JPS6318553Y2 - - Google Patents
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- JPS6318553Y2 JPS6318553Y2 JP1983135521U JP13552183U JPS6318553Y2 JP S6318553 Y2 JPS6318553 Y2 JP S6318553Y2 JP 1983135521 U JP1983135521 U JP 1983135521U JP 13552183 U JP13552183 U JP 13552183U JP S6318553 Y2 JPS6318553 Y2 JP S6318553Y2
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- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 claims description 11
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- Tires In General (AREA)
- Traffic Control Systems (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、多数連結されて車両走行用の履帯
を構成する履板に関する。
を構成する履板に関する。
従来型の特殊車両では、一般に第1図と第2図
に示すようにダブルピン分離式履帯を装着してい
るこの種の履帯においては履板を構成するリンク
ボデイa,a′が2本の連結ピンb,bを介して分
離可能として連結されていると共に、隣接するリ
ンクボデイa,a′,a,a′の隣接する連結ピン
b,bが、センタガイドcとセンタコネクタdお
よび左右のエンドコネクタe,eにより連結され
ている。ところで、ダブルピン分離式履帯を構成
する履板には、第3図A,Bに示すように接地部
(以下グローサと称す)が鉄でできている鉄履板
Gsと、第4図A,Bに示すようにグローサがゴ
ムからなるゴム履板GRの形式のものがあり、前
者は、スパイク効果があり主に牽引力を要す不整
地用として、また後者は、路面を痛めない主に舗
装路用として使用されていて、通常1車両に不整
地、舗装路用の2形式の履帯を保持する必要があ
つた。
に示すようにダブルピン分離式履帯を装着してい
るこの種の履帯においては履板を構成するリンク
ボデイa,a′が2本の連結ピンb,bを介して分
離可能として連結されていると共に、隣接するリ
ンクボデイa,a′,a,a′の隣接する連結ピン
b,bが、センタガイドcとセンタコネクタdお
よび左右のエンドコネクタe,eにより連結され
ている。ところで、ダブルピン分離式履帯を構成
する履板には、第3図A,Bに示すように接地部
(以下グローサと称す)が鉄でできている鉄履板
Gsと、第4図A,Bに示すようにグローサがゴ
ムからなるゴム履板GRの形式のものがあり、前
者は、スパイク効果があり主に牽引力を要す不整
地用として、また後者は、路面を痛めない主に舗
装路用として使用されていて、通常1車両に不整
地、舗装路用の2形式の履帯を保持する必要があ
つた。
そこで、この不便を捕う履帯として第5図A,
Bおよび第6図に示すように通常はパツドを装着
せずに鉄履板で走行し、舗装路を走行する時は、
第7図に示すようなゴムパツドP1を装着する形
式のものがある。しかし、1両分が150〜180枚の
履板枚数からなるダブルピン分離式履帯では、そ
のリンクボデイa,a′の数が一体式のリンクボデ
イ数の2倍あるためにゴムパツドP1個数が300〜
360個にも達し、ゴムパツドP1の装着作業が大変
煩雑になる不利な面があつた。また、重車両向用
の場合には、車重WKgに対するパツド接地面積S
が分離式のためあまり大きくとれず、パツド面圧
P=W/S〔Kg/cm2〕が大きくなることが原因し、
ゴムパツドP1が欠けてしまつて寿命的に不利な
ことがあつた。
Bおよび第6図に示すように通常はパツドを装着
せずに鉄履板で走行し、舗装路を走行する時は、
第7図に示すようなゴムパツドP1を装着する形
式のものがある。しかし、1両分が150〜180枚の
履板枚数からなるダブルピン分離式履帯では、そ
のリンクボデイa,a′の数が一体式のリンクボデ
イ数の2倍あるためにゴムパツドP1個数が300〜
360個にも達し、ゴムパツドP1の装着作業が大変
煩雑になる不利な面があつた。また、重車両向用
の場合には、車重WKgに対するパツド接地面積S
が分離式のためあまり大きくとれず、パツド面圧
P=W/S〔Kg/cm2〕が大きくなることが原因し、
ゴムパツドP1が欠けてしまつて寿命的に不利な
ことがあつた。
また、従来型の履帯として、第8図から第10
図に示すようなシングルピン一体式の履帯でゴム
パツドP2が着脱式のものもある。本形式の履帯
は、履帯駆動輪(スプロケツト)の駆動歯用穴
(スプロケツトホール)H,Hが履板の両サイド
に位置するために、履板幅寸法W1の割にゴムパ
ツドP2の幅寸法W2が小さく、しかもこの種の履
板のl寸法が一般に小さいことからゴムパツド
P2の接地面積を大きくとれずゴムパツド面圧が
大きくなり、上述したダブルピン分離式履帯のゴ
ムパツドP1と同様にゴムパツドP2は寿命的に不
利であつた。さらに、ゴムパツドP2はパツド固
定ボルトnが一本であるため、方向不定の重荷重
を受ける不整地走行時等では、ボルト取付部の剛
性不足から取付部が破損する場合もあつた。加え
て、本方式の履帯は、上述したダブルピン分離式
の履帯と異なり、ヒンジ部が多いため、シングル
ピンとヒンジ穴との同芯性が合いにくく組立分解
の作業性上不利であつた。
図に示すようなシングルピン一体式の履帯でゴム
パツドP2が着脱式のものもある。本形式の履帯
は、履帯駆動輪(スプロケツト)の駆動歯用穴
(スプロケツトホール)H,Hが履板の両サイド
に位置するために、履板幅寸法W1の割にゴムパ
ツドP2の幅寸法W2が小さく、しかもこの種の履
板のl寸法が一般に小さいことからゴムパツド
P2の接地面積を大きくとれずゴムパツド面圧が
大きくなり、上述したダブルピン分離式履帯のゴ
ムパツドP1と同様にゴムパツドP2は寿命的に不
利であつた。さらに、ゴムパツドP2はパツド固
定ボルトnが一本であるため、方向不定の重荷重
を受ける不整地走行時等では、ボルト取付部の剛
性不足から取付部が破損する場合もあつた。加え
て、本方式の履帯は、上述したダブルピン分離式
の履帯と異なり、ヒンジ部が多いため、シングル
ピンとヒンジ穴との同芯性が合いにくく組立分解
の作業性上不利であつた。
この考案は以上の点に鑑みてなされたものであ
つて、すなわちこの考案は、パツド接地面積が大
きくとれパツドの長寿命化が図れると共に、方向
不定の重荷重を受ける不整地走行時等でもパツド
の破損を防ぐことができ、しかもパツドの着脱作
業が容易でかつ重量の軽減化が図れ、連結ピンの
負荷を少なくでき、軽、中車両用のみならず重車
両用履帯を構成することができる履板を提供する
ことを目的とする。
つて、すなわちこの考案は、パツド接地面積が大
きくとれパツドの長寿命化が図れると共に、方向
不定の重荷重を受ける不整地走行時等でもパツド
の破損を防ぐことができ、しかもパツドの着脱作
業が容易でかつ重量の軽減化が図れ、連結ピンの
負荷を少なくでき、軽、中車両用のみならず重車
両用履帯を構成することができる履板を提供する
ことを目的とする。
したがつて、この目的を達成するために、この
考案は、実施例に対応する第11図乃至第15図
に示されるように、左右一対のリンクボデイ2,
2がその中間の上面側に突出して設けられたセン
タガイド3部により一体に結合されて一体形リン
クボデイを形成し、この一体形リンクボデイの前
縁部と後縁部にはその幅方向に貫通して連結ピン
4,4が設けられ、同一体形リンクボデイが多数
長手方向に無端状に接合されると共に互いに接合
する一体形リンクボデイの隣接する連結ピン4の
中間部どうしはセンタコネクタ5によりまた、突
出両端部どうしはエンドコネクタ7,7により互
いに回動自在に結合されて車両走行用の履帯を形
成する履板1において、 前記各一体形リンクボデイの接地面には該接地
面をほぼ共通して覆う形状の一体形パツド11が
夫々添設され、該パツド11は、基板をなすパツ
ド金具13の底面にパツド部12が重合固着され
た形状をなし、各パツド11は、その前記パツド
金具13の幅方向両端部に設けられた孔からボル
トよりなるスタツド14,14がパツド金具13
の底面に大径頭部を当接せしめた状態で突設さ
れ、該各スタツド14,14が、対応する各一体
形リンクボデイの両側に設けたスタツド穴10
a,10aからリンクボデイの上面側に突出する
と共に該突出部にナツト14aが螺締されること
により固定され、 前記各一体形リンクボデイの底面の両側部にお
ける前記各パツド11の両側面に接する位置に
は、各パツド11の外周面が嵌合する枠形突子よ
りなるグローサ1b,1cが一体に突出形成さ
れ、 前記各パツド11には、前記センタコネクタ5
に対応する上面中央部両側に外方下向きに傾斜し
て切欠いた逃げ溝15が設けられたことを特徴と
している。
考案は、実施例に対応する第11図乃至第15図
に示されるように、左右一対のリンクボデイ2,
2がその中間の上面側に突出して設けられたセン
タガイド3部により一体に結合されて一体形リン
クボデイを形成し、この一体形リンクボデイの前
縁部と後縁部にはその幅方向に貫通して連結ピン
4,4が設けられ、同一体形リンクボデイが多数
長手方向に無端状に接合されると共に互いに接合
する一体形リンクボデイの隣接する連結ピン4の
中間部どうしはセンタコネクタ5によりまた、突
出両端部どうしはエンドコネクタ7,7により互
いに回動自在に結合されて車両走行用の履帯を形
成する履板1において、 前記各一体形リンクボデイの接地面には該接地
面をほぼ共通して覆う形状の一体形パツド11が
夫々添設され、該パツド11は、基板をなすパツ
ド金具13の底面にパツド部12が重合固着され
た形状をなし、各パツド11は、その前記パツド
金具13の幅方向両端部に設けられた孔からボル
トよりなるスタツド14,14がパツド金具13
の底面に大径頭部を当接せしめた状態で突設さ
れ、該各スタツド14,14が、対応する各一体
形リンクボデイの両側に設けたスタツド穴10
a,10aからリンクボデイの上面側に突出する
と共に該突出部にナツト14aが螺締されること
により固定され、 前記各一体形リンクボデイの底面の両側部にお
ける前記各パツド11の両側面に接する位置に
は、各パツド11の外周面が嵌合する枠形突子よ
りなるグローサ1b,1cが一体に突出形成さ
れ、 前記各パツド11には、前記センタコネクタ5
に対応する上面中央部両側に外方下向きに傾斜し
て切欠いた逃げ溝15が設けられたことを特徴と
している。
以下、図示の実施例によりこの考案を説明す
る。
る。
第11図は、この考案に係る履板により構成さ
れた履帯の部分外観図、第12図は、同履板の上
面図、第13図A,Bは、同履板の正面図と下面
図、第14図は、第11図の−線における断
面図、第15図は、同履板に装着されるパツドの
外観図である。
れた履帯の部分外観図、第12図は、同履板の上
面図、第13図A,Bは、同履板の正面図と下面
図、第14図は、第11図の−線における断
面図、第15図は、同履板に装着されるパツドの
外観図である。
第11図に示すダブルピン方式の履帯を構成す
る各履板1,1は、第12図と第13図A,Bに
示すように左右リンクボデイ2,2とこのリンク
ボデイ2,2の間の上面側に突出して設けられリ
ンクボデイ2,2を連結して一体構造のボデイに
するセンタガイド3を有している。この履板1,
1には各々2本の連結ピン4,4が取り付けられ
ており、隣接する履板1,1は本実施例では隣接
する上記連結ピン4,4を3箇所で止めることで
連結されている。すなわち、第11図と第14図
に示すように、隣接する連結ピン4,4の中央部
は、上下コネクタ部5a,5bより成るセンタコ
ネクタ5により固定用ボルト6を介して連結され
ていると共に、隣接する連結ピン4,4の左右端
部は、第11図に示すようにエンドコネクタ7,
7により連結されている。このエンドコネクタ
7,7と対向する連結ピン4,4との間の空間
は、図示しない履帯駆動用スプロケツトの歯の係
合部8とされている。さらに、各履板1のセンタ
ガイド3の両側には図示しないロードホイールを
受けるたとえばゴム板などの耐摩耗性の優れたリ
ンクラバー9,9が焼付けられており、かつこの
リンクラバー9と上記係合部8との間には凹部1
0が形成されている。この各凹部10には第12
図に示すように後述するパツド11のスタツド1
4が通挿されるスタツド穴10aが設けられてい
ると共に、このスタツド穴10aの周りは工具挿
入用の逃げ凹部10bが設けられている。
る各履板1,1は、第12図と第13図A,Bに
示すように左右リンクボデイ2,2とこのリンク
ボデイ2,2の間の上面側に突出して設けられリ
ンクボデイ2,2を連結して一体構造のボデイに
するセンタガイド3を有している。この履板1,
1には各々2本の連結ピン4,4が取り付けられ
ており、隣接する履板1,1は本実施例では隣接
する上記連結ピン4,4を3箇所で止めることで
連結されている。すなわち、第11図と第14図
に示すように、隣接する連結ピン4,4の中央部
は、上下コネクタ部5a,5bより成るセンタコ
ネクタ5により固定用ボルト6を介して連結され
ていると共に、隣接する連結ピン4,4の左右端
部は、第11図に示すようにエンドコネクタ7,
7により連結されている。このエンドコネクタ
7,7と対向する連結ピン4,4との間の空間
は、図示しない履帯駆動用スプロケツトの歯の係
合部8とされている。さらに、各履板1のセンタ
ガイド3の両側には図示しないロードホイールを
受けるたとえばゴム板などの耐摩耗性の優れたリ
ンクラバー9,9が焼付けられており、かつこの
リンクラバー9と上記係合部8との間には凹部1
0が形成されている。この各凹部10には第12
図に示すように後述するパツド11のスタツド1
4が通挿されるスタツド穴10aが設けられてい
ると共に、このスタツド穴10aの周りは工具挿
入用の逃げ凹部10bが設けられている。
一方、上記各履板1の接地面1a側には、第1
3図A,Bに示すように一体式のパツド11が着
脱自在に取り付けられている。詳細には、第14
図と第15図に示すように上記パツド11は、た
とえばゴム等の耐摩耗性の高い弾性材料からなる
パツド部12と、該パツド部12に一体化された
パツド金具13を備え、このパツド11は、第1
3図に示すように接地面1aの隅部に突出して適
宜の形状で形成されたグローサ1b,1b,1
c,1cにはめ込むことができる形状になつてい
る。また、第15図に示すように上記パツド金具
13の幅方向(長手方向)の両端位置には、2本
のスタツド14,14が設けられており、パツド
11は上記履板1の左右のスタツド穴10a,1
0aに通挿してナツト14aを介して履板1の接
地面1aに固定されている。また、パツド金具1
3には、第14図と第15図に示すように上記セ
ンタコネクタ5に対応する上面中央部両側位置に
逃げ溝15,15が形成されている。この逃げ溝
15,15は、外方(履帯の長手方向)下向きに
逃げ角θで傾斜されており、この逃げ角θは不整
地等で各履板1が矢印Rd方向(第14図参照)
に揺動してもセンタコネクタ5と干渉しない角度
に設定されている。さらに、パツド金具13に
は、左右のスタツド14,14間に補強用のリブ
16が必要に応じて適宜設けられている。
3図A,Bに示すように一体式のパツド11が着
脱自在に取り付けられている。詳細には、第14
図と第15図に示すように上記パツド11は、た
とえばゴム等の耐摩耗性の高い弾性材料からなる
パツド部12と、該パツド部12に一体化された
パツド金具13を備え、このパツド11は、第1
3図に示すように接地面1aの隅部に突出して適
宜の形状で形成されたグローサ1b,1b,1
c,1cにはめ込むことができる形状になつてい
る。また、第15図に示すように上記パツド金具
13の幅方向(長手方向)の両端位置には、2本
のスタツド14,14が設けられており、パツド
11は上記履板1の左右のスタツド穴10a,1
0aに通挿してナツト14aを介して履板1の接
地面1aに固定されている。また、パツド金具1
3には、第14図と第15図に示すように上記セ
ンタコネクタ5に対応する上面中央部両側位置に
逃げ溝15,15が形成されている。この逃げ溝
15,15は、外方(履帯の長手方向)下向きに
逃げ角θで傾斜されており、この逃げ角θは不整
地等で各履板1が矢印Rd方向(第14図参照)
に揺動してもセンタコネクタ5と干渉しない角度
に設定されている。さらに、パツド金具13に
は、左右のスタツド14,14間に補強用のリブ
16が必要に応じて適宜設けられている。
次に、以上の構成における作用を説明する。
まず舗装路を走行する場合には、履帯を構成す
る各履板1にパツド11を装着したまま走行すれ
ばよい。この際、パツド11に加わる面圧は、 P=W/S〔Kg/cm2〕 (ただしW:車重S:パツド接地面積) だけ加わるが、履板1の左右のリンクボデイ2,
2が一体で、上述のようにパツド11はその接地
面積が大きくとれ、ほぼ履板1の接地面1aの面
積と同等であるので、上式で表される面圧を小さ
くすることができる。したがつて、パツド11の
パツド部12に無理な力が加わらず欠けたりする
等の損傷を防ぐことができ長寿命化が図れ、走行
距離を伸ばせる。また、パツド11は、その両端
が2本のスタツド14,14により固定されてい
るので、従来の1本のスタツドで固定したパツド
に比べて固定力の剛性の向上が図れる。
る各履板1にパツド11を装着したまま走行すれ
ばよい。この際、パツド11に加わる面圧は、 P=W/S〔Kg/cm2〕 (ただしW:車重S:パツド接地面積) だけ加わるが、履板1の左右のリンクボデイ2,
2が一体で、上述のようにパツド11はその接地
面積が大きくとれ、ほぼ履板1の接地面1aの面
積と同等であるので、上式で表される面圧を小さ
くすることができる。したがつて、パツド11の
パツド部12に無理な力が加わらず欠けたりする
等の損傷を防ぐことができ長寿命化が図れ、走行
距離を伸ばせる。また、パツド11は、その両端
が2本のスタツド14,14により固定されてい
るので、従来の1本のスタツドで固定したパツド
に比べて固定力の剛性の向上が図れる。
また、方向不定の重荷重を受ける不整地等をパ
ツド11を付けたまま走行する場合にには、各履
板1が第14図矢印Rd方向に揺動するが逃げ溝
15,15によりセンタコネクタ5と履板1との
干渉を防ぐことができる。
ツド11を付けたまま走行する場合にには、各履
板1が第14図矢印Rd方向に揺動するが逃げ溝
15,15によりセンタコネクタ5と履板1との
干渉を防ぐことができる。
さらに、パツド11を各履板1から取りはずし
てグローサ1b,1cにより走行する場合には、
パツド11の取りはずしは単にスタツド14,1
4からナツトを取りはずしスタツド穴10bより
抜き取るだけでよく、逆にパツド11を装着する
ときにはその逆の作業を行なえばよい。しかも、
従来のダブルピン分離式の履板に装着されている
パツドの数(1両分でたとえば前述のように300
〜360個)に比べてパツド11の装着数が半分で
すむことから、ダブルピン式履帯の割にパツド1
1の着脱作業が容易にできる。
てグローサ1b,1cにより走行する場合には、
パツド11の取りはずしは単にスタツド14,1
4からナツトを取りはずしスタツド穴10bより
抜き取るだけでよく、逆にパツド11を装着する
ときにはその逆の作業を行なえばよい。しかも、
従来のダブルピン分離式の履板に装着されている
パツドの数(1両分でたとえば前述のように300
〜360個)に比べてパツド11の装着数が半分で
すむことから、ダブルピン式履帯の割にパツド1
1の着脱作業が容易にできる。
ところで、舗装路あるいは不整地のいずれの走
行においても、ロードホイールからの負荷は各履
板1のリンクボデイ2,2が支持し、連結ピン
4,4へはスプロケツトからの履帯の駆動力分に
相当する張力がかかるのみであるので連結ピン
4,4への負荷が軽減されピン強度的に有利とな
り、連結ピン4,4の寿命を向上できる。また、
センタガイド3とリンクボデイ2,2とを一体構
造にしているため、履帯重量が従来のものに比べ
てやや軽くできる。
行においても、ロードホイールからの負荷は各履
板1のリンクボデイ2,2が支持し、連結ピン
4,4へはスプロケツトからの履帯の駆動力分に
相当する張力がかかるのみであるので連結ピン
4,4への負荷が軽減されピン強度的に有利とな
り、連結ピン4,4の寿命を向上できる。また、
センタガイド3とリンクボデイ2,2とを一体構
造にしているため、履帯重量が従来のものに比べ
てやや軽くできる。
以上説明したように、この考案によれば、下記
の特徴及び効果を有する。
の特徴及び効果を有する。
(1) 左右一対のリンクボデイ2,2をセンタガイ
ド3部により一体にし、この各一体形リンクボ
デイに一個の共通するパツド11を装着したの
で、ダブルピン式の履板であつてもパツド接地
面積を大きくとつてパツドの面圧を小さくで
き、パツドの長寿命化が図れると共に、方向不
定の重荷重を受ける不整地等でも、パツドの破
損を防げる。
ド3部により一体にし、この各一体形リンクボ
デイに一個の共通するパツド11を装着したの
で、ダブルピン式の履板であつてもパツド接地
面積を大きくとつてパツドの面圧を小さくで
き、パツドの長寿命化が図れると共に、方向不
定の重荷重を受ける不整地等でも、パツドの破
損を防げる。
(2) ダブルピン式の履板でも従来に比較してパツ
ドの数を半分にすることができ、パツドの着脱
作業を容易にできる。
ドの数を半分にすることができ、パツドの着脱
作業を容易にできる。
(3) リンクボデイとセンタガイドを一体にしたの
で、、履帯の重量軽減化が図れると共に、連結
ピンの負荷を小さくして連結ピンの寿命を向上
できる。
で、、履帯の重量軽減化が図れると共に、連結
ピンの負荷を小さくして連結ピンの寿命を向上
できる。
(4) この考案の履板は、ダブルピン式の履帯を構
成できるので軽、中車両用のみならず装甲戦闘
車両などの重車両に用いることができ、汎用性
が高い。
成できるので軽、中車両用のみならず装甲戦闘
車両などの重車両に用いることができ、汎用性
が高い。
(5) パツド11は、一体形リンクボデイの底面の
両側に突設された枠形のグローサ1b,1c内
に嵌合された状態で装着されているので、方向
不定衝撃荷重を受けた場合でも、パツド11の
スタツド14のみに応力集中するということが
なくグローサ1b,1cによつて応力が分散さ
れるところから、パツド11及びそのスタツド
14の損傷が防止され、強度に余裕のある信頼
性の高い履板を提供できる。
両側に突設された枠形のグローサ1b,1c内
に嵌合された状態で装着されているので、方向
不定衝撃荷重を受けた場合でも、パツド11の
スタツド14のみに応力集中するということが
なくグローサ1b,1cによつて応力が分散さ
れるところから、パツド11及びそのスタツド
14の損傷が防止され、強度に余裕のある信頼
性の高い履板を提供できる。
(6) また、スタツド14は、その大径頭部がパツ
ド11の基板を形成するパツド金具13の底面
に当接された状態で突設されているから、スタ
ツドがパツドから分離するということがない。
ド11の基板を形成するパツド金具13の底面
に当接された状態で突設されているから、スタ
ツドがパツドから分離するということがない。
(7) パツド11を取りはずすことで、履板にあら
かじめ設けられたグローサ1b,1cにより不
整地用の履帯として使用できる。
かじめ設けられたグローサ1b,1cにより不
整地用の履帯として使用できる。
(8) 方向不定の重荷重を受ける不整地等をパツド
11を付けたまま走行する場合には、各履板1
1が揺動するが、逃げ溝15,15によりセン
タコネクタ5との干渉を防ぐことができる。
11を付けたまま走行する場合には、各履板1
1が揺動するが、逃げ溝15,15によりセン
タコネクタ5との干渉を防ぐことができる。
第1図は、従来型特殊車両用履帯の部分を示す
外観図、第2図は、第1図の−線における断
面図、第3図A,Bは、従来型鉄製(不整地走行
用)履板の正面図と下面図、第4図A,Bは、従
来型ゴム製(舗装路走行用)履板の正面図と下面
図、第5図A,Bは、従来型ゴムパツド着脱式履
板を示す正面図と下面図、第6図は、第5図Aの
−線における断面図、第7図は、第6図のゴ
ムパツドの外観図、第8図は、従来型中、軽車両
用のシングルピン一体式履板の外観図、第9図
は、同履板の下面図、第10図は、第9図のゴム
パツドの外観図、第11図は、この考案に係る履
板により構成された履板の部分外観図、第12図
は、同履板の上面図、第13図A,Bは、同履板
の正面図と下面図、第14図は、第11図の−
線における断面図、第15図は、同履板に装着
されるパツドの外観図である。 1……履板、1a……接地面、1b,1c……
グローサ、2……リンクボデイ、3……センタガ
イド、4……連結ピン、5……センタコネクタ、
7……エンドコネクタ、11……パツド、12…
…パツド部、13……パツド金具、14……スタ
ツド、15……逃げ溝。
外観図、第2図は、第1図の−線における断
面図、第3図A,Bは、従来型鉄製(不整地走行
用)履板の正面図と下面図、第4図A,Bは、従
来型ゴム製(舗装路走行用)履板の正面図と下面
図、第5図A,Bは、従来型ゴムパツド着脱式履
板を示す正面図と下面図、第6図は、第5図Aの
−線における断面図、第7図は、第6図のゴ
ムパツドの外観図、第8図は、従来型中、軽車両
用のシングルピン一体式履板の外観図、第9図
は、同履板の下面図、第10図は、第9図のゴム
パツドの外観図、第11図は、この考案に係る履
板により構成された履板の部分外観図、第12図
は、同履板の上面図、第13図A,Bは、同履板
の正面図と下面図、第14図は、第11図の−
線における断面図、第15図は、同履板に装着
されるパツドの外観図である。 1……履板、1a……接地面、1b,1c……
グローサ、2……リンクボデイ、3……センタガ
イド、4……連結ピン、5……センタコネクタ、
7……エンドコネクタ、11……パツド、12…
…パツド部、13……パツド金具、14……スタ
ツド、15……逃げ溝。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 左右一対のリンクボデイ2,2がその中間の上
面側に突出して設けられたセンタガイド3部によ
り一体に結合されて一体形リンクボデイを形成
し、この一体形リンクボデイの前縁部と後縁部に
はその幅方向に貫通して連結ピン4,4が設けら
れ、同一体形リンクボデイが多数長手方向に無端
状に接合されると共に互いに接合する一体形リン
クボデイの隣接する連結ピン4の中間部どうしは
センタコネクタ5によりまた突出両端部どうしは
エンドコネクタ7,7により互いに回動自在に結
合されて車両走行用の履帯を形成する履板1にお
いて、 前記各一体形リンクボデイの接地面には該接地
面をほぼ共通して覆う形状の一体形パツド11が
夫々添設され、該パツド11は、基板をなすパツ
ド金具13の底面にパツド部12が重合固着され
た形状をなし、各パツド11は、その前記パツド
金具13の幅方向両端部に設けた孔からボルトよ
りなるスタツド14,14がパツド金具13の底
面に大径頭部を当接せしめた状態で突設され、該
各スタツド14,14が、対応する各一体形リン
クボデイの両側に設けたスタツド穴10a,10
aからリンクボデイの上面側に突出すると共に該
突出部にナツト14aが螺締されることにより固
定され、 前記各一体形リンクボデイの底面の両側部にお
ける前記各パツド11の両側面に接する位置に
は、各パツド11の外周面が嵌合する枠形突子よ
りなるグローサ1b,1cが一体に突出形成さ
れ、 前記各パツド11には、前記センタコネクタ5
に対応する上面中央部両側に外方下向きに傾斜し
て切欠いた逃げ溝15が設けられたことを特徴と
する履板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13552183U JPS6046387U (ja) | 1983-09-02 | 1983-09-02 | 履板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13552183U JPS6046387U (ja) | 1983-09-02 | 1983-09-02 | 履板 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6046387U JPS6046387U (ja) | 1985-04-01 |
JPS6318553Y2 true JPS6318553Y2 (ja) | 1988-05-25 |
Family
ID=30305005
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13552183U Granted JPS6046387U (ja) | 1983-09-02 | 1983-09-02 | 履板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6046387U (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6095938B2 (ja) * | 2012-10-15 | 2017-03-15 | 日本車輌製造株式会社 | クローラ及び建設機械 |
CN203803110U (zh) * | 2014-01-21 | 2014-09-03 | 瑞烨世纪(深圳)模型有限公司 | 简易、免胶水、双销结构的活动式履带模型 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54110931U (ja) * | 1978-01-19 | 1979-08-04 | ||
JPS5571974U (ja) * | 1978-11-14 | 1980-05-17 |
-
1983
- 1983-09-02 JP JP13552183U patent/JPS6046387U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6046387U (ja) | 1985-04-01 |
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