JPH10159661A - 通路の連通遮断異常検出装置 - Google Patents
通路の連通遮断異常検出装置Info
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- JPH10159661A JPH10159661A JP8317610A JP31761096A JPH10159661A JP H10159661 A JPH10159661 A JP H10159661A JP 8317610 A JP8317610 A JP 8317610A JP 31761096 A JP31761096 A JP 31761096A JP H10159661 A JPH10159661 A JP H10159661A
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- JP
- Japan
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- exhaust gas
- control valve
- passage
- opening
- gas recirculation
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M26/00—Engine-pertinent apparatus for adding exhaust gases to combustion-air, main fuel or fuel-air mixture, e.g. by exhaust gas recirculation [EGR] systems
- F02M26/52—Systems for actuating EGR valves
- F02M26/55—Systems for actuating EGR valves using vacuum actuators
- F02M26/56—Systems for actuating EGR valves using vacuum actuators having pressure modulation valves
- F02M26/57—Systems for actuating EGR valves using vacuum actuators having pressure modulation valves using electronic means, e.g. electromagnetic valves
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M26/00—Engine-pertinent apparatus for adding exhaust gases to combustion-air, main fuel or fuel-air mixture, e.g. by exhaust gas recirculation [EGR] systems
- F02M26/49—Detecting, diagnosing or indicating an abnormal function of the EGR system
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- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
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- F02M26/00—Engine-pertinent apparatus for adding exhaust gases to combustion-air, main fuel or fuel-air mixture, e.g. by exhaust gas recirculation [EGR] systems
- F02M26/45—Sensors specially adapted for EGR systems
- F02M26/48—EGR valve position sensors
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- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
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- F02M26/00—Engine-pertinent apparatus for adding exhaust gases to combustion-air, main fuel or fuel-air mixture, e.g. by exhaust gas recirculation [EGR] systems
- F02M26/65—Constructional details of EGR valves
- F02M26/66—Lift valves, e.g. poppet valves
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ダイヤフラム36を有する排気還流制御弁1
8の開閉動作を確認する場合、そのダイヤフラム36が
硬化していると考えられる低い外気温度であっても、そ
の制御弁18の開閉動作の確認を行って、早期に制御弁
18の異常を検出できるようにする。 【解決手段】 排気還流制御弁18のダイヤフラム36
の非硬化状態を確認する非硬化確認手段50と、外気温
度が所定値よりも低くかつその非硬化確認手段50によ
りダイヤフラム36が非硬化状態にあると確認されたと
き、排気還流通路17での排気ガスの連通遮断状態に基
づいて排気還流制御弁18の開閉動作を確認する動作確
認手段49とを備える。
8の開閉動作を確認する場合、そのダイヤフラム36が
硬化していると考えられる低い外気温度であっても、そ
の制御弁18の開閉動作の確認を行って、早期に制御弁
18の異常を検出できるようにする。 【解決手段】 排気還流制御弁18のダイヤフラム36
の非硬化状態を確認する非硬化確認手段50と、外気温
度が所定値よりも低くかつその非硬化確認手段50によ
りダイヤフラム36が非硬化状態にあると確認されたと
き、排気還流通路17での排気ガスの連通遮断状態に基
づいて排気還流制御弁18の開閉動作を確認する動作確
認手段49とを備える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、排気還流通路等の
ように高温流体が流れる流体通路の連通遮断異常検出装
置に関し、特に圧力室の圧力変化により弾性材を弁体と
共に駆動して流体通路の開度を調整する開閉弁を有する
ものの技術分野に属する。
ように高温流体が流れる流体通路の連通遮断異常検出装
置に関し、特に圧力室の圧力変化により弾性材を弁体と
共に駆動して流体通路の開度を調整する開閉弁を有する
ものの技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】一般に、流体が流れる流体通路には、圧
力室の圧力変化により弾性材を弁体と共に駆動してその
流体通路の開度を調整する開閉弁が用いられることがあ
る。この開閉弁は、例えば特開平6−58210号公報
に示されているように、エンジンの排気ガスの一部を吸
気通路に還流させる排気還流通路においては、排気還流
制御弁として高温流体である排気ガスの吸気通路への還
流量を制御するようになっている。
力室の圧力変化により弾性材を弁体と共に駆動してその
流体通路の開度を調整する開閉弁が用いられることがあ
る。この開閉弁は、例えば特開平6−58210号公報
に示されているように、エンジンの排気ガスの一部を吸
気通路に還流させる排気還流通路においては、排気還流
制御弁として高温流体である排気ガスの吸気通路への還
流量を制御するようになっている。
【0003】一方、例えば上記公報に示されているよう
に、排気還流制御弁を一時的に開閉させて、この開閉前
後の排気還流制御弁内の圧力変化に基づいて排気ガスの
連通遮断状態を検出し、その状態に基づいて排気還流制
御弁の開閉動作を確認するようにすることが知られてい
る。
に、排気還流制御弁を一時的に開閉させて、この開閉前
後の排気還流制御弁内の圧力変化に基づいて排気ガスの
連通遮断状態を検出し、その状態に基づいて排気還流制
御弁の開閉動作を確認するようにすることが知られてい
る。
【0004】そして、上記弾性材を有する開閉弁が使用
されている流体通路において、上記の如くその開閉弁の
開閉動作を確認する場合、外気温度が例えば10℃より
も低くなると、その開閉弁の弾性材が硬化してその開閉
動作の確認を正確に行なうことができなくなるので、そ
の確認を禁止するようにすることが知られている。
されている流体通路において、上記の如くその開閉弁の
開閉動作を確認する場合、外気温度が例えば10℃より
も低くなると、その開閉弁の弾性材が硬化してその開閉
動作の確認を正確に行なうことができなくなるので、そ
の確認を禁止するようにすることが知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、外気温度が低
くても、排気ガスのように高温流体が流れる流体通路で
は、その流体によって弾性材が暖められて軟化している
場合があり、開閉弁の開閉動作の確認を一律に禁止した
のでは、その確認を行う機会が少なくなり、早期に異常
を検出することができなくなるという問題がある。
くても、排気ガスのように高温流体が流れる流体通路で
は、その流体によって弾性材が暖められて軟化している
場合があり、開閉弁の開閉動作の確認を一律に禁止した
のでは、その確認を行う機会が少なくなり、早期に異常
を検出することができなくなるという問題がある。
【0006】本発明は斯かる点に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、上記の如く弾性材を有
する開閉弁の開閉動作を確認する場合、その弾性材が硬
化していると考えられる低い外気温度であっても、開閉
弁の開閉動作の確認を行って、早期に開閉弁の異常を検
出できるようにすることにある。
あり、その目的とするところは、上記の如く弾性材を有
する開閉弁の開閉動作を確認する場合、その弾性材が硬
化していると考えられる低い外気温度であっても、開閉
弁の開閉動作の確認を行って、早期に開閉弁の異常を検
出できるようにすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明では、開閉弁の弾性材の非硬化状態を確
認する非硬化確認手段と、外気温度が所定値よりも低く
かつその非硬化確認手段により弾性材が非硬化状態にあ
ると確認されたとき、開閉弁の開閉動作を確認する動作
確認手段とを備えるようにした。
めに、この発明では、開閉弁の弾性材の非硬化状態を確
認する非硬化確認手段と、外気温度が所定値よりも低く
かつその非硬化確認手段により弾性材が非硬化状態にあ
ると確認されたとき、開閉弁の開閉動作を確認する動作
確認手段とを備えるようにした。
【0008】具体的には、請求項1の発明では、高温流
体が流れる流体通路と、上記流体通路に設けられた弁体
と該弁体に連結された弾性材とを有し、圧力室の圧力変
化により上記弾性材を弁体と共に駆動して流体通路の開
度を調整する開閉弁と、上記開閉弁の弾性材の非硬化状
態を確認する非硬化確認手段と、外気温度が所定値より
も低くかつ上記非硬化確認手段により弾性材が非硬化状
態にあると確認されたとき、上記流体通路での高温流体
の連通遮断状態に基づいて開閉弁の開閉動作を確認する
動作確認手段とを備えている通路の連通遮断異常検出装
置とする。
体が流れる流体通路と、上記流体通路に設けられた弁体
と該弁体に連結された弾性材とを有し、圧力室の圧力変
化により上記弾性材を弁体と共に駆動して流体通路の開
度を調整する開閉弁と、上記開閉弁の弾性材の非硬化状
態を確認する非硬化確認手段と、外気温度が所定値より
も低くかつ上記非硬化確認手段により弾性材が非硬化状
態にあると確認されたとき、上記流体通路での高温流体
の連通遮断状態に基づいて開閉弁の開閉動作を確認する
動作確認手段とを備えている通路の連通遮断異常検出装
置とする。
【0009】このことにより、弾性材が硬化していると
考えられる低い外気温度であっても、非硬化確認手段に
より開閉弁の弾性材の非硬化状態が確認された場合に、
動作確認手段によって開閉弁の開閉動作が確認されるの
で、その開閉動作の確認を正確に行うことができる。よ
って、開閉弁の開閉動作確認の機会を増大させることが
でき、開閉弁の異常を早期に検出することができる。
考えられる低い外気温度であっても、非硬化確認手段に
より開閉弁の弾性材の非硬化状態が確認された場合に、
動作確認手段によって開閉弁の開閉動作が確認されるの
で、その開閉動作の確認を正確に行うことができる。よ
って、開閉弁の開閉動作確認の機会を増大させることが
でき、開閉弁の異常を早期に検出することができる。
【0010】請求項2の発明では、請求項1の発明にお
いて、流体通路は、エンジンの排気ガスの一部を吸気通
路に還流させる排気還流通路であり、開閉弁は、上記排
気還流通路を流れる排気ガスの還流量を制御する排気還
流制御弁であるものとする。
いて、流体通路は、エンジンの排気ガスの一部を吸気通
路に還流させる排気還流通路であり、開閉弁は、上記排
気還流通路を流れる排気ガスの還流量を制御する排気還
流制御弁であるものとする。
【0011】この発明により、高温の排気ガスにより排
気還流制御弁の弾性材は軟化し易くなるので、外気温度
が所定値よりも低くても、実際には開閉弁の開閉動作確
認を正確に行える機会は多い。よって、請求項1の発明
の連通遮断異常検出装置の有効な利用を図ることができ
る。
気還流制御弁の弾性材は軟化し易くなるので、外気温度
が所定値よりも低くても、実際には開閉弁の開閉動作確
認を正確に行える機会は多い。よって、請求項1の発明
の連通遮断異常検出装置の有効な利用を図ることができ
る。
【0012】請求項3の発明では、請求項2の発明にお
いて、排気還流制御弁よりも吸気通路側の排気還流通路
内の圧力を検出する圧力検出手段と、上記圧力検出手段
が氷結状態にあるか否かを判定する氷結判定手段とを備
え、動作確認手段は、上記氷結判定手段により圧力検出
手段が非氷結状態にあると判定されたとき、上記排気還
流制御弁の開閉動作に伴う圧力検出手段による検出圧力
の変化に基づいて該排気還流制御弁の開閉動作を確認す
るように構成されているものとする。
いて、排気還流制御弁よりも吸気通路側の排気還流通路
内の圧力を検出する圧力検出手段と、上記圧力検出手段
が氷結状態にあるか否かを判定する氷結判定手段とを備
え、動作確認手段は、上記氷結判定手段により圧力検出
手段が非氷結状態にあると判定されたとき、上記排気還
流制御弁の開閉動作に伴う圧力検出手段による検出圧力
の変化に基づいて該排気還流制御弁の開閉動作を確認す
るように構成されているものとする。
【0013】このことで、圧力検出手段の検出圧力は、
排気還流制御弁が完全に閉じられているときには低く、
排気還流制御弁開かれているときには高圧の排気ガスに
より高くなるので、圧力検出手段を設けるだけで排気還
流制御弁の開閉動作を容易に確認することができる。し
かも、低温で圧力検出手段が氷結状態となって正常な作
動をしなくなる場合はあるが、氷結判定手段により圧力
検出手段が非氷結状態にあると判定されたときに制御弁
の開閉動作確認が行われるので、その確認を正確に行う
ことができる。よって、この氷結判定と弾性材の非硬化
判定とを組み合わせることで、例えば10℃以下の低温
においても確実に簡単で正確な判定を行える動作確認手
段の具体的構成を得ることができる。
排気還流制御弁が完全に閉じられているときには低く、
排気還流制御弁開かれているときには高圧の排気ガスに
より高くなるので、圧力検出手段を設けるだけで排気還
流制御弁の開閉動作を容易に確認することができる。し
かも、低温で圧力検出手段が氷結状態となって正常な作
動をしなくなる場合はあるが、氷結判定手段により圧力
検出手段が非氷結状態にあると判定されたときに制御弁
の開閉動作確認が行われるので、その確認を正確に行う
ことができる。よって、この氷結判定と弾性材の非硬化
判定とを組み合わせることで、例えば10℃以下の低温
においても確実に簡単で正確な判定を行える動作確認手
段の具体的構成を得ることができる。
【0014】請求項4の発明では、請求項3の発明にお
いて、非硬化確認手段は、排気還流制御弁の目標開度が
所定値以上となる状態が所定時間以上継続すると共に、
排気還流制御弁の実開度と目標開度との偏差が所定値以
内の状態のときに弾性材が非硬化状態であると確認する
ように構成されているものとする。
いて、非硬化確認手段は、排気還流制御弁の目標開度が
所定値以上となる状態が所定時間以上継続すると共に、
排気還流制御弁の実開度と目標開度との偏差が所定値以
内の状態のときに弾性材が非硬化状態であると確認する
ように構成されているものとする。
【0015】このようにすることで、排気還流制御弁の
弾性材には、その圧力室の圧力作用により所定値以上の
張力が所定時間以上継続して作用している状態にあるの
で、弾性材は非硬化状態となっているものと判断するこ
とができる。よって、確実かつ早急に弾性材の非硬化状
態を確認することができる非硬化確認手段の具体的構成
が容易に得られる。
弾性材には、その圧力室の圧力作用により所定値以上の
張力が所定時間以上継続して作用している状態にあるの
で、弾性材は非硬化状態となっているものと判断するこ
とができる。よって、確実かつ早急に弾性材の非硬化状
態を確認することができる非硬化確認手段の具体的構成
が容易に得られる。
【0016】請求項5の発明では、請求項3の発明にお
いて、非硬化確認手段は、排気還流制御弁の実開度が所
定値以上となる状態が所定時間以上継続しているときに
弾性材が非硬化状態であると確認するように構成されて
いるものとする。
いて、非硬化確認手段は、排気還流制御弁の実開度が所
定値以上となる状態が所定時間以上継続しているときに
弾性材が非硬化状態であると確認するように構成されて
いるものとする。
【0017】この発明により、排気還流制御弁の弾性材
には所定値以上の張力が所定時間以上継続して作用して
おり、この場合も弾性材は非硬化状態となっているもの
と判断することができる。よって、請求項4と同様の作
用効果を得ることができる。
には所定値以上の張力が所定時間以上継続して作用して
おり、この場合も弾性材は非硬化状態となっているもの
と判断することができる。よって、請求項4と同様の作
用効果を得ることができる。
【0018】請求項6の発明では、請求項3の発明にお
いて、非硬化確認手段は、排気還流制御弁の実開度と目
標開度との偏差が所定値よりも小さいときに弾性材が非
硬化状態であると確認するように構成されているものと
する。
いて、非硬化確認手段は、排気還流制御弁の実開度と目
標開度との偏差が所定値よりも小さいときに弾性材が非
硬化状態であると確認するように構成されているものと
する。
【0019】このことにより、排気還流制御弁の実開度
が目標開度に近い状態にあるので、排気還流制御弁は殆
ど正常に作動していると判断することができる。よっ
て、正確かつ早急に弾性材の非硬化状態を確認すること
ができる非硬化確認手段の具体的構成を得ることができ
る。
が目標開度に近い状態にあるので、排気還流制御弁は殆
ど正常に作動していると判断することができる。よっ
て、正確かつ早急に弾性材の非硬化状態を確認すること
ができる非硬化確認手段の具体的構成を得ることができ
る。
【0020】請求項7の発明では、請求項3の発明にお
いて、動作確認手段は、エンジンの冷却水温度が所定温
度以上であるとき、排気還流制御弁の開閉動作を確認す
るように構成されているものとする。
いて、動作確認手段は、エンジンの冷却水温度が所定温
度以上であるとき、排気還流制御弁の開閉動作を確認す
るように構成されているものとする。
【0021】このことで、排気還流制御弁の弾性材はよ
り一層軟化し易い状態となり、外気温度が低くても、開
閉弁の開閉動作確認を行う価値が高くなる。よって、請
求項3の発明の連通遮断異常検出装置のさらなる有効利
用を図ることができる。
り一層軟化し易い状態となり、外気温度が低くても、開
閉弁の開閉動作確認を行う価値が高くなる。よって、請
求項3の発明の連通遮断異常検出装置のさらなる有効利
用を図ることができる。
【0022】
(実施形態1)図1は、本発明の実施形態1に係る自動
車の排気還流通路17の連通遮断異常検出装置を示し、
1はエンジンであり、このエンジン1には、空気を吸入
するための吸気通路2及び高温流体としての排気ガスを
排出するための排気通路3が接続されている。この吸気
通路2には、上流側から順に、吸入空気を濾過するエア
クリーナ4と、吸入空気量を検出するエアフローメータ
5と、吸入空気量を調整するスロットル弁6と、吸入空
気の脈流を除去するサージタンク7とが配設され、エン
ジン1近傍には燃料噴射弁8が設けられている。また、
上記エンジン1には、その冷却水温度を検出する冷却水
温センサ11と、エンジン回転数を検出する回転数セン
サ12とが設けられている。さらに、上記スロットル弁
6の近傍には、スロットル弁6の開度を検出するスロッ
トルセンサ13が設けられている。
車の排気還流通路17の連通遮断異常検出装置を示し、
1はエンジンであり、このエンジン1には、空気を吸入
するための吸気通路2及び高温流体としての排気ガスを
排出するための排気通路3が接続されている。この吸気
通路2には、上流側から順に、吸入空気を濾過するエア
クリーナ4と、吸入空気量を検出するエアフローメータ
5と、吸入空気量を調整するスロットル弁6と、吸入空
気の脈流を除去するサージタンク7とが配設され、エン
ジン1近傍には燃料噴射弁8が設けられている。また、
上記エンジン1には、その冷却水温度を検出する冷却水
温センサ11と、エンジン回転数を検出する回転数セン
サ12とが設けられている。さらに、上記スロットル弁
6の近傍には、スロットル弁6の開度を検出するスロッ
トルセンサ13が設けられている。
【0023】上記エアフローメータ5は、吸入空気量に
応じてワイヤの抵抗値が変化する熱線式のもので、その
ワイヤの抵抗値が吸入空気(外気)の温度によって変化
するため、その温度を検出する吸気温センサが付設され
ている。
応じてワイヤの抵抗値が変化する熱線式のもので、その
ワイヤの抵抗値が吸入空気(外気)の温度によって変化
するため、その温度を検出する吸気温センサが付設され
ている。
【0024】上記排気通路3と吸気通路2におけるサー
ジタンク7とは、エンジン1の排気ガスの一部を吸気通
路2に還流させる流体通路としての排気還流通路17に
よって接続され、この排気還流通路17には、その排気
ガスの還流量を制御する開閉弁としての排気還流制御弁
18が配設されている。また、上記排気還流通路17に
おいて排気還流制御弁18とサージタンク7との間に
は、先端に圧力検出手段としての圧力センサ14が取付
固定された圧力センサ通路19が接続され、その圧力セ
ンサ14によって排気還流制御弁18よりもサージタン
ク5側の排気還流通路17内の圧力が検出されるように
なっている。
ジタンク7とは、エンジン1の排気ガスの一部を吸気通
路2に還流させる流体通路としての排気還流通路17に
よって接続され、この排気還流通路17には、その排気
ガスの還流量を制御する開閉弁としての排気還流制御弁
18が配設されている。また、上記排気還流通路17に
おいて排気還流制御弁18とサージタンク7との間に
は、先端に圧力検出手段としての圧力センサ14が取付
固定された圧力センサ通路19が接続され、その圧力セ
ンサ14によって排気還流制御弁18よりもサージタン
ク5側の排気還流通路17内の圧力が検出されるように
なっている。
【0025】上記吸気通路2におけるスロットル弁6の
上流側には、大気導入用のソレノイドバルブ22を有す
る大気導入通路23が接続され、また、スロットル弁6
の下流側のサージタンク7には、負圧導入用の同じくソ
レノイドバルブ22を有する負圧導入通路24が接続さ
れている。これらの大気導入通路23及び負圧導入通路
24は互いに合流されて合流通路25をなし、その合流
通路25は、その先端部にて上記排気還流制御弁18に
接続されている。
上流側には、大気導入用のソレノイドバルブ22を有す
る大気導入通路23が接続され、また、スロットル弁6
の下流側のサージタンク7には、負圧導入用の同じくソ
レノイドバルブ22を有する負圧導入通路24が接続さ
れている。これらの大気導入通路23及び負圧導入通路
24は互いに合流されて合流通路25をなし、その合流
通路25は、その先端部にて上記排気還流制御弁18に
接続されている。
【0026】上記排気還流制御弁18は、図2に示すよ
うに、排気還流通路17の一部を構成するハウジング3
1を有し、このハウジング31内には弁座32が形成さ
れている。また、上記ハウジング31内には弁体33が
上下方向に延びるように設けられ、この弁体33の下端
部がその弁座32に対して上方から着座して排気還流通
路17を閉じるようになっている。上記弁体33は、軸
受35によって上下方向に摺動可能に支持され、その弁
体33の軸受35よりも上部には、フッ素系ゴム材等か
らなる弾性材としてのダイヤフラム36がそのダイヤフ
ラム36の中心部を上下から挟む2つの円板37,37
と共に連結されている。その上側の円板37とハウジン
グ31の上壁との間には圧縮ばね38が設けられ、この
圧縮ばね38によってダイヤフラム36及び各円板37
が下方に付勢されて弁体33の下部が弁座32に着座す
るようになっている。このとき、ダイヤフラム36自体
に張力は殆ど生じていない。
うに、排気還流通路17の一部を構成するハウジング3
1を有し、このハウジング31内には弁座32が形成さ
れている。また、上記ハウジング31内には弁体33が
上下方向に延びるように設けられ、この弁体33の下端
部がその弁座32に対して上方から着座して排気還流通
路17を閉じるようになっている。上記弁体33は、軸
受35によって上下方向に摺動可能に支持され、その弁
体33の軸受35よりも上部には、フッ素系ゴム材等か
らなる弾性材としてのダイヤフラム36がそのダイヤフ
ラム36の中心部を上下から挟む2つの円板37,37
と共に連結されている。その上側の円板37とハウジン
グ31の上壁との間には圧縮ばね38が設けられ、この
圧縮ばね38によってダイヤフラム36及び各円板37
が下方に付勢されて弁体33の下部が弁座32に着座す
るようになっている。このとき、ダイヤフラム36自体
に張力は殆ど生じていない。
【0027】上記ダイヤフラム36の周縁部全周はハウ
ジング31の上下部をそれぞれ構成する上下構成部材3
1a,31bの間に挟まれて固定され、このダイヤフラ
ム36の上側には、上記合流通路25と連通する圧力室
40が区画形成されている。一方、ダイヤフラム36の
下側には、ハウジング31の下構成部材31bに設けた
大気開放孔42を介して大気と連通状態にある大気圧室
41が区画形成されている。
ジング31の上下部をそれぞれ構成する上下構成部材3
1a,31bの間に挟まれて固定され、このダイヤフラ
ム36の上側には、上記合流通路25と連通する圧力室
40が区画形成されている。一方、ダイヤフラム36の
下側には、ハウジング31の下構成部材31bに設けた
大気開放孔42を介して大気と連通状態にある大気圧室
41が区画形成されている。
【0028】そして、上記大気導入通路23及び負圧導
入通路24の各ソレノイドバルブ22の開度をそれぞれ
調整することにより、上記圧力室40に導入させる大気
圧と負圧との混合割合が調整され、この圧力室40に導
入される圧力変化により上記圧縮ばね38に抗してダイ
ヤフラム36を弁体33と共に上方に駆動するようにな
っている。つまり、圧力室40の負圧を大きくする程、
ダイヤフラム36の上方への変位量が大きくなり、弁体
33が上方に移動する量が大きくなるようになってい
る。
入通路24の各ソレノイドバルブ22の開度をそれぞれ
調整することにより、上記圧力室40に導入させる大気
圧と負圧との混合割合が調整され、この圧力室40に導
入される圧力変化により上記圧縮ばね38に抗してダイ
ヤフラム36を弁体33と共に上方に駆動するようにな
っている。つまり、圧力室40の負圧を大きくする程、
ダイヤフラム36の上方への変位量が大きくなり、弁体
33が上方に移動する量が大きくなるようになってい
る。
【0029】また、上記制御弁18のハウジング31の
上端部には、上記弁体33の上下方向の位置を検出する
位置センサ15がねじ43,43によって取付固定さ
れ、この位置センサ15によってこの制御弁18の実開
度が検出されるようになっている。
上端部には、上記弁体33の上下方向の位置を検出する
位置センサ15がねじ43,43によって取付固定さ
れ、この位置センサ15によってこの制御弁18の実開
度が検出されるようになっている。
【0030】この排気還流通路17の連通遮断異常検出
装置には、演算手段としてのCPUと記憶手段としての
ROM及びRAMとを有するコントロールユニット47
が設けられ、このコントロールユニット47から上記各
ソレノイドバルブ22にデューティ信号が出力され、そ
のデューティのON比率により各ソレノイドバルブ22
の開度がそれぞれ調整されて上記圧力室40の圧力を変
化させるようになっている。このことで、エンジン1の
運転状態に応じて排気還流制御弁18の開度が調整され
て排気ガスの吸入通路2への還流量が制御されるように
なっている。
装置には、演算手段としてのCPUと記憶手段としての
ROM及びRAMとを有するコントロールユニット47
が設けられ、このコントロールユニット47から上記各
ソレノイドバルブ22にデューティ信号が出力され、そ
のデューティのON比率により各ソレノイドバルブ22
の開度がそれぞれ調整されて上記圧力室40の圧力を変
化させるようになっている。このことで、エンジン1の
運転状態に応じて排気還流制御弁18の開度が調整され
て排気ガスの吸入通路2への還流量が制御されるように
なっている。
【0031】また、上記エンジン1における冷却水温セ
ンサ11及び回転数センサ12と、上記吸入通路におけ
るエアフローメータ5(吸気温センサを含む)及びスロ
ットルセンサ13と、排気還流通路17の圧力センサ通
路19における圧力センサ14と、排気還流制御弁18
の位置センサ15との各出力信号は上記コントロールユ
ニット47に入力されている。
ンサ11及び回転数センサ12と、上記吸入通路におけ
るエアフローメータ5(吸気温センサを含む)及びスロ
ットルセンサ13と、排気還流通路17の圧力センサ通
路19における圧力センサ14と、排気還流制御弁18
の位置センサ15との各出力信号は上記コントロールユ
ニット47に入力されている。
【0032】上記コントロールユニット47には、上記
圧力センサ14が氷結状態にあるか否かを判定する氷結
判定手段48と、上記排気還流制御弁18の開閉動作を
確認する動作確認手段49とが備えられている。この氷
結判定手段48の制御手順について図3により説明す
る。尚、この制御は、イグニッションキースイッチがO
Nされてエンジン1が始動した直後から所定時間(例え
ば20ms)毎のサンプリングタイムで行われる。
圧力センサ14が氷結状態にあるか否かを判定する氷結
判定手段48と、上記排気還流制御弁18の開閉動作を
確認する動作確認手段49とが備えられている。この氷
結判定手段48の制御手順について図3により説明す
る。尚、この制御は、イグニッションキースイッチがO
Nされてエンジン1が始動した直後から所定時間(例え
ば20ms)毎のサンプリングタイムで行われる。
【0033】先ず、ステップS1でタイマー経過時間T
1を0にセットした後、ステップS2で圧力センサ14
の出力信号から排気還流通路17内の圧力Pegrを読
込み、ステップS3でその読込んだPegrの値を最大
値Pegrmax及び最小値Pegrminとして記憶
する。
1を0にセットした後、ステップS2で圧力センサ14
の出力信号から排気還流通路17内の圧力Pegrを読
込み、ステップS3でその読込んだPegrの値を最大
値Pegrmax及び最小値Pegrminとして記憶
する。
【0034】そして、ステップS4で再び排気還流通路
17内の圧力Pegrを読込み、ステップS5でその圧
力Pegrの値が最大値Pegrmaxよりも大きいか
否かを判定する。このステップS5で「Pegr>Pe
grmax」YESと判定されると、ステップS6に進
んでその圧力Pegrの値を最大値Pegrmaxとし
て更新し、ステップS7に進む。一方、ステップS5で
「Pegr>Pegrmax」NOと判定されると、そ
のままステップS7に進む。
17内の圧力Pegrを読込み、ステップS5でその圧
力Pegrの値が最大値Pegrmaxよりも大きいか
否かを判定する。このステップS5で「Pegr>Pe
grmax」YESと判定されると、ステップS6に進
んでその圧力Pegrの値を最大値Pegrmaxとし
て更新し、ステップS7に進む。一方、ステップS5で
「Pegr>Pegrmax」NOと判定されると、そ
のままステップS7に進む。
【0035】続いて、ステップS7で、ステップS4に
おいて読込んだ圧力Pegrの値が最小値Pegrmi
nよりも小さいか否かを判定し、「Pegr<Pegr
min」YESと判定されると、ステップS8に進んで
その圧力Pegrの値を最小値Pegrminとして更
新し、ステップS9に進む。一方、ステップS7で「P
egr<Pegrmin」NOと判定されると、そのま
まステップS9に進む。
おいて読込んだ圧力Pegrの値が最小値Pegrmi
nよりも小さいか否かを判定し、「Pegr<Pegr
min」YESと判定されると、ステップS8に進んで
その圧力Pegrの値を最小値Pegrminとして更
新し、ステップS9に進む。一方、ステップS7で「P
egr<Pegrmin」NOと判定されると、そのま
まステップS9に進む。
【0036】次に、ステップS9でタイマー経過時間T
1に1制御タイミング時間を加えた後、ステップS10
でタイマー経過時間T1が所定値f以上か否かを判定す
る。このステップS10で「T1≧f」NOと判定され
ると、上記ステップS4に戻り、ステップS4〜S10
の処理を繰り返す。すなわち、所定時間fが経過するま
で排気還流通路17内の圧力Pegrを検出し、その時
間内において検出された排気還流通路17内の圧力Pe
grのうち、最大値がPegrmaxとされ、最小値が
Pegrminとされる。
1に1制御タイミング時間を加えた後、ステップS10
でタイマー経過時間T1が所定値f以上か否かを判定す
る。このステップS10で「T1≧f」NOと判定され
ると、上記ステップS4に戻り、ステップS4〜S10
の処理を繰り返す。すなわち、所定時間fが経過するま
で排気還流通路17内の圧力Pegrを検出し、その時
間内において検出された排気還流通路17内の圧力Pe
grのうち、最大値がPegrmaxとされ、最小値が
Pegrminとされる。
【0037】上記ステップS10で「T1≧f」YES
と判定されると、ステップS11に進んで最大値Peg
rmaxから最小値Pegrminを引いた値が所定値
g(略0)よりも大きいか否かを判定する。このステッ
プS11で「Pegrmax−Pegrmin>g」N
Oと判定されると、ステップS12に進んで圧力センサ
14が氷結状態にあると判定し、そのことを記憶してリ
ターンする。一方、ステップS11で「Pegrmax
−Pegrmin>g」YESと判定されると、ステッ
プS13に進んで圧力センサ14の氷結状態の記憶を消
去してリターンする。すなわち、所定時間fが経過した
時点での最大値Pegrmaxと最小値Pegrmin
との差が所定値gよりも大きければ圧力センサ14が正
常に作動しており、両者の差が殆どなく所定値以下であ
れば圧力センサ14が氷結して正常に作動していないと
判断することができるので、上記の如く処理するように
なっている。
と判定されると、ステップS11に進んで最大値Peg
rmaxから最小値Pegrminを引いた値が所定値
g(略0)よりも大きいか否かを判定する。このステッ
プS11で「Pegrmax−Pegrmin>g」N
Oと判定されると、ステップS12に進んで圧力センサ
14が氷結状態にあると判定し、そのことを記憶してリ
ターンする。一方、ステップS11で「Pegrmax
−Pegrmin>g」YESと判定されると、ステッ
プS13に進んで圧力センサ14の氷結状態の記憶を消
去してリターンする。すなわち、所定時間fが経過した
時点での最大値Pegrmaxと最小値Pegrmin
との差が所定値gよりも大きければ圧力センサ14が正
常に作動しており、両者の差が殆どなく所定値以下であ
れば圧力センサ14が氷結して正常に作動していないと
判断することができるので、上記の如く処理するように
なっている。
【0038】上記動作確認手段49は、排気還流制御弁
18の開閉動作に伴って圧力センサ14によって検出さ
れた圧力の変化に基づいてその排気還流制御弁18の開
閉動作が確認されるように構成されている。すなわち、
圧力センサ14は、排気還流制御弁18によって排気還
流通路17が遮断された状態にあるとき、サージタンク
7内の負圧を検出する一方、排気還流通路17が連通状
態にあるとき、排気ガスが排気通路3からサージタンク
7へ還流されてその高圧を検出するため、そのときの圧
力変化に応じて排気ガスの排気還流制御弁18による連
通遮断状態を検出し、その状態に基づいてその排気還流
制御弁18の開閉動作が確認されるように構成されてい
る。
18の開閉動作に伴って圧力センサ14によって検出さ
れた圧力の変化に基づいてその排気還流制御弁18の開
閉動作が確認されるように構成されている。すなわち、
圧力センサ14は、排気還流制御弁18によって排気還
流通路17が遮断された状態にあるとき、サージタンク
7内の負圧を検出する一方、排気還流通路17が連通状
態にあるとき、排気ガスが排気通路3からサージタンク
7へ還流されてその高圧を検出するため、そのときの圧
力変化に応じて排気ガスの排気還流制御弁18による連
通遮断状態を検出し、その状態に基づいてその排気還流
制御弁18の開閉動作が確認されるように構成されてい
る。
【0039】上記動作確認手段49の制御手順について
図4及び図5により説明する。尚、この制御も、イグニ
ッションキースイッチがONされてエンジン1が始動し
た直後から所定時間(例えば20ms)毎のサンプリング
タイムで行われる。
図4及び図5により説明する。尚、この制御も、イグニ
ッションキースイッチがONされてエンジン1が始動し
た直後から所定時間(例えば20ms)毎のサンプリング
タイムで行われる。
【0040】先ず、ステップS19でタイマー経過時間
T2,T3を共に0に初期セットすると共に、後述の如
く排気還流制御弁18が全閉時に1にセットされるフラ
グを0にセットした後、ステップS20でエアフローメ
ータ5における吸気温センサの出力信号から吸気温度t
haを読込む。そして、ステップS21で上記エアフロ
ーメータ5、冷却水温センサ11、回転数センサ12及
びスロットルセンサ13の各出力信号からエンジン1の
運転状態を検出すると共に、制御弁18の位置センサ1
5の出力信号から制御弁18の実開度を検出し、ステッ
プS22でそのエンジン1の運転状態に基づいて制御弁
18の目標開度Ptを演算した後、ステップS23でそ
の目標開度Ptが所定値a(後述の如くダイヤフラム3
6の非硬化状態を判定することができる値)以上か否か
を判定する。
T2,T3を共に0に初期セットすると共に、後述の如
く排気還流制御弁18が全閉時に1にセットされるフラ
グを0にセットした後、ステップS20でエアフローメ
ータ5における吸気温センサの出力信号から吸気温度t
haを読込む。そして、ステップS21で上記エアフロ
ーメータ5、冷却水温センサ11、回転数センサ12及
びスロットルセンサ13の各出力信号からエンジン1の
運転状態を検出すると共に、制御弁18の位置センサ1
5の出力信号から制御弁18の実開度を検出し、ステッ
プS22でそのエンジン1の運転状態に基づいて制御弁
18の目標開度Ptを演算した後、ステップS23でそ
の目標開度Ptが所定値a(後述の如くダイヤフラム3
6の非硬化状態を判定することができる値)以上か否か
を判定する。
【0041】上記ステップS23で「Pt≧a」NOと
判定されると、ステップS24に進んで制御弁18の実
開度が目標開度Ptと等しいか否かを判定し、このステ
ップS24で「制御弁の実開度=Pt」NOと判定され
ると、ステップS25に進んで制御弁18をその実開度
がPtとなるように駆動して上記ステップS19に戻
る。ステップS24で「制御弁の実開度=Pt」YES
と判定されると、そのままステップS19に戻る。
判定されると、ステップS24に進んで制御弁18の実
開度が目標開度Ptと等しいか否かを判定し、このステ
ップS24で「制御弁の実開度=Pt」NOと判定され
ると、ステップS25に進んで制御弁18をその実開度
がPtとなるように駆動して上記ステップS19に戻
る。ステップS24で「制御弁の実開度=Pt」YES
と判定されると、そのままステップS19に戻る。
【0042】一方、上記ステップS23で「Pt≧a」
YESと判定されると、ステップS26に進んでタイマ
ー制御時間T2に1制御タイミング時間を加えた後、ス
テップS27に進んで制御弁18の開閉動作確認を行う
ための条件が成立するか否かを判定する。この条件は、
エンジン1の冷却水温度が所定値以上であり、エンジン
1が定常運転状態つまりエンジン回転数の変化率、スロ
ットル開度の変化率及び吸入空気量とエンジン回転数と
に基づいて算出される充填効率の変化率がそれぞれ所定
値以下であり、制御弁18の実開度が所定値(上記所定
値aよりも大きい)以上つまり排気ガスが所定量以上還
流されている場合に上記条件が成立するようになってい
る。
YESと判定されると、ステップS26に進んでタイマ
ー制御時間T2に1制御タイミング時間を加えた後、ス
テップS27に進んで制御弁18の開閉動作確認を行う
ための条件が成立するか否かを判定する。この条件は、
エンジン1の冷却水温度が所定値以上であり、エンジン
1が定常運転状態つまりエンジン回転数の変化率、スロ
ットル開度の変化率及び吸入空気量とエンジン回転数と
に基づいて算出される充填効率の変化率がそれぞれ所定
値以下であり、制御弁18の実開度が所定値(上記所定
値aよりも大きい)以上つまり排気ガスが所定量以上還
流されている場合に上記条件が成立するようになってい
る。
【0043】上記ステップS27で「条件成立」NOと
判定されると、ステップS28に進んで制御弁18が全
閉中であることを示すフラグFを0にセットした後、ス
テップS29で上記ステップS24と同じ判定を行う。
このステップS29で「制御弁の実開度=Pt」NOと
判定されると、ステップS30に進んで上記ステップS
25と同じ処理を行って上記ステップS20に戻る。上
記ステップS29で「制御弁の実開度=Pt」YESと
判定されると、そのまま上記ステップS20に戻る。
判定されると、ステップS28に進んで制御弁18が全
閉中であることを示すフラグFを0にセットした後、ス
テップS29で上記ステップS24と同じ判定を行う。
このステップS29で「制御弁の実開度=Pt」NOと
判定されると、ステップS30に進んで上記ステップS
25と同じ処理を行って上記ステップS20に戻る。上
記ステップS29で「制御弁の実開度=Pt」YESと
判定されると、そのまま上記ステップS20に戻る。
【0044】一方、上記ステップS27で「条件成立」
YESと判定されると、ステップS31に進んで制御弁
18が全閉中であることを示すフラグFが0か否かを判
定する。このステップS31で「F=0」NOと判定さ
れると、ステップS39に飛び、「F=0」YESと判
定されると、ステップS32に進んで制御弁18の目標
開度を、上記目標開度Ptと異なるモニタ目標開度Pt
opnに設定する。このモニタ目標開度Ptopnは、
上記所定値aよりも大きくて制御弁18が全開に近い値
とされている。そして、ステップS33で制御弁18の
実開度がモニタ目標開度Ptopnとなるように制御弁
18を駆動し、ステップS34でタイマー経過時間T3
に1制御タイミング時間を加えた後、ステップS35に
進んでこのタイマー経過時間T3が所定値T3A以上か
否かを判定する。このステップS35で「T3≧T3
A」YESと判定されると、ステップS36に進んでタ
イマー経過時間T3を0にリセットした後、ステップS
37に進む。上記ステップS35で「T3≧T3A」N
Oと判定されると、上記ステップS20に戻る。すなわ
ち、タイマー経過時間T3が、制御弁18の実開度がモ
ニタ目標開度Ptopnとなるまでに要する時間T3A
以上となるまで上記処理を繰り返す。
YESと判定されると、ステップS31に進んで制御弁
18が全閉中であることを示すフラグFが0か否かを判
定する。このステップS31で「F=0」NOと判定さ
れると、ステップS39に飛び、「F=0」YESと判
定されると、ステップS32に進んで制御弁18の目標
開度を、上記目標開度Ptと異なるモニタ目標開度Pt
opnに設定する。このモニタ目標開度Ptopnは、
上記所定値aよりも大きくて制御弁18が全開に近い値
とされている。そして、ステップS33で制御弁18の
実開度がモニタ目標開度Ptopnとなるように制御弁
18を駆動し、ステップS34でタイマー経過時間T3
に1制御タイミング時間を加えた後、ステップS35に
進んでこのタイマー経過時間T3が所定値T3A以上か
否かを判定する。このステップS35で「T3≧T3
A」YESと判定されると、ステップS36に進んでタ
イマー経過時間T3を0にリセットした後、ステップS
37に進む。上記ステップS35で「T3≧T3A」N
Oと判定されると、上記ステップS20に戻る。すなわ
ち、タイマー経過時間T3が、制御弁18の実開度がモ
ニタ目標開度Ptopnとなるまでに要する時間T3A
以上となるまで上記処理を繰り返す。
【0045】続いて、ステップS37で制御弁18の実
開度とモニタ目標開度Ptopnとの偏差ΔPtを読込
み、ステップS38で圧力センサ14の出力信号より排
気還流通路17内の圧力Ponを読込んだ後、ステップ
S39で制御弁18の目標開度を全閉に設定する。そし
て、ステップS40で制御弁18が全閉中であることを
示すフラグFに1をセットし、ステップS41で制御弁
18をその実開度が全閉となるように駆動した後、ステ
ップS42でタイマー経過時間T3に1制御タイミング
時間を加え、ステップS43でこのタイマー経過時間T
3がT3B以上か否かを判定する。このステップS43
で「T3≧T3B」NOと判定されると、上記ステップ
S20に戻って上記処理を繰り返す。このとき、上記ス
テップS31で「F=0」NOと判定されるため、上記
ステップS32〜S38の処理を行わずに、ステップS
39に飛ぶ。すなわち、制御弁18が全閉となるまでに
要する時間T3Bだけ待つ。
開度とモニタ目標開度Ptopnとの偏差ΔPtを読込
み、ステップS38で圧力センサ14の出力信号より排
気還流通路17内の圧力Ponを読込んだ後、ステップ
S39で制御弁18の目標開度を全閉に設定する。そし
て、ステップS40で制御弁18が全閉中であることを
示すフラグFに1をセットし、ステップS41で制御弁
18をその実開度が全閉となるように駆動した後、ステ
ップS42でタイマー経過時間T3に1制御タイミング
時間を加え、ステップS43でこのタイマー経過時間T
3がT3B以上か否かを判定する。このステップS43
で「T3≧T3B」NOと判定されると、上記ステップ
S20に戻って上記処理を繰り返す。このとき、上記ス
テップS31で「F=0」NOと判定されるため、上記
ステップS32〜S38の処理を行わずに、ステップS
39に飛ぶ。すなわち、制御弁18が全閉となるまでに
要する時間T3Bだけ待つ。
【0046】上記ステップS43で「T3≧T3B」Y
ESと判定されると、ステップS44に進んでタイマー
経過時間T3を0にリセットした後、ステップS45
で、上記ステップS38と同様に、排気還流通路17内
の圧力Poffを読込み、ステップS46で上記圧力P
onからPoffを引いた値が所定値b(略0)よりも
大きいか否かを判定する。このステップS46で「Po
n−Poff>b」YESと判定されると、ステップS
47に進んで制御弁18の開閉動作が正常であると判定
してリターンする。すなわち、制御弁18が正常に動作
しており、しかも弁座32や弁体33の下端部に異物が
付着する等して目詰まりが発生していなければ、制御弁
18の実開度がモニタ目標開度Ptopn又はそれに近
い値となって高圧の排気ガスが流れているときに読込ん
だ圧力Ponの値は、制御弁18が全閉状態のときに読
込んだ圧力Poffよりも必ず大きくなるため、制御弁
18の開閉動作が正常であると判定する。
ESと判定されると、ステップS44に進んでタイマー
経過時間T3を0にリセットした後、ステップS45
で、上記ステップS38と同様に、排気還流通路17内
の圧力Poffを読込み、ステップS46で上記圧力P
onからPoffを引いた値が所定値b(略0)よりも
大きいか否かを判定する。このステップS46で「Po
n−Poff>b」YESと判定されると、ステップS
47に進んで制御弁18の開閉動作が正常であると判定
してリターンする。すなわち、制御弁18が正常に動作
しており、しかも弁座32や弁体33の下端部に異物が
付着する等して目詰まりが発生していなければ、制御弁
18の実開度がモニタ目標開度Ptopn又はそれに近
い値となって高圧の排気ガスが流れているときに読込ん
だ圧力Ponの値は、制御弁18が全閉状態のときに読
込んだ圧力Poffよりも必ず大きくなるため、制御弁
18の開閉動作が正常であると判定する。
【0047】一方、上記ステップS46で「Pon−P
off>b」NOと判定されると、ステップS48に進
んで上記ステップS20で読込んだ吸気温度thaが1
0℃よりも低いか否かを判定する。このステップS48
で「tha<10℃」NOと判定されると、ステップS
49に進んで制御弁18の開閉動作が異常であると判定
し、そのことを記憶する。そして、ステップS50に進
んでランプ等の警報機により警告表示を行い、動作確認
手段49による制御は終了する。すなわち、上記圧力P
onがPoffと殆ど同じ値であれば、制御弁18の開
閉動作が異常であると判定することはできるが、吸気温
度thaが10℃よりも小さいと、制御弁18における
ダイヤフラム36の硬化により制御弁18が正常に動作
していない場合や圧力センサ14が氷結している場合が
あるため、吸気温度thaが10℃よりも低いか否かを
判定する。この結果、吸気温度thaが10℃以上であ
れば、ダイヤフラム36の硬化以外の要因で制御弁18
に不良が生じているか、又は弁座32や弁体33に異物
が付着して目詰まりが発生していると判断し、制御弁1
8の開閉動作が異常であると判定する。
off>b」NOと判定されると、ステップS48に進
んで上記ステップS20で読込んだ吸気温度thaが1
0℃よりも低いか否かを判定する。このステップS48
で「tha<10℃」NOと判定されると、ステップS
49に進んで制御弁18の開閉動作が異常であると判定
し、そのことを記憶する。そして、ステップS50に進
んでランプ等の警報機により警告表示を行い、動作確認
手段49による制御は終了する。すなわち、上記圧力P
onがPoffと殆ど同じ値であれば、制御弁18の開
閉動作が異常であると判定することはできるが、吸気温
度thaが10℃よりも小さいと、制御弁18における
ダイヤフラム36の硬化により制御弁18が正常に動作
していない場合や圧力センサ14が氷結している場合が
あるため、吸気温度thaが10℃よりも低いか否かを
判定する。この結果、吸気温度thaが10℃以上であ
れば、ダイヤフラム36の硬化以外の要因で制御弁18
に不良が生じているか、又は弁座32や弁体33に異物
が付着して目詰まりが発生していると判断し、制御弁1
8の開閉動作が異常であると判定する。
【0048】上記ステップS48で「tha<10℃」
YESと判定されると、ステップS51に進んで上記氷
結判定手段48によって圧力センサ14が氷結状態にあ
るか否か、つまり氷結状態を記憶しているか否かを判定
する。このステップS51で「圧力センサ氷結状態」Y
ESと判定されると、上記ステップS28に進んでステ
ップS28〜S30の処理を行った後、ステップS20
に戻る。すなわち、圧力センサ14が氷結状態にあれ
ば、上記圧力Pon及びPoffの値は正常値でないた
め、制御弁18の開閉動作が異常であるという判定を行
わずに上記ステップS20から再び上記処理を繰り返
す。
YESと判定されると、ステップS51に進んで上記氷
結判定手段48によって圧力センサ14が氷結状態にあ
るか否か、つまり氷結状態を記憶しているか否かを判定
する。このステップS51で「圧力センサ氷結状態」Y
ESと判定されると、上記ステップS28に進んでステ
ップS28〜S30の処理を行った後、ステップS20
に戻る。すなわち、圧力センサ14が氷結状態にあれ
ば、上記圧力Pon及びPoffの値は正常値でないた
め、制御弁18の開閉動作が異常であるという判定を行
わずに上記ステップS20から再び上記処理を繰り返
す。
【0049】一方、ステップS51で「圧力センサ氷結
状態」NOと判定されると、ステップS52に進んで上
記ステップS37で読込んだ制御弁18の実開度とモニ
タ目標開度Ptopnとの偏差ΔPtの絶対値が所定値
cよりも小さいか否かを判定する。このステップS52
で「|ΔPt|<c」YESと判定されると、上記ステ
ップS49に進んで制御弁18の開閉動作が異常である
と判定する。すなわち、|ΔPt|がcよりも小さけれ
ば、吸気温度は10℃よりも低いが、ダイヤフラム36
は非硬化状態にあって制御弁18は正常に動作している
が、弁座32や弁体33の下端部に異物が付着して目詰
まりが発生していると判断し、制御弁18の開閉動作が
異常であると判定する。
状態」NOと判定されると、ステップS52に進んで上
記ステップS37で読込んだ制御弁18の実開度とモニ
タ目標開度Ptopnとの偏差ΔPtの絶対値が所定値
cよりも小さいか否かを判定する。このステップS52
で「|ΔPt|<c」YESと判定されると、上記ステ
ップS49に進んで制御弁18の開閉動作が異常である
と判定する。すなわち、|ΔPt|がcよりも小さけれ
ば、吸気温度は10℃よりも低いが、ダイヤフラム36
は非硬化状態にあって制御弁18は正常に動作している
が、弁座32や弁体33の下端部に異物が付着して目詰
まりが発生していると判断し、制御弁18の開閉動作が
異常であると判定する。
【0050】上記ステップS52で「|ΔPt|<c」
NOと判定されると、ステップS53に進んでタイマー
経過時間T2が所定値d(例えば5〜10秒)以上か否
かを判定する。このステップS53で「T2≧d」YE
Sと判定されると、上記ステップS52で「|ΔPt|
<c」YESと判定された場合と同様に、ステップS4
9に進んで制御弁18の開閉動作が異常であると判定す
る。一方、ステップS53で「T2≧d」NOと判定さ
れると、上記ステップS28に進んで、ステップS28
〜S30の処理を行った後、ステップS20に戻る。す
なわち、制御弁18の目標開度が所定値a以上となる状
態が所定時間d以上継続している(制御弁18が僅かの
間だけ全閉状態とされるときが存在するが、継続してい
るとみなすことができる)場合には、圧力室40の圧力
作用によりダイヤフラム36に所定値以上の張力が作用
し続けているため、そのダイヤフラム36は非硬化状態
であって、|ΔPt|がc以上となるのは、ダイヤフラ
ム36の硬化以外の要因で制御弁18に不良が生じてい
ると判断する。このため、タイマー経過時間T2がd以
上であれば、制御弁18の開閉動作が異常であると判定
し、タイマー経過時間T2がdよりも小さければ、ダイ
ヤフラム36が硬化している可能性があるため、タイマ
ー経過時間T2がd以上となるまで上記処理を繰り返
す。
NOと判定されると、ステップS53に進んでタイマー
経過時間T2が所定値d(例えば5〜10秒)以上か否
かを判定する。このステップS53で「T2≧d」YE
Sと判定されると、上記ステップS52で「|ΔPt|
<c」YESと判定された場合と同様に、ステップS4
9に進んで制御弁18の開閉動作が異常であると判定す
る。一方、ステップS53で「T2≧d」NOと判定さ
れると、上記ステップS28に進んで、ステップS28
〜S30の処理を行った後、ステップS20に戻る。す
なわち、制御弁18の目標開度が所定値a以上となる状
態が所定時間d以上継続している(制御弁18が僅かの
間だけ全閉状態とされるときが存在するが、継続してい
るとみなすことができる)場合には、圧力室40の圧力
作用によりダイヤフラム36に所定値以上の張力が作用
し続けているため、そのダイヤフラム36は非硬化状態
であって、|ΔPt|がc以上となるのは、ダイヤフラ
ム36の硬化以外の要因で制御弁18に不良が生じてい
ると判断する。このため、タイマー経過時間T2がd以
上であれば、制御弁18の開閉動作が異常であると判定
し、タイマー経過時間T2がdよりも小さければ、ダイ
ヤフラム36が硬化している可能性があるため、タイマ
ー経過時間T2がd以上となるまで上記処理を繰り返
す。
【0051】以上の制御手順において、ステップS2
3、S52及びS53により、排気還流制御弁18にお
けるダイヤフラム36の非硬化状態を確認する非硬化確
認手段50が構成されている。すなわち、この非硬化確
認手段50は、制御弁18の実開度と目標開度との偏差
が所定値c以下のときにダイヤフラム36が非硬化状態
であると確認するように構成されていると共に、制御弁
18の目標開度が所定値a以上となる状態が所定時間d
以上継続しているときにダイヤフラム36が非硬化状態
であると確認するように構成されている。
3、S52及びS53により、排気還流制御弁18にお
けるダイヤフラム36の非硬化状態を確認する非硬化確
認手段50が構成されている。すなわち、この非硬化確
認手段50は、制御弁18の実開度と目標開度との偏差
が所定値c以下のときにダイヤフラム36が非硬化状態
であると確認するように構成されていると共に、制御弁
18の目標開度が所定値a以上となる状態が所定時間d
以上継続しているときにダイヤフラム36が非硬化状態
であると確認するように構成されている。
【0052】尚、上記ステップS49で、制御弁18の
開閉動作が異常であることを記憶するのは、サービス工
場等において、コントロールユニット47に接続可能な
テスターによりどのような故障があるかを判別するため
である。
開閉動作が異常であることを記憶するのは、サービス工
場等において、コントロールユニット47に接続可能な
テスターによりどのような故障があるかを判別するため
である。
【0053】また、上記テスターをコントロールユニッ
ト47に接続して制御弁18の弁体33を一瞬の間だけ
フルストローク(全開以上)動かすことにより、そのと
き発生する音で制御弁18の動作確認を簡易的に行うこ
とができるようになっている。このとき、制御弁18の
位置センサ15により弁体33の動作を確認することも
可能であるが、通常、位置センサ15は弁体33のフル
ストロークをセンシングすることができないように構成
されているため、位置センサ15による確認は行われな
いようになっている。
ト47に接続して制御弁18の弁体33を一瞬の間だけ
フルストローク(全開以上)動かすことにより、そのと
き発生する音で制御弁18の動作確認を簡易的に行うこ
とができるようになっている。このとき、制御弁18の
位置センサ15により弁体33の動作を確認することも
可能であるが、通常、位置センサ15は弁体33のフル
ストロークをセンシングすることができないように構成
されているため、位置センサ15による確認は行われな
いようになっている。
【0054】以上の構成からなる排気還流通路17の連
通遮断異常検出装置において、動作確認手段49が排気
還流制御弁18の開閉動作を確認するときの動作につい
て説明する。先ず、エンジン1の運転状態に応じて演算
された制御弁18の目標開度Ptが所定値aよりも小さ
いとき、又は制御弁18の目標開度Ptが所定値a以上
であるが、制御弁18の開閉動作確認を行うための条件
が成立しないときは、制御弁18は、その実開度が目標
開度Ptに一致するように駆動されて、排気ガスの吸気
通路2への還流量が調整される。
通遮断異常検出装置において、動作確認手段49が排気
還流制御弁18の開閉動作を確認するときの動作につい
て説明する。先ず、エンジン1の運転状態に応じて演算
された制御弁18の目標開度Ptが所定値aよりも小さ
いとき、又は制御弁18の目標開度Ptが所定値a以上
であるが、制御弁18の開閉動作確認を行うための条件
が成立しないときは、制御弁18は、その実開度が目標
開度Ptに一致するように駆動されて、排気ガスの吸気
通路2への還流量が調整される。
【0055】上記制御弁18の目標開度Ptが所定値a
以上であり、かつ制御弁18の開閉動作確認を行うため
の条件が成立するときは、一旦、制御弁18は、その実
開度がモニタ目標開度Ptopnとなるように駆動さ
れ、その開度が全開に近い状態となる。そして、制御弁
18の実開度とモニタ目標開度Ptopnとの偏差ΔP
t及び排気還流通路内の圧力Ponが検出される。この
圧力Ponは、高圧の排気ガスの圧力と同じである。
以上であり、かつ制御弁18の開閉動作確認を行うため
の条件が成立するときは、一旦、制御弁18は、その実
開度がモニタ目標開度Ptopnとなるように駆動さ
れ、その開度が全開に近い状態となる。そして、制御弁
18の実開度とモニタ目標開度Ptopnとの偏差ΔP
t及び排気還流通路内の圧力Ponが検出される。この
圧力Ponは、高圧の排気ガスの圧力と同じである。
【0056】次に、制御弁18の実開度が全閉となるよ
うに制御され、制御弁18が完全に閉じられると、再び
排気還流通路内の圧力Poffが検出される。この圧力
Poffは、サージタンク7内の圧力(負圧)と同じで
ある。このため、上記圧力PonはPoffよりも大き
く、PonからPoffを引いた値が所定値bよりも大
きければ、制御弁18の開閉動作が正常であると判定
し、1回目の開閉動作確認が終了する。
うに制御され、制御弁18が完全に閉じられると、再び
排気還流通路内の圧力Poffが検出される。この圧力
Poffは、サージタンク7内の圧力(負圧)と同じで
ある。このため、上記圧力PonはPoffよりも大き
く、PonからPoffを引いた値が所定値bよりも大
きければ、制御弁18の開閉動作が正常であると判定
し、1回目の開閉動作確認が終了する。
【0057】一方、PonからPoffを引いた値が所
定値b以下であれば、制御弁18の開閉動作が異常であ
る可能性はあるが、吸気温度thaが10℃よりも低い
場合、圧力センサ14が氷結していたり、制御弁18の
ダイヤフラム36が硬化していたりすることがあり、正
確な開閉動作確認を行うことができない。そのため、吸
気温度thaが10℃よりも低いか否かを判定し、吸気
温度thaが10℃以上であれば、ダイヤフラム36の
硬化以外の要因で制御弁18に不良が生じているか、又
は弁座32や弁体33の下端部に異物が付着して目詰ま
りが発生していると判断することができ、制御弁18の
開閉動作が異常であると判定する。
定値b以下であれば、制御弁18の開閉動作が異常であ
る可能性はあるが、吸気温度thaが10℃よりも低い
場合、圧力センサ14が氷結していたり、制御弁18の
ダイヤフラム36が硬化していたりすることがあり、正
確な開閉動作確認を行うことができない。そのため、吸
気温度thaが10℃よりも低いか否かを判定し、吸気
温度thaが10℃以上であれば、ダイヤフラム36の
硬化以外の要因で制御弁18に不良が生じているか、又
は弁座32や弁体33の下端部に異物が付着して目詰ま
りが発生していると判断することができ、制御弁18の
開閉動作が異常であると判定する。
【0058】上記吸気温度thaが10℃よりも低い場
合、先ず、氷結判定手段48によって圧力センサ14の
氷結状態が記憶されているか否かを判定し、氷結状態が
記憶されていると、正確な開閉動作確認を行うことがで
きないので、制御弁18の実開度がその目標開度Ptに
一致するように制御し、吸気温度thaの読込み動作か
らやり直す。
合、先ず、氷結判定手段48によって圧力センサ14の
氷結状態が記憶されているか否かを判定し、氷結状態が
記憶されていると、正確な開閉動作確認を行うことがで
きないので、制御弁18の実開度がその目標開度Ptに
一致するように制御し、吸気温度thaの読込み動作か
らやり直す。
【0059】上記氷結判定手段48によって圧力センサ
14の氷結状態が記憶されていない場合、非硬化確認手
段50によってダイヤフラム36が非硬化状態かを確認
する。すなわち、第1に、制御弁18の実開度とモニタ
目標開度Ptopnとの偏差ΔPtの絶対値が所定値c
よりも小さいか否かを判定し、|ΔPt|がcよりも小
さければ、高温の排気ガスが流れることで暖められる等
してダイヤフラム36は非硬化状態となって弁体33自
体は正常に動作しているが、弁体33や弁座32に異物
が付着して目詰まりが発生していると判断し、制御弁1
8の開閉動作が異常であると判定する。
14の氷結状態が記憶されていない場合、非硬化確認手
段50によってダイヤフラム36が非硬化状態かを確認
する。すなわち、第1に、制御弁18の実開度とモニタ
目標開度Ptopnとの偏差ΔPtの絶対値が所定値c
よりも小さいか否かを判定し、|ΔPt|がcよりも小
さければ、高温の排気ガスが流れることで暖められる等
してダイヤフラム36は非硬化状態となって弁体33自
体は正常に動作しているが、弁体33や弁座32に異物
が付着して目詰まりが発生していると判断し、制御弁1
8の開閉動作が異常であると判定する。
【0060】第2に、|ΔPt|がc以上のとき、制御
弁18の目標開度が所定値a以上の状態が所定時間d以
上継続しているか否かを判定し、所定時間d以上継続し
ている場合、ダイヤフラム36は非硬化状態にあり、|
ΔPt|がc以上となるのは、制御弁18のダイヤフラ
ム36以外の箇所で不良が生じていると判断して制御弁
18の開閉動作が異常であると判定する。タイマー経過
時間T2がdよりも小さいと、ダイヤフラム36が硬化
している可能性があり、正確な開閉動作確認を行うこと
ができないので、制御弁18の実開度がその目標開度P
tに一致するように制御し、吸気温度thaの読込み動
作からやり直す。
弁18の目標開度が所定値a以上の状態が所定時間d以
上継続しているか否かを判定し、所定時間d以上継続し
ている場合、ダイヤフラム36は非硬化状態にあり、|
ΔPt|がc以上となるのは、制御弁18のダイヤフラ
ム36以外の箇所で不良が生じていると判断して制御弁
18の開閉動作が異常であると判定する。タイマー経過
時間T2がdよりも小さいと、ダイヤフラム36が硬化
している可能性があり、正確な開閉動作確認を行うこと
ができないので、制御弁18の実開度がその目標開度P
tに一致するように制御し、吸気温度thaの読込み動
作からやり直す。
【0061】したがって、上記実施形態1では、圧力室
40の圧力変化によりダイヤフラム36を弁体33と共
に駆動して排気還流通路17における排気ガスの還流量
を制御する排気還流制御弁18と、この排気還流制御弁
18のダイヤフラム36の非硬化状態を確認する非硬化
確認手段50と、排気還流制御弁18よりも吸気通路2
側の排気還流通路17内の圧力を検出する圧力センサ1
4が氷結状態にあるか否かを判定する氷結判定手段48
と、外気温度が所定値よりも低い場合、エンジン1の冷
却水温度が所定温度以上であって、しかも、上記非硬化
確認手段50によりダイヤフラム36が非硬化状態にあ
ると確認され、かつ上記氷結判定手段48により圧力セ
ンサ14が非氷結状態にあると判定されたとき、上記排
気還流制御弁18の開閉動作に伴う圧力センサ14によ
る検出圧力の変化に基づいてその排気還流制御弁18の
開閉動作を確認する動作確認手段49とが備えられてい
るので、外気温度が所定値よりも低くても、ダイヤフラ
ム36が非硬化状態である可能性が高く、制御弁18の
開閉動作を確認する価値は高い。そして、非硬化確認手
段50により制御弁18のダイヤフラム36の非硬化状
態が確認され、かつ圧力センサ14が非氷結状態にある
と判定されたときに、動作確認手段49によって制御弁
18の開閉動作が確認されるので、その確認を正確に行
うことができる。よって、排気還流制御弁18の開閉動
作の確認を行う機会を増大させることができ、制御弁1
8の異常を早期に検出することができる。
40の圧力変化によりダイヤフラム36を弁体33と共
に駆動して排気還流通路17における排気ガスの還流量
を制御する排気還流制御弁18と、この排気還流制御弁
18のダイヤフラム36の非硬化状態を確認する非硬化
確認手段50と、排気還流制御弁18よりも吸気通路2
側の排気還流通路17内の圧力を検出する圧力センサ1
4が氷結状態にあるか否かを判定する氷結判定手段48
と、外気温度が所定値よりも低い場合、エンジン1の冷
却水温度が所定温度以上であって、しかも、上記非硬化
確認手段50によりダイヤフラム36が非硬化状態にあ
ると確認され、かつ上記氷結判定手段48により圧力セ
ンサ14が非氷結状態にあると判定されたとき、上記排
気還流制御弁18の開閉動作に伴う圧力センサ14によ
る検出圧力の変化に基づいてその排気還流制御弁18の
開閉動作を確認する動作確認手段49とが備えられてい
るので、外気温度が所定値よりも低くても、ダイヤフラ
ム36が非硬化状態である可能性が高く、制御弁18の
開閉動作を確認する価値は高い。そして、非硬化確認手
段50により制御弁18のダイヤフラム36の非硬化状
態が確認され、かつ圧力センサ14が非氷結状態にある
と判定されたときに、動作確認手段49によって制御弁
18の開閉動作が確認されるので、その確認を正確に行
うことができる。よって、排気還流制御弁18の開閉動
作の確認を行う機会を増大させることができ、制御弁1
8の異常を早期に検出することができる。
【0062】また、非硬化確認手段50は、第1に、排
気還流制御弁18の実開度と目標開度との偏差が所定値
よりも小さいときにダイヤフラム36が非硬化状態であ
ると確認するように構成されていると共に、第2に、排
気還流制御弁18の目標開度が所定値以上となる状態が
所定時間以上継続しているときにダイヤフラム36が非
硬化状態であると確認するように構成されているので、
ダイヤフラム36の硬化以外の要因で制御弁18に不良
が生じている場合や、弁体33や弁座32に異物が付着
して目詰まりが発生している場合に、正確にその制御弁
18の異常を判断することができる。よって、早急でか
つ正確な判定を行える非硬化確認手段50の具体的な構
成を容易に得ることができる。
気還流制御弁18の実開度と目標開度との偏差が所定値
よりも小さいときにダイヤフラム36が非硬化状態であ
ると確認するように構成されていると共に、第2に、排
気還流制御弁18の目標開度が所定値以上となる状態が
所定時間以上継続しているときにダイヤフラム36が非
硬化状態であると確認するように構成されているので、
ダイヤフラム36の硬化以外の要因で制御弁18に不良
が生じている場合や、弁体33や弁座32に異物が付着
して目詰まりが発生している場合に、正確にその制御弁
18の異常を判断することができる。よって、早急でか
つ正確な判定を行える非硬化確認手段50の具体的な構
成を容易に得ることができる。
【0063】(実施形態2)図6及び図7は本発明の実
施形態2を示し、動作確認手段49の制御手順において
非硬化確認手段50による排気還流制御弁18のダイヤ
フラム36の非硬化状態判定方法が上記実施形態1と異
なる。すなわち、この実施形態では、非硬化確認手段5
0は、制御弁18の実開度が所定値a以上の状態が所定
時間d以上継続しているときにダイヤフラム36が非硬
化状態であると確認するように構成されている。
施形態2を示し、動作確認手段49の制御手順において
非硬化確認手段50による排気還流制御弁18のダイヤ
フラム36の非硬化状態判定方法が上記実施形態1と異
なる。すなわち、この実施形態では、非硬化確認手段5
0は、制御弁18の実開度が所定値a以上の状態が所定
時間d以上継続しているときにダイヤフラム36が非硬
化状態であると確認するように構成されている。
【0064】上記動作確認手段49の制御手順について
説明すると、ステップS101〜S104でそれぞれ上
記実施形態1におけるステップS19〜S22と同じ処
理を行った後、ステップS105で、上記ステップS2
7と同様に、制御弁18の開閉動作確認を行うための条
件が成立するか否かを判定する。
説明すると、ステップS101〜S104でそれぞれ上
記実施形態1におけるステップS19〜S22と同じ処
理を行った後、ステップS105で、上記ステップS2
7と同様に、制御弁18の開閉動作確認を行うための条
件が成立するか否かを判定する。
【0065】このステップS105で「条件成立」NO
と判定されると、ステップS106〜S108でそれぞ
れ上記ステップS28〜S30と同じ処理を行った後、
ステップS109に進んで制御弁18の実開度が所定値
a以上か否かを判定する。このステップS109で「制
御弁の実開度≧a」YESと判定されると、ステップS
110に進んでタイマー経過時間T2に1制御タイミン
グ時間を加えた後、上記ステップS102に戻る。上記
ステップS109で「制御弁の実開度≧a」NOと判定
されると、ステップS111に進んで制御弁18が全閉
中であることを示すフラグFが1か否かを判定する。こ
のステップS111で「F=1」NOと判定されると、
ステップS112に進んでタイマー経過時間T2を0に
リセットした後、ステップS102に戻る。ステップS
111で「F=1」YESと判定されると、そのままス
テップS102に戻る。
と判定されると、ステップS106〜S108でそれぞ
れ上記ステップS28〜S30と同じ処理を行った後、
ステップS109に進んで制御弁18の実開度が所定値
a以上か否かを判定する。このステップS109で「制
御弁の実開度≧a」YESと判定されると、ステップS
110に進んでタイマー経過時間T2に1制御タイミン
グ時間を加えた後、上記ステップS102に戻る。上記
ステップS109で「制御弁の実開度≧a」NOと判定
されると、ステップS111に進んで制御弁18が全閉
中であることを示すフラグFが1か否かを判定する。こ
のステップS111で「F=1」NOと判定されると、
ステップS112に進んでタイマー経過時間T2を0に
リセットした後、ステップS102に戻る。ステップS
111で「F=1」YESと判定されると、そのままス
テップS102に戻る。
【0066】一方、上記ステップS105で「条件成
立」YESと判定されると、ステップS113〜S13
5でそれぞれ上記ステップS31〜S53と同様の処理
を行う。このとき、ステップS117で「T3≧T3
A」NOと判定されるか又はステップS125で「T3
≧T3B」NOと判定されると、上記ステップS109
〜S112の処理を行なった後、ステップS102に戻
る。また、ステップS135で「T2≧d」NOと判定
されると、ステップS106〜S112の処理を行なっ
た後、ステップS102に戻る。
立」YESと判定されると、ステップS113〜S13
5でそれぞれ上記ステップS31〜S53と同様の処理
を行う。このとき、ステップS117で「T3≧T3
A」NOと判定されるか又はステップS125で「T3
≧T3B」NOと判定されると、上記ステップS109
〜S112の処理を行なった後、ステップS102に戻
る。また、ステップS135で「T2≧d」NOと判定
されると、ステップS106〜S112の処理を行なっ
た後、ステップS102に戻る。
【0067】この結果、制御弁18の実開度が所定値a
よりも大きい間は、タイマー経過時間T2が加算され続
け、ステップS135において、その時間T2が所定時
間d以上と判定されると、制御弁18のダイヤフラム3
6に所定値以上の張力が所定時間以上継続して作用して
いることになるので、そのダイヤフラム36は非硬化状
態であると判断することができ、このことで、制御弁1
8の開閉動作が異常であると判定される。
よりも大きい間は、タイマー経過時間T2が加算され続
け、ステップS135において、その時間T2が所定時
間d以上と判定されると、制御弁18のダイヤフラム3
6に所定値以上の張力が所定時間以上継続して作用して
いることになるので、そのダイヤフラム36は非硬化状
態であると判断することができ、このことで、制御弁1
8の開閉動作が異常であると判定される。
【0068】以上の制御手順において、ステップS10
9及びS135により、上記非硬化確認手段50が構成
されている。
9及びS135により、上記非硬化確認手段50が構成
されている。
【0069】したがって、上記実施形態2では、非硬化
確認手段50は、排気還流制御弁18の実開度が所定値
以上となる状態が所定時間以上継続しているときにダイ
ヤフラム36が非硬化状態であると確認するように構成
されているので、上記実施形態1と同様に、ダイヤフラ
ム36の硬化以外の要因で制御弁18に不良が生じてい
る場合や、弁体33や弁座32に異物が付着して目詰ま
りが発生している場合に、正確にその制御弁18の異常
を判断することができる。よって、早急でかつ正確にダ
イヤフラム36の非硬化状態を確認することができる。
確認手段50は、排気還流制御弁18の実開度が所定値
以上となる状態が所定時間以上継続しているときにダイ
ヤフラム36が非硬化状態であると確認するように構成
されているので、上記実施形態1と同様に、ダイヤフラ
ム36の硬化以外の要因で制御弁18に不良が生じてい
る場合や、弁体33や弁座32に異物が付着して目詰ま
りが発生している場合に、正確にその制御弁18の異常
を判断することができる。よって、早急でかつ正確にダ
イヤフラム36の非硬化状態を確認することができる。
【0070】(実施形態3)図8は本発明の実施形態3
を示し(尚、以下の実施形態では、図1と同じ部分につ
いては同じ符号を付してその詳細な説明は省略し、他の
異なる箇所のみを説明する)、圧力センサ通路19にお
ける圧力センサ14が排気還流通路17内の圧力と大気
圧とを検出するように構成されているのが、上記実施形
態1,2と異なる。
を示し(尚、以下の実施形態では、図1と同じ部分につ
いては同じ符号を付してその詳細な説明は省略し、他の
異なる箇所のみを説明する)、圧力センサ通路19にお
ける圧力センサ14が排気還流通路17内の圧力と大気
圧とを検出するように構成されているのが、上記実施形
態1,2と異なる。
【0071】すなわち、この実施形態では、排気還流通
路17における圧力センサ通路19の途中に切換弁28
が設けられ、この切換弁28には大気開放通路29が接
続されている。この切換弁28は、コントロールユニッ
ト47からの制御信号により、その切換弁28よりも圧
力センサ14側の圧力センサ通路19を、大気開放通路
29に連通させた状態と、排気還流通路17に連通させ
た状態とを切換え可能に構成されている。このことで、
圧力センサ14は、切換弁28が大気開放通路29側に
切換えられた状態では大気圧を、また切換弁28が排気
還流通路17側に切換えられた状態では排気還流通路1
7内の圧力をそれぞれ検出するようになっている。
路17における圧力センサ通路19の途中に切換弁28
が設けられ、この切換弁28には大気開放通路29が接
続されている。この切換弁28は、コントロールユニッ
ト47からの制御信号により、その切換弁28よりも圧
力センサ14側の圧力センサ通路19を、大気開放通路
29に連通させた状態と、排気還流通路17に連通させ
た状態とを切換え可能に構成されている。このことで、
圧力センサ14は、切換弁28が大気開放通路29側に
切換えられた状態では大気圧を、また切換弁28が排気
還流通路17側に切換えられた状態では排気還流通路1
7内の圧力をそれぞれ検出するようになっている。
【0072】また、この実施形態3では、圧力センサ1
4が氷結状態にあるか否かを判定する氷結判定手段48
の判定方法が上記実施形態1と異なり、上記切換弁28
の切換え動作により大気圧と排気還流通路17内の圧力
とをそれぞれ交互に検出してその両者を比較することに
より行うようになっている。
4が氷結状態にあるか否かを判定する氷結判定手段48
の判定方法が上記実施形態1と異なり、上記切換弁28
の切換え動作により大気圧と排気還流通路17内の圧力
とをそれぞれ交互に検出してその両者を比較することに
より行うようになっている。
【0073】上記氷結判定手段48の制御手順について
図9により説明する。尚、この制御も、イグニッション
キースイッチがONされてエンジン1が始動した直後か
ら所定時間(例えば20ms)毎のサンプリングタイムで
行われるようになっている。
図9により説明する。尚、この制御も、イグニッション
キースイッチがONされてエンジン1が始動した直後か
ら所定時間(例えば20ms)毎のサンプリングタイムで
行われるようになっている。
【0074】先ず、ステップS61でエアフローメータ
5の出力信号から吸入空気量Ga及び吸気温度thaを
読込み、ステップS62で、回転数センサ12の出力信
号からエンジン回転数Neを、また冷却水温センサ11
の出力信号からエンジン1の冷却水温度thwをそれぞ
れ読込んだ後、上記吸入空気量Gaをエンジン回転数N
eで割った値に係数kを掛けて充填効率Ceを演算す
る。そして、ステップS64で切換弁28を大気開放通
路29側に切換えて、ステップS65で圧力センサ14
の出力信号から大気圧atpを読込む。
5の出力信号から吸入空気量Ga及び吸気温度thaを
読込み、ステップS62で、回転数センサ12の出力信
号からエンジン回転数Neを、また冷却水温センサ11
の出力信号からエンジン1の冷却水温度thwをそれぞ
れ読込んだ後、上記吸入空気量Gaをエンジン回転数N
eで割った値に係数kを掛けて充填効率Ceを演算す
る。そして、ステップS64で切換弁28を大気開放通
路29側に切換えて、ステップS65で圧力センサ14
の出力信号から大気圧atpを読込む。
【0075】続いて、ステップS66で上記ステップS
61で読込んだ吸気温度thaが10℃よりも低いか否
かを判定する。このステップS66で「tha<10
℃」YESと判定されると、ステップS67に進んでア
イドル回転のフィードバック制御中か否かを判定し、こ
のステップS67で「アイドル回転のフィードバック制
御中」YESと判定されると、ステップS68に進んで
エンジン1の冷却水温度thwが80℃よりも高いか否
かを判定する。このステップS68で「thw>80
℃」YESと判定されると、ステップS69に進んで上
記ステップS63で求めた充填効率Ceが所定値iより
も小さいか否かを判定し、このステップS69で「Ce
<i」YESと判定されると、ステップS70に進んで
上記ステップS65で読込んだ大気圧atpが所定値j
よりも大きいか否かを判定する。このステップS70で
「atp>j」YESと判定されると、ステップS71
に進んで吸気温度thaが所定値mよりも高いか否かを
判定し、このステップS71で「tha>m」YESと
判定されると、ステップS72に進んでエンジン1を始
動後5秒経過しているか否かを判定し、このステップS
72で「エンジン始動後5秒経過」YESと判定される
と、ステップS73に進む。
61で読込んだ吸気温度thaが10℃よりも低いか否
かを判定する。このステップS66で「tha<10
℃」YESと判定されると、ステップS67に進んでア
イドル回転のフィードバック制御中か否かを判定し、こ
のステップS67で「アイドル回転のフィードバック制
御中」YESと判定されると、ステップS68に進んで
エンジン1の冷却水温度thwが80℃よりも高いか否
かを判定する。このステップS68で「thw>80
℃」YESと判定されると、ステップS69に進んで上
記ステップS63で求めた充填効率Ceが所定値iより
も小さいか否かを判定し、このステップS69で「Ce
<i」YESと判定されると、ステップS70に進んで
上記ステップS65で読込んだ大気圧atpが所定値j
よりも大きいか否かを判定する。このステップS70で
「atp>j」YESと判定されると、ステップS71
に進んで吸気温度thaが所定値mよりも高いか否かを
判定し、このステップS71で「tha>m」YESと
判定されると、ステップS72に進んでエンジン1を始
動後5秒経過しているか否かを判定し、このステップS
72で「エンジン始動後5秒経過」YESと判定される
と、ステップS73に進む。
【0076】一方、上記各ステップS66〜S72にお
いてNOと判定されると、最初のステップS61に戻
る。すなわち、上記各ステップS66〜S72におい
て、圧力センサの氷結判定を行うか否かを判定すること
になる。
いてNOと判定されると、最初のステップS61に戻
る。すなわち、上記各ステップS66〜S72におい
て、圧力センサの氷結判定を行うか否かを判定すること
になる。
【0077】続いて、ステップS73で切換弁28を排
気還流通路17側に切換え、ステップS74でその切換
弁28の切換えが完了したか否かを判定する。このステ
ップ74で「切換弁の切換え完了」YESと判定される
と、ステップS75に進んで排気還流通路17内の圧力
Pegrを読込んだ後、ステップS76に進む。上記ス
テップ74で「切換弁の切換え完了」NOと判定される
と、上記ステップS73に戻り、切換弁28の切換えが
完了するまでこの処理を繰り返す。
気還流通路17側に切換え、ステップS74でその切換
弁28の切換えが完了したか否かを判定する。このステ
ップ74で「切換弁の切換え完了」YESと判定される
と、ステップS75に進んで排気還流通路17内の圧力
Pegrを読込んだ後、ステップS76に進む。上記ス
テップ74で「切換弁の切換え完了」NOと判定される
と、上記ステップS73に戻り、切換弁28の切換えが
完了するまでこの処理を繰り返す。
【0078】そして、ステップS76で上記大気圧at
pから排気還流通路17内の圧力Pegrを引いた値の
絶対値が所定値n(例えば100mmHg)よりも大きいか
否かを判定する。このステップS76で「atp−Pe
gr>n」NOと判定されると、ステップS77に進ん
で圧力センサ14が氷結状態にあると判定し、そのこと
を記憶してリターンする。一方、ステップS76で「a
tp−Pegr>n」YESと判定されると、ステップ
S78に進んで氷結状態の記憶を消去してリターンす
る。すなわち、排気還流通路内の圧力Pegrは、制御
弁18が完全に閉じられているときにはサージタンク7
内と同じ負圧となる一方、制御弁18が開かれていると
きには排気ガスにより大気圧よりも高圧となるため、大
気圧atpから排気還流通路内の圧力Pegrを引いた
値の絶対値が所定値nよりも大きければ圧力センサ14
が正常に作動しており、所定値以下であれば圧力センサ
14が氷結して正常に作動していないと判断することが
でき、上記の如く処理するようになっている。
pから排気還流通路17内の圧力Pegrを引いた値の
絶対値が所定値n(例えば100mmHg)よりも大きいか
否かを判定する。このステップS76で「atp−Pe
gr>n」NOと判定されると、ステップS77に進ん
で圧力センサ14が氷結状態にあると判定し、そのこと
を記憶してリターンする。一方、ステップS76で「a
tp−Pegr>n」YESと判定されると、ステップ
S78に進んで氷結状態の記憶を消去してリターンす
る。すなわち、排気還流通路内の圧力Pegrは、制御
弁18が完全に閉じられているときにはサージタンク7
内と同じ負圧となる一方、制御弁18が開かれていると
きには排気ガスにより大気圧よりも高圧となるため、大
気圧atpから排気還流通路内の圧力Pegrを引いた
値の絶対値が所定値nよりも大きければ圧力センサ14
が正常に作動しており、所定値以下であれば圧力センサ
14が氷結して正常に作動していないと判断することが
でき、上記の如く処理するようになっている。
【0079】したがって、上記実施形態3では、切換弁
28の切換え動作により圧力センサ14が大気圧と排気
還流通路17内の圧力とを交互に検出するように構成さ
れ、氷結判定手段48は、その両者の圧力差に基づいて
圧力センサ14が氷結状態にあるか否かを判定するよう
に構成されているので、実施形態1における氷結状態の
判定方法よりも判定に要する時間を短縮することができ
ると共に、正確に判定することができる。
28の切換え動作により圧力センサ14が大気圧と排気
還流通路17内の圧力とを交互に検出するように構成さ
れ、氷結判定手段48は、その両者の圧力差に基づいて
圧力センサ14が氷結状態にあるか否かを判定するよう
に構成されているので、実施形態1における氷結状態の
判定方法よりも判定に要する時間を短縮することができ
ると共に、正確に判定することができる。
【0080】尚、上記各実施形態では、動作確認手段4
9が排気還流制御弁18の開閉動作を確認する際、非硬
化確認手段50によってダイヤフラム36の非硬化状態
が確認されない場合は、制御弁18の開閉動作が異常で
あるという判定を行わないようにしたが、ダイヤフラム
36が非硬化状態及び硬化状態であると確認される回数
をそれぞれカウントし、硬化状態が確認されたとき、そ
のときの硬化状態の回数が非硬化状態の回数よりも所定
値以上多い場合は最終的に異常であるという判定を行う
ようにしてもよい。
9が排気還流制御弁18の開閉動作を確認する際、非硬
化確認手段50によってダイヤフラム36の非硬化状態
が確認されない場合は、制御弁18の開閉動作が異常で
あるという判定を行わないようにしたが、ダイヤフラム
36が非硬化状態及び硬化状態であると確認される回数
をそれぞれカウントし、硬化状態が確認されたとき、そ
のときの硬化状態の回数が非硬化状態の回数よりも所定
値以上多い場合は最終的に異常であるという判定を行う
ようにしてもよい。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よると、通路の連通遮断異常検出装置として、高温流体
が流れる流体通路に設けられた弁体とその弁体に連結さ
れた弾性材とを有し、圧力室の圧力変化により上記弾性
材を弁体と共に駆動して流体通路の開度を調整する開閉
弁と、この開閉弁の弾性材の非硬化状態を確認する非硬
化確認手段と、外気温度が所定値よりも低くかつ上記非
硬化確認手段により弾性材が非硬化状態にあると確認さ
れたとき、上記流体通路での高温流体の連通遮断状態に
基づいて開閉弁の開閉動作を確認する動作確認手段とを
備えたことにより、開閉弁の開閉動作確認の機会を増大
させることができ、開閉弁の異常検出の早期化を図るこ
とができる。
よると、通路の連通遮断異常検出装置として、高温流体
が流れる流体通路に設けられた弁体とその弁体に連結さ
れた弾性材とを有し、圧力室の圧力変化により上記弾性
材を弁体と共に駆動して流体通路の開度を調整する開閉
弁と、この開閉弁の弾性材の非硬化状態を確認する非硬
化確認手段と、外気温度が所定値よりも低くかつ上記非
硬化確認手段により弾性材が非硬化状態にあると確認さ
れたとき、上記流体通路での高温流体の連通遮断状態に
基づいて開閉弁の開閉動作を確認する動作確認手段とを
備えたことにより、開閉弁の開閉動作確認の機会を増大
させることができ、開閉弁の異常検出の早期化を図るこ
とができる。
【0082】請求項2の発明によると、流体通路は、エ
ンジンの排気ガスの一部を吸気通路に還流させる排気還
流通路であり、開閉弁は、上記排気還流通路を流れる排
気ガスの還流量を制御する排気還流制御弁であるものと
したことにより、請求項1の発明の連通遮断異常検出装
置の有効利用を図ることができる。
ンジンの排気ガスの一部を吸気通路に還流させる排気還
流通路であり、開閉弁は、上記排気還流通路を流れる排
気ガスの還流量を制御する排気還流制御弁であるものと
したことにより、請求項1の発明の連通遮断異常検出装
置の有効利用を図ることができる。
【0083】請求項3の発明によると、排気還流制御弁
よりも吸気通路側の排気還流通路内の圧力を検出する圧
力検出手段と、この圧力検出手段が氷結状態にあるか否
かを判定する氷結判定手段とを備え、動作確認手段を、
その氷結判定手段により圧力検出手段が非氷結状態にあ
ると判定されたとき、上記排気還流制御弁の開閉動作に
伴う圧力検出手段による検出圧力の変化に基づいて該排
気還流制御弁の開閉動作を確認するように構成したこと
により、この氷結判定と弾性材の非硬化判定とを組み合
わせることで、低温においても確実に簡単で正確な判定
を行える動作確認手段の具体化を図ることができる。
よりも吸気通路側の排気還流通路内の圧力を検出する圧
力検出手段と、この圧力検出手段が氷結状態にあるか否
かを判定する氷結判定手段とを備え、動作確認手段を、
その氷結判定手段により圧力検出手段が非氷結状態にあ
ると判定されたとき、上記排気還流制御弁の開閉動作に
伴う圧力検出手段による検出圧力の変化に基づいて該排
気還流制御弁の開閉動作を確認するように構成したこと
により、この氷結判定と弾性材の非硬化判定とを組み合
わせることで、低温においても確実に簡単で正確な判定
を行える動作確認手段の具体化を図ることができる。
【0084】請求項4の発明によると、非硬化確認手段
を、排気還流制御弁の目標開度が所定値以上となる状態
が所定時間以上継続すると共に、排気還流制御弁の実開
度と目標開度との偏差が所定値以内の状態のときに弾性
材が非硬化状態であると確認するように構成したことに
より、確実かつ早急に弾性材の非硬化状態を確認するこ
とができる非硬化確認手段の具体的構成を容易に得るこ
とができる。
を、排気還流制御弁の目標開度が所定値以上となる状態
が所定時間以上継続すると共に、排気還流制御弁の実開
度と目標開度との偏差が所定値以内の状態のときに弾性
材が非硬化状態であると確認するように構成したことに
より、確実かつ早急に弾性材の非硬化状態を確認するこ
とができる非硬化確認手段の具体的構成を容易に得るこ
とができる。
【0085】請求項5の発明によると、非硬化確認手段
を、排気還流制御弁の実開度が所定値以上となる状態が
所定時間以上継続しているときに弾性材が非硬化状態で
あると確認するように構成したことにより、請求項4と
同様の作用効果を得ることができる。
を、排気還流制御弁の実開度が所定値以上となる状態が
所定時間以上継続しているときに弾性材が非硬化状態で
あると確認するように構成したことにより、請求項4と
同様の作用効果を得ることができる。
【0086】請求項6の発明によると、非硬化確認手段
を、排気還流制御弁の実開度と目標開度との偏差が所定
値よりも小さいときに弾性材が非硬化状態であると確認
するように構成したことにより、正確かつ早急に弾性材
の非硬化状態を確認することができる非硬化確認手段の
具体化を図ることができる。
を、排気還流制御弁の実開度と目標開度との偏差が所定
値よりも小さいときに弾性材が非硬化状態であると確認
するように構成したことにより、正確かつ早急に弾性材
の非硬化状態を確認することができる非硬化確認手段の
具体化を図ることができる。
【0087】請求項7の発明によると、動作確認手段
を、エンジンの冷却水温度が所定温度以上であるとき、
排気還流制御弁の開閉動作を確認するように構成したこ
とにより、請求項3の発明の連通遮断異常検出装置のさ
らなる有効利用を図ることができる。
を、エンジンの冷却水温度が所定温度以上であるとき、
排気還流制御弁の開閉動作を確認するように構成したこ
とにより、請求項3の発明の連通遮断異常検出装置のさ
らなる有効利用を図ることができる。
【図1】本発明の実施形態に係る自動車の排気還流通路
の連通遮断異常検出装置を示す全体系統図である。
の連通遮断異常検出装置を示す全体系統図である。
【図2】排気還流制御弁の構成を示す断面図である。
【図3】氷結判定手段の制御手順を示すフローチャート
図である。
図である。
【図4】動作確認手段の制御手順を示すフローチャート
図である。
図である。
【図5】動作確認手段の制御手順を示すフローチャート
図である。
図である。
【図6】実施形態2を示す図4相当図である。
【図7】実施形態2を示す図5相当図である。
【図8】実施形態3を示す図1相当図である。
【図9】実施形態3を示す図3相当図である。
1 エンジン 2 吸気通路 14 圧力センサ(圧力検出手段) 17 排気還流通路(流体通路) 18 排気還流制御弁(開閉弁) 33 弁体 36 ダイヤフラム(弾性材) 40 圧力室 48 氷結判定手段 49 動作確認手段 50 非硬化確認手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂本 勝彦 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 西岡 太 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 幸徳 正信 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 新本 和浩 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内
Claims (7)
- 【請求項1】 高温流体が流れる流体通路と、 上記流体通路に設けられた弁体と該弁体に連結された弾
性材とを有し、圧力室の圧力変化により上記弾性材を弁
体と共に駆動して流体通路の開度を調整する開閉弁と、 上記開閉弁の弾性材の非硬化状態を確認する非硬化確認
手段と、 外気温度が所定値よりも低くかつ上記非硬化確認手段に
より弾性材が非硬化状態にあると確認されたとき、上記
流体通路での高温流体の連通遮断状態に基づいて開閉弁
の開閉動作を確認する動作確認手段とを備えていること
を特徴とする通路の連通遮断異常検出装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の通路の連通遮断異常検出
装置において、 流体通路は、エンジンの排気ガスの一部を吸気通路に還
流させる排気還流通路であり、 開閉弁は、上記排気還流通路を流れる排気ガスの還流量
を制御する排気還流制御弁であることを特徴とする通路
の連通遮断異常検出装置。 - 【請求項3】 請求項2記載の通路の連通遮断異常検出
装置において、 排気還流制御弁よりも吸気通路側の排気還流通路内の圧
力を検出する圧力検出手段と、 上記圧力検出手段が氷結状態にあるか否かを判定する氷
結判定手段とを備え、 動作確認手段は、上記氷結判定手段により圧力検出手段
が非氷結状態にあると判定されたとき、上記排気還流制
御弁の開閉動作に伴う圧力検出手段による検出圧力の変
化に基づいて該排気還流制御弁の開閉動作を確認するよ
うに構成されていることを特徴とする通路の連通遮断異
常検出装置。 - 【請求項4】 請求項3記載の通路の連通遮断異常検出
装置において、 非硬化確認手段は、排気還流制御弁の目標開度が所定値
以上となる状態が所定時間以上継続すると共に、排気還
流制御弁の実開度と目標開度との偏差が所定値以内の状
態のときに弾性材が非硬化状態であると確認するように
構成されていることを特徴とする通路の連通遮断異常検
出装置。 - 【請求項5】 請求項3記載の通路の連通遮断異常検出
装置において、 非硬化確認手段は、排気還流制御弁の実開度が所定値以
上となる状態が所定時間以上継続しているときに弾性材
が非硬化状態であると確認するように構成されているこ
とを特徴とする通路の連通遮断異常検出装置。 - 【請求項6】 請求項3記載の通路の連通遮断異常検出
装置において、 非硬化確認手段は、排気還流制御弁の実開度と目標開度
との偏差が所定値よりも小さいときに弾性材が非硬化状
態であると確認するように構成されていることを特徴と
する通路の連通遮断異常検出装置。 - 【請求項7】 請求項3記載の通路の連通遮断異常検出
装置において、 動作確認手段は、エンジンの冷却水温度が所定温度以上
であるとき、排気還流制御弁の開閉動作を確認するよう
に構成されていることを特徴とする通路の連通遮断異常
検出装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8317610A JPH10159661A (ja) | 1996-11-28 | 1996-11-28 | 通路の連通遮断異常検出装置 |
US08/980,442 US6035835A (en) | 1996-11-28 | 1997-11-28 | Valve operation verification system for verifying valve operation of valve disposed in hot gas flow passage |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8317610A JPH10159661A (ja) | 1996-11-28 | 1996-11-28 | 通路の連通遮断異常検出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10159661A true JPH10159661A (ja) | 1998-06-16 |
Family
ID=18090120
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8317610A Pending JPH10159661A (ja) | 1996-11-28 | 1996-11-28 | 通路の連通遮断異常検出装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6035835A (ja) |
JP (1) | JPH10159661A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111425310A (zh) * | 2020-03-31 | 2020-07-17 | 广西玉柴机器股份有限公司 | 一种防止egr系统结冰的控制方法 |
Families Citing this family (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3577945B2 (ja) * | 1998-04-24 | 2004-10-20 | 日産自動車株式会社 | 内燃機関の動弁装置の異常診断装置 |
JP3623888B2 (ja) * | 1998-09-24 | 2005-02-23 | 株式会社日立ユニシアオートモティブ | 吸気圧センサの氷結診断装置 |
US6164270A (en) * | 1999-08-09 | 2000-12-26 | Ford Global Technologies, Inc. | Exhaust gas recirculation fault detection system |
US6467469B2 (en) | 2001-01-31 | 2002-10-22 | Cummins, Inc. | EGR valve position control system |
US6837226B2 (en) | 2001-01-31 | 2005-01-04 | Cummins, Inc. | System for diagnosing EGR valve, actuator and sensor related failure conditions |
US7376520B2 (en) * | 2005-03-16 | 2008-05-20 | Lam Research Corporation | System and method for gas flow verification |
JP2007002694A (ja) * | 2005-06-22 | 2007-01-11 | Honda Motor Co Ltd | 内燃機関の排気浄化装置 |
US7739027B2 (en) * | 2007-08-17 | 2010-06-15 | Gm Global Technology Operations, Inc. | Method and apparatus for monitoring an EGR valve in an internal combustion engine |
FR2921155B1 (fr) * | 2007-09-19 | 2009-10-23 | Renault Sas | Procede d'estimation de la temperature d'un capteur de pression de gaz fixe sur une paroi d'un moteur diesel,et utilisation d'un tel procede. |
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