JPH1113199A - コンクリート境界ブロック - Google Patents
コンクリート境界ブロックInfo
- Publication number
- JPH1113199A JPH1113199A JP9167762A JP16776297A JPH1113199A JP H1113199 A JPH1113199 A JP H1113199A JP 9167762 A JP9167762 A JP 9167762A JP 16776297 A JP16776297 A JP 16776297A JP H1113199 A JPH1113199 A JP H1113199A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sidewalk
- main body
- block
- boundary block
- notches
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- Road Paving Structures (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ブロック本体と歩道との間での雑草などの根
づきを防止するとともに配列及び姿勢も良好に保てるコ
ンクリート境界ブロックを提供する。 【解決手段】 歩道11の舗装層側に臨ませる本体1の
背面側の突き当て面3を底面に対してほぼ垂直とし、こ
の突き当て面3の上端側と上端面1aにかけての部分
に、植物の根の成長を断ち切る段差形状とした干渉帯4
を切り欠いて設け、植物の根づきを防止する。また、本
体1の配列方向の両側の端面1b,1cに、同じ高さ位
置で奥行き方向に走るノッチ5a,5bを刻み、本体1
どうしの端面の間に形成する目地材をこれらのノッチ5
a,5bの中まで充填することにより、上下方向の本体
1の位置ずれを抑制する。
づきを防止するとともに配列及び姿勢も良好に保てるコ
ンクリート境界ブロックを提供する。 【解決手段】 歩道11の舗装層側に臨ませる本体1の
背面側の突き当て面3を底面に対してほぼ垂直とし、こ
の突き当て面3の上端側と上端面1aにかけての部分
に、植物の根の成長を断ち切る段差形状とした干渉帯4
を切り欠いて設け、植物の根づきを防止する。また、本
体1の配列方向の両側の端面1b,1cに、同じ高さ位
置で奥行き方向に走るノッチ5a,5bを刻み、本体1
どうしの端面の間に形成する目地材をこれらのノッチ5
a,5bの中まで充填することにより、上下方向の本体
1の位置ずれを抑制する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば歩道と車
道の舗装面の間に設置する片面歩車道用のコンクリート
境界ブロックに関する。
道の舗装面の間に設置する片面歩車道用のコンクリート
境界ブロックに関する。
【0002】
【従来の技術】道路に設置される境界ブロックとして
は、歩道と車道との間を区画する片面歩車道境界ブロッ
クや両面歩車道ブロックががある。これらの境界ブロッ
クは、片面歩車道境界ブロックは、一面側を車道に臨ま
せるとともに他面側を歩道の側縁に対向させて配置し、
上面が歩道とほぼ同じレベルとなるように施工される。
また、両面歩車道境界ブロックは路面上に突き出る配置
として施工され、幅方向の両端面を緩やかなテーパ状と
した断面形状を持つ。
は、歩道と車道との間を区画する片面歩車道境界ブロッ
クや両面歩車道ブロックががある。これらの境界ブロッ
クは、片面歩車道境界ブロックは、一面側を車道に臨ま
せるとともに他面側を歩道の側縁に対向させて配置し、
上面が歩道とほぼ同じレベルとなるように施工される。
また、両面歩車道境界ブロックは路面上に突き出る配置
として施工され、幅方向の両端面を緩やかなテーパ状と
した断面形状を持つ。
【0003】図4は片面歩車道用のコンクリート境界ブ
ロックの施工状態を示す要部の縦断面図であり、ブロッ
ク本体51は車道52側に臨む面を緩やかなテーパ面5
1aとするとともに、アスファルト舗装された歩道53
側を向く面を突き当て面51bとした断面形状となって
いる。このような断面形状は、片面歩車道用のコンクリ
ート境界ブロックの典型的なものである。
ロックの施工状態を示す要部の縦断面図であり、ブロッ
ク本体51は車道52側に臨む面を緩やかなテーパ面5
1aとするとともに、アスファルト舗装された歩道53
側を向く面を突き当て面51bとした断面形状となって
いる。このような断面形状は、片面歩車道用のコンクリ
ート境界ブロックの典型的なものである。
【0004】ブロック本体51の上端面は、先に述べた
ように、歩道53とほぼ同じレベルとなるように施工さ
れ、歩道53の舗装部の下に位置する地山54にも突き
当て面51bの下端側が接する配置となる。すなわち、
歩道53は車道52よりも少し高くなるように舗装した
りコンクリート製の敷石が設置されるので、ブロック本
体51の施工はこのような舗装や敷石の設置の前に行な
われる。したがって、ブロック本体51は車道52と地
山54との間に挟み込む施工となり、突き当て面51b
の下端側は地山54に接することになる。
ように、歩道53とほぼ同じレベルとなるように施工さ
れ、歩道53の舗装部の下に位置する地山54にも突き
当て面51bの下端側が接する配置となる。すなわち、
歩道53は車道52よりも少し高くなるように舗装した
りコンクリート製の敷石が設置されるので、ブロック本
体51の施工はこのような舗装や敷石の設置の前に行な
われる。したがって、ブロック本体51は車道52と地
山54との間に挟み込む施工となり、突き当て面51b
の下端側は地山54に接することになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ブロック本体51は地
盤の変動等によってその姿勢が保持できなくなったり、
歩道53の舗装部分も次第に劣化していく。このため、
突き当て面51bと歩道53の端面との間に細かい隙間
が生じやすくなり、雨水の流れ込みによってもこの隙間
が大きくなっていく。
盤の変動等によってその姿勢が保持できなくなったり、
歩道53の舗装部分も次第に劣化していく。このため、
突き当て面51bと歩道53の端面との間に細かい隙間
が生じやすくなり、雨水の流れ込みによってもこの隙間
が大きくなっていく。
【0006】このような隙間が発生してしまうと、雑草
や草花などの芽が飛んでこの隙間の中に入り込みやすく
なり、芽は発芽してその根を地山54まで延ばして成長
していく。したがって、ブロック本体51と歩道53と
の間に雑草等がはびこることになり、環境美化の面で好
ましくない。また、多数の根が張られて成長していく
と、1本1本の雑草は小さくても多数の根が隙間を広げ
る方向に力を作用させることにもなり、ブロック本体5
1の位置が大きくずれてしまうことにもなる。
や草花などの芽が飛んでこの隙間の中に入り込みやすく
なり、芽は発芽してその根を地山54まで延ばして成長
していく。したがって、ブロック本体51と歩道53と
の間に雑草等がはびこることになり、環境美化の面で好
ましくない。また、多数の根が張られて成長していく
と、1本1本の雑草は小さくても多数の根が隙間を広げ
る方向に力を作用させることにもなり、ブロック本体5
1の位置が大きくずれてしまうことにもなる。
【0007】また、ブロック本体51をその配列方向に
設置していくとき、ブロック本体51の継ぎ目どうしの
間に目地を設けてこの目地の中にモルタルが目地材とし
て充填される。したがって、この目地材によって隣接す
るブロック本体51どうしを互いに拘束して位置ずれを
防ぐことができる。
設置していくとき、ブロック本体51の継ぎ目どうしの
間に目地を設けてこの目地の中にモルタルが目地材とし
て充填される。したがって、この目地材によって隣接す
るブロック本体51どうしを互いに拘束して位置ずれを
防ぐことができる。
【0008】ところが、ブロック本体51の長手方向の
端面はほぼ平坦面としただけのものが殆どであり、特に
上下方向については、ブロック本体51が上下に変位す
るときに剪断が作用するので、1回の変位を生じれば接
合が簡単に外れてしまう。したがって、隣どうしのブロ
ック本体51が上下に位置ずれしやすく、外観を損ねて
しまう。
端面はほぼ平坦面としただけのものが殆どであり、特に
上下方向については、ブロック本体51が上下に変位す
るときに剪断が作用するので、1回の変位を生じれば接
合が簡単に外れてしまう。したがって、隣どうしのブロ
ック本体51が上下に位置ずれしやすく、外観を損ねて
しまう。
【0009】このように、従来の境界ブロックでは、歩
道側との間に隙間ができることから雑草などが根づいて
しまうほか、特に上下方向の並びが乱れやすいという問
題がある。
道側との間に隙間ができることから雑草などが根づいて
しまうほか、特に上下方向の並びが乱れやすいという問
題がある。
【0010】本発明において解決すべき課題は、ブロッ
ク本体と歩道との間での雑草などの根づきを防止すると
ともに配列及び姿勢も良好に保てるコンクリート境界ブ
ロックを提供することにある。
ク本体と歩道との間での雑草などの根づきを防止すると
ともに配列及び姿勢も良好に保てるコンクリート境界ブ
ロックを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、車道と歩道と
の境界において本体の背面側を歩道の舗装層に対する突
き当て面として設置するコンクリート境界ブロックであ
って、突き当て面を本体の底面に対してほぼ垂直とする
とともに、この突き当て面の上端側と本体の上端面にか
けての部分に、植物の根の成長を断ち切る段差形状とし
た干渉帯を切り欠いて設けてなることを特徴とする。
の境界において本体の背面側を歩道の舗装層に対する突
き当て面として設置するコンクリート境界ブロックであ
って、突き当て面を本体の底面に対してほぼ垂直とする
とともに、この突き当て面の上端側と本体の上端面にか
けての部分に、植物の根の成長を断ち切る段差形状とし
た干渉帯を切り欠いて設けてなることを特徴とする。
【0012】このような構成において、本体の配列方向
の両側の端面に、同じ高さ位置で奥行き方向に走るノッ
チを刻み、本体どうしの端面の間に形成する目地材をこ
れらのノッチの中まで充填して相互に接合可能としたも
のとしてもよい。
の両側の端面に、同じ高さ位置で奥行き方向に走るノッ
チを刻み、本体どうしの端面の間に形成する目地材をこ
れらのノッチの中まで充填して相互に接合可能としたも
のとしてもよい。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は本発明の境界ブロックを背
面側から見た斜視図、図2は左側面図、図3は3個の配
列及び目地の形成を示すための要部の背面図である。
面側から見た斜視図、図2は左側面図、図3は3個の配
列及び目地の形成を示すための要部の背面図である。
【0014】図示の例は、従来例で説明した片面歩車道
用のコンクリート製の境界ブロックであり、ブロックの
本体1の正面であって図2に示すように車道10側を臨
む面は上側に少し先細りする縦断面形状のテーパ面2と
し、歩道11側を臨む面はその上端部を除いて底面に対
して垂直な突き当て面3として形成されている。
用のコンクリート製の境界ブロックであり、ブロックの
本体1の正面であって図2に示すように車道10側を臨
む面は上側に少し先細りする縦断面形状のテーパ面2と
し、歩道11側を臨む面はその上端部を除いて底面に対
して垂直な突き当て面3として形成されている。
【0015】本体1の突き当て面3aと上端面1aが交
差する部分には断面を切り欠いた干渉帯4を設ける。こ
の干渉帯4は、上端面1aから下に落ち込ませた第1の
トラフ4aと、このトラフ4aの下端から少し上に立ち
上げた突条4bと、この突条4bの背部側に形成されて
トラフ4aよりも深く削り取った第2のトラフ4cとか
ら構成されたものである。
差する部分には断面を切り欠いた干渉帯4を設ける。こ
の干渉帯4は、上端面1aから下に落ち込ませた第1の
トラフ4aと、このトラフ4aの下端から少し上に立ち
上げた突条4bと、この突条4bの背部側に形成されて
トラフ4aよりも深く削り取った第2のトラフ4cとか
ら構成されたものである。
【0016】このような干渉帯4を設けることによっ
て、図2に示すように、本体1を所定の位置に施工した
後に歩道11をアスファルト等で舗装すると、この歩道
11の舗装アスファルトが第1のトラフ4a,突条4
b,第2のトラフ4cに沿うように充填される。したが
って、本体1の上端面1aから突き当て面3までの経路
は、第1のトラフ4aと突条4bの間で凹状に屈曲し、
突条4bと第2のトラフ4cとの間ではL字状に屈曲
し、更に第2のトラフ4cの背部端で下に直角に曲がる
形状となる。
て、図2に示すように、本体1を所定の位置に施工した
後に歩道11をアスファルト等で舗装すると、この歩道
11の舗装アスファルトが第1のトラフ4a,突条4
b,第2のトラフ4cに沿うように充填される。したが
って、本体1の上端面1aから突き当て面3までの経路
は、第1のトラフ4aと突条4bの間で凹状に屈曲し、
突条4bと第2のトラフ4cとの間ではL字状に屈曲
し、更に第2のトラフ4cの背部端で下に直角に曲がる
形状となる。
【0017】本体1の左右の端面1b,1cには、上下
の2カ所に奥行き方向に延ばしたノッチ5a,5bを凹
ませて設ける。これらのノッチ5a,5bは、図3に示
すように本体1の幅方向の中央側に向けて三角形状に刻
み込まれたもので、目地材としてのモルタル6を十分に
詰め込める程度の深さを持つ。そして、ノッチ5a,5
bは左右の端面1b,1cのそれぞれについて同じ高さ
の位置に設けることによって、図示のように隣接する本
体1どうしの端面1b,1cのノッチ5a,5bどうし
を整合させることができる。
の2カ所に奥行き方向に延ばしたノッチ5a,5bを凹
ませて設ける。これらのノッチ5a,5bは、図3に示
すように本体1の幅方向の中央側に向けて三角形状に刻
み込まれたもので、目地材としてのモルタル6を十分に
詰め込める程度の深さを持つ。そして、ノッチ5a,5
bは左右の端面1b,1cのそれぞれについて同じ高さ
の位置に設けることによって、図示のように隣接する本
体1どうしの端面1b,1cのノッチ5a,5bどうし
を整合させることができる。
【0018】以上の構成において、本体1は図2に示し
たように車道10と歩道11との間に設置され、たとえ
ばその底面部分をモルタル(図示せず)により接合する
ことにより固定される。そして、最終仕上によって、本
体1の底部とテーパ面2の下端部にかけて車道10の舗
装面が重合するとともに、歩道11の舗装層が突き当て
面3と干渉帯4にかけてを覆う。
たように車道10と歩道11との間に設置され、たとえ
ばその底面部分をモルタル(図示せず)により接合する
ことにより固定される。そして、最終仕上によって、本
体1の底部とテーパ面2の下端部にかけて車道10の舗
装面が重合するとともに、歩道11の舗装層が突き当て
面3と干渉帯4にかけてを覆う。
【0019】また、このような本体1の施工の際には、
図3に示すように隣接配置の本体1どうしの間にモルタ
ル6を充填して目地を成形する。この目地は、通常の土
木用のブロックの施工と同じ要領で成形されるもので、
施工後には同図において一部を拡大して示すように、モ
ルタル6がノッチ5a,5bの中まで入り込む。
図3に示すように隣接配置の本体1どうしの間にモルタ
ル6を充填して目地を成形する。この目地は、通常の土
木用のブロックの施工と同じ要領で成形されるもので、
施工後には同図において一部を拡大して示すように、モ
ルタル6がノッチ5a,5bの中まで入り込む。
【0020】ここで、施工されたブロックの本体1は、
その背面の上端側に形成した干渉帯4が上下に複雑に屈
曲した断面形状を持ち、この干渉帯4の下側に突き当て
面3が連なっている。したがって、本体1の上端面1a
の背部端と歩道1の舗装層との間に雑草等の芽が入り込
んだとしても、地山12側に向けて根が延びるには干渉
帯4が障害となり、根の生育が阻止される。すなわち、
干渉帯4には第1のトラフ4a,突条4b及び第2のト
ラフ4cが上下に波打つ障壁として根の伸びに対峙する
ので、根が成長しても干渉帯4での進路の屈曲によって
根が断ち切られてしまい、地山12への根づきが阻止さ
れる。
その背面の上端側に形成した干渉帯4が上下に複雑に屈
曲した断面形状を持ち、この干渉帯4の下側に突き当て
面3が連なっている。したがって、本体1の上端面1a
の背部端と歩道1の舗装層との間に雑草等の芽が入り込
んだとしても、地山12側に向けて根が延びるには干渉
帯4が障害となり、根の生育が阻止される。すなわち、
干渉帯4には第1のトラフ4a,突条4b及び第2のト
ラフ4cが上下に波打つ障壁として根の伸びに対峙する
ので、根が成長しても干渉帯4での進路の屈曲によって
根が断ち切られてしまい、地山12への根づきが阻止さ
れる。
【0021】また、地盤の変動等によって、本体1の上
端面1aの背部端と歩道11の舗装層との間に小さな隙
間ができたとしても、少なくとも突条4bよりも背部側
に舗装層が被さっていれば、同様に根の進行に対して干
渉帯4が障壁として作用し、地山12への根づきが防止
される。
端面1aの背部端と歩道11の舗装層との間に小さな隙
間ができたとしても、少なくとも突条4bよりも背部側
に舗装層が被さっていれば、同様に根の進行に対して干
渉帯4が障壁として作用し、地山12への根づきが防止
される。
【0022】更に、本体1はノッチ5a,5bに入り込
んでいるモルタル6によって隣接するブロックに接合さ
れるので、左右の端面1b,1cを平坦面にした場合よ
りも接合力が強くなる。
んでいるモルタル6によって隣接するブロックに接合さ
れるので、左右の端面1b,1cを平坦面にした場合よ
りも接合力が強くなる。
【0023】すなわち、端面1b,1cが平坦面であれ
ば、隣接する本体1どうしが上下に位置ずれしたときに
は、これらの間のモルタル6は剪断を受けて少なくとも
一方の本体1または両方の本体1に対する接合が外れて
しまい、本体1どうしの連結が消滅する。これに対し、
ノッチ5a,5bを設けることによって、上下方向の剪
断が作用しても、これらのノッチ5a,5bに入り込ん
でいるモルタルが本体1に対して根を張るように入り込
んでいるので、モルタル6が直ぐに剥離することはな
い。また、本体1に対する上下方向の負荷に対しても、
ノッチ5a,5bに入り込んでいるモルタル6が隣接し
合う本体1どうしの動きを相互に規制しようとするの
で、上下の向き位置ずれの発生も抑えられる。
ば、隣接する本体1どうしが上下に位置ずれしたときに
は、これらの間のモルタル6は剪断を受けて少なくとも
一方の本体1または両方の本体1に対する接合が外れて
しまい、本体1どうしの連結が消滅する。これに対し、
ノッチ5a,5bを設けることによって、上下方向の剪
断が作用しても、これらのノッチ5a,5bに入り込ん
でいるモルタルが本体1に対して根を張るように入り込
んでいるので、モルタル6が直ぐに剥離することはな
い。また、本体1に対する上下方向の負荷に対しても、
ノッチ5a,5bに入り込んでいるモルタル6が隣接し
合う本体1どうしの動きを相互に規制しようとするの
で、上下の向き位置ずれの発生も抑えられる。
【0024】
【発明の効果】請求項1の発明では、突き当て面の上端
部に段差断面形状の干渉帯を備えることにより、歩道と
ブロックの本体との間で植物が根づくようになっても、
その根が歩道側とブロックの突き当て面側に沿って成長
していく段階では干渉帯によって根の成長を断ち切るこ
とができ、雑草等が歩道とブロックとの間から生育する
ことを防止でき、環境美化に貢献できる。
部に段差断面形状の干渉帯を備えることにより、歩道と
ブロックの本体との間で植物が根づくようになっても、
その根が歩道側とブロックの突き当て面側に沿って成長
していく段階では干渉帯によって根の成長を断ち切るこ
とができ、雑草等が歩道とブロックとの間から生育する
ことを防止でき、環境美化に貢献できる。
【0025】請求項2の発明では、本体の配列方向の両
端面に設けたノッチの中にモルタル等の目地材が入り込
むことで、目地材に対する上下方向の拘束力を持たせる
ことができ、本体が浮き沈みするような負荷を受けても
目地材の本体からの剥離を防止でき、ブロックどうしの
配列を整然と保てる施工が可能となる。
端面に設けたノッチの中にモルタル等の目地材が入り込
むことで、目地材に対する上下方向の拘束力を持たせる
ことができ、本体が浮き沈みするような負荷を受けても
目地材の本体からの剥離を防止でき、ブロックどうしの
配列を整然と保てる施工が可能となる。
【図1】 本発明の実施形態におけるコンクリート境界
ブロックの配列の一部を背面側から見た斜視図である。
ブロックの配列の一部を背面側から見た斜視図である。
【図2】 図1のコンクリート境界ブロックの左側面図
であって施工状態の縦断面を併せて示す図である。
であって施工状態の縦断面を併せて示す図である。
【図3】 コンクリート境界ブロックの配列を背面側か
ら見た図であって本体の側面に設けるノッチによる接合
を併せて示す図である。
ら見た図であって本体の側面に設けるノッチによる接合
を併せて示す図である。
【図4】 従来の片面歩車道境界ブロックの施工例を示
す要部の縦断面図である。
す要部の縦断面図である。
1 本体 1a 上端面 1b,1c 端面 2 テーパ面 3 突き当て面 4 干渉帯 4a 第1のトラフ 4b 突条 4c 第2のトラフ 5a,5b ノッチ 6 モルタル 10 車道 11 歩道 12 地山
Claims (2)
- 【請求項1】 車道と歩道との境界において本体の背面
側を歩道の舗装層に対する突き当て面として設置するコ
ンクリート境界ブロックであって、突き当て面を本体の
底面に対してほぼ垂直とするとともに、この突き当て面
の上端側と本体の上端面にかけての部分に、植物の根の
成長を断ち切る段差形状とした干渉帯を切り欠いて設け
てなるコンクリート境界ブロック。 - 【請求項2】 本体の配列方向の両側の端面に、同じ高
さ位置で奥行き方向に走るノッチを刻み、本体どうしの
端面の間に形成する目地材をこれらのノッチの中まで充
填して相互に接合可能としてなる請求項1記載のコンク
リート境界ブロック。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9167762A JPH1113199A (ja) | 1997-06-24 | 1997-06-24 | コンクリート境界ブロック |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9167762A JPH1113199A (ja) | 1997-06-24 | 1997-06-24 | コンクリート境界ブロック |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1113199A true JPH1113199A (ja) | 1999-01-19 |
Family
ID=15855634
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9167762A Pending JPH1113199A (ja) | 1997-06-24 | 1997-06-24 | コンクリート境界ブロック |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1113199A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014173291A (ja) * | 2013-03-07 | 2014-09-22 | Nikkon:Kk | 境界ブロック |
CN105350702A (zh) * | 2015-11-27 | 2016-02-24 | 山东科技大学 | 一组双台无冷桥型中间皮墙中砌块 |
-
1997
- 1997-06-24 JP JP9167762A patent/JPH1113199A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014173291A (ja) * | 2013-03-07 | 2014-09-22 | Nikkon:Kk | 境界ブロック |
CN105350702A (zh) * | 2015-11-27 | 2016-02-24 | 山东科技大学 | 一组双台无冷桥型中间皮墙中砌块 |
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