JPH11203651A - 磁気ヘッド - Google Patents
磁気ヘッドInfo
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- JPH11203651A JPH11203651A JP624898A JP624898A JPH11203651A JP H11203651 A JPH11203651 A JP H11203651A JP 624898 A JP624898 A JP 624898A JP 624898 A JP624898 A JP 624898A JP H11203651 A JPH11203651 A JP H11203651A
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- magnetic head
- magnetic
- rear end
- lubricant
- magnetic disk
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- Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 磁気ヘッドの後端面に移着した潤滑剤が、磁
気ディスク媒体の回転が停止している時に、磁気ヘッド
の浮上面と磁気ディスク媒体表面との間に侵入すること
を防止して、ヘッドとディスク媒体との密着力が増加し
ないようにする。 【解決手段】 磁気ヘッドの後端面に、親油性の塗膜、
特に、使用する磁気ディスク媒体表面に塗られている潤
滑剤と結合力が強い材料でできた塗膜を形成する。この
ように構成することによって、磁気ヘッドの後端面に付
着した潤滑剤が、磁気ヘッドの後端面に設けた塗膜と結
合して磁気ヘッドの後端面に保持され、磁気ヘッドの回
転が停止し降下した時に、磁気ヘッドの浮上面と磁気デ
ィスク媒体表面との間に潤滑剤が侵入することを防ぐこ
とができる。
気ディスク媒体の回転が停止している時に、磁気ヘッド
の浮上面と磁気ディスク媒体表面との間に侵入すること
を防止して、ヘッドとディスク媒体との密着力が増加し
ないようにする。 【解決手段】 磁気ヘッドの後端面に、親油性の塗膜、
特に、使用する磁気ディスク媒体表面に塗られている潤
滑剤と結合力が強い材料でできた塗膜を形成する。この
ように構成することによって、磁気ヘッドの後端面に付
着した潤滑剤が、磁気ヘッドの後端面に設けた塗膜と結
合して磁気ヘッドの後端面に保持され、磁気ヘッドの回
転が停止し降下した時に、磁気ヘッドの浮上面と磁気デ
ィスク媒体表面との間に潤滑剤が侵入することを防ぐこ
とができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は磁気ディスク装置に
用いる磁気ヘッドに関するものであり、特にコンタクト
・スタート・ストップ方式を採用した磁気ディスク装置
に搭載する磁気ヘッドに関するものである。
用いる磁気ヘッドに関するものであり、特にコンタクト
・スタート・ストップ方式を採用した磁気ディスク装置
に搭載する磁気ヘッドに関するものである。
【0002】近年、コンピュータシステムの記録容量の
大型化に応じて、磁気ディスク装置の大容量化が積極的
に進められている。このような磁気ディスク装置の大容
量化は記録密度を高くすることによって実現される。磁
気ディスク装置の記録密度を高くする為には、磁気ディ
スク媒体と磁気ヘッドとの間の距離をできるだけ小さく
して、情報の読み取りあるいは書込みを行う必要があ
る。
大型化に応じて、磁気ディスク装置の大容量化が積極的
に進められている。このような磁気ディスク装置の大容
量化は記録密度を高くすることによって実現される。磁
気ディスク装置の記録密度を高くする為には、磁気ディ
スク媒体と磁気ヘッドとの間の距離をできるだけ小さく
して、情報の読み取りあるいは書込みを行う必要があ
る。
【0003】ディスク媒体と磁気ヘッドとの距離を狭く
する最も簡単な方法として磁気ヘッドの浮上量を小さく
することが考えられる。しかし、磁気ヘッドの浮上量を
小さくすると、磁気ディスク媒体と磁気ヘッドとが接触
しやすくなり、接触によって両者が損傷したり、磁気デ
ィスクが摩耗する可能性が高くなる。このように磁気デ
ィスク媒体あるいは磁気ヘッドに損傷や摩耗が生じる
と、情報の読み取り/書き込みに様々な問題が生じるた
め好ましくない。
する最も簡単な方法として磁気ヘッドの浮上量を小さく
することが考えられる。しかし、磁気ヘッドの浮上量を
小さくすると、磁気ディスク媒体と磁気ヘッドとが接触
しやすくなり、接触によって両者が損傷したり、磁気デ
ィスクが摩耗する可能性が高くなる。このように磁気デ
ィスク媒体あるいは磁気ヘッドに損傷や摩耗が生じる
と、情報の読み取り/書き込みに様々な問題が生じるた
め好ましくない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような損傷や摩耗
を防ぐために、通常、磁気ディスクの表面には潤滑剤が
塗布されているが、磁気ヘッドが浮上している時、すな
わちディスクが回転している時に、この磁気ディスク媒
体に塗布されている潤滑剤が磁気ヘッドの浮上面の空気
流出端近傍に移着してしまうことがある。特に、近年は
磁気ディスク装置の高記録密度化が進んでおり、磁気ヘ
ッドと磁気ディスクとの間隔は約20〜40nm程度と
狭くなってきている。このような狭い空間に空気が流入
すると、空気は一端圧縮された後、開放され、この時の
圧力変化によって潤滑剤がしぶきとなって磁気ヘッド側
に吸い上げられて、磁気ヘッドの空気流出端近傍に容易
に移着してしまう。このように磁気ヘッド側に移着した
潤滑剤は、磁気ヘッドの後端面の空気流出端近傍に主に
とどまり、磁気ディスクの回転が停止して、磁気ヘッド
の浮上面が降下して磁気ディスクと磁気ヘッドとが接触
する際に、磁気ディスク媒体表面と磁気ヘッドの浮上面
との間に入り込んでしまう。このように磁気ディスク媒
体表面と磁気ヘッドの浮上面との間に潤滑剤が侵入する
と、磁気ヘッドが降下したときの両者の密着力が増加
し、この密着力の増加に伴って磁気ディスク装置が停止
している間に磁気ヘッドと磁気ディスクが吸着してしま
い、次に磁気ディスク媒体の回転を開始する時に、磁気
ディスクが動きにくくなったり、または全く起動しなく
なってしまうといった問題が生じる。
を防ぐために、通常、磁気ディスクの表面には潤滑剤が
塗布されているが、磁気ヘッドが浮上している時、すな
わちディスクが回転している時に、この磁気ディスク媒
体に塗布されている潤滑剤が磁気ヘッドの浮上面の空気
流出端近傍に移着してしまうことがある。特に、近年は
磁気ディスク装置の高記録密度化が進んでおり、磁気ヘ
ッドと磁気ディスクとの間隔は約20〜40nm程度と
狭くなってきている。このような狭い空間に空気が流入
すると、空気は一端圧縮された後、開放され、この時の
圧力変化によって潤滑剤がしぶきとなって磁気ヘッド側
に吸い上げられて、磁気ヘッドの空気流出端近傍に容易
に移着してしまう。このように磁気ヘッド側に移着した
潤滑剤は、磁気ヘッドの後端面の空気流出端近傍に主に
とどまり、磁気ディスクの回転が停止して、磁気ヘッド
の浮上面が降下して磁気ディスクと磁気ヘッドとが接触
する際に、磁気ディスク媒体表面と磁気ヘッドの浮上面
との間に入り込んでしまう。このように磁気ディスク媒
体表面と磁気ヘッドの浮上面との間に潤滑剤が侵入する
と、磁気ヘッドが降下したときの両者の密着力が増加
し、この密着力の増加に伴って磁気ディスク装置が停止
している間に磁気ヘッドと磁気ディスクが吸着してしま
い、次に磁気ディスク媒体の回転を開始する時に、磁気
ディスクが動きにくくなったり、または全く起動しなく
なってしまうといった問題が生じる。
【0005】この問題を回避するため、特開平8−87
847号公報には、磁気ディスク媒体から移着した潤滑
剤を磁気ヘッドの後端面に保持するべく、磁気ヘッドの
後端面に溝あるいは突起を設けた装置が開示されてい
る。しかしながら、通常、磁気ヘッドの後端部はアルミ
ナ材でできており、このアルミナ材は潤滑剤との濡れ性
が悪いため、たとえ磁気ヘッドの後端部にこのような溝
や突起を設けても、磁気ディスクが停止している時に溝
または突起に保持されている潤滑剤が磁気ディスクと磁
気ヘッドの間に流れ出してしまい、上述した問題は抜本
的に解決されない。
847号公報には、磁気ディスク媒体から移着した潤滑
剤を磁気ヘッドの後端面に保持するべく、磁気ヘッドの
後端面に溝あるいは突起を設けた装置が開示されてい
る。しかしながら、通常、磁気ヘッドの後端部はアルミ
ナ材でできており、このアルミナ材は潤滑剤との濡れ性
が悪いため、たとえ磁気ヘッドの後端部にこのような溝
や突起を設けても、磁気ディスクが停止している時に溝
または突起に保持されている潤滑剤が磁気ディスクと磁
気ヘッドの間に流れ出してしまい、上述した問題は抜本
的に解決されない。
【0006】一方、上述の問題を解決するために、特開
平8−194930号公報には、磁気ヘッドの浮上面の
周囲である側面に撥水処理または撥油処理を施した改質
処理膜を設けることが開示されている。しかしながら、
このような改質処理膜を設けることよっては、磁気ヘッ
ド浮上面の空気流出端から流れてくる潤滑剤が磁気ヘッ
ドの後端面に付きにくくすることはできるが、潤滑剤が
磁気ヘッドの後端面に必ず残ってしまい、ここに潤滑剤
が付着しないようにすることはできない。したがって、
改質処理膜を設けても、上述した磁気ヘッドと磁気ディ
スクとの間に潤滑剤が入り込んでしまうという問題はや
はり抜本的には解決できない。
平8−194930号公報には、磁気ヘッドの浮上面の
周囲である側面に撥水処理または撥油処理を施した改質
処理膜を設けることが開示されている。しかしながら、
このような改質処理膜を設けることよっては、磁気ヘッ
ド浮上面の空気流出端から流れてくる潤滑剤が磁気ヘッ
ドの後端面に付きにくくすることはできるが、潤滑剤が
磁気ヘッドの後端面に必ず残ってしまい、ここに潤滑剤
が付着しないようにすることはできない。したがって、
改質処理膜を設けても、上述した磁気ヘッドと磁気ディ
スクとの間に潤滑剤が入り込んでしまうという問題はや
はり抜本的には解決できない。
【0007】本発明は、磁気ヘッドの浮上面の空気流出
端近傍に移着した潤滑剤が、磁気ディスク媒体の回転が
停止した時に磁気ディスク媒体と磁気ヘッドの浮上面と
の間に侵入することを防止して、磁気ディスク媒体と磁
気ヘッド間の密着力の増加を抑えるようにした磁気ヘッ
ドを提供することを目的とするものである。
端近傍に移着した潤滑剤が、磁気ディスク媒体の回転が
停止した時に磁気ディスク媒体と磁気ヘッドの浮上面と
の間に侵入することを防止して、磁気ディスク媒体と磁
気ヘッド間の密着力の増加を抑えるようにした磁気ヘッ
ドを提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の磁気ヘッドは、磁気ディスク装置に用いる
磁気ヘッドにおいて、前記磁気ヘッドの浮上面に設けた
空気流出路の空気流出方向と直交する方向に延在する前
記磁気ヘッドの後端面の少なくとも一部に親油性の膜を
形成したことを特徴とする。
に、本発明の磁気ヘッドは、磁気ディスク装置に用いる
磁気ヘッドにおいて、前記磁気ヘッドの浮上面に設けた
空気流出路の空気流出方向と直交する方向に延在する前
記磁気ヘッドの後端面の少なくとも一部に親油性の膜を
形成したことを特徴とする。
【0009】また、本発明の磁気ヘッドは、前記親油性
の膜が、前記磁気ヘッドによって情報の記録再生を行う
磁気ディスク媒体に塗布されている潤滑剤と結合する性
質を有するものであることが好ましい。
の膜が、前記磁気ヘッドによって情報の記録再生を行う
磁気ディスク媒体に塗布されている潤滑剤と結合する性
質を有するものであることが好ましい。
【0010】上述した通り、磁気ヘッドが浮上して磁気
ディスクが回転している間に、ヘッドとディスク間に形
成される空気流通路から噴き出す空気によって磁気ディ
スク媒体上に塗布されている潤滑剤が磁気ヘッドの後端
面に移着するが、本発明にかかる磁気ヘッドでは、この
磁気ヘッドの後端面に親油性の膜、特に、潤滑剤と強く
結合する性質の膜を設けるようにしているため、ディス
クの後端面に移着してきた潤滑剤はこの膜と結合して、
磁気ヘッドの後端面上に保持されることになる。磁気デ
ィスクの回転が停止すると、磁気ヘッドの浮上面と磁気
ディスクとが接触するため、この磁気ヘッドの後端面に
保持されている潤滑剤は、磁気ディスク媒体表面と磁気
ヘッドの浮上面との隙間に侵入しようとするが、本発明
の装置では、潤滑剤が磁気ヘッドの後端面に設けた親油
性の膜と強く結合しているため、潤滑剤の移動が抑制さ
れ、ディスク表面とヘッドの浮上面との隙間に入り込ま
なくなる。尚、この親油性の膜は、磁気ディスク装置に
使用する磁気ディスク媒体に塗布されている潤滑剤との
結合力が強いほど、上記隙間への潤滑剤の移動の抑制力
が強く働き、磁気ヘッドの浮上面と磁気ディスク媒体と
の吸着をより強力に防止することができる。
ディスクが回転している間に、ヘッドとディスク間に形
成される空気流通路から噴き出す空気によって磁気ディ
スク媒体上に塗布されている潤滑剤が磁気ヘッドの後端
面に移着するが、本発明にかかる磁気ヘッドでは、この
磁気ヘッドの後端面に親油性の膜、特に、潤滑剤と強く
結合する性質の膜を設けるようにしているため、ディス
クの後端面に移着してきた潤滑剤はこの膜と結合して、
磁気ヘッドの後端面上に保持されることになる。磁気デ
ィスクの回転が停止すると、磁気ヘッドの浮上面と磁気
ディスクとが接触するため、この磁気ヘッドの後端面に
保持されている潤滑剤は、磁気ディスク媒体表面と磁気
ヘッドの浮上面との隙間に侵入しようとするが、本発明
の装置では、潤滑剤が磁気ヘッドの後端面に設けた親油
性の膜と強く結合しているため、潤滑剤の移動が抑制さ
れ、ディスク表面とヘッドの浮上面との隙間に入り込ま
なくなる。尚、この親油性の膜は、磁気ディスク装置に
使用する磁気ディスク媒体に塗布されている潤滑剤との
結合力が強いほど、上記隙間への潤滑剤の移動の抑制力
が強く働き、磁気ヘッドの浮上面と磁気ディスク媒体と
の吸着をより強力に防止することができる。
【0011】更に、磁気ヘッドの後端面に塗布した膜は
親油性であるため、磁気ディスク表面に塗布されている
潤滑剤と濡れ性がよく、したがって磁気ヘッドの後端面
に付着した潤滑剤は、この膜上に薄く広がることにな
り、ディスク表面とヘッドの浮上面との隙間にますます
入り込みにくくなる。
親油性であるため、磁気ディスク表面に塗布されている
潤滑剤と濡れ性がよく、したがって磁気ヘッドの後端面
に付着した潤滑剤は、この膜上に薄く広がることにな
り、ディスク表面とヘッドの浮上面との隙間にますます
入り込みにくくなる。
【0012】このように、本発明にかかる磁気ヘッドに
よれば、磁気ヘッドの後端面に付着した潤滑剤がディス
ク表面とヘッドの浮上面との隙間に入り込むことなく、
磁気ヘッドの後端面に保持されるため、磁気ディスク媒
体の回転が停止した際の磁気ディスク媒体と磁気ヘッド
の浮上面との密着力を小さく押さえることができる。し
たがって、磁気ディスク媒体を再度回転させる際に、少
ない力で磁気ヘッドを浮上させることがき、磁気ディス
ク媒体をスムーズに起動させることができる。
よれば、磁気ヘッドの後端面に付着した潤滑剤がディス
ク表面とヘッドの浮上面との隙間に入り込むことなく、
磁気ヘッドの後端面に保持されるため、磁気ディスク媒
体の回転が停止した際の磁気ディスク媒体と磁気ヘッド
の浮上面との密着力を小さく押さえることができる。し
たがって、磁気ディスク媒体を再度回転させる際に、少
ない力で磁気ヘッドを浮上させることがき、磁気ディス
ク媒体をスムーズに起動させることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。
を参照して詳細に説明する。
【0014】図1は、本発明の実施の形態における磁気
ヘッド1を浮上面側から見た斜視図である。磁気ヘッド
1は、フェライトなどの磁性体、またはAl2O3−Ti
Cなどの非磁性体で構成されており、空気流入端2から
流出端3に沿って両側に、浮上面4aを有する一対のス
ライドレール4が形成されている。磁気ヘッド1の空気
流出端3側の側面(後端面)には、アルミナ部材5が形
成されており、ここに薄膜形成技術によりリードライト
素子(図示せず)が設けられている。本発明の磁気ヘッ
ドには、この空気流出端3側の磁気ヘッド後側面、すな
わちアルミナ部材5の端面に親油性の塗膜6が設けられ
ている。
ヘッド1を浮上面側から見た斜視図である。磁気ヘッド
1は、フェライトなどの磁性体、またはAl2O3−Ti
Cなどの非磁性体で構成されており、空気流入端2から
流出端3に沿って両側に、浮上面4aを有する一対のス
ライドレール4が形成されている。磁気ヘッド1の空気
流出端3側の側面(後端面)には、アルミナ部材5が形
成されており、ここに薄膜形成技術によりリードライト
素子(図示せず)が設けられている。本発明の磁気ヘッ
ドには、この空気流出端3側の磁気ヘッド後側面、すな
わちアルミナ部材5の端面に親油性の塗膜6が設けられ
ている。
【0015】この親油性の塗膜6の材料には、磁気ディ
スク(図示せず)の表面に塗布されている潤滑剤と結合
力の強いものが望ましく、たとえば、潤滑剤として一般
的に使われているフッ素系オイルと同じ種類のフッ素系
オイルを好適に使用することができる。ここで、同じ種
類のフッ素系オイルとは、分子の骨格構造が少し異なる
もの、あるいは、−OH、−COOHなどの末端基が異
なるものなどを含む。なお、塗膜6は、潤滑剤と結合す
るものであれば、ディスク上に塗布されている潤滑剤と
必ずしも同じものでなくてもかまわない。塗膜6の厚さ
は、アルミナ部材5の端面を被覆するのに十分かつ磁気
ヘッド1の浮上姿勢に影響を与えない程度の厚さとす
る。具体的には10〜1000オングストロームが望ま
しい。10オングストローム以下では、アルミナ部材5
の端面を十分に被覆することはできないし、1000オ
ングストローム以上の厚さになると、磁気ヘッドが浮上
する際のバランスが悪くなるためである。
スク(図示せず)の表面に塗布されている潤滑剤と結合
力の強いものが望ましく、たとえば、潤滑剤として一般
的に使われているフッ素系オイルと同じ種類のフッ素系
オイルを好適に使用することができる。ここで、同じ種
類のフッ素系オイルとは、分子の骨格構造が少し異なる
もの、あるいは、−OH、−COOHなどの末端基が異
なるものなどを含む。なお、塗膜6は、潤滑剤と結合す
るものであれば、ディスク上に塗布されている潤滑剤と
必ずしも同じものでなくてもかまわない。塗膜6の厚さ
は、アルミナ部材5の端面を被覆するのに十分かつ磁気
ヘッド1の浮上姿勢に影響を与えない程度の厚さとす
る。具体的には10〜1000オングストロームが望ま
しい。10オングストローム以下では、アルミナ部材5
の端面を十分に被覆することはできないし、1000オ
ングストローム以上の厚さになると、磁気ヘッドが浮上
する際のバランスが悪くなるためである。
【0016】また、この実施の形態では、塗膜6は磁気
ヘッド1の後端面(アルミナ部材5の端面)の全面に設
けられているが、後端面の一部にのみ設けるようにして
も良い。ただし、一部に設ける場合は、少なくとも、後
端面のうち潤滑剤が付着しやすい空気流出端3の近傍に
塗膜6を設ける必要がある。なお、上述した通りこの塗
膜6は、磁気ディスク媒体の潤滑剤の種類に応じて、使
用する磁気ディスクに用いられている潤滑剤と強く結合
する材質を選択して膜を形成することが好ましい。磁気
ディスク媒体から磁気ヘッド1の後端部に移着してきた
潤滑剤との結合力を強くすることによって、より強力に
潤滑剤をヘッド1の後端部に保持することができ、磁気
ディスク媒体の回転が停止した際に、この潤滑剤がディ
スクとヘッドの浮上面との間により一層入り込みにくく
なるからである。
ヘッド1の後端面(アルミナ部材5の端面)の全面に設
けられているが、後端面の一部にのみ設けるようにして
も良い。ただし、一部に設ける場合は、少なくとも、後
端面のうち潤滑剤が付着しやすい空気流出端3の近傍に
塗膜6を設ける必要がある。なお、上述した通りこの塗
膜6は、磁気ディスク媒体の潤滑剤の種類に応じて、使
用する磁気ディスクに用いられている潤滑剤と強く結合
する材質を選択して膜を形成することが好ましい。磁気
ディスク媒体から磁気ヘッド1の後端部に移着してきた
潤滑剤との結合力を強くすることによって、より強力に
潤滑剤をヘッド1の後端部に保持することができ、磁気
ディスク媒体の回転が停止した際に、この潤滑剤がディ
スクとヘッドの浮上面との間により一層入り込みにくく
なるからである。
【0017】
【実施例】以下に本発明の実施例を詳細に説明する。
【0018】磁気ヘッド1は、Al2O3−TiCででき
た浮上面4aと、リードライト素子を内包するアルミナ
部5とを具え、後端面に塗膜6として20オングストロ
ームの厚さでパーフロロアルキルポリエーテル(以下
「PFPE」という)が形成されている。このPFPE
膜6は、PFPEをフッ素系の溶媒に溶かした溶液に磁
気ヘッド1のアルミナ部4の端面を浸漬させることによ
って形成する。本実施例では、濃度0.1重量%のPF
PE溶液を用いてPFPE膜6を形成した。なお、この
溶液の濃度を変えることによってPFPE膜6の厚さを
適宜変えることができる。
た浮上面4aと、リードライト素子を内包するアルミナ
部5とを具え、後端面に塗膜6として20オングストロ
ームの厚さでパーフロロアルキルポリエーテル(以下
「PFPE」という)が形成されている。このPFPE
膜6は、PFPEをフッ素系の溶媒に溶かした溶液に磁
気ヘッド1のアルミナ部4の端面を浸漬させることによ
って形成する。本実施例では、濃度0.1重量%のPF
PE溶液を用いてPFPE膜6を形成した。なお、この
溶液の濃度を変えることによってPFPE膜6の厚さを
適宜変えることができる。
【0019】このようにして、後端面にPFPE膜を形
成した磁気ヘッド(本発明品)と、後端面に何も設けて
いない磁気ヘッド(従来品)を用いて、2台の磁気ディ
スク装置を作成した。それぞれの磁気ディスク装置につ
いて、1ヶ月間連続してリピートシーク動作を行い、こ
のリピートシーク動作行う前と、行った後とで、磁気デ
ィスクを回転させるスピンドルモータの回転始動時の起
動電流を測定した。図3は、この実験結果を示すグラフ
である。図3に示す通り、リピートシークを行う前は、
磁気ヘッドの後端面に何も塗布していない従来の磁気ヘ
ッドを用いた磁気ディスク装置も、磁気ヘッドの後端面
にPFPE膜を形成した本実施例の磁気ヘッドを用いた
磁気ディスク装置も、スピンドルモータの回転始動に必
要な起動電流は約0.2Aであった。リピートシークを
1ヶ月間連続して行った後に、それぞれの装置について
この起動電流を測定すると、従来の磁気ヘッドを用いた
装置では2Aの起動電流を必要としたのに対して、本発
明の実施例にかかる磁気ヘッドを用いた装置では、0.
4Aの起動電流でスピンドルモータを回転始動させるこ
とができた。すなわち、従来の磁気ヘッドを用いた装置
では、長期間リピートシークを行った結果、磁気ディス
ク媒体から移着してきた潤滑剤が磁気ディスク媒体と磁
気ヘッドの浮上面との間に侵入して、磁気ヘッドの浮上
面と磁気ディスク媒体表面との間の密着力が高くなった
ため、スピンドルヘッドを回転させるのに大きな起動電
流が必要になったのに対して、本発明にかかる磁気ヘッ
ドを用いた装置では、磁気ディスク媒体から移着してき
た潤滑剤が、磁気ヘッドの後端面にしっかり保持されて
いるため、磁気ヘッドの浮上面と磁気ディスク媒体表面
との間の密着力がそれほど高くならず、したがって、長
期間リピートシークを行った後でも、小さな起動電流で
スピンドルヘッドを回転させることができた。
成した磁気ヘッド(本発明品)と、後端面に何も設けて
いない磁気ヘッド(従来品)を用いて、2台の磁気ディ
スク装置を作成した。それぞれの磁気ディスク装置につ
いて、1ヶ月間連続してリピートシーク動作を行い、こ
のリピートシーク動作行う前と、行った後とで、磁気デ
ィスクを回転させるスピンドルモータの回転始動時の起
動電流を測定した。図3は、この実験結果を示すグラフ
である。図3に示す通り、リピートシークを行う前は、
磁気ヘッドの後端面に何も塗布していない従来の磁気ヘ
ッドを用いた磁気ディスク装置も、磁気ヘッドの後端面
にPFPE膜を形成した本実施例の磁気ヘッドを用いた
磁気ディスク装置も、スピンドルモータの回転始動に必
要な起動電流は約0.2Aであった。リピートシークを
1ヶ月間連続して行った後に、それぞれの装置について
この起動電流を測定すると、従来の磁気ヘッドを用いた
装置では2Aの起動電流を必要としたのに対して、本発
明の実施例にかかる磁気ヘッドを用いた装置では、0.
4Aの起動電流でスピンドルモータを回転始動させるこ
とができた。すなわち、従来の磁気ヘッドを用いた装置
では、長期間リピートシークを行った結果、磁気ディス
ク媒体から移着してきた潤滑剤が磁気ディスク媒体と磁
気ヘッドの浮上面との間に侵入して、磁気ヘッドの浮上
面と磁気ディスク媒体表面との間の密着力が高くなった
ため、スピンドルヘッドを回転させるのに大きな起動電
流が必要になったのに対して、本発明にかかる磁気ヘッ
ドを用いた装置では、磁気ディスク媒体から移着してき
た潤滑剤が、磁気ヘッドの後端面にしっかり保持されて
いるため、磁気ヘッドの浮上面と磁気ディスク媒体表面
との間の密着力がそれほど高くならず、したがって、長
期間リピートシークを行った後でも、小さな起動電流で
スピンドルヘッドを回転させることができた。
【0020】なお、上述の実施例では、磁気ヘッド1の
後端面に設ける塗膜6の材料にPFPEを用いている
が、本発明はこの実施例に限定されることなく、様々な
タイプの親油性の材料を使用することができる。特に、
使用する磁気ディスク媒体の潤滑剤の種類に応じて、そ
の潤滑剤と結合力の強い材質を使用するようにすれば高
い効果が得られる。例えば、磁気ディスク媒体表面に塗
布する潤滑剤として最も一般的に用いられている、Fo
mblin Z Dol(商品名:モンテフルオス社
製)は水酸基を有しているので、磁気ヘッドの後端面に
も水酸基を有する親油性の膜を塗布するようにすれば、
磁気ヘッド側に移着した潤滑剤がこの膜と水素結合で強
く結ばれることになる。したがって、潤滑剤をより強い
力で磁気ヘッドの後端面に保持することができ、潤滑剤
が磁気ヘッドの浮上面と磁気ディスク媒体との間に入り
込むことをより確実に防止することができる。水酸基を
有する親油性の物質の具体的な例としては、末端に−O
H,−COOHを持つPFPEや、Si(OH)4の脱
水反応により形成したSiO2膜などが上げられる。ま
た、例えばニッケルなどの金属膜も表面が酸化してお
り、表面に水酸基が数多く存在するため、Fombli
n Z Dolと結合しやすく、磁気ヘッドの後端部に
設ける塗膜として好適に使用することができる。
後端面に設ける塗膜6の材料にPFPEを用いている
が、本発明はこの実施例に限定されることなく、様々な
タイプの親油性の材料を使用することができる。特に、
使用する磁気ディスク媒体の潤滑剤の種類に応じて、そ
の潤滑剤と結合力の強い材質を使用するようにすれば高
い効果が得られる。例えば、磁気ディスク媒体表面に塗
布する潤滑剤として最も一般的に用いられている、Fo
mblin Z Dol(商品名:モンテフルオス社
製)は水酸基を有しているので、磁気ヘッドの後端面に
も水酸基を有する親油性の膜を塗布するようにすれば、
磁気ヘッド側に移着した潤滑剤がこの膜と水素結合で強
く結ばれることになる。したがって、潤滑剤をより強い
力で磁気ヘッドの後端面に保持することができ、潤滑剤
が磁気ヘッドの浮上面と磁気ディスク媒体との間に入り
込むことをより確実に防止することができる。水酸基を
有する親油性の物質の具体的な例としては、末端に−O
H,−COOHを持つPFPEや、Si(OH)4の脱
水反応により形成したSiO2膜などが上げられる。ま
た、例えばニッケルなどの金属膜も表面が酸化してお
り、表面に水酸基が数多く存在するため、Fombli
n Z Dolと結合しやすく、磁気ヘッドの後端部に
設ける塗膜として好適に使用することができる。
【0021】
【発明の効果】上述した通り、本発明によれば、磁気ヘ
ッドの後端面に親油性の塗膜、特に、磁気ディスク媒体
に塗布されている潤滑剤との結合力の強い塗膜を形成し
ているため、磁気ディスク媒体に塗布されている潤滑剤
が磁気ヘッド側に移着した時に、潤滑剤がこの塗膜と結
合して、磁気ヘッドの後端面上に保持される。したがっ
て、磁気ヘッドの浮上面と磁気ディスク媒体との隙間に
潤滑剤が侵入することを防ぐことができ、磁気ディスク
媒体が停止している時の磁気ヘッドと磁気ディスク媒体
間の密着力が抑制されて、ディスク媒体と磁気ヘッドと
が吸着することによって生じる動作不良などの故障の発
生を防ぐことができる。
ッドの後端面に親油性の塗膜、特に、磁気ディスク媒体
に塗布されている潤滑剤との結合力の強い塗膜を形成し
ているため、磁気ディスク媒体に塗布されている潤滑剤
が磁気ヘッド側に移着した時に、潤滑剤がこの塗膜と結
合して、磁気ヘッドの後端面上に保持される。したがっ
て、磁気ヘッドの浮上面と磁気ディスク媒体との隙間に
潤滑剤が侵入することを防ぐことができ、磁気ディスク
媒体が停止している時の磁気ヘッドと磁気ディスク媒体
間の密着力が抑制されて、ディスク媒体と磁気ヘッドと
が吸着することによって生じる動作不良などの故障の発
生を防ぐことができる。
【図1】 本発明にかかる磁気ヘッドの構成を示す斜視
図である。
図である。
【図2】 本発明にかかる磁気ヘッドの構成を示す側面
図である。
図である。
【図3】 本発明の実施例による磁気ヘッドと従来の磁
気ヘッドとの動作状態を比較するためのグラフである。
気ヘッドとの動作状態を比較するためのグラフである。
【符号の説明】 1 磁気ヘッド 2 空気流入端 3 空気流出端 4 スライドレール 4a 浮上面 5 アルミナ部材 6 親油性塗膜
Claims (10)
- 【請求項1】 磁気ディスク装置に用いる磁気ヘッドに
おいて、前記磁気ヘッドの浮上面に設けた空気流出路の
空気流出方向と直交する方向に延在する前記磁気ヘッド
の後端面の少なくとも一部に親油性の膜を形成したこと
を特徴とする磁気ヘッド。 - 【請求項2】 請求項1に記載の磁気ヘッドにおいて、
前記親油性の膜が、前記磁気ヘッドによって情報の記録
/再生を行う磁気ディスク媒体に塗布されている潤滑剤
と結合する性質を有するものであることを特徴とする磁
気ヘッド。 - 【請求項3】 請求項1または2に記載の磁気ヘッドに
おいて、前記磁気ヘッドの後端面のうち、少なくとも前
記空気流出路の空気流出部の近傍に前記親油性の膜が設
けられていることを特徴とする磁気ヘッド。 - 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載の磁
気ヘッドにおいて、前記親油性の膜が、前記磁気ヘッド
の後端面の少なくとも一部を被覆するのに十分な厚さを
有し、かつ、磁気ヘッドの浮上姿勢に影響を与えないよ
うな膜厚を有することを特徴とする磁気ヘッド。 - 【請求項5】 請求項4に記載の磁気ヘッドにおいて、
前記親油性の膜が、10〜1000オングストロームの
膜厚を有することを特徴とする磁気ヘッド。 - 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかに記載の磁
気ヘッドにおいて、前記親油性の膜が、前記磁気ディス
ク媒体に塗布されている潤滑剤と同じ種類のフッ素系オ
イルであることを特徴とする磁気ヘッド。 - 【請求項7】 請求項1ないし6に記載の磁気ヘッドに
おいて、前記親油性の膜がパーフロロアルキルポリエー
テルであることを特徴とする磁気ヘッド。 - 【請求項8】 請求項1ないし6に記載の磁気ヘッドに
おいて、前記親油性の膜が水酸基を有する物質でできて
いることを特徴とする磁気ヘッド。 - 【請求項9】 請求項1ないし5に記載の磁気ヘッドに
おいて、前記親油性の膜が金属膜であることを特徴とす
る磁気ヘッド。 - 【請求項10】 請求項9に記載の磁気ヘッドにおい
て、前記親油性の膜がニッケルであることを特徴とする
磁気ヘッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP624898A JPH11203651A (ja) | 1998-01-16 | 1998-01-16 | 磁気ヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP624898A JPH11203651A (ja) | 1998-01-16 | 1998-01-16 | 磁気ヘッド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11203651A true JPH11203651A (ja) | 1999-07-30 |
Family
ID=11633201
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP624898A Pending JPH11203651A (ja) | 1998-01-16 | 1998-01-16 | 磁気ヘッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11203651A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010015652A (ja) * | 2008-07-04 | 2010-01-21 | Fujitsu Ltd | ヘッドスライダ及び磁気記憶装置 |
JP2010108532A (ja) * | 2008-10-28 | 2010-05-13 | Toshiba Storage Device Corp | ヘッドスライダ |
JP2010182390A (ja) * | 2009-02-09 | 2010-08-19 | Hitachi Ltd | 磁気ディスク装置 |
JP2010218663A (ja) * | 2009-03-18 | 2010-09-30 | Toshiba Storage Device Corp | ヘッドスライダおよび磁気記憶装置 |
-
1998
- 1998-01-16 JP JP624898A patent/JPH11203651A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010015652A (ja) * | 2008-07-04 | 2010-01-21 | Fujitsu Ltd | ヘッドスライダ及び磁気記憶装置 |
US8164859B2 (en) | 2008-07-04 | 2012-04-24 | Toshiba Storage Device Corporation | Head slider producing reduced lubricant adsorption and magnetic storage apparatus |
JP2010108532A (ja) * | 2008-10-28 | 2010-05-13 | Toshiba Storage Device Corp | ヘッドスライダ |
JP2010182390A (ja) * | 2009-02-09 | 2010-08-19 | Hitachi Ltd | 磁気ディスク装置 |
JP2010218663A (ja) * | 2009-03-18 | 2010-09-30 | Toshiba Storage Device Corp | ヘッドスライダおよび磁気記憶装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20000620 |