JPH10282798A - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置Info
- Publication number
- JPH10282798A JPH10282798A JP10821497A JP10821497A JPH10282798A JP H10282798 A JPH10282798 A JP H10282798A JP 10821497 A JP10821497 A JP 10821497A JP 10821497 A JP10821497 A JP 10821497A JP H10282798 A JPH10282798 A JP H10282798A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- needle
- transfer
- transfer material
- projection
- image
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
Abstract
当接する転写ローラによって、転写紙上に転写し、その
転写後の転写紙を、除電装置によって除電して感光体表
面から分離する画像形成装置において、感光体表面から
離れた転写紙上のトナー像のトナーが散ることを防止す
る。 【解決手段】 除電装置14の先端に第1の針状突起2
9と第2の針状突起32を設け、これらからの放電によ
って、転写紙Pに対し、広範囲に亘って除電作用を与え
る。
Description
ら表面にトナー像が形成される像担持体と、該像担持体
の表面に当接しながら、その当接部において、像担持体
表面の移動方向とほぼ同一方向に送られる転写材の表面
に、像担持体表面に形成されたトナー像を静電的に移行
させて転写する転写装置と、該転写装置により像担持体
表面のトナー像を転写材の表面に転写する転写部より
も、転写材の移動方向下流側に位置し、かつ転写部を通
過した転写材の裏面に対して離間した状態で、当該裏面
の側に配置されると共に、転写材の移動方向に対してほ
ぼ直交する向きに長く延び、前記像担持体表面に形成さ
れたトナー像のトナーと同極性の電圧を印加されて転写
材を除電する除電装置と、該除電装置を保持するホルダ
とを具備する画像形成装置に関する。
いはこれらの少なくとも2つの機能を備えた複合機など
として構成される上記形式の画像形成装置は従来より周
知である。
持体表面に形成されたトナー像のトナーと逆極性の電圧
を転写装置に印加し、これにより像担持体表面と転写装
置の間に電界を形成し、像担持体表面のトナー像を転写
材の表面に静電的に移行させてトナー像を転写してい
る。またトナー像転写後の転写材に対し、除電装置によ
って、トナーと同極性の電荷を付与し、転写材の像担持
体表面からの分離性を高めている。
手方向に配列された複数の針状突起を有する除電針部材
が用いられ、その針状突起の尖端から転写材の裏面に向
く放電によって、転写材に対してトナーと同極性の電荷
を付与している。これによって、像担持体表面に対する
転写材の密着力をなくし、或いはその密着力を弱めて転
写材を像担持体表面から確実に分離させている。
ー像を転写する転写部においては、上述のように、転写
材に対し、トナーの帯電極性と逆極性の電荷が付与され
るので、像担持体表面から離れた直後の転写材の表面に
担持されたトナー像と、そのまわりの転写材表面、すな
わち地肌部との間に電界が形成され、これによってトナ
ー像を形成するトナーの一部がトナー像近傍の地肌部に
静電的に移行することがある。このような現象は、一般
に「トナー散り」と称せられているが、かかる現象が発
生すると、転写材上に転写されたトナー像が不鮮明とな
り、その画質が劣化する。
状突起の尖端を転写装置に近づけ、転写部により近い部
分で転写材を除電する方法が考えられる。このようにす
れば、転写部を通過した直後の転写材を除電できるの
で、上述したトナー散り現象の発生を防止できる。とこ
ろが、この構成によると、除電装置の針状突起尖端が転
写装置に近づくので、その両者間に、例えば放電による
電流のリークが発生し、これによって転写装置の電位が
低下し、像担持体から転写材へのトナー像の転写効率が
低下する。
め、転写効率の低下を補うようにすることも考えられる
が、除電装置と転写装置との間に流れるリーク電流の値
は、湿度などの周囲の環境条件によって大きく左右され
るので、転写装置への印加電圧の値を画一的に高めてし
まうと、例えば低湿度時には、その電圧値が過多とな
り、これによって転写部に存する転写材上のトナーに対
し、その本来の極性と逆極性の電荷が注入され、当該ト
ナーの帯電極性が反転することがある。このようになれ
ば、極性の反転したトナーが像担持体の表面に再付着す
るので、転写材へのトナー像の転写効率が低下し、転写
材に転写されたトナー像の画質が劣化する不具合を免れ
ない。
の分離性はできるだけ高いことが望ましい。このように
転写材の分離性を高めるには、除電装置に印加する電圧
を高めればよい。ところが、除電装置への印加電圧の極
性は、転写材表面に転移したトナーの極性と同極性であ
るため、除電装置に対して高い電圧を印加すると、転写
材表面のトナーが像担持体表面に静電的に移行して再付
着し、転写材表面のトナー像の画質が劣化するおそれを
免れない。
規な認識に基づきなされたものであって、その目的とす
るところは、前述のトナー散り現象の発生を防止できる
と共に、除電装置と転写装置との間の電流のリークに基
づく転写効率の低下を阻止でき、しかも支障なく像担持
体表面からの転写材の分離性を高めることのできる冒頭
に記載した形式の画像形成装置を提供することにある。
成するため、冒頭に記載した形式の画像形成装置におい
て、前記除電装置が、前記転写部よりも転写材の移動方
向下流側の転写材裏面部分に向けて先細に形成され、か
つ当該除電装置の長手方向に配列された複数の第1の針
状突起と、該第1の針状突起よりも前記転写部寄りの転
写材裏面部分に向けて先細に形成され、かつ当該除電装
置の長手方向に配列された複数の第2の針状突起を有す
ることを特徴とする画像形成装置を提案する(請求項
1)。
に、該ホルダの内側の空間内に前記第1の針状突起と第
2の針状突起が配置され、転写材の移動方向における前
記空間の幅が、転写材の裏面に近づくに従って拡大して
いると有利である(請求項2)。
成装置において、前記除電装置が1枚の除電針部材を有
し、該除電針部材に、前記第1の針状突起と第2の針状
突起が共に形成されていると有利である(請求項3)。
形成装置において、前記除電装置が第1及び第2の少な
くとも2枚の除電針部材を有し、その第1の除電針部材
に前記第1の針状突起が形成され、第2の除電針部材に
前記第2の針状突起が形成されていると有利である(請
求項4)。
載の画像形成装置において、前記第1の針状突起と第2
の針状突起とのなす角度であって、第1の針状突起か
ら、転写材の移動方向上流側へ向けて計った角度が10
°乃至40°に設定されていると有利である(請求項
5)。
記載の画像形成装置において、前記第1の針状突起の尖
端から転写材の裏面までの距離よりも、第2の針状突起
の尖端から転写材の裏面までの距離が大きく設定されて
いると有利である(請求項6)。
載の画像形成装置において、前記第1の針状突起の尖端
から像担持体表面までの距離を調整すべく、前記除電装
置を調整動させる駆動装置を設けると有利である(請求
項7)。
置において、前記駆動装置が、ホルダを揺動させる駆動
装置であると有利である(請求項8)。
に従って説明し、併せて前述の従来の欠点を図面に即し
てより具体的に明らかにする。
の内部を正面側から示した概略断面図であり、その画像
形成装置本体1には、作像ユニット2が着脱可能に装着
されていると共に、転写ユニット3が組込まれている。
ここに示した画像形成装置は複写機として構成され、こ
の複写機にプリンタやファクシミリなどの機能をもたせ
ることもできる。作像ユニット2は画像形成装置本体1
の手前側から画像形成装置本体に対して着脱される。画
像形成装置の正面側ないしは手前側とは、通常オペレー
タがその画像形成装置を操作するとき位置する側であ
り、その反対側が画像形成装置の奥側である。
を正面側から見たときの拡大断面図である。図1及び図
2に示すように、作像ユニット2はユニットケース4を
有し、このケース4の内部には像担持体の一例であるド
ラム状の感光体5と、帯電装置の一例である帯電ローラ
6がそれぞれ回転自在に組付けられている。
いない駆動装置によって図2における時計方向に回転駆
動され、このとき除電光L1によって感光体表面が基準
電位に除電される。帯電ローラ6は感光体5の表面に圧
接しながら従動回転し、感光体表面を所定の極性、本例
ではマイナス極性に一様に帯電する。このように帯電さ
れた感光体5の表面部分には、原稿からの光像又は光変
調されたレーザL2が照射され、これによって感光体5
上に所定の静電潜像が形成される。光を照射された感光
体表面部分の表面電位が低下し、これが静電潜像を形成
する。光の当てられない感光体表面部分は、実質的に電
位は低下せず、これが地肌部を形成する。
ように現像装置7の現像ローラ8が回転自在に支持さ
れ、本例の現像ローラ8には、感光体の帯電極性と同極
性のバイアス電圧が印加される。またユニットケース4
の一部によって構成された現像ケース9には、粉体状の
現像剤Dが収容され、この現像剤Dは、反時計方向に回
転駆動される現像ローラ8上に担持されて搬送される。
かかる搬送現像剤が感光体5と現像ローラ8との間に至
ったとき、現像剤中のトナーが感光体5に形成された静
電潜像に静電的に移行し、その潜像がトナー像として可
視像化される。本例では、トナーが、感光体5の帯電極
性と同極性のマイナス極性に帯電され、かかるトナーが
光の当てられた感光体表面部分、すなわち静電潜像に静
電的に付着する。所謂、反転現象が行われるのである。
ように、転写装置の一構成例である転写ローラ11と、
除電装置14と、この除電装置14を保持する絶縁体よ
り成るホルダ15と、これらを支持する保持体13とを
有し、転写ローラ11と除電装置14は感光体5に対し
て平行に延びている。本例の転写ローラ11は、導電性
材料、例えば金属より成る中心軸38と、そのまわりに
固設された中抵抗体より成る弾性体39を有し、その弾
性体39の体積固有抵抗率は、例えば106乃至109Ω
cm程度である。かかる転写ローラ11は、図2に示した
状態で、感光体5の表面に対向して圧接しながら、図示
していない駆動装置によって反時計方向に回転駆動され
る。転写ローラ11は、感光体5との当接部において、
当該転写ローラの表面が、感光体5の表面の移動方向と
同じ方向に移動する向きに回転駆動されるのである。
17,18,19のうちの選択された給紙装置から、転
写材の一例である転写紙Pが感光体5と転写ローラ11
の間の転写部20へ矢印Aで示すように搬送される。そ
して、転写紙Pが転写部20を通過するとき、転写ロー
ラ11に印加された転写電圧の作用によって、感光体5
の表面に形成されたトナー像が転写紙P上に転写され
る。転写紙Pは、感光体5の表面に当接しながら、その
当接部において、感光体5の表面の移動方向とほぼ同一
方向に送られ、このとき、図5に示すように、転写ロー
ラ11の中心軸38には、電源10によって、感光体表
面に形成されたトナー像のトナーの帯電極性と逆極性、
本例ではプラス極性の電圧が印加される。これによって
転写ローラ11と感光体5の間の転写部20には、感光
体5上のトナーが転写紙Pの表面に移行する向きの電界
が形成され、そのトナー像が転写紙Pの表面に転写され
る。
ように、感光体表面のトナー像を転写紙Pの表面に転写
する転写部20よりも転写紙Pの移動方向下流側に位置
し、しかも転写部20を通過した転写紙Pの裏面に対し
て離間した状態で、その裏面の側に配置され、転写紙P
の移動方向Aに対してほぼ直交する向き、すなわち感光
体5の軸方向に長く延びている。かかる除電装置14
は、導電性材料、例えば金属の薄い板材より成る除電針
部材28により構成され、図5に示すように、この除電
装置14に対して、電源12によって、感光体表面に形
成されたトナー像のトナーの帯電極性、並びに感光体表
面の帯電極性と同極性、本例ではマイナス極性の電圧が
印加される。除電装置14の構成に関しては後に詳しく
説明する。
写紙Pは、除電装置14からのマイナス電荷の放電作用
を受けながら感光体5から分離される。除電装置14
は、転写装置によって帯電された転写材の電荷、本例で
はプラス極性の電荷を除去し、ないしはその電荷量を少
なくし、像担持体からの転写材の分離性を高める用をな
す。感光体5を離れた転写紙Pは、図1に示すように、
定着装置21の定着ローラ21Aと加圧ローラ21Bの
間を通り、このとき転写紙上のトナー像が熱と圧力の作
用によって転写紙上に定着される。次いで、この転写紙
Pはトナー像より成る記録画像の形成されたコピー紙と
して画像形成装置本体外に排出され、排紙トレイ22上
にスタックされる。
の上流側の部位には、例えば除電ブラシ50より成る導
電性の除電部材が設けられ、この除電ブラシ50は、定
着装置21へ進入する前の転写紙Pの裏面に接触すると
共に、図2に示すようにアースされている。
るトナーは、クリーニング装置23のクリーニング部材
24によって感光体表面から除去され、ユニットケース
4の一部によって構成されたクリーニングケース25内
に落下する。
4はその分解斜視図であるが、これらの図と図2に示す
ように、転写装置の一例である転写ローラ11を保持す
る保持体13は、第1保持部材26と第2保持部材27
とを有し、第1保持部材26はその基端側が画像形成装
置本体1の各側板30,31に支持され、通常は画像形
成装置本体1に付設された支持部材49に支持されて、
図2に示した姿勢を保つ。また、第1及び第2保持部材
26,27は、例えば硬質の合成樹脂により構成され、
これらは互いに連結されている。これらの保持部材2
6,27を一体に構成することもできる。
1は、その中心軸38の手前側と奥側の部位が、軸受4
0,41にそれぞれ回転自在に支持され、各軸受40,
41は第2保持部材27にそれぞれ一体に形成された軸
受保持部42,43に保持され、各軸受40,41と第
2保持部材27との間には、それぞれ圧縮ばね44,4
5が圧装されている。
中心軸手前側にはギア46が当該中心軸38に対して相
対回転不能に嵌合し、中心軸38の前後の端部には突き
当てローラ47,48がそれぞれ回転自在に嵌合してい
る。ギア46に、図示していない駆動ギアが噛み合い、
これらのギアを介して、転写ローラ11が駆動装置によ
って回転駆動される。このとき、突き当てローラ47,
48が感光体5の表面に突き当てられ、感光体5に対し
て転写ローラ11が位置決めされる。また図4に示すよ
うに、第2保持部材27の除電装置取付部57に、除電
装置14のホルダ15が着脱可能に装着されている。
回転駆動されながら表面にトナー像が形成される感光体
5として構成された像担持体と、像担持体の表面に当接
しながら、その当接部において、像担持体表面の移動方
向とほぼ同一方向に送られる転写紙Pより成る転写材の
表面に、像担持体表面に形成されたトナー像を静電的に
移行させて転写する転写ローラ11として構成された転
写装置と、その転写装置により像担持体表面のトナー像
を転写材の表面に転写する転写部20よりも、転写材の
移動方向下流側に位置し、かつ転写部20を通過した転
写材の裏面に対して離間した状態で、その裏面の側に配
置されると共に、転写材の移動方向に対してほぼ直交す
る向きに延び、像担持体表面に形成されたトナー像のト
ナーと同極性の電圧を印加されて転写材を除電する除電
装置14と、その除電装置14を保持するホルダ15と
を具備している。ここでは、便宜上、像担持体からトナ
ー像を転写される側の転写材の面を表面と称し、これと
反対側の面を裏面と称していることは上記説明から明ら
かである。
と異なるところはない。その際、従来のこの種の画像形
成装置においては、その除電装置14が図14及び図1
5に示すように、転写紙Pの移動方向Aに対してほぼ直
交する方向に延び、その長手方向に多数の針状突起29
aが形成された導電性の除電針部材28aにより構成さ
れていた。かかる除電針部材28aに、前述のようにト
ナーの帯電極性と同極性の電圧が印加され、その各針状
突起29aの尖端からのマイナス電荷の放電によって、
転写材Pに電荷が付与される。
説明したように、転写ローラ11には、感光体5上のト
ナーTと逆極性のプラスの電圧が印加され、これによっ
て感光体表面のマイナス極性のトナーTが転写紙Pの表
面に静電的に移行するのであるが、このとき、転写ロー
ラ11に当接した転写紙Pの裏面は、転写ローラ11に
印加された電圧の作用によりプラス極性に帯電する。こ
のような転写紙Pの裏面に対し、除電装置14の針状突
起29aからの放電によって、転写紙Pの裏面にマイナ
スの電荷が付与され、これにより転写紙Pのプラスの電
荷が除去され、ないしは減少する。このようにして、感
光体5の表面に対する転写紙Pの密着力が除去ないしは
軽減され、転写紙Pが感光体5の表面に付着したままと
なることが阻止され、転写紙Pはその自重によって曲面
状の感光体5の表面から分離される。
から離れた直後の転写紙Pの表面にはマイナス極性のト
ナーが担持され、その裏面はプラス極性に帯電している
ので、転写紙Pの表面に担持されたトナー像のトナーT
と、そのまわりの転写紙表面部分、すなわち地肌部との
間に、図14に矢印Eで示す電界が形成される。これに
よって、そのトナー像の一部のトナーが当該トナー像の
近傍の転写紙表面部分に静電的に移行する。これが「ト
ナー散り」現象であり、この現象は転写紙Pの移動方向
Aにおけるトナー像の前方領域と後方領域に生じやす
い。かかるトナー散り現象が発生すると、転写紙Pに転
写されたトナー像が不鮮明となり、その画質が劣化す
る。
6に示すように、除電装置14の針状突起29aの尖端
を転写部20に近づけ、その針状突起29aからのマイ
ナス電荷の放電により、転写紙表面のトナーが地肌部に
散る前に、転写紙Pを除電することが考えられる。この
ようにすれば、転写部20を通過した直後の転写紙Pを
除電できるので、感光体表面から分離した直後の転写紙
Pの裏面のプラス電荷をなくし、或いはその電荷量を少
なくできるので、図14に示した電界Eが形成されるこ
とを防止でき、トナー散りの発生を阻止することができ
る。
を図16に示すように近づけると、これらには互いに逆
極性の高い電圧が印加されているので、両者の間に、例
えば放電による電流のリークが発生する。特に湿度の高
い環境下においては、リーク現象が発生しやすくなる。
このような電流のリーク現象が発生すれば、転写ローラ
11の電位が低下し、これによって感光体5から転写紙
Pへのトナー像の転写効率が低下する。
電圧を印加し、上述した転写効率の低下を補うようにし
たとすると、転写ローラ11と除電装置14との間に流
れるリーク電流の値は環境条件によって異なるため、例
えば低湿度時には、転写ローラ11への印加電圧値が過
多となり、これによって転写部20に存する転写紙上の
トナーにプラスの電荷が注入され、その極性がプラスに
反転し、これが感光体表面に再付着するおそれを免れな
い。
定着装置21へ送られる前の転写紙Pの裏面に、アース
された除電ブラシ50を接触させているが、これは、除
電装置14からの放電によって、転写紙Pの裏面がマイ
ナス極性に帯電したときも、その転写紙Pの裏面を除電
し、定着ローラ21Aと加圧ローラ21Bの間に転写紙
Pが挟まれたとき、転写紙Pの表面のトナーが静電的に
定着ローラ21Aの表面に付着することを防止するため
の対策である。
示したように除電装置14の針状突起尖端を転写部20
に近づけ、除電装置14と感光体5との間の距離を小さ
くすると、除電装置14による放電によって転写紙Pの
裏面が強くマイナスに帯電する。このマイナスの電荷
は、図16に示すように除電ブラシ50によって除電さ
れるが、このときその電荷量が多いと、当該電荷が除電
ブラシ50に流れるとき、転写紙Pの表面に担持された
トナー像のトナーに静電的な影響を与え、これによって
一部のトナーが、その周辺の地肌部に散る。この現象
は、文字などのトナー像のまわりにトナーが散ることか
ら、文字散りと称せられているが、かかる現象が発生す
れば、そのトナー像の画質が劣化する。
て、転写紙Pを感光体5から効率よく分離するには、除
電装置14に印加する電圧の値を高くする必要がある。
ところがこのようにすると、この印加電圧の極性と、感
光体5から離れた直後の転写紙P上の表面に担持された
トナーTの帯電極性は同極性であるため、一部のトナー
Tが静電的に転写紙Pの表面から離れ、これが感光体5
の表面に再付着するおそれがあり、これによって当該ト
ナー像の画質が劣化する。また除電装置14への印加電
圧を高めると、転写紙Pの裏面のマイナス帯電量が増え
るため、その電荷を除電ブラシ50によって除去すると
きに、前述の文字散り現象が発生しやすくなる。
Pの裏面側に付した「+」及び「−」の符号は、その帯
電極性を示しており、またこれらの図にはトナーの粒子
を模式的に拡大して示してあるが、その各トナーTに付
した符号「−」もその帯電極性を示している。これは図
5及び図7においても同様である。
画像形成装置においては、図5及び図6に示すように、
前述の除電装置14が、その長手方向に配列された複数
の第1の針状突起29と、同じく除電装置14の長手方
向に配列された複数の第2の針状突起32を有してい
る。ここに示した例では、除電装置14が金属板などの
導電性材料より成る1枚の除電針部材28を有し、その
除電針部材28に、多数の第1の針状突起29と多数の
第2の針状突起32が共に形成されている。
も、転写紙Pより成る転写材の移動方向下流側の転写材
裏面部分に向けて先細に形成され、各第2の針状突起3
2は、第1の針状突起29よりも転写部20寄りの転写
材裏面部分に向けて先細に形成されている。各第1の針
状突起29と各第2の針状突起32が、除電針部材28
の延在方向に交互に配置され、これらが互いに0°より
大なる角度をなして感光体5に向けて突出しているので
ある。図6には、第1及び第2の針状突起29,32を
拡大して示してあるが、その各針状突起29,32の根
元部の除電装置長手方向の幅Wは、例えば2mm程に設定
される。
述の如く電源12によってトナーと同極性のマイナスの
電圧が印加されるのであるが、このとき、除電装置14
は、転写紙Pの移動方向Aに対してその下流側の部位を
向いた第1の針状突起29と、これよりも上流側の部位
を向いた第2の針状突起32を有し、その各尖端からの
放電によって転写紙Pの裏面にマイナスの電荷を付与す
る。第2の針状突起32が転写部20の近傍に位置し、
第1の針状突起29が、転写部20よりも転写紙搬送方
向下流側の部位を向き、図示した例では第1の針状突起
29が、転写紙Pの裏面に対して垂直な方向に突出して
いる。
向Aの広い範囲S(図5)に亘って、マイナス電荷の放
電作用を受ける。転写紙Pは、従来よりも長い時間に亘
って放電による除電作用を受けるのである。このため、
除電装置14に印加する電圧値を従来より大きく下げる
ことができる。除電装置に印加する電圧値の絶対値が従
来より低いのであるが、転写紙Pを長い時間をかけて除
去するので、その除電効果が低下することはない。第2
の針状突起32の尖端は、転写部20の近くに位置し、
転写ローラ11に極く接近して位置しているので、図1
6を参照して先に説明したように、トナー散り現象の発
生を阻止でき、しかも除電装置14に印加される電圧値
が低く抑えられるので、除電装置14と転写ローラ11
との間のリーク電流の発生を防止でき、転写ローラ11
への印加電圧の値を特に高めなくとも、トナー像転写効
率の低下を阻止することができ、感光体5へのトナーの
再付着を防止できるのである。
述のように下げても、転写紙Pを長い時間をかけて除電
するので、その除電効果を高めることができ、これによ
って、除電後の転写紙Pの裏面がマイナス極性に帯電し
ても、その帯電量を下げることができる。これによって
も、転写紙P上のトナーが感光体5に向けて再付着する
現象の発生を阻止でき、さらに除電ブラシ50による除
電後の文字散り現象の発生も防止できる。このようにし
て、転写紙Pを感光体5から効率よく分離させ、しかも
転写紙P上に高品質なトナー像を形成することができる
のである。なお、除電装置14の放電によって、転写紙
Pの裏面がマイナス極性に帯電しても、その帯電極性は
感光体表面の帯電極性と同極性であるので、その帯電に
よって転写紙Pの感光体表面からの分離性が低下するこ
とはなく、むしろ、その分離性が高められる。
15は絶縁体より成るが、図5に示すように、除電装置
14の基端側14Aが、ホルダ15の一対の壁部15
A,15Bによって挟持され、これによって除電装置1
4がホルダ15に保持されている。またホルダ15の両
壁部15A,15Bは、転写紙Pの側に近づくに従って
互いに離間し、ここに空間Gが形成されている。このよ
うなホルダ15の内側の空間G内に、除電装置14の第
1の針状突起29と第2の針状突起32が配置されてい
る。これらの針状突起29,32がホルダ15の空間G
から外部に突出していると、これらの針状突起29,3
2に転写紙Pが接触するおそれがあるので、これら針状
突起を空間G内に収めたのである。転写紙Pがホルダ1
5の壁部先端に軽く接するようなことがあっても、ホル
ダ15は絶縁体であるため何ら支障を生じることはな
い。
そのホルダ15の空間Gの幅を転写紙Pの側に向けて漸
次拡大させる必要がある。転写紙Pより成る転写材の移
動方向Aにおける空間Gの幅が、転写材の裏面に近づく
に従って拡大するように、ホルダ15を構成するのであ
る。かかる構成により、第1の針状突起29と第2の針
状突起32によって、広い範囲Sに亘り、転写紙Pに対
して除電作用を与える前述の作用を保証することができ
る。
4が1枚の除電針部材28を有し、これに第1の針状突
起29と第2の針状突起32を共に形成したため、除電
装置14の部品点数が増大することを阻止できる。これ
により、除電装置の構造を簡素化できる利点が得られ
る。ところが、その反面、1枚の除電針部材28に、互
いに角度をもった第1の針状突起29と第2の針状突起
32を交互に形成することは、その加工が難しく、これ
によってその製造コストが上昇するおそれがある。
ては、除電装置14が、第1及び第2の少なくとも2枚
の導電性除電針部材128,228を有し、その第1の
除電針部材128に前述の第1の針状突起29が形成さ
れ、第2の除電針部材228に第2の針状突起32が形
成されている。図7では、第1の除電針部材128と第
2の除電針部材228を互いにわずかなスペースをあけ
て離間させているが、これらを互いに重ね合せ、またそ
の両者を貼り合せるようにしてもよい。図7に示したよ
うに、両除電針部材128,228を互いに離したとき
は、その両者に対してそれぞれ電源12によって所定の
電圧を印加する必要がある。図7及び図8に示した例の
他の構成は、図1乃至図6に示した構成と変りはない。
し、そのそれぞれに第1の針状突起29と第2の針状突
起32を形成すれば、その各除電針部材の製造が簡単と
なり、その総コストを低減できる。
の第1の針状突起29と第2の針状突起32のなす角度
θであって、第1の針状突起29から、転写紙Pの移動
方向Aの上流側へ向けて計った角θを示す説明図であ
る。ここに示した例では、第1の針状突起29が、転写
部を通過した後の転写紙Pに対して直交する向きに突出
している。
装置14の除電針部材28aと、その針状突起29aの
傾き状態を説明する図であり、除電針部材28aの基端
側部分を転写紙Pに向けて延長した線Bに対して針状突
起29aがなす角度をθとしている。
角度θを変化させたときに、前述のトナー散りと文字散
りがどのように現われるかを示したグラフであり、直線
Q1は従来の構成によるトナー散りの発生状況を示し、
直線Q2は同じく従来の構成による文字散りの発生状況
を示している。このグラフ中の「良」は文字散り及びト
ナー散りの発生が少ないことを示し、「不良」はその発
生が著しいことを示している。
と、角度θが小さくなるに従ってトナー散りの発生が著
しくなり、逆に角度θが大きくなるに従って文字散りの
発生が著しくなる。
示した画像形成装置によるトナー散りと文字散りの発生
状況を示している。これから判るように、角度θが10
°乃至40°のいずれの値をとったときも、トナー散り
と文字散りの発生が共に抑えられる。
起32のなす角度θは、ゼロよりも大なる適宜な角度に
設定できるが、図10から判るように、この角度θが1
0°乃至40°であると有利である。すなわち、第1の
針状突起29と第2の針状突起32とのなす角度であっ
て、第1の針状突起29から、転写材の移動方向上流側
へ向けて計った角度θが10°乃至40°に設定されて
いると、トナー散りと文字散りの発生を効果的に抑える
ことができるのである。
14の第1及び第2の針状突起29,32の尖端から転
写紙Pまでの距離X1,X2は、適宜設定することがで
きるが、第2の針状突起32の尖端から転写紙Pまでの
距離X2をあまり小さく設定すると、その尖端からの放
電の影響が転写部20にまで及び、転写紙Pへのトナー
像の転写効率が低下するおそれがある。このため、この
距離X2は、上述の不具合が発生しないように、比較的
大きく設定する必要がある。ところが、このようにする
と、転写紙Pに対する除電機能が低下する。
部20から比較的大きく離れているので、その尖端から
転写紙Pまでの距離X1を小さく設定しても、その放電
による影響が転写部20にまで及ぶことはない。
に着目し、第1の針状突起29の尖端から転写紙Pより
成る転写材の裏面までの距離X1よりも、第2の針状突
起32の尖端から転写材の裏面までの距離X2が大きく
設定されている。かかる構成により、第2の針状突起3
2からの放電の影響が転写部20にまで及ぶことを阻止
でき、トナー像の転写効率の低下を防止できると共に、
第1の針状突起29の尖端を転写紙に近づけることによ
って、転写紙Pに対する除電機能の低下を阻止すること
ができる。
は、比較的紙厚の大なる転写紙から、比較的紙厚の小な
る転写紙まで、各種の転写紙Pが使用される。ここで、
紙厚の大なる転写紙に対し、図11においては符号P1
を付し、紙厚の小なる転写紙には符号P2を付してあ
る。紙厚の大なる転写紙を厚紙、紙厚の小なる転写紙を
薄紙と称することにすると、厚紙P1は薄紙P2よりも腰
が強く、従って厚紙P1は図11に示すように感光体5
から分離しやすい。これに対し、腰の弱い薄紙P2は、
図11に破線で示すように感光体5から分離し難い。
れたときは、図11に示すように第1の針状突起29の
尖端を感光体5の表面に近づけ、トナー像転写後の薄紙
P2に対する除電効率を高め、薄紙P2を感光体5から確
実に分離できるようにすることが望ましい。ところが、
第1の針状突起29をこのように構成すると、転写紙P
として厚紙P1を用いたときは、その厚紙P1は元々感光
体5から分離しやすくなっているので、図11に示すよ
うにその厚紙P1が第1の針状突起29やホルダ15に
突き当り、転写紙の搬送トラブルが発生するおそれがあ
る。
形成装置においては、第1の針状突起29の尖端から、
感光体5より成る像担持体の表面までの距離を調整すべ
く、除電装置14を調整動させる駆動装置33が設けら
れている。より具体的に示すと、ホルダ15の一方の壁
部15Bの先端部がピン34を介して画像形成装置本体
に対して揺動可能に枢支され、そのホルダ15の基端側
の部分にソレノイド35のプランジャが可撓性部材36
を介して連結され、その他側に引張ばね37の一端が係
止され、そのばね37の他端は画像形成装置本体側に係
止されている。図12及び図13に示した画像形成装置
の他の構成は先に説明した各例と変りはない。
は、図12に示すように、ソレノイド35はオフされ、
第1の針状突起29の尖端が感光体5の表面から比較的
大きく離れた位置を占める。このため、トナー像転写後
の厚紙P1が感光体5から離れたとき、これが第1の針
状突起29やホルダ15に突き当ることはなく、その搬
送トラブルが発生することはない。第1の針状突起29
は感光体5の表面から比較的大きく離れているが、厚紙
P1は元々感光体5から分離されやすいものであるか
ら、厚紙P1に対する除電不足に基づく感光体5からの
分離性が低下することはない。
ときは、図13に示すように、図示していない制御装置
からの指令により、ソレノイド35がオンし、そのプラ
ンジャが引かれる。これにより、ホルダ15はピン34
のまわりに回動し、第1の針状突起29の尖端が感光体
5の表面に近づく。このため、除電装置14による薄紙
P2に対する除電機能が高められ、薄紙P2を感光体5か
ら確実に分離させることができる。またこのとき、薄紙
P2は元々感光体5から分離し難いものであるため、第
1の針状突起29の尖端から大きく離れた経路を通して
移動する。これにより、第1の針状突起29が感光体表
面に近づいても、薄紙P2が第1の針状突起29に接触
したり、ホルダ15に突き当って搬送トラブルを生じる
おそれはない。
であるときも、またこれが薄紙P2であるときも、搬送
トラブルを起こすことなく、これらの転写紙を効率よく
感光体5の表面から分離させることができる。
電装置14を調整動させる駆動装置33が、除電装置1
4を保持するホルダ15を揺動させる駆動装置として構
成されており、かかる構成によると、その駆動装置の構
成を簡素化できると共に、ホルダ15がいずれの姿勢を
とったときも、第2の針状突起32の尖端から感光体5
ないしは転写部20までの距離が、全く、或いはほとん
ど変化しないようにすることができ、これによって転写
部20に対し、放電による悪影響を与える不具合を阻止
できる。
第1及び第2の2列の針状突起29,32を設けたが、
その数は3列以上であってもよい。また、本発明は図示
した形式以外の各種形式の画像形成装置にも適用できる
ものである。例えば、転写装置として、像担持体表面か
ら離間したコロナ放電器、転写ブラシ又は転写ブレード
などを用いる画像形成装置や、ベルト状感光体を用いる
画像形成装置などにも本発明を広く適用できる。さら
に、感光体表面に形成したトナー像をベルト又はドラム
などから成る中間転写体に一次転写し、次いでそのトナ
ー像を最終転写材である転写紙などに二次転写する画像
形成装置も公知であるが、その中間転写体より成る像担
持体に形成されたトナー像を最終転写材に転写する構成
にも本発明を支障なく適用できる。
散り現象の発生を防止し、かつ除電装置と転写装置との
間の電流のリークに基づくトナー像転写効率の低下を阻
止し、しかも像担持体からの転写材の分離性を高めるこ
とができる。
除電装置に接触することを防止できると共に、上述した
効果を確実に奏することができる。
の部品点数の増大を阻止し、その構成を簡素化すること
ができる。
の製造が容易となり、そのコストの低減を達成できる。
り現象の発生を効果的に防止することができる。
の低下を招くことを阻止できると共に、転写材に対する
除電効果を高め、像担持体からの転写材の分離性を一層
高めることができる。
性質がいかなるときも、これを確実に像担持体から分離
させることができ、しかも転写材の搬送トラブルの発生
を阻止できる。
の構成を簡素化することができる。
る。
示す説明図である。
す、図5と同様な説明図である。
る。
置の機能の相違を示すグラフである。
明する図である。
を示す、図5と同様な説明図である。
を示す、図12と同様な説明図である。
説明図である。
ある。
Claims (8)
- 【請求項1】 回転駆動されながら表面にトナー像が形
成される像担持体と、該像担持体の表面に当接しなが
ら、その当接部において、像担持体表面の移動方向とほ
ぼ同一方向に送られる転写材の表面に、像担持体表面に
形成されたトナー像を静電的に移行させて転写する転写
装置と、該転写装置により像担持体表面のトナー像を転
写材の表面に転写する転写部よりも、転写材の移動方向
下流側に位置し、かつ転写部を通過した転写材の裏面に
対して離間した状態で、当該裏面の側に配置されると共
に、転写材の移動方向に対してほぼ直交する向きに長く
延び、前記像担持体表面に形成されたトナー像のトナー
と同極性の電圧を印加されて転写材を除電する除電装置
と、該除電装置を保持するホルダとを具備する画像形成
装置において、 前記除電装置が、前記転写部よりも転写材の移動方向下
流側の転写材裏面部分に向けて先細に形成され、かつ当
該除電装置の長手方向に配列された複数の第1の針状突
起と、該第1の針状突起よりも前記転写部寄りの転写材
裏面部分に向けて先細に形成され、かつ当該除電装置の
長手方向に配列された複数の第2の針状突起を有するこ
とを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項2】 前記ホルダが絶縁体より成ると共に、該
ホルダの内側の空間内に前記第1の針状突起と第2の針
状突起が配置され、転写材の移動方向における前記空間
の幅が、転写材の裏面に近づくに従って拡大している請
求項1に記載の画像形成装置。 - 【請求項3】 前記除電装置が1枚の除電針部材を有
し、該除電針部材に、前記第1の針状突起と第2の針状
突起が共に形成されている請求項1又は2に記載の画像
形成装置。 - 【請求項4】 前記除電装置が第1及び第2の少なくと
も2枚の除電針部材を有し、その第1の除電針部材に前
記第1の針状突起が形成され、第2の除電針部材に前記
第2の針状突起が形成されている請求項1又は2に記載
の画像形成装置。 - 【請求項5】 前記第1の針状突起と第2の針状突起と
のなす角度であって、第1の針状突起から、転写材の移
動方向上流側へ向けて計った角度が10°乃至40°に
設定されている請求項1乃至4のいずれかに記載の画像
形成装置。 - 【請求項6】 前記第1の針状突起の尖端から転写材の
裏面までの距離よりも、第2の針状突起の尖端から転写
材の裏面までの距離が大きく設定されている請求項1乃
至5のいずれかに記載の画像形成装置。 - 【請求項7】 前記第1の針状突起の尖端から像担持体
表面までの距離を調整すべく、前記除電装置を調整動さ
せる駆動装置を設けた請求項1乃至6のいずれかに記載
の画像形成装置。 - 【請求項8】 前記駆動装置が、ホルダを揺動させる駆
動装置である請求項7に記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10821497A JP3585202B2 (ja) | 1997-04-10 | 1997-04-10 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10821497A JP3585202B2 (ja) | 1997-04-10 | 1997-04-10 | 画像形成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10282798A true JPH10282798A (ja) | 1998-10-23 |
JP3585202B2 JP3585202B2 (ja) | 2004-11-04 |
Family
ID=14478930
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10821497A Expired - Lifetime JP3585202B2 (ja) | 1997-04-10 | 1997-04-10 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3585202B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6947682B2 (en) * | 2002-07-31 | 2005-09-20 | Ricoh Company Ltd. | Image forming apparatus for reducing toner scatter |
US8160483B2 (en) | 2008-08-18 | 2012-04-17 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Image forming apparatus which can prevent inferior image quality due to current leakage |
JP2018128513A (ja) * | 2017-02-06 | 2018-08-16 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置 |
US11726425B2 (en) | 2020-10-19 | 2023-08-15 | Ricoh Company, Ltd. | Sheet conveying device and image forming apparatus |
-
1997
- 1997-04-10 JP JP10821497A patent/JP3585202B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6947682B2 (en) * | 2002-07-31 | 2005-09-20 | Ricoh Company Ltd. | Image forming apparatus for reducing toner scatter |
US8160483B2 (en) | 2008-08-18 | 2012-04-17 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Image forming apparatus which can prevent inferior image quality due to current leakage |
JP2018128513A (ja) * | 2017-02-06 | 2018-08-16 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置 |
US10289033B2 (en) | 2017-02-06 | 2019-05-14 | Canon Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus |
US11726425B2 (en) | 2020-10-19 | 2023-08-15 | Ricoh Company, Ltd. | Sheet conveying device and image forming apparatus |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3585202B2 (ja) | 2004-11-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100782193B1 (ko) | 화상 형성 장치 | |
JP4175395B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2733609B2 (ja) | 転写装置 | |
US7809318B2 (en) | Image forming apparatus having elastic extension guide member with movable portion | |
US5223900A (en) | Transfer roller with a resistance determined in accordance with its peripheral speed | |
JP5006493B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2004012851A (ja) | 画像形成装置の転写装置 | |
JP3585202B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JPH10232574A (ja) | 画像形成装置 | |
US6178307B1 (en) | Attraction member and image forming apparatus using the same | |
JP3873551B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP3568089B2 (ja) | 転写ベルト装置 | |
JPH11109764A (ja) | 画像形成装置 | |
JP4810079B2 (ja) | 画像形成装置 | |
US5940660A (en) | Charging device and image forming apparatus | |
JP2978367B2 (ja) | 転写装置 | |
JP3311440B2 (ja) | 転写ベルト装置 | |
JPH11352806A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2004333907A (ja) | 画像形成装置 | |
JPH10268671A (ja) | 転写装置 | |
JPH01269969A (ja) | 画像形成装置 | |
JPH02282279A (ja) | 接触帯電装置 | |
JP2003066722A (ja) | 画像形成装置 | |
JPH0228676A (ja) | 画像形成装置の転写材分離装置 | |
JPH09311561A (ja) | 画像形成装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040510 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040706 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040729 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040802 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080813 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080813 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090813 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090813 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100813 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100813 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110813 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110813 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120813 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120813 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130813 Year of fee payment: 9 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |