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JP3440671B2 - 配線形成方法 - Google Patents

配線形成方法

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JP3440671B2
JP3440671B2 JP00654196A JP654196A JP3440671B2 JP 3440671 B2 JP3440671 B2 JP 3440671B2 JP 00654196 A JP00654196 A JP 00654196A JP 654196 A JP654196 A JP 654196A JP 3440671 B2 JP3440671 B2 JP 3440671B2
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film
field
etching
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interlayer insulating
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道博 菅野
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Sony Corp
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Sony Corp
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば半導体デ
バイス製造に適用される配線形成方法に関し、特にセル
フアライン・コンタクト(SAC)構造を採用した場合
にも、活性領域における基板コンタクトと配線上コンタ
クトとを同一レイヤで達成可能とする方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体デバイス製造において、デザイン
・ルールに微細加工技術の限界に対する余裕がまだ十分
にあり、接続孔の開口径がコンタクト形成領域の寸法に
対して十分に小さかった世代では、コンタクト形成は一
般にアラインド・コンタクト法により行われていた。
【0003】上記アラインド・コンタクト法の適用例
を、図21に示す。この図は、シリコン基板101(S
i)上において所定の二次元パターンにてフィールド酸
化膜102(SiO)を形成し、このフィールド酸化
膜102により規定される活性領域とフィールド領域と
にそれぞれ1層目ポリシリコン膜(polySi/WS
ix)からなる活性領域上電極104aとフィールド上
電極104fとを形成し、これらの電極104a,10
4fを覆うSiOx層間絶縁膜107に活性領域側では
コンタクトホール108a,フィールド領域側ではビア
ホール108fをそれぞれ開口し、不純物拡散層106
へのコンタクト(基板コンタクト)とフィールド上電極
104fへのコンタクト(配線上コンタクト)とを同一
レイヤで達成した状態を示すものである。
【0004】ここで、上記活性領域上電極104aはM
OSトランジスタのゲート電極として機能する部分であ
り、ゲート酸化膜103(SiO)を介してシリコン
基板101上に形成されている。また、上記活性領域上
電極104aの側壁面に形成されているサイドウォール
105a(SiOx)は、不純物拡散層106の構造を
LDD構造とするためのものであり、フィールド上電極
104fの側壁面に形成されているサイドウォール10
5f(SiOx)はサイドウォール105aに付随して
形成されるものである。また、上記コンタクトホール1
08aとビアホール108fには、まずTi系バリヤメ
タルを介してタングステン・プラグ109a,109f
(W)がそれぞれ埋め込まれ、その上にたとえばTi系
密着層/Al−1%Si膜/TiN反射防止膜の3層構
造のAl系多層膜からなる上層配線110(Al)が形
成される。
【0005】かかるデバイスを作成する過程では、Si
Ox層間絶縁膜107のドライエッチングにおいてアス
ペクト比の異なるコンタクトホールとビアホールを同時
に形成する点に若干の技術上の困難があるものの、エッ
チング工程そのものは単一である。したがって従来は、
シリコン系材料に対して十分に大きな選択比が得られる
エッチング・プロセスを開発することでこの困難が克服
されており、これゆえに基板コンタクトと配線上コンタ
クトの同時形成は実用的な技術であった。
【0006】ところが、0.3μm以降のデザイン・ル
ールが適用される微細な半導体デバイスの製造プロセス
では、接続孔の設計余裕を下層配線との位置合わせのバ
ラつきを考慮して決定すると、接続孔の設計寸法(=ホ
ール径+設計余裕)が大きくなり過ぎる問題が生じてい
る。この位置合わせのバラつきは、フォトリソグラフィ
で用いられる縮小投影露光装置のアライメント性能の不
足に起因するものである。しかし、このバラつきは、半
導体プロセスに含まれる様々なスケーリング・ファクタ
ーの中でも特にスケール・ダウンが困難な項目であり、
解像度以上に露光技術の限界を決定する要因であるとす
ら言われている。接続孔の設計寸法が大きくなると、下
層配線の線幅を縮小することができず、半導体デバイス
の微細化や高密度化の大きな障害となる。一方、設計寸
法の増大をホール径の縮小で抑えようとすると、現状の
露光装置では焦点深度が不足し、レジスト膜にホール・
パターンを形成することができない問題が起こる。
【0007】このような背景から、位置合わせのための
設計余裕をフォトマスク上で不要にできる自己整合コン
タクト(SAC)法が関心を集めている。この方法には
色々な種類があるが、露光工程が増えないことから最も
よく検討されているのは、窒化膜(SiN)をエッチン
グ停止層として用いる方法である。ここで、SAC法の
適用例について、図22ないし図24を参照しながら説
明する。
【0008】図22は、シリコン基板201(Si)上
で所定の二次元パターンにしたがってフィールド酸化膜
202(SiO)が形成され、このフィールド酸化膜
202により規定される活性領域とフィールド領域とに
それぞれ1層目ポリシリコン膜(polySi/WSi
x)からなる活性領域上電極204aとフィールド上電
極204fとが形成され、基体の表面がSiOx層間絶
縁膜210に覆われ、その上にレジスト・パターン21
1(PR)が形成されたウェハの状態を示している。こ
こで、上記活性領域上電極204aはMOSトランジス
タのゲート電極であるから、ゲート酸化膜203(Si
)を介してシリコン基板201上に形成されてい
る。
【0009】このウェハ上の構造をみると、先の図21
に示した従来例と比べて、電極近傍の構造に大きな違い
がある。すなわち、SAC法では各電極204a,20
4f上にこれらと共通パターンにてオフセットSiOx
膜205a,205fが形成され、このオフセットSi
Ox膜205a,205fも含めたパターンの側壁面に
SiOxサイドウォール205a,205fが形成され
る。特に活性領域側のサイドウォール206aは、LD
D構造形成のためのイオン注入マスクとしてのみなら
ず、この後形成されるコンタクトホールに埋め込まれる
タングステン・プラグと活性領域上電極204aとの間
の絶縁耐圧を確保する重要な役割を果たすものである。
さらにSAC法では、これらサイドウォール205a,
205fも含めた電極パターン全体が、薄いSiNエッ
チング停止膜208に被覆される。
【0010】上記レジスト・パターンをマスクとし、S
iNに対して選択比を確保できる条件でSiOx層間絶
縁膜210のRIE(反応性イオン・エッチング)を行
った状態を、図23に示す。このドライエッチングによ
り、活性領域側ではコンタクトホール212a、フィー
ルド領域側ではビアホール212fが、それぞれ途中ま
で形成される。途中までと言うのは、このエッチングが
SiNエッチング停止膜208の表面で一旦停止するか
らである。図示される例では、ステッパの重ね合わせ精
度の管理性能の限界に起因して、レジスト・パターン2
11に若干の重ね合わせずれ(図中では向かって左側方
向)が生じており、活性領域上電極204aのエッジに
一部重複したコンタクトホール212aが形成されてい
る。しかし、SiNエッチング停止膜208が存在する
おかげで、オフセットSiOx膜205aやサイドウォ
ール206aの侵食が防止されている。この侵食防止
が、SAC法を適用する最大の理由である。
【0011】ただし、このままではコンタクトを完成さ
せることができないので、次に図24に示されるよう
に、これらコンタクトホール212aとビアホール21
2fの内部に露出したSiNエッチング停止膜208を
選択的に除去するためのRIEを行う。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ようにSiNエッチング停止膜208を選択的に除去し
たとしても、図24からも明らかなように、コンタクト
形成が可能な状態にあるのはコンタクトホール212a
のみである。フィールド上電極204fに臨むビアホー
ル212fについては、電極表面がまだオフセットSi
Ox膜205fに覆われているために、コンタクト形成
が可能な状態ではない。
【0013】したがって、図25に示されるように、上
記コンタクトホール212aとビアホール212fにタ
ングステン・プラグ213a,213f(W)をそれぞ
れ埋め込み、さらにAl系多層膜からなる上層配線21
4(Al)を形成したとしても、基板コンタクトはとれ
るが、配線上コンタクトはとれないことになってしま
う。
【0014】そこで、フィールド上電極204fの表面
のオフセットSiOx膜205fを選択的に除去するた
めに、シリコン系材料に対して十分な選択比が確保でき
る条件でRIEを行うことが考えられる。しかし、この
方法では、レジスト・パターン211に重ね合わせずれ
が生じていない場合は良いが、この例のように生じてい
る場合には、図26に示されるように、コンタクトホー
ル212aの底部でオフセットSiOx膜205aとS
iOxサイドウォール206aとが侵食されてしまう。
したがって、この状態でタングステン・プラグ213
a,213fの埋め込みおよび上層配線214の形成を
行うと、ビアホール212fを通じた配線上コンタクト
が達成される代わりに、コンタクトホール212aの内
部では耐圧不良が発生してしまう。最悪の場合には、図
27に示されるように、コンタクトホール212a内に
露出した活性領域上電極204aとタングステン・プラ
グ213aとが短絡してしまう。
【0015】このように、従来のアラインド・コンタク
ト法によるコンタクト形成の手法をそのままSAC法に
よるコンタクト形成に適用しようとしても、基板コンタ
クトと配線上コンタクトとを同一レイヤで達成すること
は極めて困難である。そこで本発明は、この問題を解決
し、SAC法においても同一レイヤでこれら両コンタク
トを達成可能な配線形成方法を提供することを目的とす
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】上述した従来の問題は、
活性領域上電極の表面と同様、フィールド上電極の表面
にもSiN膜が形成されていることに起因している。本
発明は、このフィールド上電極表面のSiN膜を選択的
に除去するための独立した何らかの工程を設けること
で、上記の目的を達成しようとするものである。ここ
で、本発明におけるフィールド上電極表面のSiN膜と
は、上述したエッチング停止膜に限られず、オフセット
絶縁膜であっても良い。
【0017】本発明の配線形成方法の考え方は、フィー
ルド上電極表面のSiN膜を自己整合的な方法で除去す
る。つまり、本発明の配線形成方法の考え方ではフォト
リソグラフィの必要回数は従来法と同じである。
【0018】フィールド上電極表面のSiNエッチング
停止膜を自己整合的な方法で除去する方法としては、以
下の(I)の方法を提案する。
【0019】(I)SiOx膜よりなるオフセット絶縁
膜とサイドウォールの形成、およびSiNエッチング停
止膜の成膜は従来と同様に行い、層間絶縁膜の平坦化を
経て、フィールド上電極表面のSiNエッチング停止膜
のみを選択的に露出させ、この露出部を除去する。
【0020】ここで、上記層間絶縁膜の平坦化の具体的
な手法としては、さらに次の3通りの手法を提案する。
【0021】(I−1)化学機械研磨(CMP) (I−2)レジスト膜で基体表面を平坦化した後、エッ
チバックを行う。
【0022】(I−3)成膜終了時点で略平坦化形状を
達成可能な層間絶縁膜を形成した後、エッチバックを行
う。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の望ましい実施の形
態について説明する。
【0024】第1の実施の形態 ここでは、上述の方法(I−1)にしたがい、フィール
ド領域上でSiNエッチング停止膜を選択的に露出させ
るための層間絶縁膜の平坦化を化学機械研磨(CMP)
を利用して行う配線形成方法について、図1ないし図9
を参照しながら説明する。
【0025】なお、図中で使用する符号の添字aは活性
(active)領域上の部材を表し、添字fはフィールド(fie
ld)領域上の部材を表すものとする。また、層間絶縁膜
を構成する酸化シリコン膜(SiOx)については、成
膜法により膜特性が異なることを考慮して、成膜法の慣
用名をそのまま膜の名称として用いる。たとえば、テト
ラエトキシシラン(TEOS)を原料ガスとして用いる
プラズマCVD法で成膜される酸化シリコン膜はプラズ
マTEOS(p−TEOS)膜、O−TEOS常圧C
VD法で成膜される酸化シリコン膜はO−TEOS
膜、またO−TEOS常圧CVD法においてホウ素
(B)やリン(P)を添加することにより流動性を高め
たホウ素・リン・シリケート・ガラス(BPSG)膜に
ついてはO−BPSG膜と称することにする。
【0026】まず、図1に示されるように、シリコン基
板1(Si)上において所定の二次元パターンにてフィ
ールド酸化膜2(SiO)が形成され、このフィール
ド酸化膜2により規定される活性領域とフィールド領域
とにそれぞれ1層目ポリシリコン膜からなる活性領域上
電極4aとフィールド上電極4fとが形成されたウェハ
を用意する。ここで、上記活性領域上電極4aとフィー
ルド上電極4fは、下層側から順に、厚さ約100nm
の不純物含有ポリシリコン膜(polySi)と、厚さ
約100nmのタングステン・シリサイド膜(WSi
x)とが積層された構造を有する。また、上記活性領域
上電極4aは、MOSトランジスタのゲート電極であ
り、ゲート酸化膜3(SiO)を介してSi基板1上
に形成されている。
【0027】活性領域上電極4aとフィールド上電極4
fは、いずれもその上面をオフセットSiOx膜5a,
5f(SiO)、側面をSiOxサイドウォール6
a,6fにそれぞれ被覆されることにより、周囲からの
絶縁が図られている。オフセットSiOx膜5a,5f
は、上記の各電極4a,4fをパターニングする際のエ
ッチング・マスクを共通に用いてパターニングされたも
のである。また、SiOxサイドウォール6a,6f
は、基体の全面を被って形成されたSiOx膜を異方的
にエッチバックして得られたものである。
【0028】活性領域においては、シリコン基板1の表
層部にLDD構造を有する不純物拡散層7が形成されて
いる。これは、MOSトランジスタのソース/ドレイン
領域に相当する。この不純物拡散層7は、活性領域上電
極4aがパターニングされた直後の低濃度イオン注入
と、その両側にSiOxサイドウォール6aが形成され
た直後の高濃度イオン注入とにより形成される。
【0029】かかる基体の全面を、たとえばプラズマC
VD法により成膜される厚さ約50nmのSiNエッチ
ング停止膜8で被覆する。続いて、たとえば厚さ約30
0nmのO−TEOS膜9を全面に堆積させる。図1
には、ここまでの工程を示した。
【0030】次に、図2に示されるように、上記O
TEOS膜9を異方的にエッチバックし、SiOxサイ
ドウォール6a,6fのさらに外側部分にサイドウォー
ル9SWを形成する。このサイドウォール9SWは、後
述のp−TEOS膜10(図3参照。)やCMP(化学
機械研磨)法によるローカル平坦化特性の不足を補う目
的で形成されるものである。
【0031】次に、図3に示されるように、基体の全面
に厚さ約1μmのp−TEOS膜10を堆積させる。続
いてこのp−TEOS膜10のCMPを行い、基体の表
面を平坦化する。このCMPは、図4に示されるよう
に、フィールド領域側でSiNエッチング停止膜8が露
出した時点で停止させるが、この停止の判定はSiN膜
の研磨レートがSiOx膜のそれよりも遅いことから、
比較的容易に行うことができる。なおこの時、活性領域
では活性領域上電極4aの上方にp−TEOS膜10が
100〜150nm程度の厚さに残る。
【0032】次に、SiOxに対して十分に大きいエッ
チング選択比が確保できる条件にてRIE(反応性イオ
ン・エッチング)を行い、図5に示されるように、Si
Nエッチング停止膜8の露出部分を選択的に除去する。
これにより、フィールド上電極4fの表面のSiNエッ
チング停止膜8のみが選択的に除去されたことになる。
【0033】次に、図6に示されるように、基体の全面
に厚さ約400nmのp−TEOS膜11を堆積させ
る。このp−TEOS膜11と先の平坦化に用いられた
p−TEOS膜10とが、本ウェハ上における層間絶縁
膜12となる。この層間絶縁膜膜12上において、通常
のフォトリソグラフィと現像処理によるレジスト・パタ
ーニングを行い、1層目コンタクト形成用のレジスト・
パターン13(PR)を形成する。この図では、レジス
ト・パターン13に若干の合わせずれが発生しており、
図中向かって左側の開口は活性領域上電極4aのエッジ
に一部かかっている。
【0034】次に、SiNに対して十分に大きな選択比
が確保できる条件で層間絶縁膜12のRIEを行い、図
7に示されるように、コンタクトホール14aとビアホ
ール14fを形成する。このRIEは、活性領域側では
SiNエッチング停止膜8上で停止する。しかし、フィ
ールド側ではオフセットSiOx膜5fもエッチングさ
れるので、フィールド上電極4fに到達するビアホール
14fが形成される。すなわち、従来法と異なり、フィ
ールド上電極4f表面のSiNエッチング停止膜8のみ
が層間絶縁膜12の形成前に選択的に除去されているの
で、この段階でオフセットSiOx膜5fの同時エッチ
ングが行われ、コンタクト形成が可能となるのである。
【0035】次に、コンタクトホール14aの底面に露
出したSiNエッチング停止膜8を除去するために、シ
リコンおよび酸化シリコンに対する選択比を十分に大き
く確保した条件でRIEを行い、図8に示されるような
コンタクトホール14aを完成させる。このとき、ビア
ホール14fは既に完成しているので、従来のように過
剰なオーバーエッチングを行う必要はなく、したがっ
て、活性領域上電極4aを被覆するオフセットSiOx
膜5aやSiOxサイドウォール6aが侵食される虞れ
はない。また、ビアホール14fの底面に露出するフィ
ールド上電極4fに対しても、十分な選択比が確保され
ることはもちろんである。この後、レジスト・パターン
13をアッシングにより除去する。
【0036】図9には、上述のようにして形成されたコ
ンタクトホール14aとビアホール14fをTi系バリ
ヤメタルを介してタングステン・プラグ15a,15f
(W)でそれぞれ埋め込み、さらにたとえばTi系密着
層/Al−1%Si膜/TiN反射防止膜の3層構造の
Al系多層膜からなる上層配線16(Al)を形成した
状態を示す。この図からもわかるように、活性領域上で
は活性領域上電極4aと上層配線16との間に十分な耐
圧を確保しながら基板コンタクトが達成され、一方のフ
ィールド上ではビアホール14fを通じてフィールド上
電極4fと上層配線16とのコンタクトが確実に図られ
ている。つまり本発明によれば、不純物拡散層へのコン
タクトを自己整合的に形成すると同時に、フィールド上
電極4fへもコンタクトをとることが可能となる。
【0037】第2の実施の形態 ここでは、上述の方法(I−2)にしたがい、フィール
ド領域上でSiNエッチング停止膜を選択的に露出させ
るための層間絶縁膜の平坦化をレジスト・エッチバック
を利用して行う配線形成方法について、図10ないし図
16を参照しながら説明する。
【0038】図10は、SiNエッチング停止膜8の成
膜までを第1の実施の形態で上述したように行った後、
基体の全面を厚さ約300nmのO−BPSG膜17
で被覆し、さらにその表面をレジスト膜18(PR)で
平坦化した状態を示す。
【0039】次に、図11に示されるように、上記レジ
スト膜18をフィールド領域上でO−BPSG膜17
が露出するまでエッチバックする。さらに、残ったレジ
スト膜18をマスクとするO−BPSG膜17のエッ
チバックを行い、図12に示されるように、フィールド
領域上でSiNエッチング停止膜8が露出した時点でこ
れを終了する。なおこの時点で、活性領域では活性領域
上電極4aの上方にO−BPSG膜17が約200n
mの厚さに残る。
【0040】次に、酸化シリコンに対して十分な選択比
を確保しながらSiNのエッチングが進行する条件でR
IEを行うことにより、図13に示されるように、フィ
ールド上電極4fの表面のSiNエッチング停止膜8を
選択的に除去する。
【0041】次に図14に示されるように、残存するレ
ジスト膜18をOプラズマ・アッシングにより除去し
た後、再び基体の全面にO−BPSG膜19を約30
0nmの厚さに堆積させ、800〜900℃の温度でリ
フローさせる。このO−TEOS膜19と先に形成さ
れたO−BPSG膜17とが、本ウェハ上における層
間絶縁膜20となる。この層間絶縁膜膜20上におい
て、通常のフォトリソグラフィと現像処理によるレジス
ト・パターニングを行い、1層目コンタクト形成用のレ
ジスト・パターン21(PR)を形成する。
【0042】次に、層間絶縁膜20のRIEとSiNエ
ッチング停止膜8のRIEとを順次行うことにより、図
15に示されるように接続孔、すなわちコンタクトホー
ル22aとビアホール22fとを形成する。このRIE
の詳細な手順は、第1の実施の形態にて上述した通りで
ある。さらに、アッシングを行って上記レジスト・パタ
ーン21を除去した後、双方のホール22a,22fを
タングステン・プラグ23a,23f(W)でそれぞれ
埋め込み、さらにたとえばAl系多層膜からなる上層配
線24をパターニングして、図16に示されるように1
層目Al配線を完成させる。
【0043】なお、本実施の形態ではレジスト膜18の
エッチバックとO−BPSG膜17のエッチバックと
を分けて行ったが、終点判定を精度良く行うことができ
れば、最初からこれらの膜の等速エッチバックを行って
も良い。
【0044】第3の実施の形態 ここでは、上述の方法(I−3)にしたがい、フィール
ド領域上でSiNエッチング停止膜を選択的に露出させ
るために平坦化される層間絶縁膜として、無機SOG膜
を用いる配線形成方法について、図17ないし図20を
参照しながら説明する。
【0045】図17は、SiNエッチング停止膜8の成
膜までを第1の実施の形態で上述したように行った後、
基体の全面に厚さ約500nmの無機SOG(スピンオ
ン・グラス)膜25(SOG)を塗布形成し、表面を略
平坦化した状態を示す。次に、図18に示されるよう
に、この無機SOG膜25を、フィールド領域上でSi
Nエッチング停止膜8が露出するまで異方的にエッチバ
ックする。なおこの時点で、活性領域では活性領域上電
極4aの上方に無機SOG膜25が約100nmの厚さ
に残る。
【0046】次に、酸化シリコンに対して十分な選択比
を確保しながらSiNのエッチングが進行する条件でR
IEを行うことにより、図19に示されるように、フィ
ールド上電極4fの表面のSiNエッチング停止膜8を
選択的に除去する。
【0047】次に、図20に示されるように、基体の全
面にp−TEOS膜26を約400nmの厚さに堆積さ
せた。このp−TEOS膜26と先の平坦化に用いられ
た無機SOG膜25とが、本ウェハ上における層間絶縁
膜27となる。この層間絶縁膜膜27にレジスト・パタ
ーニングを経て接続孔、すなわちコンタクトホール28
aとビアホール28fとを開口し、レジスト・アッシン
グを行った後、双方のホール28a,28fをタングス
テン・プラグ29a,29fでそれぞれ埋め込む。さら
に、Al系多層膜からなる上層配線30をパターニング
することにより、1層目Al配線を完成させる。
【0048】なお、本実施の形態では、成膜時点で略平
坦化が達成できる層間絶縁膜の構成材料として無機SO
G膜を用いたが、この代わりに有機SOG膜を用いても
構わない。
【0049】以上、本発明の実施の形態3種類について
説明したが、本発明はこれらの実施の形態に何ら制限さ
れるものではなく、サンプル・ウェハの構成、あるいは
各材料膜の種類やその成膜方法は適宜変更もしくは選択
が可能である。
【0050】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明によれば、従来は不可能であったSAC構造を採用し
た際の基板コンタクトとフィールド上配線コンタクトの
同一レイヤによる達成が可能となる。したがって、本発
明はSACの適用範囲を拡大し、これによりデバイス設
計の自由度を高め、ひいてはデバイスの微細化を促進す
ることに大きく貢献するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態において、活性領域
上電極とフィールド上電極とを被覆してSiNエッチン
グ停止膜とO−TEOS膜とを順次成膜した状態を示
す模式的断面図である。
【図2】図1のO−TEOS膜をエッチバックしてサ
イドウォールを形成した状態を示す模式的断面図であ
る。
【図3】図2の基体の全面にp−TEOS膜を成膜した
状態を示す模式的断面図である。
【図4】図3のp−TEOS膜をCMPにより平坦化
し、フィールド領域にてSiNエッチング停止膜を露出
させた状態を示す模式的断面図である。
【図5】図4のSiNエッチング停止膜の露出部を選択
的に除去した状態を示す模式的断面図である。
【図6】図5の基体の全面にp−TEOS膜を堆積さ
せ、さらにレジスト・パターニングを行った状態を示す
模式的断面図である。
【図7】図6の層間絶縁膜とフィールド上電極表面のオ
フセットSiOx膜を選択的に除去し、ビアホールのみ
を完成させた状態を示す模式的断面図である。
【図8】図7のSiNエッチング停止膜の露出部を選択
的に除去してコンタクトホールを完成させた状態を示す
模式的断面図である。
【図9】図8のコンタクトホールとビアホールをタング
ステン・プラグで埋め込み、上層配線を形成した状態を
示す模式的断面図である。
【図10】本発明の第2の実施の形態において、活性領
域上電極とフィールド上電極とを被覆してSiNエッチ
ング停止膜とO−BPSG膜を順次成膜し、さらに基
体の表面をレジスト膜で平坦化した状態を示す模式的断
面図である。
【図11】図10のレジスト膜をエッチバックしてフィ
ールド領域側でO−BPSG膜を露出させた状態を示
す模式的断面図である。
【図12】図11の残存レジスト膜をマスクとしてO
−BPSG膜をエッチバックし、フィールド領域側でS
iNエッチング停止膜を露出させた状態を示す模式的断
面図である。
【図13】図12のSiNエッチング停止膜の露出部を
選択的に除去した状態を示す模式的断面図である。
【図14】図13の基体の全面にO−BPSG膜を堆
積させ、さらにレジスト・パターニングを行った状態を
示す模式的断面図である。
【図15】図14の層間絶縁膜とオフセットSiOx膜
の露出部、およびSiNエッチング停止膜をエッチング
してコンタクトホールとビアホールを完成させた状態を
示す模式的断面図である。
【図16】図15のコンタクトホールとビアホールをタ
ングステン・プラグで埋め込み、上層配線を形成した状
態を示す模式的断面図である。
【図17】本発明の第3の実施の形態において、活性領
域上電極とフィールド上電極とをSiNエッチング停止
膜で被覆した後、基体の全面をSOG膜で平坦化した状
態を示す模式的断面図である。
【図18】図17のSOG膜をエッチバックして、フィ
ールド領域側でSiNエッチング停止膜を露出させた状
態を示す模式的断面図である。
【図19】図18のSiNエッチング停止膜の露出部を
選択的に除去した状態を示す模式的断面図である。
【図20】図19の基体上でp−TEOS膜の成膜、接
続孔の形成、および上層配線の形成を行った状態を示す
模式的断面図である。
【図21】従来のアラインド・コンタクト法により基板
コンタクトとフィールド上電極コンタクトとを同時に形
成した状態を示す模式的断面図である。
【図22】従来のSAC法において、活性領域上電極と
フィールド上電極とを被覆してSiNエッチング停止膜
と層間絶縁膜とを順次成膜し、さらにレジスト・パター
ニングを行った状態を示す模式的断面図である。
【図23】図22の層間絶縁膜を選択的にエッチングし
た状態を示す模式的断面図である。
【図24】図23のSiNエッチング停止膜の露出部を
選択的に除去し、コンタクトホールのみが完成され、ビ
アホールは未完成とされた状態を示す模式的断面図であ
る。
【図25】図24のコンタクトホールとビアホールをタ
ングステン・プラグで埋め込み、上層配線を形成した結
果、ビアホールにおいてコンタクト不良が発生した状態
を示す模式的断面図である。
【図26】図24のビアホール内に露出するオフセット
SiOx膜を選択的に除去した結果、コンタクトホール
内で活性領域上電極が一部露出した状態を示す模式的断
面図である。
【図27】図26のコンタクトホールとビアホールをタ
ングステン・プラグで埋め込み、上層配線を形成した結
果、コンタクトホールにおいて耐圧不良が発生した状態
を示す模式的断面図である。
【符号の説明】
1 シリコン基板、2 フィールド酸化膜、4a 活性
領域上電極、4f フィールド上電極、5a,5f オ
フセットSiOx膜、6a,6f SiOxサイドウォ
ール、8 SiNエッチング停止膜、10 O−TE
OS膜、11 p−TEOS膜、12 層間絶縁膜、1
4a,22a,28a コンタクトホール、14f,2
2f,28f ビアホール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/3205 H01L 21/321 H01L 21/768 H01L 21/3213

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自己整合コンタクト法を適用して半導体
    装置の1層目コンタクトを形成する配線形成方法であっ
    て、 半導体基板の活性領域とフィールド領域に、上面および
    側面をそれぞれ第1の絶縁材料からなるオフセット絶縁
    膜とサイドウォールとで被覆された活性領域上電極とフ
    ィールド上電極とをそれぞれ形成する第1工程と、 前記第1の絶縁材料に対してエッチング選択比を確保し
    得る第2の絶縁材料を用い、基体の全面をコンフォーマ
    ルに被覆するエッチング停止膜を形成する第2工程と、基体の全面を一旦、第1の絶縁材料からなる厚い層間絶
    縁膜で被覆した後、その膜厚を減ずることによりフィー
    ルド領域上において少なくとも前記フィールド上電極表
    面のエッチング停止膜を露出させ、この露出部を、該エ
    ッチング停止膜を該第1の絶縁材料に対してエッチング
    選択比を確保し得る条件でエッチングすることにより、
    前記エッチング停止膜を前記フィールド領域内でフィー
    ルド上電極の表面から選択的に除去する第3工程と、 基体の全面を第1の絶縁材料からなる層間絶縁膜で被覆
    する第4工程と、 前記層間絶縁膜をエッチング・マスクを介して選択的に
    除去することにより、前記活性領域内では少なくとも底
    面の一部が前記半導体基板の表面に臨むコンタクトホー
    ル、前記フィールド領域内では前記フィールド上電極の
    表面に達するビアホールを同時に形成する第5工程と、 前記エッチング・マスクをそのまま用いて前記コンタク
    トホールの底面に露出するエッチング停止膜を選択的に
    除去する第6工程とを有する配線形成方法。
  2. 【請求項2】 前記層間絶縁膜の膜厚を化学機械研磨に
    より減ずる請求項1記載の配線形成方法。
  3. 【請求項3】 前記層間絶縁膜の膜厚を、レジスト膜に
    よる基体表面の平坦化と、該レジスト膜の第1のエッチ
    バックと、この第1のエッチバックにより露出する該層
    間絶縁膜の第2のエッチバックとを経て減ずる請求項1
    記載の配線形成方法。
  4. 【請求項4】 前記層間絶縁膜は基体の表面を略平坦化
    可能な第1の絶縁材料で構成し、その膜厚をエッチバッ
    クにより減ずる請求項1記載の配線形成方法。
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