JPH11258275A - 電流センサ - Google Patents
電流センサInfo
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- JPH11258275A JPH11258275A JP10336722A JP33672298A JPH11258275A JP H11258275 A JPH11258275 A JP H11258275A JP 10336722 A JP10336722 A JP 10336722A JP 33672298 A JP33672298 A JP 33672298A JP H11258275 A JPH11258275 A JP H11258275A
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- shaped
- short
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- conductor
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Abstract
による磁気的影響を磁気シールドケースを用いずに効果
的に抑制する。 【解決手段】水平基部14と、該水平基部14の左右両
側にて同一方向へと同長に直立させた各長寸突出部15
と、水平基部14の中央位置にて長寸突出部15よりは
やや短寸にして同一方向へと直立させた短寸突出部16
とで形成された二つのE形鉄心材13を、対応するそれ
ぞれの長寸突出部15の先端面15a,15a相互と短
寸突出部16の先端面16a,16a相互とが対面する
位置関係で組み合わせてなるEE形鉄心12と、該EE
形鉄心12内に区画形成される二つの鉄心窓のうちの一
方の鉄心窓から導入して他方の鉄心窓から導出される一
次側導体20と、EE形鉄心12における短寸突出部1
6の側に囲繞配置される二次側導体21と、短寸突出部
16,16相互間に空隙を介在させて配設される磁気検
出素子25とで構成した。
Description
に詳しくは、電流を検出する際に磁気検出素子に対する
外部磁界による磁気的な影響を磁気シールドケースを用
いることなく効果的に抑制することができるようにした
電流センサに関する。
子やフラックスゲート型の磁気検出素子を用いた従来か
らある電流センサの概要を示す説明図であり、磁気コア
1は、その適宜位置に空隙tが設けられており、該空隙
t内に磁気検出素子2を配置することにより構成されて
いる。
うに二次巻線4が施されており、磁気コア1の囲繞空間
内を挿通させた一次巻線3の側に直流の電流iが入力さ
れた際には、磁気検出素子2の負帰還動作により直流の
電流センサとして、高周波域の電流iが入力された場合
には、一次巻線3の変流動作により広帯域の電流センサ
としてそれぞれ機能させることができるようになってい
る。
上記電流センサによる場合には、磁気検出素子2と組み
合わせたことにより直流の電流iも測定することはでき
るものの、磁気コア1に空隙tを設けた上で磁気検出素
子2を配置するという磁気的にバランスの悪い構造が採
用されている結果、外部磁界Mの影響を受けやすくな
り、磁気シールドケースが必要になるなど、適宜の磁気
遮蔽構造を採用せざるを得ない不都合があった。
れた上記課題に鑑みてなされたものであり、そのうち、
第1の発明の構成上の特徴は、水平基部と、該水平基部
の左右両側にて同一方向へと同長に直立させた各長寸突
出部と、水平基部の中央位置にて長寸突出部よりはやや
短寸にして同一方向へと直立させた短寸突出部とで形成
された二つのE形鉄心材を、対応するそれぞれの長寸突
出部の先端面相互と短寸突出部の先端面相互とが対面す
る位置関係で組み合わせてなるEE形鉄心と、該EE形
鉄心内に区画形成される二つの鉄心窓のうちの一方の鉄
心窓から導入して他方の鉄心窓から導出される一次側導
体と、前記EE形鉄心における短寸突出部の側に囲繞配
置される二次側導体と、短寸突出部相互間に空隙を介在
させて配設される磁気検出素子とで構成したことにあ
る。
基部と、該水平基部の左右両側にて同一方向へと同長に
直立させた各長寸突出部と、水平基部の中央位置にて長
寸突出部よりはやや短寸にして同一方向へと直立させた
短寸突出部とで形成されたE形鉄心材と、I形鉄心材と
をE形鉄心材の長寸突出部の先端面と短寸突出部の先端
面とがI形鉄心材の一側面に対面する位置関係で組み合
わせてなるEI形鉄心と、該EI形鉄心内に区画形成さ
れる二つの鉄心窓のうちの一方の鉄心窓から導入して他
方の鉄心窓から導出される一次側導体と、前記EI形鉄
心における短寸突出部の側に囲繞配置される二次側導体
と、短寸突出部とI形鉄心材の一側面との間に空隙を介
在させて配設される磁気検出素子とで構成したことにあ
る。
は、それぞれの短寸突出部の先端部に形成された溝穴に
より形成される空間部を介して配設されたフラックスゲ
ート型の磁気検出素子や、短寸突出部の先端面相互間に
介在させたホール素子とすることができる。また、前記
一次側導体の周面には、絶縁性の合成樹脂材で覆った樹
脂被覆層を設けておくのが好ましい。
に記載の電流センサにおける前記一次側導体は、EE形
鉄心における一方の鉄心窓からの導入と他方の鉄心窓か
らの導出と、二次側導体の収容とを自在に折曲形成され
た板状のコ字形導体部と、該コ字形導体部の両側開放端
から各別に内方へと延設され、かつ、相互間に間隙を介
在させて直進させた一対の延設部とを少なくとも備え、
コ字形導体部から延設部の途中位置へと至る周面には、
絶縁性の合成樹脂材で覆った樹脂被覆層を設けて形成す
るものであってもよい。この場合、E形鉄心材の長寸突
出部が外接するコ字形導体部の樹脂被覆層の各外表面に
は、前記長寸突出部を位置決めするための一対のガイド
用リブをそれぞれ隆設しておくのが好ましい。
一例についての分解斜視図を、図2はこれを組み立てた
後の全体斜視図を、図3は図2におけるA−A線矢視方
向での縦断面図をそれぞれ示す。これらの図によれば、
電流センサ11の全体は、二つのE形鉄心材13を組み
合わせてなるEE形鉄心12と、被測定導体である一次
側導体20と、ボビン22に巻線23を施してなる二次
側導体21と、フラックスゲート型の磁気検出素子25
とで構成されている。
E形鉄心材13のそれぞれは、水平基部14と、該水平
基部14の左右両側にて同一方向へと同長に直立させた
各長寸突出部15と、水平基部14の中央位置にて長寸
突出部15よりはやや短寸にして同一方向へと直立させ
た短寸突出部16とで形成されている。しかも、各短寸
突出部16の先端部には、先端面16aの側を開口させ
た溝穴18がそれぞれ設けられている。
それぞれの長寸突出部15,15の先端面15a,15
a相互と短寸突出部16,16の先端面16a,16a
相互とを対面させた位置関係のもとで組み合わせること
により、長寸突出部15,15の先端面15a,15a
相互は密接し、短寸突出部16,16の先端面16a,
16a相互は空隙tを介在させ、かつ、溝穴18,18
相互間に磁気検出素子25を収容するための空間部19
を確保した状態となってEE形鉄心12が形成されるこ
とになる。なお、図中の符号12aはEE形鉄心12に
おける一方の鉄心窓を、12bは他方の鉄心窓をそれぞ
れ示す。
における一方の鉄心窓12aから導入して他方の鉄心窓
12bから導出することができるものであれば、例えば
図示例のように略U字形を呈する導電性金属材により形
成された固定タイプのほか、被測定電線などの適宜形状
を呈する非固定タイプのものなども用いることができ
る。また、一次側導体20の周面には、絶縁性の合成樹
脂材で覆った樹脂被覆層(図示せず)を設けておくのが
好ましい。
2における短寸突出部16の側の外周面に周回配置でき
るようにして形成されたボビン22に対し適宜巻数の二
次巻線23を施すことにより形成されている。
他例についての要部構成を示す説明図であり、電流セン
サ31の全体は、E形鉄心材33とI形鉄心材39とを
組み合わせてなるEI形鉄心32と、被測定導体として
の一次側導体40と、ボビン42に巻線43を施してな
る二次側導体41と、フラックスゲート型の磁気検出素
子25とで構成されている。
E形鉄心材33は、水平基部34と、該水平基部34の
左右両側にて同一方向へと同長に直立させた各長寸突出
部35と、水平基部34の中央位置にて長寸突出部35
よりはやや短寸にして同一方向へと直立させた短寸突出
部36とで形成されている。しかも、短寸突出部36の
先端部には、先端面36aの側を開口させた溝穴38が
設けられている。
は、E形鉄心材33の長寸突出部35の先端面35aと
短寸突出部36の先端面36aとがI形鉄心材39の一
側面39aと対面する位置関係で組み合わせることによ
り、長寸突出部35の先端面35aと一側面39aとは
相互は密接し、短寸突出部36の先端面36aと一側面
39aとは相互に空隙tを介在させ、かつ、溝穴38内
への磁気検出素子25の収容を自在にしてEI形鉄心3
2が形成されることになる。なお、図中の符号32aは
EI形鉄心32における一方の鉄心窓を、32bは他方
の鉄心窓をそれぞれ示す。また、一次側導体40と二次
側導体41との構成は、図1に示す一次側導体20と二
次側導体21とほぼ同じであるので、その説明は省略す
る。
26を用いた場合の本発明に係る電流センサを例示する
要部説明図であり、そのうち、(イ)はEE形鉄心12
と磁気検出素子26との組合せからなる図3に対応させ
た電流センサ11を、(ロ)はEI形鉄心32と磁気検
出素子26との組合せからなる図4に対応させた電流セ
ンサ31をそれぞれ示す。
は、E形鉄心材13における短寸突出部の先端部に溝穴
18を設けることなく、先端面16a,16a相互間に
形成される空隙tを比較的大きくとり、該空隙t内にホ
ール素子からなる磁気検出素子26を介在させ、他の構
成は図3におけると同様にして形成されている。
形鉄心材33における短寸突出部36の先端部に溝穴3
8を設けることなく、短寸突出部36の先端面36aと
I形鉄心材39の一側面39aとの相互間に形成される
空隙tを比較的大きくとり、該空隙t内にホール素子か
らなる磁気検出素子26を介在させ、他の構成は図4に
おけると同様にして形成されている。
斜視図であり、電流センサ111の全体は、二つのE形
鉄心材113を組み合わせてなるEE形鉄心112と、
絶縁処理が施された被測定導体としての一次側導体12
0と、ボビン122に巻線123を施してなる二次側導
体121と、フラックスゲート型の磁気検出素子125
とで構成されている。
るE形鉄心材113のそれぞれは、水平基部114と、
該水平基部114の左右両側にて同一方向へと同長に直
立させた一対の長寸突出部115,115と、水平基部
114の中央位置にて長寸突出部115よりはやや短寸
にして同一方向へと直立させた短寸突出部116とで形
成されている。しかも、短寸突出部116の先端部に
は、先端面116aの側を開口させた溝穴118がそれ
ぞれ設けられており、二つのE形鉄心材113をそれぞ
れの先端面115a,115a相互と,先端面116
a,116a相互とを突き合わせながら組み合わせた際
に磁気検出素子125を収容するための空間部119を
確保することができるようになっている。なお、二次側
導体121と磁気検出素子125とは、図1の二次側導
体21と磁気検出素子25と同様にして構成されている
ので、その説明は省略する。
12における一方の鉄心窓112aから導入された後、
Uターンするようにして他方の鉄心窓112bから導出
させることができるように折曲された導電性に富む板状
の金属金具126により形成されている。
20は、二次側導体121の収容が自在な囲繞空間13
2を確保すべく折曲形成されたコ字形導体部127と、
該コ字形導体部127の両側開放端から各別に内方へと
延設され、かつ、相互間に間隙sを介在させて平行もし
くは非平行に直進させた一対の延設部128,128
と、これら延設部128から各別に外方へと折曲された
一対の取付け用支脚部129,129とからなる連結金
具126によりその全体が構成されている。
絶縁処理は、コ字形導体部127から延設部128の途
中位置へと至る周面に絶縁性の合成樹脂材を覆設して樹
脂被覆層130を一体形成することにより行われてい
る。
れぞれの長寸突出部115が外接する側に位置するコ字
形導体部127の樹脂被覆層130の外表面130aに
は、これら長寸突出部115を位置決めするための一対
のガイド用リブ131,131を樹脂被覆層130と一
体に隆設しておくのが好ましい。
ては、図4に示すと同様にE形鉄心材とI形鉄心材とを
組み合わせてなるEI形鉄心により形成するものであっ
てもよい。
1に示す第1の発明につき、その作用を説明すれば、電
流センサ11を構成しているEE形鉄心12は、二つの
E形鉄心材13をそれぞれの長寸突出部15,15相互
は密接させ、短寸突出部16,16相互は空隙tを介在
させ、かつ、空間部19を形成した状態のもとで組み合
わされているので、一次側導体20に流れた電流iは、
EE形鉄心12の中心に位置する空間部19内に配置さ
れているフラックスゲート型の磁気検出素子25と、短
寸突出部16の側に囲繞配置されている二次側導体21
とで測定できることになる。
心材13のそれぞれの長寸突出部15,15相互を密接
させ、短寸突出部16,16相互間に空隙tを介在させ
ることにより形成されているので、図3に示すように外
部磁界Mも磁気検出素子25と二次側導体21とが位置
している短寸突出部16の側は磁気抵抗が大きくなって
流れずらい一方で、その周辺部に位置する長寸突出部1
5の側は流れやすいことになる。
の磁束aと二次側導体21の磁束bとは相互に反対方向
に流れて常に打ち消し合うことになる。また、外部磁界
Mによる磁束cは、EE形鉄心12の短寸突出部16の
側は磁気抵抗により流れずらく、したがって外側部に位
置する長寸突出部15の側を経て通過することになる。
2における長寸突出部15の側が外部磁気のシールド機
能を果たすことになるので、従来は必要であった磁気シ
ールドケースを用いることなく磁気検出素子25と二次
側導体21とが受ける外部磁界Mからの影響を効果的に
抑制することができることになる。
流センサ31を構成しているEI形鉄心32は、E形鉄
心材33の長寸突出部35の先端面35aと短寸突出部
36の先端面36aとがI形鉄心材39の一側面39a
と対面するように組み合わせて形成されている。しか
も、長寸突出部35の先端面35aと一側面39aとは
相互に密接し、短寸突出部36の先端面36aと一側面
39aとは相互に空隙tを介在させ、かつ、溝穴38内
に磁気検出素子25を収容しているので、一次側導体4
0に流れた電流iは、EI形鉄心32の中心に位置する
溝穴38内に配置されているフラックスゲート型の磁気
検出素子25と、短寸突出部36の側に囲繞配置されて
いる二次側導体41とで測定できることになる。
ける影響は、EI形鉄心32における長寸突出部35の
側が外部磁気のシールド機能を果たすことになるので、
図3に示すと同じ理由により従来は必要であった磁気シ
ールドケースを用いることなく効果的に抑制することが
できることになる。
(イ)に示すようにE形鉄心材13における短寸突出部
の先端部に溝穴18を設けることなく、空隙t内にホー
ル素子からなる磁気検出素子26を介在させて形成させ
たり、図4に示す電流センサ31を、図5(ロ)に示す
ようにE形鉄心材33における短寸突出部36の先端部
に溝穴38を設けることなく、空隙t内にホール素子か
らなる磁気検出素子26を介在させて形成する場合に
は、その全体構造をより簡素化することができる。ま
た、上記した第1の発明と第2の発明とにおいて、一次
側導体20,40の周面に絶縁性の合成樹脂材で覆った
樹脂被覆層が設けられている場合には、二次側導体2
1,41とのショートを防止できるほか、安全面からも
好ましい構造とすることができ、さらには、EE形鉄心
12やEI形鉄心32との間にガタツキが生じないよう
にすることもできる。
サ111を構成している一次側導体120におけるコ字
形導体部127から延設部128の途中位置へと至る周
面には、絶縁性の合成樹脂材を覆設してなる樹脂被覆層
130が設けられているので、二次側導体121との間
を完全に絶縁することができる。
5が外接するコ字形導体部127の樹脂被覆層130の
各外表面130aに長寸突出部115を位置決めするた
めの一対のガイド用リブ131,131を隆設してある
場合には、二つのE形鉄心材113を正確に位置決めし
て突き合わせることにより、EE形鉄心112と一次側
導体120とを安定的に組み合わせることができる。
発明によれば、電流センサを構成しているEE形鉄心
は、二つのE形鉄心材をそれぞれの長寸突出部相互は密
接させ、短寸突出部相互は空隙を介在させ、かつ、空間
部を形成した状態のもとで組み合わされているので、一
次側導体に流れた電流は、EE形鉄心の中心に位置する
空間部内に配置されているフラックスゲート型の磁気検
出素子と、短寸突出部に囲繞配置されている二次側導体
とで測定することができる。しかも、電流センサは、E
E形鉄心における長寸突出部の側が外部磁気のシールド
機能を果たすことになるので、従来は必要であった磁気
シールドケースを用いることなく磁気検出素子と二次側
導体とが受ける外部磁界による影響を効果的に抑制する
ことができる。
構成しているEI形鉄心は、E形鉄心材の長寸突出部の
先端面と短寸突出部の先端面とがI形鉄心材の一側面に
対面する位置関係で組み合わされているので、長寸突出
部の先端面と一側面とは相互に密接し、短寸突出部の先
端面と一側面とは相互に空隙を介在させ、かつ、溝穴内
に磁気検出素子を収容しているので、一次側導体に流れ
た電流は、EI形鉄心の中心に位置する溝穴内に配置さ
れているフラックスゲート型の磁気検出素子と、短寸突
出部に囲繞配置されている二次側導体とで測定すること
ができる。しかも、電流センサが外部磁界から受ける影
響は、EI形鉄心における長寸突出部の側が外部磁気の
シールド機能を果たすことになるので、第1の発明と同
様に従来は必要であった磁気シールドケースを用いるこ
となく効果的に抑制することができる。
寸突出部の先端部に溝穴を設けずに空隙内にホール素子
からなる磁気検出素子介在させて形成させたり、EI形
鉄心における短寸突出部の先端部に溝穴を設けずに空隙
内にホール素子からなる磁気検出素子を介在させて形成
する場合には、その全体構造をより簡素化することがで
きる。また、第1,2の発明において、一次側導体の周
面に絶縁性の合成樹脂材で覆った樹脂被覆層が設けられ
ている場合には、二次側導体とのショートを防止できる
ほか、安全面からも好ましい構造とすることができ、さ
らには、EE形鉄心やEI鉄心との間にガタツキが生じ
ないようにすることもできる。
に記載の発明において、電流センサを構成している一次
側導体におけるコ字形導体部から延設部の途中位置へと
至る周面には、絶縁性の合成樹脂材を覆設してなる樹脂
被覆層が設けられているので、二次側導体との間を完全
に絶縁することにより、従来は必要であった磁気シール
ドケースを用いることなく磁気検出素子と二次側導体と
が受ける外部磁界による影響を効果的に抑制することが
できる。また、コ字形導体部の樹脂被覆層の各外表面に
長寸突出部を位置決めするための一対のガイド用リブが
隆設されている場合には、二つのE形鉄心材を正確に位
置決めして突き合わせることにより、EE形鉄心と一次
側導体とをより安定的に組み合わせることができる。
図。
(ロ)として示す説明図。
す縦断面図。
説明図。
Claims (10)
- 【請求項1】 水平基部と、該水平基部の左右両側にて
同一方向へと同長に直立させた各長寸突出部と、水平基
部の中央位置にて長寸突出部よりはやや短寸にして同一
方向へと直立させた短寸突出部とで形成された二つのE
形鉄心材を、対応するそれぞれの長寸突出部の先端面相
互と短寸突出部の先端面相互とが対面する位置関係で組
み合わせてなるEE形鉄心と、該EE形鉄心内に区画形
成される二つの鉄心窓のうちの一方の鉄心窓から導入し
て他方の鉄心窓から導出される一次側導体と、前記EE
形鉄心における短寸突出部の側に囲繞配置される二次側
導体と、短寸突出部相互間に空隙を介在させて配設され
る磁気検出素子とで構成したことを特徴とする電流セン
サ。 - 【請求項2】 前記磁気検出素子は、それぞれの短寸突
出部の先端部に形成された溝穴により形成される空間部
を介して配設されたフラックスゲート型の磁気検出素子
であることを特徴とする請求項1記載の電流センサ。 - 【請求項3】 前記磁気検出素子は、短寸突出部の先端
面相互間に介在させたホール素子であることを特徴とす
る請求項1記載の電流センサ。 - 【請求項4】 前記一次側導体の周面には、絶縁性の合
成樹脂材で覆った樹脂被覆層を設けたことを特徴とする
請求項1ないし3のいずれかに記載の電流センサ。 - 【請求項5】 水平基部と、該水平基部の左右両側にて
同一方向へと同長に直立させた各長寸突出部と、水平基
部の中央位置にて長寸突出部よりはやや短寸にして同一
方向へと直立させた短寸突出部とで形成されたE形鉄心
材と、I形鉄心材とをE形鉄心材の長寸突出部の先端面
と短寸突出部の先端面とがI形鉄心材の一側面に対面す
る位置関係で組み合わせてなるEI形鉄心と、該EI形
鉄心内に区画形成される二つの鉄心窓のうちの一方の鉄
心窓から導入して他方の鉄心窓から導出される一次側導
体と、前記EI形鉄心における短寸突出部の側に囲繞配
置される二次側導体と、短寸突出部とI形鉄心材の一側
面との間に空隙を介在させて配設される磁気検出素子と
で構成したことを特徴とする電流センサ。 - 【請求項6】 前記磁気検出素子は、短寸突出部の先端
部に形成された溝穴を介して配設されたフラックスゲー
ト型の磁気検出素子であることを特徴とする請求項5記
載の電流センサ。 - 【請求項7】 前記磁気検出素子は、短寸突出部の先端
面とI形鉄心材の一側面との間に介在させたホール素子
であることを特徴とする請求項5記載の電流センサ。 - 【請求項8】 前記一次側導体の周面には、絶縁性の合
成樹脂材で覆った樹脂被覆層を設けたことを特徴とする
請求項5ないし7のいずれかに記載の電流センサ。 - 【請求項9】 前記一次側導体は、EE形鉄心における
一方の鉄心窓からの導入と他方の鉄心窓からの導出と、
二次側導体の収容とを自在に折曲形成された板状のコ字
形導体部と、該コ字形導体部の両側開放端から各別に内
方へと延設され、かつ、相互間に間隙を介在させて直進
させた一対の延設部とを少なくとも備え、コ字形導体部
から延設部の途中位置へと至る周面には、絶縁性の合成
樹脂材で覆った樹脂被覆層を設けたことを特徴とする請
求項1〜3,5〜7のいずれかに記載の電流センサ。 - 【請求項10】 E形鉄心材の長寸突出部が外接するコ
字形導体部の樹脂被覆層の各外表面には、前記長寸突出
部を位置決めするための一対のガイド用リブをそれぞれ
隆設したことを特徴とする請求項9記載の電流センサ。
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JP33672298A JP3729666B2 (ja) | 1997-11-29 | 1998-11-27 | 電流センサ |
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---|---|---|---|
JP34390297 | 1997-11-29 | ||
JP9-343902 | 1997-11-29 | ||
JP33672298A JP3729666B2 (ja) | 1997-11-29 | 1998-11-27 | 電流センサ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH11258275A true JPH11258275A (ja) | 1999-09-24 |
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JP33672298A Expired - Fee Related JP3729666B2 (ja) | 1997-11-29 | 1998-11-27 | 電流センサ |
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JP (1) | JP3729666B2 (ja) |
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