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JPH11234871A - ワイヤハーネスの分岐部の構造 - Google Patents

ワイヤハーネスの分岐部の構造

Info

Publication number
JPH11234871A
JPH11234871A JP10033382A JP3338298A JPH11234871A JP H11234871 A JPH11234871 A JP H11234871A JP 10033382 A JP10033382 A JP 10033382A JP 3338298 A JP3338298 A JP 3338298A JP H11234871 A JPH11234871 A JP H11234871A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
branch
wire harness
wire
fixing sheet
branching
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP10033382A
Other languages
English (en)
Inventor
Hatsuhiro Nitsuta
初浩 新田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP10033382A priority Critical patent/JPH11234871A/ja
Publication of JPH11234871A publication Critical patent/JPH11234871A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Insulated Conductors (AREA)
  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワイヤハーネスの分岐形態を簡易な構造によ
り固定する。 【解決手段】 ワイヤハーネスW/Hの分岐部11にお
いて、幹線12から、それぞれ所定方向に分岐する各分
岐電線束13a、13b、13cを、その分岐方向を維
持した形態に固定するワイヤハーネスの分岐部の構造で
あって、上記各分岐電線束13a、13b、13cに対
し、弾性的に伸縮可能なシート状部材よりなり内面に粘
着層14aを有する固定シート14を、両側から挟み付
けるようにして取り付け、該固定シート14により上記
分岐部11の分岐形態を固定している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワイヤハーネスの
分岐部の構造に関し、詳しくは、ワイヤハーネスの分岐
部を、相手部品との接続時に適した分岐形態に固定させ
て、その接続作業性の向上を図るようにしたものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に自動車用等に使用されるワイヤハ
ーネスは、電線束の幹線から複数の方向に分岐した分岐
部1を有している。該分岐部における各分岐電線束は、
接続すべき相手側の機器の配置状況に応じて、それぞれ
所定の方向に分岐角度が設定されている。
【0003】上記分岐部における各分岐電線束を所定の
分岐方向に固定するようにしたものとして、実開昭62
−77811号公報に記載の分岐部の構造が知られてい
る。これは、図7(A)(B)に示すように、分岐部に
おけるワイヤハーネスW/Hの分岐方向に対応する角度
でアーム4a、4b、4cを突出させた分岐芯材4を用
い、該分岐芯材4を各分岐電線束3a、3b、3c内に
電線と一緒に介在させるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記分岐芯材4を使用
することで、各分岐電線束3a、3b、3cの分岐形態
を所定方向に固定することができる。しかしながら、分
岐芯材4は形状が定まっているため、ワイヤハーネスW
/Hの組立工程において、分岐芯材4を各分岐電線束3
a、3b、3c内へ方向を特定して介在させるのは作業
上非常に手間を要する。しかも、分岐形態に応じて多種
の分岐芯材4を準備しなければならずコスト高となり、
さらに、自動車用ワイヤハーネスでは、車体パネルの貫
通穴を通して配索されることが多く、この場合、上記分
岐芯材が障害となって、貫通穴への挿通ができなくなる
という問題もある。
【0005】本発明は上記した問題に鑑みてなされたも
ので、分岐部で所定方向に分岐する分岐電線束を伸縮可
能な固定シートで、その分岐形態を固定することによ
り、作業性の向上およびコスト低減と、ワイヤハーネス
の配索上の自由度を確保できるようにすることを課題と
している。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、請求項1で、ワイヤハーネスの分岐部に
おいて、幹線から、それぞれ所定方向に分岐する各分岐
電線束を、その分岐方向を維持した形態に固定するワイ
ヤハーネスの分岐部の構造であって、上記各分岐電線束
に対し、弾性的に伸縮可能なシート状部材よりなり内面
に粘着層を有する固定シートを、両側から挟み付けるよ
うにして取り付け、該固定シートにより上記分岐部の分
岐形態を固定していることを特徴とするワイヤハーネス
の分岐部の構造を提供している。
【0007】具体的には、組立作業板上でのワイヤハー
ネスの組立工程中に、U字状の電線保持具に沿って、所
定方向に布線された各分岐電線束を張設状態で保持し、
この分岐部に対し、上記固定シートで挟みつけること
で、所定の分岐形態を固定している。
【0008】上記構成とすると、自動車等の被取付物へ
のワイヤハーネスの配索後に、各分岐電線束の端末を、
接続すべき相手側の機器等に対し、対応させることがで
き、接続作業の作業性向上に貢献できる。その分岐形態
の固定に際しては、固定シートを挟み付けるのみの簡易
な作業により行うことができる。また、固定シートは伸
縮可能であるため、ワイヤハーネスを隔壁の貫通穴を通
して配索する必要性がある場合でも、貫通穴への挿通時
のみ分岐部を固定シートごと束ねて収縮させることで容
易に挿通でき、挿通後は、固定シートを所定の分岐形態
に弾性復帰させることができる。
【0009】上記分岐電線束は、該分岐電線束の端末部
に取り付けられたコネクタを、その軸線に対する所定の
回転方向を特定した後に、上記固定シートにて分岐形態
を固定するようにしている(請求項2)。このようにす
れば、各分岐電線束の端末に取り付けられたコネクタ
を、接続すべき相手側の機器のコネクタのロック位置等
に適合するように、その方向を予め対応させることがで
き、コネクタの接続作業性の向上を図ることができる。
【0010】上記固定シートは、上記分岐電線束と共に
幹線の一部を含むようにして取り付けている(請求項
3)。このようにすれば、幹線の軸方向に対する分岐部
の回転方向を所定方向に固定することができ、配索条件
に一層適合したワイヤハーネスを得ることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。図1は、ワイヤハーネスの分岐部の
構造の第1実施形態を示し、ワイヤハーネスW/Hの幹
線12から分岐する分岐部11では、複数の分岐電線束
13a、13b、13cが、所定の分岐角度でそれぞれ
所定方向へ分岐し、各分岐電線束13a、13b、13
cは、固定シート14でその分岐形態が固定されてい
る。各分岐電線束13a、13b、13cの端末には、
それぞれ相手側の機器16若しくは他のワイヤハーネス
W/H−Aのコネクタ部17a、17b、17cに接続
すべきコネクタ15a、15b、15cが取り付けられ
ている。
【0012】上記固定シート14は、ウレタンシート、
スポンジシート等の弾性的に伸縮可能なシート状部材か
らなり、図2に示すように、内面には接着剤が塗布され
た粘着層14aを有している。固定シート14の大きさ
は、分岐部11おにいて幹線12と各コネクタ15a、
15b、15cとの間の分岐電線束13a、13b、1
3cを両側から挟み付けて覆うに十分な面積に対応させ
ている。この場合、固定シート14は、同一形状のもの
を2枚貼り合わせて使用するか、若しくは倍の大きさの
ものを二つ折りにして使用する。
【0013】各分岐電線束13a、13b、13cの端
末のコネクタ15a、15b、15cは、接続すべき相
手が機器16のコネクタ部17a、17bのように、そ
の方向性が特定されている場合、ロック位置等の方向を
合致させる方が作業上都合がよい。このために、コネク
タ15a、15bの軸線に対する所定の回転方向を特定
した状態で、固定シート14による各分岐電線束13
a、13b、13cの形態固定を行うようにしている。
【0014】上記分岐部11に固定シート14を取り付
けるには、組立作業板18上におけるワイヤハーネスW
/Hの組立工程中に以下の手順で行われる。ワイヤハー
ネスW/Hは通常、図4に示すように、組立作業板18
上に立設された多数のU字状の電線保持具19に沿っ
て、所定経路に電線Wを布線することで組み立てられ
る。分岐部11の形成箇所では、各分岐電線束13a、
13b、13cの端部の、コネクタ15a、15b、1
5cを受けるようにして、それぞれの分岐方向に対応さ
せて電線保持具19a、19b、19cが立設されてい
る。そして、該電線保持具19a、19b、19cと、
幹線12側に立設された分岐基部の電線保持具19との
間で分岐電線束13a、13b、13cを張設状で所定
形態に保持するようにしている。
【0015】上記分岐電線束13a、13b、13cの
布線に際しては、端末のコネクタ15a、15bの軸線
に対する回転方向を、接続すべき機器16のコネクタ部
17a、17bとの嵌合が可能な方向に合致させるよう
にしてる。これには、例えば図5に示すように、コネク
タ15a、15bの外形に適合する受け部20aを備え
たコネクタ受け具20を使用し、その方向を所定の回転
方向に合致させるようにするのが好ましい。
【0016】上記のようにして分岐部11の分岐形態が
特定された後、各分岐電線束13a、13b、13c全
体を覆うようにして、固定シート14を両側から挟み付
けるようにして取り付けている。このようにすること
で、固定シート14の内面の粘着層14aが各分岐電線
束13a、13b、13cに貼り付いて、その分岐形態
が固定される(図3)。
【0017】上記固定シート14により分岐形態が固定
された分岐部11は、組立作業板18からワイヤハーネ
スW/Hを取り外しても、その形態が維持され、ワイヤ
ハーネスW/Hの配索時における相手側のコネクタ部1
7a、17b、17cと対応してその接続作業性を向上
させることができる。また、固定シート14は、伸縮可
能であるため、自動車の隔壁の貫通穴にワイヤハーネス
W/Hを挿通する必要性がある場合には、分岐部11を
一時的に固定シート14と共に束ねることにより難なく
挿通可能である。
【0018】図6は、第2実施形態を示し、これは分岐
部11への固定シート14の貼り付けに際し、各分岐電
線束13a、13b、13cと共に幹線12の分岐基部
の一部を含むようにして同時に固定シート14で両側か
ら挟み付けるようにしたものである。このようにするこ
とで、各分岐電線束13a、13b、13cの幹線12
に対する回転方向、即ちワイヤハーネスW/H全体に対
する回転方向を特定することができる。なお、他の構成
は第1実施形態と同様のため説明を省略する。
【0019】
【発明の効果】以上の説明より明きらかなように、本発
明に係わるワイヤハーネスの分岐部の構造によれば、分
岐部に対し固定シートを取り付けるのみの簡易な操作に
より分岐形態を固定することができると共に、固定シー
トは、分岐形態に応じて個別に形状等を合致させる必要
がない。また、固定シートは弾性的に伸縮可能であるた
め、ワイヤハーネスを隔壁の貫通穴に挿通する必要があ
る場合には、固定シートと共に分岐部を束ねて挿通さ
せ、挿通後は所定の分岐形態に復帰させることができる
ため、ワイヤハーネスの配索の自由度を損なうことな
く、かつ作業性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかるワイヤハーネスの分岐部の構
造の実施形態を示す概略斜視図である。
【図2】 固定シートの斜視図である。
【図3】 図1のX−X断面の断面図である。
【図4】 分岐部への固定シートの取付工程を示す斜視
図である。
【図5】 コネクタ受け具を示す斜視図である。
【図6】 分岐部の構造の第2実施形態を示す概略図で
ある。
【図7】 (A)(B)は従来例を示す図である。
【符号の説明】
11 分岐部 12 幹線 13a、13b、13c 分岐電線束 14 固定シート 14a 粘着層 15a、15b、15c コネクタ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイヤハーネスの分岐部において、幹線
    から、それぞれ所定方向に分岐する各分岐電線束を、そ
    の分岐方向を維持した形態に固定するワイヤハーネスの
    分岐部の構造であって、 上記各分岐電線束に対し、弾性的に伸縮可能なシート状
    部材よりなり内面に粘着層を有する固定シートを、両側
    から挟み付けるようにして取り付け、該固定シートによ
    り上記分岐部の分岐形態を固定していることを特徴とす
    るワイヤハーネスの分岐部の構造。
  2. 【請求項2】 上記分岐電線束は、該分岐電線束の端末
    部に取り付けられたコネクタを、その軸線に対する所定
    の回転方向を特定した後に、上記固定シートにて分岐形
    態を固定するようにしている請求項1に記載のワイヤハ
    ーネスの分岐部の構造。
  3. 【請求項3】 上記固定シートは、上記分岐電線束と共
    に幹線の一部を含むようにして取り付けている請求項1
    または請求項2に記載のワイヤハーネスの分岐部の構
    造。
JP10033382A 1998-02-16 1998-02-16 ワイヤハーネスの分岐部の構造 Withdrawn JPH11234871A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012252976A (ja) * 2011-06-07 2012-12-20 Yazaki Corp ワイヤハーネス
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Legal Events

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Effective date: 20050510