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JPH10147009A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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Publication number
JPH10147009A
JPH10147009A JP8324562A JP32456296A JPH10147009A JP H10147009 A JPH10147009 A JP H10147009A JP 8324562 A JP8324562 A JP 8324562A JP 32456296 A JP32456296 A JP 32456296A JP H10147009 A JPH10147009 A JP H10147009A
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JP
Japan
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image
edge
image data
recording
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JP8324562A
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Hiroyuki Baba
裕行 馬場
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は画像の解像度に適した最低画素幅を残
して画像のエッジを削除し画像品質を向上させつつ記録
材を削減する画像処理装置を提供する。 【解決手段】画像処理回路40は、エッジ検出部41で
入力画像データの画像の黒領域の左右上下のエッジを検
出して検出結果をアンド回路43に出力し、連結性判定
部42が最低画素幅指示キー30で設定された最低画素
幅で入力画像データのエッジ画素を削除した場合の連結
性を判定して判定結果をアンド回路43に出力する。ア
ンド回路43はエッジ検出部41と連結性判定部42の
出力の論理積を取ってアンド回路44に出力し、アンド
回路44はアンド回路43の出力と入力画像データの論
理積を取ってラインメモリ15に出力する。すなわち、
画像処理回路40は入力画像データが黒画素で、エッジ
検出部41がエッジ画素と判定し、連結性判定部42が
非連結点と判定すると、当該黒画素を白画素とし、それ
以外は入力画像データと同じ画像データを出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像処理装置に関
し、詳細には、画像品質の劣化及び文字の可読性の低下
を抑制しつつ記録材の消費量を削減する画像処理装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】記録材の消費量を抑える機能(以下、エ
コノモード)が、大部分のプリンタやファクシミリ装置
等の画像処理装置に搭載されており、ファクシミリ装置
の受信画像の出力、プリンタの出力、複写機の出力にお
いて、記録材、例えば、トナーの消費量を削減するのに
利用されている。
【0003】このようなエコノモードを搭載した従来の
画像処理装置としては、例えば、特開平2−14457
4号公報に開示された電子写真方式のプリンタ装置があ
り、このプリンタ装置は、トナー節約モードが指定され
ると、画像部分のドットデータの間引処理を行うことに
より、トナー消費量を削減している。
【0004】このような間引処理は、一般に、図32に
示すような画像処理回路1を備え、画像処理回路1は、
間引処理部2、エッジ検出部3及びオア回路4等を備え
ている。すなわち、スキャナ等で読み取られた入力画像
データが、画像処理回路1の間引処理部2及びエッジ検
出部3に入力され、入力画像データは、白黒2値画像の
ときには、黒が「1」、白が「0」の2値画像で、カラ
ーあるいはモノクロのグレースケールの場合は、事前に
2値画像に画像処理されている。
【0005】エッジ検出部3と間引処理部2は、各画素
の座標(x,y)を与えるタイミング信号によって動作
し、例えば、図33のようなビットパターンによる間引
処理を行う。
【0006】例えば、間引処理部2は、座標(x1,y
1)の画素の座標が、x1=y1=奇数、あるいは、偶
数の場合(図33では、x1=y1=0,x1=y1=
1の場合に黒)、黒画素「1」の信号を出力し、それ以
外は、白「0」の信号をオア回路4に出力する。エッジ
検出部3は、エッジの場合は、「1」、エッジでない場
合は、「0」の信号をオア回路4に出力する。オア回路
4は、間引処理部2からの出力とエッジ検出部3からの
出力の論理和をとり、出力画像データとして電子写真方
式の作像プロセス等に出力する。したがって、オア回路
4からは、エッジ部の画素は、黒のまま、エッジ部以外
の黒画素は、網点パターンになる出力画像データが出力
される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の画像処理装置にあっては、エコノモードにお
いてトナーの消費量を削減するために、黒画素に間引処
理を行っていたため、文字画像の可読性(読みやすさ)
が著しく低下し、また、コピー出力の画質が低下すると
いう問題があった。特に、ジェネレーションコピー(エ
コノモードの出力を原稿としたコピー)においては、作
像プロセスの特性にも依存するが、間引パターンのドッ
ト潰れやドット抜けが発生し、画像がさらに劣化する。
【0008】すなわち、上記従来の間引処理によりトナ
ーの削減処理を行うと、例えば、図34に示すような入
力画像に対して、図33に示した間引ビットパターンを
使用して間引処理を行うと、入力画像の黒領域の全体に
ついて間引処理が行われ、出力画像は、図35に示すよ
うに、画像全体がぼやけたものとなり、文字画像の場合
の可読性が悪化し、また、画質が低下するという問題が
あった。特に、この画質の低下は、処理対象の画像デー
タの解像度によっても変化し、画像データの解像度に応
じた入力画像データの削除処理が要望される。
【0009】そこで、請求項1記載の発明は、画像の黒
領域のエッジを検出し、当該黒領域のエッジを削除する
とともに、最低画素幅指定手段で指定された最低画素幅
の画像が削除後の画像に残るようにエッジを削除するこ
とにより、画像データの解像度に応じて最低画素幅を指
定すると、従来の黒領域の間引処理を行うことなく、画
像データの解像度に適切な最低画素幅を残しつつ、ジェ
ネレーションコピーのときにも線切れを生じさせずに文
字を細らせて、良好な可読性と良好なコピー時の画像品
質を維持しつつ、記録材の消費量を削減することのでき
る画像処理装置を提供することを目的としている。
【0010】請求項2記載の発明は、画像の黒領域のエ
ッジを検出し、当該黒領域のエッジを削除するととも
に、画像データの解像度を検出して、当該画像データの
解像度に適した最低画素幅の画像が削除後の画像に残る
ようにエッジを削除することにより、従来の黒領域の間
引処理を行うことなく、画像データの解像度に適切な最
低画素幅を自動的に残しつつ、ジェネレーションコピー
のときにも線切れを生じさせずに文字を細らせて、良好
な可読性と良好なコピー時の画像品質を維持しつつ、記
録材の消費量を削減することのできる画像処理装置を提
供することを目的としている。
【0011】請求項3記載の発明は、画像の黒領域のエ
ッジを検出し、当該黒領域のエッジを削除するととも
に、受信した画像データを記録する通信記録モードと原
稿を読み取った画像データを記録するコピー記録モード
のいずれのモードであるかを検出して、当該記録モード
に適した最低画素幅の画像が削除後の画像に残るように
エッジを削除することにより、従来の黒領域の間引処理
を行うことなく、記録モードの画像データの解像度に適
切な最低画素幅を自動的に残しつつ、ジェネレーション
コピーのときにも線切れを生じさせずに文字を細らせ
て、良好な可読性と良好なコピー時の画像品質を維持し
つつ、記録材の消費量を削減することのできる画像処理
装置を提供することを目的としている。
【0012】請求項4記載の発明は、画像データにマト
リックス処理を施して当該画像データの画像の黒領域の
エッジを検出することにより、簡単な回路構成で、適切
に画像の黒領域のエッジを検出し、良好な可読性と良好
なコピー時の画像品質を維持しつつ、記録材の消費量を
削減することのできる安価な画像処理装置を提供するこ
とを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の画
像処理装置は、ディジタルの画像データに基づいて、所
定の記録材を使用して記録紙に画像を記録するに際し
て、所定の画素を削除して前記画像を記録し、前記記録
材の節約を行う画像処理装置において、前記画像データ
の画像の黒領域のエッジを検出するエッジ検出手段と、
前記エッジ検出手段の検出結果に基づいて前記黒領域の
エッジを削除するエッジ削除手段と、前記エッジ削除手
段により前記黒領域のエッジを削除すると前記画像の画
素幅が所定の最低画素幅よりも狭い画素幅となるか否か
の連結性を判定する連結性判定手段と、前記連結性判定
手段の判定する前記最低画素幅を指示する最低画素幅指
示手段と、前記連結性判定手段の判定結果に基づいて前
記エッジ削除手段による前記エッジの削除を制御する削
除制御手段と、を備えることにより、上記目的を達成し
ている。
【0014】上記構成によれば、画像の黒領域のエッジ
を検出し、当該黒領域のエッジを削除するとともに、最
低画素幅指定手段で指定された最低画素幅の画像が削除
後の画像に残るようにエッジを削除するので、画像デー
タの解像度に応じて最低画素幅を指定すると、従来の黒
領域の間引処理を行うことなく、画像データの解像度に
適切な最低画素幅を残すことができるとともに、ジェネ
レーションコピーのときにも線切れを生じさせずに文字
を細らせることができ、良好な可読性と良好なコピー時
の画像品質を維持させることができるとともに、記録材
の消費量を削減することができる。
【0015】請求項2記載の発明の画像処理装置は、デ
ィジタルの画像データに基づいて、所定の記録材を使用
して記録紙に画像を記録するに際して、所定の画素を削
除して前記画像を記録し、前記記録材の節約を行う画像
処理装置において、前記画像データの画像の黒領域のエ
ッジを検出するエッジ検出手段と、前記エッジ検出手段
の検出結果に基づいて前記黒領域のエッジを削除するエ
ッジ削除手段と、前記画像データの解像度を検出する解
像度検出手段と、前記解像度検出手段の検出した前記解
像度に基づいて前記画像の残すべき最低画素幅を設定
し、前記エッジ削除手段により前記画像データの前記黒
領域のエッジを削除すると前記画像の画素幅が前記設定
した最低画素幅よりも狭い画素幅となるか否かの連結性
を判定する連結性判定手段と、前記連結性判定手段の判
定結果に基づいて前記エッジ削除手段による前記エッジ
の削除を制御する削除制御手段と、を備えることによ
り、上記目的を達成している。
【0016】上記構成によれば、画像の黒領域のエッジ
を検出し、当該黒領域のエッジを削除するとともに、画
像データの解像度を検出して、当該画像データの解像度
に適した最低画素幅の画像が削除後の画像に残るように
エッジを削除するので、従来の黒領域の間引処理を行う
ことなく、画像データの解像度に適切な最低画素幅を自
動的に残すことができるとともに、ジェネレーションコ
ピーのときにも線切れを生じさせずに文字を細らせるこ
とができ、良好な可読性と良好なコピー時の画像品質を
維持させることができるとともに、記録材の消費量を削
減することができる。
【0017】請求項3記載の発明の画像処理装置は、画
像データの通信を行う通信手段と、原稿の画像を読み取
って画像データを出力する読取手段と、所定の記録材を
使用して記録紙に画像を記録する記録手段と、を備え、
前記通信手段により受信した前記画像データに基づいて
前記記録手段により画像を記録する通信記録モードと、
前記読取手段の読み取った前記画像データに基づいて前
記記録手段により画像を記録するコピー記録モードと、
を有し、前記記録手段による前記画像の記録に際して、
所定の画素を削除して前記画像を記録して、前記記録材
の節約を行う画像処理装置において、前記画像データの
画像の黒領域のエッジを検出するエッジ検出手段と、前
記エッジ検出手段の検出結果に基づいて前記黒領域のエ
ッジを削除するエッジ削除手段と、前記通信記録モード
と前記コピー記録モードを判別するモード判別手段と、
前記モード判別手段の判別結果に基づいて前記画像の残
すべき最低画素幅を設定し、前記エッジ削除手段により
前記画像データの前記黒領域のエッジを削除すると前記
画像の画素幅が前記設定した最低画素幅よりも狭い画素
幅となるか否かの連結性を判定する連結性判定手段と、
前記連結性判定手段の判定結果に基づいて前記エッジ削
除手段による前記エッジの削除を制御する削除制御手段
と、を備えることにより、上記目的を達成している。
【0018】上記構成によれば、画像の黒領域のエッジ
を検出し、当該黒領域のエッジを削除するとともに、受
信した画像データを記録する通信記録モードと原稿を読
み取った画像データを記録するコピー記録モードのいず
れのモードであるかを検出して、当該記録モードに適し
た最低画素幅の画像が削除後の画像に残るようにエッジ
を削除するので、従来の黒領域の間引処理を行うことな
く、記録モードの画像データの解像度に適切な最低画素
幅を自動的に残すことができるとともに、ジェネレーシ
ョンコピーのときにも線切れを生じさせずに文字を細ら
せることができ、良好な可読性と良好なコピー時の画像
品質を維持することができるとともに、記録材の消費量
を削減することができる。
【0019】上記各場合において、例えば、請求項2に
記載するように、前記エッジ検出手段は、前記画像デー
タにマトリックス処理を施すことにより前記画像の黒領
域のエッジを検出するものであってもよい。
【0020】上記構成によれば、画像データにマトリッ
クス処理を施して当該画像データの画像の黒領域のエッ
ジを検出するので、簡単な回路構成で、適切に画像の黒
領域のエッジを検出することができ、安価な構成で、良
好な可読性と良好なコピー時の画像品質を維持すること
ができるとともに、記録材の消費量を削減することがで
きる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であるか
ら、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本
発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定す
る旨の記載がない限り、これらの態様に限られるもので
はない。
【0022】図1〜図28は、本発明の画像処理装置の
第1の実施の形態を示す図であり、本実施の形態は、指
定された最低画素幅に応じて、画像データの黒領域の連
結性を判定して、その判定結果に基づいてエッジの削り
量を制御するもので、請求項1及び請求項4に対応する
ものである。
【0023】図1は、本発明の画像処理装置の第1の実
施の形態を適用したファクシミリ装置10の回路ブロッ
ク図である。図1において、ファクシミリ装置10は、
読取走査部11、読取処理部12、記録走査部13、記
録処理部14、ラインメモリ15、ラインメモリ制御部
16、情報圧縮・復元部17、モデム18、通信制御部
19、網制御部20、DMAコントローラ21、ROM
22、MPU23、RAM24、インターフェース2
5、機構制御部26、インターフェース27及びパネル
部28等を備えており、上記各部は、データバス及びア
ドレスバスからなるバス29により接続されている。
【0024】読取走査部(読取手段)11は、例えば、
CCD(Charge Coupled Device )を利用したラインイ
メージスキャナ等が利用されており、読取走査部11
は、読取処理部12の制御下で動作して、原稿の画像を
所定の解像度で読み取って、読取処理部12に出力す
る。読取処理部12は、MPU23の制御下で動作し
て、読取走査部11の駆動を制御するとともに、読取走
査部11の読み取った画像データをバス29を介してラ
インメモリ15に転送する。
【0025】記録走査部(記録手段)13は、例えば、
電子写真式記録装置等が使用されており、記録処理部1
4及びラインメモリ制御部16を介してラインメモリ1
5から転送されてくる画像データに基づいてトナー画像
を記録紙に記録出力する。記録処理部14は、MPU2
3の制御下で動作して、記録処理部13を駆動制御し、
画像を記録紙に記録出力させる。
【0026】ラインメモリ15は、情報圧縮・復元部1
7によってエンコード(符号化)あるいはデコード(復
号化)された画像データ、あるいは、読取走査部11で
読み取られた画像データ等を1ライン毎に格納する。ラ
インメモリ制御部16は、MPU23の制御下で動作し
て、ラインメモリ15への画像データの書き込み及びラ
インメモリ15からの画像データの読み出しを制御す
る。
【0027】情報圧縮・復元部17は、画像データの蓄
積の効率化及び伝送時間の短縮化を図るためのものであ
り、所定の符号化方式に従って画像データを符号化し、
また、符号化された画像データを復号化する。
【0028】網制御部20には、回線L、例えば、公衆
電話回線あるいは専用回線が接続され、網制御部20
は、回線Lからの発呼に対して自動着呼し、また、回線
Lへの自動発呼処理を行う。モデム18は、網制御部2
0に接続されており、MPU23の制御下で動作して、
送信信号の変調及び受信信号の復調を行う。通信制御部
19は、相手ファクシミリ装置との間でファクシミリ制
御信号を交換し、ファクシミリ通信手順を実行する。上
記モデム18、通信制御部19及び網制御部20は、全
体として通信手段として機能する。
【0029】DMA(Direct Memory Access)コントロ
ーラ21は、入出力装置とメモリ、あるいはメモリ同士
のデータの受け渡しを、MPU23を経由せずに、直接
行う。
【0030】ROM(Read Only Memory )22には、フ
ァクシミリ装置10としての基本処理プログラム及び後
述する画像処理プログラムが格納されているとともに、
これらの各処理プログラムを実行するのに必要なシステ
ムデータやその他の各種データがあらかじめ格納されて
いる。
【0031】MPU(Micro Processing Unit )23
は、ROM22内のプログラムに基づいて、ファクシミ
リ装置10の各部を制御して、ファクシミリ装置10と
しての基本処理を実行するとともに、後述する画像処理
を実行する。特に、MPU23は、記録走査部13によ
るトナー画像の記録時のトナー消費量を削減するエコノ
モードを備えており、このエコノモードにおける画像処
理、すなわち、画像データの黒領域のエッジ検出処理、
当該エッジ検出結果に基づくエッジ削除処理、黒領域の
連結性判定処理及び当該黒領域の連結性判定処理に基づ
くエッジ削除制御処理等を行って、記録走査部13にお
けるトナー消費量の削減を行う。
【0032】RAM(Random Access Memory )24は、
受信バッファや送信バッファ、さらには、MPU23の
ワークメモリ等として利用され、受信画像データや送信
画像データを一時記憶するとともに、MPU23の演算
結果等を一時記憶する。
【0033】機構制御部26は、各種ドライバーやセン
サー等を総称したものであり、インターフェース25を
介してバス29に接続されている。パネル部28は、フ
ァクシミリ装置10のキーやスイッチ類を備えた操作部
や表示部等を総称したものであり、インターフェース2
7を介して読取処理部12に接続されているとともに、
インターフェース25を介してバス29に接続されてい
る。このパネル部28には、エコノモードの設定・解除
を行うモード切換キー及びエコノモードにおけるエッジ
削除で残すべき黒領域の最低画素幅を指示する最低画素
幅指示キー(最低画素幅指示手段)30(図2参照)及
び読取操作部11で読み取った原稿の画像を記録操作部
13で記録紙に記録するコピー記録モードに設定するコ
ピーキー等が設けられており、MPU23は、モード切
換キーのキー設定状態に応じてエコノモード処理あるい
は通常モード処理を行い、また、少なくとも最低画素幅
指示キー30の指示に応じた画素幅を残して、エコノモ
ード時に画像データの黒領域のエッジ削除処理を行、さ
らに、コピーキーが投入されると、上記コピー記録を行
う。
【0034】上記MPU23には、図2に示すように、
ソフト的に、あるいは、ハード的に画像処理回路40が
構成され、画像処理回路40は、エッジ検出部41、連
結性判定部42及び2個のアンド回路43、44を備え
ている。連結性判定部42には、上記ファクシミリ装置
40のパネル部28に設けられた最低画素幅指示キー3
0から最低画素幅指示データが入力され、この最低画素
幅指示データは、エッジ削除処理において、細文字を削
除する際に、最低残さなければならない画素の幅であ
る。ファクシミリ装置10のオペレータは、この最低画
素幅指示キー30により入力画像データの画像の黒領域
のエッジ部分の削り処理において、最低限度残す画素幅
を指示する。連結性判定部42は、後述するように、最
低画素幅指示キー30から、例えば、最低画素幅として
1画素幅が指示されると、最低1画素幅で、かつ、黒領
域の連結性をも維持するように、連結性判定処理を行
い、最低画素幅として2画素幅が指示されると、最低2
画素幅で、かつ、黒領域の連結性をも維持するように、
連結性判定処理を行う。
【0035】上記画像処理回路40の連結性判定部4
2、エッジ検出部44及びアンド回路44には、ライン
メモリ15から画像データ(入力画像データ)が入力さ
れ、この入力画像データは、黒画素が、「1」で、白画
素が、「0」の2値画像データである。
【0036】アンド回路(エッジ削除手段)44には、
上記入力画像データが入力されるとともに、アンド回路
43の出力が反転入力され、アンド回路44は、これら
の入力画像データとアンド回路43の反転入力の論理積
を取って出力画像データとしてラインメモリ15に出力
する。
【0037】アンド回路43(削除制御手段)には、エ
ッジ検出部41の出力が入力されるとともに、連結性判
定部42の判定出力が反転入力され、アンド回路43
は、これらの論理積を取ってアンド回路44に出力す
る。
【0038】エッジ検出部(エッジ検出手段)41は、
入力画像データが黒領域のエッジ領域であるかどうかの
検出を行い、入力画像データが、エッジ部のときには、
「1」を、非エッジ部のときには、「0」をアンド回路
43に出力する。このエッジ検出部41によるエッジ検
出処理は、画像データの画像の黒領域のエッジを適切に
検出できる方法であれば、どのような方法で黒領域のエ
ッジを検出してもよいが、エッジ検出部41は、例え
ば、図3に示すような3×3のマトリックスを用いてエ
ッジ検出処理を行う。すなわち、エッジ検出部41は、
図3の9個のマトリックスの画素のうち、中央の画素を
注目画素として、当該注目画素が●で示すように黒画素
の場合に、周囲の8個の画素の画像データを調べて、周
囲画素に1つ以上白画素がある場合は、注目画素は、エ
ッジの画素であると判別する。
【0039】このエッジ検出部41によるエッジ検出処
理を、フローチャートで示すと、図4のようになる。す
なわち、エッジ検出部41は、ラインメモリ15から順
次入力される入力画像データをマトリックス処理し、注
目画素が黒画素であるかどうかチェックする(ステップ
S1)。ステップS1で、黒画素でないときには、エッ
ジ検出部41は、当該注目画素は、非エッジ画素である
と判断し、「0」をアンド回路43に出力して、当該注
目画素についてのエッジ検出処理を終了する(ステップ
S2)。
【0040】ステップS1で、注目画素が黒画素のとき
には、エッジ検出部41は、周囲8画素のなかに白画素
があるかどうかチェックし(ステップS3)、ステップ
S3で、周囲8画素のなかに白画素がないときには、当
該注目画素は非エッジ画素であると判断して、「0」を
アンド回路43に出力して、当該注目画素についてのエ
ッジ検出処理を終了する(ステップS2)。
【0041】ステップS3で、周囲8画素のなかに白画
素があるときには、エッジ検出回路41は、当該注目画
素はエッジ画素であると判断し、「1」をアンド回路4
3に出力して、当該注目画素についてのエッジ検出処理
を終了する(ステップS4)。
【0042】連結性判定部(連結性判定手段)42は、
最低画素幅指示キー30の指示する最低画素幅で、エッ
ジ検出部41で検出された入力画像データのエッジを削
除した場合に文字や線が分離したり、消失するのを防ぐ
ために、文字や線の連結性を判定する。具体的には、連
結性判定部42は、主走査方向の連結画素の維持、副走
査方向の連結画素の維持、斜め方向の連結画素の維持、
2画素幅の維持、3画素幅の維持、直線の凹凸の低減及
び2×2以下の孤立点の維持等を行うために、入力画像
データの注目画素が主走査方向の連結画素、副走査方向
の連結画素、斜め方向の連結画素、2画素幅の画素、3
画素幅の画素、直線の凹凸の低減に必要な画素及び2×
2以下の孤立点画素であるか等の連結性を判定して、削
除されると主走査方向の連結画素の維持、副走査方向の
連結画素の維持、斜め方向の連結画素の維持、2画素幅
の維持、3画素幅の維持、直線の凹凸の低減及び2×2
以下の孤立点の維持等に支障をきたす連結点であると判
定すると、連結点であることを示す「1」の判定出力を
アンド回路43に出力し、連結点でないと判定すると、
非連結点であることを示す「0」の判定出力をアンド回
路43に出力する。
【0043】すなわち、連結性判定部42は、3×3、
4×5、あるいは、5×4のマトリックスを使用して注
目画素とその周辺画素との連結性を判定する。例えば、
連結性判定部42は、図5(a)と図5(b)に示すよ
うに、中央の注目画素が黒画素(●で示す)で、当該注
目画素の左右あるいは上下の2画素が白画素(○で示
す)であるとき、ハッチングの○で示す上側あるいは左
側の3画素のうち1つ以上が黒画素で、かつ、下側ある
いは右側の3画素のうち1つ以上が黒画素であるような
維持条件(以下、維持条件1という)の場合、1画素連
結点であると判断して、主走査方向と副走査方向の連結
が途切れないようにするために、当該注目画素は連結点
であると判定する。また、連結性判定部42は、図6
(a)と図6(b)に示すように、中央の注目画素が黒
画素(●で示す)で、当該注目画素の左斜め方向あるい
は右斜め方向の2画素が白画素(○で示す)であると
き、ハッチングの○で示す残りの斜め上の3画素のうち
1つ以上が黒画素で、かつ、他の斜め下の3画素のうち
1つ以上が黒画素であるような維持条件(以下、維持条
件2という)の場合、白画素に囲まれた斜め線であると
判断して、斜め方向で白画素に挟まれた線(斜め線)の
連結が途切れないようにするために、当該注目画素は連
結点であると判定する。さらに、連結性判定部42は、
図7(a)、(b)、(c)、(d)に示すように、3
×3のマトリックスの中央の注目画素が黒丸●で示すよ
うに黒画素であり、その斜め方向に位置する画素の1つ
が黒画素であるとき、ハッチングの○で示す範囲の5つ
の画素の1つ以上が黒画素であるような維持条件(以
下、維持条件3という)の場合、斜め線であると判断し
て、斜め方向の連結が切れないようにするために、当該
注目画素は連結点であると判定する。
【0044】また、連結性判定部42は、図8(a)〜
(h)に示すように、3×3のマトリックスの中央の注
目画素に対してL字型(L字の方向は問わない)に黒画
素が隣接している維持条件(以下、維持条件4という)
においては、連結点であると判定し、当該注目画素のエ
ッジを削除しないようにする。なお、図8(a)〜
(h)において、3×3のマトリックスの中央の●で示
す黒画素が注目画素、●で示す画素が黒画素、○で示す
画素が白画素、○も●も示されていない画素が白画素と
黒画素のいずれであってもよい画素である。
【0045】さらに、連結性判定部42は、図9(a)
〜(h)に示すように、3×3のマトリックスの中央の
注目画素に対して鉤型(鉤の方向は問わない)に黒画素
が隣接している維持条件(以下、維持条件5という)に
おいては、連結点であると判断して、削除の対称としな
い。なお、図9(a)〜(h)において、3×3のマト
リックスの中央の●で示す黒画素が注目画素、●で示す
画素が黒画素、○で示す画素が白画素、○も●も示され
ていないで示す画素が白画素と黒画素のいずれであって
もよい画素である。
【0046】このように、連結性の維持条件1〜維持条
件5を用いて、エッジ検出部41で検出した入力画像デ
ータのエッジを削除した場合に、最低画素幅指示キー3
0で指定された最低画素幅で黒画像の連結性が維持され
るかどうかを連結性判定部42により適切に判定して、
エッジの削除処理を行うことができる。例えば、図10
に示すような中空の四角が連結されているような入力画
像データに対して、連結性判定部42で連結性を判定す
ることなく、エッジの削除を行うと、図11に示すよう
に、中空の四角の連結部が削除され、連結性が失われる
が、連結性判定部42が、上記維持条件1〜維持条件5
を用いて連結性判定を行って、連結点と判断した画素を
削除の対称としないようにすると、図12に示すよう
に、連結性の維持された状態でエッジの削除を行うこと
ができる。
【0047】ところが、上記維持条件1〜維持条件5の
みでは、2画素幅を維持することができず、また、細い
直線は、全てエッジと検出されて作持される。そこで、
400dpiでは、最低1画素幅が残り、600dpi
の場合は、最低2画素幅が残るようにするために以下の
ような維持条件が必要となる。この場合、最低2画素幅
を残す対象となる線幅は、4画素幅以上であると、必ず
2画素以上残るので、2画素幅と3画素幅のときであ
る。したがって、入力画素が2画素幅及び3画素幅のと
きの連結性の維持条件について、以下、説明する。
【0048】まず、入力画像データが主走査方向に2画
素幅の黒画像のとき、すなわち、図13(a)及び図1
3(b)に示すように、太い□で示す注目画素が●で示
す黒画素で、右側の1画素、あるいは、左側の1画素が
●で示すように黒画素で、注目画素に対して、当該黒画
素と反対側に隣接する1画素が○で示すように白画素で
ある維持条件(以下、維持条件6という)においては、
入力画素が主走査方向に2画素幅であり、連結点である
と判断して、当該注目画素を削除対象とはしない。な
お、この場合、端点を残さないようにするため、図14
(a)から図14(d)に示すような場合は、維持条件
6に含めない。なお、図14において、太い□で示す位
置の画素が注目画素で、●で示す画素が黒画素、○で示
す画素が白画素、そして、●と○のいずれもが示されて
いない画素が、白画素と黒画素のいずれであってもよい
画素である。
【0049】次に、入力画像データが副走査方向に2画
素幅の黒画像のとき、すなわち、図15(a)及び図1
5(b)に示すように、太い□で示す注目画素が●で示
す黒画素で、上側の1画素、あるいは、下側の1画素が
●で示すように黒画素で、注目画素に対して、当該黒画
素と反対側に隣接する1画素が○で示すように白画素で
ある維持条件(以下、維持条件7という)においては、
入力画素が副走査方向に2画素幅であり、連結点である
と判断して、当該注目画素を削除対象とはしない。な
お、この場合、端点を残さないようにするため、図16
(a)から図16(d)の場合は、維持条件7に含めな
い。なお、図15において、太い□で示す位置の画素が
注目画素で、●で示す画素が黒画素、○で示す画素が白
画素、そして、●と○のいずれもが示されていない画素
が、白画素と黒画素のいずれであってもよい画素であ
る。
【0050】そして、入力画像データが主走査方向に3
画素幅の黒画像のとき、すなわち、図17に示すよう
に、太い□で示す注目画素が●で示す黒画素で、右側に
連続する2画素が●で示すように黒画素で、注目画素に
対して、当該黒画素と反対側に隣接する1画素が○で示
すように白画素である維持条件(以下、維持条件8とい
う)においては、入力画素が主走査方向に3画素幅であ
り、連結点であると判断して、当該注目画素を削除対象
とはしない。なお、この場合、端点を残さないようにす
るため、図18(a)及び図18(b)の場合、すなわ
ち、上側の連続する5画素、あるいは、下側の連続する
5画素が○で示すように白画素である場合は、維持条件
8に含めず、削除対象とする。
【0051】また、入力画像データが副走査方向に3画
素幅の黒画像のとき、すなわち、図19に示すように、
太い□で示す注目画素が●で示す黒画素で、上側に連続
する2画素が●で示すように黒画素で、注目画素に対し
て、当該黒画素と反対側に隣接する1画素が○で示すよ
うに白画素である維持条件(以下、維持条件9という)
においては、入力画素が主走査方向に3画素幅であり、
連結点であると判断して、当該注目画素を削除対象とは
しない。なお、この場合、端点を残さないようにするた
め、図20(a)及び図20(b)の場合、すなわち、
左側の連続する5画素、あるいは、右側の連続する5画
素が○で示すように白画素である場合は、維持条件9に
含めず、削除対象とする。
【0052】ところが、上記維持条件8と維持条件9を
そのまま適用すると、入力画像データが主走査方向と副
走査方向ともに3画素幅の黒画像のとき、図21に示す
ように、主走査方向と副走査方向の双方が3画素幅の画
像が残ることになる。
【0053】そこで、図22に示すように、太い□で示
す注目画素が●で示す黒画素で、当該注目画素に対し
て、上側に連続する3画素が●で示すように黒画素で、
かつ、左側に連続する3画素が●で示すように黒画素で
あるときには、維持条件に含めず、削除対象とする。
【0054】このように図22の場合にエッジを残す維
持条件8、9に含めないようにすると、入力画像データ
が主走査方向と副走査方向ともに3画素幅の黒画像のと
き、図23に示すように、主走査方向と副走査方向の双
方が3画素幅の画像が残こらず、適切なエッジ削除を行
うことができる。
【0055】また、入力画像データのエッジを削除する
ことによって生じる直線部分の凹凸をできるだけ少なく
するために、図24(a)及び図24(b)に示すよう
に、太い□で示す注目画素が●で示す黒画素で、当該注
目画素に対して左側に連続する3画素が●で示すように
黒画素で、上下及び左斜め上下の画素が●で示すように
黒画素であるとき、及び、下側に連続する3画素が●で
示すように黒画素で、左右及び下斜め左右の画素が●で
示すように黒画素である維持条件(以下、維持条件1
0)においては、当該注目画素を連結点と判断して、削
除対象とはしない。
【0056】さらに、入力画像データの黒画素が2×2
よりも小さい孤立点であるときに、この孤立点が削除さ
れるのを防ぐために、図25(a)〜(d)に示す維持
条件(以下、維持条件11)においては、当該注目画素
を連結点と判断して、削除対象とはしない。なお、図2
5において、太い□で示す位置の画素が注目画素で、●
で示す画素が黒画素、○で示す画素が白画素、そして、
●と○のいずれもが示されていない画素が、白画素と黒
画素のいずれであってもよい画素である。
【0057】次に、本実施の形態の動作を説明する。フ
ァクシミリ装置10は、送信時、MPU23が、読取処
理部12を介して読取走査部11を制御し、原稿の画像
を読み取って、当該原稿の画像データを読取処理部12
を介して一旦ラインメモリ15に記憶させる。MPU2
3は、情報圧縮・復元部17の圧縮モードに応じて、ラ
インメモリ15から画像データの読み出しを行いながら
冗長度を除去し、バス29を介してRAM24に一旦蓄
積する。ファクシミリ装置10は、このRAM24を送
信バッファとして利用しつつ、順次、画像データを通信
制御部19を介してモデム18に転送し、モデム18で
変調した後、網制御部20を介して回線Lに送出する。
また、ファクシミリ装置10は、受信時には、受信した
画像データを網制御部20及び通信制御部19を介して
RAM24を受信バッファとして利用して、情報圧縮・
復元部17に転送し、情報圧縮・復元部17で復号化
(復元)して、ラインメモリ15に一旦記憶する。ファ
クシミリ装置10は、このラインメモリ15の画像デー
タを必要に応じて、MPU23に転送して、各種画像処
理を行い、再度、ラインメモリ15に記憶する。その
後、ファクシミリ装置10は、ラインメモリ15から画
像データを記録処理部14に転送し、記録走査部13に
よりトナー画像を記録紙に記録出力させる。
【0058】ファクシミリ装置10は、上記MPU23
における画像処理の内容の一つとして、パネル部28の
モード切換キーでエコノモードが設定されていると、画
像データの画像の黒領域のエッジを削除する画像処理を
行う。
【0059】すなわち、MPU23は、その内部に、図
2に示したように、ソフト的に、あるいは、ハード的に
画像処理回路40が構成され、画像処理回路40は、エ
ッジ検出部41、連結性判定部42及び2個のアンド回
路43、44を備えている。このエッジ検出部41、連
結性判定部42及びアンド回路44にラインメモリ15
から入力画像データが入力され、エッジ検出部41は、
上述のように、図3に示したような3×3のマトリック
スを使用して、中央の画素を注目画素として、当該注目
画素が入力画像データの画像の黒領域の左エッジ、下エ
ッジ、右エッジ、あるいは、上エッジのいずれであるか
を、図4に示したようなエッジ判定処理を行って、エッ
ジ検出を行い、注目画素がエッジ画素であると、「1」
を、注目画素が非エッジ画素であると、「0」をアンド
回路43に出力する。
【0060】また、連結性判定部42には、上記ライン
メモリ15から入力画像データが入力されるとともに、
最低画素幅指示キー30からオペレータにより設定され
た最低画素幅が入力され、連結性判定部42は、最低画
素幅指示キー30の指示する最低画素幅で、エッジ検出
部41で検出された入力画像データのエッジ画素を削除
した場合に文字や線が分離したり、消失するのを防ぐた
めに、文字や線の連結性を判定する。具体的には、連結
性判定部42は、入力画像データの注目画素が、上記維
持条件1〜維持条件11に基づいて、最低画素幅指示キ
ー30の指示する最低画素幅を残す場合に、連結点であ
るか、非連結点であるかを判定し、注目画素が連結点で
あると判定すると、連結点であることを示す「1」の判
定出力をアンド回路43に出力し、連結点でないと判定
すると、非連結点であることを示す「0」の判定出力を
アンド回路43に出力する。なお、連結性判定部42の
判定出力は、アンド回路43に反転入力される。
【0061】アンド回路43には、上述のように、上記
エッジ検出部41のエッジ検出出力が入力されるととも
に、連結性判定部42から連結性判定結果出力が反転入
力され、アンド回路43は、これらの論理積を取って、
アンド回路44に出力する。すなわち、アンド回路43
は、エッジ検出部41がエッジであることを示す「1」
を出力し、連結性判定部42が非連結点であることを示
す「0」を出力したとき、「1」をアンド回路44に出
力し、それ以外のときに、「0」をアンド回路44に出
力する。
【0062】アンド回路44には、上述のように、アン
ド回路43の論理積出力が反転入力されるとともに、入
力画像データが入力され、アンド回路44は、これらの
入力の論理積を取って出力画像データとしてラインメモ
リ15に出力する。すなわち、アンド回路44は、入力
画像データが黒画素であり、エッジ検出部41がエッジ
画素であると判定し、かつ、連結性判定部42が非連結
点であると判定すると、当該黒画素を白画素として、す
なわち、エッジの削除を行った出力画像データをライン
メモリ15に出力し、それ以外は、入力画像データと同
じ出力画像データをラインメモリ15に出力する。
【0063】このようにしてラインメモリ15に出力画
像データが蓄積されると、ファクシミリ装置10は、ラ
インメモリ15から記録処理部14に画像データを転送
して、記録走査部13によりトナー画像を記録紙に記録
出力させる。
【0064】したがって、本実施の形態によれば、図2
6に示すような画像データが入力された場合、この入力
画像データが解像度の高い画像データ、例えば、600
dpiであるときには、オペレータは、最低画素幅指示
キー30により、2画素幅を指示する。最低画素幅指定
部30により2画素幅が指定されると、エッジ検出部4
1がエッジ検出処理を行ってエッジ検出を行い、連結性
判定部42の連結性の判定により、連結性を適切に維持
しつつ、最低2画素幅を残して、上下左右のエッジ画素
を順次削除する。この場合の出力画像は、図27に示す
ように、連結性が維持されつつ、鮮明なものとなり、ト
ナーを削減しつつ、文字の可読性が良好で、かつ、画像
品質の良好な出力画像となる。
【0065】また、例えば、図26に示した入力画像デ
ータが解像度の低い画像データ、例えば、200dpi
あるいは400dpiであるときには、オペレータは、
最低画素幅指示キー30により、1画素幅を指定する。
最低画素幅指示キー30により1画素幅が指定される
と、画像処理回路40が、上記同様に連結性を維持しつ
つ、エッジ検出処理とエッジ削除処理を行い、図28に
示すような最低1画素幅の出力画像を得ることができ
る。この場合も、図28に示すように、鮮明で、文字の
可読性が良好な、かつ、高品質な出力画像を得ることが
できる。なお、上記図26から図28は、それぞれ同じ
大きさの画像に拡大して示されており、実際は、10.
5ポイントの大きさの文字である。
【0066】図29及び図30は、本発明の画像処理装
置の第2の実施の形態を示す図であり、本実施の形態
は、入力画像データの解像度に応じて、削除後の最低画
素幅を自動的に設定して、当該最低画素幅に応じて、画
像データの黒領域の連結性を判定して、その判定結果に
基づいてエッジの削り量を制御するもので、請求項2に
対応するものである。
【0067】本実施の形態は、上記第1の実施の形態の
ファクシミリ装置10と同様のファクシミリ装置に適用
したものであり、本実施の形態の説明において、第1の
実施の形態と同様の構成部分には、同一の符号を用いて
説明する。
【0068】図29は、本実施の形態のファクシミリ装
置50の要部回路ブロック図であり、ファクシミリ装置
50は、図示しないが、上記第1の実施の形態のファク
シミリ装置10と同様に構成されており、そのMPU2
3にソフト的に、あるいは、ハード的に画像処理回路5
1が形成される。
【0069】画像処理回路51は、エッジ検出部41、
連結性判定部(連結性判定手段)52及び2個のアンド
回路43、44を備えている。連結性判定部52には、
解像度情報取得部(解像度検出手段)53から入力画像
データの解像度情報が入力され、解像度情報取得部53
は、入力画像データの解像度を検出して、検出した解像
度を示す解像度情報を連結性判定部52に出力する。す
なわち、解像度情報取得部53は、例えば、入力画像デ
ータが受信画像データであるときには、相手ファクシミ
リ装置からプロトコルにより通知される画像データの解
像度から入力画像データの解像度を取得し、入力画像デ
ータが読取走査部11で読み取られたコピー画像データ
であるときには、予め読取走査部11の読取画像データ
の解像度が分かっているので、当該解像度を取得して、
取得した入力画像データの解像度情報を連結性判定部5
2に出力する。
【0070】連結性判定部52は、解像度情報取得部5
3から入力される解像度情報に基づいて最低画素幅を決
定し、当該決定した最低画素幅に対して、上記第1の実
施の形態の連結性判定部52と同様に、連結性判定処理
を行う。
【0071】すなわち、連結性判定部52は、解像度情
報取得部53から解像度情報が入力されると、図30に
示すように、当該解像度情報の示す入力画像データの解
像度が予め設定された所定の解像度、例えば、400d
piより高いか低いかチェックし(ステップP1)、4
00dpi以下であると、最低画素幅を1画素幅に設定
して、次の画素のチェックに移る(ステップP2)。連
結性判定部52は、ステップP1で、入力画像データの
解像度が400dpiを超えているときには、最低画素
幅を2画素幅に設定し(ステップP3)、次の画素のチ
ェックに移る。そして、連結性判定部52は、当該決定
した最低画素幅で、エッジ検出部41で検出された入力
画像データのエッジ画素を削除した場合に文字や線が分
離したり、消失するのを防ぐために、文字や線の連結性
を判定する。具体的には、連結性判定部52は、入力画
像データの注目画素が、上記維持条件1〜維持条件11
に基づいて、連結点であるか、非連結点であるかを判定
し、注目画素が連結点であると判定すると、連結点であ
ることを示す「1」の判定出力をアンド回路43に出力
し、連結点でないと判定すると、非連結点であることを
示す「0」の判定出力をアンド回路43に出力する。
【0072】上記画像処理回路51の連結性判定部5
2、エッジ検出部41及びアンド回路44には、ライン
メモリ15から入力画像データが入力され、この入力画
像データは、上記実施の形態と同様に、黒画素が、
「1」で、白画素が、「0」の2値画像データである。
【0073】したがって、本実施の形態のファクシミリ
装置50では、入力画像データの解像度を自動判別し
て、当該入力画像データの解像度に適した最低画素幅を
設定し、当該設定した最低画素幅に基づいてエッジ削除
時の画像の連結性を適切に判定することができる。その
結果、いちいち最低画素幅を入力することなく、入力画
像データの解像度に適した最低画素幅を設定して、画像
の連結性を判定することができ、連結性が維持されつ
つ、鮮明な出力画像を得ることができる。その結果、ト
ナーを削減しつつ、文字の可読性が良好で、かつ、画像
品質の良好な出力画像を簡単に得ることができる。
【0074】図31は、本発明の画像処理装置の第3の
実施の形態を示す図であり、本実施の形態は、ファック
スモードとコピーモードのモード切換動作処理に応じ
て、削除後の最低画素幅を設定して、当該最低画素幅に
応じて、画像データの黒領域の連結性を判定して、その
判定結果に基づいてエッジの削り量を制御するもので、
請求項3に対応するものである。
【0075】本実施の形態は、上記第1の実施の形態の
ファクシミリ装置10と同様のファクシミリ装置に適用
したものであり、本実施の形態の説明において、第1の
実施の形態のと同様の構成部分には、同一の符号を用い
て説明する。
【0076】図31は、本実施の形態のファクシミリ装
置60の要部回路ブロック図であり、ファクシミリ装置
60は、図示しないが、上記第1の実施の形態のファク
シミリ装置10と同様に構成されており、そのMPU2
3にソフト的に、あるいは、ハード的に画像処理回路6
1が形成される。
【0077】画像処理回路61は、エッジ検出部41、
連結性判定部(連結性判定手段)62及び2個のアンド
回路43、44を備えている。連結性判定部62には、
ファックス/コピー切換指示部(モード判別手段)63
からファックスモード(通信記録モード)とコピーモー
ド(コピー記録モード)のモード信号が入力され、ファ
ックス/コピー切換指示部63は、画像処理回路61へ
の入力画像データが受信画像データであるか、読取走査
部11で読み取った読取画像データであるかを判別し
て、当該入力画像データが受信画像データであると、フ
ァックスモードを示すモード信号を、読取画像データで
あると、コピーモードを示すモード信号を連結性判定部
62に出力する。なお、例えば、連結性判定部62は、
パネル部28のコピーキーが投入されると、入力画像デ
ータが読取画像データであると判断する。
【0078】連結性判定部62は、ファックス/コピー
切換指示部63から入力されるモード信号に基づいて最
低画素幅を決定し、当該決定した最低画素幅に対して、
上記第1の実施の形態の連結性判定部52と同様に、連
結性判定処理を行う。
【0079】すなわち、ファクシミリ受信した画像の解
像度は、通常、主走査方向が、8本/mmで、副走査方
向が、7.7本/mm、3.85本/mmあるいは1
5.4本/mmであるが、コピーモードでの画像の解像
度は、ファックスモードの画像の解像度よりも高く、最
近では、600dpi以上であることが多い。そこで、
連結性判定部62は、ファックスモードを示すモード信
号がファックス/コピー切換指示部63から入力される
と、解像度が低い場合の最低画素幅である1画素幅を最
低画素幅として設定し、コピーモードを示すモード信号
がファックス/コピー切換指示部63から入力される
と、解像度が高い場合の最低画素幅である2画素幅を最
低画素幅として設定する。そして、連結性判定部62
は、当該決定した最低画素幅で、エッジ検出部41で検
出された入力画像データのエッジ画素を削除した場合に
文字や線が分離したり、消失するのを防ぐために、文字
や線の連結性を判定する。具体的には、連結性判定部6
2は、入力画像データの注目画素が、上記維持条件1〜
維持条件11に基づいて、連結点であるか、非連結点で
あるかを判定し、注目画素が連結点であると判定する
と、連結点であることを示す「1」の判定出力をアンド
回路43に出力し、連結点でないと判定すると、非連結
点であることを示す「0」の判定出力をアンド回路43
に出力する。
【0080】上記画像処理回路61の連結性判定部6
2、エッジ検出部41及びアンド回路44には、ライン
メモリ15から入力画像データが入力され、この入力画
像データは、上記実施の形態と同様に、黒画素が、
「1」で、白画素が、「0」の2値画像データである。
【0081】したがって、本実施の形態のファクシミリ
装置60では、ファックスモードであるか、コピーモー
ドであるかに応じて、入力画像データの解像度を自動判
別して、当該入力画像データの解像度に適した最低画素
幅を設定し、当該設定した最低画素幅に基づいてエッジ
削除時の画像の連結性を適切に判定することができる。
その結果、いちいち最低画素幅を入力することなく、フ
ァックスモードであるか、コピーモードであるかに応じ
て、入力画像データの解像度に適した最低画素幅を設定
して、画像の連結性を判定することができ、連結性が維
持されつつ、鮮明な出力画像を得ることができる。その
結果、トナーを削減しつつ、文字の可読性が良好で、か
つ、画像品質の良好な出力画像を簡単に得ることができ
る。
【0082】以上、本発明者によってなされた発明を好
適な実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱
しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもな
い。
【0083】例えば、上記各実施の形態においては、記
録材としてトナーを利用した電子写真式記録装置で記録
する場合に適用しているが、記録材としては、トナーに
限るものではなく、例えば、インク噴射式記録装置のイ
ンク等であっても、同様に適用することができる。
【0084】また、上記各実施の形態においては、最低
画素幅が1画素幅と2画素幅の場合について説明した
が、最低画素幅は、上記の場合に限るものでないこと
は、いうまでもない。
【0085】
【発明の効果】請求項1記載の発明の画像処理装置によ
れば、画像の黒領域のエッジを検出し、当該黒領域のエ
ッジを削除するとともに、最低画素幅指定手段で指定さ
れた最低画素幅の画像が削除後の画像に残るようにエッ
ジを削除するので、画像データの解像度に応じて最低画
素幅を指定すると、従来の黒領域の間引処理を行うこと
なく、画像データの解像度に適切な最低画素幅を残すこ
とができるとともに、ジェネレーションコピーのときに
も線切れを生じさせずに文字を細らせることができ、良
好な可読性と良好なコピー時の画像品質を維持させるこ
とができるとともに、記録材の消費量を削減することが
できる。
【0086】請求項2記載の発明の画像処理装置によれ
ば、画像の黒領域のエッジを検出し、当該黒領域のエッ
ジを削除するとともに、画像データの解像度を検出し
て、当該画像データの解像度に適した最低画素幅の画像
が削除後の画像に残るようにエッジを削除するので、従
来の黒領域の間引処理を行うことなく、画像データの解
像度に適切な最低画素幅を自動的に残すことができると
ともに、ジェネレーションコピーのときにも線切れを生
じさせずに文字を細らせることができ、良好な可読性と
良好なコピー時の画像品質を維持させることができると
ともに、記録材の消費量を削減することができる。
【0087】請求項3記載の発明の画像処理装置によれ
ば、画像の黒領域のエッジを検出し、当該黒領域のエッ
ジを削除するとともに、受信した画像データを記録する
通信記録モードと原稿を読み取った画像データを記録す
るコピー記録モードのいずれのモードであるかを検出し
て、当該記録モードに適した最低画素幅の画像が削除後
の画像に残るようにエッジを削除するので、従来の黒領
域の間引処理を行うことなく、記録モードの画像データ
の解像度に適切な最低画素幅を自動的に残すことができ
るとともに、ジェネレーションコピーのときにも線切れ
を生じさせずに文字を細らせることができ、良好な可読
性と良好なコピー時の画像品質を維持することができる
とともに、記録材の消費量を削減することができる。
【0088】請求項4記載の発明の画像処理装置によれ
ば、画像データにマトリックス処理を施して当該画像デ
ータの画像の黒領域のエッジを検出するので、簡単な回
路構成で、適切に画像の黒領域のエッジを検出すること
ができ、安価な構成で、良好な可読性と良好なコピー時
の画像品質を維持することができるとともに、記録材の
消費量を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像処理装置の第1の実施の形態を適
用したファクシミリ装置の回路ブロック図。
【図2】図1のMPUに形成される画像処理回路の回路
図。
【図3】図2のエッジ検出部で使用するマトリックスの
一例を示す図。
【図4】図2のエッジ検出部でのエッジ検出処理を示す
フローチャート。
【図5】図2の連結性判定部による副走査方向及び主走
査方向の連結性判定の維持条件1を示すマトリックス
図。
【図6】図2の連結性判定部による斜め方向で白画素に
挟まれている斜め線の連結性判定の維持条件2を示すマ
トリックス図。
【図7】図2の連結性判定部による斜め線の連結性判定
の維持条件3を示すマトリックス図。
【図8】図2の連結性判定部による連結性判定の維持条
件4を示すマトリックス図。
【図9】図2の連結性判定部による連結性判定の維持条
件5を示すマトリックス図。
【図10】斜め方向に複数の画像が接触して連続する入
力画像の一例を示す図。
【図11】図10の入力画像を維持条件1〜維持条件5
で連結性判定しないでエッジ削除した出力画像の一例を
示す図。
【図12】図10の入力画像を維持条件1〜維持条件5
で連結性判定してエッジ削除した出力画像の一例を示す
図。
【図13】図2の連結性判定部による主走査方向に2画
素幅を維持するための連結性判定の維持条件6を示すマ
トリックス図。
【図14】図13の維持条件6で端点を残さないように
するための除外条件を示すマトリックス図。
【図15】図2の連結性判定部による副走査方向に2画
素幅を維持するための連結性判定の維持条件7を示すマ
トリックス図。
【図16】図15の維持条件7で端点を残さないように
するための除外条件を示すマトリックス図。
【図17】図2の連結性判定部による主走査方向に3画
素幅を維持するための連結性判定の維持条件8を示すマ
トリックス図。
【図18】図17の維持条件8で端点を残さないように
するための除外条件を示すマトリックス図。
【図19】図2の連結性判定部による副走査方向に3画
素幅を維持するための連結性判定の維持条件9を示すマ
トリックス図。
【図20】図19の維持条件9で端点を残さないように
するための除外条件を示すマトリックス図。
【図21】3ドット幅の四角の黒画素で中空の四角形か
らなる入力画像を条件1〜条件9で連結性判定してエッ
ジ削除した出力画像の一例を示す図。
【図22】維持条件1〜維持条件9で主走査方向に3画
素幅を残さないための除外条件を示すマトリックス図。
【図23】図21と同じ入力画像を維持条件1〜維持条
件9に図22の除外条件を追加して連結性判定してエッ
ジ削除した出力画像の一例を示す図。
【図24】図2の連結性判定部による直線の凹凸を低減
する連結性判定の維持条件10を示すマトリックス図。
【図25】図2の連結性判定部による2×2より小さい
孤立点を残すための連結性判定の維持条件11を示すマ
トリックス図。
【図26】図1のファクシミリ装置によるエコノモード
によりエッジ削除される入力画像の一例を示す図。
【図27】図1のファクシミリ装置によるエコノモード
により図26の入力画像を最低画素幅が2画素幅の条件
でエッジ削除した出力画像の一例を示す図。
【図28】図1のファクシミリ装置によるエコノモード
により図26の入力画像を最低画素幅が1画素幅の条件
でエッジ削除した出力画像の一例を示す図。
【図29】本発明の画像処理装置の第2の実施の形態を
適用したファクシミリ装置の要部回路ブロック図。
【図30】図29の連結性判定部による最低画素幅判定
処理を示すフローチャート。
【図31】本発明の画像処理装置の第3の実施の形態を
適用したファクシミリ装置の要部回路ブロック図。
【図32】従来の間引処理によりトナーの削減を行う画
像処理回路の一例を示す図。
【図33】図32の画像処理回路での間引処理に使用さ
れるビットパターンを示す図。
【図34】図32の従来の画像処理回路に入力される入
力画像の一例を示す図。
【図35】図34の入力画像を図32の従来の画像処理
回路で間引処理した出力画像の一例を示す図。
【符号の説明】
10 ファクシミリ装置 11 読取走査部 12 読取処理部 13 記録走査部 14 記録処理部 15 ラインメモリ 16 ラインメモリ制御部 17 情報圧縮・復元部 18 モデム 19 通信制御部 20 網制御部 21 DMAコントローラ 22 ROM 23 MPU 24 RAM 25 インターフェース 26 機構制御部 27 インターフェース 28 パネル部 29 バス 30 最低画素幅指示キー 40 画像処理回路 41 エッジ検出部 42 連結性判定部 43、44 アンド回路 50、60 ファクシミリ装置 51、61 画像処理回路 52、62 連結性判定部 53 解像度情報取得部 63 ファックス/コピー切換指示部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディジタルの画像データに基づいて、所定
    の記録材を使用して記録紙に画像を記録するに際して、
    所定の画素を削除して前記画像を記録し、前記記録材の
    節約を行う画像処理装置において、前記画像データの画
    像の黒領域のエッジを検出するエッジ検出手段と、前記
    エッジ検出手段の検出結果に基づいて前記黒領域のエッ
    ジを削除するエッジ削除手段と、前記エッジ削除手段に
    より前記黒領域のエッジを削除すると前記画像の画素幅
    が所定の最低画素幅よりも狭い画素幅となるか否かの連
    結性を判定する連結性判定手段と、前記連結性判定手段
    の判定する前記最低画素幅を指示する最低画素幅指示手
    段と、前記連結性判定手段の判定結果に基づいて前記エ
    ッジ削除手段による前記エッジの削除を制御する削除制
    御手段と、を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】ディジタルの画像データに基づいて、所定
    の記録材を使用して記録紙に画像を記録するに際して、
    所定の画素を削除して前記画像を記録し、前記記録材の
    節約を行う画像処理装置において、前記画像データの画
    像の黒領域のエッジを検出するエッジ検出手段と、前記
    エッジ検出手段の検出結果に基づいて前記黒領域のエッ
    ジを削除するエッジ削除手段と、前記画像データの解像
    度を検出する解像度検出手段と、前記解像度検出手段の
    検出した前記解像度に基づいて前記画像の残すべき最低
    画素幅を設定し、前記エッジ削除手段により前記画像デ
    ータの前記黒領域のエッジを削除すると前記画像の画素
    幅が前記設定した最低画素幅よりも狭い画素幅となるか
    否かの連結性を判定する連結性判定手段と、前記連結性
    判定手段の判定結果に基づいて前記エッジ削除手段によ
    る前記エッジの削除を制御する削除制御手段と、を備え
    たことを特徴とする画像処理装置。
  3. 【請求項3】画像データの通信を行う通信手段と、原稿
    の画像を読み取って画像データを出力する読取手段と、
    所定の記録材を使用して記録紙に画像を記録する記録手
    段と、を備え、前記通信手段により受信した前記画像デ
    ータに基づいて前記記録手段により画像を記録する通信
    記録モードと、前記読取手段の読み取った前記画像デー
    タに基づいて前記記録手段により画像を記録するコピー
    記録モードと、を有し、前記記録手段による前記画像の
    記録に際して、所定の画素を削除して前記画像を記録し
    て、前記記録材の節約を行う画像処理装置において、前
    記画像データの画像の黒領域のエッジを検出するエッジ
    検出手段と、前記エッジ検出手段の検出結果に基づいて
    前記黒領域のエッジを削除するエッジ削除手段と、前記
    通信記録モードと前記コピー記録モードを判別するモー
    ド判別手段と、前記モード判別手段の判別結果に基づい
    て前記画像の残すべき最低画素幅を設定し、前記エッジ
    削除手段により前記画像データの前記黒領域のエッジを
    削除すると前記画像の画素幅が前記設定した最低画素幅
    よりも狭い画素幅となるか否かの連結性を判定する連結
    性判定手段と、前記連結性判定手段の判定結果に基づい
    て前記エッジ削除手段による前記エッジの削除を制御す
    る削除制御手段と、を備えたことを特徴とする画像処理
    装置。
  4. 【請求項4】前記エッジ検出手段は、前記画像データに
    マトリックス処理を施すことにより前記画像の黒領域の
    エッジを検出することを特徴とする請求項1から請求項
    3のいずれかに記載の画像処理装置。
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CN104888995A (zh) * 2015-06-01 2015-09-09 加宏科技(无锡)有限公司 一种挂扣装置

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