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JPH10209917A - 受信装置及び受信方法、並びに携帯電話システムの端末装置 - Google Patents

受信装置及び受信方法、並びに携帯電話システムの端末装置

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JPH10209917A
JPH10209917A JP891997A JP891997A JPH10209917A JP H10209917 A JPH10209917 A JP H10209917A JP 891997 A JP891997 A JP 891997A JP 891997 A JP891997 A JP 891997A JP H10209917 A JPH10209917 A JP H10209917A
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JP891997A
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Jun Iwasaki
潤 岩崎
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Sony Corp
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    • H04B1/707Spread spectrum techniques using direct sequence modulation
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    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
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    • H04J13/0007Code type
    • H04J13/0022PN, e.g. Kronecker
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
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    • H04J13/10Code generation

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Logic Circuits (AREA)
  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スペクトラム拡散方式の受信機において、信
号に複素共役を乗じて逆拡散を行えると共に、回路規模
の縮小を図れるようにする。 【解決手段】 Iチャンネルの直交検波出力とQチャン
ネルの直交検波出力とを選択しIチャンネルの復調出力
を得るための経路に出力するセレクタ55と、Qチャン
ネルの直交検波出力とIチャンネルの直交検波出力とを
選択しQチャンネルの復調出力を得るための経路に出力
するセレクタ56とを設ける。セレクタ55、56を、
IチャンネルのPN符号とQチャンネルのPN符号とが
一致しているかどうかに応じて切り替える。Iチャンネ
ルの復調出力を得るための経路のセレクタ55の出力
と、QチャンネルのPN符号PNQとの排他的論理和を
とり、これがIチャンネルの逆拡散出力とされる。Qチ
ャンネルの復調出力を得るための経路のセレクタ56の
出力と、IチャンネルのPN符号PNIとの排他的論理
和をとり、これがQチャンネルの逆拡散出力とされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、CDMA(Code
Division Multiple Accesss)方式のセルラ電話システ
ムに用いて好適な受信装置及び受信方法、並びに携帯電
話システムの端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、擬似ランダム符号を拡散符号とし
て用いて送信信号の搬送波をスペクトラム拡散して送信
し、拡散符号の符号系列のパターンや位相を異ならせる
ことにより、多次元接続を可能にしたCDMA方式のセ
ルラ電話システムが注目されている。
【0003】CDMA方式では、通信方式として、スペ
クトラム拡散方式が用いられている。スペクトラム拡散
方式では、送信時に、搬送波に対してPN(Pseudorand
om Noise)符号が乗じられ、搬送波がPN符号により変
調される。PN符号はランダム符号であるから、このよ
うに搬送波がPN符号により変調を受けると、その周波
数スペクトラムが広げられる。そして、受信時には、送
信側と同一のPN符号が乗じられる。受信時に、送信時
と同一のPN符号で、その位相が合致していると、逆拡
散が行われる。
【0004】スペクトラム拡散方式では、受信時に信号
を逆拡散するためには、そのパターンのみならず、その
位相についても、送信側と同一のPN符号が必要があ
る。したがって、PN符号のパターンや位相を変えるこ
とにより、多次元接続が可能となる。このように、拡散
符号の符号系列のパターンや位相を異ならせることによ
り多次元接続を可能にしたものがCDMA方式と呼ばれ
ている。
【0005】セルラ電話システムとして、従来より、F
DMA(Frequency Division Multiple Accesss )方式
やTDMA(Time Division Multiple Accesss)方式が
用いられている。ところが、FDMA方式やTDMA方
式では、利用者数の急激な増大に対して対処することが
困難になってきている。
【0006】つまり、FDMA方式は、異なる周波数の
チャンネルを用いて多次元接続を行うものであり、アナ
ログ方式のセルラ電話システムでは、専ら、FDMA方
式が用いられている。
【0007】ところが、FDMA方式では、周波数利用
効率が悪く、利用者数の急激な増大に対して、チャンネ
ル数が不足しがちである。チャンネル数を増大するため
に、チャンネル間隔を狭くすると、隣接チャンネルの影
響が受けやすくなったり、音質の劣化が生じる。
【0008】TDMA方式は、送信データを時間圧縮す
ることより、利用時間を分割し、同一の周波数を共有す
るようにしたもので、TDMA方式は、ディジタル方式
のセルラ電話システムとして、現在、広く普及してい
る。TDMA方式は、FDAM方式だけの場合に比べ
て、周波数利用効率が改善されるものの、チャンネル数
には限界があり、利用者の急激な増大とともに、チャン
ネル数の不足が危惧されている。
【0009】これに対して、CDMA方式では、耐干渉
性が優れており、隣接チャンネルの影響を受けにくい。
このため、周波数利用効率が上がり、より多チャンネル
化が図れる。
【0010】上述のように、スペクトラム拡散方式で
は、送信時に、例えばBQPSK(Balanced Quadratur
e Phase Shift Keying)変調されると共に、搬送波に対
してPN符号が乗じられ、スペクトラム拡散が行われ
る。そして、受信時には、送信側と同一のPN符号を用
いて、逆拡散が行われる。
【0011】図5は、BQPSK変調で変調して拡散処
理を行う場合の送信側の拡散処理を示すものである。図
5において、入力端子120からの入力データは、Iチ
ャンネルとQチャンネルのデータに分けられ、Iチャン
ネルのデータは乗算回路123に供給され、Qチャンネ
ルのデータは乗算回路124に供給される。
【0012】乗算回路123には、PN符号発生回路1
21から、IチャンネルのPN符号PNIが供給され
る。乗算回路123で、入力端子120からのIチャン
ネルのデータと、PN符号発生回路121からのPチャ
ンネルのPN符号PNIとが乗算される。乗算回路12
3の出力が乗算回路127に供給される。
【0013】乗算回路124には、PN符号発生回路1
22から、QチャンネルのPN符号PNQが供給され
る。乗算回路124で、入力端子120からのデータ
と、PN符号発生回路122からのQチャンネルののP
N符号PNQとが乗算される。乗算回路124の出力が
乗算回路128に供給される。
【0014】信号発生回路125からの搬送波信号は、
乗算回路127に供給されると共に、π/2移相回路1
26を介して、乗算回路128に供給される。乗算回路
127で、乗算回路123の出力と、信号発生回路12
5からの搬送波信号とが乗算される。乗算回路128
で、乗算回路24の出力と、π/2遅延された信号発生
回路125からの搬送波信号とが乗算される。
【0015】乗算回路127の出力及び乗算回路128
の出力が加算回路129に供給される。加算回路129
で、乗算回路127の出力と乗算回路128の出力とが
加算される。加算回路129の出力が出力端子130か
ら出力される。
【0016】このように、BQPSK変調してスペクト
ラム拡散する場合には、送信側では、入力データが2つ
に分けられ、夫々にPN符号発生回路121及び122
からの異なるPN符号PNI及びPNQが乗算される。
【0017】このように、BQPSK変調され、スペク
トラム拡散された信号を受信する場合、従来、図6に示
すように、受信信号を直交検波してIチャンネルの信号
とQチャンネルの信号を検波し、夫々に、Iチャンネル
のPN符号PNI及びQチャンネルのPN符号PNQを
乗算するようにしている。
【0018】つまり、図6は、従来の受信時の逆拡散処
理を示すものである。図6において、入力端子151か
らの受信信号は、乗算回路152に供給されると共に、
乗算回路153に供給される。乗算回路152には、信
号発生回路154の出力が供給される。信号発生回路1
54は、入力端子151からの受信信号の搬送波周波数
と等しい周波数の信号を発生している。乗算回路153
には、信号発生回路154から受信信号の搬送波周波数
と等しい周波数の信号がπ/2遅延回路155を介して
供給される。
【0019】これら乗算回路152、153、信号発生
回路154、π/2遅延回路155により、準同期検波
回路が構成される。この準同期検波回路により、乗算回
路152の出力からIチャンネルの信号が得られ、乗算
回路153の出力からQチャンネルの信号が得られる。
乗算回路152の出力がローパスフィルタ156を介し
て乗算回路158に供給される。乗算回路153の出力
がローパスフィルタ157を介して乗算回路159に供
給される。
【0020】乗算回路158には、PN符号発生回路1
60から、IチャンネルのPN符号PNIが供給され
る。乗算回路159には、PN符号発生回路161か
ら、QチャンネルのPN符号PNQが供給される。乗算
回路158で、Iチャンネルのデータが逆拡散される。
この逆拡散出力がローパスフィルタ162を介して出力
端子163から出力される。乗算回路159で、Qチャ
ンネルのデータが逆拡散される。この逆拡散出力がロー
パスフィルタ164を介して出力端子165から出力さ
れる。
【0021】このように、従来では、BQPSK変調さ
れ、スペクトラム拡散されて送られてきた信号を受信す
る場合には、準同期検波回路で直交検波することにより
受信信号が2つのチャンネルに分けられ、夫々にPN符
号発生回路158及び159からの異なるPN符号PN
I及びPNQが乗算され、逆拡散処理が行われている。
ところが、このような処理では、送信時には全て実数平
面で計算が行われているのに対して、受信時には準同期
検波により複素数信号に変換されているため、厳密に
は、逆拡散は成立していない。
【0022】すなわち、送信側では、拡散は全て実数平
面で計算が行われている。これに対して、受信側では、
準同期検波により受信信号が直交検波され、複素信号に
変換されている。したがって、実数であるIチャンネル
のPN符号PNI及びQチャンネルのPN符号PNQ
と、複素信号である準同期検波回路の出力とが乗じられ
る。このように、実数の信号と、複素数の信号とを乗じ
ても、逆拡散は成立しない。
【0023】そこで、本願出願人は、受信側で、信号に
複素共役を乗算して逆拡散を行うことを提案している。
つまり、信号を全て複素数として考えると、拡散はPN
IとPNQが複素乗算により信号に位相回転を与えたこ
とに等しいと考えられる。このことから、逆拡散は、そ
の位相回転を逆に回転させれば良い。
【0024】準同期検波後の出力信号を複素数として扱
い、 I+jQ とする。そして、逆拡散に用いるPN系列を PNI+jPNQ として、複素数で表現する。逆拡散は、位相を逆回転さ
せることであるので、信号にPN符号の複素共役を乗じ
れば良い。つまり、 (I+jQ)・(PNI−jPNQ) =(I・PNI+Q・PNQ)+j(Q・PNI−I・PNQ) を求めれば良い。
【0025】上式より、I信号及びQ信号の逆拡散後の
出力結果は、 I_OUT=I・PNI+Q・PNQ Q_OUT=Q・PNI−I・PNQ となる。
【0026】以上の計算を行えば、平衡QPSKの逆拡
散は完了する。したがって、上述の式の演算を行う回路
を実現すれば、逆拡散が行えることになる。
【0027】図7は、上式に基づく演算により逆拡散を
行えるようにした場合の構成を示すものである。
【0028】図7において、入力端子171からの受信
信号は、乗算回路172に供給されると共に、乗算回路
173に供給される。乗算回路172には、信号発生回
路174の出力が供給される。乗算回路173には、信
号発生回路174からの信号がπ/2遅延回路175を
介して供給される。
【0029】これら乗算回路172、173、信号発生
回路174、π/2遅延回路175により、準同期検波
回路が構成される。この準同期検波回路により、乗算回
路172の出力からIチャンネルの信号が得られ、乗算
回路173の出力からQチャンネルの信号が得られる。
【0030】乗算回路172の出力がローパスフィルタ
176を介して乗算回路178に供給されると共に、乗
算回路179に供給される。乗算回路173の出力がロ
ーパスフィルタ177を介して乗算回路180に供給さ
れると共に、乗算回路181に供給される。
【0031】PN符号発生回路182からは、Pチャン
ネルのPN符号PNIが出力される。このPN符号発生
回路182の出力が乗算回路178に供給されると共
に、乗算回路180に供給される。PN符号発生回路1
83からは、QチャンネルのPN符号PNQが出力され
る。このPN符号発生回路183の出力が乗算回路17
9に供給されると共に、乗算回路181に供給される。
【0032】乗算回路178及び181の出力が加算回
路184に供給される。加算回路184の出力がIチャ
ンネルの逆拡散出力として出力端子186から出力され
る。乗算回路180及び179の出力が減算回路185
に供給される。減算回路185の出力がQチャンネルの
逆拡散出力として出力端子187から出力される。
【0033】このように、乗算回路172、173、信
号発生回路174、π/2遅延回路175よりなる準同
期検波回路で、受信信号がIチャンネルの信号とQチャ
ンネルの信号とに分けられる。Iチャンネルの信号は、
乗算回路178及び179に供給され、Qチャンネルの
信号は、乗算回路180及び181に供給される。PN
符号発生回路182からの符号PNIは乗算回路178
及び乗算回路180に供給される。PN符号発生回路1
83からの符号PNQは乗算回路179及び乗算回路1
81に供給される。
【0034】したがって、Pチャンネルの受信信号を
P、Qチャンネルの受信信号をQとすると、乗算回路1
78からはI・PNIが出力され、乗算回路180から
はQ・PNIが出力され、乗算回路179からはI・P
NQが出力され、乗算回路181からはQ・PNQが出
力される。
【0035】加算回路184により、乗算回路178の
出力I・PNIと、乗算回路181の出力Q・PNQと
が加算される。加算回路184の出力I・PNI+Q・
PNQがIチャンネルの逆拡散出力として出力端子18
6から出力される。
【0036】減算回路185により、乗算回路180の
出力Q・PNIと、乗算回路179の出力I・PNQと
が減算される。減算回路185の出力Q・PNI−I・
PNQがQチャンネルの逆拡散出力として出力端子18
7から出力される。
【0037】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図7に示す
ように、上式に基づいて、信号に複素共役を乗じて、逆
拡散を行う構成とすると、少なくとも4つの乗算回路1
78〜181と、加算回路184及び減算回路185が
必要になる。このように、加数の乗算回路が必要になる
ため、回路規模が大きくなるという問題が生じる。
【0038】したがって、この発明の目的は、信号に複
素共役を乗じて、逆拡散を行えると共に、回路規模の縮
小を図れるようにした受信装置及び受信方法、並びに携
帯電話システムの端末装置を提供することにある。
【0039】
【課題を解決するための手段】この発明は、第1のPN
符号により拡散された第1の信号と第2のPN符号によ
り拡散された第2の信号とが互いに直交する搬送波で変
調されて送られてくるスペクトラム拡散信号を受信し、
受信信号を直交検波し、直交検波出力に複素共役を乗算
して第1及び第2の信号の逆拡散出力を得るようにした
受信装置において、受信信号を直交検波して得られた第
1の検波信号と第2の検波信号とを選択して、第1の信
号の復調出力を得るための第1の経路に出力する第1の
選択手段と、受信信号を直交検波して得られた第2の検
波信号と第1の検波信号とを選択して、第2の信号の復
調出力を得るための第2の経路に出力する第2の選択手
段と、第1のPN符号を発生する第1のPN符号発生手
段と、第2のPN符号を発生する第2のPN符号発生手
段と、第1の経路において第1の選択手段の出力と第2
のPN符号発生手段の出力との排他的論理和をとる第1
のEX−ORゲートと、第2の経路において第2の選択
手段の出力と第1のPN符号発生手段の出力との排他的
論理和をとる第2のEX−ORゲートと、第1のPN符
号発生手段からの第1のPN符号と第2のPN信号発生
手段からの第2のPN符号とが等しいかどうかに応じて
第1及び第2の選択手段を切り替えるスイッチ制御手段
とを備え、第1のEX−ORゲート及び第2のEX−O
Rゲートの出力から第1及び第2の信号の逆拡散出力を
得るようにした受信装置である。
【0040】この発明は、第1のPN符号により拡散さ
れた第1の信号と第2のPN符号により拡散された第2
の信号とが互いに直交する搬送波で変調されて送られて
くるスペクトラム拡散信号を受信し、受信信号を直交検
波し、直交検波出力に複素共役を乗算して第1及び第2
の信号の逆拡散出力を得るようにした受信方法におい
て、受信信号を直交検波して得られた第1の検波信号と
第2の検波信号とを選択して、第1の信号の復調出力を
得るための第1の経路に出力すると共に、受信信号を直
交検波して得られた第2の検波信号と第1の検波信号と
を選択して、第2の信号の復調出力を得るための第2の
経路に出力し、第1の経路において選択された第1の検
波信号又は第2の検波信号と、第2のPN符号との排他
的論理和をとり、第2の経路において選択された第2の
検波信号又は第1の検波信号と、第1のPN符号との排
他的論理和をとり、第1のPN符号と第2のPN符号と
が等しいかどうかに応じて、第1の経路に第1の検波信
号と第2の検波信号のどちらを出力するかを決定すると
共に、第2の経路に第2の検波信号と第1の検波信号の
どちらを出力するかを決定し、第1のEX−ORゲート
及び第2のEX−ORゲートの出力から第1及び第2の
信号の逆拡散出力を得るようにした受信方法である。
【0041】この発明は、拡散符号により送信信号をス
ペクトラム拡散して送信し、拡散符号の符号系列のパタ
ーンや位相を異ならせることにより、多次元接続を可能
として携帯電話システムの端末装置において、送信側で
は、第1のPN符号により拡散された第1の信号と第2
のPN符号により拡散された第2の信号とを互いに直交
する搬送波で変調するようにしてスペクトラム拡散し、
受信側では、受信信号を直交検波し、直交検波出力に複
素共役を乗算して第1及び第2の信号の逆拡散出力を得
るようにしたものであり、受信信号を直交検波して得ら
れた第1の検波信号と第2の検波信号とを選択して、第
1の信号の復調出力を得るための第1の経路に出力する
第1の選択手段と、受信信号を直交検波して得られた第
2の検波信号と第1の検波信号とを選択して、第2の信
号の復調出力を得るための第2の経路に出力する第2の
選択手段と、第1のPN符号を発生する第1のPN符号
発生手段と、第2のPN符号を発生する第2のPN符号
発生手段と、第1の経路において第1の選択手段の出力
と第2のPN符号発生手段の出力との排他的論理和をと
る第1のEX−ORゲートと、第2の経路において第2
の選択手段の出力と第1のPN符号発生手段の出力との
排他的論理和をとる第2のEX−ORゲートと、第1の
PN符号発生手段からの第1のPN符号と第2のPN信
号発生手段からの第2のPN符号とが等しいかどうかに
応じて第1及び第2の選択手段を切り替えるスイッチ制
御手段とを備え、第1のEX−ORゲート及び第2のE
X−ORゲートの出力から第1及び第2の信号の逆拡散
出力を得るようにした携帯電話システムの端末装置であ
る。
【0042】Iチャンネルの直交検波出力とQチャンネ
ルの直交検波出力とを選択し、Iチャンネルの復調出力
を得るための経路に出力するセレタクと、Qチャンネル
の直交検波出力とIチャンネルの直交検波出力とを選択
し、Qチャンネルの復調出力を得るための経路に出力す
るセレタクとが設けられる。これらのセレクタは、Iチ
ャンネルのPN符号と、QチャンネルのPN符号とが一
致しているかどうかに応じて切り替えられる。これらの
セレクタを切り替えることは、I軸とQ軸とを入れ替え
ることに相当する。Iチャンネルの復調出力を得るため
の経路のセレタクの出力と、QチャンネルのPN符号P
NQとの排他的論理和がとられ、これがIチャンネルの
逆拡散出力とされる。Qチャンネルの復調出力を得るた
めの経路のセレタクの出力と、IチャンネルのPN符号
PNIとの排他的論理和がとられ、これがQチャンネル
の逆拡散出力とされる。これにより、複数の乗算回路や
加算回路、減算回路を用いることなく、信号に複素共役
を乗じて逆拡散を行う構成が実現でき、回路規模が削減
が図れる。
【0043】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。図1は、この発明が適用
できるCDMA方式の携帯電話システムの携帯端末の一
例を示すものである。この携帯端末では、受信方式とし
て、複数のパスからの信号を同時に受信し、これらを合
成するようにしたダイバシティRAKE方式が採用され
ている。
【0044】図1において、送信時には、マイクロホン
1に音声信号が入力される。この音声信号は、A/Dコ
ンバータ2に供給され、A/Dコンバータ2によりアナ
ログ音声信号がディジタル音声信号に変換される。A/
Dコンバータ2の出力が音声圧縮回路3に供給される。
【0045】音声圧縮回路3は、ディジタル音声信号を
圧縮符号化するものである。圧縮符号化方式としては、
種々のものが提案されているが、例えばQCELP(Qu
alcomm Code Excited Linear Coding )のような、話者
の声の性質や、通信路の混雑状況により、複数の符号化
速度が選択できるものを用いることができる。QCEL
Pでは、話者の声の性質や通信路の混雑状況によって4
通りの符号化速度(9.6kbps、4.8kbps、
2.4kbps、1.2kbps)が選択でき、通話品
質を保つのに最低限の速度で符号化が行えるようになっ
ている。勿論、音声圧縮方式は、これに限定されるもの
ではない。
【0046】音声圧縮回路3の出力が畳込み符号化回路
4に供給される。畳込み符号化回路4により、送信デー
タに対して、畳込み符号のエラー訂正コードが付加され
る。畳込み符号化回路4の出力がインターリーブ回路5
に供給される。インターリーブ回路5により、送信デー
タがインターリーブされる。インターリーブ回路5の出
力がスペクトラム拡散回路6に供給される。
【0047】スペクトラム拡散回路6により、搬送波が
変調され、PN符号で拡散される。すなわち、PN符号
はランダム符号であるから、このようにPN符号を乗じ
ると、搬送波の周波数帯域が広げられ、スペクトラム拡
散が行われる。なお、送信データの変調方式としては、
例えばBQPSK変調を用いられている。
【0048】スペクトラム拡散回路6の出力は、バンド
パスフィルタ7を介して、D/Aコンバータ8に供給さ
れる。D/Aコンバータ8の出力がRF回路9に供給さ
れる。
【0049】RF回路9には、PLLシンセサイザ11
から局部発振信号が供給される。RF回路9により、D
/Aコンバータ8の出力とPLLシンセサイザ11から
の局部発振信号とが乗じられ、送信信号の周波数が所定
の周波数に変換される。RF回路9の出力が送信アンプ
10に供給され、電力増幅された後、アンテナ12に供
給される。そして、アンテナ12からの電波が基地局に
向けて送られる。
【0050】受信時には、基地局からの電波がアンテナ
12により受信される。この基地局からの電波は、建物
等の反射を受けるため、マルチパスを形成して、携帯端
末のアンテナ12に到達する。また、携帯端末を自動車
等で使用する場合には、ドップラー効果により、受信信
号の周波数が変化することがある。
【0051】アンテナ12からの受信出力は、RF回路
20に供給される。RF回路20には、PLLシンセサ
イザ11から局部発振信号が供給される。RF回路20
により、受信信号が所定周波数の中間周波数信号に変換
される。
【0052】RF回路20の出力が中間周波回路21を
介して、準同期検波回路22に供給される。準同期検波
回路22には、PLLシンセサイザ23の出力が供給さ
れる。PLLシンセサイザ23からの出力信号の周波数
は、周波数コンバイナ32の出力により制御されてい
る。準同期検波回路22により、受信信号が直交検波さ
れる。
【0053】準同期検波回路22の出力は、A/Dコン
バータ24に供給される。A/Dコンバータ24によ
り、準同期検波回路22の出力がディジタル化される。
このとき、A/Dコンバータ24のサンプリング周波数
は、スペクトラム拡散に使われているPN符号の周波数
よりも高い周波数に設定されており、所謂オーバーサン
プリングとされている。A/Dコンバータ24の出力が
フィンガ25A、25B、25Cに供給されると共に、
サーチャ28に供給される。
【0054】前述したように、受信時には、マルチパス
の信号が受信される。フィンガ25A、25B、25C
は、夫々、これらマルチパスの受信信号にPN符号を乗
算して逆拡散を行い、逆拡散出力からデータを復調す
る。更に、フィンガ25A、25B、25Cからは、各
パスでの受信信号レベルと、各パスでの周波数誤差が出
力される。
【0055】サーチャ28は、受信信号の符号を捕捉
し、フィンガ25A、25B、25Cに設定する各パス
の符号を決定するものである。すなわち、サーチャ28
は、受信信号にPN符号を乗算して逆拡散を行う逆拡散
回路を備えている。そして、コントローラ29の制御の
基に、PN符号の位相を動かし、受信符号との相関を求
める。この設定された符号と受信符号との相関値によ
り、各パスの符号が決定される。コントローラ29によ
り決定された符号がフィンガ25A、25B、25Cに
設定される。
【0056】フィンガ25A、25B、25Cにより復
調された各パスの受信データは、データコンバイナ30
に供給される。データコンバイナ30により、各パスの
受信データが合成される。このデータコンバイナ30の
出力がAGC回路33に供給される。
【0057】また、フィンガ25A、25B、25Cに
より、各パスにおける信号強度が求められる。フィンガ
25A、25B、25Cからの各パスにおける信号強度
は、RSSI(Received Signal Strength Indicator)
コンバイナ31に供給される。RSSIコンバイナ31
により、各パスにおける信号強度が合成される。このR
SSIコンバイナ31の出力がAGC回路33に供給さ
れ、受信データの信号レベルが一定となるように、AG
C回路33のゲインが制御される。
【0058】また、フィンガ25A、25B、25Cか
らの各パスにおける周波数誤差が周波数コンバイナ32
に供給される。周波数コンバイナ32により、各パスに
おける周波数誤差が合成される。この周波数コンバイナ
32の出力がPLLシンセサイザ11及び23に供給さ
れ、周波数誤差に応じて、PLLシンセサイザ11及び
23の周波数が制御される。
【0059】AGC回路33の出力がデインターリーブ
回路34に供給される。デインターリーブ回路34によ
り、送信側のインターリーブに対応して、受信データが
デインターリーブされる。デインターリーブ回路34の
出力がビタビ復号回路35に供給される。ビタビ復号回
路35は、軟判定と最尤復号とにより、畳込み符号を復
号するものである。ビタビ復号回路35により、エラー
訂正処理が行われる。このビタビ復号回路35の出力が
音声伸長回路36に供給される。
【0060】音声伸長回路36により、例えばQCEL
Pにより圧縮符号化されて送られてきた音声信号が伸長
され、ディジタル音声信号が復号される。このディジタ
ル音声信号がD/Aコンバータ37に供給される。D/
Aコンバータ37によりディジタル音声信号がアナログ
音声信号に戻される。このアナログ音声信号がスピーカ
38に供給される。
【0061】上述のように、フィンガ25A、25B、
25Cでは、サーチャ28で捕捉されたパスの受信信号
を逆拡散し、データを復調している。
【0062】図2は、この発明が適用されたフィンガ2
5A、25B、25Cにおける逆拡散回路の具体的構成
を示すものである。なお、フィンガ25A、25B、2
5Cは同様に構成されており、ここでは、フィンガ25
Aについてのみ説明する。
【0063】図2において、入力端子51には、中間周
波回路21(図1)からの中間周波信号が供給される。
この中間周波信号は、準同期検波回路22の乗算回路5
2A及び52Bに供給される。PLLシンセサイザ23
の出力は、乗算回路52Aに供給されると共に、π/2
移相回路53を介して、乗算回路52Bに供給される。
乗算回路52Aにより、入力端子51からの中間周波信
号とPLLシンセサイザ23の出力信号とが乗算され
る。乗算回路51Bにより、入力端子51からの中間周
波信号と、π/2遅延回路53を介されたPLLシンセ
サイザ23の出力信号が乗算される。
【0064】PLLシンセサイザ23の出力は、周波数
コンバイナ32(図1)により、入力端子51からの中
間周波信号の搬送波と同一周波数となるように制御され
ている。したがって、乗算回路52A及び52Bで、入
力端子51からの中間周波信号と、PLLシンセサイザ
23の出力とを乗算すると、搬送波成分はキャンセルさ
れ、乗算回路52A及び52Bから、Iチャンネル及び
Qチャンネルの受信信号が得られる。
【0065】乗算回路52A及び52Bの出力は、バン
ドパスフィルタ54A及び54Bを夫々介して、A/D
コンバータ24A及び24Bに供給される。A/Dコン
バータ24A及び24Bにより、Iチャンネルの受信信
号及びQチャンネルの受信信号がディジタル化される。
【0066】A/Dコンバータ24Aの出力がフィンガ
25A、(25B、25C)におけるセレクタ55の端
子55Aに供給されると共に、セレクタ56の端子56
Aに供給される。A/Dコンバータ24Bの出力がセレ
クタ55の端子55Bに供給されると共に、セレクタ5
6の端子56Bに供給される。セレクタ55の出力がE
X−ORゲート57の一方の入力端子に供給される。セ
レクタ56の出力がEX−ORゲート58の一方の入力
端子に供給される。
【0067】PN符号発生回路59は、Iチャンネルの
PN符号PNIを発生している。このPN符号発生回路
59からのIチャンネルのPN符号PNIは、EX−O
Rゲート61の一方の入力端子に供給されると共に、E
X−ORゲート58の他方の入力端子に供給される。P
N符号発生回路60は、QチャンネルのPN符号PNQ
を発生している。このPN符号発生回路60からのQチ
ャンネルのPN符号PNQは、EX−ORゲート61の
他方の入力端子に供給されると共に、EX−ORゲート
57の他方の入力端子に供給される。
【0068】EX−ORゲート61の出力がセレクト信
号としてセレクタ56に供給されると共に、インバータ
62により反転されて、セレクタ55に供給される。セ
レクタ55は、論理「0」のセレクト信号が与えられた
ときには端子55B側に設定され、論理「1」のセレク
ト信号が与えられたときには端子55A側に設定され
る。セレクタ56は、論理「0」のセレクト信号が与え
られたときには端子56B側に設定され、論理「1」の
セレクト信号が与えられたときには端子56A側に設定
される。
【0069】EX−ORゲート57の出力から、Iチャ
ンネルの逆拡散出力が得られる。このEX−ORゲート
57の出力は、チップをシンボルに変換するアキューム
レータ63に供給される。アキュームレータ63の出力
が出力端子64から出力される。EX−ORゲート58
の出力から、Qチャンネルの逆拡散出力が得られる。こ
のEX−ORゲート58の出力は、チップをシンボルに
変換するアキュームレータ65に供給される。アキュー
ムレータ65の出力が出力端子66から出力される。
【0070】セレクタ55、56、PN符号発生回路5
9、60、EX−ORゲート57、58、EX−ORゲ
ート61により、逆拡散回路が構成される。この逆拡散
回路は、信号に複素共役を乗算して逆拡散を行う構成と
されている。
【0071】つまり、準同期検波回路22からは、Iチ
ャンネルの信号とQチャンネルの信号とが得られる。こ
の準同期検波回路22の出力信号を複素数で表現する
と、 I+jQ …(1) となる。そして、Iチャンネルの逆拡散に用いるPN符
号をPNI、Qチャンネルの逆拡散に用いるPN符号を
PNQとして、PN符号系列を複素数で表現すると、 PNI+jPNQ …(2) となる。
【0072】逆拡散は、位相を逆回転させることになる
ので、(1)式のように複素数で表現された信号に、
(2)式のように複素数で表現されたPN符号の複素共
役を乗じることになる。したがって、複素数で表される
信号(I+jQ)の逆拡散は、 (I+jQ)・(PNI−jPNQ) =(I・PNI+Q・PNQ)+j(Q・PNI−I・PNQ) …(3) として表される。
【0073】(3)式において、実数部がIチャンネル
の逆拡散出力となり、虚数部がQチャンネルの逆拡散出
力となるので、Iチャンネルの逆拡散出力I_OUT及
びQチャンネルの逆拡散出力Q_OUTは、 I_OUT=I・PNI+Q・PNQ …(4) Q_OUT=Q・PNI−I・PNQ …(5) となる。
【0074】図2に示したような、セレクタ55、5
6、PN符号発生回路59、60、EX−ORゲート5
7、58、EX−ORゲート61からなる逆拡散回路
は、(4)及び(5)式と等価な演算処理を行って、I
チャンネル及びQチャンネルの逆拡散出力を得るもので
ある。
【0075】つまり、図2において、PN符号発生回路
59からは、IチャンネルのPN符号PNIが出力さ
れ、PN符号発生回路60からは、QチャンネルのPN
符号PNQが出力される。IチャンネルのPN符号PN
Iと、QチャンネルのPN符号PNQとが等しい(PN
I=PNQ)ときには、(4)及び(5)式における後
ろの項(Q・PNQ)及び(−I・PNQ)を除いたも
のに相当する出力が、Iチャンネルの逆拡散出力I_O
UT及びQチャンネルの逆拡散出力Q_OUTとして出
力端子64及び66から出力される。すなわち、 I_OUT=I・PNI …(6) Q_OUT=Q・PNI …(7) となる。
【0076】IチャンネルのPN符号PNIと、Qチャ
ンネルのPN符号PNQとが異なる(PNI≠PNQ)
ときには、(4)及び(5)式における前の項(I・P
NI)及び(Q・PNI)を除いたものに相当する出力
が、Iチャンネルの逆拡散出力I_OUT及びQチャン
ネルの逆拡散出力Q_OUTとして出力端子64及び6
6から出力される。すなわち、 I_OUT=Q・PNQ …(8) Q_OUT=−I・PNQ …(9) となる。
【0077】したがって、IチャンネルのPN符号PN
IとQチャンネルのPN符号PNQとが等しくなる期間
と、IチャンネルのPN符号PNIとQチャンネルのP
N符号PNQとが異なる期間とを総合すると、エネルギ
ー的には−3dBとなるが、(4)及び(5)式の演算
処理を行ったのと等価な演算を行ってことになる。
【0078】この場合、信号に複素共役を乗じて逆拡散
を行う処理を、セレクタ55、56と、PN符号発生回
路59、60、EX−ORゲート57、57、EX−O
Rゲート61で行えたことになり、従来に比べて、大幅
な回路規模の削減を図れたことになる。
【0079】このように、セレクタ55、56、PN符
号発生回路59、60、EX−ORゲート57、58、
EX−ORゲート61からなる逆拡散回路により、
(4)及び(5)式と略等価な演算処理を行えることに
ついて、更に、説明する。
【0080】A/Dコンバータ24A及び24Bによ
り、Iチャンネルの信号及びQチャンネルの信号が夫々
ディジタル化される。A/Dコンバータ24A及び24
Bは、ここでは、正負対称となるディジタル信号、例え
ば、1の補数で表現されたディジタル信号を出力するも
のと考える。1の補数で表現されている場合には、符号
反転は、各ビットを反転させれば良い。
【0081】IチャンネルのPN符号PNI及びQチャ
ンネルのPN符号PNQが等しい(PNI=PNQ)と
きには、EX−ORゲート61の出力は「0」になる。
EX−ORゲート61の出力が「0」のときには、セレ
クタ55は端子55A側に設定され、セレクタ56は端
子56B側に設定される。したがって、セレクタ55か
らはIチャンネルの信号が出力され、セレクタ56から
はQチャンネルの信号が出力される。
【0082】セレクタ55からのIチャンネルの信号
は、EX−ORゲート57の一方の入力端子に供給され
る。EX−ORゲート57の他方の入力端子には、PN
符号発生回路60から、QチャンネルのPN符号PNQ
が供給される。EX−ORゲート57で、セレクタ55
からのIチャンネルの信号と、PN符号発生回路60か
らのQチャンネルのPN符号PNQとが乗算されたかと
になる。したがって、EX−ORゲート57から出力さ
れるIチャンネルの逆拡散出力I_OUTは、 I_OUT=I・PNQ となる。ここで、IチャンネルのPN符号PNIと、Q
チャンネルのPN符号PNQとは等しいので、 I_OUT=I・PNQ=I・PNI となる。これは、(6)式で示した、IチャンネルのP
N符号PNIとQチャンネルのPN符号PNQとが等し
い場合のIチャンネルの出力と等しい。
【0083】一方、セレクタ56からのQチャンネルの
信号は、EX−ORゲート58の一方の入力端子に供給
される。EX−ORゲート58の他方の入力端子には、
PN符号発生回路59から、IチャンネルのPN符号P
NIが供給される。EX−ORゲート58で、セレクタ
56からのQチャンネルの信号と、PN符号発生回路5
9からのIチャンネルのPN符号PNIとが乗算された
ことになる。したがって、EX−ORゲート58から出
力されるQチャンネルの逆拡散出力Q_OUTは、 Q_OUT=Q・PNI となる。これは、(7)式で示した、IチャンネルのP
N符号PNIとQチャンネルのPN符号PNQとが等し
い場合のQチャンネルの出力と等しい。
【0084】以上により、IチャンネルのPN符号PN
IとQチャンネルのPN符号PNQが等しい場合には、
(6)式及び(7)式で示したような、Iチャンネルの
逆拡散出力I_OUT及びQチャンネルの逆拡散出力Q
_OUTが得られたことになる。
【0085】IチャンネルのPN符号PNIと、Qチャ
ンネルのPN符号PNQとが異なる(PNI≠PNQ)
ときには、EX−ORゲート61の出力は「1」にな
る。EX−ORゲート61の出力が「1」のときには、
セレクタ55は端子55B側に設定され、セレクタ56
は端子56A側に設定される。したがって、セレクタ5
5からはQチャンネの信号が出力され、セレクタ56か
らはIチャンネルの信号が出力される。
【0086】セレクタ55からのQチャンネルの信号
は、EX−ORゲート57の一方の入力端子に供給され
る。EX−ORゲート57の他方の入力端子には、PN
符号発生回路60から、QチャンネルのPN符号PNQ
が供給される。EX−ORゲート57で、セレクタ55
からのQチャンネルの信号と、PN符号発生回路60か
らのQチャンネルのPN符号PNQとが乗算されたこと
になる。したがって、EX−ORゲート57から出力さ
れるIチャンネルの逆拡散出力I_OUTは、 I_OUT=Q・PNQ となる。これは、(8)式に示した、IチャンネルのP
N符号PNIとQチャンネルのPN符号PNQとが異な
る場合のIチャンネルの出力と等しい。
【0087】一方、セレクタ56からのIチャンネルの
信号は、EX−ORゲート58の一方の入力端子に供給
される。EX−ORゲート58の他方の入力端子には、
PN符号発生回路59から、IチャンネルのPN符号P
NIが供給される。(PNI≠PNQ)であり、ビット
反転が符号反転なので、EX−ORゲート58で、セレ
クタ56からのIチャンネルの信号と、PN符号発生回
路59からのIチャンネルのPN符号PNIとが乗算さ
れて符号反転されたことになる。したがって、EX−O
Rゲート58から出力されるQチャンネルの逆拡散出力
Q_OUTは、 Q_OUT=−I・PNI となる。したがって、(9)式に示した、Iチャンネル
のPN符号PNIとQチャンネルのPN符号PNQとが
異なる場合のQチャンネルの出力と等しくなる。
【0088】また、この発明が適用された逆拡散回路の
動作は、図3に示すように、信号をそのままにして、I
軸とQ軸を回転させているとも考えることかできる。
【0089】つまり、セレクタ55及び56を切り替え
ることにより、I軸及びQ軸を入れ換えたことになる。
例えば、A/Dコンバータ24A及び24BのからのI
チャンネル及びQチャンネルの出力(Ich,Qch)
が(−2.5,−3.5)であるとする。Iチャンネル
のPN符号PNIとQチャンネルのPN符号PNQ(P
NI,PNQ)が(0,0)のときには、セレクタ55
は端子55A側に設定され、セレクタ55Bは端子55
B側に設定されており、このときの座標軸は図3Aに示
すような状態であるとする。
【0090】次に、IチャンネルのPN符号PNIとQ
チャンネルのPN符号PNQ(PNI,PNQ)が
(1,0)になると、(PNI≠PNQ)なので、セレ
クタ55が端子55B側に切り替えられ、セレクタ55
Bは端子55A側に切り替えられ、I軸とQ軸とが入れ
替わったことになる。更に、IチャンネルのPN符号P
NIは「1」であるから、Iチャンネルの符号が反転す
る。したがって、このときには、図3Bに示すように座
標軸が90度回転されたことになる。
【0091】次に、IチャンネルのPN符号PNIとQ
チャンネルのPN符号PNQ(PNI,PNQ)が
(1,1)になると、再びセレクタ55は端子55A側
に設定され、セレクタ55Bは端子55B側に設定され
るので、I軸とQ軸とが元に戻ったことになる。更に、
IチャンネルのPN符号PNI及びQチャンネルのPN
符号PNQは「1」であるから、Iチャンネル及びQチ
ャンネルの符号が反転する。したがって、このときに
は、図3Cに示すように、更に座標軸が90度回転され
たことになる。
【0092】次に、IチャンネルのPN符号PNIとQ
チャンネルのPN符号PNQ(PNI,PNQ)が
(0,1)になると、セレクタ55が端子55B側に切
り替えられ、セレクタ55Bは端子55A側に切り替え
られるので、I軸とQ軸とが入れ替わったことになる。
更に、QチャンネルのPN符号PNQは「1」であるか
ら、Qチャンネルの符号が反転する。したがって、この
ときには、図3Dに示すようにに、更に座標軸が90度
回転されたことになる。
【0093】ところで、上述の説明では、A/Dコンバ
ータ24A及び24Bは、1の補数で表現されたディジ
タル信号を出力しているとしているが、通常、A/Dコ
ンバータの出力は、2の補数で表現されたディジタル信
号を出力する。このため、補正が必要になる。
【0094】A/Dコンバータ24A及び24Bから2
の補数で表現されたディジタル信号が出力されている場
合、これを1の補数で表現されているものとすると、A
/Dコンバータ24A及び24Bの出力値は、図4に示
すように考えることができる。つまり、2の補数では、
「0000」が「0」となるが、正負対称の数では、
「0000」と「1111」との間に「0」があると考
えられる。したがって、A/Dコンバータ24A及び2
4Bの出力を、「0000」は「0.5」、「111
1」は「−0.5」として考えられる。そして、A/D
コンバータ24A及び24Bから「0111」が出力さ
れている場合には、この値は「7.5」であると考え、
「0110」が出力されている場合には、この値は
「6.5」であると考える。このように考えると、上述
のように、2の補数表現のA/Dコンバータ24A及び
24Bから出力を、1の補数のディジタル信号として扱
うことができる。
【0095】このように考えた場合には、「0.5」と
いう小数点の情報が残る。そこで、アキュームレータ6
3及び65でチップをシンボルに変換する際に、アキュ
ームレートを2回する毎に1回毎、「1」のデータを加
えるようにしている。アキュームレートを2回する毎に
1回、「1」のデータを加えることは、「0.5」を加
えていることと等価である。したがって、小数点の情報
が補正されることになる。
【0096】なお、アキュームレートを2回する毎に1
回、「1」のデータを加える代わりに、アキュームレー
タ63及び65の最下位に1ビット付加するようにして
も良い。最下位ビットに1ビット付加すれは、2倍され
たことになるので、小数点の情報が補正されることにな
る。
【0097】
【発明の効果】この発明によれば、IチャンネルのPN
符号と、QチャンネルのPN符号とが一致しているかど
うかに応じて、Pチャンネルの受信出力とQチャンネル
の受信出力とを選択するセレクタを切り替えている。こ
れにより、複数の乗算回路や加算回路、減算回路を用い
ることなく、信号に複素共役を乗じて逆拡散を行う構成
が実現でき、回路規模が削減が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が適用できるCDMA方式の携帯電話
端末の全体構成を示すブロック図である。
【図2】この発明が適用できるCDMA方式の携帯電話
端末における逆拡散回路の一例のブロック図である。
【図3】この発明が適用できるCDMA方式の携帯電話
端末における逆拡散回路の説明に用いるグラフである。
【図4】この発明が適用できるCDMA方式の携帯電話
端末における逆拡散回路の説明に用いる略線図である。
【図5】従来のスペクトラム拡散方式の送信側の説明に
用いるブロック図てある。
【図6】従来のスペクトラム拡散方式の受信側の構成の
一例の説明に用いるブロック図てある。
【図7】従来のスペクトラム拡散方式の受信側の構成の
他の例の説明に用いるブロック図てある。
【符号の説明】
22・・・準同期検波回路、24A、24B・・・A/
Dコンバータ、25A、25B、25C・・・フィン
ガ、55、56・・・セレクタ、57、58、61EX
−ORゲート、59、60・・・PN符号発生回路

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のPN符号により拡散された第1の
    信号と第2のPN符号により拡散された第2の信号とが
    互いに直交する搬送波で変調されて送られてくるスペク
    トラム拡散信号を受信し、上記受信信号を直交検波し、
    上記直交検波出力に複素共役を乗算して上記第1及び第
    2の信号の逆拡散出力を得るようにした受信装置におい
    て、 受信信号を直交検波して得られた第1の検波信号と第2
    の検波信号とを選択して、上記第1の信号の復調出力を
    得るための第1の経路に出力する第1の選択手段と、 上記受信信号を直交検波して得られた第2の検波信号と
    第1の検波信号とを選択して、上記第2の信号の復調出
    力を得るための上記第2の経路に出力する第2の選択手
    段と、 第1のPN符号を発生する第1のPN符号発生手段と、 第2のPN符号を発生する第2のPN符号発生手段と、 上記第1の経路において上記第1の選択手段の出力と上
    記第2のPN符号発生手段の出力との排他的論理和をと
    る第1のEX−ORゲートと、 上記第2の経路において上記第2の選択手段の出力と上
    記第1のPN符号発生手段の出力との排他的論理和をと
    る第2のEX−ORゲートと、 上記第1のPN符号発生手段からの第1のPN符号と上
    記第2のPN信号発生手段からの第2のPN符号とが等
    しいかどうかに応じて上記第1及び第2の選択手段を切
    り替えるスイッチ制御手段とを備え、 上記第1のEX−ORゲート及び上記第2のEX−OR
    ゲートの出力から上記第1及び第2の信号の逆拡散出力
    を得るようにした受信装置。
  2. 【請求項2】 上記受信信号を直交検波して得られる第
    1の検波信号及び第2の検波信号を正負対称なディジタ
    ル信号でディジタル化するようにした請求項1記載の受
    信装置。
  3. 【請求項3】 上記受信信号を直交検波して得られる第
    1の検波信号及び第2の検波信号を2の補数でディジタ
    ル化し、上記2の補数のディジタル信号を正負対称なデ
    ィジタル信号として扱うようにした請求項1記載の受信
    装置。
  4. 【請求項4】 更に、2の補数のディジタル信号を正負
    対称なディジタル信号として扱った場合の補正回路を設
    けるようにした請求項3記載の受信装置。
  5. 【請求項5】 第1のPN符号により拡散された第1の
    信号と第2のPN符号により拡散された第2の信号とが
    互いに直交する搬送波で変調されて送られてくるスペク
    トラム拡散信号を受信し、上記受信信号を直交検波し、
    上記直交検波出力に複素共役を乗算して上記第1及び第
    2の信号の逆拡散出力を得るようにした受信方法におい
    て、 受信信号を直交検波して得られた第1の検波信号と第2
    の検波信号とを選択して、上記第1の信号の復調出力を
    得るための第1の経路に出力すると共に、 上記受信信号を直交検波して得られた第2の検波信号と
    第1の検波信号とを選択して、上記第2の信号の復調出
    力を得るための第2の経路に出力し、 上記第1の経路において上記選択された上記第1の検波
    信号又は上記第2の検波信号と、上記第2のPN符号と
    の排他的論理和をとり、 上記第2の経路において上記選択された上記第2の検波
    信号又は上記第1の検波信号と、上記第1のPN符号と
    の排他的論理和をとり、 上記第1のPN符号と上記第2のPN符号とが等しいか
    どうかに応じて、上記第1の経路に上記第1の検波信号
    と第2の検波信号のどちらを出力するかを決定すると共
    に、上記第2の経路に上記第2の検波信号と第1の検波
    信号のどちらを出力するかを決定し、 上記第1のEX−ORゲート及び上記第2のEX−OR
    ゲートの出力から上記第1及び第2の信号の逆拡散出力
    を得るようにした受信方法。
  6. 【請求項6】 上記受信信号を直交検波して得られる第
    1の検波信号及び第2の検波信号を正負対称なディジタ
    ル信号でディジタル化するようにした請求項5記載の受
    信方法。
  7. 【請求項7】 上記受信信号を直交検波して得られる第
    1の検波信号及び第2の検波信号を2の補数でディジタ
    ル化し、上記2の補数のディジタル信号を正負対称なデ
    ィジタル信号として扱うようにした請求項5記載の受信
    方法。
  8. 【請求項8】 更に、2の補数のディジタル信号を正負
    対称なディジタル信号として扱った場合の補正回路を設
    けるようにした請求項5記載の受信方法。
  9. 【請求項9】 拡散符号により送信信号をスペクトラム
    拡散して送信し、拡散符号の符号系列のパターンや位相
    を異ならせることにより、多次元接続を可能として携帯
    電話システムの端末装置において、 送信側では、第1のPN符号により拡散された第1の信
    号と第2のPN符号により拡散された第2の信号とを互
    いに直交する搬送波で変調するようにしてスペクトラム
    拡散し、受信側では、受信信号を直交検波し、上記直交
    検波出力に複素共役を乗算して上記第1及び第2の信号
    の逆拡散出力を得るようにしたものであり、 受信信号を直交検波して得られた第1の検波信号と第2
    の検波信号とを選択して、上記第1の信号の復調出力を
    得るための第1の経路に出力する第1の選択手段と、 上記受信信号を直交検波して得られた第2の検波信号と
    第1の検波信号とを選択して、上記第2の信号の復調出
    力を得るための上記第2の経路に出力する第2の選択手
    段と、 第1のPN符号を発生する第1のPN符号発生手段と、 第2のPN符号を発生する第2のPN符号発生手段と、 上記第1の経路において上記第1の選択手段の出力と上
    記第2のPN符号発生手段の出力との排他的論理和をと
    る第1のEX−ORゲートと、 上記第2の経路において上記第2の選択手段の出力と上
    記第1のPN符号発生手段の出力との排他的論理和をと
    る第2のEX−ORゲートと、 上記第1のPN符号発生手段からの第1のPN符号と上
    記第2のPN信号発生手段からの第2のPN符号とが等
    しいかどうかに応じて上記第1及び第2の選択手段を切
    り替えるスイッチ制御手段とを備え、 上記第1のEX−ORゲート及び上記第2のEX−OR
    ゲートの出力から上記第1及び第2の信号の逆拡散出力
    を得るようにした携帯電話システムの端末装置。
  10. 【請求項10】 上記受信信号を直交検波して得られる
    第1の検波信号及び第2の検波信号を正負対称なディジ
    タル信号でディジタル化するようにした請求項9記載の
    携帯電話システムの端末装置。
  11. 【請求項11】 上記受信信号を直交検波して得られる
    第1の検波信号及び第2の検波信号を2の補数でディジ
    タル化し、上記2の補数のディジタル信号を正負対称な
    ディジタル信号として扱うようにした請求項9記載の携
    帯電話システムの端末装置。
  12. 【請求項12】 更に、2の補数のディジタル信号を正
    負対称なディジタル信号として扱った場合の補正回路を
    設けるようにした請求項9記載の携帯電話システムの端
    末装置。
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