JPH11264396A - 送風機 - Google Patents
送風機Info
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- JPH11264396A JPH11264396A JP10069630A JP6963098A JPH11264396A JP H11264396 A JPH11264396 A JP H11264396A JP 10069630 A JP10069630 A JP 10069630A JP 6963098 A JP6963098 A JP 6963098A JP H11264396 A JPH11264396 A JP H11264396A
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- JP
- Japan
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- axial flow
- blower
- axial
- stationary blade
- motor
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04D—NON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04D19/00—Axial-flow pumps
- F04D19/007—Axial-flow pumps multistage fans
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04D—NON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04D29/00—Details, component parts, or accessories
- F04D29/40—Casings; Connections of working fluid
- F04D29/52—Casings; Connections of working fluid for axial pumps
- F04D29/54—Fluid-guiding means, e.g. diffusers
- F04D29/541—Specially adapted for elastic fluid pumps
- F04D29/542—Bladed diffusers
- F04D29/544—Blade shapes
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Geometry (AREA)
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 中風量で中静圧が得られ、しかも低騒音で小
型化の可能な低コストの送風機を得る。 【解決手段】 円筒状のケーシング2内に複数の取付足
3により支持された両軸モーター4の回転軸の両側にそ
れぞれ同一形状の前段と後段の二個の軸流羽根車5,6
を装着し、各取付足3に前段の軸流羽根車5による旋回
流を整流する静翼17,18を設ける。
型化の可能な低コストの送風機を得る。 【解決手段】 円筒状のケーシング2内に複数の取付足
3により支持された両軸モーター4の回転軸の両側にそ
れぞれ同一形状の前段と後段の二個の軸流羽根車5,6
を装着し、各取付足3に前段の軸流羽根車5による旋回
流を整流する静翼17,18を設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ダクト系を有する
換気送風装置や空調装置における送風機能の主体となる
送風機に関するものである。
換気送風装置や空調装置における送風機能の主体となる
送風機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記この種の送風機において、中風量で
中静圧の用途では斜流ファンがよく用いられている。し
かしながら、斜流ファンの羽根車は、吸込口から下流に
向って円錐状に拡がる形態であるため、送風機の本体は
接続するダクトの径に対して大きくなり、小型化を図り
難い。一方、小型化を推進すべく特開平7―11969
3号公報や特開平9―49500号公報に示されている
ように、円筒状のケーシング内に軸流羽根車を組込んだ
送風機も開発されている。しかし、斜流ファンと同程度
の静圧を得るには、特開平9―49500号公報に示さ
れているように羽根車に工夫を講じるか、騒音が問題と
なるものの羽根車の回転数を上げなければならない。面
倒な羽根車の構成を採らずに、高静圧で小型の軸流式の
送風機も開発されている。これは、二重反転式とも称さ
れ、互いに逆向きに回転する二個の軸流羽根車を円筒形
のケーシングに配置したものである。
中静圧の用途では斜流ファンがよく用いられている。し
かしながら、斜流ファンの羽根車は、吸込口から下流に
向って円錐状に拡がる形態であるため、送風機の本体は
接続するダクトの径に対して大きくなり、小型化を図り
難い。一方、小型化を推進すべく特開平7―11969
3号公報や特開平9―49500号公報に示されている
ように、円筒状のケーシング内に軸流羽根車を組込んだ
送風機も開発されている。しかし、斜流ファンと同程度
の静圧を得るには、特開平9―49500号公報に示さ
れているように羽根車に工夫を講じるか、騒音が問題と
なるものの羽根車の回転数を上げなければならない。面
倒な羽根車の構成を採らずに、高静圧で小型の軸流式の
送風機も開発されている。これは、二重反転式とも称さ
れ、互いに逆向きに回転する二個の軸流羽根車を円筒形
のケーシングに配置したものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の軸
流羽根車による送風機において、特開平9―49500
号公報に示されているものでは、羽根車の製作が面倒で
ありコストが高く就く。また、二重反転式と称されるも
のは、回転方向の異なる二個の軸流羽根車とモーターが
必要であり、やはりコストが高く就くといった問題点が
ある。
流羽根車による送風機において、特開平9―49500
号公報に示されているものでは、羽根車の製作が面倒で
ありコストが高く就く。また、二重反転式と称されるも
のは、回転方向の異なる二個の軸流羽根車とモーターが
必要であり、やはりコストが高く就くといった問題点が
ある。
【0004】本発明は、上記した従来の問題点を解消す
るためになされたもので、その課題とするところは、中
風量で中静圧が得られ、しかも低騒音で小型化の可能な
低コストの送風機を得ることである。
るためになされたもので、その課題とするところは、中
風量で中静圧が得られ、しかも低騒音で小型化の可能な
低コストの送風機を得ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を達成するため
に請求項1の発明は、円筒状のケーシング内に複数の取
付足により支持された両軸モーターの回転軸の両側にそ
れぞれ同一形状の前段と後段の二個の軸流羽根車を装着
し、各取付足に前段の軸流羽根車による旋回流を整流す
る静翼を設ける手段を採用する。
に請求項1の発明は、円筒状のケーシング内に複数の取
付足により支持された両軸モーターの回転軸の両側にそ
れぞれ同一形状の前段と後段の二個の軸流羽根車を装着
し、各取付足に前段の軸流羽根車による旋回流を整流す
る静翼を設ける手段を採用する。
【0006】前記課題を達成するために請求項2の発明
は、請求項1に係る前記手段における静翼を、取付足の
前段の軸流羽根車側に設ける手段を採用する。
は、請求項1に係る前記手段における静翼を、取付足の
前段の軸流羽根車側に設ける手段を採用する。
【0007】前記課題を達成するために請求項3の発明
は、請求項1又は請求項2に係る前記手段における静翼
を、取付足の後段の軸流羽根車側に設ける手段を採用す
る。
は、請求項1又は請求項2に係る前記手段における静翼
を、取付足の後段の軸流羽根車側に設ける手段を採用す
る。
【0008】前記課題を達成するために請求項4の発明
は、請求項1〜請求項3までのいずれかに係る前記手段
における静翼を、各軸流羽根車の回転方向と逆向きに傾
斜させる手段を採用する。
は、請求項1〜請求項3までのいずれかに係る前記手段
における静翼を、各軸流羽根車の回転方向と逆向きに傾
斜させる手段を採用する。
【0009】前記課題を達成するために請求項5の発明
は、請求項1〜請求項4までのいずれかに係る前記手段
における静翼と取付足とを一体に構成する手段を採用す
る。
は、請求項1〜請求項4までのいずれかに係る前記手段
における静翼と取付足とを一体に構成する手段を採用す
る。
【0010】前記課題を達成するために請求項6の発明
は、請求項5に係る前記手段における、静翼と取付足を
全て同一寸法形状で構成する手段を採用する。
は、請求項5に係る前記手段における、静翼と取付足を
全て同一寸法形状で構成する手段を採用する。
【0011】前記課題を達成するために請求項7の発明
は、請求項1〜請求項6までのいずれかに係る前記手段
における静翼の任意の断面における翼の弦長と、一つの
静翼の前縁と、隣接する静翼の前縁との間隔の比である
節弦比を0.9〜1.1の範囲に構成する手段を採用す
る。
は、請求項1〜請求項6までのいずれかに係る前記手段
における静翼の任意の断面における翼の弦長と、一つの
静翼の前縁と、隣接する静翼の前縁との間隔の比である
節弦比を0.9〜1.1の範囲に構成する手段を採用す
る。
【0012】前記課題を達成するために請求項8の発明
は、請求項1〜請求項7までのいずれかに係る前記手段
における静翼の枚数と、軸流羽根車の羽根枚数を互いに
素の関係に構成する手段を採用する。
は、請求項1〜請求項7までのいずれかに係る前記手段
における静翼の枚数と、軸流羽根車の羽根枚数を互いに
素の関係に構成する手段を採用する。
【0013】前記課題を達成するために請求項9の発明
は、請求項1〜請求項8までのいずれかに係る前記手段
における取付足の内径端側に、両軸モーターを固定する
モーター固定部を設け、このモーター固定部を中央にモ
ーター挿入穴と、これを囲む取付足固定部とを備えた構
成とし、モーター固定部を取付足固定部の自由端側を後
段の軸流羽根車側に向けて取付ける手段を採用する。
は、請求項1〜請求項8までのいずれかに係る前記手段
における取付足の内径端側に、両軸モーターを固定する
モーター固定部を設け、このモーター固定部を中央にモ
ーター挿入穴と、これを囲む取付足固定部とを備えた構
成とし、モーター固定部を取付足固定部の自由端側を後
段の軸流羽根車側に向けて取付ける手段を採用する。
【0014】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図面に
基づいて説明する。図1〜図11に示すこの実施の形態
の送風機は、図3に示すように天井裏の空間等に垂下さ
せたアンカーボルト1に吊り固定され、ダクト系を有す
る換気送風装置や空調装置における送風機能の主体を構
成するものであり、図1に示すように円筒状のケーシン
グ2内に八個の取付足3により支持された両軸モーター
4の回転軸の両側にそれぞれ同一形状の前段と後段の二
個の軸流羽根車5,6が装着された構成である。ケーシ
ング2の両端には、吸込口7と吹出口8を構成する小径
の接続口部品9が嵌め装着され、ダクト(図示しない)
を接続口部品9に外嵌合して換気送風装置や空調装置の
ダクト系が構成される。各接続口部品9のケーシング2
への嵌合部の段差部にはケーシング2の中心線を横切る
水平面に取付面10が臨むようにアンカーボルト1に吊
り固定するための取付金具11が対向位置に二個ずつ取
付けられている。ケーシング2の外側部には図2に示す
ように電源接続するための端子台12が取付けられてい
る。端子台12は着脱可能のカバー13で充電部が被蓋
されて端子台部として構成され、その中心は狭隘な天井
裏等の空間に設置する際に邪魔にならないようにケーシ
ング2の中心線を横切る水平面におかれている。
基づいて説明する。図1〜図11に示すこの実施の形態
の送風機は、図3に示すように天井裏の空間等に垂下さ
せたアンカーボルト1に吊り固定され、ダクト系を有す
る換気送風装置や空調装置における送風機能の主体を構
成するものであり、図1に示すように円筒状のケーシン
グ2内に八個の取付足3により支持された両軸モーター
4の回転軸の両側にそれぞれ同一形状の前段と後段の二
個の軸流羽根車5,6が装着された構成である。ケーシ
ング2の両端には、吸込口7と吹出口8を構成する小径
の接続口部品9が嵌め装着され、ダクト(図示しない)
を接続口部品9に外嵌合して換気送風装置や空調装置の
ダクト系が構成される。各接続口部品9のケーシング2
への嵌合部の段差部にはケーシング2の中心線を横切る
水平面に取付面10が臨むようにアンカーボルト1に吊
り固定するための取付金具11が対向位置に二個ずつ取
付けられている。ケーシング2の外側部には図2に示す
ように電源接続するための端子台12が取付けられてい
る。端子台12は着脱可能のカバー13で充電部が被蓋
されて端子台部として構成され、その中心は狭隘な天井
裏等の空間に設置する際に邪魔にならないようにケーシ
ング2の中心線を横切る水平面におかれている。
【0015】両軸モーター4は、図4,5,6に示すよ
うにケーシング2の中心に向って周方向に等間隔に配置
された八個の板金製の取付足3の内径端側に取付けられ
た八角形の筒状に形成されたモーター固定部14に対し
て取付けられている。このモーター固定部14は板金製
で、中央に両軸モーター4を挿通し固定するためのモー
ター挿入穴15と、これを囲む八片の取付足固定部16
とを備え、取付足固定部16の自由端側が後段の軸流羽
根車6側に向くように取付けられている。各取付足3の
前段の軸流羽根車5側と後段の軸流羽根車6側にはそれ
ぞれ前段の静翼17と後段の静翼18が一体成形されて
いる。前段の静翼17と後段の静翼18を備えた各取付
足3は全て同一寸法形状の一種類の部品で構成され、前
段の静翼17も後段の静翼18もともに各軸流羽根車
5,6の回転方向Aとは図8に示すように逆向きの傾斜
が付けられている。前段の静翼17及び後段の静翼18
は、図9に示すようにその任意の断面における翼の弦長
Lと、一つの静翼17,18の前縁と、隣接する静翼1
7,18の前縁との間隔Tの比である節弦比が0.9〜
1.1の範囲になるように構成されている。
うにケーシング2の中心に向って周方向に等間隔に配置
された八個の板金製の取付足3の内径端側に取付けられ
た八角形の筒状に形成されたモーター固定部14に対し
て取付けられている。このモーター固定部14は板金製
で、中央に両軸モーター4を挿通し固定するためのモー
ター挿入穴15と、これを囲む八片の取付足固定部16
とを備え、取付足固定部16の自由端側が後段の軸流羽
根車6側に向くように取付けられている。各取付足3の
前段の軸流羽根車5側と後段の軸流羽根車6側にはそれ
ぞれ前段の静翼17と後段の静翼18が一体成形されて
いる。前段の静翼17と後段の静翼18を備えた各取付
足3は全て同一寸法形状の一種類の部品で構成され、前
段の静翼17も後段の静翼18もともに各軸流羽根車
5,6の回転方向Aとは図8に示すように逆向きの傾斜
が付けられている。前段の静翼17及び後段の静翼18
は、図9に示すようにその任意の断面における翼の弦長
Lと、一つの静翼17,18の前縁と、隣接する静翼1
7,18の前縁との間隔Tの比である節弦比が0.9〜
1.1の範囲になるように構成されている。
【0016】また、前段の静翼17及び後段の静翼18
の枚数と軸流羽根車5,6の羽根枚数とは、整数倍にな
らない互いに素の関係に設定されている。例えば、軸流
羽根車5,6の羽根枚数三に対して前段の静翼17と後
段の静翼18の枚数を八枚とし、或いは軸流羽根車5,
6の羽根枚数四に対して前段の静翼17と後段の静翼1
8の枚数を七枚とする。各取付足3はその外周端側に形
成された取付フランジ19においてケーシング2内壁に
ネジ固定されている。
の枚数と軸流羽根車5,6の羽根枚数とは、整数倍にな
らない互いに素の関係に設定されている。例えば、軸流
羽根車5,6の羽根枚数三に対して前段の静翼17と後
段の静翼18の枚数を八枚とし、或いは軸流羽根車5,
6の羽根枚数四に対して前段の静翼17と後段の静翼1
8の枚数を七枚とする。各取付足3はその外周端側に形
成された取付フランジ19においてケーシング2内壁に
ネジ固定されている。
【0017】この送風機は、両軸モーター4への通電に
より前段と後段の軸流羽根車5,6が同一方向に回転
し、吸込口7から吹出口8へ向う気流を形成する。図1
0に示すようにダクトを通じて吸込口7から前段の軸流
羽根車5に流入する気流Bは、前段の軸流羽根車5の回
転方向に対してほぼ垂直である。そして、前段の軸流羽
根車5から流出した気流Cは、ケーシング2の内周に沿
った旋回成分を持つため中心線を横切る水平面よりも前
段の軸流羽根車5の回転方向Aに角度をもって流れ出
す。この角度を持った気流Cは前段の軸流羽根車5の回
転方向Aとは反対側に傾斜した前段の静翼17により旋
回成分の一部が静圧として回収され、さらに後段の静翼
18により残っている旋回成分が静圧として回収され
て、中心線にほぼ平行な気流Dに整流されて後段の軸流
羽根車6に流入する。即ち、前段の軸流羽根車5へも後
段の軸流羽根車6にもそれらの回転方向Aに対してほぼ
垂直もしくは軸方向にほぼ平行にスムーズに気流B,D
が流入していくことになり、二重反転式のように旋回成
分を反対方向に回転する羽根車で解消する必要がなくな
る。従って、軸流羽根車5,6は一種類で構成でき、モ
ーターも両軸モーター4一つで済むためコストも抑える
ことができ、小型に構成することも可能である。
より前段と後段の軸流羽根車5,6が同一方向に回転
し、吸込口7から吹出口8へ向う気流を形成する。図1
0に示すようにダクトを通じて吸込口7から前段の軸流
羽根車5に流入する気流Bは、前段の軸流羽根車5の回
転方向に対してほぼ垂直である。そして、前段の軸流羽
根車5から流出した気流Cは、ケーシング2の内周に沿
った旋回成分を持つため中心線を横切る水平面よりも前
段の軸流羽根車5の回転方向Aに角度をもって流れ出
す。この角度を持った気流Cは前段の軸流羽根車5の回
転方向Aとは反対側に傾斜した前段の静翼17により旋
回成分の一部が静圧として回収され、さらに後段の静翼
18により残っている旋回成分が静圧として回収され
て、中心線にほぼ平行な気流Dに整流されて後段の軸流
羽根車6に流入する。即ち、前段の軸流羽根車5へも後
段の軸流羽根車6にもそれらの回転方向Aに対してほぼ
垂直もしくは軸方向にほぼ平行にスムーズに気流B,D
が流入していくことになり、二重反転式のように旋回成
分を反対方向に回転する羽根車で解消する必要がなくな
る。従って、軸流羽根車5,6は一種類で構成でき、モ
ーターも両軸モーター4一つで済むためコストも抑える
ことができ、小型に構成することも可能である。
【0018】また、前段の静翼17及び後段の静翼18
は節弦比が0.9〜1.1の範囲になるように構成され
ているため、図11に示すように流量と静圧とが多く得
られ、中風量で中静圧の用途に適する送風機となる。図
11に示すとおり、節弦比を0.8とすると極端に性能
が低下する。さらに、前段及び後段の軸流羽根車5,6
の羽根枚数と、前段及び後段の静翼17,18の枚数と
が整数倍にならないように構成されているため、軸流羽
根車5,6と静翼17,18との気流の干渉による離散
周波数騒音の発生を抑制することができる。さらに、モ
ーター固定部14が、その取付足固定部16の自由端側
を後段の軸流羽根車6側に向けて取付けられているため
気流が自由端側に衝突することはなく、風切り音の発生
を回避することができ、両軸モーター4一個であるため
騒音も低減する。
は節弦比が0.9〜1.1の範囲になるように構成され
ているため、図11に示すように流量と静圧とが多く得
られ、中風量で中静圧の用途に適する送風機となる。図
11に示すとおり、節弦比を0.8とすると極端に性能
が低下する。さらに、前段及び後段の軸流羽根車5,6
の羽根枚数と、前段及び後段の静翼17,18の枚数と
が整数倍にならないように構成されているため、軸流羽
根車5,6と静翼17,18との気流の干渉による離散
周波数騒音の発生を抑制することができる。さらに、モ
ーター固定部14が、その取付足固定部16の自由端側
を後段の軸流羽根車6側に向けて取付けられているため
気流が自由端側に衝突することはなく、風切り音の発生
を回避することができ、両軸モーター4一個であるため
騒音も低減する。
【0019】
【発明の効果】以上説明したとおり請求項1の発明によ
れば、中風量で中静圧の用途にあった、低騒音で小型化
の可能な低コストの送風機が得られる。
れば、中風量で中静圧の用途にあった、低騒音で小型化
の可能な低コストの送風機が得られる。
【0020】請求項2の発明によれば、請求項1に係る
前記効果とともに静翼の構成を簡素にすることができ
る。
前記効果とともに静翼の構成を簡素にすることができ
る。
【0021】請求項3の発明によれば、請求項1又は請
求項2に係る前記効果とともに、旋回成分を静圧に回収
する機能が向上する。
求項2に係る前記効果とともに、旋回成分を静圧に回収
する機能が向上する。
【0022】請求項4の発明によれば、請求項1〜請求
項3までのいずれかに係る前記効果とともに、旋回成分
を静圧に回収する機能がより一層向上する。
項3までのいずれかに係る前記効果とともに、旋回成分
を静圧に回収する機能がより一層向上する。
【0023】請求項5の発明によれば、請求項1〜請求
項4までのいずれかに係る前記効果とともに部品点数を
少なくでき、コストの低減を推進できる。
項4までのいずれかに係る前記効果とともに部品点数を
少なくでき、コストの低減を推進できる。
【0024】請求項6の発明によれば、請求項5に係る
前記効果とともに構成部品の種類を少なくすることがで
きる。
前記効果とともに構成部品の種類を少なくすることがで
きる。
【0025】請求項7の発明によれば、請求項1〜請求
項6までのいずれかに係る前記効果とともに多い流量と
高い静圧を得ることができる。
項6までのいずれかに係る前記効果とともに多い流量と
高い静圧を得ることができる。
【0026】請求項8の発明によれば、請求項1〜請求
項7までのいずれかに係る前記効果とともに不連続周波
数音の発生を抑制することができる。
項7までのいずれかに係る前記効果とともに不連続周波
数音の発生を抑制することができる。
【0027】請求項9の発明によれば、請求項1〜請求
項8までのいずれかに係る前記効果とともにモーター固
定部による風切り音を防止することができる。
項8までのいずれかに係る前記効果とともにモーター固
定部による風切り音を防止することができる。
【図1】 実施の形態の送風機を示す縦断面図である。
【図2】 実施の形態の送風機を示す平面図である。
【図3】 実施の形態の送風機を取付け状態で示す側面
図である。
図である。
【図4】 実施の形態の送風機の取付足及びモーター固
定部を示す正面図である。
定部を示す正面図である。
【図5】 実施の形態の送風機の取付足及びモーター固
定部を示す側面図である。
定部を示す側面図である。
【図6】 実施の形態の送風機のモーター固定部を示す
側面図である。
側面図である。
【図7】 実施の形態の送風機の取付足及び静翼を示す
側面図である。
側面図である。
【図8】 実施の形態の送風機の静翼と軸流羽根車の回
転方向との関係を示す説明図である。
転方向との関係を示す説明図である。
【図9】 実施の形態の送風機の節弦比に関する説明図
である。
である。
【図10】 実施の形態の送風機の静翼と軸流羽根車を
流れる気流を示す説明図である。
流れる気流を示す説明図である。
【図11】 節弦比と送風性能の関係を示す説明図であ
る。
る。
2 ケーシング、 3 取付足、 4 両軸モーター、
5 前段の軸流羽根車、 6 後段の軸流羽根車、
14 モーター固定部、 15 モーター挿入穴、 1
6 取付足固定部、 17 前段の静翼、 18 後段
の静翼。
5 前段の軸流羽根車、 6 後段の軸流羽根車、
14 モーター固定部、 15 モーター挿入穴、 1
6 取付足固定部、 17 前段の静翼、 18 後段
の静翼。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 彰二 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内
Claims (9)
- 【請求項1】 円筒状のケーシング内に複数の取付足に
より支持された両軸モーターの回転軸の両側にそれぞれ
同一形状の前段と後段の二個の軸流羽根車を装着し、前
記各取付足に前記前段の軸流羽根車による旋回流を整流
する静翼を設けた送風機。 - 【請求項2】 請求項1に記載の送風機であって、静翼
を取付足の前段の軸流羽根車側に設けた送風機。 - 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の送風機で
あって、静翼を取付足の後段の軸流羽根車側に設けた送
風機。 - 【請求項4】 請求項1〜請求項3までのいずれかに記
載の送風機であって、静翼を各軸流羽根車の回転方向と
逆向きに傾斜させた送風機。 - 【請求項5】 請求項1〜請求項4までのいずれかに記
載の送風機であって、静翼と取付足とが一体の構成であ
る送風機。 - 【請求項6】 請求項5に記載の送風機であって、全て
同一寸法形状の静翼と取付足によって構成した送風機。 - 【請求項7】 請求項1〜請求項6までのいずれかに記
載の送風機であって、静翼の任意の断面における翼の弦
長と、一つの静翼の前縁と、隣接する静翼の前縁との間
隔の比である節弦比を0.9〜1.1の範囲に構成した
送風機。 - 【請求項8】 請求項1〜請求項7までのいずれかに記
載の送風機であって、静翼の枚数と軸流羽根車の羽根枚
数を互いに素の関係に構成した送風機。 - 【請求項9】 請求項1〜請求項8までのいずれかに記
載の送風機であって、取付足の内径端側に両軸モーター
を固定するモーター固定部を設け、このモーター固定部
を中央にモーター挿入穴と、これを囲む取付足固定部と
を備えた構成とし、このモーター固定部を前記取付足固
定部の自由端側が後段の軸流羽根車側に向くように取付
けた送風機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10069630A JPH11264396A (ja) | 1998-03-19 | 1998-03-19 | 送風機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10069630A JPH11264396A (ja) | 1998-03-19 | 1998-03-19 | 送風機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11264396A true JPH11264396A (ja) | 1999-09-28 |
Family
ID=13408384
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10069630A Pending JPH11264396A (ja) | 1998-03-19 | 1998-03-19 | 送風機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11264396A (ja) |
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