JPH1032266A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents
半導体装置の製造方法Info
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- JPH1032266A JPH1032266A JP8187602A JP18760296A JPH1032266A JP H1032266 A JPH1032266 A JP H1032266A JP 8187602 A JP8187602 A JP 8187602A JP 18760296 A JP18760296 A JP 18760296A JP H1032266 A JPH1032266 A JP H1032266A
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- oxide film
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 高抵抗負荷素子の下層に形成する窒化シリコ
ン膜の形成温度を最適化することにより下層酸化シリコ
ン膜の緻密化のための熱処理工程を削減することがで
き、しかもコンタクトホールにおいて接続すべきでない
下層のゲート電極に対して十分な耐圧を有する半導体装
置の製造方法を提供すること。 【解決手段】 半導体基板10の上に形成されたトラン
ジスタのゲート電極16の上に、酸化シリコン膜22を
形成する工程と、酸化シリコン膜22上に窒化シリコン
膜24を形成することにより、酸化シリコン膜22を致
密化する工程と、窒化シリコン膜24および酸化シリコ
ン膜22に、半導体基板10の表面に臨むコンタクトホ
ール26を形成する工程と、コンタクトホール26の底
部に露出する半導体基板の表面に形成された酸化シリコ
ン薄膜を除去するために、ライトエッチングを行う工程
と、コンタクトホール26内に入り込むように、窒化シ
リコン膜26の上に、抵抗負荷素子層となる半導体層2
8を形成する工程とを具備する。
ン膜の形成温度を最適化することにより下層酸化シリコ
ン膜の緻密化のための熱処理工程を削減することがで
き、しかもコンタクトホールにおいて接続すべきでない
下層のゲート電極に対して十分な耐圧を有する半導体装
置の製造方法を提供すること。 【解決手段】 半導体基板10の上に形成されたトラン
ジスタのゲート電極16の上に、酸化シリコン膜22を
形成する工程と、酸化シリコン膜22上に窒化シリコン
膜24を形成することにより、酸化シリコン膜22を致
密化する工程と、窒化シリコン膜24および酸化シリコ
ン膜22に、半導体基板10の表面に臨むコンタクトホ
ール26を形成する工程と、コンタクトホール26の底
部に露出する半導体基板の表面に形成された酸化シリコ
ン薄膜を除去するために、ライトエッチングを行う工程
と、コンタクトホール26内に入り込むように、窒化シ
リコン膜26の上に、抵抗負荷素子層となる半導体層2
8を形成する工程とを具備する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば高抵抗負
荷型SRAMなどのように、MISトランジスタ(MO
Sトランジスタ含む)と抵抗負荷素子とを有する半導体
装置を製造するための方法に係り、さらに詳しくは、高
抵抗負荷素子の下層に形成する窒化シリコン膜の形成温
度を最適化することにより、下層の酸化シリコン膜の緻
密化のための熱処理工程を削減することができる半導体
装置の製造方法に関する。
荷型SRAMなどのように、MISトランジスタ(MO
Sトランジスタ含む)と抵抗負荷素子とを有する半導体
装置を製造するための方法に係り、さらに詳しくは、高
抵抗負荷素子の下層に形成する窒化シリコン膜の形成温
度を最適化することにより、下層の酸化シリコン膜の緻
密化のための熱処理工程を削減することができる半導体
装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】0.35μmSRAMの商品需要として
は、低消費電力タイプよりも高速動作タイプが圧倒的に
多くなっている。従って、負荷素子としてはTFTを用
いる必要は無く、抵抗素子としての機能で充分であり、
コスト削減を行うため従来の高抵抗負荷が再度脚光を浴
びつつある。
は、低消費電力タイプよりも高速動作タイプが圧倒的に
多くなっている。従って、負荷素子としてはTFTを用
いる必要は無く、抵抗素子としての機能で充分であり、
コスト削減を行うため従来の高抵抗負荷が再度脚光を浴
びつつある。
【0003】このような高速動作に適したMOSトラン
ジスタの開発と工程削減によるコスト低減の両立は、高
抵抗負荷型SRAMに商品競争力をつけるためには、非
常に重要である。高速SRAMは、高速化のために、電
流駆動能力の高いMOSトランジスタを使用する。した
がって、ゲート長の縮小化や低しきい値電圧化が積極的
に進められた結果、ショートチャネル効果が顕著になっ
ている。ショートチャネル効果を抑制するには、図13
に示すように、MOSトランジスタにかかる合計熱量を
削減することが非常に有効である。
ジスタの開発と工程削減によるコスト低減の両立は、高
抵抗負荷型SRAMに商品競争力をつけるためには、非
常に重要である。高速SRAMは、高速化のために、電
流駆動能力の高いMOSトランジスタを使用する。した
がって、ゲート長の縮小化や低しきい値電圧化が積極的
に進められた結果、ショートチャネル効果が顕著になっ
ている。ショートチャネル効果を抑制するには、図13
に示すように、MOSトランジスタにかかる合計熱量を
削減することが非常に有効である。
【0004】なお、図13において、横軸がMOSトラ
ンジスタのゲート長であり、縦軸がMOSトランジスタ
のしきい値電圧Vthであり、製造過程での合計熱処理が
少ない程、MOSトランジスタの実効的なゲート長が長
くなり、短チャネル効果に対して強くなる。
ンジスタのゲート長であり、縦軸がMOSトランジスタ
のしきい値電圧Vthであり、製造過程での合計熱処理が
少ない程、MOSトランジスタの実効的なゲート長が長
くなり、短チャネル効果に対して強くなる。
【0005】高抵抗負荷型SRAMは、一般的にメモリ
・セルを構成する駆動トランジスタ、選択トランジス
タ、周辺回路のMOSトランジスタ等のように、シリコ
ン基板上にソース/ドレイン領域を有するMOSトラン
ジスタが形成され、その上に高抵抗負荷素子となる半導
体層が形成されている。
・セルを構成する駆動トランジスタ、選択トランジス
タ、周辺回路のMOSトランジスタ等のように、シリコ
ン基板上にソース/ドレイン領域を有するMOSトラン
ジスタが形成され、その上に高抵抗負荷素子となる半導
体層が形成されている。
【0006】この半導体層は、半導体基板に直接接続す
るコンタクト領域を覆って、CVDにより形成するポリ
シリコンで構成されるため、CVD前の前処理として、
半導体基板上に形成された自然酸化膜を除去するための
ライト・エッチングが必要になる。
るコンタクト領域を覆って、CVDにより形成するポリ
シリコンで構成されるため、CVD前の前処理として、
半導体基板上に形成された自然酸化膜を除去するための
ライト・エッチングが必要になる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ライト・エッ
チングにより層間絶縁膜のエッチングを抑制するには、
図14(A)に示すように、ゲート電極と成るポリシリ
コン層4の上に層間絶縁膜5を形成した後に、層間絶縁
膜5を緻密化するためのアニールとして850°C前後
の熱処理が必要であることが知られている。
チングにより層間絶縁膜のエッチングを抑制するには、
図14(A)に示すように、ゲート電極と成るポリシリ
コン層4の上に層間絶縁膜5を形成した後に、層間絶縁
膜5を緻密化するためのアニールとして850°C前後
の熱処理が必要であることが知られている。
【0008】もしアニールをしないでライト・エッチン
グを行うと、図14(B)に示すように、コンタクトホ
ール領域2の層間絶縁膜5aがエッチングされ、下地の
ポリシリコン層4との耐圧不良が発生するおそれがあ
る。なお、図14(A)は、層間絶縁膜5を緻密化した
後に、コンタクトホール領域2を形成した場合であり、
下層のポリシリコン層4との耐圧が十分である。
グを行うと、図14(B)に示すように、コンタクトホ
ール領域2の層間絶縁膜5aがエッチングされ、下地の
ポリシリコン層4との耐圧不良が発生するおそれがあ
る。なお、図14(A)は、層間絶縁膜5を緻密化した
後に、コンタクトホール領域2を形成した場合であり、
下層のポリシリコン層4との耐圧が十分である。
【0009】高抵抗負荷型のSRAMとしては、抵抗値
の変動を抑えるために、従来技術である特開昭63−1
28733公報に示すように、スクライブ上のチップ端
部にAl配線を残す技術が必要になる。特に、高抵抗負
荷素子の上にも窒化シリコン膜を形成して高抵抗負荷素
子への水素、水分、可動イオンの侵入を抑制して抵抗値
の変動を抑えている。
の変動を抑えるために、従来技術である特開昭63−1
28733公報に示すように、スクライブ上のチップ端
部にAl配線を残す技術が必要になる。特に、高抵抗負
荷素子の上にも窒化シリコン膜を形成して高抵抗負荷素
子への水素、水分、可動イオンの侵入を抑制して抵抗値
の変動を抑えている。
【0010】なお、高抵抗負荷素子の下層にも窒化シリ
コン膜を形成することは、高抵抗素子の抵抗値の変動抑
制に非常に有効である。本発明は、このような実状に鑑
みてなされ、高抵抗負荷素子の下層に形成する窒化シリ
コン膜の形成温度を最適化することにより下層酸化シリ
コン膜の緻密化のための熱処理工程を削減することがで
き、しかもコンタクトホールにおいて接続すべきでない
下層のゲート電極に対して十分な耐圧を有する半導体装
置の製造方法を提供することを目的とする。
コン膜を形成することは、高抵抗素子の抵抗値の変動抑
制に非常に有効である。本発明は、このような実状に鑑
みてなされ、高抵抗負荷素子の下層に形成する窒化シリ
コン膜の形成温度を最適化することにより下層酸化シリ
コン膜の緻密化のための熱処理工程を削減することがで
き、しかもコンタクトホールにおいて接続すべきでない
下層のゲート電極に対して十分な耐圧を有する半導体装
置の製造方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る半導体装置の製造方法は、半導体基板
の上に形成されたトランジスタのゲート電極の上に、酸
化シリコン膜を形成する工程と、前記酸化シリコン膜上
に窒化シリコン膜を形成することにより、酸化シリコン
膜を緻密化する工程と、前記窒化シリコン膜および酸化
シリコン膜に、半導体基板の表面に臨むコンタクトホー
ルを形成する工程と前記コンタクトホール内に入り込む
ように、前記窒化シリコン膜の上に、抵抗負荷素子層と
なる半導体層を形成する工程とを具備する。
に、本発明に係る半導体装置の製造方法は、半導体基板
の上に形成されたトランジスタのゲート電極の上に、酸
化シリコン膜を形成する工程と、前記酸化シリコン膜上
に窒化シリコン膜を形成することにより、酸化シリコン
膜を緻密化する工程と、前記窒化シリコン膜および酸化
シリコン膜に、半導体基板の表面に臨むコンタクトホー
ルを形成する工程と前記コンタクトホール内に入り込む
ように、前記窒化シリコン膜の上に、抵抗負荷素子層と
なる半導体層を形成する工程とを具備する。
【0012】前記窒化シリコン膜の形成温度が700°
C以上、好ましくは730〜800°Cであることが好
ましい。この温度が700°Cよりも小さい場合には、
下層の酸化シリコン膜の膜質の緻密化が十分でなくなる
傾向にあり、一方、800℃より高い温度で熱処理する
ことは、窒化膜のCVD膜厚の制御が困難であることか
ら実用的ではない。
C以上、好ましくは730〜800°Cであることが好
ましい。この温度が700°Cよりも小さい場合には、
下層の酸化シリコン膜の膜質の緻密化が十分でなくなる
傾向にあり、一方、800℃より高い温度で熱処理する
ことは、窒化膜のCVD膜厚の制御が困難であることか
ら実用的ではない。
【0013】前記コンタクトホールの底部に露出する半
導体基板の表面に形成された酸化シリコン薄膜を除去す
るために、ライトエッチングを行うことが好ましい。前
記ライトエッチングは、たとえばフッ酸を含む溶液を用
いて行われる。前記コンタクトホールの形成に際して、
シェアード・コンタクトを得るために、前記ゲート電極
の一部も露出するようにコンタクトホールが形成されて
も良い。
導体基板の表面に形成された酸化シリコン薄膜を除去す
るために、ライトエッチングを行うことが好ましい。前
記ライトエッチングは、たとえばフッ酸を含む溶液を用
いて行われる。前記コンタクトホールの形成に際して、
シェアード・コンタクトを得るために、前記ゲート電極
の一部も露出するようにコンタクトホールが形成されて
も良い。
【0014】また、ゲート電極を構成する配線層にもコ
ンタクトホールを開口し、ゲート電極と抵抗素子とを直
接接続するベリッドコンタクトと呼ばれる手法を用いて
もよい。前記半導体基板の上に形成されるトランジスタ
は、たとえばSRAMの駆動トランジスタと選択トラン
ジスタとであり、前記抵抗負荷素子層と成る半導体層
が、SRAMの負荷抵抗である。
ンタクトホールを開口し、ゲート電極と抵抗素子とを直
接接続するベリッドコンタクトと呼ばれる手法を用いて
もよい。前記半導体基板の上に形成されるトランジスタ
は、たとえばSRAMの駆動トランジスタと選択トラン
ジスタとであり、前記抵抗負荷素子層と成る半導体層
が、SRAMの負荷抵抗である。
【0015】本発明に係る半導体装置の製造方法では、
酸化シリコン膜の上に窒化シリコン膜を形成し、その際
に、窒化シリコン膜の形成温度を最適化することによ
り、下層酸化シリコン膜の緻密化のための熱処理を兼ね
させることが可能になる。したがって、別途、酸化シリ
コン膜の緻密化のための熱処理工程を行うことが不要に
なる。その結果、製造工程の削減に寄与すると同時に、
製造時の合計熱処理量が小さくなり、MOSトランジス
タの実効的なゲート長が長くなり、短チャネル効果に対
して強くなる。
酸化シリコン膜の上に窒化シリコン膜を形成し、その際
に、窒化シリコン膜の形成温度を最適化することによ
り、下層酸化シリコン膜の緻密化のための熱処理を兼ね
させることが可能になる。したがって、別途、酸化シリ
コン膜の緻密化のための熱処理工程を行うことが不要に
なる。その結果、製造工程の削減に寄与すると同時に、
製造時の合計熱処理量が小さくなり、MOSトランジス
タの実効的なゲート長が長くなり、短チャネル効果に対
して強くなる。
【0016】なお、本発明では、酸化シリコン膜が緻密
化されるので、コンタクトホールにおいて接続すべきで
ない下層のゲート電極に対して十分な耐圧を有する。ま
た、本発明では、窒化シリコン膜を高抵抗負荷素子の下
層に形成することで、高抵抗負荷素子の抵抗値の変動抑
制に非常に有効である。
化されるので、コンタクトホールにおいて接続すべきで
ない下層のゲート電極に対して十分な耐圧を有する。ま
た、本発明では、窒化シリコン膜を高抵抗負荷素子の下
層に形成することで、高抵抗負荷素子の抵抗値の変動抑
制に非常に有効である。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る半導体装置の
製造方法を、図面に示す実施形態に基づき、詳細に説明
する。まず、高抵抗負荷型SRAMのメモリセルの等価
回路図を図10に示す。
製造方法を、図面に示す実施形態に基づき、詳細に説明
する。まず、高抵抗負荷型SRAMのメモリセルの等価
回路図を図10に示す。
【0018】図10に示すように、SRAMのメモリセ
ルは、一対の駆動トランジスタT3,T4 で構成される
フリップフロップ回路と、各駆動トランジスタT3 ,T
4 の記憶ノード部N1 ,N2 にそれぞれ電気的に接続さ
れる一対の負荷抵抗素子R1,R2 とを有する。記憶ノ
ード部N1 ,N2 は、選択トランジスタT1 ,T2 を介
して、それぞれビット線bおよび反転ビット線b’に接
続してある。
ルは、一対の駆動トランジスタT3,T4 で構成される
フリップフロップ回路と、各駆動トランジスタT3 ,T
4 の記憶ノード部N1 ,N2 にそれぞれ電気的に接続さ
れる一対の負荷抵抗素子R1,R2 とを有する。記憶ノ
ード部N1 ,N2 は、選択トランジスタT1 ,T2 を介
して、それぞれビット線bおよび反転ビット線b’に接
続してある。
【0019】選択トランジスタT1 ,T2 のゲート電極
は、ワード線Wを兼ねている。このようなSRAMのメ
モリセルでは、記憶ノード部N1 ,N2 において、高抵
抗負荷素子R1 ,R2 と、トランジスタT1 〜T4 のソ
ース・ドレイン領域と、トランジスタT1 ,T2 のゲー
ト電極とを接続する必要があることから、半導体装置の
製造過程において、後述するようなシェアード・コンタ
クトが採用されている。
は、ワード線Wを兼ねている。このようなSRAMのメ
モリセルでは、記憶ノード部N1 ,N2 において、高抵
抗負荷素子R1 ,R2 と、トランジスタT1 〜T4 のソ
ース・ドレイン領域と、トランジスタT1 ,T2 のゲー
ト電極とを接続する必要があることから、半導体装置の
製造過程において、後述するようなシェアード・コンタ
クトが採用されている。
【0020】次に、本発明の一実施形態に係る半導体装
置としてのSRAMの製造方法について説明する。以下
の説明では、SRAMのメモリセルのうちの主要部(シ
ェアード・コンタクト周辺部分)のみを図示し、その製
造過程を説明する。
置としてのSRAMの製造方法について説明する。以下
の説明では、SRAMのメモリセルのうちの主要部(シ
ェアード・コンタクト周辺部分)のみを図示し、その製
造過程を説明する。
【0021】図1に示すように、まず、半導体基板10
上に、たとえば350nmの膜厚の素子分離領域12
を、窒化シリコン膜によるLOCOS法を用いて形成す
る。半導体基板10としては、たとえばシリコン単結晶
ウェーハが用いられる。次に、図2に示すように、P型
不純物領域であるPウェル領域13を、ボロンのイオン
注入により形成する。その後、素子分離領域12の間に
位置する半導体基板10の表面に、ゲート絶縁膜14を
形成する。ゲート絶縁膜14は、たとえば酸化シリコン
膜で構成され、熱酸化法などで成膜される。ゲート絶縁
膜14の膜厚は、特に限定されないが、たとえば8nm
程度である。
上に、たとえば350nmの膜厚の素子分離領域12
を、窒化シリコン膜によるLOCOS法を用いて形成す
る。半導体基板10としては、たとえばシリコン単結晶
ウェーハが用いられる。次に、図2に示すように、P型
不純物領域であるPウェル領域13を、ボロンのイオン
注入により形成する。その後、素子分離領域12の間に
位置する半導体基板10の表面に、ゲート絶縁膜14を
形成する。ゲート絶縁膜14は、たとえば酸化シリコン
膜で構成され、熱酸化法などで成膜される。ゲート絶縁
膜14の膜厚は、特に限定されないが、たとえば8nm
程度である。
【0022】次に、ゲート絶縁膜14の上に、MOSト
ランジスタのゲート電極16となるポリシリコン層を形
成する。本実施形態では、ゲート電極16は、ポリサイ
ド層(ポリシリコン層とシリサイド層との積層構造)で
あり、ポリシリコン層120nmと、タングステン・シ
リサイド層120nmを順次積層させて形成する。
ランジスタのゲート電極16となるポリシリコン層を形
成する。本実施形態では、ゲート電極16は、ポリサイ
ド層(ポリシリコン層とシリサイド層との積層構造)で
あり、ポリシリコン層120nmと、タングステン・シ
リサイド層120nmを順次積層させて形成する。
【0023】本実施形態では、SRAMの例について説
明するので、図10に示すSRAMメモリ・セルの駆動
トランジスタT3 ,T4 および選択トランジスタT1 ,
T2と、図示しない周辺回路のMOSトランジスタのゲ
ート電極を、上記のポリサイド層で形成する。次に、こ
のゲート電極16を所定パターンにエッチング後、ソー
ス・ドレイン領域と成る部分に、ひ素などのN型不純物
をイオン注入してLDD領域(低濃度拡散層)18を形
成する。
明するので、図10に示すSRAMメモリ・セルの駆動
トランジスタT3 ,T4 および選択トランジスタT1 ,
T2と、図示しない周辺回路のMOSトランジスタのゲ
ート電極を、上記のポリサイド層で形成する。次に、こ
のゲート電極16を所定パターンにエッチング後、ソー
ス・ドレイン領域と成る部分に、ひ素などのN型不純物
をイオン注入してLDD領域(低濃度拡散層)18を形
成する。
【0024】次に、図3に示すように、酸化シリコン膜
からなる層間絶縁膜をたとえば300nmの厚さ形成
し、RIEなどの異方性エッチングにより、ゲート電極
16の側部にサイドウォール19を形成する。その後、
ひ素などのN型不純物をイオン注入してソース/ドレイ
ン領域20(高濃度拡散層)を形成する。このイオン注
入時の条件は特に限定されないが、たとえば注入エネル
ギーは、20keV程度であり、ドーズ量は、2×10
15/cm2 である。
からなる層間絶縁膜をたとえば300nmの厚さ形成
し、RIEなどの異方性エッチングにより、ゲート電極
16の側部にサイドウォール19を形成する。その後、
ひ素などのN型不純物をイオン注入してソース/ドレイ
ン領域20(高濃度拡散層)を形成する。このイオン注
入時の条件は特に限定されないが、たとえば注入エネル
ギーは、20keV程度であり、ドーズ量は、2×10
15/cm2 である。
【0025】次に、図4に示すように、酸化シリコン膜
22を約100nmの厚さで形成する。なお、ここで、
従来では、酸化シリコン膜22を緻密化するために、約
850℃、15分のアニールが必要であった。しかし、
本実施形態では、このアニール工程を削減して、酸化シ
リコン膜22の上に、窒化シリコン(Si3 N4 )膜2
4を減圧CVDにより形成する。Si3 N4 膜24は、
水分、水素、可動イオンのストッパーとして効果があ
り、さらに下地の酸化シリコン膜の層間耐圧を保証する
上でも重要である。
22を約100nmの厚さで形成する。なお、ここで、
従来では、酸化シリコン膜22を緻密化するために、約
850℃、15分のアニールが必要であった。しかし、
本実施形態では、このアニール工程を削減して、酸化シ
リコン膜22の上に、窒化シリコン(Si3 N4 )膜2
4を減圧CVDにより形成する。Si3 N4 膜24は、
水分、水素、可動イオンのストッパーとして効果があ
り、さらに下地の酸化シリコン膜の層間耐圧を保証する
上でも重要である。
【0026】本実施形態では、窒化シリコン膜24は、
低圧(LP)- CVDにより、2〜5時間わたって70
0℃以上の熱を加えて、約5〜30nmの厚さで形成さ
れる。このような熱を加えて窒化シリコン膜24を成膜
することで、下層の酸化シリコン膜22の緻密化が達成
される。
低圧(LP)- CVDにより、2〜5時間わたって70
0℃以上の熱を加えて、約5〜30nmの厚さで形成さ
れる。このような熱を加えて窒化シリコン膜24を成膜
することで、下層の酸化シリコン膜22の緻密化が達成
される。
【0027】次に、図5に示すように、図10に示す記
憶ノードN1 ,N2 となるソース・ドレイン領域20に
向けて、窒化シリコン膜22および酸化シリコン膜22
を所定パターンでエッチングし、コンタクトホール26
を形成する。本実施形態では、このコンタクトホール2
6は、図10に示す記憶ノードN1 ,N2 の部分に形成
されるコンタクトホールであり、選択トランジスタ
T3 ,T4 のゲート電極に対して接続されなければなら
ないことから、シェアード・コンタクトである。なお、
ソース・ドレイン20に対するコンタクトホールとワ−
ド線に対するコンタクトホールを同時に形成し、これら
を接続するようにしてもよい。
憶ノードN1 ,N2 となるソース・ドレイン領域20に
向けて、窒化シリコン膜22および酸化シリコン膜22
を所定パターンでエッチングし、コンタクトホール26
を形成する。本実施形態では、このコンタクトホール2
6は、図10に示す記憶ノードN1 ,N2 の部分に形成
されるコンタクトホールであり、選択トランジスタ
T3 ,T4 のゲート電極に対して接続されなければなら
ないことから、シェアード・コンタクトである。なお、
ソース・ドレイン20に対するコンタクトホールとワ−
ド線に対するコンタクトホールを同時に形成し、これら
を接続するようにしてもよい。
【0028】次に、コンタクトホール26の内部、特
に、半導体基板10上の自然酸化膜を除去するためにラ
イト・エッチングを行う。このライト・エッチング時
に、下地の酸化シリコン膜22の緻密化熱処理が充分で
ないと、図12に示すように、窒化シリコン膜24の下
の酸化シリコン膜がサイド・エッチングされ、ゲート電
極16aに対して層間耐圧不良を起こす危険性がある。
たとえば図11に示すように、酸化シリコン膜22の熱
処理温度(横軸)と、バッファードフッ酸(HF:NH
4 Fとの比が1:400)による酸化シリコン膜22の
エッチング速度(縦軸)とは、一定の関係があり、アニ
ール時間を一定とした場合に(図11の場合アニール時
間は10分)熱処理温度が高くなるほど、エッチング速
度が低下する。これは、酸化シリコン膜の膜質が緻密化
するためと考えられる。したがって、酸化シリコン膜2
2が十分に熱処理されていない場合には、図12に示す
ように、窒化シリコン膜24の下の酸化シリコン膜がサ
イド・エッチングされ、ゲート電極16aに対して層間
耐圧不良を起こす危険性がある。なお、ライトエッチン
グで用いることができるのは、例えば弗酸を含む溶液で
あり、その濃度はHF:H2 O=1:100〜1:20
0程度でも良く、制限されるものではない。
に、半導体基板10上の自然酸化膜を除去するためにラ
イト・エッチングを行う。このライト・エッチング時
に、下地の酸化シリコン膜22の緻密化熱処理が充分で
ないと、図12に示すように、窒化シリコン膜24の下
の酸化シリコン膜がサイド・エッチングされ、ゲート電
極16aに対して層間耐圧不良を起こす危険性がある。
たとえば図11に示すように、酸化シリコン膜22の熱
処理温度(横軸)と、バッファードフッ酸(HF:NH
4 Fとの比が1:400)による酸化シリコン膜22の
エッチング速度(縦軸)とは、一定の関係があり、アニ
ール時間を一定とした場合に(図11の場合アニール時
間は10分)熱処理温度が高くなるほど、エッチング速
度が低下する。これは、酸化シリコン膜の膜質が緻密化
するためと考えられる。したがって、酸化シリコン膜2
2が十分に熱処理されていない場合には、図12に示す
ように、窒化シリコン膜24の下の酸化シリコン膜がサ
イド・エッチングされ、ゲート電極16aに対して層間
耐圧不良を起こす危険性がある。なお、ライトエッチン
グで用いることができるのは、例えば弗酸を含む溶液で
あり、その濃度はHF:H2 O=1:100〜1:20
0程度でも良く、制限されるものではない。
【0029】一方、酸化シリコン膜22の緻密化のため
の熱処理工程と、抵抗負荷の抵抗値変動および耐圧確保
のために窒化シリコン膜24の形成工程との両方の工程
を別々に行うことは、図13に示すように、合計熱処理
量が多くなり、短チャネル効果に対して非常に不利であ
る。一方、コスト削減という観点からも得策では無い。
の熱処理工程と、抵抗負荷の抵抗値変動および耐圧確保
のために窒化シリコン膜24の形成工程との両方の工程
を別々に行うことは、図13に示すように、合計熱処理
量が多くなり、短チャネル効果に対して非常に不利であ
る。一方、コスト削減という観点からも得策では無い。
【0030】本実施形態では、酸化シリコン膜22の上
に窒化シリコン膜24を形成し、その際に、窒化シリコ
ン膜24の形成温度を最適化することにより、下層酸化
シリコン膜22の緻密化のための熱処理を兼ねさせるこ
とが可能になる。したがって、別途、酸化シリコン膜2
2の緻密化のための熱処理工程を行うことが不要にな
る。その結果、製造工程の削減に寄与すると同時に、製
造時の合計熱処理量が小さくなり、MOSトランジスタ
の実効的なゲート長が長くなり、短チャネル効果に対し
て強くなる。
に窒化シリコン膜24を形成し、その際に、窒化シリコ
ン膜24の形成温度を最適化することにより、下層酸化
シリコン膜22の緻密化のための熱処理を兼ねさせるこ
とが可能になる。したがって、別途、酸化シリコン膜2
2の緻密化のための熱処理工程を行うことが不要にな
る。その結果、製造工程の削減に寄与すると同時に、製
造時の合計熱処理量が小さくなり、MOSトランジスタ
の実効的なゲート長が長くなり、短チャネル効果に対し
て強くなる。
【0031】なお、本実施形態では、酸化シリコン膜2
2が緻密化されるので、図12のようには成らず、図5
に示すようになり、コンタクトホール26において接続
すべきでない下層のゲート電極16aに対して十分な耐
圧を有する。また、本発明では、窒化シリコン膜を高抵
抗負荷素子の下層に形成することで、高抵抗負荷素子の
抵抗値の変動抑制に非常に有効である。
2が緻密化されるので、図12のようには成らず、図5
に示すようになり、コンタクトホール26において接続
すべきでない下層のゲート電極16aに対して十分な耐
圧を有する。また、本発明では、窒化シリコン膜を高抵
抗負荷素子の下層に形成することで、高抵抗負荷素子の
抵抗値の変動抑制に非常に有効である。
【0032】次に、本実施形態では、図6に示すよう
に、ライト・エッチングの後に高抵抗負荷素子となる半
導体層としてのポリシリコン層28を、例えば50nm
の厚さでCVDにより形成する。次に、高抵抗負荷素子
の抵抗値を決定するAsをポリシリコン層28の全面に
イオン注入する。その後、図7に示すように、RIEに
よりポリシリコン層28をパターニングし、レジスト・
パターンを形成して選択的にAsをポリシリコン層28
にイオン注入して電源ラインVcc(図10参照)を形
成する。
に、ライト・エッチングの後に高抵抗負荷素子となる半
導体層としてのポリシリコン層28を、例えば50nm
の厚さでCVDにより形成する。次に、高抵抗負荷素子
の抵抗値を決定するAsをポリシリコン層28の全面に
イオン注入する。その後、図7に示すように、RIEに
よりポリシリコン層28をパターニングし、レジスト・
パターンを形成して選択的にAsをポリシリコン層28
にイオン注入して電源ラインVcc(図10参照)を形
成する。
【0033】図8に示すように、層間絶縁膜としてシリ
コン酸化膜30を成膜し、その上に、水分、水素、可動
イオンのストッパーとして働く窒化シリコン膜を、約5
〜30nmの厚さでCVDなどで形成する。その後、図
9に示すように、平坦化膜としてBPSG層34を50
0nm程度の厚さで形成した後、リフローにより平坦化
した後、図示はしないが金属配線層のコンタクト領域を
形成した後、金属配線層36を形成する。この金属配線
層36は例えば、バリヤメタル層とCuを含有するAl
配線層で形成する。この金属配線層36が、ビット線な
どになる。
コン酸化膜30を成膜し、その上に、水分、水素、可動
イオンのストッパーとして働く窒化シリコン膜を、約5
〜30nmの厚さでCVDなどで形成する。その後、図
9に示すように、平坦化膜としてBPSG層34を50
0nm程度の厚さで形成した後、リフローにより平坦化
した後、図示はしないが金属配線層のコンタクト領域を
形成した後、金属配線層36を形成する。この金属配線
層36は例えば、バリヤメタル層とCuを含有するAl
配線層で形成する。この金属配線層36が、ビット線な
どになる。
【0034】次に、層間絶縁膜38の形成後、図示はし
ないが2層目のAl配線層を形成後、プラズマCVDに
よりオーバーコート膜となる窒化シリコン膜(SiN
膜)を形成する。本実施形態では、前述したように、酸
化シリコン膜の緻密化のための熱処理工程と、抵抗負荷
の抵抗値変動および耐圧確保のための窒化シリコン膜の
形成工程との両方の工程を別々には行わないので、ショ
ートチャネル効果(短チャネル効果)に対して非常に有
利である。一方、コスト削減という観点からも非常に有
利である。そのため、ターンアラウンドタイム(TA
T)も短縮可能である。
ないが2層目のAl配線層を形成後、プラズマCVDに
よりオーバーコート膜となる窒化シリコン膜(SiN
膜)を形成する。本実施形態では、前述したように、酸
化シリコン膜の緻密化のための熱処理工程と、抵抗負荷
の抵抗値変動および耐圧確保のための窒化シリコン膜の
形成工程との両方の工程を別々には行わないので、ショ
ートチャネル効果(短チャネル効果)に対して非常に有
利である。一方、コスト削減という観点からも非常に有
利である。そのため、ターンアラウンドタイム(TA
T)も短縮可能である。
【0035】なお、本発明は、上述した実施形態に限定
されるものではなく、本発明の範囲内で種々に改変する
ことができる。たとえば、上述した実施形態では、抵抗
負荷は高抵抗負荷の例で説明したが、薄膜トランジスタ
(TFT)を抵抗素子として用いてもよい。また、SR
AMの製造方法として説明したが、SRAM以外にも、
MISトランジスタ(MOSトランジスタ含む)と抵抗
負荷素子とを有する半導体装置を製造する際の技術とし
て広く適用することができる。また、上述した実施形態
の半導体不純物の導電型や製造条件は、あくまでも一例
であり、本発明では、種々に改変することができる。
されるものではなく、本発明の範囲内で種々に改変する
ことができる。たとえば、上述した実施形態では、抵抗
負荷は高抵抗負荷の例で説明したが、薄膜トランジスタ
(TFT)を抵抗素子として用いてもよい。また、SR
AMの製造方法として説明したが、SRAM以外にも、
MISトランジスタ(MOSトランジスタ含む)と抵抗
負荷素子とを有する半導体装置を製造する際の技術とし
て広く適用することができる。また、上述した実施形態
の半導体不純物の導電型や製造条件は、あくまでも一例
であり、本発明では、種々に改変することができる。
【0036】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明に係る
半導体装置の製造方法によれば、酸化シリコン膜の上に
窒化シリコン膜を形成し、その際に、窒化シリコン膜の
形成温度を最適化することにより、下層酸化シリコン膜
の緻密化のための熱処理を兼ねさせることが可能にな
る。したがって、別途、酸化シリコン膜の緻密化のため
の熱処理工程を行うことが不要になる。その結果、製造
工程の削減に寄与すると同時に、製造時の合計熱処理量
が小さくなり、MOSトランジスタの実効的なゲート長
が長くなり、短チャネル効果に対して強くなる。
半導体装置の製造方法によれば、酸化シリコン膜の上に
窒化シリコン膜を形成し、その際に、窒化シリコン膜の
形成温度を最適化することにより、下層酸化シリコン膜
の緻密化のための熱処理を兼ねさせることが可能にな
る。したがって、別途、酸化シリコン膜の緻密化のため
の熱処理工程を行うことが不要になる。その結果、製造
工程の削減に寄与すると同時に、製造時の合計熱処理量
が小さくなり、MOSトランジスタの実効的なゲート長
が長くなり、短チャネル効果に対して強くなる。
【0037】なお、本発明では、酸化シリコン膜が緻密
化されるので、コンタクトホールにおいて接続すべきで
ない下層のゲート電極に対して十分な耐圧を有する。ま
た、本発明では、窒化シリコン膜を高抵抗負荷素子の下
層に形成することで、高抵抗負荷素子の抵抗値の変動抑
制に非常に有効である。
化されるので、コンタクトホールにおいて接続すべきで
ない下層のゲート電極に対して十分な耐圧を有する。ま
た、本発明では、窒化シリコン膜を高抵抗負荷素子の下
層に形成することで、高抵抗負荷素子の抵抗値の変動抑
制に非常に有効である。
【図1】図1は本発明の一実施形態に係るSRAMの製
造過程を示す要部断面図である。
造過程を示す要部断面図である。
【図2】図2は図1の続きの工程を示す要部断面図であ
る。
る。
【図3】図3は図2の続きの工程を示す要部断面図であ
る。
る。
【図4】図4は図3の続きの工程を示す要部断面図であ
る。
る。
【図5】図5は図4の続きの工程を示す要部断面図であ
る。
る。
【図6】図6は図5の続きの工程を示す要部断面図であ
る。
る。
【図7】図7は図6の続きの工程を示す要部断面図であ
る。
る。
【図8】図8は図7の続きの工程を示す要部断面図であ
る。
る。
【図9】図9は図8の続きの工程を示す要部断面図であ
る。
る。
【図10】図10はSRAMのメモリセルの等価回路図
である。
である。
【図11】図11はアニール熱処理と酸化シリコン膜の
エッチング速度との関係を示すグラフである。
エッチング速度との関係を示すグラフである。
【図12】図12は酸化シリコン膜の緻密化が不十分な
場合の要部断面図である。
場合の要部断面図である。
【図13】図13は合計熱処理とMOSトランジスタの
ゲート長とVthとの関係を示すグラフである。
ゲート長とVthとの関係を示すグラフである。
【図14】図14(A),(B)は従来例に係るSRA
Mの製造過程を示す要部断面図である。
Mの製造過程を示す要部断面図である。
10… 半導体基板、12… 素子分離領域、16…
ゲート電極、20… ソース・ドレイン領域、22…
酸化シリコン膜、24… 窒化シリコン膜、26… コ
ンタクトホール、28… ポリシリコン層(半導体
層)。
ゲート電極、20… ソース・ドレイン領域、22…
酸化シリコン膜、24… 窒化シリコン膜、26… コ
ンタクトホール、28… ポリシリコン層(半導体
層)。
Claims (7)
- 【請求項1】 半導体基板の上に形成されたトランジス
タのゲート電極の上に、酸化シリコン膜を形成する工程
と、 前記酸化シリコン膜上に窒化シリコン膜を形成すること
により、酸化シリコン膜を緻密化する工程と、 前記窒化シリコン膜および酸化シリコン膜に、半導体基
板の表面に臨むコンタクトホールを形成する工程と、 前記コンタクトホール内に入り込むように、前記窒化シ
リコン膜の上に、抵抗負荷素子層となる半導体層を形成
する工程とを具備する半導体装置の製造方法。 - 【請求項2】 前記窒化シリコン膜の形成温度が700
°C以上である請求項1に記載の半導体装置の製造方
法。 - 【請求項3】 前記コンタクトホール形成工程後、抵抗
負荷素子層を形成する前に、前記コンタクトホールの底
部に露出する半導体基板の表面に形成された酸化シリコ
ン薄膜を除去するために、ライトエッチングを行う工程
を有する請求項1記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項4】 前記ライトエッチングがフッ酸を含む溶
液を用いて行われることを特徴とする請求項3に記載の
半導体装置の製造方法。 - 【請求項5】 前記コンタクトホールの形成に際して、
シェアード・コンタクトを得るために、前記ゲート電極
の一部も露出するようにコンタクトホールが形成される
ことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方
法。 - 【請求項6】 半導体基板表面に挑むコンタクトホール
を形成すると共に、ゲート電極を構成する配線層表面に
挑むコンタクトホールを形成する工程を有する請求項1
記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項7】 前記半導体基板の上に形成されるトラン
ジスタが、SRAMの駆動トランジスタと選択トランジ
スタとであり、前記抵抗負荷素子層と成る半導体層が、
SRAMの負荷抵抗である請求項1に記載の半導体装置
の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8187602A JPH1032266A (ja) | 1996-07-17 | 1996-07-17 | 半導体装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8187602A JPH1032266A (ja) | 1996-07-17 | 1996-07-17 | 半導体装置の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1032266A true JPH1032266A (ja) | 1998-02-03 |
Family
ID=16208989
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8187602A Abandoned JPH1032266A (ja) | 1996-07-17 | 1996-07-17 | 半導体装置の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1032266A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6933565B2 (en) | 2000-06-08 | 2005-08-23 | Renesas Technology Corp. | Semiconductor device and method of manufacturing the same |
KR100669838B1 (ko) * | 2000-01-31 | 2007-01-18 | 챠터드 세미컨덕터 매뉴팩춰링 리미티드 | 폴리 캡 마스크를 이용하는 집적회로 장치의 제조 방법 |
-
1996
- 1996-07-17 JP JP8187602A patent/JPH1032266A/ja not_active Abandoned
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100669838B1 (ko) * | 2000-01-31 | 2007-01-18 | 챠터드 세미컨덕터 매뉴팩춰링 리미티드 | 폴리 캡 마스크를 이용하는 집적회로 장치의 제조 방법 |
US6933565B2 (en) | 2000-06-08 | 2005-08-23 | Renesas Technology Corp. | Semiconductor device and method of manufacturing the same |
US7393731B2 (en) | 2000-06-08 | 2008-07-01 | Renesas Technology Corp. | Semiconductor device and method of manufacturing the same |
US7838349B2 (en) | 2000-06-08 | 2010-11-23 | Renesas Electronics Corporation | Semiconductor device and method of manufacturing the same |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20041018 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041026 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20041208 |
|
A762 | Written abandonment of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762 Effective date: 20050805 |