と、前記ダミーゲート層の側面
に、ダミーゲート層を構成する材料との間で、エッチン
グ選択性を有する側壁絶縁膜を形成する工程と、全面に
層間絶縁膜を堆積する工程と、前記層間絶縁膜を、前記
ダミーゲート層の上面が露出するまで除去する工程と、
前記ダミーゲート層を除去し、溝を形成する工程と、前
記溝の底面にゲート絶縁膜を形成する工程と、底面にゲ
ート絶縁膜が形成された前記溝内にゲート電極を形成す
る工程とを具備する半導体装置の製造方法を提供する。
体基板上に形成されたゲート絶縁膜と、このゲート絶縁
膜上に形成されたゲート電極と、このゲート電極の側面
に形成された、前記ゲート絶縁膜と同一の材料からなる
絶縁層と、この絶縁層上に形成されたシリコン窒化膜と
を具備する半導体装置を提供する。
シリコン窒化膜からなるダミーゲートを形成する工程
と、全面に第1のシリコン酸化膜を形成する工程と、全
面に第2のシリコン窒化膜を形成する工程と、全面に層
間絶縁膜を形成する工程と、前記ダミーゲートが露出す
るまで、前記層間絶縁膜を研磨する工程と、前記第1お
よび第2のシリコン窒化膜の上部を除去して、第1の溝
を形成する工程と、前記第1の溝を第2のシリコン酸化
膜で埋める工程と、前記第2のシリコン酸化膜に異方性
エッチングを施し、前記第2のシリコン窒化膜上に前記
第2のシリコン酸化膜を残しつつ、前記ダミーゲートを
露出させる工程と、前記ダミーゲートを除去して、第2
の溝を形成する工程と、前記第2の溝の底面および側面
にゲート絶縁膜を形成する工程と、底面および側面にゲ
ート絶縁膜が形成された第2の溝内にゲート電極を形成
する工程とを具備する半導体装置の製造方法を提供す
る。
施形態の説明を行う。
明する。
の製造工程を示した断面図である。これらの図におい
て、左側の図はトランジスタのゲート長方向の断面を、
右側の図はトランジスタのゲート幅方向の断面を示して
いる。
より厚さ10nm程度のSiO2 膜102を形成し、続
いてLPCVD法でアモルファスSi膜103、Si3
N4膜104を厚さそれぞれ200nm、100nm程
度堆積する。アモルファスSi膜103はリン又は砒素
等の不純物ーを含んでいてもよい(図1(a))。
法などを用いて、SiO2 膜102、アモルファスSi
膜103及びSi3 N4 膜104を島状の形状に加工す
る(図1(b))。
パターンに対して自己整合的にSi基板101をエッチ
ングし、島部105を形成するとともに素子分離のため
の溝部106を形成する。続いて、熱酸化法により溝表
面にSiO2 膜(図示せず)を形成した後に、例えばL
PCVD法及びCMP法等によりSiO2 膜を溝部10
6に埋め込み、埋め込み素子分離絶縁膜107を形成す
る。なお、熱酸化後又は熱酸化膜を希弗酸処理等により
剥離した後に、LPCVD法等により10nm程度の薄
いSi3 N4 膜(図示せず)を堆積し、その後に埋め込
み素子分離絶縁膜107を形成してもよい。このように
Si3 N4 膜を溝部106の側壁に形成しておくことに
よりに、後述のダミーパターンの除去工程の際に素子分
離端が露出し難いなり、信頼性が向上する。また、チャ
ネル幅を固定することができるため、後の工程でのばら
つきを抑制することができる(図1(c))。
りSi3 N4 膜104及びアモルファスSi膜103を
部分的に除去することにより、ゲート電極形成予定領域
にダミーゲート電極パターン108を形成するととも
に、その両側に溝部109を形成する(図2(d))。
マスクとして例えばリンのイオン注入を70keV、4
×1013cm-2程度行ない、n- 型拡散層110を形成
する。続いて、Si3 N4 膜を全面に堆積した後に全面
のRIEを行ない、ダミーゲート電極パターン108の
側壁に膜厚20nm程度の側壁絶縁膜111を形成す
る。その後、ダミーゲート電極パターン108及び側壁
絶縁膜111をマスクとして例えば砒素のイオン注入を
30keV、5×1015cm-2程度行ない、n+型拡散
層112を形成することにより、いわゆるLDD構造を
形成する(図2(e))。
D−SiO2 膜を例えば300nm程度堆積し、例えば
800℃程度のN2 雰囲気で30分程度デンシファイを
行なう。その後、全面をCMPにより平坦化し、ダミー
ゲート電極パターンのアモルファスSi膜103表面を
露出させる。続いて、露出したアモルファスSi膜10
3をRIE又はKOH水溶液などを用いて選択的に除去
し、溝部114を形成する。その後、所望の領域にレジ
スト膜(図示せず)を形成し、このレジスト膜、層間絶
縁膜113(SiO2 膜)及び側壁絶縁膜111をマス
クとして、チャネル領域にのみ不純物のチャネルイオン
注入を行なう。その後、例えばRTAを用いて800
℃、10秒程度の熱処理を行い、チャネル不純物層11
5の活性化を行う(図2(f))。
絶縁膜102(SiO2 膜)を除去する(図3
(g))。
例えばTa2 O5 等の高誘電体膜を膜厚20nm程度堆
積し、その上にゲート電極117として例えばRuなど
のメタル膜を全面に堆積する。その後、全面をCMPす
ることにより、ゲート絶縁膜116及びゲート電極11
7を溝114内に埋め込む(図3(h))。
積し、これをパターニングして配線118を形成する
(図3(i))。
200nm程度堆積し、ソース・ドレイン、ゲート電極
へのコンタクトを開口する。さらに、配線のパターニン
グ、パッシベーション膜の堆積を行い、トランジスタの
基本構造が得られる。
領域の素子分離端が1度しか露出しないため、Si基板
の素子領域と素子分離絶縁膜との間に窪みが形成され難
くなり、素子分離端でのゲート絶縁膜の信頼性が向上す
る。また、チャネル平面部においても1度しかシリコン
基板表面が露出しないため、シリコン基板/ゲート絶縁
膜界面が平滑で動作速度の速いトランジスタが形成でき
る。
明する。
いて、図4〜図6並びに図18を参照して説明する。図
4(a)〜図5(h)は製造工程を示したゲート長方向
の断面図(図18のA−A´における断面図)であり、
図6は図5(h)に対応したゲート幅方向の断面図(図
18のB−B´における断面図)である。
化膜202を介してダミーゲートパターンとなるアモル
ファスシリコン膜203を100nm堆積する(図4
(a))。
(図示せず)を形成し、このレジストパターンをマスク
に、アモルファスシリコン膜203、バッファ酸化膜2
02及びシリコン基板201をリアクティブイオンエッ
チング法でエッチングし、素子形成領域となる島部20
4及び素子分離領域となる溝部205を形成する(図4
(b))。
し、ケミカルメカニカルポリッシング等でアモルファス
シリコン膜203の上面まで平坦化することにより素子
分離領域を埋め込む。本発明では、ここでアモルファス
シリコン膜203を除去しないので、素子領域コーナー
部が露出しない(図4(c))。
ず)を形成し、このレジストパターンをマスクにRIE
等を行い、ダミーゲートパターン207及び溝部208
を形成する。続いて、ダミーゲートパターン207をマ
スクとしてシリコン基板201に不純物をイオンを注入
することにより、トランジスタのソース・ドレイン拡散
層(図示せず)を形成する(図4(d))。
MPでダミーゲートパターンとなるアモルファスシリコ
ン膜203の上面まで研磨し、溝部208に埋め込む
(図4(e))。
ルファスシリコン膜203をRIE、CDE等で除去し
て溝部210を形成する(図4(f))。次に、必要に
応じてチャネル部にのみイオン注入を行い、不純物濃度
を制御する。さらに露出したバッファ酸化膜202をN
H4 F等を用いて除去する(図5(g))。
する又はゲート絶縁材をCVD等で堆積することでゲー
ト絶縁膜211を形成する。続いて、ゲート電極材を全
面に堆積し、ゲート電極材をダミーゲートパターンが形
成されていた箇所にゲート絶縁膜211を介して埋め込
む。その後、ゲート配線用レジストパターン(図示せ
ず)を形成し、ゲート電極材を所望の形状に加工するこ
とでゲート配線212を完成させる(図5(g)、図
6)。
同様であり、層間絶縁膜を堆積した後、コンタクトホー
ル、配線を必要に応じて形成する。
いて、図7〜図9並びに図19を参照して説明する。図
7(a)〜図8(h)は製造工程を示したゲート長方向
の断面図(図19のA−A´における断面図)であり、
図9は図8(h)に対応したゲート幅方向の断面図(図
19のB−B´における断面図)である。
縁膜を形成したものである。第1の具体例と実質的に同
一或いは対応する構成要素には同一の番号を付し、詳細
な説明は省略する。
工程までは、第1の具体例で示した図4(a)及び
(b)と同様である。
化膜を100nm堆積し、これをRIEで後退させるこ
とにより、島部204の周囲を覆うように側壁絶縁膜2
21を形成する。側壁絶縁膜221の高さは、島部の半
導体基板の上面より高く、アモルファスシリコン膜20
3の上面以下とする(図7(b))。
同様である。すなわち、埋め込み絶縁膜206を素子分
離領域に埋め込む(図7(c))。続いて、ダミーゲー
トパターン207及び溝部208を形成し、このダミー
ゲートパターン207をマスクとしたイオン注入によ
り、ソース・ドレイン拡散層(図示せず)を形成する
(図7(d))。続いて、埋め込み絶縁膜209を堆積
し、CMPで溝部208に埋め込む(図7(e))。次
に、アモルファスシリコン膜203を除去して溝部21
0を形成し(図7(f))、さらに露出したバッファ酸
化膜202を除去する(図8(g))。本例では、Si
3 N4 膜が側壁絶縁膜221として素子領域周囲を取り
囲んでいるため、アモルファスシリコン膜203及びバ
ッファ酸化膜202を除去する時に、ほとんど素子領域
コーナー部が露出しない。次に、必要に応じてチャネル
部にのみイオン注入を行い、不純物濃度を制御する。続
いて、ゲート絶縁膜211及びゲート配線212を形成
する(図8(h)、図9)。その後、通常のトランジス
タ製造過程と同様に、層間絶縁膜の堆積を行い、コンタ
クトホール、アルミニウム配線を必要に応じて形成す
る。
いて、図10を参照して説明する。図10(a)、
(b)は製造工程の一部を示したゲート長方向の断面図
である。
工程において、側壁Si3 N4 膜221を形成する直前
に、図10(a)に示すように酸化膜222を形成する
ことを特徴としている。この酸化膜222により、Si
3 N4 膜221と素子領域界面の密着性が向上し、Si
3 N4 膜の膜剥がれを防止することができる。その他の
工程は第2の具体例と基本的に同様であり、最終的に図
10(b)に示すような形状が得られる。
いて、図11〜図13並びに図20を参照して説明す
る。図11(a)〜図12(i)は製造工程を示したゲ
ート長方向の断面図(図20のA−A´における断面
図)であり、図13は図12(i)に対応したゲート幅
方向の断面図(図20のB−B´における断面図)であ
る。
化膜202を介してダミーゲートパターンとなるアモル
ファスシリコン膜203を100nm堆積する(図11
(a))。
(図示せず)を形成し、このレジストパターンをマスク
に、アモルファスシリコン膜203、バッファ酸化膜2
02及びシリコン基板201をリアクティブイオンエッ
チング法でエッチングし、素子形成領域となる島部20
4及び素子分離領域となる溝部205を形成する(図1
1(b))。
し、CMP等でアモルファスシリコン膜203の上面ま
で平坦化することにより、素子分離領域を埋め込む(図
11(c))。
1を堆積する。このとき、アモルファスシリコン膜20
3とアモルファスシリコン膜231とは密着している
(図11(d))。
(図示せず)を形成し、このレジストパターンをマスク
にRIE、CDE等を行い、アモルファスシリコン膜2
03とアモルファスシリコン膜231とを同時にエッチ
ングし、ダミーゲートパターン207及び溝部208を
形成する。続いて、ダミーゲートパターン207をマス
クとしてシリコン基板201に不純物をイオンを注入す
ることにより、トランジスタのソース・ドレイン拡散層
(図示せず)を形成する(図11(e))。
MPでダミーゲートパターンとなるアモルファスシリコ
ン膜231の上面まで研磨する(図11(f))。
ファスシリコン膜203及びアモルファスシリコン膜2
31をRIE、CDE等で除去して溝部210を形成す
る。このとき、アモルファスシリコン膜203とアモル
ファスシリコン膜231とは密着しているため、同時に
除去される(図12(g))。
ン注入を行い、不純物濃度を制御する。そして、露出し
たバッファ酸化膜202をNH4 F等を用いて除去する
(図12(h))。
化する又はゲート絶縁材をCVD等で堆積させることで
ゲート絶縁膜211を形成する。続いて、ゲート電極材
を全面に堆積し、ゲート電極材をダミーゲートパターン
が形成されていた箇所にゲート絶縁膜211を介して埋
め込む。その後、ゲート電極材を埋め込み酸化膜209
の上面までCMPすることにより、ゲート配線212を
形成する。このようにして形成されたゲート配線212
は、第1の具体例等で示したような素子領域上での窪み
はなく(図6参照)、図13に示すように平坦化されて
いる(図12(i)、図13)。
同様であり、層間絶縁膜を堆積した後、コンタクトホー
ル、アルミニウム配線を必要に応じて形成する。
いて、図14〜図16並びに図21を参照して説明す
る。図14(a)〜図15(h)は製造工程を示したゲ
ート長方向の断面図(図21のA−A´における断面
図)であり、図16は図15(h)に対応したゲート幅
方向の断面図(図21のB−B´における断面図)であ
る。
縁膜を形成したものである。第4の具体例と実質的に同
一或いは対応する構成要素には同一の番号を付し、詳細
な説明は省略する。
中の工程までは、第4の具体例で示した図11(a)及
び(b)と同様である。
窒化膜を100nm堆積し、これをRIEで後退させる
ことにより、島部204の周囲を覆うように側壁絶縁膜
221を形成する。側壁絶縁膜221の高さは、島部の
半導体基板の上面より高く、アモルファスシリコン膜2
03の上面以下とする(図14(b))。
同様である。すなわち、埋め込み絶縁膜206を素子分
離領域に埋め込み(図14(c))、アモルファスシリ
コン膜231を堆積する(図14(d))。続いて、ダ
ミーゲートパターン207及び溝部208を形成し、こ
のダミーゲートパターン207をマスクとしたイオン注
入により、ソース・ドレイン拡散層(図示せず)を形成
する(図14(e))。続いて、埋め込み絶縁膜209
を形成した後(図14(f))、アモルファスシリコン
膜203及び231を除去して溝部210を形成する
(図15(g))。
ン注入を行い、不純物濃度を制御する。さらに露出した
バッファ酸化膜202を除去する(図15(h))。本
例では、Si3 N4 膜が側壁絶縁膜221として素子領
域周囲を取り囲んでいるため、アモルファスシリコン膜
203及びバッファ酸化膜202を除去する時に、ほと
んど素子領域コーナー部が露出しない。続いて、ゲート
絶縁膜211及びゲート配線212を形成する(図15
(i)、図16)。本例においても、第4の具体例と同
様、ゲート配線212は平坦化される。その後、通常の
トランジスタ製造過程と同様に、層間絶縁膜の堆積を行
い、コンタクトホール、アルミニウム配線を必要に応じ
て形成する。
いて、図17を参照して説明する。図17(a)、
(b)は製造工程の一部を示したゲート長方向の断面図
である。
の工程において、側壁Si3 N4 膜221を形成する直
前に、図17(a)に示すように酸化膜242を形成す
ることを特徴としている。この酸化膜242により、S
i3 N4 膜221と素子領域界面の密着性が向上し、S
i3 N4 膜の膜剥がれを防止することができる。その他
の工程は第5の具体例と基本的に同様であり、最終的に
図17(b)に示すような形状が得られる。
いて、平坦化させる方法はCMPに限らずケミカルドラ
イエッチング法でエッチバックしてもよく、またソース
・ドレイン領域の形成はイオン注入法に限らず気層拡散
法でもよい。また、ゲート絶縁膜は単層とは限らず、例
えばシリコン絶縁膜と高誘電体膜の組み合わせといった
積層構造でもよい。
明する。
いて、図22〜図24並びに図33を参照して説明す
る。図22(a)〜図23(h)は製造工程を示したゲ
ート長方向の断面図(図35のA−A´における断面
図)であり、図24は図23(h)に対応したゲート幅
方向の断面図(図35のB−B´における断面図)であ
る。
302を介してゲート配線の一部となる不純物を含んだ
多結晶シリコン又はアモルファスシリコンからなるシリ
コン膜303を100nm堆積する。また、必要に応じ
て、ゲート電極堆積前に不純物を基板に注入し、基板濃
度を制御する(図22(a))。
(図示せず)を形成し、このレジストパターンをマスク
として、シリコン膜303、ゲート絶縁膜302及びシ
リコン基板301をリアクティブイオンエッチング法で
エッチングし、島部304及び溝部305を形成する。
レジストパターンを除去した後、表面状態を良くするた
め必要に応じて形成された島部の周囲を酸化する(図2
2(b))。
し、CMP等でシリコン膜303の上面まで平坦化する
ことにより、素子分離領域を埋め込む。本発明では、こ
のときシリコン膜303を除去しないので素子領域コー
ナー部が露出しない(図22(c))。
る。このとき、シリコン膜303とSi3 N4 膜308
とは密着し、かつSi3 N4 膜308の上面は平坦に仕
上がっている(図22(d))。
成し、このレジストパターンをマスクにしてRIE等で
シリコン膜303とSi3 N4 膜308とを同時にエッ
チングすることにより、ゲート形成用パターン309及
び溝部310を形成する。レジストパターンを除去した
後、表面状態を良くするため必要応じて側面部を酸化す
る。続いて、ゲート形成用パターン309をマスクとし
て、シリコン基板301に不純物イオンを注入すること
により、トランジスタのソース・ドレイン拡散領域(図
示せず)を形成する(図22(e))。
し、Si3 N4 膜308の上面までCMP等で平坦化す
る。このとき、Si3 N4 膜308の上面には埋め込み
絶縁膜311は残留していない(図22(f))。
を除去して、シリコン膜303上面を露出させ、溝31
2を形成する(図23(g))。
ート配線材との接続をよくするため、必要に応じてシリ
コン膜303上面の洗浄処理を行い、溝312にゲート
配線材313を埋め込む。その後、CMP等で埋め込み
酸化膜311の上面まで平坦化を行い、電極部303及
び配線部313からなるゲート配線を形成する。この
時、ゲート配線の上面(配線部313の上面)は平坦に
仕上がっている(図23(h)、図24)。
の金属であれば、電極部303を構成するa−Si等と
の反応を防ぐ目的で、図25及び図36に示すように、
バリアメタル321を設けるようにしてもよい。
程と同様であり、層間絶縁膜を堆積した後、コンタクト
ホール、アルミニウム配線を必要に応じて形成する。
いて、図26及び図37を参照して説明する。図26
(a)〜(d)は製造工程を示したゲート長方向の断面
図(図37のA−A´における断面図)である。
酸化膜を形成したものである。第1の具体例と実質的に
同一或いは対応する構成要素には同一の番号を付し、詳
細な説明は省略する。なお、途中の工程までは、第1の
具体例で示した図22(a)〜(e)の工程と基本的に
同様であるため、説明は省略する。
ン309を形成した後、シリコン酸化膜を100nm堆
積し、このシリコン酸化膜をRIEで後退させることに
よりゲート形成用パターンの周囲を覆うように側壁絶縁
膜331を形成する。ここで不純物のイオン注入を再度
行うことにより、ソース・ドレイン領域における基板プ
ロファイルを制御することができる(図26(a))。
り、図26(b)及び(c)の工程を経ることにより、
図26(d)に示すような構造が得られる。
図25で示したのと同様に、図27及び図38に示すよ
うに、バリアメタル321を設けるようにしてもよい。
いて、図28〜図29を参照して説明する。図28
(a)〜図29(h)は製造工程を示したゲート長方向
の断面図(図35のA−A´における断面図)である。
302を介してゲート配線の一部となる不純物を含んだ
多結晶シリコン又はアモルファスシリコンからなるシリ
コン膜303を100nm堆積する。また、必要に応じ
て、ゲート電極堆積前に不純物を基板に注入し、基板濃
度を制御する(図28(a))。
(図示せず)を形成し、このレジストパターンをマスク
として、シリコン膜303、ゲート絶縁膜302及びシ
リコン基板301をリアクティブイオンエッチング法で
エッチングし、島部304及び溝部305を形成する。
レジストパターンを除去した後、表面状態を良くするた
め必要に応じて形成された島部の周囲を酸化する(図2
8(b))。
し、CMP等でシリコン膜303の上面まで平坦化する
ことにより、素子分離領域を埋め込む。本発明では、こ
のときシリコン膜303を除去しないので素子領域コー
ナー部が露出しない(図28(c))。
リコン又アモルファスシリコンからなるシリコン膜34
2を形成する。このとき、シリコン膜303とシリコン
膜342とはバッファ酸化膜341を介して密着し、か
つシリコン膜342の上面は平坦に仕上がっている(図
28(d))。
成し、このレジストパターンをマスクにしてRIE等で
シリコン膜342、バッファ酸化膜341及びシリコン
膜303を同時にエッチングすることにより、ゲート形
成用パターン309及び溝部310を形成する。レジス
トパターンを除去した後、表面状態を良くするため必要
応じて側面部を酸化する。続いて、ゲート形成用パター
ン309をマスクとして、シリコン基板301に不純物
イオンを注入することにより、トランジスタのソース・
ドレイン拡散領域(図示せず)を形成する(図28
(e))。
し、シリコン膜342の上面までCMP等で平坦化す
る。このとき、シリコン膜342の上面には埋め込み絶
縁膜311は残留していない(図28(f))。
除去し、さらにRIE法によりバッファ酸化膜341を
除去してシリコン膜303上面を露出させ、溝312を
形成する(図29(g))。
ート配線材との接続をよくするため、必要に応じてシリ
コン膜303上面の洗浄処理を行い、溝312にゲート
配線材313を埋め込む。その後、CMP等で埋め込み
酸化膜311の上面まで平坦化を行い、電極部303及
び配線部313からなるゲート配線を形成する。このと
き、ゲート配線の上面(配線部313の上面)は平坦に
仕上がっている(図29(h))。
の金属であれば、電極部303を構成するa−Si等と
の反応を防ぐ目的で、図30及び図36に示すように、
バリアメタル321を設けるようにしてもよい。
程と同様であり、層間絶縁膜を堆積した後、コンタクト
ホール、アルミニウム配線を必要に応じて形成する。
いて、図31及び図37を参照して説明する。図31
(a)〜(d)は製造工程を示したゲート長方向の断面
図(図37のA−A´における断面図)である。
窒化膜を形成したものである。第3の具体例と実質的に
同一或いは対応する構成要素には同一の番号を付し、詳
細な説明は省略する。なお、途中の工程までは、第3の
具体例で示した図28(a)〜(e)の工程と基本的に
同様であるため、説明は省略する。
ン309を形成した後、シリコン窒化膜を100nm堆
積し、このシリコン窒化膜をRIEで後退させることに
よりゲート形成用パターンの周囲を覆うように側壁絶縁
膜331を形成する。ここで不純物のイオン注入を再度
行うことにより、ソース・ドレイン領域における基板プ
ロファイルを制御することができる(図31(a))。
り、図31(b)及び(c)の工程を経ることにより、
図31(d)に示すような構造が得られる。
図25で示したのと同様に、図32及び図38に示すよ
うに、バリアメタル321を設けるようにしてもよい。
トを自己整合法で形成する際にも有効であり、その場合
には図33に示すように、埋め込んだゲート配線の上面
をエッチングにより後退させ、そこにシリコン窒化膜3
51を埋め込んだ後、CMP等で平坦化させればよい。
いて、図34を参照して説明する。図34(a)、
(b)は製造工程を示したゲート長方向の断面図(図3
7のA−A´における断面図)である。
絶縁膜を形成する直前にゲート形成用パターンの周囲を
酸化して、酸化膜361を形成したものである(図34
(a))。この酸化膜361によりSi3 N4 膜331
と素子領域界面の密着性が向上し、Si3 N4 膜の膜剥
がれを防止することができる(図34(b))。その他
の工程は基本的に第4の具体例と同様である。
いて、平坦化させる方法はCMPに限らずケミカルドラ
イエッチング法でエッチバックしてもよく、またソース
・ドレイン領域の形成はイオン注入法に限らず気層拡散
法でもよい。
303には、不純物を含まないシリコン膜を堆積し溝部
312を形成した後にイオン注入等により不純物を導入
したものを用いてもよい。この場合、必要に応じてパタ
ーニングを行うことにより、不純物の種類及び量を局所
的に変化させることができ、しきい値を制御することが
可能となる。
明する。
いて、図39〜図44を参照して説明する。図39〜図
42は製造工程を示したゲート長方向の断面図を示した
ものであり、図43及び図44はゲート幅方向の断面図
を示したものである。なお、図ではNMOS構造につい
て示しているが、PMOSも同様に形成することが可能
である。
深さ200nm程度のトレンチをRIEにて形成する。
続いて、TEOSを堆積した後これをCMPにより埋め
込み平坦化することで、Si基板からなる島部401及
びSTI構造の素子分離領域402を形成する。その
後、基板表面を5nm程度酸化してダミーゲート酸化膜
403を形成する。なお、基板中のNMOS領域にはP
型のウェル(ピーク濃度1×1018cm-3程度)を形成
しておく(図39(a)、図43(a))。
コン(a−Si)膜404を20nm程度、シリコン窒
化膜(Si3 N4 膜)405を100nm程度堆積す
る。続いて、レジスト(図示せず)を塗布し、フォトリ
ソグラフィー又はEB(電子ビーム)描画によりダミー
ゲートの形状にパターニングを行ない、RIEによって
Si3 N4 膜405とa−Si膜404を加工し、ダミ
ーゲート421を形成する(図39(b)、図43
(b))。
したことにより、RIEを行なうのが容易になってい
る。なぜならば、Si3 N4 膜405をエッチングする
ときに、a−Si膜404がストッパーの役割を果たす
からである。このため、エッチングオーバーによりシリ
コン基板が削れるというような心配がない。また、十分
に長時間Si3 N4 膜405のエッチングを行なうこと
ができるため、STIエッジなどの断差部でSiN残り
が生じないというメリットもある。また、Si3N4 膜
405堆積時の高温工程でs−Si膜404は結晶化す
るが、a−Si膜の厚さを十分薄くすることにより、そ
れぞれの結晶粒(グレイン)サイズを小さくすることが
できる。したがって、グレインが原因で生じる側面の凸
凹を小さくすることができ、ゲート長加工寸法の制御が
行ないやすくなる。
層406を形成するための不純物導入をイオン注入、固
層拡散又は気相拡散にて行なう。最終的にこのn- 層4
06の不純物濃度が1×1020cm-3程度となるように
不純物のドーピングを行なう(図39(c))。
する工程に入る。すなわち、LPCVDによりシリコン
酸化膜407を5nm程度、シリコン窒化膜408を4
0nm程度堆積し、全面RIEによりダミーゲートの側
部にだけシリコン窒化膜408を残す(図40
(d))。
が、ここでは選択エピタキシャル成長によりエレベイト
ソース・ドレインを形成し、そこにコバルトシリサイド
410を貼り付ける構造とする。n+ 層409は、イオ
ン注入やエレベイトソース・ドレインからの固相拡散に
よって、不純物濃度が1×1021cm-3程度となるよう
に形成することができる(図40(e))。
域上に層間絶縁膜411を形成する。形成方法は、まず
TEOSを150nm程度堆積し、これをCMPにてエ
ッチバックして平坦化する。このとき、Si3 N4 膜4
05がCMPのストッパーとなる(図40(f)、図4
3(f))。
膜403を除去して溝部422を形成する工程に入る。
ダミーゲートを構成するSi3 N4 膜405はホットリ
ン酸で除去し、a−Si膜404はCDEやRIEで除
去することができる。ホットリン酸はSiN膜のみを選
択的に除去することができ、a−Si膜は20nmと薄
いため短時間のエッチングで除去可能である。したがっ
て、厚いエッチングストッパー膜を下地に形成する必要
が無く、ダミー酸化膜403を薄膜化することができ
る。ダミー酸化膜403が薄くできれば、それを除去す
るためのフッ酸系ウエットエッチングの量も少なくて済
み、STI402の端部があまり窪まずに済む。また、
フッ酸系ウェットエッチングの量が少ないため、ゲート
を埋め込むための溝幅(ゲート長)が広がらずに済み、
ゲート長加工寸法の制御を行ないやすい。今回の構造で
は、ダミーゲートの側面にSi3 N4 膜408を形成し
ているため、ここでエッチングは止まり、溝幅が広がり
すぎる心配はないが、ウェットエッチングの量が多い
と、このSi3 N4 膜408の下の酸化膜403が横か
ら浸食される危険がある。浸食されると、この後でゲー
ト絶縁膜を形成することが困難になる(図41(g)、
図44(g))。
膜412を形成し、5〜10nm程度のバリアメタル4
13(反応防止膜)を介してメタルゲート配線414を
埋め込み形成する。ここでは、ゲート絶縁膜としてSi
ON膜、バリアメタルとしてTiN又はタングステンナ
イトライド、メタルゲート材料としてW(タングステ
ン)を用いている。ゲート絶縁膜としては、Ta2 O5
膜や(Ba,Sr)TiO3 膜などの高誘電体膜や強誘
電体膜を適用することもできる。その場合は、用いるゲ
ート絶縁膜の種類に応じてゲート電極材料を選ぶ必要が
あり、Al、Ru、TiN等が使用可能となる(図41
(h)、図44(h))。
DEやRIEで30nm程度窪ませ、Si3 N4 膜41
5を埋め込む。Si3 N4 膜415の埋め込みには、C
VDとCMPを用いる。ここまでの工程で、メタルゲー
ト414の上部と側面をシリコン窒化膜で覆うことにな
る(図41(i))。
を150nm程度堆積し、ソース・ドレイン上にコンタ
クト孔を形成し、Ti/TiNなどのバリアメタル41
7を介してAlやCuのメタル配線418を形成する
(図42(j))。
のゲートの落ち込みがほとんど無く、トランジスタ特性
が向上する。すなわち、STIエッジ部分での寄生トラ
ンジスタの形成が抑制されるので、サブスレショルド特
性にハンプが無く、ゲート耐圧も良好になる。
いて、図45〜図49を参照して説明する。図45〜図
47は製造工程を示したゲート長方向の断面図を示した
ものであり、図48及び図49はゲート幅方向の断面図
を示したものである。なお、図ではNMOS構造につい
て示しているが、PMOSも同様に形成することが可能
である。
深さ200nm程度のトレンチをRIEにて形成する。
続いて、TEOSを堆積した後これをCMPにより埋め
込み平坦化することで、Si基板からなる島部401及
びSTI構造の素子分離領域402を形成する。その
後、基板表面を15nm程度酸化してダミーゲート酸化
膜403を形成する。後にダミーゲートをRIEで加工
するときのエッチングストッパーとするため、第1の具
体例に比べてダミーゲート酸化膜403は厚くしてお
く。また、基板中のNMOS領域にはP型のウェル(ピ
ーク濃度1×1018cm-3程度)を形成しておく(図4
5(a)、図48(a))。
5を120nm程度堆積する。続いて、レジスト(図示
せず)を塗布し、フォトリソグラフィー又はEB(電子
ビーム)描画によりダミーゲートの形状にパターニング
を行ない、RIEによってSi3 N4 膜405を加工
し、ダミーゲート421を形成する。Si3 N4 膜はア
モルファスであるから、ポリシリコンをエッチングする
場合と異なり、グレインが原因で生じる側面の凹凸の問
題は生じない。したがって、ゲート長加工寸法の制御を
行ないやすい(図45(b)、図48(b))。
層406を形成するための不純物導入をイオン注入、固
層拡散又は気相拡散にて行なう。最終的にこのn- 層4
06の不純物濃度が1×1020cm-3程度となるように
不純物のドーピングを行なう(図45(c))。
する工程に入る。すなわち、LPCVDによりシリコン
酸化膜407を5nm程度、シリコン窒化膜408を4
0nm程度堆積し、全面RIEによりダミーゲートの側
部にだけシリコン窒化膜408を残す(図46
(d))。
が、ここでは選択エピタキシャル成長によりエレベイト
ソース・ドレインを形成し、そこにコバルトシリサイド
410を貼り付ける構造とする。n+ 層409は、イオ
ン注入やエレベイトソース・ドレインからの固相拡散に
よって、不純物濃度が1×1021cm-3程度となるよう
に形成することができる(図46(e))。
域上に層間絶縁膜411を形成する。形成方法は、まず
TEOSを150nm程度堆積し、これをCMPにてエ
ッチバックして平坦化する。このとき、Si3 N4 膜4
05がCMPのストッパーとなる(図46(f)、図4
8(f))。
膜403を除去して溝部422を形成する工程に入る。
ダミーゲートを構成するSi3 N4 膜405はホットリ
ン酸で除去し、ダミー酸化膜403はフッ酸系ウエット
エッチングで除去する。ダミーゲートの側面にはSi3
N4 膜408が形成されているため、ここでウエットエ
ッチングは止まり、溝幅が広がりすぎる心配はない。フ
ッ酸系ウエットエッチングの際にSTI402のエッジ
近傍が窪み、素子領域となるシリコンのエッジコーナー
部分が露出する。そこで、RIEによりシリコン基板4
01を60nm程度掘り下げる。このようにすると、チ
ャネル領域のシリコン基板401表面はSTI領域40
2のTEOS表面より低くなり、シリコン基板401の
エッジコーナー部分が露出しなくなる(図47(g)、
図49(g))。
膜412を形成し、5〜10nm程度のバリアメタル4
13を介してメタルゲート配線414を埋め込み形成す
る。ここでは、ゲート絶縁膜としてSiON膜、バリア
メタルとしてTiN又はタングステンナイトライド、メ
タルゲート材料としてタングステンを用いている。ゲー
ト絶縁膜としては、Ta2 O5 膜や(Ba,Sr)Ti
O3 膜などの高誘電体膜や強誘電体膜を適用することも
できる。その場合は、用いるゲート絶縁膜の種類に応じ
てゲート電極材料を選ぶ必要があり、Al、Ru、Ti
N等が使用可能となる(図47(h)、図49
(h))。
DEやRIEで30nm程度窪ませ、Si3 N4 膜41
5を埋め込む。Si3 N4 膜415の埋め込みには、C
VDとCMPを用いる。ここまでの工程で、メタルゲー
ト414の上部と側面をシリコン窒化膜で覆うことにな
る(図47(i))。
る。すなわち、層間絶縁膜としてTEOSを150nm
程度堆積し、ソース・ドレイン上にコンタクト孔を形成
し、Ti/TiNなどのバリアメタルを介してAlやC
uのメタル配線を形成する。
のゲートの落ち込みが無く、むしろ素子領域から素子分
離領域に移るところでゲートが持ち上がる形となり、ト
ランジスタ特性が向上する。すなわち、STI領域エッ
ジ部分での寄生トランジスタの形成が防止されるので、
サブスレショルド特性にハンプが無く、ゲート耐圧も良
好になる。
ート側壁を用いた例である。
態に係る半導体装置の製造工程を示す断面図である。
既知の方法で、浅溝型素子分離(STI)領域12を形
成し、このSTI領域12により他の領域から分離され
た素子領域を形成する(図50(a))。
る。即ち、シリコン基板11上にバッファ酸化膜を介し
てマスクとなるシリコン窒化膜を堆積させ、転写用のレ
ジストパターンを形成したのち、RIEによりシリコン
窒化膜をパターニングして、素子領域パターンを形成す
る。次に、シリコン窒化膜パターンをマスクとして用い
て、素子分離領域のシリコン基板11をエッチングして
トレンチを形成する。レジストを除去した後、全面にシ
リコン酸化膜などの絶縁膜を堆積させ、CMP等でマス
クであるシリコン窒化膜パターンの上面まで平坦化す
る。その後、シリコン窒化膜とバッファ酸化膜を除去す
ることで、トレンチに絶縁膜が埋め込まれた素子分離領
域と、この素子分離領域により他の領域から分離された
素子領域とが形成される。
膜などのバッファ酸化膜14を介して、例えばシリコン
窒化膜を堆積し、このシリコン窒化膜を、レジストパタ
ーン(図示せず)をマクスとして用いてRIE等でエッ
チングすることで、ダミーゲート13を形成する(図5
0(b))。なお、ダミーゲート13の形成前後に、チ
ャネル及び拡散層プロファイルの制御のために、不純物
のイオン注入を行うことがある。
堆積し、RIEにより、ダミーゲート13の側面部にダ
ミー側壁15を形成する(図50(c))。その後、ソ
ース・ドレインを形成するためのイオン注入を行う(図
示せず)。
(d))、CMP等によりダミーゲート13の上面まで
平坦化を行う(図51(e))。ダミーゲート13と露
出したバッファ酸化膜14を除去し(図51(f))、
その後、新たにゲート絶縁膜17を形成し、更にゲート
電極18を堆積する(図51(g))。なお、ゲート電
極18が金属の場合は、必要に応じてゲート絶縁膜17
とゲート電極18の間に反応防止層を形成する。
(h))、さらにダミー側壁15が十分露出するよう
に、必要に応じてゲート絶縁膜17とゲート電極18の
上面を多少エッチングする(図52(i))。
電極18を平坦化する際に露出する場合があり、この時
は改めてゲート電極18の上面をエッチングする必要が
ない場合もある。
KOH等を用いたエッチングにより除去し、空洞19を
形成する。この空洞19が後に新たに側壁を形成する鋳
型となる(図52(j))。
タクトホール形成のためのRIE、すなわち、層間絶縁
膜のRIEに対して高い選択比をもつ材料20を流し込
む(図52(k))。そのような材料としては、例えば
Si3 N4 が挙げられるが、より低誘電率の側壁を形成
したい場合には、絶縁性を有する有機物系材料を使用す
ることも可能である。
料を、例えばCMPを使って除去すると同時に平坦化を
行い、側壁20の埋め込みが完成する(図53
(l))。
経て、トランジスタが完成される。すなわち、層間絶縁
膜21を堆積した後、レジストパターンをマスクとして
用いて、コンタクトのためのコンタクトホールをRIE
により形成する(図53(m))。
ため、レジストパターン形成の際に、パターニングが多
少ずれても、ゲート電極上面に直接ソース・ドレイン用
のコンタクトホールが開くことはなく、ゲート電極とソ
ース・ドレイン領域とがショートすることを防ぐことが
できる。
合せずれに対し寛容であるゲート電極及びソース・ドレ
イン領域のコンタクトホールに反応防止層を形成した
後、コンタクトホール内に例えばAlを埋め込む。その
後、別途レジストパターンを形成し、これをマスクとし
て用いてAl層をエッチングすることで、第一層の配線
22が形成される(図53(n))。
体装置の製造工程を示す断面図である。
ダミーゲートを多結晶又は非結晶シリコンとシリコン窒
化膜の2層構造とした場合である。
らなる半導体基板11に既知の方法で、浅溝型素子分離
(STI)領域12を形成し、このSTI領域12によ
り他の領域から分離された素子領域を形成する(図54
(a))。次いで、素子領域上に、例えばシリコン酸化
膜などのバッファ層14を介して、例えば非結晶シリコ
ン膜とシリコン窒化膜とからなるダミーゲート層を堆積
させ、その後、このダミーゲート層を、レジストパター
ン(図示せず)をマクスとして用いてRIE等でエッチ
ングすることで、非結晶シリコン膜23とシリコン窒化
膜24とからなるダミーゲート13を形成する(図54
(b))。なお、ダミーゲート形成前後に、チャネル及
び拡散層プロファイルの制御のために、不純物のイオン
注入を行うことがある。
積し(図54(c))、更に、多結晶又は非結晶シリコ
ンを堆積し、RIEにより、ダミーゲート側面部にダミ
ー側壁15を形成する(図54(d))。その後、ソー
ス・ドレイン領域(図示せず)を形成するためのイオン
注入を行う。
(e))、CMP等によりダミーゲート13の上面まで
平坦化を行う(図55(f))。この時、ダミー側壁1
5が露出した場合は、ダミー側壁15の露出した部分を
酸化させ、酸化膜26を形成することで、ダミー側壁1
5を覆う(図55(g))。
14を除去するが、ダミー側壁15が非結晶シリコンか
らなる場合でも、ダミー側壁15が酸化膜により覆われ
ているため、ダミーゲート13のみを除去することがで
きる(図55(h))。バッファ酸化膜14を除去する
時には、酸化膜25もエッチングされる。
である。即ち、新たにゲート絶縁膜17およびゲート電
極18を堆積し(図56(i))、ゲート電極18を平
坦化し(図45J)、さらに、ダミー側壁15が十分露
出するように、ゲート電極の上面を多少エッチングする
(図56(k))。そして、露出したダミー側壁を例え
ばKOH等を用いてエッチングにより除去し、空洞を形
成する。この空洞に絶縁性が高く、コンタクトホールの
ためのRIE、すなわち、酸化膜のRIEに対して高い
選択比をもつ材料を流し込む。その後、はみ出した側壁
材料を例えばCMPを使って除去すると同時に平坦化を
行い、側壁の埋め込みが完成する。
施形態に係る半導体装置の製造工程を示す断面図であ
る。
既知の方法で、浅溝型素子分離(STI)領域12を形
成し、このSTI領域12により他の領域から分離され
た素子領域を形成する。ここで、不純物のイオン注入を
行い、チャネルプロファイルを制御することがある。
シリコン酸化膜17を形成した後、ゲート電極18とな
るリンを含んだ導電性の多結晶シリコンを堆積させる。
ゲートのパターニングを行った後、RIE等でエッチン
グしてゲート電極18を形成する。ここで、不純物のイ
オン注入を行い、拡散層(図示せず)プロファイルを制
御することがある。
IE等でエッチングし、ゲート電極18の側面に側壁1
5を形成する(図57(a))。次に、ソース・ドレイ
ン領域(図示せず)を形成するためのイオン注入を行
う。その後、層間絶縁膜16を堆積した後(図57
(b))、CMP等で平坦化し、ゲート電極18の上面
を露出させる(図57(c))。
せた後(図57(d))、露出したシリコン窒化膜側壁
15を、例えば熱りん酸処理により除去し、新たに側壁
が形成される鋳型である空洞19を形成する(図58
(e))。
の間でエッチング選択比を持ち、シリコン窒化膜より誘
電率が低い絶縁性有機材料20を上述の空洞19に流し
込む(図46F)。その後、はみ出した側壁材料を例え
ばCMPを使って除去すると同時に平坦化を行い、側壁
20の埋め込みが完成する(図58(g))。
ランジスタが完成される。すなわち、層間絶縁膜を堆積
させた後、レジストパターンをマスクとして用いて、コ
ンタクトを形成するためのコンタクトホールをRIEに
より形成する。ここで、本実施形態で形成した側壁があ
るために、前述のレジストパターンが多少ずれてもゲー
ト電極上面に直接ソース・ドレインのコンタクトホール
が開くことはなく、ゲートとソース・ドレインとがショ
ートすることを防ぐことができる。
コンタクトホールに反応防止層を形成した後、例えばA
lを埋め込む。このAl膜をレジストパターンをマスク
として用いてエッチングすることで、第一層の配線が完
成する。
の実施形態について説明する。
多結晶シリコンを堆積し、レジストパターンをマスクと
して用いて多結晶シリコン膜をエッチングして、ダミー
配線を形成する。次いで、シリコン窒化膜を堆積し、エ
ッチングすることによってダミー配線の側面部にダミー
側壁を形成する。
で平坦化し、ダミー配線の上面部を露出させる。その
後、ダミー配線を除去して配線の入る溝を形成し、配線
材料(例えばアルミ、タングステン、銅など)を堆積
し、CMP等で平坦化して、配線材料を溝に埋め込む。
ッチング等で後退させ、ダミー側壁を露出させる。ダミ
ー側壁を熱りん酸処理等で除去し、側壁材料が入る空洞
を形成する。次に、シリコン酸化膜との間で高いエッチ
ング選択比を持ち、シリコン窒化膜より誘電率が低い有
機材料を上述の空洞に流し込む。そして、はみ出した側
壁材料を、例えばCMP等で除去すると同時に平坦化を
おこない、側壁の埋め込みが完成する。
壁材料は有機材料に限らず、層間絶縁膜であるシリコン
酸化膜との間で高いエッチング選択比を持つ絶縁材料で
あればよい。その際、誘電率が低ければ、高周波特性な
どの電気特性上において、特に好ましい。また、ダミー
側壁の除去にはウェットエッチングだけでなく、ドライ
エッチングを用いてもよい。
直接RIEで形成する場合は、側壁形成のためのRIE
や、平坦化時のCMPのマージンがきわめて狭くなって
しまうが、上記第5〜第8の実施形態に示す方法では、
ダミー側壁を利用することにより、ダミー側壁のRIE
時や平坦化CMPのバラツキに対してのマージンを広く
することができる。これは、最終的に製品の歩留まりに
対して有利となる。また、第5〜第8の実施形態で示す
ダマシンゲートトランジスタ、コンベンショナルトラン
ジスタ、及び配線の側壁形成の方法では、側壁形成後に
拡散層の活性化等の高温工程がないため、側壁に有機系
絶縁膜などの低誘電率膜を使用することができるため、
高周波で動作させる場合に重要な寄生容量を低減する上
で有利となる。
ートライナーとしてTa2 O5 を用いた場合を示す。
態に係る半導体装置の製造工程を示す断面図である。
既知の方法で、浅溝型素子分離(STI)領域12を形
成し、このSTI領域12により他の領域から分離され
た素子領域を形成する(図59(a))。
酸化膜14を形成し、ダミーゲートとなる非結晶又は多
結晶シリコン膜、およびその上にシリコン窒化膜を堆積
し、ダミーゲート層を形成する。その後、このダミーゲ
ート層をレジストパターン(図示せず)をマスクとして
用いてRIE等でエッチングすることで、非結晶シリコ
ン膜23とシリコン窒化膜24とからなるダミーゲート
13を形成する(図59(b))。なお、ダミーゲート
形成前後に、チャネルおよび拡散層(図示せず)プロフ
ァイルの制御のために、不純物のイオン注入を行うこと
がある。
積し、ゲート(ダミーゲート)のライナー31とする
(図59(c))。その後、例えば酸化膜を堆積した
後、RIE等でエッチングバックさせることで、ダミー
ゲート13の側面に側壁15を形成し(図47D)、ド
ライエッチングを用いて、側壁15に覆われていない部
分の酸化タンタル膜31を除去する(図60(e))。
なお、このときのエッチング条件は、通常のシリコンを
エッチングする条件でタンタルが除去できることを確認
している。
ン領域(図示せず)を形成し、層間絶縁膜16を全面に
堆積させてダミーゲートを埋め込み(図60(f))、
CMP等で平坦化する(図60(g))。この時、ダミ
ーゲート13の上面が露出する。熱りん酸処理によりダ
ミーゲート13の上層のシリコン窒化膜24を除去し
(図61(h))、KOHまたは混酸により、ダミーゲ
ート13の下層の多結晶又は非結晶シリコン23を除去
する(図61(i))。
酸化膜を希フッ酸で除去することで、ゲートを形成する
溝32が得られる(図61(j))。なお、酸化タンタ
ルもフッ酸によりエッチングされるが、そのエッチング
レートはシリコン酸化膜に対して1/25であるので、
実質的には酸化タンタルは殆どエッチングされないと考
えてよい。
と同様である。即ち、シリコン基板11を酸化させ、ま
たは絶縁膜を堆積させることでゲート絶縁膜を形成する
(なお、絶縁膜として酸化タンタルを用いることも可能
である)。必要ならば反応防止層を形成し、電極材料を
全面に堆積させる。CMP等で平坦化することで、ダミ
ーゲートを除去した溝にゲート電極が形成される。
ダミーゲートの側面に直接側壁としてゲートライナーを
形成する場合を示す。即ち、実施形態9と同様、STI
領域により分離された素子領域上にダミーゲートを形成
した後、ゲートライナーを堆積させる。本実施形態の場
合、側壁として形成するので、形成後の電気特性上実質
的な幅が通常のSiO2 より厚くなるため、酸化タンタ
ルより低誘電率の膜を用いることが望ましく、例えば酸
化イットリウムを用いる。堆積後に異方性エッチングに
よりダミーゲートの側面に側壁15を形成する(図62
(a))。
て用いてイオン注入を行い、ソース・ドレイン領域を形
成した後、層間絶縁膜16を堆積し、ダミーゲートを埋
め込む。CMP等で平坦化すると共に、ダミーゲートの
上面を露出させる(図62(b)。
形成される溝を形成する。例えば、ダミーゲートの構成
が、シリコン窒化膜24と非結晶シリコン23の場合
は、実施形態9と同様に熱りん酸処理と混酸処理で除去
する。
形成したシリコン酸化膜14を除去するが、酸化イット
リウムはフッ酸に溶解しないので。側壁15が削れる心
配はない。
同じである。即ち、シリコン基板を酸化させるかまたは
絶縁膜を堆積させることでゲート絶縁膜を形成する。な
お、絶縁膜として酸化タンタルを用いることも考えられ
る)。必要ならば、反応防止層を形成し、電極材料を全
面に堆積させる。CMP等で平坦化することで、ダミー
ゲートを除去した溝にゲート電極が形成される。
て、ライナーに使われる材料としては、酸化タンタルに
限らず、酸化ニオブ、酸化イットリウム、酸化セリウム
を用いることもできる。また、側壁の代わりに酸化タン
タル、酸化ニオブ、酸化セリウムを用いてもよい。ま
た、ダミーゲートは複層でも、単層でもよい。
得られたトランジスタは、ダミーゲートの除去に際し、
後にゲートの形成される溝が必要以上に広がらないの
で、微細化に際して非常に有利である。例えば、最小ゲ
ート配線間寸法が設計寸法に対して狭くならず、高周波
動作を考慮した場合に問題となる配線間容量が増大しな
い。また、ソース・ドレインコンタクトに対してもゲー
ト配線が設計寸法に仕上がるため、コンタクトのパター
ニングマージンにゲート配線の広がり分を含める必要が
無く、高集積化に有利である。また、従来技術でゲート
上部の広がりを抑制させる場合には最終的なゲート厚さ
を薄くしなければならず、ゲート配線抵抗が上昇してし
まうのに対し、本実施形態ではゲート厚さを薄くする必
要が無いので、ゲート配線抵抗を押さえることができ、
消費電力が少なくてすむほか、誘電特性への影響も少な
くてすむ。
置の製造方法について、図63および図64を参照して
説明する。
膜42、p型の拡散層43を形成する(図63
(a))。次いで、熱酸化工程によってシリコン基板4
1表面を5nm程度酸化することにより、シリコン酸化
膜44を形成し、その上に200nm程度のシリコン窒
化膜45を堆積し、パターニングし、ダミーのゲート電
極45を形成する。その後、このダミーゲート電極45
をマスクとして用いて、砒素等のn型不純物をイオン注
入し、750℃以上の熱処理による不純物活性化を行う
ことにより、n- 型LDD拡散層46を形成する(図6
3(b))。
膜47、10nm程度のシリコン窒化膜48を堆積し、
ダミーゲート電極を覆った後に、再び50nm程度のシ
リコン酸化膜49を堆積し、異方性エッチングを行うこ
とにより、側壁シリコン酸化膜49を形成する。
側面の絶縁膜47,48,49をマスクとして用いて再
びイオン注入および900℃以上の熱処理による不純物
活性化を行うことにより、n+ 型の不純物拡散層(ソー
ス、ドレイン領域)50を形成する(図63(c))。
し、シリコン窒化膜48もしくは45をストッパーとし
て用いてシリコン酸化膜51を研磨、平坦化する。本実
施形態の図面においては、ダミーゲート電極45上にあ
るシリコン窒化膜48は、シリコン酸化膜51の研磨の
際に消失し、ダミーゲート電極45で研磨が停止してい
る状況を示しているが、シリコン窒化膜48で研磨が停
止しても、以下の工程を経ることにより、ほぼ同様の結
果が得られる(図63(d))。
およびシリコン窒化膜48を、熱燐酸等の処理により5
0nm程度エッチングし、幅Lとdの2つの溝を形成
し、次いで、全面に10nm程度のシリコン酸化膜52
を堆積する。この時、このシリコン酸化膜52の膜厚
は、ダミーゲート電極の幅(L)の少なくとも1/2以
下であり、かつシリコン窒化膜48の膜厚dの1/2以
上でなければならない(図64(e))。即ち、シリコ
ン窒化膜48の上の溝は埋まるが、ダミーゲート45の
上の溝は埋まらないような膜厚とする必要がある。
ングでエッチバックすることにより、ダミーゲート電極
45上部を露出させる。このとき、シリコン窒化膜48
は、シリコン酸化膜52により被覆されているため、露
出しない(図64(f))。
ート45を、熱燐酸等の処理により除去し、ゲート電極
形成領域に溝を形成した後に、フッ酸等によるエッチン
グにより溝領域内に残存するシリコン酸化膜47、およ
びエッチバック工程で残したシリコン酸化膜52を除去
し、シリコン基板41表面を露出させる(図64
(g))。
体絶縁膜53を堆積し、拡散バリア層としてのチタン窒
化膜54、ゲート電極としてのアルミニウム層55を堆
積し、CMP研磨等を用いて溝部以外のアルミニウム膜
55、チタン窒化膜54、タンタル酸化膜53を除去す
る(図64(h))。
タクトホールを開口し、金属配線層57を形成し、トラ
ンジスタを完成させる(図64(i))。
れば、微細加工上の問題点なしに、非常に低抵抗なゲー
ト電極を形成することが可能になり、寄生抵抗による素
子性能の劣化を抑制できるようになる。
置の製造方法について、図65および図66を参照して
説明する。
膜42、p型の拡散層43を形成する(図65
(a))。次いで、熱酸化工程によってシリコン基板4
1表面を5nm程度酸化することにより、シリコン酸化
膜44を形成し、その上に250nm程度のシリコン窒
化膜45を堆積し、パターニングし、ダミーのゲート電
極45を形成すう。その後、このダミーゲート電極45
をマスクとして用いて、砒素等のn型不純物をイオン注
入し、750℃以上の熱処理による不純物活性化を行う
ことにより、n- 型LDD拡散層46を形成する(図6
5(b))。
膜47、10nm程度のシリコン窒化膜48を堆積し、
ダミーゲート電極を覆った後に、再び50nm程度のシ
リコン酸化膜49を堆積し、異方性エッチングを行うこ
とにより、側壁シリコン酸化膜49を形成する。
シリコン窒化膜48を除去し、ダミーゲート電極45お
よびその側面の絶縁膜47,48,49をマスクとして
用いて再びイオン注入および900℃以上の熱処理によ
る不純物活性化を行うことにより、n+ 型の不純物拡散
層(ソース、ドレイン領域)50を形成する(図50
C)。
シリコン窒化膜45をストッパーとして用いてシリコン
酸化膜51を研磨、平坦化する(図65(d))。
5、およびシリコン窒化膜48を、熱燐酸等の処理によ
り50nm程度エッチングし、幅の違う溝を形成し、全
面に10nm程度のシリコン酸化膜52を堆積する。こ
の時、このシリコン酸化膜52の膜厚は、ダミーゲート
電極の幅(L)の少なくとも1/2以下であり、かつシ
リコン窒化膜48の膜厚dの1/2以上でなければなら
ない(図6(e))。
ングでエッチバックすることにより、ダミーゲート電極
45上部を露出させる。このとき、シリコン窒化膜48
は、シリコン酸化膜52により被覆されているため、露
出しない(図66(f))。
ート45を、熱燐酸等の処理により除去し、ゲート電極
形成領域に溝を形成した後に、フッ酸等によるエッチン
グにより溝領域内に残存するシリコン酸化膜47、およ
びエッチバック工程で残したシリコン酸化膜52を除去
し、シリコン基板41表面を露出させる(図66
(g))。
体絶縁膜53を堆積し、拡散バリア層としてのチタン窒
化膜54、ゲート電極としてのアルミニウム層55を堆
積し、CMP研磨等を用いて溝部以外のタングステン膜
55、チタン窒化膜54、タンタル酸化膜53を除去す
る(図66(h))。
タクトホールを開口し、金属配線層57を形成し、トラ
ンジスタを完成させる(図66(i))。
1の実施形態と同様に、微細加工上の問題点なしに、常
に低抵抗なゲート電極を形成することが可能になり、寄
生抵抗による素子性能の劣化を抑制できるようになる。
その上、シリコン窒化膜48によりゲート電極の周囲の
浅い拡散層46の部分が被覆されているために、コンタ
クト開口を形成する際にシリコン窒化膜に対して選択比
の高いシリコン酸化膜エッチング技術を用いれば、たと
えばコンタクト開口の位置がずれても、浅い拡散層部分
に金属配線層57が接続して、接合リーク電流が増大す
ることがなくなるため、さらに素子面積を小さく設計す
ることが可能になる。
れば、ゲート電極の微細加工性を損なわずに、必ずしも
ソース、ドレイン領域の不純物を活性化するために要求
される熱工程に対して耐性のある材料をゲート電極材料
やゲート絶縁膜材料に使用する必要がなくなるため、材
料選択の幅が広がり、低抵抗のゲート電極材料や高誘電
率のゲート絶縁膜材料を使用することが可能になり、そ
の結果として、素子の寄生抵抗の低減や駆動力の向上が
可能になる。
素子領域のエッジコーナー部の露出を抑制することがで
きるため、エッジコーナー部の電界集中によるトランジ
スタの特性劣化を防止することができる。
ダミー側壁のRIE時や平坦化CMPのバラツキに対し
てのマージンを広くすることができる。これは、最終的
に製品の歩留まりに対して有利となる。特に、側壁に有
機系絶縁膜などの低誘電率膜を使用することができるた
め、高周波で動作させる場合に重要な寄生容量を低減す
る上で有利となる。
を用いた場合には、ゲート厚さを薄くする必要が無いの
で、ゲート配線抵抗を押さえることができ、消費電力が
少なくてすむほか、誘電特性への影響も少なくてすむ。
を示した図。
を示した図。
を示した図。
製造工程の一部についてゲートのゲート長方向の断面を
示した図。
製造工程の一部についてゲートのゲート長方向の断面を
示した図。
て図5(h)に対応したゲートのゲート幅方向の断面を
示した図。
製造工程の一部についてゲートのゲート長方向の断面を
示した図。
製造工程の一部についてゲートのゲート長方向の断面を
示した図。
て図8(h)に対応したゲートのゲート幅方向の断面を
示した図。
る製造工程の一部についてゲートのゲート長方向の断面
を示した図。
る製造工程の一部についてゲートのゲート長方向の断面
を示した図。
る製造工程の一部についてゲートのゲート長方向の断面
を示した図。
いて図12(i)に対応したゲートのゲート幅方向の断
面を示した図。
る製造工程の一部についてゲートのゲート長方向の断面
を示した図。
る製造工程の一部についてゲートのゲート長方向の断面
を示した図。
いて図15(i)に対応したゲートのゲート幅方向の断
面を示した図。
る製造工程の一部についてゲートのゲート長方向の断面
を示した図。
る平面構成を示した図。
る平面構成を示した図。
る平面構成を示した図。
る平面構成を示した図。
る製造工程の一部についてゲートのゲート長方向の断面
を示した図。
る製造工程の一部についてゲートのゲート長方向の断面
を示した図。
いて図23(h)に対応したゲートのゲート幅方向の断
面を示した図。
更例ついてゲートのゲート長方向の断面を示した図。
る製造工程の一部についてゲートのゲート長方向の断面
を示した図。
更例ついてゲートのゲート長方向の断面を示した図。
る製造工程の一部についてゲートのゲート長方向の断面
を示した図。
る製造工程の一部についてゲートのゲート長方向の断面
を示した図。
更例ついてゲートのゲート長方向の断面を示した図。
る製造工程の一部についてゲートのゲート長方向の断面
を示した図。
更例ついてゲートのゲート長方向の断面を示した図。
更例ついてゲートのゲート長方向の断面を示した図。
る製造工程の一部についてゲートのゲート長方向の断面
を示した図。
体例に係る平面構成を示した図。
更例及び第3の具体例の変更例の平面構成を示した図。
5の具体例に係る平面構成を示した図。
更例及び第4の具体例の変更例の平面構成を示した図。
る製造工程の一部についてゲートのゲート長方向の断面
を示した図。
る製造工程の一部についてゲートのゲート長方向の断面
を示した図。
る製造工程の一部についてゲートのゲート長方向の断面
を示した図。
る製造工程の一部についてゲートのゲート長方向の断面
を示した図。
る製造工程の一部についてゲートのゲート幅方向の断面
を示した図。
る製造工程の一部についてゲートのゲート幅方向の断面
を示した図。
る製造工程の一部についてゲートのゲート長方向の断面
を示した図。
る製造工程の一部についてゲートのゲート長方向の断面
を示した図。
る製造工程の一部についてゲートのゲート長方向の断面
を示した図。
る製造工程の一部についてゲートのゲート幅方向の断面
を示した図。
る製造工程の一部についてゲートのゲート幅方向の断面
を示した図。
製造プロセスを示す断面図。
製造プロセスを示す断面図。
製造プロセスを示す断面図。
製造プロセスを示す断面図。
製造プロセスを示す断面図。
製造プロセスを示す断面図。
製造プロセスを示す断面図。
製造プロセスを示す断面図。
製造プロセスを示す断面図。
製造プロセスを示す断面図。
製造プロセスを示す断面図。
製造プロセスを示す断面図。
の製造プロセスを示す断面図。
の製造プロセスを示す断面図。
の製造プロセスを示す断面図。
の製造プロセスを示す断面図。
の製造プロセスを示す断面図。
ロセスを示す断面図。
ロセスを示す断面図。
ロセスを示す断面図。
造プロセスを示す断面図。
ロセスを示す断面図。
造プロセスを示す断面図。
ロセスを示す断面図。
ロセスを示す断面図。
造プロセスを示す断面図。
Claims (8)
- 【請求項1】半導体基板上に、第1の膜および第2の膜
を形成する工程と、 前記第2の膜、第1の膜及び半導体基板の上部を選択的
に除去して、第1の溝を形成する工程と、 前記第1の溝に第1の絶縁膜を埋め込み、素子分離領域
を形成する工程と、 前記素子分離領域により囲まれた前記第2の膜をパター
ニングして、ダミーゲート層を形成する工程と、 前記ダミーゲート層をマスクとして用いて、前記半導体
基板に不純物を導入する工程と、 前記ダミーゲート層および前記第1の絶縁膜により囲ま
れた前記半導体基板上に第2の絶縁膜を形成する工程
と、 前記ダミーゲート層および前記第1の膜を除去し、第2
の溝を形成する工程と、 前記第2の溝内の前記半導体基板上にゲート絶縁膜を形
成する工程と、 前記第2の溝内の前記ゲート絶縁膜上にゲート電極を形
成する工程とを具備する半導体装置の製造方法。 - 【請求項2】半導体基板上に、ゲート絶縁膜および第1
の導電性膜を形成する工程と、 前記第1の導電性膜、ゲート絶縁膜および半導体基板の
上部を選択的に除去して、第1の溝を形成する工程と、 前記第1の溝に第1の絶縁膜を埋め込み、素子分離領域
を形成する工程と、 前記第1の導電性膜および素子分離領域上にダミー膜を
形成する工程と、 前記ダミー膜および第1の導電性膜をパターニングし
て、島状層を形成する工程と、 前記島状層をマスクとして用いて、前記半導体基板に不
純物を導入する工程と、 前記島状層および前記第1の絶縁膜により囲まれた前記
ゲート絶縁膜上に第2の絶縁膜を形成する工程と、 前記ダミー膜を除去し、第2の溝を形成する工程と、 前記第2の溝内の前記第1の導電性膜上に第2の導電性
膜を形成し、前記第1の導電性膜および第2の導電性膜
からなるゲート電極を形成する工程とを具備する半導体
装置の製造方法。 - 【請求項3】半導体基板に第1の溝を形成する工程と、 前記第1の溝に第1の絶縁膜を埋め込み、素子分離領域
を形成する工程と、 前記素子分離領域により囲まれた半導体基板の表面に第
1の膜および第2の膜を形成する工程と、 前記第2の膜をパターニングして、ダミーゲート層を形
成する工程と、 前記ダミーゲート層をマスクとして用いて、前記半導体
基板に不純物を導入する工程と、 前記ダミーゲート層および前記第1の絶縁膜により囲ま
れた前記第1の膜上に第2の絶縁膜を形成する工程と、 前記ダミーゲート層およびその下の前記第1の膜の部分
を除去し、第2の溝を形成する工程と、 前記第2の溝内の前記半導体基板上にゲート絶縁膜を形
成する工程と、 前記第2の溝内の前記ゲート絶縁膜上にゲート電極を形
成する工程とを具備する半導体装置の製造方法。 - 【請求項4】半導体基板上にダミーゲート層を形成する
工程と、 前記ダミーゲート層の側面にダミー側壁を形成する工程
と、 全面に層間絶縁膜を堆積する工程と、 前記層間絶縁膜を、前記ダミーゲート層の上面が露出す
るまで除去する工程と、 前記ダミーゲート層を除去し、溝を形成する工程と、 前記溝内にゲート電極を形成する工程と、 前記ダミー側壁を除去して空洞を形成する工程と、 前記空洞内を側壁材料で埋め、側壁を形成する工程とを
具備する半導体装置の製造方法。 - 【請求項5】半導体基板上にゲート絶縁膜を形成する工
程と、 前記ゲート絶縁膜上にゲート電極を形成する工程と、 前記ゲート電極の側面にダミー側壁を形成する工程と、 全面に層間絶縁膜を堆積する工程と、 前記層間絶縁膜を、前記ゲート電極の上面が露出するま
で除去する工程と、 前記ダミー側壁を除去して空洞を形成する工程と、 前記空洞内を側壁材料で埋め、側壁を形成する工程とを
具備する半導体装置の製造方法。 - 【請求項6】半導体基板上にダミーゲート層を形成する
工程と、 前記ダミーゲート層の側面に、ダミーゲート層を構成す
る材料との間で、エッチング選択性を有する側壁絶縁膜
を形成する工程と、 全面に層間絶縁膜を堆積する工程と、 前記層間絶縁膜を、前記ダミーゲート層の上面が露出す
るまで除去する工程と、 前記ダミーゲート層を除去し、溝を形成する工程と、 前記溝の底面にゲート絶縁膜を形成する工程と、 底面にゲート絶縁膜が形成された前記溝内にゲート電極
を形成する工程と、 を具備する半導体装置の製造方法。 - 【請求項7】半導体基板と、 この半導体基板上に形成されたゲート絶縁膜と、 このゲート絶縁膜上に形成されたゲート電極と、 このゲート電極の側面に形成された、前記ゲート絶縁膜
と同一の材料からなる絶縁層と、 この絶縁層側面に形成されたシリコン窒化膜とを具備す
る半導体装置。 - 【請求項8】半導体基板上に、第1のシリコン窒化膜か
らなるダミーゲートを形成する工程と、 全面に第1のシリコン酸化膜を形成する工程と、 全面に第2のシリコン窒化膜を形成する工程と、 全面に層間絶縁膜を形成する工程と、 前記ダミーゲートが露出するまで、前記層間絶縁膜を研
磨する工程と、 前記第1および第2のシリコン窒化膜の上部を除去し
て、第1の溝を形成する工程と、 前記第1の溝を第2のシリコン酸化膜で埋める工程と、 前記第2のシリコン酸化膜に異方性エッチングを施し、
前記第2のシリコン窒化膜上に前記第2のシリコン酸化
膜を残しつつ、前記ダミーゲートを露出させる工程と、 前記ダミーゲートを除去して、第2の溝を形成する工程
と、 前記第2の溝の底面および側面にゲート絶縁膜を形成す
る工程と、 底面および側面にゲート絶縁膜が形成された第2の溝内
にゲート電極を形成する工程とを具備する半導体装置の
製造方法。
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