JPH0969726A - 平面状アンテナ - Google Patents
平面状アンテナInfo
- Publication number
- JPH0969726A JPH0969726A JP22557895A JP22557895A JPH0969726A JP H0969726 A JPH0969726 A JP H0969726A JP 22557895 A JP22557895 A JP 22557895A JP 22557895 A JP22557895 A JP 22557895A JP H0969726 A JPH0969726 A JP H0969726A
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- Japan
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- converter
- box
- planar antenna
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 平面状アンテナの函体を内圧から保護する。
【構成】 函体1の裏面にコンバータ6を固着し、その
函体1の裏面におけるコンバータ6の下縁際に通気孔1
5を設ける。又コンバータ6の下縁両側に、函体1の裏
面に沿って膨出部12,12を張り出し形成し、又、コ
ンバータ6からは、前記通気孔15の真上を通る方向に
コネクタ10を突設し、更に、函体1の裏面に、コンバ
ータ6と通気孔15とを一体的に覆うダストカバー16
を設ける。
函体1の裏面におけるコンバータ6の下縁際に通気孔1
5を設ける。又コンバータ6の下縁両側に、函体1の裏
面に沿って膨出部12,12を張り出し形成し、又、コ
ンバータ6からは、前記通気孔15の真上を通る方向に
コネクタ10を突設し、更に、函体1の裏面に、コンバ
ータ6と通気孔15とを一体的に覆うダストカバー16
を設ける。
Description
【0001】
【発明の属する利用分野】本発明は、ラジアル導波路や
マイクロストリップといった素子を内蔵した平面状函体
の裏面にコンバータを一体的に固着して成り、SHF、
EHF帯に好適な平面状アンテナに関する。
マイクロストリップといった素子を内蔵した平面状函体
の裏面にコンバータを一体的に固着して成り、SHF、
EHF帯に好適な平面状アンテナに関する。
【0002】
【従来の技術】ラジアル導波路を素子とした平面アンテ
ナには、素子が厚み方向に対して定位置に規制配置され
るよう、発泡樹脂等の誘電体が素子を挟むようにして函
体内に収容されており、函体は、裏面側の本体と表面側
のカバーとで構成され、少なくともカバーは、電波の透
過を阻害しない要求が満たされるようになっている。誘
電体の周縁と函体内周面との間には、僅かながら空間が
存在するし、誘電体自体の中にも気泡が含まれているた
め、函体はかなりの空気を内部に保有しており、マイク
ロストリップアンテナにあっても同様のことがいえる。
屋外で使用される機会の多いアンテナでは、直射日光に
さらされて高温となったり、逆に気温が氷点下にまで下
がって低温になるなど、温度変化が激しく、よって内部
の空気が膨張、或は収縮する。函体が完全密閉構造であ
ると、前記空気の膨張、或は収縮によって函体の内圧が
変化するため、例えば図6に示す如く、強度の弱いカバ
ー1bの周縁部分に亀裂21が生じ、美感が悪くなるば
かりか防水性が損なわれ、そこから侵入した雨水が内部
で結露したり、雨水によって素子が腐食され、アンテナ
特性の劣化を招きやすい。そこで従来において、例えば
特開平4−54707号公報に記載の如く、函体の周縁
に通気孔を形成し、函体の圧力調整をする試みがあっ
た。
ナには、素子が厚み方向に対して定位置に規制配置され
るよう、発泡樹脂等の誘電体が素子を挟むようにして函
体内に収容されており、函体は、裏面側の本体と表面側
のカバーとで構成され、少なくともカバーは、電波の透
過を阻害しない要求が満たされるようになっている。誘
電体の周縁と函体内周面との間には、僅かながら空間が
存在するし、誘電体自体の中にも気泡が含まれているた
め、函体はかなりの空気を内部に保有しており、マイク
ロストリップアンテナにあっても同様のことがいえる。
屋外で使用される機会の多いアンテナでは、直射日光に
さらされて高温となったり、逆に気温が氷点下にまで下
がって低温になるなど、温度変化が激しく、よって内部
の空気が膨張、或は収縮する。函体が完全密閉構造であ
ると、前記空気の膨張、或は収縮によって函体の内圧が
変化するため、例えば図6に示す如く、強度の弱いカバ
ー1bの周縁部分に亀裂21が生じ、美感が悪くなるば
かりか防水性が損なわれ、そこから侵入した雨水が内部
で結露したり、雨水によって素子が腐食され、アンテナ
特性の劣化を招きやすい。そこで従来において、例えば
特開平4−54707号公報に記載の如く、函体の周縁
に通気孔を形成し、函体の圧力調整をする試みがあっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】函体の周縁に通気孔を
形成した構造では、通気孔から空気が出入りして内部圧
力は一定に保たれるものの、通気孔が函体の周縁部に形
成されているので、雨水に対して無防備状態となって雨
水の侵入を阻止することができず、カバーに亀裂が生じ
たアンテナと同様な結果を招いてしまう。そこで前記特
開平4−54707号公報や、実開平5−59940号
公報に記載の如く、通気孔に、気体透過膜を装着する手
段が提案されてはいるものの、屋外に配置されたアンテ
ナには塵や埃が付着するため、その埃を含んだ雨水が気
体透過膜の表面を通過する際、気体透過膜に残留し、そ
れが表面にこびり付いて通気孔を塞ぎ、圧力調整機能が
阻害されてしまう。本発明は、合理的な構成によって、
通気孔からの雨水侵入を防止することを目的とする。
形成した構造では、通気孔から空気が出入りして内部圧
力は一定に保たれるものの、通気孔が函体の周縁部に形
成されているので、雨水に対して無防備状態となって雨
水の侵入を阻止することができず、カバーに亀裂が生じ
たアンテナと同様な結果を招いてしまう。そこで前記特
開平4−54707号公報や、実開平5−59940号
公報に記載の如く、通気孔に、気体透過膜を装着する手
段が提案されてはいるものの、屋外に配置されたアンテ
ナには塵や埃が付着するため、その埃を含んだ雨水が気
体透過膜の表面を通過する際、気体透過膜に残留し、そ
れが表面にこびり付いて通気孔を塞ぎ、圧力調整機能が
阻害されてしまう。本発明は、合理的な構成によって、
通気孔からの雨水侵入を防止することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の構成は、設置状
態において、コンバータの下縁際にあたる函体裏面に通
気孔を設けた平面状アンテナにあり、そのような平面状
アンテナでは、前記コンバータの下縁両側に、函体裏面
に沿って膨出部を張り出し形成したり、前記コンバータ
から、通気孔の真上を通る方向に出力端子を突設した
り、前記通気孔の周囲に、少なくとも開口の上半分を覆
う庇体を設けたり、前記函体の裏面に、コンバータと通
気孔とを一体的に覆うダストカバーを設けると効果的で
ある。
態において、コンバータの下縁際にあたる函体裏面に通
気孔を設けた平面状アンテナにあり、そのような平面状
アンテナでは、前記コンバータの下縁両側に、函体裏面
に沿って膨出部を張り出し形成したり、前記コンバータ
から、通気孔の真上を通る方向に出力端子を突設した
り、前記通気孔の周囲に、少なくとも開口の上半分を覆
う庇体を設けたり、前記函体の裏面に、コンバータと通
気孔とを一体的に覆うダストカバーを設けると効果的で
ある。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明に係る、図面に基づいて説
明する。図1は平面状アンテナの断面を、又図2はその
裏面を夫々示したもので、円形トレイ形状の本体1a
と、その本体1aの開口面を覆うように嵌合されるカバ
ー1bとで内部中空の円盤状函体1が形成され、その函
体1の内部には、スロット板2が誘電体3,4で挟まれ
た状態にて収容されている。前記本体1aは、例えば亜
鉛メッキ鋼板やアルミプレート等の導電性材料で形成さ
れ、グランド板として機能する。又その本体1aとスロ
ット板2との間に配置された誘電体3は、信号の波長を
短縮させる遅波部材として機能し、更に、スロット板2
とカバー1bとの間に配置された誘電体4は、スロット
板2を厚み方向に対して定位置に規制、即ち、カバー1
bとの間隔を一定に保つ役割を果すものであり、それら
誘電体3,4としては、発泡ポリスチレンが好適に使用
される。又カバー1bはレドームとして機能し、例えば
AES(アクリロニトリル・エチレンプロピレンゴム・
スチレン)樹脂やABS(アクリロニトリル・ブタジエ
ンゴム・スチレン)樹脂等、耐候性に優れ、風雨や雪に
対する強度を保ちつつ電波の透過性を損なわない材質で
形成される。因に、函体の直径が数10cmのアンテナで
は、厚さ1.5mm程度である。
明する。図1は平面状アンテナの断面を、又図2はその
裏面を夫々示したもので、円形トレイ形状の本体1a
と、その本体1aの開口面を覆うように嵌合されるカバ
ー1bとで内部中空の円盤状函体1が形成され、その函
体1の内部には、スロット板2が誘電体3,4で挟まれ
た状態にて収容されている。前記本体1aは、例えば亜
鉛メッキ鋼板やアルミプレート等の導電性材料で形成さ
れ、グランド板として機能する。又その本体1aとスロ
ット板2との間に配置された誘電体3は、信号の波長を
短縮させる遅波部材として機能し、更に、スロット板2
とカバー1bとの間に配置された誘電体4は、スロット
板2を厚み方向に対して定位置に規制、即ち、カバー1
bとの間隔を一定に保つ役割を果すものであり、それら
誘電体3,4としては、発泡ポリスチレンが好適に使用
される。又カバー1bはレドームとして機能し、例えば
AES(アクリロニトリル・エチレンプロピレンゴム・
スチレン)樹脂やABS(アクリロニトリル・ブタジエ
ンゴム・スチレン)樹脂等、耐候性に優れ、風雨や雪に
対する強度を保ちつつ電波の透過性を損なわない材質で
形成される。因に、函体の直径が数10cmのアンテナで
は、厚さ1.5mm程度である。
【0006】前記函体1は、本体1aとカバー1bとの
嵌合部となる全周にシール材5を埋め込んで気密性を持
たせ、その函体1の裏面(本体側)には、コンバータ6
と取り付け金具7とが固着されている。コンバータ6
は、本体1に対してシリコンゴム等のパッキン材を介し
て密着されると共に、本体1に穿設した透孔8を介し
て、前記スロット板2の中心にあたる給電点と内部回路
(図示せず)とをプローブ9によって接続し、前記透孔
8とプローブ9との隙間をシールすることによって完全
に密封し、内部回路を保護した構造となっている。前記
プローブ9としては、導電性に優れた金属が使用され、
例えば黄銅に金メッキを施した棒状体が使用される。又
コンバータ6の下方位置からは、取り付け状態において
函体から離反する斜め下方(以下、上方、下方の表現は
取り付け状態での位置関係を意味する)に向けて出力端
子としてのコネクタ10が突設され、コンバータ6の上
下縁の各両脇及び両側縁には薄肉のねじ止め部11,1
1・・が形成され、特に下縁のねじ止め座11,11
は、裏面に沿って下方へ膨出部12,12を張り出し形
成したものとなっている。前記コネクタ10の突出基端
部には、防水キャップ嵌合用の筒部13と水切り筒14
とがコネクタと同軸上に周設され、コンバータ6の下縁
際にあたる本体(函体の裏面)には、通気孔15が穿設
され、その通気孔15には気体通過膜15aが装着され
ている。函体1の裏面には、前記コネクタ10を露出さ
せる丸窓16aを有したダストカバー16が、コンバー
タ6と通気孔15とを一体的に覆うよう装着される。
嵌合部となる全周にシール材5を埋め込んで気密性を持
たせ、その函体1の裏面(本体側)には、コンバータ6
と取り付け金具7とが固着されている。コンバータ6
は、本体1に対してシリコンゴム等のパッキン材を介し
て密着されると共に、本体1に穿設した透孔8を介し
て、前記スロット板2の中心にあたる給電点と内部回路
(図示せず)とをプローブ9によって接続し、前記透孔
8とプローブ9との隙間をシールすることによって完全
に密封し、内部回路を保護した構造となっている。前記
プローブ9としては、導電性に優れた金属が使用され、
例えば黄銅に金メッキを施した棒状体が使用される。又
コンバータ6の下方位置からは、取り付け状態において
函体から離反する斜め下方(以下、上方、下方の表現は
取り付け状態での位置関係を意味する)に向けて出力端
子としてのコネクタ10が突設され、コンバータ6の上
下縁の各両脇及び両側縁には薄肉のねじ止め部11,1
1・・が形成され、特に下縁のねじ止め座11,11
は、裏面に沿って下方へ膨出部12,12を張り出し形
成したものとなっている。前記コネクタ10の突出基端
部には、防水キャップ嵌合用の筒部13と水切り筒14
とがコネクタと同軸上に周設され、コンバータ6の下縁
際にあたる本体(函体の裏面)には、通気孔15が穿設
され、その通気孔15には気体通過膜15aが装着され
ている。函体1の裏面には、前記コネクタ10を露出さ
せる丸窓16aを有したダストカバー16が、コンバー
タ6と通気孔15とを一体的に覆うよう装着される。
【0007】平面状アンテナは、図3に例示すように、
取り付け金具7を介して支柱17へ受信面(表面)を衛
星に向けた状態で固定し、伝送線としての同軸ケーブル
18をコネクタ10に接続し、そのコネクタ10との接
続部に防水キャップ19を装着することによって設置さ
れる。
取り付け金具7を介して支柱17へ受信面(表面)を衛
星に向けた状態で固定し、伝送線としての同軸ケーブル
18をコネクタ10に接続し、そのコネクタ10との接
続部に防水キャップ19を装着することによって設置さ
れる。
【0008】このように形成された平面状アンテナにお
いて、コンバータの内部回路は完全密閉されていると共
に、ケーブルとコネクタとの接続部も防水キャップで覆
われているから、雨水対策は万全である。函体は、内部
空気が高温になって膨張したり逆に冷えて収縮すると、
裏面に形成された通気孔により空気が出入りし、内部圧
力が自動的に調節され、函体へ内部圧力が作用すること
はない。函体の表面に降り注いた雨水は、函体表面を伝
って流れ落ち、又裏面に回り込んだ雨水は、コンバータ
の左右に分かれて流れ落ち、その際、裏面を流れ落ちる
雨水はコンバータの下縁両側に張り出し形成された膨出
部に遮られ、通気孔のある中央側に回り込むことがな
い。又横なぐりの雨等に遭遇し、裏面側にも雨水が直接
降り注いだ場合、殆どの雨水はダストカバーで阻止でき
るが、ダストカバーはあくまで埃除け対策として装着す
るものであるから防水対策が不完全であるものの、通気
孔の上部にコネクタが位置し、そのコネクタには防水キ
ャップを装着したケーブルが接続されているので、それ
らのケーブル類によって雨水が遮られ、通気孔内に雨水
が降り込むことはなく、ダストカバー上の水と一緒に、
同軸ケーブルを伝って流れ落ち、いずれも通気孔への侵
入が阻止される。
いて、コンバータの内部回路は完全密閉されていると共
に、ケーブルとコネクタとの接続部も防水キャップで覆
われているから、雨水対策は万全である。函体は、内部
空気が高温になって膨張したり逆に冷えて収縮すると、
裏面に形成された通気孔により空気が出入りし、内部圧
力が自動的に調節され、函体へ内部圧力が作用すること
はない。函体の表面に降り注いた雨水は、函体表面を伝
って流れ落ち、又裏面に回り込んだ雨水は、コンバータ
の左右に分かれて流れ落ち、その際、裏面を流れ落ちる
雨水はコンバータの下縁両側に張り出し形成された膨出
部に遮られ、通気孔のある中央側に回り込むことがな
い。又横なぐりの雨等に遭遇し、裏面側にも雨水が直接
降り注いだ場合、殆どの雨水はダストカバーで阻止でき
るが、ダストカバーはあくまで埃除け対策として装着す
るものであるから防水対策が不完全であるものの、通気
孔の上部にコネクタが位置し、そのコネクタには防水キ
ャップを装着したケーブルが接続されているので、それ
らのケーブル類によって雨水が遮られ、通気孔内に雨水
が降り込むことはなく、ダストカバー上の水と一緒に、
同軸ケーブルを伝って流れ落ち、いずれも通気孔への侵
入が阻止される。
【0009】又、ダストカバーの装着によって、通気孔
の周囲に埃が寄せ付けられることなく、特に通気孔に気
体通過膜を装着した場合は埃によって閉塞されやすい
が、カバーがあれば雨水に流された埃によって通気口が
詰まることもなくなるし、コンバータがカバーで覆われ
ることによって、美感にも優れたものとなる。
の周囲に埃が寄せ付けられることなく、特に通気孔に気
体通過膜を装着した場合は埃によって閉塞されやすい
が、カバーがあれば雨水に流された埃によって通気口が
詰まることもなくなるし、コンバータがカバーで覆われ
ることによって、美感にも優れたものとなる。
【0010】更に、図5に示すように、通気孔15の周
囲に、例えば開口の上半分を覆う庇体20を設ければ、
コンバータ下縁の両側に膨出部を張り出し形成し、且つ
コネクタを通気孔の真上を通る方向に突設した場合と同
様に、通気孔が雨水や埃から保護される。尚、前記庇体
20は、本体1aと別体に形成し、それを本体1aに固
着したり、本体1aをプレス加工して本体へ一体に膨出
形成することができる。
囲に、例えば開口の上半分を覆う庇体20を設ければ、
コンバータ下縁の両側に膨出部を張り出し形成し、且つ
コネクタを通気孔の真上を通る方向に突設した場合と同
様に、通気孔が雨水や埃から保護される。尚、前記庇体
20は、本体1aと別体に形成し、それを本体1aに固
着したり、本体1aをプレス加工して本体へ一体に膨出
形成することができる。
【0011】尚、実施例は本体を金属製としてグランド
板と共用しているが、合成樹脂で形成した本体の内面に
金属板を配置する構造としてもかまわないし、ラジアル
導波路を素子としたラジアルラインスロットアンテナ以
外に、マイクロストリップアンテナにも適用され、函体
の形状は、円盤状に限定されず、多角形、或は花びら状
のような特異形状等、平面状であればどのような形状に
もできる。
板と共用しているが、合成樹脂で形成した本体の内面に
金属板を配置する構造としてもかまわないし、ラジアル
導波路を素子としたラジアルラインスロットアンテナ以
外に、マイクロストリップアンテナにも適用され、函体
の形状は、円盤状に限定されず、多角形、或は花びら状
のような特異形状等、平面状であればどのような形状に
もできる。
【0012】又コンバータに張り出し形成する膨出部
は、実施例の場合ねじ止め部を兼ねているが、この膨出
部は単独で設けても良いし、出力端子の突出方向を変更
したり、ダストカバーを省略しても差し支えなく、要
は、通気孔がコンバータの下縁際に形成されていること
が要件となる。
は、実施例の場合ねじ止め部を兼ねているが、この膨出
部は単独で設けても良いし、出力端子の突出方向を変更
したり、ダストカバーを省略しても差し支えなく、要
は、通気孔がコンバータの下縁際に形成されていること
が要件となる。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、函体内部の空気が通気
孔から出入りすることによって内部圧力が自動的に調整
され、函体破損の虞れはなく、通気孔がコンバータの下
縁際に位置しているので、雨水が侵入しにくく、又、通
気孔の両脇に位置するよう、コンバータの下縁両側に膨
出部を設ければ、それら膨出部によって裏面を流れ落ち
る雨水の侵入が阻止されるし、出力端子を斜め下方に向
けて突設しすれば、通気孔の上部がケーブル類で遮ら
れ、豪雨時でも降り込むことがなく、これらとは別に庇
を形成、或はそれらと庇体とを併設することによって、
雨水侵入阻止効果はより向上する。更に、ダストカバー
の装着によって、埃による通気孔詰まりも防止でき、通
気孔の保護対策は完璧となる。
孔から出入りすることによって内部圧力が自動的に調整
され、函体破損の虞れはなく、通気孔がコンバータの下
縁際に位置しているので、雨水が侵入しにくく、又、通
気孔の両脇に位置するよう、コンバータの下縁両側に膨
出部を設ければ、それら膨出部によって裏面を流れ落ち
る雨水の侵入が阻止されるし、出力端子を斜め下方に向
けて突設しすれば、通気孔の上部がケーブル類で遮ら
れ、豪雨時でも降り込むことがなく、これらとは別に庇
を形成、或はそれらと庇体とを併設することによって、
雨水侵入阻止効果はより向上する。更に、ダストカバー
の装着によって、埃による通気孔詰まりも防止でき、通
気孔の保護対策は完璧となる。
【図1】 本発明に係る平面状アンテナの断面説明図で
ある。
ある。
【図2】 本発明に係る平面状アンテナの裏面を示す説
明図である。
明図である。
【図3】 設置状態の説明図である。
【図4】 雨水の流れ落ち状態を示す説明図である。
【図5】 変更例の説明図である。
【図6】 内部圧力の変化により破損したカバーの説明
図である。
図である。
1・・函体、1a・・本体、1b・・カバー、2・・ス
ロット板、3、4・・誘電体、5・・シール材、6・・
コンバータ、7・・取り付け金具、8・・透孔、9・・
プローブ、10・・コネクタ、11・・ねじ止め部、1
2・・膨出部、13・・筒部、14・・水切り筒、15
・・通気孔、16・・ダストカバー、17・・支柱、1
8・・同軸ケーブル、19・・防水キャップ、20・・
庇体、21・・亀裂。
ロット板、3、4・・誘電体、5・・シール材、6・・
コンバータ、7・・取り付け金具、8・・透孔、9・・
プローブ、10・・コネクタ、11・・ねじ止め部、1
2・・膨出部、13・・筒部、14・・水切り筒、15
・・通気孔、16・・ダストカバー、17・・支柱、1
8・・同軸ケーブル、19・・防水キャップ、20・・
庇体、21・・亀裂。
Claims (5)
- 【請求項1】 素子を内蔵した平面状函体の裏面にコン
バータを一体的に固着した平面状アンテナであって、設
置状態において、コンバータの下縁際にあたる函体裏面
に通気孔を設けた平面状アンテナ。 - 【請求項2】 前記コンバータの下縁両側に、函体裏面
に沿って膨出部を張り出し形成した請求項1に記載の平
面状アンテナ。 - 【請求項3】 前記コンバータから、通気孔の真上を通
る方向に出力端子を突設した請求項1又は2に記載の平
面状アンテナ。 - 【請求項4】 前記通気孔の周囲に、少なくとも開口の
上半分を覆う庇体を設けた請求項1乃至3のいずれかに
記載の平面状アンテナ。 - 【請求項5】 前記函体の裏面に、コンバータと通気孔
とを一体的に覆うダストカバーを設けた請求項1乃至4
のいずれかに記載の平面状アンテナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22557895A JPH0969726A (ja) | 1995-09-01 | 1995-09-01 | 平面状アンテナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22557895A JPH0969726A (ja) | 1995-09-01 | 1995-09-01 | 平面状アンテナ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0969726A true JPH0969726A (ja) | 1997-03-11 |
Family
ID=16831511
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22557895A Pending JPH0969726A (ja) | 1995-09-01 | 1995-09-01 | 平面状アンテナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0969726A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003087047A (ja) * | 2001-09-11 | 2003-03-20 | Maspro Denkoh Corp | アンテナ装置における信号受信部の構造 |
JP2003101329A (ja) * | 2001-09-20 | 2003-04-04 | Maspro Denkoh Corp | アンテナ装置における信号送受信部の構造 |
JP2016121334A (ja) * | 2014-12-25 | 2016-07-07 | テクノポリマー株式会社 | ミリ波を透過する樹脂部品並びにこれを備えるミリ波用レドーム及びミリ波レーダー |
WO2017104715A1 (ja) * | 2015-12-16 | 2017-06-22 | テクノポリマー株式会社 | レーダー装置が発するビームの経路に配置される樹脂部品、レドーム及びレーダー装置 |
JP2019186971A (ja) * | 2019-08-05 | 2019-10-24 | Dxアンテナ株式会社 | アンテナ装置 |
-
1995
- 1995-09-01 JP JP22557895A patent/JPH0969726A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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