JPH10297553A - 無限軌道帯の弾性体履板 - Google Patents
無限軌道帯の弾性体履板Info
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- JPH10297553A JPH10297553A JP12631197A JP12631197A JPH10297553A JP H10297553 A JPH10297553 A JP H10297553A JP 12631197 A JP12631197 A JP 12631197A JP 12631197 A JP12631197 A JP 12631197A JP H10297553 A JPH10297553 A JP H10297553A
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- elastic
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- Soil Working Implements (AREA)
Abstract
する無限軌道帯の弾性体履板を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 リンク3a,3bと固着する金属板6
と、接地面側が弾性体2に被覆接着され、かつ、非接地
面側が金属板6と取着するボルト5のねじ穴1aを設け
た芯体1とを備えた構成としたものである。
Description
ルドーザ等の建設機械の装軌式車両に用いる無限軌道帯
の弾性体履板に係り、特に、弾性体履板の構成部品であ
る芯体とリンクとをボルトで取着する構造を改良した無
限軌道帯の弾性体履板関する。
の標準車両は鉄製の履帯を装着して作業している。従来
の鉄製の履帯について図8,及び図8のZ視図の図9に
より説明する。図8は、鉄製の履帯を非接地面側から見
た図である。鉄履板42は、左右一対のリンク41a,
41bにボルト43とナツト 46により締結されてい
る。前後に隣り合う左右一対のリンク41a,41a,
41b,41bとが、複数のピン45により連結され、
無端状に一体化されている。ところで、鉄製の履帯を装
着した建設機械は作業現場間の移動等で公道を走行する
ときはアスフアルトの路面を傷める等の問題があり、最
近はゴム履帯を装着する車両が増えている。このゴム履
帯は無端状のゴムに多数の芯線と芯体とを埋設して形成
されているが、ゴムの亀裂、剥離等の不具合が発生する
と、修復が困難なためゴム履帯を新品に交換する必要が
あり、ユーザコストが嵩むとの問題がある。このような
問題を解決するために、鉄製の履板にゴム等の弾性体を
接着した弾性体履板が用いられている。また、最近は1
個の芯体を弾性体に埋設した弾性体履板をクローラの長
手方向に多数配置し、無限軌道帯を形成するものが開発
されている。
として、実開平5−78684号が出願されている。こ
の出願内容は、長さ方向に連続させ、しかも相互に一定
の間隔を介して沓面側に突出させた複数のラグを有する
ところの、長さ方向両端寄りの位置にボルト穴を形成し
た鉄製履板において、該履板における沓面の形状に合わ
せて重ね合わされる金属板と、該金属板の表面側に一体
に張り付けらけたゴム等の弾性体と、上記金属板を履板
の両端に形成したボルト穴に取り付けるために金属板の
裏側に突出させたボルトとからなり、該ボルトの頭部は
金属板の表側にあって、ゴム等の弾性体の内部に埋設さ
れていることを特徴とする無限軌道帯用履板、が記載さ
れている。
は、特開平8−48269号を出願している。この出願
内容は、履板とリンクとをボルトにより締結し、前記履
板を取り付けた複数のリンクにより連結して構成した無
限軌道履帯であって、図6,図7に示すように、前記履
板は、前記ボルトの挿通孔35を備える弾性体31とボ
ルト取り付け穴36を備える芯体32とからなり、前記
芯体32が前記弾性体31に埋設されて一体化すると共
に、前記芯体32が前記ボルトの頭部座面37とその近
傍を、及び前記リンク34への取付面とその近傍38
を、それぞれ露出していることを特徴とする弾性体履
板、が記載されている。
5−78684号に記載の無限軌道帯用履板は、金属板
を履板の両端に形成したボルト穴に取り付けるために金
属板の裏側に突出させたボルトの頭部は金属板の表側に
あって、ゴム等の弾性体の内部に埋設されている。これ
では、ゴム等の弾性体の内部とボルト頭部との接触する
部分に高応力が発生し、ゴム等の弾性体は早期に亀裂や
剥離により耐久寿命が短いとの問題がある。また、特開
平8−48269号に記載の弾性体履板は、図6,図7
に示すように、弾性体31にはボルトの挿通孔35を備
えているので、ボルトの挿通孔35からの亀裂や剥離が
発生することがある。
し、弾性体を芯体の接地面側の全面から非接地面側に延
在して被覆接着すると共に、芯体の非接地面側からボル
トを挿入して複数の芯体とクローラの長手方向に多数配
置したリンクとを締結するようにして、ボルトと弾性体
との接触による亀裂や剥離を防止せしめる無限軌道帯の
弾性体履板を提供することを目的とする。
を達成するため、本発明に係る無限軌道帯の弾性体履板
の第1発明は、互いに隣接する端部同志がピンを介して
連結されるリンクと、リンクに連結されるとともに、少
なくともリンク面に当接する面が被覆されていない芯体
を有する弾性体履板とからなる無限軌道帯の弾性体履板
において、リンク3a,3bと芯体1との間に、リンク
面側でリンク3a,3bに固着され、かつ、芯体側でボ
ルト5を介して芯体1に取着される金属板6を配した構
成としたものである。上記構成によれば、前記実開平5
−78684号では、ボルトの頭部と弾性体とが接触し
て高応力が集中して亀裂や剥離が発生する、および、特
開平8−48269号の場合は弾性体に設けたボルト挿
入穴から亀裂や剥離が発生する問題に対して、本発明
は、非接地面側からボルト5を金属板6の挿入穴に挿入
して芯体1に設けてある、ねじ穴1aで取着し、ボルト
の頭部は非接地面側に露出する構造としたので、ボルト
の頭部と弾性体が接触しないので弾性体の亀裂や剥離が
起こらず耐久性が向上する。
属板6にボルト穴を、芯体1にボルトねじ穴1aを設け
た構成としたものである。上記構成によれば、前記実開
平5−78684号のように弾性体内にボルトを配置す
る、また、前記特開平8−48269号のように弾性体
にボルト挿入穴を設ける必要がないので、製作が容易と
なりコストが安価である。
体1にボルトねじ穴1aを有するとともに、芯体1を被
覆する弾性体2のボルトねじ穴1a近傍に空間部1bを
設けた構成としたものである。上記構成によれば、芯体
1と金属板6とを取着するボルト5の先端が弾性体2の
内側に設けた空間部1bに挿入されるので、ボルト5と
弾性体2が接触して亀裂等が発生することがない。
の弾性体履板について図1乃至図4により説明する。図
1は無限軌道帯の弾性体履板を非接地面側から見た図で
ある。図2は図1のW視図である。先ず、図1,図2に
示すように、芯体1にはゴム等の弾性体2が被覆接着さ
れている。芯体1に弾性体2を被覆接着したものを弾性
体履板10と言う。この弾性体履板10はクローラ長手
方向に多数配置している。図示しない下転輪等の転動輪
の踏面に当接する左右一対のリンク3a,3bは、クロ
ーラの前後方向に隣り合うリンク3a,3a,3b,3
b同志を重合してピン4,4により連結している。この
リンク3a,3bと金属板6とを溶接により一体に固着
されている。金属板6にはボルト5を挿入する挿入穴が
設けてある。芯体1にはボルト5を取着するために、図
3に示すねじ穴1aが設けてある。この金属板6と芯体
1とは、ボルト5,5により取着されている。
非接地面側に延在して所定位置までの全面を弾性体2に
より被覆して接着されている。図3のX視図の図4に示
す、弾性体履板10は接地面側を示し、芯体1は弾性体
2に全面を被われており、土砂とは接触しないようにな
っている。この弾性体履板10の弾性体2は、中央部2
aから左右の端部に向かって順次縮小する台形状となっ
ている。この弾性体2の台形状としたので前後左右に傾
斜面2bで土砂の剪断が大きくなり牽引力がでるように
なっている。図3,図4に示す、芯体1に設けているね
じ穴1aは接地面側では露出しておらず、非接地面側に
露出している。これにより、芯体1と前記金属板6とは
非接地面側にて前記ボルト5により取着される。図5は
図4のA−A断面図である。図3,図5に示すように、
芯体1に設けているねじ穴1aに連通する空間部1bが
弾性体2側に設けてある。この空間部1bにより、芯体
1と前記金属板6とをボルト5で取着するときに、ボル
ト5の先端が弾性体2に接触して応力集中して亀裂等が
発生しないようにしてある。
る。前記実開平5−78684号に記載の無限軌道帯用
履板は、ゴム等の弾性体の内部とボルト頭部との接触す
る部分に高応力が発生し、ゴム等の弾性体は早期に亀裂
や剥離により耐久寿命が短いとの問題があり、また、前
記特開平8−48269号に記載の弾性体履板は、弾性
体31にはボルトの挿通孔35を備えているので、ボル
トの挿通孔35からの亀裂や剥離が発生する問題がある
のに対して、本発明の弾性体履板は無限軌道帯の左右一
対のリンク3a,3bと金属板6を溶接により固着して
あり、この金属板6と弾性体10の芯体1とをボルト5
により取着するようにしたものである。このボルト5を
リンク3a,3b側、即ち非接地面側から金属板6の挿
入穴に挿入して芯体1に設けてある、ねじ穴1aで取着
するようにしたので、ボルトの頭部は非接地面側に露出
する構造としたものである。これにより、非接地面側か
らボルト5を金属板6の挿入穴に挿入して芯体1に設け
てある、ねじ穴1aで取着し、ボルトの頭部は非接地面
側に露出する構造としたので、ボルトの頭部と弾性体が
接触しないので弾性体の亀裂や剥離が発生せず耐久性が
向上する。また、芯体1と金属板6とを取着するボルト
5の先端が弾性体2の内側に設けた空間部1bに挿入さ
れるので、ボルト5と弾性体2が接触して亀裂等が発生
することがない。さらに、本発明の弾性体履板によれ
ば、前記実開平5−78684号のように弾性体内にボ
ルトを配置する、また、前記特開平8−48269号の
ように弾性体にボルト挿入穴を設ける必要がないので、
製作が容易となりコストが安価である。
小型〜大型の建設機械に適用できると共に、建設機械以
外の産業機械や農業機械の無限軌道帯の弾性体履板に適
用できることは言うまでもない。
面側から見た説明図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 互いに隣接する端部同志がピンを介して
連結されるリンクと、リンクに連結されるとともに、少
なくともリンク面に当接する面が被覆されていない芯体
を有する弾性体履板とからなる無限軌道帯の弾性体履板
において、リンクと芯体との間に、リンク面側でリンク
に固着され、かつ、芯体側でボルトを介して芯体に取着
される金属板を配したことを特徴とする無限軌道帯の弾
性体履板。 - 【請求項2】 金属板にボルト穴を、芯体にボルトねじ
穴を設けたことを特徴とする請求項1記載の無限軌道帯
の弾性体履板。 - 【請求項3】 芯体にボルトねじ穴を有するとともに、
芯体を被覆する弾性体のボルトねじ穴近傍に空間部を設
けたことを特徴とする請求項1記載の無限軌道帯の弾性
体履板。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12631197A JPH10297553A (ja) | 1997-04-30 | 1997-04-30 | 無限軌道帯の弾性体履板 |
ES9800905A ES2154972B1 (es) | 1997-04-30 | 1998-04-29 | Placa de tractor oruga de cuerpo elastico para cinta sinfin de tractor oruga. |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12631197A JPH10297553A (ja) | 1997-04-30 | 1997-04-30 | 無限軌道帯の弾性体履板 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10297553A true JPH10297553A (ja) | 1998-11-10 |
Family
ID=14932052
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12631197A Pending JPH10297553A (ja) | 1997-04-30 | 1997-04-30 | 無限軌道帯の弾性体履板 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10297553A (ja) |
ES (1) | ES2154972B1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100387916B1 (ko) * | 2000-07-27 | 2003-06-25 | 신언지 | 굴삭기 고무크롤라 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB675259A (en) * | 1949-09-14 | 1952-07-09 | Int Harvester Co | Improvements in or relating to tread blocks for track shoe structures of endless track vehicles |
DE1152631B (de) * | 1960-05-11 | 1963-08-08 | Henschel Werke Ag | Gleiskette mit Stollen aus elastischem Werkstoff |
US5630657A (en) * | 1993-11-20 | 1997-05-20 | Bridgestone Corporation | Crawler |
JPH07267154A (ja) * | 1994-03-31 | 1995-10-17 | Komatsu Ltd | 装軌式車両のゴム履帯 |
-
1997
- 1997-04-30 JP JP12631197A patent/JPH10297553A/ja active Pending
-
1998
- 1998-04-29 ES ES9800905A patent/ES2154972B1/es not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100387916B1 (ko) * | 2000-07-27 | 2003-06-25 | 신언지 | 굴삭기 고무크롤라 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
ES2154972B1 (es) | 2001-11-01 |
ES2154972A1 (es) | 2001-04-16 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A02 | Decision of refusal |
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