JPH10167516A - シート搬送装置 - Google Patents
シート搬送装置Info
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- JPH10167516A JPH10167516A JP8323956A JP32395696A JPH10167516A JP H10167516 A JPH10167516 A JP H10167516A JP 8323956 A JP8323956 A JP 8323956A JP 32395696 A JP32395696 A JP 32395696A JP H10167516 A JPH10167516 A JP H10167516A
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- sheet
- suction
- conveying
- conveyance
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Abstract
(57)【要約】
【解決課題】 搬送するシートの厚さ、種類、カール形
状等に依存せず、ベルトニップ方式の定着装置等を用い
た場合であっても、定着装置にシートが突入する時に不
具合が生じることのないシート搬送装置を提供すること
を課題とする。 【解決手段】 画像形成装置の転写部から定着部へとシ
ートを搬送する経路上に配設され、トナー画像を転写さ
れたシートを吸引しながら搬送するための吸引搬送手段
を備えた画像形成装置のシート搬送装置において、当該
シート搬送装置のシートを吸着させる面の形状を、シー
トの搬送方向と直交する方向において上向きに湾曲させ
た形状とするように構成して課題を解決した。
状等に依存せず、ベルトニップ方式の定着装置等を用い
た場合であっても、定着装置にシートが突入する時に不
具合が生じることのないシート搬送装置を提供すること
を課題とする。 【解決手段】 画像形成装置の転写部から定着部へとシ
ートを搬送する経路上に配設され、トナー画像を転写さ
れたシートを吸引しながら搬送するための吸引搬送手段
を備えた画像形成装置のシート搬送装置において、当該
シート搬送装置のシートを吸着させる面の形状を、シー
トの搬送方向と直交する方向において上向きに湾曲させ
た形状とするように構成して課題を解決した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電子写真方式の
複写機やプリンター等の画像形成装置に使用されるシー
ト搬送装置に関し、トナー像をシート上に転写する転写
部と、当該シート上に転写されたトナー像を定着する定
着部との間に配置され、シートを搬送するためのシート
搬送装置に関するものである。
複写機やプリンター等の画像形成装置に使用されるシー
ト搬送装置に関し、トナー像をシート上に転写する転写
部と、当該シート上に転写されたトナー像を定着する定
着部との間に配置され、シートを搬送するためのシート
搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、上記電子写真方式の複写機やプリ
ンター等の画像形成装置としては、感光体ドラム上に形
成されたトナー像を転写部においてシート上に転写した
後、このトナー像が転写されたシートを安定した状態で
定着装置に搬送するために、吸引ファンによってシート
を吸着し、ベルト搬送を行うシート搬送装置によって定
着部へと搬送し、定着部に設けられた定着装置によって
熱及び圧力により、シート上にトナー像を溶融させて定
着し、画像を形成するように構成したものがある。
ンター等の画像形成装置としては、感光体ドラム上に形
成されたトナー像を転写部においてシート上に転写した
後、このトナー像が転写されたシートを安定した状態で
定着装置に搬送するために、吸引ファンによってシート
を吸着し、ベルト搬送を行うシート搬送装置によって定
着部へと搬送し、定着部に設けられた定着装置によって
熱及び圧力により、シート上にトナー像を溶融させて定
着し、画像を形成するように構成したものがある。
【0003】ところで、上記複写機やプリンター等の画
像形成装置では、装置の設置スペース等の関係で、当該
画像形成装置本体の内部に収容された給紙トレイから転
写用紙等のシートを給紙するため、トナー像の転写を受
けるシートは、給紙トレイから所謂Uターン状の搬送経
路を通して転写部に搬送され、シートに上向き又は下向
きのカールが生じる場合がある。また、上記画像形成装
置では、高湿環境下、給紙トレイ中または搬送経路にお
いて、転写用紙等のシートの含水率が周辺部等に不均一
に分布している場合など、カールすることがある。さら
に、上記画像形成装置のうち、カラー画像を形成する装
置では、カラー画像の発色性を向上させるため、シート
として表面にコーティングが施されたものを使用する場
合があり、このような表面にコーティングが施されたシ
ート、特に片面コーティングされたシートにカラー画像
を形成する際に、やはりシートにカールが生じる場合が
ある。
像形成装置では、装置の設置スペース等の関係で、当該
画像形成装置本体の内部に収容された給紙トレイから転
写用紙等のシートを給紙するため、トナー像の転写を受
けるシートは、給紙トレイから所謂Uターン状の搬送経
路を通して転写部に搬送され、シートに上向き又は下向
きのカールが生じる場合がある。また、上記画像形成装
置では、高湿環境下、給紙トレイ中または搬送経路にお
いて、転写用紙等のシートの含水率が周辺部等に不均一
に分布している場合など、カールすることがある。さら
に、上記画像形成装置のうち、カラー画像を形成する装
置では、カラー画像の発色性を向上させるため、シート
として表面にコーティングが施されたものを使用する場
合があり、このような表面にコーティングが施されたシ
ート、特に片面コーティングされたシートにカラー画像
を形成する際に、やはりシートにカールが生じる場合が
ある。
【0004】しかし、このように、上記画像形成装置で
は、定着装置の手前でシートが上向きにカールしている
と、当該シートをシート搬送装置によって定着装置に搬
送する際、シートが定着ロール直前の搬送ガイドに突入
する際の姿勢を規制することができため、紙づまり、耳
折れ、また、シートが定着ロールのニップ部に突入する
際シート挙動が安定しないことにより、紙しわが発生し
てしまうという問題点が生じる。特に、カラー画像の定
着に適した所謂ベルトニップ方式のフューザを使用した
画像形成装置においては、シートがベルトニップフュー
ザを通過して定着されると、当該ベルトニップフューザ
の特性上、シートに下向きのカールを生じてしまうた
め、両面印字時に第1面を印字して定着すると、第2面
の定着時では表裏が反転されて上向きカールとなってし
まい、上述したように、紙づまり、耳折れ等の不具合を
生じやすいという問題点があった。また、上記ベルトニ
ップフューザ以外に、一対のロールを互いに圧接させた
通常の定着装置においても、ロールのニップ幅を広げて
定着性を向上させようとすると、シートにカールを生じ
やすくなり、上記と同様の問題点を生じる。さらに、近
年のカラー化により、トナーが多層に印字されることに
よっても、カールは生じやすくなり、シート搬送での安
定性は重要な問題点となっている。
は、定着装置の手前でシートが上向きにカールしている
と、当該シートをシート搬送装置によって定着装置に搬
送する際、シートが定着ロール直前の搬送ガイドに突入
する際の姿勢を規制することができため、紙づまり、耳
折れ、また、シートが定着ロールのニップ部に突入する
際シート挙動が安定しないことにより、紙しわが発生し
てしまうという問題点が生じる。特に、カラー画像の定
着に適した所謂ベルトニップ方式のフューザを使用した
画像形成装置においては、シートがベルトニップフュー
ザを通過して定着されると、当該ベルトニップフューザ
の特性上、シートに下向きのカールを生じてしまうた
め、両面印字時に第1面を印字して定着すると、第2面
の定着時では表裏が反転されて上向きカールとなってし
まい、上述したように、紙づまり、耳折れ等の不具合を
生じやすいという問題点があった。また、上記ベルトニ
ップフューザ以外に、一対のロールを互いに圧接させた
通常の定着装置においても、ロールのニップ幅を広げて
定着性を向上させようとすると、シートにカールを生じ
やすくなり、上記と同様の問題点を生じる。さらに、近
年のカラー化により、トナーが多層に印字されることに
よっても、カールは生じやすくなり、シート搬送での安
定性は重要な問題点となっている。
【0005】しかし、吸引ファンによるベルト搬送装置
において、シートの厚さ、種類、シートのカール形状に
よって、必要とされる吸引力が異なり、前述の様なカー
ルしたシートが搬送される際、シートの状態によって十
分な吸着力が得られないと、シートが定着装置に突入す
る時に、耳折れ、ジャム、紙しわが発生してしまうとい
う問題点があった。
において、シートの厚さ、種類、シートのカール形状に
よって、必要とされる吸引力が異なり、前述の様なカー
ルしたシートが搬送される際、シートの状態によって十
分な吸着力が得られないと、シートが定着装置に突入す
る時に、耳折れ、ジャム、紙しわが発生してしまうとい
う問題点があった。
【0006】そこで、かかる問題点を解決する技術とし
ては、例えば、特開平04−121357号公報や特開
平03−293253号公報、及び特開平07−530
89号公報に開示されているものがある。
ては、例えば、特開平04−121357号公報や特開
平03−293253号公報、及び特開平07−530
89号公報に開示されているものがある。
【0007】上記特開平04−121357号公報に係
る搬送吸引ファンの回転数制御装置は、検知手段で搬送
吸引ファンと搬送ベルト上の転写紙との距離に基づい
て、搬送吸引ファンの回転数を調整制御する手段を設け
ることにより、転写紙を紙質に応じて適正な吸着力で定
着部へ搬送し、定着部での耳折れ、しわ、ジャム等の搬
送不良を防止するように構成したものである。
る搬送吸引ファンの回転数制御装置は、検知手段で搬送
吸引ファンと搬送ベルト上の転写紙との距離に基づい
て、搬送吸引ファンの回転数を調整制御する手段を設け
ることにより、転写紙を紙質に応じて適正な吸着力で定
着部へ搬送し、定着部での耳折れ、しわ、ジャム等の搬
送不良を防止するように構成したものである。
【0008】また、上記特開平7−53089号公報に
係るシート搬送装置は、シート搬送面をシートが吸引さ
れる方向に湾曲した形状にすることにより、シート搬送
装置下流のニップ部にシートが進入する際のショックを
吸収するように構成したものである。
係るシート搬送装置は、シート搬送面をシートが吸引さ
れる方向に湾曲した形状にすることにより、シート搬送
装置下流のニップ部にシートが進入する際のショックを
吸収するように構成したものである。
【0009】さらに、上記特開平3−293253号公
報に係る用紙吸引式搬送装置は、搬送される用紙のサイ
ズ検知内容に応じて、吸引孔の開口状態を変化させる開
閉手段を設けることにより、用紙に覆われていない空気
漏れを減少させ、安定した吸引力を確保するように構成
したものである。
報に係る用紙吸引式搬送装置は、搬送される用紙のサイ
ズ検知内容に応じて、吸引孔の開口状態を変化させる開
閉手段を設けることにより、用紙に覆われていない空気
漏れを減少させ、安定した吸引力を確保するように構成
したものである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術の場合には、次のような問題点を有している。す
なわち、上記特開平04−121357号公報や特開平
3−293253号公報に係る装置の場合には、検知手
段で搬送吸引ファンと搬送ベルト上の転写紙との距離に
基づいて、搬送吸引ファンの回転数を調整制御する手段
を設けるように構成したものであるため、用紙の厚さ、
種類、カール形状等のさまざまな要因を検知することが
必要となり、その状態によって複雑な制御を行わなくて
はならない。また、シートの吸引力による制御では、定
着装置に突入する時の吸引が及ばない範囲のシートの姿
勢を制御することができず、定着装置突入時の不具合が
解決されないという問題点があった。
来技術の場合には、次のような問題点を有している。す
なわち、上記特開平04−121357号公報や特開平
3−293253号公報に係る装置の場合には、検知手
段で搬送吸引ファンと搬送ベルト上の転写紙との距離に
基づいて、搬送吸引ファンの回転数を調整制御する手段
を設けるように構成したものであるため、用紙の厚さ、
種類、カール形状等のさまざまな要因を検知することが
必要となり、その状態によって複雑な制御を行わなくて
はならない。また、シートの吸引力による制御では、定
着装置に突入する時の吸引が及ばない範囲のシートの姿
勢を制御することができず、定着装置突入時の不具合が
解決されないという問題点があった。
【0011】また、上記特開平7−53089号公報に
係るシート搬送装置の場合には、通常のシートの搬送は
安定し、突入時のショックを吸収することができるが、
ベルトニップフューザによる両面印字時の第2面目のよ
うな上向きカールのシートに対しては、かえって搬送が
不安定となってしまうという問題点があった。さらに、
定着装置への用紙進入角度が規制されてしまうため、ベ
ルトニップフューザには不向きであるという問題点があ
った。
係るシート搬送装置の場合には、通常のシートの搬送は
安定し、突入時のショックを吸収することができるが、
ベルトニップフューザによる両面印字時の第2面目のよ
うな上向きカールのシートに対しては、かえって搬送が
不安定となってしまうという問題点があった。さらに、
定着装置への用紙進入角度が規制されてしまうため、ベ
ルトニップフューザには不向きであるという問題点があ
った。
【0012】そこで、この発明は、上記従来技術の問題
点を解決するためになされたもので、その目的とすると
ころは、搬送するシートの厚さ、種類、カール形状等に
依存せず、ベルトニップ方式の定着装置等を用いた場合
であっても、定着装置にシートが突入する時に不具合が
生じることのないシート搬送装置を提供することにあ
る。
点を解決するためになされたもので、その目的とすると
ころは、搬送するシートの厚さ、種類、カール形状等に
依存せず、ベルトニップ方式の定着装置等を用いた場合
であっても、定着装置にシートが突入する時に不具合が
生じることのないシート搬送装置を提供することにあ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】すなわち、請求項1に記
載された発明は、画像形成装置の転写部から定着部へと
シートを搬送する経路上に配設され、トナー画像を転写
されたシートを吸引しながら搬送するための吸引搬送手
段を備えた画像形成装置のシート搬送装置において、当
該シート搬送装置のシートを吸着させる面の形状を、シ
ートの搬送方向と直交する方向において上向きに湾曲さ
せた形状とするように構成されている。
載された発明は、画像形成装置の転写部から定着部へと
シートを搬送する経路上に配設され、トナー画像を転写
されたシートを吸引しながら搬送するための吸引搬送手
段を備えた画像形成装置のシート搬送装置において、当
該シート搬送装置のシートを吸着させる面の形状を、シ
ートの搬送方向と直交する方向において上向きに湾曲さ
せた形状とするように構成されている。
【0014】また、請求項2に記載された発明は、請求
項1に記載のシート搬送装置であって、上記吸引搬送手
段において、シートの搬送方向と直交する方向の両端部
のシート吸着力を、中央部よりも強くなるように設定し
たものである。
項1に記載のシート搬送装置であって、上記吸引搬送手
段において、シートの搬送方向と直交する方向の両端部
のシート吸着力を、中央部よりも強くなるように設定し
たものである。
【0015】さらに、請求項3に記載された発明は、請
求項1又は2に記載のシート搬送装置において、上記吸
引搬送手段によって搬送されるシートの先端が、画像形
成装置の定着部に配置された定着装置にニップされた
後、吸引搬送手段の吸引手段を遮断してシートの吸着を
停止し、定着装置の搬送力によってシートを送り、シー
トの後端が吸引搬送手段を離れた後、再び吸引を行い、
次のシートを搬送するように構成したものである。
求項1又は2に記載のシート搬送装置において、上記吸
引搬送手段によって搬送されるシートの先端が、画像形
成装置の定着部に配置された定着装置にニップされた
後、吸引搬送手段の吸引手段を遮断してシートの吸着を
停止し、定着装置の搬送力によってシートを送り、シー
トの後端が吸引搬送手段を離れた後、再び吸引を行い、
次のシートを搬送するように構成したものである。
【0016】
【作用】この発明は、シートを吸引しながら搬送するシ
ート搬送装置において、シートの搬送方向と直交する方
向において上向きに湾曲させた形状の搬送面を用いるこ
とで、シートのこしを利用することができ、簡易な構成
で、定着装置への突入時に生じる耳折れ、ジャム、紙し
わ等の不具合を解消することができる。
ート搬送装置において、シートの搬送方向と直交する方
向において上向きに湾曲させた形状の搬送面を用いるこ
とで、シートのこしを利用することができ、簡易な構成
で、定着装置への突入時に生じる耳折れ、ジャム、紙し
わ等の不具合を解消することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下にこの発明を図示の実施の形
態に基づいて説明する。
態に基づいて説明する。
【0018】図2はこの発明に係るシート搬送装置を適
用した画像形成装置の一実施の形態を示すものである。
用した画像形成装置の一実施の形態を示すものである。
【0019】図2において、1は像担持体としての感光
体ドラムを示すものであり、この感光体ドラム1は、図
示しない駆動手段によって矢印方向に沿って所定の速度
で回転駆動されるようになっている。上記感光体ドラム
1の周囲には、図示されていないが、当該感光体ドラム
1の表面を一様に帯電する一次帯電手段、画像露光手
段、現像手段、クリーニング手段等の公知の画像形成手
段が配置されており、当該感光体ドラム1の表面には、
公知の画像形成プロセスにより、図示しない原稿の画像
又は画像情報に応じたトナー像が形成されるようになっ
ている。なお、上記像担持体は、例えば、白黒の画像形
成装置の場合には上述したように感光体ドラムまたは感
光体ベルトからなるが、カラーの画像形成装置の場合に
は、感光体ドラムまたは感光体ベルトの他に、さらに中
間転写体ベルトからなる場合もある。ただし、いずれの
場合においても、それらの像担持体周囲の構成は、それ
ぞれ従来装置と同様である。
体ドラムを示すものであり、この感光体ドラム1は、図
示しない駆動手段によって矢印方向に沿って所定の速度
で回転駆動されるようになっている。上記感光体ドラム
1の周囲には、図示されていないが、当該感光体ドラム
1の表面を一様に帯電する一次帯電手段、画像露光手
段、現像手段、クリーニング手段等の公知の画像形成手
段が配置されており、当該感光体ドラム1の表面には、
公知の画像形成プロセスにより、図示しない原稿の画像
又は画像情報に応じたトナー像が形成されるようになっ
ている。なお、上記像担持体は、例えば、白黒の画像形
成装置の場合には上述したように感光体ドラムまたは感
光体ベルトからなるが、カラーの画像形成装置の場合に
は、感光体ドラムまたは感光体ベルトの他に、さらに中
間転写体ベルトからなる場合もある。ただし、いずれの
場合においても、それらの像担持体周囲の構成は、それ
ぞれ従来装置と同様である。
【0020】上記感光体ドラム1の表面に形成されたト
ナー像は、当該感光体ドラム1の表面に接触し、かつ所
定の転写電圧が印加される転写ロール2によって、所定
のタイミングでこれら感光体ドラム1と転写ロール2が
接触する転写部に搬送されるシート3上に転写される。
なお、転写手段としては、転写ロール2を用いて従来装
置と同様に行っているが、転写ロール2の代わりにコロ
トロンを用いても良いことは勿論である。
ナー像は、当該感光体ドラム1の表面に接触し、かつ所
定の転写電圧が印加される転写ロール2によって、所定
のタイミングでこれら感光体ドラム1と転写ロール2が
接触する転写部に搬送されるシート3上に転写される。
なお、転写手段としては、転写ロール2を用いて従来装
置と同様に行っているが、転写ロール2の代わりにコロ
トロンを用いても良いことは勿論である。
【0021】上記感光体ドラム1上からトナー像が転写
されたシート3は、シート搬送装置4を介して定着装置
5へ搬送され、当該定着装置5によって熱及び圧力でシ
ート3上にトナー像が定着され、装置の外部に排出され
て画像形成工程が終了する。ここで、上記定着装置5と
しては、ヒートロール51の下部に、複数のロールによ
って回転可能に支持されたベルト52を圧接させ、当該
ヒートロール51とベルト52との間に面積の大きなニ
ップ部を形成するように構成したものが用いられ、この
ヒートロール51と圧力印加用のベルト52とのニップ
部にシートを通過させることにより、ヒートロール51
の内部に配置された図示しない加熱手段による熱及び圧
力によって、シート3上にトナー像を定着させるもので
あり、主としてカラー画像の定着に適したものである。
なお、上記シート3の両面に画像を形成する場合には、
片面にトナー像が定着されたシート3を、図示しない両
面複写用の搬送経路を介して、表裏を反転した状態で再
度転写部へと搬送し、シート3の裏面にトナー像を転写
定着するように構成しても良い。
されたシート3は、シート搬送装置4を介して定着装置
5へ搬送され、当該定着装置5によって熱及び圧力でシ
ート3上にトナー像が定着され、装置の外部に排出され
て画像形成工程が終了する。ここで、上記定着装置5と
しては、ヒートロール51の下部に、複数のロールによ
って回転可能に支持されたベルト52を圧接させ、当該
ヒートロール51とベルト52との間に面積の大きなニ
ップ部を形成するように構成したものが用いられ、この
ヒートロール51と圧力印加用のベルト52とのニップ
部にシートを通過させることにより、ヒートロール51
の内部に配置された図示しない加熱手段による熱及び圧
力によって、シート3上にトナー像を定着させるもので
あり、主としてカラー画像の定着に適したものである。
なお、上記シート3の両面に画像を形成する場合には、
片面にトナー像が定着されたシート3を、図示しない両
面複写用の搬送経路を介して、表裏を反転した状態で再
度転写部へと搬送し、シート3の裏面にトナー像を転写
定着するように構成しても良い。
【0022】ところで、この実施の形態に係るシート搬
送装置は、当該シート搬送装置のシートを吸着させる面
の形状を、シートの搬送方向と直交する方向において上
向きに湾曲させた形状とするように構成されている。ま
た、上記吸引搬送手段において、シートの搬送方向と直
交する方向の両端部のシート吸着力を、中央部よりも強
くなるように設定されている。さらに、上記吸引搬送手
段によって搬送されるシートの先端が、画像形成装置の
定着部に配置された定着装置にニップされた後、吸引搬
送手段の吸引手段を遮断してシートの吸着を停止し、定
着装置の搬送力によってシートを送り、シートの後端が
吸引搬送手段を離れた後、再び吸引を行い、次のシート
を搬送するように構成されている。
送装置は、当該シート搬送装置のシートを吸着させる面
の形状を、シートの搬送方向と直交する方向において上
向きに湾曲させた形状とするように構成されている。ま
た、上記吸引搬送手段において、シートの搬送方向と直
交する方向の両端部のシート吸着力を、中央部よりも強
くなるように設定されている。さらに、上記吸引搬送手
段によって搬送されるシートの先端が、画像形成装置の
定着部に配置された定着装置にニップされた後、吸引搬
送手段の吸引手段を遮断してシートの吸着を停止し、定
着装置の搬送力によってシートを送り、シートの後端が
吸引搬送手段を離れた後、再び吸引を行い、次のシート
を搬送するように構成されている。
【0023】すなわち、この実施の形態1に係る画像形
成装置に適用されたシート搬送装置4は、図1及び図2
に示すように、搬送ベルト41、搬送ガイド42、吸引
ファン43からなり、転写部にて未定着トナー像が転写
されたシート3は、吸引ファン43による圧力差によ
り、搬送ベルト41及び搬送ガイド42に吸着された状
態で、定着装置5に搬送される。上記搬送ベルト41
は、複数のアイドラー44等、及びドライブロール45
によって回転可能に配置されている。
成装置に適用されたシート搬送装置4は、図1及び図2
に示すように、搬送ベルト41、搬送ガイド42、吸引
ファン43からなり、転写部にて未定着トナー像が転写
されたシート3は、吸引ファン43による圧力差によ
り、搬送ベルト41及び搬送ガイド42に吸着された状
態で、定着装置5に搬送される。上記搬送ベルト41
は、複数のアイドラー44等、及びドライブロール45
によって回転可能に配置されている。
【0024】また、上記シート搬送装置4の搬送ベルト
は、シート3の搬送方向と直交する方向に複数(図示例
では5つ)に分割されており、これらの複数に分割され
た搬送ベルト41は、それぞれ複数の吸引孔46を持
ち、シート3の搬送方向と直交する方向に円弧形状を描
くように中央部が最も高く、端部に行くに従って低くな
るように段差を持って配置されている。これらの搬送ベ
ルト41は、搬送面とは逆側に配置されたドライブロー
ル45により、モータ47によって回転駆動されるよう
になっている。
は、シート3の搬送方向と直交する方向に複数(図示例
では5つ)に分割されており、これらの複数に分割され
た搬送ベルト41は、それぞれ複数の吸引孔46を持
ち、シート3の搬送方向と直交する方向に円弧形状を描
くように中央部が最も高く、端部に行くに従って低くな
るように段差を持って配置されている。これらの搬送ベ
ルト41は、搬送面とは逆側に配置されたドライブロー
ル45により、モータ47によって回転駆動されるよう
になっている。
【0025】さらに、上記シート搬送装置4の搬送ガイ
ド42も、シート3の搬送方向と直交する方向に円弧状
に形成されており、複数の吸引孔48を持っている。
ド42も、シート3の搬送方向と直交する方向に円弧状
に形成されており、複数の吸引孔48を持っている。
【0026】また、上記吸引ファン43は、図3に示す
ように、シート搬送装置4の内部に配置されており、当
該吸引ファン43の吸引力は、中央部が最も弱く、端部
に行くに従って吸着力が徐々に強くなるように、吸引孔
46の大きさ、数、位置等により設定し、用紙搬送ガイ
ド42の円弧形状の方向と逆方向のカールを持ったシー
ト3、特に厚紙でも搬送面に吸着することができるよう
に構成されている。なお、図3の図示例では、搬送ベル
ト41及び搬送ガイド42の上端面と吸引ファン43の
間に、遮蔽板49が配設されており、この遮蔽板49に
設けられたシート3の搬送方向に沿った細長い吸引用の
開口部49aの開口幅が、中央部の吸引用開口部49a
の開口幅が狭く、端部の吸引用開口部49aに行くに従
って開口幅が次第に広くなるように設定されており、吸
引ファン43の吸引力が、中央部が最も弱く、端部に行
くに従って吸着力が徐々に強くなるように構成されてい
る。
ように、シート搬送装置4の内部に配置されており、当
該吸引ファン43の吸引力は、中央部が最も弱く、端部
に行くに従って吸着力が徐々に強くなるように、吸引孔
46の大きさ、数、位置等により設定し、用紙搬送ガイ
ド42の円弧形状の方向と逆方向のカールを持ったシー
ト3、特に厚紙でも搬送面に吸着することができるよう
に構成されている。なお、図3の図示例では、搬送ベル
ト41及び搬送ガイド42の上端面と吸引ファン43の
間に、遮蔽板49が配設されており、この遮蔽板49に
設けられたシート3の搬送方向に沿った細長い吸引用の
開口部49aの開口幅が、中央部の吸引用開口部49a
の開口幅が狭く、端部の吸引用開口部49aに行くに従
って開口幅が次第に広くなるように設定されており、吸
引ファン43の吸引力が、中央部が最も弱く、端部に行
くに従って吸着力が徐々に強くなるように構成されてい
る。
【0027】以上の構成において、この実施の形態1に
係るシート搬送装置を適用した画像形成装置では、次の
ようにして、搬送するシートの厚さ、種類、カール形状
等に依存せず、ベルトニップ方式の定着装置等を用いた
場合であっても、定着装置にシートが突入する時に不具
合が生じることがないようになっている。
係るシート搬送装置を適用した画像形成装置では、次の
ようにして、搬送するシートの厚さ、種類、カール形状
等に依存せず、ベルトニップ方式の定着装置等を用いた
場合であっても、定着装置にシートが突入する時に不具
合が生じることがないようになっている。
【0028】すなわち、上記実施の形態1に係る画像形
成装置では、図2に示すように、感光体ドラム1上に形
成されたトナー像が、転写ロール2によってシート3上
に転写された後、この未定着トナー像が転写されたシー
ト3は、シート搬送装置4を介して定着装置5へと搬送
され、当該定着装置5によって未定着トナー像が熱及び
圧力でシート3上に定着されて、画像の形成が行われ
る。
成装置では、図2に示すように、感光体ドラム1上に形
成されたトナー像が、転写ロール2によってシート3上
に転写された後、この未定着トナー像が転写されたシー
ト3は、シート搬送装置4を介して定着装置5へと搬送
され、当該定着装置5によって未定着トナー像が熱及び
圧力でシート3上に定着されて、画像の形成が行われ
る。
【0029】その際、上記感光体ドラム1下部の転写部
にてトナー像が転写されたシート3は、シート搬送装置
4の吸引ファン43によって搬送ガイド42及び搬送ベ
ルト41の吸引孔48、46から吸引することにより、
搬送ベルト41の段差、用紙搬送ガイド42の円弧状の
搬送面に吸着して搬送され、定着装置5に搬送される。
そして、シート3の先端が定着装置5にニップされた後
は、シート3及び当該シート3上に転写されたトナー像
に対して負荷を与えないように吸引ファン43等からな
る吸引手段を遮断し、シート3の吸着を停止して、定着
装置5の搬送力によりシート3を送り、シート3の後端
が搬送ベルト41を離れた後、再び吸引ファン43によ
る吸引を行い、次のシート3を吸着して搬送するように
なっている。
にてトナー像が転写されたシート3は、シート搬送装置
4の吸引ファン43によって搬送ガイド42及び搬送ベ
ルト41の吸引孔48、46から吸引することにより、
搬送ベルト41の段差、用紙搬送ガイド42の円弧状の
搬送面に吸着して搬送され、定着装置5に搬送される。
そして、シート3の先端が定着装置5にニップされた後
は、シート3及び当該シート3上に転写されたトナー像
に対して負荷を与えないように吸引ファン43等からな
る吸引手段を遮断し、シート3の吸着を停止して、定着
装置5の搬送力によりシート3を送り、シート3の後端
が搬送ベルト41を離れた後、再び吸引ファン43によ
る吸引を行い、次のシート3を吸着して搬送するように
なっている。
【0030】このように、上記実施の形態に係るシート
搬送装置4では、図1に示すように、シート搬送面の形
状を、シート3の搬送方向と直交する方向に円弧状に
し、その形状に沿ってシート3を吸引吸着させ、図4に
示すように、強制的にシート3に円弧状のカールを付加
することにより、シート3の厚さ、種類、カール形状に
依存せずに、均一に搬送することが可能となり、両面印
字時に生じる上向きカールを持ったシート3に対して、
定着装置5への搬送時等、吸引力が低下することが部分
的に生じても、図5に示すように、上向きの円弧状のカ
ールが強制的に付加されたシート3のこし(剛性)によ
ってシート3の搬送姿勢が安定し、耳折れ、ジャム、紙
しわが発生することがない。また、軸方向について両端
部の吸着力を中央部よりも高く設定したので、大きなカ
ールをもつシート3、厚紙等が送られてきても円弧状に
沿わせて安定した搬送を行うことができる。さらに、定
着装置5への突入時は、吸引ファン43を遮断し、定着
装置5の搬送力によってシート3を送るようにしたの
で、転写されたトナー画像、シート3に対して付加を与
えることなく、シート3を搬送することができる。
搬送装置4では、図1に示すように、シート搬送面の形
状を、シート3の搬送方向と直交する方向に円弧状に
し、その形状に沿ってシート3を吸引吸着させ、図4に
示すように、強制的にシート3に円弧状のカールを付加
することにより、シート3の厚さ、種類、カール形状に
依存せずに、均一に搬送することが可能となり、両面印
字時に生じる上向きカールを持ったシート3に対して、
定着装置5への搬送時等、吸引力が低下することが部分
的に生じても、図5に示すように、上向きの円弧状のカ
ールが強制的に付加されたシート3のこし(剛性)によ
ってシート3の搬送姿勢が安定し、耳折れ、ジャム、紙
しわが発生することがない。また、軸方向について両端
部の吸着力を中央部よりも高く設定したので、大きなカ
ールをもつシート3、厚紙等が送られてきても円弧状に
沿わせて安定した搬送を行うことができる。さらに、定
着装置5への突入時は、吸引ファン43を遮断し、定着
装置5の搬送力によってシート3を送るようにしたの
で、転写されたトナー画像、シート3に対して付加を与
えることなく、シート3を搬送することができる。
【0031】また、上記シート搬送装置3では、強制的
にシートに円弧状のカールを付加した状態で、シート3
を定着装置5に搬送するため、当該シート3の先端がシ
ート搬送装置3を離れて吸引力を受けなくなった場合で
も、上向きに円弧状にカールしたシート3のこし(剛
性)によって、シート3の先端は、シート搬送装置3と
定着装置5との間に配置された搬送ガイドに若干押し付
けられた状態で、定着装置5のニップ部に搬送される。
そのため、上記シート3の先端は、定着装置5に突入す
る直前に、搬送ガイドによって平坦に変形されるので、
上述したようにシート3の搬送姿勢が安定し、耳折れ、
ジャム、紙しわが発生するのを確実に防止することがで
きる。
にシートに円弧状のカールを付加した状態で、シート3
を定着装置5に搬送するため、当該シート3の先端がシ
ート搬送装置3を離れて吸引力を受けなくなった場合で
も、上向きに円弧状にカールしたシート3のこし(剛
性)によって、シート3の先端は、シート搬送装置3と
定着装置5との間に配置された搬送ガイドに若干押し付
けられた状態で、定着装置5のニップ部に搬送される。
そのため、上記シート3の先端は、定着装置5に突入す
る直前に、搬送ガイドによって平坦に変形されるので、
上述したようにシート3の搬送姿勢が安定し、耳折れ、
ジャム、紙しわが発生するのを確実に防止することがで
きる。
【0032】実施の形態2 図6はこの発明の実施の形態2を示すものであり、前記
実施の形態と同一の部分には同一の符号を付して説明す
れば、この実施の形態2では、定着装置5が、ベルトニ
ップ方式のフューザではなく、プレッシャーロール及び
ヒートロールのロール対からなる定着装置となってい
る。このようにロール対による定着装置5を持つ画像形
成装置においては、シート搬送装置4からの定着装置5
への突入角度は、やや上向きになるように設定するのが
良い。
実施の形態と同一の部分には同一の符号を付して説明す
れば、この実施の形態2では、定着装置5が、ベルトニ
ップ方式のフューザではなく、プレッシャーロール及び
ヒートロールのロール対からなる定着装置となってい
る。このようにロール対による定着装置5を持つ画像形
成装置においては、シート搬送装置4からの定着装置5
への突入角度は、やや上向きになるように設定するのが
良い。
【0033】その他の構成及び作用は、前記実施の形態
1と同様であるので、その説明を省略する。
1と同様であるので、その説明を省略する。
【0034】実施の形態3 図7はこの発明の実施の形態3を示すものであり、前記
実施の形態と同一の部分には同一の符号を付して説明す
れば、この実施の形態3では、搬送ベルト及び搬送ガイ
ドによる円弧形状は、一定である必要はないため、搬送
方向において、定着装置側ほど円弧の径が小さくなるよ
うに搬送ガイド、搬送ベルトを配置し、シートが搬送さ
れるに従い、徐々に円弧形状になるように配置されてい
る。
実施の形態と同一の部分には同一の符号を付して説明す
れば、この実施の形態3では、搬送ベルト及び搬送ガイ
ドによる円弧形状は、一定である必要はないため、搬送
方向において、定着装置側ほど円弧の径が小さくなるよ
うに搬送ガイド、搬送ベルトを配置し、シートが搬送さ
れるに従い、徐々に円弧形状になるように配置されてい
る。
【0035】こうした場合には、シート3が厚紙、ある
いは上向きに大きくカールしたシートであっても、確実
に上向きの円弧状にカールさせることができる。
いは上向きに大きくカールしたシートであっても、確実
に上向きの円弧状にカールさせることができる。
【0036】その他の構成及び作用は、前記実施の形態
1と同様であるので、その説明を省略する。
1と同様であるので、その説明を省略する。
【0037】実施の形態4 図8はこの発明の実施の形態4を示すものであり、前記
実施の形態と同一の部分には同一の符号を付して説明す
れば、この実施の形態4では、中央部以外の搬送ベルト
41が傾斜するように配置されており、シート搬送装置
4の搬送面が一層円弧状に近くなるように構成されてい
る。
実施の形態と同一の部分には同一の符号を付して説明す
れば、この実施の形態4では、中央部以外の搬送ベルト
41が傾斜するように配置されており、シート搬送装置
4の搬送面が一層円弧状に近くなるように構成されてい
る。
【0038】また、シート搬送装置4の搬送面は、図9
に示すように、中央部以外の搬送ベルトを円弧状に形成
されたローラ60によって軸支することにより、シート
搬送装置4の搬送面を一層円弧状に近くなるように構成
しても良い。
に示すように、中央部以外の搬送ベルトを円弧状に形成
されたローラ60によって軸支することにより、シート
搬送装置4の搬送面を一層円弧状に近くなるように構成
しても良い。
【0039】その他の構成及び作用は、前記実施の形態
1と同様であるので、その説明を省略する。
1と同様であるので、その説明を省略する。
【0040】なお、前記実施の形態において、吸引手段
は、吸引ファンによる吸引吸着のほか、静電吸着でもよ
く、吸着力可変手段により、位置及びシートの状態によ
って可変であってもよい。
は、吸引ファンによる吸引吸着のほか、静電吸着でもよ
く、吸着力可変手段により、位置及びシートの状態によ
って可変であってもよい。
【0041】
【発明の効果】この発明は、以上の構成及び作用よりな
るもので、シート搬送面の形状をシートの搬送方向と直
交する方向に円弧状にし、その形状に沿ってシートを吸
引吸着させ、強制的にシートに円弧状のカールを付ける
ことにより、用紙の厚さ、種類、カール形状に依存せず
に、均一に搬送することが可能となり、両面印字時など
に生じるような上向きカールを持ったシートに対して、
定着装置への搬送時等、吸引力が低下することが部分的
に生じても、シートのこしによってシートの搬送姿勢を
安定させることができ、耳折れ、ジャム、紙しわ等が発
生することがない。また、軸方向について両端部の吸着
力を中央部よりも高く設定することにより、大きなカー
ルをもつシート、厚紙等が送られてきても円弧状に沿わ
せて安定した搬送を行うことができる。さらに、定着装
置への突入時は、吸引手段を遮断し、定着装置の搬送力
によってシートを搬送するように構成することにより、
転写されたトナー画像、シートに対して負荷を与えるこ
となく、シートを搬送することができる。
るもので、シート搬送面の形状をシートの搬送方向と直
交する方向に円弧状にし、その形状に沿ってシートを吸
引吸着させ、強制的にシートに円弧状のカールを付ける
ことにより、用紙の厚さ、種類、カール形状に依存せず
に、均一に搬送することが可能となり、両面印字時など
に生じるような上向きカールを持ったシートに対して、
定着装置への搬送時等、吸引力が低下することが部分的
に生じても、シートのこしによってシートの搬送姿勢を
安定させることができ、耳折れ、ジャム、紙しわ等が発
生することがない。また、軸方向について両端部の吸着
力を中央部よりも高く設定することにより、大きなカー
ルをもつシート、厚紙等が送られてきても円弧状に沿わ
せて安定した搬送を行うことができる。さらに、定着装
置への突入時は、吸引手段を遮断し、定着装置の搬送力
によってシートを搬送するように構成することにより、
転写されたトナー画像、シートに対して負荷を与えるこ
となく、シートを搬送することができる。
【図1】 図1はこの発明に係るシート搬送装置の実施
の形態1を示す正面図である。
の形態1を示す正面図である。
【図2】 図2はこの発明に係るシート搬送装置を適用
した画像形成装置の一実施の形態を示す構成図である。
した画像形成装置の一実施の形態を示す構成図である。
【図3】 図3はこの発明に係るシート搬送装置の実施
の形態1を示す一部破断の平面図である。
の形態1を示す一部破断の平面図である。
【図4】 図4はこの発明に係るシート搬送装置の実施
の形態1を示す斜視図である。
の形態1を示す斜視図である。
【図5】 図5はこの発明に係るシート搬送装置の実施
の形態1を示すシート搬送状態の斜視図である。
の形態1を示すシート搬送状態の斜視図である。
【図6】 図6はこの発明に係るシート搬送装置を適用
した画像形成装置の他の実施の形態を示す構成図であ
る。
した画像形成装置の他の実施の形態を示す構成図であ
る。
【図7】 図7はこの発明に係るシート搬送装置の実施
の形態2を示す斜視図である。
の形態2を示す斜視図である。
【図8】 図8はこの発明に係るシート搬送装置の実施
の形態3を示す正面図である。
の形態3を示す正面図である。
【図9】 図9はこの発明に係るシート搬送装置の実施
の形態4を示す説明図である。
の形態4を示す説明図である。
4 シート搬送装置、41 搬送ベルト、42 搬送ガ
イド、43 吸引ファン、44 アイドラー、45 ド
ライブロール、46 吸引孔、47 モータ、48 吸
引孔、49 遮蔽板、49a 吸引用の開口部。
イド、43 吸引ファン、44 アイドラー、45 ド
ライブロール、46 吸引孔、47 モータ、48 吸
引孔、49 遮蔽板、49a 吸引用の開口部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小川原 則雄 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 小西 正孝 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 画像形成装置の転写部から定着部へとシ
ートを搬送する経路上に配設され、トナー画像を転写さ
れたシートを吸引しながら搬送するための吸引搬送手段
を備えた画像形成装置のシート搬送装置において、当該
シート搬送装置のシートを吸着させる面の形状を、シー
トの搬送方向と直交する方向において上向きに湾曲させ
た形状としたことを特徴とするシート搬送装置。 - 【請求項2】 上記吸引搬送手段において、シートの搬
送方向と直交する方向の両端部のシート吸着力を、中央
部よりも強くなるように設定したことを特徴とする請求
項1記載のシート搬送装置。 - 【請求項3】 上記吸引搬送手段によって搬送されるシ
ートの先端が、画像形成装置の定着部に配置された定着
装置にニップされた後、吸引搬送手段の吸引手段を遮断
してシートの吸着を停止し、定着装置の搬送力によって
シートを送り、シートの後端が吸引搬送手段を離れた
後、再び吸引を行い、次のシートを搬送することを特徴
とする請求項1又は2記載のシート搬送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8323956A JPH10167516A (ja) | 1996-12-04 | 1996-12-04 | シート搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8323956A JPH10167516A (ja) | 1996-12-04 | 1996-12-04 | シート搬送装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10167516A true JPH10167516A (ja) | 1998-06-23 |
Family
ID=18160513
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8323956A Pending JPH10167516A (ja) | 1996-12-04 | 1996-12-04 | シート搬送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10167516A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007302351A (ja) * | 2006-05-08 | 2007-11-22 | Ricoh Elemex Corp | カール補正ベルト搬送装置 |
US8380114B2 (en) | 2009-03-12 | 2013-02-19 | Ricoh Company, Ltd. | Image forming apparatus and method |
JP2020070133A (ja) * | 2018-10-30 | 2020-05-07 | 株式会社豊田自動織機 | 吸着装置 |
-
1996
- 1996-12-04 JP JP8323956A patent/JPH10167516A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007302351A (ja) * | 2006-05-08 | 2007-11-22 | Ricoh Elemex Corp | カール補正ベルト搬送装置 |
US8380114B2 (en) | 2009-03-12 | 2013-02-19 | Ricoh Company, Ltd. | Image forming apparatus and method |
JP2020070133A (ja) * | 2018-10-30 | 2020-05-07 | 株式会社豊田自動織機 | 吸着装置 |
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