JP3518129B2 - アンテナ装置 - Google Patents
アンテナ装置Info
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- JP3518129B2 JP3518129B2 JP02933796A JP2933796A JP3518129B2 JP 3518129 B2 JP3518129 B2 JP 3518129B2 JP 02933796 A JP02933796 A JP 02933796A JP 2933796 A JP2933796 A JP 2933796A JP 3518129 B2 JP3518129 B2 JP 3518129B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、主として移動体
通信の移動局あるいは基地局に用いられるアンテナ装置
に関するものである。
通信の移動局あるいは基地局に用いられるアンテナ装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8(a)は従来のアンテナ装置の外観
図、同図(b)は同図(a)に示す物のA−A線断面図
である。図8(a)において1は電波を送受信する放射
部、2は放射部1が風雨にさらされることを防ぐための
レドームであって、誘電体によって形成されている。3
は放射部1とレドーム2を固定し、アンテナ装置全体を
設置するための架台部、4はレドーム2を架台部3に締
結するボルト、5はレドーム2を架台部3に取り付ける
ために、レドーム2の下方端部に形成されたフランジ
部、6はアンテナ装置内部の防水性を保持するために、
ボルト4とレドームフランジ部5の間に挿入される防水
用のゴムパッキン、7はアンテナ装置内部の防水性を保
持するために、レドームフランジ部5の外周に沿って架
台部3との接合面に塗布するシリコン等のシール材であ
る。また、図8(b)において8はアンテナ装置内部の
防水性を保持するために、架台部3とレドームフランジ
部5との間に挿入されるガスケットである。
図、同図(b)は同図(a)に示す物のA−A線断面図
である。図8(a)において1は電波を送受信する放射
部、2は放射部1が風雨にさらされることを防ぐための
レドームであって、誘電体によって形成されている。3
は放射部1とレドーム2を固定し、アンテナ装置全体を
設置するための架台部、4はレドーム2を架台部3に締
結するボルト、5はレドーム2を架台部3に取り付ける
ために、レドーム2の下方端部に形成されたフランジ
部、6はアンテナ装置内部の防水性を保持するために、
ボルト4とレドームフランジ部5の間に挿入される防水
用のゴムパッキン、7はアンテナ装置内部の防水性を保
持するために、レドームフランジ部5の外周に沿って架
台部3との接合面に塗布するシリコン等のシール材であ
る。また、図8(b)において8はアンテナ装置内部の
防水性を保持するために、架台部3とレドームフランジ
部5との間に挿入されるガスケットである。
【0003】従来のアンテナ装置は、上記のように構成
されており、他局送信の自局受信波はレドーム2を通過
し放射部1へと到達する。これとは逆に自局送信波は逆
の経路で伝播し、レドーム2を通過して他局へと放射さ
れる。従って、レドーム2は電波通過性が良好であるこ
とが望ましく、その材質は誘電率が低く、肉厚は薄いこ
とが電気的制約条件となる。一方、構造的には、上記ア
ンテナ装置が移動体の走行あるいは高層ビルまたは鉄塔
設置の形態から強風速で破壊しないだけの強度を必要と
するため、形状は風圧係数が任意の水平方向で最小とな
る円筒形、または円筒形の上部に球状のシェル構造を組
み合わせた構造が多用され、材質は屋外環境に対し耐候
性が高いポリプロピレンが多用される。また、防水性を
強化するため、水の通り道となる部分には、ゴムパッキ
ン6やシール材7を用いた防水対策が必要であった。
されており、他局送信の自局受信波はレドーム2を通過
し放射部1へと到達する。これとは逆に自局送信波は逆
の経路で伝播し、レドーム2を通過して他局へと放射さ
れる。従って、レドーム2は電波通過性が良好であるこ
とが望ましく、その材質は誘電率が低く、肉厚は薄いこ
とが電気的制約条件となる。一方、構造的には、上記ア
ンテナ装置が移動体の走行あるいは高層ビルまたは鉄塔
設置の形態から強風速で破壊しないだけの強度を必要と
するため、形状は風圧係数が任意の水平方向で最小とな
る円筒形、または円筒形の上部に球状のシェル構造を組
み合わせた構造が多用され、材質は屋外環境に対し耐候
性が高いポリプロピレンが多用される。また、防水性を
強化するため、水の通り道となる部分には、ゴムパッキ
ン6やシール材7を用いた防水対策が必要であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のアンテナ装置は
以上のように構成されているので、結果的に気密構造と
なり、屋外の激しい気候変化によっては、アンテナ装置
内部に結露を生じる問題があった。例えば、気温30℃
湿度60%の雰囲気で組み立てられたアンテナ装置を、
気温0℃の雰囲気にさらすと、アンテナ装置内部が冷却
され、飽和水蒸気量が減少する。その結果アンテナ装置
の容積が10lの場合、0.09ccの結露を生じる。
また、低温から高温への雰囲気の急激な変化があった場
合、アンテナ装置内部の気圧が上昇し、薄肉のレドーム
2を内部から膨張させる。例えば、アンテナ装置の周囲
が1気圧、気温15℃から80℃に変化すると、装置内
部の圧力は、周囲より2300kgf/m2 程度大きく
なり、ガスケット8とレドーム2の間のしめしろが増え
て、装置内部の防水性に不利になる。また、これを防ぐ
には、レドーム2の肉厚を厚くして強度を上げるのが有
効だが、上記電気的制約条件と相反する問題を生じてい
た。さらに、防水性を強化するため、水の通り道となる
部分への、ゴムパッキン6やシール材7を用いた防水対
策が必要であり、その結果アンテナ装置が高価になると
いう欠点があった。
以上のように構成されているので、結果的に気密構造と
なり、屋外の激しい気候変化によっては、アンテナ装置
内部に結露を生じる問題があった。例えば、気温30℃
湿度60%の雰囲気で組み立てられたアンテナ装置を、
気温0℃の雰囲気にさらすと、アンテナ装置内部が冷却
され、飽和水蒸気量が減少する。その結果アンテナ装置
の容積が10lの場合、0.09ccの結露を生じる。
また、低温から高温への雰囲気の急激な変化があった場
合、アンテナ装置内部の気圧が上昇し、薄肉のレドーム
2を内部から膨張させる。例えば、アンテナ装置の周囲
が1気圧、気温15℃から80℃に変化すると、装置内
部の圧力は、周囲より2300kgf/m2 程度大きく
なり、ガスケット8とレドーム2の間のしめしろが増え
て、装置内部の防水性に不利になる。また、これを防ぐ
には、レドーム2の肉厚を厚くして強度を上げるのが有
効だが、上記電気的制約条件と相反する問題を生じてい
た。さらに、防水性を強化するため、水の通り道となる
部分への、ゴムパッキン6やシール材7を用いた防水対
策が必要であり、その結果アンテナ装置が高価になると
いう欠点があった。
【0005】この発明は上記のような問題点を解消する
ためのもので、アンテナ装置の電波放射特性及び機構的
強度を損なうことなく通気性と防水性を確保し、かつ組
立が容易で安価なアンテナ装置を得ることを目的とす
る。
ためのもので、アンテナ装置の電波放射特性及び機構的
強度を損なうことなく通気性と防水性を確保し、かつ組
立が容易で安価なアンテナ装置を得ることを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の発明によるアンテ
ナ装置は、その一部に、通気性と防水性を兼ね備えたフ
ィルタ付きの通気穴を有するものである。
ナ装置は、その一部に、通気性と防水性を兼ね備えたフ
ィルタ付きの通気穴を有するものである。
【0007】また、第2の発明によるアンテナ装置は、
架台部にフィルタ付きの通気穴を有し、レドームの一部
で、架台部に外挿する部分を、外側からバンドで架台部
に固定するものである。
架台部にフィルタ付きの通気穴を有し、レドームの一部
で、架台部に外挿する部分を、外側からバンドで架台部
に固定するものである。
【0008】また、第3の発明によるアンテナ装置は、
架台部にフィルタ付きの通気穴を有し、レドームの一部
で、架台部に外挿する下方端部に形成したフランジ部
を、断面コ字型の押さえ板と共にボルトで架台部に固定
するものである。
架台部にフィルタ付きの通気穴を有し、レドームの一部
で、架台部に外挿する下方端部に形成したフランジ部
を、断面コ字型の押さえ板と共にボルトで架台部に固定
するものである。
【0009】また、第4の発明によるアンテナ装置は、
架台部にフィルタ付きの通気穴を有し、レドームの一部
で、架台部に外挿する下方端部の内側と、架台部の外側
に形成したネジ部を螺合して、レドームを架台部に固定
するものである。
架台部にフィルタ付きの通気穴を有し、レドームの一部
で、架台部に外挿する下方端部の内側と、架台部の外側
に形成したネジ部を螺合して、レドームを架台部に固定
するものである。
【0010】また、第5の発明によるアンテナ装置は、
架台部にフィルタ付きの通気穴を有し、レドームの一部
で、架台部に外挿する下方端部に形成したフランジ部
を、断面L字型リング状部材の内側と、架台部の外側に
形成したネジ部を螺合して、架台部に固定するものであ
る。
架台部にフィルタ付きの通気穴を有し、レドームの一部
で、架台部に外挿する下方端部に形成したフランジ部
を、断面L字型リング状部材の内側と、架台部の外側に
形成したネジ部を螺合して、架台部に固定するものであ
る。
【0011】また、第6の発明によるアンテナ装置は、
架台部にフィルタ付きの通気穴を有し、レドームの一部
で、架台部に外挿する部分の内側に形成した突起部と、
架台部の外側に突起部に合わせて形成した溝部をはめあ
わせて、レドームを架台部に固定するものである。
架台部にフィルタ付きの通気穴を有し、レドームの一部
で、架台部に外挿する部分の内側に形成した突起部と、
架台部の外側に突起部に合わせて形成した溝部をはめあ
わせて、レドームを架台部に固定するものである。
【0012】また、第7の発明によるアンテナ装置は、
架台部にフィルタ付きの通気穴を有し、レドームの一部
で、架台部に外挿する下方端部に形成したフランジ部
を、ボルトで架台部に固定するものである。
架台部にフィルタ付きの通気穴を有し、レドームの一部
で、架台部に外挿する下方端部に形成したフランジ部
を、ボルトで架台部に固定するものである。
【0013】
実施の形態1.図1(a)はこの発明の実施の形態1を
示すアンテナ装置の外観図であり、同図(b)は同図
(a)に示す物のB−B線断面図である。ここでは、ア
ンテナ装置の一例として外形が円筒状で、レドームの下
方端部にフランジが形成されているものを示している。
図1(a)および(b)において1、2、3、5、8
は、図8(a)および(b)に示した従来のアンテナ装
置と同じものである。9は通気性と防水性を兼ね備えた
フィルタ付きの通気穴であり、例えば、ジャパンゴアテ
ックス(株)製の「ゴアテックス オレオベンドフィル
ター」などである。図1では、一例として架台部3に取
り付けている。
示すアンテナ装置の外観図であり、同図(b)は同図
(a)に示す物のB−B線断面図である。ここでは、ア
ンテナ装置の一例として外形が円筒状で、レドームの下
方端部にフランジが形成されているものを示している。
図1(a)および(b)において1、2、3、5、8
は、図8(a)および(b)に示した従来のアンテナ装
置と同じものである。9は通気性と防水性を兼ね備えた
フィルタ付きの通気穴であり、例えば、ジャパンゴアテ
ックス(株)製の「ゴアテックス オレオベンドフィル
ター」などである。図1では、一例として架台部3に取
り付けている。
【0014】上記のように構成されたアンテナ装置にお
いては、フィルタ付きの通気穴9により通気性を確保
し、ガスケット8により防水性を確保することができ
る。
いては、フィルタ付きの通気穴9により通気性を確保
し、ガスケット8により防水性を確保することができ
る。
【0015】実施の形態2.図2(a)はこの発明の実
施の形態2を示すアンテナ装置の外観図、同図(b)は
同図(a)に示す物のC−C線断面図で、レドーム2を
架台部3に取付ける部分を示す。ここでは、アンテナ装
置の一例として外形が円筒状のものを示している。10
はアンテナ装置の外部からレドーム2を架台部3に固定
するバンドである。
施の形態2を示すアンテナ装置の外観図、同図(b)は
同図(a)に示す物のC−C線断面図で、レドーム2を
架台部3に取付ける部分を示す。ここでは、アンテナ装
置の一例として外形が円筒状のものを示している。10
はアンテナ装置の外部からレドーム2を架台部3に固定
するバンドである。
【0016】上記のように構成されたアンテナ装置にお
いては、バンド10の押圧力でレドーム2を架台部3に
固定する。また、フィルタ付きの通気穴9により通気性
を確保し、ガスケット8により防水性を確保することが
できる。
いては、バンド10の押圧力でレドーム2を架台部3に
固定する。また、フィルタ付きの通気穴9により通気性
を確保し、ガスケット8により防水性を確保することが
できる。
【0017】実施の形態3.図3はこの発明の実施の形
態3を示すもので、レドーム2を架台部3に取付ける部
分の断面図である。ここでは、アンテナ装置の一例とし
て外形が円筒状のものを示している。図3において4は
図8に示した従来装置と同じものであり、11はレドー
ムフランジ部5を架台部3に固定するために断面コ字型
に形成した押さえ板である。
態3を示すもので、レドーム2を架台部3に取付ける部
分の断面図である。ここでは、アンテナ装置の一例とし
て外形が円筒状のものを示している。図3において4は
図8に示した従来装置と同じものであり、11はレドー
ムフランジ部5を架台部3に固定するために断面コ字型
に形成した押さえ板である。
【0018】上記のように構成されたアンテナ装置にお
いては、ボルト4の押圧力で断面コ字型の押さえ板11
を介してレドーム2を架台部3に固定する。また、フィ
ルタ付きの通気穴9により通気性を確保し、ガスケット
8により防水性を確保することができる。
いては、ボルト4の押圧力で断面コ字型の押さえ板11
を介してレドーム2を架台部3に固定する。また、フィ
ルタ付きの通気穴9により通気性を確保し、ガスケット
8により防水性を確保することができる。
【0019】実施の形態4.図4はこの発明の実施の形
態4を示すもので、レドーム2を架台部3に取付ける部
分の断面図である。ここでは、アンテナ装置の一例とし
て外形が円筒状のものを示している。図4において12
はレドーム2の下方端部の内側に形成したネジ部、13
は架台部3の外側に形成したネジ部である。
態4を示すもので、レドーム2を架台部3に取付ける部
分の断面図である。ここでは、アンテナ装置の一例とし
て外形が円筒状のものを示している。図4において12
はレドーム2の下方端部の内側に形成したネジ部、13
は架台部3の外側に形成したネジ部である。
【0020】上記のように構成されたアンテナ装置にお
いては、レドーム2の下方端部の内側に形成したネジ部
12と、架台部3の外側に形成したネジ部13を螺合さ
せることによりレドーム2を架台部3に固定する。ま
た、フィルタ付きの通気穴9により通気性を確保し、ガ
スケット8により防水性を確保することができる。
いては、レドーム2の下方端部の内側に形成したネジ部
12と、架台部3の外側に形成したネジ部13を螺合さ
せることによりレドーム2を架台部3に固定する。ま
た、フィルタ付きの通気穴9により通気性を確保し、ガ
スケット8により防水性を確保することができる。
【0021】実施の形態5.図5はこの発明の実施の形
態5を示すもので、レドーム2を架台部3に取付ける部
分の断面図である。ここでは、アンテナ装置の一例とし
て外形が円筒状のものを示している。図5において13
は図4に示した実施の形態4と同じもの、14は架台部
3の外周に沿って内側にネジ部を形成した断面L字型リ
ング状部材である。
態5を示すもので、レドーム2を架台部3に取付ける部
分の断面図である。ここでは、アンテナ装置の一例とし
て外形が円筒状のものを示している。図5において13
は図4に示した実施の形態4と同じもの、14は架台部
3の外周に沿って内側にネジ部を形成した断面L字型リ
ング状部材である。
【0022】上記のように構成されたアンテナ装置にお
いては、断面L字型リング状部材14の内側に形成した
ネジ部と、架台部3の外側に形成したネジ部13を螺合
させることによりレドーム2のフランジ部5を架台部3
に固定する。また、フィルタ付きの通気穴9により通気
性を確保し、ガスケット8により防水性を確保すること
ができる。
いては、断面L字型リング状部材14の内側に形成した
ネジ部と、架台部3の外側に形成したネジ部13を螺合
させることによりレドーム2のフランジ部5を架台部3
に固定する。また、フィルタ付きの通気穴9により通気
性を確保し、ガスケット8により防水性を確保すること
ができる。
【0023】実施の形態6.図6はこの発明の実施の形
態6を示すもので、レドーム2を架台部3に取付ける部
分の断面図である。ここでは、アンテナ装置の一例とし
て外形が円筒状のものを示している。図6において15
はレドーム2の一部で、架台部3に外挿する下方端部の
内側に形成した突起部、16は突起部15に合わせて架
台部3の外周に亘って形成した溝部である。
態6を示すもので、レドーム2を架台部3に取付ける部
分の断面図である。ここでは、アンテナ装置の一例とし
て外形が円筒状のものを示している。図6において15
はレドーム2の一部で、架台部3に外挿する下方端部の
内側に形成した突起部、16は突起部15に合わせて架
台部3の外周に亘って形成した溝部である。
【0024】上記のように構成されたアンテナ装置にお
いては、突起部15と溝部16をはめあわせることでレ
ドーム2を架台部3に固定する。また、フィルタ付きの
通気穴9により通気性を確保し、ガスケット8により防
水性を確保することができる。
いては、突起部15と溝部16をはめあわせることでレ
ドーム2を架台部3に固定する。また、フィルタ付きの
通気穴9により通気性を確保し、ガスケット8により防
水性を確保することができる。
【0025】実施の形態7.図7はこの発明の実施の形
態7を示すもので、レドーム2を架台部3に取付ける部
分の断面図である。ここでは、アンテナ装置の一例とし
て外形が円筒状のものを示している。図7において4、
5は図8に示した従来装置と同じものである。
態7を示すもので、レドーム2を架台部3に取付ける部
分の断面図である。ここでは、アンテナ装置の一例とし
て外形が円筒状のものを示している。図7において4、
5は図8に示した従来装置と同じものである。
【0026】上記のように構成されたアンテナ装置にお
いては、ボルト4の押圧力でレドーム2を架台部3に固
定する。また、フィルタ付きの通気穴9により通気性を
確保し、ガスケット8により防水性を確保することがで
きる。
いては、ボルト4の押圧力でレドーム2を架台部3に固
定する。また、フィルタ付きの通気穴9により通気性を
確保し、ガスケット8により防水性を確保することがで
きる。
【0027】ところで、上記実施の形態ではアンテナ装
置を全て円筒形で図示して説明しているが、防水性を要
するアンテナ装置であれば、この形状に限らないことは
言うまでもない。
置を全て円筒形で図示して説明しているが、防水性を要
するアンテナ装置であれば、この形状に限らないことは
言うまでもない。
【0028】また、上記実施の形態ではフィルタ付きの
通気穴を、架台部に取り付けるものとして説明している
が、アンテナ装置内部と外界を遮る部分であれば、どこ
に取り付けてもよいことは言うまでもない。
通気穴を、架台部に取り付けるものとして説明している
が、アンテナ装置内部と外界を遮る部分であれば、どこ
に取り付けてもよいことは言うまでもない。
【0029】
【発明の効果】第1の発明においては、アンテナ装置の
一部に通気性と防水性を兼ね備えたフィルタ付きの通気
穴を設けることにより、レドームを薄肉に維持できて電
気的性能及び機構的性能を劣化させることがなく、アン
テナ装置全体の通気性と防水性を確保しながら、シール
材等の防水処理を少なくして組立が容易で安価なアンテ
ナ装置を具体化できる効果を有する。
一部に通気性と防水性を兼ね備えたフィルタ付きの通気
穴を設けることにより、レドームを薄肉に維持できて電
気的性能及び機構的性能を劣化させることがなく、アン
テナ装置全体の通気性と防水性を確保しながら、シール
材等の防水処理を少なくして組立が容易で安価なアンテ
ナ装置を具体化できる効果を有する。
【0030】また、第2の発明では、架台部に通気性と
防水性を兼ね備えたフィルタ付きの通気穴を設け、レド
ームの一部で、架台部に外挿する部分を、外側からバン
ドで固定することにより、上記と同一の効果を有する。
防水性を兼ね備えたフィルタ付きの通気穴を設け、レド
ームの一部で、架台部に外挿する部分を、外側からバン
ドで固定することにより、上記と同一の効果を有する。
【0031】また、第3の発明では、架台部に通気性と
防水性を兼ね備えたフィルタ付きの通気穴を設け、レド
ームの一部で、架台部に外挿する下方端部に形成したフ
ランジ部を、断面コ字型の押さえ板と共にボルトで架台
部に固定することにより、上記と同一の効果を有する。
防水性を兼ね備えたフィルタ付きの通気穴を設け、レド
ームの一部で、架台部に外挿する下方端部に形成したフ
ランジ部を、断面コ字型の押さえ板と共にボルトで架台
部に固定することにより、上記と同一の効果を有する。
【0032】また、第4の発明では、架台部に通気性と
防水性を兼ね備えたフィルタ付きの通気穴を設け、レド
ームの一部で、架台部に外挿する部分の内側と、架台部
の外側に形成したネジ部を螺合して固定することによ
り、上記と同一の効果を有する。
防水性を兼ね備えたフィルタ付きの通気穴を設け、レド
ームの一部で、架台部に外挿する部分の内側と、架台部
の外側に形成したネジ部を螺合して固定することによ
り、上記と同一の効果を有する。
【0033】また、第5の発明では、架台部に通気性と
防水性を兼ね備えたフィルタ付きの通気穴を設け、レド
ームの一部で、架台部に外挿する下方端部に形成したフ
ランジ部を、断面L字型リング状部材の内側と、架台部
の外側に形成したネジ部を螺合して架台部に固定するこ
とにより、上記と同一の効果を有する。
防水性を兼ね備えたフィルタ付きの通気穴を設け、レド
ームの一部で、架台部に外挿する下方端部に形成したフ
ランジ部を、断面L字型リング状部材の内側と、架台部
の外側に形成したネジ部を螺合して架台部に固定するこ
とにより、上記と同一の効果を有する。
【0034】また、第6の発明では、架台部に通気性と
防水性を兼ね備えたフィルタ付きの通気穴を設け、レド
ームの一部で、架台部に外挿する部分の内側に形成した
突起部と、架台部の外側に突起部に合わせて形成した溝
部をはめあわせてレドームを架台部に固定することによ
り、上記と同一の効果を有する
防水性を兼ね備えたフィルタ付きの通気穴を設け、レド
ームの一部で、架台部に外挿する部分の内側に形成した
突起部と、架台部の外側に突起部に合わせて形成した溝
部をはめあわせてレドームを架台部に固定することによ
り、上記と同一の効果を有する
【0035】また、第7の発明では、架台部に通気性と
防水性を兼ね備えたフィルタ付きの通気穴を設け、レド
ームの一部で、架台部に外挿する下方端部に形成したフ
ランジ部を、ボルトで架台部に固定することにより、上
記と同一の効果を有する。
防水性を兼ね備えたフィルタ付きの通気穴を設け、レド
ームの一部で、架台部に外挿する下方端部に形成したフ
ランジ部を、ボルトで架台部に固定することにより、上
記と同一の効果を有する。
【図1】 この発明の実施の形態1を示すアンテナ装置
外観図および断面図である。
外観図および断面図である。
【図2】 この発明の実施の形態2を示すアンテナ装置
外観図およびレドーム取付部断面図である。
外観図およびレドーム取付部断面図である。
【図3】 この発明の実施の形態3を示すレドーム取付
部断面図である。
部断面図である。
【図4】 この発明の実施の形態4を示すレドーム取付
部断面図である。
部断面図である。
【図5】 この発明の実施の形態5を示すレドーム取付
部断面図である。
部断面図である。
【図6】 この発明の実施の形態6を示すレドーム取付
部断面図である。
部断面図である。
【図7】 この発明の実施の形態7を示すレドーム取付
部断面図である。
部断面図である。
【図8】 従来のアンテナ装置の外観図および断面図で
ある。
ある。
1 放射部、2 レドーム、3 架台部、4 ボルト、
5 レドームフランジ部、6 ゴムパッキン、7 シー
ル材、8 ガスケット、9 フィルタ付き通気穴、10
バンド、11 断面コ字型の押さえ板、12 レドー
ムネジ部、13架台部ネジ部、14 断面L字型リング
状部材、15 レドーム突起部、16架台部溝部。
5 レドームフランジ部、6 ゴムパッキン、7 シー
ル材、8 ガスケット、9 フィルタ付き通気穴、10
バンド、11 断面コ字型の押さえ板、12 レドー
ムネジ部、13架台部ネジ部、14 断面L字型リング
状部材、15 レドーム突起部、16架台部溝部。
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(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
H01Q 1/02
H01Q 1/42
Claims (7)
- 【請求項1】 電波を送受信する放射部と、上記放射部
を覆うレドームと、上記放射部と上記レドームを保持す
る架台部と、上記レドームと上記架台部間に設けた防水
用ガスケットを有するアンテナ装置において、その一部
に、通気性と防水性を兼ね備えたフィルタ付きの通気穴
を有することを特徴とするアンテナ装置。 - 【請求項2】 上記架台部に、通気性と防水性を兼ね備
えたフィルタ付きの通気穴を有し、上記レドームの一部
で、上記架台部に外挿する部分を、外側からバンドで架
台部に固定することを特徴とする請求項1記載のアンテ
ナ装置。 - 【請求項3】 上記架台部に、通気性と防水性を兼ね備
えたフィルタ付きの通気穴を有し、上記レドームの一部
で、上記架台部に外挿する下方端部に形成したフランジ
部を、断面コ字型の押さえ板と共にボルトで上記架台部
に固定することを特徴とする請求項1記載のアンテナ装
置。 - 【請求項4】 上記架台部に、通気性と防水性を兼ね備
えたフィルタ付きの通気穴を有し、上記レドームの一部
で、上記架台部に外挿する下方端部の内側と、上記架台
部の外側に形成したネジ部を螺合して、上記レドームを
上記架台部に固定することを特徴とする請求項1記載の
アンテナ装置。 - 【請求項5】 上記架台部に、通気性と防水性を兼ね備
えたフィルタ付きの通気穴を有し、上記レドームの一部
で、上記架台部に外挿する下方端部に形成したフランジ
部を、断面L字型リング状部材の内側と、上記架台部の
外側に形成したネジ部を螺合して、上記架台部に固定す
ることを特徴とする請求項1記載のアンテナ装置。 - 【請求項6】 上記架台部に、通気性と防水性を兼ね備
えたフィルタ付きの通気穴を有し、上記レドームの一部
で、上記架台部に外挿する部分の内側に形成した突起部
と、上記架台部の外側に上記突起部に合わせて形成した
溝部をはめあわせて、上記レドームを上記架台部に固定
することを特徴とする請求項1記載のアンテナ装置。 - 【請求項7】 上記架台部に、通気性と防水性を兼ね備
えたフィルタ付きの通気穴を有し、上記レドームの一部
で、上記架台部に外挿する下方端部に形成したフランジ
部を、ボルトで上記架台部に固定することを特徴とする
請求項1記載のアンテナ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02933796A JP3518129B2 (ja) | 1996-02-16 | 1996-02-16 | アンテナ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02933796A JP3518129B2 (ja) | 1996-02-16 | 1996-02-16 | アンテナ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09223910A JPH09223910A (ja) | 1997-08-26 |
JP3518129B2 true JP3518129B2 (ja) | 2004-04-12 |
Family
ID=12273431
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP02933796A Expired - Fee Related JP3518129B2 (ja) | 1996-02-16 | 1996-02-16 | アンテナ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3518129B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7667667B2 (en) | 2005-06-02 | 2010-02-23 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Radio wave lens antenna apparatus |
CN106374216A (zh) * | 2016-11-11 | 2017-02-01 | 广东盛路通信科技股份有限公司 | 扇形天线密封装置 |
WO2022091752A1 (ja) * | 2020-10-28 | 2022-05-05 | 株式会社村田製作所 | 振動装置および撮像装置 |
CN117117485B (zh) * | 2023-10-25 | 2024-01-02 | 成都迅翼卫通科技有限公司 | 一种天线罩体密封结构及天线 |
-
1996
- 1996-02-16 JP JP02933796A patent/JP3518129B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09223910A (ja) | 1997-08-26 |
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A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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