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JPH10311294A - 遠心送風機 - Google Patents

遠心送風機

Info

Publication number
JPH10311294A
JPH10311294A JP12370797A JP12370797A JPH10311294A JP H10311294 A JPH10311294 A JP H10311294A JP 12370797 A JP12370797 A JP 12370797A JP 12370797 A JP12370797 A JP 12370797A JP H10311294 A JPH10311294 A JP H10311294A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
orifice
shroud
section
fan
cross
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP12370797A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiminobu Yamamoto
公伸 山本
Kazuo Ogino
和郎 荻野
Seiji Shirahama
誠司 白濱
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Ecology Systems Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Seiko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Seiko Co Ltd filed Critical Matsushita Seiko Co Ltd
Priority to JP12370797A priority Critical patent/JPH10311294A/ja
Publication of JPH10311294A publication Critical patent/JPH10311294A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 換気送風機器に使用される遠心送風機におい
て、ファンの効率を向上することができ消費電力が低
く、騒音の発生を低減することを目的とする。 【解決手段】 ターボファン1のオリフィス3の断面の
曲率部8の曲率Rはファン外径Dに対し0.05D〜
0.1Dの曲率であり、オリフィス3の断面のターボフ
ァン1側のオリフィス3内径SDの終端部9の終端長さ
Hは軸方向長さが0.01SD〜0.1SDの略直線状
のオリフィス3であり、シュラウド吸い込み部11の吸
い込み取付角θiは回転軸7に対し平行または1〜20
゜傾斜し、シュラウド吸い込み部11の吸い込み部長さ
Siの軸方向長さが0.01D〜0.15Dであるため
に、ターボファン1とオリフィス3との隙間14からの
逆流15と吸い込み流れ16が整流化でき、同一回転時
での風量−静圧特性が増大しファン効率の向上ができ、
吸い込み流れ16の乱れより発生する騒音も低減でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、換気送風機器に使
用される遠心送風機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の遠心送風機は、特開平6
−330894号公報に記載されたものが知られてい
る。
【0003】以下その遠心送風機について図7を参照し
ながら説明する。図に示すように、主板102と複数の
羽根板103と入口部内面をラッパ状に形成した側板1
04からなる羽根車101と、羽根車101を収納する
ケーシング105と、入口端部106から出口端部10
7にかけて湾曲しかつ出口端部107の内径を吸い込み
部最小径より大とした吸い込みリング108とで構成
し、吸い込みリング108の出口端部107を羽根車1
01の側板104の最小内径位置の近傍に設定した構成
を備えている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の遠心
送風機では、羽根車の側板と吸い込みリングとの隙間で
逆流が発生し、逆流を整流化できず、また、逆流を抑制
することもできないのでファンの効率が低くなり消費電
力が大きく、逆流による乱れも大きく騒音が増大すると
いう課題があり、ファンの効率を向上することができ、
騒音の発生を低減することが要求されている。
【0005】本発明は、このような従来の課題を解決す
るものであり、ファンの効率を向上することができ消費
電力が低く、騒音の発生を低減することができる遠心送
風機を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の遠心送風機は上
記目的を達成するために第1の手段は、主板とシュラウ
ドではさむように複数のブレードが取り付けられたファ
ン外径Dでファン吸い込み径Diは0.55D〜0.8
Dのターボファンと、2方向に吐出口のあるスクロール
ケーシングと、ターボファンの吸い込み側にオリフィス
内径SDがファン吸い込み径Diより小さく、ターボフ
ァンの回転軸を含む平面Mで切断される任意のオリフィ
スの断面の曲率部の曲率Rはファン外径Dに対し0.0
5D〜0.1Dの曲率であり、オリフィスの断面のター
ボファン側のオリフィス内径SDの終端部はオリフィス
内径SDに対し軸方向長さが0.01SD〜0.1SD
の略直線状のオリフィスを備え、かつ、ターボファンの
回転軸を含む平面Mで切断される任意のシュラウドの断
面のシュラウド主部は回転軸に対し45〜90゜傾斜し
ており、シュラウド吸い込み部は回転軸に対し平行また
は1〜20゜傾斜し、シュラウド吸い込み部の軸方向長
さがファン外径Dに対し0.01D〜0.15Dのター
ボファンとしたものである。
【0007】また第2の手段は、ターボファンの回転軸
を含む平面Mで切断される任意のシュラウドの断面とオ
リフィスの断面において、シュラウドの断面のシュラウ
ド吸い込み部と、オリフィスの断面の曲率部との軸方向
距離がファン外径Dに対し0.001D〜0.1Dのタ
ーボファンとしたものである。
【0008】また第3の手段は、ターボファンの回転軸
を含む平面Mで切断される任意のシュラウドの断面とオ
リフィスの断面において、シュラウドの断面のシュラウ
ド吸い込み部と、オリフィスの断面の曲率部または終端
部との回転軸に対し半径方向距離がファン外径Dに対し
0.001D〜0.05Dのターボファンとしたもので
ある。
【0009】また第4の手段は、ターボファンの回転軸
を含む平面Mで切断される任意のシュラウドの断面とオ
リフィスの断面において、シュラウドの断面のシュラウ
ド吸い込み部と、回転軸に対し遠心方向に曲折したオリ
フィスの断面の終端部の先端との半径方向距離がファン
外径Dに対し0.001D〜0.05Dのターボファン
としたものである。
【0010】また第5の手段は、ターボファンの回転軸
を含む平面Mで切断される任意のシュラウドの断面とオ
リフィスの断面において、オリフィスの断面と、回転軸
に対し求心方向に曲折したシュラウド吸い込み部のシュ
ラウド端部の半径方向の距離がファン外径Dに対し0.
001D〜0.05Dのターボファンとしたものであ
る。
【0011】そして本発明によれば、ファンの効率を向
上することができ消費電力が低く、騒音の発生を低減す
ることができる遠心送風機が得られる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明は、主板とシュラウドでは
さむように複数のブレードが取り付けられたファン外径
Dでファン吸い込み径Diは0.55D〜0.8Dのタ
ーボファンと、2方向に吐出口のあるスクロールケーシ
ングと、前記ターボファンの吸い込み側にオリフィス内
径SDが前記ファン吸い込み径Diより小さく、前記タ
ーボファンの回転軸を含む平面Mで切断される任意のオ
リフィスの断面の曲率部の曲率Rはファン外径Dに対し
0.05D〜0.1Dの曲率であり、前記オリフィスの
断面の前記ターボファン側のオリフィス内径SDの終端
部はオリフィス内径SDに対し軸方向長さが0.01S
D〜0.1SDの略直線状のオリフィスを備え、かつ、
前記ターボファンの回転軸を含む平面Mで切断される任
意の前記シュラウドの断面のシュラウド主部は前記回転
軸に対し45〜90゜傾斜しており、シュラウド吸い込
み部は前記回転軸に対し平行または1〜20゜傾斜し、
前記シュラウド吸い込み部の軸方向長さが前記ファン外
径Dに対し0.01D〜0.15Dの前記ターボファン
を有する遠心送風機としたものであり、ターボファンの
シュラウドとオリフィスの設計寸法を最適化することで
ターボファンとオリフィスとの隙間からの逆流と吸い込
み流れが整流化でき、乱れが発生しないので、ターボフ
ァンへの吸い込み流れがスムースになり、同一回転時で
の風量−静圧特性が増大しファン効率の向上ができると
ともに、吸い込み流れの乱れより発生する騒音も低減で
きるという作用を有する。
【0013】また、ターボファンの回転軸を含む平面M
で切断される任意のシュラウドの断面とオリフィスの断
面において、前記シュラウドの断面のシュラウド吸い込
み部と、前記オリフィスの断面の曲率部との軸方向距離
がファン外径Dに対し0.001D〜0.1Dの前記タ
ーボファンを有する遠心送風機としたものであり、ター
ボファンのシュラウドのシュラウド吸い込み部とオリフ
ィスの曲率部との軸方向距離を最適化することで、圧力
差によるターボファンとオリフィスとの隙間の逆流が抑
制され、同一回転時での風量−静圧特性が増大しファン
効率の向上ができるとともに、逆流による吸い込み流れ
の乱れより発生する騒音も低減できるという作用を有す
る。
【0014】また、ターボファンの回転軸を含む平面M
で切断される任意のシュラウドの断面とオリフィスの断
面において、前記シュラウドの断面のシュラウド吸い込
み部と、前記オリフィスの断面の曲率部または終端部と
の前記回転軸に対し半径方向距離がファン外径Dに対し
0.001D〜0.05Dの前記ターボファンを有する
遠心送風機としたものであり、ターボファンのシュラウ
ドのシュラウド吸い込み部とオリフィスの曲率部または
終端部との回転軸に対し半径方向距離を最適化すること
で、圧力差によるターボファンとオリフィスとの隙間の
逆流が抑制され、同一回転時での風量−静圧特性が増大
しファン効率の向上ができるとともに、逆流による吸い
込み流れの乱れより発生する騒音も低減できるという作
用を有する。
【0015】また、ターボファンの回転軸を含む平面M
で切断される任意のシュラウドの断面とオリフィスの断
面において、前記シュラウドの断面のシュラウド吸い込
み部と、前記回転軸に対し遠心方向に曲折した前記オリ
フィスの断面の終端部の先端との半径方向距離がファン
外径Dに対し0.001D〜0.05Dの前記ターボフ
ァンを有する遠心送風機としたものであり、ターボファ
ンのシュラウドのシュラウド吸い込み部とオリフィスの
終端部の先端との回転軸に対し半径方向距離を最適化す
ることで、圧力差によるターボファンとオリフィスとの
隙間の逆流が抑制され、同一回転時での風量−静圧特性
が増大しファン効率の向上ができるとともに、逆流によ
る吸い込み流れの乱れより発生する騒音も低減できると
いう作用を有する。
【0016】また、ターボファンの回転軸を含む平面M
で切断される任意のシュラウドの断面とオリフィスの断
面において、前記オリフィスの断面と、前記回転軸に対
し求心方向に曲折したシュラウド吸い込み部のシュラウ
ド端部の半径方向の距離がファン外径Dに対し0.00
1D〜0.05Dの前記ターボファンを有する遠心送風
機としたものであり、ターボファンのシュラウドのシュ
ラウド吸い込み部のシュラウド端部とオリフィスとの回
転軸に対し半径方向距離を最適化することで、圧力差に
よるターボファンとオリフィスとの隙間の逆流が抑制さ
れ、同一回転時での風量−静圧特性が増大しファン効率
の向上ができるとともに、逆流による吸い込み流れの乱
れより発生する騒音も低減できるという作用を有する。
【0017】以下、本発明の実施例について図面を参照
しながら説明する。
【0018】
【実施例】
(実施例1)図1または図2に示すように、主板4とシ
ュラウド5ではさむように複数のブレード6が取り付け
られたファン外径Dでファン吸い込み径Diは0.55
D〜0.8Dのターボファン1と、2方向に吐出口3a
のあるスクロールケーシング2と、ターボファン1の吸
い込み側3bにオリフィス内径SDがファン吸い込み径
Diより小さく、ターボファン1の回転軸7を含む平面
Mで切断される任意のオリフィス3の断面の曲率部8の
曲率Rはファン外径Dに対し0.05D〜0.1Dの曲
率であり、オリフィス3の断面のターボファン1側のオ
リフィス3内径SDの終端部9の終端長さHはオリフィ
ス内径SDに対し軸方向長さが0.01SD〜0.1S
Dの略直線状のオリフィス3を備え、かつ、ターボファ
ン1の回転軸7を含む平面Mで切断される任意のシュラ
ウド5の断面のシュラウド主部10のシュラウド取付角
θsは回転軸7に対し45〜90゜傾斜しており、シュ
ラウド吸い込み部11の吸い込み取付角θiは回転軸7
に対し平行または1〜20゜傾斜し、シュラウド吸い込
み部11の吸い込み部長さSiの軸方向長さがファン外
径Dに対し0.01D〜0.15Dのターボファン1を
有する構成にされている。
【0019】上記構成により、静圧、風量を得るために
ターボファン1が回転するとき、ファンの静圧によりオ
リフィス3よりターボファン1側の送風機内部空間12
はファン吸い込み空間13よりプラス圧になっており、
圧力差でターボファン1とオリフィス3との隙間14よ
り逆流15が発生する。しかし、ターボファン1の回転
軸7を含む平面Mで切断される任意のオリフィス3の断
面の曲率部8の曲率Rはファン外径Dに対し0.05D
〜0.1Dの曲率であり、オリフィス3の断面のターボ
ファン1側のオリフィス3内径SDの終端部9の終端長
さHはオリフィス3内径SDに対し軸方向長さが0.0
1SD〜0.1SDの略直線状のオリフィス3であり、
シュラウド吸い込み部11の吸い込み取付角θiは回転
軸7に対し平行または1〜20゜傾斜し、シュラウド吸
い込み部11の吸い込み部長さSiの軸方向長さがファ
ン外径Dに対し0.01D〜0.15Dであるために、
ターボファン1とオリフィス3との隙間14からの逆流
15と吸い込み流れ16が整流化でき、乱れが発生しな
いので、設計通りにターボファン1に吸い込み流れ16
を流入することができ、同一回転時での風量−静圧特性
が増大しファン効率の向上ができるとともに、吸い込み
流れ16の乱れより発生する騒音も低減できる。
【0020】なお、2方向に吐出口3aのあるスクロー
ルケーシング2としたが、複数の吐出口3aのあるスク
ロールケーシング2としても良く、同等の効果を得るこ
とができる。
【0021】また、2方向に吐出口3aのあるスクロー
ルケーシング2を備えたターボファン1としたが、1方
向または複数の吐出口3aのあるスクロールケーシング
2を備えたシロッコファンとしても良く、同等の効果を
得ることができる。
【0022】(実施例2)図1または図3に示すよう
に、ターボファン1の回転軸7を含む平面Mで切断され
る任意のシュラウド5の断面とオリフィス3の断面にお
いて、シュラウド5の断面のシュラウド吸い込み部11
と、オリフィス3の断面の曲率部8との軸方向隙間Xが
ファン外径Dに対し0.001D〜0.1Dのターボフ
ァン1を有する構成にされている。
【0023】上記構成により、静圧、風量を得るために
ターボファン1が回転するとき、ファンの静圧によりオ
リフィス3よりターボファン1側の送風機内部空間12
はファン吸い込み空間13よりプラス圧になっており、
圧力差でターボファン1とオリフィス3との隙間14よ
り逆流15が発生する。しかし、ターボファン1のシュ
ラウド5の断面のシュラウド吸い込み部11と、オリフ
ィス3の断面の曲率部8との軸方向隙間Xがファン外径
Dに対し0.001D〜0.1Dで隙間14が狭いため
に、ターボファン1とオリフィス3との隙間14の逆流
15が抑制され、同一回転時での風量−静圧特性が増大
しファン効率の向上ができるとともに、逆流15による
吸い込み流れ16の乱れより発生する騒音も低減でき
る。
【0024】なお、2方向に吐出口3aのあるスクロー
ルケーシング2としたが、複数の吐出口3aのあるスク
ロールケーシング2としても良く、同等の効果を得るこ
とができる。
【0025】また、2方向に吐出口3aのあるスクロー
ルケーシング2を備えたターボファン1としたが、1方
向または複数の吐出口3aのあるスクロールケーシング
2を備えたシロッコファンとしても良く、同等の効果を
得ることができる。
【0026】(実施例3)図1または図4に示すよう
に、ターボファン1の回転軸7を含む平面Mで切断され
る任意のシュラウド5の断面とオリフィス3の断面にお
いて、シュラウド5の断面のシュラウド吸い込み部11
と、オリフィス3の断面の曲率部8または終端部9との
回転軸7に対し半径方向隙間Yがファン外径Dに対し
0.001D〜0.05Dのターボファン1を有する構
成にされている。
【0027】上記構成により、静圧、風量を得るために
ターボファン1が回転するとき、ファンの静圧によりオ
リフィス3よりターボファン1側の送風機内部空間12
はファン吸い込み空間13よりプラス圧になっており、
圧力差でターボファン1とオリフィス3との隙間14よ
り逆流15が発生する。しかし、ターボファン1のシュ
ラウド5の断面のシュラウド吸い込み部11と、オリフ
ィス3の断面の曲率部8または終端部9との回転軸7に
対し半径方向隙間Yがファン外径Dに対し0.001D
〜0.05Dで隙間14が狭いために、ターボファン1
とオリフィス3との隙間14の逆流15が抑制され、同
一回転時での風量−静圧特性が増大しファン効率の向上
ができるとともに、逆流15による吸い込み流れ16の
乱れより発生する騒音も低減できる。
【0028】なお、2方向に吐出口3aのあるスクロー
ルケーシング2としたが、複数の吐出口3aのあるスク
ロールケーシング2としても良く、同等の効果を得るこ
とができる。
【0029】また、2方向に吐出口3aのあるスクロー
ルケーシング2を備えたターボファン1としたが、1方
向または複数の吐出口3aのあるスクロールケーシング
2を備えたシロッコファンとしても良く、同等の効果を
得ることができる。
【0030】(実施例4)図1または図5に示すよう
に、ターボファン1の回転軸7を含む平面Mで切断され
る任意のシュラウド5の断面とオリフィス3の断面にお
いて、シュラウド5の断面のシュラウド吸い込み部11
と、回転軸7に対し遠心方向に曲折したオリフィス3の
断面の終端部9の先端17との半径方向先端隙間YSが
ファン外径Dに対し0.001D〜0.05Dのターボ
ファン1を有する構成にされている。
【0031】上記構成により、静圧、風量を得るために
ターボファン1が回転するとき、ファンの静圧によりオ
リフィス3よりターボファン1側の送風機内部空間12
はファン吸い込み空間13よりプラス圧になっており、
圧力差でターボファン1とオリフィス3との隙間14よ
り逆流15が発生する。しかし、ターボファン1のシュ
ラウド5の断面のシュラウド吸い込み部11と、回転軸
7に対し遠心方向に曲折したオリフィス3の断面の終端
部9の先端17との半径方向先端隙間YSがファン外径
Dに対し0.001D〜0.05Dで隙間14が狭いた
めに、ターボファン1とオリフィス3との隙間14の逆
流15が抑制され、同一回転時での風量−静圧特性が増
大しファン効率の向上ができるとともに、逆流15によ
る吸い込み流れ16の乱れより発生する騒音も低減でき
る。
【0032】なお、2方向に吐出口3aのあるスクロー
ルケーシング2としたが、複数の吐出口3aのあるスク
ロールケーシング2としても良く、同等の効果を得るこ
とができる。
【0033】また、2方向に吐出口3aのあるスクロー
ルケーシング2を備えたターボファン1としたが、1方
向または複数の吐出口3aのあるスクロールケーシング
2を備えたシロッコファンとしても良く、同等の効果を
得ることができる。
【0034】(実施例5)図1または図6に示すよう
に、ターボファン1の回転軸7を含む平面Mで切断され
る任意のシュラウド5の断面とオリフィス3の断面にお
いて、オリフィス3の断面と、回転軸7に対し求心方向
に曲折したシュラウド吸い込み部11のシュラウド端部
18の半径方向端部隙間YTがファン外径Dに対し0.
001D〜0.05Dのターボファン1を有する構成に
されている。
【0035】上記構成により、静圧、風量を得るために
ターボファン1が回転するとき、ファンの静圧によりオ
リフィス3よりターボファン1側の送風機内部空間12
はファン吸い込み空間13よりプラス圧になっており、
圧力差でターボファン1とオリフィス3との隙間14よ
り逆流15が発生する。しかし、オリフィス3の断面
と、回転軸7に対し求心方向に曲折したシュラウド吸い
込み部11のシュラウド端部18の半径方向端部隙間Y
Tがファン外径Dに対し0.001D〜0.05Dで隙
間14が狭いために、ターボファン1とオリフィス3と
の隙間14の逆流15が抑制され、同一回転時での風量
−静圧特性が増大しファン効率の向上ができるととも
に、逆流15による吸い込み流れ16の乱れより発生す
る騒音も低減できる。
【0036】なお、2方向に吐出口3aのあるスクロー
ルケーシング2としたが、複数の吐出口3aのあるスク
ロールケーシング2としても良く、同等の効果を得るこ
とができる。
【0037】また、2方向に吐出口3aのあるスクロー
ルケーシング2を備えたターボファン1としたが、1方
向または複数の吐出口3aのあるスクロールケーシング
2を備えたシロッコファンとしても良く、同等の効果を
得ることができる。
【0038】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、本発
明によれば、ファンの効率を向上することができ消費電
力が低く、騒音の発生を低減することができる遠心送風
機を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1、実施例2、実施例3、実施
例4および実施例5の遠心送風機を示す正面図
【図2】同側断面図
【図3】同実施例2の遠心送風機を示す側断面図
【図4】同実施例3の遠心送風機を示す側断面図
【図5】同実施例4の遠心送風機を示す側断面図
【図6】同実施例5の遠心送風機を示す側断面図
【図7】従来の遠心送風機を示す側断面図
【符号の説明】
1 ターボファン 2 スクロールケーシング 3 オリフィス 3a 吐出口 3b 吸い込み側 4 主板 5 シュラウド 6 ブレード D ファン外径 Di ファン吸い込み径 SD オリフィス内径 7 回転軸 M 平面 8 曲率部 R 曲率 9 終端部 H 終端長さ 10 シュラウド主部 θs シュラウド取付角 11 シュラウド吸い込み部 θi 吸い込み取付角 Si 吸い込み部長さ X 軸方向隙間 Y 半径方向隙間 17 先端 YS 半径方向先端隙間 18 シュラウド端部 YT 半径方向端部隙間

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主板とシュラウドではさむように複数の
    ブレードが取り付けられたファン外径Dでファン吸い込
    み径Diは0.55D〜0.8Dのターボファンと、2
    方向に吐出口のあるスクロールケーシングと、前記ター
    ボファンの吸い込み側にオリフィス内径SDが前記ファ
    ン吸い込み径Diより小さく、前記ターボファンの回転
    軸を含む平面Mで切断される任意のオリフィスの断面の
    曲率部の曲率Rはファン外径Dに対し0.05D〜0.
    1Dの曲率であり、前記オリフィスの断面の前記ターボ
    ファン側の前記オリフィス内径SDの終端部はオリフィ
    ス内径SDに対し軸方向長さが0.01SD〜0.1S
    Dの略直線状の前記オリフィスを備え、 かつ、前記ターボファンの回転軸を含む平面Mで切断さ
    れる任意の前記シュラウドの断面のシュラウド主部は前
    記回転軸に対し45〜90゜傾斜しており、シュラウド
    吸い込み部は前記回転軸に対し平行または1〜20゜傾
    斜し、前記シュラウド吸い込み部の軸方向長さが前記フ
    ァン外径Dに対し0.01D〜0.15Dの前記ターボ
    ファンを有する遠心送風機。
  2. 【請求項2】 ターボファンの回転軸を含む平面Mで切
    断される任意のシュラウドの断面とオリフィスの断面に
    おいて、前記シュラウドの断面のシュラウド吸い込み部
    と、前記オリフィスの断面の曲率部との軸方向距離がフ
    ァン外径Dに対し0.001D〜0.1Dの前記ターボ
    ファンを有する請求項1記載の遠心送風機。
  3. 【請求項3】 ターボファンの回転軸を含む平面Mで切
    断される任意のシュラウドの断面とオリフィスの断面に
    おいて、前記シュラウドの断面のシュラウド吸い込み部
    と、前記オリフィスの断面の曲率部または終端部との前
    記回転軸に対し半径方向距離がファン外径Dに対し0.
    001D〜0.05Dの前記ターボファンを有する請求
    項1または2記載の遠心送風機。
  4. 【請求項4】 ターボファンの回転軸を含む平面Mで切
    断される任意のシュラウドの断面とオリフィスの断面に
    おいて、前記シュラウドの断面のシュラウド吸い込み部
    と、前記回転軸に対し遠心方向に曲折した前記オリフィ
    スの断面の終端部の先端との半径方向距離がファン外径
    Dに対し0.001D〜0.05Dの前記ターボファン
    を有する請求項1、2または3記載の遠心送風機。
  5. 【請求項5】 ターボファンの回転軸を含む平面Mで切
    断される任意のシュラウドの断面とオリフィスの断面に
    おいて、前記オリフィスの断面と、前記回転軸に対し求
    心方向に曲折したシュラウド吸い込み部のシュラウド端
    部の半径方向の距離がファン外径Dに対し0.001D
    〜0.05Dの前記ターボファンを有する請求項1、
    2、3または4記載の遠心送風機。
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