JPH1032666A - 通信システム - Google Patents
通信システムInfo
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- JPH1032666A JPH1032666A JP8189526A JP18952696A JPH1032666A JP H1032666 A JPH1032666 A JP H1032666A JP 8189526 A JP8189526 A JP 8189526A JP 18952696 A JP18952696 A JP 18952696A JP H1032666 A JPH1032666 A JP H1032666A
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- read
- communication system
- computer
- image
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- Computer And Data Communications (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 複合周辺装置の原稿の読み取り品質をコンピ
ュータ側で確認できるようにする。 【解決手段】 PC2と複合周辺装置1とからなる通信
システムにおいて、その複合周辺装置1が、原稿から画
情報を読み取るスキャナと、スキャナによって読み取っ
た画情報を公衆回線網5を介して送信及び公衆回線網5
を介して画情報を受信するネットワークコントロールユ
ニット及びモデムと、それによって受信した画情報を記
録する画像蓄積装置と、PC2と通信可能に接続するP
C・I/Fを備えており、スキャナによって読み取った
白基準データに基づいて演算した読み取り品質情報をP
C2へ伝送して、PC2はその読み取り品質情報に基づ
いてスキャナによる読み取り品質が所定レベル以下か否
かを判断する。
ュータ側で確認できるようにする。 【解決手段】 PC2と複合周辺装置1とからなる通信
システムにおいて、その複合周辺装置1が、原稿から画
情報を読み取るスキャナと、スキャナによって読み取っ
た画情報を公衆回線網5を介して送信及び公衆回線網5
を介して画情報を受信するネットワークコントロールユ
ニット及びモデムと、それによって受信した画情報を記
録する画像蓄積装置と、PC2と通信可能に接続するP
C・I/Fを備えており、スキャナによって読み取った
白基準データに基づいて演算した読み取り品質情報をP
C2へ伝送して、PC2はその読み取り品質情報に基づ
いてスキャナによる読み取り品質が所定レベル以下か否
かを判断する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パーソナルコン
ピュータとファクシミリ装置,プリンタ装置,イメージ
スキャナ装置等の複合周辺装置とを通信可能に接続した
通信システムに関する。
ピュータとファクシミリ装置,プリンタ装置,イメージ
スキャナ装置等の複合周辺装置とを通信可能に接続した
通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ローカルエリアネットワークにワ
ークステーション装置とファクシミリ装置を接続し、ワ
ークステーション装置からファクシミリ装置に対して使
用時の固有なパラメータを登録する通信システム(例え
ば、特開平3−102950号公報参照)があった。
ークステーション装置とファクシミリ装置を接続し、ワ
ークステーション装置からファクシミリ装置に対して使
用時の固有なパラメータを登録する通信システム(例え
ば、特開平3−102950号公報参照)があった。
【0003】また、ホストコンピュータを接続し、その
ホストコンピュータから取り込んだデータをファクシミ
リ送信し、ファクシミリ受信したデータをホストコンピ
ュータへ保存させるファクシミリ装置(例えば、特開平
4−290058号公報参照)があった。
ホストコンピュータから取り込んだデータをファクシミ
リ送信し、ファクシミリ受信したデータをホストコンピ
ュータへ保存させるファクシミリ装置(例えば、特開平
4−290058号公報参照)があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の通信システムやファクシミリ装置では、コンピ
ュータ側のユーザは、ファクシミリ装置の原稿読み取り
手段で読み取った画情報の品質を確認することができな
いので、ファクシミリ装置で読み取り画情報の品質が劣
化したまま相手先へ送信されてしまってもユーザが気付
かないという問題があった。
た従来の通信システムやファクシミリ装置では、コンピ
ュータ側のユーザは、ファクシミリ装置の原稿読み取り
手段で読み取った画情報の品質を確認することができな
いので、ファクシミリ装置で読み取り画情報の品質が劣
化したまま相手先へ送信されてしまってもユーザが気付
かないという問題があった。
【0005】この発明は上記の点に鑑みてなされたもの
であり、ファクシミリ装置,プリンタ装置,イメージス
キャナ装置等の複合周辺装置で読み取った原稿の画情報
の品質をコンピュータ側でも確認できるようにすること
を目的とする。
であり、ファクシミリ装置,プリンタ装置,イメージス
キャナ装置等の複合周辺装置で読み取った原稿の画情報
の品質をコンピュータ側でも確認できるようにすること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、コンピュータと、原稿から画情報を読み
取る原稿読み取り手段と、その手段によって読み取った
画情報を通信回線を介して送信及び通信回線を介して画
情報を受信する通信手段と、その手段によって受信した
画情報を記録する記録手段と、上記コンピュータと通信
可能に接続する接続インタフェース手段とを備えた複合
周辺装置とからなる通信システムにおいて、上記複合周
辺装置に、上記原稿読み取り手段の画情報の読み取り品
質情報を上記コンピュータへ伝送する伝送手段を設けた
ものである。
達成するため、コンピュータと、原稿から画情報を読み
取る原稿読み取り手段と、その手段によって読み取った
画情報を通信回線を介して送信及び通信回線を介して画
情報を受信する通信手段と、その手段によって受信した
画情報を記録する記録手段と、上記コンピュータと通信
可能に接続する接続インタフェース手段とを備えた複合
周辺装置とからなる通信システムにおいて、上記複合周
辺装置に、上記原稿読み取り手段の画情報の読み取り品
質情報を上記コンピュータへ伝送する伝送手段を設けた
ものである。
【0007】また、上記複合周辺装置に、上記伝送手段
による読み取り品質情報の伝送を上記原稿読み取り手段
による原稿読み取り開始直前に実施させる手段を設ける
とよい。さらに、上記複合周辺装置に、上記伝送手段に
よる読み取り品質情報の伝送を上記原稿読み取り手段に
よる原稿読み取り動作に係らず一定期間毎に実施させる
手段を設けるとよい。
による読み取り品質情報の伝送を上記原稿読み取り手段
による原稿読み取り開始直前に実施させる手段を設ける
とよい。さらに、上記複合周辺装置に、上記伝送手段に
よる読み取り品質情報の伝送を上記原稿読み取り手段に
よる原稿読み取り動作に係らず一定期間毎に実施させる
手段を設けるとよい。
【0008】また、上記読み取り品質情報に白基準情報
読取時の出力レベルに基づくデータを含むようにすると
よい。さらに、上記コンピュータに、上記読み取り品質
情報が所定レベル以下であることを知らせる警告を表示
する手段を設けるとよい。
読取時の出力レベルに基づくデータを含むようにすると
よい。さらに、上記コンピュータに、上記読み取り品質
情報が所定レベル以下であることを知らせる警告を表示
する手段を設けるとよい。
【0009】また、上記複合周辺装置に、上記読み取り
品質情報が所定レベル以下のとき、上記コンピュータに
上記原稿読み取り手段によって読み取った画情報を伝送
する手段を設け、上記コンピュータに、上記複合周辺装
置から伝送された画情報を表示する手段を設けるとよ
い。
品質情報が所定レベル以下のとき、上記コンピュータに
上記原稿読み取り手段によって読み取った画情報を伝送
する手段を設け、上記コンピュータに、上記複合周辺装
置から伝送された画情報を表示する手段を設けるとよ
い。
【0010】また、上記複合周辺装置に、上記画情報を
量子化後の多値レベルにして伝送する手段を設けるとよ
い。さらに、上記コンピュータに、上記複合周辺装置か
ら伝送された画情報を上記複合周辺装置の画像処理と同
等のアルゴリズムで2値化し、その2値化データを表示
する手段を設けるとよい。
量子化後の多値レベルにして伝送する手段を設けるとよ
い。さらに、上記コンピュータに、上記複合周辺装置か
ら伝送された画情報を上記複合周辺装置の画像処理と同
等のアルゴリズムで2値化し、その2値化データを表示
する手段を設けるとよい。
【0011】また、上記コンピュータに、上記複合周辺
装置から伝送された読み取り品質情報に基づいて上記複
合周辺装置の原稿読み取り手段による原稿読み取り条件
の変更を制御する変更制御手段を設けるとよい。さら
に、上記コンピュータに、上記変更制御手段による原稿
読み取り条件の変更時の上記2値化データを表示する手
段を設けるとよい。
装置から伝送された読み取り品質情報に基づいて上記複
合周辺装置の原稿読み取り手段による原稿読み取り条件
の変更を制御する変更制御手段を設けるとよい。さら
に、上記コンピュータに、上記変更制御手段による原稿
読み取り条件の変更時の上記2値化データを表示する手
段を設けるとよい。
【0012】また、上記コンピュータに、上記複合周辺
装置から伝送された読み取り品質情報に基づいて上記複
合周辺装置の原稿読み取り手段の異常個所及び異常内容
を推定し、その異常個所及び異常内容を表示する手段を
設けるとよい。さらに、上記コンピュータに、上記異常
個所及び異常内容に基づいてメンテナンス情報を表示す
る手段を設けるとよい。
装置から伝送された読み取り品質情報に基づいて上記複
合周辺装置の原稿読み取り手段の異常個所及び異常内容
を推定し、その異常個所及び異常内容を表示する手段を
設けるとよい。さらに、上記コンピュータに、上記異常
個所及び異常内容に基づいてメンテナンス情報を表示す
る手段を設けるとよい。
【0013】また、上記コンピュータに、上記異常個所
及び異常内容を所定の宛先へ通知する手段を設けるとよ
い。さらに、上記コンピュータに、上記異常個所及び異
常内容をメンテナンス担当の宛先へ通知する手段を設け
るとよい。
及び異常内容を所定の宛先へ通知する手段を設けるとよ
い。さらに、上記コンピュータに、上記異常個所及び異
常内容をメンテナンス担当の宛先へ通知する手段を設け
るとよい。
【0014】この発明による通信システムは、コンピュ
ータと通信可能に接続すると共に、原稿から画情報を読
み取る原稿読み取り、その読み取った画情報を通信回線
を介して送信及び通信回線を介して画情報を受信し、そ
の受信した画情報を記録する複合周辺装置が、原稿読み
取り手段による画情報の読み取り品質情報をコンピュー
タへ伝送するので、コンピュータ側のユーザはファクシ
ミリ装置,プリンタ装置,イメージスキャナ装置等の複
合周辺装置で読み取られた原稿の画情報の品質を容易に
確認することができ、画像品質が劣化した画情報の送信
を中止して原稿読み取り品質の低下を招く原因を取り除
く作業を容易に行なえる。
ータと通信可能に接続すると共に、原稿から画情報を読
み取る原稿読み取り、その読み取った画情報を通信回線
を介して送信及び通信回線を介して画情報を受信し、そ
の受信した画情報を記録する複合周辺装置が、原稿読み
取り手段による画情報の読み取り品質情報をコンピュー
タへ伝送するので、コンピュータ側のユーザはファクシ
ミリ装置,プリンタ装置,イメージスキャナ装置等の複
合周辺装置で読み取られた原稿の画情報の品質を容易に
確認することができ、画像品質が劣化した画情報の送信
を中止して原稿読み取り品質の低下を招く原因を取り除
く作業を容易に行なえる。
【0015】また、上記複合周辺装置が、上記読み取り
品質情報の伝送を原稿読み取り開始直前に実施するよう
にすれば、コンピュータ側で原稿の画像の読取前に原稿
読み取り手段の読み取り画像品質を知ることができる。
品質情報の伝送を原稿読み取り開始直前に実施するよう
にすれば、コンピュータ側で原稿の画像の読取前に原稿
読み取り手段の読み取り画像品質を知ることができる。
【0016】さらに、上記複合周辺装置が、上記読み取
り品質情報の伝送を原稿読み取り動作に係らず一定期間
毎に実施するようにすれば、コンピュータ側で原稿読み
取り手段の読み取り画像品質を定期的に知ることができ
る。
り品質情報の伝送を原稿読み取り動作に係らず一定期間
毎に実施するようにすれば、コンピュータ側で原稿読み
取り手段の読み取り画像品質を定期的に知ることができ
る。
【0017】また、上記複合周辺装置が、上記読み取り
品質情報に白基準情報読取時の出力レベルに基づくデー
タを含むようにすれば、読み取り品質情報の白基準情報
に基づいて読取時の最大出力レベルを知ることができ、
それに基づいてコンピュータ側で複合周辺装置の原稿読
み取り手段の光源や光学系の劣化に伴う信号レベルの低
下を早期に検知することができる。
品質情報に白基準情報読取時の出力レベルに基づくデー
タを含むようにすれば、読み取り品質情報の白基準情報
に基づいて読取時の最大出力レベルを知ることができ、
それに基づいてコンピュータ側で複合周辺装置の原稿読
み取り手段の光源や光学系の劣化に伴う信号レベルの低
下を早期に検知することができる。
【0018】さらに、上記コンピュータが、上記読み取
り品質情報が所定レベル以下であることを知らせる警告
を表示するようにすれば、コンピュータ側のユーザが複
合周辺装置の原稿読み取り品質が許容値以下に劣化して
いる状態を容易に気付くことができる。したがって、画
像品質が劣化した画像のファクシミリ送信を取り止める
ことができ、ユーザの認識が早まって複合周辺装置のメ
ンテナンス性を高めることができる。
り品質情報が所定レベル以下であることを知らせる警告
を表示するようにすれば、コンピュータ側のユーザが複
合周辺装置の原稿読み取り品質が許容値以下に劣化して
いる状態を容易に気付くことができる。したがって、画
像品質が劣化した画像のファクシミリ送信を取り止める
ことができ、ユーザの認識が早まって複合周辺装置のメ
ンテナンス性を高めることができる。
【0019】また、上記複合周辺装置が上記読み取り品
質情報が所定レベル以下のときに上記コンピュータへ上
記読み取った画情報を伝送して、上記コンピュータが上
記複合周辺装置から伝送された画情報を表示するように
すれば、コンピュータ側のユーザが原稿読み取り手段に
よって読み取った実画像に基づいてその画像品質の劣化
の度合いを確認することができ、画像品質の劣化の程度
を速やかに確認することができる。
質情報が所定レベル以下のときに上記コンピュータへ上
記読み取った画情報を伝送して、上記コンピュータが上
記複合周辺装置から伝送された画情報を表示するように
すれば、コンピュータ側のユーザが原稿読み取り手段に
よって読み取った実画像に基づいてその画像品質の劣化
の度合いを確認することができ、画像品質の劣化の程度
を速やかに確認することができる。
【0020】また、上記複合周辺装置が上記画情報を量
子化後の多値レベルにして伝送するようにすれば、コン
ピュータ側の画像処理負担を軽減させることができる。
子化後の多値レベルにして伝送するようにすれば、コン
ピュータ側の画像処理負担を軽減させることができる。
【0021】さらに、上記コンピュータが、上記複合周
辺装置から伝送された画情報を上記複合周辺装置の画像
処理と同等のアルゴリズムで2値化し、その2値化デー
タを表示するようにすれば、コンピュータ側のユーザは
複合周辺装置によるファクシミリ送信時の画像データに
基づいてその画像品質を確認することができる。
辺装置から伝送された画情報を上記複合周辺装置の画像
処理と同等のアルゴリズムで2値化し、その2値化デー
タを表示するようにすれば、コンピュータ側のユーザは
複合周辺装置によるファクシミリ送信時の画像データに
基づいてその画像品質を確認することができる。
【0022】また、上記コンピュータが、上記複合周辺
装置から伝送された読み取り品質情報に基づいて上記複
合周辺装置による原稿読み取り条件の変更を制御するよ
うにすれば、コンピュータ側から複合周辺装置に対して
読み取り画像品質の劣化状況に応じた最適な画像処理を
行なわせることができる。
装置から伝送された読み取り品質情報に基づいて上記複
合周辺装置による原稿読み取り条件の変更を制御するよ
うにすれば、コンピュータ側から複合周辺装置に対して
読み取り画像品質の劣化状況に応じた最適な画像処理を
行なわせることができる。
【0023】さらに、上記コンピュータが、上記原稿読
み取り条件の変更時の上記2値化データを表示するよう
にすれば、コンピュータ側で原稿読み取り条件を変更し
た後の画像を参照することができ、原稿読み取り条件変
更による画像品質の改善の程度を送信前に容易に確認す
ることができる。
み取り条件の変更時の上記2値化データを表示するよう
にすれば、コンピュータ側で原稿読み取り条件を変更し
た後の画像を参照することができ、原稿読み取り条件変
更による画像品質の改善の程度を送信前に容易に確認す
ることができる。
【0024】また、上記コンピュータが、上記複合周辺
装置から伝送された読み取り品質情報に基づいて上記複
合周辺装置の原稿読み取り手段の異常個所及び異常内容
を推定し、その異常個所及び異常内容を表示するように
すれば、コンピュータ側のユーザが読み取り画像品質の
劣化の原因を容易に知ることができ、複合周辺装置の異
常によるダウンタイムを短縮させると共にメンテナンス
性を向上させることができる。
装置から伝送された読み取り品質情報に基づいて上記複
合周辺装置の原稿読み取り手段の異常個所及び異常内容
を推定し、その異常個所及び異常内容を表示するように
すれば、コンピュータ側のユーザが読み取り画像品質の
劣化の原因を容易に知ることができ、複合周辺装置の異
常によるダウンタイムを短縮させると共にメンテナンス
性を向上させることができる。
【0025】さらに、上記コンピュータが、上記異常個
所及び異常内容に基づいてメンテナンス情報を表示する
ようにすれば、コンピュータ側のユーザが操作マニュア
ル等を参照して複合周辺装置の異常原因に基づくメンテ
ナンス操作を調べる手間を省くことができ、読み取り画
像品質の劣化の原因を素早く取り除くことができ、複合
周辺装置のダウンタイムが長くなるような事態を回避し
てメンテナンス性を向上させることができる。
所及び異常内容に基づいてメンテナンス情報を表示する
ようにすれば、コンピュータ側のユーザが操作マニュア
ル等を参照して複合周辺装置の異常原因に基づくメンテ
ナンス操作を調べる手間を省くことができ、読み取り画
像品質の劣化の原因を素早く取り除くことができ、複合
周辺装置のダウンタイムが長くなるような事態を回避し
てメンテナンス性を向上させることができる。
【0026】また、上記コンピュータが、上記異常個所
及び異常内容を所定の宛先へ通知するようにすれば、予
め指定された宛先へ複合周辺装置の原稿読み取り手段の
異常を自動的に知らせることができ、複合周辺装置のダ
ウンタイムを増長せずに済み、その異常に対して素早く
最適な処置を施すことができる。
及び異常内容を所定の宛先へ通知するようにすれば、予
め指定された宛先へ複合周辺装置の原稿読み取り手段の
異常を自動的に知らせることができ、複合周辺装置のダ
ウンタイムを増長せずに済み、その異常に対して素早く
最適な処置を施すことができる。
【0027】さらに、上記コンピュータが、上記異常個
所及び異常内容をメンテナンス担当の宛先へ通知するよ
うにすれば、複合周辺装置の原稿読み取り手段の異常時
に素早くメンテナンス担当者に知らせることができ、メ
ンテナンス担当者の呼び出しに手間取るトラブルを事前
に防止することができる。
所及び異常内容をメンテナンス担当の宛先へ通知するよ
うにすれば、複合周辺装置の原稿読み取り手段の異常時
に素早くメンテナンス担当者に知らせることができ、メ
ンテナンス担当者の呼び出しに手間取るトラブルを事前
に防止することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて具体的に説明する。従来のパーソナルコン
ピュータ等のコンピュータを接続したファクシミリ装置
等の複合周辺装置においては、原稿読み取り手段によっ
て読み取った原稿の画情報を自機の画像処理手段によっ
て2値化した後にそのデータの符号化を行ない、網制御
装置を介して符号化データを公衆回線網に送出すること
によってファクシミリ送信を行なっていた。
面に基づいて具体的に説明する。従来のパーソナルコン
ピュータ等のコンピュータを接続したファクシミリ装置
等の複合周辺装置においては、原稿読み取り手段によっ
て読み取った原稿の画情報を自機の画像処理手段によっ
て2値化した後にそのデータの符号化を行ない、網制御
装置を介して符号化データを公衆回線網に送出すること
によってファクシミリ送信を行なっていた。
【0029】したがって、複合周辺装置側で読み取った
画情報の画像品質が異常を来すレベルまで原稿読み取り
手段の原稿読み取り品質が低下しても、コンピュータ側
のユーザが気付かずにファクシミリ送信されてしまって
いた。
画情報の画像品質が異常を来すレベルまで原稿読み取り
手段の原稿読み取り品質が低下しても、コンピュータ側
のユーザが気付かずにファクシミリ送信されてしまって
いた。
【0030】そこで、この発明の通信システムでは、複
合周辺装置側で読み取った原稿の画像の原稿読み取り品
質情報をコンピュータ側へ伝送することにより、コンピ
ュータ側のユーザが読み取り画像品質を容易に確認でき
るようにしている。したがって、複合周辺装置とコンピ
ュータとのインタフェースをより柔軟なものにすること
ができ、より操作性及び信頼性を向上させることができ
る。
合周辺装置側で読み取った原稿の画像の原稿読み取り品
質情報をコンピュータ側へ伝送することにより、コンピ
ュータ側のユーザが読み取り画像品質を容易に確認でき
るようにしている。したがって、複合周辺装置とコンピ
ュータとのインタフェースをより柔軟なものにすること
ができ、より操作性及び信頼性を向上させることができ
る。
【0031】図1はこの発明の一実施形態である通信シ
ステムの構成を示す図である。ファクシミリ装置等の複
合周辺装置(MFP)1は、バイセントロニクスケーブ
ル等の通信ケーブル3を介してパーソナルコンピュータ
(PC)2と接続し、アナログ(PSTN)又はデジタ
ル(ISDN)等の公衆回線網5を介して他のファクシ
ミリ装置4とファクシミリ通信可能に接続している。
ステムの構成を示す図である。ファクシミリ装置等の複
合周辺装置(MFP)1は、バイセントロニクスケーブ
ル等の通信ケーブル3を介してパーソナルコンピュータ
(PC)2と接続し、アナログ(PSTN)又はデジタ
ル(ISDN)等の公衆回線網5を介して他のファクシ
ミリ装置4とファクシミリ通信可能に接続している。
【0032】PC2は、通信ケーブル6を介してローカ
ルエリアネットワーク(LAN)9と接続し、そのLA
N9上には他のパーソナルコンピュータ(PC)7や、
レーザプリンタ等のプリンタ8が接続されている。
ルエリアネットワーク(LAN)9と接続し、そのLA
N9上には他のパーソナルコンピュータ(PC)7や、
レーザプリンタ等のプリンタ8が接続されている。
【0033】そして、MFP1は通常のファクシミリ機
能によってファクシミリ装置4との間で画情報のファク
シミリ送受信を行なうと共に、各機能ユニットがバイセ
ントロニクスケーブル等の通信ケーブル3によって接続
されたPC2のスキャナ,プリンタ,モデムとして機能
することもできる。
能によってファクシミリ装置4との間で画情報のファク
シミリ送受信を行なうと共に、各機能ユニットがバイセ
ントロニクスケーブル等の通信ケーブル3によって接続
されたPC2のスキャナ,プリンタ,モデムとして機能
することもできる。
【0034】図2は、図1に示した複合周辺装置の内部
構成を示すブロック図である。このMFP1は、制御部
11,システムメモリ12,パラメータメモリ13,ス
キャナ14,プロッタ15,操作パネル16,符号化復
号化部17,画像蓄積装置18,モデム19,ネットワ
ークコントロールユニット(NCU)20,パーソナル
コンピュータインタフェース(PC・I/F)21,及
びシステムバス22からなる。
構成を示すブロック図である。このMFP1は、制御部
11,システムメモリ12,パラメータメモリ13,ス
キャナ14,プロッタ15,操作パネル16,符号化復
号化部17,画像蓄積装置18,モデム19,ネットワ
ークコントロールユニット(NCU)20,パーソナル
コンピュータインタフェース(PC・I/F)21,及
びシステムバス22からなる。
【0035】制御部11は、CPU,ROM,及びRA
M等からなるマイクロコンピュータであり、この複合周
辺装置の各部の制御処理,ファクシミリ伝送制御手順処
理,及びこの発明に係る各種の処理を行なうシステム制
御部である。システムメモリ12は、制御部11が実行
する制御処理プログラム及び処理プログラムを実行する
ときに必要な各種データなどを記憶すると共に、制御部
11のワークエリアを構成するメモリである。
M等からなるマイクロコンピュータであり、この複合周
辺装置の各部の制御処理,ファクシミリ伝送制御手順処
理,及びこの発明に係る各種の処理を行なうシステム制
御部である。システムメモリ12は、制御部11が実行
する制御処理プログラム及び処理プログラムを実行する
ときに必要な各種データなどを記憶すると共に、制御部
11のワークエリアを構成するメモリである。
【0036】パラメータメモリ13は、G3ファクシミ
リ装置に固有な各種の情報を記憶するためのメモリであ
る。スキャナ14は、原稿から所定の解像度で原稿像を
操作して各種画像処理を行なう画像読取装置である。プ
ロッタ15は、スキャナ14によって画像処理されたデ
ータ又は他のファクシミリ装置4から受信したデータを
所定の解像度で記録紙に記録するレーザプリンタ,イン
クジェットプリンタ等の印刷装置である。
リ装置に固有な各種の情報を記憶するためのメモリであ
る。スキャナ14は、原稿から所定の解像度で原稿像を
操作して各種画像処理を行なう画像読取装置である。プ
ロッタ15は、スキャナ14によって画像処理されたデ
ータ又は他のファクシミリ装置4から受信したデータを
所定の解像度で記録紙に記録するレーザプリンタ,イン
クジェットプリンタ等の印刷装置である。
【0037】操作パネル16は、この複合周辺装置1を
操作するための各種の操作キーを備えたキーボード等の
操作部と、各種メッセージを表示するLCD等のディス
プレイである表示部とからなる。符号化復号化部17
は、画信号を符号化圧縮するとともに、符号化圧縮され
ている画情報を元の画信号に復号化する処理を行なう。
画像蓄積装置18は、符号化圧縮された状態の画情報を
記憶するためのハードディスク装置,光ディスク装置等
の記憶装置である。
操作するための各種の操作キーを備えたキーボード等の
操作部と、各種メッセージを表示するLCD等のディス
プレイである表示部とからなる。符号化復号化部17
は、画信号を符号化圧縮するとともに、符号化圧縮され
ている画情報を元の画信号に復号化する処理を行なう。
画像蓄積装置18は、符号化圧縮された状態の画情報を
記憶するためのハードディスク装置,光ディスク装置等
の記憶装置である。
【0038】モデム19は、G3ファクシミリのモデム
機能を実現するためのものであり、伝送手順信号をやり
取りするための低速モデム機能(V.21モデム),及
び主に画情報をやり取りするための高速モデム機能
(V.29モデム,V.27terモデム)を備えてい
る。NCU20は、この複合周辺装置1を公衆回線に接
続するためのものであり、自動発着信機能を備えた網制
御装置である。
機能を実現するためのものであり、伝送手順信号をやり
取りするための低速モデム機能(V.21モデム),及
び主に画情報をやり取りするための高速モデム機能
(V.29モデム,V.27terモデム)を備えてい
る。NCU20は、この複合周辺装置1を公衆回線に接
続するためのものであり、自動発着信機能を備えた網制
御装置である。
【0039】PC・I/F21は、この複合周辺装置1
をPC2にデータ通信可能に接続するためのインタフェ
ースである。システムバス22は、上記制御部11,シ
ステムメモリ12,パラメータメモリ13,スキャナ1
4,プロッタ15,操作パネル16,符号化復号化部1
7,画像蓄積装置18,モデム19,NCU20,及び
PC・I/F21を接続した通信線であり、これらの各
機能部間での各種のデータのやり取りを行なう。また、
NCU20とモデム19との間のデータのやり取りは直
接行なう。
をPC2にデータ通信可能に接続するためのインタフェ
ースである。システムバス22は、上記制御部11,シ
ステムメモリ12,パラメータメモリ13,スキャナ1
4,プロッタ15,操作パネル16,符号化復号化部1
7,画像蓄積装置18,モデム19,NCU20,及び
PC・I/F21を接続した通信線であり、これらの各
機能部間での各種のデータのやり取りを行なう。また、
NCU20とモデム19との間のデータのやり取りは直
接行なう。
【0040】図3は、図1に示したパーソナルコンピュ
ータ2の内部構成を示すブロック図である。このPC2
は、制御部31,入力部32,表示部33,記憶部3
4,インタフェース(I/F)35,ローカルエリアネ
ットワークインタフェース(LAN・I/F)36,及
びシステムバス37からなる。制御部31は、CPU,
ROM,及びRAM等からなるマイクロコンピュータを
内蔵し、このPC2全体の制御を司り、この発明に係る
各種の処理を行なう。
ータ2の内部構成を示すブロック図である。このPC2
は、制御部31,入力部32,表示部33,記憶部3
4,インタフェース(I/F)35,ローカルエリアネ
ットワークインタフェース(LAN・I/F)36,及
びシステムバス37からなる。制御部31は、CPU,
ROM,及びRAM等からなるマイクロコンピュータを
内蔵し、このPC2全体の制御を司り、この発明に係る
各種の処理を行なう。
【0041】入力部32は、各種の操作情報を入力する
キーボードやマウス等の入力装置である。表示部33
は、この発明に係る原稿読み取り品質情報や各種設定時
の各種のメッセージ等を表示するLCD等の表示装置で
ある。記憶部34は、画情報等を記憶するハードディス
ク装置,フロッピディスク装置,光ディスク装置等の記
憶装置である。I/F35は、複合周辺装置1とデータ
通信可能に接続するインタフェースである。LAN・I
/F36は、通信回線を介して他の端末装置と通信可能
に接続するインタフェースである。システムバス37
は、上記各部間で各種のデータをやり取りする通信線で
ある。
キーボードやマウス等の入力装置である。表示部33
は、この発明に係る原稿読み取り品質情報や各種設定時
の各種のメッセージ等を表示するLCD等の表示装置で
ある。記憶部34は、画情報等を記憶するハードディス
ク装置,フロッピディスク装置,光ディスク装置等の記
憶装置である。I/F35は、複合周辺装置1とデータ
通信可能に接続するインタフェースである。LAN・I
/F36は、通信回線を介して他の端末装置と通信可能
に接続するインタフェースである。システムバス37
は、上記各部間で各種のデータをやり取りする通信線で
ある。
【0042】すなわち、この通信システムは、コンピュ
ータであるパーソナルコンピュータ2と、ファクシミリ
装置等の複合周辺装置1とからなり、上記複合周辺装置
1のスキャナ14が原稿から画情報を読み取る原稿読み
取り手段に相当する。
ータであるパーソナルコンピュータ2と、ファクシミリ
装置等の複合周辺装置1とからなり、上記複合周辺装置
1のスキャナ14が原稿から画情報を読み取る原稿読み
取り手段に相当する。
【0043】上記制御部11とモデム19とNCU20
が、スキャナ14によって読み取った画情報を通信回線
を介して送信及び通信回線を介して画情報を受信する通
信手段に相当する。上記画像蓄積装置18が受信した画
情報を記録する記録手段に相当する。上記PC・I/F
21がPC2と通信可能に接続する接続インタフェース
手段に相当する。
が、スキャナ14によって読み取った画情報を通信回線
を介して送信及び通信回線を介して画情報を受信する通
信手段に相当する。上記画像蓄積装置18が受信した画
情報を記録する記録手段に相当する。上記PC・I/F
21がPC2と通信可能に接続する接続インタフェース
手段に相当する。
【0044】上記複合周辺装置1の制御部11とPC・
I/F21が、スキャナ14によって読み取った画情報
の読み取り品質情報をPC2へ伝送する伝送手段の機能
を果たす。上記複合周辺装置1の制御部11が、上記読
み取り品質情報の伝送をスキャナ14による原稿読み取
り開始直前に実施させる手段の機能を果たす。上記複合
周辺装置1の制御部11が、上記読み取り品質情報の伝
送をスキャナ14による原稿読み取り動作に係らず一定
期間毎に実施させる手段の機能を果たす。
I/F21が、スキャナ14によって読み取った画情報
の読み取り品質情報をPC2へ伝送する伝送手段の機能
を果たす。上記複合周辺装置1の制御部11が、上記読
み取り品質情報の伝送をスキャナ14による原稿読み取
り開始直前に実施させる手段の機能を果たす。上記複合
周辺装置1の制御部11が、上記読み取り品質情報の伝
送をスキャナ14による原稿読み取り動作に係らず一定
期間毎に実施させる手段の機能を果たす。
【0045】上記複合周辺装置1の制御部11が、上記
読み取り品質情報に白基準情報読取時の出力レベルに基
づくデータを含むようにした手段の機能を果たす。上記
PC2の制御部31と表示部33が、上記読み取り品質
情報が所定レベル以下であることを知らせる警告を表示
する手段の機能を果たす。
読み取り品質情報に白基準情報読取時の出力レベルに基
づくデータを含むようにした手段の機能を果たす。上記
PC2の制御部31と表示部33が、上記読み取り品質
情報が所定レベル以下であることを知らせる警告を表示
する手段の機能を果たす。
【0046】上記複合周辺装置1の制御部11とPC・
I/F21が、上記読み取り品質情報が所定レベル以下
のとき、上記PC2にスキャナ14によって読み取った
画情報を伝送する手段の機能を果たす。上記PC2の制
御部31と表示部33が、上記複合周辺装置1から伝送
された画情報を表示する手段の機能を果たす。
I/F21が、上記読み取り品質情報が所定レベル以下
のとき、上記PC2にスキャナ14によって読み取った
画情報を伝送する手段の機能を果たす。上記PC2の制
御部31と表示部33が、上記複合周辺装置1から伝送
された画情報を表示する手段の機能を果たす。
【0047】上記複合周辺装置1の制御部11が、上記
画情報を量子化後の多値レベルにして伝送する手段の機
能を果たす。上記PC2の制御部31と表示部33が、
上記複合周辺装置1から伝送された画情報を上記複合周
辺装置1の画像処理と同等のアルゴリズムで2値化し、
その2値化データを表示する手段の機能を果たす。
画情報を量子化後の多値レベルにして伝送する手段の機
能を果たす。上記PC2の制御部31と表示部33が、
上記複合周辺装置1から伝送された画情報を上記複合周
辺装置1の画像処理と同等のアルゴリズムで2値化し、
その2値化データを表示する手段の機能を果たす。
【0048】上記PC2の制御部31が、上記複合周辺
装置1から伝送された読み取り品質情報に基づいて上記
複合周辺装置1のスキャナ14による原稿読み取り条件
の変更を制御する変更制御手段の機能を果たす。上記P
C2の制御部31と表示部33が、上記原稿読み取り条
件の変更時の上記2値化データを表示する手段の機能を
果たす。
装置1から伝送された読み取り品質情報に基づいて上記
複合周辺装置1のスキャナ14による原稿読み取り条件
の変更を制御する変更制御手段の機能を果たす。上記P
C2の制御部31と表示部33が、上記原稿読み取り条
件の変更時の上記2値化データを表示する手段の機能を
果たす。
【0049】上記PC2の制御部31と表示部33が、
上記複合周辺装置1から伝送された読み取り品質情報に
基づいて上記複合周辺装置1のスキャナ14の異常個所
及び異常内容を推定し、その異常個所及び異常内容を表
示する手段の機能を果たす。上記PC2の制御部31と
表示部33が、上記異常個所及び異常内容に基づいてメ
ンテナンス情報を表示する手段の機能を果たす。
上記複合周辺装置1から伝送された読み取り品質情報に
基づいて上記複合周辺装置1のスキャナ14の異常個所
及び異常内容を推定し、その異常個所及び異常内容を表
示する手段の機能を果たす。上記PC2の制御部31と
表示部33が、上記異常個所及び異常内容に基づいてメ
ンテナンス情報を表示する手段の機能を果たす。
【0050】上記PC2の制御部31とLAN・I/F
36が、上記異常個所及び異常内容を所定の宛先へ通知
する手段の機能を果たす。上記PC2の制御部31とL
AN・I/F36が、上記異常個所及び異常内容をメン
テナンス担当の宛先へ通知する手段の機能を果たす。
36が、上記異常個所及び異常内容を所定の宛先へ通知
する手段の機能を果たす。上記PC2の制御部31とL
AN・I/F36が、上記異常個所及び異常内容をメン
テナンス担当の宛先へ通知する手段の機能を果たす。
【0051】次に、この通信システムにおけるMFP1
からPC2へ原稿から読み取った画情報の読み取り品質
情報を伝送する処理について説明する。図4は図1に示
した通信システムにおける処理を示すフローチャートで
ある。
からPC2へ原稿から読み取った画情報の読み取り品質
情報を伝送する処理について説明する。図4は図1に示
した通信システムにおける処理を示すフローチャートで
ある。
【0052】この処理は、ステップ(図中「S」で示
す)1でMFPが初期化処理を実行し、ステップ2へ進
んでPCが白基準情報の原稿読み取り品質判定用の閾
値:THsnを設定すると、ステップ3へ進んでMFP
が操作パネルからの原稿の読み取りか否かを判断する。
す)1でMFPが初期化処理を実行し、ステップ2へ進
んでPCが白基準情報の原稿読み取り品質判定用の閾
値:THsnを設定すると、ステップ3へ進んでMFP
が操作パネルからの原稿の読み取りか否かを判断する。
【0053】ステップ3でMFPが原稿の読み取りと判
断したら、スキャナによって白基準情報の読み取りを行
なって、ステップ4へ進んで白基準情報を読み取り測定
し、ステップ5へ進んでその測定値に基づいて原稿読み
取り品質情報:S/N比を演算し、ステップ6へ進んで
PCへ原稿読み取り品質情報のデータを伝送し、ステッ
プ7へ進む。
断したら、スキャナによって白基準情報の読み取りを行
なって、ステップ4へ進んで白基準情報を読み取り測定
し、ステップ5へ進んでその測定値に基づいて原稿読み
取り品質情報:S/N比を演算し、ステップ6へ進んで
PCへ原稿読み取り品質情報のデータを伝送し、ステッ
プ7へ進む。
【0054】PCはMFPから原稿の読み取り品質情報
を受信すると、ステップ7でPCが原稿読み取り品質情
報:S/N比>原稿読み取り品質判定用の閾値:THs
nか否かを判断して、S/N>THsnでなければステ
ップ10へ進んで表示部に読み取り品質情報が所定レベ
ル以下であることを示す警告を表示して、MFPの原稿
読み取りを中止して、この処理を終了する。また、ステ
ップ7でPCがS/N>THsnと判断したなら、MF
Pへ原稿読み取り開始指示を送って、ステップ8へ進
む。
を受信すると、ステップ7でPCが原稿読み取り品質情
報:S/N比>原稿読み取り品質判定用の閾値:THs
nか否かを判断して、S/N>THsnでなければステ
ップ10へ進んで表示部に読み取り品質情報が所定レベ
ル以下であることを示す警告を表示して、MFPの原稿
読み取りを中止して、この処理を終了する。また、ステ
ップ7でPCがS/N>THsnと判断したなら、MF
Pへ原稿読み取り開始指示を送って、ステップ8へ進
む。
【0055】ステップ8でMFPはPCからの指示に基
づいて原稿の画像の読み取りを開始し、ステップ9へ進
んでMFPが読み取り終了か否かを判断して、読み取り
終了ならその読み取った画情報をコピー又は予め指定さ
れた宛先へファクシミリ送信して、この処理を終了す
る。
づいて原稿の画像の読み取りを開始し、ステップ9へ進
んでMFPが読み取り終了か否かを判断して、読み取り
終了ならその読み取った画情報をコピー又は予め指定さ
れた宛先へファクシミリ送信して、この処理を終了す
る。
【0056】この処理では、原稿の読み取り前に読み取
り品質を示す特性値として白基準情報の測定値に基づい
て算出したS/N比を用いる。まず、MFP1の制御部
11は、操作パネル16から原稿のコピー又はファクシ
ミリ送信が指示されると、スキャナ14のイメージスキ
ャナによって白基準情報を読み取り、制御部11がスキ
ャナ14の光源点灯時に白基準情報を読み取ったときの
最大値:VLmaxと最小値VLmin、光源消灯時に
白基準情報を読み取ったときの最大値:VDmaxと最
小値VDminをそれぞれ測定する。
り品質を示す特性値として白基準情報の測定値に基づい
て算出したS/N比を用いる。まず、MFP1の制御部
11は、操作パネル16から原稿のコピー又はファクシ
ミリ送信が指示されると、スキャナ14のイメージスキ
ャナによって白基準情報を読み取り、制御部11がスキ
ャナ14の光源点灯時に白基準情報を読み取ったときの
最大値:VLmaxと最小値VLmin、光源消灯時に
白基準情報を読み取ったときの最大値:VDmaxと最
小値VDminをそれぞれ測定する。
【0057】そして、制御部11がそれらの値と次に示
す式(1)に基づいてS/N比を算出する。 S/N=(VLmin)/(VDmax)……(1) その後、制御部11はS/N比を読み取り品質情報とし
てPC・I/F21によってPC2へ伝送して、待機す
る。
す式(1)に基づいてS/N比を算出する。 S/N=(VLmin)/(VDmax)……(1) その後、制御部11はS/N比を読み取り品質情報とし
てPC・I/F21によってPC2へ伝送して、待機す
る。
【0058】PC2は、その制御部31がMFP1から
受信した読み取り品質情報:S/N比と予め設定した読
み取り品質判定閾値:THsnとを比較し、S/N比が
所定レベルTHsn以下か否かを判断して、S/N比が
所定レベルTHsn以下なら、表示部33にMFP1の
原稿読み取り品質が所定レベル以下に劣化していること
を知らせる警告文を表示する。
受信した読み取り品質情報:S/N比と予め設定した読
み取り品質判定閾値:THsnとを比較し、S/N比が
所定レベルTHsn以下か否かを判断して、S/N比が
所定レベルTHsn以下なら、表示部33にMFP1の
原稿読み取り品質が所定レベル以下に劣化していること
を知らせる警告文を表示する。
【0059】その後、PC2の制御部31は、入力部3
2から原稿読み取り中止の指示入力が有ると、I/F3
5によってその指示をMFP1へ伝送する。また、PC
の制御部31は、S/N比が所定レベルTHsn以下で
はないと判断したら、I/F35によって原稿読み取り
開始の指示をMFP1へ伝送する。
2から原稿読み取り中止の指示入力が有ると、I/F3
5によってその指示をMFP1へ伝送する。また、PC
の制御部31は、S/N比が所定レベルTHsn以下で
はないと判断したら、I/F35によって原稿読み取り
開始の指示をMFP1へ伝送する。
【0060】MFP1の制御部11は、PC2から原稿
読み取り中止の指示を受信したら、原稿読み取りを中止
してメンテナンス待ちをする。また、PC2から原稿読
み取り開始の指示を受信したら、スキャナ14に原稿の
画像の読み取りを指示し、スキャナ14によって読み取
った画情報を画像蓄積装置18に格納する。
読み取り中止の指示を受信したら、原稿読み取りを中止
してメンテナンス待ちをする。また、PC2から原稿読
み取り開始の指示を受信したら、スキャナ14に原稿の
画像の読み取りを指示し、スキャナ14によって読み取
った画情報を画像蓄積装置18に格納する。
【0061】そして、MFP1の制御部11は、ファク
シミリ送信が指定されている場合、NCU20によって
ファクシミリ送信先の宛先に発呼してその宛先との回線
を接続し、画像蓄積装置18に格納した画情報を符号化
復号化部17で符号化した後、モデム19によって変調
して公衆回線を介して宛先へファクシミリ送信する。ま
た、MFP1の制御部11は、コピーが指定されている
場合、画像蓄積装置18に格納した画情報をプロッタ1
5へ送って記録紙に印刷させる。
シミリ送信が指定されている場合、NCU20によって
ファクシミリ送信先の宛先に発呼してその宛先との回線
を接続し、画像蓄積装置18に格納した画情報を符号化
復号化部17で符号化した後、モデム19によって変調
して公衆回線を介して宛先へファクシミリ送信する。ま
た、MFP1の制御部11は、コピーが指定されている
場合、画像蓄積装置18に格納した画情報をプロッタ1
5へ送って記録紙に印刷させる。
【0062】このようにすれば、PC2のユーザがMF
P1を用いて原稿の画像をコピー又はファクシミリ送信
する場合、PC2側に居ながらにして原稿の読み取り前
に読み取り品質情報を確認することができる。
P1を用いて原稿の画像をコピー又はファクシミリ送信
する場合、PC2側に居ながらにして原稿の読み取り前
に読み取り品質情報を確認することができる。
【0063】したがって、MFP1の画像読取品質が何
等かの原因によって劣化している場合、画質が劣化した
画像のコピーやファクシミリ送信を原稿読み取り前に中
止することができ、記録紙を無駄にせずに済み、宛先へ
画質の悪い画像をファクシミリ送信することを未然に防
止することができる。
等かの原因によって劣化している場合、画質が劣化した
画像のコピーやファクシミリ送信を原稿読み取り前に中
止することができ、記録紙を無駄にせずに済み、宛先へ
画質の悪い画像をファクシミリ送信することを未然に防
止することができる。
【0064】次に、上述の処理ではMFP1側で原稿の
読み取り品質を示すS/N比を算出するようにしたが、
MFP1からスキャナ14による白基準情報読取時の測
定値をPC2へ伝送し、PC2側で読み取り品質情報を
演算するようにしてもよい。
読み取り品質を示すS/N比を算出するようにしたが、
MFP1からスキャナ14による白基準情報読取時の測
定値をPC2へ伝送し、PC2側で読み取り品質情報を
演算するようにしてもよい。
【0065】その場合の処理は、まず、MFP1の制御
部11は、操作パネル16から原稿のコピー又はファク
シミリ送信が指示されると、スキャナ14のイメージス
キャナによって白基準情報を読み取り、制御部11が測
定値、光源点灯時の最大値:VLmaxと最小値VLm
in、光源消灯時の最大値:VDmaxと最小値VDm
inをそれぞれ測定し、それらの値全てを、あるいはV
Lmin及びVDmaxのみをPC・I/F21を介し
てPC2へ伝送して待機する。
部11は、操作パネル16から原稿のコピー又はファク
シミリ送信が指示されると、スキャナ14のイメージス
キャナによって白基準情報を読み取り、制御部11が測
定値、光源点灯時の最大値:VLmaxと最小値VLm
in、光源消灯時の最大値:VDmaxと最小値VDm
inをそれぞれ測定し、それらの値全てを、あるいはV
Lmin及びVDmaxのみをPC・I/F21を介し
てPC2へ伝送して待機する。
【0066】PC2の制御部31は、MFP1から受信
した測定値と上記式(1)とに基づいてMFP1の原稿
の読み取り品質情報:S/N比を算出し、S/N>TH
snか否かを判断して、S/N比が所定レベルTHsn
以下なら、自装置の表示部33にMFP1の原稿読み取
り品質が所定レベル以下に劣化していることを知らせる
警告文を表示し、入力部32からの原稿読み取り中止の
指示入力に基づいてI/F35を介してその指示をMF
P1へ伝送して、MFP1の原稿読み取りを中止させ
る。
した測定値と上記式(1)とに基づいてMFP1の原稿
の読み取り品質情報:S/N比を算出し、S/N>TH
snか否かを判断して、S/N比が所定レベルTHsn
以下なら、自装置の表示部33にMFP1の原稿読み取
り品質が所定レベル以下に劣化していることを知らせる
警告文を表示し、入力部32からの原稿読み取り中止の
指示入力に基づいてI/F35を介してその指示をMF
P1へ伝送して、MFP1の原稿読み取りを中止させ
る。
【0067】また、PC2の制御部31は、S/N比が
所定レベルTHsn以下ではないと判断したら、I/F
35を介してMFP1へ原稿読み取り開始の指示を伝送
し、MFP1の原稿読み取りを開始させる。その後の処
理は上述した処理と同じである。このように、PC2側
で読み取り画像品質の情報を演算するようにすれば、M
FP1側の処理負担を軽減させることができる。
所定レベルTHsn以下ではないと判断したら、I/F
35を介してMFP1へ原稿読み取り開始の指示を伝送
し、MFP1の原稿読み取りを開始させる。その後の処
理は上述した処理と同じである。このように、PC2側
で読み取り画像品質の情報を演算するようにすれば、M
FP1側の処理負担を軽減させることができる。
【0068】次に、MFP1で原稿を読み取ってその画
情報に基づいて読み取り品質情報を算出するようにして
も良い。この場合の処理は、まず、MFP1の制御部1
1は、操作パネル16から原稿のコピー又はファクシミ
リ送信が指示されると、スキャナ14のイメージスキャ
ナによって原稿を読み取り、その画情報を画像蓄積装置
18に蓄積する。その後、制御部11は、画像蓄積装置
18に格納した画情報に基づいて読み取り画像品質情報
を算出し、それをPC2へ伝送して待機する。
情報に基づいて読み取り品質情報を算出するようにして
も良い。この場合の処理は、まず、MFP1の制御部1
1は、操作パネル16から原稿のコピー又はファクシミ
リ送信が指示されると、スキャナ14のイメージスキャ
ナによって原稿を読み取り、その画情報を画像蓄積装置
18に蓄積する。その後、制御部11は、画像蓄積装置
18に格納した画情報に基づいて読み取り画像品質情報
を算出し、それをPC2へ伝送して待機する。
【0069】PC2の制御部31は、MFP1から受信
した読み取り品質情報と予め設定された読み取り品質判
定閾値とを比較し、読み取り品質情報が所定レベル以下
なら、表示部33にMFP1の原稿読み取り品質が所定
レベル以下に劣化していることを知らせる警告文を表示
し、入力部32からの画情報のコピー又は送信中止の指
示入力に基づいて制御部31がI/F35によってその
指示をMFP1へ伝送する。また、制御部31は、読み
取り品質情報が所定レベル以下ではないと判断したら、
I/F35によって画情報のコピー又は送信開始の指示
を伝送する。
した読み取り品質情報と予め設定された読み取り品質判
定閾値とを比較し、読み取り品質情報が所定レベル以下
なら、表示部33にMFP1の原稿読み取り品質が所定
レベル以下に劣化していることを知らせる警告文を表示
し、入力部32からの画情報のコピー又は送信中止の指
示入力に基づいて制御部31がI/F35によってその
指示をMFP1へ伝送する。また、制御部31は、読み
取り品質情報が所定レベル以下ではないと判断したら、
I/F35によって画情報のコピー又は送信開始の指示
を伝送する。
【0070】MFP1側では、制御部11がPC2から
画情報のコピー又は送信中止を受信すると、その処理を
中止してメンテナンス待機に入る。また、PC2からコ
ピー又は送信開始の指示を受信すると、画像蓄積装置1
8の画情報のコピー又はファクシミリ送信を開始する。
画情報のコピー又は送信中止を受信すると、その処理を
中止してメンテナンス待機に入る。また、PC2からコ
ピー又は送信開始の指示を受信すると、画像蓄積装置1
8の画情報のコピー又はファクシミリ送信を開始する。
【0071】このようにして、読み取り品質が劣化して
いないときには、PC2からの指示に基づいて素早くコ
ピー及びファクシミリ送信を行なうことができる。な
お、MFP1からPC2へ原稿読取時の測定値のみを伝
送し、PC2側で読み取り品質情報を算出するようにす
れば、MFP1側の処理負担を軽減することができる。
いないときには、PC2からの指示に基づいて素早くコ
ピー及びファクシミリ送信を行なうことができる。な
お、MFP1からPC2へ原稿読取時の測定値のみを伝
送し、PC2側で読み取り品質情報を算出するようにす
れば、MFP1側の処理負担を軽減することができる。
【0072】また、MFP1側で原稿の画像の一部を読
み取ってその画情報に基づいて読み取り品質情報を演算
するようにしてもよい。その場合、MFP1の制御部1
1は、原稿の一部(例えば、第1頁目の情報や第1頁目
の先頭部分の数行の情報など)を読み取ってその画情報
に基づいて読み取り品質情報を算出し、その読み取り品
質情報をPC2へ伝送する。
み取ってその画情報に基づいて読み取り品質情報を演算
するようにしてもよい。その場合、MFP1の制御部1
1は、原稿の一部(例えば、第1頁目の情報や第1頁目
の先頭部分の数行の情報など)を読み取ってその画情報
に基づいて読み取り品質情報を算出し、その読み取り品
質情報をPC2へ伝送する。
【0073】PC2の制御部31は、MFP1から受け
取った読み取り品質情報が所定レベルか否かを判断し
て、所定レベル以下なら表示部33に警告文を表示する
と共に、MFP1へ読み取り中止の指示を送ってコピー
又はファクシミリ送信を中止させる。また、読み取り品
質情報が所定レベル以下でなければ、MFP1へコピー
又はファクシミリ送信の実行指示を送信する。
取った読み取り品質情報が所定レベルか否かを判断し
て、所定レベル以下なら表示部33に警告文を表示する
と共に、MFP1へ読み取り中止の指示を送ってコピー
又はファクシミリ送信を中止させる。また、読み取り品
質情報が所定レベル以下でなければ、MFP1へコピー
又はファクシミリ送信の実行指示を送信する。
【0074】MFP1の制御部11は、PC2から読み
取り中止の指示を受け取ると、原稿の読み取りを中止
し、コピー又はファクシミリ送信を中止する。また、P
C2からコピー又はファクシミリ送信の実行指示を受け
取ると、原稿の読み取りを継続して行ない、その読み取
った画情報をコピー又はファクシミリ送信する。
取り中止の指示を受け取ると、原稿の読み取りを中止
し、コピー又はファクシミリ送信を中止する。また、P
C2からコピー又はファクシミリ送信の実行指示を受け
取ると、原稿の読み取りを継続して行ない、その読み取
った画情報をコピー又はファクシミリ送信する。
【0075】このようにして、原稿から一部の画像を読
み取り、その画像情報に基づいて読み取り品質情報を算
出するようにすれば、原稿を全て読み取らずに読み取り
品質情報をPC2へ伝送できるので、読み取り品質の判
断を素早く行なえる。
み取り、その画像情報に基づいて読み取り品質情報を算
出するようにすれば、原稿を全て読み取らずに読み取り
品質情報をPC2へ伝送できるので、読み取り品質の判
断を素早く行なえる。
【0076】次に、MFP1からPC2へ読み取り品質
情報をスキャナ14の読み取り動作に係らず定期的に伝
送するようにしても良い。例えば、MFP1ではPC2
からの依頼に基づくコピーやファクシミリ送信の他に、
自機の操作によるコピー及びファクシミリ送信も行なう
ので、それらの処理時に読み取り品質が低下することも
考えられるので、PC2側で常時MFP1側の読み取り
品質の状況を把握できると便利である。
情報をスキャナ14の読み取り動作に係らず定期的に伝
送するようにしても良い。例えば、MFP1ではPC2
からの依頼に基づくコピーやファクシミリ送信の他に、
自機の操作によるコピー及びファクシミリ送信も行なう
ので、それらの処理時に読み取り品質が低下することも
考えられるので、PC2側で常時MFP1側の読み取り
品質の状況を把握できると便利である。
【0077】その場合の処理は、MFP1の制御部11
は、それらの処理時にも読み取り品質情報を算出するた
めの値を測定し、PC2へ定期的に伝送する。PC2の
制御部31は、MFP1から定期的に伝送される測定値
に基づいて読み取り品質情報を算出し、その値が所定レ
ベル以下になったことを判断すると、表示部33に警告
文を表示する。そして、MFP1のメンテナンスを依頼
すると良い。
は、それらの処理時にも読み取り品質情報を算出するた
めの値を測定し、PC2へ定期的に伝送する。PC2の
制御部31は、MFP1から定期的に伝送される測定値
に基づいて読み取り品質情報を算出し、その値が所定レ
ベル以下になったことを判断すると、表示部33に警告
文を表示する。そして、MFP1のメンテナンスを依頼
すると良い。
【0078】このようにして、PC2は自装置がMFP
1を使用していないときにもそのMFP1の読み取り品
質を常時把握することができ、MFP1の読み取り品質
が劣化したときには、素早くメンテナンスを依頼するこ
とができる。
1を使用していないときにもそのMFP1の読み取り品
質を常時把握することができ、MFP1の読み取り品質
が劣化したときには、素早くメンテナンスを依頼するこ
とができる。
【0079】このようにして、MFP1のスキャナ14
の読み取り品質に応じてPC2から種々のフィードバッ
クを行なうことができる。また、白基準情報の読取時の
最大出力レベルを用いるようにすれば、スキャナ14の
光源や光学系の劣化に伴う信号レベルの低下を早期に発
見することができる。
の読み取り品質に応じてPC2から種々のフィードバッ
クを行なうことができる。また、白基準情報の読取時の
最大出力レベルを用いるようにすれば、スキャナ14の
光源や光学系の劣化に伴う信号レベルの低下を早期に発
見することができる。
【0080】さらに、PC2の表示部33にMFP1の
読み取り品質が所定レベル以下になったときに警告を表
示するので、操作者の認識を早めることができ、機器の
メンテナンス性を高めることができる。
読み取り品質が所定レベル以下になったときに警告を表
示するので、操作者の認識を早めることができ、機器の
メンテナンス性を高めることができる。
【0081】次に、MFP1で白基準情報に基づいて読
み取り品質情報を算出し、その読み取り品質情報が所定
レベル以下のときにはMFP1で読み取った原稿の画情
報をPC2に参照させるときの処理について説明する。
図5はその処理を示すフローチャートである。
み取り品質情報を算出し、その読み取り品質情報が所定
レベル以下のときにはMFP1で読み取った原稿の画情
報をPC2に参照させるときの処理について説明する。
図5はその処理を示すフローチャートである。
【0082】この処理は、ステップ(図中「S」で示
す)11でMFPが初期化処理を実行し、ステップ12
へ進んでPCが原稿の読み取り品質判定用の閾値:TH
snを設定すると、ステップ13へ進んでMFPが原稿
の読み取りか否かを判断する。
す)11でMFPが初期化処理を実行し、ステップ12
へ進んでPCが原稿の読み取り品質判定用の閾値:TH
snを設定すると、ステップ13へ進んでMFPが原稿
の読み取りか否かを判断する。
【0083】ステップ13でMFPが原稿の読み取りと
判断したら、スキャナによって白基準情報の読み取りを
行なって、ステップ14へ進んで白基準情報を読み取り
測定し、ステップ15へ進んでその測定値に基づいて原
稿読み取り品質情報:S/N比を演算し、ステップ16
へ進んでPCへ原稿読み取り品質情報のデータを伝送
し、ステップ17へ進む。
判断したら、スキャナによって白基準情報の読み取りを
行なって、ステップ14へ進んで白基準情報を読み取り
測定し、ステップ15へ進んでその測定値に基づいて原
稿読み取り品質情報:S/N比を演算し、ステップ16
へ進んでPCへ原稿読み取り品質情報のデータを伝送
し、ステップ17へ進む。
【0084】PCはMFPから原稿読み取り品質情報を
受信すると、ステップ17で原稿読み取り品質情報:S
/N比>原稿読み取り品質判定用の閾値:THsnか否
かを判断して、S/N>THsnならMFPへコピー又
はファクシミリ送信実行を指示し、ステップ18へ進
む。
受信すると、ステップ17で原稿読み取り品質情報:S
/N比>原稿読み取り品質判定用の閾値:THsnか否
かを判断して、S/N>THsnならMFPへコピー又
はファクシミリ送信実行を指示し、ステップ18へ進
む。
【0085】MFPはPCからコピー又はファクシミリ
送信実行指示を受け取ると、ステップ18でMFPはス
キャナによる原稿の読み取りを開始し、ステップ19へ
進んで読み取り終了か否かを判断して、読み取り終了な
らその読み取った画情報をコピー又はファクシミリ送信
し、この処理を終了する。
送信実行指示を受け取ると、ステップ18でMFPはス
キャナによる原稿の読み取りを開始し、ステップ19へ
進んで読み取り終了か否かを判断して、読み取り終了な
らその読み取った画情報をコピー又はファクシミリ送信
し、この処理を終了する。
【0086】また、ステップ17でPCがS/N>TH
snでないと判断したら、ステップ20へ進んで読み取
り品質が所定レベル以下であることを知らせる警告文を
表示部に表示し、PCはMFPへ画情報の伝送を指示
し、ステップ21へ進む。MFPはPCから画情報伝送
の指示を受け取ると、ステップ21でMFPがその指示
に基づいてスキャナによって原稿の一部を読み取り、そ
の画情報をPCへ伝送し、ステップ22へ進む。
snでないと判断したら、ステップ20へ進んで読み取
り品質が所定レベル以下であることを知らせる警告文を
表示部に表示し、PCはMFPへ画情報の伝送を指示
し、ステップ21へ進む。MFPはPCから画情報伝送
の指示を受け取ると、ステップ21でMFPがその指示
に基づいてスキャナによって原稿の一部を読み取り、そ
の画情報をPCへ伝送し、ステップ22へ進む。
【0087】PCはMFPから画情報を受け取ると、ス
テップ22でPCがその画情報に2値化処理を施し、ス
テップ23へ進んで表示部に画像を表示し、ステップ2
4へ進んで入力部から表示部に表示した画像に基づく画
像品質OKの指示入力があったか否かを判断して、OK
の指示入力なければ画情報のコピー又はファクシミリ送
信の出力中止をMFPへ送信して、この処理を終了す
る。
テップ22でPCがその画情報に2値化処理を施し、ス
テップ23へ進んで表示部に画像を表示し、ステップ2
4へ進んで入力部から表示部に表示した画像に基づく画
像品質OKの指示入力があったか否かを判断して、OK
の指示入力なければ画情報のコピー又はファクシミリ送
信の出力中止をMFPへ送信して、この処理を終了す
る。
【0088】ステップ24でPCが画像品質OKの指示
入力があったと判断したら、MFPへ画情報のコピー又
はファクシミリ送信の開始を指示し、ステップ25へ進
む。MFPはPCからコピー又はファクシミリ送信開始
指示を受け取ると、ステップ25で原稿の読み取りを再
開して、ステップ19へ進んで読み取り終了か否かを判
断して、読み取り終了ならその読み取った画情報をコピ
ー又はファクシミリ送信し、この処理を終了する。
入力があったと判断したら、MFPへ画情報のコピー又
はファクシミリ送信の開始を指示し、ステップ25へ進
む。MFPはPCからコピー又はファクシミリ送信開始
指示を受け取ると、ステップ25で原稿の読み取りを再
開して、ステップ19へ進んで読み取り終了か否かを判
断して、読み取り終了ならその読み取った画情報をコピ
ー又はファクシミリ送信し、この処理を終了する。
【0089】なお、上記処理においてMFP1は、PC
2へ画情報を伝送するとき、その画情報を量子化後の多
値レベルにして伝送するようにすれば、PC2側で2値
化する処理を軽減させることができる。また、PC2に
MFP1の画像処理と同等の2値化アルゴリズム機能を
設け、MFP1から伝送された画情報をMFP1の画像
処理と同等のアルゴリズムで2値化し、その2値化デー
タを表示するようにすれば、操作者が画情報の劣化の度
合いを容易に確認することができる。
2へ画情報を伝送するとき、その画情報を量子化後の多
値レベルにして伝送するようにすれば、PC2側で2値
化する処理を軽減させることができる。また、PC2に
MFP1の画像処理と同等の2値化アルゴリズム機能を
設け、MFP1から伝送された画情報をMFP1の画像
処理と同等のアルゴリズムで2値化し、その2値化デー
タを表示するようにすれば、操作者が画情報の劣化の度
合いを容易に確認することができる。
【0090】さらに、MFP1側に読み取り品質判定閾
値を設定し、制御部11がスキャナ14によって読み取
った画情報の読み取り品質が所定レベル以下か否かを判
断して、所定レベル以下のときには、PC2へ読み取り
品質が所定レベル以下であることを示す情報と共に画情
報を伝送するようにしてもよい。
値を設定し、制御部11がスキャナ14によって読み取
った画情報の読み取り品質が所定レベル以下か否かを判
断して、所定レベル以下のときには、PC2へ読み取り
品質が所定レベル以下であることを示す情報と共に画情
報を伝送するようにしてもよい。
【0091】したがって、操作者は読み取り品質の低下
を認識すると共に、実際に2値化処理される画像品質を
事前に確認することにより、読み取り品質劣化に対する
適切な対応を取ることができる。例えば、読み取り品質
は劣化しているものの、表示部に表示された2値化処理
後の画像に基づいて、読取時の画情報が2値化処理後の
影響度が低いことを確認したときには、その画情報の処
理を引き続き継続して行なわせてコピー又はファクシミ
リ送信させることができる。
を認識すると共に、実際に2値化処理される画像品質を
事前に確認することにより、読み取り品質劣化に対する
適切な対応を取ることができる。例えば、読み取り品質
は劣化しているものの、表示部に表示された2値化処理
後の画像に基づいて、読取時の画情報が2値化処理後の
影響度が低いことを確認したときには、その画情報の処
理を引き続き継続して行なわせてコピー又はファクシミ
リ送信させることができる。
【0092】また、MFP1で原稿の一部を読み取り、
その画情報に基づいて読み取り品質情報を算出してPC
2へ伝送し、PC2側でその読み取り品質情報に基づい
て画質が所定のレベル以下か否かを判断するようにし、
MFP1は読み取り品質情報伝送後に、PC2からコピ
ー又はファクシミリ送信の開始指示があったとき、原稿
の読み取りを継続して行なってコピー又はファクシミリ
送信するようにしてもよい。
その画情報に基づいて読み取り品質情報を算出してPC
2へ伝送し、PC2側でその読み取り品質情報に基づい
て画質が所定のレベル以下か否かを判断するようにし、
MFP1は読み取り品質情報伝送後に、PC2からコピ
ー又はファクシミリ送信の開始指示があったとき、原稿
の読み取りを継続して行なってコピー又はファクシミリ
送信するようにしてもよい。
【0093】このようにして、MFP1の読み取り品質
が所定レベルになったときには、MFP1の読み取り画
情報をPC2側に表示するので、PC2側の操作者は画
像品質の劣化の度合いを実画像に基づいて具体的に確認
することができ、画質の劣化の程度を速やかに判断する
ことができる。
が所定レベルになったときには、MFP1の読み取り画
情報をPC2側に表示するので、PC2側の操作者は画
像品質の劣化の度合いを実画像に基づいて具体的に確認
することができ、画質の劣化の程度を速やかに判断する
ことができる。
【0094】また、MFP1の読み取り品質が所定レベ
ル以下になったとき、MFP1からPC2へ多値画情報
を伝送し、PC2側でその画情報をMFP1側の画像処
理と同等のアルゴリズムで2値化して表示するので、実
際にコピー又はファクシミリ送信される画像品質を速や
かに確認することができる。
ル以下になったとき、MFP1からPC2へ多値画情報
を伝送し、PC2側でその画情報をMFP1側の画像処
理と同等のアルゴリズムで2値化して表示するので、実
際にコピー又はファクシミリ送信される画像品質を速や
かに確認することができる。
【0095】次に、PC2でMFP1から読み取り画情
報を受け取り、その画情報に基づいて原稿読み取り条件
を制御するときの処理について説明する。図6はその処
理を示すフローチャートである。
報を受け取り、その画情報に基づいて原稿読み取り条件
を制御するときの処理について説明する。図6はその処
理を示すフローチャートである。
【0096】この処理は、ステップ(図中「S」で示
す)31でMFPが初期化処理を実行し、ステップ32
へ進んでPCが原稿の読み取り品質判定用の閾値:TH
snと、原稿読み取り条件変更のリトライ回数上限閾
値:THrとを設定すると、ステップ33へ進んでMF
Pが原稿の読み取りか否かを判断する。
す)31でMFPが初期化処理を実行し、ステップ32
へ進んでPCが原稿の読み取り品質判定用の閾値:TH
snと、原稿読み取り条件変更のリトライ回数上限閾
値:THrとを設定すると、ステップ33へ進んでMF
Pが原稿の読み取りか否かを判断する。
【0097】ステップ33でMFPが原稿の読み取りと
判断したら、スキャナによって白基準情報の読み取りを
行なって、ステップ34へ進んで白基準情報を読み取り
測定し、ステップ35へ進んでその測定値に基づいて原
稿読み取り品質情報:S/N比を演算し、ステップ36
へ進んでPCへ原稿読み取り品質情報のデータを伝送
し、ステップ37へ進む。
判断したら、スキャナによって白基準情報の読み取りを
行なって、ステップ34へ進んで白基準情報を読み取り
測定し、ステップ35へ進んでその測定値に基づいて原
稿読み取り品質情報:S/N比を演算し、ステップ36
へ進んでPCへ原稿読み取り品質情報のデータを伝送
し、ステップ37へ進む。
【0098】PCはMFPから原稿読み取り品質情報を
受信すると、ステップ37で原稿読み取り品質情報:S
/N比>原稿読み取り品質判定用の閾値:THsnか否
かを判断して、S/N>THsnならMFPへコピー又
はファクシミリ送信実行を指示し、ステップ38へ進
む。
受信すると、ステップ37で原稿読み取り品質情報:S
/N比>原稿読み取り品質判定用の閾値:THsnか否
かを判断して、S/N>THsnならMFPへコピー又
はファクシミリ送信実行を指示し、ステップ38へ進
む。
【0099】MFPはPCからコピー又はファクシミリ
送信実行指示を受け取ると、ステップ38でMFPはス
キャナによる原稿の読み取りを開始し、ステップ39へ
進んで読み取り終了か否かを判断して、読み取り終了な
らその読み取った画情報をコピー又はファクシミリ送信
し、この処理を終了する。
送信実行指示を受け取ると、ステップ38でMFPはス
キャナによる原稿の読み取りを開始し、ステップ39へ
進んで読み取り終了か否かを判断して、読み取り終了な
らその読み取った画情報をコピー又はファクシミリ送信
し、この処理を終了する。
【0100】また、ステップ37でPCがS/N>TH
snでないと判断したら、ステップ40へ進んで読み取
り品質が所定レベル以下であることを知らせる警告文を
表示部に表示し、PCはMFPへ画情報の伝送を指示
し、ステップ41へ進む。
snでないと判断したら、ステップ40へ進んで読み取
り品質が所定レベル以下であることを知らせる警告文を
表示部に表示し、PCはMFPへ画情報の伝送を指示
し、ステップ41へ進む。
【0101】MFPはPCから画情報伝送の指示を受け
取ると、ステップ41でMFPがその指示に基づいてス
キャナによって原稿の一部を読み取り、その画情報をP
Cへ伝送し、ステップ42へ進む。
取ると、ステップ41でMFPがその指示に基づいてス
キャナによって原稿の一部を読み取り、その画情報をP
Cへ伝送し、ステップ42へ進む。
【0102】PCはMFPから画情報を受け取ると、ス
テップ42でPCがその画情報に対する読み取り条件変
更制御を実施し、ステップ43へ進んでその制御に基づ
いて画情報に2値化処理を施し、ステップ44へ進んで
表示部に画像を表示し、ステップ45へ進んで入力部か
ら表示部に表示した画像に基づく画像品質OKの指示入
力があったか否かを判断する。
テップ42でPCがその画情報に対する読み取り条件変
更制御を実施し、ステップ43へ進んでその制御に基づ
いて画情報に2値化処理を施し、ステップ44へ進んで
表示部に画像を表示し、ステップ45へ進んで入力部か
ら表示部に表示した画像に基づく画像品質OKの指示入
力があったか否かを判断する。
【0103】ステップ45でPCが画像品質OKの指示
入力が無いと判断したら、ステップ46へ進んでリトラ
イ回数:nに1回加算して、ステップ47へ進んでリト
ライ回数:n>リトライ回数上限閾値:THrか否かを
判断して、リトライ回数が上限閾値を越えていなければ
再びステップ42へ戻って読み取り条件を変更して、そ
の変更後の2値化画像を表示する。このステップ42〜
47の処理によってPC側で予め設定されたリトライ回
数まで所望の画質になるまで画情報の読み取り条件を変
更して確認する。
入力が無いと判断したら、ステップ46へ進んでリトラ
イ回数:nに1回加算して、ステップ47へ進んでリト
ライ回数:n>リトライ回数上限閾値:THrか否かを
判断して、リトライ回数が上限閾値を越えていなければ
再びステップ42へ戻って読み取り条件を変更して、そ
の変更後の2値化画像を表示する。このステップ42〜
47の処理によってPC側で予め設定されたリトライ回
数まで所望の画質になるまで画情報の読み取り条件を変
更して確認する。
【0104】そして、ステップ45でPCが画像品質O
Kの指示入力があったと判断したら、MFPへ画情報の
コピー又はファクシミリ送信の開始を指示すると共に、
読み取り条件変更制御情報を送信し、ステップ48へ進
む。
Kの指示入力があったと判断したら、MFPへ画情報の
コピー又はファクシミリ送信の開始を指示すると共に、
読み取り条件変更制御情報を送信し、ステップ48へ進
む。
【0105】MFPはPCからコピー又はファクシミリ
送信開始指示と読み取り条件変更制御情報を受け取る
と、ステップ48へ進んでその制御情報に基づいてスキ
ャナの読み取り条件を変更して原稿の読み取りを最初か
ら開始して、ステップ39へ進んで読み取り終了か否か
を判断して、読み取り終了ならその読み取った画情報を
コピー又はファクシミリ送信し、この処理を終了する。
送信開始指示と読み取り条件変更制御情報を受け取る
と、ステップ48へ進んでその制御情報に基づいてスキ
ャナの読み取り条件を変更して原稿の読み取りを最初か
ら開始して、ステップ39へ進んで読み取り終了か否か
を判断して、読み取り終了ならその読み取った画情報を
コピー又はファクシミリ送信し、この処理を終了する。
【0106】ステップ45でPCがOKの指示入力がな
いと判断したら、MFPへ画情報のコピー又はファクシ
ミリ送信の出力中止を送信して、この処理を終了する。
いと判断したら、MFPへ画情報のコピー又はファクシ
ミリ送信の出力中止を送信して、この処理を終了する。
【0107】PC2には、MFP1の画像処理と同等の
2値化アルゴリズム機能を設け、MFP1から伝送され
た画情報をMFP1の画像処理と同等のアルゴリズムで
2値化する。したがって、PC2側での読み取り条件変
更とMFP1の読み取り条件変更との統一を図ることが
できる。
2値化アルゴリズム機能を設け、MFP1から伝送され
た画情報をMFP1の画像処理と同等のアルゴリズムで
2値化する。したがって、PC2側での読み取り条件変
更とMFP1の読み取り条件変更との統一を図ることが
できる。
【0108】上記の処理で、PC2がMFP1からの読
み取り品質情報に基づいて原稿読み取り条件の変更を制
御すると共に、原稿読み取り条件変更時の2値化画像デ
ータを表示部33に表示するので、原稿読み取り条件の
変更で画像品質を改善できるレベルの読み取り品質の低
下に対して特に有効である。
み取り品質情報に基づいて原稿読み取り条件の変更を制
御すると共に、原稿読み取り条件変更時の2値化画像デ
ータを表示部33に表示するので、原稿読み取り条件の
変更で画像品質を改善できるレベルの読み取り品質の低
下に対して特に有効である。
【0109】例えば、デジタル画像処理におけるMTF
補正は、補正強度が強いほどコントラストの補正効果が
大きい反面、S/N比が低い場合にはノイズ成分が過度
に強調されて地肌汚れを発生することもある。したがっ
て、読み取り品質が低下した際には、MTF補正強度を
多少低下させることにより、著しい画像劣化を招くこと
無くMFP1の使用を継続することができるので、MF
P1のダウンタイムを短縮することができる。
補正は、補正強度が強いほどコントラストの補正効果が
大きい反面、S/N比が低い場合にはノイズ成分が過度
に強調されて地肌汚れを発生することもある。したがっ
て、読み取り品質が低下した際には、MTF補正強度を
多少低下させることにより、著しい画像劣化を招くこと
無くMFP1の使用を継続することができるので、MF
P1のダウンタイムを短縮することができる。
【0110】上記MTF補正の演算は例えば、以下のよ
うにして行なう。図7は、MTF補正の説明に供する3
×3の画素マトリクスである。同図の「E」を注目画素
にしたとき、次の(2)式に比べると(3)式の方が注
目画素「E」に対する周辺画素の重み付けが大きくな
り、その分だけコントラストの補正効果が強くなる。 E′=3E−(B+D+F+H)/2 ……(2) E′=5E−(B+D+F+H) ……(3)
うにして行なう。図7は、MTF補正の説明に供する3
×3の画素マトリクスである。同図の「E」を注目画素
にしたとき、次の(2)式に比べると(3)式の方が注
目画素「E」に対する周辺画素の重み付けが大きくな
り、その分だけコントラストの補正効果が強くなる。 E′=3E−(B+D+F+H)/2 ……(2) E′=5E−(B+D+F+H) ……(3)
【0111】しかしながら、上述したようにS/N比の
低い領域ではノイズを過補正する場合があるので、原稿
の読み取り品質に応じて上記(2)と(3)の2式を使
いわけることによって読み取り品質が多少低下しても良
好な画像処理を行なうことができる。
低い領域ではノイズを過補正する場合があるので、原稿
の読み取り品質に応じて上記(2)と(3)の2式を使
いわけることによって読み取り品質が多少低下しても良
好な画像処理を行なうことができる。
【0112】なお、上述の処理ではMFP1側で原稿の
読み取り品質を示すS/N比を算出するようにしたが、
MFP1からスキャナ14による白基準情報読取時の測
定値をPC2へ伝送し、PC2側で読み取り品質情報を
演算するようにしてもよい。また、MFP1で原稿を読
み取ってその画情報に基づいて読み取り品質情報を算出
するようにしても良い。
読み取り品質を示すS/N比を算出するようにしたが、
MFP1からスキャナ14による白基準情報読取時の測
定値をPC2へ伝送し、PC2側で読み取り品質情報を
演算するようにしてもよい。また、MFP1で原稿を読
み取ってその画情報に基づいて読み取り品質情報を算出
するようにしても良い。
【0113】さらに、MFP1側で原稿の画像の一部を
読み取ってその画情報に基づいて読み取り品質情報を演
算するようにしてもよい。この場合、PC2へはその画
情報を伝送する。さらにまた、MFP1からPC2へ読
み取り品質情報をスキャナ14の読み取り動作に係らず
定期的に伝送するようにしても良い。あるいはまた、読
み取り品質情報と共に画情報も伝送するようにすれば、
PC2側の画情報要求の作業負担を軽減することができ
る。
読み取ってその画情報に基づいて読み取り品質情報を演
算するようにしてもよい。この場合、PC2へはその画
情報を伝送する。さらにまた、MFP1からPC2へ読
み取り品質情報をスキャナ14の読み取り動作に係らず
定期的に伝送するようにしても良い。あるいはまた、読
み取り品質情報と共に画情報も伝送するようにすれば、
PC2側の画情報要求の作業負担を軽減することができ
る。
【0114】このようにして、MFP1からの読み取り
品質情報に基づいてPC2からMFP1の原稿読み取り
条件を制御するので、PC2側のユーザが読み取り品質
の劣化状況に応じて最適な画像処理を適宜行なうことが
できる。また、PC2側で原稿読み取り条件変更時の2
値化画像データを表示するので、ユーザは読み取り条件
変更による画像品質改善を事前に確認することができ
る。
品質情報に基づいてPC2からMFP1の原稿読み取り
条件を制御するので、PC2側のユーザが読み取り品質
の劣化状況に応じて最適な画像処理を適宜行なうことが
できる。また、PC2側で原稿読み取り条件変更時の2
値化画像データを表示するので、ユーザは読み取り条件
変更による画像品質改善を事前に確認することができ
る。
【0115】次に、PC2によってMFP1からの読み
取り品質情報に基づいて画像読取に関する異常個所と異
常内容を推定し、それに基づいてユーザにメンテナンス
情報を提示する処理について説明する。この処理は、上
述した処理と共に行なうと良いが、図8では上述した主
な処理を省略して説明する。
取り品質情報に基づいて画像読取に関する異常個所と異
常内容を推定し、それに基づいてユーザにメンテナンス
情報を提示する処理について説明する。この処理は、上
述した処理と共に行なうと良いが、図8では上述した主
な処理を省略して説明する。
【0116】まず、予めPC2にMFP1の画像読取に
関する異常内容及び異常個所に対する操作マニュアルの
メンテナンスメッセージを記憶部に記憶している。そし
て、例えば、MFP1のスキャナ14の白基準部材(白
基準板)を読み取ったときのイメージセンサ出力の全画
素分を読み取り品質情報としてPC2へ伝送する。
関する異常内容及び異常個所に対する操作マニュアルの
メンテナンスメッセージを記憶部に記憶している。そし
て、例えば、MFP1のスキャナ14の白基準部材(白
基準板)を読み取ったときのイメージセンサ出力の全画
素分を読み取り品質情報としてPC2へ伝送する。
【0117】PC2は、MFP1側のスキャナ14の異
常個所推定処理として、読み取り品質情報に基づいて異
常内容と異常個所を推定し、その推定結果と共にメンテ
ナンスメッセージを表示する。
常個所推定処理として、読み取り品質情報に基づいて異
常内容と異常個所を推定し、その推定結果と共にメンテ
ナンスメッセージを表示する。
【0118】そして、PC2はその全画素のデータから
隣接画素とのレベル差が所定量を越える異常画素を検出
し、その異常画素の画素情報に基づいてユーザに光学系
のゴミの付着などの異常個所と異常内容とを推定して警
告すると共に、その異常個所と異常内容に対応するメン
テナンスメッセージも表示する。検出方法に関してはP
C2側のプログラムによってユーザが任意に設定するよ
うにしてもよい。
隣接画素とのレベル差が所定量を越える異常画素を検出
し、その異常画素の画素情報に基づいてユーザに光学系
のゴミの付着などの異常個所と異常内容とを推定して警
告すると共に、その異常個所と異常内容に対応するメン
テナンスメッセージも表示する。検出方法に関してはP
C2側のプログラムによってユーザが任意に設定するよ
うにしてもよい。
【0119】図8はその処理を示すフローチャートであ
る。ステップ(図中「S」で示す)51でMFPが画素
ナンバ:n=1等の初期化処理を実行し、ステップ52
へ進んでPCが異常画素判定用の閾値:TH(このTH
は画素のレベル値である)を設定すると、ステップ53
へ進んでMFPが操作パネルからの原稿の読み取りか否
かを判断する。
る。ステップ(図中「S」で示す)51でMFPが画素
ナンバ:n=1等の初期化処理を実行し、ステップ52
へ進んでPCが異常画素判定用の閾値:TH(このTH
は画素のレベル値である)を設定すると、ステップ53
へ進んでMFPが操作パネルからの原稿の読み取りか否
かを判断する。
【0120】ステップ53でMFPが原稿の読み取りと
判断したら、スキャナによって白基準情報の読み取りを
行なって、ステップ54へ進んで白基準板の全画素分の
白基準データ(白基準情報)を読み取る読み取り品質測
定をし、ステップ55へ進んでPCへ白基準データを伝
送し、ステップ56へ進む。
判断したら、スキャナによって白基準情報の読み取りを
行なって、ステップ54へ進んで白基準板の全画素分の
白基準データ(白基準情報)を読み取る読み取り品質測
定をし、ステップ55へ進んでPCへ白基準データを伝
送し、ステップ56へ進む。
【0121】PCはMFPから白基準データを受信する
と、ステップ56で画素ナンバ:nを1インクリメント
し、ステップ57へ進んで隣接する画素である2画素目
のレベルVL2と1画素目のレベルVL1との差:Dを求
めて、ステップ58へ進んでD>THか否かを判断し
て、D>THならステップ59へ進んで異常個所と異常
内容を推定し、その推定結果を示すn画素警告と共に、
その異常内容に対するメンテナンスメッセージを表示部
に表示する。
と、ステップ56で画素ナンバ:nを1インクリメント
し、ステップ57へ進んで隣接する画素である2画素目
のレベルVL2と1画素目のレベルVL1との差:Dを求
めて、ステップ58へ進んでD>THか否かを判断し
て、D>THならステップ59へ進んで異常個所と異常
内容を推定し、その推定結果を示すn画素警告と共に、
その異常内容に対するメンテナンスメッセージを表示部
に表示する。
【0122】また、ステップ58の判断でD>THでな
ければ、ステップ60へ進んでn=2048か否かを判
断して、n=2048でなければ、再びステップ56へ
進んで次の隣接する画素のレベル差について調べる。
ければ、ステップ60へ進んでn=2048か否かを判
断して、n=2048でなければ、再びステップ56へ
進んで次の隣接する画素のレベル差について調べる。
【0123】すなわち、ステップ56〜60の処理によ
って、MFPから受信した第1画素〜第2048画素の
白基準データの中から隣接画素とのレベル差:D=VL
n−VLn−1が予め設定した異常画素判定用閾値:T
Hを越えるものが有るか否かを調べて、有ればそれに基
づいて異常内容と異常個所を推定し、その推定結果を表
示すると共にその推定結果に対応するメンテナンスメッ
セージを記憶部から読み出して表示する。
って、MFPから受信した第1画素〜第2048画素の
白基準データの中から隣接画素とのレベル差:D=VL
n−VLn−1が予め設定した異常画素判定用閾値:T
Hを越えるものが有るか否かを調べて、有ればそれに基
づいて異常内容と異常個所を推定し、その推定結果を表
示すると共にその推定結果に対応するメンテナンスメッ
セージを記憶部から読み出して表示する。
【0124】ステップ56〜60の処理を繰り返してス
テップ60の判断でn=2048になったら、MFPの
光学系に異常無しと判断して、この処理を終了する。そ
して、PC2は上記の処理の後、MFP1に対してコピ
ー又はファクシミリ送信の開始指示を送ってそれらを実
行させる。
テップ60の判断でn=2048になったら、MFPの
光学系に異常無しと判断して、この処理を終了する。そ
して、PC2は上記の処理の後、MFP1に対してコピ
ー又はファクシミリ送信の開始指示を送ってそれらを実
行させる。
【0125】なお、上述の処理では光学系へのゴミの付
着による異常を推定するようにしたが、PC2がMFP
1から受信した読み取り品質情報に基づいてイメージセ
ンサの出力異常を推定することもできる。また、MFP
1側で原稿の画像の一部を読み取ってその画情報を読み
取り品質情報としてPC2へ送り、PC2ではその画情
報の読み取り品質情報に基づいてスキャナ14の異常個
所と異常内容とを推定するようにしてもよい。
着による異常を推定するようにしたが、PC2がMFP
1から受信した読み取り品質情報に基づいてイメージセ
ンサの出力異常を推定することもできる。また、MFP
1側で原稿の画像の一部を読み取ってその画情報を読み
取り品質情報としてPC2へ送り、PC2ではその画情
報の読み取り品質情報に基づいてスキャナ14の異常個
所と異常内容とを推定するようにしてもよい。
【0126】このようにして、PC2がMFP1からの
読み取り品質情報に基づいてMFP1の異常個所と異常
内容を推定して表示するので、MFP1のダウンタイム
を短縮すると共にメンテナンス性を高めることができ
る。また、PC2は異常個所と異常内容と共にそれらに
対応するメンテナンスメッセージを表示するので、ユー
ザは操作マニュアルを調べる手間がなくなり、MFP1
のメンテナンス性を高めることができる。
読み取り品質情報に基づいてMFP1の異常個所と異常
内容を推定して表示するので、MFP1のダウンタイム
を短縮すると共にメンテナンス性を高めることができ
る。また、PC2は異常個所と異常内容と共にそれらに
対応するメンテナンスメッセージを表示するので、ユー
ザは操作マニュアルを調べる手間がなくなり、MFP1
のメンテナンス性を高めることができる。
【0127】次に、上記異常個所及び異常内容をメンテ
ナンス担当等の所定の宛先へ通知する処理について説明
する。この処理は、上述した処理と共に行なうと良い
が、図9では上述した主な処理を省略して説明する。
ナンス担当等の所定の宛先へ通知する処理について説明
する。この処理は、上述した処理と共に行なうと良い
が、図9では上述した主な処理を省略して説明する。
【0128】まず、PC2の記憶部34に異常個所及び
異常内容の通知先を登録し、PC2の制御部31はMF
P1のスキャナ14の異常個所及び異常内容を推定した
とき、それをLAN・I/F36を介して記憶部34に
登録されているメンテナンス担当等の所定の宛先へ転送
する。
異常内容の通知先を登録し、PC2の制御部31はMF
P1のスキャナ14の異常個所及び異常内容を推定した
とき、それをLAN・I/F36を介して記憶部34に
登録されているメンテナンス担当等の所定の宛先へ転送
する。
【0129】図9はその処理を示すフローチャートであ
る。ステップ(図中「S」で示す)61でMFPが画素
ナンバ:n=1等の初期化処理を実行し、ステップ62
へ進んでPCに機器異常時連絡先(MFPのスキャナの
異常時の異常個所と異常内容の通知先)を登録し、ステ
ップ63へ進んでPCが異常画素判定用の閾値:TH
(このTHは画素のレベル値である)を設定すると、ス
テップ64へ進んでMFPが操作パネルからの原稿の読
み取りか否かを判断する。
る。ステップ(図中「S」で示す)61でMFPが画素
ナンバ:n=1等の初期化処理を実行し、ステップ62
へ進んでPCに機器異常時連絡先(MFPのスキャナの
異常時の異常個所と異常内容の通知先)を登録し、ステ
ップ63へ進んでPCが異常画素判定用の閾値:TH
(このTHは画素のレベル値である)を設定すると、ス
テップ64へ進んでMFPが操作パネルからの原稿の読
み取りか否かを判断する。
【0130】ステップ64でMFPが原稿の読み取りと
判断したら、スキャナによって白基準情報の読み取りを
行なって、ステップ65へ進んで白基準板の全画素分の
白基準データ(白基準情報)を読み取る読み取り品質測
定をし、ステップ66へ進んでPCへ白基準データを伝
送し、ステップ67へ進む。
判断したら、スキャナによって白基準情報の読み取りを
行なって、ステップ65へ進んで白基準板の全画素分の
白基準データ(白基準情報)を読み取る読み取り品質測
定をし、ステップ66へ進んでPCへ白基準データを伝
送し、ステップ67へ進む。
【0131】PCはMFPから白基準データを受信する
と、ステップ67で画素ナンバ:nを1インクリメント
し、ステップ68へ進んで隣接する画素である2画素目
のレベルVL2と1画素目のレベルVL1との差:Dを求
めて、ステップ69へ進んでD>THか否かを判断し
て、D>THならステップ70へ進んで異常個所と異常
内容を推定し、その推定結果を示すn画素警告を表示部
に表示し、ステップ71へ進む。
と、ステップ67で画素ナンバ:nを1インクリメント
し、ステップ68へ進んで隣接する画素である2画素目
のレベルVL2と1画素目のレベルVL1との差:Dを求
めて、ステップ69へ進んでD>THか否かを判断し
て、D>THならステップ70へ進んで異常個所と異常
内容を推定し、その推定結果を示すn画素警告を表示部
に表示し、ステップ71へ進む。
【0132】また、ステップ69の判断でD>THでな
ければ、ステップ71へ進んでn=2048か否かを判
断して、n=2048でなければ、再びステップ67へ
進んで次の隣接する画素のレベル差について調べる。
ければ、ステップ71へ進んでn=2048か否かを判
断して、n=2048でなければ、再びステップ67へ
進んで次の隣接する画素のレベル差について調べる。
【0133】すなわち、ステップ67〜71の処理によ
って、MFPから受信した第1画素〜第2048画素の
白基準データの中から隣接画素とのレベル差:D=VL
n−VLn−1が予め設定した異常画素判定用閾値:T
Hを越えるものが有るか否かを調べて、有ればそれに基
づいて異常内容と異常個所を推定し、その推定結果を表
示すると共にその推定結果に対応するメンテナンスメッ
セージを記憶部から読み出して表示する。
って、MFPから受信した第1画素〜第2048画素の
白基準データの中から隣接画素とのレベル差:D=VL
n−VLn−1が予め設定した異常画素判定用閾値:T
Hを越えるものが有るか否かを調べて、有ればそれに基
づいて異常内容と異常個所を推定し、その推定結果を表
示すると共にその推定結果に対応するメンテナンスメッ
セージを記憶部から読み出して表示する。
【0134】ステップ67〜71の処理を繰り返してス
テップ71の判断でn=2048になり、MFPに異常
がなかったらコピー又はファクシミリ送信の開始指示を
送るが、異常があったらステップ72へ進んで操作者に
よるメンテナンス可能か否かを判断して、可能ならステ
ップ73へ進んで表示部に異常個所と異常内容に応じた
メンテナンスメッセージを表示し、この処理を終了す
る。
テップ71の判断でn=2048になり、MFPに異常
がなかったらコピー又はファクシミリ送信の開始指示を
送るが、異常があったらステップ72へ進んで操作者に
よるメンテナンス可能か否かを判断して、可能ならステ
ップ73へ進んで表示部に異常個所と異常内容に応じた
メンテナンスメッセージを表示し、この処理を終了す
る。
【0135】また、ステップ72の判断で操作者による
メンテナンスが不可なら、ステップ74へ進んで指定宛
先(例えば、メンテナンス担当者の端末装置)へMFP
の異常個所と異常内容とを通知して、この処理を終了す
る。
メンテナンスが不可なら、ステップ74へ進んで指定宛
先(例えば、メンテナンス担当者の端末装置)へMFP
の異常個所と異常内容とを通知して、この処理を終了す
る。
【0136】なお、PC2による異常内容の通知は、L
AN・I/F36を介して同一ネットワークに接続され
たメンテナンス担当者やメーカのサービス部門等の他の
PC宛に行なっても良いし、公衆回線を介してメンテナ
ンス担当者やメーカのサービス部門等のファクシミリ装
置へ送信するようにしてもよい。
AN・I/F36を介して同一ネットワークに接続され
たメンテナンス担当者やメーカのサービス部門等の他の
PC宛に行なっても良いし、公衆回線を介してメンテナ
ンス担当者やメーカのサービス部門等のファクシミリ装
置へ送信するようにしてもよい。
【0137】このようにして、PC2はMFP1のスキ
ャナ14の異常内容に応じてその内容をMFP1のメン
テナンス担当者やメーカのサービス部門等の所定の宛先
へ自動的に通知するので、MFP1の異常をメンテナン
スの適任者に速やかに知らせることができ、MFP1の
異常の復旧を迅速に行なえる。また、操作者が慣れない
メンテナンス作業を行なうことによるトラブルの発生を
防止することができ、MFP1のダウンタイムの短縮を
図ることができる。
ャナ14の異常内容に応じてその内容をMFP1のメン
テナンス担当者やメーカのサービス部門等の所定の宛先
へ自動的に通知するので、MFP1の異常をメンテナン
スの適任者に速やかに知らせることができ、MFP1の
異常の復旧を迅速に行なえる。また、操作者が慣れない
メンテナンス作業を行なうことによるトラブルの発生を
防止することができ、MFP1のダウンタイムの短縮を
図ることができる。
【0138】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
る通信システムによれば、ファクシミリ装置,プリンタ
装置,イメージスキャナ装置等の複合周辺装置で読み取
った原稿の画情報の品質をコンピュータ側でも容易に確
認することができる。
る通信システムによれば、ファクシミリ装置,プリンタ
装置,イメージスキャナ装置等の複合周辺装置で読み取
った原稿の画情報の品質をコンピュータ側でも容易に確
認することができる。
【図1】この発明の一実施形態である通信システムの構
成を示す図である。
成を示す図である。
【図2】図1に示した複合周辺装置の内部構成を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
【図3】図1に示したパーソナルコンピュータの内部構
成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
【図4】図1に示した通信システムにおける処理を示す
フローチャートである。
フローチャートである。
【図5】図1に示した通信システムにおける他の処理を
示すフローチャートである。
示すフローチャートである。
【図6】図1に示した通信システムにおけるまた他の処
理を示すフローチャートである。
理を示すフローチャートである。
【図7】図1に示した通信システムにおけるMTF補正
演算の説明に供する画素マトリクスである。
演算の説明に供する画素マトリクスである。
【図8】図1に示した通信システムにおけるさらに他の
処理を示すフローチャートである。
処理を示すフローチャートである。
【図9】図1に示した通信システムにおけるさらにまた
他の処理を示すフローチャートである。
他の処理を示すフローチャートである。
1:複合周辺装置(MFP) 2,7:パーソナルコンピュータ(PC) 3,6:通信ケーブル 4:ファクシミリ装置 5:公衆回線網 8:プリンタ 9:ローカルエリアネットワーク(LAN) 11,31:制御部 12:システムメモリ 13:パラメータメモリ 14:スキャナ 15:プロッタ 16:操作パネル 17:符号化復号化部 18:画像蓄積装置 19:モデム 20:ネットワークコントロールユニット(NCU) 21:パーソナルコンピュータインタフェース(PC・
I/F) 22,37:システムバス 32:入力部 33:表示部 34:記憶部 35:インタフェース(I/F) 36:ローカルエリアネットワークインタフェース(L
AN・I/F)
I/F) 22,37:システムバス 32:入力部 33:表示部 34:記憶部 35:インタフェース(I/F) 36:ローカルエリアネットワークインタフェース(L
AN・I/F)
Claims (14)
- 【請求項1】 コンピュータと、原稿から画情報を読み
取る原稿読み取り手段と、該手段によって読み取った画
情報を通信回線を介して送信及び通信回線を介して画情
報を受信する通信手段と、該手段によって受信した画情
報を記録する記録手段と、前記コンピュータと通信可能
に接続する接続インタフェース手段とを備えた複合周辺
装置とからなる通信システムにおいて、 前記複合周辺装置に、前記原稿読み取り手段の画情報の
読み取り品質情報を前記コンピュータへ伝送する伝送手
段を設けたことを特徴とする通信システム。 - 【請求項2】 請求項1記載の通信システムにおいて、 前記複合周辺装置に、前記伝送手段による読み取り品質
情報の伝送を前記原稿読み取り手段による原稿読み取り
開始直前に実施させる手段を設けたことを特徴とする通
信システム。 - 【請求項3】 請求項1記載の通信システムにおいて、 前記複合周辺装置に、前記伝送手段による読み取り品質
情報の伝送を前記原稿読み取り手段による原稿読み取り
動作に係らず一定期間毎に実施させる手段を設けたこと
を特徴とする通信システム。 - 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の
通信システムにおいて、 前記読み取り品質情報に白基準情報読取時の出力レベル
に基づくデータを含むようにしたことを特徴とする通信
システム。 - 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の
通信システムにおいて、 前記コンピュータに、前記読み取り品質情報が所定レベ
ル以下であることを知らせる警告を表示する手段を設け
たことを特徴とする通信システム。 - 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の
通信システムにおいて、 前記複合周辺装置に、前記読み取り品質情報が所定レベ
ル以下のとき、前記コンピュータに前記原稿読み取り手
段によって読み取った画情報を伝送する手段を設け、 前記コンピュータに、前記複合周辺装置から伝送された
画情報を表示する手段を設けたことを特徴とする通信シ
ステム。 - 【請求項7】 請求項6記載の通信システムにおいて、 前記複合周辺装置に、前記画情報を量子化後の多値レベ
ルにして伝送する手段を設けたことを特徴とする通信シ
ステム。 - 【請求項8】 請求項7記載の通信システムにおいて、 前記コンピュータに、前記複合周辺装置から伝送された
画情報を前記複合周辺装置の画像処理と同等のアルゴリ
ズムで2値化し、その2値化データを表示する手段を設
けたことを特徴とする通信システム。 - 【請求項9】 請求項1乃至8のいずれか一項に記載の
通信システムにおいて、 前記コンピュータに、前記複合周辺装置から伝送された
読み取り品質情報に基づいて前記複合周辺装置の原稿読
み取り手段による原稿読み取り条件の変更を制御する変
更制御手段を設けたことを特徴とする通信システム。 - 【請求項10】 請求項9記載の通信システムにおい
て、 前記コンピュータに、前記変更制御手段による原稿読み
取り条件の変更時の前記2値化データを表示する手段を
設けたことを特徴とする通信システム。 - 【請求項11】 請求項1乃至10のいずれか一項に記
載の通信システムにおいて、 前記コンピュータに、前記複合周辺装置から伝送された
読み取り品質情報に基づいて前記複合周辺装置の原稿読
み取り手段の異常個所及び異常内容を推定し、その異常
個所及び異常内容を表示する手段を設けたことを特徴と
する通信システム。 - 【請求項12】 請求項11記載の通信システムにおい
て、 前記コンピュータに、前記異常個所及び異常内容に基づ
いてメンテナンス情報を表示する手段を設けたことを特
徴とする通信システム。 - 【請求項13】 請求項11及び12に記載の通信シス
テムにおいて、 前記コンピュータに、前記異常個所及び異常内容を所定
の宛先へ通知する手段を設けたことを特徴とする通信シ
ステム。 - 【請求項14】 請求項11及び12に記載の通信シス
テムにおいて、 前記コンピュータに、前記異常個所及び異常内容をメン
テナンス担当の宛先へ通知する手段を設けたことを特徴
とする通信システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8189526A JPH1032666A (ja) | 1996-07-18 | 1996-07-18 | 通信システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8189526A JPH1032666A (ja) | 1996-07-18 | 1996-07-18 | 通信システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1032666A true JPH1032666A (ja) | 1998-02-03 |
Family
ID=16242773
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8189526A Pending JPH1032666A (ja) | 1996-07-18 | 1996-07-18 | 通信システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1032666A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2693032A1 (fr) * | 1992-06-25 | 1993-12-31 | Sgs Thomson Microelectronics | Structure de diodes de protection de plot. |
US6643028B1 (en) | 1998-12-02 | 2003-11-04 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Method for storing image of original and image processing apparatus |
-
1996
- 1996-07-18 JP JP8189526A patent/JPH1032666A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2693032A1 (fr) * | 1992-06-25 | 1993-12-31 | Sgs Thomson Microelectronics | Structure de diodes de protection de plot. |
US5646433A (en) * | 1992-06-25 | 1997-07-08 | Sgs Thomson Microelectronics S.A. | Pad protection diode structure |
US6643028B1 (en) | 1998-12-02 | 2003-11-04 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Method for storing image of original and image processing apparatus |
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