[go: up one dir, main page]

JPH08246851A - 内燃機関の2次空気供給装置 - Google Patents

内燃機関の2次空気供給装置

Info

Publication number
JPH08246851A
JPH08246851A JP7046010A JP4601095A JPH08246851A JP H08246851 A JPH08246851 A JP H08246851A JP 7046010 A JP7046010 A JP 7046010A JP 4601095 A JP4601095 A JP 4601095A JP H08246851 A JPH08246851 A JP H08246851A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
secondary air
state
fuel ratio
supply
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7046010A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoichi Kishimoto
洋一 岸本
Toshio Takahata
敏夫 高畑
Atsushi Shoji
淳 庄司
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP7046010A priority Critical patent/JPH08246851A/ja
Publication of JPH08246851A publication Critical patent/JPH08246851A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01NGAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR INTERNAL COMBUSTION ENGINES
    • F01N2550/00Monitoring or diagnosing the deterioration of exhaust systems
    • F01N2550/14Systems for adding secondary air into exhaust

Landscapes

  • Testing Of Engines (AREA)
  • Exhaust Gas After Treatment (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 エアカット弁の閉弁不良を簡易かつ正確に診
断することにより、排気の逆流による他の故障の発生を
未然に防止する。 【構成】 2次空気の供給を停止する際に、まず、閉時
期TVofでエアカット弁を先に閉弁させ、所定の短時間
1が経過した後に、エアポンプを供給停止時期TPof
停止させる。もし、エアカット弁の閉弁動作が正常に行
われている場合は、2次空気の供給が遮断されるため、
排気中の空燃比は、リーン側からリッチ側に変化する。
一方、エアカット弁の閉弁動作が正常に行われず漏洩が
生じている場合は、閉時期TVof後も排気通路内に2次
空気が流入するため、所定の時間t1中、空燃比はリー
ン側のままで変化せず、供給停止時期TPofでエアポン
プ21の作動が停止した後、リッチ側に移行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、所定の運転条件下で2
次空気導入路を介して排気通路内に2次空気を導入し、
触媒コンバータの転化効率を維持、向上させる内燃機関
の2次空気供給装置に関し、特に、2次空気導入路内に
2次空気を吐出供給する2次空気供給手段と、2次空気
導入路を連通,遮断する開閉手段を備えた内燃機関の2
次空気供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】機関本体から排出される排気中のHC、
CO、NOX等を除去すべく、排気通路の途中には、三
元触媒等からなる触媒コンバータが介装されている。そ
して、この触媒コンバータは、理論空燃比近傍の環境で
転化性能(酸化反応)を発揮するため、2次空気導入路
を介して排気通路内に2次空気を供給する2次空気供給
装置を設けている。
【0003】つまり、排気通路に接続して設けられた2
次空気導入路と、2次空気導入路の途中に設けられ、2
次空気を吐出供給する2次空気供給手段としてのエアポ
ンプと、エアポンプよりも下流側に位置して2次空気導
入路に設けられ、2次空気導入路を連通,遮断する開閉
手段としてのエアカット弁とを備えて2次空気供給装置
を構成し、例えば空燃比がリッチ側にクランプされた場
合等の如く、排気中の酸素が不足する運転条件下で2次
空気を供給することにより、触媒コンバータの転化性能
(酸化反応)を維持している。
【0004】従って、例えば2次空気導入路が閉塞等し
て、2次空気が十分に供給できない場合には、十分な酸
化が行われないため、排気中のHC等が増大する上に、
触媒コンバータ自体の温度も活性化温度より低下して一
層転化効率が悪化する。そこで、例えば特開平5−30
2511号公報、特開平5−296033号公報、特開
平4−1443号公報、特開平4−308312号公報
等では、空燃比センサ(酸素センサ)により2次空気導
入後における排気中の空燃比を検出して、この検出され
た空燃比がリーン側である場合には2次空気の供給が正
常に行われていると判定し、検出された空燃比がリッチ
側である場合には異常であると判定する自己診断機能を
備えている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した自己診断機能
を有する2次空気供給装置では、2次空気導入後の排気
中の空燃比を監視し、この空燃比がリッチ側であれば、
2次空気の供給に異常ありと判定するため、2次空気導
入路の閉塞や、エアカット弁の開弁不良(エアカット弁
が開かない状態)等の如き「供給異常」を検出できる
が、かかる自己診断では、2次空気導入時に空燃比がリ
ーン側であれば正常であると判定するため、その現象が
リーン側の空燃比として現れるエアカット弁の閉弁不良
(エアカット弁が閉じない状態)を検出できない。
【0006】もちろん、エアカット弁に閉弁不良が生じ
ても、エアポンプ自体が作動しなければ、原則として2
次空気が排気通路内に導入されることはないため、この
エアカット弁の閉弁不良によって、直ちに触媒コンバー
タの転化性能が著しく低下する等の不具合は生じない。
しかし、エアカット弁が開いたままになる異常状態を放
置すれば、排気通路内の排気が2次空気導入路を介して
エアカット弁やエアポンプにまで逆流し、排気中の成分
(例えばカーボン等)が徐々にこれら各機器に付着等し
て、他の故障を誘発する可能性がある。
【0007】本発明は、かかる従来技術の問題点に鑑み
てなされたもので、その目的は、開閉手段による2次空
気導入路の遮断が正常に行われているか否かの診断を行
うことができるようにした内燃機関の2次空気供給装置
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、開閉
手段が2次空気導入路を遮断している状態で、2次空気
供給手段から2次空気を吐出せしめ、この2次空気が排
気通路内に現れるか否かを空燃比検出手段を介して監視
することにより、開閉手段の遮断が正常に行われている
か否かを診断するようにした。即ち、本発明に係る内燃
機関の2次空気供給装置が採用する構成は、触媒コンバ
ータの上流側に位置して排気通路の途中に接続された2
次空気導入路と、この2次空気導入路内に2次空気を吐
出供給する2次空気供給手段と、この2次空気供給手段
よりも下流側に位置して前記2次空気導入路の途中に設
けられ、該2次空気導入路を連通,遮断する開閉手段
と、前記2次空気導入路の排気通路接続部よりも下流側
に位置して前記排気通路の途中に設けられ、空燃比を検
出する空燃比検出手段とを備えた内燃機関の2次空気供
給装置であって、前記開閉手段が前記2次空気導入路を
遮断している遮断状態と前記2次空気供給手段が前記2
次空気導入路内に2次空気を吐出供給している供給状態
とを所定の短時間だけ重複させる状態重複手段と、前記
遮断状態と前記供給状態とが重複しているときに、前記
空燃比検出手段からの検出信号に基づいて排気中におけ
る2次空気の有無を検出し、2次空気が検出された場合
は前記開閉手段の漏洩であると判定する判定手段とを設
けたことを特徴としている。
【0009】また、前記状態重複手段は、前記2次空気
供給手段の供給停止時期を前記開閉手段の閉時期よりも
所定の短時間だけ遅らせることにより、前記遮断状態と
前記供給状態とを所定の短時間だけ重複させるようにし
てもよい。
【0010】さらに、前記状態重複手段は、前記開閉手
段が前記2次空気導入路を遮断している期間中に、所定
の短時間だけ前記2次空気供給手段から2次空気を吐出
させることにより、前記遮断状態と前記供給状態とを所
定の短時間だけ重複させるようにしてもよい。
【0011】また、前記状態重複手段は、前記2次空気
供給手段が前記2次空気導入路内に2次空気を吐出供給
している期間中に、所定の短時間だけ前記開閉手段によ
って前記2次空気導入路を遮断させることにより、前記
遮断状態と前記供給状態とを所定の短時間だけ重複させ
るようにしてもよい。
【0012】
【作用】状態重複手段によって、開閉手段が2次空気導
入路を遮断する遮断状態と2次空気供給手段が2次空気
導入路内に2次空気を吐出供給する供給状態とが所定の
短時間だけ重複した場合、開閉手段による2次空気導入
路の遮断が正常に行われているならば、排気通路内に2
次空気が流入せず、逆に、開閉手段による遮断に異常が
あるならば、排気通路内に2次空気が流入する。従っ
て、空燃比検出手段を介して排気中の2次空気の有無を
検出することにより、開閉手段の漏洩を判定することが
できる。
【0013】また、2次空気供給手段の供給停止時期を
開閉手段の閉時期よりも所定の短時間だけ遅らせること
により、遮断状態と供給状態とを所定の短時間だけ重複
させる構成とすれば、通常処理による2次空気の供給停
止時に、開閉手段の漏洩を簡易に診断することができ
る。
【0014】さらに、開閉手段が2次空気導入路を遮断
している期間中に、所定の短時間だけ2次空気供給手段
から2次空気を吐出させることにより、遮断状態と供給
状態とを所定の短時間だけ重複させる構成とすれば、例
えば機関暖機後の如く、通常2次空気を供給しない運転
条件下で、開閉手段の漏洩を積極的に診断することがで
きる。
【0015】また、2次空気供給手段が2次空気を吐出
供給している期間中に、所定の短時間だけ開閉手段によ
って2次空気導入路を遮断させることにより、遮断状態
と供給状態とを所定の短時間だけ重複させる構成とすれ
ば、例えば低水温時等の如く、2次空気を供給する運転
条件下で、積極的に開閉手段の漏洩を診断することがで
きる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1〜図11に基づ
いて詳細に説明する。
【0017】まず、図1〜図3は、本発明の第1の実施
例に係り、図1は、本実施例による内燃機関の2次空気
供給装置の全体構成を示す構成説明図であって、シリン
ダブロック1に列設された複数のシリンダ2内にはピス
トン3が設けられ、このピストン3は、シリンダ2の上
側を気液密に施蓋して設けられたシリンダヘッド4との
間に燃焼室5を画成している。このシリンダヘッド4に
は、吸気通路6,排気通路7が互いに対向して、各シリ
ンダ2毎に接続されていると共に、その頂部には、後述
するコントロールユニット32からの信号によって燃焼
室5内の混合気を着火燃焼させる点火栓8が設けられて
いる。
【0018】吸気通路6は、その下流側がシリンダヘッ
ド4内で二股に分岐する一対の吸気ポート6Aとなり、
その上流側は吸気集合通路9に接続されている。排気通
路7は、その上流側がシリンダヘッド4内で二股に分岐
する一対の排気ポート7Aとなり、その下流側は図外の
マフラに接続されている。そして、これら吸気通路6,
排気通路7は、図示せぬ動弁機構により駆動される吸気
弁10,排気弁11を介して燃焼室5内と連通するよう
になっている。また、吸気通路6の途中には、コントロ
ールユニット32からの燃料噴射パルスに応じて開弁す
ることにより吸気ポート6A内に燃料を噴射する燃料噴
射弁12が設けられ、吸気集合通路9には、その上流側
から順に、空気中の塵埃を除去するエアフィルタ13,
吸入空気量を検出するエアフローメータ14,吸入空気
量を調整するスロットル弁15が設けられている。
【0019】一方、排気通路7の途中には、その上流側
から順に、排気中の空燃比(酸素濃度)を検出する「空
燃比検出手段」としての第1の空燃比センサ16,排気
中のHC,CO,NOX等を酸化還元反応によって除去
する触媒コンバータ17,排気の温度を検出する排気温
度センサ18,触媒コンバータ17通過後の排気中の空
燃比を検出する第2の空燃比センサ19が設けられてい
る。これら各空燃比センサ16,19は、排気中の残存
酸素濃度に応じた起電力を検出信号としてコントロール
ユニット32に出力するもので、例えばジルコニア管式
の酸素センサが使用される。そして、これら各空燃比セ
ンサ16,19は、理論空燃比を境に、その起電力がス
テップ状に急変すると共に、常温程度で例えば280m
V程度の基準電圧を発生するものである。
【0020】吸気集合通路9と排気通路7との間には2
次空気を流通させるための2次空気導入路20が設けら
れ、この2次空気導入路20は、その流入口20Aがエ
アフローメータ14とエアフィルタ13との間に位置し
て吸気集合通路9の途中に開口し、「排気通路接続部」
としての流出口20Bが第1の空燃比センサ16の上流
側近傍に位置して排気通路7の途中に開口している。ま
た、2次空気導入路20の途中には、「2次空気供給手
段」としてのエアポンプ21と、「開閉手段」としての
エアカット弁22とが設けられている。
【0021】このエアポンプ21は、吸気集合通路9か
ら吸引した空気を加圧して2次空気導入路20内に吐出
供給するもので、その流入口,吐出口には図示せぬサイ
レンサが設けられており、コントロールユニット32か
らの駆動信号によってモータが回転することにより作動
するものである。このエアポンプ21によって、排気通
路7内の圧力に抗しつつ、2次空気導入路20内に2次
空気を略安定的に吐出供給することができる。なお、エ
アポンプ21としては、例えばタービンベーンやスクロ
ール、スクリュー、ピストン、ロータリピストン等の各
種ポンプを利用できる。また、エアポンプ21の吐出側
にエアタンクを設け、このエアタンクを介して2次空気
を供給する構成としてもよい。この場合は、部品点数が
増大し、全体寸法も大型化するが、吐出圧を速やかに立
ち上げることができる。
【0022】一方、エアカット弁22は、2次空気の流
通を強制的に遮断するためのものであり、ケーシング2
2Aと、このケーシング22A内を上側に位置する制御
圧室22Bと下側に位置する2次空気室22Cとに画成
するダイヤフラム22Dと、2次空気室22C内に位置
してダイヤフラム22Dに設けられ、2次空気導入路2
0の途中に位置して形成された弁座22Eに離着座する
弁体22Fと、この弁体22Fをダイヤフラム22Dを
介して閉弁方向に付勢する弁ばね22Gとから大略構成
されている。そして、このエアカット弁22は、後述す
る負圧制御用の電磁弁23からのパイロット圧によって
弁体22Fを開弁,閉弁させることにより、2次空気導
入路20の途中を連通,遮断するようになっている。
【0023】電磁弁23は、径方向に開口する流出ポー
ト23A,軸方向に互いに対向して開口する第1の流入
ポート23B及び第2の流入ポート23Cが形成された
ケーシング23Dと、第1の流入ポート23B側寄りに
位置してケーシング23D内に配設されたソレノイド2
3Eと、このソレノイド23E内に軸方向に移動可能に
設けられた弁体23Fとを備えた3ポート2位置の電磁
ソレノイド弁として構成され、エアカット弁21の駆動
源としての役割を果たすものである。また、流出ポート
23Aはパイロット管路24を介してエアカット弁22
の制御圧室22Bに接続され、第1の流入ポート23B
は第1の導圧管路25を介してエアフローメータ14と
エアフィルタ13との間で吸気集合通路9に接続され、
第2の流入ポート23Cは第2の導圧管路26を介して
スロットル弁15の下流側で吸気集合通路9に接続され
ている。そして、電磁弁23は、常時(非通電時)は、
流出ポート23Aと第1の流入ポート23Bとを連通さ
せて制御圧室22B内に大気圧を導入することによりエ
アカット弁22を閉弁せしめ、一方、コントロールユニ
ット32からの制御信号によって切り換わると、流出ポ
ート23Aと第2の流入ポート23Cとを連通させて制
御圧室22B内に吸入負圧を導入することによりエアカ
ット弁22を開弁させるものである。
【0024】また、2次空気導入路20には、排気通路
7からの逆流を防止するための第1のチェック弁27が
エアカット弁22の下流側に位置して設けられ、第2の
導圧管路26の途中には第2のチェック弁28が設けら
れている。
【0025】一方、29は冷却水温を検出するための水
温センサ、30はスロットル弁15の弁開度を検出する
ためのスロットルセンサ、31は機関回転数を検出する
ためのクランク角センサをそれぞれ示し、これら各セン
サ29,30,31は、上述した各空燃比センサ16,
19等と共に、コントロールユニット32に接続されて
いる。
【0026】機関を電気的に集中制御するコントロール
ユニット32は、CPU等の演算回路、ROM,RAM
等の記憶回路、入出力回路等を備えたマイクロコンピュ
ータシステムとして構成され、その内部機能として、エ
アカット弁22による2次空気導入路20の遮断状態と
エアポンプ21による2次空気の供給状態とを所定の短
時間だけ重複させる状態重複部32Aと、遮断状態と供
給状態とが重複したときの第1の空燃比センサ16から
の検出信号に基づいて排気中の2次空気の有無を検出
し、2次空気が検出された場合はエアカット弁22の閉
弁不良であると判定する判定部32Bとを含んでいる。
そして、このコントロールユニット32は、各空燃比セ
ンサ16,19等からの検出信号に基づいて燃料噴射量
をフィードバック制御すると共に、触媒劣化診断や、後
述する自己診断を行うようになっている。
【0027】即ち、このコントロールユニット32は、
エアフローメータ14が検出した吸入空気量Qとクラン
ク角センサ31が検出した機関回転数Nとに基づいて基
本噴射量TPを算出し(TP=Q/N)、この基本噴射量
Pを水温増量補正等の各種増量補正(Coef)、空燃比
フィードバック補正(α)、電圧補正分(TS)等で修
正することにより、機関の運転条件に最適な燃料噴射量
iを決定するものである(Ti=TP×Coef×α)。
【0028】また、コントロールユニット32は、触媒
コンバータ17の上流側に位置する第1の空燃比センサ
16の検出信号と触媒コンバータ17の下流側に位置す
る第2の空燃比センサ19の検出信号との比に基づい
て、触媒コンバータ17の劣化を診断する機能も備えて
いる。即ち、触媒コンバータ17が劣化していない場合
は、触媒の酸素ストレージ能力によって、下流側の空燃
比センサ19の検出信号は、リッチ,リーンの反転を長
い周期で繰り返す。一方、触媒コンバータ17が劣化す
るにつれて、酸素ストレージ能力も低下するため、下流
側の空燃比センサ19は、第1の空燃比センサ16に近
似した周期で反転するようになる。従って、両センサ1
6,19の反転周期の比によって、触媒の劣化診断を行
うことができる。
【0029】次に、図2の状態説明図に基づいて、状態
重複部32Aの構成を説明すると、この状態重複部32
Aは、2次空気の供給を停止する時に、エアポンプ21
の供給停止時期TPofをエアカット弁22の閉時期TVof
よりも所定の短時間たるt1だけ遅らせることにより、
エアカット弁22による2次空気導入路20の遮断状態
と、エアポンプ21による2次空気の供給状態とを時間
1だけ重複させるものである。具体的には、例えば低
水温時等の所定の運転条件が成立すると、触媒コンバー
タ17の転化性能を維持すべく、2次空気が排気通路7
内に供給されるが、この2次空気の供給を停止する際
に、状態重複部32Aは、エアポンプ21の方をエアカ
ット弁22よりも例えば1〜2秒程度の短い時間t1
け遅らせて停止させることにより、遮断状態と供給状態
との重複した状態を生成するようになっている。
【0030】従って、例えば、エアポンプ21の駆動回
路中にオフディレータイマを設けることにより、ハード
ウエア上で状態重複部32Aの機能を実現してもよい
し、2次空気供給プログラムのポンプ停止処理ステップ
を遅延させることにより、ソフトウェア上で実現しても
よい。なお、ソフトウェア上で状態重複部32Aを実現
した場合は、時間t1の変更等が容易となるため、種々
の機関に速やかに対応することができる点で有利であ
る。なお、図中では、エアポンプ21を「ポンプ」と、
エアカット弁22を「カット弁」と、空燃比を「A/
F」と、それぞれ略記する。
【0031】次に、遮断状態と供給状態の重複による排
気中の空燃比変化を考察すると、まず、2次空気の供給
中(図2中の閉時期TVof以前)は、この供給された2
次空気によって、排気中の酸素濃度が高まるため、第1
の空燃比センサ16の検出する空燃比はリーン側になっ
ている。そして、エアカット弁22が正常に閉じ、2次
空気導入路20を遮断すると、排気通路7内への2次空
気の供給が停止するため、第1の空燃比センサ16が検
出する空燃比は、時間t1中に、リッチ側に向けて移行
していく。
【0032】一方、エアカット弁22に閉弁不良が発生
し、2次空気導入路20を遮断できない場合は、図2中
の最下段に示す如く、エアカット弁22に閉弁信号が印
加されても(正確には、電磁弁23に閉弁信号が印加さ
れても)、エアポンプ21が作動している限り、エアカ
ット弁22を介して2次空気が排気通路7内に流れ込む
ため、第1の空燃比センサ16が検出する空燃比はリー
ン側になったままで、変化は生じず、エアポンプ21の
停止後に(停止時期TPof以降)、リッチ側に移行す
る。
【0033】従って、時間t1中における排気中の空燃
比変化を第1の空燃比センサ16を介して検出すること
により、エアカット弁22が正常に閉弁動作している
か、即ち、閉弁不良が発生しているか否かを判定するこ
とができる。なお、第2の空燃比センサ19を用いて時
間t1中の空燃比を検出すると、触媒コンバータ17の
酸素ストレージ能力によって、正確な空燃比変化を速や
かに検出できないため、2次空気導入路20の流出口2
0Bと触媒コンバータ17との間に設けた第1の空燃比
センサ16を使用している。
【0034】次に、図3に基づいて、コントロールユニ
ット32の判定部32Bの処理を説明する。即ち、図3
は、判定処理のフローチャートを示し、ステップ1(図
中ではステップを「S」と略記する)では、空燃比フィ
ードバック補正係数αの状態を読み出し、ステップ2で
は、この空燃比フィードバック補正係数αの状態に基づ
いて、空燃比がリッチ側に設定されているか否かを判定
する。つまり、空燃比がリッチ側に設定されていれば、
エアカット弁22の閉弁不良を正確に発見できるため
(正常に閉じていればリッチ側となり、閉弁不良があれ
ばリーン側に移行するため)、ステップ2では、空燃比
フィードバック補正係数αがクランプされて空燃比がリ
ッチ側となる条件(例えば低水温時等の所定の運転条件
下で2次空気を供給する場合やアイドリング時等)を検
出している。
【0035】そして、前記ステップ2で「YES」と判
定したときは、空燃比フィードバック補正係数αをクラ
ンプして2次空気の供給を行っている場合等であるた
め、ステップ3ではエアカット弁22が閉弁しているか
否かを監視し、ステップ4ではエアポンプ21が作動し
ているか否かを監視する。即ち、これらステップ3,4
では、エアカット弁22による遮断状態とエアポンプ2
1による供給状態とが重複しているか否かを判定する。
【0036】前記各ステップ3,4で共に「YES」と
判定したときは、状態重複部32Aによって、2次空気
供給停止の際に、遮断状態と供給状態との重複が形成さ
れた場合のため、ステップ5では、第1の空燃比センサ
16の検出信号を読込み、ステップ6では、この読み込
んだ検出信号に基づいて、排気中の空燃比がリッチ側と
なったか否かを判定する。このステップ6で「YES」
と判定したときは、エアカット弁22の閉弁によって2
次空気の供給が正常に遮断され、排気中の空燃比がリッ
チ側に移行した場合のため、ステップ7に移って、エア
カット弁22の閉弁動作は正常であると判定する。
【0037】一方、このステップ6で「NO」と判定し
たときは、エアカット弁22を閉弁させたはずであるに
も拘わらず、第1の空燃比センサ16が検出した排気中
の空燃比がリッチ側とならない場合のため、ステップ8
に移って所定の短時間t1が経過するのを待つ。即ち、
前記ステップ3,4で遮断状態と供給状態の重複が検出
されたとしても、2次空気導入路20内に残存した2次
空気等により、排気中の空燃比が瞬時にリッチ側に移行
する訳ではないため、時間t1が経過するのを待って判
定している。従って、この所定の短時間t1は、エアカ
ット弁22によって遮断された2次空気導入路20内に
2次空気を吐出しても、エアポンプ21が損傷しない程
度の短い時間であって、かつ、エアカット弁22の応答
遅れや2次空気流入の時間遅れよりも長い時間(エアカ
ット弁22の閉弁による空燃比変化を確認できるだけの
時間)として、例えば1〜2秒程度に設定される。
【0038】所定の短時間t1が経過する間に、排気中
の空燃比がリッチ側に移行した場合は、前記ステップ6
が「YES」と判定し、前記ステップ7で閉弁動作が正
常であると診断される。一方、前記ステップ8で「YE
S」と判定したときは、所定の短時間t1が経過して
も、空燃比がリッチ側にならない場合、即ち、エアカッ
ト弁22の閉弁不良によって2次空気の漏洩が生じてい
る場合のため、ステップ9に移って、エアカット弁22
の閉弁動作が異常であると診断し、例えば警告ランプを
点灯させたり、故障フラグを立てる等の必要な処理を行
う。
【0039】ここで、エアカット弁22が正常に閉弁動
作を行わない閉弁不良の形態としては、例えば弁座22
Eに付着した異物等によって弁体22Fとの間に隙間が
形成されている場合、電磁弁23自体が故障している場
合等が挙げられる。
【0040】次に、本実施例による2次空気供給装置の
作用について説明すると、図示せぬ2次空気供給プログ
ラムによって、機関の運転条件が例えば低水温時等の所
定の運転条件に達すると、エアポンプ21が作動して2
次空気の吐出を開始すると共に、電磁弁23からの吸入
負圧によってエアカット弁22が開弁する。これによ
り、エアポンプ21から吐出された2次空気は、2次空
気導入路20を介してエアカット弁22の2次空気室2
2C内に流入し、この2次空気室22Cから弁座22E
内を介して2次空気導入路20内に流れ込み、第1のチ
ェック弁27を開弁させて排気通路7内に流入する。そ
して、この結果、第1の空燃比センサ16が検出する空
燃比はリーン側となる。
【0041】そして、機関の運転条件に基づいてコント
ロールユニット32が2次空気の供給を停止すべきと判
断すると、状態重複部32Aのオフディレー処理によ
り、まず、エアカット弁22が電磁弁23からの大気圧
によって閉弁し、所定の短時間t1経過後にエアポンプ
21の作動が停止する。これにより、2次空気の供給が
停止して、第1の空燃比センサ16が検出する空燃比は
リッチ側に移行する。また、この供給停止時に生じたエ
アカット弁22による遮断状態とエアポンプ21による
供給状態との重複は、判定部32Bによって検出され、
これにより、図3と共に上述した判定処理が行われる。
【0042】このように構成される本実施例によれば、
以下の効果を奏する。
【0043】第1に、状態重複部32Aによって、エア
カット弁22が2次空気導入路20を遮断している遮断
状態とエアポンプ21が2次空気導入路20内に2次空
気を吐出供給している供給状態とを所定の短時間t1
け重複させ、判定部32Bにより、この重複状態で第1
の空燃比センサ16が検出した排気中の空燃比に基づい
て2次空気の有無を検出し、2次空気が検出されたとき
にはエアカット弁22の漏洩であると診断する構成のた
め、エアカット弁22の閉弁不良を簡易かつ正確に診断
することができ、排気の逆流に起因する他の故障の発生
を未然に防止することができる。即ち、例えば、リミッ
トスイッチ、近接スイッチ、リードスイッチ等のセンサ
によって、エアカット弁22の作動を直接的に検出する
ことも可能であるが、これでは、部品点数、組立工数、
製造コスト等が増大する。これに対し、本実施例では、
空燃比制御のために既に装着されている第1の空燃比セ
ンサ16を利用して、エアカット弁22の閉弁不良を間
接的に判定する構成のため、簡易かつ正確に、エアカッ
ト弁22の漏洩を診断できる。
【0044】第2に、状態重複部32Aは、エアポンプ
21の供給停止時期TPofをエアカット弁22の閉時期
Vofよりも所定の短時間t1だけ遅らせることにより、
遮断状態と供給状態とを重複させる構成のため、所定の
短時間t1を短く設定することができ、速やかに診断を
終了することができる。即ち、エアカット弁22の応答
速度は比較的速いため、実質的には、エアカット弁22
の弁座22E近傍の2次空気が第1の空燃比センサ16
を通過するのに要する時間遅れ要素だけ考慮すれば足
り、この結果、後述する第2の実施例に比較して、時間
1を短く設定することができる。
【0045】第3に、本実施例では、状態重複部32A
により生成する遮断状態と供給状態との重複と、判定部
32Bによる閉弁不良の診断とを別個独立に形成する構
成のため、各処理内容を簡素化することができ、仕様の
変更にも速やかに対応することができる。即ち、判定部
32Bは、状態重複部32Aによって遮断状態と供給状
態の重複が形成されたときに、これを検出して判定処理
を行う構成であり、両者は別ユニットとなっているた
め、アルゴリズムの改良等にも容易に対応することがで
きる。
【0046】第4に、本実施例では、2次空気の供給停
止時に遮断状態と供給状態とを重複させる結果、所定の
短時間t1中に、排気中の空燃比が変化した場合に、エ
アカット弁22の閉弁動作が正常であると判定する構成
となるため(供給停止前は、空燃比がリーン側となって
おり、正常であれば、エアカット弁22の閉弁によっ
て、空燃比はリッチ側に変化するため)、フェイルセー
フ機能を持たせることができ、後述する第2の実施例に
比較して、一層信頼性を向上できる。即ち、万が一、第
1の空燃比センサ16に故障が生じ、その検出信号がリ
ーン側に張り付いたままで変化しない場合でも、この状
態は、少なくともエアカット弁22の閉弁不良として認
識されるため、信頼性が向上する。
【0047】次に、図4に基づいて、本発明の第2の実
施例を説明する。なお、以下の各実施例では、上述した
第1の実施例と同一の構成要素に同一の符号を付し、そ
の説明を省略するものとする。本実施例の特徴は、2次
空気の供給開始時に、オンディレーをかけて、エアカッ
ト弁22による遮断状態とエアポンプ21による供給状
態とを重複せしめ、エアカット弁22の閉弁不良を診断
する点にある。
【0048】即ち、図4は、本実施例による遮断状態と
供給状態との重複の生成を示す状態説明図であって、状
態重複部32Aは、2次空気の供給を開始する際に、エ
アカット弁22による遮断状態とエアポンプ21による
供給状態とを、所定の短時間t2だけ重複させている。
具体的には、図4中に示す如く、状態重複部32Aは、
2次空気の供給開始時に、まず、エアポンプ21を供給
開始時期TPonにおいて作動せしめ、所定の短時間t2
に、エアカット弁22を開時期TVonで開弁させること
により、この短時間t2中に、エアカット弁22による
遮断状態とエアポンプ21による供給状態とを重複させ
るようになっている。
【0049】ここで、エアポンプ21の吐出圧が安定化
するまでには多少の時間を要するため、本実施例による
所定の短時間t2は、遮断状態の2次空気導入路20内
に2次空気を吐出してもエアポンプ21が損傷しない時
間内であって、かつ、吐出圧が安定化するのに十分な時
間として、例えば3秒程度に設定される。なお、その他
の構成は、第1の実施例と同一のため、重複説明を省略
する。
【0050】本実施例によれば、エアカット弁22が正
常に閉弁動作を行える場合は、図4中に示す如く、供給
開始時期TPonで、エアポンプ21が作動し、2次空気
導入路20内に2次空気が吐出されても、エアカット弁
22が開時期TVonで開弁しない限り、この2次空気が
排気通路7内に流入しないため、排気中の空燃比は、所
定の短時間t2中にリッチ側になったままで変化せず、
エアカット弁22が開時期TVonで開弁した後に、リー
ン側に移行する。一方、エアカット弁22に閉弁不良が
生じている場合は、図4中の最下段に示す如く、エアポ
ンプ21の作動だけで、排気通路7内に2次空気が供給
されるため、排気中の空燃比は、所定の短時間t2中に
リーン側に移行する。
【0051】従って、このように構成される本実施例で
も、エアカット弁22による遮断状態とエアポンプ21
による供給状態とを所定の短時間t2だけ重複させるこ
とができ、図3に示す判定処理により、上述した第1の
実施例と同様の効果を得ることができる。
【0052】次に、図5に基づき、本発明の第3の実施
例を説明する。本実施例の特徴は、2次空気の供給中
に、エアカット弁22を所定の短時間t3だけ一時的に
閉弁させることにより、エアカット弁22による遮断状
態とエアポンプ21による供給状態とを重複させた点に
ある。なお、他の構成は、第1の実施例と同一であるか
ら、その重複説明を省略する。
【0053】即ち、図5は、本実施例による遮断状態と
供給状態との重複の生成を示す状態説明図であって、本
実施例では、2次空気の供給中に、エアカット弁22に
よる遮断状態とエアポンプ21による供給状態とを、所
定の短時間t3だけ重複させている。具体的には、図5
中に示す如く、状態重複部32Aは、2次空気の供給中
において、ある時刻TVof1でエアカット弁22を閉弁さ
せ、それから所定の短時間t3経過後に、再びエアカッ
ト弁22を開弁させることにより、エアカット弁22に
よる遮断状態とエアポンプ21による供給状態とを重複
させるようになっている。ここで、例えば2次空気の供
給開始時(図4中の開時期TVon)から所定の時間が経
過した後の時刻TVof1で、エアカット弁22が一時的に
閉弁するように設定されている。
【0054】また、本実施例では、エアカット弁22の
開閉によって所定の短時間t3を形成するため、第1の
実施例と同様に、2次空気導入路20内に残留した2次
空気が第1の空燃比センサ16を通過するまでの時間遅
れを考慮して、短時間t3を第1の実施例における所定
の短時間t1と略同様に、例えば1〜2秒程度に設定し
ている。
【0055】このように構成される本実施例によれば、
時刻TVof1よりも前の期間中では、2次空気が供給され
ているため、排気中の空燃比はリーン側になっている。
そして、閉弁不良が生じていない場合は、時刻TVof1
エアカット弁22が閉弁すると、これにより2次空気の
供給が遮断されるため、排気中の空燃比はリッチ側に移
行し、所定の短時間t3経過後にエアカット弁22が再
び開弁すると、リーン側に向かう。一方、エアカット弁
22に閉弁不良が生じている場合は、エアカット弁22
を一時的に閉じたつもりでも、2次空気の供給が停止し
ないため、排気中の空燃比はリーン側になったままで変
化しない。従って、本実施例でも、第1の実施例と同様
の効果を得ることができる。
【0056】次に、図6に基づき、本発明の第4の実施
例を説明する。本実施例の特徴は、2次空気の供給を行
わない運転条件下で、エアポンプ21を所定の短時間t
4だけ一時的に作動させることにより、エアカット弁2
2による遮断状態とエアポンプ21による供給状態とを
重複させた点にある。なお、他の構成は、第1の実施例
と同一ゆえ、その説明を省略する。
【0057】即ち、図6は、本実施例による遮断状態と
供給状態との重複の生成を示す状態説明図であって、本
実施例では、例えばアイドリング時等の如く、2次空気
の供給を行わない運転条件下であって、かつ、空燃比が
リッチ側に設定されている場合に、エアポンプ21を一
時的に作動させることにより、エアカット弁22による
遮断状態とエアポンプ21による供給状態とを、所定の
短時間t4だけ重複させている。具体的には、図6中に
示す如く、状態重複部32Aは、空燃比がリッチ側に設
定されていて2次空気の供給を行わない運転条件下にお
いて、ある時刻TPon1で、エアポンプ21を作動させ、
所定の短時間t4経過後に、再びエアポンプ21を停止
させることにより、遮断状態と供給状態とを重複させる
ようになっている。ここで、本実施例では、エアポンプ
21の一時的作動によって遮断状態と供給状態との重複
を生成するため、エアポンプ21の吐出圧が安定化する
までの時間を考慮して、所定の短時間t4を、前記第2
の実施例と略同様に、例えば3秒程度に設定している。
【0058】このように構成される本実施例では、エア
カット弁22に閉弁不良がなければ、エアポンプ21の
みが時刻TPon1で作動しても、排気通路7内に2次空気
は供給されないため、排気中の空燃比に変化は生じな
い。一方、エアカット弁22に閉弁不良が生じていれ
ば、エアポンプ21の作動によって、排気通路7内に2
次空気が供給されてしまうため、所定の短時間t4
に、排気中の空燃比はリーン側に移行し、再びエアポン
プ21の作動が停止した後に、リッチ側に向けて変化す
る。従って、本実施例でも、上述した第2の実施例と同
様の効果を得ることができる。
【0059】次に、図7,図8に基づき、本発明の第5
の実施例を説明する。本実施例の特徴は、空燃比フィー
ドバックを行う運転条件下で、エアポンプ21を一時的
に作動させることにより、遮断状態と供給状態とを重複
せしめ、排気通路7内の2次空気の有無を空燃比フィー
ドバック補正係数αに基づいて検出する点にある。
【0060】即ち、図7は、本実施例による遮断状態と
供給状態との重複の生成を示す状態説明図であって、本
実施例では、例えば空燃比フィードバックを行うアイド
リング時(アイドルλ制御)等の如く、空燃比フィード
バック補正係数αがクランプされていない運転条件下
で、エアポンプ21を一時的に作動させることにより、
エアカット弁22による遮断状態とエアポンプ21によ
る供給状態とを所定の短時間t5だけ重複させている。
具体的には、図7中に示す如く、状態重複部32Aは、
空燃比フィードバックを行うアイドルλ制御中における
ある時刻TPon2で、エアポンプ21を作動させ、所定の
短時間t5経過後に、再びエアポンプ21を停止させる
ことにより、遮断状態と供給状態とを重複させるもので
ある。ここで、本実施例では、エアポンプ21の一時的
作動によって遮断状態と供給状態との重複を生成するた
め、エアポンプ21の吐出圧が安定化するまでの時間を
考慮して、所定の短時間t5を、前記第2の実施例と略
同様に、例えば3秒程度に設定している。
【0061】このように構成される本実施例では、エア
カット弁22に閉弁不良がなければ、エアポンプ21の
みが時刻TPon2で作動しても、排気通路7内に2次空気
は供給されないため、空燃比フィードバック補正係数α
は変化せず、リッチ側で一定である。一方、エアカット
弁22に閉弁不良が生じていれば、エアポンプ21の作
動によって、排気通路7内に2次空気が供給されるた
め、所定の短時間t5中に、排気中の空燃比はリーン側
に移行し、これにより、空燃比フィードバック補正係数
αは、目標空燃比に修正すべく、その積分制御分IL
長くなってリッチ側に変化し(αが大きくなる方向)、
再びエアポンプ21の作動が停止すると、リーン側に向
けて変化(αが小さくなる方向)する。なお、図7中の
L,IRは積分制御分、PL,PRは比例制御分である。
【0062】次に、図8に示すフローチャートに基づい
て、本実施例による判定処理を説明すると、まず、ステ
ップ11では、燃料噴射量の制御状態を読込み、ステッ
プ12では、現在の制御状態が、アイドリング時に空燃
比フィードバックをかけるアイドルλ制御であるか否か
を判定する。そして、アイドルλ制御に入った場合は、
ステップ13でエアカット弁22が閉弁しているか否か
を確認すると共に、ステップ14でエアポンプ21が作
動しているか否かを確認し、これら各ステップ13,1
4で共に「YES」と判定したときは、エアカット弁2
2による遮断状態とエアポンプ21による供給状態とが
重複した場合のため、ステップ15で空燃比フィードバ
ック補正係数αを読込み、ステップ16では、この読み
込んだ空燃比フィードバック補正係数αが所定の目標値
であるか否かを判定する(より詳しくは、αの移動平均
に基づいて判定する)。
【0063】このステップ16で「YES」と判定した
ときは、2次空気が排気通路7内に供給されず、空燃比
がリーン側に変化しないため、空燃比フィードバック補
正係数αも変化する必要がない場合であるから、ステッ
プ17に移って、エアカット弁22の閉弁動作は正常で
あると判定する。一方、ステップ16で「NO」と判定
したときは、空燃比フィードバック補正係数αが変化し
た場合のため、ステップ18に移って、所定時間t5
経過するのを待ち、この所定時間t5が経過しても空燃
比フィードバック補正係数αが目標値から変化している
場合には、エアカット弁22の漏洩によって排気中の空
燃比がリーン側に変化し、これに応じて空燃比フィード
バック補正係数αが増大する方向に変化している場合の
ため、ステップ19に移って、エアカット弁22の閉弁
動作が異常、故障であると判定し、警告ランプを点灯さ
せる等の処理を行ってプログラムを終了する。
【0064】このように構成される本実施例でも、エア
カット弁22による遮断状態とエアポンプ21による供
給状態とが重複しているときに、空燃比フィードバック
補正係数αの変化に基づいて、エアカット弁22の閉弁
不良を診断することができ、上述した第4の実施例と同
様の効果を得ることができる。
【0065】次に、図9に基づき、本発明の第6の実施
例を説明する。本実施例の特徴は、一つの診断処理プロ
グラム内で、2次空気の供給診断の終了後に2次空気の
供給停止診断を行う点にあり、第1の実施例の変形例に
相当する。
【0066】即ち、図9は、本実施例による判定処理の
フローチャートを示し、本判定処理では、その前半で、
2次空気の供給が正常であるか否かを診断し、その後半
では、第1の実施例で述べた如く、2次空気の供給停止
の際に、エアカット弁22の閉弁動作が正常か否かを診
断する。まず、ステップ21では、機関の運転条件を求
めるべく、エアフローメータ14,クランク角センサ3
1等からの検出信号を読込んで、例えば所定回転数以
下、所定の機関負荷以下、所定の目標空燃比範囲かつ空
燃比センサ16の出力が所定値である場合等を検知し、
次のステップ22では、これら各検出信号に基づいて、
2次空気の供給が可能な運転領域であるか否か、例えば
中負荷域よりも下の運転領域に達しか否かを監視する。
そして、このステップ22で「NO」と判定したとき
は、2次空気を導入する運転条件が成立していない場合
のため、ステップ21に戻る。一方、前記ステップ22
で「YES」と判定したときは、所定の運転条件に達し
た場合のため、ステップ23に移ってエアカット弁22
を開弁させ、ステップ24では、エアポンプ21を作動
させる。次に、ステップ25では、第1の空燃比センサ
16から排気中の空燃比を読込み、ステップ26では、
この読み込んだ排気中の空燃比がリーン側であるか否か
を判定する。
【0067】このステップ26で「YES」と判定した
ときは、エアカット弁22を開弁させ、エアポンプ21
を作動させた結果、2次空気が排気通路7内に正常に流
入し、排気中の空燃比がリーン側に変化した場合のた
め、ステップ27で、2次空気の供給は正常であると判
定する。一方、前記ステップ26で「NO」と判定した
ときは、エアポンプ21の作動不良、エアカット弁22
の開弁不良、2次空気導入路20の閉塞等によって、排
気通路7内に2次空気が供給されず、排気中の空燃比が
リーン側に変化していない場合のため、ステップ28に
移って、2次空気の供給に異常ありと判定する。
【0068】このように、2次空気の供給の正常,異常
を診断した後、ステップ29では、エアポンプ21を作
動させたまま、先に、エアカット弁22を閉弁し、これ
により、エアカット弁22による遮断状態とエアポンプ
21による供給状態との重複状態を形成する。そして、
ステップ30では、この重複状態における排気中の空燃
比を第1の空燃比センサ16から読込み、ステップ31
では、この空燃比がリッチ側であるか否かを判定する。
このステップ31で「YES」と判定したときは、エア
カット弁22の正常な閉弁動作によって排気通路7内へ
の2次空気の供給が遮断された結果、排気中の空燃比が
リッチ側に変化した場合のため、ステップ32に移っ
て、エアカット弁22の閉弁動作は正常であると判定す
る。一方、ステップ31で「NO」と判定したときは、
ステップ33に移って、図2に示す所定の短時間t1
経過するのを待つ。この短時間t1中に空燃比がリッチ
側に変化しなければ、エアカット弁22の閉弁不良によ
って、排気通路7内に2次空気が流入している場合のた
め、前記ステップ33は「YES」と判定し、これによ
り、ステップ34で、エアカット弁22の閉弁動作が異
常であると判定して、必要な処理を行う。最後に、ステ
ップ35では、エアポンプ21の作動を停止してプログ
ラムを終了する。
【0069】このように構成される本実施例によれば、
一つの診断処理内で、2次空気の供給診断と、2次空気
の供給停止診断との2つを実行することができる。
【0070】次に、図10に基づいて、本発明の第7の
実施例を説明する。本実施例の特徴は、一つの診断処理
プログラム内で、2次空気の供給停止診断の終了後に、
2次空気の供給診断を行う点にあり、第2の実施例の変
形例に相当する。
【0071】図10は、本実施例による判定処理のフロ
ーチャートを示し、本判定処理は、その前半で、第2の
実施例で述べた如く、2次空気の供給停止が正常である
か否かを2次空気供給時に診断し、その後半では、2次
空気の供給が正常か否かを診断する。即ち、ステップ4
1では、エアフローメータ14,クランク角センサ31
等からの検出信号を読込んで、所定回転数以下、所定の
機関負荷以下、所定の目標空燃比範囲かつ空燃比センサ
16の出力が所定値である場合等を検知し、ステップ4
2では、各検出信号に基づいて、2次空気の供給が可能
な運転領域であるか否かを判定する。そして、このステ
ップ42で「YES」と判定したときは、ステップ43
でエアポンプ21を先に作動させることにより、図4に
示すエアカット弁22による遮断状態とエアポンプ21
による供給状態とを重複させ、ステップ44では、第1
の空燃比センサ16から排気中の空燃比を読込み、ステ
ップ45では、空燃比がリッチ側であるか否かを判定す
る。
【0072】そして、このステップ45で「YES」と
判定したときは、エアカット弁22が正常に閉弁してい
る結果、エアポンプ21が作動しただけでは、排気通路
7内に2次空気が流入せず、排気中の空燃比が変化しな
い場合のため、ステップ46で、エアカット弁22の閉
弁動作は正常であると判定する。前記ステップ45で
「NO」と判定したときは、空燃比がリッチ側ではない
場合のため、ステップ47に移って、図4中に示す所定
の短時間t2が経過するのを待ち、短時間t2が経過して
も空燃比が変化しているときは、エアカット弁22の漏
洩によって排気通路7内に2次空気が流入している場合
のため、ステップ48で、エアカット弁22の閉弁動作
が異常であると判定する。
【0073】一方、前記ステップ46で、エアカット弁
22の正常な閉弁動作を確認した後は、ステップ49に
移って、エアカット弁22を開弁させることにより、排
気通路7内に2次空気を導入する。そして、ステップ5
0では、2次空気導入時の空燃比を第1の空燃比センサ
16から読込み、ステップ51では、この空燃比がリー
ン側か否かを判定する。このステップ51で「YES」
と判定したときは、エアカット弁22の開弁によって、
エアポンプ21からの2次空気が排気通路7内に流入
し、空燃比がリーン側に移行した場合のため、ステップ
52で、2次空気の供給は正常であると判定する。一
方、ステップ51で「NO」と判定したときは、エアカ
ット弁22を開弁しても、2次空気が排気通路7内に流
入せず、空燃比がリーン側に移行しない場合のため、ス
テップ53で、2次空気の供給に異常ありと判定する。
最後に、ステップ54では、エアポンプ21の作動を停
止すると共に、エアカット弁22を閉弁し、診断処理を
終了する。
【0074】かくして、このように構成される本実施例
によれば、一つの診断処理において、最初にエアカット
弁22の閉弁動作を診断し、次に、2次空気の供給を診
断することができる。
【0075】なお、前記各実施例では、状態重複部32
Aが「状態重複手段」の具体例であり、判定部32Bが
「判定手段」の具体例である。
【0076】また、前記各実施例では、電磁弁23から
の吸入負圧によって作動するエアカット弁22を用いた
場合を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限らず、
例えば図11に示す如く、エアカット弁41を電磁ソレ
ノイド弁から構成し、コントロールユニット32の制御
信号により直接作動させてもよい。
【0077】さらに、前記各実施例では、空燃比がリッ
チ側か否か、空燃比フィードバック補正係数が目標値か
否かのように、ある基準値を境に正常、異常を診断する
ものとして述べたが、本発明はこれに限らず、空燃比、
空燃比フィードバック補正係数の「変化の割合」に基づ
いて、漏洩の程度を複数段階で診断してもよい。例え
ば、空燃比のリーン側への変化が小さい場合は小異常、
リーン側への変化が大きい場合は大異常、の如くであ
る。この場合、変化の割合は、基準値と実測値との差分
でもよいし、変化の微分値であってもよい。
【0078】また、各実施例中の数値(所定の短時間)
は例示であって、本発明は、これに限定されない。
【0079】なお、当業者であれば、前記各実施例を適
宜組み合わせて実施したり、処理ステップ等の追加や削
除等を行うことも可能である。従って、本発明は、前記
各実施例に拘束されず、専ら特許請求の範囲によって定
まる。
【0080】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明に係る内燃機
関の2次空気供給装置によれば、開閉手段が2次空気導
入路を遮断する遮断状態と2次空気供給手段が2次空気
導入路内に2次空気を吐出供給する供給状態とを所定の
短時間だけ重複させ、排気中の2次空気の有無で開閉手
段の漏洩を診断するため、開閉手段の漏洩を簡易かつ正
確に診断することができ、排気の逆流による他の故障の
発生を未然に防止することができる。
【0081】また、2次空気供給手段の供給停止時期を
開閉手段の閉時期よりも所定の短時間だけ遅らせること
により、遮断状態と供給状態とを所定の短時間だけ重複
させる構成としたため、通常処理による2次空気の供給
停止時に、開閉手段の漏洩を簡易に診断することができ
る。
【0082】さらに、開閉手段が2次空気導入路を遮断
している期間中に、所定の短時間だけ2次空気供給手段
から2次空気を吐出させることにより、遮断状態と供給
状態とを所定の短時間だけ重複させる構成としたため、
例えばアイドリング時等の如く、通常2次空気を供給し
ない運転条件下で、開閉手段の漏洩を積極的に診断する
ことができる。
【0083】また、2次空気供給手段が2次空気を吐出
供給している期間中に、所定の短時間だけ開閉手段によ
って2次空気導入路を遮断させることにより、遮断状態
と供給状態とを所定の短時間だけ重複させる構成とした
ため、例えば低水温時等の如く、2次空気を供給する運
転条件下で、積極的に開閉手段の漏洩を診断することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る内燃機関の2次空
気供給装置の全体構成を示す構成説明図である。
【図2】遮断状態と供給状態との重複、空燃比の変化を
示す状態説明図である。
【図3】判定処理を示すフローチャートである。
【図4】本発明の第2の実施例に係る内燃機関の2次空
気供給装置の遮断状態と供給状態との重複、空燃比の変
化を示す状態説明図である。
【図5】本発明の第3の実施例に係る内燃機関の2次空
気供給装置の遮断状態と供給状態との重複、空燃比の変
化を示す状態説明図である。
【図6】本発明の第4の実施例に係る内燃機関の2次空
気供給装置の遮断状態と供給状態との重複、空燃比の変
化を示す状態説明図である。
【図7】本発明の第5の実施例に係る内燃機関の2次空
気供給装置の遮断状態と供給状態との重複、空燃比フィ
ードバック補正係数の変化を示す状態説明図である。
【図8】判定処理を示すフローチャートである。
【図9】供給診断後に供給停止診断を行う判定処理のフ
ローチャートである。
【図10】供給停止診断後に供給診断を行う判定処理の
フローチャートである。
【図11】電磁ソレノイド弁をエアカット弁に用いた場
合の構成説明図である。
【符号の説明】
7…排気通路 16…第1の空燃比センサ(空燃比検出手段) 17…触媒コンバータ 20…2次空気導入路 21…エアポンプ(2次空気供給手段) 22…エアカット弁(開閉手段) 23…電磁弁(開閉手段) 32…コントロールユニット 32A…状態重複部(状態重複手段) 32B…判定部(判定手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02B 77/08 F02B 77/08 L ZAB ZABM F02D 41/14 ZAB F02D 41/14 ZAB 310 310K G01M 15/00 ZAB G01M 15/00 ZABZ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 触媒コンバータの上流側に位置して排気
    通路の途中に接続された2次空気導入路と、この2次空
    気導入路内に2次空気を吐出供給する2次空気供給手段
    と、この2次空気供給手段よりも下流側に位置して前記
    2次空気導入路の途中に設けられ、該2次空気導入路を
    連通,遮断する開閉手段と、前記2次空気導入路の排気
    通路接続部よりも下流側に位置して前記排気通路の途中
    に設けられ、空燃比を検出する空燃比検出手段とを備え
    た内燃機関の2次空気供給装置であって、 前記開閉手段が前記2次空気導入路を遮断している遮断
    状態と前記2次空気供給手段が前記2次空気導入路内に
    2次空気を吐出供給している供給状態とを所定の短時間
    だけ重複させる状態重複手段と、 前記遮断状態と前記供給状態とが重複しているときに、
    前記空燃比検出手段からの検出信号に基づいて排気中に
    おける2次空気の有無を検出し、2次空気が検出された
    場合は前記開閉手段の漏洩であると判定する判定手段と
    を設けたことを特徴とする内燃機関の2次空気供給装
    置。
  2. 【請求項2】 前記状態重複手段は、前記2次空気供給
    手段の供給停止時期を前記開閉手段の閉時期よりも所定
    の短時間だけ遅らせることにより、前記遮断状態と前記
    供給状態とを所定の短時間だけ重複させることを特徴と
    する請求項1に記載の内燃機関の2次空気供給装置。
  3. 【請求項3】 前記状態重複手段は、前記開閉手段が前
    記2次空気導入路を遮断している期間中に、所定の短時
    間だけ前記2次空気供給手段から2次空気を吐出させる
    ことにより、前記遮断状態と前記供給状態とを所定の短
    時間だけ重複させることを特徴とする請求項1に記載の
    内燃機関の2次空気供給装置。
  4. 【請求項4】 前記状態重複手段は、前記2次空気供給
    手段が前記2次空気導入路内に2次空気を吐出供給して
    いる期間中に、所定の短時間だけ前記開閉手段によって
    前記2次空気導入路を遮断させることにより、前記遮断
    状態と前記供給状態とを所定の短時間だけ重複させるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の2次空気供
    給装置。
JP7046010A 1995-03-07 1995-03-07 内燃機関の2次空気供給装置 Pending JPH08246851A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7046010A JPH08246851A (ja) 1995-03-07 1995-03-07 内燃機関の2次空気供給装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7046010A JPH08246851A (ja) 1995-03-07 1995-03-07 内燃機関の2次空気供給装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08246851A true JPH08246851A (ja) 1996-09-24

Family

ID=12735102

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7046010A Pending JPH08246851A (ja) 1995-03-07 1995-03-07 内燃機関の2次空気供給装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08246851A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6393833B2 (en) 2000-02-15 2002-05-28 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Abnormality test method and apparatus for secondary air supply system of a vehicle
JP2014010104A (ja) * 2012-07-02 2014-01-20 Ngk Spark Plug Co Ltd 微粒子検知システム
US11746687B2 (en) 2021-12-27 2023-09-05 Hyundai Motor Company EHC line leakage diagnosis method and vehicle exhaust system thereof

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6393833B2 (en) 2000-02-15 2002-05-28 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Abnormality test method and apparatus for secondary air supply system of a vehicle
JP2014010104A (ja) * 2012-07-02 2014-01-20 Ngk Spark Plug Co Ltd 微粒子検知システム
US11746687B2 (en) 2021-12-27 2023-09-05 Hyundai Motor Company EHC line leakage diagnosis method and vehicle exhaust system thereof

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100905811B1 (ko) 내연 기관의 배기 정화 장치의 고장 진단 장치
KR101532905B1 (ko) 내연 기관의 흡입관의 진단 방법 및 장치
JP4304513B2 (ja) エバポガスパージシステムの異常診断装置
JP2009287409A (ja) ターボ過給機付きエンジンの排気温度検出装置及びその劣化診断装置
JPH08246856A (ja) 内燃機関の2次空気供給装置
JPH11218045A (ja) 空燃比検出装置の故障検出装置
JP3551574B2 (ja) 内燃機関の故障診断装置
JP4122825B2 (ja) 2次空気供給システム
JPH08246851A (ja) 内燃機関の2次空気供給装置
JP2005248736A (ja) 排気バイパスシステムの故障診断装置
JP3642169B2 (ja) エンジンのegr診断装置
JP2002349357A (ja) 排出ガス環流システムの異常診断装置
JP2003013810A (ja) 蒸発燃料処理装置の故障診断装置
JPH1047130A (ja) 内燃機関の異常検出装置
KR20230098962A (ko) Ehc 라인 누설 진단 방법 및 차량 배기 시스템
JPH08312337A (ja) 内燃機関の2次空気供給装置
JP3975436B2 (ja) 排出ガスセンサの異常診断装置
JP2004150302A (ja) エンジンの異常判定装置
JPH09303214A (ja) エバポシステムの診断方法
JP7447823B2 (ja) エンジン制御装置
JP2006138261A (ja) 内燃機関の二次空気供給システムの異常診断装置
JP2005061335A (ja) エンジンの吸入空気量検出手段の故障診断制御装置
JP4277588B2 (ja) 空気供給装置
JP4098802B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JP2007016606A (ja) 2次空気供給装置の故障診断装置