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JPH11508253A - 安定なヒドロアルコール組成物 - Google Patents

安定なヒドロアルコール組成物

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JPH11508253A
JPH11508253A JP9503862A JP50386297A JPH11508253A JP H11508253 A JPH11508253 A JP H11508253A JP 9503862 A JP9503862 A JP 9503862A JP 50386297 A JP50386297 A JP 50386297A JP H11508253 A JPH11508253 A JP H11508253A
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hydrophobic
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ティー. スコルズ,マシュー
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ミネソタ マイニング アンド マニュファクチャリング カンパニー
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Abstract

(57)【要約】 (a)重量比が約35:65〜100:0の低級アルコールおよび水と、(b)無ポリマー状態での組成物は23℃で少なくとも4,000センチポアズの粘度を有し、乳化剤は疎水基を少なくとも1個と親水基を少なくとも1個有する、少なくとも0.05重量%で存在する少なくとも1種の乳化剤を含む少なくとも0.5重量%から8重量%までの間の増粘剤系とを含むヒドロアルコールローションを開示する。このヒドロアルコール組成物はローションなどの手用製剤または手術前手洗い代替剤として有用である。

Description

【発明の詳細な説明】 安定なヒドロアルコール組成物 技術分野発明の分野 本発明は、皮膚消毒薬、外科手術のための手用製剤、患者の皮膚用製剤および 抗菌ハンドローションとして有用な組成物に関する。さらに詳細には、本発明は 、乳化剤系を使用して濃稠化される安定なヒドロアルコール組成物に関する。 背景技術発明の背景 院内感染および感染症への曝露の管理は、病院や外科センターで働く医師、看 護婦および臨床医にとって最優先の関心事である。感染を管理する最も有効な方 法の1つは、各患者との接触前およびことによると接触後、ならびに特に各外科 手技の前後の厳格に管理された手の消毒である。一般に、手の消毒は、抗菌石鹸 と水を使用して行われる。通常、この石鹸は、有効抗菌薬としてポビドンヨード (通常は10重量%)かグルコン酸クロルヘキシジン(CHG)(通常は2重量%ま たは4重量%)のいずれかを含むように処方される。さらに、このように処方さ れた石鹸は、界面活性剤および場合によると低レベルのグリセリンなどの保湿剤 を含む。 手の消毒は、外科手術前手洗い代替品を使用しても遂行される。これは、石鹸 と水でのごしごし洗いの代わりに使用される。理想的には、外科手術前手洗い代 替品は、伝統的な石鹸と水でのごしごし洗いより短い時間で、同等以上の細菌死 滅を達成する。さらに、外 科手術前手洗い代替品は、微生物汚染および化学薬品汚染に対する皮膚の天然の バリヤーを維持または改良すると同時に、許容できる触覚特性を提供する。外科 手術前手洗い代替品の例としては、一般に高レベルのエタノールまたはイソプロ パノールを消毒薬として含有し、増粘剤も含有し、さらに任意に保湿剤(たとえ ば、グリセリン)も含有するドロアルコールゲルなどがある。今までのところ、 ヒドロアルコールゲルに使用される増粘剤は、ポリアクリル酸(Carbopolの商品 名で BF Goodrich Specialty Polymers and Chemicals Division of Cleveland, Ohioから販売されている)などの陰イオンポリマーを主成分としていた。Tomlin sonに付与された米国特許第4,915,934号には、ヒドロアルコール溶剤 、脂肪アルコール、および界面活性剤を主成分とするCHG-含有殺菌用フォームの 使用が開示されている。この界面活性剤は、エトキシル化ソルビタンアルキレー ト類、エトキシル化脂肪アルコール類、およびエトキシル化ノニルフェノール類 から成る群から選択される。 安定な、粘性のヒドロアルコール乳液を調製することは、2つの理由から困難 である。第1に、短鎖アルコール(エタノールなど)を水性系に加えると、表面 張力が劇的に低減する。たとえば、水中40重量%のエタノールの表面張力は約 31dyne/cmであるのに対して、純粋な水の表面張力は20℃で約72dyne/cmで ある。60重量%エタノールでのヒドロアルコール溶液の表面張力は、水と比較 して劇的に低い。このような組成物の表面張力は20℃で約27dyne/cmである 。第2に、一般に化粧用乳液に使用される多くの界面活性剤は、ヒドロアルコー ルに完全にまたは部分的に溶解できるようになる。 スキンケアに関する広報51-0001-259で、Specialty Chemicals of ICI Americ as of Wilmington,DEは、エタノールは幾つかの利益 をスキンケア用乳液に提供することができるが、エタノールの存在下で安定な乳 液を調製することが難しいため、製剤からエタノールを除くことが多いと述べて いる。それどころか、エタノールは、乳液の破壊にしばしば使用されると、銅広 報は続けている。 Leeに付与された米国特許第4,956,170号には、ヒドロアルコール皮 膚保湿/コンディショニング抗菌ゲルが開示されている。このゲルは、エタノー ル60〜75%および高分子増粘剤0.4〜2%を含む。この製剤は、脂肪アル コールに加えて添加された皮膚軟化油を安定化させるために、ポリエトキシル化 非イオン性界面活性剤/乳化剤も含む。 Linsに付与された米国特許第5,167,950号には、アルコール含有率が 高い抗菌エアゾールムースが記載されている。このムースは、アルコール、水、 高分子ゲル化剤ならびにC16〜C22アルコール、エアーゾル噴射剤および非イオン 性ポリエトキシル化界面活性剤を含む界面活性剤系を含む。 発明の開示発明の概要 本発明は、手術前の手用製剤、患者用製剤、およびローションなどの皮膚消毒 用の製品として有用な組成物を提供する。一般に、本発明の好ましい製剤は、単 回塗付後も多回塗付後も非常に良い感触を有する。さらに、好ましい製剤は、多 回塗付後、皮膚状態を維持または改良し、塗付後手洗い中にぬるぬるした感触や 異常な感触は全く感じられない。本発明は、外科手術前手洗い代替品として使用 されるとき、より短時間で、伝統的な石鹸と水でのごしごし洗いと同等またはそ れより優れた細菌、真菌、およびウイルスの死滅を達成し、同時に微生物および 化学薬品に対する皮膚の天然のバリヤー を維持または改良する。本発明は、高濃度の低級アルコールを含有するが、組成 物を粘性にさせるための高分子増粘剤を必要としない、ことによってこれまでの 組成物の欠点を克服する粘性組成物を提供する。 本発明はさらに、(a)重量比が約35:65〜100:0の低級アルコール および水と、(b)少なくとも0.05重量%で存在する少なくとも1種の乳化 剤を含む少なくとも0.5重量%から8重量%までの間の増粘剤系であって、無 ポリマーでの組成物の粘度は23℃で少なくとも4,000センチポアズ(cps )であり、乳化剤は疎水基を少なくとも1個と親水基を少なくとも1個含み、( i)疎水基は、炭素原子が少なくとも16個のアルキル基、炭素原子が少なくと も16個のアルケニル基、または炭素原子が少なくとも20個のアラルキル基ま たはアラルケニル基を含み、(ii)親水基は、エチレンオキシド2〜150モル /疎水性物質モルを有する疎水性物質にエーテル結合またはエステル結合によっ て結合されたポリエチレングリコール、エチレンオキシドとプロピレンオキシド を加えて2〜150モル/疎水性物質モルを有し、且つ任意に炭素原子が1〜3 8個のアルキル基またはアルケニル基または炭素原子が6〜38個のアラルキル 基を末端とするポリエチレングリコール/ポリプロピレングリコールコポリマー を含む増粘剤を含む、ヒドロアルコールローションを提供する。 本発明はさらに、(a)重量比が約35:65〜100:0の低級アルコール および水と、(b)少なくとも0.05重量%で存在する少なくとも1種の乳化 剤を含む少なくとも0.5重量%から8重量%まで間の増粘剤系であって、乳化 剤は疎水基を少なくとも1個と親水基を少なくとも1個含み、(i)疎水基は、 炭素原子を少なくとも16個、炭素原子が少なくとも16個のアルケニル基、ま たは炭素原子が少なくとも20個のアラルキル基またはアラルケニル基を含み、 (ii)親水基は、エチレンオキシド2〜150モル/疎水性物質モルを有する疎水 性物質にエーテル結合またはエステル結合によって結合されたポリエチレングリ コール、エチレンオキシドとプロピレンオキシドを加えて2〜150モル/疎水 性物質モル有し、且つ任意に炭素原子が1〜38個のアルキル基またはアルケニ ル基または炭素原子が6〜38個のアラルキル基を末端とするポリエチレングリ コール/ポリプロピレングリコールコポリマー、アルコール、多価アルコール類 、ならびにソルビタンおよび2〜150モルのアルキレンオキシド単位/疎水性 物質モルを有するソルビタンのポリアルキレンオキシド誘導体、ならびにこれら の基の組み合わせを含む増粘系とを含み、(c)増粘剤系は、炭素原子22個よ りも大きい疎水性物質数平均鎖長を有し、無ポリマー状態で、23℃で少なくと も4,000cpsの粘度を有する組成物を提供する、ヒドロアルコールローショ ンを提供する。 本発明はさらに、(a)重量比が約35:65〜100:0の低級アルコール および水と、(b)少なくとも2種の乳化剤を含む少なくとも0.5%から8重 量%までの間の増粘剤系であって、各乳化剤は少なくとも0.05重量%で存在 し、乳化剤は疎水基を少なくとも1個と親水基を少なくとも1個含み、(i)疎 水基は炭素原子が少なくとも16個のアルキル基、炭素原子が少なくとも16個 のアルケニル基、または炭素原子が少なくとも20個のアラルキル基またはアラ ルケニル基を含み、(ii)親水基は、エチレンオキシド2〜150モル/疎水性 物質モルを有する疎水性物質にエーテル結合またはエステル結合によって結合さ れたポリエチレングリコール、エチレンオキシドとプロピレンオキシドを加えて 2〜150モル/疎水性物質モルを有し、且つ任意に炭素原子が1〜38個のア ルキル基またはアルケニル基または炭素原子が6〜38個のアラルキル基を末端 とするポリエチレングリコール/ポリプロピレングリコールコポリマー、アルコ ール、多価アルコール類、ならびにソルビタンおよび2〜150モルのアルキレ ンオキシド単位/疎水性物質モルを有するソルビタンのポリアルキレンオキシド 誘導体、ならびにこれらの基の組み合わせを含む増粘系とを含み、(c)無ポリ マー状態で、組成物の粘度は23℃で少なくとも4,000cpsである、ヒドロ アルコールローションを提供する。 本発明は、(a)重量比が約35:65〜100:0の低級アルコールおよび 水と、(b)少なくとも0.05重量%で存在する少なくとも1種の乳化剤を含 む少なくとも0.5重量%から8重量%までの間の増粘剤系であって、乳化剤は 疎水基を少なくとも1個と親水基を少なくとも1個含み、(1)疎水基は炭素原 子が少なくとも16個のアルキル基、炭素原子が少なくとも16個のアルケニル 基、または炭素原子が少なくとも20個のアラルキル基またはアラルケニル基を 含み、(ii)親水基は、エチレンオキシド2〜150モル/疎水性物質モルを有 する疎水性物質にエーテル結合またはエステル結合によって結合されたポリエチ レングリコール、エチレンオキシドとプロピレンオキシドを加えて2〜150モ ル/疎水性物質モルを有し、且つ任意に炭素原子が1〜38個のアルキル基また はアルケニル基または炭素原子が6〜38個のアラルキル基を末端とするポリエ チレングリコール/ポリプロピレングリコールコポリマー、アルコール、多価ア ルコール類、ならびにソルビタンおよび2〜150モルのアルキレンオキシド単 位/疎水性物質モルを有するソルビタンのポリアルキレンオキシド誘導体、なら びにこれらの基の組み合わせを含む増粘系とを含み、(c)無ポリマー状態で、 組成物の粘度は19日後に23℃で少なくとも4,000cpsであ る、ヒドロアルコールローションを提供する。 安定なヒドロアルコール組成物の調製方法もさらに提供する。この方法は、( a)少なくとも1種の乳化剤を含む増粘剤系を調製する工程であって、組成物が 補助増粘剤を含まないとき、23℃で4,000cpsを提供するために、乳化剤 は組成物中に少なくとも0.05重量%で存在し、乳化剤は疎水基を少なくとも 1個と親水基を少なくとも1個含み、(i)疎水基は炭素原子が少なくとも16 個のアルキル基、炭素原子が少なくとも16個のアルケニル基、または炭素原子 が少なくとも20個のアラルキル基またはアラルケニル基を含み、(ii)親水基 は、エチレンオキシド2〜150モル/疎水性物質モルを有する疎水性物質にエ ーテル結合またはエステル結合によって結合されたポリエチレングリコール、任 意に炭素原子が1〜38個のアルキルアルケニル基または炭素原子が6〜38個 のアラルキル基を末端とする、疎水性物質モル当たり2〜150モルのエチレン オキシドを有するポリエチレングリコール/ポリプロピレングリコールコポリマ ー、アルコール、多価アルコール類、ならびにソルビタンおよび2〜150モル のアルキレンオキシド単位/疎水性物質モルを有するソルビタンのポリアルキレ ンオキシド誘導体、ならびにこれらの基の組み合わせを含む増粘剤系を調製する 工程と、(b)増粘剤系を溶融するのに十分な温度で増粘剤系とヒドロアルコー ル溶剤を混合する工程であって、ヒドロアルコール溶剤は低級アルコールと水を 約35:65〜100:0の重量比で含む混合工程とを含む。 (a)少なくとも1種の乳化剤を含む増粘剤系を加熱する工程であって、乳化 剤は組成物中に少なくとも0.05重量%で存在し、補助増粘剤を含まない組成 物の粘度は23℃で少なくとも4,000cpsであり、乳化剤は疎水基を少なく とも1個と親水基を少なく とも1個含み、(i)疎水基は炭素原子が少なくとも16個のアルキル基、炭素 原子が少なくとも16個のアルケニル基、または炭素原子が少なくとも20個の アラルキル基またはアラルケニル基を含み、(ii)親水基は、エチレンオキシド 2〜150モル/疎水性物質モルを有する疎水性物質にエーテル結合またはエス テル結合によって結合されたポリエチレングリコール、エチレンオキシドとプロ ピレンオキシドを加えて2〜150モル/疎水性物質モルを有し、且つ任意に炭 素原子が1〜38個のアルキルアルケニル基または炭素原子が6〜38個のアラ ルキル基を末端とするポリエチレングリコール/ポリプロピレングリコールコポ リマー、および/または多価アルコール類のエステル類またはエーテル類および それらのポリエトキシル化誘導体、ならびにソルビタンおよびポリエトキシル化 ソルビタン、ならびにこれらの基の組み合わせを含む、増粘剤系を加熱する工程 と、(b)増粘剤系を、増粘剤系を溶融するのに十分な温度まで加熱する工程と 、(c)水性溶液を、その溶融温度より高い温度まで加熱する工程と、(d)増 粘剤系と水溶液を混合する工程と、(e)低級アルコールを混合物に加える工程 であって、組成物中のアルコールと水の重量比は約35:65〜100:0の重 量比である工程とを含む、安定なヒドロアルコール組成物を調製するさらなる方 法を提供する。 定義 本明細書中で使用する「環境温」は、約21〜25℃の温度範囲を指す。 本明細書中で使用する「補助増粘剤」は、増粘剤系が存在しなくても、溶剤相 の粘度を上昇させる(下記の増粘剤系以外の)添加物を指す。ある補助増粘剤は 、増粘剤と相乗的に作用して、結果とし て得られる混合物の粘度を上昇させ得る。補助増粘剤としては、可溶性で且つ膨 潤性のポリマーおよびシリカ、マグネシウムアルミニウムシリケートなどの結合 コロイド増粘剤があるが、この限りではない。 本明細書中で使用する「皮膚軟化剤」は、繰返し使用したときに皮膚の水分レ ベル、コンプライアンスまたは外観を維持または改善することができる材料を広 く指す。 本明細書中で使用する「ポリマー」は、反復単位を有し、且つ数平均分子量が 少なくとも20,000である天然分子または合成分子を指す。 本明細書中で使用する「乳化剤」は「界面活性剤」と同義であり、同一分子上 に親水性(極性)領域および疎水性(非極性)領域を含む分子を指す。 本明細書中で使用する「乳液」は、第2非混和性液体中1液の安定した分散液 を指す。 「ローション」は、噴射剤を含まない液体またはクリームを意味する。 本明細書中で使用する「溶融温度」(Tm)は、本発明の組成物または乳液が粘度 を劇的に喪失する温度を指す。 本明細書中で使用する「溶剤」、「溶剤系」または「ヒドロアルコール溶剤」は 、本発明におけるアルコールと水の混合物を指す。 本明細書中で使用する「安定な」は、環境温で6ヶ月静置後、または環境温で 2275×gで30分間遠心分離後、10%以下の分離を示す組成物を指す。 本明細書中で使用する「界面活性剤」は、「乳化剤」と同義であり、この定義 は上述の通りである。 本明細書中で使用する「増粘剤系」は、補助増粘剤なしで、23℃ で少なくとも4,000cpsの粘度を本発明の組成物に提供することができる単 一の乳化剤、または各乳化剤が少なくとも0.05重量%の濃度で存在する乳化 剤の組み合わせを指す。 発明を実施するための最良の形態発明の詳細な説明 本発明は低級炭化水素鎖アルコール、水、および増粘剤系を含む組成物を提供 する。本発明で使用するアルコールを最初に検討し、次に増粘剤系を検討する。 抗菌薬や皮膚軟化剤など、組成物に任意に加えられる成分をその後に検討し、次 に本発明の組成物の調製方法を検討する。「安定なヒドロアルコール組成物(Sta ble Hydroalcoholic Compositions)」と題する関連特許明細書は、弁理士事件整 理番号 51380 USA 9A、発明者Scholz,AsmusおよびCharpentierにより1995年6 月22日提された。アルコール 本発明で使用されるアルコールは、C1〜C4アルコールなどの低級炭化水素鎖ア ルコールである。好ましい実施態様で、アルコールは、エタノール、2-プロパノ ール、またはn-プロパノールから選択され、エタノールが最も好ましい。エタノ ールは、広いスペクトルおよび微生物の迅速な死滅を提供し、且つ医師、看護婦 および臨床医などの消費者に受け入れられる臭いを有するため、好ましいアルコ ールである。本発明は、1種のアルコールを使用してもよく、または2種以上の アルコールの配合物が組成物に含まれてもよいと考えられる。 本発明では、アルコールと水の重量比は約35:65〜100:0である。ア ルコールと水の比率が40:60〜95:5の範囲内 の組成物は、有効かつ即座に細菌を確実に死滅させる。好ましい実施態様では、 アルコール:水は約50:50〜85:15であり、さらに好ましくは60:4 0〜75:25であり、最も好ましくは、アルコール:水の重量比は64:36 〜72:28である。最適抗菌活性を得るため、および組成物を確実に速やかに 乾燥させるため、好ましい実施態様では、より高いアルコール:水の比率が使用 される。増粘剤系 本発明に有用な増粘剤系は、最終組成物の化粧品特性に影響を及ぼす。本発明 の手用製剤およびハンドローションは、次に挙げる望ましい化粧品特性を有する ことが好ましい。組成物は、粉を付けた外科手術用手袋の下で手袋用粉末の過剰 な凝集を生じてはならず、また手袋材料の完全性に影響を与えてはならない。組 成物は、25℃で、好ましくは35℃まで、許容できる粘度を維持しなければな らない。最後に、最も好ましい実施態様で、製剤は熱冷周期(50℃以上までの 加熱および環境温への冷却)ならびに凍結/解凍周期(−30℃までの冷却および 環境温までの加温)に対して安定である。これらの化粧用製品は、本発明の増粘 剤系であり且つ後述する選択された乳化剤の種類および量により影響を受ける。 本発明の増粘剤は、許容できる化粧品特性および適当な粘度を提供するために 、上述のヒドロアルコール溶剤系と相溶性でなければならない。本発明の組成物 の粘度は、ヘリオパスアダプターを具有する Brookfield LVDV-I+などの超低剪 断粘度計およびT形スピンドルを使用して測定したとき、23℃で少なくとも4 ,000cpsであり、好ましくは少なくとも20,000cps、さらに好ましくは 少なくとも50,000cpsであり、最も好ましくは、約80, 000〜500,000cpsである。皮膚軟化剤系および他の任意の成分が粘度 に(正または負のいずれかの)影響を与える可能性があるため、測定される粘度 は、添加される補助増粘剤を全く含まない最終組成物の粘度である。 本発明の粘度は、少なくとも1種の乳化剤、好ましくは少なくとも2種の乳化 剤を含み、乳化剤の少なくとも1種は、好ましくは室温で固体であり、炭素原子 が少なくとも16個、好ましくは炭素原子が少なくとも18個、さらに好ましく は炭素原子が少なくとも22個の長鎖炭化水素を少なくとも1種含む増粘剤によ って与えられる。本発明の「乳化剤」は、同一分子上に親水性(極性)領域およ び疎水性(非極性)領域を含み、且つ一般式: (R)a(L)b に適合する分子を指す。上式で、「R」は疎水基を表し、Lは親水基を表す。本 発明では、「R」は炭素原子が少なくとも16個または18個、好ましくは炭素 原子が20個、さらに好ましくは炭素原子が少なくとも22個、最も好ましくは 炭素原子が少なくとも24個のアルキル基、炭素原子が少なくとも16個または 18個、好ましくは炭素原子が20個、さらに好ましくは炭素原子が少なくとも 22個、最も好ましくは炭素原子が少なくとも24個のアルケニル基、炭素原子 が少なくとも20個、好ましくは炭素原子が24個、さらに好ましくは炭素原子 が少なくとも26個のアラルキル基またはアラルケニル基を含む。好ましい実施 態様で、Rは枝なしである。上式で、「L」は、組成物質1モル当たりエチレンオ キシド単位2〜150モルを有する疎水性物質にエーテル結合またはエステル結 合により結合したポリエチレングリコール、疎水性物質モル当たりエチレンオキ シド単位とプロピレンオキシド単位を加えて2〜150モルを有し、且つ任意に C1〜C22アルキルまたはアルカリエステル、アルコール、ならびにエチレング リコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ペンタエリトリトール 、グリセロールおよびソルビトールを含むが、この限りではない多価アルコール 類、およびソルビタンおよび疎水物質モル当たりエチレンオキシド単位2〜15 0モルを有するソルビタンのポリエトキシル化誘導体、ならびにこれらの基の組 み合わせ、たとえば、ポリエトキシル化多価アルコールを末端とするエチレンオ キシドポリエチレングリコール/ポリプロピレングリコールを含む。上式で、「 a」および「b」は、互いに無関係に1〜4である。疎水基および親水基は一般に 、2〜20、好ましくは4〜16、さらに好ましくは8〜12の親水性/疎水性 バランスを有するように選択される。さらに、増粘剤系の重量平均HLBは好ま しくは4〜16であり、さらに好ましくは、8〜12である。たとえば、HLB が10の乳化剤40重量%とHLBが15の乳化剤60重量%の増粘剤系のHL Bは13である。 増粘剤系を含む乳化剤は、単一クラスの界面活性剤(たとえば、長鎖ポリエト キシル化アルコール類)から選択することが可能であるが、幾つかの乳化剤クラ スの混合物であることが好ましい。多くの市販の乳化剤は実際に、幾つかの鎖長 の混合物である。たとえば、商業的に供給されるベヘニルアルコールは、事実上 、主としてC22分画とC20分画から成るアルコール類の混合物であるが、検出可 能レベルのC24分画、C18分画およびC16分画が含まれている。このため、本願 明細書に記載の鎖長は、数平均鎖長を指す。さらに、本発明の多様な組成物では 、増粘剤系の成分と考えられるためには、各乳化剤は少なくとも0.05%、さ らに好ましくは0.1重量% の濃度で存在しなければならない。本発明の増粘剤系は、比較的低い総乳化剤濃 度で、高い粘性を実現することができる。増粘剤系として存在する乳化剤の総濃 度は一般に本発明の組成物の約8重量%未満であり、さらに好ましくは約5重量 %未満、さらに好ましくは約4重量%未満、最も好ましくは3重量%未満である 。本願明細書で使用する乳化剤は、乳化剤が製剤中に存在することによって組成 物の粘度が上昇すれば、増粘剤系の一部と考えられる。ある乳化剤によって組成 物の粘度が上昇しなければ、その乳化剤は、下記の皮膚軟化剤または安定化剤と 考えられる。 本発明の高分子増粘剤を実質的に含まない本発明の好ましい組成物は、「溶融 温度」(Tm)を有する。組成物をこの溶融温度よりも高く加熱した場合、組成物 は劇的に粘度を喪失する。本発明の組成物の溶融温度は、室温で高い粘度を維持 するために、25℃より高いことが好ましい。さらに好ましくは、一度皮膚に塗 布されたときに粘度を維持するために、溶融温度は25℃より高い。最も好まし くは、冷蔵せずに輸送および取扱いが可能なために、製剤の溶融温度は40℃よ り高い。増粘剤系は所与の組成物の溶融温度に影響を及ぼす。好ましい溶融温度 を獲得するために、好ましい増粘剤系は環境温で固体である乳化剤を少なくとも 1種含む。好ましくは、結果として得られる組成物の溶融温度を上昇させるため に、増粘剤系の乳化剤はすべて環境温で固体である。 増粘剤系中の乳化剤の構造は、結果として得られる組成物の溶融温度に影響を 及ぼす。好ましい実施態様で、増粘剤系中の少なくとも1種の乳化剤は、結晶構 造を推進することができる。結晶性は、長い直鎖アルキル基によって推進され、 それ故、少なくとも1種の乳化剤が、炭素原子が少なくとも16個、さらに好ま しくは少なくとも18個、最も好ましくは少なくとも20個の飽和直鎖炭化水素 を含むことが好ましい。ある親水性ヘッド基は、会合および結晶化を特に推進す ることが確認されている。適当な結晶性乳化剤としては、アルキルアルコール類 、およびポリエチレングリコールのアルキルエステル類などがある。 乳化剤鎖長は、組成物の溶融温度に影響を及ぼすほかにも、組成物に使用でき るエタノールの最大レベルおよび増粘剤系に必要な乳化剤の濃度を決定する一助 となる。アルコールレベルが高ければ、粘性の安定な乳液の製造に、より長鎖の 乳化剤を必要とする。より高レベルのアルコールは、より低レベルのアルコール よりも、乳化剤を膨潤するか可溶化させる傾向があると考えられる。したがって 、溶融温度を35℃より高く維持するためには、エタノールの濃度が上昇するに つれて、増粘系中の炭化水素の鎖長も長くならなければならない。たとえば、エ タノール:水の比率が60:40のSteareth-2乳化剤を主成分とする増粘剤系を 使用すると、環境温で粘度が約63,000cpsの安定な組成物が生じる。エタ ノール:水の比率が66:34の場合、同じ増粘剤を使用しても安定な組成物は 生じない。C22炭化水素を有するエタノール:水の比率が60:40の類似した 系の粘度は約5,000cpsである。 乳化剤の親水性ヘッド基の性質およびサイズは重要であり、増粘系がもたらす 粘性の安定な系を決定する一助となる。乳化剤のある組み合わせによって、粘性 の安定な乳液が生じる。 理論に縛られるつもりはないが、水素結合のサイズ、電荷および程度は、乳化 剤の相互作用の仕方を決定する重要なパラメーターであると考えられる。 多くの好ましい増粘剤系は、非常に安定な粘弾性組成物を生じることができる 。乳化剤の比率を変えることによって、ほぼ純粋に粘性の組成物から非常に弾性 で繊維質の組成物まで、弾性の程度を調節することができる。皮膚軟化剤を加え る場合、系の弾性を上昇させると安定性が増し、非混和性の皮膚軟化剤の分離を 防止する。しかし、通常、弾性組成物は化粧品らしい製品にならないため、弾性 過剰は好ましくない。少なくとも2種の疎水性成分を含むある乳化剤を加えると 、粘弾性が制限されるが、粘性の安定な組成物を保証することが証明されている 。好ましいクラスの多疎水性成分乳化剤は、実質的に次の構造: を有する第四級アンモニウム塩類であって、 式中、R'およびR"は炭素原子が少なくとも16個の長鎖アルキル炭化水素また はアルケニル炭化水素であり、 R'"は炭素原子が1〜4個の短鎖アルキル基であって、好ましくはメチル またはエチルであり、 R""はR'またはR'"のいずれかと同等であって、好ましくはR'"と同等 であり、 Xはハロゲン、R'''SO3-、R'''SO4-、またはR'''CO2-である。幾つかの好 ましい構造としては、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、塩化ジベヘニル ジメチルアンモニウムおよびジベヘニルジ メチルアンモニウムメトスルフェートなどがあるが、ジベヘニルジメチルアンモ ニウムメトスルフェートがより好ましい構造である。他の適当な多疎水性乳化剤 としては、ジアルキルグリセロールエステル類、ポリグリセロールアルキルエス テル類、エチレングリコールジアルキルエステル類、ポリエチレングリコールジ アルキルエステル類、エチレンジアミンなどのジアミン類のジアルキルアミド類 、ペンタエリトリトールのポリアルキルエステル類およびジアルキル(任意にエ トキシル化した)ホスフェート、およびポリエトキシル化アルキルアルコール類 のアルキルエステル類などがある。 次の乳化剤のクラスを、本発明に使用するのに適した乳化剤の非限定的例とし て提供する。各乳化剤クラスについて、幾つかの好ましい乳化剤の例を提供する 。本発明では、乳化剤は少なくとも1種の補助乳化剤と共に存在して、増粘剤系 となり、安定な粘性組成物を生じなければならない。 1. ポリエトキシル化アルコール類およびエステル類ならびにそれらの誘導体 式中、R6は、N、O、およびSにより利用可能な位置で任意に置換された、炭素 原子が少なくとも16個、好ましくは少なくとも18個、最も好ましくは炭素原 子が少なくとも20個の直鎖または分岐鎖のアルキル炭化水素鎖またはアルケニ ル炭化水素鎖であり、mは0〜200、好ましくは2〜30、最も好ましくは4 〜20であり、pは0または1であり、 用可能な位置で任意に置換された、炭素原子が1〜36個のアルキル基またはア ルケニル基であり、 rは0〜50であり、 R12は、N、O、およびSにより任意に置換された、炭素原子が1〜22個のア ルキル基、アルケニル基またはアラルキル基である。 ポリエトキシル化アルコール類およびエステル類のクラスの好ましい乳化剤の 例は、ICI Americas Inc.,Wilmington,DEからBrij 72として入手可能なSteareth -2、ICIからBrij 76として入手可能なSteareth-10、Barnet Products IncからNi kkol BB-5として入手可能なbeheneth-5、BarnetからNikkol BB-5として入手可能 なbeheneth-10、Petrolite Corp.of Tulsa,OKからUnithox 450として入手可能 なC31アルキル-10EO、およびPetroliteからUnithox 480として入手可能なC31ア ルキル-40 EOなどがある。 2. アルキルアルコールおよびアルケニルアルコール R6-OH 式中、R6は、上述の通りである。 本発明の増粘剤系に有用な好ましいアルキルアルコール乳化剤およびアルケニ ルアルコール乳化剤の非限定的な例としては、Henkel's Emery Division,Cincin nati,OhioからLanette 18として入手可能なステアリルアルコール、HenkelからL anette 22と して入手可能なベヘニルアルコール、CrodaからNovolとして入手可能なオレイル アルコール、Petrolite,Tulsa,OklahomaからUnillin 350として入手可能なC-2 4アルコール、PetroliteからUnilin 425として入手可能なC31アルコール、M.Mic hel and Co.,New York,New YorkからAR-20として入手可能なアラキジルアルコ ールなどがある。 3. 多価アルコール類のエステル類およびエーテル類 式中、tは0〜4であり、各R9はH,CH2OR10,またはC1-C4から互いに無関係に選 択され、好ましくはC1であり、Sは0または1であり、R10は―Hまたは上述の― R2であり、Xは―Hまたは―OR10.である。 エステル類およびエーテル類の例としては、グリセロールモノベヘネート、ペ ンタエリトリトール)ジステアレートおよびグリセロールトリベヘネートなどが あある。 ポリエトキシル化多価アルコール類のエステル類およびエーテル類も有用であ る。たとえば、ポリエトキシル化グリセロールモノステアレート、ポリエトキシ ル化ペンタエリトリトールベヘネート、ポリエトキシル化プロピレングリコール モノステアレートなどがあるが、この限りではない。 4. ソルビタン 脂肪酸エステル 0であり、R6は上述の通りである。 ソルビタンの脂肪酸エステルおよびそのポリエトキシル化誘導体も本発明に有 用な乳化剤の例である。 上記乳化剤のある組み合わせは、本発明の粘性の安定な増粘剤系を形成する幾 つかの好ましい実施態様で有用である。これらの好ましい系を以下に記載する。 乳化剤のある組合せが適当な増粘剤系を提供するかどうかを決定するために、 乳化剤のある組合せを試験することは簡単なことである。スクリーニング方法論 を実施例に記載する。実施例は、安定な乳液を生じるのに必要な混合乳化剤の比 率に関して、ヘッド基サイズが重要なことを例証するものである。 理論に縛られるつもりはないが、本発明の組成物の物理的構造が、乳液の物理 的構造であると考えられる。乳液の古典的定義は、第2の非混和性液体中1液の 安定な分散液である。しかし、前述した通り、本組成物は室温でワックスである 少なくとも1種の乳化剤を使用して形成されることが好ましい。本発明の組成物 は十分に特性化されていないが、第2液相中の、固相、半固相、または液相の粘 性の安定な混合物であると考えられる。ある疎水性皮膚軟化剤を本発明に加える と、疎水性乳化剤および非混和性皮膚軟化剤は、ヒドロアルコール液相中に分散 される「油」すなわち疎水性相を形成する。ヒドロアルコール相は、本願明細書 中で「水」相と呼ばれる。多くの好ましい乳液は幾らか粘弾性であるため、これ らの乳液は選択された乳化剤の結晶化温度未満に冷却されて半晶質ゲル様網状構 造を形成する液晶乳液であると考えられる。ある製剤は、ヒドロアルコール相中 で強く相互に作用する網状構造を形成する単に膨潤した結晶質沈殿(いわゆるコ アゲル相)である可能性もある。本発明の組成物は、これらの構造の組合せとし て存在してもよい。水性系中の液晶およびコアゲル相については、「Applicatio n of Emulsion Stability Theories to Mobile and Semisolid O/W Emulsions」 ,Cosmetics and Toiletries,Vol.101,pp 73-92(1986)、および「Influence of Long Chain Alcohols(or Acids)and Surfactants on the Stability and Con sistencies of Cosmetic Lotions and Creams」,Cosmetics and Toiletries,V ol.92,pp.21-28(1977)に 記載されている。発生する分子会合の正確な種類は、特定された温度における、 増粘剤系を含む乳化剤の極性部分および水素部分の性質、サイズ、物理的状態お よび化学的状態を含め、多くの因子によって左右される。 増粘剤系を提供するために組成物に必要なもの以外の乳化剤を、皮膚軟化剤ま たは安定化剤として加えることが可能である。たとえば、皮膚軟化剤は液晶網状 構造に組込まれると考えられるため、ある皮膚軟化剤は、疎水性領域および親水 性領域も含み、且つ本発明に有用である。これらの乳化剤は、より十分に後述す る通り、組成物の安定性を高める傾向がある。さらに、あるジメチコーンコポリ オール界面活性剤は、皮膚軟化剤を組込む製剤の安定性を実際に改善することが できる。 任意の成分 本発明の組成物は、アルコール、水および増粘際系のほかにも、塩類、皮膚軟 化剤、安定化剤、抗菌薬、芳香剤、治療薬、噴射剤および補足的乳化剤を任意に 含んでもよい。これらの任意の各成分を、各々が最終組成物の特性に対して及ぼ す影響とともに以下で検討する。塩類 本発明の組成物の溶融温度は、塩類を加えることによって上昇させることが可 能である。安定な組成物を維持するためには、塩類の濃度が上昇するにつれて、 乳化剤の比率を変化させることがしばしば必要である。不安定な系を作らず、系 に存在する抗菌薬と相溶性である塩類を選択することが重要である。たとえば、 二グルコン酸クロルヘキシジン(CHG)は、約0.1Mより高い濃度のハロゲ ン化塩類の存在下で急速に沈殿する。したがって、系にCHGが含まれる場合、グ ルコン酸トリエタノールアミンやグルコン酸ナトリウムなどのグルコネートを使 用することが好ましい。安定化剤 安定な組成物は、試料管の長さの中点で測定して2275×gで30分間遠心 分離後、10容量%より多く分離しない組成物である。安定性は、系に存在する 乳化剤および/または皮膚軟化剤の結晶化、皮膚軟化剤の合体、乳化剤等々に起 因する時間依存性であることも認められており、したがって、好ましい組成物は 環境条件下で6ヶ月間静置後、10%より多い分離を示さない。2種類の安定化 剤が本発明に有用である。この中には、(1)乳化剤親水性ヘッド基と複合体を 形成する安定化剤、および(2)乳化剤疎水性テールと会合する安定化剤が含ま れる。ある安定化剤は、両機能を果たす。たとえば、アルキルポリグルコシド類 、モノアルキルグリセリド類、およびポリグリセロールアルキルエステル類など 、ヒドロキシル含有ヘッド基を含む乳化剤は、ホウ素イオンを加えることによっ て「安定化される」と考えられる。理論に縛られるつもりはないが、ホウ素イオ ンは隣接するヘッド基と複合体を形成し、これが疎水性テールを極めて近くに維 持することによって、疎水性テールの会合を高めると考えられる。ステアリル修 飾セルロース誘導体、小麦タンパクなどのステアリル修飾タンパク、ステアリル 修飾コラーゲン等々のペンデント長鎖アルキル基(炭素原子が12個より多い、 好ましくは16個より多い)を含む天然または合成のポリマーは、本発明の組成 物を安定化させることができる。このような添加成分は、本発明の組成物の溶融 温度も上昇させ得る。これらのポリマー中のペンデントアルキル基は、増粘系の 疎水性物質とのVan der Waals 相互作用によって会合し、その結果、結晶構造の安定性を高める。会合性ペンデ ントアルキル鎖を持たない高分子増粘剤も、恐らく連続相の粘度を上昇させるこ とによって、溶融温度を上昇させることが可能である。このような増粘剤の非限 定的な1例は、National Starch of Bridgewater,New Jerseyから入手可能なCel quatTM230Mなどの第四級セルロースである。好ましい実施態様では、National S tarch of Bridgewater,New JerseyからCelquatTM230Mとして入手可能なステアリ ルジアンモニウムヒドロキシプロピルセルロースが安定化剤として加えられる。皮膚軟化剤 皮膚軟化剤は角質層の水分含有量を増加させるように作用するため、一般に皮 膚軟化剤はハンドローションまたは手用製剤に加えられる。一般に、皮膚軟化剤 はその作用に基づいて2つの広いクラスに分類される。第1クラスの皮膚軟化剤 は、閉鎖性バリヤーを形成して、角質層からの水分蒸発を防ぐことによって作用 する。第2クラスの皮膚軟化剤は、角質層に浸透して水と物理的に結合し、蒸発 を防ぐ。第1クラスの皮膚軟化剤は、室温でワックスである化合物と液体の油で ある化合物に細分される。第2クラスの皮膚軟化剤には、水溶性であって、しば しば保湿剤と呼ばれるものが含まれる。 本発明のため、その乳化剤が閉鎖性皮膚軟化剤として機能することができ、且 つ皮膚の状態を維持または改善するのに役立つことが認められていても、増粘剤 系は、加えられる皮膚軟化剤と異なる別個のものと考えられる。乳化剤は、本発 明の好ましい実施態様で加えられ、好ましくは、製剤の約3〜30重量%、さら に好ましくは約4〜20重量%、最も好ましくは約5〜12重量%が含まれる。 本発明の好ましい実施態様で、ワックス皮膚軟化剤と液体皮膚軟 化剤(油および保湿剤)の比率は約5:1〜約1:5であり、さらに好ましくは 約1:3〜3:1である。皮膚軟化剤は、当該技術で周知のクラスのいずれから 選択してもよい。米国特許第4,478,853号およびEPO特許出願第05 22624A1号およびThe Cosmetic,Toiletry,and Fragrance Association,Wa sh.D.C出版(1992)CTFA Cosmetic Ingredient Handbookの「皮膚調整剤Skin Cond itioning agents」「皮膚軟化剤emollients」、「保湿剤humectants」、「その他misc ellaneous」および「閉鎖性occlusive」の一覧表に、有用な皮膚軟化剤の一般的 リストが記載されている。 好ましい実施態様で、皮膚軟化剤は、次の一般皮膚軟化剤、閉鎖性皮膚軟化剤 および保湿剤の非限定的リストから選択される。一般皮膚軟化剤の例としては、 長鎖直鎖または分岐鎖のアルキアルコールルまたはアルケニルアルコールまたは 酸類(C8〜C32)の短鎖アルキルまたはアリールエステル類(C1〜C6)およ びそれらのポリエトキシル化誘導体、-OHにより利用可能な位置で任意に置換さ れたC4〜C12二酸またはジオールの短鎖アルキルまたはアリールエステル類( C1〜C6)、グリセロール、ペンタエリトリトール、エチレングリコール、プロ ピレングリコールのアルキルまたはアリールC1〜C10エステルならびにこれら のポリエトキシル化誘導体およびポリエチレングリコール体、ポリプロピレング リコールのC12〜C22アルキルエステル類またはエーテル類、ポリプロピレング リコール/ポリエチレングリコールコポリマーのC12〜C22アルキルエステル類 またはエーテル類、およびポリエーテルポリシロキサンコポリマーなどがある。 好ましい増粘剤系の多くの乳化剤に加えて、閉鎖性皮膚軟化剤としては、環状ジ メチコーン、直鎖ジメチコーン、ポリジアルキルシロキサン類、ポリアリール/ アルキルシロキンサン類、長直鎖または分岐鎖のアルキルアルコール またはアルケニルアルコールまたは酸類の長鎖(C8〜C36)のアルキルおよび アルケニルエステル類、長直鎖または分岐鎖(C8〜C36)アルキルアミンまた はアルケニルアミンまたは酸類の長鎖(C8〜C36)アルキルおよびアルケニル アミド類、スクアレン、スクアランおよび鉱油などの直鎖および分岐鎖のアルカ ン類およびアルケン類を含む炭化水素類、ホホバ油ポリシロキサンポリアルキレ ンコポリマー、ジアルコキシジメチルポリシロキサン類、ジイソプロピルダイマ ージリノレートなど、OHにより利用可能な位置で任意に置換されたC12〜C22二 酸またはジオールの短鎖アルキルエステルまたはアリールエステル(C1〜C6)、 およびC12〜C22アルキルアルコールおよびアルケニルアルコール、ジイソステ アリルダイマージリノレートなど、OHにより利用可能な位置で任意に置換された C12〜C22二酸またはジオールの長鎖アルキルエステルまたはアリールエステル (C8〜C36)、ラノリンおよびラノリン誘導体、蜜蝋およびその誘導体などがあ る。好ましい保湿剤型皮膚軟化剤の非限定的実施例としては、グリセロール、プ ロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポ リエチレングリコール、ソルビトール、パントテノール、グルコン酸塩などがあ る。 増粘剤系は、本発明の組成物の安定性および総合的な粘稠度の原因であるが、 皮膚軟化剤は組成物の粘度、安定性、および溶融温度にも影響を及ぼす可能性が ある。本発明に1種の皮膚軟化剤を加えてもよく、組成物に2種以上の皮膚軟化 剤を加えてもよい。本発明の製剤に、広範囲の皮膚軟化剤を加えることが可能で ある。水溶性乳化剤と共にワックスおよび油タイプの皮膚軟化剤を使用すること が好ましい。好ましい実施態様では、皮膚軟化剤系は、閉鎖性ワックスおよび油 タイプの皮膚軟化剤に加えて、潤いを与えるが油っぽ くない組成物を達成する濃度で保湿剤を含み、この組成物は、繰り返し使用した ときに皮膚の状態を維持および改善する。理想的には、皮膚軟化剤は、非面皰原 生であって、皮膚刺激または感作反応が全く起こらないように選択される。本発 明の組成物は閉鎖状態で外科手術用手袋の下で使用されるため、このことは特に 重要である。さらに、手袋材料の成分に影響を及ぼさない皮膚軟化剤を選択しな ければならない。たとえば、鉱油やペトロラタムなどの炭化水素皮膚軟化剤は、 外科手術用手袋の引裂強さに悪影響を及ぼす可能性があるため、手術前殺菌剤と して使用される組成物には、これらの皮膚軟化剤を避けなければならない。 理論に縛られたり、制限されたりするつもりはないが、皮膚軟化剤を本組成物 に加えた場合、皮膚軟化剤は4つの異なる領域に存在する可能性がある。皮膚軟 化剤は、(1)溶剤相中に可溶性種として存在する、(2)混合乳化剤ミセル内 または結晶質ゲル網状構造内に乳化小滴として分散されて存在する、(3)混合 乳化剤ミセルまたは結晶質ゲル網状構造に組込まれて存在する、(4)異なる別 個の乳液として存在する。前述した通り、皮膚軟化剤は組成物の溶融温度に影響 を及ぼす可能性がある。溶剤相に溶解できるか分散できるこれらの皮膚軟化剤は 、溶融温度にほとんどまたは全く影響を及ぼさない傾向があり、したがって、好 ましい。これらの皮膚軟化剤には、保湿剤および一般的皮膚軟化剤が含まれる。 最も好ましい一般的皮膚軟化剤は、本質的に水に不溶性であるが、ヒドロアルコ ール溶剤に溶解するものである。これらの皮膚軟化剤は、溶融温度より高くても 依然として溶解でき且つ一様に分散し、室温まで冷却したとき、均質な組成物を 生じるため、やはり好ましい。さらに、これらの皮膚軟化剤は、外科手術用手袋 にほとんど影響を及ぼさないと考えられる。このような一般的皮膚乳化剤は、一 般に炭素原子が約14個 より大きい、好ましくは炭素原子12個より大きくない、最も好ましくは炭素原 子約9個より大きくない、アルキル鎖またはアルケニル鎖を具有しない。 ヒドロアルコール溶剤に不溶性の皮膚軟化剤は、増粘剤の乳化剤と会合し、且 つ/またはミセルまたは結晶質ゲル網状構造に組込まれることが可能である。こ のクラス内の好ましい皮膚軟化剤は極めて疎水性の皮膚軟化剤であり、それは、 疎水性皮膚軟化剤は高い溶融温度を維持する傾向があるためである。たとえば、 ラノリンは、ある増粘剤系の高温粘度を上昇させた。増粘剤系の乳化剤と会合し たり乳化剤を崩壊させたりすることができる皮膚軟化剤は、溶融温度を低下させ る傾向があり、且つ組成物の安定性に影響を及ぼす可能性がある。疎水性物質当 たり炭素原子が約12個より大きいある分岐アルキルエステルは、溶融温度の低 下に特に有効であった。たとえば、トリオクチルドデシルシトレートは、幾つか の系の溶融温度を著しく低下させた。 増粘剤系に組込まれる皮膚剤軟化剤は、溶融温度を低下させる傾向がある。た とえば、laureth-4(Brij 30)は、約1重量%未満の濃度で溶融温度より高い温 度まで加熱されたとき、次第に消減しないため、増粘剤系を組込むようである。 laureth-4は、組成物の溶融温度を低下させる傾向がある。 ヒドロアルコールに不溶性のある皮膚軟化剤は、異なる別個の乳液であると考 えられる物の中に乳化することができる。これらの皮膚軟化剤は、組成物の温度 にほとんど影響を及ぼさない。たとえば、ポリエーテル/ポリシロキサンコポリ マー界面活性剤を使用して、ある環状シリコーン類、ポリシロキサン類およびジ アルコキシポリシロキサン類をヒドロアルコール溶剤類の中に乳化することがで きる。Goldschmidt Chemical Corp.,Hopewell,GA.から入手可能なAbil B88183など、あるポリエーテル/ポリシロキサンコポリマー界面活性剤の存在下 で、DC344(Dow Corning of Midland,Michiganから入手可能)などの環状シリコー ンは、溶融温度より高くても低くても、組成物が一様なままであるように、熱的 に安定な乳液を形成することができる。事実、長鎖ジアルコキシポリシロキサン とポリエーテル/ポリシロキサンコポリマーの組合せは、ある増粘剤系の安定性 を実際に助長した。ジアルコキシポリシロキサンは、増粘剤系ならびにポリエー テル/ポリシロキサンコポリマーと相互に作用すると考えられる。これらの混合 物は次の構造: ジアルコキシジメチコーン類 R-O-Si(CH3)2-O[Si(CH3)2-O]z-Si(CH3)2-OR を有し、 式中Rは炭素原子が14〜50個、好ましくは16〜24個の直鎖アルキル基で あり、 Zは5〜300である。 ポリエーテル/ポリシロキサンコポリマー (CH3)3-Si-O-[Si(CH3)R11-O]z[Si(CH3)R8-O]y-Si(CH3)3 式中 R8は、構造: -R9-O(C2H4O)p(C3H6O)qR10を有するポリエーテル類置換アルキル基であり 、 式中 R9は炭素原子が1〜6個のアルキル基であり、 R10は水素または炭素原子が1〜22個のアルキル基であり、 R11は炭素原子が1〜22個のアルキル基またはフェニル基で ある。 上述の2つの構造に示すように修飾された分岐鎖ポリシロキサンも可能である ことに留意されたい。 次のものは、本発明の増粘/安定性を改善する乳化剤/皮膚軟化剤成分の非限 定的な例である。 a.あるワックス乳化剤/皮膚軟化剤は、特に有用なことが確認され、ミリスチ ルミリステート、セチルパルミテート、ミリスチルステアレート、ステアリルベ ヘネート、ベヘニルイソステアレート、イソステアリルベヘネート、ベヘニルベ ヘネート、ラウリルベヘネート、ベヘニルエルケートなど、固体の蝋様エステル 類を含有する。これらは次式: R1-CO2-R2 有し、式中R1は少なくともC14炭素原子であり、R2は炭素原子が少なくとも4個 のアルキルまたはアルケニルである。 b.融点が23℃より高い多価アルコールの長鎖炭化水素ジエステル類、トリエ ステル類には、グルセロールトリベヘネートおよびトリステアレートなどの固体 エステル類が含まれる。 c.純ラノリン類およびラノリン誘導体(水素化ラノリン)は、優秀な皮膚軟化 性を提供するが、油皮膚軟化剤と併用したとき、乳液の安定性も改善する。 e.ペトロラタムは優秀な皮膚軟化性を提供するが、油皮膚軟化剤と併用したと き、乳液の安定性も改善する。ペトロラタムは油性長鎖炭化水素と蝋様長鎖炭化 水素との混合物である。 f.融点が50℃より高く、分子量が400より大きい微晶質ワックスおよび分 岐鎖炭化水素ワックス。この例としては、数平均分子量が2800の分岐鎖炭化 水素ワックスであり、Petrolite Corp.,Tulsaから入手可能なVybar 103、および やはりPetrolite Corp.,Tulsaから入手可能な微晶質ワックスであるOklahomaお よびUltraflexTMなどがある。 g.酸化ワックスおよび修飾炭化水素ワックスは、本発明で用途を見つけること が可能である。これらは、酸化によって修飾されたワックス類、酸化ワックス類 の塩類、ポリオレフィン類の無水マレイン酸付加物および酸化された合成ワック スまたは石油ワックスのウ ができよう。 h.ポリエチレンの完全に飽和されたホモポリマーまたは様々なアルケンモノマ ーノコポリマーを使用して、分子量が3,000以下であり、融点が130℃未 満であり、溶融粘度が低いポリマーを形成することが可能である。適切なワック スに、Petrolite Corpから入手 芳香剤 組成物は芳香剤を含んでもよい。芳香剤が含まれる場合、一部の芳香剤は皮膚 刺激および/または感作反応を惹起することが判明しているため、芳香剤を注意 深く選択しなければならない。抗菌薬 本発明の組成物中に存在する低級アルコールのほかにも、他の抗菌薬を加えて 本発明の組成物の抗菌作用を強化することが可能である。これは、手術前の手洗 いや手術前の患者の皮膚洗浄代替剤など、重大な用途で特に望ましい。適当な補 足的抗菌薬としては、ポビドン/ヨードなどのヨウ素やその複合形、二グルコン 酸クロルヘキシジン(CHG)などのクロルヘキシジン塩類、パラクロロメタキシ レノール(PCMX)、トリクロサン、ヘキサクロロフェン、リアミシジン(Liamicidi n)、フェノール類、長鎖疎水性物質(C12〜C22)および第四級基を含む界面活 性剤、第四級シラン類、過酸化水素、フェノール類、塩化銀などの銀塩、酸化銀 およびスルファジアジン銀などがある。刺激の可能性を低減し、なお且つ効果を 維持するためには、抗菌レベルを、塗付の6時間後に、最も好ましくは12時間 後に、低い細菌学的カウント維持する最低レベルに調節すべきである。 クロルヘキシジンは長期抗菌効果を保証することができるため、最も好ましい 補足的抗菌剤はクロルヘキシジンである。本発明にクロルヘキシジンを加える場 合、可溶性の塩として存在することが好ましい。二酢酸塩および二グルコン酸ク ロルヘキシジンが好ましい。最も好ましい抗菌薬は二グルコン酸クロルヘキシジ ン(CHG)である。CHGは、好ましくは0.05〜5.0重量%、さらに好ましく は0.1〜3重量%、最も好ましくは0.25〜2重量%で存在する。クロルヘ キシジンはビス(ジグアニド)であり、それ故、非常に塩基性であるため、陰イ オン材料と多様なイオン結合を形成することができる。このような理由で、クロ ルヘキシジン含有組成物の場合、増粘剤系は、非イオン系および/または陽イオ ン系乳化剤を 主成分とすることが好ましい。ある両性イオン性の、極めて不溶性の、すなわち 非沈殿性陰イオン乳化剤も有用である。フォーム 適切な噴射剤を加えることによって、本発明の組成物をエアゾールフォームす なわちムースに調製することが可能である。容器からの適切な噴出を保証してバ ルブの詰まりを防止するように噴射剤を選択しなければならない。噴射剤はクロ ロフルオロカーボン類(CFC)、ヒドロクロロフルオロカーボン類(HCFC)、ヒドロ フルオロカーボン類(HFC)、過フッ素化アルカン類、および低級アルカン類(C1 〜C5)ならびに亜酸化窒素ジメチルエーテルおよび他の溶剤可溶性噴射剤から 選択することができる。好ましい噴射剤はプロパン、ブタン、およびイソブタン などの低級アルカン類であるが、それは、低級アルカン類は粘度を劇的に喪失し て製剤を分散させ易くするるためである。プロパン/イソブタンの70/30混 合物は特に好ましい実施態様である。エアゾール組成物を製造するためには、抗 菌ローションを最初に調製し、圧定挌容器に充填する。都合によっては、充填を 容易にするために、調製品を溶融温度より高い温度まで加熱してもよい。その後 、約2〜30容量%、好ましくは3〜20容量%の圧力下で噴射剤を加える。噴 射剤は、別個の層を形成してもよく、組成物中で乳化されたままであってもよい 。治療成分または有効成分を組込むヒドロアルコール液晶溶液の代替用途 本発明の組成物は、UV吸収剤および油と混合して速乾性日焼け止めを提供する ことができる。過酸化ベンゾイルなどの抗菌薬を製剤に加えることも可能であり 、その製剤はアクネ薬として有用である。 本発明の系は、バリヤー化合物と配合してバリヤークリームやバリヤーローショ ンを形成することも可能である。バリヤー保護を提供するために加えられる材料 としては、おむつかぶれから護るための皮膚バリヤーとして使用する0.1〜6 0%アルジオキサ、アラントイン、酢酸アルミニウム、水酸化アルミニウム、次 硝酸ビスマス、ホウ酸、カラミン(ミクロ細孔)、コレカルシフェロール、ココア 脂、タラ肝油(併用して)、コロイド状オートミール、塩酸システイン、デクスパ ンテノール、ジメチコーン、グリセリンカオリン、ラノリン(併用して)、肝酵母 細胞誘導体、鉱油、ペルーバルサム、ペルーバルサム油、ペトロラタム、タンパ ク加水分解物(1-ロイシン、1-イソロイシン、1-メチオニン、1-フェニルアラニ ン、および1-チロシン)、ラセメチオニン、サメ肝油、重炭酸ナトリウム、イオ ウ、タルク、タンニン酸、デンプン、ビタミンA、白色ペトロラタム、酢酸亜鉛 、炭酸亜鉛および酸化亜鉛などがあるが、この限りではない。 産業上の利用可能性調製方法 本発明の組成物は、様々な技術で調製することが可能である。たとえば、その 方法はしばしば、乳化剤の融点より高い温度で増粘剤系をヒドロアルコール溶剤 に加え、短時間混合して冷却するというほど簡単である。しかし、最高に安定な 組成物を確保するためには、増粘剤の融点より高い温度で限定された時間、成分 を高剪断にかけた(たとえば、ホモジナイズした)後、冷却しながら低剪断混合 を行うことが好ましい。非常に小さい「小滴」サイズを確保できるほど長く、高 剪断下で系を混合しなければならないが、過剰に高い剪断混合は粘度および安定 性の低減を招く。 個々の増粘剤系によって、冷却速度も重要である。ある増粘剤系 は、ホモジナイズしてから徐々に冷却してもよいが、ほとんどの系では急冷が有 益と思われる。 成分を加える順序も系の安定性および粘度に影響を及ぼす可能性がある。一般 に、混合乳化剤と溶剤不溶性皮膚軟化剤を1つの容器内で一緒に溶融するとうま く行く。ヒドロアルコール溶剤および任意の混和性皮膚軟化剤を第2の容器内で 混合する。両成分とも、増粘剤系の溶融温度より高い温度に加熱する。500g 未満の一般的なバッチの場合、熱液体成分を速やかに混合した後、約1〜5分間 ホモジナイズする。未だ粘度が低い間に、中等度の振動を使用して攪拌し、冷却 する。溶融した増粘剤系を溶剤不溶性皮膚軟化剤と一緒に湯(すなわち、溶融温 度より高い温度の湯)に加えた後、高剪断混合を行い、その後、アルコールで希 釈することも可能である。高剪断混合の量および強度、冷却速度、添加の順序な どを含め、加工変数は、当業者により容易に決定される。 試験方法 粘度 以下の実施例で(指示がある場合以外)、粘度は、環境圧下、23℃で、モデル D BrookfieldヘリオパスおよびT形スピンドルB-Fを具備したBrookfield LVDV-I+ 粘度計を使用して測定した。スピンドルおよび速度は、粘度計がその範囲の中 間で作動するように、各個の試料に合せて選択した。すべての試料を23℃で2 4時間平衡化させてから測定した。粘度は、粘度計範囲の20〜80%内、好ま しくは同範囲の30〜70%内に止めながら、可能な最低速度で測定することが 好ましい。あらゆる場合に、試料サイズおよび容器幾何学を、壁効果が全くない ことが保証されるように選択した。 「壁効果」は、容器による影響を受けない粘度を意味し、無限に大 きい容器で測定した粘度と本質的に等しい。このため、粘度がより低い試料は、 より大きなスピンドルに適応させるために、より多量の試料が必要であった。下 表に、様々な試料粘度に好ましいスピンドルを略述する。 各試料の粘度は、ヘリオパスアダプターを使用してスピンドルが移動した最初 のパスで得られた比較的安定な最高示度として測定した。安定性 ローション/クリームにした製剤12mlを15ml目盛り付き遠沈管に入れて、 環境条件で24時間状態調節後、試料の安定性を測定した。この遠沈管をLabofu ge B(Heraeus Sepatech GmbH,Model 2650、ローター2150およびバケツ#2101)内 、3000rpm(試料管の長さの中点で測定したとき2275×g)で遠心分離し た。以下の実施例で、安定性を、分離容量パーセントとして安定性を記録した。溶融温度(Tm) 試料約15gを25cc密閉ガラスバイアルに入れ、このバイアルを水浴に入れ ることにより、溶融温度を測定した。水浴の温度を不連 続に定期的に上昇させ、所与の温度で約1時間後、内容物を検査した。混合物の 粘度が非常に低くなる温度として溶融温度を入手した。実施例および比較例 本発明を例示するために次の実施例を提供するが、本発明の範囲を限定するも のではない。 実施例1 この実施例は、より長い線状アルコールエトキシレートを本発明の組成物に使 用する有用性を示すものである。 全成分をジャーに入れ、溶液を65℃に30分間加熱した後、環境温まで冷却 することにより、次の製剤を調製した。 1 Petrolite Corp.,Tulsa,OK;製造。Unithox 550はC38の炭素鎖長を有する。2 Petrolite Corp.,Tulsa,OK;製造。Unithox 450はC31の炭素鎖長を有する3 0.3rpmで回転するHelipath ViscometerでTCスピンドルを使用して測定し た。 上記の製剤から、長鎖アルキルC31およびC38ポリエトキシル化アルコール類 の有用性がわkる。 実施例2 この例は、疎水性−親水性−疎水性構造を有する乳化剤(X−5175および X−1069)を使用した3成分増粘剤系が本発明の組成物の調製に有用である ことを示すものである。 油相と水層の両者を80℃に加熱することによって、次の乳液を作製した。油 層は、BE−22、BB−5、セチルパルミテート、X−5175、Pripure 37 86およびスクアランで構成されていた。水層は、PEG 600、PEG 900、グリセロー ル、ジメチコーンL45/350、NaClおよび水で構成されていた。次に2相を一緒に 混合し、ホモジナイイズし、組成物を環境温まで冷却した。いったん組成物を冷 却した後は、エタノールを加えて混合物を軽くホモジナイズした。 1 粘度はすべて、Helipath粘度計でTCスピンドルを使用して測定した。2 M.Michel Co.Inc.,New York,NYが製造したベヘニルアルコール。3 Nikko Chemicals Co.,LTD,Tokyo,Japanが製造したBeheneth-54 Henkel Corp.,Hoboken,NJから入手可能5 Unithox 480の酢酸エステル、約C32-(ポリエチレンオキシド)40-アセテート 、Petrolite Corp.,Tulsa,OK製造6 Unichema North America,Chicago,IL.から入手可能なジソプロピルオキシド アセテート7 75% プロピレンオキシドでキャップしたUnithox 420、ほぼ(C31-(PEO)3(PPO )29、Petrolite Corp製造8 ポリエチレングリコール、分子量=9009 ポリエチレングリコール、分子量=60010 ポリジメチルシロキサン、Union Carbide Corp.,Danbury,CT 実施例3 この実施例は、疎水性−親水性−疎水性構造を有する乳化剤(X−5175) を使用した2成分増粘剤系は本発明の組成物の調製に有用であることをを示すも のである。 溶解するまで溶液を65℃に加熱した後、調製品を環境温まで冷却させること によって次の製剤を調製した。 1 Unithox 480のラウリン酸エステル、約C31-(ポリエチレンオキシド)40−ラウ レート、Petrolite Corp.,Tulsa,OK.製造2 Helipath粘度計でTCスピンドルを使用して環境温で測定した。 実施例4 この実施例は、多価アルコールエステル類、エトキシル化脂肪アルコールおよ び脂肪アルコール類は、本発明の組成物の調製に有用な増粘剤系を形成すること を示すものである。この実施例は、粘性の安定な乳液を形成する際にHLBおよ びアルコールレベルが重要なことも示す。 レート類(多価アルコールエステル)、Petrolite Corpから入手 ルキルアルコール)をガラスバイアルに入れ、この混合物を溶融するまで115 ℃に加熱し、渦巻き攪拌して混合することにより、次の製剤を調製した。これを 、70℃に加熱しておいたアルコール水混合液に加えた。この溶液を高速で30 秒間ホモジナイズした後、冷水に浸し、最低速度で1分間ホモジナイズした。こ の調製品を環境温まで冷却して一晩平衡化させてから、粘度および安定性を試験 した。 他に記載がなければ、Helipath ViscometerでTAスピンドルを0.3rpmで使 用して、環境温で粘度を測定した。各製剤15mlを、American Scientific Prod ucts Labofuge B遠心分離機で、3,000rpmで30分間遠心分離し、各製剤の 分離容量%として安定性を測定した。 エタノールの量が増加するにつれて、試料の安定性および粘度は低減した。 実施例5 この実施例は、脂肪アルコールエトキシレート類を主成分とする1種の乳化剤 増粘系は、本発明の組成物の調製に有用な増粘剤系を形成することを示すもので ある。 内容物を4オンスのジャーに入れ、内容物が溶解するまで内容物を65℃に加 熱することによって次の溶液を調製した。透き通った熱溶液を熱から除去し、環 境温まで冷却した。 実施例3に記載の通りに、各試料の分離を試験した。 より高いアルコールレベルを有する処方Bで、炭素18個の鎖は 安定な系を形成しなかったが、エタノールレベルがさらに高い処方Cで、炭素2 2個の鎖は安定な系を形成した。 実施例6 この実施例は、グルコン酸クロルヘキシジンなどの補足的抗菌薬を本発明の製 剤に加え得ることを例証するものである。 清潔な4オンスのジャー内の溶液をオーブン内で65℃に加熱することにより 、次の製剤を調製した。この製剤は、この時点でCHGを含有していなかった。溶 液をいったん環境温まで冷却して増粘した後、水性CHG溶液を加えて混合した。 試料を試験してCHG不活性化レベルを測定し、Stuart Pharmaceuticals,Wi lmington,DEから入手可能な市販の手用製剤 HibiclensTMと比較した。密度1× 108胞子/mlのBacillussubtilus ATCC 6633 0.5mlを溶融した(50℃)寒 天に加えることによって、細菌胞子懸濁液トリプチカーゼ大豆寒天プレートを作 製した。寒天20mlを滅菌ペトリ皿に分注し、寒天を軟化させた。真空源に取付 けた直径4mmのゲルパンチを使用して、寒天プレートにウェルを作った。ミクロ ピペットを使用して、1 試料を加えて各ウェルを満たした。接種したプレートを35℃で一晩インキュベ ートした。各ウェルの阻止域を測定した。阻止域サイズと標準濃度を半対数グラ フ用紙にプロットし、試料中のクリルヘキシジン濃度を標準曲線から算出した。 実施例3に略述した方法で、試料の安定性も試験した。23℃で、ヘリオパス アダプター付Brookfield LVDV-I+粘度計を使用して、下表に記載のrpmで試料の 粘度を測定した。 *測定せず 上記データから、溶液はCHGと相溶性であり、不活性化レベルはCHG含有製品で 一般にみられるものと一致していたことがわかる。 実施例7 この実施例は、本発明の組成物において、様々な鎖長(C16,C18,C20,C22および 〜C24)の線状第一級アルコールを、エチレンオキシド5モルを含むエトキシル化 ベヘニルエーテルと併用することの影響を示すものである。 下表に示した量の成分すべてをジャーに入れることによって各製 剤を調製した。全成分が溶解するまで、このジャーを65℃で1時間加熱した。 融点が高いため、C24第一級アルコールを含有する製剤を65℃でホモジナイズ した。ジャーを60rpmのローラーにのせて回転させ、24時間冷却した。環境 温で、Helipath TC Spindleを使用して、下表に記載のrpmで試料の粘度を測定し た。 1 Nikko Chemicals Co.,LTD,Tokyo,Japanから入手可能なBeheneth-5,(エチ レンオキシド5モルを含むC22)2 Henkel Corp.,Hoboken,NJから入手可能なスチルアルコール(C16)3 Henkel Corp.,Hoboken,NJから入手可能なステアリルアルコール(C16/C18の 配合物4 Henkel Corp.,Hoboken,NJから入手可能なセテアリルアルコール(C18)5 M.Michel Co.Inc.,NY,NYから入手可能なアラカジルアルコール(C20)6 M.Michel Co.Inc.,NY,NYから入手可能なベヘニルアルコール(C22) 7 Petrolite Corp.,Tulsa,OKから入手可能 1種のポリエトキシリ化アルコール乳化剤を含有する試料Aは、安定な組成物 を生成した。C16の長鎖脂肪アルコール(セチルアルコール)およびより長いも のを使用すると、より望ましい粘度を有する試料が生じた(試料B、C、D、E 、F、GおよびH)。 実施例8 この実施例は、様々な鎖長(C16,C18,C20,C22および〜C24)の線状第一級アルコ ールを、beheneth-10またはbeheneth-20のいずれかのポリエトキシル化ベヘニル と併用する影響を示すものである。 全成分を4オンスのジャーに入れることによって、各試料を調製した。成分が 溶融するか溶解するまで、この試料をオーブン内で65℃に加熱した。ジャーを 60rpmのローラーにのせて回転させ、24時間冷却した。 各環境温で、Brookfield粘度計でHelipath TCスピンドルを使用して、下表に 記載のrpmで各試料の粘度を測定した。上記実施例3に略述した通りに、分離を 試験した。 1 Nikko Chemicals Co.,LTD.,Tokyo,Japanから入手可能なBeheneth-102 Nikko Chemicals Co.,LTD.,Tokyo,Japanから入手可能なBeheneth-203 Henkel Corp.,Hoboken,NJから入手可能なセチルアルコール4 Henkel Corp.,Hoboken,NJから入手可能なステアリルアルコール5 M.Michel Co.Inc.,NY,NYから入手可能なアラカジルアルコール6 M.Michel Co.Inc.,NY,NYから入手可能なベヘニルアルコール7 Helipath TC Spindle 8Helipath TA Spindle 上記のデータから、安定な粘性乳液を完成する際に、脂肪アルコールの炭素鎖 長および脂肪アルコールのエトキシル化が重要なことがわかる。たとえば、製剤 B、CおよびDは安定な粘性試料を生成したが、より長いポリエチレンオキシド 鎖を有する乳化剤を含む製剤F、GおよびHは、不安定な組成物を生成した。 実施例7、試料A〜Hはbeheneth-10を使用し、試料F〜Hはbeheneth-20を使 用した。最高レベルのエトキシル化で、試料は安定ではなかった(F〜H)。最低 レベルのエトキシル化(試料A〜H、実施例7)およびC20〜C24アルコール類 (試料F〜H)で最高の結果が得られた。 実施例9 この実施例は、ワックスおよび油皮膚軟化剤が本発明の組成物の粘度に及ぼす 影響を示すものである。全成分をガラスジャーに入れ、全成分が溶解するまで6 5℃に加熱することによって、製剤Aを調製した。ジャーを作業台に置いて環境 温まで冷却させた。製剤Aを使用して製剤BからHまでを調製した。各ジャーに 、A58gと、明記された皮膚軟化剤を入れた。各製剤を65℃に加熱し、軽く ホモジナイズして環境温まで冷却した。 実施例に略述した通りに、各実施例の粘度および安定性を試験した。 試料EおよびFの粘度および安定性の結果から、比較的短鎖の分岐アルコール 類(たとえば、Jarchem Industries Inc.,Newark,N.J.から入手可能なJarcol I-1 6TM C16イソセチルアルコール)は、結果として生じる乳液の粘度および安定性を 低減することがわかる。ベヘニルイソステアレートやラノリンなど、長鎖疎水性 成分を含有すると(試料GおよびH)、イソセチルアルコールなど、分岐 短鎖油の乳液の許容性を有意に改善する。 実施例10 この例は、炭素原子が16個以上のアルキルカルボン酸一価塩類は、補助乳化 剤として本発明に有用なことを示すものである。 下表に略述した処方に従い、全成分を4オンスジャーに入れることによって、 試料を作成した。ジャーにふたをして、全成分が溶解するまで65℃に加熱した 。ジャーを渦巻き攪拌して成分を混合し、熱から外して環境温まで冷却した。表 に記載の通り、粘度を測定した。実施例3に略述した通り、分離試験を行った。 1 TC Helipath Spindleを使用して、環境温、0.3rpmで測定2 TD Helipath Spindleを使用して、環境温、0.3rpmで測定 実施例11 この実施例は、ベヘニルエステルと多価アルコールおよびグリセロールモノベ ヘネートの使用を表すものである。 グリセロールモノベヘネート、Beheneth-5、Unithox 480およびジイソプロピ ルジメレート(油相)を一緒に溶融することによ り、試料を作成した。油相および水層を別々に180°Fに加熱した。水相は、P EG 900、PEG 600、グリセロール、ジメチコーン L45/350、NaClおよび蒸留水で 構成されていた。油相および水相を、ホモジナイズすることにより混合し、環境 温まで冷却した。この混合物にエタノールを加え、生じた混合物を低速で1分間 ホモジナイズした。 1UnithoxTMは、エトキシル化されている線状アルコール(80-85%第一級)である 。数平均分子量は2,250であり、エチレンオキシド含有率は80%である。 Petrolite Corp.,Tulsa,OKから入手可能。2 Union Carbide,Danbury,CT.から入手可能なポリエチレングリコール 9003 Union Carbide,Danbury,CT.から入手可能なポリエチレングリコール 600 実施例12 この例は、油皮膚軟化剤の選択および補助乳化剤濃度に対する高温安定性の感 受性を示すものである。 下表に略述した処方に従って、試料を作製した。製造中、組成物のエチルアル コールは加熱しなかった。ベヘニルアルコール、beheneth-5、Unithox 480、Iso fol 18T18エステル、Pelemol ISB、グリセロールトリイソステアレート、Isofol 24、イソステアレートおよびIsofol 1616から成る油/ワックス相を、PEG 600 、PEG 900、グリセロール、ジメチコーン L45/350およびNaClから成る水層と別 個に加熱した。油/ワックス相も水層も80℃に加熱した。いったん全成分が溶 解したら、油相を水層に加え、その混合物を冷却したからエチルアルコールを加 えた。組成物全体を軽くホモジナイズした。 TCスピンドル付Brookfield Helipath Viscometerを使用して、各試料の粘度を 下表に記載の温度および回転で使用した。40℃または47℃に加熱した後でも 、試料の相分離が確認された。 所与の温度における粘度 実施例13 この実施例は、補助乳化ワックスが、結果として生じる組成物の、環境温およ びより高い温度における粘度を上昇させることを示すものである。油/ワックス /ポリエトキシレートを、水とは別に溶解することにより、試料を作製した.油 相も水層も80℃に加熱し、ホモジナイザーで混合し、冷却した後、エチルアル コールを加えた。 1分岐炭化水素、数平均分子量 2800、Petrolite Corp.,Tulsa,OKから入手可能2 Xttrium Labs,Chicago,Illinoisから入手可能な水中20.48g/ml TC Helipathスピンドルを使用して、環境温、0.3rpmで各試料の粘度を試験 した。結果を下表に略述する。 実施例14 この実施例は、シリコーン補助乳化剤が本発明に有用なことを示すものである 。乳化剤は、ジメチコーン、ポリエチレンオキシドおよびベヘネートエステルの 3ブロックコポリマーである。 油層は、ベヘニルアルコール、beheneth-5、Isofol 2414およびジメチコーン コポリオールホスホベヘネートで構成されていた。水層は、蒸留水とCHGで構成 されていた。水相および油相を別々に80℃に加熱して成分を溶融させ、各々を 渦巻き攪拌して混合した。2相を合せて高速で30秒間ホモジナイズした。 混合物をいったん冷却してエタノールを加えた後、その混合物をホモジナイズ した。試料作製後、TC Helipath Spindlを使用して、0.3rpm、環境温および 30℃で粘度を試験した。結果を下表に示す。 1Xttrium Labs,Chicago,Illinoisから入手可能な水中0.2048g/ml 実施例15 以下に、本発明の好ましい製剤を記載する。 油相は、ベヘニルアルコール、セチルパルミテート、beheneth-5、Unithox 48 0、ジソプロピルジメレートおよびスクアランで構成されていた。油層成分を合 せ、全成分が溶融するまで80℃に加熱した。油層を渦巻き攪拌して溶液を混合 した。水性相は、PEG 900、PEG 600、グリセロール、ジメチコーン L45/350、Na Clおよび蒸留水で構成されていた。水性相成分を合わせて80℃に加熱した。油 層を水性相に加え、結果として生じた混合物を高速で30秒間ホモジナイズした 。ホモジナイズした組成物を環境温まで冷却した。組成物を一度冷却したらエタ ノールを加え、結果として得られた混合物を軽くホモジナイズした。 片手の掌にローション2mlを塗付し、両手に完全にこすりつけることによって 、触覚試験で製剤を最初に評価した。ボランティア5名は、最初に水とIvory液 体石鹸(Procter and Gamble,Cincinnati,Ohio)で洗浄し、各塗付の前に手を 完全に乾かした後、約1時間間隔で1日8回、ローションを塗付した。潜在的な 乾燥の影響を悪化させるために、これを冬期に計5日間繰返した。総合的感触、 油っこさがないこと、保湿、塗付中の滑らかさ、および洗浄中の感触を含め、調 査した化粧品カテゴリーのすべてで、ローションは肯定的に評価された。 実施例16:増粘剤系を含有するポリグリセリルエステル 増粘剤系と溶剤を別々のジャー内で75℃に加熱し、溶剤を増粘剤に急激に加 え、激しく振盪し、10〜15℃の水浴中に浸しながらオーバーヘッドスターラ ーで10分間攪拌することにより、次の組成物を作製した。Tmを上述の通りに 測定した。 1Decaglyn 1-S = デカグリセロールモノステアレート、Barnet of Paterson,NJ .2 Polyaldo 10-1-S =デカグリセロールモノステアレート、Lonza of Fairlawn,N J.3 Brij 76 = steareth-10,Wilmington、ICI Surfactants of Wilmington, DE4 Lanette 22=ベヘニルアルコール、Henkel Corp.of Hoboken,NJ5 Lanette 18=ステアリルアルコール、Henkel Corp.of Hoboken,NJ.6 Incroquat DBM90 = ジベヘニルジメチルアンモニウムメトスルフェート、Croda Inc.Parsippany,NJ.7 Kemester 9022= メチルベヘネート、Witco,Humko Chemical Div. of Memphis, TN8 Promyristyl PM-3 = PPG-3 ミリスチルエーテル、Croda of Parsippany,NJ.9 Arcol PPG-425 = ポリプロピレグリコール、MW = 約450,Arcol Chemical Co.10 Procetyl 50 = PPG-50 セチルエーテル、Croda Inc. 試料AおよびBは均質で粘性且つ半透明なクリームであった。試料Cは、類似 していたが、粘度がより高く幾らか真珠光沢があった。試料DおよびEは、均質 で粘性且つ半透明でほとんどゲル様の組成物であった。試料AおよびBのTm値 から、Promyristyl PM3皮膚軟化剤は製剤の溶融温度を低下させることがわかる 。試料Eの感触はかなり良かったが、僅かに粘着性であった。比較例17〜21 米国特許第4,956,170号(「170号特許」)の実施例の組成物の無ポ リマーの粘度を本発明のものと比較するために、「170号特許」に必要であっ た高分子増粘剤を省いたこと以外は「170号特許」に教示の組成物および方法 に従って試料を作製した。これらの比較例から、「170号特許」に開示されて いる組成物および手順では、組成物から高分子増粘を省くと、所望の組成物が生 じないことがわかる。比較例17 (ACRITAMER 940およびJAGUAR HP-120を含まない米国特許第4,95 6,170号の実施例1) 4オンスのガラスジャーに、エタノールおよびイソプロピルパルミテートを加 えた。このジャーを渦巻き攪拌して成分を溶解させた。第2の4オンスのガラス ジャーに水を加え、続いてDow Corning 225 流体、グリセリン、ペトロラタム、 セチルアルコールおよびミリスチルアルコールを加えた。ジャーおよびその内容 物を、全成分が液化するまで、58℃に加熱した。次に、第2ジャーにBRIJ 58 を加えた。第2ジャー内の溶液を58℃に加熱し、1インチ平方のホールヘッド を具備するSilverson Homogenizerを使用して高速で30秒間ホモジナイズした 。ジャーにふたをし、内容物が環境温に達するまで冷流水で冷却した。水性相に アルコール溶液を加え、生じた溶液を低速で30秒間ホモジナイズした。 エタノールを加える前の溶液の粘度は高く、ほとんどゲル化していた。いった んエタノールを加えると、製剤は不安定になって分離し、白色の凝集が浮遊した り容器の壁に付着した。比較例18 (ACRITAMER 940およびJAGUAR HP-120を含まない米国特許第4,95 6,170号の実施例2) 4オンスのガラスジャーに、エタノールおよびイソプロピルパルミテートを加 えた。このジャーを渦巻き攪拌して成分を溶解させた。第2の4オンスのガラス ジャーに水を加え、続いてDowCorning 225流体、グリセリン、ペトロラタム、お よびステアリルアルコールを加えた。ジャーおよびその内容物を、全成分が液化 するまで、66℃に加熱した。次に、第2ジャーにBRIJ 58を加えた。第2ジャ ー内の溶液を66℃に加熱し、1インチ平方のホールヘッドを具備するSilverso n Homogenizerを使用して高速で30秒間ホモジナイズした。ジャーにふたをし 、内容物が環境温に達するまで冷流水で冷却した。水性相にアルコール溶液を加 え、生じた溶液を低速で30秒間ホモジナイズした。 アルコールを加える前は、組成物は粘度の低い白色の溶液であった。いったん エタノールを加えると、製剤は不安定になって分離し、白色の凝集が浮遊したり 、底に沈んだり、容器の壁に付着し たりした。比較例19 (ACRITAMER 940芳香剤および色素を含まない米国特許第4,956 ,170号の実施例5) 4オンスのジャーに、水、ペトロラタム、イソプロピルパルミテートおよびBR IJ 721を加えた。全成分が液化するまでジャーを58℃に加熱した。1インチ平 方のホールヘッドを具備するSilverson Homogenizerを使用して高速で30秒間 、溶液をホモジナイズした。ジャーにふたをし、内容物が環境温に達するまで冷 流水で冷却した。アルコール溶液を水性相に加え、生じた溶液を低速で30秒間 ホモジナイズした。 アルコールを加える前は、材料は低粘度の溶液であった。いったんアルコール を加えると、製剤は分離し、白色の凝集容器の壁に付着した。比較例20 (ACRITAMER 940および芳香剤を含まない米国特許第4,956,1 70号の実施例1) 4オンスのガラスジャーに、水、イソプロピルパルミテート、Dow Corning 22 5流体、グリセリン、ペトロラタム、BRIJ 58およびステアリルアルコールを加え た。ジャーおよびその内容物を、全成分が液化するまで、77℃に加熱した。1 インチ平方のホールヘッドを具備するSilverson Homogenizerを使用して高速で 30秒間、ジャー内の溶液をホモジナイズした。ジャーにふたをし、内容物が環 境温に達するまで冷流水で冷却した。水性相にアルコール溶液を加え、生じた溶 液を低速で30秒間ホモジナイズした。 エタノールを加える前の溶液の粘度は高く、ほとんどゲル化していた。いった んエタノールを加えると、製剤は不安定になって分離し、白色の凝集が浮遊した り、底に沈んだり、容器の壁に付着したりした。比較例21 (ACRITAMER 940を含まない米国特許第4,956,170号の実施 例21) 4オンスのガラスジャーに、水、イソプロピルパルミテート、Dow Corning 22 5流体、ペトロラタム、セチルアルコール、ミリスチルアルコールおよびBRIJ 58 を加えた。ジャーおよびその内容物を、全成分が液化するまで、66℃に加熱し た。1インチ平方のホールヘッドを具備するSilverson Homogenizerを使用して 高速で30秒間、ジャー内の溶液をホモジナイズした。ジャーにふたをし、内容 物が環境温に達するまで冷流水で冷却した。水性相にアルコール溶液を加え、生 じた溶液を低速で30秒間ホモジナイズした。 エタノールを加える前の溶液の粘度は高く、ほとんどゲル状態であった。いっ たんエタノールを加えると、製剤は不安定になって分離し、白色の凝集が浮遊し たり容器の壁に付着したりした。 比較例22および23 米国特許第5,167,950号(「950号」特許)に教示の 組成物および方法に従って試料を作製した。「950号」特許の実施例組成物の 無ポリマーローションの粘度と、本発明のものとを比較するために、「950号 」特許に必要であった高分子増粘剤および噴射剤を省いたこと以外は、下記の「 950号」特許に従って比較例試料を作製した。これらの比較例から、所望の粘 度を達成するためには、比較的高濃度の短鎖乳化剤が必要なことがわかる。さら に、これらの比較例試料の粘度は、時間が経過すると安定になるようである。 比較例22(Carbomer 951、トリエタノールアミンおよび芳香剤を含まない米国 特許第5,167,950号の実施例7) 8オンスのガラスジャーに、エタノールと水を加えて一緒に混合し、60℃に 加熱した。Ritapro 300、Brij 72およびBrij 721を加え、ワックスが溶融するま で内容物を60℃に維持した。混合物を攪拌し、環境温まで冷却した。粘度を時 間の関数として測定した。粘度は、ヘリオパスアダプター付Brookfield LVDV-I+ およびスピンドルT-Cを使用して測定した。スピンドルの速度は下記の通りであ った。 試料は、増粘剤系中に5重量%の乳化剤を含んでいたが、この製剤の初期粘度は 僅か29,190cpsであった。 比較例23(Carbomer 951、トリエタノールアミンおよび芳香剤を含まない米国 特許第5,167,950号の実施例15) 8オンスのガラスジャーに、エタノールと水を加えて一緒に混合し、60℃に 加熱した。Ritapro 300、およびLactodan P22を加え、ワックスが溶融するまで 内容物を60℃に維持した。混合物を攪拌し、環境温まで冷却した。粘度を時間 の関数として測定した。粘度は、ヘリオパスアダプター付Brookfield LVDV-I+お よびスピンドルT-Cを使用して測定した。スピンドルの速度は下記の通りであっ た。 この製剤の粘度は急速に低下し、19日後に初期値の僅か29.6%に低下し た。 特許法に従って、好ましい重量の割合、処理条件、および生成物の使用法を提 供したが、本発明の範囲はこれに限定されたり、またこれによって限定されるも のではない。本発明の様々な修正および変更は、本発明の範囲および精神から逸 脱することなく、当業者に明白になるであろう。本願に記載の実施例は、組成物 のタイプ、量および比率を変化させる可能性、ならびに本発明の製剤の製造方法 の例示である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CZ, DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE,HU,I S,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LK,LR ,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN, MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,S D,SE,SG,SI,SK,TJ,TM,TR,TT ,UA,UG,UZ,VN (72)発明者 スコルズ,マシュー ティー. アメリカ合衆国,ミネソタ 55133−3427, セントポール,ピー.オー.ボックス 33427 (72)発明者 チャーペンティア,ジル アール. アメリカ合衆国,ミネソタ 55133−3427, セントポール,ピー.オー.ボックス 33427

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.a)重量比が約35:65〜100:0の低級アルコールおよび水と、 b)少なくとも0.05重量%で存在する少なくとも1種の乳化剤を含む 少なくとも0.5重量%から8重量%までの間の増粘剤系であって、前記乳化剤 は無ポリマー状態での組成物が23℃で少なくとも4,000センチポアズの粘 度を有するように、選択され、前記乳化剤は疎水基を少なくとも1個と親水基を 少なくとも1個含み、 (i)前記疎水基は、炭素原子が少なくとも16個のアルキル基、炭素 原子が少なくとも16個のアルケニル基、または炭素原子が少なくとも20個の アラルキル基またはアラルケニル基を含み、 (ii)前記親水基は、エチレンオキシド2〜150モル/疎水性物質モ ルを有する前記疎水性物質にエーテル結合またはエステル結合により結合したポ リエチレングリコール、エチレンオキシドとプロピレンオキシドを加えて2〜1 50モル/疎水性物質モルを有し、且つ任意に炭素原子が1〜38個のアルキル 基またはアルケニル基または炭素原子が6〜38個のアラルキル基を末端とする ポリエチレングリコール/ポリプロピレングリコールコポリマー、アルコール、 多価アルコール類、ならびにソルビタンおよび疎水性物質モル当たり2〜150 モルのアルキレンオキシド単位を有するソルビタンのポリアルキレンオキシド誘 導体、ならびにこれらの基の混合物を含む 増粘剤系と を含むヒドロアルコールローション。 2.前記組成物は、2275×gで30分間遠心分離したとき、約10容量% より多く分離しない請求項1の組成物。 3.前記組成物は約0.75〜約5重量%の増粘剤系を含む請求項1に記載の 組成物。 4.a)重量比が約35:65〜100:0の低級アルコールおよび水と、 b)少なくとも0.05重量%で存在する少なくとも1種の乳化剤を含む 少なくとも0.5重量%から8重量%までの間の増粘剤系であって、前記乳化剤 は無ポリマー状態での組成物が23℃で少なくとも4,000センチポアズの粘 度を有するように、選択され、前記乳化剤は疎水基を少なくとも1個と親水基を 少なくとも1個含み、 (i)前記疎水基は、炭素原子が少なくとも16個のアルキル基、炭素 原子が少なくとも16個のアルケニル基、または炭素原子が少なくとも20個の アラルキル基またはアラルケニル基を含み、 (ii)前記親水基は、エチレンオキシド2〜150モル/疎水性物質モ ルを有する前記疎水性物質にエーテル結合またはエステル結合により結合したポ リエチレングリコール、エチレンオキシドとプロピレンオキシドを加えて2〜1 50モル/疎水性物質モルを有し、且つ任意に炭素原子が1〜38個のアルキル 基またはアルケニル基または炭素原子が6〜38個のアラルキル基を末端とする ポリエチレングリコール/ポリプロピレングリコールコポリマー、アルコール、 多価アルコール類、ならびにソルビタンおよび疎水性物質モル当たり2〜150 モルのアルキレンオキシド単位を有するソルビタンのポリアルキレンオキシド誘 導体、ならびにこれらの基の混合物を含む 増粘剤系と c)前記増粘剤系は、炭素原子が少なくとも22個の疎水性物質数平均鎖 長を有する ことを特徴とする請求項1のヒドロアルコールローション。 5.前記増粘剤系は諸乳化剤を含み、前記増粘剤系は重量平均親水性/疎水性 バランスが約8〜12である請求項1の組成物。 6.抗菌薬をさらに含む請求項1に記載の組成物。 7.前記抗菌薬は、CHG、ヨウ素、トリクロサンおよびPCMXから成る群から 選択される請求項6に記載の組成物。 8.少なくとも1種の皮膚軟化剤を更に含む請求項1に記載の組成物。 9.前記皮膚軟化剤は諸油または諸保湿剤を含む請求項8に記載の組成物。 10.前記粘度は少なくとも50,000センチポアズである請求項1に記載 の組成物。 11.前記組成物はポリエトキシル化アルコールおよびアルキルアルコールを 含む請求項1に記載の組成物。 12.前記増粘剤系は、ポリエトキシル化アルコールおよび炭素原子が少なく とも20個のアルキル鎖長を有するアルコールを含む請求項1に記載の組成物。 13.a)少なくとも1種の乳化剤を含む増粘剤系を調製する工程であって、 前記乳化剤は少なくとも0.05重量%で組成物中に存在し、前記乳化剤は、前 記組成物が補助増粘剤を含まないとき前記組成物が23℃で4,000センチポ アズの粘度を有するように選択され、前記乳化剤は疎水基を少なくとも1個と親 水基を少なくとも1個含み、 (i)前記疎水基は、炭素原子が少なくとも16個のア ルキル基、炭素原子が少なくとも16個のアルケニル基、または炭素原子が少な くとも20個のアラルキル基またはアラルケニル基を含み、 (ii)前記親水基は、疎水性物質モル当たりエチレンオキシド2〜15 0モルを有する前記疎水性物質にエステル結合またはエーテル結合により結合し たポリエチレングリコール、疎水性物質モル当たりエチレンオキシド2〜150 モル/を有し、且つ任意に炭素原子が1〜38個のアルキル基またはアルケニル 基または炭素原子が6〜38個のアラルキル基を末端とするポリエチレングリコ ール/ポリプロピレングリコールコポリマー、アルコール、多価アルコール類、 ならびにソルビタンおよび疎水性物質モル当たり2〜150モルのアルキレンオ キシド単位を有するソルビタンのポリアルキレンオキシド誘導体、ならびにこれ らの基の混合物を含む増粘剤系を調製する工程と、 b)前記増粘剤系とヒドロアルコール溶剤を、前記増粘剤系を溶融するの に十分な温度で混合する工程であって、前記ヒドロアルコール溶剤は、低級アル コールおよび水を約35:65〜100:0の重量比で含む工程と を含む請求項1に記載の安定なヒドロアルコール組成物を調製する方法。 14.a)少なくとも1種の乳化剤を含む増粘剤系を加熱する工程であって、 前記乳化剤は少なくとも0.05重量%で存在し、前記乳化剤は、補助増粘剤を 含まない前記組成物が23℃で少なくとも4,000センチポアズの粘度を有す るように選択され、前記乳化剤は疎水基を少なくとも1個と親水基を少なくとも 1個有し、 (i)前記疎水基は、炭素原子が少なくとも16個のアルキル基、 炭素原子が少なくとも16個のアルケニル基、また は炭素原子が少なくとも20個のアラルキル基またはアラルケニル基を含み、 (ii)前記親水基は、疎水性物質モル当たりエチレンオキシド単位 2〜150モルを有する前記疎水性物質にエーテル結合またはエステル結合によ り結合したポリエチレングリコール、疎水性物質モル当たりエチレンオキシド単 位とプロピレンオキシド単位を加えて2〜150モルを有し、且つ任意に炭素原 子が1〜38個のアルキル基またはアルケニル基または炭素原子が6〜38個の アラルキル基を末端とするポリエチレングリコール/ポリプロピレングリコール コポリマー、および/または多価アルコール類のエステル類およびエーテル類お よびそれらのポリエトキシル化誘導体、ならびにソルビタンおよびポリエトキシ ル化ソルビタン、ならびにこれらの基の組合せを含む 増粘剤系を加熱する工程と、 b)前記増粘剤系を、増粘剤系を溶融するのに十分な温度に加熱する工程 と、 c)水溶液を、その溶融温度よりも高い温度まで加熱する工程と、 d)前記増粘剤系と前記水溶液を混合する工程と、 e)低級アルコールを前記混合物に加える工程であって、 前記組成物中の前記アルコールと水の重量比は約35:65〜100:0である 工程と を含む請求項1に記載の安定なヒドロアルコール組成物を調製する方法。
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