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JPH09510715A - 摂食抑制ペプチド - Google Patents

摂食抑制ペプチド

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JPH09510715A
JPH09510715A JP7524823A JP52482395A JPH09510715A JP H09510715 A JPH09510715 A JP H09510715A JP 7524823 A JP7524823 A JP 7524823A JP 52482395 A JP52482395 A JP 52482395A JP H09510715 A JPH09510715 A JP H09510715A
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Abstract

(57)【要約】 アポリポ蛋白A−IV(アポA−IV)の特定の部分に相当するペプチドが提供される。ペプチドの殆どは、アポA−IVのアミノ末端領域に相当する。さらに、アポA−IVのアミノ末端領域に相当するこれらのペプチドは、DYFTQLSNNAKEAVEQLQKTDを含む22アミノ酸の基本的な繰り返し単位並びにその同族体及びアナログに実質的に相当する。ペプチドは、中枢神経系又は末梢的に投与されるとき、摂食抑制性を有する。ペプチドは、食欲を抑制ししかも食物摂取をコントロールする組成物及び方法で使用できる。

Description

【発明の詳細な説明】 摂食抑制ペプチド 技術分野 本出願は、1994年3月22日に出願された米国特許出願第08/2165 37号のコンチュニエーション・イン・パートである。 本明細書に記載された本発明は、National Institutes of Health(Nos.NIH DK−32288及びDK−01575 )の方針でなされ、さらにその補助金の下でなされ、そのため、米国政府が権利 を有する。 本発明は、蛋白及びペプチド化学に関する。特に、それは、その配列が蛋白の 領域、アポリポ蛋白A−IVに一致する新規なペプチドの発見及び単離に関する 。本発明は、また食欲及び食物摂取の抑制におけるこれらの新規なペプチドの使 用に関する。 背景技術 アポリポ蛋白は、血漿中に見いだされるリピド−蛋白コンプレックス(リポ蛋 白)の蛋白成分である。リピドを結合する能力に加えて、個々のアポリポ蛋白は 、独特な機能、例えば明確な密度の群のリポ蛋白粒子との特定の結合の形成を有 する。或るアポリポ蛋白は、細胞表面受容体とのリポ蛋白の相互反応をコントロ ールするリガンドとして働く。アポリポ蛋白も、リピド代謝における必須の酵素 の補助因子として機能する。(Boguskiら、J.Bio.Chem.26 1、6398−6407、1986)。 ヒトでは、多数のアポリポ蛋白が存在する。これらの異なるアポリポ蛋白の発 現は、発生、ホルモン、栄養及び組織の特定の制御のコントロールの下にある。 (例えば、Boguskiら、J.Bio.Chem.261、6398−64 07、1986参照)。ラット及びヒトのアポA−I、アポC−III及びアポ A−IVのアミノ酸配列は、相同性のかなりの領域をともにしている。ラット及 びヒトにおけるこれら3種のアポリポ蛋白についてコードされている遺伝子中の エキソンのヌクレオチド配列は、有意に相同であり、そして両方の種の染色体1 1に位置する。(例えば、Haddadら、J.Bio.Chem.261、1 3268−13277、1986、Liら、J.Lipid Res.29、2 45−271、1988参照)。 ラット及びヒトにおけるアポA−I、アポC−III及びアポA−IVの遺伝 子の相対的サイズ、転写の方向及びイントロン−エキソンのオーガニゼーション も、似ている。両方の種のアポA−I、アポC−III及びアポA−IVの遺伝 子に特に見いだされる2種のイントロンは、同様な位置でのコーディング領域を 中断する。さらに、中断の点は、分泌(シグナルペプチド)並びにアポA−I、 アポC−III及びアポA−IVの蛋白のリピド結合(両親媒性領域)に含まれ る特定のアミノ酸ドメインを規定する。同上。 ラットのアポA−I、アポC−III及びアポA−IVの転写開始部位の上流 に位置するヌクレオチド配列は、ヒトの対応するヌクレオチド配列と有意に相同 である。恐らく、これらの遺伝子の発現は、それらのそれぞれのプロモーター配 列への5’に位置するシス作用DNA要素により制御され、そして同様にラット 及びヒトで制御される。同上。 アポA−IVの完全なアミノ酸配列は、マウス(Williamsら、Mol .and Cell.Biol.6(11)、3807−3814、1986) 、ラット(Haddadら、J.Bio.Chem.261、13268−13 277、1986)及びヒト(Karathanasisら、Proc.Nat l.Acad.Sci.U.S.A.83、8457−8461、1986)に ついて報告されている。アポA−IVは、20アミノ酸シグナルペプチド配列に より大きなプレカーサーとして最初に合成される。(Gordonら、J.Bi o.Chem.259、468−471、1984)。アポA−IVシグナルペ プチドのアミノ酸配列は、マウス、ラット及びヒトの中で極めて保存されている 。ラット及びヒトのアポA−IVのシグナルペプチドのアミノ酸配列の比較は、 20 アミノ酸の内の15が同じであることを明らかにしている。マウス及びヒトのア ポA−IVのシグナル配列は、20アミノ酸の内16が同一であり、マウス配列 中に導入される一つのギャップを有して最大の相同性について整列する。全アポ A−IVプレカーサーに関するラット及びヒトのアミノ酸配列が比較されるとき 、63%の配列の相同性が明らかにされる。マウス及びヒトのアポA−IVプレ カーサー蛋白は、61%のアミノ酸配列の相同性を有する。 それらの反復性のシグナルペプチドを除いて、アポリポ蛋白は、異なる度合い のダイバージェンスをうけたリピド結合配列の複数のコピーからおおよそ成り立 つ。例えば、アポリポ蛋白A−I、A−IV及びEは、両親媒性のドコサペプチ ドについてコーディングした多数の縦列に繰り返される配列からおおよそ成り立 つ。(例えば、Boguskiら、J.Bio.Chem.261、6398− 6397、1984参照)。アポリポ蛋白中の基本的な繰り返し単位は、11ア ミノ酸又は33ヌクレオチドである。22アミノ酸又は66ヌクレオチドの繰り 返し単位は、さらに共通の進化単位と思われ、そしてまた官能単位であろう。同 上。ラットの繰り返し単位は、以下のアミノ酸配列を含む。DYFTQLSNN AKEAVEQLQKTDV及びそれらのアナログ。ヒトのアポA−IVにおけ る縦列に繰り返されるドコサペプチドは、また正確な重複ではない。殆どのアミ ノ酸の置換は、しかし、同類であり、即ち置換したアミノ酸は、同様な物理的、 化学的な性質を有する。アポA−IV繰り返し単位の或るものに現れる非同類置 換の場合には、ほぼ半分が、小さい中性のアミノ酸グリシン、セリン又はスレオ ニンにより置換される。(Boguskiら、Proc.Natl.Acad. Sci.U.S.A.81、5021−5025、1984)。 アポリポ蛋白A−IV(アポA−IV)は、リポ蛋白と結合した46000D aのポリペプチドであり、ヒトでは、小腸のみにより生成される。(Swane yら、Biochemistry6、271−279、1977、Tso、P. Adv.Lipid Res.21、143−186、1985、Sherma nら、Gastroenterology95、394−401、1988)。 20アミノ酸シグナルペプチドは、小腸の上皮細胞によるアポA−IVの分泌中 、開裂する。(Gordonら、J.Bio.Chem.257、8418−8 4 23、1982)。またヒトにおいて、アポA−IVは、トリグリセリドに富む リポ蛋白、並びに血漿のd>1.21g/mLフラクションに多量に存在する。 (例えば、Gordonら、J.Bio.Chem.259、468−474、 1984参照)。 アポA−IVは、18年以上前に発見され(Swaneyら、Biochem istry16、271−279、1977)そしてラットのアポA−IVは、 Boguskiら(Proc.Natl.Acad.Sci.U.S.A.81 、5021−5025、1984)により報告されたが、その生理学的機能は、 十分に理解されていない。最近、しかし、小腸によるアポA−IVの合成が、リ ピドの摂取後顕著に増大し、その結果腸管膜のリンパ腺におけるアポA−IVの 生成量を顕著に増大させる。(Krauseら、L.Lipid Res.22 、610−619、Hayashiら、L.Lipid Res.31、161 3−1625、1990)。アポA−IVの小腸の合成及び分泌が、トリアシル グリセロール摂食後増大するため、アポA−IVが、小腸のトリグリセリドに富 むリポ蛋白の生合成及び/又は代謝に関連するものと思われる。(Gordon ら、J.Bio.Chem.259、468−474、1984)。脂肪摂食後 小腸によるアポA−IVの生合成及び分泌におけるこの増大が、小腸のキロミク ロンの形成及び分泌により引き起こされることも立証されている。(Hayas hiら、L.Lipid Res.31,1613−1625、1990、Ap felbaumら、Am.J.Physiol.252、G662−G666、 1987)。さらに、リピド食事後の腸管膜のリンパ腺に現れるアポA−IVが 、食物の摂取を抑制することが示され、そのため、アポA−IVが、また脂肪摂 食後血液中を循環する飽満因子として作用することを示唆する。(Fujimo toら、Am.J.Physiol.262、G1002−G1006、199 2)。 摂食の行動は、多くの循環する化学的因子により影響され、そしてこれらの因 子に関する化学感受性モニタリングシステムは、中枢神経系及び末梢器官の両者 に存在する。(Brayら、Vitam.Horm.45、1−125、198 9、Oomuraら、J.Auto.Nerv.Sys.10、359−372 、1984、Novinら、Diabetologia、20、331−336 、 1981)。最近、アポA−IVが、雄のSprague Dawleyラット に中枢神経系で投与されるとき、食物の摂取が、投与量依存の形で有意に抑制さ れることが示された。(Fujimotoら、J.Clin.Invest.4 、1830−1833、1993)。さらに、アポA−IVは、末梢的に投与さ れるよりも中枢神経系に投与されるとき50倍より多く有効である。これらのデ ータは、アポA−IVに対応する中枢神経系の特異的な受容体の存在の可能性を 示唆している。同上。 アポA−IVが中枢神経系を経て食物の摂取を抑制することは、無制限に摂食 するラットの第三脳室中に注入されたヤギの抗ラットアポA−IV血清が、テス トされた総ての動物における摂食を誘発したことを示すデータによりさらに支持 される。対照的に、第三脳室中への抗ラットアポA−IV血清又は食塩水の投与 は、摂食を誘発させることができなかった。(Fujimotoら、J.Cli n.Invest.4、1830−1833、1993)。これらの観察の一つ の説明は、第三脳室におけるアポA−IV抗血清の投与が、内因性アポA−IV の除去を導くことである。同上。 米国人口の約25%が、肥満(理想より20%以上重い体重)と考えられ、そ して人口の13%が、病的に肥満であると考えられる。(Marketlett er、18ページ、IMSWORLD publ.Ltd.10月1日、199 0)。病的に肥満な人々は、かれらの肥満のために生命を脅かされる状態にある 人々である。さらに、National Association of An orexia Nervosa and Associated Eating Disordersは、摂食障害に罹っている8百万の米国人は、しばしば、 食欲不振と多食症との間を行ったり来たりすると推定している。現在、有効な薬 剤は、肥満又は心理学的病状を生ずる摂食障害に罹っている人々を治療するのに 入手できない。 食欲不振剤の市場の主なものは、処方アンフェタミン、それらの誘導体、並び に薬局扱い(OTC)フェニルプロパノールアミン及びその誘導体である。これ らの薬剤は、二三の短所を有する。例えば、アンフェタミンは、精神を変化させ る性質を有する陶酔的にする欠点を有する。フェニルプロパノールアミン及びそ の誘導体は、望まない鎮静性の副作用を有する。その上、一度これらの薬剤及び 他の抗うつ剤がもはや投与されないならば、体重の低下は、しばしば、維持され ない。 二三のペプチドが、摂食行動に影響するもの、それ故可能な食欲抑制剤として 提案されてきている。グルカゴン、コレシストキニン、アノレクチン(成長ホル モンのフラグメント)、コルチコトロピン放出ホルモン、エンテロスタチン、カ ルシトニン、ノイロテンシン、ボンベシン及びシクロ−HisProは、総て、 動物の研究で食物の摂取を低下させることを示している。これらのペプチドの多 くは、しかし、重大なしかも望ましくない副作用又は他の合併症例えば性欲の欠 乏、そして摂食の間接的な減量を生成する行動に対する作用及び免疫原性及び/ 又は適切な脳領域への接触の欠乏を生ずる大きなサイズを有する。 従って、殆ど又は全く合併症及び副作用を有しない安全且つ有効な食欲抑制剤 が、非常に望まれている。 発明の開示 本発明は、食欲を抑制ししかも食物の摂取を阻害する方法及び手段を提供する 。本発明によれば、アポリポ蛋白A−IVから由来する多数の新規な摂食抑制ペ プチドが、固相ペプチド合成により製造される。これらのペプチドは、経口又は 静脈内に投与されるとき、個人の食事において食物の摂取を阻害するのに使用で きる食欲抑制性を有する。それらの相対的に小さいサイズのために、本発明のペ プチドは、もし必要ならば、脳血液関門を通過できるだろう。ペプチドは、自然 のアポA−IV蛋白の特異的な部分を含んでいるので、ヒトへのそれらの投与に 伴う免疫原性の問題はないだろう。さらに、本発明のペプチドの投与は、より特 異的な満腹のシグナルを準備することができる。 本発明のペプチドは、アポリポ蛋白A−IV分子の特異的な領域に相当し、さ らに本発明により同定されて食物の摂取の阻害を含む食欲抑制活性を示す成熟ア ポリポ蛋白A−IVのアミノ端末部分から由来する14アミノ酸配列の少なくと もフラグメントを含む。例えば3−13アミノ酸のペプチドのより小さいフラグ メントも本発明により包含される。それぞれその配列内に上記の繰り返し配列を 含む例えば15−約30アミノ酸のより大きなペプチドも、本発明に包含される 。 用語「フラグメント」は、SEQ ID NOS:1−10に示される任意の ペプチドの同一限界内の部分であるアミノ酸配列を有する任意の問題のペプチド に関し、そしてそのフラグメントは、SEQ ID NOS:11−87を含む 問題のペプチドとして食欲抑制又は摂食阻害性を維持する。 本発明の一つの態様では、摂食抑制ペプチドのアミノ酸配列は、実質的に、ラ ットアポリポ蛋白A−IVプレカーサーのアミノ酸残基21−50(SEQ I D NO:1)並びにその同族体、アナログ及びフラグメントに相当する。 他の態様では、食欲抑制ペプチドのアミノ酸配列は、実質的に、ラットアポA −IVプレカーサーのアミノ酸残基37−50、並びにその配列同族体、アナロ グ及びフラグメントに相当する。例えば、SEQ ID NO:3及びSEQ ID NO:4参照。「同族体」により、他の周知のアポA−IV蛋白から由来 ししかも同じ又は実質的に同じ食欲抑制及び食物摂取阻害性を有する相当するペ プチドを意味する。「アナログ」により、ペプチドのアミノ酸配列における置換 を意味し、食欲抑制及び摂食阻害性をもたらすことが維持される。アナログは、 またペプチドのN−及び/又はC−末端部分に加えられる追加のアミノ酸を包含 できる。例えば、本発明のペプチドのアナログは、それによりペプチドが生体内 投与のために担体蛋白例えばアルブミンに共有結合的に結合できるペプチドのア ミノ又はカルボキシル末端でシステイン又は他のアミノ酸を含むことができる。 他の担体分子は、蛋白分解的開裂及び血液からのペプチドの排除を避けるように 働くポリエチレングリコール(PEG)を含む。 本発明のペプチドは、追加の配列が長さで1−約45アミノ酸である、N−端 末及びC−端末の何れか又はそれらの両者によりアミノ酸の追加の配列に結合で きる。これらの追加のアミノ酸配列、即ちリンカー配列は、検出可能なラベル又 は固体マトリックス又は担体に共有結合的に結合できる。本発明のペプチドによ り使用できるラベル、固体マトリックス及び担体は、以下に記述される。結合に 使用される代表的なアミノ酸残基は、チロシン、システイン、リジン、グルタミ ン酸及びアスパラギン酸などである。 他の態様では、本発明のペプチトは、ラットアポリポ蛋白A−IVプレカーサ ーのアミノ酸316−346(SEQ ID NO:7参照)、並びにその同族 体、アナログ及びフラグメントに実質的に相当するアミノ酸配列を有する。 本発明の他の局面では、成熟ヒトアポリポ蛋白A−IVの初めの30アミノ酸 (SEQ ID NO:8)に相当するペプチド、並びにその同族体、アナログ 及びフラグメントが提供される。また、ヒトアポリポ蛋白A−IVプレカーサー のアミノ酸残基37−50(SEQ ID NO:9)に相当するペプチド、並 びにその同族体、アナログ及びフラグメントも提供される。本発明の他の態様は 、ヒトアポA−IVプレカーサーのアミノ酸残基316−346(SEQ ID NO:10)に相当するペプチドである。 本発明の他の態様では、特異的に又は実質的に含まれる本発明の食欲抑制ペプ チドは、以下のアミノ酸配列に相当する。 本発明のペプチドは、上記の特定のペプチドの同族体、アナログ及びフラグメン トを特異的に含む。 ただし、A=Ala=アラニン R=Arg=アルギニン N=Asn=アスパラギン D=Asp=アスパラギン酸 B=Asx=アスパラギン又はアスパラギン酸 C=Cys=システイン Q=Gln=グルタミン E=Glu=グルタミン酸 Z=Glx=グルタミン又はグルタミン酸 G=Gly=グリシン H=His=ヒスチジン I=Ile=イソロイシン L=Leu=ロイシン K=Lys=リジン F=Phe=フェニルアラニン P=Pro=プロリン S=Ser=セリン T=Thr=スレオニン W=Trp=トリプトファン Y=Tyr=チロシン V=Val=バリン 本発明のペプチドにおけるアミノ酸残基を示すのに使用される一文字の記号は 、当業者において通常使用される記号である。「実質的に相当する」は、リスト された配列の任意のもの少なくとも約70%のの相同性を有するアミノ酸配列を 意味する。 本発明は、またヒトを含む哺乳動物における食欲の抑制及び摂食の阻害のため の組成物を提供する。組成物は、生理学的に許容可能な担体と混合される、それ らの活性な成分として少なくとも1種の本発明による上記のペプチドを有する。 用語「製薬的に許容可能」は、ヒトに投与されるとき、アレルギー性又は同様な 望ましくない反応を生成しない分子又は組成物に関する。 本発明のペプチドと関連して使用される製薬上許容可能な担体は、投与の態様 に従って変化する。例えば、組成物は、経口の液体処方例えば懸濁物、エリキシ ル、及び溶液のための任意の好適な担体中で処方できる。液状経口投与物のため の組成物は、任意の通常の製薬媒体例えば水、油、アルコール、香料、保存剤、 着色剤などを含む。経口固体製剤(粉末カプセル及び錠剤)の場合、担体例えば 澱粉、砂糖、希釈剤、顆粒剤、滑沢剤、結合剤、崩壊剤などが使用できる。さら に、担体例えばリポソーム、マイクロエマルション及び自己乳化可能なガラスが 使用できる。 本発明の組成物は、また静脈内投与のために処方できる。この場合では、ペプ チドは、減菌水及び塩水又は他の製薬上許容可能な担体と混合される。 本発明のペプチドは、さらに食物組成物例えば栄養食物(nutriceut ical)中に処方できる。「栄養食物」により、任意の食物、例えば消費され るとき製薬上の効果(即ち、食欲の抑制又は食物の摂取の阻害)を有する液状又 は粉末状の組成物を意味する。 本発明のペプチドは、また、例えば食欲を抑制するか又は食物の摂取を阻害す る食物組成物又は食物補助物として使用される粉末、液体(例えばシェーク)、 ゲル、ガム、スナックフーズ、ケーキ、キャンディ又は他の食料品に添加、混合 、プレンド又はそれ以外に配合されることができる。 本発明のペプチドは、変性構造例えばポリエチレングリコール(PEG)によ り変更してペプチドの蛋白分解を防ぎそして血液からのペプチドの排除を低下さ せることができる。 本発明のこれらそして他の態様は、本明細書の記述からみて当業者に容易に明 らかであろう。 図面の簡単な説明 図1は、SEQ ID NO:1、SEQ ID NO:2及びSEQ ID NO:3に相当するペプチドの注入に応じて雄のSprague Dawle yラットにおける食物の摂取の抑制を比較するグラフである。 図2は、SEQ ID NO:5に相当するペプチドの注入に応じて雄のSp rague Dawleyラットにおける食物の摂取の抑制を立証するグラフで ある。 図3aは、SEQ ID NO:4に相当するペプチドの注入に応じて雄のS prague Dawleyラットにおける食物の摂取の抑制を立証するグラフ である。 図3bは、SEQ ID NO:4に相当するペプチドの質量スペクトルであ る。 図4は、SEQ ID NO:6に相当するペプチドの注入に応じて雄のSp rague Dawleyラットにおける食物の摂取の抑制を立証するグラフで ある。 図5は、SEQ ID NO:7に相当するペプチドの注入に応じて雄のSp rague Dawleyラットにおける食物の摂取の抑制を立証するグラフで ある。 図6は、ヒトアポリポ蛋白A−IVの注入に応じて雄のSprague Da wleyラットにおける食物の摂取の抑制を立証するグラフである。 発明を実施するための最良の形態 本発明は、アポリポ蛋白A−IVの特定の部分に見いだされるアミノ酸配列に 実質的に相当する、SEQ ID NO:4に示された特定の14アミノ酸ペプ チド及びそのアナログ、同族体及びフラグメントを特に含む、例えば長さ約15 −30アミノ酸の多数の摂食抑制ペプチドを提供する。本発明の殆ど総ての摂食 抑制ペプチドは、アポA−IVのアミノ−末端部分に見いだされる配列に相当す る。本明細書で使用されるとき、「ペプチド」は、隣接するアミノ酸残基のアル ファ−アミノ及びカルボキシ基間のペプチド結合により互いに結合した約35よ り少ないアミノ酸残基の線状のシリーズに関する。用語「合成ペプチド」は、天 然蛋白及びそのフラグメントのない、そしてペプチド結合により互いに結合した 化学的に由来する鎖のアミノ酸残基に関することを目的とする。さらに、本発明 によりもたらされる新規なペプチドのアナログ、同族体、フラグメント、化学誘 導体及び製薬上許容可能な塩は、用語「ペプチド」の範囲内に含まれる。 本発明のペプチドの原型の配列は、ラットアポA−IVのアミノ酸配列から由 来しそしてそれに相当するが、しかし、ヒトアポA−IVから由来する同族体的 ペプチドは、また本発明により包含される。ラット及びヒトのアポA−IVは、 アミノ酸配列において実質的に同族的であり、同族性は、約63%である。「同 族体」により、同じ又は実質的に同じ食欲抑制及び摂食阻害性を有する他の周知 のアポA−IVから由来する相当するペプチドを意味する。 「アナログ」により、本発明のペプチドのアミノ酸配列における改変又は置換 を意味し、その置換又は改変、例えばアミノ酸残基の付加及び欠失は、ペプチド の食欲抑制又は摂食阻害性を失わない。従って、アナログは、SEQ ID N OS:1−87として本明細書で提供されるペプチドと実質的に同じアミノ酸配 列を有し、そして1個以上のアミノ酸残基が化学的に同様なアミノ酸により同類 的に置換されたペプチドを含むことができる。同類置換の例は、非極性(疎水性) 残基例えばイソロイシン、バリン、ロイシン又はメチオニンの他のものへの置換 を含む。同様に、本発明は、アルギニン及びリジンの間、グルタミン及びアスパ ラギンの間、そしてグリシン及びセリンの間のような1個の極性(親水性)残基 の置換を含む。さらに、塩基性残基例えばリジン、アルギニン又はヒスチジンの 他のものへの置換、又は1個の酸性残基例えばアスパラギン酸又はグルタミン酸 の他のものへの置換も含まれる。 用語「同類置換」は、また、当業者により容易に決定できる、ペプチドが、必 要な食欲抑制又は摂食阻害性を維持する限り、非誘導化残基の代わりに化学的に 誘導された残基の使用を含む。例えば、Shargillら、Brain Re s.544、137−140(1991)参照。アナログは、また、生物学的活 性に影響しない追加のアミノ酸の存在又は1個以上のアミノ酸の欠失を含む。例 えば、本発明のペプチドのアナログは、N−又はC−末端システインを含むこと ができ、それにより、もし所望ならば、ペプチドは、担体蛋白例えばアルブミン へ共有結合的に結合できる。この結合は、血液からのペプチドの排除を最小にし 、さらにペプチドの蛋白分解を防ぐものと思われる。さらに、本発明の目的のた めに、L−アミノ酸の代わりにD−アミノ酸を含むペプチドも、用語「同類置換 」に含まれる。これらD異性体の存在は、蛋白分解活性及びペプチドの排除を最 小にすることを助けることができる。 本発明の実施は、他に指示されない限り、当業者の技量内である、合成有機化 学、蛋白化学、分子生物学、微生物学、及び組み換えDNA技術の従来の手法を 使用する。これらの手法は、文献に十分に説明されている。例えば、Scope s、R.K.「Protein Purification Principl es and Practices」第二版(Springer−Verlag .1987)、「Methods in Enzymology」(M.Deu tscher編、Academic Press Inc.1990)、Sam b rookら「Molecular Cloning:A Laboratory Manual」第二版、(Cold Spring Harbor Pres s、Cold Spring Harbor、N.Y.1989)、「Hand book of Experimental Immunology」I−IV 巻、(D.M.Weir及びC.C.Blackwell編、1986、Bla ckwell Scientific Publications)、Hous e「Modern Synthetic Reactions」第二版、(Be njamin/Cummings、Menlo Park、Cal.1972) 。 本明細書で使用されるとき、用語「実質的に相当」は、アポリポ蛋白A−IV ペプチドに対してアミノ酸配列で少なくとも約70%の相同性を有するペプチド アミノ酸配列を意味する。 用語「化学誘導体」は、本発明のペプチドから由来する任意のペプチドを含み 、さらに1個以上のアミノ酸が、ペプチド中に存在するアミノ酸残基の1個以上 の官能側鎖基の反応により化学的に誘導体化されている。従って、本明細書で使 用されるとき、「化学誘導体」は、1種以上の化学段階により本明細書で同定さ れるペプチドから由来するペプチドである。誘導体化分子の例は、遊離のアミノ 基が誘導体化されてアミン塩酸塩、p−トルエンスルホニル基、カルボベンゾキ シ基、t−ブチルオキシカルボニル基、チオウレタンタイプ誘導体、トリフルオ ロアセチル基、クロロアセチル基又はホルミル基を形成する分子を含む。遊離の カルボキシ基は、誘導体化して塩、メチル及びエチルエステル又は他のタイプの エステル又はヒドラジドを形成できる。遊離のヒドロキシ基は、誘導体化してO −アシル又はO−アルキル誘導体を形成できる。ヒスチジンのイミダソール窒素 は、誘導体化してN−イムベンジルヒスチジンを形成できる。また、化学誘導体 として、20の標準アミノ酸の1個以上の天然のアミノ酸誘導体を含むペプチド が含まれる。例えば、4−ヒドロキシプロリンは、プロリンを置換し、5−ヒド ロキシリジンは、リジンを置換し、3−メチルヒスチジンは、ヒスチジンを置換 し、ホモセリンは、セリンを置換し、そしてオルニチンは、リジンを置換できる 。 用語「フラグメント」は、SEQ ID NOS:1−10に示された任意の ペプチドのそれより短いアミノ酸配列を有する任意の本発明のペプチドに関し、 そのフラグメントは、本発明のペプチドとして食欲抑制又は摂食阻害性を維持す る。 さらに特に、本発明のペプチドは、SEQ ID NOS:1、3、4又はア ポA−IVのように食欲抑制又は摂食阻害性を示すSEQ ID NOS:11 −87に示されたペプチドを含む。 本発明のペプチド、その同族体、アナログ及びフラグメントは、多数の周知の 手法により合成できる。例えば、ペプチドは、J.Am.Chem.Soc.8 5、2149−2154(1963)にMerrifieldにより最初に記述 された固相合成手法を使用して製造できる。他のペプチド合成手法は、M.Bo danszkyら、「Peptide Synthesis」John Wil ey & Sons、第二版(1976)並びに当業者が容易に入手できる他の 文献に見いだされる。ポリペプチド合成手法の要約は、J.Stuart及びJ .D.Young「Solid Phase Peptide Synthes is」Pierce Chemical Company、Rockford、 Ill.(1984)に見いだすことができる。ペプチドは、また「The P roteins」II巻、第三版、Neurath、H.ら編、105−237 ページ、Academic Press、New York,N.Y.(197 6)に記載されているような溶液法により合成できる。異なるペプチド合成に使 用される適切な保護基は、上記のテキスト、並びにJ.F.W.McOmie、 「Protective Groups in Organic Chemis try」Plenum Press,New York、N.Y.(1973) に記述されている。本発明のペプチドは、またアポリポ蛋白A−IV分子のより 大きな部分から又は全アポA−IV分子からの化学又は酵素開裂により製造でき るだろう。 さらに、本発明のペプチドは、また組み換えDNA手法により製造できる。蛋 白をつくるのに使用されるアミノ酸の殆どでは、1個より多いコーディングヌク レオチドトリプレット(コドン)が、特別なアミノ酸残基についてコーディング できる。遺伝的コードのこの性質は、重複性として知られている。それ故、多数 の異なるヌクレオチド配列は、特別な本発明の摂食抑制ペプチドについてコーデ ィングできる。本発明は、また、それから本発明のポリペプチドが酵素的又は化 学的に開裂できる本発明のポリペプチド又は本発明のキメラポリペプチドについ てコーディングする、即ち発現できる遺伝子を規定するデオキシリポ核酸(DN A)分子又はセグメントを包含する。 本発明のペプチドをエンコードするDNA分子は、化学的手法、例えばMat teuccieら、J.Am.Chem.Soc.103、3185(1981 )のホスホトリエステル方法により合成できる。化学的DNA合成手法を使用し て、ペプチド配列における所望の修飾が、未変性アミノ酸配列についてコードす る塩基を置換することにより行うことができる。上記のDNA分子のリポ核酸同 等物も使用できる。 本発明のポリペプチド又は本発明のキメラポリペプチドに関するコーディング 配列を規定するDNA分子の複製及び発現ができるベクターを含む核酸分子も包 含される。 本発明のペプチドは、好ましくは、Merrifieldの固相手法により化 学的に合成される。一般に、方法は、成長するペプチド鎖への1偏以上のアミノ 酸残基の逐次付加を含む。通常、初めのアミノ酸残基のアミノ基又はカルボキシ ル基の何れかは、好適な選択的に除去可能な保護基により保護される。異なる選 択的に除去可能な保護基は、反応性側鎖基例えばリジンを含むアミノ酸について 利用される。 固相合成の好ましい方法は、その保護されていないカルボキシル又はアミノ基 を経て不活性固体支持体へ保護された又は誘導体化アミノ酸を結合することを含 む。アミノ又はカルボキシル基の保護基は、次に選択的に除かれ、そして好適に 保護された相補的(アミノ又はカルボキシル)基を有する配列中の次のアミノ酸 が混合されそして固体支持体へ既に結合した残基とアミド結合を形成するのに好 適な条件下で反応させる。アミノ又はカルボキシル基の保護基は、次にこの新し く付加されたアミノ酸残基から除かれ、そして次のアミノ酸(好適には保護され た)が次に付加され、そして繰り返される。総ての望ましいアミノ酸が適当な配 列で結合した後、固体支持体を含む任意の残りの末端及び側鎖基の保護基は、連 続して又は同時に除かれて最後のペプチドを生ずる。 本発明の総てのペプチドは、製薬上許容可能な塩の形で使用できる。本発明の ペプチドと塩を形成できる好適な酸は、無機酸、例えば塩酸、臭化水素酸、過塩 素酸、硝酸、チオシアン酸、硫酸、燐酸など、並びに有機酸、例えば蟻酸、酢酸 、プロピオン酸、グリコール酸、乳酸、ピルビン酸、シュウ酸、マロン酸、琥珀 酸、マレイン酸、フマール酸、アントラニル酸、シンナミン酸、ナフタレンスル ホン酸、スルファニル酸などを含む。 本発明のペプチドと塩を形成できる好適な塩基は、無機塩基、例えば水酸化ナ トリウム、水酸化アンモニウム、水酸化カリウムなど、並びに有機塩基、例えば モノ−、ジ−及びトリ−アルキルアミン(例えば、トリエチルアミン、ジイソプ ロピルアミン、メチルアミン、ジメチルアミンなど)及び任意に置換されたエタ ノールアミン(例えば、エタノールアミン、ジエタノールアミンなど)を含む。 ペプチドSEQ ID NOS:1−87は、以下の配列を有する。 本発明のペプチドは、上記の特定のペプチドの同族体、アナログ及びフラグメン トを特異的に含む。 ただし、A=Ala=アラニン R=Arg=アルギニン N=Asn=アスパラギン D=Asp=アスパラギン酸 B=Asx=アスパラギン又はアスパラギン酸 C=Cys=システイン Q=Gln=グルタミン E=Glu=グルタミン酸 Z=Glx=グルタミン又はグルタミン酸 G=Gly=グリシン H=His=ヒスチジン I=Ile=イソロイシン L=Leu=ロイシン K=Lys=リジン F=Phe=フェニルアラニン P=Pro=プロリン S=Ser=セリン T=Thr=スレオニン W=Trp=トリプトファン Y=Tyr=チロシン V=Val=バリン 本発明のペプチドの観察された性質と一致して、本発明のペプチドが摂食抑制 剤として使用でぎる。関連する局面では、本発明は、また、所望のレベルの食欲 抑制を達成するのに十分な時間及び条件下患者に本発明のペプチドを投与するこ とにより、ヒトを含む動物の食欲を抑制する方法に関する。本発明のペプチドは 、従って目的とする動物又はヒトの食欲を抑制するのに有効な量で投与される。 本発明のペプチドは、治療上有効な量で製薬組成物として患者に好ましくは投 与される。製薬組成物は、製薬上許容可能な担体とともに、本発明によるペプチ ドの少なくとも1種の治療上有効な投与量を含む。用語「治療上有効な量」は、 ヒトに抑制された食欲を生成するのに必要な投与量を意味する。 好ましくは、本発明のペプチドを含む組成物は、食物の摂取を抑制する目的の ために静脈内に投与される。食物の摂取の望ましい減少の裏の理由について制限 は存在しない。肥満及び病的な肥満のヒトは、本発明のペプチドの投与のための 主要な目標であるが、摂食障害を有する他の人々が、本発明のペプチドにより利 益を得ることも包含される。従って、多食症、神経性食欲不振又はその両者の障 害に罹っている患者も、本発明のペプチド又はそれらの拮抗剤を投与する効果か ら利益を得ることができる。 静脈内に投与されるとき、ペプチド組成物は、他の成分、例えば担体及び/又 は助剤と組み合わされることができる。ペプチドは、また、ペプチドの排除を最 小にするために、蛋白担体例えばアルブミンに共有結合的に結合できる。他の成 分の性質に制限はないが、ただしそれらは、それらの目的とする投与に製薬上許 容可能でしかも有効でなければならず、さらに組成物の活性成分の活性を劣化で きなければならない。本発明のペプチド組成物は、また、好ましくは液体又は半 液体の形で、皮膚透過パッチに含浸されるか又は皮下インサートに含まれ、その パッチ又はインサートは、治療上有効な量の本発明のペプチドの1種以上を放出 する。 注入に好適な製薬上の形は、減菌の注入可能な溶液又は分散物のその場の製造 のための滅菌水溶液又は分散物及び減菌粉末を含む。総ての場合に、最終の溶液 の形は、滅菌でありしかも流体でなければならない。代表的な担体は、例えば、 水で緩衝された水溶液(即ち医用緩衝液)、エタノール、ポリオール例えばグリ セロール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、好適なこれらの混 合物、界面活性剤又は植物油を含む溶媒又は分散媒体を含む。減菌は、濾過又は 抗菌剤、或いは抗かび剤、例えばパラベン、クロロブタノール、フェノール、ソ ルビン酸或いはチメロサールの添加を含むがこれらに限定されない任意の当業者 が認識している手法により達成できる。さらに、等張剤例えば砂糖又は塩化ナト リウムは、本発明の組成物に配合できる。 本発明のペプチドを含む滅菌の注入可能な溶液の製造は、必要に応じ上記の種 々の成分を有する適切な溶媒中に必要な量でこれらの化合物を配合し、次に滅菌 、好ましくは濾過滅菌により達成される。滅菌粉末を得るために、上記の溶液は 、必要に応じ真空乾燥又は凍結乾燥される。 本発明のペプチドが経口的に投与されるとき、有効な投与量のペプチドを含む その製薬組成物は、また、同化可能な食用担体などのような不活性希釈剤を含み 、ハード又はソフトのカプセルに入れられ、錠剤に打錠され、又はエリキシル、 懸濁物、シロップなどに加えられる。 本発明のペプチドは、従って、治療上有効な投与量で好適な製薬上許容可能な 担体とともに製薬上有効な量での好都合且つ有効な投与のための化合物である。 ヒトに適用される本発明の方法で使用されるペプチドの正確な治療上有効な量 は、個人の摂食習慣及び身体のサイズの変化の理由で、述べることができない。 さらに、ペプチドの正確な治療上有効な量は、それが、アポリポ蛋白A−IV受 容体に実際到達するペプチドの量に依存するため、特定するのが困難である。し かし、ペプチドが、好ましくは、1投与(dose)あたり少なくとも約10m gの量で、さらに好ましくは1投与あたり約1000mgまでの量で投与されね ばならない。本発明のペプチド組成物は、実際には血流から排除されるので、組 成物の再投与が指示されそして好ましい。 ペプチドは、投与処方と適合するやり方でそして治療上で有効な量で投与され る。全身的な投与は、年齢、患者の体重及び症状及び投与経路に依存する。例え ば、成人への投与のための好適な投与量は、体重1kgあたり約1.0−約20 mgに及ぶ。 本明細書で使用されるとき、製薬上許容可能な担体は、任意且つ総ての溶媒、 分散媒体、コーティング、抗菌剤及び抗かび剤、等張剤などを含む。これらの媒 体及び剤の使用は、等業者にとり周知である。 実施例 本発明は、本発明の範囲を決して制限することを目的とするものではない以下 の特定の例により、さらに説明される。 実施例 ペプチド合成 本発明のペプチドは、自動固相ペプチド合成機(Milligen 9050 )を使用して合成された。合成は、ポリスチレン樹脂(目標ペプチドのC末端ア ミノ酸をそれに結合した)及びガラスビーズ(直径150−220ミクロン)の 混合物をカラムに充填することにより始めた。樹脂に結合したアミノ酸は、カラ ムへの充填前に保護され、そしてペプチド合成のプロセスは、先ずC末端残基を 保護するためにピペリジン/N、N−ジメチルホルムアミド(DMF)の20% v/v溶液によりカラムを洗うことにより始めた。次の残基、FMOC保護L− アミノ酸(ペンタフルオロフェニルエステルの形の)をヒドロキシベンゾトリア ゾールの溶液(HOBT/DMF)に溶解し、そしてインストルメントカラムへ 移した。完全なカップリングを確実に行うために、アミノ酸/DMFの溶液を、 さ らに45−90分間カラムに通した。もし残基の結合が、立体の理由のために困 難であることが立証されたならば、カップリングの時間は、インストルメントの 組み込まれた化学プロトコールの手動の修飾により延長された。合成のプロトコ ールは、基本的に、多数のサイクルからなり、それぞれは、以下の操作を行った 。ピペリジンによる以前の残基の脱保護、DMFによるカラムの洗浄、及び次の 残基の結合。 カップリング反応の完了後、樹脂をジクロロメタンにより洗った。樹脂を乾燥 し、そして選択されたトリフルオロ酢酸/フェノール混合物(95:5v/v) を加えて樹脂からペプチドを抽出した。もしペプチドがメチオニン又はシステイ ン残基の何れかを含んでいたならば、カラムからのペプチドの開裂は、95%の トリフルオロ酢酸、4%のフェノール及び1%のチオフェノール又はアニソール の何れかの混合物により行われた。開裂プロセスは、約2−3時間続く。 上清を次に最後の体積が約2−5mLに達するまで30−40℃の蒸発により 除いた。ジエチルエーテルを、次にこの点で加えて、ペプチドを沈殿させそして ペプチドを高純度且つ乾燥アルゴン流下で乾燥した。ペプチドを次に蒸留水に溶 解し、そして凍結乾燥してフェノール性化合物及び残りの溶媒を除いた。 エレクトロスプレイ質量分光測定を、それぞれの合成したペプチドについて行 い、その分子量を決定した。エレクトロスプレイ質量分光測定は、例えば合成又 は開裂/脱保護プロトコール中の欠失、化学的修飾及び保護基の不完全な除去な どの問題が、15分以下の全分析時間で1ピコモルのような少ないサンプル量で 容易に検出されるため、ペプチドを分析するのに選ばれた。デザインされたペプ チドと実際のペプチドとの間の相違は、次に決定できた。相違が検出されると、 ペプチドは、Applied Biosystems 477A Protei n Sequencerを使用して、製造者の指示に従いそして当業者に周知の 従来行われている方法を使用して、配列を調べられた。 上記で規定されたアミノ酸配列では、アミノ酸残基の番号は、それぞれ、Bo guskiら、J.Bio.Chem.261、6398−6407、1986 及びKarathanasisら、Proc.Natl.Acad.Sci.U .S.A.83、8457−8461、1986に提供された、ラット又はヒト の アポリポ蛋白A−IVに関するアミノ酸配列のアミノ酸残基の番号に相当する。 同族体ペプチドは、最大の相同性において配列が一致する、他のアポリポ蛋白A −IVポリペプチド例えばマウスアポA−IVの相同的領域から由来する。理解 されるように、ラット及びヒトのアポリポ蛋白A−IV配列は、アミノ酸レベル で約63%相同的である。ヒト及びマウスは、アミノ酸レベルで約61%の配列 同一性を有する。 本発明のペプチトは、食物の摂取を抑制する。摂食における減少を測定するア ッセイは、多数の異なる方法を行うことができる。以下の実験的なプロトコール は、本発明のペプチドの投与に応じて減少した摂食を測定する代表的なアッセイ を示す。 摂食プロトコール 生体内の食物の摂取の研究に使用される動物は、体重280−320gの雄の Sprague Dawleyラットであった。ラットを、温度が21±1℃に 維持されしかも06:00−18:00の間照明した(12時間日光−闇サイク ル)室で飼育した。水道水及び粉末化実験室食物(Laboratory Ch ow #5001、Purina Mills,Inc.)を自由にラットに与 えた。 研究に使用したラットに、第三脳室に注入カニューラを手術して設けた。ナト リウムベントベルビタール麻酔(50mg/kg腹腔内)下、それぞれのラット を定位装置に固定し、その頭蓋を開け、そして2本の小さいねじを頭蓋にねじこ んで、カニューラを固定した。直径3mmの孔を、耳バーゼロ(bar zer o)の6mm前の中心線上で頭蓋に開けた。長さ15mm(23ゲージ)のステ ンレス鋼のカニューラを、G.Paxinos及びC.Watson「The Rat Brain in Stereotaxic Coordinates 」第二版(Academic Press、San Diego、1986)に 従って、皮質表面から7.8mmの深さに、第三脳室中に永続的に移植した。ラ ットを、実験5日前に回復させた。テスト時に、食物の摂取及び体重が、普通に 戻ったことを確かめた。総てのラットを、実験前に毎日5分間処理して、それら の覚醒レベルを平衡させた。 摂食研究では、食物は、実験24時間前に取り除かれるが、水は自由に飲むこ とができた。異なる投与量のテストされるそれぞれの合成ペプチドを、生理的食 塩水に溶解し、そして第三脳室中に注入した。注入速度は、10分間1μL/分 であり、そして注入は、食物が提供される10分前に始まる、抑制されないしか も無麻酔の条件下で投与された。24時間の絶食後、それぞれのラットは、13 :00に再び食物を与えられ、そして粉末化食物の消費を、摂食の再開30分後 測定した。 コントロールとして、10μLの塩水(媒体)を第三脳室中に注入し、30分 間に消費された食物の量は、4.5±0.5g(平均±SE、N=5)であった 。 本発明のペプチドを投与する別の態様では、SEQ ID NO:4に相当す るペプチドは、また静脈内注入により投与された。 摂食の研究からのデータは、分散の一方向分析を使用して評価され、そして多 重比較は、最下位差の方法を使用して行った。差は、偶然により生ずる差の確率 が、100中5より小さかった(P<0.05)とき、有意と考えた。 実施例 1 成熟ラットアポA−IVの初めの30アミノ酸(アポA−IVプレカーサーの アミノ酸位置21で始まる)に相当する以下の30マーのペプチドは、Mill igen合成機(モデル9050)で固相ペプチド合成により合成され、質量分 光測定により分析され、そしてエーテルにより洗われてフェノール性化合物を除 いた。 ペプチドを、緩衝された溶液1mLあたり100μgのペプチドの濃度で懸濁し 、次に雄のSprague Dawleyラットにおける摂食を抑制するその能 力について異なる投与量でテストした。ペプチドの投与は、第三脳室への注入に よった。4匹の2群のラットを研究に使用した。第一群の各ラットは、0.50 μgのペプチドを投与され、一方第二群の各ラットは、1.0μgのペプチドを 投与された。 第二のアスパラギン酸(D)で始まりTyr及びPhe(Y及びF)を伴う、 SEQ ID NO:1に相当するペプチドの30アミノ酸の18は、Bogu skiら(Proc.Natl.Acad.Sci.U.S.A.81、502 1−5025、1984)により記述された繰り返し配列に属する。 SEQ ID NO:1に相当するペプチドが質量分光測定により分析された とき、アミノ酸の一つの配合による問題が観察された。恐らく、失われたアミノ 酸は、スレオニンであり、そしてそれがペプチドへ配合できなかったことは、恐 らく立体障害によるものである。図1に示されるように、SEQ ID NO: 1に相当する30マー(恐らく主として29マー)は、投与量依存の関係で食物 の摂取を阻害することを立証した。 実施例 2 成熟ラットアポA−IVの初めの15アミノ酸(アポA−IVプレカーサーの アミノ酸位置21で始まる)に相当する以下の15マーのペプチドは、Mill igen合成機(モデル9050)で固相ペプチド合成により合成され、質量分 光測定により分析され、そしてエーテルにより洗われてフェノール性化合物を除 いた。 このペプチドを、緩衝された溶液1mLあたり100μgのペプチドの濃度で 懸濁し、次に雄のSprague Dawleyラットにおける摂食を抑制する その能力について異なる投与量でテストした。ペプチドの投与は、第三脳室への 注入によった。2群のラットを研究に使用した。第一群の4匹のラットは、0. 50μgのペプチドを投与され、一方第二群の4匹のラットは、1.0μgのペ プチドを投与された。このペプチドの最後の3残基、Asp、Tyr及びPhe (D、Y及びF)は、Boguskiら(Proc.Natl.Acad.Sc i.U.S.A.81、5021−5025、1984)により記述された繰り 返し配列の初めの3残基を示す。図1に示されるように、SEQ ID NO: 2に相当ずるこの15マーペプチドは、食物の摂取の阻害に無効である。 実施例 3 SEQ ID NO:1のペプチドの最後の15アミノ酸(ラットアポA−I Vプレカーサーの位置37で始まる)に相当する以下の15マーのペプチドは、 Milligen合成機(モデル9050)で固相ペプチド合成により合成され 、質量分光測定により分折され、そしてエーテルにより洗われてフェノール性化 合物を除いた。 ペプチドを、緩衝された溶液1mLあたり100μgのペプチドの濃度で懸濁 し、次に雄のSprague Dawleyラットにおける摂食を抑制するその 能力について異なる投与量でテストした。ペプチドの投与は、第三脳室への注入 によった。4群のラットを研究に使用した。4匹のラットの第一群のそれぞれの ラットは、0.25μgのペプチトを投与され、一方第二群及び第三群(それぞ れ4匹のラットを含む)のそれぞれのラットは、それぞれ0.50μg又は1. 00μgのペプチドを投与された。2匹のラットの第四群は、0.125μgの ペプチドを投与された。 図1に示されるように、SEQ ID NO:3に相当するこの15マーペプ チドは、投与量依存の関係で食物の摂取の阻害に有効である。SEQ ID N O:1の最後の15アミノ酸の範囲の第一のアミン酸残基は、アポA−IVプレ カーサーの位置36に相当するThr(T)である。 得られるペプチドのアミノ酸の配列決定は、ペプチドは、位置36でThr( T)を欠き、そのかわりペプチドの第一のアミノ酸としてGln(Q)を含んで いることを明らかにした。さらに、合成中、追加のAsn(N)は、アポA−I Vプレカーサーの位置40及び41に通常見いだされる2個のAsn残基後のペ プチドに配合された。 SEQ ID NO:3に相当するペプチドは、図1の示されるように投与量 依存の関係で食物の摂取の阻害に有効であるため、Thr(T)の欠失及びAs n(N)の付加は、変更されたペプチドの生物学的活性と干渉しない。 実施例 4 ラットアポA−IVプレカーサーのアミノ酸37−50に相当する以下の14 マーのペプチドは、Milligen合成機(モデル9050)で固相ペプチド 合成により合成され、質量分光測定により分析され、そしてエーテルにより洗わ れてフェノール性化合物を除いた。 ペプチドを、緩衝された溶液1mLあたり100μgのペプチドの濃度で懸濁 し、次に雄のSprague Dawleyラットにおける摂食を抑制するその 能力について異なる投与量でテストした。ペプチドの投与は、第三脳室への注入 によった。4匹の3群のラットを研究に使用した。第一群の各ラットは、0.2 5μgのペプチドを投与され、一方第二群及び第三群の各ラットは、それぞれ0 .5又は1.0μgのペプチドを投与された。SEQ ID NO:4に相当す るペプチドは、投与量依存の関係で食物の摂取の阻害に有効であることが分かっ た(図3a)。SEQ ID NO:4に相当するペプチドは、また、食物の摂 取の阻害にSEQ ID NO:3のペプチドと同様に有効であることが分かっ た。さらに、SEQ ID NO:3及びSEQ ID NO:4に相当するペ プチドの両者は、投与されるペプチドのμgでの投与量に基づいて、SEQ I D NO:1のペプチドより食物の摂取を抑制するのにさらに有効である。 SEQ ID NO:4に相当するペプチドのアミノ酸配列が、ヒトアポA− IVの同じ領域と比較されるとき、14アミノ酸の内13が同じであることも注 意すべきである。これは、アミノ酸配列レベルで93%の相同性の度合を示す。 第三脳室中へのペプチドの注入を経る中枢神経への適用に加えて、3匹の雄の Sprague Dawleyラットに、静脈内注入によりSEQ ID NO :4に相当するペプチド200μgを投与した。食物摂取は、1時間の研究時間 で、20−40%(3匹のテストラットでそれぞれ20%、31%及び39%) 減少した。この発見は、SEQ ID NO:4に相当するペプチド及び他の本 発明のペプチドの摂食抑制効果は、中枢神経への適用に制限されないことを立証 する。 実施例 5 SEQ ID NO:1のペプチドの最後の15アミノ酸(ラットアポA−I Vプレカーサーの位置36で始まる)に相当する以下の15マーのペプチドは、 Milligen合成機(モデル9050)で固相ペプチド合成により合成され 、質量分光測定により分析され、そしてエーテルにより洗われてフェノール性化 合物を除いた。 ペプチドを、緩衝された溶液1mLあたり100μgのペプチドの濃度で懸濁 し、次に雄のSprague Dawleyラットにおける摂食を抑制するその 能力について異なる投与量でテストした。ペプチドの投与は、第三脳室への注入 によった。2群のラットを研究に使用した。0.5μgのペプチドを2匹のラッ トの第一群に投与し、1.0μgのペプチドを4匹のラットの第二群に投与した 。SEQ ID NO:5のペプチドは、アポA−IVプレカーサーのアミノ酸 位置36−50を示す。 実施例 6 ラットアポA−IVプレカーサーのアミノ酸231−252に相当する以下の マーのペプチドは、Milligen合成機(モデル9050)で固相ペプチド 合成により合成され、質量分光測定により分析され、そしてエーテルにより洗わ れてフェノール性化合物を除いた。 このペプチドは、ラット及びヒトアポA−IV間のかなりな相同性を有するア ミノ酸の範囲を包含している。ラット及びヒトアミノ酸配列は、22位置の20 で同一であり、90%のアミノ酸配列の相同性を与える。 このペプチドを、緩衝された溶液1mLあたり100μgのペプチドの濃度 で懸濁し、次に雄のSprague Dawleyラットにおける摂食を抑制す るその能力について異なる投与量でテストした。ペプチドの投与は、第三脳室へ の注入によった。4匹の2群のラットを研究に使用した。第一群の各ラットは、 0.5μgのペプチドを投与され、一方第二群の各ラットは、1.0μgのペプ チドを投与された。図4に示されるように、何れの投与も、食物の摂取に何等効 果を示さなかった。 実施例 7 ラットアポA−IVプレカーサーのアミノ酸316−346に相当する以下の 30マーのペプチドは、Milligen合成機(モデル9050)で固相ペプ チド合成により合成され、質量分光測定により分析され、そしてエーテルにより 洗われてフェノール性化合物を除いた。 ペプチドを、緩衝された溶液1mLあたり100μgのペプチドの濃度で懸濁 し、次に雄のSprague Dawleyラットにおける摂食を抑制するその 能力について異なる投与量でテストした。ペプチドの投与は、第三脳室への注入 によった。2群のラットを研究に使用し、第一群は4匹のラットを有し、第二群 は6匹のラットを有した。箪一群の各ラットは、0.5μgのペプチドを投与さ れ、一方第二群の各ラットは、1.0μgのペプチドを投与された。 図5に示されるように、ペプチドは、食物の摂取を阻害することが分かった。 0.5μg及び1.0μgの間の食物摂取における差は、統計的に有意でないこ とが見いだされた。さらに、SEQ ID NO:3又はSEQ ID NO: 4からなるペプチドに比較したとき、SEQ ID NO:7からなるペプチド が食物の摂取を阻害するのに有効でなかったことが見いだされた。 実施例 8 全ヒトアポリポ蛋白A−IV分子が、ヒト血清から得られ、そして調製ポリア クリルアミドゲル電気泳動により精製された。ポリペプチドを次に緩衝された溶 液1mLあたり100μgのペプチドの濃度で懸濁し、次に雄のSprague Dawleyラットにおける摂食を抑制するその能力についてテストした。ア ポA−IV溶液を、1匹のラットあたり1.5及び3μgの投与量で、第三脳室 への注入により雄のSprague Dawleyラットに投与した。図6に示 されるように、ヒトアポA−IVは、投与量依存の関係でラットにおける食物の 摂取を抑制するのに有効であることが分かった。この発見は、ヒトアポリポ蛋白 A−IVが、予想されるように、食欲抑制性を有することを立証する。さらに、 ヒトアポA−IVの異なるアミノ酸配列は、ヒトアポA−IVがラットに投与さ れるとき、食欲抑制性を行うと思われない。 実施例 9 成熟ヒトアポリポ蛋白A−IVの初めの30アミノ酸(アポA−IVプレカー サーの位置21で始まる)に相当する以下の30マーのペプチドは、固相ペプチ ド合成により合成され、質量分光測定により分析され、そしてエーテルにより洗 われてフェノール性化合物を除いた。 ペプチドは、静脈内、経口又は他の処方のために、凍結乾燥粉末として貯蔵さ れるか、又は緩衝された塩水溶液中に直ぐに溶解される。 実施例 10 ヒトアポA−IVプレカーサーのアミノ酸37−50に相当する以下の14マ ーのペプチドは、固相ペプチド合成により合成され、質量分光測定により分析さ れ、そしてエーテルにより洗われてフェノール性化合物を除いた。 ペプチドは、静脈内、経口又は他の処方のために、凍結乾燥粉末として貯蔵さ れるか、又は緩衝された塩水溶液中に直ぐに溶解される。 実施例 11 ヒトアポA−IVプレカーサーのアミノ酸316−346に相当する以下の3 0マーのペプチドは、固相ペプチド合成により合成され、質量分光測定により分 析され、そしてエーテルにより洗われてフェノール性化合物を除いた。 ペプチドは、静脈内、経口又は他の処方のために、凍結乾燥粉末として貯蔵さ れるか、又は緩衝された塩水溶液中に直ぐに溶解される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI C07K 5/10 9356−4H C07K 7/06 7/06 9356−4H 7/08 7/08 9051−4C A61K 37/02 ACN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1,成熟哺乳動物アポA−IV蛋白及びそのアナログ又は同族体又はフラグメン トの35アミノ末端アミノ酸のアミノ酸配列を有するペプチドにおいて、該アナ ログ又は同族体又はフラグメントが、哺乳動物に投与されるとき、食欲を抑制す るか又は食物の摂取を阻害するペプチド。 2.ペプチドがSEQ ID NO:1の配列を有する請求項1のペプチド並び に該ペプチドのアナログ及び同族体及びフラグメント。 3.ペプチドがSEQ ID NO:3の配列を有する請求項1のペプチド並び に該ペプチドのアナログ及び同族体及びフラグメント。 4.ペプチドがSEQ ID NO:4の配列を有する請求項1のペプチド並び に該ペプチドのアナログ及び同族体及びフラグメント。 5.ペプチドがSEQ ID NO:7の配列を有する請求項1のペプチド並び に該ペプチドのアナログ及び同族体及びフラグメント。 6.ペプチドがSEQ ID NO:8の配列を有する請求項1のペプチド並び に該ペプチドのアナログ及び同族体及びフラグメント。 7.ペプチドがSEQ ID NO:9の配列を有する請求項1のペプチド並び に該ペプチドのアナログ及び同族体及びフラグメント。 8.ペプチドがSEQ ID NO:10の配列を有する請求項1のペプチド並 びに該ペプチドのアナログ及び同族体及びフラグメント。 9.SEQ ID NO:1、SEQ ID NO:2、SEQ ID NO: 3、SEQ ID NO:4、SEQ ID NO:5、SEQ ID NO: 6、SEQ ID NO:7、SEQ ID NO:8、SEQ ID NO: 9、SEQ ID NO:10、SEQ ID NO:11、SEQ ID N O:12、SEQ ID NO:13、SEQ ID NO:14、SEQ I D NO:15、SEQ ID NO:16、SEQ ID NO:17、SE Q ID NO:18、SEQ ID NO:19、SEQ ID NO:20 、SEQ ID NO:21、SEQ ID NO:22、SEQ ID NO :23、SEQ ID NO:24、SEQ ID NO:25、SEQ ID NO:26、SEQ ID NO:27、SEQ ID NO:28、SEQ ID NO:29、SEQ ID NO:30、SEQ ID NO:31、S EQ ID NO:32、SEQ ID NO:33、SEQ ID NO:3 4、SEQ ID NO:35、SEQ ID NO:36、SEQ ID N O:37、SEQ ID NO:38、SEQ ID NO:39、SEQ I D NO:40、SEQ ID NO:41、SEQ ID NO:42、SE Q ID NO:43、SEQ ID NO:44、SEQ ID NO:45 、SEQ ID NO:46、SEQ ID NO:47、SEQ ID NO :48、SEQ ID NO:49、SEQ ID NO:50、SEQ ID NO:51、 SEQ ID NO:52、SEQ ID NO:53、SE Q ID NO:54、SEQ ID NO:55、SEQ ID NO:56 、SEQ ID NO:57、SEQ ID NO:58、SEQ ID NO :59、SEQ ID NO:60、SEQ ID NO:61、SEQ ID NO:62、SEQ ID NO:63、SEQ ID NO:64、SEQ ID NO:65、SEQ ID NO:66、SEQ ID NO:67、 SEQ ID NO:68、SEQ ID NO:69、SEQ ID NO: 70、SEQ ID NO:71、SEQ ID NO:72、SEQ ID NO:73、SEQ ID NO:74、SEQ ID NO:75、SEQ ID NO:76、SEQ ID NO:77、SEQ ID NO:78、S EQ ID NO:79、SEQ ID NO:80、SEQ ID NO:8 1、SEQ ID NO:82、SEQ ID NO:83、SEQ ID N O:84、SEQ ID NO:85、SEQ ID NO:86又はSEQ ID NO:87からなる群から選ばれるペプチド、並びに該ペプチドのアナロ グ及び同族体。 10.哺乳動物の食欲及び食物摂取を抑制するのに有効な量で、請求項2−9の 何れか一つの項のペプチドの少なくとも1種を投与することを含む哺乳動物の食 欲及び食物摂取を抑制する方法。 11.哺乳動物の食欲及び食物摂取を抑制するのに有効な量で、請求項1のペプ チドを投与することを含む哺乳動物の食欲及び食物摂取を抑制する方法。 12.該哺乳動物がヒトである請求項11の方法。 13.製薬上許容可能な担体と混合された請求項2−9の何れか一つの項のペプ チドの少なくとも1種を含む製薬組成物。 14.製薬上許容可能な担体と混合された請求項1のペプチドを含む製薬組成物 。 15.請求項2−9の何れか一つの項のペプチドの少なくとも1種を含む食品組 成物。 16.請求項1のペプチドを含む食品組成物。 17.位置36でスレオニンの欠失を有する請求項1のペプチド及びそのアナロ グ又は同族体又はフラグメントにおいて、該アナログ又は同族体又はフラグメン トが、哺乳動物に投与されるとき、食欲を抑制するペプチド。 18.請求項2−9の何れか一つの項のペプチドの少なくとも1種を含む栄養食 品。 19.請求項1のペプチドを含む栄養食品。
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